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65-863 ささきと!-3の続き。 翌朝 キョン「」ンー キョン「あー……いい天気だ」 佐々木「キョンおきたかい?きょうはどこにいこうか?」 キョン「おう。まず朝ごはん……って」 佐々木「?」カオマッカ キョン「おまえ……」 ……………………………… キョン「38度5分」 佐々木「はー まあもんだいないよ」 キョン「問題あるだろ」 キョン「外出禁止。今日は一日寝てろ」 佐々木「やだー!」 佐々木「だいじょーぶ!だいじょーぶですから!ね!」 キョン「大丈夫じゃない」 キョン「昨日寝れなかったか?」 佐々木「……うん」 佐々木「でもつぎから! こんどはすぐねるから!」 キョン「佐々木、布団にもどれ。な?」 佐々木「やだ! いやだ!」 佐々木「あー! あー!」 ……………………………… キョン「佐々木、どっか行くのは今度にしような」 佐々木「……こんどじゃだめなんだよ」グスッ キョン「一日寝てれば熱も下がるだろ」 キョン「明日になっても熱あったら医者に行こう」 佐々木「……ちゅうしゃする?」 キョン「するかもな。でも佐々木は注射なんて平気だろ?」 佐々木「……へいきじゃない」 キョン「じゃあちゃんと寝てろ」 佐々木「……きょうもキョンとどっかいきたいのに」グスッ キョン「」ウーン キョン「今日は特別にテレビの部屋で寝ていいことにするか」 佐々木「! ホント?それはとくべつだ……」 キョン「俺もテレビの部屋で仕事するわ」 佐々木「きょうもずっとキョンといっしょ?」 キョン「ああ」 佐々木「……ならいいかな」 キョン「よし、布団につかまってろよ」 キョン「よっ」 佐々木「わー」ズズズ 佐々木「ねてるのにうごく!」ズー ……………………………… キョン「ほら佐々木。冷えピタはっとけ」 佐々木「! つめたい」 佐々木「キョン ペンギンのビデオみたい」 キョン「ああ。ちょっと待ってろ」 佐々木「ぼくキョンとここにもいく」 キョン「ん?」 キョン「……南極か…寒いぞ。ものすごく寒いぞ」 佐々木「……うん」 ……………………………… 佐々木「」クー キョン「熱は……だいぶ下がったな」ピタッ キョン「……うん」ヒエピタニカキカキ キョン「ペンギン……に見える…よな?」 キョン「……仕事進めるか。ってなんだ?」 ……………………………… ?『見える?』 キョン『ああ。見えてるよ』 キョン『前にもこんなことあったな』 ?『世界改変によってエラーが生じた。修正に時間を要した。迂闊』 キョン『そろそろお前にも会えるころだと思ってたぜ』 キョン『長門』 キョン『俺はどうすればいい?』 長門『この世界の改変は今までと異質。まずそこを理解するべき』 キョン『異質?どう違うっていうんだ?』 長門『今まで発生した時間改変は涼宮ハルヒの能力によるもの』 長門『しかし今回の改変は彼女が主導で行ったものではない』 キョン「! どういうことだよ?……まさか!?」 キョン『佐々木が起こした改変なのか?』 長門『そう』 長門『彼女の願望が無意識に発現したものと思われる』 キョン『佐々木の願望ってなんだよ』 長門『ブロックが構築されている。私では無理』 長門『探すべきなのは、あなた』 ……………………………… キョン「佐々木の願望ってなんだよ」 佐々木「キョンー」 キョン「お。起きたか」 キョン「佐々木、何か欲しいものってあるか?」 佐々木「いまはひとまずおなかがへったよ」 キョン「何が食べたい?」 佐々木「なんでもいいの?」 キョン「だいたい何でもいいぞ」 佐々木「じゃあね おにぎり!」 キョン「じゃあそうするか」 佐々木「でもうめぼしはいやだよ」 キョン「おにぎりといえば梅干しだろ」 佐々木「うめぼしたべると みんなすごいかおになるからこわい」 キョン「え!?そんな理由で!?」 佐々木「うん うーってかおになる」 キョン「やれやれ。じゃあ梅干し抜きのもつくるさ」 ……………………………… 夜 佐々木「」クー キョン「寝たか」 キョン「小さくなりやがって」フニフニ 不思議だとは思っていた。 この世界はなんでこんなに居心地がいいんだってな。 ハルヒが創った不思議ワールド。あれには、なにか『不安定さ』みたいなものがあった。 この世界は違う。 違和感がないんだ。元の世界とはかけ離れているのに『安定』している。 ハルヒの世界が非日常的だとすれば、この世界は日常そのものだ。 困ったことに、悪くない。俺自身もこんな毎日が続いてほしいと思ってしまっている。 これがお前の望みなのか、佐々木よ? だとしたら―― キョン「……寝よう」 考えてもしょうがないことだ。今はそれでいいんだ。 佐々木「」ムク 佐々木「キョン、寝たようだね」 佐々木「今日は『僕』が迷惑を掛けてしまったね。すまない」 佐々木「きっと『僕』も、薄々気付いていたんだ」 佐々木「得難い日々ではあったけどね」 佐々木「何事にも終わりはあるんだ」 佐々木「おわらせるよ ぼくが」 つづく? ささきと!シリーズ 65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」 65-842 ささきと!-2「ささきとあいさつと情報交換」 65-863 ささきと!-3「ささきとじてんしゃと毎日とまいにち」 65-884 ささきと!-4「ささきとねつととくべつな日 び」 65-925 ささきと!-5「ささきと!(完)」
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65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」の続き 翌朝 佐々木「んー、朝だ」 佐々木「!? ここはいったいどこだろう!?」キョロキョロ 佐々木「キョン!おきて!」 キョン「うおっ!?」 佐々木「たいへんだ!!」ハッ 佐々木「そーだ!新しい家だったね!!」 キョン「・・・・・・そうだな」 キョン「やれやれ。朝飯にするか」 佐々木「うん!」 ……………………………… 佐々木「いただきます」 キョン「はいよ。おあがりなさい」 佐々木「」ムシャムシャ キョン「ゆっくり食べなさい」 佐々木「」ゴキュゴキュ 佐々木「ぷはーっ」 佐々木「こっちの牛乳はじつにおいしいね!」 キョン「そうか?どこのもいっしょだろう」 キョン「あ、そうだ。今度から遊びに行く時はちゃんといってきますって言えよ」 佐々木「うん!」 キョン「近所の人にあったらちゃんとあいさつしろよ」 佐々木「まかせて!」 ……………………………… 佐々木「ごちそーさまでした!」 キョン「よし。いいあいさつだ」 佐々木「おてあらいにいってきます!!」 キョン「その『いってきます』はいらん」 佐々木「」ザバー 佐々木「あれ?」ペキッ 佐々木「」ガタガタドタドタ 佐々木「……キョーンーかぎこわれちゃったー……」 佐々木「キョーン!!あかなくなったー!!」 キョン「」グーグー 佐々木「あ!まどはっけん!」 佐々木「よっいしょ!」ヨジヨジ 佐々木「とぉ!」バッ 佐々木「……出れた」 佐々木「ははっ!ぼくすごい!」 ……………………………… キョン「……寝ちまった」 キョン「佐々木ー。まだトイレかー?」コンコン キョン「……鍵はかかってる。で、返事が無い……」 キョン「まずい!えーっと、裏に窓があったはず!」ダダダッ キョン「あれ!?いない!?」 キョン「あ!鍵がこわれたのか!で、自力で外に出たのか」 キョン「……ひとまず、無事でよかった。また勝手にどっかいったけど」 キョン「鍵、なおすか」 ………………………………… 佐々木「」テクテク ?「佐々木さん、ですよね?」 佐々木「? えっと、そうですけど?」 ?「やっぱり!もしかして、キョン君と?」 佐々木「キョンのこと、しってるんですか?」 ?「はい。わたしは朝比奈みくるっていいます。キョン君とはお友達なんですよ」 佐々木「そうなんだ!あっこんにちは!」 みくる「はい。こんにちは。ところで、佐々木さんはひとりで何をしていたんですか?」 ……………………………… みくる「鍵が壊れちゃったんですか。大変だったでしょう?」 佐々木「うん!でもだいじょーぶだったよ!」 みくる「でもキョン君、心配してると思うなぁ。早く帰った方がいいかも」 佐々木「そういえば『いってきます』言ってない……」 みくる「じゃあ、佐々木さんの家に行きましょう。わたしもキョン君に用事があったし」 佐々木「! うちくるの!?いらっしゃいませ!」 ……………………………… 佐々木「ただいま!」 佐々木「どーぞおあがりください!」 みくる「おじゃまします」 佐々木「キョーンー!」ダダダ 佐々木「こんなのがおいてあった」テクテク みくる「書き置きですね。『おるすばんしてて』だって」 佐々木「」ポツーン みくる「……じゃあ、わたしといっしょにお留守番しますか?」 佐々木「! ほんと!?ありがとう!おえかきしよ!?」 みくる「いいですね、お絵かき。懐かしいなぁ」 ……………………………… キョン「ただいま」 みくる「おかえりなさい」 キョン「うおっ!朝比奈さん」 みくる「しーっ。佐々木さん寝てますから」 キョン「あ、すみません。迷惑掛けちゃいましたね」 みくる「いえいえ。佐々木さんかわいいから、一緒にいて楽しかったですよ?」 みくる「それに、キョン君にも会っておかなきゃいけませんでしたし」 キョン「この世界のことについてですね?」 みくる「ええ。わたしも気が付いたら今の世界にいて。えーっと」 キョン「俺もまだ何も解りません。情報交換でもどうでしょうか?」 みくる「そうしてもらえると助かります。禁則事項に触れない限り、お話します」 キョン「じゃあさっそく。昨日、古泉と会って話したんですが……」 ……………………………… キョン「……こんなところでしょうか」 みくる「ええっと、わたしも古泉君の推測とほとんど同意です」 キョン「これといって打つ手なし、か」 みくる「ですね。……あ!こんなのはどうでしょう!」 キョン「? なんでしょう?」 みくる「キョン君、元の世界での佐々木さんとの思い出で真っ先に思い浮かぶことってなんですか?」 キョン「そうですね。……中学の頃、同じ塾に通ってました」 みくる「もう少し詳しく思い出して」 キョン「んーっと。……自転車2人乗りして通ってたくらいしか」 みくる「それです!キョン君!」 キョン「どういうことですか?」 みくる「これはわたしの推測ですけど、多分『自転車』って佐々木さんにとっても大切な思い出が詰まってる」 みくる「今の佐々木さんは、元の世界のことを忘れてるけど、きっとわたし達と同じように、記憶自体は残ってると思うの」」 キョン「なるほど、自転車か。早速、明日見にに行ってきますよ」 みくる「あっごめんなさい!わたし、根拠もないのに無茶言ってますよね」 キョン「いえ。どのみちアシが無くて困ってたし、そのついでです」 みくる「ありがとう。それにしても、佐々木さんかわいいですね」 佐々木「」クー… キョン「あの佐々木が、小さくなるとああも落ち着きがなくなるなんて」 みくる「うれしいんだとおもいますよ」 キョン「? 何がですか?」 みくる「こっちの世界の『毎日』が、ですよ」 つづく? ささきと!シリーズ 65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」 65-842 ささきと!-2「ささきとあいさつと情報交換」 65-863 ささきと!-3「ささきとじてんしゃと毎日とまいにち」 65-884 ささきと!-4「ささきとねつととくべつな日 び」 65-925 ささきと!-5「ささきと!(完)」
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65-842 ささきと!-2の続き 翌朝 キョン「」グーグー 佐々木「キョンー!」ドタドタ 佐々木「しんぶんです!」ズシッ キョン「ぐあっ!」 キョン「……ありがとう新聞屋さん……目が覚める思いだ……」グッタリ 佐々木「どういたしまして!」 佐々木「さっきね!じてんしゃにのってるおねえさんがいたんだ!」 佐々木「あれはいいね!あこがれます!」 キョン「自転車か……」 キョン「昨日のこともあるしな。よし」 キョン「重大発表ー!」 佐々木「!?」 佐々木「」ジー キョン「えー。今日は自転車を買いに行きます」 ……………………………… 佐々木「かうのってキョンのだけ?」テクテク キョン「ふっふっふ 俺と佐々木の」テクテク キョン「両方買うぞ!」テクテク 佐々木「!」 佐々木「おかねはだいじょうぶなのかい?」テクテク キョン「大丈夫だ……たぶん」テクテク 佐々木「かいものはけいかくてきに、ね」テクテク キョン「はいはいっと、そろそろ着くな」テクテク 佐々木「どこに?本屋さん?」 キョン「え!自転車屋さんだけど」 キョン「……もしかして、欲しい本あるのか?」 佐々木「本もほしいよ!けど今はじてんしゃをゆうせんするべきだよ!」 キョン「……やれやれ」 …………………………………… 佐々木「じてんしゃいっぱいあるね!」キョロキョロ キョン「子供用のは中か?」 キョン「すみませーん、っておまえは!」 ?「何だその顔は」 ?「親切安心心のこもったアフターサービス。パンジー自転車店へようこそ」 キョン「……一体何の真似だ」 藤原「僕のこの世界での役割でね。まぁしょうがなく」 藤原「そんなことより自転車を買いに来たんじゃなかったか?」 佐々木「ポンジー!」 キョン・藤原「!?」 藤原「一応聞こう。何故ポンジー?」 佐々木「かんばん!ポンジーってかいてあった!」 藤原「あれはパンジーと読むんだ。まぁ呼び名なんてどうでもいいか」 佐々木「ねぇキョン!すきなのえらんでいいかな?」 キョン「……まぁ選んでみろ」 佐々木「うん!」 ……………………………… キョン「で、決まったか?」 佐々木「ぼくのじてんしゃはこれにします」 ポンジー「ふん。なかなか目が高いじゃないか」 キョン「これは大人用だ……って高!」 ポンジー「まぁ、これならぴったりだな」 キョン「おい」 佐々木「大人用でもがんばるよ!がんばりますので!」 キョン「やれやれ」 ポンジー「ところで、免許はあるのか?」 佐々木「めんきょは……ないです……」 ポンジー「残念ながらそれじゃ駄目だな。免許が無いならこっちの小さい方から選ぶんだ」 佐々木「あー そうだったんだ」 ……………………………… ポンジー「ところで現地人」 キョン「なんだ?」 ポンジー「いくつになるんだ?」 キョン「そんなこと。直接佐々木に聞けばいいだろ?」 ポンジー「……何となく恥ずかしいだろう」 キョン「やれやれ。一応、五歳ってことになるらしい」 ポンジー「なるほど」 佐々木「」カチャカチャ 佐々木「!」カチン 佐々木「!!」ズボ キョン「あ。サドル抜いたな」 ポンジー「あーあ。壊したな」 佐々木「……これは…その……じどうてきに……」ガタガタ キョン「佐々木?」 佐々木「ごめんなさいーこわしましたー」グスッ ポンジー「ふん、貸してみろ」ヒョイ ポンジー「よっと。直ったぞ」 佐々木「! すごい!ポンジーすごいね!」 ポンジー「ふん///」 佐々木「キョン!ここはいいおみせだよ!ここでかおうよ!!」 キョン「そうするか」 ……………………………… ポンジー「まいどありってとこか」 ポンジー「それと何かあったら持ってこい。修理くらいしてやる」 キョン「そりゃたすかるね」 佐々木「ポンジー!またね!」ヒラヒラ ポンジー「///」ヒラヒラ ……………………………… 佐々木「自転車ってすごいね!キョン!」ガラガラ キョン「そうだな」 佐々木「どこでも!どこまででもいけそうなきがする!!」ガラガラ ……………………………… 夜 キョン「」グッスリ ……ねれない。なんでだろう。じてんしゃかってもらってうれしいはずなのに。 なんだか、悲しい。 そういえば、キョンと一緒に自転車を走らせたことなんて無かったかもしれない。 自転車に乗ってるキョンの背中。どこか懐かしくて、とても新鮮で。僕は、いつもあの背中を―― こんな日々がずっと続けばと思いながら―― 毎日――まいにちキョンといれるからたのしい。 ……きゅうにねむくなってきた。おやすみなさい。キョン。 つづく? ささきと!シリーズ 65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」 65-842 ささきと!-2「ささきとあいさつと情報交換」 65-863 ささきと!-3「ささきとじてんしゃと毎日とまいにち」 65-884 ささきと!-4「ささきとねつととくべつな日 び」 65-925 ささきと!-5「ささきと!(完)」
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/385.html
美しく育ったささき姫の元には、多くの男性が求婚に訪れました。 しかしささき姫は「私と結婚したいなら贈り物をください」と言って無理難題を要求し、皆がそれを叶えられず 諦めて帰る日々が続きます。 そしてある日、ささき姫の元にキョンが求婚に訪れました。たまにはキョンも変わったことをしたくなるものです。 ささき姫はキョンに「僕と結婚したいなら、贈り物にそこの角の自販機でなにか飲み物を買ってきてくれないか」と 言いました。商品名を指定すると「売り切れ」と言うオチがつくことを考えてです。 お安い御用とばかりに買いに行ったキョンは、なぜか手ぶらで戻ってきました。 「残念だが俺も佐々木とは縁が無かったようだ」 そう言い残してキョンは去って行ってしまいました。 慌ててささき姫が自販機に走り寄ると、「10円釣銭切れ」のランプが煌々と光っていました
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キョン「」軽トラ運転中 佐々木「人がたくさんいるね。察するに、きょうはおまつりかなにかかな?」 キョン「あれは学校だ。そういや明日から夏休みか」 佐々木「」窓から身を乗り出す キョン「あんまりのり出すと危ないぞ」 佐々木「! 手をふってくれたよ!キョンも手をふって!」 キョン「あいにく手が離せん。俺の分も佐々木が振ってくれ」 ……………………………… キョン「よし、ついたぞ」 佐々木「ついた?どこについたと言うんだい?」 キョン「どこってそりゃおまえ」 佐々木「あ!?」 佐々木「くにきだだ!」 キョン「よう」 国木田「やあ」 佐々木「ひさしぶりだね。くにきだ!」 国木田「久しぶり。佐々木さんも元気にしてた?」 佐々木「くにきだはしばらく見ないうちにおおきくなったね」 国木田「相変わらず語彙が豊富だね」 キョン「谷口は?まだ?」 国木田「用が入ってこれないって」 キョン「やれやれ。あいつはだめだな」 キョン「まぁいいか。国木田が二人分働いてくれるだろう」 国木田「そんなことないよ。僕は働かない」 キョン「いや、働いてくれよ」 佐々木「! 僕がはたらこう!」 国木田「佐々木さんはえらいな!キョンはダメだね!」 佐々木「うん!キョンはだめだね!」 キョン「やれやれ」 ……………………………… キョン「体力低下してんなぁ。何か手が震えてる……」 国木田「キョン。ご近所に配る粗品とか用意してる?」 キョン「そういうのしなきゃな。頭いいなおまえ」 国木田「じゃあ僕が用意してくるよ。キョンは片付けしてて」 キョン「悪いな。そうさせてもらう」 国木田「ところで、佐々木さんは?」 キョン「……いなくなった。まぁ、腹が減ったら戻ってくるだろ」 国木田「見つけたら拾っておくよ」 キョン「頼む」ヤレヤレ キョン「さて、どうしたもんか」 ?「引っ越し、ですか」 キョン「はい、そうですよ。て!?」 キョン「古泉!?」 古泉「はぁ。そこまで驚かれることもないのでは?」 キョン「顔が近いぞ。で、今回のこと、お前も気付いているんだろ」 古泉「ええ。といっても、僕も全て把握しているわけではありません」 キョン「だろうな」 古泉「どうでしょう?ここで一旦お互いの情報を確認しませんか?」 キョン「そうだな。まぁ家に上がってくれ」 ……………………………… キョン「今回もやっぱりハルヒか?」 古泉「おそらくそうでしょう。或いは佐々木さんが、ということも考えていましたが」 古泉「彼女にとって、今のポジションになるメリットはないでしょう」 キョン「ふむ。じゃあ何故ハルヒはこんな改変を?佐々木を子供にしたところであいつにメリットがあるわけでもないだろ?」 古泉「涼宮さんの心理を察すれば納得がいきますよ」 キョン「よくあいつの心理なんか読み取れるな。おまえなら、神様専属のカウンセラーになれるぜ」 古泉「光栄ですね。しかし不思議です。最初にお話しした通り、僕の推測では今回の改変は涼宮さんによるものです」 古泉「だとすれば、あなたの近くに佐々木さんを置くとは考えにくい」 古泉「これも推測ですが、涼宮さんが改変を行ったこの世界で、佐々木さんは自分の役割を改変したのではないでしょうか」 キョン「どういうことだ。もっとわかりやすく説明しろ」 古泉「それでは。元いた世界では僕たちは高校生です。しかしこっちの世界では」 キョン「まぁ、大人になってるな。どうみても」 キョン「で、何故佐々木だけが子供になったか、か」 古泉「佐々木さんを『脅威』に感じたのでしょう。『歳の差』を作ることで、少しでも優位に立とうとしたのではないでしょうか」 古泉「そして、その改変を察知した佐々木さんは、あなたの『娘』になることでそれに対抗しようとしたのではないでしょうか?」 キョン「ますますわからんぜ。何故俺の娘なんかに」 古泉「涼宮さんにとっても、佐々木さんにとっても、あなたは鍵になる存在ですからね」 キョン「で、俺はどうすればいい?」 古泉「今は何とも。この世界は、涼宮さんと佐々木さんの無意識が混ざり合って出来ている。とてもアンバランスな状態です」 キョン「やれやれ。どうしたもんかね」 古泉「今はこの世界の日常に身を置くべきでしょう。動くにしても情報が足りません」 キョン「そうだな。こっちの長門や朝比奈さん、それにハルヒか。会っておくべきかもしれんな」 古泉「ええ。僕もそう思います」 キョン「長々悪かったな」 古泉「いえ、こちらこそ。ちなみに僕はあなたの『ご近所さん』という設定みたいです」 キョン「おう。今度はこっちから顔出すぜ」 古泉「はい。それでは失礼しました」 キョン「やれやれ、ってしまった!片付けが全然できなかった!」 佐々木「キョンー!ただいま!」 キョン「帰ってきたか。どこいってたんだ?」 佐々木「キョン!きいてくれるかい?すごい発見をしたんだ!『ぶらんこ』というゆうぐを知っているかい?」 つづく? ささきと!シリーズ 65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」 65-842 ささきと!-2「ささきとあいさつと情報交換」 65-863 ささきと!-3「ささきとじてんしゃと毎日とまいにち」 65-884 ささきと!-4「ささきとねつととくべつな日 び」 65-925 ささきと!-5「ささきと!」
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autolinkTOP>【さ】>ささきいさお ささきいさお (ささきいさお) 分類4【人称】 ジャンル1【一般】 ささきいさおホームページ http //www5c.biglobe.ne.jp/~isao/ 1942年5月16日生まれ。 水木一郎と子門真人との3人で、70~80年代アニメ主題歌三大テノールとして大活躍。 カラオケで自分がよく歌い、気持ち良くなれるのはこの人の曲。 代表曲は「宇宙からのメッセージ銀河大戦」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙鉄人キョーダイン」「SF西遊記スタージンガー」「円卓の騎士燃えよアーサー」「ガッチャマンⅡ」「ガッチャマンF」「銀河鉄道999」「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」「ジャッカー電撃隊」「新巨人の星」「新造人間キャシャーン」「大空魔竜ガイキング」「超人機メタルダー」「超人ビビューン」「闘将ダイモス」「破裏拳ポリマー」「秘密戦隊ゴレンジャー」「UFO大戦争 戦え!レッドタイガー」「UFOロボグレンダイザー」「惑星ロボ ダンガードA」など、書ききれない程多数。 最新作、特捜戦隊デカレンジャーのエンディングは最高だ。 登録日 2004/03/10 【さ】一覧 サイガ 最終兵器 サイドバッシャー サイバーショット 再放送 三枝夕夏 坂克彦 逆立ち Theかぼちゃワイン 桜【SAKURA】 桜井広大 桜餅 酒 ザ・刑事 ささきいさお 桟原将司 沙粧妙子~最後の事件 サスケ さすらい刑事 旅情編 佐世保バーガー ザ・タワー 佐藤美和子 里中智 サム THE MOVIE VERSION DEKARANGER サヨナラホームラン 三角関係 参観日 3高 35歳 三丁目の夕日 サンテレビ 300系 さんまの駐在さん ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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65-884 ささきと!-4の続き 『僕達も、いつかは大人になっていくんだね』 そりゃそうだ。時間が立てば、嫌でも大人にならざるを得んだろう 『僕は今という時間をとても気に入っているんだ。君はどうだい?』 悪くは無い。俺はもともと、ぼーっとしてるのが性に会ってるんだろうさ 『こんな毎日が続くことが、一番の幸せなのかもしれないね』 懐かしい夢だった。 中学時代のいつだったかの、佐々木との会話。 実際、夢に見るまで忘れていたし、あまり覚えていない。 うっすらと意識が覚醒していく。あの時の佐々木の表情を探しながら。 ……………………………… 「……ここは?」 目覚めた世界は、昨日までいた世界とも、『元の世界』とも違う、灰色の世界だった。 流石に何度か体験しているだけあって、自分の落ち着きぶりに驚く余裕があるくらい冷静だ。 この世界を作りだした人物。 まず長門ではない。昨日の様子では、あいつも巻き込まれた側だ。 そして、ハルヒでもない。あいつの世界は、感情の爆発をそのまま図にしたような、もっとエキサイトしたものだ。 この世界の落ち着きぶり、そしてその前後の世界改変。となれば、俺の知る限り、こんなことができる人間は一人しかいない。 「お前だな。佐々木」 「流石だね。キョン」 この世界の創造主。ここ数日を共に過ごしたあの「小さな佐々木」ではない。 よく知った姿で俺の前に現れた。 「御明察だよ」 くっくっ、と懐かしい笑みを浮かべながら。 「君には、最後まで付き合ってもらうよ」 ……………………………… 『もしも』という過程には意味は無い。 そんなことを考えるのは時間の無駄だし、合理的ではない。 それでもあの時の僕は、毎日『もしも』と考えていた。 もしも、時間が止まったら。 今になって気付いたんだ。それが祈りだったことに。 そして時間は残酷で、どんなに祈っても止まることは無い。 僕は後悔したよ。やっぱり、こんな思いは無駄なんだなって。 中学を卒業して一年、僕達は別々の時間を過ごした。 その間も、一応楽しいことはあったよ。 でもね。ふと気付くと、あの時の日々を反芻している自分がいるんだ。 情けないことに、知らずのうちに泣いている時もあった。 僕はそんな自分を君に見せたくなかった。 あの頃と変わらず、ゆっくりでも、大人になるべく進んでいる聡明な君に。 立ち止まってしまった、どうしようもなく幼い僕を。 そして僕は『力』を手に入れた。 どうしたって時間は止まらない。 それは、中学時代に身に染みて解っている。 それでも、時の流れを緩やかにすることはできるのではないかと僕は考えた。 ゆっくりと毎日を刻む。幼い僕と、大人の君とで。 それが僕の望んだ世界。 ……………………………… 佐々木の感情が、ダイレクトに頭に響く。三半規管が狂ったような目まいを感じ、その場に膝をつく。 「ごめん。無理をさせたね」 「……やれやれ。少しは手加減してくれ」 「知っておいて欲しかったんだ。君の知らない僕のことを」 「驚いたぜ。佐々木」 「引いてしまったよね」 「いや、そんなことはないがね」 すっと息を吸い込む。 「お前は俺のことを買いかぶり過ぎだ。俺はそんな大した人間じゃない」 「それにだ。お前は難しく考えすぎだ。話くらいならいつでも聞ける。ため込むのは悪い癖だぞ」 一気にまくし立てる。言ってから少し恥ずかしくなった。 恐らく、俺の顔は今かなり赤くなっているだろう。 そんな俺の、三倍は赤くなったであろう顔の佐々木。 「……この世界を終わらせようと思った理由だけどね」 ぽつぽつと、俯きながらも佐々木が話しだす。 「自転車を買ってもらったときにね。あの頃、塾に通っていた時を思い出したんだ」 「近くで見守ってほしい。それが僕の願いだって思ってた」 「でも違うんだ。僕は君のそばで、君と支え合う関係でいたい」 「勿論、時々は甘えたいけどね」 「ええっと、つまりね」 「僕は、君が好きなんだ」 ……………………………… 数年後 キョン「」クー ?「とーさんおきろー!」ズシ キョン「ぐぅ!?」 佐々木「もう少しやさしく起こしてあげたら?」 佐々木「でも、キョンがいつまでも寝てるのが悪いか」 ?「さすがかーさん!かーさんはいいことをいう!」 キョン「休みくらいゆっくり寝かせてくれ」 佐々木「君が寝坊するのはいつものことだろう?」 キョン「なぜ同じ仕事をしていてお前は起きられる?」 佐々木「翻訳家っていうのは自律が第一だよ」 ?「こんにゃくやはじりつがだいいち!」 キョン「やれやれ。腹が減ったな」 キョン「よし。今日朝飯は俺がつくるか」 佐々木「ほんとかい?」 ?「とーさんのりょうり?きょうはとくべうなひですか!?」 佐々木「毎日が特別な日だよ!」 おわり! ささきと!シリーズ 65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」 65-842 ささきと!-2「ささきとあいさつと情報交換」 65-863 ささきと!-3「ささきとじてんしゃと毎日とまいにち」 65-884 ささきと!-4「ささきとねつととくべつな日 び」 65-925 ささきと!-5「ささきと!(完)」
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声優-さ行検索 名前:ささき いさお よみ:ささき いさお 性別:男性 誕生日:1942年5月16日 出身地:東京都 血液型:A型 所属:いさお企画 旧名:佐々木功 出演作品 関連商品 声優-さ行検索
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ささきいさお ささきいさお【登録タグ 歌さ 歌手】 曲一覧 ぼくらのウルトラマン コメント 名前 コメント
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声優推命@wikiへようこそ このページは声優のエロ度を占いで調べてみたものです。 素人が無料サイトで適当に調べたものなので、大いに間違っている可能性があります。 特に吉凶星は調べ方でかなり変化するみたいです。(咸池が在ったり無かったり等) 正確には個人で調べ直すことを推奨します。 命式で診る女性声優のエロ度 【ささきのぞみ】 ささき のぞみ(本名・旧芸名 佐々木 望、1983年2月19日 - )は日本の女性声優。 既婚。東京俳優生活協同組合所属。神奈川県出身。血液型はA型。 リアルエロゲー四姉妹の長女 柱 | 干支 | 宿命星と十二運 年柱 癸 亥 壬 正財 絶 偏財 月柱 甲 寅 甲 偏官 長生 偏官 日柱 戊 寅 甲 長生 偏官 柱 | 五行 | 特殊星 年柱 水 水 金 血刃 月柱 木 木 水 孤辰 亡神 日柱 土 木 水 孤辰 亡神 大 運 満 5 歳 0 カ月より 乙 卯 正官 沐浴 満 15 歳 0 カ月より 丙 辰 偏印 冠帯 満 25 歳 0 カ月より 丁 巳 印綬 建禄 満 35 歳 0 カ月より 戊 午 比肩 帝旺 満 45 歳 0 カ月より 己 未 劫財 衰 満 55 歳 0 カ月より 庚 申 食神 病 満 65 歳 0 カ月より 辛 酉 傷官 死 満 75 歳 0 カ月より 壬 戌 偏財 墓 満 85 歳 0 カ月より 癸 亥 正財 絶 満 95 歳 0 カ月より 甲 子 偏官 胎 満105 歳 0 カ月より 乙 丑 正官 養 満115 歳 0 カ月より 丙 寅 偏印 長生 年 運 西暦2008年 2月 4日より 戊 子 比肩 胎 西暦2009年 2月 3日より 己 丑 劫財 養 西暦2010年 2月 4日より 庚 寅 食神 長生 西暦2011年 2月 4日より 辛 卯 傷官 沐浴 西暦2012年 2月 4日より 壬 辰 偏財 冠帯 西暦2013年 2月 3日より 癸 巳 正財 建禄 西暦2014年 2月 4日より 甲 午 偏官 帝旺 西暦2015年 2月 4日より 乙 未 正官 衰 西暦2016年 2月 4日より 丙 申 偏印 病 西暦2017年 2月 3日より 丁 酉 印綬 死 495 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/03/24(水) 18 15 54 nfKn0Ylj0 ささきのぞみがツイッターで既婚であることをポロリ(即文章書き換え) twitter @nozooooo わたしの主人(元法学部)にきいてみよう(`・ω・´)+ ↓ 少しして書き換え ↓ わたしの主的な先輩(元法学部)にきいてみよう(`・ω・´)+ 既婚確定 安元 洋貴wikiより 日本の男性声優・ナレーター。 シグマ・セブン所属。駒澤大学法学部卒業。 二人はマジPや斎賀達の天体観測部の仲間。 辞書