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WYC こなかがジャパンが連覇達成! 第二回ワールドユリクラシック(WYC)の決勝戦が神奈川県川崎市ローゼン閣下区百合丘で行われ、 さいたま代表のこなた・かがみ組が、アラタイガ・マガッティテヨ組を破り、二大会連続の世界一の栄冠に輝いた。 こなた・かがみ組は、二次予選の“疑惑の判定”で、一度は予選敗退の危機に瀕したが、同組で体調不良で棄権したゆたか・みなみ組の代役として承認され、奇跡的に決勝に進出していた。 決勝戦では、へんたいかがみさんと泣きこなたの両立という二次SSでも書けそうにない大技を披露したこなた・かがみ組が、優勝候補のアラタイガ組の猛攻を振り切った。 優勝したこなかが組には、高良グループ総帥の高良みゆきさんから、百五十万円相当の桐箪笥が送られ、みゆきさんの「嫁入り道具として末永くお使い下さいね」の言葉に揃って頬を赤らめる一幕があった。 なお、問題の判定を行い大会を混乱させたひより・デービットソン主審は、その後パトリシア・マーティン副審による性的制裁を受け、こなた・かがみ組への謝罪として、激甘フルカラー18禁同人誌を二人に送るという声明を発表。 現在同主審は、ミナユタ州ヤサーカーにある留置場で、鼻血塗れになりながら刑に服しているということである。 ◇関連するニュース ▼WTC(ワールドツンデレカップ)にてかがみ、こなたに圧勝 ▼WCC(ワールドクーデレカップ)にてみなみ、ゆたかとチェリーを悩殺 ▼記事一覧はこちら このサイトについて ©こなかが☆タイムズ
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このサイト「こなかが☆タイムズ」について ◆このサイトの説明 このサイトの3%はヘビーアームズでできています このサイトの11%はツンでできています このサイトの12%はデレでできています このサイトの24%は何だろうね、このキモチ…でできています このサイトの50%は優しさでできています つまり、このサイトの100%はこなかがへの想いでできています 参考 こちらをクリック ◆「こなかが☆タイムズ」はエイプリルフール用のネタサイトですが、 皆さんはくれぐれもエイプリルフールに便乗したウィルスにご注意ください。 参考:http //dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/internet_viruses/?1238492026 ◆編集委員(順不同) 田村 ひよりん氏 H3-525氏 志保車氏 yo-ko氏 カローラ氏 向坂氏 Juno氏 3の人 ©こなかが☆タイムズ
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WYC こなかがジャパンが連覇達成! 第二回ワールドユリクラシック(WYC)の決勝戦が神奈川県川崎市ローゼン閣下区百合丘で行われ、 さいたま代表のこなた・かがみ組が、アラタイガ・マガッティテヨ組を破り、二大会連続の世界一の栄冠に輝いた。 こなた・かがみ組は、二次予選の“疑惑の判定”で、一度は予選敗退の危機に瀕したが、同組で体調不良で棄権したゆたか・みなみ組の代役として承認され、奇跡的に決勝に進出していた。 決勝戦では、へんたいかがみさんと泣きこなたの両立という二次SSでも書けそうにない大技を披露したこなた・かがみ組が、優勝候補のアラタイガ組の猛攻を振り切った。 優勝したこなかが組には、高良グループ総帥の高良みゆきさんから、百五十万円相当の桐箪笥が送られ、みゆきさんの「嫁入り道具として末永くお使い下さいね」の言葉に揃って頬を赤らめる一幕があった。 なお、問題の判定を行い大会を混乱させたひより・デービットソン主審は、その後パトリシア・マーティン副審による性的制裁を受け、こなた・かがみ組への謝罪として、激甘フルカラー18禁同人誌を二人に送るという声明を発表。 現在同主審は、ミナユタ州ヤサーカーにある留置場で、鼻血塗れになりながら刑に服しているということである。 ◇関連するニュース ▼WTC(ワールドツンデレカップ)にてかがみ、こなたに圧勝 ▼WCC(ワールドクーデレカップ)にてみなみ、ゆたかとチェリーを悩殺 関連記事・トピックス ▼スポーツ ▼記事一覧 ©こなかが☆タイムズ
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作者様からの注意書きです(こなかがBBS5スレ目762レスより) 選択肢は一番上しか実装されてないです。 絵が描けず、プログラムが分からず、音楽も作れないど素人が作ったこなかがノベルゲームなのでいろいろご容赦ください。 吉里吉里で作って暗号化してないので、素材サイトに関わる部分以外は改変・改造自由です。 要はシナリオの改造や追加は自由だけど、音楽や背景は素材サイトから借りてるやつがあるので、素材サイトの規定に従わなきゃ駄目、って感じです。 ど素人でも意外と(一応は)ゲームが作れる、ということに感動しました。拙いですが楽しんでいただければ幸いです。 ゲームの改造自体は、テキストエディタさえあれば台詞の改変くらいは簡単にできます。 DATAの中のscenarioフォルダを開いて、first.ksを開けば、そこにシナリオが全部入ってますので…… ある意味、こなかがノベルゲームつくーるみたいな……まあ、吉里吉里DLした方が早いですけど。 テキストエディタはginnieのフリーダウンロードの奴を使いました。少しでも楽しんでもらえれば嬉しいです。 DLしたものは解凍して魚のアイコンをダブルクリックすればプレイできます。 保管管理者からの注意 このゲームは本サイトには関係のない別サイト様のアップローダにて保管されています。 その為、突如としてDLが出来なくなる場合がありますのでご了承ください。(作者様の突然の削除など) 以上の注意書きをご了承の上、本ゲームのDL、プレイをおこなってください こなかがノベルゲーム コメントフォーム 名前 コメント 最後の選択肢が気になる。とてもいい作品だった! -- LUCKYすたー (2009-08-26 18 17 17) GJですっ!! 最後の選択肢楽しみにしています!!!!!! -- 名無しさん (2009-08-16 02 43 04) すばらしい作品でした! ありったけの気持ちでGJと叫ばせてもらう!! -- 名無しさん (2009-08-14 21 13 39) >モス川さん 注意書きにもありますが 『選択肢は一番上しか実装されてないです。』 よって、その選択肢に先が無いのは仕様です。 一番上と、真ん中の選択肢だけ存在しています。 -- 名無しさん (2009-08-05 19 33 48) ゲームが序盤の 「もちろん、かがみんが私を熱烈に愛するようになるとかだよー」 で止まってしまうのですがどうすればいいですか? -- モス川 (2009-08-05 13 37 11) 作っただけでも凄いのに、シナリオも面白すぎだろ……。 マジでもっと評価されるべき -- 名無しさん (2009-07-27 00 59 16) うわああん二話目みたいなの弱いんだよおおおおお!! これはもっと評価されるべき! -- 名無しさん (2009-07-26 15 02 29) 良い作品をどうも! これは永久保存ですハイ。GJ!! -- kk (2009-07-26 10 54 55) 感動した!GJ! -- 名無しさん (2009-07-26 00 19 52)
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375 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/02(日) 23 53 47 OY8UJxgL フィギュアで遊んできた。後悔はそんなにはしていない。 http //konakaga.web.fc2.com/121.html 377 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/02(日) 23 59 30 Z4rV81BG 375 「寒いわね……」 「見て見てかがみ! アホ毛で釘が打てるよ!」 「あっそう。 それはようございましたね……」 「かがみ……」 「な、なによ」 ギュッ 「やっぱり寒くなってきちゃったヨ。 私にはかがみがいないとダメだネ」 「…………ばぁか」 378 名前:6-774 投稿日:2008/03/03(月) 00 01 05 xKMuNzJ+ 377 何だろう、このやり取りに凄い萌えたw 379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/03(月) 00 10 20 YIovxpS0 375 こなかが in ○○ は結構ネタになるかも やりたいけどねんどろいど未だに手に入れてない俺涙目 413 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/03(月) 17 50 53RfjE5Szc! 375 北海道の方ですか !? 415 名前:375 投稿日:2008/03/03(月) 18 13 39 ViiR0i/Z 377 ステキなSS、ありがとうございます! こんな二人ならどこいったって寒くないですなw 379 実は流氷観光旅行に行った際に、暇があったらこんな写真を撮りまくってました。バカだ。 こなかが旅行記書いてたりしますので、ネットのどこかで見つけてくださいw 413 なので、東京人ですw それにしても、こんな形でフィギュアにはまるとは思わなかったぜw
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第3回こなかがコンペ 日程 投稿期間:5月21日~5月26日午前6時 投票期間:5月27日~5月31日午前0時 レス数制限:なし お題 お題は『二人ぼっち』or『すれちがい』のどちらか一つ(両方を含むSSでも可) こなかがコンペ・お題投票フォーム 開催場所 コンペにおける作品投下は作品投下スレにお願いします 参加作品 こなかがコンペ参加作品はこちらをご覧ください! コンペ応援コーナー H4-419氏からコンペ支援作品永久(とわ)の愛をこめてをいただきました!ありがとうございます! カローラ ◆cKDLcxC5HE氏からコンペ応援作品チョコレート騒動をいただきました!ありがとうございます! 11-228氏から、こなかがコンペ支援CHUをいただきました!ありがとうございます! なー氏から、背中合わせをいただきました!ありがとうございます! H4-737氏から、HA☆NA☆SEをいただきました!ありがとうございます! コンペのルール 【コンペ参加者へのルール】 決められたお題に因んだSSを投下してください 作品の投下は必ず投稿期間内にお願いします(それ以外の期間に投稿された場合は選考から除外されます) 投稿作品は一話完結、一人一作品でお願いします 過去に投稿された作品の設定の流用、またその延長である作品は投下しないで下さい 作品の投下が終われば、必ず終了宣言をして下さい 諸事情で当スレに作品が投下出来ない場合には、『こなた×かがみSS別館投稿所inこなかがBBS』にSSを投下した後、当スレ又は企画スレにその旨をご報告下さい コンペ作品の修正は投稿期間内まで有効。コンペ終了後は自由に修正可 その他の詳しいルールについてはこなかがコンペ企画スレで確認して下さい 【読者へのルール】 作品への感想を書くのは原則としてOKですが、あくまでもその作品に対する純粋な感想を書いてください 投稿期間中に、「俺はこの作品に投票する!」や「○○の作品より、こちらの作品の方が良い」等といった感想を付けるのはご遠慮願います 感想を書く際は、他のコンペ参加者の迷惑にならないようにお願いします 投票 投票は一人一票でお願いします。 こなかがコンペ・投票ページ-New! 【注意!】コメントフォーム下にある「投票ボタン」は、コンペとは何の関係もございませんのでご注意ください。 名前が「投票」のためややこしいですが、こちらはweb拍手的に活用していただければと思います。 コンペについてのご意見などは、こなかがコンペ企画スレか、ページ下のコメントフォームからお願いします。 コメントフォーム 名前 コメント 女の子とムフフなことができるとういことでしょうか?d(´∀`*)グッ★ http //hemn.me/tube14.html -- sos (2011-11-03 09 46 03)
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269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 01 39 43 ID uZbZzuLt かがみ「最近暑いわね。何か涼しくなる方法って無いかしら」 みゆき「人肌に直接触れると、互いの汗が蒸発する際、熱を奪うので涼しくなるそうですよ」 こなた「じゃあ、かがみん♪」(ピトッ) かがみ「こ、こなた!?」 こなた「どう、涼しくなった?」 かがみ「余計に暑くなったわよ・・・でも、ありがと、こなた」 こなた「あ・・・う、うん」 俺ではこれが限界だ、誰か続きを、頼む。 271 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 01 55 46 ID G6ZBeIbF 269 微妙に続いていたり。 「かがみ~ 暑いよ~」 「もうしょうがないわね。でも梅雨時だから蒸すわね」 「そうだよ~ 宿題やる気おきないし」 「こなた。アンタは暑くなくてもやる気ないだろ」 「うん」 「あっさり肯定すんな! 」 「でも、ほんとに暑いよ~ もうとけそうだよ~ 」 「ええい。暑いっていうな! ぐたーっと机にねそべるな! 」 「あついあついあついあつい」 「連呼すんな! 」 「だって~ 暑いんだもん」 「もんって、あんたは子供か! 」 「全くっ、こっちまで暑くなってきたわよ! 」 「あっ、そだ。いいこと思いついた」 「何よ 」 「シャワー浴びよ」 「確かに…… いいかもしれないわね 」 「かがみ。一緒に…… ネ」 「えっ、でも、そんな。わ、私」 「もしかして恥ずかしいの? 」 「そんなんじゃないわよっ! 」 「ふふ…… 恥じらうかがみん萌え」 「萌えってゆーな」 「一緒に入ろうよ。ねえ。かがみ~ 」 「しょうがないわね。今日だけよ」 「なんだかんだ言って。付き合ってくれるかがみん。大好きだよ」 「あーもうっ こなた。さっさと入るわよ」 (おしまい) 272 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 02 01 58 ID uC6AslYM 271 夏は暑いと言ってくっつき、梅雨は蒸すと言ってシャワー。 冬は当然寒いからとくっつくわけで……春と秋は何だろうw 幸せそうで口元が緩みますな。 273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 02 19 10 ID uGuHvslY 春…「あ、かがみ桜が綺麗だヨ!お花見していこー!!」 「いつもあんたは唐突だな…。場所なんて取ってないから 座るとこなんてないわよ」 「お花見っていってもちょっと歩くだけだから。 ほらほら早くしないと散っちゃうよー!」 「そんなに短時間で散るか!ってちょっと!そんなに早く歩いたらはぐれちゃうでしょうが! もう!ほら手!」 「ふぉぉ…!久々のかがみんデレ…!!」 「誰がツンデレか。これ以上何か言うなら離すか?」 「あぁー!かがみさまー!!ダメー!」 「様付けもやめい。…それにしても、すごい人ねー」 「日本人ってのは何かにつけて騒ぎたい国民性なんだろうネ。あ、ほら 邪魔になってるよ、こっちによらないと」 「あ、ごめん…。って近いわよ!!」 「えー?でもこうでもしないと邪魔になっちゃうしー」 「だからって…」 こうですか!わかりません>< 秋は任せ…た… 274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 02 49 19 ID 2WQZzij5 シャワーの音。 「あんたってさ…結構スタイルいいのね」 「そうかな?」 「意外と足長いんだ…」 「あんまじろじろ見ないでよ。恥ずかしいから」 「…意外とボリュームある」 「う……別に、変わったことなんかしてないんだからね」 「へぇ」 「あ…こら!ひゃっ!!」 「かがみ…かわいいよ」 「こなた…」 「二人っきりで入るのは、初めてだよね」 「…うん」 「肌キレイすぎるよ…うらやましい」 「あんただって、すべすべしてる…」 「かがみ…」 「え、何?…んっ」 「やわらかい」 「ば…ばかっ…いきなり何を…」 「動揺するかがみん萌え~」 「…っ」 「え、ちょっと、背中?……ソコ触っ…ああぁん」 275 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 07 07 40 ID G6ZBeIbF 273 秋…… 「おはよ。こなた」 「おはよう。かがみ…… ご飯炊けてるよん」 「美味しそうな匂いがするわね」 「今日は、かがみ大好き。栗ごはんだよ」 「えっ、ほんと? 」 「大きな栗ね。どこで買ってきたの? 」 「近くのスーパーで大安売りだったから 」 「ふうん。いただきます」 「ちょっと待ったあ! 」 「ま、何よ」 「ふふ かがみ~ 」 「こなた? にじり寄ってきて、何をするつもりよ」 「はい。あ~ん」 「こらっ、恥ずかしいって」 「あ~ん」 「いや、マジで」 「あ~ん」 「し、しょうがないわね。す、好きでやっているんじゃないわよ。 こなたがどうしてもって言うから、付きあってあげるだけだからねっ! 」 ぱくっ 「どう? 」 「とても…… おいしい。でもね…… 」 「な、なにかな? 」 「こなたの方が、もっとおいしいわよ」 ちゅっ 277 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/27(金) 08 26 54 ID uZbZzuLt こなかが春夏秋冬、冬。 かがみ「あー、寒い」 こなた「んー、かがみ手袋どうしたの?」 かがみ「いや、ちょっと忘れちゃってね」 こなた「ふーん・・・ハイ」 かがみ「え、これ、アンタの手袋じゃ」 こなた「私は大丈夫。えっと、その・・・そう!さっきホットコーヒー飲んだし」 かがみ「・・・ん、これ、ちょっと小さい」 こなた「む。失礼な、そんな事言うなら返してよ」 かがみ「冗談よ、アンタの熱が残ってて温かい。ありがと、こなた」 こなた「・・・うん」 かがみ「手、繋ご?その方が、もっと温かい」 こなた「・・・うん」 かがみ「大好きだよ、こなた」 こなた「・・・うん、私も」
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学校からの帰り道で、あたしたち3人のやることはいつも決まっている。 「でね、それがまた何かの間違いかと思うぐらい臭かったわけよー!」 先日体験したとっておきのエピソードを聞かせると、 「あっははは!」 こちらの目論見どおり、こなたはプニプニした頬っぺたを赤く染めて大笑いを始めた。 「ほんと、あれはヒドかったよね。えへへへ」 つられて、つかさが控えめに笑う。 あたしも肩をすくめて、苦笑する。 「ヒドすぎて、もう笑うしかないって感じ?」 「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! いやはやまったく、どうして君はそうやって、いひひ、いつも極上のネタばかり提供してくれるかな!」 「……好きでこんな目に遭ってるわけじゃないっての」 「あ、分かった! もしかして、かがみって」 「ん?」 「どっかの国際的テロ組織の手先? んで、私を笑い死にさせようとか企んでるわけ?」 毎度のこととは言え……あまりにも唐突で突飛な想像に、あたしは頬を引きつらせるしかない。 「んなわけあるかっ! つーか、あんたなんかを暗殺して誰が得するって言うのよ!」 「それは……ふむ……むー……」 うわ、真面目に考えてやがる。 「んー。心当たりが多すぎて、ちょっと絞りきれないなー」 「おいおい……」 「え、え? そうなのっ?」 「おいおいおいおいおい!」 何をそんなに驚いているんだ、つかさ。 「こなちゃんみたいな良い子を恨む人がいるなんて、ちょっと信じられない……」 ため息を禁じえない。 こいつらは、いつだって全身全霊の大マジでボケに走るから困る。 あんたたちの間に挟まれて呻吟している常識人の立場も、少しは考えていただきたい。 「ふふん、甘いよつかさ。オタクたる者、1歩お家の外に踏み出せば7万人の敵が待っているんだヨ」 「ええっ、そんなに!?」 「押し寄せる人の波をかき分けかき分け、少しでも自分が相手より先んじられるよう策謀の限りを尽くし……ふう、今度の戦いも厳しいものになりそうな予感がするぜ!」 「い、色々と大変なんだね」 「あたしがいなくなるってことは、つまり熾烈な新刊争奪戦のライバルがひとり減るってことだからねえ。非常手段に訴えるヤツが出てくるのも、まー自然な成り行きなのかもしれないなー」 ……こんなアホな話は、聞いてるだけで疲れ果ててしまう。 それでも一応、友だちの礼儀としてツッコんでおくことにする。 「あんたにとっちゃ、外の世界ってのはコミケしかないんかい!」 毎日、毎日、飽きもせず。 お互い知り合った瞬間から今にいたるまで、あたしたちトリオ(時にはみゆきを含めてカルテット)は延々と下手な漫才を繰り広げ続けている。 拍手してくれるギャラリーがいるわけでもないのに、なんでそんな無益なことばかりをリピートしているのか。 改めて問われると困ってしまうけど……いやいやいや、これまで実際誰かに問いかけられたことはないし、この先にもそんなどうでもいいことを気にする人が現れるとは思わないが、とりあえず自問して自答するなら…… 「だって、楽しいんだもん!」 の、一言に尽きる。 なんか舌足らずの幼稚園児みたいに幼稚な答弁だけど、本当にそう言うしかないんだからしょうがない。 うん。 あたしは今、すっごく楽しい。 「いくらなんでもコミケだけってことはないさー、秋葉原だって戦場さ!」 さらにボケを重ねて、あたしを決して退屈させてくれない……こなた。 「すごいなぁ。仁義なき世界に生きてきたんだね、こなちゃんは!」 森羅万象の一切を疑うことなく素直に受け止めてしまうという、純粋かつ危なっかしい性格の……つかさ。 この2人から、あたしはどうしても目を離すことができないんだよねぇ。 こいつらのお守りは、すごく、疲れる。 なのにあたしは、今日も結局こうやって同じ道を歩いている。 あーあ、あたしって物好きだ。 こんなことだから……こなたから「ツンデレ」だなんだと揶揄されちゃうんだよ、ちくしょう。 あたしたちの関係って、いつまで続くんだろうか。 今、あたしたちは3年生。 卒業式まで、あと3ヶ月。 年度が変わって4月になってからも、仲良しでいられるのかなぁ…… ふと。 ほんの少しだけ、不安になる。 「あ、ところであんた」 つかさから間違った敬意を捧げられ、やはり間違った自尊心を刺激されて得意顔になっていたこなたが、ゆっくりとあたしの方を向く。 「なんじゃらほい」 「今年も、その、年末になったら」 12月という季節にそぐわない、この穏やかで暖かな空気を破るのはちょっと気が引けるけど……こなた本人のためにも、これだけはきちんと問いただしておかなくちゃいけない。 「コミケに、行くわけ?」 「もち! 行かない理由なんて、ないもん」 「えええっ! 気は確かかお前っ!」 相手の覚醒を促すよう、ちょっとオーバーに驚いて見せたけど、それでもこなたは本気で訳が分からないという顔をしている。 「いいかげん、自分の立場を自覚しなさいよ。年が明けたら、すぐに……」 「センター試験、だよね」 あたしの後を継いで、つかさが窮屈そうに、つぶやく。 するとこなたは、常時眠そうなタレ目をガッと見開いて、 「おおっ、そうだったっ! すっかり忘れてた!」 こいつの場合、一時的な現実逃避とかそういうことじゃなくて、本当にきれいさっぱり忘れ去ってしまっているのだからタチが悪い。 「……それ、かなりヤバくない?」 「まあまあ。なぁんとかなるさぁ」 「こなちゃん、一夜漬け得意だもんねっ」 「えっへん!」 「いやいやいやいや! 一夜で仕上げられるほど甘くないから! 範囲が決まってる学校の定期テストとは違うから!」 「じゃあ、3日ぐらいかけてじっくり漬け込めばオッケーかね?」 「まず間違いなくアウトです」 「うう、かがみん冷たいよかがみん……」 「あんたの現実認識がヌルいだけだっ!」 ツッコむ口調はいつもの通りだけど、内心の苛立ちはこれまでとは比較にならない。 「頼むからもっと本気で取り組んでよ、こなた。自由な春を謳歌するためにも、この冬ぐらいは趣味を自粛しないと……ね?」 「むむぅ」 姥捨て山に老母を捨てるべきかどうか迷っている青年のように、こなたは眉を歪めた。 気持ちは、分かる。 自分の愛するモノのためなら一切の妥協をしないあんたのことだ、決断を下すことはきっと死ぬほど苦しいことに違いない。 だけど…… 「受験だよ? 一生を左右するビッグイベントなんだよ?」 「コミケだって、おんなじぐらいビッグでグレートなイベントなんだけど……」 睨む。 「か、かがみん怖いよかがみん」 「どう言われようと、あたしの目が黒いうちはあんたをコミケなんかに行かせないんだから」 「ほほーう」 こなたは急に不気味な笑顔を浮かべると、コートのポケットからケータイを取り出して耳に当てた。 「な、何してんの?」 「ふふふふ。切り札、使わせていただく」 そして……ダイヤルもしていないのに、あたしでもつかさでもない何者かとお喋りを始めやがった。 「あ、もしもしデューク? ちょっとサクッと消して欲しいヤツがいるんだけど」 「なっ!?」 「うん、報酬はいつもの通りスイス銀行の口座に振り込んでおくから。うん、じゃ、頼んだよっ!」 「あんたって人は……!」 いつもの悪ふざけは、いつものように軽くスルーしておけばいい……とは、その時ばかりは思わなかった。 いや、思えなかった。 頭の中が、瞬間的に沸騰してしまっていた。 「マジメに心配してやってるのにっ!」 ばしり。 気が付くとあたしは、こなたの左手めがけて自分の右手を一閃させていて。 「あ」 「ああっ!」 「あっ……」 三者が三様に驚く中、あたしに叩き落されたケータイは重力に導かれるままアスファルトに激突し、ガキッ!と嫌な音をたてた。 「おおう、力道山も真っ青のナイスチョップ」 あたしとつかさが両手で口元を覆っている間、こなたは事も無げにその場にしゃがみこみ、掌ですっぽり覆うようにしてケータイを拾い上げた。 「ちょっと、すごい音したよね今! どっか壊れてない? 平気?」 「ん、へーき。たいしたこたーない」 本当に? ポケットに仕舞い直す直前の、ほんの一瞬だけしか見えなかったけど……どうも、ディスプレイにヒビが走っていたような…… 「やれやれ。こんなに凶暴なかがみが相手では、流石のデュークさんも秒殺されちゃうっつーの」 こなたは、妙に落ち着いていた。 「いやー負けた負けた。切り札が通用しない以上、そっちの要求を呑むしかないネ」 いつもどおりの、抑揚に乏しい、淡々とした喋り方だった。 なのに、その次に発した言葉は。 「……心配かけて、ごめん」 あたしの横を通り過ぎざまに搾り出したその一言にだけは、今にも泣き出しそうな響きが含まれていた。 「こなた。あたし、その……」 「そろそろ夕方アニメ始まる時間だから、急いで帰らないとっ! じゃーねっ! また明日!」 振り返れば、一転して無闇に明るいテンションで走り去っていくこなたの姿が、そこにあった。 あたしは言葉を失ったまま、ゆらゆらと手を振った。 「お姉ちゃん」 「ど、どうしようつかさ」 こなたが曲がり角の向こうに消えるのを確認してから、あたしとつかさは顔を見合わす。 「あたし、ドジった。こなた、絶対怒ったよね!」 頭を抱える。 仲が良い友だちを相手に短絡を起こしてしまった自分が、恥ずかしい…… 「ううん、こなちゃんは怒ってなんかないよ」 「……だと、いいんだけど」 「それにお姉ちゃんの言ったことも、間違ってない」 いつになく、つかさの口調はハキハキしている。 場当たり的なフォローとして、あたしを慰めようとしているわけではないらしい。 さて……人の心の機微に疎いこいつが、自信満々にそう断言する根拠とは何だ? 「あのね、これ、こなちゃんには秘密にしておいてほしいって頼まれてたことなんだけど」 「え?」 「なんとなく、今ちゃんと伝えておかなきゃいけないような気がするから、言っちゃうね」 「何よそれ」 「こなちゃんの、志望校のこと」 「あ……!」 そう言えば。 こなたがどこの大学を狙っているのか、あたしは全く知らない。 何ヶ月か前に、それとなく本人に聞いてみたことがあったが、のらりくらりとかわされてしまい、それっきりになっていた。 「まさか、この時期になってもまだ決まってないんじゃ……」 もしそうであれば、センターの心配をするより先に、まずそのことについて話をしなければならない。 ……そうだよなあ、まずそこから切り出すべきだったんだよなあ。 迂闊だった。 あいつの間抜けウイルスが、あたしにまで伝染してしまったのだろうか。 「ううん、いくらなんでもそれはないよ。あたし、こなちゃんから確かに教えてもらったんだもん」 あいつの場合、十二分にありえるから怖い……とは言え、その可能性はとりあえず否定されたので、胸を撫で下ろしておくことにする。 「あたしには教えてくれなかったのに」 「どこにするかすごく迷っててね、つい最近になってやっと決まったんだって」 「ふうん。で、どこなの?」 前置きはどうだっていい。 気になる。 「教えて」 あの能天気娘が珍しく真剣に考えて、そして決めた自分の進路。 それがどういうものなのか、私はとても知りたい。 「えへへ、それじゃ発表します! ずでずでずでずでずでずで……」 「自前ドラムロールはいいから、早く!」 「はぁい」 そう急かしたら、つかさはあっさりと、本当に一秒も勿体ぶることなく答えを吐いた。 耳を疑う。 「それ、ほんとなの?」 「ほんとほんと!」 こなたは嬉しそうだが、あたしは正直……複雑な気持ちだ。 学部こそ違うけど、あたしと同じ大学を選ぶなんて。 「どうしてあいつが、あそこを選ぶわけ?」 「そこまでは聞いてないけど……きっと、お姉ちゃんの近くにいたいからだよ!」 「そう……なのかな、やっぱり」 いいのか、こなた。 そんな理由で自分の生きる道を決めてしまって、本当にいいのかっ! こなかが長編 2章へ続く コメントフォーム 名前 コメント
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コメントフォーム 名前 コメント GJ~☆ -- 鏡ちゃん (2009-09-23 18 02 45) この方の描かれる二人が一番すきだ -- 名無しさん (2009-02-27 21 13 06) すごく可愛いな…GJ! -- 名無しさん (2009-02-20 00 28 37) この人の絵は独特で大好き。 -- 名無しさん (2009-02-19 23 50 16) この後チョコもこなたも美味しくかがみんが余すことなく頂いたわけですね? 解ります! -- こなかがは正義ッ! (2009-02-16 19 29 00) 週刊こなかが絵師キター!!!o( ▽ o)(o ▽ )oキスの時は乙女ちっくになるこなた可愛いよこなた -- 名無しさん (2009-02-16 17 59 15)
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週刊こな☆かが編集部で惨劇か 三日前に週刊こな☆かが編集部に取材に出かけた本紙記者が、行方不明になっていることが、関係者の証言で分かった。 行方不明になっているのは、本紙記者のT・H氏。 調べによるとT記者は、28日の深夜、「こちらヒヨーク、編集部に潜入した。先輩、支持をくれっス」という連絡を入れた数分後、 「こなかがのネチョSSを発見した、これは性欲を持て余…ん、そんな馬鹿なこのカモフラーj」という悲鳴を最後に、 音信不通となっているとのこと。 現場付近では、T記者のものと思われる夥しい血痕が残されているという情報もあり、 現在埼玉国家警察が総力を上げて事件の究明に当たっている。 なお、本紙記者の最後に残した言葉にある「こなかがのネチョSS」の存在について、 週刊こな☆かが編集部に取材を申し込んだが、取材に対して同編集部は、 「そ、そんなものはないわよ。カモフラージュなんてあるわけが無い。でたらめよ、でたらめ」とだけコメントしている。 関連記事・トピックス ▼記事一覧 ▼特集 ©こなかが☆タイムズ