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R ハイリスク妊娠 99E3 組合せで誤っているのはどれか。 (1) HELLP症候群―――血清ALT高値 (2) Rh不適合妊娠――胎児水腫 (3) 二卵性双胎―――一絨毛膜性 (4) 新生児仮死―――BPS〈biophysical profile score〉 (5) 早産予知――――頸管長 a (1),(2) b (1),(5) c (2),(3) d (3),(4) e (4),(5) ○ (1) ○ (2) × (3) × (4) ○ (5) 正解 d
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はいりすく ろりーた【登録タグ こみね は 初音ミク 曲 殿堂入り 酒言実行P】 作詞:酒言実行P 作曲:酒言実行P 編曲:酒言実行P 唄:初音ミク 曲紹介 ハイリスクローリターンをハイリスクロリータと絶望的な空見をしたのでつくってみました∩^ω^∩ロリミクもかわいいな(動画説明文引用) 酒言実行Pの9作目。 ギターは jun-jun氏 ドラムはぺっぺろーしょん氏が演奏。 PVは こみね氏 が手掛ける。 歌詞 (PIAPROより転載) そっぽ向くフリ 気になるの あたし情緒不安定? もっとかまって! ほっとくとイジケちゃうかも ポケットにはたくさんの武器を隠してるの★ とびっきり☆キュートな武器で あなたを攻撃だよ♪ キャンディ取り出し口付けするの 準備は完了!狙いを定めて!ちょっぴりセクシー?子供じゃないのよ☆ あどけない微笑で誘惑するの オキニのワンピにリボンを付けたの♪小さな小悪魔演じてみせるわ♪ あたしの魅力にもうメロメロね☆ 可愛い仕草で言葉を投げれば、顔真っ赤にしてあなたはオロオロ☆ 時にはツンツン必要だよね☆ 明日はチョコにしよう♪ ハイリスク賭ける駆け引き 無垢なフリして暴れだしたあたしの激情 「アレがいい!でも、コレがいい!」 子供扱いならワガママも聞いてよね☆ 零れ落ちた涙にダマされるのね 大人って本当に単純 「アレが好き!でも、コレも好き!」 後を向いて舌を出す ハイリスク×ロリータ そっと見上げて ささやくの シャツのすそをつかんで 「遊びじゃないの!本気だって! ・・・なんてウソだよ」 小さな胸にはたくさんの想い隠してるの 不揃いのパズルのようね あなたに解けるかしら? チョコレート舐めて上目遣いで 準備は完了!狙いを定めて!かわいこぶりっこ!おねだり上手ね☆ あなたの言葉を飲み込んだなら 甘くはないのね?ちょっと苦手かも?でも気にしないで、我慢できるから あなたの言葉を受け入れたなら やっぱり痛くて、どんどん溢れて、でも嬉しいんだよ!もっと打ち明けて! 0.02mmの心の壁ね 明日はガムにしよう♪ ハイリスク架ける駆け引き 抑えきれずに暴れだしたあたしの純情 「アレがいい?でも、コレがいい?」 本当はご機嫌取りだって知ってるもん あたしの気持ちなんて解ったフリの 大人って本当にウソツキ 「アレは嫌!でも、コレも嫌!」 あたしだって恋とかも知ってるよ だから、叶わない恋って解ってる「まだ子供だもんね」 でもね、それでも「好き」って本気で言って欲しかったの ワガママなのかな・・・ 風船ガム咬み、罠を作るの♪ 準備は完了!狙いを定めて!イタズラしちゃうの☆ビックリするかな? 怒られないかな?ちょっとドキドキw どんな反応するのか楽しみ♪もし逃げ出したらゲンメツするかも!? 成功するかな?ちょっと心配 失敗するのは怖くはないのよ!今なら失敗するハズないもの★ でもね失敗も期待しちゃうわ☆ 明日は何にしよう♪ ハイリスク懸ける駆け引き 無垢なフリして暴れだしたあたしの劇場 「アレが好き!でも、コレがいい!」 ちょとしたイタズラ火遊びも許してね☆ アレもコレも全部をぐるぐる混ぜて 描きだしたあたしの現状 「アレがいい!でも、コレが好き!」 ハイリスク翔る駆け抜ける!ハイリスク×ロリータ コメント 作成乙w -- 名無しさん (2012-03-24 23 35 06) よっしゃキターーーーーーーーーー!ー°▽°ー -- やまさん (2012-03-25 07 45 07) ろりこんでよかったーと同じ絵師だよね? -- やまさん (2012-03-25 07 47 52) これいいわ -- 名無しさん (2012-03-25 10 44 34) かわいい -- 名無しさん (2012-03-26 18 45 51) こみねさんは ろりこんでよかった~ の絵師じゃないよ。 -- 名無しさん (2012-03-26 18 49 22) ついハマってしまったww -- ninito (2012-03-27 11 29 08) ぱっと見ロリータとよまさったw -- 名那氏さん (2012-03-27 11 50 23) キャンディー~もう中毒症状起きた! -- やまさん (2012-03-27 12 34 41) なんという中毒性wwwところで劇場って動画でもなってるけど誤植じゃないのかね。 -- 名無しさん (2012-03-28 01 01 05) かわいいぃw -- 名無しさん (2012-03-28 11 01 20) PVでロリミクに胸毛が生えているように見えるのは気のせいだろうか…? -- やまさん (2012-03-29 11 21 31) ↑具体的にどの辺り?↑3激情(彼を愛する愛情)と劇場(それを表すために行動を起こす)と僕は取ってる、序盤と終盤だから時間の流れ的にもいいかなと -- みなと (2012-03-30 06 47 24) ロリミクかわいいいいいいいい! -- 名無しさん (2012-04-04 05 31 03) ブッハ!も…萌!!!(黙れ 早口の部分チョ~ウいい!はまった^p^「アレがいい!でもこれがいい!」のところが一番すきぃVvありゃ?中毒だぁ~ -- おくた (2012-04-06 00 57 55) もうロリコンでいいやw -- 名無しさん (2012-04-08 08 34 03) 女だがロリコンであることを認めざるをえないほどの可愛さ。 -- 名無しさん (2012-04-17 01 04 14) ギターかっけえ、そして歌詞カワイイ -- 名無しさん (2012-04-20 01 14 56) やはりうpする時期が悪かったか…これほどの完成度の曲が伸びないとは -- 出目金 (2012-05-10 07 29 33) こいつはすげぇ…゜Д゜ 何故に伸びないっ!? ちょっとそこらの幼女捕まえてk(ウワナニスルヤメロ -- 酢 (2012-05-18 21 32 30) イントロのギター大好き。のびてほしい(切実。 -- 匿名希望 (2012-10-22 22 17 25) …… -- 名無しさん (2012-11-27 23 49 35) 0.02mmだと…… -- オッペケペー (2012-11-27 23 51 07) かわいい( ´ ▽ ` )ノ -- みくみく (2013-02-09 13 14 23) Project DIVA Areadeに出てきたら消失や激唱とならぶラスボス曲になりそう。 -- リリィ (2013-02-11 09 58 36) 名前 コメント
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目次 【時事】ニュースハイリスクみらくる RSSハイリスクみらくる 口コミハイリスクみらくる 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース ハイリスクみらくる gnewプラグインエラー「ハイリスクみらくる」は見つからないか、接続エラーです。 RSS ハイリスクみらくる gnewプラグインエラー「ハイリスクみらくる」は見つからないか、接続エラーです。 口コミ ハイリスクみらくる #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 Wikipedia ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/吉谷やしよ ★★★★ 作者 参考/まんがタイムきらら ★★★ 漫画掲載誌 参考/まんがタイムKRコミックス ★★★ レーベル タグ 作品 最終更新日時 2013-01-07 冒頭へ
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ハイリスクローリターン 真夜中にもかからわず、眩しい光を出し続ける建物―ゲームセンター―にドラゴンクロウは居た。 もともと明るいところに明るいのが居たところで外からは大して目立たないからだ。 とどのつまり、機械体であるが故に体が赤色に発光してしまい、外に出るに出られないのだ。 自分から光を発することは参加者を呼び寄せることとなる…つまり、積極的な参加者に狙われるということだ。 ある知り合いの言葉を借りて言うならば、どうしようもないこの事態にロボットであることを呪わざるを得ない。 しかし、どうしたものか。 MUGEN界では戦いは当たり前の出来事。 時にはトーナメント大会に出場し、共に腕を磨きあう。 時にはMUGENストーリーの一員として、共に友情を深めあう。 一概に戦いといっても、戦いに負けて死んでしまうなどとはまずない。 だが、今のこの『バトルロワイアル』はMUGEN界のルールが存在していないようだ。 負け=死という概念の中に位置している。 元の世界に帰る為には、優勝すればいいと言った。 今こそここで、長い年月をかけて培ってきた実力を存分に発揮するときなのか、と。 ―本当にそうなのか? ―いや、違う。 首を振り、キィと擦れ合う音を鳴らす。 何を迷っていたんだ。 憎むべきは悪。掲げるのは正義。 MUEGNを代表するヒーローとして、今まで暮らしてきたんだ。 運送会社の社長、北斗神拳伝承者、謙虚なナイト等…。頼りになる仲間達だっているのだ。 だからこそ。 今まで私が戦ってきた理由は自分の為に使うんじゃない…! 許せないあの主催を倒す為、仲間達を守る為にこの力は使うのだ。 腕に纏う炎を一段と大きくし、決意を固める。 AI、起動。 【D-2/1日目・黎明】 【DragonClaw@MUGEN】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 支給品、不明1~3 [思考・状況]0:主催を倒す 1:まだ外には出ない No.028 Tonight Knight 時系列順 No.030 Baresayaka START DragonClaw No.059 SILENT SURVIVOR
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ハイリスクみらくるをお気に入りに追加 ハイリスクみらくるのリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット ハイリスクみらくるのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ハイリスクみらくるの報道 gnewプラグインエラー「ハイリスクみらくる」は見つからないか、接続エラーです。 ハイリスクみらくるとは ハイリスクみらくるの39%は歌で出来ています。ハイリスクみらくるの22%はやさしさで出来ています。ハイリスクみらくるの22%は真空で出来ています。ハイリスクみらくるの8%は乙女心で出来ています。ハイリスクみらくるの7%は成功の鍵で出来ています。ハイリスクみらくるの2%は電波で出来ています。 ハイリスクみらくる@ウィキペディア ハイリスクみらくる 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ハイリスクみらくる このページについて このページはハイリスクみらくるのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるハイリスクみらくるに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ハイリスクみらくるをお気に入りに追加 情報1課 <ハイリスクみらくる> #bf 外部リンク課 <ハイリスクみらくる> ウィキペディア(Wikipedia) - ハイリスクみらくる Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <ハイリスクみらくる> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <ハイリスクみらくる> #blogsearch2 成分解析課 <ハイリスクみらくる> ハイリスクみらくるの39%は歌で出来ています。ハイリスクみらくるの22%はやさしさで出来ています。ハイリスクみらくるの22%は真空で出来ています。ハイリスクみらくるの8%は乙女心で出来ています。ハイリスクみらくるの7%は成功の鍵で出来ています。ハイリスクみらくるの2%は電波で出来ています。 報道課 <ハイリスクみらくる> gnewプラグインエラー「ハイリスクみらくる」は見つからないか、接続エラーです。 情報3課 <ハイリスクみらくる> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ ハイリスクみらくる このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ハイリスク・ハイ1ターン C 火文明 (1) 呪文 ■自分のシールドを全て墓地に置く。こうして墓地に置いたカードの枚数と同じかそれ以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。その後、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。 作者:ツーサイドアップ フレーバーテキスト 短期決戦は、何度でも勝負できるのが強み。 評価 相手がこれを唱えてきた後、自分がこれを唱えれば勝てるかもしれない。というかこのカードの怖い所はそこ。 -- ツーサイドアップ (2019-01-09 22 20 25) 一ターン目からバスター出る可能性 -- Fippul_1341 (2019-01-10 08 19 55) 名前 コメント
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出生後に、生命の危機に脅かされていたり、後に障害が発生する可能性が高いと予測される新生児のこと。 特別な医療や介護が必要となる。
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老婦人にとっての最寄り駅に降り、彼女と共に行動していたジークとランサーは寝静まり返っている住宅街を歩む。 ジークとランサー、老婦人はしばし、他愛のない会話を楽しんだ後。 目的地である老婦人の自宅に到着した。 周囲の一軒家と比較したら一際古びたもので、老婦人曰く。もう主人も先に立ってしまった為、一人暮らしなのだとか。 老婦人が「ちょっと待ってて」とジークを呼びとめ。 自宅からどこかの神社のお守りを持って来た。 「今は物騒だからね。これを持ってれば神様が守ってくれるわ」 「しかし、これは――」 「いいのいいの! 後先ないような年寄りよりも、若いあんたが持っていた方がいいわ」 申し訳なさによる抵抗があったものの、ジークは老婦人の心使いを受け取り。 彼女に対し「ありがとう」とちっぽけで、けれど純粋な礼を告げた。 老婦人は言う。 「あんたみたいな子に出会えてよかったわ」 「俺に? それは何故なんだ」 「『東京』も昔と比べたら偉く変わっちゃったもの。 建物とか技術が進歩したり、交通が良くなったり……いいこともあるけど あんたのような素直な子は最近見かけなくなったのよねぇ」 外国人はそういう子が多い方かしら? なんて老婦人はくすりと笑うが。 彼女の表情はどこか悲しげだ。昔を懐かしんでいるようで、この時代に虚しさを抱いているような。 果たして彼女は模造品なのだろうか。 あるいは、マスター候補から零れ落ちた人間なのか? 「それに―――近頃、物騒な事が立て続いて。なんだか怖いのよ。 この街の雰囲気っていうのかしらね……ちょっと変でしょ?」 変。 そう言われてもジークは実感できない。 彼は、本来あるべき『東京』を目にしたことも、ここにいる人々の事も、何も知らない。 まだジークには体験したことのない世界が『東京』には残されていた。 「俺は……まだ分からない。だからこそ、俺はここにいる人々と関わり続けたいんだ。 そうすれば、貴方の言う違和感にも気付けるはずだ」 「それでいいと思うわ。人は分かり合える生き物よ。でもね、コロコロとよく変わっちゃう生き物でもあるの。 だからあんたは忘れないで頂戴。今のあんた自身を」 ――過去の在り方を見失ってしまう………か。 帰路についたジークとランサー。 老婦人が偉くジークを褒め称えてくれたのだが、それほど今の時代は――この『東京』は変わり果てている、という意味なのか。 かつて、老婦人にとって過去の『東京』を目にしたことないジークには、漠然とした想像しかできない。 お守りを握りしめ、ジークは漸くランサーに話しかけた。 「ランサー。電車で感じたあの感覚の事だが」 「ええ、ええ。間違いありません。ジグルド―――いいえ、マスターも感じたのなら 恐らく『黒』のセイバー………ジークフリートでしょう」 やはりそうか、とジークも納得をする。 ランサーは『黒』のセイバーと似たジグルドを知る英霊・ブリュンヒルデ。 彼女と、そしてジークの心臓が反応した。 ジークフリート。 最初は確証などなかったが、いよいよ彼がここにいるのだと確信する。 恐らく、向こうも気付いたのではとジークも警戒していたものの。 それらしい気配もなく、心臓の疼きも弱まった。マスターの意思を優先させ、追跡をしに来ないようだ。 逆に、ジークたちが彼を追跡する事も可能だったが、あくまで老婦人を優先させた。 邂逅の機会を一つ失った。 けれど、心臓が動き続ける限り、再び巡り会うはずだろう。 もし話せる事が叶うのならば――話がしたい。 この心臓の事や、もし願うのならば……『黒』のセイバーのマスターが、聖杯戦争とどう向き合うかによっては 共に戦うことも可能なのかもしれない。 ジークの中に希望が灯る。 「マスター。明日――いえ、今日は『あそこ』に向かうおつもりですか?」 ランサーの問いに、ジークは返事をした。 「ああ。聖杯戦争は始まったが『東京』の街を感じる為にはそうしたい。 すまない、ランサー。しばらく自由に行動出来なくなってしまうが、良いだろうか」 「構いません。時間になりましたら、私が起こします。朝食も用意しておきますね」 優しげなほほ笑みを浮かべるランサーに対し「ありがとう」そうジークは伝えたのだった。 彼女の抱く『愛』を、ジークが初めて手にした『愛』とは異なる感情を、内に秘めている事知らずに。 ◇ 夜明けが広がる空。 駅から飛び出した巽は、パトカーのサイレン音と騒音を耳にする。足先をそちらへ向けた。 まだ人の少ない新宿の街を駆けながら、自分の判断を回想する。 正直、ファヴニールも刺青のバーサーカーも、どちらも追跡したかったくらいだ。 セイバーと自分。 二手に別れる。 だがサーヴァントと対面した時、巽は無力過ぎる。何とかうまく撒く手段なんてない。流石に夢物語だった。 ならばどうする? 圧倒的な情報力の中、巽はファヴニール(らしき存在)の状況を考察した。 ――相手も移動してるってことは、車かバスとか……俺みたいに、電車とかに乗っているんだな。 駅周辺の交通機関を使用したのは明らか。 タクシーの可能性もあるか? 巽は仮に、バスや電車を利用している場合を想定し、少し違和感を覚えた。 ファヴニールという邪竜が、人々のいる交通機関で何もアクションを起こさない。 つまり。 マスターの方がファヴニールを上手くコントロール出来ているか、あるいはファヴニールにその意思がない。 「保証はないけどさ。バーサーカーと比べたら、まだあっちの方が安全なんじゃないかって思ったんだ」 故に、巽が下した判断は『バーサーカーの追跡』だった。 セイバーが警戒する存在を野放しにしてしまったようなものだ。 巽としては、セイバーに不満がないか心配だったか、セイバーの方は沈黙の末。返事をする。 『いや……俺もマスターの判断は正しかったと思う』 『本当に?』 『実際、あそこまで接近したから感じた事だが。少々、俺の想像したファヴニールとは異なる存在だった』 『ファヴニールじゃないってことか?』 『断言は出来ないが、ファヴニールと所縁ある存在の可能性が高まった』 要するにセイバーのような。 何であれ、セイバーの肯定に巽は安堵した。 警戒を解く訳にはいかないが――マスターの支配下に置かれていない刺青のバーサーカーの方が、やはり危険である。 巽の足が急停止する。 既にバーサーカーたちが暴走したであろう跡地に到着した。 早朝に通勤するサラリーマンや、SNSなどの情報を頼りに現れた若者など。 ちらほらいるが、警察官が立ち入り禁止のテープを張り巡らせていた。 それでも、巽の体が震える。 ベタベタとする空気。これは――肉が、人体が焼かれた故なのだろうか。 噎せ返るような悪臭は、血のたち籠ったもの? 思わず巽は口元を押さえた。 理解はしていても、現実で体験するのと想像は別世界だった。 そんなマスターの様子を感じ取ったのか、セイバーが念話で呼びかける。 『マスター、俺が状況を見て来よう。気分が悪ければ離れた方がいい』 『………ごめん』 『問題ない。マスターの反応は当然のものだ』 なんだかセイバーに申し訳なさを感じた巽。 それ以上に―――目にしてもいないというのに、恐怖を抱いた。 少し現場から離れた巽がしばらく待機していると、霊体化したままのセイバーが念話で伝える。 警察官たちの会話や現場で情報が手に入ったのだ。 巽はそれをメモに取って、唸る。 ――弾幕みたいなもの……遠距離攻撃をするサーヴァントがいるってことか? 刺青のバーサーカーは単独犯じゃなくて、1人……いや2人? 共犯者がいて、女の子が人質に…… 多分。女の子がマスターだよな? いや、それよりも。 『今のバーサーカーには仲間がいるのか……』 仲間? 同盟? 利害が一致して行動しているだけ。 理由は幾らでも思いつくが、真実は分からない。 どうあれ、仮に刺青のバーサーカーと戦闘になれば、最悪他のサーヴァントを同時に相手する。 そんな可能性の話。 セイバーが言う。 『情報を得られただけでも十分だ。ある意味、この状況で鉢合わせなかったのは幸運かもしれない』 『かもな』 決してセイバーの実力がないとは巽も思っていない。 しかしながら、セイバーには弱点がある。 簡単に説明するならば――背中。複数の相手をする以上、弱点である背を警戒しながら戦闘は中々難しい。 相手が英霊だったら尚更。 セイバーの真名が分からずとも、背を狙われる機会が絶対ないとは言い切れない。 『俺達だけじゃ難しい、か』 誰かと同盟を組む。 刺青のバーサーカーと、彼と行動するサーヴァントに対抗し切れる仲間と。 しかし、巽の目的は聖杯戦争を止める事。それを良しとする他の主従が、果たして居るのか。 ふと巽は、あの少女を思い出す。 カメラを持った少女。 確か彼女は留学生だと言っていた。もしかして、巽のいる不動高校の留学生かも? いやいや、そんな好都合な展開はないだろう。巽は首を横に振る。 一方で――同盟を組むなら、彼女と組めるのでは? そんな希望を抱いていた。 学校………『東京』で巽が所属している設定となった不動高校。 自分の他にマスターがいるかは、分からない。 小中高、さらには大学を含めれば百を優に超えるほど学校というのは存在する。 不動高校に複数のマスターがいる保証は無いし、居れば幸運に近い方だ。 不思議な事に、巽はできれば学校へ向かいたいと思っていた。 理由はよく分からない。 聖杯戦争のマスターという自身の立場からすれば、演じる役割に過ぎないもの。 だとしても。 平穏を心のどこかで求めているのか、巽は不動高校へ通学することになるのだった…… ◇ 東京都葛飾区。 午前8時。 街の一角に、小ぢんまりとした本屋が一軒ある。 格別目立ってもいないし、正直古びた外見で、現代においてはいつ廃業になっても変ではない。 しかし、それは佇まいの問題であって。 近所の住人は利用しており、品ぞろえも新刊の漫画や本が入荷されており悪くない。 店主である初老の男性に後継ぎする者がいない為、心機一転、改装しないのだろう。 そんな――どこかにあっても違和感はない本屋の前に、ジークはいた。 一呼吸おいて、ランサーに指摘された言葉遣いの注意を振り返る。 店主がシャッターを開けに現れたので、ジークは挨拶した。 「おはよう――ございます」 「おはよう、今日は早いねぇ。ジーク君……ええと、ユグドミレニア君?」 「ジークの方で」 元々無銘に近いホムンクルスだったジーク。 姓も持たない為、どうやら彼に所縁のある姓が仮初として選ばれたらしい。 東京の戸籍上で彼は『ジーク・ユグドミレニア』とされてある。 ジーク・ユグドミレニアの役割は『日本国籍を持つ外国人』。 さらに加えるならば、この本屋のアルバイト店員。 NPCであった頃は言葉遣いに気をつける必要は無かったジークだが、記憶を取り戻してからは多少意識する。 そうとは知らぬ店主は、いつも通りに気さくに話す。 「昨日は大丈夫だったかい。ジーク君が休みだったから、どこかに出かけて巻き込まれてないかって心配してたよ」 「いや。刺青の――殺人鬼が現れた方には居なかった………から、大丈夫です」 「そうかい。それなら良かった」 ジークは店員の着るエプロンを身につける前に、一冊の本を店主に渡した。 「読み終えた……ので返します」 「どうだった? 宮沢賢治!」 「『眼にて云ふ』が印象に残った。死に至る過程を語りながらも、心地よさを感じられる」 ハッ、としてジークは「そこが良かったです」と慌てて加える。 店主はせせ笑いながら言う。 「まだ日本語に慣れていないんだろ? いいよいいよ」 「すまない……あ、いや。すみません?」 ジークから『宮沢賢治詩集』を受け取った店主は、店の奥にある居間に戻り。 次はどれを貸してあげようかと何やら選んでいた。 店内には今朝入荷したらしい雑誌がビニールをかけられたまま置かれている。 刺青のバーサーカーをテロリストと称したり、あること無い事を噂立てるような煽りなど。 内容の真偽はともかく――人々から注目される為にこのような見出しを書くのだろうか? ジークはソレらを眺め、顔をしかめた。 「ジーク君! 次はこれなんかどうだい。もう読んでるかな?」 「『黒山羊の卵』?」 作られてまだ間もないジークは、文学作品に触れる機会すらなかった。 ほとんど知らないようなものだが、店主が言うに有名な作品らしい。 ジークが首を横に振って「いやまだ」と答えれば「読んだ方が良いよ」と店主がその本を渡してくれた。 心臓が僅かな疼きを起こした気がする。 それでも――今は店主から頼まれた商品の陳列をジークは優先させたのだった。 【3日目/午前/葛飾区 住宅街】 【ジーク@Fate/Apocrypha】 [状態]健康 [令呪]残り3画 [装備] [道具]携帯電話 [所持金]不明 [思考・状況] 基本行動方針:元の世界への帰還、そのために聖杯戦争を見極める 1:今は『東京』にいる人々と関わる。 2:アヴェンジャー、及びそのマスターと接触したい。 3:ランサー(ブリュンヒルデ)の様子が心配。 4:セイバー(ジークフリート)と話が出来るのならば…… [備考] 心臓がセイバー(ジークフリート)と共鳴しています。 極近距離にお互いを捉えた場合には位置も感知することができますが、詳細は後続の書き手氏にお任せします。 まだランサー(ブリュンヒルデ)の様子に、我が身に迫る危険は感じていません。 セイバー(ジークフリート)がいると確信しました。 役割は「日本国籍を持つ外国人」です。 【ランサー(ブリュンヒルデ)@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ】 [状態]霊体化中 [装備]現代用の私服 [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:ジークを助け、最期は英雄(ヒト)として死なせてあげたい 1:今はジークに従う。 2:セイバー(ジークフリート)には…… [備考] ルーン魔術により、敵意や戦意に対する感度を高めています。 “あの人”によく似た気配(ジークフリート)を感じ取りました。 ◇ 東京都葛飾区――不動高校。 二年生のある教室で巽は大きな欠伸をかいてしまった。 授業中もついつい寝てしまうほど疲れが溜まっているらしい。それもそうだろう。 夜は丸一日、東京の街を駆け巡っていたようなものだ。最早、聖杯戦争の渦中にいる以上、勉学など無意味か。 にしても。 巽はクラスで唯一の空席を眺めた。 あの席に座っている――安藤(下の名前を巽は知らない)という生徒。 今日は風邪で欠席と聞くが、果たして本当に風邪なのだろうか? 聖杯戦争の本選が開始された時期に欠席とは……やはり違和感を覚える巽。 「來野さんも、安藤さんが心配ですか?」 悠長な日本語で巽に尋ねて来るアメリカ人の生徒・アンダーソン。 彼は留学生ではなく、父親の仕事の都合でアメリカから来たと云う――そういう設定であった。 授業中の為、小声で巽が「安藤のこと知ってるのか?」と質問してみる。 「はい。僕と同じ『寅さん』が好きなんですよ。 それにアンダーソンとアンドーサン。響きが似てません?『類はトムとボブ』です!」 「類は友を呼ぶ、って言いたいのか?」 「イエス! それです」 でも確かに似てるなぁと巽が笑う。 アンダーソンは話を続けた。 「どうやら弟の潤也さんも風邪をひいてしまったらしいので、今日お見舞いに行こうかと思っているんです」 「弟?」 「ええ。兄弟お二人で暮らしていますよ」 「えっと……両親は」 「事故でお亡くなりになってしまったとか」 悪い事を聞いてしまったと巽は気不味くなるが、アンダーソンは至って平静だった。 しかし、兄弟二人も欠席となれば引っ掛かる所があった。 心当たりは積極的に行ってみるべきか――巽はアンダーソンに言う。 「俺も一緒にいいか? 近頃、色々あるし……1人で行くよりマシだと思う」 「本当ですか? ありがとうございます。放課後、一緒に行きましょう!」 アンダーソンと約束した巽は一先ず安心した。 今日は安藤の家に行ってみて……それで様子を見て……… もし令呪とか見かけて、マスターだって分かったら。 どう話を持ちかけるべきかな………なんとかアンダーソンを帰らせて、俺がマスターだって伝えて ええと……他には、そうだ。まずは刺青のバーサーカーを止めたいって切り出せば―― 「………くん。來野くん! 聞こえてますか」 「は、はい!?」 素っ頓狂な声を上げてしまいクラス中から笑われてしまう巽。 やれやれといった風に、教師が巽に言った。 「室井静信のエッセイ、最初の行から読んで下さい」 「あ、は、はい。えっと……『村は死によって包囲されている』………?」 『渓流に沿って拓けた村を、銛の穂先の三角形に封じ込めているのは樅の林だ。……』 淡々と村の情景を描写する生々しさは文学に精通していない巽でも、異常な何かを感じた。 祠のような村に対し、ここまで死を象徴させるのは。 村に絶望しているかのようだった。 遠くから聞こえるサイレン音。 パトカー……消防車、あるいは救急車? 何か異常が起きた。 この『東京』で再び死が招かれる。 「ねえ……あれ、救急車じゃない」 「え? 何々、なに起きたの??」 何とサイレン音の主である救急車が辿りついたのは、不動高校だったのだ。 教室内が一時騒然となったのは、目に見えた結果である。 巽も驚きながら、霊体化しているセイバーに問う。 『セイバー。何かあったか?』 『すまない……俺が感じる限り、サーヴァントが動いた様子は見られなかったのだが…… どうやら生徒が1人、救急車で搬送されようとしている』 その生徒の身に何が……聖杯戦争に関係しているのか。 巽は、更なる判断を下す事となった――…… 【3日目/午前/葛飾区 不動高校】 【來野巽@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ】 [状態]寝不足、肉体的疲労(小) [令呪]残り3画 [装備]不動高校の制服 [道具]勉強道具 [所持金]学生相応 [思考・状況] 基本行動方針:東京を救う 0:倒れた生徒をセイバーに追跡させるか……? 1:刺青のバーサーカーを止める。 2:ファヴニールをどうにかしたい。 3:アヴェンジャーとそのマスターを探し、接触したい。 4:誰かと同盟を組みたい。 5:放課後、安藤兄弟の自宅を訪ねる。 [備考] 与えられた役割(ロール)は不動高校の二年生です。 ファヴニールに関して、現時点では刺青のバーサーカーよりも危険性はないと判断しております。 刺青のバーサーカーが他のサーヴァントと行動しているのを把握しました。 その内、遠距離攻撃するサーヴァントがいるのも把握しております。 【セイバー(ジークフリート)@Fate/Apocrypha】 [状態]霊体化中 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:正義の味方として東京を救う 0:倒れた生徒を追跡する……? 1:マスターの指示に従う [備考] 自らとファヴニールが共鳴することを識っています。 この東京で自らと共鳴したのが本当にファヴニールであるのか、疑問を感じています。 ◇ 留学生は、常にその学校の授業を受け続ける訳ではない。 今日、オリエンテーションの一環として留学生たちは、不動高校の図書館にて利用方法を説明されていた。 その1人であるアイリスは難しい表情を浮かべていた。 彼女が所属するクラスにて欠席者が二人。 1人は安藤潤也、もう1人は神原駿河。 教師の話を聞き流しながら、アイリスは思う。 二人とも風邪との連絡があったらしいが……聖杯戦争という状況で、学校を欠席している可能性は十分ある。 だが、どうやって彼らの居場所を突き止めるべきか? 恐らく職員室に行けば彼らの住所は分かるかもしれない。 それでも、この時間帯でも職員室に誰かはいる。なので安易に忍びこめないだろう。 直接、先生に教えて貰うにしても……一体どういう理由なら納得してくれるか。 (私もそんなに二人と関わっていた訳じゃないし。接触しようとしたら怪しまれちゃうでしょうね) まずは、調べられるものだけに手をつけることにした。 各自の自由時間となった今。 教師に説明された通りの方法で、アイリスは都市伝説関連の書物を探す。 電子書庫で入手した『現代都市伝説考』は除き、他の文献には『神隠し』について説明はあるのだろうか? (これにもあるわね。それと、これとこれも……ふうむ) 取り合えず、手当たり次第にそれっぽい文献を集めた。 聖杯による作用なのか、アイリスが日本語に困る事は無かった。 読むにしても喋るにしても、彼女が英語を話すのと同じように自然と理解できる。 シュチュエーションが違ったり、それぞれの語り手が別人であったり。 『神隠し』には様々な物語が様々な本に記載されている。 アイリスはどこか違和感を感じた。 彼女が注目したのは―――本の発行年。 (これは第二版、発行年は平成元年ね……もっと古そうなのはこっちかしら? ……昭和?) 昭和とは1989年から1926年。 やはり、とアイリスは確信する。 『神隠し』の噂をSNSなどで広められる以前から、『神隠し』は存在していた。 別に、今に始まったものではない。 (『神隠し』をするのは、あの女の子………) アイリスには郷土信仰といった文化的な視点ではなく、もっと単純な捉え方を試みた。 『神隠し』には妖怪の類が関係している、のが一般的。 けれども、どうもあの写真にあった少女は妖怪の部類には見えない。 やはり『神隠し』を除けば『ただの少女』ではとアイリスは思う。 (サーヴァントなら召喚されてから噂を広めるはず―――実際は分からないけどね) サーヴァントではなく、マスターの可能性。 そんなまさかと思いたくなるが、万国ビックリショー人間以上の存在をアイリスは知っているのだ。 どういう形であれマスターは平等に東京に『居る』痕跡があった。 アイリスが不動高校の留学生として『居る』ように。 ―――だからなんだという話だ。 仮に少女がマスターとして、一体どうやって見つけ出すと云うのだ。 アイリスが周囲に誰もいないのを確認し、携帯電話でSNSを見直す。 先ほどの『神隠し』の噂に関して調べる。 すると、妙な書き込みを発見した。 正確には、噂に対しての返信。いくつかある返信の中に『暗殺者』と『槍兵』の文字が……… アサシンとランサー? もしやとアイリスも思ったが、返信に対する返答はされていない。 この書き込みが注目された理由としては『詩』に関する記述があるところだろうか。 画像にいた少女。 『詩』を唄っている風だった彼女。 なるほど、あの画像を『視えた』者たちにとって暗黙の合い言葉に成っているのでは。 (この噂を書いたのは、あの女の子? うーん、そんな感じには見えないわね………) ならサーヴァントの方? こんな書き込みをして何がしたいのかしら……? ちょっと待って。噂……わざと噂を広めようとしている?? アイリスは噂の概要を把握したからこそ、もしやと思い至った。 ならば、噂を他の人間に話さなければ『神隠し』にあうのは真実。 しかし……アイリスはまだ『神隠し』にあっていない。写真の女の子を見たのに。 そういう意味ではない? (写真にいる女の子と……現実[ここ]で出会ったら、まずいってこと、ね) アイリスが、簡単に鵜呑みできたのはSCP――あらゆる怪奇物と関わり過ぎた故のこと。 だが。 1、画像にいる女の子と出会ったら『神隠し』にあう。 2、『神隠し』から逃れるには他人に噂を伝えること。 3、現世に留まりたいならば、噂は伝え続けなければならない。 これらが事実ならば、とんだブービートラップだ。 聖杯戦争に関係するものも、無関係なものも、全て無差別に巻き込まれるのだから。 (でも。サーヴァントには無害、そうよね? 私の考え通り、女の子がマスターでそのサーヴァントがいる。 そのサーヴァントは平気っぽいわ……この書き込みをしたのがサーヴァントだったら、だけど) 魔術師でもサーヴァントをどうこうするのは困難である。 セイバーが以前伝えた話を信用するならば『神隠し』の少女も同じはず。 アイリスは、そこまで頭を回転させ、わざと噂を拡散させるような所業に走ったサーヴァントに対し。 言葉に表せない不快感を覚えた。 (だったら、女の子は利用されているだけでしょ? 本当、嫌になるわ……) アイリスも自分の能力を『正しい事』に生かせると聞き、それで財団に協力した。 実際、彼女は財団に貢献する結果を導いた。だが…… 命を奪う行為が『正しい事』? 絶対にありえない。どんな理由であれ、殺害する相手が如何に極悪人だろうが、何者であろうが。 そもそも何故自分に暗殺を持ちかけられたのだろうか。 『彼』に長く関わっていたから、人の死に抵抗が薄くなっているとでも判断された? とんだお門違いだとアイリスは思う。 例の書き込みをブックマークしておき、アイリスは『彼』の情報を確認する。 (共犯者? フードの男―――それと誘拐された女の子……) 『彼』が誰かと共に行動することは、まぁ出来なくもない。 アイリスも「出来なくは無い」と思うほどの人格者であって、余程の理由がなければならなかった。 誘拐されたと称される少女・桐敷沙子。 『神隠し』の少女同様、彼女がマスターだろう。 音声を消して携帯電話でテレビを視聴すると、桐敷沙子についての報道がされていた。 身寄りも無い。変わった病気もあり、まともに学校へ行くことすら出来なかった。 病気とはSLE(全身性エリテマトーデス)。 日の光に当たると症状が悪化してしまうらしく、この時間帯における彼女の安否が心配されている。 ……ここまで詳細に報道されていると、プライバシーのへったくれもない。 まるで、あの財団のようだとアイリスは嫌気がさした。 映像は桐敷沙子の病室を映し出している。 他人の部屋を世間に公開して(しかも本人には無許可で)、何がしたいのだろう。 アイリスが眉をひそめたところで、本棚が映し出されていた。 彼女は読者家だったらしく、看護師が彼女の本をここで保管していたという。 (本……) 数十秒程度だったが、映像に映し出されていた棚にあった本。 記憶にある限りのタイトルを、アイリスは調べる。 「室井静信………あった。あと『黒山羊の卵』ってタイトルの………」 『室井静信』の作品。長編六つと短編二つ。(最新作はまだ入荷はされていなかった) それと『黒山羊の卵』というタイトルの本。 簡単に目を通しただけだが、少なくとも子供が好き好んで読む様な作風ではない。 確か、彼女は小学生?だったような。 こんな難しい内容を理解出来るのだろうか……… (あの病気といい。『彼』――アベルがあの子を殺さないのって、もしかして……) アイリスが思考を巡らせていると、遠くからサイレンが聞こえた。 そして、それは不動高校内に入って行くような――― 「おいおい。なんだ、救急車が来てんぞ」 留学生たちは何事かと窓から様子を伺っていた。 アイリスも救急車と聞いて首を傾げたが、ある事を思いつく。 アイリスは図書館をこっそり抜け出し、急いで校舎へ向かっていった。 教室に居る生徒たちも、視線を救急車に向ける。 職員室まで移動すると廊下からでも教師たちの声が響いていた。 「どうやら生徒が一人、倒れたらしい」 「ええ!? なんだって急に……妙な噂とか立たなきゃいいんだけどなぁ」 何人かの教師は外で様子を伺いに、職員室に残る者もいたが外に注目している。 事前に情報を入手しようと狙っていたアイリスは、クラスの担任の席を把握はしていた。 担任教師も席にはおらず、周囲に誰かの姿もない。 良し、と彼女は職員室に踏み込んだ。 周囲が騒がしい事もあってか、名簿を携帯で撮影したシャッター音はかき消される。 安藤潤也と神原駿河。 二人の住所・電話番号は入手した。 こっそり職員室から抜け出したところで、アイリスに念話がかけられた。 『マスター、戻ってきたが……これは何だ』 アイリスのサーヴァント・セイバーの声。 恐らく、1人の生徒が救急車で搬送される騒がしさに呆れているのか。状況を飲み込めていないのか。 冷静に図書館へ駆け足で向かいながら、アイリスは答えた。 「生徒が倒れたらしいけど、よく分からないわ。『写真』を見た限り、異変は起きなかったけども」 聖杯戦争と無縁の事件とはアイリスも判断しない、が。 セイバーが得たアーチャーのマスターの情報も共有したいところ。 アイリスも手短に話す。 「今日、欠席したクラスメイトがいたの。その二人の住所と電話番号をさっき手に入れたところよ」 『これで「三人目」の情報か。搬送される奴を追跡すれば「四人目」の情報を得られる可能性はある』 追跡、というのも手だ。 しかし、アイリスの手元には情報が十分過ぎるほどあった。 安藤潤也。 神原駿河。 アーチャーのマスター。 神隠しの少女。 搬送される生徒。 桐敷沙子。 書き込みをした『暗殺者』と『槍兵』。 どれを取っても構わない。 だからこそ、次の選択肢は彼女自身の意思に委ねられるのだった――…… 【3日目/午前/葛飾区 不動高校】 【アイリス=トンプソン@SCP-Foundation】 [状態]魔力消費(微)、神隠しの物語に感染 [令呪]残り三画 [装備]SCP105-B [道具]携帯電話、勉強道具 [所持金]そこそこ余裕がある [思考、状況] 基本行動方針 聖杯を獲る。 0:どうする……? 1:神隠しの噂に関する書き込みに注目しておく。 [備考] ロールは不動高校一年に留学してきた学生です。 神隠しの物語に感染しました、あやめを視認することができます。 あやめを視認すると同時に神隠しのカウントダウンが始まります。 →神隠しの少女(あやめ)がマスターではないかと推測しております。 また現実世界で神隠しの少女(あやめ)を視認する事が危険だと推測しています。 聖杯戦争について歪曲された情報しか持っていません。 不動高校ミステリー研究会の二年生が神隠しに遭いました。 安藤潤也と神原駿河の住所・電話番号を入手しました。 新宿区の事件とフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しました。 また、桐敷沙子が『人ではない』と確信しております。 【セイバー(ミリオンズ・ナイブズ)@TRIGUN MAXIMUM】 [状態]霊体化、魔力消費(小)ダメージ(小)、少し上機嫌、黒髪化進行 [装備] [道具]アダムの免許証 [所持金] [思考、状況] 基本行動方針 人類を見極める。 0:搬送される生徒を追跡するか、あるいは―― 1:次の行動に出る。 2:あのアーチャーは…… [備考] アーチャーのマスターについての情報を得ました。 アーチャーのステータスはアーチャーのスキルにより把握していません。 神隠しの物語に感染しました。あやめを視認することができます。 ◇ 「あーあ! 次の授業だりぃよな。あのセンコー、未だ好きになれねぇー」 クラスメイトの溜息混じりの文句を聞き流しながら遠野英治は、情報をまとめた。 英治としては、己のバーサーカーが全く成果を見せない愚か。 まさか、一番に騒動を起こしているサーヴァントに同盟相手が出来るとは予想外だった。 否。 SNSではフードを被った男(恐らくサーヴァント)が人喰いだと騒がれている。 英治の前の席にいたクラスメイトが偶然、ネットで流出しているヤバい映像だと言い、音声を消して再生していた。 チラリと映像を目にした英治はフードの男の形相を目の当たりにし、言葉を失ってしまう。 映像を視聴していたクラスメイトも、ホラー映画の恐怖シーンで叫ぶような悲鳴を授業中にあげたものだから。 クラス中が色々と騒がしくなった。 確かに――紛れも無くあの男は人喰いで、バーサーカーと同じサーヴァントで間違いない。 英治の中では、不思議な事に人喰いの瞳が焼きついていた。 一体どうして、あの人喰いは羨ましそうに睨みつけるような瞳をしていたのだろう? 英治の胸中で恐怖が渦巻いていた。 何より―――『桐敷沙子』…… 彼女のイニシャルが偶然にも『S・K』とは。英治は憤りを感じてしまう。 因縁とは、まさにコレを示すに違いない。 (バーサーカー………やはり妙だ) 今朝よりかは体調は良好になりつつあるが、英治は一つの違和感を抱く。 体調の悪化。そしてバーサーカーの行動。 未だ、刺青男の始末が達成されていないのは何故なのか。 宝具、スキル、ステータス、etc……… あの殺した少女から様々な情報を得たのだが、バーサーカーによって体調悪化は引き起こされているのでは。 英治は考え、念話とやらを試みているが。未だハッキリとはしない。 英治なりの念話がバーサーカーに伝わっているか定かではないからだ。 授業開始五分前であったが、次の教科を担当する教師が教室に現れた。 英治はそれを待ちかねており、タイミングを図って教師に話しかける。 「先生、おはようございます」 「遠野……なんだか顔色が悪くないか?」 「少し寝不足みたいで……それより、生徒がまた行方不明になったと聞いたのですが。本当ですか?」 英治も詳細な情報は知らないが、噂で耳にした話を小声で尋ねる。 生徒会に関わっていた事もある英治の人柄が功を呼んだか、教師も渋々ながら小声で返答してくれた。 「あまり大事にしたくないんだがな…… 恐らく、例の殺人鬼の仕業なんじゃないかって職員会議では話し合ったところだ」 「あの……他のクラスの出欠状態ってどうなってるんでしょうか? このクラスは幸運にも欠席者はいないんですが。やはり、殺人鬼の被害者も学校内に多数出ているんじゃないかって」 すると、教師は笑顔で不思議な事を言う。 「いやぁ。欠席者は『三人しか』いないよ! 風邪をひいたっていう兄弟二人と一年生一人だけ!!」 「………えっと、つまり行方不明者や殺人鬼の被害者を除いて欠席者『三人』……ということですか?」 「え?」 「…………? あの昨日も行方不明になった女子生徒がいますよね」 「おお、よく覚えているなぁ。一昨日の放課後から行方が分からなくなった子が一人、確かにいるよ」 「彼女は戻って来たのですか? ええと、彼女のような行方不明者を含めたら欠席者は何人程度なんです??」 「んん? だから欠席者は『三人』だけだよ」 英治が噛み合わない会話に、ただならぬ異常を感じたのだった。 一体どういう事なのか。 とにかく欠席した三人――兄弟と一年生の三人は、もしかすればマスターの可能性がある…… 次の瞬間。 英治にすら予測できない事態が発生した。 !? 英治の体が唐突に倒れる。 一体何事かと、クラスメイトたちは全員茫然としてしまった。 バーサーカー・ジェイソンの宝具――――『13日の金曜日』。 この宝具はマスターの魔力消費が必要となる。 必ず、マスターの魔力に委ねられるものだ。 皮肉な、理不尽な結果とはいえバーサーカーは死に絶え、宝具が問答無用に発動された。 急激な魔力消費により英治の肉体は、何とか堪えたが……意識は飛ばすハメになってしまう。 「きゃあぁぁっ!?」 「おい、遠野? どうしたんだ――」 「ちょっと様子変じゃねえか、これ………」 英治の異常を近くで感じた教師の方は、急いで救急車を呼んだのだった―― 【3日目/午前/葛飾区 不動高校】 【遠野英治@金田一少年の事件簿】 [状態]魔力消費(極大)それによる体調不良、気絶 [令呪]残り3画 [装備]不動高校の制服 [道具]勉強道具、携帯電話(現在は学校に鞄の中にある) [所持金]並の高校生よりかは裕福(現在は学校に鞄の中にある) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、螢子を蘇生する。 0:一体何が――― 1:学校内にいるかもしれないマスターに警戒。 2:SNSで情報を集めて見る手も…… [備考] 役割は「不動高校の三年生」です。 通達は把握しておりません。 体調不良については過労のようなものと思い込んでおります。 聖杯戦争については大方把握しております。 刺青の男・バーサーカー(アベル)が生存していることと、新宿区で事件があったのを把握しました。 フードを被ったサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しました。 イニシャルが『S・K』である桐敷沙子に関する情報を得れば、彼女の始末を優先するかもしれません。 バーサーカー(ジェイソン)に対して不信感を抱き始めました。 葛飾区内にある病院に搬送される予定です。 時系列順 Back それさえも最低で最高な日々 Next 間違った世界と正しい世界 投下順 Back はたらく魔王さま!(仮) Next 痛物語-イタイモノガタリ- ←Back Character name Next→ 007 交錯 來野巽 025 赤い、赤い空 セイバー(ジークフリート) 009 この異常が日常の街で アイリス=トンプソン 024 世界 止めて セイバー(ミリオンズ・ナイブズ) 007 交錯 ジーク 025 赤い、赤い空 ランサー(ブリュンヒルデ) 004 あの日死んだ生贄の名前を僕達はまだ知らない 遠野英治 018 楽団は朝礼で前から順に眠りに落とされた
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ガンストRなげやり考察 勝つためにはコアのゲージを稼ぐ必要がある コアを直接叩くか敵からキルを取ればゲージが削れる 一番効率がいいのは直接コアをビーム兵装で叩くこと ジョナとかアーロンとかレミーとかその辺がビーム兵装持ち 突っ込んでいってビームでコアを焼くだけで自分のWPのコスト以上削れれば大体おk 突っ込んでラインをあげることで自陣のコアに寄らせないようにできる 野良で組んだ場合にビーム兵装持ちがいたら前衛WP二枚になるように張ってラインを上げる、維持すると勝ちやすい 敵からキルをとる場合はなるべくラインを中間で維持するように努力 相手にビーム兵装持ちが居る場合は集中して狙って落とし続けること マグナムで敵陣方向へきちんと吹き飛ばすことも大事 レミーはビーム兵装で攻撃するときに隙が大きいのでここでマグナム等をぶち当てていく ジョナはそもそも当たりがでかいので特に気にせずに殴る アーロンはビーム兵装じゃない場合もあるので(プラプラ持ちとか)突っ込んできた場合のみ狙うほうがいいかもしれない 野良で組んだ場合にビーム兵装持ちがいなかったら相手のビーム持ちを集中狙いしていくといいかもしれない 全員がラインを上げ気味な場合は敵リスポン範囲のちょっと後ろで待機してビーム兵装持ちを敵陣に吹き飛ばす チームに猪が居たらそいつは放置でいい(小声) お互いがビーム兵装持ちなら気合でカバーです(?)