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「アミロペクチン第一章-1話」 著:八幡神社 諸賢、 米という穀物を知っているだろうか。 これを読んでいる諸賢はほとんどが教育制度の整ったパウダー王国もしくはパウダー王国からの 移民であろうから学校で習っただろう。 米というものは諸賢の祖国パウダー王国の隣国であるフルス王国で主食となっている 実に美味い穀物である。 かつては我らが北の大陸のほとんどで食べられていたのだ。 しかし、今は東の大陸や西の大陸から入ってきた麦という穀物が主食となってしまっている。 サダンボール王国からの移民によって建てられたパウダー王国はともかくとして、 昔から米を主食としていたヴァル王国、 スターライト王国などの多くの北の大陸が麦食化してしまっている。 我がフルス王国でも気候が稲作に適しているため、かろうじて米生産世界一を誇っているが、 年々生産が減っており、麦生産に移ってしまっている。 しかし、フルスにはコメタリア運動の流派が多数存在するのだ。 コメタリア運動とは何か。 それはフルス王国および北の大陸での完全なる麦食化を阻止するための運動である。 そのために我々コメタリアン達が立ち上ったのだ。 とあるコメタリア運動の過激派はボーレン山の山頂から魔物を呼び出して 小麦生産の盛んなヴァル王国に魔物をまき散らし(詳しくはPowderKingdom2)、 とある一派は米の味を知らないパウダー王国民に米の美味しさを知らしめるため 路上で炊飯をしたりしてパウダー王国民に配ったりしている。 もちろん我が一派も頑張っている。 私はサトゥル一家が治めるサトゥール村に住んでいる。 サトゥール村では稲作をし、小麦の生産は一切していない。 我が村が頑張っている事といえば・・・ 頑張っている事・・・ 特にないのである。 我が村では魔物を呼び出すことができる者もいなければ、飯を配るという金の余裕もない。 ただただ稲作をしてのんびり暮らしている。 ある日サトゥル一家から集会の呼び出しがあった。 あののんびりしたサトゥル一家が集会とは珍しい。 一体何を話すのであろう。 用語集 アミロペクチン・・・米に多く含まれるデンプンの種類。 パウダー王国・・・麦が主食のサダンボール王国からの移民が建てた国。 ヴァル王国・・・北の大陸北部のほとんどを納める巨大な国家。小麦生産世界一。 コメタリアン・・・米食主義者。 ボーレン山・・・世界第三位の高さを誇る山。 アミロペクチンがあることで米に粘りがでるんでしたっけかね? 設定・世界観が細かいので今後の展開に期待w -- はちやふ (2011-02-02 15 42 34) こちらで連載中 http //www26.atwiki.jp/hachimanjinja/ -- 八幡神社 (2011-02-13 15 13 47) 名前 コメント
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「アミロペクチン第一章-1話」 著 八幡神社 諸賢、 米という穀物を知っているだろうか。 これを読んでいる諸賢はほとんどが教育制度の整ったパウダー王国もしくはパウダー王国からの 移民であろうから学校で習っただろう。 米というものは諸賢の祖国パウダー王国の隣国であるフルス王国で主食となっている 実に美味い穀物である。 かつては我らが北の大陸のほとんどで食べられていたのだ。 しかし、今は東の大陸や西の大陸から入ってきた麦という穀物が主食となってしまっている。 サダンボール王国からの移民によって建てられたパウダー王国はともかくとして、 昔から米を主食としていたヴァル王国、 スターライト王国などの多くの北の大陸が麦食化してしまっている。 我がフルス王国でも気候が稲作に適しているため、かろうじて米生産世界一を誇っているが、 年々生産が減っており、麦生産に移ってしまっている。 しかし、フルスにはコメタリア運動の流派が多数存在するのだ。 コメタリア運動とは何か。 それはフルス王国および北の大陸での完全なる麦食化を阻止するための運動である。 そのために我々コメタリアン達が立ち上ったのだ。 とあるコメタリア運動の過激派はボーレン山の山頂から魔物を呼び出して 小麦生産の盛んなヴァル王国に魔物をまき散らし(詳しくはPowderKingdom2)、 とある一派は米の味を知らないパウダー王国民に米の美味しさを知らしめるため 路上で炊飯をしたりしてパウダー王国民に配ったりしている。 もちろん我が一派も頑張っている。 私はサトゥル一家が治めるサトゥール村に住んでいる。 サトゥール村では稲作をし、小麦の生産は一切していない。 我が村が頑張っている事といえば・・・ 頑張っている事・・・ 特にないのである。 我が村では魔物を呼び出すことができる者もいなければ、飯を配るという金の余裕もない。 ただただ稲作をしてのんびり暮らしている。 ある日サトゥル一家から集会の呼び出しがあった。 あののんびりしたサトゥル一家が集会とは珍しい。 一体何を話すのであろう。 用語集 アミロペクチン・・・米に多く含まれるデンプンの種類。 パウダー王国・・・麦が主食のサダンボール王国からの移民が建てた国。 ヴァル王国・・・北の大陸北部のほとんどを納める巨大な国家。小麦生産世界一。 コメタリアン・・・米食主義者。 ボーレン山・・・世界第三位の高さを誇る山。 名前 コメント
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「アミロペクチン第一章-13話~西北西へ~」 著 八幡神社 ウェンバスは約10年ほど前、農業革命を起こし農業生産を飛躍的に向上させた。 それによってウェンバスの人口は急増し、世界にもその技術が広まった。 北の大陸が麦生産に移ったのもその頃である。 ヴァル王国はかつて、寒さにも強い稲を開発して栽培していたが これによって、寒さにも感想にも強い麦生産に完全に移ったのだ。 ヴァルは広大な土地を持ってたせいでもあろう。 私は新聞を折り畳み、机に置いた後先生達と共に部屋へ戻った。 我々はひとしきり寝ていたため、なかなか寝付けなかった。 しかし寒いのでベッドから出ることは出来ない。 ベットの中で暖まっていた私はいつのまにか寝てしまった。 眩しい朝日の差す朝、私は目覚めた。 だがまだ寒いのでベッドからは出なかった。もはや みの虫状態である。 そうしていると先生が起きた。 先生は厚い脂肪を持っているため、このくらいの寒さは平気らしい。 そして我々はこの村を出ることにした。 無理矢理フレシュを起こし、あまり美味しくない朝飯を喰った後、出発した。 「何でこんなに早く出発するんです?僕はもっと寝たかったのに」 フレシュが勝手なことを言う。 「こんなところでゆっくりしてたらスプンタティアになんか着かないんじゃぞ」 「私はエシスシルなんだぞ、お前らよりもっと進まなければならんのだ」 「先生を“お前”とはなんじゃ」 「いや、あの、フレシュに言ったのであって、」 我々はぐだぐだ喋りながら馬に乗り、西へ進む。 道の両側には落葉した木々が生えている。殺風景で寒々しい。 ここから道なりに西北西へ進めばガチャナの市がある。 その町は何故だかよく分らないが発展していて、うまい物が喰えるらしい。 我々はそこへ向かう。 今回の話は全く進展がなくつまらないものとなってしまったことを詫びる。 よく考えてみればこれ以外の話もつまらないのではないか? そう言ってしまえばオシマイである。 アミロペクチンはつまらなくないもとだとしておこう。しかしあくまでも仮定である。 続きを読む 用語集 農業革命・・・輪作やら囲い込みとかいう農業方が開発されてですね、なんかたくさん作物が採れるようになったらしいです。
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「アミロペクチン第一章-15話~ガチャナの市~」 著 八幡神社 今日も我々はいつも通り起き、朝飯を喰い、出発した。 出発してから1ミレカナもないうちに大きな街道へ出た。 たぶんこの街道を辿っていけばガチャナの市に着けるのであろう。 馬を歩かせること約20カリオーン、とうとうガチャナの市が見えてきた。 馬を3カリオーンほど走らせ、ガチャナの市に到着した。 「おお、これがガチャナの市であるか!美味しそうな香が漂ってくる!」 「煙がたっていますけどアレなんなんですかねえ」 「この町はな、温泉産業が盛んでな、ノルニアやエシスシルからの商人が ここで疲れを癒しておるのじゃ」 「なるほど。だからこの町はこんなに栄えているのですね」 というわけで早速、温泉へ入った。 温泉でぬくぬくした我々は屋台でいろいろ喰った。 チャーハン、ラーメン、ギョウザ・・・などなどスターライト料理をはじめ、 ノルニア料理もある。 喰いすぎると金がなくなるので切り上げた。 先生はお腹をプクプクさせて御満悦である。 我々は出発するのが面倒になってきたため、この町に宿泊することにした。 「我々はこんなところでゆっくりしていて良いのでしょうか?」 「まあ、まあ、のんびり行こうよ。アミロペクチン第一章は君がエシスシルに付くまでじゃからな」 「え、え、それだけで第一章が終わってしまうのですか!?」 「第一章も、もう十五話じゃ。そろそろ終わってもよかろう」 「それにしてもコレを読んでいる人というのは存在するのでしょうか?」 「居るわけがなかろう。このWikiは過疎化している。読む奴なんて居ない」 「う~ん。では、 コレを読んでいる諸賢は下のコメント欄に書き込んで頂きたい!」 「そんなことをしても無駄じゃろうに」 続きを読む 用語集 ミレカナ・・・距離の単位。約300m。 カナ・・・距離の単位。約3km。 カリオーン・・・時間の単位。約3分。 オーン・・・時間の単位。約3時間。 みてますよー -- star-犬走 椛 (2011-02-18 21 18 33) 毎回楽しく読ませていただいてます -- はやぶさ (2011-02-19 09 21 17) もちろんw -- た~つ (2011-02-19 17 07 04) 名前 コメント
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「アミロペクチン第一章-1話~麦食化した世界~」 著 八幡神社 諸賢、 米という穀物を知っているだろうか。 これを読んでいる諸賢はほとんどが教育制度の整ったパウダー王国もしくはパウダー王国からの 移民であろうから学校で習っただろう。 米というものは諸賢の祖国パウダー王国の隣国であるフルス王国で主食となっている 実に美味い穀物である。 かつては我らが北の大陸のほとんどで食べられていたのだ。 しかし、今は東の大陸や西の大陸から入ってきた麦という穀物が主食となってしまっている。 サダンボール王国からの移民によって建てられたパウダー王国はともかくとして、 昔から米を主食としていたヴァル王国、 スターライト王国などの多くの北の大陸が麦食化してしまっている。 我がフルス王国でも気候が稲作に適しているため、かろうじて米生産世界一を誇っているが、 年々生産が減っており、麦生産に移ってしまっている。 しかし、フルスにはコメタリア運動の流派が多数存在するのだ。 コメタリア運動とは何か。 それはフルス王国および北の大陸での完全なる麦食化を阻止するための運動である。 そのために我々コメタリアン達が立ち上ったのだ。 とあるコメタリア運動の過激派はボーレン山の山頂から魔物を呼び出して 小麦生産の盛んなヴァル王国に魔物をまき散らし(詳しくはPowderKingdom2)、 とある一派は米の味を知らないパウダー王国民に米の美味しさを知らしめるため 路上で炊飯をしたりしてパウダー王国民に配ったりしている。 もちろん我が一派も頑張っている。 私はサトゥル一家が治めるサトゥール村に住んでいる。 サトゥール村では稲作をし、小麦の生産は一切していない。 我が村が頑張っている事といえば・・・ 頑張っている事・・・ 特にないのである。 我が村では魔物を呼び出すことができる者もいなければ、飯を配るという金の余裕もない。 ただただ稲作をしてのんびり暮らしている。 ある日サトゥル一家から集会の呼び出しがあった。 あののんびりしたサトゥル一家が集会とは珍しい。 一体何を話すのであろう。 続きを読む 用語集 アミロペクチン・・・米に多く含まれるデンプンの種類。 パウダー王国・・・麦が主食のサダンボール王国からの移民が建てた国。 ヴァル王国・・・北の大陸北部のほとんどを治める巨大な国家。小麦生産世界一。 コメタリアン・・・米食主義者。 ボーレン山・・・世界第三位の高さを誇る山。 スターライト王国 俺のウィキの王国である http //www43.atwiki.jp/hosizorastar/pages/1.html -- star-星音ルキ (2011-02-01 21 57 08) 米は乾燥や寒波に弱いから北国のヴァル王国が寒波や乾燥に強い麦に主食を変えたのは当たり前といえば当たり前なんですがね・・・ということは砂漠あるのに意外と雨降るんだなここ -- z天z (2011-02-02 15 32 21) 名前 コメント
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「アミロペクチン第二章-37話 ~Wir wollen Geld.~」 「ふむ。そうか。だが今は無理なんだ、すまない」 あの後我々はアパートメントに帰り、 ダンツィさんに予算を上げてくれるように頼んだ。 しかし無理のようである。 「大規模飢饉に備えて国が、米を備蓄を備蓄するように指示してるんだ」 「なるほど、それで米の値段が」 「その通り。普段の材料を買うので精一杯なんだ」 「そうでしたか、失礼しました」 「商売のことを真面目に考えてくるのはいいことだ。 今の混乱が終わったらまたゆっくり考えよう」 ◆ 「今はやはり無理らしい。こうなったらシュルツの…」 「別に今すぐじゃなくてもいいだろう」 「確かにそうだ」 というわけで諦めることにした。この混乱が収まってから考えよう。 しかし混乱が収まるということは飢饉が起きないということ、 つまり麦が普通に…いや、ちょっと待てよ、 今、米が備蓄されているのなら飢饉が起きなかった場合は その備蓄されている米が解放され、かなり安く手に入れることができる、 つまり皆が米を買うというわけだ。 飢饉が起きずとも起きようともどちらにしろ皆が米に触れる機会が増え、 米が見直される可能性が高いということだ! これからは米の時代である!米が世界のエネルギーとなるのだ! ◆ 米世界の夜明けぜよ! 続きを読む 用語 名前 コメント
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「アミロペクチン第一章-11話~下山~」 著 八幡神社 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (starlight kingdom.PNG) 諸賢、我々はとうとうスターライトに着いたのだ。 上の地図は先生が持ってきたスターライトの地図である。 この地図によると一番近い村がここから25カナほどあった。それなら明日には到着するであろう。 先生が疲れたと言ったため、関所の小屋で休んだ。 「いやぁ、スターライトまでたった二日で行けたとはなあ」 「地図で見たところ、15カナしかありませんでしたよ」 「おい、フレシュ、20カナだぞ。ちゃんと見ろ」 「たった5カナしか間違ってないじゃないか~」 しかし何故これまで私はスターライトに行こうとしなかったのだろう。 神学校時代を除く約20年間、一度も西へ向かったことがなかった。 それは高いテーデン山脈が聳えていたからであろう。 私はそれを超えようとしなかっただけなのだ。 我々はその後、黙々と山を下っていった。 下りすぎるとまた木が鬱蒼と茂る森になってしまうため、 西日が差す中手頃なところにテントを建てることにした。 空気が薄いせいか頭がボーっとする。 フレシュも先生もボーっとしていた。 世界ボーっとする選手権というものがあれば間違いなく優勝であろう。 ボーっとしながら我々は飯を喰い、日が沈んだところで寝た。 (-.-)Zzzzz・・・ (-o-)...zzZ乙 (ΘoΘ) zzooOO○ 続きを読む 用語集 カナ・・・距離の単位。1カナ=約3km 名前 コメント
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「アミロペクチン第一章-23話~ネイクイル山脈~」 著 八幡神社 エシスシルまであと20カナほどである。 私は水を飲み終えた後、ずんずんと街道を進んでいった。 そのうちに草原は途絶え、落葉した広葉樹の森が広がった。 葉はなく、雪も積もっているため殺風景である。 このような場所を一人で歩いていると若干恐怖を覚える。 私はティアナを走らせた。 ネイクイル山脈はなだらかな山脈であるため、 テーデン山脈のような曲がりくねった道はないようだ。 そのため馬を走らせやすく、速く進むことができる。 そして私は適度にティアナを休ませながら順調に登っていった。 白昼ではあるものの、冬であり標高が高いということもあり寒さが身に凍みる。 しかしティアナは温かい。寒い時はティアナと身を寄せ合うのだ。 だが彼女は馬である。出来ることなら身を寄せ合うのは人間がいい。 陽が西へ沈む黄昏時である。 夜まで山脈を動き回るのは危険なのでそろそろ寝ることにした。 適当な場所にテントを張り、夕餉の米粉パンを喰って寝た。 うむ。書くことがない。 次の日、私は早朝に寒さで目覚めた。 朝餉をこっそりと済ませ、ネイクイル山脈を登りはじめた。 続きを読む 用語集 ネイクイル山脈・・・ノルニアと、スプンタティア・エシスシルを隔てるなだらかな山脈。 名前 コメント
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「アミロペクチン第二章-26話 ~炭鉱町フリュア~」 我々が暮らしている町、フリュアは北の大陸屈指の炭鉱町である。 近年の産業の急速な発展に伴う鉄需要の急増により石炭の需要も高まっている。 そのため今、フリュアは最盛期を迎えているのである。 国内での人口はエシスシルの首都、リムを越して一位となった。 そして3年前にウェンバスで発明されたトロッコをいち早く使用し、 町から南西約7カナ離れた炭鉱から効率よく石炭を運べるようにもなった。 最近では蒸気機関を利用した運搬も研究されている。 ◆ このような現在、急速に発展している町で我々は米粉パンを作っているわけだが すぐ普及するというわけではない。 まず米粉パンを作らせてくれるパン屋が見つからず苦労した。 米粉パン普及活動エシスシルチームのリーダー、 フェルディナント・ダンツィ・ネーベルさんは土下座をしてまで頼んだという。 我らがリーダー、ダンツィさんはサトゥール村の南に位置するネーベル村のリーダーである。 彼はその爽やかな風貌からは裏腹にかなりの熱血家であり、 三度の飯より米が好きだという。ちなみに三度の飯は米である。 米粉パンを作らせてくれるパン屋が見つかっても我々は忙しかった。 米粉パンの材料を調達せねばならぬのだ。以下がその材料である。 米 -ワイン -水 -油 -塩 米と水ならすぐに調達できた。 さすがフリュア、油も簡単に調達することが可能であった。 塩はエシスシル北部、スンザ村の岩塩が売っていた。 ワインは、ウェンバスから輸入した超高級なトルカシアワインを使いたいところだが 金がないのでスプンタティア産のブドウを使用した安いワインを買った。 それらを使って今、我々は米粉パンを作っている。 続きを読む 用語 トルカシアワイン・・・ウェンバス名産の超高級ワイン。 名前 コメント
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「アミロペクチン第一章-4話~華麗なる妄想~」 著 八幡神社 米粉パンは実に美味かった。 これまでパンというものは固くて不味そうだというイメージがあったが 本当はこんなに美味かったのか。 いや、これは米の力である。米で作ったからこそこんなにも美味いのである。 このモチモチ、シットリとした食感、米のようなほのかな甘み。 この世にこれ以上の食べ物があるだろうか。 rice万歳、これからは米の時代である。 その後再びカピカトル様の召集があった。 「皆、米粉パンは作ったか。実に美味かっただろう。 よし、早速明日から米粉パンを世界中へ広めに行こうではないか。 行きたい者はこの後、中央広場へ集まれ。」 やっとこの機会が訪れた。あの米粉パンは世界中に広めなければ意味がない。 世界の人々が米粉パンを食べればその味に魅了され、米を見直してくれることだろう。 そして私は稲作を世界中に広め、世界中の水田を所有し、 その米を売り米粉パンの専門店を作る。その店は大繁盛。 さらに米粉パン工場を造り、米粉パンが世界中に広まる。 米粉パンを広めることに精進した私は様々な賞を貰う。 それらによって手に入れた金を使い、米粉パン工場をさらに増設。 世界の米粉パン工場を管理する会社を設立。 その会社では米を使った様々な食べ物を開発し、世界の米産業の最前線に立つ。 社長の私は世界一の大富豪。世界中の女性が憧れる存在となる。 その後、世界一の美女と結婚、子供も生まれ人生の最高潮を迎える。 会社も安定し、子供も大人になった頃、会社は子供に任せて 私は妻と共に悠々自適。老後も米の力で元気溌剌。 しかし私は寿命を迎えてしまう。ああ、幸せな人生だった。不満はない。 葬儀は水田の真ん中で盛大に開かれる。世界中の人々は嘆き悲しむであろう。 しかし私は歴史の中で生きているのだ。様々な歴史書に載り、 いずれは教科書にも載るだろう。 これからの人生が走馬燈のように脳裏を流れた。 決めた。薔薇色の人生を歩むため、私は旅立つ。 私はゆっくり中央広場へ向かった。 続きを読む 用語集 元気溌剌・・・“げんきはつらつ”と読む。米、またはオロナミンCを飲むことによってこのような状態になることが出来る。 名前 コメント