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2010年11月14日 「海外ミステリ」、または「翻訳ミステリ」と聞くと、多くの人はアメリカやイギリスなどの英語圏の推理小説や推理作家名を思い浮かべるだろう。あるいは、ポール・アルテなどのフランスの推理作家、『ミレニアム』のスティーグ・ラーソンなどのスウェーデンの推理作家を思い浮かべる人もいるかもしれない。日本語に由来する特異な筆名を持つボリス・アクーニンなどのロシアの推理作家を知っている人もいるだろう。いずれにしろ、日本で「海外ミステリ/翻訳ミステリ」と言えば、通常は欧米のミステリを指す(指していた)と言ってしまってもそんなに差し支えはないと思われる。(この場合の「米」は「北米」の意味である) 翻訳数から考えれば、「翻訳ミステリ」≒「欧米のミステリ」という傾向自体は今後も変わらないだろうが、近年は欧米以外の推理小説の紹介も少しずつなされるようになってきている。昨年(2009年)末刊行の原書房『2010 本格ミステリ・ベスト10』に収録されている「「海外本格」座談会」(参加:川井賢二、佳多山大地、横井司)は、副題が「長編ミステリの曙からアジア・南米の異色〈新本格〉まで」となっており、アルゼンチンの推理小説として、日本の新本格を彷彿とさせるというギジェルモ・マルティネスの『ルシアナ・Bの緩慢なる死』と、パブロ・デ・サンティスの『世界名探偵倶楽部』が話題にのぼっている。そしてその座談会でも取り上げられている、アジアの推理小説を日本に紹介する叢書として講談社が刊行を始めた叢書が、このページで紹介する〈アジア本格リーグ〉である。2009年9月に刊行が開始され、下記の6作品が紹介された。アジアの推理小説は今までほとんど邦訳がなされていなかったので、非常に画期的な叢書だと言えるだろう。 アジア本格リーグ 作家一覧 地域 筆名 性別 生年 創作に使用する言語 1 台湾 藍霄 (ランシャウ) 男性 1967年 - 中国語 2 タイ チャッタワーラック 男性 ? タイ語 3 韓国 李垠 (イウン) 男性 ? 韓国語 4 中国 水天一色 (すいてんいっしき) 女性 1981年 - 中国語 5 インドネシア S・マラ・Gd (エス・マラ・ゲーデー) 女性 ? インドネシア語 6 インド カルパナ・スワミナタン 女性 1956年 - 英語 アジア本格リーグ (2009年9月 - 2010年6月、全6巻) ※奥付けの表記は「アジア本格リーグ」、表紙や背表紙では「島田荘司選アジア本格リーグ」 発行 講談社 装幀 坂野公一 (welle design) 編集協力 藤原編集室 サイズ 四六判ソフトカバー 2010年、第10回本格ミステリ大賞 評論・研究部門 候補 (出版企画に対して) 候補作選定経過: 「本格ミステリ作家クラブ通信」第38号 2010.03.01 受賞作決定: 2010年度 第10回本格ミステリ大賞 結果 - 評論・研究部門は、谷口基『戦前戦後異端文学論』(新典社)が受賞した。 1 台湾 『アジア本格リーグ1 錯誤配置』 2009年9月10日 第1刷発行 藍霄(ランシャウ、男性、1967年 - ) 玉田誠 訳 316ページ ISBN:978-4-06-215759-9 定価:1800円(税別) 巻末解説:玉田誠「台湾の本格ミステリー事情」pp.307-315 原書:藍霄 『錯置體 Mislocation The Tapeworm Murder Case』 出版社:大塊文化、出版日:2004年8月1日 (原題の日本の漢字での表記:『錯置体』) 言語:中国語(繁体字) ISBN:978-986-760-063-9 推薦文:黄鈞浩(黃鈞浩)(→ネット書店の『錯置體』のページで読むことができる) 巻末解説:傅博(島崎博) 神経外科医の秦(チン)博士が探偵役を務める秦博士シリーズの長編1作目。台湾ではほかに長編2作目『光與影 A Maze Murder Case(光と影)』(ネット書店リンク)、長編3作目『天人菊殺人事件』(ネット書店リンク)が刊行されている。 現在、藍霄の作品の邦訳は『錯誤配置』のみ。 2 タイ 『アジア本格リーグ2 二つの時計の謎』 2009年9月10日 第1刷発行 チャッタワーラック(男性、生年非公開) 宇戸清治 訳 286ページ ISBN:978-4-06-215760-5 定価:1700円(税別) 巻末解説:宇戸清治「タイ・ミステリーの過去と現在」pp.275-283 原題英文表記:"The Time for Dead" (講談社版奥付けより) 原書:จัตวาลักษณ์ 『กาลมรณะ Nanmeebooks Award C M Collection』 出版社:Nanmeebooks、出版年:2007年 (原題直訳:『死亡推定時刻』、原題発音『カーン・モーラナ』) 言語:タイ語 ISBN:9789748478135 その他リンク ナンミー・ブックス 著者紹介 ナンミー・ブックス 『二つの時計の謎』関連記事 - 日本語訳の刊行が決まったことを伝える記事 タイのネット書店 Googleブックス 『二つの時計の謎』は、それ以前に詩や短編小説などを本名で発表していた著者の初の書き下ろし長編作品。この作品でナンミー・ブックス出版社ミステリー大賞を受賞した。 現在、チャッタワーラックの作品の邦訳は『二つの時計の謎』のみ。 3 韓国 『アジア本格リーグ3 美術館の鼠』 2009年11月20日 第1刷発行 李垠(イウン、男性、生年非公開) きむふな 訳 238ページ ISBN:978-4-06-215900-5 定価:1600円(税別) 巻末解説:米津篤八「韓国ミステリー百年の現在」pp.231-237 原書:이은(李銀) 『미술관의 쥐』 出版社:위즈덤하우스(Wisdomhouse)、出版日:2007年10月12日 (原題の漢字ハングル混じり表記:『美術館의 쥐』) 言語:韓国語 ISBN:978-89-5913-265-2 その他リンク 韓国のネット書店アラジン 著者の長編3作目。なお、ペンネームの李垠という漢字表記は『수상한 미술관(不思議な美術館)』(2009年11月)(ネット書店リンク)から使用しており、それ以前は李銀という表記だった。 現在、李垠の作品の邦訳は『美術館の鼠』のみ。 4 中国 『アジア本格リーグ4 蝶の夢 乱神館記』 2009年11月20日 第1刷発行 水天一色(すいてんいっしき、女性、1981年 - ) ※奥付けでは「すいてんいっしき」、解説や著者紹介では「シュイティエンイースー」 大澤理子 訳 396ページ ISBN:978-4-06-215901-2 定価:2200円(税別) 巻末解説:池田智恵「発展途上の中国ミステリー」pp.383-394 原書:水天一色 『乱神馆记系列之蝶梦』 出版社:内蒙古人民出版社、出版年:2006年 (原題の日本の漢字での表記:『乱神館記系列之蝶夢』) 言語:中国語(簡体字) ISBN:9787204088256 その他リンク(中国のミステリ雑誌『歳月・推理』『推理世界』公式サイトより) 《乱神館記之蝶夢》已由日本講談社出版!(2009-12-24) - 『蝶夢』が日本で刊行されたことを伝える記事。 蝶夢——水天一色訪談(2010-2-25) - 中国のミステリ雑誌『歳月・推理』2010年3号に掲載された水天一色インタビュー 乱神館記シリーズの1作目。水天一色の最初の長編作品でもある。陰陽道に通じ、鬼神をも操ると噂される女性・離春(リーチュン)を探偵役とするシリーズ。乱神館というのは、彼女の暮らす館のことである。2010年11月現在、2作目は執筆されていない。 ほかの著書に、学生探偵・杜落寒(ドゥールオハン)が活躍する「杜公子シリーズ」の長編『校園惨劇(学校の惨劇)』、『盲人与狗(盲人と犬)』がある。 現在、水天一色の作品の邦訳は『蝶の夢』のみ。 5 インドネシア 『アジア本格リーグ5 殺意の架け橋』 2010年3月10日 第1刷発行 S・マラ・Gd(エス・マラ・ゲーデー、女性、生年非公開) 柏村彰夫 訳 (柏村彰夫、岩田真由子、森山幹弘 共訳、訳文調整:柏村彰夫) 396ページ ISBN:978-4-06-215943-2 定価:2200円(税別) 巻末解説:柏村彰夫「インドネシアの推理小説」pp.387-395 原書:S. Mara Gd "Misteri Rubrik Kontak Hati" 出版社:Gramedia Pustaka Utama、出版年:1993年 (原題直訳:『心のコンタクト欄の謎』、『殺意の架け橋』というタイトルは島田荘司の発案による) 言語:インドネシア語 ISBN:978-979-22-2679-9 その他リンク インドネシアのネット書店 Googleブックス コサシ警察大尉(警部)と、元泥棒の刑事ゴザリのシリーズ、20作目。コサシとゴザリシリーズは、著者のデビュー作『消えた光の謎』(1985)から『妨げられたメロディの謎』(2008)まで30長編が刊行されている。 解説では特に触れられていないが、筆名の由来はおそらく宝石の「エメラルド」を意味する"Smaragd"(ドイツ語)。 現在、S・マラ・Gdの作品の邦訳は『殺意の架け橋』のみ。 6 インド 『アジア本格リーグ6 第三面の殺人』 2010年6月23日 第1刷発行 カルパナ・スワミナタン(女性、1956年 - ) 波多野健 訳 364ページ ISBN:978-4-06-215942-5 定価:2200円(税別) 巻末解説:波多野健「インドの本格ミステリーの歴史と現在」pp.351-362 原書:Kalpana Swaminathan "The Page 3 Murders" 出版社:Roli Books、出版年月:2006年2月 言語:英語 ISBN:978-8186939192 その他リンク Amazon.co.jp "The Page 3 Murders" 元刑事の女性ラッリが探偵役を務めるシリーズの一作。この作品以前にシリーズ最初の著書として短編集"Cryptic death and other stories"(謎めいた死)(Googleブックスリンク)が刊行されており、『第三面の殺人』はシリーズ初の長編作品。シリーズ2作目の長編"The Gardener's Song"(園丁の歌)も刊行されている。 現在、カルパナ・スワミナタンの作品の邦訳は『第三面の殺人』のみ。 関連文献 「各国から届いた挑戦状! 日本発・本格ミステリー、アジアからの逆襲」講談社文芸X出版部 蓬田勝(『本格ミステリー・ワールド2010』南雲堂、2009年12月、pp.31-32) 「「アジア本格リーグ」とは」(『ジャーロ』No.40、2010年11月、pp.102-103) リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート2009-10-02 講談社今月の新刊 - 『錯誤配置』、『二つの時計の謎』の紹介 2009-11-22 講談社 11月の新刊 - 『美術館の鼠』、『蝶の夢』の紹介 2010-03-18 講談社 3月の新刊 - 『殺意の架け橋』の紹介 2010-01-26 円堂都司昭の読んだアジア・ミステリー5作 - 円堂都司昭氏による、アジア本格リーグ1~4と『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』の書評。
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2012年1月10日 【東アジア】 中国 「中国ミステリ史 参考文献 - 中国推理小説120年の歴史」参照 台湾 「台湾ミステリ史 参考文献 - 台湾推理小説100年の歴史」参照 香港・マカオ 韓国 「韓国ミステリ史 参考文献 - 韓国推理小説100年の歴史」参照 モンゴル 「アジア理解講座1997年度第1期「モンゴル文学を味わう」報告書」第8章:民主化と社会不安の狭間で―4人の作家を中心に(海野未来雄) 第9章:モダニズム文学の隆盛と大衆文学(海野未来雄) 海野未来雄「ミステリー・ブーム続くモンゴル文芸界」(『しにか』1994年11月号、p.110-113) 芝山豊「モンゴル最初のミステリー小説の謎」(毎日新聞大阪版、1994年11月18日付け夕刊、11面)ダシドルジン・ナツァグドルジ(1906-1937)という作家が1930年にポオの「黄金虫」を意識して書いた「黒い岩」という小説がモンゴル最初のミステリ小説だという。 【東南アジア】 タイ 宇戸清治(2009)「タイ・ミステリーの過去と現在」 (チャッタワーラック『アジア本格リーグ2 二つの時計の謎』講談社、2009年9月)pp.275-283 平松秀樹(2011)「東南アジアにおける日本文学」(日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』彩流社、2011年6月)横溝正史や赤川次郎の人気について少々言及あり 以下、参考になりそうな文献(未見)『立命館言語文化研究』21巻3号(2010年1月)特集「国際ワークショップ 東南アジアとの通路―日本文学・文化研究理論を考える―」 吉岡みねこ「タイにおける日本文学の受容」(『海燕』1995年2月号) Namthip Methasate「タイにおける日本文学受容と研究―その変遷と展望」(『日本近代文学』第76集、2007年5月) インドネシア 柏村彰夫(2010)「インドネシアの推理小説」 (S・マラ・Gd『アジア本格リーグ5 殺意の架け橋』講談社、2010年3月)pp.387-395 (マレーシア・インドネシア) ミャンマー 南田みどり(2010)「日本占領期におけるビルマ文学」(pdf) 高橋ゆり「ミャンマー・ミステリ事情 ドイルも知らなかった「ホームズ」熱帯事件録とその後」『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号 「ミャンマーのホームズ、《名探偵サンシャー》シリーズの邦訳一覧」(2012年2月23日) カンボジア ペン・セタリン「カンボジアにおける日本文学の受容」(『日本文學誌要』第73号、2006年3月)※未見 フィリピン 島田一男「世界の四隅」(『探偵作家クラブ会報』第27号、1949年8月、pp.2-3) シンガポールベトナムマレーシア その他 不明:ラオス、カンボジア、ブルネイ、東ティモール 【南アジア】 インド 【中央アジア】 不明 【西アジア】 トルコ イスラエル
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2011年1月24日 ミステリと同じくジャンル小説である「SF」では、韓国・中国・台湾の作品がどれほど翻訳されているのか、また日本とどのような交流があるのか、興味があったので簡単にまとめた。 きっかけ → Togetter:アジアSF界の交流(日本SF、中国SF、韓国SF、台湾SF) 韓国SF 韓国SFメモ (時々更新) 韓国SFに関するネット上の2つの基本文献について (2011年1月28日) 中国SF 中国SFメモ (時々更新) 中国のSFの賞「星空賞」、翻訳小説部門で日本の小説が受賞! (2011年1月19日) 【Togetter】第2回星空賞(中国のSF賞)、小林泰三「人獣細工」受賞なるか? (2011年8月27日) 2010年に中国で刊行された日本SF一覧 (2011年8月29日) 台湾SF 未作成 日本の作品の海外刊行について 英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、ライトノベル (2012年10月19日) Amazon内のリスト 「Haikasoru」 日本SF・ファンタジーの英訳レーベル 1 「Haikasoru」 日本SF・ファンタジーの英訳レーベル 2 「Haikasoru」 日本SF・ファンタジーの英訳レーベル 3 最新の出版状況 各地で刊行されているSF小説の一覧(新しいものから順に)。オリジナル・翻訳の両方を含む。 外部リンク:韓国ネット書店アラジン (>SF小説) 外部リンク:中国Amazon (>科幻小説) 外部リンク:台湾ネット書店 博客来網路書店 (>科幻/奇幻小説)
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2011年5月 このページでは、アジアの推理小説の日本語への翻訳の歴史をまとめている。 欧米ミステリ(英米仏独)の日本語への翻訳の歴史をまとめたものとしては、1993年に第46回日本推理作家協会賞を受賞した長谷部史親氏の『欧米推理小説翻訳史』がある。このページは、そのアジアミステリ版である。 姉妹ページソ連/ロシア推理小説翻訳史 東欧推理小説翻訳史 中国編 1. 『新青年』掲載の忘れられた四短編(未公開) 呂侠(ろきょう)「絶命血書」(チュエ ミン シェー シュ)、「白玉環」(はくぎょくくゎん) 張慶霖(ちょう けいりん)「無名飛盗」(ウー ミン フェイ タオ) 幸福斎(こうふくさい)「賭場母女」(トゥ チャン ムー ヌー) 2. 探偵作家クラブ会員・東震太郎氏による中国探偵小説の紹介(公開中(未完成)) 3. 『宝石』 辛島驍(からしま たけし)訳「韓夫人の神様」(1948年12月号、1949年1月号) 4. 『探偵実話』 柯藍(コーラン)「鴉の告発」(1952年第2号) 5. 『サンデー毎日』 艾国文(がい こくぶん)、黄偉英(こう いえい)「人民公社殺人事件」(1981年6月14日号~7月19日号、全6回) 6. 『ミステリマガジン』 呉均(ごきん)「陽羨鵝籠」(ようせんがろう)(1991年8月号) 宣鼎(せんてい)「少女軽業師の恋」(1993年8月号) 7. 『ジャーロ』 畀愚(ビイユ)「謀殺」(7号(2002年春号)) 8. アジア本格リーグ 水天一色(すいてんいっしき)『蝶の夢 乱神館記』(講談社、2009年) 香港編 1. 乱歩が定期購読した香港の探偵雑誌『藍皮書』 (未公開) 台湾編 1. 『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』(角川文庫、2001年8月) 余心樂(よ しんらく)「生死線上」 2. 『ミステリーズ!』 凌徹(リンチェウ)「幽霊交叉点」(Vol.29(2008年6月)) 3. 第1回島田荘司推理小説賞受賞作 寵物先生(ミスターペッツ)『虚擬街頭漂流記』(文藝春秋、2010年4月) 4. 『ジャーロ』 寵物先生(ミスターペッツ)「彷徨えるマーク・ガッソン」(41号(2011年春号)) 韓国編 1. 実現しなかった翻訳 2. 『ミステリマガジン』韓国ミステリ特集号 3. 『ジャーロ』 4. 『ミステリマガジン』2009年1月号 5. 単行本 番外編 1. 野口赫宙 2. 邱永漢 3. 陶文祥
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アジア・クロスカルチュラル文芸ニュース ※ミステリ以外の、アジア文芸の交流情報のメモ。気になったトピックのみ。まったく網羅的ではない。 2010年 2010年 2010年 3月 【台湾】 第2回台湾角川ライトノベル大賞 受賞作決定 2010年 3月 【韓国】 ジャンル小説専門誌 月刊『Fantastique』休刊のおしらせ。三津田信三など日本の短編の翻訳も掲載していた。 2010年 5月 【日中韓】 日本の『新潮』、中国の『小説界』(互動百科)、韓国の『子音と母音』が協力する文学企画「文學アジア3×2×4」、第1回が『新潮』6月号に掲載。 2010年 6月 【中国】 中国で西尾維新『刀語』刊行開始。1巻~4巻同時刊行。台湾では戯言シリーズなど西尾作品は多く訳されていたが、中国では西尾維新作品初刊行。 2010年 7月 【台湾】 第2回台湾角川ライトノベル大賞 受賞作刊行 2010年 7月 【台湾・韓国】 西尾維新『化物語』 2010年 9月 【台湾】 第3回浮文字新人賞 受賞作決定。日本の雑誌『ファウスト』に関連して始まった「浮文誌新人賞」の流れをくむ賞。ライトノベル部門とBL小説部門がある。 2010年10月 【日本】 電車の中に中国の作家郭敬明(かくけいめい、グオジンミン)のイケメン写真がでかでかと貼ってあって驚く。雑誌『AERA』の表紙を飾っていたのだった。 2010年10月 【日本】 受賞作が日本だけでなく中国・韓国・アメリカでも刊行される文学賞「ゴールデン・エレファント賞」第2回募集開始。 2010年11月 【日中韓】 日中韓の文芸誌が協力した企画「文學アジア3×2×4」、第2回が『新潮』12月号に掲載。 2011年 2011年 1月 【日本】 第1回台湾角川ライトノベル大賞の金賞(最上級の賞)受賞作の邦訳、久遠『華葬伝 ~Flower Requiem~』(角川ビーンズ文庫)刊行予定。関連新聞記事:「角川書店 : 台湾からライトノベルを逆輸入 「華葬伝」翻訳本を11年1月1日発売」(2010年12月16日、毎日新聞デジタル まんたんウェブ)
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2010年11月15日 イギリスの新聞『ガーディアン』に掲載された「キャサリン・サンプソンが選ぶアジアミステリーベスト10」(Catherine Sampson's top 10 Asian crime fiction、2007年8月27日)という記事を見つけたのでメモ。 キャサリン・サンプソンはイギリスの推理作家で、邦訳に『ついてないことだらけ』(2007年7月、新潮文庫)がある。 キャサリン・サンプソンが選ぶアジアミステリーベスト10 ※並び順は順位ではない。 1. Death of a Red Heroine by Qiu Xiaolong ※英語で執筆された作品 《紅英之死》 裘小龍 / 日本語訳 ジョー・シャーロン『上海の紅い死』(2001年、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2. Playing For Thrills by Wang Shuo ※中国語で執筆された作品 《玩的就是心跳》 王朔(おう さく/ワン シュオ) 3. Crime De Sang by He Jiahong ※中国語で執筆された作品 《瘋女》 何家弘(か かこう/ホー ジアホン) 4. Sacred Games by Vikram Chandra ※英語で執筆された作品 ヴィクラム・チャンドラ(英語版Wikipedia)はインド出身のミステリ作家。現在はアメリカとインドに交互に住んでいる。執筆に使用するのは英語。『カシミールから来た暗殺者』(2002年1月、角川文庫)の著者ヴィクラム・A・チャンドラとは別人である。 5. Jack the Lady Killer (1999) by H. R. F. Keating(H・R・F・キーティング) ※英語で執筆された作品 6. Out by Natsuo Kirino ※日本語で執筆された作品 『OUT』 桐野夏生 7. All She Was Worth by Miyuki Miyabe ※日本語で執筆された作品 『火車』 宮部みゆき 8. Inspector Imanishi Investigates by Seicho Matsumoto ※日本語で執筆された作品 『砂の器』 松本清張 9. Murder At Mount Fuji by Shizuko Natsuki ※日本語で執筆された作品 『Wの悲劇』 夏樹静子 10. The Quiet American by Graham Greene ※英語で執筆された作品 日本語訳:『おとなしいアメリカ人』グレアム・グリーン 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
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アジアは、六大州の一つである。 構成国と地域区分 アジアは、東アジア・東南アジア・南アジア・中央アジア・西アジアに分類される。 東アジア 日本 韓国(大韓民国) 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 中国(中華人民共和国) 台湾(中華民国) 東南アジア ベトナム ラオス カンボジア ミャンマー フィリピン マレーシア ブルネイ・ダルサラーム シンガポール インドネシア 東ティモール 南アジア インド パキスタン スリランカ モルディブ ネパール ブータン 中央アジア カザフスタン ウズベキスタン トルクメニスタン キルギス タジキスタン 西アジア トルコ シリア レバノン イスラエル ヨルダン サウジアラビア イエメン オマーン アラブ首長国連邦(UAE) カタール バーレーン クウェート イラク イラン 人口 順位 国名 人口 1 インド 14億2860万人 2 中国 14億940万人 3 インドネシア 2億7020万人 4 パキスタン 2億4290万人 5 バングラデシュ 1億6470万人 6 日本 1億2430万人 7 フィリピン 1億960万人 アジアの総人口は45億人に及び、六大州では最も多い。 経済 順位 国名 国内総生産(GDP) 1 中国 14兆8670億ドル 2 日本 4兆2310億ドル 3 インド 2兆9460億ドル 4 韓国 1兆7220億ドル 5 インドネシア 1兆4170億ドル 人口の多さも相まって経済大国が立ち並ぶ。 アジアで初めて近代工業が興ったのは日本である。明治時代に西洋文明の吸収と近代化が急速に進められ、日露戦争を経て欧米諸国と並ぶ列強の一つと扱われるまでに至った。太平洋戦争の敗戦で国土は焼け野原と化すが、その後驚異的な高度経済成長を遂げ先進国へ復帰した。 1970年代にかけて経済成長を遂げたのは、新興工業経済地域(NIES)に数えられる韓国・台湾・香港(イギリス領)・シンガポールの4カ国である。この4カ国は「アジア四小龍」と称され、90年代には日本と並ぶ先進国と扱われるようになった。 NIES諸国に遅れること20年、中国が経済成長を始める。鄧小平により社会主義市場経済への移行(改革開放)が進められ、沿岸部の経済特区では外資企業の誘致が積極的に行われた。その結果驚異的な経済成長率を記録し、2010年に日本を抜き世界2位の経済大国となった。 その他西アジアの産油国は先進国並みの所得水準を有する他、インドや東南アジアなどが経済成長しつつあり世界中の注目を浴びている。 一方、カンボジアやバングラデシュなど非常に貧しい国々も点在しており、各国による持続可能な援助が求められる。
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地球の地域や。次のようになるんや。 西アジア 西アジア 北アジア 中央アジア 南アジア 東アジア 東南アジア
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アジア 東アジア地域 インド タイ ネパール ブルネイ モンゴル インドネシア 大韓民国 バングラデシュ ベトナム ラオス カンボジア 中国 東ティモール マレーシア シンガポール 朝鮮民主主義人民共和国 フィリピン ミャンマー スリランカ 日本 ブータン モルディブ 西アジア地域 アゼルバイジャン イスラエル カザフスタン グルジア トルコ アフガニスタン イラク カタール サウジアラビア バーレーン アラブ首長国連邦 イラン キプロス シリア パキスタン アルメニア ウズベキスタン キルギス タジキスタン ヨルダン イエメン オマーン クウェート トルクメニスタン レバノン