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_. -‐……‐- .. . ´. `ヽ、, -…‐ 、 /. \ ∧ , '. .'., ',. /. .'. ',. /. | | | i |. .l |\ |\| | | |. .| | | >、l´ ! ト、 | |. .|∧ \| ,ィf卞| l '. ,′ ハ ‘, ト、 弋rソ| ,′ノ. ,.ヘ l \ . 'ハ | ,' イ / ', |. | .ソ | / `ヽ. / , |. | \ ‐- | / 〈__ l |. ∨ | \ __| ハ , ´ | | | \ | ,r|/ニレ´ ', | | ` __/∠/ ', | | , '´//´-/ , -‐- 、', | | / // ̄/ / ヽ〉 ノィ |───────────────────────────────────────┤【キョン子】[人間][メイン:DランクMM][サブ:地図士]Lv5 つっこみきしつST…20/20 MP…20/20 OP…0/2【MM特技】応援解析隊列変更スカウトアタック餌付け【戦闘指令】[OP0]能力上昇:自分のモンスター一体の能力値を選んで1上昇させる[1/T]:E[OP1]異状治療:自分のモンスター一体の状態異常を回復する[1/戦]:E[OP1]解析命令:相手モンスター一体に対して[解析]を行う[1/T]:E【職業特技】[MP]地形調査 味方1体の素早さを1上げる【パッシブスキル】[PS]戦闘直感:一度も見たことがないスキルが発動した時、その効果を理解する【アクティブスキル】なし【固有スキル】[PS]女子力:スカウトアタックで超過したダメージも与えた扱いになる[PS]ピンキーハート:成長限界を迎えたモンスターからモンスターハート(ピンク)を受け取る??? キョン子の中で何かが目覚めだしているようだ・・・---------------------------------------------●職業の特徴(地図士)・移動中、地形によるトラブルを回避しやすくなり、ダンジョンなどで帰り道が分からなくなるのを防ぐことが出来る・戦闘中、毎ターンモンスター1体の素早さを上げることが出来る
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『2年 涼宮ハルヒさん至急職員室に来て下さい』 おいおい、新学年早々呼び出しかよ… 今度は一体何をやらかしたんだ…? 「どうしたキョン? 嫁の事が心配か?」 うるさいぞ谷口。それに誰が誰の嫁だって? いい加減埋めてやろうか? 「まぁまぁキョン。谷口も寂しいんだよ…」 「何ぃ!?誰が寂しいだって!?」 「あれ?こないだまたフラれたって言ってたじゃないか」 「お、おい!それは言わない約束だろ!」 お前らの方がよっぽど夫婦に見える訳だが… 「なぁハルヒ、さっきの呼び出しは何だったんだ?」 「進路よ、進路」 「ん?お前志望大学でも変えるのか?」 「あたし進学はしないわ」 「って事は就職でもするのか?」 「うーん…まぁ就職っちゃ就職ね」 「何だそりゃ… それにしてもえらいいきなりの進路変更だな」 「まぁね。あたしが本当にやりたい事が最近解ったて感じかな」 おいおい… 頼むから【株式会社SOS】なんてのを設立しないでくれよ… 「何? 何か言った?」 「いや別に… ところでどんな所に就職したいんだ?」 「べ、別に今知らなくても良いでしょ!いずれ解る事なんだから!」 「まぁお前がそこまで言うなら詮索はしないけど…」 何なんだよ…いきなり怒鳴って… 俺なんか変な事言ったっけ…? 「どうしたんですか?岡部先生」 「いや、ちょっと進路の方でね…」 「あ!また進路希望調査に『ニート』とか書いてあったんでしょ?」 「いや、そんなのまだ温いですよ…」 「…え?」 「これを見て下さい…」 2年進路希望調査 5組 涼宮ハルヒ ・進路希望 就職 ・進路希望先 キョンの嫁 「……どうしましょうか…?」 「えっと……あぁ……」 おわり。
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『2年 涼宮ハルヒさん至急職員室に来て下さい』 おいおい、新学年早々呼び出しかよ… 今度は一体何をやらかしたんだ…? 「どうしたキョン? 嫁の事が心配か?」 うるさいぞ谷口。それに誰が誰の嫁だって? いい加減埋めてやろうか? 「まぁまぁキョン。谷口も寂しいんだよ…」 「何ぃ!?誰が寂しいだって!?」 「あれ?こないだまたフラれたって言ってたじゃないか」 「お、おい!それは言わない約束だろ!」 お前らの方がよっぽど夫婦に見える訳だが… 「なぁハルヒ、さっきの呼び出しは何だったんだ?」 「進路よ、進路」 「ん?お前志望大学でも変えるのか?」 「あたし進学はしないわ」 「って事は就職でもするのか?」 「うーん…まぁ就職っちゃ就職ね」 「何だそりゃ… それにしてもえらいいきなりの進路変更だな」 「まぁね。あたしが本当にやりたい事が最近解ったて感じかな」 おいおい… 頼むから【株式会社SOS】なんてのを設立しないでくれよ… 「何? 何か言った?」 「いや別に… ところでどんな所に就職したいんだ?」 「べ、別に今知らなくても良いでしょ!いずれ解る事なんだから!」 「まぁお前がそこまで言うなら詮索はしないけど…」 何なんだよ…いきなり怒鳴って… 俺なんか変な事言ったっけ…? 「どうしたんですか?岡部先生」 「いや、ちょっと進路の方でね…」 「あ!また進路希望調査に『ニート』とか書いてあったんでしょ?」 「いや、そんなのまだ温いですよ…」 「…え?」 「これを見て下さい…」 2年進路希望調査 5組 涼宮ハルヒ ・進路希望 就職 ・進路希望先 キョンの嫁 「……どうしましょうか…?」 「えっと……あぁ……」 おわり。
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キョン「……おい、もうやめようぜ。こんなの意味ないって」 ハルヒ「なに言ってんの!あんたたちのためにやってんでしょ!」グイグイ キョン「ぐお……!ネクタイを引っ張るな!」 古泉「…そうですね、こればっかりは彼に賛成です。シミュレーションとはいえ、あのような役回りはちょっと……」 みくる「私もその……あんな人じゃないです……」 長門「………」 ……まぁ、見ての通り、俺たちはこの涼宮ハルヒに馬鹿な寸劇をさせられているのだが、それはなぜかというと、学校の進路希望調査に遡る ハルヒ「キョン、あんた進路希望調査書出したの?」 キョン「ん?まだ締切じゃないだろ」 ハルヒ「なに言ってんの!あーいうのはさっさと出しておいたほうがいいの!」 キョン「何も思い浮かばん。会社員とか?」 ハルヒ「……あんたバカ?会社員でもどんな企業の会社員がいいのよ?」 キョン「ん?うーむ、東証一部上場企業とか?」 ハルヒ「………」 ハルヒ「……あんた駄目すぎるわね。有希、あなたの進路志望調査書見せてあげなさい!」 長門「………(ぺらっ)」 キョン「……えーっとどれどれ? ……家事手伝い?」 長門「………」 ハルヒ「………」 キョン「………」 長門「……家事手伝いはセレブ。本に書いてあった」 ハルヒ「あ、あのね有希。家事手伝いは職業じゃないの」 長門「……では、自宅警備員とは?」 ハルヒ「………」 ハルヒ「とにかく自宅警備員も家事手伝いも職業には入らないの」 長門「……基準が分からない」 古泉「その二つは何の利益も生み出してないんですよ。まぁ家事手伝いは旦那さんの代わりに家事を全て請負っているという点で利益は生み出していると言えますが、進路志望という観点からは不適切でしょうね。」 長門「………」 キョン「…とりあえず適当に三校挙げて進学しますって言っていればいいんじゃないのか?」 ハルヒ「だめだめ!夢があって進路があるんだから!文系理系の選択だってあるし」 古泉「そうですね。人生においてのターニングポイントはたくさんありますが、文理選択はその一つと言えます」 キョン「……そーいうお前はもう決めたのか?」 古泉「ええ、もちろん」 ハルヒ「SOS団の団員である以上は、こーいうのも人並み以上に出来るようにならないとね。 有希とキョンは明日までに職業について研究してくること!」 キョン「なぜそうなる!いきなりは無理だろ」 ハルヒ「まぁ聞きなさい。あんたのノロマっぷりは団長であるあたしが一番把握しているわ」 キョン「………」 ハルヒ「だから今からここで色んな職業をシミュレートしてあげる」 キョン「……は?」 かくして、この職業シミュレーションとはかけ離れた、馬鹿げた寸劇の幕が開けたのである。 だがこの寸劇が大きな事件の始まりとは、当時の俺は知る由も無かった そう、今の俺がこの一連の事件を題するならば……涼宮ハルヒの進路指導、とでも言うとしようか。 長門「涼宮ハルヒの宿題」
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キョンとキョン 一章 キョンとキョン 二章
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キョンとキョン 一章 キョンとキョン 二章
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__ ... -‐ 、 , -. ''. ..`ー-.、 / / ; , ..ヽ. イ/ / ;ィ / .ヽ, / i /.l /l ハ ,i ヽ i l /;ィ { /ー、l/_.!' | ハ ;∧ l l / | | テ''ッ、` 丶ー- 、 i; | / .| l , 'テ''z、 l リ i .|/| / r.Kヽf''i/'lノリ ハ ` | .| l .| |ノ ,小. - 、 .| .l/././、 _,,ィ'´.H. ゙.. ,, -'" ,/  ゙̄'ー、''´ / { ' `''r'´ / / ヽ / ヽ、 ,ィl イ / / ヽ./ .,ィ^i }_/_/l |/ , i'.‐'" ヾ{; ;} ;;/|. l. / | 「正直、たまりません(クロススレのカオス具合が)」 「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公にして語り部。生粋のツッコミ属性であり、クロススレでもツッコミを担当することが多い。 キョンのバリエーションいろいろ アニキョン スタンダードなキョン代表。なんだかんだと言いつつも、ハルヒとはラブラブ。 ニコキョンとのコンビで登場することが多い。 ニコキョン 性格はアニキョンとほぼ同じだが、阿部さんに怯えたりHALの暴走に胃を痛めたりと苦労が絶えないかわいそうな人。 阿部さんの被害者同士、ヒナギクと仲がいい。 kskキョン 通称kyon。ハルヒのためならパシリの汚名も甘んじて受ける、ヤンデレヘタレガイバー。 他のキョンからは軽蔑の目で見られている。 カオスキョン ハルヒのせいでポケモンになってしまった人。別名フーキョン。 6期でまさかの主催入り。その後アクシデントで女体化してしまい……。 それ以降はキョン子の項を参照。 やる夫キョン 重度のシスコン。それ以外は割とまとも。 らきキョン やる夫キョンと同一人物なのだが、なぜか変態性が大幅にアップ。 妹属性を持つ相手には、誰彼かまわず萌える。 kskキョンとは別の意味で、他のキョンたちから軽蔑されている。 7期キョン カオスロワ7期のキョン。 いろいろあってアルティメットキョン→アンリミテッドキョン→キョン オン ザ ゴッドとパワーアップ。 スーパーサイヤ人4に匹敵する戦闘力を手に入れた上に、ハーレムまで作り上げた勝ち組。
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あたしにとってキョンは何なんだろう? 放課後、文芸部部室で皆が皆何時もどうりに過ごしているのを団長席から眺めながらそう自分に問いかけてみる。 北高2年5組の男子生徒でクラスメイト。 ごくごく平凡で特徴の無い友人。 SOS団の団員その一かつ雑用係。 それから…。 「涼宮さん。」 「ありがと、みくるちゃん。」 みくるちゃんから受け取ったお茶から嗅ぎ慣れない香りがした。 「変わった香りね。これ何茶?」 「カモミール・ティーです。なんでもこれを飲むとリラックスできるそうですよ。」 「へえー。」 「カモミール。学名“Matricaria recutitia”キク科1種耐寒性一年草。ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされており、今から4000年前のバビロニアですでに薬草として使用されていたと言われている。」 「昔は健胃剤・発汗剤・消炎剤・婦人病の薬などに用いられていたそうですが、 今は安眠の薬と言われていますね。」 「詳しいな。」 「長門さんも古泉くんもさすがですね。」 本当、二人とも詳しいわね。…おっといけない、いけない思考が逸れたわね。 あたしにとってキョンは…。 「はい、キョンくん、古泉くん。」 「どうも。」 「ありがとうございます。」 バカ。 間抜け面。 みくるちゃんをや有希ばっか見てるやつ。 「…なんだよ。」 「別に…。」 他の女の子と仲良くしてるのを見たくない奴。 「みくるちゃんおかわり。」 「あっ。はーい。」 しかし、自分の事ながらキョンと”他の女の子が仲良くしてるの見たくない” という考えには理解しがたいものがある。 キョンは別にカッコイイわけじゃないし。スポーツができるとか頭がいいとか金持ちでもない。 まして宇宙人、未来人、異世界人、超能力者なんかであるはずが無い。 普通に考えればあたしがキョンに固執する理由は無いはず、…無いはずなのだ。 なのに、あたしはこのどこからどう見てもただの一般市民に何かしら特別な感情を抱いていて、その結果、あいつが他の女の子と仲良くしているのを見ると嫉妬してしまう。 理解できないのにもかかわらず、ごく自然に。 ここまで考えて、あたしは一度考えるのを止めた。 このまま考え続けると思考が無限ループに陥ることが予測できたからだ。 何でそんなことがわかるかって? 答えは簡単。悪夢を見た5月以降キョンのことを考えることはや1年、これ以降思考が進んだことがないからだ。 それにしても1年も同じ事を考え続けるなんて、あたしって…、いや敢えて言うのはよそう、自分が惨めに感じられるだけだ。 はあ…、一体全体あたしはあいつのことをどう認識しているのだろう。 それ以降も、あたしはキョンのことを考え続けていたわけだけど、いくらか時間がたった時に、どういうわけか、突然今までの思い出が頭の中を駆け巡り始めた。 始業式に始まり、キョンとの朝の会話、SOS団結成、始めての不思議探索、夏合宿に映画撮影。 それ以降も現在までの思い出がめまぐるしく駆け巡り、これで終わりかしらと思っていると、今度はキョンと相合傘して帰った日に記憶が戻り、その次はジョンとあった時にまで戻った。 ちょっと戻りすぎじゃない?しかもキョン関係ないじゃん。 そんなあたしの突込みをよそに思い出シアター(命名あたし)は続き、最後には実際にあった事ですらないあの5月の末に見た悪夢を上映し終わり告げた。 そして、それが終わるとともにあたしにキョンに対する答えが天啓のように舞い降りた。 そうか、あたしにとってキョンは――。 「おい、ハルヒ。」 「?」 「…ハルヒ!」 「へっ?」 「やっと、起きたか。」 起きた? あれいつの間にか皆いなくなってるし、外も暗くなってる。 「ひょっとして寝てた?」 「ああ。ぐっすり熟睡だったぜ。おかげでもう閉門時間だ。たくっ、カモミール・ティーあんなにがぶ飲みするからだぞ。」 そっか、あたし考え事したまま寝ちゃったんだ。 「皆は?」 「先に返した。」 そう、よかった。 「あんたは何で残ったのよ。」 「寝ている奴を一人置いて行くわけにいかんだろ。それに何時ぞやの借りもあるしな。」 「ふーん。」 それにしても、あたし寝る前に何考えてたんだっけ? 「とりあえず早く帰ろうぜ。腹減っちまった。」 「わかってるわよ。」 あたしはパソコンの電源を落として鞄を手に取った。 「ああっ!!」 「何だよ。」 思い出した。あたしが寝る前に何を考えていたのか。あたしは”キョンがあたしにとって何なのか”ってことを考えていたのだ。 そして夢の中でそれの結論が出たときに起こされたんだけど…、あれ?起こされた拍子に導き出した結論を忘れちゃった。 「あんた、何であたしを起こしたのよ!」 「はあ?」 「もうちょっとだったのに。もうちょっとで結論が出せたのに。」 「結論って、何の?」 「それは、あたしがあんたのことを…。」 「俺のことを?」 しまった。 「なっ、なんでもない!」 「おい、待てよ。」 あたしのバカ。キョンに何言おうとしてるのよ。 「急がないと門閉まっちゃうわよ。」 「それはわかってる。それよりお前さっk…。」 「何も言ってない!」 「嘘付け。確かに何か言いかけたろ。」 「うっ…。うるさい!そんなことよりさっさと行くわよ!ほら駆け足!」 ああ、今日はついてないわ。せっかくキョンがあたしにとって何なのかって問いに答えを見つけられたと思ったのに忘れちゃったし、しかもキョンに変なこと言って墓穴掘るし。 「はあ、はあ。たくっ、いくら閉門時間が迫ってるからって走ることは無いだろ。」 「走りたい気分だったのよ。」 「…そうかい。」 不思議ね、この間抜け面を見てるとキョンがあたしにとって何なのかなんてどうでも良くなってきたわ。 「これくらいでばてちゃってだらしないわね。」 「悪かったな。」 もう考えるのは止めた!所詮キョンはキョンであってキョンでしかないのよ。 トートロジー?知ったこっちゃ無いわ。今のあたしにはそれで十分よ。それに…、 「なあ、ハルヒ。」 「何よ。」 今のあたしにはそれより先に考えなくちゃなら事があるしね。 「お前部室で何か言いかけただろ。あれなんて言おうとしたんだ?」 そう、さっきの失態を誤魔化す方法を考えないと。 「あれはね…。」 「あれは?」 さて、何て言ってやろうかしら?
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次の朝 教室にて ハルヒ「おはようキョン。早いわね」 キョン「お、おう…」 ハルヒ「進路希望調査、書き終わった?」 キョン「……残念ながら」 ハルヒ「……ふーん。ま、そういうと思ってたわ ……よし、あんたには特別サービスよ」 キョン「何だ?」 ハルヒ「今日の放課後、マンツーマンで進路考えてあげる?」 キョン「はぁ?」 キョン「いらん」 ハルヒ「いらんって…、これはあんたの問題なのよ?しかも人生を左右するかもしれない問題…。 あんたそれ分かってる?」 キョン「分かってる分かってる」 ハルヒ「分かってないわね」 キョン「…もういいよ。……あんま寝てないんだから騒がないでくれ」 ハルヒ「な!なによ!その言い方…!」 俺机に突っ伏すと、昨日の疲れがあったのかそのまま意識を埋没させた。 俺はどこにでもいる普通の高校生だ。それ以上でもそれ以下でもない。 お前や長門みたいな特別な人間じゃないんだ、ハルヒ。 俺は平凡な職につき、平凡な家庭を築き、平凡な生活を送る。 それでいい。 進路なんて今考えても仕方がない。 この時の俺はそう思った 俺は眠たい授業をのらりくらりとかわし続け、気付けば放課後だ。 SOS団部室に行くと、パソコンを難しい顔で眺めるハルヒと、窓際で置物のように本をよむ長門。ボードゲームをがちゃがちゃとイジる古泉に、美味しそうなお茶を淹れる朝比奈さん。 なんら変らない毎日の連鎖。このなかに人生のターニングポイントなんてものが存在しているとは全くもって思えない。 俺は思う。つまらない毎日の連鎖はごめんこうむるが、楽しい毎日の連鎖は素晴らしいものじゃないか。 SOS団がくれる非日常。それは迷惑なものだが、正直スリリングなんだ。俺の中で。 連鎖は連鎖でも、楽しい連鎖ならいいじゃないか。 俺はこのSOS団が紡ぐ連鎖の中に、ずっといたい。 ハルヒ「………!」ガタン キョン「…どうした、急に立ち上がったりして」 ハルヒ「…私、用事があるんだったわ!」 キョン「ま、またかよ!」 ハルヒ「ごめん!あたし帰るね!」 古泉「はい、お気をつけて」 ハルヒ「あとキョン!」 キョン「うん?」 ハルヒ「明日暇でしょ?」 キョン「あぁ」 ハルヒ「じゃあ明日図書館に来なさい! 進路指導してあげるわ!!」 キョン「行かんぞ」 ハルヒ「図書館前に11時に集合ね!」 キョン(休みの日にハルヒに絞られにわざわざ図書館まづ行くやつがどこにいるんだ) ハルヒ「あたしは行ったわよ!じゃ、急いでるから!」 バタンッ キョン「俺は行かんって言ったからなー!?」 キョン「……なんであいつはあんなにも勝手なんだ」 古泉「それが彼女の魅力でもありますね」 キョン「……ごめんだね」 みくる「……それにしても涼宮さん」 キョン「ん?」 みくる「すっごく眠そうにしていたような……」 長門「………」 みくる「あ、あの、パソコンで何してらっしゃいましたけど……」 長門「………(じーっ)」 みくる「!……い、いえ、なんでもありません…」 キョン(図書館…か) 次の日 キョンの妹「キョンくーん!おひるだよー!」 キョン(……お昼?) キョンの妹「おーきーてー!」 どすんどすん!! キョン「ぐおあ!……は、腹の上で……」 キョン(そうだ、今日は休日か………ん!?)ガババッ キョンの妹「ひゃあ!」 時計「チッ、チッ、チッ、チッ」 キョン(まだ朝の10時か……。 いまから光の速さで準備すればまだハルヒとの約束に……) キョンの妹「キョンくんいーたーいー!急に起きないでー!」 キョン(いや、でも俺…約束はしなかったよな…?) キョン(そうだ。あいつがいつものように勝手にとりつけただけじゃないか) キョン(行く義務はないよな……) キョン「……寝る」ドサッ キョンの妹「ちょっと、キョンくーん!」 キョン「まだ昼まで二時間あるだろ?二時間たったら起こしてくれ」 俺のターニングポイントはまさに、この時だった ……… …… … 時計「チッ、チッ、チッ、チッ」 キョン「…………」 キョン(………気になって寝れん) キョン(……12時か。 ハルヒのやつ、帰ったのかな?) キョン(………) キョン(………) キョン(………) バッ、ババハッ キョン「いってきまーす」 この日から、俺の生活はがらりと一変した。
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―――――――――………… とある講演会場、舞台袖にて 司会「………では、出番です」 教授「しみじみ思うよ。君は私の誇りだ。」 医師A「教授に同感だ。お前と同期で感激だよ」 医師B「脳死状態からの回復だなんて、ほんと始めは正気の沙汰とは思えなかったぜ」 医師C「だな。俺も始めは馬鹿にしてたんだが、まさかそれを……」 司会「あの……」 医師A「おっと出番だぜ。行って来い、キョン」 キョン「はい」 司会「では、本日の主役であります方をお呼びします。どうぞ!」 パチパチパチパチ…! キョン「…………」 司会「…………」 キョン「…………」 司会「…………」 キョン「…………」 司会「……あのー……」 キョン「………」 司会(オイコラ若造…)ボソボソ キョン「…………?」 司会(弱冠30歳で医学博士か。卒業大学もアメリカのウンタラ大学で結構なことだが、テレビの前で俺に恥かかせたらただじゃおかねぇぞ…!)ボソボソ キョン「…………」 司会(これは一応歴史的会見ってことで全国ネットの生放送なんだ。時間がねぇんだよ。大物ヅラしてねぇでとっとと話せや……) キョン「…………。 それは申し訳ない」 司会「では、お話し頂きましょう!…ホラ、ハナセヤ…!」 パシャ!パシャパシャ!パシャッ…! キョン「どうも。紹介に預かりましたキョンです」 記者「……キョン?」 米国記者「……what??」 ザワザワ…ザワザワ…… キョン「……もちろん私の本名はキョンではありません。本名は別にあります。 ただこれからお話させて頂く内容をお伝えするにあたって、そう名乗らせて頂いたほうが分かりやすいと思いますので」 ザワザワ…!ザワザワザワザワ…! キョン「あと、それからもう一つ」 キョン「今日は医学関係の話をするつもりはありません」 司会「なん……だと……?」 ………ざわっ……… キョン「ではまず、私の高校時代の、進路指導の話をさせて頂きます」 記者「あ、あの…!」 キョン「あ、新聞記者さん。メモはとらなくていいですよ」 記者「え?」 キョン「今日は俺が勝手にこの場を借りるだけなんで」 記者「???」 ―――――――……… キョン「………てな具合にですね、長門が『…ご飯?お風呂?』とシミュレーションの相手である私に聞くところから、 この、全国ネットでお話させて頂くまでの経緯……そうですね、2ちゃんねるで言うならば、3スレに値する量のお話を今までずっとさせて頂いていたわけですが……」 記者「…………(ぽかーん)」 米国記者「………oh……」 キョン「……ここからが本題です。私にとっても……」 教授「あ、あの馬鹿はなにをしておるのか!!いますぐやめさせろ!!」 医師A「教授!!落ち着いて下さい!!」 医師B「……あいつ……確立される筈の絶大な権威が……文字通りパーだ……!頭も、パー……!!」 司会(……いまから本題だと?このままでは3スレだけではなく4スレ目に…!?) キョン「すみません、この番組、視聴率ってどれくらいですかね?」 ディレクター「へ?あ、あー……まだ今はデータが出てませんが、歴史的技術の進歩なんで、20%は…。ある意味、放送事故ですし…」 キョン「20%…。20%であいつらが見てるってことですね……」 ディレクター「……は?」 キョン「……今まで話してきたが、心当たりがあるやつがいるだろ」 キョン「テレビの前に、四人…!!」 キョン「いいか、その四人に伝える」 キョン「……俺たちがもっとも愛した場所に、今日中に集合だ」 キョン「これは団長…、いや、団長代行命令だ!拒否権はない」 キョン「んじゃ、今から俺は向かうから。お前らも急いで来い。以上」 都内某所 某保育園にて ワイワイ ワイワイ 男の子「あはははwwwwwwwwwwwwww」 女の子「きゃはははwwwwwwwwwwwwwwまー君が鬼だぁwwwwwwwwwwwwww」 保母さん「ちょっとー?気をつけてあそびなさーい?」 保母さん「……ふぅ、元気すぎるのも問題ね。 ………ん?」 女の子「…………」 保母さん「……遊ばないの?」 女の子「つまんない」 保母さん「どうして?」 女の子「…………」 保母さん「……ふーん、なるほどなるほど」 女の子「?」 保母さん「ヒントをあげるわ」 女の子「……何?」 保母さん「……つまらないなら、あなたが盛り上げなさい。世界を、大いに」 女の子「世界を、盛り上げるの?」 保母さん「そうよ、あなたがね」ナデナデ 女の子「うん」 男の子「ぎゃはははwwwwwwwwwwwwwwキョンだってこのひとwwwwwwwwwwwwww」 保母さん「?」 保母さん「こらー!あんたたち何やってんの!」 女の子「まー君が勝手にテレビつけるの…」 保母さん「こらっ!だめでしょ!」 男の子「このひと先生の好きな人と名前一緒だよ?」 保母さん「へ?」 男の子「このひと、キョンって……」 キョン『……今まで話してきたが、心当たりがあるやつがいるだろ』 キョン『テレビの前に、四人…!!』 保母さん「…!!!!」 ダッッ! 男の子「あれ?先生?どこいくのー?」 保母さん「……っ!」 園長「ま、待ちなさい涼宮先生!どこへ行くつもりですか!?」 ハルヒ「…すみません、急用です!」 園長「…………」 ハルヒ「……申し訳ありません。ですが――」 園長「集合場所はあなたたちが最も愛した場所です」 ハルヒ「……!」 園長「お気をつけて、いってらっしゃい」 ハルヒ「…ありがとうございますっ!」 谷口「いいかぁー?この底辺がXになるから、この面Bの値が…」