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ディガンの魔石 part72-284~289 284ゲーム好き名無しさん2019/12/25(水) 02 14 30.10ID 7kltgpLJ0 未解決一覧にあった中からレトロPCゲーム「ディガンの魔石」を書きます。 スーファミで発売されていたガデュリンと同じ世界の話ですね。 5レスに渡って少し長いですがご容赦ください。 285ディガンの魔石(1/5)2019/12/25(水) 02 15 44.52ID 7kltgpLJ0 惑星ガデュリンに住む主人公は新婚ホヤホヤ、結婚した奴は神様に一言頂くべし、 というしきたりに従いかる~い気持ちでお告げを聞きに行ってみたらさあ大変。 「お前らはとんでもなく酷い目に遭うでしょう、頑張ってちょんまげ。」 幸せ気分をぶち壊されて帰宅すると、 嫁がジョジョ第三部の母ちゃんのような原因不明の難病を発症してしまう。 村の物知り爺さんを頼るとワシには分からん、 都の大賢者タオホー(ガデュリンに出てくる)なら分かるかもね、 と物知りでもなんでもない返答。 こうして主人公は冒険の旅に出るのだった… と思ったら大間違い。 都は遠い上に言葉の通じない外国なので まずは資金を溜めて遠征用の馬と翻訳コンニャクを買わなければならないのだ。 ド貧乏な主人公は名状しがたいものになっていく嫁との同居に耐えつつ 日々せこいアルバイトで小銭を稼ぐのだった…。 286ディガンの魔石(2/5)2019/12/25(水) 02 17 06.04ID 7kltgpLJ0 タオホーを探して大都市エドナに来た主人公。 情報屋にアルバイト代をむしられ世知辛さにむせびつつ宿に行くと、 酔っ払ったトカゲ兵士が娘さんを暴行しようとしている。 都会の奴らは狂ってやがるぜと田舎パンチを食らわせてやると 彼女は領主の身内であり、領主は世界の調和乱す奴許さない団のボスであった。 領主は最近世の中クレイジーだと思わない?思うよね? それは世界の制御装置「大地の樹」に異変が起きてるからなんだよねと言う。 いわく大地の樹にはコアとなるべき「ディガンの魔石」が必要である。 大賢者タオホーがディガンの魔石を探し出してくれるはずだったが、 なんと敵対宗教からパチモンを掴まされ、 お粗末なことにそれを疑いも無くセットしてしまったのだった。 おかげで世界は大混乱。 しかも戦犯タオホーはショックであっぱらぱーになってしまった。 アホらしさに絶句していると嫁助けたい?じゃあ仲間になれ、と領主に誘われる。 嫁の異変は「大地の樹」が敵対宗教のために動作し、 敵対一族の血を引いていた嫁が本来の姿に戻りつつあるからなのだった。 なんもかんも全部タオホーが悪い。 まだ見ぬ耄碌じじいに怒りを募らせつつ 責任を取らせるためタオホーの元へ向かうのであった…。 287ディガンの魔石(3/5)2019/12/25(水) 02 20 10.74ID 7kltgpLJ0 いつの間にか仲間が四人も増えていた。 流行する難病を治したいと願うミスタースポックそっくりの名医マラン。 不倫でもいいから主人公の恋人になりたいと言うビッチ妖精リリファ。 そして認知症のおじいちゃんタオホーと数合わせの介護の人。 妖精の町エウレスにて太陽の巫女ファナ(ガデュリンのヒロイン)のおかげで タオホーが正気を取り戻す。 ワシに恥をかかせおって…パチモン掴ませた奴ぶっ殺す! この爺さん丸っきり自責の念が無いらしく、 町中で唐突にいなくなったと思えば風俗でエ○ズを貰って帰ってきたりする。 自由すぎるじじいである。 なお必須イベントではないがこの辺りで実家に帰ると嫁は姿を消しており 世話してくれていた姑は嫁が変身した?謎の化け物に殺されてしまっている。 献身的だった姑の結末としては哀れすぎる。 なんもかんもタオホーが悪い。 タオホーにパチ魔石を渡したのはバヴァリス族の統治者ゴーリア。 早速ぶっ殺しにゴーリアのいるリゴルドの町に向かうと いきなり神の忠実なるしもべを自認するサイコ青年アレン (こいつもガデュリンに出てくる)に襲われぼこぼこにされる。 アレンの信仰対象は主人公たちともゴーリアたちとも違うのでややこしい。 全滅寸前でバヴァリス最強のトカゲ男ドラン(やっぱりガデュリンに出てくる) に助けてもらった一行は、ひとまずアレンは置いといて予定通りゴーリアを倒す事にする。 決戦の前に装備整えようぜとドランが言うので最後の寄り道をするのだった。 288ディガンの魔石(4/5)2019/12/25(水) 02 21 54.88ID 7kltgpLJ0 普通に装備を受け取りさあ出発だ、と思ったら いきなりミルファがストーカーの元彼に刺される超展開が勃発。 瀕死のミルファを助けるためチームの良心ミスタースポックまで離脱してしまう。 我らがタオホー、ぶっ殺したいほど好きなんて見上げた奴じゃ、 この男ならきっとミルファを幸せにできる、 ストーカー君!ミルファと仲良くな!とストーカーを無罪放免。 いかれてるよ。 修羅場ショックを引きずりながらラスダンに突入、黒幕ゴーリアと対峙する。 我らが信じる神のためにやったんじゃいガハハハと これまでのまとめを聞かされつつそろそろボス戦かなと身構えていると、 バトル無しであっさりドランに殺られるゴーリアさん。 結局このゲーム、プレイ時間のほとんどは金策と体調管理であり ボスらしいボスはいないのであった。 289ディガンの魔石(5/5)2019/12/25(水) 02 31 34.89ID 7kltgpLJ0 掟により新しいボスにならねばならないドランが離脱、 主人公・タオホー・数合わせの人で最終パーティーが完成。 数合わせの人が最後まで残ると予想できたプレイヤーはいたのだろうか? タオホーのパシリにすぎないのだがビジュアルは 黒い布を被り両目だけが光るザ・黒魔術師という感じで結構カッコイイ。 大地の樹を元に戻すためラスダンを進み神人ガヴァナー達の眠る最深部に到着。 彼らの正体はスーパーテクノロジーを持つ宇宙人という、よくあるアレである。 ここでガヴァナーのしもべアレイが再登場しラストバトルが勃発。 今間違いに気付いたけど彼の名前はアレンではなくアレイが正しい。 無事叩きのめすもガヴァナーはいい人達であるためアレイとも和解。 実はアレイはタオホーと同じく原作の重要キャラなので、 ここで死ぬわけ無いのであった。 真のディガンの魔石により大地の樹はその機能を回復し、 なぜか大地の樹に取り込まれていた嫁とも再会。 世界は平穏を取り戻し、主人公たちもまたそれぞれの日常に戻っていった…。 なお嫁であるアビリア女氏はエンディングで一糸まとわぬヘアヌード。 流れる曲のタイトルはAbilia Hair。 最後までいかすゲームである。
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ディガンの魔石 ガデュリンボスキャラ コメント アーテック(ARTEC)とスタジオぬえが提携し制作され、1988年に発売されたRPG。 ガデュリン 1991年5月28日にセタから発売したSFC用RPGゲーム。後にOVA化された。 ボスキャラ アルセウス→ヒードラン→ダストダス:ズール コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 ディガンの魔石 プレイヤーキャラ エルレイド:ディノ・アジェル タブンネ:マルラ フーディン:タオ・ホー -- (ユリス) 2016-11-23 18 13 36
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ディガンの魔石 part72-285~289 285ディガンの魔石(1/5)2019/12/25(水) 02 15 44.52ID 7kltgpLJ0 惑星ガデュリンに住む主人公は新婚ホヤホヤ、結婚した奴は神様に一言頂くべし、 というしきたりに従いかる~い気持ちでお告げを聞きに行ってみたらさあ大変。 「お前らはとんでもなく酷い目に遭うでしょう、頑張ってちょんまげ。」 幸せ気分をぶち壊されて帰宅すると、 嫁がジョジョ第三部の母ちゃんのような原因不明の難病を発症してしまう。 村の物知り爺さんを頼るとワシには分からん、 都の大賢者タオホー(ガデュリンに出てくる)なら分かるかもね、 と物知りでもなんでもない返答。 こうして主人公は冒険の旅に出るのだった… と思ったら大間違い。 都は遠い上に言葉の通じない外国なので まずは資金を溜めて遠征用の馬と翻訳コンニャクを買わなければならないのだ。 ド貧乏な主人公は名状しがたいものになっていく嫁との同居に耐えつつ 日々せこいアルバイトで小銭を稼ぐのだった…。 286ディガンの魔石(2/5)2019/12/25(水) 02 17 06.04ID 7kltgpLJ0 タオホーを探して大都市エドナに来た主人公。 情報屋にアルバイト代をむしられ世知辛さにむせびつつ宿に行くと、 酔っ払ったトカゲ兵士が娘さんを暴行しようとしている。 都会の奴らは狂ってやがるぜと田舎パンチを食らわせてやると 彼女は領主の身内であり、領主は世界の調和乱す奴許さない団のボスであった。 領主は最近世の中クレイジーだと思わない?思うよね? それは世界の制御装置「大地の樹」に異変が起きてるからなんだよねと言う。 いわく大地の樹にはコアとなるべき「ディガンの魔石」が必要である。 大賢者タオホーがディガンの魔石を探し出してくれるはずだったが、 なんと敵対宗教からパチモンを掴まされ、 お粗末なことにそれを疑いも無くセットしてしまったのだった。 おかげで世界は大混乱。 しかも戦犯タオホーはショックであっぱらぱーになってしまった。 アホらしさに絶句していると嫁助けたい?じゃあ仲間になれ、と領主に誘われる。 嫁の異変は「大地の樹」が敵対宗教のために動作し、 敵対一族の血を引いていた嫁が本来の姿に戻りつつあるからなのだった。 なんもかんも全部タオホーが悪い。 まだ見ぬ耄碌じじいに怒りを募らせつつ 責任を取らせるためタオホーの元へ向かうのであった…。 287ディガンの魔石(3/5)2019/12/25(水) 02 20 10.74ID 7kltgpLJ0 いつの間にか仲間が四人も増えていた。 流行する難病を治したいと願うミスタースポックそっくりの名医マラン。 不倫でもいいから主人公の恋人になりたいと言うビッチ妖精リリファ。 そして認知症のおじいちゃんタオホーと数合わせの介護の人。 妖精の町エウレスにて太陽の巫女ファナ(ガデュリンのヒロイン)のおかげで タオホーが正気を取り戻す。 ワシに恥をかかせおって…パチモン掴ませた奴ぶっ殺す! この爺さん丸っきり自責の念が無いらしく、 町中で唐突にいなくなったと思えば風俗でエ○ズを貰って帰ってきたりする。 自由すぎるじじいである。 なお必須イベントではないがこの辺りで実家に帰ると嫁は姿を消しており 世話してくれていた姑は嫁が変身した?謎の化け物に殺されてしまっている。 献身的だった姑の結末としては哀れすぎる。 なんもかんもタオホーが悪い。 タオホーにパチ魔石を渡したのはバヴァリス族の統治者ゴーリア。 早速ぶっ殺しにゴーリアのいるリゴルドの町に向かうと いきなり神の忠実なるしもべを自認するサイコ青年アレン (こいつもガデュリンに出てくる)に襲われぼこぼこにされる。 アレンの信仰対象は主人公たちともゴーリアたちとも違うのでややこしい。 全滅寸前でバヴァリス最強のトカゲ男ドラン(やっぱりガデュリンに出てくる) に助けてもらった一行は、ひとまずアレンは置いといて予定通りゴーリアを倒す事にする。 決戦の前に装備整えようぜとドランが言うので最後の寄り道をするのだった。 288ディガンの魔石(4/5)2019/12/25(水) 02 21 54.88ID 7kltgpLJ0 普通に装備を受け取りさあ出発だ、と思ったら いきなりミルファがストーカーの元彼に刺される超展開が勃発。 瀕死のミルファを助けるためチームの良心ミスタースポックまで離脱してしまう。 我らがタオホー、ぶっ殺したいほど好きなんて見上げた奴じゃ、 この男ならきっとミルファを幸せにできる、 ストーカー君!ミルファと仲良くな!とストーカーを無罪放免。 いかれてるよ。 修羅場ショックを引きずりながらラスダンに突入、黒幕ゴーリアと対峙する。 我らが信じる神のためにやったんじゃいガハハハと これまでのまとめを聞かされつつそろそろボス戦かなと身構えていると、 バトル無しであっさりドランに殺られるゴーリアさん。 結局このゲーム、プレイ時間のほとんどは金策と体調管理であり ボスらしいボスはいないのであった。 289ディガンの魔石(5/5)2019/12/25(水) 02 31 34.89ID 7kltgpLJ0 掟により新しいボスにならねばならないドランが離脱、 主人公・タオホー・数合わせの人で最終パーティーが完成。 数合わせの人が最後まで残ると予想できたプレイヤーはいたのだろうか? タオホーのパシリにすぎないのだがビジュアルは 黒い布を被り両目だけが光るザ・黒魔術師という感じで結構カッコイイ。 大地の樹を元に戻すためラスダンを進み神人ガヴァナー達の眠る最深部に到着。 彼らの正体はスーパーテクノロジーを持つ宇宙人という、よくあるアレである。 ここでガヴァナーのしもべアレイが再登場しラストバトルが勃発。 今間違いに気付いたけど彼の名前はアレンではなくアレイが正しい。 無事叩きのめすもガヴァナーはいい人達であるためアレイとも和解。 実はアレイはタオホーと同じく原作の重要キャラなので、 ここで死ぬわけ無いのであった。 真のディガンの魔石により大地の樹はその機能を回復し、 なぜか大地の樹に取り込まれていた嫁とも再会。 世界は平穏を取り戻し、主人公たちもまたそれぞれの日常に戻っていった…。 なお嫁であるアビリア女氏はエンディングで一糸まとわぬヘアヌード。 流れる曲のタイトルはAbilia Hair。 最後までいかすゲームである。
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ディガンの魔石 機種:PC88,PC98,MSX2 作曲者:津田治彦、大山曜、西村太平、ばんばひろふみ 編曲者:崎元仁 発売元:アーテック 発売年:1988年 概要 スタジオぬえ原作のRPG。 音楽はサイコソニックが担当し、エンディングテーマはばんばひろふみが作曲している。 楽曲の一部は後の世界観を共通した『ガデュリン』にも使用されている。 効果音・マニピュレート・サウンドドライバ制作は当時デビューしたばかりの崎元仁が担当。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Wedding オープニング1 Honeymoon オープニング2 第2回マイナーレトロ42位パソコンゲーム192位 Fountain オープニング3 Abilla revive エンディング1 Avilla Hair エンディング2 Ending ばんばひろふみ スタッフロール Intro 自宅 Requiem 全滅 Battle 戦闘・ビジュアルデモ(危機) Battle 2 アレイのテーマ Cartia オロ/カーティアの村 Baldorn バルドーンの地下迷宮 Meldorn メルドーンの町 Edona マイヨール/エドナの町 Tower 宝魔球の塔 Rigold バヴァリス/リゴルドの町 Euress エウラドーナ/エウレスの町 Dragon 竜樹の森 SYOUKI 瘴気の洞窟・ビジュアルデモ(悲嘆)Fountainのアレンジ Cave 1 竜の結界1 Cave 2 竜の結界2 Cordarn コルダーン Black Dragon 黒ドラゴンのテーマ Funny Gamble 数字当て Doran ドランのテーマ Baroque 神殿 YOSHIWARA 快楽の館 Hotel 1 商店 Hotel 2 職業斡旋所 Hotel 3 マジックギルド Hotel 4 病院 Hotel 5 宿屋 Fighter 傭兵斡旋所 Honeymoon 2 歌姫のテーマHoneymoonのアレンジ Baby 子供のテーマ
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ガデュリン 機種:SFC 作曲者:大山曜、磯江俊道、穴井正和 編曲者:崎元仁、佐藤天平、新井田直人 開発元:ジョルダン 発売元:セタ 発売年:1991 概要 パソコン版『ディガンの魔石』を題材にしたRPG。移植作を除けばスーパーファミコン最初のRPGでもある。 音楽は『ディガンの魔石』と同じくサイコソニックが作曲を担当。編曲には崎元仁氏や佐藤天平氏らが参加。 作曲者の大山曜氏と磯江俊道氏は後にZIZZ STUDIOのメンバーとして活躍している。 『悠久の時の流れ~オープニング』の人気は特に高く、またラスボスのズール戦の曲がごくごくごく一部でカルト的人気を持つ。 サントラはあるが通常戦闘曲などの1部の楽曲が未収録。 2020年11月4日に名盤を復刻させるリイシューシリーズ第1弾として、サントラが再販された。 未収録曲だった楽曲もボーナストラックとして収録されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 悠久の時の流れ~オープニング タイトル画面、スタッフロールディガンの魔石「Honeymoon」のアレンジ 第4回680位オープニング66位第2回オープニング313位 ルルアの森 ルルアの森などのフィールド曲 水宮の廃墟 水宮の廃墟内部などのダンジョン曲ディガンの魔石「Baldorn」のアレンジ 妖精ファナ~ファナの泉 ファナの泉 カーティアの村ディガンの魔石「Meldorn」のアレンジ 戦乱~ハヴァリスとマイヨール バヴァリス陣地、マイヨール陣地などディガンの魔石「Fighter」のアレンジ 時の扉を越えて ルルアのガヴァナー神殿、コルダーンなどディガンの魔石「Cave 1」のアレンジ エウラドーナ 西ファーン大陸フィールド曲 エドナの都 エドナの都 魔道士タオ・ホー~東の都にて ボス戦、エドナの塔など 古の遺跡~グランデの廃墟 グランデの廃墟 エウレス エウレス 戦士たちの休息 憩いの宿屋ディガンの魔石「Baby」のアレンジ 魂のやすらぎ 聖なる神殿ディガンの魔石「Baroque」のアレンジ ルーナ太陽の神殿 太陽の神殿 ヨーレの村 ヨーレの村 無限の闇を巡る エドナのガヴァナー神殿ディガンの魔石「Fountain」のアレンジ リゴルドの闘技場 リゴルドの闘技場ディガンの魔石「Rigold」のアレンジ 中央制御室 中央制御室 ダンジョン177位 最後の戦い~暗黒神ズール ズール戦 悠久の時の流れ~エンディング オープニングアレンジゲーム未収録曲 ボーナストラック 悠久の時の流れ~プロローグ プロローグオープニングのスロー版 戦闘 通常戦闘ディガンの魔石「Battle 2」のアレンジ ファナの水浴び ファナ初加入イベント 水宮の廃墟外観 水宮の廃墟外観 時の門 時の門通過イベントディガンの魔石「Intro」のアレンジ サウンドトラック ガデュリン全曲集 再版のサントラ。 All Sounds of GDLeen
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ディガンの魔石 【でぃがんのませき】 ジャンル RPG 対応機種 PC-9801UM/VM以降PC-8801mkIISR以降MSX2 発売・開発元 アーテック 発売日 1988年4月 定価 10,000円 判定 良作 ミネルバトンサーガシリーズ 概要 ストーリー 特徴とシステム 評価点 問題点 総評 余談 概要 小説『自航惑星ガデュリン』の世界観の一端をなす物語。 その世界観は独特。また、生活感にリアリティを持たせたゲーム性が特徴的。 グラフィックやBGMの評価も高い。 同じ世界観を持つゲームとして、PC『暗黒城』『リグラス ~魂の回帰~』、FC『ミネルバトンサーガ ラゴンの復活』『シルヴァ・サーガ』、SFCの『ガデュリン』等がある。 ストーリー オロの国のとある片田舎の村、カーティア。そこで若い男女が結婚式を挙げていた。ディノとアビリアという若者である。結婚後、二人は新婚旅行も兼ねて、隣国エウラドーナのおつげの泉へ向う。これからの生活の指針を得るためおつげを授かるのは、オロの住人の習慣だった。しかし、受けたお告げは衝撃的なものだった。遠からず、二人を引き裂くような試練が訪れるという。不安に駆られながらも二人は帰路につく。故郷カーティアに帰ると、異変が起こった。ディノの妻アビリアが、身体が徐々に異形に変わっていくという奇病にかかったのだ。村の医者ではどうする事もできず、ディノは妻の病気を治すため旅に出る事を決意する。 特徴とシステム どこか妙に泥臭く、リアリティのあるRPG。本作はリアリティのあるゲーム性が特徴なのだが、それは戦闘やストーリーではなく日々の生活の方なのである。「時間」「食事」「病気」「怪我」「稼ぎはモンスター退治より普通の労働」…と、一風変わった味のある設定。 時間の流れのある世界。一日は24時間ではないが、8つの時間に区切られ、朝→日中→夕方→夜と時間が流れる。それに伴い、様々な影響がある。 プレイヤーは睡眠を取らなければならない。一日半も寝ないと、眠気に襲われてパラメーターが落ちていく。それでも無理に起きているとHPまで減っていく。逆に寝すぎても駄目。 食事も取らなければ生きていけない。そうしないと、睡眠不足と似たような影響が出る(食事の頻度は種族による)。中には全く食べない種族や、逆に多喰らいの種族もいる。 病気。実に様々な病気がある。宿代をケチって野宿していると、「腐り病」奇病にかかってしまう。風邪を引いたNPCと話すと、伝染することもある。歓楽街で性病に感染したなど様々。当然、治さないと悪い影響ばかり出る。 怪我。戦闘は危険である。何度も戦っていれば当然その内怪我してしまう(しかも結構頻繁)。ダンジョン探索で無傷で帰るなど不可能。そして怪我をすると本来の力を発揮できなくなる。これも医者に見てもらったり、魔法で治療する必要がある。 日雇い労働。本作ではモンスターとの戦闘は大して稼ぎにならない。モンスターは大して金を持っておらず、一銭も落とさないものもいる。そこでどうするかというと、職安に行って仕事を紹介してもらうのである。当然ながら、働かなければ金は手に入らない。 能力が低い内は、それほど給料の高い仕事を紹介してもらえないが、上がればできるようになる。 仲間との関係は大切に。 パーティは話の流れから組む者もいるが、人手不足からプレイヤーが雇った者もいる。そしてキャラクター達は、行き先は一緒だが目的は異なるという関係。特に雇ったキャラクターは、いろんな理由でパーティを勝手に抜けたりするので、気を配らなければならない。 人間関係に影響するのが、仕事の配分や無茶な生活をする事。仕事はみんなでやれば稼ぎは多くなるが、不満も溜まっていく。実は主人公一人だけが働いている状態が一番人間関係が良かったりする(何か間違っているようだが…)。 仲間との関係は戦闘にも影響する。 戦闘は一般的なターン制だが独自の面もある。 一般的なターン制の戦闘システム。ただキャラクターの位置には独自のもの。戦闘が始まると敵に対し、近距離と遠距離の二種類の位置取りとなる。これは敵も同様。 近距離では接近戦ができるが、魔法は使えない。遠距離はその逆である。敵からの逃走も、遠距離にいないとできない(この位置取りはフォーメーションではなくランダム)。接近戦向きではないキャラが敵の間近にいたり、魔法が使えないキャラが遠距離にいたりするのはよくある。 戦闘開始直後はまず、各キャラの得意な位置へと移動する事が必須。 プレイヤーが戦闘時、操作できるのは主人公だけ。他はAIで動く。一応、ターン開始時に仲間の一人に「頼む」という形で戦闘を指示できる。ここで影響するのが前述した仲間との関係。悪いと言う事を聞いてくれず、勝手な行動を取る場合がある。逃げ出してしまう事すらある。 レベルの概念がない。 キャラクターの成長は、レベルシステムではなく、各パラメーターが個々に上昇していくというもの。 その他にも薬でパラメーターを上昇させる方法がある。非常に高価だが、効果は抜群。 NPCとは様々な会話ができる。街の住人などのNPCには、まるでADVのごとく自分が知った事柄を片端から聞ける。 評価点 戦闘ではなく、日々の生活にリアリティがあるという、一風変わったゲーム性。 病気、怪我、収入は労働が中心など、他ではあまり見ない要素がある。 キャラクターの能力の上昇を、職種が増える事で実感できるという、こちらも一風変わった本作の特徴。 生活経費が意外にかかるため、逆に「これだけあればしばらく安心できる」ほどにお金を貯める事に喜びを感じる面もある。…なにやら生々しいが。 他にも野宿していたら引ったくりにあって金を盗まれたり、パーティの仲間との関係が悪くなって金を持ち逃げされたりと、やはりどこか泥臭い。 愉快な買い物。 比較的物価が高く、高価なアイテムもかなりあるので、つい消費衝動に駆られる所がある。日々労働に励み、高価なアイテムを買いあさる事に楽しみを感じるという、変わったRPGである。 成長のさせ方が自由。 戦闘だけではなく、薬でも成長させる事ができる。むしろこれを買うために戦闘せず、働いてばかりというというのもままある事。しかし薬は高価な上、仲間が増えれば必要となる額もかなりの額になる。また全てのパラメーターに対応した薬が、最初から店に揃ってはいない。一方戦闘では費用はかからず、わずかだが全員のパラメーターが上がっていく。どう成長させるかはプレイヤーの自由。 印象的なグラフィックとBGM。 グラフィックは、当時としてはあまり見ない写実的な表現がされている。その絵画のようなグラフィックは、本作の大きな特徴の一つ。そもそも当時ゲーム機として採用されていたPC98では、同時発色がわずか16色。2色の陰影を使ったもの以外では、写実的な描画をするのは難しかった。そこでディザリング技術を用いて表現し、他では見ない映像美を作り出した。 PC88においてはさらに描画条件が厳しく、解像度もPC98に劣るため、ややぼやけているものの、8色でそれを実現した。 透明感のあるBGMも印象的。PC88の音源の力がフルに発揮されている。 音源についてはPC98の方が劣る。メロディーは同じではあるが、PC88版に比べると音の深さを感じず、やや機械的な印象を受ける。 世界観は独特なもの。 人間だけではなく様々な種族が住んでおり、パーティを組む仲間もまるでスター・ウォーズの様で、独自の宗教観もあるなど、ただのファンタジーRPGではない。 もっとも、これら世界観はストーリーの根幹に関わるものもあり、これ以上の説明はネタバレになるため省略する。 問題点 成長の楽しみがやや弱い。 パラメーターの上昇が遅く、それに合わせたように各場所のモンスター達の強さに大きな差を感じられないため、戦闘での成長の実感が少し弱い。 魔法はあるが、主人公は覚えられず、魔法を使えるキャラも仲間になった時点から増えたりしない(仲間になった時点でかなりの数の魔法を知っているが)。しかも、中盤でほとんどの魔法を会得した大魔導師が仲間になってしまう。魔法を徐々に会得していく楽しみがない。 細かな点が雑。 NPCにいろいろ聞けるのがはともかく、状況が変わっても内容に変化がない。 例えば、NPCの中には仲間として同行する者も出るが、彼らの台詞も変わらない。何とか探し出し仲間としたキーキャラクターと一緒に旅をしているにもかかわらず、ある事柄を探している当時と同じく「知らない」と言い続けるような現象もよくある。 デモのグラフィックと、会話時のキャラクターの顔があまり似ていない。似ているのは、人間外の顔つきのキャラクターくらい。 酔っ払いのNPCは、何故かおばさんの格好で男口調で話す。 総評 リアリティのある生活感に、写実的なグラフィックや透明感のあるBGM。またストーリーから感じる世界観も、本作を強く印象付ける。 さらに戦闘よりも、生活面での楽しみが大きいというのも一風変わっている。 一方でトップビューの画面や戦闘システムなど、正統派のRPGと似たような面もあるため、プレイしにくいという訳でもない。 惜しむらくは、世界観やストーリーにやや縛られ、RPG本来の成長を楽しむという面が弱い点だろう。 とにかく、王道RPGとは一線を画した、特異な印象を持つRPGといえる。 余談 消費税がネタとして使われた街がある。 本作が発売された1988年は、揉めに揉めた消費税法が成立された年。本作はそれを受けてか、とある街だけ消費税があり、表示価格+3%(施行当時の税率)の値段でないと買えなくなっている。
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る 開始時間:2010/11/24(水) 13 14 40 終了時間:2010/11/26(金) 19 56 00.51 参加人数:2 記念すべきSFC初のDQ式RPG。羅門祐人の小説「自航惑星ガデュリン」が原作。 PCゲーの「ディガンの魔石」ともリンクしている。さらにOVAも出てたり。 戦闘バランスは悪いです。 極めの一撃(会心)、涙の一撃(痛恨)といったクリティカルヒットはダメージ倍率が半端じゃなく、最大HPを遥かに超えたダメージを叩き出すこともある。マジ困る ラスボスの最終段階であるアイテムを12個以上持っていないとダメージを与えられないので倒せないという仕様があるので注意 小刀と皮の盾をつかった能力up技は無論禁止 (Lvup次に通常ステータスにもどっちゃいますけどね) あと水浴びシーンはちゃんと時間かけてねw ファナ初登場&水浴びシーン ファナが誘拐されて、再会したときの出来事 ラスト ラスボス第一形態 ラスボス第二形態 ラスボス第三形態 撃破 ED 最後の選択肢は「いいえ」を選ばないと 無限ループです
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ガデュリン 【がでゅりん】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 セタ 開発元 ジョルダン 発売日 1991年5月28日 定価 8,800円(税別) セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント SFC初の国産RPG強烈過ぎる「なみだのいちげき」 ミネルバトンサーガシリーズ 概要 特徴(システム等) 評価点 問題点 総評 余談 概要 小説『自航惑星ガデュリン』シリーズの世界観を下敷きにしたRPG。 なお、この作品は羅門祐人氏の作品であり、PCゲーム『ディガンの魔石』と舞台を共有している。 さらに『ミネルバトン・サーガ』など氏の描くゲームや小説とも世界観を同一にしている。 特徴(システム等) 移動方式はSFCのRPGによく見られるフィールド見下ろし型2DRPG、戦闘時正対コマンド入力式のゲームである。 特徴的な点として戦闘システムが挙げられる。 戦術の幅を広げる様々なコマンドがある。 + コマンド例 攻撃してきた敵に備えて反撃を試みる「ゆうげき」 モンスターと交渉し、仲間につけたり様々な効果を起こしたりする「そうだん」 「ねがえり」「ゆうわく」を使って仲間にした敵はその場で戦ってくれるほか、その後もアイテムを使って戦闘中に呼び出すことが出来る。「とりひき」では金品をわたして見逃してもらうよう試みることができる。 逃走コマンドが3種類あり、ステータスによってそれぞれ成功率が変わる。 素早さ依存の「そっこう」 運依存の「くらます」 金や特定のアイテムをばらまいて逃げる「ばらまき」(金品の価値がわかる相手ほど効果的。素早さと運も半々で影響) また、「ぼうぎょ」は味方を選択することでそのキャラをかばう「えんご」となるなど、一般的なRPGとは少々異なる使い方をすることが可能なコマンドもある。 最初に入力したコマンドとは別に、攻撃を受けた際に自動で防御しようとしたり、敵に攻撃したが相打ちになったりするという要素もある。 戦闘の状況を表すものとして「おせおせムード」「やばいぜムード」が存在し、いずれも「そうだん」の成功率に影響する。 敵を倒した時点で経験値が入る。このため戦闘中でもレベルアップしステータス画面が表示される。親切かうっとうしいかは人それぞれであろう。 魔法はレベルアップの時点で習得するため、覚えた直後の魔法が危機を救ってくれたり、なんてことも。 アイテムは種別に分けて管理される。それぞれに所持数制限がついている上、分類のうち「こどうぐ」には攻略に必須なアイテムも格納されるので、所持数にも気を使う必要がある。 重要なアイテムを除き、データを読み直すと宝箱の中身が復活している。ほとんど消耗品ではあるが。 フィールドやダンジョンのみならず、街中にまで敵が現れたりもする。ほとんどが「ならずもの」なので、基本的には演出用だと思われる。 評価点 SFC初期のゲームとしてはグラフィックのクオリティは高い。特に敵キャラグラフィックの大きさと書き込みのレベルは高い。 ヒロイン・ファナとの出会いは水浴びをしてる所を覗くのだが、そのシーンは一枚絵含めて彼女の人気を高めた。 なおゲーム中に表示されるビジュアルシーンはOP/EDを除くとこの一場面のみとなっている。 また、OPは『ディガンの魔石』のテーマ曲であり、このゲームを知っている人は感動ものである。そのほかのBGMのレベルもなかなか高い。実は崎元仁の名前もスタッフクレジットに表記されている。 ラスボスのBGMは8フレーズの短いループながら中毒性が高く、ラスボスと併せて一部で人気が高い。 登場するモブキャラ全てに名前が付けられている。 問題点 戦闘面の問題。 稀に出る12倍撃クリティカルヒット「きわめのいちげき」(味方)・「なみだのいちげき」(敵)が強すぎてバランスがおかしなことになっている。 ほぼ全ての敵が低確率で即死攻撃を放つ、とでも言った方がよさそうなほどで、ヘタな洋ゲーよりシビア。ラスボスもこれが出てあっさり倒れてしまい、あっけにとられた人もいるのではないか。 上記の2種が印象に残るせいで影は薄いが、もう1つ存在する「げきれつヒット」(味方)・「つうれつヒット」(敵)もそれなりの頻度で発生するため、戦闘は大味になりがち。こちらは通常攻撃が4連続になるというもので、敵の場合はボス格でもない限り大損害を受けることはまずないのが救い。 敵に「ゆうげき」「ぼうぎょ」持ちがいると、たとえ格下が相手でも戦闘に大幅に時間がかかったりこちらが一方的にダメージを受ける事も珍しくなくストレスが溜まりがち。 魔法を使えばほぼ無傷で倒せるが格下の雑魚相手にMPを使うのは勿体無いと思う人もいるだろう。 敵の出現パターンに一部無茶なものが存在する。 ガヴァナー神殿の「まっさつへい4体+ねむりひめ+かげつかい」「ランバック2体+シャカル」やエウレス~ヨーレ周辺の「サーキレック3体」等。いずれもパーティメンバーが離脱して戦力ダウンしている時に遭遇する可能性がある。 ほとんど意味のないステータスである「スタミナ」や、攻撃してきた敵に反撃する「ゆうげき」と敵を味方につけようとする「そうだん」コマンドの存在が空回り気味(*1)で、足が遅いなどバランス以外の点も粗さが目立つ。 「ゆうげき」はこちらの数が少なく、敵の数が多いときには有効かもしれないが、攻撃を受けるということは上記のクリティカルを食らう可能性が高まる。 戦闘シーンがファミコンの様 SFCのロールプレイングゲームのトップバッターなので同情の余地もあるが「背景なしの真っ暗」「アニメーションしない」等ファミコンのロープレと大差ない。 次回作の『シルヴァ・サーガ』は一転、SFC最高の戦闘突入演出とも言われるほどダイナミックになり、演出やエフェクトも改善している。 「こがたな」「えぐりてぶくろ」を2つ買って交互に装備し続けると攻撃力が、「かわのたて」2個の同手順で防御力が上がり続けるというバグ。 やらなければクリアできないバランスでも無いし、嫌ならば使わなければよいという程度であるが。 ゲーム終盤、ある理由により以前攻略したいくつかのダンジョンに再度入らなければならなくなる。 よくある、「一度終わった所は二度と寄らない」と数多あるRPGで言われる欠点とされるものだが、いざ再攻略となると結構ダルい。 エンカウント率が高め。 序盤はなみだのいちげきによる一撃死もあるため、中々進まず戦闘ばかりになる。 総評 このゲームはいわゆる「ハード初期のゲーム」であり、操作性やゲームバランス等色々至らない点などが多数あると思われる。特に戦闘のランダムに起こるクリティカルなどが挙げられる。 しかし、ストーリー等に特に破綻は見られず、特に一部グラフィックは初期であるにもかかわらず中後期のゲームにも劣らないものがある。そのため、「クソゲー」とひとくくりにしてプレイしないのはもったいない。 このゲームがたまにクソゲー扱いされるのはなみだのいちげきと高いエンカウントのせいと言っても過言ではない。 余談 本作は概要で述べた通り、羅門祐人氏の作品であるPCゲーム『暗黒城』『リグラス』やFCゲーム『ミネルバトンサーガ ラゴンの復活』『シルヴァ・サーガ』、SFCゲーム『シルヴァ・サーガ2』などとも世界を共有している。ただし、これらはSFではなく普通にファンタジーな世界観であるミネルバトン世界を舞台している。意志を持つ2つの宇宙法則あるいは運命である光明神ハーンと暗黒神ズールが戦いを繰り広げ、現実世界が滅亡してミネルバトン世界に新生し、ミネルバトン世界が滅亡すれば再び現実世界が生まれるという世界観で、ミネルバトン世界での勝者が新しい宇宙の支配権を握れる。これらの1作目である『暗黒城』は、ミネルバトンの滅亡と光側の手によるこの宇宙の誕生を描くストーリーであり、ガデュリンは現実宇宙の未来の話となっている。(ちなみの『暗黒城』の主人公も、過去のミネルバトンへと召喚された地球人リュウ。)なお、鬼、妖怪、悪魔、などとしてこの宇宙で神話・伝承に名を残す存在は皆、ミネルバトンの滅亡を生き延びた闇の軍勢であり、ガデュリンでズールの名を騙る魔物(ガデュリンのラスボス)(*2)もまたその一人という事が『シルヴァ・サーガ』の説明書に書かれている。 ちなみに、このゲームが発売される1年前にOVAが出ている。ただし、こちらにはシリーズでおなじみのタオ・ホーが登場していない、ドランが敵として登場するなど、設定は異なっている。 ゲーム『ガデュリン2』が2回企画されどちらも開発中止になっている。 1つは本作の直接的な続編『ガデュリン2 ファナの大冒険』。SFC用CD-ROM機器向けに開発された。開発は順調に進みアニメシーンなども完成していたがSFC用CD-ROM機器が発売中止になったためお蔵入り。 もう1つは小説刊行が予告されていた『ガデュリン地球編』の構想のゲーム化『ガデュリン2 FINAL PROJECT』。 2006年、本ゲームと直接的な関係がある小説『ガデュリン望郷編』が電子書籍で出版された。時代設定は西暦2448年となっている。本来はアニメのために執筆した原稿200枚程のストーリー「望郷編」がありそのままアニメ化するという企画だったのが、葦プロの独断で半分程改変されてしまったのがOVA版だったとのこと。その本来のストーリーを改稿したのが電子書籍版・望郷編である。 小説ではガデュリンシリーズ以外に、架空戦記物である平成愚連艦隊なども同一世界観になっている。 『燃える!お兄さん』の原作漫画にて主人公のケンイチが弟と本ゲームをプレイしているシーンが描かれている。 セタが会社清算となったためか、プロジェクトEGGをはじめとしたアーカイブサービスでの配信は2023年時点ではこれまでされていない。 サウンドトラックもゲーム発売の四ヵ月後にリリースされているのだが、マイナーゲームサントラの例に漏れず入手困難と化している。また「ALL SOUNDS OF ガデュリン」というサントラ名でありながら残念ながら収録漏れの曲もある。 しかし2020年8月26日にP-VINEレーベルより「ガデュリン全曲集」が発表された。2020年11月4日発売。 本作の魔法に「かさいりゅう」があるが、本作発売日の約1週間後に、多数の犠牲者を出した大火砕流が雲仙普賢岳で発生した。この事件が起きるまであまりなじみのなかった火砕流と言う言葉が、本ゲームで出ていた事に驚いたプレイヤーもいるだろう(当時活発な噴火活動をしていた雲仙普賢岳に着想を得て実装したのかもしれない)。
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ガデュリン part28-231・242~245・431~442・466~467 231 :ガデュリン:2007/02/08(木)03 14 30 ID GLEqugQz0 乙……ってちょ、受験生ですかw息抜きも程ほどにね。 前菜代わりにガデュリンのOPだけ落としときます。 当方説明書は持ってないのでネットで仕入れた情報の 書き直しですが。いやまる写しは著作権もろもろがあるので。 大昔、高度な科学力を持ったガヴァナーという種族がいた。 彼らは温和な性格で様々な星系の統治をしており、支配された 種族もそれに不満を持つ事はなかった。 彼らには彼らの種族を餌とし、争い続ける敵がいた。 敵はズールといい、銀河系の外からやってきた超能力を操る種族だった。 高度な能力を持ち、魔法という新たな技能を生み出した彼らでも ズールに勝つことはできず、とうとう統治している生き物を捨てて はるか彼方へと逃げ出してしまった。 後には数多の指導者を失ったコロニー(巨大宇宙船、と表記されてました) が残され、それらは当ても無く宇宙をさ迷うことになった。 その中の一つを、自航惑星ガデュリンと言う。 それからしばらく。地球から一人の青年が移住の出来る星を探し 宇宙に飛び立ったが、一つの惑星の側に来た所で 宇宙船のコントロールを失い、その星に不時着してしまう。 彼は脱出ポッドの中から惑星が非常に特徴的な形をしているのを目撃し この星は何者かが人工的に作ったものではないかと推測する。 無事着陸できたものの、宇宙船は壊れてしまい 青年は地球に帰る手段を失ってしまった。 だが、この星が人工のものであるならその科学力を持って 地球に帰還することができるかもしれない。 青年、リュウは故郷に帰り、そして移住可能の可能性を秘めた この星の存在を地球の人々に伝える為に 惑星=ガデュリンを探索することを決めたのだった。 242 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 07 12 ID Odaw2FRL0 話がちょっと進んだので本編いきます。 ストーリー唐突なのでうまくまとめ上げれるかどうか不安ですが。 脱出ポッドの外に出たリュウ。そこは深い森の中だった。 ポッドから装備や道具を取り出して道なりに歩くと間もなく 古びた建物を見つけた。ヘルメットに備え付けの翻訳機能に頼りに そこにいた人達に話を聞くと、どうやらここは「すいぐうのはいきょ」と 呼ばれる場所らしい。廃墟の割には人が多いが…。 最近は魔物が増え、なかでも巨大な蜘蛛の化け物が地下の連絡路に 巣食っており、ここから別の場所へ移動するにはどうしても その化け物を倒さなければいけないといわれて仕方なく移動がてら 退治をすることに。途中で書物を見つけるが、リュウには 読むことができなかった。すれ違った考古学者に尋ねると、書物は エウラドーナという種族の言葉で書かれていて、彼らでないと 本を読むことはできないだろうとのことだった。 なんとか魔物を退け、廃墟を越えてしばらくいくと綺麗な泉に出た。 泉の中心部に歩み寄っていくと、背中に御伽噺の妖精のような 羽を生やした少女が水浴びをしているのが見える。彼女はこちらに気が付くと 辛うじて胸は隠しているものの臆すことなく裸のままでこちらに話しかけ…… あれ?これなんてエロゲ? 内蔵された翻訳機でも彼女の言葉は分からず、困っていると 少女に指輪を差し出された。促されるままにつけると少女の言葉が 理解できるようになる。彼女はこの指輪を使うとどんな相手とも 会話が通じるようになるのだと語った。 改めて自己紹介をする。少女はファナと名乗った。 相変わらず裸のままの彼女はリュウの持つ本を見て、自分に貸してくれと 言うので渡してやる。すると、ファナはすらすらと本を朗読しだした。 どうやら彼女の種族こそがエウラドーナであったらしい。 本には遥か昔、ガヴァナーという神々が宇宙からやってきて世界を 支配していたこと、いずれ訪れる旅人のためにこの星に 星を渡る船(おそらく宇宙船)を用意したこと、旅人はガヴァナーに 会うための資格を得るためにこの惑星を渡り歩かなくては いけないことなどが書かれていた。ファナは本に書かれている旅人とは リュウのことではないかと話す。彼女はリュウに興味を引かれたのか、唐突に 彼の旅についてくると言い出した。否応なしに旅の道連れになったファナと共に リュウは帰る方法を探す旅を続けるのだった。 243 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 07 45 ID Odaw2FRL0 道なりに移動していくと、間の悪いことに戦争の現場に出くわしてしまう。 周囲の民間人の話を聞くに、マイヨールの軍勢とバヴァリスという種族が戦って いるらしい。なるべく係わり合いにならないようひっそり通り抜けようと したが……案の定、バヴァリスの兵に見咎められ、捕まってしまう。 身包み剥がされ押し込められた部屋からなんとか脱出すると どういうわけか武具一式が納められた箱があったのでありがたく拝借し こっそり……ではなく白昼堂々二階からロープをつかって脱出。 しかしなぜか見回りの兵は自分達を捕まえようとはしないのだった。 出城の中を探り、奪われた道具を探す二人。なんとか見つけはしたものの 銃器や宇宙服といった便利な道具はすでに壊されていて、使いようが なかった。仕方なく諦めて陣地から抜け出そうとしていると 一人の男に出会う。彼はカロン、マイヨールの軍師なのだとか。 彼は何故か見ず知らずの二人にマイヨールの陣地に出入りできる 通行手形を譲ってくれた。理由は不明だがどうも保護してもらえるようなので 教わったとおりに拠点へ向けてバヴァリス陣地から立ち去った。 マイヨール陣地に着き見張りに手形を見せると快く中に入れてもらえた。 そこでカロンと再会し、話をする。どうやら戦力不足なので 二人に手伝ってほしいみたいだ。助けてもらった恩もあるので了承すると 助っ人としてルードという魔術師が協力してくれることに。 カロンは会話の際、丁寧に事の発端も説明してくれた。 この戦争はバヴァリス達がガヴァナーを祭る神殿を不法占拠したことが 発端らしい。リュウが敵地で小耳に挟んだ話によると、今回の戦は 一人の神官が神のお告げと称してバヴァリス達を先導しているのだとか。 なにやらきな臭い雰囲気だが……。 244 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 09 55 ID Odaw2FRL0 頼まれたとおりに神殿へ向かうと、建物の前で突如一人のバヴァリスの 戦士が現れ、あっという間にファナを連れ去ってしまった。 彼女を探しつつ神殿内部を探索しているとさ迷える魂たちと出会う。 幽霊になって嘆いてはいるがおなかがへらないのと太らないのは嬉しいと 妙にポジティブな幽霊や、死後の世界でガヴァナー神と会えると 期待していたのに会えなかったと漏らす者など、色々な者と話を聞く。 その他にもガヴァナーの敵であるズールは死後の世界にもいるとか ガヴァナーはすでに死んでいるとか様々な話を聞けるが この星の歴史を知らないリュウには彼らの話の持つ意味は分からなかった。 逃げ延びていた神官曰く、今回の事件はズールの手先ゼゼシスが ガヴァナーの名を騙り起こしたものとのことだった。 非常に不親切で分かりにくい説明の後とっとととんずらする神官にほのかな 殺意を抱きつつファナ探索を再開すると、噂のゼゼシスに出くわしてしまう。 リュウがガデュリンの人間ではないことを一目で見抜き、魔物を呼びつけ 襲い掛かってくるのだが……。 敵Aは そっこうで にげだした! 敵Bは そっこうで にげだした! ……お前はいったい何がしたいのかと小一時間ry 今度はまともな魔物を呼び出して来たのでこれを退けると ゼゼシスは一目散に逃げ出してしまった。改めてファナ探しを続ける。 地下へ潜っていくと先ほどファナをさらった男、ドランが現れた。 だが彼は軍人として仕方なく上官の命令を聞いただけで そもそも今回の争いの件には非常に消極的のようだ。 ファナはガヴァナーの生け贄としてこの先に閉じ込められているらしい。 リュウ達は慌てて奥の部屋に足を進めた。 245 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 11 28 ID Odaw2FRL0 神殿の奥にいたのは、人でも神でもなく機械だった。 機械――ゼグマは自らをガヴァナー神であると言い、リュウ達を襲う。 どうにかゼグマを倒し、彼(?)にお前は機械だよと教えるリュウ。 そこでようやくゼグマは己の本来の姿を思い出すが、壊れかけた彼はもう 機能停止寸前だった。僅かに残ったメモリから、ゼグマはリュウに 「星の世界に帰りたければ、コルダーンへ行け」と言い残し動きを止める。 壊れたゼグマの奥にはファナがいた。助けに来たリュウに駆け寄り 怖かったと震えるファナ。そんな彼女をリュウは優しく抱きとめて キスを……あれ?いつのまにギャルゲーにすりかわったんだろう? ガデュリンにはキスの文化が無いらしく、「今のは何?」と 無邪気に聞き返すファナ。リュウは「相手を愛しいと思う気持ちを伝える 素晴らしい方法なんだよ」と説明を――書いててむず痒くなってきたよママン それを聞いたファナはそれならと今度は自分からリュウにキスをする。 ――昔のゲームはサービス精神豊富だったんですね。なにこのラブコメ。 ひと段落して部屋を見回すと、巨大な扉が目に付く。聞きかじった話を 総合するに、これは時の扉という名前で、空間と空間をつなげる ワープゲートのようなものであるということだった。 扉を調べようとするとまたもドランが現れる。彼は軍人故に自由にはなれないが いつかこの争いが終わった暁にはお前達と……と言い残し去っていった。 どう見ても仲間になるフラグです。本当にry 今度こそ扉を調べると、随分と高度な科学力を持って作られただろうことが 分かる。今のところ、コルダーンへの手がかりはこの扉しかなさそうだ。 覚悟を決めたリュウは扉を起動させ、仲間達と一緒に中へと飛び込む。 地球を目指すリュウの旅はまだまだ始まったばかりだ。 431 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 26 48 ID w+SNfdyF0 戻ってきたらレスが数日の間に200近く進んでてびびったw なんか皆さん乙でした。ではガデュリン続きいきたいと思います。 扉を抜けると、厳かな空気の神殿に出た。目の前には一人の神官が立っている。 「ようこそエドナへ! カロン様からお話は伺っております」 何の事かと尋ねる暇もなく奥に案内される三人。そこには ヴァサンと名乗る司祭がいた。司祭はカロンの魔法による連絡で リュウたちの事を聞いていたのだという。 ヴァサンは言う。リュウが空へ帰るにはガヴァナー神に会わなくては ならないと。しかしいくら事情があるといえども神であるガヴァナーには そう簡単にあうことは出来ない。コルダーンに住む御使いを 通さなくてはならないのだ。ところがその御使いですら 会うためには資格が必要で、現在ここマイヨール一帯で資格を持つのは タオ・ホーと呼ばれる魔道師ただ一人であるらしい。 ルルア地方の神殿を解放した見返りとして、エドナでの行動の自由を 約束された一行はタオ・ホーを探すことにする。情報を集めるべく 街中をうろつくリュウたち。すると突然 ならずものが あらわれた! ――街中って安全地帯じゃなかったんですね。初めてだよ、 人里で何の説明も無く堂々と襲われるRPGは…… 軽くショックを受けつつ作業再会。街の人によると 彼はグランデの廃墟という場所にいるらしい。また、同時に 街では一人の子供が行方不明になっているとかで騒ぎになっていた。 432 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 28 17 ID w+SNfdyF0 グランデの廃墟に着き、見張りにタオ・ホーへ用事があると告げると あっさり通してくれた。最深部に到達すると巨大扉の前に一人の魔道師が 陣取っている。声をかけてみると、予想通り彼がタオ・ホーだった。 行方不明の子供が扉の向こうにいるが、一人では手出しできないようだ。 犯人はまたもズールの手下らしい。 彼はリュウ達に一度街へと戻って東にある塔から呪文の書を取ってくるよう 要請する。そこで一先ず帰還し、ヴァサンに事情を話すと 塔の鍵を渡してくれた。内部を探索し書物を見つけてタオ・ホーの元へ 戻る三人。書物を渡すと彼は記されていた呪文を読み上げ扉を開いた。 プレイヤーがようやくお使いに行かされた意味を悟ると 彼はルードを「ここから先はズールの支配する危険地帯なのでお前では これからの旅には役不足(役不足は原文まま。ひょっとして誤用?)」 として代わりにパーティーインすることに。ワガママなじーさんに しかし大人なルードは「カロン様の手伝いもありますから」と にこやかに去っていった。あんたいい人だよ。 扉の奥には魔物が待ち構えていた。リュウを始末するために 子供をさらいおびき寄せたという。ズールの手下達にとっては ガヴァナーに近づこうとするもの全てが敵であるらしい。 そんな手下を手早く片付けると、敵は死に際に エドナの秘法はすでに我々が手に入れた、お前達には ガヴァナーの手助けはできないだろう、と言葉を残す。 人質を助け出し、エドナに戻ったリュウは心配する親元へ 子供を届けると神殿を訪ねヴァサンに手下の言葉を伝える。 あわてて司祭が秘法の確認へ向かうと、入れ違いに ファナの知人がやってきて、彼女の祖母が危篤であると告げた。 ところが彼女の祖国、エウラドーナはある事情の元鎖国をしており 許可の無い人間は立ち入る事が出来ないらしい。 ヴァサン様に行き先を伝えてくれたら後から追いかけるから、と ファナは迎えに来た知人と共に祖母の元に向かったのだった。 433 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 29 52 ID w+SNfdyF0 戻ってきた司祭は神殿に保管していた宝が無くなっていたと語る。 宝の名は天の舵。ガヴァナーが天空船(=宇宙船)なるものを操るのに 必要不可欠な道具とのこと。このままではリュウがコルダーンに 着いても地球には帰れない。ヴァサンはオロという国に ガヴァナーの伝説に詳しい人物がいるので、彼を訪ね 知恵を授けてもらうように進言する。 オロのカーティアという町に着き、門番にヴァサンの紹介だと言って 通してもらう。と、そこに先ほどファナを迎えに来た若者――チホリが 駆けつけた。なんとズール教団がエウラドーナに攻め入り ファナの祖母が住む町も襲撃を受けたのだという。おまけに彼女は さらわれてしまい(お前はマ○オのピー○姫か)巫女のルーナなる 人物が彼女を助けに来てほしいと言っているとか。門番にルーナ様の 名を出せば通してくれるはず、と言った所で彼は倒れてしまった。 傷だらけの身体で命からがらここまで辿り着いたようだ。 リュウに全てを伝え終わると間もなくチホリは死んでしまった。 リュウ達はガヴァナーの話は後回しにしてファナを救出する事に決め エウラドーナの首都エウレスへと向かう。街は破壊されてはいたものの 復興が進んでおり、人も多い。まずは話を聞くため太陽の神殿と 呼ばれる場所へ行きルーナと謁見する。どうやらさらわれたのは ファナだけではないらしい。ルーナはリュウとファナが深い間柄 だと聞いて彼を呼びつけたのだとか。 徐々にRPGにはありがちの便利屋と化してくるリュウだが ともかくファナを助ける為、集団が向かったという北の方角へ 行ってみることにした。立ち寄った森の中の村で話を聞くと 敵は北にある洞窟に行ったらしい。洞窟の入り口はルーナにより 封印されていると聞いたので(その割には敵は自由に出入りしてますが) 神殿へ戻り彼女の協力を仰ぎに行く。経緯の説明をすると 彼女が封印を解除するために同行してくれることになった。 434 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 32 19 ID w+SNfdyF0 ルーナの力で洞窟の封印をとき、奥へと進む。突き当たりの怪しい 空間に飛び込んだリュウ。そこではファナの他、幾人かの若い娘が 生け贄にされそうになっていた。ズールの神官たちはリュウの目の前で 彼女らをブレストラの場所へ送ってしまう。急いで神官をやつけて 駆けつけると、一行の前に三つ首の龍が立ちふさがった。こいつが ブレストラのようだ。リュウ達はなんとかこれを撃退することができた。 奥まった小部屋に彼女達はいた。リュウを見て駆け寄り抱きつく ファナ。娘達が無事でルーナも安心したようだ。最高位の巫女である ルーナはリュウに礼を言うととっとと街に帰って行った。いくら街が 気がかりだとはいっても恩人を魔物の巣食う洞窟に放置して 帰るってあんたそりゃあないんじゃないだろうか。 病人は人前に出ないという謎のしきたりのせいで祖母には会えなかったが ともかく再びファナもメンバーに加わり、改めてオロに行って 話を聞く事に。ズールの連中を倒したとあり、リュウをこの星に迫る 危機を打破することのできる人物と認めてくれた老人はさっそく コルダーンについての情報を教えてくれた。 百聞は一見にしかず、ガヴァナーの話を長々語るより直接コルダーンに 行くのが早いと言って、かの場所へ向かう方法を説明してくれる老人。 リゴルドにある時の門をくぐればいいらしいのだが、そこに辿り着くには 聖者への試練の部屋、というものを通らなければならないという。 試練の部屋を開けるには5つの天空の宝石を集める必要があり、その一つは 村のはずれの宝の洞窟にあるというので三人はそこに行く事にした。 首尾良く天空の宝石の一つ、夕焼けの玉を手に入れ次なる宝石の ありかを捜す。玉が隠されていた場所と同じ形の扉を各地で 見てきたリュウは今まで立ち寄った遺跡や神殿を回ってみる ことにする。予想通りそこにあったのは天空の宝石。 太陽の玉、朝焼けの玉、青空の玉の三つを見つけて残す所は一つとなった。 435 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 34 03 ID w+SNfdyF0 最後の一つを求めて新天地へ旅立った一行。砂漠を超えバヴァリスの国に 辿り着いた三人は、しかし門番に追い返されてしまう。それでもしつこく 街に入ろうとするとそこにあの職務放棄男、ドランがやってきたではないか。 彼が門番にこいつらは知り合いだから通してやれ、というと 「将軍のお知り合い!?」とびびった門番はすぐに立ち退いた。ドランは 用事があるらしくまた後で会おう、というとどこかに去っていく。 バヴァリスの街、リコルドを回るリュウ達。闘技場や神殿、博物館など 様々な施設が並んでいる。中でも博物館には「とるねこのはらまき」という 非常に気になるものが飾られていたりするが……DQ4? 一番気になる玉があると思しき扉の前には人がいて入れない。どうした ものかと街を歩いていたら子供が生まれそうな一人のバヴァリス人の 家を見つけた。家の子供に頼まれ医者を呼びに行くと、医者は子供に父親を 呼びに行くよう言いつける。父親は博物館で扉の前にいた人物だった。 これはチャンスとばかりに博物館へ走り、扉の奥に入り込んで 大切に保管されていた宝箱を開ける。中には宝石の一つ、星空の玉が 入っていた。ガデュリンを救うという建て前のもと地球に戻る為に 窃盗を働くリュウ。これでようやく全ての宝石が揃った。 都合が良いと言おうか、試練の部屋はこの街の神殿の地下にあるらしい。 彼らはコルダーンへ向かうべく足を進めた。 あまりのきれいさにうっとりしながら(本当にそうメッセージが出る) 扉のくぼみに全ての玉をはめると、今まで一度も開かれた事の無いとされる 扉が初めて道を開けた。するとそこにドランがやって来る。曰く やっと暇がとれたらしい。……まさか軍をクビにされたんじゃなかろうな。 同じガヴァナーを振興する民であるバヴァリスとマイヨールの戦に 疑問を感じ続けていた彼はこれでようやく神の真意を知ることができると 随分嬉しそうだ。審判を下すべく待ち構えるガヴァナーの子、グラの神像に 会うために心強い仲間を得た一行は先へ進む。 436 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 38 23 ID w+SNfdyF0 ここで一度街の人達から得られた惑星ガデュリンについての説明。 大昔にガヴァナーと呼ばれる種族(ガデュリンの民は彼らを神と呼ぶ)が ガデュリンを創り、そこに様々な生き物を移住させたり様々な施設を 作ったりした。この星に生きる生物は人から魔物まで全てがガヴァナーにより 作られたものであるらしい。各地には彼らの声を聞く神殿が設置されているが 最近は何があったのかガヴァナーからの声は届いていない。 万能の力を持つと呼ばれるガヴァナーにもたった一つ存在する敵。それが ズールと呼ばれる何か。ズール教団の人間はズールを神々と称し 崇め奉っているらしい。が、何分謎の教団なので詳しい実態は不明。 現段階ではどうもガヴァナーはズールにおされ気味のように感じる。 ズールの目的もガヴァナーの意図も定かではないが、客観的にはズール側の 方が生け贄と称して人攫いをしたり魔物に人を襲わせたりと野蛮。 基本的にガデュリンの民はガヴァナー唯一信仰だが、彼らは個人には手を 差し伸べないようで、ズールはそこを狙い甘言で人々を引き込んでいるようだ。 437 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 39 29 ID w+SNfdyF0 無言で立ち塞がるグラの神像を倒し、時の扉を開こうとすると 扉の横の機械が突如として喋りだした。用が無ければ扉を開けることは 出来ないとするロボットにズールが天の舵を盗んだ話をすると それは一大事、と時の扉を作動させてくれた。地球への重大な手がかりに 近づけるとあってリュウは興奮しつつファナの手を握り(実は前の時もファナと 手を取り合ってたり)扉に飛び込む。後ろの二人も大変だなあ……。 目を開けると、そこは機械が闊歩する場所だった。道行くアンドロイドに 尋ねると、アンドロイドはここをコルダーン宇宙港だと言った。 しかし話に聞いたイメージとはかなり違う。どこか様子おかしい。 機械に襲われつつ内部を探索する一行。そこにはズールの命令を受け 機械兵器を作るアンドロイドの姿があった。まともなロボに話を聞くと ズールの破壊工作により警備システムが暴走したのだと教えてくれた。 正常なロボット達の様子と話から、現在コルダーンはガヴァナーとの連絡が 途絶えてしまったことが分かる。また、コルダーンとはガデュリンと宇宙を 結ぶための場所であり、ここにいるロボット達は旅人に情報を提供するため 配置されていることも聞けた。人間の姿を探して右往左往していると 小部屋の一つにてとうとうコルダーン人に会える。 ここにいる唯一の人間であるらしい彼は、すでに全てを把握していた。 コルダーン人とはガヴァナーに作られたクローン人間という秘密を暴露して くれた彼は、続けて天の舵とはガヴァナーの高速宇宙船のコントロール装置で 宇宙船を発信させるにはガヴァナーの許可が必要である事を教えてくれる。 地球に戻るにはガヴァナーを救わなければいけないという まあプレイヤーには今更な交換条件を出され、リュウは改めてズールに立ち向かう ことになった。ズールと戦うのに必要な武具が封印されている扉を開く為の 鍵を譲り受け、リュウは再びガデュリンに戻り装備を集める事に。 ……ソフトバグってルーラ使えないのに、マジ勘弁してくださいorz 438 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 41 40 ID w+SNfdyF0 ここからちょっと個人的感想も交えてゲームの設定の裏側。 惑星ガデュリンの正体。コルダーンの施設とロボットの言から察するに それはどうやら実際の人間を使った一大テーマパークのようだ。 ガデュリンにいるのは真実を知らない人間と、外から来たガデュリンの 人間になりきって遊んでいる人間、そしてその管理者の三種類に 分けられるようで、正直必死で生きている人間の側でゲーム感覚で 外から遊びに来ている奴がいるのかと思うと個人的には胸糞悪い。 つーかぶっちゃけSO3かよ、みたいな。 しかし、だとしたらあのオープニングの説明や現在の異常はなんなのか。 そもそもガヴァナーはそんな一旅行者(リュウの場合は遭難者のようなものだが) に助けを求めるなんてちょっと間違ってないかとか色々不可解な事だらけだ。 ひょっとしてこれはガヴァナーによる壮大な釣りではないかと疑心暗鬼に 陥りながらそれでもプレイヤーはコントローラーを握り続けるのだった。 ……ということで徒歩でアイテム探しにいってきますので続きは少々 お待ち下さい。出来ればこの休みでクリアしたいのですが、どうなることやら。 439 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 14 19 ID w+SNfdyF0 先ほど投下したのが事前に書き溜めたものだったのと 思ったより短かったのとでかなり早く戻ってくることができました。 ではラストまで一気に投下いきます。寝てないので少々 テンションがハイな部分がありますがお許しください。 ズールの分身であるゴルバスを倒さないとズールにはダメージを 与えられないとか対ズール武器はディガンの魔石という動力源がないと 効果を発揮しないとか超重要要項をイベント外部でこっそり教えてもらいつつ 各地で徒歩にて装備回収をしていると、グランデの廃墟で噂のゴルバスに 遭遇する。ドランは謎の力で叩きのめされてしまい、他の三人も金縛りに あったように動けない。そこにアレイ・ブルーと名乗るアンドロイドが コルダーンから助太刀に来てくれた。ボロボロになったドランをコルダーンへ 転送すると、アレイ・ブルーは代わりにパーティーに参加する。 大層な事を言った割にはそんなに強くなかったゴルバスを倒すと、こいつは 末期に「ズール様は今も中央制御室に攻撃をしかけておられるはずだ ガヴァナーが倒れるのも時間の問題、お前達には中央制御室へ行く事すら できまい」と言って絶命した。まあよくある負け惜しみだ。 あちこちで迷ったり嫌になったりしながらようやく全ての装備がそろい コルダーンへ戻り、中央制御室への時の扉の前に立つ。装備が揃ってないと 門前払いだった扉も今の彼らをさえぎる事は無い。準備を万端に整え リュウ達はいよいよ長い旅の終わりへ向けて足を踏み出す。 正直暴走した機械より弱いラスダンの敵を倒しつつ奥へ。地下三階、 中央制御室の中枢に紫の髪の顔色の悪い男がいる。どう見てもズールな この男の前に歩み出ると、どこからともなく声が聞こえてきた。 (プレイヤーにはどう考えても目の前の奴が喋ってるようにしか 見えませんが何処からか分からないっていったら分からないんです) 言うまでもないがやはりそれはズールその人だった。ガヴァナーを消し去る ところだったがまあいい、お前達から先に消してやる、とラスボスに あるまじきあっさりとしたセリフと共にラストバトル突入。どうでもいいが 最終ボスのはずなのに逃げるが可能なのはボスとしてどーよ? 440 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 14 54 ID w+SNfdyF0 何段階もの変身の末に、とうとうズールは倒れる。断末魔の叫びを上げて 消滅した後には、天の舵が落ちていた。それを拾い上げ、ズールがいた場所の 後ろの扉を開くと、そこには今まで何度と無くその名が語られながら 具体的な事は一切わからなかったこの星の神、ガヴァナーがいた。 巨大なスフィンクスのような機械の頭部の部分に顔が浮かび上がる。 「私はガヴァナー。はるか昔ガデュリンを作り上げた者だ。 今ではこのように存在だけのものになってしまったが……」 存在だけのものってつまりどういうことですか。意味が分かりません。 つまり意識体としての存在になったということでおkですか、ガヴァナー先生。 そしてガヴァナーから語られるこの星の存在理由。ガデュリンは本来 星星を巡る移動遊園地であり、緊急時には種や生命の保存として 宇宙を旅する巨大宇宙船であったこと。ここに住む全ての生き物は皆、 将来銀河系を支配するであろう地球人を導く為の惑星であること。 ズールとは銀河の破滅を求めるものであり、ガヴァナーの後継に位置する 科学力を持つ地球人は、そのためズールと戦わなくてはならない。 そしてガデュリンとは地球人がズールに対抗できるようになるための 訓練施設のような役割をも担っていたのである。なんて話だ。 先ほど倒したズールは、ズールの中でもほんの手先に過ぎず 地球人が立ち向かうのはもっと強大な相手。ガデュリンはいずれ 訓練の為に地球へと向かうが、一足先に地球に帰りたいのであれば 既に許可は出してあるので天空船にのって帰ればよい。その前に、最後に 言っておく事がある。ガヴァナーは存在だけのものだ、高度な科学力を 自らを守るために行使する事は出来ない。私を守るのはズールと戦う お前達自身なのだ……。 いや、言いたいことはわかりますよ、わかりますけどね? 何の説明も無く問答無用で魑魅魍魎の跋扈する星に送り込まれて 最終的にはその扱いって、地球人はパシリですか? なんていうかもう少し労わってくれてもいいんじゃないですか? 協力して銀河を守らなきゃいけないってんならもっと気持ちよく 協力できるような方法とれよ……。どうしてガデュリンその他の星の 人間はこんな奴に気持ちよく支配されていたんだろう。自分にはわからん。 441 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 16 01 ID w+SNfdyF0 とりあえずコルダーンに送り帰してもらったリュウ達。いつの間にか 先の戦いで負った傷も治っている。戻ってくるとコルダーン人と 怪我の治ったドランが出迎えてくれた。彼らはズールの手下は宇宙に 逃げていったと教えてくれ、早速天空船を動かしてあげようと 船のドアを開いた。何故か皆でタラップから宇宙船へと乗り込むと 今更のようにコルダーン人が「お前は本当に地球へ帰りたいのか」と 問うてくる。何故かそこでリュウでなく仲間達に話をふるコルry。 ドランもアレイ・ブルーも歯切れが悪い。それもそうだろう、 違う星の人間とはいえこれまで苦楽を共にした仲間なのだ。何より リュウとファナの二人は……。どうしても帰らなくてはならんのか、と タオ・ホー。帰っちゃうの?と言外に帰らないでほしいと言っているファナ。 お前ら意地でもリュウを地球に帰さんつもりか。リュウの出した答えは――。 ニア帰る ファナは黙って見つめている… ニア帰る ファナは黙って見つめている… ニア帰る ファナは黙って見つめている… やっぱり帰してくれねーのかよ!フラグはびんびんだったけどな! 地球に戻らず、愛するファナの元でガデュリンに生きることにしたリュウ。 こうしてリュウはガデュリンの一員となったのだった。 ――自航惑星ガデュリン・ep4 完―― 442 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 18 01 ID w+SNfdyF0 以上でガデュリンは終わりになります。……いやマジでこんだけです。 どうしてここでファナをさらって地球に帰っちゃいけないんだろうかと 本気で悩みましたが。個人的な感想を言わしてもらうと、正直 リュウの扱われ方に腹が立ったんですが、まあゲームなのでいいか。 ちなみにこのガデュリン、実はメディアミックス作品で、同じ世界観を元に 小説やらアニメ作品やらになって展開してます。むしろしてましたかな。 そのためこのゲームだけだと話がちょっぴり分かりにくいです。 でもまあ昔のゲームってシステム重視みたいなので。システムもアレですが これ以上は本気チラシ裏になりそうなので止めておきます。 では、また何か未解決リストのゲームを見つけたら書き込みに来ます。 466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 16 14 05 ID HTLP+G8M0 ガデュリンに補足。 まとめにも載ってるミネルバトンサーガは同一の世界設定のゲーム。 ガデュリンよりも昔(未来?)のビッグクランチ真っ最中の世界が”ミネルバトン”と呼ばれているらしい。 そこではビッグバン後の世界の覇権をかけてハーン(主人公にアイテムくれる神たちの親)とゾーン(ラスボスの親)が争っている設定だとか。 他にも「リグラス」「暗黒城」「バルバトゥスの魔女」「ディガンの魔石」「ダークレイス」「シルヴァサーガ」が同世界の設定。 467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23 24 02 ID AURI0p8m0 ガデュリンは、前作のディガンの魔石(のマニュアル)や小説では 方々の星系から珍しい動物を集めた元移動遊園地で 文明がズールに滅ぼされて、かろうじて残ったコロニーであるガデュリンを種の保存のための箱舟にしてるって設定 SFC版で現在のガデュリン内の文明がミニチュア化されてるのは、開発スタッフがその辺勘違いしたんだと思う
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/811.html
ガデュリン part28-231・242~245・431~442・466~467 231 :ガデュリン:2007/02/08(木)03 14 30 ID GLEqugQz0 乙……ってちょ、受験生ですかw息抜きも程ほどにね。 前菜代わりにガデュリンのOPだけ落としときます。 当方説明書は持ってないのでネットで仕入れた情報の 書き直しですが。いやまる写しは著作権もろもろがあるので。 大昔、高度な科学力を持ったガヴァナーという種族がいた。 彼らは温和な性格で様々な星系の統治をしており、支配された 種族もそれに不満を持つ事はなかった。 彼らには彼らの種族を餌とし、争い続ける敵がいた。 敵はズールといい、銀河系の外からやってきた超能力を操る種族だった。 高度な能力を持ち、魔法という新たな技能を生み出した彼らでも ズールに勝つことはできず、とうとう統治している生き物を捨てて はるか彼方へと逃げ出してしまった。 後には数多の指導者を失ったコロニー(巨大宇宙船、と表記されてました) が残され、それらは当ても無く宇宙をさ迷うことになった。 その中の一つを、自航惑星ガデュリンと言う。 それからしばらく。地球から一人の青年が移住の出来る星を探し 宇宙に飛び立ったが、一つの惑星の側に来た所で 宇宙船のコントロールを失い、その星に不時着してしまう。 彼は脱出ポッドの中から惑星が非常に特徴的な形をしているのを目撃し この星は何者かが人工的に作ったものではないかと推測する。 無事着陸できたものの、宇宙船は壊れてしまい 青年は地球に帰る手段を失ってしまった。 だが、この星が人工のものであるならその科学力を持って 地球に帰還することができるかもしれない。 青年、リュウは故郷に帰り、そして移住可能の可能性を秘めた この星の存在を地球の人々に伝える為に 惑星=ガデュリンを探索することを決めたのだった。 242 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 07 12 ID Odaw2FRL0 話がちょっと進んだので本編いきます。 ストーリー唐突なのでうまくまとめ上げれるかどうか不安ですが。 脱出ポッドの外に出たリュウ。そこは深い森の中だった。 ポッドから装備や道具を取り出して道なりに歩くと間もなく 古びた建物を見つけた。ヘルメットに備え付けの翻訳機能に頼りに そこにいた人達に話を聞くと、どうやらここは「すいぐうのはいきょ」と 呼ばれる場所らしい。廃墟の割には人が多いが…。 最近は魔物が増え、なかでも巨大な蜘蛛の化け物が地下の連絡路に 巣食っており、ここから別の場所へ移動するにはどうしても その化け物を倒さなければいけないといわれて仕方なく移動がてら 退治をすることに。途中で書物を見つけるが、リュウには 読むことができなかった。すれ違った考古学者に尋ねると、書物は エウラドーナという種族の言葉で書かれていて、彼らでないと 本を読むことはできないだろうとのことだった。 なんとか魔物を退け、廃墟を越えてしばらくいくと綺麗な泉に出た。 泉の中心部に歩み寄っていくと、背中に御伽噺の妖精のような 羽を生やした少女が水浴びをしているのが見える。彼女はこちらに気が付くと 辛うじて胸は隠しているものの臆すことなく裸のままでこちらに話しかけ…… あれ?これなんてエロゲ? 内蔵された翻訳機でも彼女の言葉は分からず、困っていると 少女に指輪を差し出された。促されるままにつけると少女の言葉が 理解できるようになる。彼女はこの指輪を使うとどんな相手とも 会話が通じるようになるのだと語った。 改めて自己紹介をする。少女はファナと名乗った。 相変わらず裸のままの彼女はリュウの持つ本を見て、自分に貸してくれと 言うので渡してやる。すると、ファナはすらすらと本を朗読しだした。 どうやら彼女の種族こそがエウラドーナであったらしい。 本には遥か昔、ガヴァナーという神々が宇宙からやってきて世界を 支配していたこと、いずれ訪れる旅人のためにこの星に 星を渡る船(おそらく宇宙船)を用意したこと、旅人はガヴァナーに 会うための資格を得るためにこの惑星を渡り歩かなくては いけないことなどが書かれていた。ファナは本に書かれている旅人とは リュウのことではないかと話す。彼女はリュウに興味を引かれたのか、唐突に 彼の旅についてくると言い出した。否応なしに旅の道連れになったファナと共に リュウは帰る方法を探す旅を続けるのだった。 243 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 07 45 ID Odaw2FRL0 道なりに移動していくと、間の悪いことに戦争の現場に出くわしてしまう。 周囲の民間人の話を聞くに、マイヨールの軍勢とバヴァリスという種族が戦って いるらしい。なるべく係わり合いにならないようひっそり通り抜けようと したが……案の定、バヴァリスの兵に見咎められ、捕まってしまう。 身包み剥がされ押し込められた部屋からなんとか脱出すると どういうわけか武具一式が納められた箱があったのでありがたく拝借し こっそり……ではなく白昼堂々二階からロープをつかって脱出。 しかしなぜか見回りの兵は自分達を捕まえようとはしないのだった。 出城の中を探り、奪われた道具を探す二人。なんとか見つけはしたものの 銃器や宇宙服といった便利な道具はすでに壊されていて、使いようが なかった。仕方なく諦めて陣地から抜け出そうとしていると 一人の男に出会う。彼はカロン、マイヨールの軍師なのだとか。 彼は何故か見ず知らずの二人にマイヨールの陣地に出入りできる 通行手形を譲ってくれた。理由は不明だがどうも保護してもらえるようなので 教わったとおりに拠点へ向けてバヴァリス陣地から立ち去った。 マイヨール陣地に着き見張りに手形を見せると快く中に入れてもらえた。 そこでカロンと再会し、話をする。どうやら戦力不足なので 二人に手伝ってほしいみたいだ。助けてもらった恩もあるので了承すると 助っ人としてルードという魔術師が協力してくれることに。 カロンは会話の際、丁寧に事の発端も説明してくれた。 この戦争はバヴァリス達がガヴァナーを祭る神殿を不法占拠したことが 発端らしい。リュウが敵地で小耳に挟んだ話によると、今回の戦は 一人の神官が神のお告げと称してバヴァリス達を先導しているのだとか。 なにやらきな臭い雰囲気だが……。 244 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 09 55 ID Odaw2FRL0 頼まれたとおりに神殿へ向かうと、建物の前で突如一人のバヴァリスの 戦士が現れ、あっという間にファナを連れ去ってしまった。 彼女を探しつつ神殿内部を探索しているとさ迷える魂たちと出会う。 幽霊になって嘆いてはいるがおなかがへらないのと太らないのは嬉しいと 妙にポジティブな幽霊や、死後の世界でガヴァナー神と会えると 期待していたのに会えなかったと漏らす者など、色々な者と話を聞く。 その他にもガヴァナーの敵であるズールは死後の世界にもいるとか ガヴァナーはすでに死んでいるとか様々な話を聞けるが この星の歴史を知らないリュウには彼らの話の持つ意味は分からなかった。 逃げ延びていた神官曰く、今回の事件はズールの手先ゼゼシスが ガヴァナーの名を騙り起こしたものとのことだった。 非常に不親切で分かりにくい説明の後とっとととんずらする神官にほのかな 殺意を抱きつつファナ探索を再開すると、噂のゼゼシスに出くわしてしまう。 リュウがガデュリンの人間ではないことを一目で見抜き、魔物を呼びつけ 襲い掛かってくるのだが……。 敵Aは そっこうで にげだした! 敵Bは そっこうで にげだした! ……お前はいったい何がしたいのかと小一時間ry 今度はまともな魔物を呼び出して来たのでこれを退けると ゼゼシスは一目散に逃げ出してしまった。改めてファナ探しを続ける。 地下へ潜っていくと先ほどファナをさらった男、ドランが現れた。 だが彼は軍人として仕方なく上官の命令を聞いただけで そもそも今回の争いの件には非常に消極的のようだ。 ファナはガヴァナーの生け贄としてこの先に閉じ込められているらしい。 リュウ達は慌てて奥の部屋に足を進めた。 245 :ガデュリン:2007/02/09(金)07 11 28 ID Odaw2FRL0 神殿の奥にいたのは、人でも神でもなく機械だった。 機械――ゼグマは自らをガヴァナー神であると言い、リュウ達を襲う。 どうにかゼグマを倒し、彼(?)にお前は機械だよと教えるリュウ。 そこでようやくゼグマは己の本来の姿を思い出すが、壊れかけた彼はもう 機能停止寸前だった。僅かに残ったメモリから、ゼグマはリュウに 「星の世界に帰りたければ、コルダーンへ行け」と言い残し動きを止める。 壊れたゼグマの奥にはファナがいた。助けに来たリュウに駆け寄り 怖かったと震えるファナ。そんな彼女をリュウは優しく抱きとめて キスを……あれ?いつのまにギャルゲーにすりかわったんだろう? ガデュリンにはキスの文化が無いらしく、「今のは何?」と 無邪気に聞き返すファナ。リュウは「相手を愛しいと思う気持ちを伝える 素晴らしい方法なんだよ」と説明を――書いててむず痒くなってきたよママン それを聞いたファナはそれならと今度は自分からリュウにキスをする。 ――昔のゲームはサービス精神豊富だったんですね。なにこのラブコメ。 ひと段落して部屋を見回すと、巨大な扉が目に付く。聞きかじった話を 総合するに、これは時の扉という名前で、空間と空間をつなげる ワープゲートのようなものであるということだった。 扉を調べようとするとまたもドランが現れる。彼は軍人故に自由にはなれないが いつかこの争いが終わった暁にはお前達と……と言い残し去っていった。 どう見ても仲間になるフラグです。本当にry 今度こそ扉を調べると、随分と高度な科学力を持って作られただろうことが 分かる。今のところ、コルダーンへの手がかりはこの扉しかなさそうだ。 覚悟を決めたリュウは扉を起動させ、仲間達と一緒に中へと飛び込む。 地球を目指すリュウの旅はまだまだ始まったばかりだ。 431 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 26 48 ID w+SNfdyF0 戻ってきたらレスが数日の間に200近く進んでてびびったw なんか皆さん乙でした。ではガデュリン続きいきたいと思います。 扉を抜けると、厳かな空気の神殿に出た。目の前には一人の神官が立っている。 「ようこそエドナへ! カロン様からお話は伺っております」 何の事かと尋ねる暇もなく奥に案内される三人。そこには ヴァサンと名乗る司祭がいた。司祭はカロンの魔法による連絡で リュウたちの事を聞いていたのだという。 ヴァサンは言う。リュウが空へ帰るにはガヴァナー神に会わなくては ならないと。しかしいくら事情があるといえども神であるガヴァナーには そう簡単にあうことは出来ない。コルダーンに住む御使いを 通さなくてはならないのだ。ところがその御使いですら 会うためには資格が必要で、現在ここマイヨール一帯で資格を持つのは タオ・ホーと呼ばれる魔道師ただ一人であるらしい。 ルルア地方の神殿を解放した見返りとして、エドナでの行動の自由を 約束された一行はタオ・ホーを探すことにする。情報を集めるべく 街中をうろつくリュウたち。すると突然 ならずものが あらわれた! ――街中って安全地帯じゃなかったんですね。初めてだよ、 人里で何の説明も無く堂々と襲われるRPGは…… 軽くショックを受けつつ作業再会。街の人によると 彼はグランデの廃墟という場所にいるらしい。また、同時に 街では一人の子供が行方不明になっているとかで騒ぎになっていた。 432 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 28 17 ID w+SNfdyF0 グランデの廃墟に着き、見張りにタオ・ホーへ用事があると告げると あっさり通してくれた。最深部に到達すると巨大扉の前に一人の魔道師が 陣取っている。声をかけてみると、予想通り彼がタオ・ホーだった。 行方不明の子供が扉の向こうにいるが、一人では手出しできないようだ。 犯人はまたもズールの手下らしい。 彼はリュウ達に一度街へと戻って東にある塔から呪文の書を取ってくるよう 要請する。そこで一先ず帰還し、ヴァサンに事情を話すと 塔の鍵を渡してくれた。内部を探索し書物を見つけてタオ・ホーの元へ 戻る三人。書物を渡すと彼は記されていた呪文を読み上げ扉を開いた。 プレイヤーがようやくお使いに行かされた意味を悟ると 彼はルードを「ここから先はズールの支配する危険地帯なのでお前では これからの旅には役不足(役不足は原文まま。ひょっとして誤用?)」 として代わりにパーティーインすることに。ワガママなじーさんに しかし大人なルードは「カロン様の手伝いもありますから」と にこやかに去っていった。あんたいい人だよ。 扉の奥には魔物が待ち構えていた。リュウを始末するために 子供をさらいおびき寄せたという。ズールの手下達にとっては ガヴァナーに近づこうとするもの全てが敵であるらしい。 そんな手下を手早く片付けると、敵は死に際に エドナの秘法はすでに我々が手に入れた、お前達には ガヴァナーの手助けはできないだろう、と言葉を残す。 人質を助け出し、エドナに戻ったリュウは心配する親元へ 子供を届けると神殿を訪ねヴァサンに手下の言葉を伝える。 あわてて司祭が秘法の確認へ向かうと、入れ違いに ファナの知人がやってきて、彼女の祖母が危篤であると告げた。 ところが彼女の祖国、エウラドーナはある事情の元鎖国をしており 許可の無い人間は立ち入る事が出来ないらしい。 ヴァサン様に行き先を伝えてくれたら後から追いかけるから、と ファナは迎えに来た知人と共に祖母の元に向かったのだった。 433 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 29 52 ID w+SNfdyF0 戻ってきた司祭は神殿に保管していた宝が無くなっていたと語る。 宝の名は天の舵。ガヴァナーが天空船(=宇宙船)なるものを操るのに 必要不可欠な道具とのこと。このままではリュウがコルダーンに 着いても地球には帰れない。ヴァサンはオロという国に ガヴァナーの伝説に詳しい人物がいるので、彼を訪ね 知恵を授けてもらうように進言する。 オロのカーティアという町に着き、門番にヴァサンの紹介だと言って 通してもらう。と、そこに先ほどファナを迎えに来た若者――チホリが 駆けつけた。なんとズール教団がエウラドーナに攻め入り ファナの祖母が住む町も襲撃を受けたのだという。おまけに彼女は さらわれてしまい(お前はマ○オのピー○姫か)巫女のルーナなる 人物が彼女を助けに来てほしいと言っているとか。門番にルーナ様の 名を出せば通してくれるはず、と言った所で彼は倒れてしまった。 傷だらけの身体で命からがらここまで辿り着いたようだ。 リュウに全てを伝え終わると間もなくチホリは死んでしまった。 リュウ達はガヴァナーの話は後回しにしてファナを救出する事に決め エウラドーナの首都エウレスへと向かう。街は破壊されてはいたものの 復興が進んでおり、人も多い。まずは話を聞くため太陽の神殿と 呼ばれる場所へ行きルーナと謁見する。どうやらさらわれたのは ファナだけではないらしい。ルーナはリュウとファナが深い間柄 だと聞いて彼を呼びつけたのだとか。 徐々にRPGにはありがちの便利屋と化してくるリュウだが ともかくファナを助ける為、集団が向かったという北の方角へ 行ってみることにした。立ち寄った森の中の村で話を聞くと 敵は北にある洞窟に行ったらしい。洞窟の入り口はルーナにより 封印されていると聞いたので(その割には敵は自由に出入りしてますが) 神殿へ戻り彼女の協力を仰ぎに行く。経緯の説明をすると 彼女が封印を解除するために同行してくれることになった。 434 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 32 19 ID w+SNfdyF0 ルーナの力で洞窟の封印をとき、奥へと進む。突き当たりの怪しい 空間に飛び込んだリュウ。そこではファナの他、幾人かの若い娘が 生け贄にされそうになっていた。ズールの神官たちはリュウの目の前で 彼女らをブレストラの場所へ送ってしまう。急いで神官をやつけて 駆けつけると、一行の前に三つ首の龍が立ちふさがった。こいつが ブレストラのようだ。リュウ達はなんとかこれを撃退することができた。 奥まった小部屋に彼女達はいた。リュウを見て駆け寄り抱きつく ファナ。娘達が無事でルーナも安心したようだ。最高位の巫女である ルーナはリュウに礼を言うととっとと街に帰って行った。いくら街が 気がかりだとはいっても恩人を魔物の巣食う洞窟に放置して 帰るってあんたそりゃあないんじゃないだろうか。 病人は人前に出ないという謎のしきたりのせいで祖母には会えなかったが ともかく再びファナもメンバーに加わり、改めてオロに行って 話を聞く事に。ズールの連中を倒したとあり、リュウをこの星に迫る 危機を打破することのできる人物と認めてくれた老人はさっそく コルダーンについての情報を教えてくれた。 百聞は一見にしかず、ガヴァナーの話を長々語るより直接コルダーンに 行くのが早いと言って、かの場所へ向かう方法を説明してくれる老人。 リゴルドにある時の門をくぐればいいらしいのだが、そこに辿り着くには 聖者への試練の部屋、というものを通らなければならないという。 試練の部屋を開けるには5つの天空の宝石を集める必要があり、その一つは 村のはずれの宝の洞窟にあるというので三人はそこに行く事にした。 首尾良く天空の宝石の一つ、夕焼けの玉を手に入れ次なる宝石の ありかを捜す。玉が隠されていた場所と同じ形の扉を各地で 見てきたリュウは今まで立ち寄った遺跡や神殿を回ってみる ことにする。予想通りそこにあったのは天空の宝石。 太陽の玉、朝焼けの玉、青空の玉の三つを見つけて残す所は一つとなった。 435 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 34 03 ID w+SNfdyF0 最後の一つを求めて新天地へ旅立った一行。砂漠を超えバヴァリスの国に 辿り着いた三人は、しかし門番に追い返されてしまう。それでもしつこく 街に入ろうとするとそこにあの職務放棄男、ドランがやってきたではないか。 彼が門番にこいつらは知り合いだから通してやれ、というと 「将軍のお知り合い!?」とびびった門番はすぐに立ち退いた。ドランは 用事があるらしくまた後で会おう、というとどこかに去っていく。 バヴァリスの街、リコルドを回るリュウ達。闘技場や神殿、博物館など 様々な施設が並んでいる。中でも博物館には「とるねこのはらまき」という 非常に気になるものが飾られていたりするが……DQ4? 一番気になる玉があると思しき扉の前には人がいて入れない。どうした ものかと街を歩いていたら子供が生まれそうな一人のバヴァリス人の 家を見つけた。家の子供に頼まれ医者を呼びに行くと、医者は子供に父親を 呼びに行くよう言いつける。父親は博物館で扉の前にいた人物だった。 これはチャンスとばかりに博物館へ走り、扉の奥に入り込んで 大切に保管されていた宝箱を開ける。中には宝石の一つ、星空の玉が 入っていた。ガデュリンを救うという建て前のもと地球に戻る為に 窃盗を働くリュウ。これでようやく全ての宝石が揃った。 都合が良いと言おうか、試練の部屋はこの街の神殿の地下にあるらしい。 彼らはコルダーンへ向かうべく足を進めた。 あまりのきれいさにうっとりしながら(本当にそうメッセージが出る) 扉のくぼみに全ての玉をはめると、今まで一度も開かれた事の無いとされる 扉が初めて道を開けた。するとそこにドランがやって来る。曰く やっと暇がとれたらしい。……まさか軍をクビにされたんじゃなかろうな。 同じガヴァナーを振興する民であるバヴァリスとマイヨールの戦に 疑問を感じ続けていた彼はこれでようやく神の真意を知ることができると 随分嬉しそうだ。審判を下すべく待ち構えるガヴァナーの子、グラの神像に 会うために心強い仲間を得た一行は先へ進む。 436 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 38 23 ID w+SNfdyF0 ここで一度街の人達から得られた惑星ガデュリンについての説明。 大昔にガヴァナーと呼ばれる種族(ガデュリンの民は彼らを神と呼ぶ)が ガデュリンを創り、そこに様々な生き物を移住させたり様々な施設を 作ったりした。この星に生きる生物は人から魔物まで全てがガヴァナーにより 作られたものであるらしい。各地には彼らの声を聞く神殿が設置されているが 最近は何があったのかガヴァナーからの声は届いていない。 万能の力を持つと呼ばれるガヴァナーにもたった一つ存在する敵。それが ズールと呼ばれる何か。ズール教団の人間はズールを神々と称し 崇め奉っているらしい。が、何分謎の教団なので詳しい実態は不明。 現段階ではどうもガヴァナーはズールにおされ気味のように感じる。 ズールの目的もガヴァナーの意図も定かではないが、客観的にはズール側の 方が生け贄と称して人攫いをしたり魔物に人を襲わせたりと野蛮。 基本的にガデュリンの民はガヴァナー唯一信仰だが、彼らは個人には手を 差し伸べないようで、ズールはそこを狙い甘言で人々を引き込んでいるようだ。 437 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 39 29 ID w+SNfdyF0 無言で立ち塞がるグラの神像を倒し、時の扉を開こうとすると 扉の横の機械が突如として喋りだした。用が無ければ扉を開けることは 出来ないとするロボットにズールが天の舵を盗んだ話をすると それは一大事、と時の扉を作動させてくれた。地球への重大な手がかりに 近づけるとあってリュウは興奮しつつファナの手を握り(実は前の時もファナと 手を取り合ってたり)扉に飛び込む。後ろの二人も大変だなあ……。 目を開けると、そこは機械が闊歩する場所だった。道行くアンドロイドに 尋ねると、アンドロイドはここをコルダーン宇宙港だと言った。 しかし話に聞いたイメージとはかなり違う。どこか様子おかしい。 機械に襲われつつ内部を探索する一行。そこにはズールの命令を受け 機械兵器を作るアンドロイドの姿があった。まともなロボに話を聞くと ズールの破壊工作により警備システムが暴走したのだと教えてくれた。 正常なロボット達の様子と話から、現在コルダーンはガヴァナーとの連絡が 途絶えてしまったことが分かる。また、コルダーンとはガデュリンと宇宙を 結ぶための場所であり、ここにいるロボット達は旅人に情報を提供するため 配置されていることも聞けた。人間の姿を探して右往左往していると 小部屋の一つにてとうとうコルダーン人に会える。 ここにいる唯一の人間であるらしい彼は、すでに全てを把握していた。 コルダーン人とはガヴァナーに作られたクローン人間という秘密を暴露して くれた彼は、続けて天の舵とはガヴァナーの高速宇宙船のコントロール装置で 宇宙船を発信させるにはガヴァナーの許可が必要である事を教えてくれる。 地球に戻るにはガヴァナーを救わなければいけないという まあプレイヤーには今更な交換条件を出され、リュウは改めてズールに立ち向かう ことになった。ズールと戦うのに必要な武具が封印されている扉を開く為の 鍵を譲り受け、リュウは再びガデュリンに戻り装備を集める事に。 ……ソフトバグってルーラ使えないのに、マジ勘弁してくださいorz 438 :ガデュリン:2007/02/12(月)05 41 40 ID w+SNfdyF0 ここからちょっと個人的感想も交えてゲームの設定の裏側。 惑星ガデュリンの正体。コルダーンの施設とロボットの言から察するに それはどうやら実際の人間を使った一大テーマパークのようだ。 ガデュリンにいるのは真実を知らない人間と、外から来たガデュリンの 人間になりきって遊んでいる人間、そしてその管理者の三種類に 分けられるようで、正直必死で生きている人間の側でゲーム感覚で 外から遊びに来ている奴がいるのかと思うと個人的には胸糞悪い。 つーかぶっちゃけSO3かよ、みたいな。 しかし、だとしたらあのオープニングの説明や現在の異常はなんなのか。 そもそもガヴァナーはそんな一旅行者(リュウの場合は遭難者のようなものだが) に助けを求めるなんてちょっと間違ってないかとか色々不可解な事だらけだ。 ひょっとしてこれはガヴァナーによる壮大な釣りではないかと疑心暗鬼に 陥りながらそれでもプレイヤーはコントローラーを握り続けるのだった。 ……ということで徒歩でアイテム探しにいってきますので続きは少々 お待ち下さい。出来ればこの休みでクリアしたいのですが、どうなることやら。 439 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 14 19 ID w+SNfdyF0 先ほど投下したのが事前に書き溜めたものだったのと 思ったより短かったのとでかなり早く戻ってくることができました。 ではラストまで一気に投下いきます。寝てないので少々 テンションがハイな部分がありますがお許しください。 ズールの分身であるゴルバスを倒さないとズールにはダメージを 与えられないとか対ズール武器はディガンの魔石という動力源がないと 効果を発揮しないとか超重要要項をイベント外部でこっそり教えてもらいつつ 各地で徒歩にて装備回収をしていると、グランデの廃墟で噂のゴルバスに 遭遇する。ドランは謎の力で叩きのめされてしまい、他の三人も金縛りに あったように動けない。そこにアレイ・ブルーと名乗るアンドロイドが コルダーンから助太刀に来てくれた。ボロボロになったドランをコルダーンへ 転送すると、アレイ・ブルーは代わりにパーティーに参加する。 大層な事を言った割にはそんなに強くなかったゴルバスを倒すと、こいつは 末期に「ズール様は今も中央制御室に攻撃をしかけておられるはずだ ガヴァナーが倒れるのも時間の問題、お前達には中央制御室へ行く事すら できまい」と言って絶命した。まあよくある負け惜しみだ。 あちこちで迷ったり嫌になったりしながらようやく全ての装備がそろい コルダーンへ戻り、中央制御室への時の扉の前に立つ。装備が揃ってないと 門前払いだった扉も今の彼らをさえぎる事は無い。準備を万端に整え リュウ達はいよいよ長い旅の終わりへ向けて足を踏み出す。 正直暴走した機械より弱いラスダンの敵を倒しつつ奥へ。地下三階、 中央制御室の中枢に紫の髪の顔色の悪い男がいる。どう見てもズールな この男の前に歩み出ると、どこからともなく声が聞こえてきた。 (プレイヤーにはどう考えても目の前の奴が喋ってるようにしか 見えませんが何処からか分からないっていったら分からないんです) 言うまでもないがやはりそれはズールその人だった。ガヴァナーを消し去る ところだったがまあいい、お前達から先に消してやる、とラスボスに あるまじきあっさりとしたセリフと共にラストバトル突入。どうでもいいが 最終ボスのはずなのに逃げるが可能なのはボスとしてどーよ? 440 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 14 54 ID w+SNfdyF0 何段階もの変身の末に、とうとうズールは倒れる。断末魔の叫びを上げて 消滅した後には、天の舵が落ちていた。それを拾い上げ、ズールがいた場所の 後ろの扉を開くと、そこには今まで何度と無くその名が語られながら 具体的な事は一切わからなかったこの星の神、ガヴァナーがいた。 巨大なスフィンクスのような機械の頭部の部分に顔が浮かび上がる。 「私はガヴァナー。はるか昔ガデュリンを作り上げた者だ。 今ではこのように存在だけのものになってしまったが……」 存在だけのものってつまりどういうことですか。意味が分かりません。 つまり意識体としての存在になったということでおkですか、ガヴァナー先生。 そしてガヴァナーから語られるこの星の存在理由。ガデュリンは本来 星星を巡る移動遊園地であり、緊急時には種や生命の保存として 宇宙を旅する巨大宇宙船であったこと。ここに住む全ての生き物は皆、 将来銀河系を支配するであろう地球人を導く為の惑星であること。 ズールとは銀河の破滅を求めるものであり、ガヴァナーの後継に位置する 科学力を持つ地球人は、そのためズールと戦わなくてはならない。 そしてガデュリンとは地球人がズールに対抗できるようになるための 訓練施設のような役割をも担っていたのである。なんて話だ。 先ほど倒したズールは、ズールの中でもほんの手先に過ぎず 地球人が立ち向かうのはもっと強大な相手。ガデュリンはいずれ 訓練の為に地球へと向かうが、一足先に地球に帰りたいのであれば 既に許可は出してあるので天空船にのって帰ればよい。その前に、最後に 言っておく事がある。ガヴァナーは存在だけのものだ、高度な科学力を 自らを守るために行使する事は出来ない。私を守るのはズールと戦う お前達自身なのだ……。 いや、言いたいことはわかりますよ、わかりますけどね? 何の説明も無く問答無用で魑魅魍魎の跋扈する星に送り込まれて 最終的にはその扱いって、地球人はパシリですか? なんていうかもう少し労わってくれてもいいんじゃないですか? 協力して銀河を守らなきゃいけないってんならもっと気持ちよく 協力できるような方法とれよ……。どうしてガデュリンその他の星の 人間はこんな奴に気持ちよく支配されていたんだろう。自分にはわからん。 441 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 16 01 ID w+SNfdyF0 とりあえずコルダーンに送り帰してもらったリュウ達。いつの間にか 先の戦いで負った傷も治っている。戻ってくるとコルダーン人と 怪我の治ったドランが出迎えてくれた。彼らはズールの手下は宇宙に 逃げていったと教えてくれ、早速天空船を動かしてあげようと 船のドアを開いた。何故か皆でタラップから宇宙船へと乗り込むと 今更のようにコルダーン人が「お前は本当に地球へ帰りたいのか」と 問うてくる。何故かそこでリュウでなく仲間達に話をふるコルry。 ドランもアレイ・ブルーも歯切れが悪い。それもそうだろう、 違う星の人間とはいえこれまで苦楽を共にした仲間なのだ。何より リュウとファナの二人は……。どうしても帰らなくてはならんのか、と タオ・ホー。帰っちゃうの?と言外に帰らないでほしいと言っているファナ。 お前ら意地でもリュウを地球に帰さんつもりか。リュウの出した答えは――。 ニア帰る ファナは黙って見つめている… ニア帰る ファナは黙って見つめている… ニア帰る ファナは黙って見つめている… やっぱり帰してくれねーのかよ!フラグはびんびんだったけどな! 地球に戻らず、愛するファナの元でガデュリンに生きることにしたリュウ。 こうしてリュウはガデュリンの一員となったのだった。 ――自航惑星ガデュリン・ep4 完―― 442 :ガデュリン:2007/02/12(月)08 18 01 ID w+SNfdyF0 以上でガデュリンは終わりになります。……いやマジでこんだけです。 どうしてここでファナをさらって地球に帰っちゃいけないんだろうかと 本気で悩みましたが。個人的な感想を言わしてもらうと、正直 リュウの扱われ方に腹が立ったんですが、まあゲームなのでいいか。 ちなみにこのガデュリン、実はメディアミックス作品で、同じ世界観を元に 小説やらアニメ作品やらになって展開してます。むしろしてましたかな。 そのためこのゲームだけだと話がちょっぴり分かりにくいです。 でもまあ昔のゲームってシステム重視みたいなので。システムもアレですが これ以上は本気チラシ裏になりそうなので止めておきます。 では、また何か未解決リストのゲームを見つけたら書き込みに来ます。 466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 16 14 05 ID HTLP+G8M0 ガデュリンに補足。 まとめにも載ってるミネルバトンサーガは同一の世界設定のゲーム。 ガデュリンよりも昔(未来?)のビッグクランチ真っ最中の世界が”ミネルバトン”と呼ばれているらしい。 そこではビッグバン後の世界の覇権をかけてハーン(主人公にアイテムくれる神たちの親)とゾーン(ラスボスの親)が争っている設定だとか。 他にも「リグラス」「暗黒城」「バルバトゥスの魔女」「ディガンの魔石」「ダークレイス」「シルヴァサーガ」が同世界の設定。 467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23 24 02 ID AURI0p8m0 ガデュリンは、前作のディガンの魔石(のマニュアル)や小説では 方々の星系から珍しい動物を集めた元移動遊園地で 文明がズールに滅ぼされて、かろうじて残ったコロニーであるガデュリンを種の保存のための箱舟にしてるって設定 SFC版で現在のガデュリン内の文明がミニチュア化されてるのは、開発スタッフがその辺勘違いしたんだと思う