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概要 ツール名: 忍者アクセス解析 提供会社: サムライファクトリー 機能紹介ページ: 機能紹介 ジャンル:アクセス解析 分析対象プラットフォーム:PC/モバイル 提供形態:ASP 解析形態:ウェブビーコン型 形態についてはこちら 特徴 料金 最新の情報及び詳細は公式サイトをご覧下さい。 無料(100ページまで、広告表示あり) 2種類の有料版あり 「有料版」(100ページまで、広告表示無し、30万PV/月まで) 初期設定 1,260円 月額料金 310円 「アクセス解析 for Business」(600ページまで、広告表示無し、500万PV/月まで) 初期設定 無し 月額料金 6,650円 主なクライアント及び数 300社以上 株式会社ハイベロシティ 株式会社日本旅行 京王プラザホテル 株式会社 BMG JAPAN 東京家政学院大学 等 関連ニュース デイリーポータルZに来ている人はどのくらいいる? サイト改善の前に見るべき指標 - Web担当者Forum “キリ番”も通じない時代…!? 忍者ツールズが「忍者カウンター」など8つのWebサービスの終了を発表 - ネタとぴ 「忍者カウンター」サービス終了へ - ITmedia 時代の趨勢 「忍者カウンター」など終了へ 個人ブログを支えたサービス - KAI-YOU.net
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1.リンク元のURLがノーリファラーになるのはどういう時?またその内訳を教えて欲しい。 様々なケースが考えられます。具体的な例は以下の通りです。 ・ブックマークからの流入 ・メールソフト(メーラー)からの流入 ・URL直打ちによる流入 ・リファラー送信拒否したブラウザからの流入 ・リダイレクトにより、最初の計測ページでリファラーが落ちている状態 ・(ほぼ全てのブラウザの)httpsからのサイトへの流入 ・QRコードからの流入 ・ローカルからのアクセス それぞれの詳細説明は「サイトへのリンク元の種類 及び それらの計測方法と特徴の記事をご覧下さい。」 内訳に関してはno referrer単体を見てもわかりません。また、他の指標を見ても正確な内訳は分りませんが、流入元の種類によっては特徴があり、簡単な推測は出来ます。 ・QRコードはURLに広告コードを追加すれば計測が可能。 ・バナーやリスティングなど広告コードがついているURLで流入し、その広告コード付きのURLをブックマークした場合、(リダイレクト等に寄るリファラー落ちが無い場合)該当広告コードつきのno referrerの流入の大半はブックマーク経由である。 ※もちろん広告がついていないURLをブックマークした場合は分からない。 ・メールソフト及びブックマークからの流入の「新規率」は(ゼロではないが)非常に少ない。 2.1月1日のユニークユーザー数は10人。1月2日のユニークユーザー数は5人。二日間あわせてのユニークユーザー数は15人でいいの?(同様にAというページのユニークユーザー数が10人、Bというページのユニークユーザー数が5人。二つのページあわせて15人でいいの?) (ほとんどの場合)違います。 ページあるいは期間をまたぐユニークユーザーを計測する場合は「足し上げ」に気をつけないといけません。例えば1月1日と1月2日、両方の日にAさんが訪れた場合、1月1日~1月2日のユニークユーザーはそのまま足してしまうと「2人」になりますが、実際は「1人」です。 もちろん、1月1日に訪れた人と、1月2日に訪れた人が全くかぶらない場合は問題ないのですが、そのようなケースは非常に少ないと思われます。この「足し上げ」がどのように考慮されているか、(つまり上記のケースの場合ちゃんと「1人」と表示されるか)はツールに依存するため、ツールベンダーへの確認を行いましょう。 3.セッションの定義って?(どういう条件でセッションが切れるの?) これもツールによりますが(設定を変えられるか、変えられないかも含め)、一般的なのは「30分」以内に次の計測タグが読み込まれれば、セッションが繋がるというケースです。 ページA→ページB→サイト外→ページC と遷移したとしても、ページBを開き、30分以内にページCが開かれれば、セッションは繋がる。また、ブラウザを閉じた、パソコンを再起動した、複数のタブを開いた場合もセッションは繋がります。ただし、違う種類のブラウザ(InternetExplorerでサイトを見て、30分以内にFirefoxでサイトを見た)とか、Cookieファイルの削除を行った場合はセッションが繋がらない。 というようなケースが一般的です。ここら辺もツールベンダーへの確認が必要な物の一つです。 4.新規とリピーターの定義って? アクセス解析ツールが発行するCookieの有効期限と同じ場合がほとんどです。ほとんどのツールでこの期間は設定できます。例えば「30日」と設定しておけば、最初にサイトに訪れてから、30日以内にサイトに再度訪れれば、「リピーター」扱いになります。31日ぶりにサイトに訪れた場合は新規になります。 Cookieが削除された場合は、新規扱いになります。漫画喫茶・大学等のパソコンは再起動あるいはブラウザを閉じるたびにCookieを消しているようなケースも多く、新規の比率が高くなる傾向にあります。 5.日付をまたいだ場合ってセッションとか二つに切れちゃうの?それとも繋がったまま?もし繋がったままだった場合、ユーザー数とか訪問者とかってどういう風に数えられるの? こちらもツールに依存する部分が大きいです。私が活用しているツールでは、セッションが切れます。例えば 1月1日ページA→1月2日ページB→1月2日ページA の場合は、二つのセッションに分割されます。 1月1日 ページA 1PV 1訪問 1UU サイト全体 1PV 1訪問 1UU 1月2日 ページA 1PV 1訪問 1UU ページB 1PV 1訪問 1UU サイト全体 2PV 1訪問 1UU 進入ページも1月2日分のデータだけを見ると、ページBからの進入という計測になり、セッションあたりの平均閲覧ページ数は2ページになります。 6.ブックマークした人の数と、そこから流入した人の数をしりたい。 質問1の解答を参照してください。 7.AからCというページへのリンクは無いのに、A→Cという遷移があるのは何故? 4.のセッションの定義の所の例でも説明しましたが、 ページA→サイト外→ページC という遷移をした時、30分以内であれば通常セッションが繋がり、アクセス解析ツール上ではページA→ページCという形の遷移が計測されます。(例えばページA→ページCへの遷移が無い場合) また、計測方式としてパケットキャプチャー方式などをモバイルで使っている場合、戻るボタン(あるいは携帯端末の「戻る」操作)を行った場合、戻ったときには計測データが取得出来ないため ページB→ページA→(戻るボタンで)ページB→ページC と遷移した場合、アクセス解析ツール上ではページB→ページA→ページCと計測されます。 8.Aのページから、次どこのページに遷移したか?というのを見たときBへの遷移が10件。Bのページに、どこのページから来たか?というのを見たときAからの遷移が8件。何故、このような違いが起きるのだろうか? ページA→ページB→ページC→ページB→ページA→ページD という遷移を例に取り、ページAから次にどこに遷移したか、またページBにはどこから来たか?というのを考えてみましょう。ツールの特徴と使う機能によりますが、樹形図のような機能を使う場合 ・特定のページから、次にどこに行ったか?というのを見る場合は、セッションの頭から検索をかけていき、特定のページ(この場合はページA)を探し、そこからどこに遷移したのか?というのを見ます(この場合はページB)。 ・特定のページに、どこから来たのか?というのを見る場合は、セッションのお尻から検索をかけていき、特定のページ(この場合はページB)を探し、そこにはどこから遷移してきたのか?というのを見ます(この場合はページC)。 上記の様な場合は、例題のようなズレが起こります。 ただし樹形図のような機能ではなく、単純に次にどこに行ったか?あるいはどこから来たのか?というのを「次の遷移だけ」を見る場合、以下のように計測されます。 【ページAからの遷移】 ページB 1件 ページD 1件 なので、問いにあるような数字のズレは起きません。 9.媒体から送られてくる流入数とアクセス解析ツールで見る該当広告からの流入数を比較すると、媒体から送られてくる数字の方が多いんだけど何故? 媒体側では計測出来ているが、サイト側では計測出来ていないケースがあります。代表的な例としては、 ・媒体側に出しているバナーはクリックしたが、計測タグが読み込まれる前にユーザーがブラウザを閉じたりを別のページに移動してしまった ・(一部の)ランディングページにタグを入れ忘れていた ・利用者がブラウザ設定でJavaScriptの実行を禁止していた ・アクセス解析ツールの設定で、社内や特定のIPからのアクセスを除外している(媒体側ではもちろん除外をしていない) などがあります。 10.媒体から送られてくる流入数とアクセス解析ツールで見る該当広告からの流入数を比較すると、媒体から送られてくる数字の方が少ないんだけど何故? 媒体側での計測の定義と、サイト側での計測の定義が違う場合があります。代表的な例としては、 ・媒体からの流入を広告コードで計測していた場合、ユーザー側で広告コード付きのURLをブックマークし、そこからアクセスして来た場合、アクセス解析側では計測出来るが、媒体側では計測出来ない。 ・同じく広告コードで計測した時に、ランディングページをリロードした場合、アクセス解析側で2重カウントをしてしまう可能性がある(ツールによりけり) などがあります。 11.成果課金型の広告に出稿しており、その広告会社のレポートでは広告経由の成果が20件。アクセスログで見ると、その広告からの流入での成果が10件。水増しされているの? ※広告会社あるいはアフィリエイト会社等が発行する効果測定用のタグが成果ページに入っている事が前提 広告経由の成果の定義が違っている可能性が高いです。 例えばアクセス解析側では、クリックした入ってきたセッション内でコンバージョンした場合は、成果と広告を紐づける。しかし、広告会社側ではクリックし、そのセッション内でコンバージョンしなくても、1週間以内にコンバージョンすれば、成果と広告を紐づける。 他にも計測の指標が、広告側は広告経由で成果にアクセスされた「PV」をカウント(つまりセッション内に複数回コンバージョンした場合は複数回として数えている)しているが、アクセス解析側では、「訪問回数」でカウント(つまりセッション内に複数回コンバージョンしても1回と数え)ているとズレが起きる。 同様に「一括資料請求」のように、1回のコンバージョンで複数のアクションを行える場合、広告側は「1」として数えるが、アクセス解析側では「複数」として数えてズレが起きる。といった可能性もある。 12.PCの新規サイトにアクセス解析ツールを導入したいんだけど何をすればいいの?どれくらいの導入に工数がかかるの? 大きくツールに依存しますが、PCのタグ型ツールで、ツールの自由度が比較的高い場合 1.要件定義(何を見たいか?またそれを見てどう改善に生かせるか?)を決める ↓ 2.それを実現するための計測粒度であったり、グルーピングの設定、計測したい変数やいくつかの設定(リピート期間等)を決める ↓ 3.計測用のタグとJSファイルを作成 ↓ 4.計測したいページにタグを挿入(必要に応じて変数を埋め込む作業を行う) ↓ 5.意図した通りに計測出来ているかの確認を行う ↓ 6.ログイン用のIDとPWを権限設定した上で配布する ↓ 7.計測開始 となります。 要件定義をどれくらいきっちり行うか、タグ入れと変数埋め込みの難易度によって、工数は変わってきますが、最初から最後のプロセスまで通常、1ヶ月~3ヶ月はかかると思われます。ただいろいろはしょってしまえば(特にSTEP1)もっと短い期間での導入は可能です。 13.モバイルの計測ってなんか難しそうって聞いたけど、PCと比べて何が大変なの? 1)セッションをつなぐために端末識別番号を取得しなければいけないという事と(DoCoMoの場合は全てのサイト内リンク、あるいは外部に入稿するURLにパラメータをつけないとセッションが繋がらない) 2)SSLページ(https)内では端末識別番号が取得出来ないケースもあるため、非SSLページ(http)内で取得した端末識別番号をGETないしはPOSTで引き回す必要がある。 3)端末識別番号を使わない場合はサイト側でセッション番号を発行・付与する必要があり開発が必要となる。 4)キャリアの制限によりDoCoMoではリファラー情報が取得出来ない とか、まぁいろいろキャリアの制限や仕様により、サイト側に改修を入れたり、数字を見るときに考慮しなければいけない事が多くて面倒!って事です。 14.アレもみたい、コレもみたい、計測したい要件がいっぱいあるので、とにかく最小単位で細かく計測をしたいなぁ(って言われたとき) 計測した数字を興味本位で見たいのか、それを改善に生かせるのか?が大きなポイント。 アクセス解析ツールは(私見も入っていますが)ページ単位で精緻に情報を見る物ではなく、集客及びサイト内導線が、成果とどう結びついているかを把握し、改修のヒントを見つけ、実際に改修を行い、その効果を補足するためのツールなので、取得する事により改善に生かせるような施策が考えられるレベルでの計測にしておいたほうが良いと考えています。 例えば求人サイトで、求人を検索するとします。その時に利用者が「地域」「月給」「職種」「業種」「未経験歓迎」「従業員数」「雇用形態」「上場企業」「外資企業」等のオプションで検索が出来るとします。その時に、全ての検索変数を取得する必要があるでしょうか?それを見ることによって、求人にエントリーする数を上げる事が出来る変数はどれだろうか?というのを考え、取捨選択する必要があります。 全部とっておけばよいじゃん!という問いのような意見もあるかと思いますが、取りすぎることによるデメリットとして 1)データ量が多すぎて分析に時間がかかる(レポートの取得の時間がかかる) 2)それがコストに跳ね返ってくる可能性がある 3)最初の導入設計に余分に時間がかかってしまう などがあります。(*1) 15.広告からのランディングページあるいはサイト内でURLのリダイレクトをかける時って計測にどんな影響があるの? リダイレクトの仕方や転送の仕方を気をつけないと、リファラー情報が落ちたり、転送ページの計測が行われたり/行われなかったりします。 ・リダイレクトに関してはHTTP status code 301,302等で転送を行う場合は、リファラー情報が引き継がれます。 ・JavaScriptやMETA Refreshにより転送を行う場合は、リファラー情報は引き継がれません。 ・転送ページにタグを入れていた場合、転送が行われる前にタグが読み込まれれば、転送ページの計測は行われます。読み込まれる前に転送される場合(例えば META refreshの時間を0秒に設定していた場合)は計測が行われません。 ※これに関連して、「じゃぁ何秒待ってから転送すればタグは読み込まれるのか?1秒?3秒?」と聞かれることもありますが明確に答えることは出来ません。利用者のネット回線スピード等の変動要素が利用者側に大きいためです。 16.AというページからBというページにリンクしている箇所が2カ所あるが、どっちのリンクがクリックされているかを知りたい。 通常のままでは計測出来ません。 リンク先を指定するURLにパラメータ等を入れて、URLを一意にする必要があります。 例)ページA→ページBへのリンクを http //www.example.com/b.html?type=1 http //www.example.com/b.html?type=2 という風に分け(typeという変数名の値が違っても表示されるページ内容は一緒)それぞれの変数のカウントをアクセス解析側で行うという手法です。サイト側に改修が入るため、現実的にはなかなか実装されないケースがほとんどです。 17.親フレームがあり、その中に子フレームが二つある場合、計測用のタグはどこに入れれば良いの? 子フレームの方に入れてください。 アドレスバーで表示されるURLは、子フレーム内で遷移してもずっと親フレームのURLの物だとしても、子フレームの方にタグを入れておけば、アクセス解析ツール上で計測されるURLは子フレームの物になります。 18.動的ページを計測する時に気をつけなければいけない事は? 14の問いにもありましたが、どの変数を計測対象として取得するか?という事を決める必要があります。 また動的ページ→静的ページにmod rewriteをしている場合(例 SEO対策のため、search.cgi?keyword=音楽 → search/音楽/index.html などを行いキーワードごとに静的HTMLが生成され、大量のページがある場合)ある程度ページをグルーピングして行いたいと、PV数が少ないページが山ほど出来ていまい、導線分析等が非常に困難になります。 19.●●というデータが見たいんだけど、出し方がわからないorデータが重くて落ちてこないので出して欲しい。 基本はデータ出し作業を代わりに行うことはやらない方が得策(今後、定常的な運用にのってしまう可能性もありますし。。。)取得の方法を面倒でも説明しておいた方がお互いのためです。また、何故そのデータが必要なのか?という事を聞き出す事で、よりよい「見るべきデータの提案」が行えるかもしれない。 詳細はデータ出し依頼の優先順位をつけるために自分/相手にするべき7つの質問を参照してください。 20.アクセス解析ツールの費用対効果は?入れる意味あるんだっけ? データ見ているだけじゃ入れる意味ないです。 データを見てそれを改善までつなげて初めて費用対効果を考えられます。ただし、「アクセス解析ログの貢献度合い」を計るのは非常に難しく、費用対効果の議論に持って行くこと自体が得策ではありません(笑)また、アクセス解析を使っての改善は「売上増加」も大事ですが、まずは「コスト削減(特に集客の)」という所の方が、やりやすく、まずは手をつけるべき箇所かと思います。 最後に かなりヘビーな記事になってしまいました。何か使えそうな物があれば、ぜひ自己責任で活用してみてください。もっと良い答えがあるよ!とかあればぜひ教えてください。ベストな答えは一つではないし、状況に寄って変わる物だと思っております。 こういったQ&Aという物は、ベンダーに任せるのも一つの手ですが、なるべく社内で貯め、それを閲覧・活用出来る仕組みを作ってしまう事が、ある程度の規模を超えると必要かと思います。問い合わせの中に、要件や課題が隠されているケースが多く、問い合わせから生まれる改善も多々あります。聞かれた質問にただ答えるだけではなく、その意図や背景を理解する事が一番大切なのだと思います。 *1 あまり上手く説明出来ていない気がしたきた 汗
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アクセス解析・広告解析ツール・その他解析ツールを有料/無料で分けています。(五十音順) ※無料・有料版両方ある場合は「無料」の方に追加しています。 この中に無いものがありましたら、ぜひ追加にご協力下さい!( ここで現在未紹介のツールを記録しています ) またリストのアクセス解析ツールを利用されたことがある方は、該当アクセス解析ツールのコメントページにて、その使用勝手・コスト・サポート等のコメントくださいませ。 参考 日本の人気100+29サイトが使用しているタグ型アクセス解析ツール(2008/12/01) 注目の個性的な無料アクセス解析ツール10選 結局、有料アクセス解析ツールはどんなサイト(企業)が導入するべきなの? アクセス解析ツール アクセス解析(有料ツール) エーシークルーザー(ac cruiser) [PC] アドプラン(ADPLAN) [PC][Mob] ビズマーク(BizMark) [PC][Mob] クリックトラックス(ClickTracks) [PC] ログチェイサー(LogChaser) [PC] パワーアルオーアイ(PowerROI) [PC][Mob] アールティーメトリクス(RTmetrics) [PC][Mob] エスエーエス カスタマエクスペリエンス アナリティクス(SAS Customer Experience Analytics) [PC][Mob] シビラ(Sibulla) [PC][Mob] サイトカタリスト(SiteCatalyst) [PC][Mob] サイトセンサス(SiteCensus) [PC][Mob] サイトトラッカー(SiteTracker) [PC][Mob] アンフィニシュッド(Unfinished) [PC] アーチン(Urchin) [PC][Mob] ビジョナリスト(Visionalist) [PC][Mob] ウェブコンダクター(WebConductor) [PC][Mob] ウェブマイニングフォークレメンタイン(Web Mining for Clementine) [PC][Mob] ウェブスタッツ(WebStats) [PC] ウェブトレンズ アナリティクス(WebTrends Analytics) [PC] アクセス解析(無料ツール) グーグルアナリティクス(GoogleAnalytics) [PC] アイティーギア(ITギア) [PC][Mob][広告有り] ウープラ(Woopra) [PC][英語版] 忍者アクセス解析 [PC][Mob][広告有り] 広告解析ツール 広告解析(有料ツール) ウェブアンテナ(WebAntenna) [PC] アドプラン(ADPLAN) [PC][Mob] アドエビス(ADEBiS) [PC][Mob] 広告解析(無料ツール) その他ツール その他(有料ツール) ユーザーインサイト(UserInsight) [PC] 広告解析(無料ツール) なかのひと [PC] うごくひと [Mob] おまけ 有料アクセス解析ツールの導入を検討するにあたり満たすべき7つの要素 1.アクセス解析ツールに対する上司や経営陣の理解がある(費用対効果が説明難しい製品のため、必要性を理解して貰えないとそもそも導入ができません) 2.無料ツールの機能不足が、(サイトの)売上増加やコスト削減の足かせになっている。 3.アクセス解析の要件レベルが「集客最大化」のステージを過ぎており、「集客効率化」「導線最適化」「成果の分配」の必要性がある。 4.アクセス解析ツールを使った分析を行える、スキルを持った人員の確保が出来る。 5.アクセス解析からの気付きを、実際のサイト改善ポイントに落とし込み、サイトに反映し分析する社内体制とフローが出来ている。PDCAサイクルの実現。 6.アクセス解析によるサイト改善に貢献した場合、それが給料等に反映され評価される仕組みがある(アクセス解析担当者のモチベーション向上に必要)。 7.システム部門あるいはサイトコンテンツ作成・管理チームがその必要性を理解し、導入及び運用のための工数確保を行ってくれる。 catch(err) {} /script }
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アクセス解析に携わる方向けのコンテンツです。 記事 アクセス解析の説明に大切なこと アクセス解析の教育に大切なこと 定義/FAQ サイトへのリンク元の種類 及び それらの計測方法と特徴 アクセス解析FAQ
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お題 アクセス解析に関する集まりを開催する 5W1H Why(なぜ) お互いのナレッジから学び成長する アクセス解析の現場担当者の情報共有 現場の声をサービス改善につなげる What(何を) 会社でのアクセス解析浸透(教育・運用)などの取り組み アクセス解析でのモニタリング手法や、どういうデータをとっているか?など分析事例(テストや改善の具体例) Who(誰が) SiteCatalyst導入企業の担当 前回の参加メンバー+その人の知り合いなど Twitter上で一定人数を募集(30名程度?) Where(どこで) 会議室弊社@東京駅であれば30人くらいの会議室は確保可能だと思われる:オガワ 楽天なら40人くらいの会議室あり 運用負担を考えると持ち回りか 交流会であれば居酒屋など When(いつ) まずは4月の第2週~第4週あたり? 隔月 時間帯は夜 How(どのように) 例1:参加者全員が、アクセス解析に関するTIPSやナレッジを5分で発表。その後質疑応答。 例2:複数人のグループに分かれて、あるお題(例:5つの分析TIPS・陥りやすいミスなど)をまとめその後にプレゼン 例3:SiteCatalyst等のツールのよいところ・悪いところをディスカッションし、まとめてAdobe社に要望を出す 分析会(どこかのサイトのデータを見ながら課題発見や改善方法を検討する) お互いをさらに知るための交流会 コメント欄 個人的には交流会よりは、会議室などを借りてアクセス解析の ディスカッションをしたいなと思っています。場所は弊社での提供も出来そうです。 -- (小川) 2010-03-25 23 38 42 同感。濃い議論しましょう。弊社も会議室提供できます。規模とレベル感をある程度合わせるため、SC限定にしませんか?GAはa2iや書籍、ブログで既に情報入手可能ですし。 -- (清水) 2010-03-26 01 21 29 有益な会にしたいですね!弊社@品川SonyCityでも会議室提供できると思います。 SC限定は賛成です。あとT Tとかの成功事例やバッドノウハウなどもシェアできるといいかも。 ディスカッション→交流会がオーソドックスな流れでしょうかね。 -- (佐藤大) 2010-03-26 19 12 58 これすごい楽しみです。でしゃばりですがコメントさせてください。 各社がSCの機能をどう活用しているかなどのディスカッションとかしてみたいです。 ※うちはSAINTをこんな感じで使ってるよとか、こんなprop,eVar,eventの使い方しているよとか、こんな計算指標作ったよ、などなど。。。 -- (小栗) 2010-03-26 19 32 28 了解です。基本的にはSCにフォーカスして、 設定・分析・運用・Adobeとのやりとりでの成功・失敗事例の共有がよさそうですね。 場所に関しては、例えば毎月あるいは隔月での持ち回りとかいかがでしょうか。 他の皆様も意見あればぜひぜひ。 -- (小川) 2010-03-26 20 13 01 弊社会議室は8名しか入りませぬ。 サンプルのSDRをみんなで眺めてこれが良い、あれはダメみたいなのができればと。 -- (ためくに) 2010-03-26 20 32 59 自慢大会しましょう! Omniture Blogで紹介された新手法を試したよ、とか。 変な翻訳集めて改善リクエストもありですね。 -- (清水) 2010-03-26 21 46 12 やっと見つけた。この話、止まってますね。どうやってキックしたものか。 -- (ためくに) 2010-04-21 10 22 21 止めてしまっていました。 とにかく進めて見ようと思います。 以下の三つのネタを用意してみました。 いかがでしょうか? 1)ECサイトやリード型サイトの最適なSDRを考えてみる。 2)社内での運用方法、教育方法といった、浸透のための手法 3)分析や活用法といった、SiteCatalystの使い方・利用事例 何人かご意見いただいたら、それで決めてしまいたいと思います。 日程に関しては、GW明けの第2~3週でセッティングしてしまいますね。 会議室OKな会社さんは、小川・清水さん・佐藤さんのところですかね。 -- (小川) 2010-04-24 20 48 04 今回、全部やるという事ではなく、 第1回目としてどれか選んでくださいなーという事です。はい。 -- (小川) 2010-04-24 20 50 45 2も捨てがたいけど、第一回目は3かな~、と思いました。 継続的に実施できれば1もやりたいですね。 会議室はうちも多分大丈夫です。 -- (小栗) 2010-04-25 01 23 38 1は3の後にやった方が得るものが大きくなりそう。 ということで第1回目は3希望です。 -- (ためくに) 2010-04-27 12 21 31 了解です!3でいきましょー。 一度、私の方で整理して、数日中に皆様に ご連絡いたしますね。 -- (小川) 2010-04-27 23 54 11 時間たってしまい申し訳ないのですが、6月下旬をめどに調整をさせてくださいませ。 -- (小川) 2010-05-07 23 17 32 名前 コメント すべてのコメントを見る
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提供形態 ASP:自前でハードやソフトを持たずに提供会社のサービスをWeb上から利用出来る方式。アクセス解析ツールの利用方法としては現在、主流型である。 インストール型:ローカルのパソコンあるいはサーバーにソフトウェアをインストールし利用する方式。Web上のアプリケーションに縛られない自由なインターフェースが特徴。 ハードウェア型:利用者の環境にハードウェア(サーバー)をインストールして利用する方式。大規模サイト向けのアクセス解析あるいはパケットキャプチャ型の解析形態を持つツールはこのタイプの物が多い。 解析形態 サーバーログファイル型:利用者のサーバー上の保存されているログ(主にapacheログ)をアクセス解析ツールが読み込みそのデータを活用する。ログファイルを読み込ませる作業が発生するが自社内で完結出来る仕組みが作れる。 ウェブビーコン型:PCにおいては現在主流のアクセス解析手法。計測したいページにタグを入れ(手動あるいは自動)アクセスされた時にその情報を計測サーバーに飛ばす方式。モバイルではapacheにモジュールをインストールする事でこの方式が利用可能。 パケットキャプチャ型:利用者の環境にパケットキャプチャー用のサーバーをインストールする方式が一般的。アクセスされた情報をウェブサーバーとは別に取得し、その情報を計測サーバーにとばす。大規模のモバイルサイトを中心に活用される事が多い。 コンサル型 :利用者がログデータを見ずとも、サービス提供側がアクセス解析ツールで取得したデータを分析し、その結果を報告するタイプ。自分でログデータを見なくても済むが、このサービスを提供する会社が少ないこと、またその内容に関しても玉石混合のためまだ一般的ではない。 コメント
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アクセス規制機能に関するお知らせ 毎度ご利用いただき、ありがとうございます。@ウィキです。 この度は、編集規制機能だけでなくアクセス規制機能もつけたほうがいいという 連絡を受けましたのでアクセス規制機能をつけました。 しかし、すぐにアクセス規制機能を付けるのは大変手間がかかるため、 希望者にのみアクセス規制機能を付けることにしました。 以下のフォームに必要事項を書き、送信ください。 ※名前の欄には名前ではなくIDをお書きください。 ※内容の欄には自分が管理するWikiのパスワードをお書きください。 名前 メールアドレス 内容
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アクセス解析を貼り付けよう wikiのアクセスが増えてくると、カウンターだけでなく、いつだれがどこにアクセスしているかなどいろいろなことが知りたくなってきます。 そこで、アクセス解析を設置してみましょう。 今回は、サムライファクトリーが提供している、忍者アクセス解析を利用します。 http //www.ninja.co.jp/analyze/ [[img(http //x7.koiwazurai.com/bin/ll?生成されたID)]][http //x7.koiwazurai.com/bin/gg?生成されたID アクセス解析] ます忍者アクセス解析でwiki用の解析用ソースを出力します。 このソースはアットウィキには非対応なので改造します。 生成されたIDのところは実際に解析画面で生成されたIDを使用してください。 上のソースでは1行目で画像を呼び出したあと2行目でリンクを貼り付けています。このソースをアットウィキ用に改造すると以下のようになります。 #ref(http //x7.koiwazurai.com/bin/ll?生成されたID)[[アクセス解析 http //x7.koiwazurai.com/bin/gg?生成されたID]] 改造ができました。 では、これをここに貼り付けます。 ll?113620600 アクセス解析 これでOK!! おしらせ 原因は良くわかっていませんが、画像を呼び出すタグが、refの場合のみ動くようです。img,imegeでは動きません。 しっかり解析できました。 ホストも確認できました。
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1)使う人のレベルと目的を把握する(=使う人のレベルは一定ではない) [背景] 当たり前の事ですが、忘れがちです。 説明している相手の能力を知らないと、算数を教えないといけない生徒に数学を教えたり、また数学の教授にピタゴラスの公式を教えてしまう事になります。 ここで書いている「レベル」には様々な物があります。 その人のアクセス解析ツールの経験レベル 自分でサイトを運営していてアクセス解析ツールを入れてばりばり使っている人 他社での運用経験あり 全く初めてでPV・訪問回数・UU数の違いが分からない そもそもネット関連の業務経験が皆無 など、過去の経験は本当に様々です。 計測に関わるIT技術の理解 導入の説明でなければそれほど意識する必要はないですが、以下の用語を理解しているか・していないかで説明の仕方は変わってくると思います。 HTML JavaScript リファラー SEO/SEM リダイレクト UID(端末識別番号) GETパラメータ(クエリーストリング) コンバージョン ROI CPA/CPC セッション PV・訪問回数・訪問者数 数学的素養 あるに超したことはない知識です。出ている数字、あるいは出したい数字がどういう計算の元出ているか?を理解出来ている方が、理解は早く、ただ出ている数字を見ているだけではなく自分で新しい指標を考えたり、計測ではなく分析が出来る可能性が高くなります。 [対応] 相手のレベルを事前に(あるいは説明の早い段階で)把握しておく。 いくつか定番の質問を用意しておくと良いでしょう。 「今までにアクセス解析の経験は?」 「(もし「はい」なら)どういう数字を見ていた?」 「PCあるいはモバイルサイトの作成経験は?」 「サイトのどういう所を分析していきたいか?」 その上で、その人に適した説明(また可能ならマニュアル)を用意する。ある程度レベルが高い人は、他のツールとの違いであったり、専門的な用語をどんどん使っても良いかと思いますが、初心者向けには「例え」を駆使して説明する事をオススメします。後は図示する事も大切です。技術的な背景はわからなくても、アクセス解析ツールを利用・活用する事は充分に可能です。分からない人は本当に驚くくらい分からないものですよ。 また、目的を把握せずにツールの説明だけを行っていませんか?自分が説明するだけではなく、対話を行っていかない限りはアクセス解析ツールは使われないのでは?と思っています。説明出来たことに満足をせず、ちゃんと相手の疑問に答えられたか?を説明の評価とする事が大切かなと自戒もこめて非常に強く感じます。 2)機能から説明しない。目的から機能を説明する。 [背景] 使う側は、まず何か目的があってアクセス解析を利用するわけであって、説明する側もその思考順に則った説明をする必要があります。なので、これはツールを提供しているベンダーや代理店のマニュアルや説明にもよく見られるのですが、機能紹介に説明の重点を置いた内容はあまり使い物になりません。アクセス解析上級者なら機能から利用目的を推測出来るのですが、初めて使ったり経験が少ない人には無理です。 今回の項目で一番大切な内容ですので、具体例を元に説明してみます。 [対応] 「検索ワード」という機能は、検索エンジンで検索をしてサイトに入ってきた人が、どういった単語を入れて検索したのかがわかる機能です。 という説明は単なる機能紹介です。 アクセス解析初心者は、その機能を見て「なるほど。うちのサイトに入ってくる人はこういうワードが多いんだな~」と思って終了です。 では、以下の文章だったらどうでしょうか? 「検索ワード」という機能は、検索エンジンで検索をしてサイトに入ってきた人が、どういった単語を入れて検索したのかが分かる機能です。人気があるワードを把握して、自分のサイトのブランド力を確かめたり、そのワードにあったコンテンツを用意する事によってサイトの滞在時間やコンバージョン率が上がるかも知れません。 少し良くなりましたね。でも、これでも全然不十分です。 「機能を使ってどういう事が出来るか?という内容が足りないから」という訳ではなく、そもそも使う側はそういった使い方をする事が少ないし、ピンと来ないからです。 アクセス解析ツールを利用する人が知りたいようなことは以下のような内容です。 サイトに入ってくる人たちの属性や興味を知りたい。 その上で、どういう人たちが商品をより購入しやすいのかを把握したい。 自分たちが打ったメルマガやキャンペーンの効果測定をしたい。 サイト内のどこで人が多く離脱しているかを知りたい。 少ないお金で効率的にリスティング(あるいは集客)をしたい。 新規のユーザーを増やしたいが、どうやったら集められるのか? (少なくとも新規の人の特徴を知りたい) 何度もサイトに訪れて欲しい とにかくUUを増やしたい!売上も増やしたい! といった類の物がほとんどです。こういう思いを持っている人たちに「検索ワード」の機能とその使い方を説明しても上記の質問の答えには全くなっていません。もちろん全ての機能を説明し、そこから賢い人ならどうやって上記の答えあるいはヒントを出せばよいのかがわかるかも知れませんが、初心者あるいは経験が少ない人にとっては非常に難しいです。 なので、アクセス解析ツールのマニュアルとは、本来以下のような形であるべきなのです。 Q.サイトに流入してくる人の属性を知りたい A.「検索ワード」を使って、流入してくる人の興味とその結果を見てみましょう。 「検索ワード」:サイトに入ってくる人が、どういう興味あるいは期待を持って入ってきているかわかります。この流入ワードを「訪問回数」「閲覧ページ数」「進入ページ」「コンバージョン」などを掛け合わすことにより、より詳細にユーザーのサイトへの期待とその結果・属性などが分かります。 (以下、手法の説明) この後、いろいろ続くのですが、それは次の項目にて。 良いマニュアルとは「目次には行いたいことが並んでいる」物であり「機能が並んでいる」物ではありません。しかしアクセス解析ツールでこのようなマニュアルはほとんど見たことがありません。教育する側は改めて使う側の意識を持って、マニュアルを作ったり、用意する事を考えて貰えればと思います(もちろん自分も含む)この行いたいことを考えるのは、実は非常に難しい作業だったりします。なので教える側は自分だけで考えるべきではなく、使う側・使いたい側と接していく中でヒアリングしたり、問いかけてみることが重要です。使う側が持っている要件は、意外に多彩かつアバウトですよ。物によってはアクセス解析では出来ない物もあったり、推測もいっぱい必要な物があります。今まで言われた、このようなケースの例としては 同業他社とUUの比較をしたい サイトの作成料を押さえてROIが良いページにしたい 20代の女性をターゲットにしているので、これらの属性の人を集めたい 利用者のサイトへの興味度合いを把握したい サイトを見ている人の興味が知りたい コンバージョンに一番効く導線を太くしたい コンバージョンに何が一番効いたかを知りたい といった物がありました。なかなか、簡単に答えられる内容ではないと思います。 重要なのは機能を説明するのではなく、目的に適した機能を紹介する事です。ほとんどの場合、目的を達成するためには一つの機能では不十分なので、機能単位の説明があまり意味を成さない事、ご理解いただけるかと思います。意味がないから不必要か?というとそういう事ではなく、時と場合によっては説明が必要だろうし、少なくともマニュアルの巻末にはレファレンスや定義の観点から用意しておくべきです。ただしアクセス解析の教育や説明という観点から見ると、機能の説明はさほど重要ではありません。 3)百聞は一見に如かず。習うより慣れろ。 [背景] アクセス解析の説明をしたとしても、初めての人は3割も理解出来れば良い方です。 ほとんどの人は説明の内容は分かっても、その意味や意義、また自分が抱えている疑問の解決(前項で出てきた目的が達成出来るが否か)はわからずじまいに終わるケースがほとんどです。その理解率をどうあげていけば良いか?それが本項目と次項目の内容です。 [対応] 説明だけではなくデモを見せたり、ユーザーに説明をしながら操作をして貰いましょう。この時に出来るだけ、機能の本来の用途であったり、ユーザーの疑問を聞き出したり感じ取ったりする事が大切です。特にアクセス解析の説明は難解な単語も多く、とかく眠くなりがちです。私自身も過去のセミナーで多くの脱落者を出してしまっています(反省)。なるべく興味を持って貰うための工夫は必要ですね。大切なのは参加者は「聞く」という立場ではなく、文字の通り「参加」して貰うという立場になって貰うことが大切です*2。 ある程度、時間が割けるのであれば、課題を行って貰うのが効果的です。私が新人に対して研修で行ってきたのは、うちの会社の複数あるサイトのうちどれかを選択し、そのサイトの課題と解決案を考えるという物です。課題には通常4日間与えられ、1日の終わりに(あるいは必要に応じて随時)ヒアリングを行います。その研修プログラムは以下の通りです。 1日目AM:サイトの選択とアクセス解析の操作方法・機能及びその機能の目的の説明 1日目PM:サイトの閲覧。サイトの特徴と目的を理解して貰う。必要に応じてサイト担当者へのヒアリング 2日目AM:定性的・定量的情報を使ってサイトの課題を見つけられる限り探してみる。 2日目PM:その日の最後に見つけた課題を報告して貰い、協議の上、1つあるいは2つにしぼる。 3日目AM:その課題に対しての解決案及び、改善したらアクセス解析上、どの数字が変わるかを考えて貰う。 3日目PM:解決案検討及び資料作成開始。 4日目AM:資料作成 4日目PM:私とサイト担当者に向けて発表 上記の研修を行う上で気をつけていることは以下の通りです。 最初の説明時では機能説明とは別に「目的に応じて使う機能が記されたマニュアル」を渡しています。2日目AMの定量的情報を使ったサイト課題把握は、そのマニュアルに沿って機能を一通り使って貰っています(このマニュアルの概要に関しては次回の記事で紹介)。 2日目PMは今までの経験を元に、解決案が考えやすそう・アクセス解析ツールの中だけで有る程度完結出来そうな物を気にして選んでいます。 ツールや機能の質問に関しては随時答えていく。また悩んでいそうだったら、こっちから声をかけて進捗を確認すると共に、悩みを聞きヒントを出す(次にここを見てみるといいかもよ?とかこういう視点もあるよというアドバイス) 発表の内容は通常パワーポイント10枚前後。発見した課題とその解決方法を、ログデータやサイトのスクリーンショットなどを使い、文字少なめ・情報多めで作ってもらいます。また発表の内容は15分程度です。 発表の後は「気づきを褒める」「他に見るべき情報があればその説明」「解決に向けて具体的に自分だったらどう動くかを考えて貰う」「(既にサイト担当者はその課題に直面している事が多いので)現在、何故その課題が解決されていないかの説明」を行います。質疑応答含め、こちらも15分の時間を取っています。 この研修を行うと、記事の最初に出てきた「1)使う人のレベルを把握する(=使う人のレベルは一定ではない)」というのが非常によく分かります。ぜひアクセス解析の教育担当者は新人研修や教育プログラムに取り込んでみてはいかがでしょうか?ちなみに中途で入ってくる方に関しては、ここまでの研修を行わず、数時間の説明及び紹介で終わらせている場合が多いです(特にその人にとっての主業務がアクセス解析担当者ではなく、数字を見るだけの場合ですが) 4)実績=事例がモチベーションを上げ浸透を進める [背景] いくらアクセス解析を使っても、結果が出ないのであればモチベーションが上がりません。「説明も分かったし、機能も目的も理解しました。確かに便利そうだけど、自分の席に戻ったときにまず何をすれば良いのかわからない。」「数字の見方も分かったし、いくつか見てみて気づきもあった。でもそこからサイトをどう改善すれば良いかわからない。」といった意見は良く聞くし、目の当たりにしてきています。 ここでこの課題をそのままにしておくと、モチベーションが上がらなくなったり、定常的に数字をウォッチするためだけにツールを使うという事態になってしまいます。これではツールの真価は発揮出来ないし、使っている側も真価を発揮出来ません。これを変えるために必要なのが実績と事例なのです。 [対応] 実績や事例を集めるための仕組みと、それをマニュアルに取り込んだり、自分の知見として蓄えるという行動が必要となります。これは非常に大変で、今まで出てきた4つの項目の中では一番難易度が高いです。私自身もまだ満足行くレベルには出来ていません。 ここで言う実績とは 「A というサイトで、●●という事に困っていました。アクセス解析ツールで×と▲という機能を見て現状を分析。その上で■という施策を行ったら、★という数字が大幅に改善。売上も大幅にアップしました。考えたポイントは~中略~であり、成功した要因は~中略~という点にありました。」 といった内容の物です。 サイト目的に対して使うべき機能を説明する時に、こういった事例のある/なしはモチベーションに大きな差を与えます。もちろん全ての事例が全てのサイトに当てはまるわけではないですが、そのエッセンスであったり、一部でも利用出来る可能性はあります。だからこそ、単なる実績だけではなく、成功の要因や、考えたポイント等も書いてあるとなお良いです。 また、こういった事例のアップデートや追加も必要です。非常に難しく、根気がいる作業です。しかし、こういった事例やポイントを持っている人は非常に重宝されますし、日本のアクセス解析業界において少ない優秀なコンサルタントになるために一番大切な事なのでは?と感じています。 まとめ 1)使う人のレベルと目的を把握する(=使う人のレベルは一定ではない) いくつかの質問からその人のレベルを把握し、そのレベルにあった説明を行う。 2)機能から説明しない。目的から機能を説明する。 目的があっての機能。使い方を理解して貰うのではなく、課題への答えやヒントの知り方を理解してもらう。 3)百聞は一見に如かず。習うより慣れろ。 使って分かることはとっても多いが、説明して分かって貰える事は非常に少ない。 4)実績=事例がモチベーションを上げ浸透を進める 事例は事実。成功体験が次の成功への源泉となり、その泉が流れることが浸透へと繋がる。 これら4つを全て網羅したマニュアルや説明が出来れば完璧!といっても、非常に難しいのは事実ですが、意識するだけでも大きく違うと思います。
https://w.atwiki.jp/realwebanalytics/pages/50.html
1)一般的な例ではなく、相手のサイトにあわせた説明をする。 説明する側にとっては、相手のサイトを理解する事により具体的な説明が出来るし、聞いている側も「自分のサイトの事を話している」と集中力が上がり、説明者に対して親近感を覚えやすいです。 例1 × コンバージョンページは、「コンバージョンページ」として登録する必要があります。 ○ このサイトのコンバージョンページ、つまり「ユーザーに一番して欲しいこと」を教えてください。 (資料請求をして欲しいです) では、この「資料請求完了ページ」をコンバージョンページとして画面に登録しましょう。成果ページとして登録する事により(以下略) 2)余計な情報は説明しない 説明しなくても良いことを説明する事は時間の無駄にもなるし、聞いている側も「あぁ、ここは自分のサイトとは関係ないな」と思い集中力が切れます。 例2 × アクセス解析ツールではページURLを判別する際、クエリーストリング(URLの?以降の部分)は見ません。しかしパラメータ名に検索の種類が入っていて、そのパラメータの値ごとに別のページとして計測したい場合、つまりsearch.cgi?type=aとsearch.cgi?type=bを別のページとして取得したい場合、別々のページとして取得出来るような設定をする必要があります。その方法ですが、(以下略) ○ このサイトには動的なページはありますか? (いや、静的なページのみで、クエリーストリングを使ったページはありません) わかりました。ではこのページの説明は割愛しますが、もし将来的にそのような予定がある場合は、このページは別途読んでおいてください。 3)「何故」を説明しないと「理解」されない。 説明する側にとっては当たり前のことも、初めて聞く人にとってはそれが常識ではないので、具体的にしかもちゃんと理由を伝えながら説明する事が重要となります。 例3 ×メインとなる導線のページ名称はちゃんとつけた方が、画面を見るときにわかりやすいです。 (…画面で分かりやすいって言われてもなぁ、考えるの大変だしそのままじゃダメかなぁ) ○メインとなる導線のページ名称をつけておく事により、画面でページ別PVなどを見る際に、長くて意味がわかりづらいURLより、ページ名称が表示されるため、どのページのことを指しているかが分かりやすくなります。 4)説明が無くとももわかりやすい資料を作る 資料は説明が無くても、理解出来る物にする必要があります。口頭で言う大切な事は全て資料に記載しましょう。資料作り時に気をつけることは A)伝えたいこと・意味することを各ページの最初あるいは最後に記載しておく B)説明の文章は極力省き、スクリーンショットあるいは手順説明に重きをおく C)分かりやすい目次あるいはラベルをつける (導入担当者が見るべきページにはページの右端に赤いラベルを、 運用担当者が見えべきページにはページの右端に青いラベルを など) D)資料には必ず問い合わせ先のメールアドレスあるいは電話番号を入れる E)一番大切で、理解して貰いたいことを1枚にまとめ最後に配布する(あるいは資料の最後のページに入れておく) などがあります。 5)紙ではなくスクリーンに注目させる 少人数でも大人数でも、可能であればプロジェクターを使って説明をした方が良いです。プロジェクターを使うことにはいくつかのメリット(そして多少のデメリット)があります。 ○資料に動きをつける事で、大切なポイントを理解して貰う ○資料をずっと見ていると眠くなる ○先をどんどん見てしまう人が、説明に集中してくれない ○紙では出来ない、アクセス解析ツールのデモが行える ×部屋が暗いとだんだん眠くなってきてしまう ×既に知っている人にとっては時間が長く感じてしまう 配布する資料とスクリーンに映す内容を若干変えておくのも割と良く使っているテクニックです 機能や分析手法の説明は紙に書いておくが、他サイトの事例はスクリーンのみに映すという方法をとったことがありますが、集中力を維持させる事に対して効果的だったと思います。 6)質問をさせるタイミングは最初に宣言しておく 「Q Aをいつしてもらうか?」は説明の前に伝えておく。 聞いている人がやきもきしないで済み説明に集中できます。大勢に説明する時は質問は最後に、少人数に説明する時は随時というやりかたが、一番時間のコントロールがしやすいと思います。 行ってはいけないのが 「説明に時間がかかってしまい質問を全く受け付けられなかった」 「途中で質問に答えていたら説明が最後まで出来なかった」 どっちも聞いている側にとっては不満足あるいはすっきりしない状態となってしまいます。 必ず説明時には時間を気にするくせをつけましょう。携帯のバイブ機能で、終了10分前になるように設定する方法などは有効です。 7)聞いている人のレベルを把握し適切な内容を話す アクセス解析経験者に対して、PV・訪問回数・訪問者数を説明する事は時間の無駄になってしまいます。また、はじめてアクセス解析ツールを使ったり、勉強する人に対して、セッションの定義を説明しない事には、概念を理解して貰えません。こういった相手のレベルを確認し、的確な説明をする事は、お互いのためにもなります。 では、大人数で様々なレベルの人がいる場合はどうするか?これは非常に難しいです。私自身の考えとしては、資料を初心者向け、説明を中級者向けにする事で対応いたします。基本的に必要な内容、あるいは絶対にしておこないといけない内容は、資料に書いておきます。その上で、口頭では中級者向けのことを話し、「この内容の概念あるいは前提は資料の何ページに書いてある通りです。必要な人は読んでおいてください」というような事を伝えます。 8)ホワイトボードを積極的に活用しよう ホワイトボードは非常に有用なツールです。相手から聞かれた質問を図示して説明したり、大切案ポイントやその場で答えられない持ち帰り事項の記述、アジェンダの記録、タイムラインの記述など様々な用途に使えます。また、その打ち合わせの中で分かった事実を記載しておく事により、その事実に基づいて話をしたり、事実が分からなくなるようなことを防いでくれます。 打ち合わせ完了後は携帯電話で画面を撮っておくか、印刷しておくと良いでしょう。 9)やっぱり大切なのは「事例」 前回の記事にも書きましたが、一番人をひきつけ動かすのは事実及び事例です。他のサイトでどういう数字を取っているか(社内外含め)、またその数字を見てどうやってサイトにそれを反映させ改善させるか。こういった「自分のサイトに置き換えるとどうなるだろう?」という考えを聞いている側が出来るような説明が理想的です。「こういった機能があります」というのは、相手に想像力を働かせるきっかけにはなりません。 10)可能な限りフィードバックを受け取る 説明するだけに夢中にならず、相手の反応や言葉を見ましょう。自分の説明がどう伝わっているかあるいは伝わっていないかは相手を見ないとわかりません。では、フィードバックはどうすれば得られるのか?いくつかの方法があります。 A)アンケートを行う(セミナーや勉強会などの比較的大規模向け) B)Q Aの内容を書き留め、その背景を考える。 特に自分が説明したと思っのに、聞かれるような質問は、説明の仕方や資料に問題があるので改良が必要です。 C)相手の態度や仕草などを見る つまらなさそうにしている人、資料をどんどんめくってしまう人、眠そうな人、やる気がなさそうな人を見つけ、その理由を考えてみよう。 資料やプレゼンはフィードバックを受けないと改良されません。また、話す相手によって重視するポイントあるいは、分かって欲しいことは毎回変わるはずです。現状に満足せず、または満足していなくとも妥協をせずに、積極的に資料と自分を磨いてみましょう。 まとめ 10 個の手法を紹介してきましたが、いかがでしょうか?アクセス解析特有の説明方法だけではありませんでしたが、参考になれば幸いです。当たり前のことを書いておくと、皆さんご存じの通り「準備8割、本番2割」が良いプレゼンへの秘訣です。しかし、この「準備8割」を正しく行い、今の資料を改善するためのネタは「本番2割」の中にあります。