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『ゆっくりショップの事情』 29KB 愛で 虐待 愛情 差別・格差 番い 飼いゆ 子ゆ れいぱー 捕食種 ドスまりさ 希少種 ペットショップ 現代 二作目、ちょっと長いです。 二作目になります。 ペットショップものになります。 今回は愛でパート、虐待パート同時進行で行こうと思いますので、どちらかが苦手な方はご注意下さい あと、俺設定垂れ流しです。ではどうぞ。 『ゆっくりショップの事情』 ゆっくりが現れペットとして飼われ始めて早十数年。 ペットショップにゆっくりが並び初め、そのシェアを広げていった。 ストレス発散、一人暮らしのお供、孫の代わり、子供の情操教育、等々。人語を理解するゆっくりは人気ペットとしての地位をもぎ取った。 しかしゆっくりが売れ始めていくと、ペットショップに山の様にクレームが飛んできた。 言うことを聞かない、我侭ばかり言う、他のゆっくりをレイプする、部屋を散らかす、奴隷扱いしてくる、腹立つ、etc……。 そうなのだ、その頃のゆっくりにはバッチ制度と言うものが無かった。故に値段は千円程度であり、ペットショップで売っているゆっくり達は消毒と身嗜みだけを整えられた野生と変わらなかったのだ。 もちろん生まれつき善良な固体であり、飼い主の言うことを良く聞く賢いゆっくりもいたが、その数はわずかである。 そのようなクレームと、捨てられたり処分されるゆっくりが増えると、黙っていられなかった団体があった。 ゆっくり愛護団体、「ゆっくりんぴーす」とゆっくり虐待団体、「鬼友会」。そしてゆっくり出現時から活躍していた加工所である。 それぞれの思想と理念によって作られたバッチ制度はその後ゆっくり業界を大きく進歩させた。 しかし、ゆっくりは未だ謎多き、というより謎だらけな出鱈目な生物。先述の団体の幹部クラスや一流ゆリーダーでもない限り、ゆっくりを上手く扱うなど到底不可能であった。 間違った知識や、人語を話すという事から甘やかされゲス化してしまう。体罰の加減を間違え永遠にゆっくりさせてしまう。 素人が思いつきで野生のゆっくりを捕まえて育てるのはとても難しいのである。 「それでもゆっくりを飼ってみたい!!」 そんな消費者の声に応え、全国の加工所、愛護団体でペット用ゆっくりの教育、販売が始まった。 ゆっくりは取り放題である。しかもしっかり躾けられ、金バッチを取れる固体ならば、基本種でも一匹十万円はくだらない。 一攫千金の夢を見て、数々の企業がゆっくり業界へ参入し、敗れていく。 これは小さな街の有名なゆっくりショップの話である。 「『ゆっくりショップ anknown』?」 ゆっくりショップに金と銀バッチゆっくりを数匹を卸しに来ていたゆリーダーのお兄さんが店長から貰ったチラシを見て小首をかしげる。 このお兄さんはこの店の常連で専属ゆリーダーであり、全国に数百人ほどしかいないと言われる、プラチナゆリーダーだ。 「いやぁ、実は店を大きくしようと思ってな。ここを畳んで、すぐそこの物件を買い取ったんだよ。店と家を合体させた、憧れのマイホームってやつさ」 説明口調でそういうと店長はダンディーな顎鬚をいじりながら改装予定の店内見取り図と地図を見せてくれた。 新店舗予定の物件は平屋建ての大きな物件であった。 そこは元々個人営業のスーパーで今は廃墟同然となっているのだが。なるほど、見取り図を見ると確かに大きい土地である。潰れたとはいえ立地条件も中々良く駐車場と倉庫もある。 種類豊富で、狭い所が好きだが、適度の飼育スペースが必要で、餌や玩具、ゆっくりプレイス(犬小屋)など、必要な物が豊富なゆっくりショップにとってはちょうどいい。 良くこんな物件が個人営業ゆっくりショップの店長が買えたものだ。 「ん?店長、これなんだい?」 お兄さんは見取り図で一際大きな、店の一番奥の角、壁際の大きなスペースを占領しているゾーンを指差し、店長に問う。 店長はいい笑顔で答えた。そのうちわかるさ、と。 * 「ここが最近オープンしたゆっくりショップか……」 新装開店して数週間、一人の青年が自転車に乗りながら呟いた。 この青年は昨今のゆっくりブームの影響でゆっくりを飼おうとしている、どこにでもいる普通の青年だ。 一人暮らしの寂しさを癒す、そんなキャッチコピーに惹かれ、このお店に辿り着いた。 駐車場に自転車を止め、外に並ぶゆっくり用おうちをちらっと見る青年。ホームセンター等を想像していただけると分かりやすいだろうか。 「まぁ飼うと決めてから見てみるか……」 その場を抜けて自動ドアをくぐるといきなり声が飛んで来た。 〈いらっしゃいませ!ゆっくりみていってね!!!〉 「うわっでかっ!?こ、これがゆっくりれいむってやつか……」 青年が声の方向へ向くとそこには大きなゆっくりれいむがいた。1m程の大きさである。 ちなみにこの青年は幸運にも野良や野生のゆっくりの実物に生で出会ったことが無い。初めて見るゆっくりがゲスなら、その先入観からゆっくり嫌いになる人も少なくはない。 ゆっくり特有の人を小馬鹿にしたようなどや顔、それでいてなんだか保護欲をそそる可愛らしい笑顔。青年の抱いた感情は。 「か、かわいい!」」 この青年は見事愛でお兄さんになったようだ。 「いらっしゃい、ゆっくり見て行くといい」 ゆっくりれいむと戯れていると、ダンディーな店長が現れた。 「ゆっくりってかわいいですね!しかもすごく柔らかくてスベスベモチモチー!うひょおおおおお!!」 〈いらっしゃいませ!ゆっくりみていってね!!!〉 初めて見たゆっくりにテンションが上がり、ゆっくりの質感、肌触りを堪能しまくっている青年。 するとちょっと引き気味に店長が青年に向かって一言。 「それはお出迎え用のオブジェだよ、まぁ本物そっくりに作ってはあるが……」 〈いらっしゃいませ!ゆっくりみていってね!!!〉 青年が擦り寄っていたのは大きなゆっくりれいむのオブジェ、客が入ると声を出すお出迎えセンサーである。ちなみにれいむの反対側にはまりさが置いてある。こちらは退店時のセンサーである。 店長に聞いて顔を真っ赤にして離れる青年。 青年は朝の開店直後で客もまばらだったため店長のススメで、ゆっくりについて色々と聞くことにした。 「まずはここからかな、れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありす、ちぇん、みょんだ」 店長は加工所製、展示販売用前面透明ケースに入れられ、積み上げられているゆっくり達を指していく。 このケースは、姓欲旺盛な成体ゆっくりが勝手に繁殖しないように一体一体完全個室であったり、子ゆが数匹ずついれられている。 大きさは50cm四方といった程度、直径約30cmの成体ゆっくりと、餌皿、給水ボトルを入れると身動きが取れないくらいの大きさだ。 「ゆっ!れいむをかってね!!」 「まりささまをここからだすんだぜえ!」 「むきゅきゅ!かしこいぱちぇをかうといいわ!」 「とかいはなにんげんさんはありすをかってね!」 「わかれよーせまいんだよー、だせよー!」 「きつきつのまむまむ!!」 青年を見るやいなや、大声を上げて自分を売り込むゆっくり達。狭い所が好きなゆっくりとはいえ、不満の声も混じっている。 さらに子ゆ達が入れられているケースでは子まりさが子れいむを虐めていたり、レイパー予備軍の子ありすがぺにぺにをおっ勃ててぱちゅりーを追いかけたりしている。 青年は先ほどのオブジェれいむとの印象の違いに驚いていると店長が説明を始める。 「こいつらは銅バッチだからな。躾は少しは出来ているが、思考はほとんど野生と変わらんよ。初心者にはオススメできないな」 そう言いながら店長は子ゆ達のケースを空けると、慣れた手つきで素早く子まりさ、子レイパーを捕まえて餌皿を逆さにして被せた。 「てんちょーさん、ゆっくちありがちょう!」 「むきゅっ!ゆっきゅりありがとう!」 お礼を言う子れいむと子ぱちゅりー。 「んほおおお!!ちょっとぶさいくだけど、まりさはあいしてあげるわあああああ!!」 「ゆわああああ!!れいぱーなんだぜええええええ!?」 皿の中で襲う子レイパーと子まりさ。 ガタガタと揺れる餌皿を放置し、ケースを閉める店長。 「は、はぁ。なるほど……でもやっぱり安いですね」 「それだけ価値が低いってこった。損をしたくないならやめときな」 「「「「「どぼしてそんなごどいうのおおおおおおお!!?うれのこりさんになっちゃうでしょおおおおおお!!?」」」」 銅は善良個体でも一体1000円程度かそれ以下と大変リーズナブルだ。しかし店で売られているとはいえ、消毒され身嗜みだけ整えられたただのゆっくりである。 自分でしっかり躾けられる自信のある人、ワイルドなゆっくりが欲しい人、飼いゆのすっきり用程度の需要である。 しかしこの青年にゆっくりを躾ける自信もわがままなゆっくりの面倒を見る気もない。 もちろんこういった銅バッチにも善良で賢い固体はまぎれているが、たいがいがただのゆっくりだ。 銅は飼いゆとして証明するための生きる権利だけを与えられたゆっくり。権利があるといえど、人に迷惑をかければすぐにでも潰されてしまう。保険も利かない。 そそくさと隣のゾーンに移動していく店長の後ろを歩いていると、後ろから銅共の合唱が聞こえてくる。 「かええええええ!まりささまをかええええええ!!」 「かえっていってるだろー!わかれよー!」 『かってね!!!!!うれのこりさんはゆっくりできないいいいいいい!!!!!!!(すんどめ!どうてええええええええい!!)』 「次はこちら、銀バッチのゆっくり達だ」 さきほどの銅とは比べ物にならない広さのゾーン。 こちらも前面透明ケースであるが、銅ゆっくり達のケースと違い、縦60横120奥100cmほどの広さがあり、成体ゆっくりでも跳ね回れるほどである。 各ケースには「ゆっくりフードそれなり」と柔らかなタオル、そして野球ボールといったおもちゃが与えられており、みなゆっくりとしている。 「れいむはお歌を歌うよ!ゆゆ~ゆゆゆ~ん♪」 「まりさはかりさんがとくいなのぜ!」 「ありすはとってもとかいはよ!」 「むきゅん!ぱちぇはひらがなさんがよめるのよ!」 「わかるよー、ちぇんはねこさんっぽくてかわいいんだよー」 「きょこん!でかまら!」 当たり前だが先ほどの銅と比べると礼儀正しく、飼えとはいってこない。 こちらは銀バッチのゆっくり。 優秀な金ゆっくりから生まれた餡統書付きか、ゆリーダーの教育によって、銀バッチ検定を見事合格したそこそこ優秀なゆっくり達である。 その証拠に、子ゆっくり達が入れられているケースでも虐めっ子やレイパーはおらず、仲良く追いかけっこをしている。 また、二匹の成体ゆっくりと子ゆっくりが入れられた親子セットや、二匹の成体ゆっくりの番セット、子ゆ数匹の姉妹セットまで用意されている。 「さっきの銅とは偉い値段の差ですね…」 銀ゆっくりは一万円~五万円程度と、銅ゆっくりとは大違いの値段だ。 高ければ高いほど優秀ではあるが、もちろん安くても品質は保証されている。 躾も行き届いている。我侭も時々言うが、聞き分けも良く、食事を食べ散らかしたりもしない。 その値段と品質から一番の売れ筋であり、大量に入荷されている。 「じゃ、次いこうか」 『ゆっくりしていってね!またみにきてね!!』 『にんげんさん!ゆっくりしていってね!!』 「ははは、どうだい、どいつもこいつもゆっくりしているだろう?」 金バッチのゆっくり達は皆最高にゆっくりした表情だ。 先ほどの銀ゆっくり達もゆっくりしていたが、こちらはさらにゆっくりしている。 ゆっくり度数を測るスカウターがあれば、先ほどの銀ゆっくりとはまさに桁違いの数値をはじき出すだろう。 各自に与えられた、銀ゆっくり用ケースのさらに一回り大きくした広さのケースには、お飾りにキラリと光る金バッチをつけた美ゆっくり、ゆっくり専用おもちゃ、「ゆっくりフードしあわせ」が与えられている。 このゆっくり達はゆリーダーの指導の下、とても難しい金バッチ試験を合格した。いわば選ばれたゆっくりである。 銅、銀ゆっくりはその金バッチの輝きと最高にゆっくりした美貌に眼を奪われ。尊敬の眼差しを注ぐ。 「で、でもお高いんでしょう?」 全てのゆっくりの憧れ、そんなゆっくりの値段はまたもや銀とは比べ物にならない。 最低でも十万、かなり優良な固体や希少種ならば、数十万もするのである。 銀ゆっくりを数匹飼えるほどの値段。しかしそれでも金ゆっくりを求める人は多い。 どのゆっくりも自己主張をせず、思い思いゆっくりとしている。 ありのままの自分を見てもらって飼ってもらうこと、それが人間さんとゆっくりが一緒にゆっくりできる方法だということを金ゆっくり達は知っている。 銅の強要とは訳が違う、みんなでゆっくりする。それが金バッチを取るゆっくりの考えだ。 「あれ?でもこのれいむ達、他のと比べると随分安いですね?」 青年がふと気付き、指したれいむ達は他の金ゆっくり達の十分の一ほど、銀以下の価格で売られていて、銅ゆっくり用程度の広さのケースにいれられ窮屈そうだ。 さらに防音加工も施されているのか、こちらに向かって必死に何かを訴えたり、ゆっくりできない表情で何か喚き散らすゆっくりの声も届かない。 良く見るとそのれいむ以外にも極端に安いゆっくり入りのケースがちらほら見える。 「あぁ、そいつらはな……。買うのはやめといた方がいい。安いって事はそれだけの理由があるからな」 青年は店長の顔が少し曇って見えた気がした。 店長についていくと背後から金ゆっくり達の声が聞こえてくる。 『さよならにんげんさん!ゆっくりしていってね!』 あの安い金ゆっくり達は、虚ろな眼と怒りのこもった眼で青年と店長の背中を見つめていた。 「ちょっと!どういうことなんですか!?信じられない!!」 青年は怒っていた。丁寧にゆっくりのことを教えてくれて、いい店と店長だと思っていたのに、裏切られた。そんなことを言っている。 怒りの理由は青年の目の前にいる者達の処遇でのことである。 1m程の身長、児童位のピンクの洋服を着た女の子が、大きなケースに数人入れられて踊っており。もうひとつの大きなケースの中の女の子には高額な値段が付けられている。 「まぁ落ち着いて、良く見てみな」 店長は青年をなだめると、おもむろにケースを空けて、巫女装束で緑色の髪の女の子を一人連れ出した。 「こんな小さな子供を閉じ込めて売り物にするなんて!!警察に連絡を……」 「ゆっくりしていってくださいね!!!」 「あぁ!ゆっくりしていってね!!!……ってあれ?」 「やっと気付いたか……、本当に何も知らないだなアンタ」 青年が少女だと思っていたのは、良くみるとさきほどのゆっくり達。れいむやまりさ、ありすにそっくりだという事に気付いた。 「もしかして……ゆっくり……なんですか?」 少女を抱き上げ、挙動不審な様子で店長に問う青年。その姿は逆に青年が危ない人間のようだ。 「胴付きゆっくりだ。れっきとしたゆっくりで、中身は餡子だよ」 そう、青年が少女だと思っていたのは胴付きゆっくり。 ここはれみりゃやきめぇ丸といった比較的多数存在する胴付きから、希少種までの胴付きが販売されている、胴付きスペースだ。 野生ではれみりゃ種、きめぇ丸種以外まったくと言っていいほど存在せず、発生の仕組みは解明されていないが、銀バッチ以上の知能で、とてもゆっくりしているゆっくりに多く見られる傾向らしい。 一説では人の愛を存分に受けた固体、人とHENTAI行為を行った固体またはその子が胴付きになるとも言われているが、やはり明らかにはなっていない。つくづく謎が多すぎる生き物である。 「そうだったんですか…」 「ゆっくりげんきをだしてくださいね!」 店長に呆れ気味に説明され、胴付きさなえに励まされる青年。 前述のように胴付きの価値はとても高い。 れみりゃ種は銅付きではあるが、固体数の多さと知能の低さから通常のゆっくり達と同じく、バッチによって値段が変わってくる。 通常種の銅付きなら数十万、希少種やきめぇ丸の胴付きともあれば、それこそ車が買えるような値段である。 しかし需要はとてつもなく多く、見た目のように小学生高学年程度の知能を持ち、何故か人間のような羞恥心や常識もあるため、躾の必要がない。れみりゃ種以外は一週間もあれば買われていく。 故にこのスペースにいるゆっくりは大体れみりゃであり、もう一つのケースは空であることが多いが、胴付きさなえと触れ合ったこの青年はとても幸運である。 「まぁここのゆっくり達は君じゃ買えないだろうな、次行くか」 しかし買えない青年はとても不運であると言えるだろう。 店長に連れられ、店の一番奥に来た青年。そこの壁には人間とゆっくりが楽しそうに遊んでいる姿が書かれている。 行き止まりかと思ったが、どうやら違うようだ。壁からかすかにゆっくりらしき声が聞こえてくる。 頭の上にクエスチョンマークを浮かべる青年に笑いかけながら、店長が入り口を指差す。 入り口はドスまりさが大口を開けていて、口の部分が扉になっていた。そこをくぐり青年が見たのはなんとも不思議な空間だった。 そこに広がっていたのは大自然。春のように暖かく、空気は澄んでいて、大地には花や草がおいしげっている。さらにはさらさらと小川まで流れている。 「あれ?ここって出口だったんですか?」 呆気に取られた青年は店長に問う。ちなみにこのショップはバリバリの団地の一角、さらには二階。 「ハッハッハ!驚いてるようだね!ここは外じゃない、れっきとした店内さ!」 『ゆっ!?お兄さん!店長さん!ゆっくりしていってね!!』 どすんどすんと音を鳴らしながら跳ねて来たのは、ドスまりさ。体長2mを越える大物だ。 「うわぁ!!な、なんですかコイツ!!?」 無理もない、ゆっくりはともかく、普通の動物なら自分より大きい動物には恐れを抱く。 オブジェれいむより大きく、動く、始めてみるドスならなおさらである。 「これがうちの目玉だ!ドス含むゆっくり達と自然の中で触れ合えるんだ!!」 そう、ここが店長がこのショップの目玉にしようとしているゾーン。 「ふれあいゾーン。ドスの里、ゆっくりなかよくしようね!」である。 もう一度良く見てみると、ここが本当に店内であることが分かった。 天井には太陽に近い光を放つライト、空調によって吹き込む涼しげなそよ風、大自然と思ったのは奥の壁一面が大きなモニターとなっていて、自然の映像を写していたからである。 さらにここは時間の経過とともに暗くなっていき、プラネタリウムで星空も再現される。店長が一番金を使って力を入れたゾーンである。 ここには胴付きと捕食種を除く銀から金のゆっくり達が自然の中でゆっくりしていた。 植えられた苗木から生える木の実を取ろうと跳ねるちぇん。 切り株から生えるきのこを食べるまりさ。 切り株に乗って、静かに本を読むぱちゅりー。 小川で楽しそうに遊ぶにとりと、水浴びをしながら遊ぶれいむとちぇん。 そこはまさにゆっくり達の楽園である。 ちなみにここにいるゆっくり達は皆このショップの商品だ。 各々のバッチの裏に、餡統、性格、好きなもの、嫌いなもの、値段が書かれている。 ここで仲良くなったゆっくり達を買ってもらおうという考えである。 入場料は500円、年間パスポートや定期タイプも販売中であり、ゆっくりに与えるためのおもちゃのレンタル、フードのg単位販売、さらにここに居るゆっくり達は日替わりでランダムだが、指名料を払えばお望みのゆっくりを指名できる。 ゆっくりの餌の費用も浮き、さらに買ってもらうことで利益もでる。いわば販売できる動物園なのである。 「ちなみにこのドスもうちの商品だよ、どちらかっていうと置物感覚だがな」 ドスンドスンと他のゆっくり達と追いかけっこに興じるドスの大きなお帽子には小さく光る金バッチが付けられていた。 近くで良くみると普通の金とは少し違い、バッチの裏にはゆっくり愛護団体のYマークとゆっくり虐待団体の鬼マークが付けられていた。 ドスは普通のゆっくりと違い、猛獣並に危険だ。真っ向から戦えば成人男性でもやられてしまうほどである。 それゆえ、ドスは飼いゆっくりになるために、普通のゆっくりとは桁違いの辛さの試験を受けることになる。 愛でまくっても増長しないか、暴力をふるっても怒って襲い掛かってこないか、野良や野生のゆっくりをかくまったりしないか。 等々の厳しい試験を受けた後、加工所によって危険なドススパークとゆっくりオーラを弱体化される。 ドススパークは軽い火傷程度の熱線にまで威力を抑えられ、ゆっくりオーラは人間には効かなくされる。最後にドススパークを放つために必要なキノコも生えてこなくさせられる。 飼い主がショップでドスキノコを購入しないかぎり、ドスだけでは撃てないようになるのだ。 それでももし攻撃されればその巨体だけで十分な脅威であるため、取り扱う店も少なく、飼う人も少ない。余程自信のある愛好家か普通のゆ虐に飽きた鬼威惨くらいだろう。 『人間さん!ドスは人間さんとゆっくりしたいよ!』 笑いかけてくるドスまりさ、その値段も銅付きと同じく車が買えるほどである。 「店長!このれいむを指名したいけどいいかい?」 ドスとゆっくり達と遊んでいると、別のお兄さんが入り口から入ってきた。 手にはあの虚ろな眼の金れいむを抱えている。 「あいよ、おもちゃとフードはいるかい?」 「せっかくだから借りるよ、はい御代」 ねこじゃらしのようなおもちゃとフードを受け取ったお兄さんは店長にお金を払うと、店内の室内のさらに奥、非常扉らしき扉の中へ入っていった。 「あれ?あの扉は何ですか?」 まだ奥があるのかと青年は驚きながら店長に尋ねる。 「VIPルームってやつさ、元の店の常連だけ入れる。うんと可愛がってもらえるんだ」 (何だ、あのれいむもちゃんと可愛がってもらえるんだな) ほっとしたお兄さんはドス達と遊ぶことにした。 『ゆっ!みんな!お兄さんと一緒にゆっくりしようね!!』 「「「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」」」」 その後青年はゆっくり用のおもちゃをレンタルし、フードを1000円分ほど買って与えて、とてもゆっくりした時間を過した。 ~ここから虐待~ 「さて、今日もよろしくね、れいむ」 金れいむを抱えVIPルームに入り鍵をかけたお兄さん。このVIPルームはあのふれあいゾーンのディスプレイの裏、店の奥の部屋の奥のそのまた奥に三つほど個室が用意されている。 その広さは四畳程度、部屋供え付けのパソコンと冷蔵庫、電話以外は何もない部屋。電話もカラオケボックスの用に店にしか繋がってはいない。 「ゆ、ゆっくりしていってね……」 明らかに元気のなく、怯えきった表情の金れいむ。 そんなれいむをよそにお兄さんは部屋備え付けのパソコンの電源を入れる。 するとディスプレイに映ったのはふれあいゾーンの様子。そこにはたくさんのゆっくり達とドスとおもちゃで遊ぶあの青年がいた。 商品ケースに入れられていた時を自分を指差したあの青年。 お兄さんに抱かれ運ばれている時、他のゆっくり達と遊んでいた優しそうな青年。 なんてゆっくりしているんだろう。自分も一緒にあそこでゆっくりしたい。 「ん?なんだお前、あいつが気にいったのか?」 れいむがその青年を見ていることに気づいたお兄さんは、れいむに問いかける。 「ゆぅ……」 うつむくれいむの表情から、肯定と解釈したお兄さんは、ニヤリと笑うと何やらパソコンを操作した。 「ゆ!?」 するとどうだろう、あの青年とゆっくり達が大きくディスプレイに映された。 このパソコンはゾーンに数個付けられている監視カメラの一つを自由に動かせられる様になっている。拡大もお手のものである。 「ハハッ!ちょうどいいな!よしれいむ、俺達も遊ぼうじゃないか!」 そう言うとお兄さんは店長から借りたねこじゃらしのようなおもちゃを勢い良く振るってその先端をれいむに当てる。 「ゆびぃっ!!」 ヒュッという風を切る音の後、勢い良く鳴る肌、そしてれいむの悲鳴。 れいむの皮は赤くなってミミズ腫れのようになっている。 「いだいいいい!!!ゆっぐりできないいいいい!!!」 後からくるヒリヒリとした火傷のような痛みがれいむを襲う。 お兄さんが使っているのはねこじゃらしなんかではない。 先端が楕円状に平べったく目の細かいヤスリなっていて、皮へのダメージと共にヤスリによって皮が薄く削られ、摩擦によって火傷を引き起こす。虐待用の鞭なのである。 「ほら見てみろれいむ!あっちのお兄さんは優しそうだろう!?」 痛がるれいむを掴みディスプレイに近付ける。 「ゆぐっ……、すっごく、ゆっぐりしてるよぉ……」 「残念でした!こっちのお兄さんはすっごくゆっくりできませぇん!!」 そういって掴みあげ、おそらとんでる発言の途中で顔から壁に叩きつける。 衝撃で歯が数本折れ、口内に突き刺さる。 「ゆべぇええええっ!!!」 「あちゃー、歯折れちゃったかな。追加料金馬鹿にならねぇんだよなぁ……、まいっか」 そういって財布の中身を確認するお兄さん。れいむは壁から離れ、べちゃっと地面に落ちる。 地に落ちたれいむは咳き込み、吐餡し、口内の歯を外に吐き出した。 「……じで……」 「ん?なんか言ったか?」 「どぼじでごんなごどするの……?」 心のそこからのその問。 蹴りと共に返ってきた答え。 「ゆっくりできるからに決まってんだろ」 このれいむは元々とても優秀な金のれいむとまりさの子であった。 生まれた頃から餡統によって銀バッチを与えられ、親子用の広いケースで姉達と共に育ち、とてもゆっくりとしていた。 プチトマトサイズの子ゆの頃から親から躾を施され、人間から教育を受けてきた、辛いこともあったがちゃんとできれば両親と姉達からスリスリをしてもらった。 とてもゆっくりできると教えられ、金バッチを取るために勉強した。 両親はとても優秀で姉達も優秀であった、しかしこのれいむは優秀では無かった。 姉達は野球ボール程に成長したころには金バッチを獲得した、このれいむはその頃まだ金ゆっくりの試験を受けれるような知能ではなかった。 ソフトボール程度にまで成長した頃、姉達とは違うケースに入れられた。 会いたいと願うと、金バッチを取ったら戻してやるといわれた。 それからはさらに必死に勉強をした。そして成体になる直前、ついに金バッチを獲得した。 やりきったという達成感と店員の褒め言葉とご褒美の甘いお菓子、何より元のケースに戻してやると言われた時はとてもゆっくりできた。 しかし戻されたのはだだっ広いだけのケースだった。 れいむが金バッチを取る少し前、既に両親と姉達は買われていったのだ。 哀しくて絶望に打ちひしがれて、元気をなくし静かになった、そのまま一年たったとき、ある女性がれいむを買っていった。 そこはとてもゆっくりできるゆっくりプレイスだった。 しかしその女性はゆっくりできない人間だった。 虐待をされた訳ではない、むしろその女性はれいむをとても可愛がっていた。 可愛らしいが動きにくく、重い服を着せられた。リボンを取られ、これまた大きくて移動の邪魔になるようなリボンが結ばれた。 ご飯はいつも一緒に同じものを食べた、女性の料理はとてもおいしかったが、時々、れいむでは食べられないような食材を使っていた。 飽きないように工夫が凝らされた料理、その中にはゆっくりにとって毒となる、辛い野菜や、苦い食材。 どれだけれいむが食べられないと説明しても、その女性は好き嫌いは良くないと、吐いても無理やり食べさせた。それは健康を気遣う女性なりの善意であった。 庭で遊ぶ時も洋服を汚すととても怒られた、花壇の害虫や雑草を食べれば、持ち上げられて大きく振り回され、無理やり餡子ごと吐かされた。 お外に出るときも鳥かごのようなものに入れられ、同属からも「変なお飾りだ」「ゆっくりしていない」と悪口を言われた。 金バッチであるれいむにとって、野良ゆや銅ゆから蔑まれるのは屈辱であった。 そんな生活が一年半続いたころ、ついにれいむは不満をぶちまけた。 「どうしてへんなふくさんをきせるの!?」「こんなのゆっくりできない!おりぼんさんかえして!!」「からいからいさんとにがにがさんはどくなんだよ!?なんでたべさせるの!?」 「よごれるのはこのふくさんをきせるからでしょ!?」「むしさんとくささんはゆっくりできないよ!でもおねえさんのほうがもっとゆっくりできないよ!!」 「ゆっくりさせてくれないおねえさんはゆっくりしね!!!」 金ゆっくりは人間の言うことを良く聞く賢くて可愛いゆっくり。そう聞いていたおねえさんは大激怒してショップにクレームを付けた。 高い金出して買って、大切に可愛がっていたのに、このゆっくりはなんなんだ。こんなゆっくりならいらない。 銀バッチ以上のゆっくりはとても高価だ、その分バッチが付いててちゃんと育てていたのにゲス化した場合、交換、または返金が保障されている。 保障期間は銀なら一年間、金なら二年間である。 この女性の飼い方は、食事以外は全てちゃんとこのれいむを可愛がっていたのだ。 もちろん金バッチであるれいむは、飾りが無くても大丈夫なように訓練されていたし、人間には暴言を吐かないようにも躾けられていた。 金バッチ試験に受かった時から展示され、売れるまでの一年間で忘れてしまったのだ。 返品されたれいむは、いよいよペットとしての価値が無くなりつつあった。寿命が近づいていたのである。 ゆっくりは長生きすれば10年ほど生きるが、平均寿命は6~7年程だ。 返品されてから再教育されて、なんとか金バッチを継続できたが、このれいむは既に約四年生きている、老い先短いゆっくりなんて誰も買わない。 普通の店ならここで処分されるのだが、このれいむに利用価値があると考えた店長は、価格を極端に安く設定し、常連にだけの特別サービスを考えた。 「ほら、向こうのゆっくりはすごくゆっくりしてるなぁ。お前とは大違いだよ」 それがこのふれあいゾーンの裏、虐待専用のVIPルームである。 このれいむのように、売れ残った銀、金をこのように虐待できる。 もっとも直らないような傷を与えれば治療費を取られ、殺してしまえば、買い取ることになってしまうのだが、利用者は多かった。 「れいむは……」 部屋の冷蔵庫に入っている、一缶百円のオレンジジュースをかけられ、体力を取り戻したれいむはぽつぽつと言葉を紡ぐ。 「れいむはきんばっちさんなんだよ……、ゆっくりできるんだよ……、なのに…………なのにどうして……………?」 「どぼしてひどいことするの!?でいぶはきんバッチさんなんだよおおお!?えらいんだよ!すごいんだよ!! たくさんつらいつらいして、やっとごうっかくっしたんだよ!?なのにどうして!!?こんなのおかしいでしょおおおおおおおおお!!! しね!!きんばっちさんのでいぶをゆっくりさせないげすのくそじじいは、ゆっくりしないでさっさとしねぇえええええええええええっ!!」 「ハハハッ!やっと本性出たか!!やっぱお前最高の金バッチだよ!アーッハッハッハ!!!」 これが大好評らしい。 普段は銅、銀ゆっくりから尊敬の眼差しで見られ、人間からも存分に愛でてもらえる金ゆっくり。 金ゆっくりともなれば、ゲスでないかぎり増長などはしないのだが、それでも金ゆっくりは自尊心というものがとても高い。 それは銀バッチ試験とは比べ物にならない、銅とは比べることすら出来ないような辛い試験を耐えてきた。 自分は金バッチ、あいつは銀バッチなのにどうし向こうのほうがゆっくりできているのか?自分は何もしていないというのに。 「ほら!お前なんかより向こうの銀ゆっくりのほうがよっぽどゆっくりしてるよなぁ!もしかしたらうちの銅ゆっくり以下かもな!!」 明らかな悪意からの侮蔑。 「ゆぎいいいい……、ゆがああああああああ!!!でいぶはあんなごみぐずとはぢがうんだぁああああ!!!」 「ハ-ッハッハッハ!!!そうだなぁ!お前はゴミクズ以下だもんなぁ。っと!!!!」 鬼威惨の手がれいむの歯を掴み、折れかかっていた歯と健康な歯をグリグリと抜いていく。 折れたり、抜けたりするのとは違って神経餡を傷つけながら、神経餡ごと引き抜くのだ。人間ならショックで気絶してしまうだろう。 しかしそこは怪我に弱いが痛みには果てしなく強いゆっくり。気絶するのも叶わない。 「ゆがああああああああっ!!!ひぇいひゅのひゃっひろのひゃひゃんひゃああああああああ!!!」 「クックック……。何言ってんのかわかんねぇよお前!ハッハッハ!!」 再び鞭でれいむの肌を打ち据える鬼威惨。 れいむの白いもち肌は瞬くまに、真っ赤に腫れざらざらとした肌触りになった。 全身ミミズ腫れの肌は風が撫でるだけでヒリヒリと痛む。 「なぁれいむ!お前金ゆっくりなんだってなぁ!よーし愛でてやろう!」 そういって鬼威惨はれいむの身体をもちあげる。手で触れられ、持ち上げれるときにも激痛がでいむの肌を走る。 「ゆぎいいいいい!!!!ひひぇえええええ!!じにぇええええええ!!!!」 「そーらすーりすーり!!すーりすーりしあわせ~!ってか!?ハッハッハッハッハ!!!」 鬼威惨はれいむをスリスリと撫で上げる。あの日本一有名な動物博士のような愛撫。 普通のゆっくりならば極上の快感を味わい、発情してしまうほどだろう。 しかし今のれいむを人間に例えるならば、全身の皮膚が焼け爛れ、それをこすられているのである。 「ゆぎっ!!ひゅーりひゅーりひひゃいひぇええええええ!!!いひゃいい!!!!!」 ディスプレイの向こうでは青年がドスに抱きつき全身ですーりすーりしたり、銀、金ゆっくりたちに全身すーりすーりを行っている。 「ほら!れいむ!しあわせ~だろ!?向こうの奴らもとってもしあわせそうだもんなぁ!!」 それから数十分、れいむは他のゆっくりの幸せを見せ付けられながら虐待され続けた。 肌は摩擦によって少しずつ削られ、最終的に餡子がすけるほどまで磨耗した。 それでもれいむは激痛の中で青年を見続けた。 ~虐待終了~ ドスの里から出た青年は、それから数十分にわたり、店長からゆっくりの生態や思考、飼育方法を聞いた青年は、流石に金ゆっくりには手が届かず銀ゆっくりの番セットを購入した。 室内での放し飼いにはあまり向かないが、青年の好みでまりさとぱちゅりーの番だ。 「毎度。避妊処理はしとくかい?家庭でもできるが痕が残っちまうぜ」 銅よりは上の銀ゆっくりでも、勝手に子供を作ろうとすることもある。 オープン記念の特典として、銀バッチ以上の購入客には避妊処理、又は一万円分の商品券をプレゼントしてくれる。 青年は数代にわたって飼う気は無かったが、子供を作れないのは可哀想だと思ったし、ゲス野良とのすっきりは無いだろうと避妊はしないことにした。 ということで青年はゆっくり用のおもちゃを数個引き換えてもらうことにして、店長オススメのHow to 本とフードを購入して帰っていった。 「ここをまりさのおうちにするよ!きのこハウス」\5980 「きょうみてきなまどうしょさんだわ!ぱちゅりーの魔道書三冊セット」\1980 「おやさいさんはかってにはえてこないよ!ゆっくり教育用 お野菜栽培キット」\2980 「ゆっくりを飼ってみよう!もりけん(笑)でも分かるゆっくりの飼い方」\1400 「む~しゃむ~しゃしあわせ~!!ゆっくりフードしあわせ 10kg」\4980 家に帰ったお兄さんはさっそく買ったまりさとぱちゅりーを取り出すと、笑顔で挨拶した。 「今日から僕が君達の飼い主だよ、ゆっくりしていってね」 「「かってくれてありがとう(だぜ)!ゆっくりしていってね!!!」」 そしてお兄さんとまりさ達はとてもゆっくりできる日々を送ったのだった。 あのれいむは店長によって元通りに修復され、また安い金として展示され続ける。寿命を迎えるその日まで。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 そういえば、ゆっくりんピースとかバッチ制度考えた人ってすごいですね、勝手に使ってすいませんでした。 書いてて思った事なのですが、自分はゆっくりのおもちゃや設定を考えるのが好きなようです。 店広すぎだろ と、自分でも思いました。 店の構造は、正四角のホームセンター的なものを想像してください。 店正面にハウス、入ってすぐにカウンター、そこからU字、壁にそって餌とかおもちゃ、U字の空洞にゆっくり達。で、一番奥の壁に里がある感じです。 今回はなるべくきつめの虐待を描こうと思いましたが、まだまだです。 脳内ではできるんですが、言葉にするとなんかしょぼいというかなんというか……。 後、最初の子レイパーと子まりさはその後きちんと処分されました。 書いたもの ・『馬鹿一家と賢いぱちゅりー』 ・『ゆっくりショップの事情』
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「ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ/コメントログ」 ゆっくりできたよ -- 2010-06-14 01 45 02 かわいそうなおちびちゃん… -- 2010-07-16 23 21 58 これがゆっくりショップか…すげぇな -- 2010-11-14 19 35 02 虐待はなかったけどゆっくりのペットショップ残酷物語はとてもゆっくりできるね! こういうペットショップものをみる度に実際に赤ゆが買えてハンダゴテでぷ~すぷ~す出来たら どんなにしあわせだろうとか思っちゃうんだよね -- 2011-10-28 01 29 14 おまけが本編 -- 2014-11-06 21 59 39 生まれるゆっくりの大半が足りないゆになると思うんだが ギリギリの調整してるんだろう多分 -- 2019-05-03 02 12 53
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『ゆっくりショップのバイト』 18KB 愛で 観察 現代 独自設定 お願いします。 anko2611 ゲスゆっくり奮闘記1 anko2622 ゲスゆっくり奮闘記2 anko3414 ゲスゆっくり奮闘記3 anko3417 ゲスゆっくり奮闘記4 anko3456 れいむのゆん生 anko3458 まけいぬとゆっくり anko3461 ゆっくりに生まれて anko3484 ゆっくりブリーダー anko3489 休日とゆっくり anko3652 ドスについて anko3715 ゆっくりに餌を anko3729 はじめてのぎゃくたい anko3730 はじめてのしいく 「」ゆっくりの台詞 『』人間の台詞でお願いします 誤字脱字失礼します 虐待はないです AM9時。 『おはようございまっす』 『あー、おはよう』 俺はバイト先であるゆっくりショップ〔ゆーミン〕の従業員入り口を通り、事務所でPCと睨めっこをしている店長に声をかける。 返事を返してくれた40代のおっさんが店長、気さくな人だ。 『店長、なんかあったんすか?』 俺は事務所内の従業員ロッカーに荷物をしまいながら、店長に声をかける。 ロッカーを開けて、上着だけの制服を取り出す。 『いやなぁ、お前、先週、あれ? 先々週かに始まったドラマ知ってる?』 『ドラマっすか? えー、ちょっとわかんないっす、あー、制服そろそろ洗わないとな』 店長の言葉に返事をしながら、やや薄汚れた制服に袖を通す。 『毎週持ち帰れって言ってるだろ? あー、いいや、それでさ、始まったドラマでさぁ、ヒロインだかがさぁ だじぇまりちゃ飼ってるらしいーんだよなぁ』 『あー、そうなんすか』 『それでさー、予約一杯来たんだけどさ、そんとき俺そんなん知らなくて片っ端から受けちまった訳よ』 店長が何を言わんとしているのかを理解して、俺は苦笑してしまう。 『それで、業者に発注したらどこも品薄ですって訳っすか?』 『そー、そーなんよぉ、やばいよね、これ』 店長は大きく溜息をつくと、椅子をずらして俺にPCの画面を見せる。 そこには予約待ちの大量のお客さんの名前が並んでいた。 以前ならだじぇまりちゃなんて虐待用入荷くらいのもんだったのに、ドラマ人気で火がつくとは思いもしなかった。 しかも人気上昇も知らずに予約を受けてしまって、まったく供給が間に合っていない。 店長は額に手を当てて、天井を仰ぎ見る。 『いつもウチに卸してくれるブリーダーの女の子いるじゃん?』 『あー、あのおっぱいの』 言われて思い出す、20代前半くらいのおっぱいの大きなブリーダーの女の子を。 彼女の育てるゆっくりは結構評判が良くて、そろそろ専属を結ぼうかと店長が悩んでいた。 『そー、おっぱい、そのおっぱいがさ、5匹明日入れてくれるって話なんだけど、全然足りないんだよなぁ』 嘆きながら、色々な業者にメールを送っている店長は随分疲れているらしかった。 大変だとは思うけど、そこの辺りはバイトである俺には計り知れない話であるので、適度に愚痴を聞いてから店の方に向かう。 『あー、とりあえずさ、繁殖用に銅のまりさ二匹持って着といて~』 『了解っす』 店長の声を背中に聞きながら、まだ開店していない店内に様々な餌や、道具を乗せたカートを押しながら向かう。 シャッターを下ろしているので薄暗い店内に電気をつける。 店内は横長に広く、その壁に所狭しとゆっくりの入ったケースや、飼育道具が置かれている。 ざっと説明すると 事務所へ レジ 希少種 希少種 銀バッチ 訳ありゆっくり 生餌 バッチ無し 通路→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→ 入り口 金バッチ 金バッチ 飼育グッズ 捕食種 銅バッチ 銅バッチ こんな感じである。 入り口付近には目玉となる金クラスのゆっくりに希少種がいて、奥にいけばいくほどランクが下がっていく。 世話、というより整備をするのも、入り口から奥にの順番が基本だ。 まずは入り口直ぐに置かれている金のコーナーに向かう。 非防音の透明な60センチ四方の箱に、軟らかいマットが敷かれ、中には軟らかい素材で作られたクッションや玩具が置かれているケース。 それらの過ごしやすいケースはいくつか並んでいる。 その中には金色のバッチをつけたゆっくりたちが1箱に1匹づつ眠っている。 今いる金ゆっくりは、れいむ×2 ちぇん×1 ぱちゅりー×1の計四匹。 だじぇまりちゃの人気に肖ってか、金まりさは3匹いたのが全部売れたらしい。 なので、金バッジコーナーは少し寂しい様相を見せている。 『ほーら、ご飯の時間だぞー』 「ゆ?」「ゆゆ!?「むきゅ!」 俺の声に反応してゆっくりたちが即座に起きる。 起きて直ぐに俺に挨拶と、感謝の言葉をそれぞれ心地よい程度の音量で言ってくる。 それを適当に聞き流しながら、餌皿にカートに乗せた業務用のゆっくりフードと、少し砂を混ぜて味を落とした水を、犬や猫の給水ボトルのような物に注いで箱を締める。 確認はしないけど、金ゆっくりたちは食べ散らかすことも叫ぶこともしないで、もそもそと食事を始めている。 そして次に希少種コーナー。 希少種は1年ほど前に、大ブームが起きた。 芸能人がこぞって高価な希少種ゆっくりを買って、それに煽られる形でどんどん売れていった。 今ではブームは下火だけれど、希少種ゆっくりを飼っているというのがある種のステータスのようにもなっている。 格言う俺の実家でも、母がさなえを飼い出したと言っていた。 何でも、好きな俳優が飼っていたとかで、実に単純な母親だと俺は内心溜息をついた。 ……今度久しぶりに実家に帰ってみようか、間違った飼育をしているかも知れないし。 そんなことを考えながら、金ゆっくりの物よりも若干大きめで中にそれぞれのゆっくりに適した道具の置かれている希少種のケースを覗く。 現在ウチの店にいる希少種は全部で3種5匹。 ウチでM種希少種を取り扱っている。 説明を入れさせて貰えば、M種とは通称「MORIYA」種と言われる希少種カテゴリで。 かなこ すわこ さなえ がこの分類に入る。 希少種は広く知られているように知能が高い、それ故に我慢が出来てしまうゆっくりなんだ。 いくら希少種と言えどゆっくり、自分の知らないゆっくりと一緒に並べられるとどうにも落ち着かなく、ストレスを感じてしまうらしい。 だから、希少種ゆっくりはそれぞれのカテゴリーの中で揃えて販売するのが基本になっている。 他にもカテゴリはK(KOUMA)種のさくや、めーりん、れみりゃ、ふらん。 E(EIYA)種のてるよふ、えーりん、うどんげ、てゐ等。 いくつかの種別に分かれていて、どんな繋がりがあるのかは俺は知らないけど、その種別に集めておくととてもゆっくりしてくれるのだ。 だから、ウチの店ではM種のかなこ×2、すわこ、さなえ×2を販売している。 これが売り切れたら、次は最近人気のS(SEIREN)種と呼ばれる、びゃくれんや、むらさを仕入れようかと店長は悩んでいた。 『っと、やり過ぎたか……』 考えごとをしていたら、さなえの餌皿に普段より多めに入れてしまった。 しかし、まぁ誤差の範囲として戻すことはしないで次のコーナーに向かうことにする。 次は銀バッチ、ではなく店の奥のバッチなしコーナーに向かう。 銅バッチコーナーを通ると、何やらケースの中でゆっくりが暴れてこちらに何かを訴えていたが、ここのケースは防音になっているので無視。 金や希少種のケースは防音ではない、あいつらは客と会話できるレベルだから。 俺は早足で、ゆっくりがギリギリ一匹入るようなケースがコインロッカーのように並ぶ銅バッチコーナーを抜けて。 店の一番奥にある、1mほどの大きな防音ケースの蓋をあける。 そこには赤ゆっくりから子ゆっくりが数えるのも嫌になるほど寝ていた。 そこいら中にうんうんしーしーがされていて、何匹か死んでいる。 俺はその死骸を取り除き、四方に分けられた皿に、残飯みたいなどろどろのゆっくりフードを流し込み、適当に10匹ほどカートに乗せる。 10匹は何やら騒いで、喚いているが無視してカートを反転させる。 そして捕食種のコーナーに向かう。 捕食種を前にするとさっきまで「かいゆっくりになれたよ!」「これきゃらは まりしゃのじだいなのじぇ!」「やっとありすのかちにきづいたのね!」とか叫んでいたピンポン玉饅頭共が震え上がって、隅に寄っていた。 『てゆーか、だじぇまりちゃいるし……』 一匹のまりちゃを弾いて、残りのゆっくりを掴み。 大きな天井まで届きそうな巨大ケースの、横を開きそこに放り込む。 この捕食種ケースはちょっとした目玉で、優雅にそらを飛ぶ姿や、餌の時間帯に来れば捕食の姿も見れる客寄せ装置だ。 中にはれみりゃ×2、子れみりゃ×3、フラン×1、子ふらん×2が入っている。 全員で喧嘩することなく餌ゆっくりを食べていた。 俺はしばしその姿で癒されてから、銀バッチコーナーに向かう。 だじぇまりちゃは餡子を吐いて痙攣したいたので、口に押し戻してラムネを口にぶち込んで置いた。 銀バッチコーナーに向かうと、30センチ四方程度の狭いケースに入れられた基本種ゆっくりたたちが、ガクガク震えていた。 まぁ、当たり前に目の前で赤ゆっくり子ゆっくりが捕食されたのを見ていたのだから当たり前だ。 捕食種コーナーを店の入り口、金バッチたちから離してあるのは、ストレスを与えない為と、銀や銅、訳ありゆっくりたちに自分たちの立場を教え込む為でもある。 それでも銅辺りには効果は薄いんだけれど、銀にはかなりの効果がある。 銀バッチたちは狭いケース内で縮こまり、涙を流して俺を見ていた。 こいつらのケースは防音ではなく、消音なので耳を傾ければ「れ、れいむはいいこだよ、れいむはいいこだよ」「まりさはおいしくないよ、おねがいだよ、たべないでね」など許しを請う声が聞こえてきた。 金の10分の1程度の値段とは言え、こいつらがある種店のメイン商品なので捕食種の餌にするなんて勿体無いことはしない。 『何より、こんなデカイのまずいからなぁ、食わせられないよ』 呟きながら、ケースを開けて、餌皿にゆっくりフードを適量放り込み、ついでにケースに張られた最終販売日を確認しながら歩く。 金や希少種には基本的に販売期間はないけれど、銀以下には明確に期間が決められていた。 大体銀バッチは生後2ヶ月前後の亜成体で店に卸される、そこから20日ほどで成体になっていき、そこから更に5日がリミットだ。 成体になってしまった銀バッチは業者仕入れのゆっくりならば、ゆっくりフードを作る会社に一匹百数円で買い取ってもらい。 ブリーダー卸のゆっくりならば、そのままブリーダーに返却だ。 業者と、ブリーダーの扱いは微妙に違っていて、そこがまた面倒なんだけれど、その手の手続きは店長や先輩たちがやっているので俺は関係ない。 銀の奴らに餌が行き渡り、期間の終わりが近いゆっくりに発破をかけてから次は銅バッチのコーナーに向かう。 ここは、もうカオスゾーンだ。 さっき書いたように、ゆっくりがギリギリ一匹はいる」サイズのケースが、コインロッカーのように並び、防音ケースの中でゆっくりがこちらを見て何かを叫んでいる。 笑顔のものも入れば、憤怒の表情もいて、泣いてるゆっくりもいる。 銅バッチゆっくり、ほぼ間違いなくまともな飼われ方をしないゆっくりたちだ。 値段も実に安く小学生のお小遣いでも余裕で買える。 まともな躾もされていない、業者卸のゆっくりたちだ。 『はぁ、めんど……』 俺は上から順に箱をあけて、一掴みづつゆっくりフードを投げ込む。 「れいぶをゆっぐ――」 『次ー』 「どぼじでまり――」 『次ー』 「あのクソちぇんの――」 『次ー』 蓋を開ける度に雑音が響くので、心を閉じて作業しないと精神衛生上良くない。 無心で餌の供給を済ませ、次は訳ありゆっくりコーナーだ。 ここは、お飾りがかけたり、返品されたゆっくりだったり、はたまた家族セットだたったりが売られている。 ケースは勿論防音、しかし家族セットからは頭の中が花畑な会話が聞こえてきそうだし。 返品された銀まりさからは哀愁が漂ってくる。 それらに餌を皿に流し込んだら、次は生餌コーナー。 捕食種や、最近では蛇にもあげたりする人もいる赤ゆっくり子ゆっくりたち。 バッチなしコーナーのように大きなケースではなく、底の浅い50センチほどのケースに、れいむなられいむ、まりさならまりさ、ちぇんならちぇんのように種類別に分けて入れられている。 ケースに餌をばら撒いて、横に置かれた買うときに使う使い捨て手袋とビニール袋がしっかりあるか確かめて、再び金、希少種コーナーに戻る。 そこで、礼を聞きながらしっかり決められたところでしてある、うんうん等を片付ける。 これで俺の朝の仕事は終わりだ。 『っと、銅のまりさ持ってくるんだっけ』 事務所にカートを持っていこうとして、店長の言葉を思い出す。 小走りで銅コーナーに戻り、特に考えもせずまりさ二匹のお下げを掴んで戻る。 『店長、まりさ二匹持ってきましたよ、あ、あとバッチなしにだじぇまりちゃいたっす』 『あー、ありが、え? マジで!? いた!?』 コーヒー飲んで一服していた店長は椅子から立ち上がり、近付いてくる。 俺はカートに乗せといた餌になる寸前だったまりちゃを掴み上げて、ゆぴゆぴ寝ているそいつにデコピンかます。 「ゆぎぃ!? い、いっちゃいのじぇぇぇええ!! なにしゅるのじぇ!!」 『ほら、これ』 『おぉおおお!! よくやったぁああ、今度飯奢るよ、ありがとぉぉおお!!』 店長は小躍りしながらだじぇまりちゃを掴んで、電話を手に取り、何やら話し出した。 俺はとりあえず、さっきからお下げを掴まれているからか、暴れている銅まりさを繁殖室に運び込み、空いてる横長の防音ケースにぶち込む。 『ふぅぅ、こんなとこか……さて、そろそろ店あけるか』 電話してる店長を横目で見て、事務所の壁にかけられた鍵を持って入り口に向かう。 シャッターの鍵を開けて、一気に持ち上げる。 そして店長お手製の看板を店の外に置いて大きく伸びをしていると。 『やっと開いた開いた、あ、君、ゆっくりフードある? こー、紫の髪のゆっくりが食べるやつなんだけど』 いきなり50前後のおじさんに声をかけられた。 手にはコンビニの袋を持っていた。 『あ、いらっしゃいませ……えっと、紫ってことはぱちゅりー、ですよね?』 どうやらお客さんらしいので、対応をする。 『あー、確か、そんな感じだったかなぁ? 娘が飼い始めたんだけど、私は興味が無くてね、それでさっき散歩してたら電話があってね、買ってこいって言われて、コンビニにないけど、ここならあるって聞いたから』 どうやら娘さんに頼まれたらしい。 この手のお客さんは少し面倒なので、慎重に対応することにする。 『では、こちらにどうぞー』 まずは店内に招き入れて、ゆっくりの飼育グッズ、そこのゆっくりフードの置かれたコーナーに連れて行く。 お客さんを確認して、金ゆっくり希少種たちが笑顔の挨拶で出迎える。 そしてゆっくフードコーナーに、そこには、たかがゆっくりにこんなに必要かと思えるほど、様々な種類のゆっくりフードが置かれていた。 乾燥タイプ、固形タイプ、生缶詰タイプ、液体タイプ、赤ゆっくり用、子ゆっくり用、成体成り立て用。 などなど、他多数。 『えーっと……どれだったかなぁ』 俺はチラッと横目でお客さんを確認して、悩みこんでいるいるのを見てそこからそろそろ離れる。 『何かあったら気軽にお声をかけてください』 と、小さめの声で言いながら逃げる。 あそこで、俺に選んでくれなんて言われたら困るからだ。 さっきの通り、ゆっくりフードの種類は多岐に渡る。 それぞれがそれぞれの飼育ルールによって餌を決めている。 だから、下手なものを与えられない。 これで俺が選んだフードで何か問題があっては叶わない。 だったら自分で選んで貰いたいのだ。 レジに戻って、俺はつり銭確認、持ち帰り袋確認などをしながらお客さんを待つ。 このバイトを始めてもう結構長いので、常連客の来る日、時間などはそこそこ解る。 時計を見ながら、そっと思い出す。 『今日は日曜だから、そろそろあのお姉さんが銅辺りを買いに来るかな……っと、思ってたら来た』 『こんにちわー、ゆっくり買いにきたよ』 『あ、いらっしゃいませ』 爽やかなショートヘアを明るいオレンジに染めた、スレンダーなお姉さんがゆっくりを運ぶケース片手に元気な笑顔で来店した。 名前は知らないけど、ひそかに良いなぁと思ってる人だ。 お姉さんは金ゆっくり希少種に挨拶をすると、銅バッチコーナーに向かいしばらく迷ってから手を上げた。 『店員さーん、お願ぁい』 『はーい、少々お待ちください』 呼ばれて俺は早足で、蓋付の籠を持ってお姉さんの元に向かう。 お姉さん俺より年上だろうに、幼い仕草で『こっちこっち』と手招きをしてくる。 それにニヤケそうになりながら、向かう。 『えっと、今日はどれっすか?』 『このまりさと、ありす、うん、その二匹お願い♪』 俺は示された二匹を蓋付ケースに放り込み、ケースについていたバーコードを取ってレジに向かう。 『これと、これ、ですね……ケースはそれで良いんすよね?』 『うん、お願い』 バーコードを通してから、お姉さんが持ってきた自前のケースに二匹を移す。 飼いゆっくりに慣れたと騒ぎ、金銀、そして同じ銅たちを見下す発現をする二匹に、金ゆっくりと希少種、そして期間間近のゆっくりたちは哀れみの視線を向ける。 そう、このお姉さんは――。 『それで今回はどんな虐待するんすか?』 『今回はねー、内緒♪ またブログアップするから見てよ』 虐待お姉さんなのだ。 自分でゆっくりを虐待して、それをブログで公表していて一部で大人気のお方だ。 俺もそのブログは欠かさずチェックしている。 まぁ、虐待趣味って訳じゃなくて、お姉さんは結構ラフな格好で虐待写真や動画をあげるので、それ目当てにだったりする。 大体覆面かぶっているけど、素顔を知っているので問題ない。 『えーっと、はい、じゃあ500円のお釣です』 レジを撃ち終わり、お釣を渡す。 『ありがと、じゃあ、また来るね』 手を振りながらさっていったお姉さんを見送ると、さっきのおじさんが安いゆっくりフードを抱えてやってきた。 『あぁ、これ頼むよ……たぶんこれだと思うんだけどなぁ』 『……袋入れますかー』 悩みに悩んだらしく、ブツブツ呟くおじさんを無視して作業する。 話を振られても困るからだ、ちゃっちゃか袋に詰め込み清算する。 返品の可能性も考えて、レシートもしっかり渡しておく。 『ありあっしたー』 雑に挨拶をして見送る。 そしてしばらくお客さんが来ないので、ゆっくり飼育コーナーに向かい商品を整理する。 日曜日と言えど、そんなにお客さんが来るような場所でもない。 まぁ、昼を過ぎればお子さん連れとか、子供着たりするけど俺は日曜日は昼上がりだ。 午前の間には、さっきのお姉さんのような常連や、夜になくなった飼育用品を買いに来る人くらいだ。 なので、飼育コーナーを適度に整理して、レジに戻る。 『あ、店長、銅まりさ飼育に入れといたんで後お願いしていっすか?』 レジに戻ると、店長が俺がやっとようにつり銭確認やらをしていた。 『あー、うん、わかったぁ……あれで上手くだじぇまりちゃ量産出来れば良いんだけどなぁ』 『躾とかは良いんですか?』 『そのあたりは追々かな、今はとりあえず数必要だし』 『そっすかぁ』 適当に返事をして、俺は店内を見回る。 ゆっくりショップ、客が来なければ暇で暇で仕方が無い。 『っと、そーだ銅が二匹売れて、まりさ二匹出したんだっけ』 俺は踵を返してレジに戻り、店長に声をかける。 『店長、お客さん来ないみたいなんで銅の空いたケース洗ってますね』 『よろしくー』 さっき餌やりに使ったのと同じタイプのカートを押して、銅バッチコーナーに向かう。 そして中身のないケース4つを取り出してカートに乗せる。 そのまま事務所に運び、そこを抜けて従業員出口から、倉庫に向かう。 倉庫近くの水道まで運んだら、ケースを洗う。 冷たい水に顔をしかめながら、柄付ブラシで念入りに何度も擦って、主にうんうんと、しーしーを洗い落とす。 ある程度綺麗になったら、蓋を開けて、逆さまにして、近くに設置された台に置いて店に戻る。 レジでは店長が資料を見ながら立っていた。 『お客さん着ました?』 『すっげぇ可愛い女の子が来て、しばらくかなこ見てから帰っていった、かなこ上げたら付き合ってくれるかな』 『何歳くらいっすか?』 『13歳くらい』 『店長、犯罪って知ってます?』 他愛のない会話をしながら、お客さんを待つ。 しばらくすると、一人の男性がやってきた。 これまた常連さんで、しかしさっきのお姉さんと違い無口な人だ。 こっちに軽く会釈をして、店の奥の生餌コーナーに向かい。 袋にれいむ5匹、ぱちゅりー5匹をきっかり詰め込んで持ってくる。 俺は「かいゆっくちになれちゃよ!」と叫ぶ饅頭たちを普通にレジに打ち込み、紙袋に詰める。 『ありがとうございましたー……捕食種でも飼ってるんですかねー』 背中を見送ってから店長に話しかける。 常連だけど、まったく話す事がないので良く解らない人だ。 『さぁなぁ、爬虫類かも知れないし、猫の玩具にする人いるらしいし』 『あー、聞いたことあります……普通に虐待かも知れないですしね』 お客さんの詮索は良くないのだろうけど、特に気にせず話を続ける。 『後はな、ここだけの話だぞ? あ、俺の実体験じゃないけどオナニーに使う人もいるらしいぞ?』 『え゛? 店長、いくら独身だからって』 『俺じゃないって! 聞いたな話だよ、ゆなほとかネットで聞かない?』 『あー、あれって都市伝説じゃないんですか?』 下らない会話をしていると、カップルが入店してきた。 一人もんどうし、目の前のカップルに理不尽な怒りを抱きながら、口をつむぐ。 どうやら、同棲を始めるにあたってゆっくりを飼おうという話になっているみたいだった。 奥にはいかないで、金と希少種コーナーをウロウロしている。 彼氏はゆっくりれいむを、彼女は早苗を欲しがっているらしい。 しかし両方は変えないので、相談をしているようだった。 そして最終的に彼女の『やっぱり犬にしよー』で、店を出ていった。 店長はアジ塩を撒いていた。 『おつかれさまです』 『おつっす』 『あ、おつかれーっす』 しばらくして俺の上がり時刻10分前に、女の子と男がバイト制服を着て、事務所から出てきた。 男は先輩で、女の子は入ったばっかりだ。 先輩がしばらく新人教育をするらしい。 俺にはその話は回ってこなかったが、特にどうとも思わないことにしてその日は少し早めにバイトをあがった。 帰る道すがら、這いずり野良ゆっくりを何匹かゆっくり用ゴミ箱に放り込んでおいた。 少し肌寒くなってきた季節の空を見上げて、ふと横目に見えたコンビニ。 『おでんでも、買ってくかな……あー、彼女欲しい』 適度な疲労を身体に残して、俺は家に帰った。
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ごく普通のゆっくりショップ 28KB 観察 飼いゆ 現代 虹浦市から離れてみる ・たまには普通の町の、普通のゆっくり達について書きたいな、と思い書きました。 ・なるべく淡々とした内容になるように書いてます。 いつもとは感じが違うかも。 『ごく普通のゆっくりショップ』 D.O ここは国内の、とある普通の町の、ごく普通のペットショップ。 店内に入ればワニからサボテンまで、幅広く様々な生き物が並べられている。 当然全ての生き物はペットとして販売されている商品だ。 その片隅に、壁沿いに50cm角の透明なケースが何十個も積んであるスペースがある。 手前には通路を挟んで、店の特売品セールなどでよく見かける、陳列用ワゴンが数台。 箱もワゴンも、なにやらもそもそと動き、時折『ゆっくち!』等と声を上げる、 丸いものが所狭しと押し込まれている。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!れいみゅはとっちぇもゆっくちだよ!」 「のーびのーびしゅるよ!まりしゃをかっちぇにぇ!」 「わきゃるよー!ちぇんがいちばんげんきだよー!」 「みゅほぉ!みゅほぉぉ!!」 そう、このスペースで陳列されているのは、近年ペットとしても認知されるようになった珍生物『ゆっくり』である。 とは言っても、ゆっくりが本当の意味で犬や猫と同列に扱われている地域などはかなり特殊だ。 ゆっくり産業を推し進めているような、ゆっくりに理解ある一部の地域以外では、 今でもゆっくりは『生き物』ではなく『モノ』に近い存在という認識の方が一般的なのである。 今回は、そんなごくごく一般的な地域における、一般的なペットショップのゆっくり達の生活を見ていただきたい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 朝、まだ夜明け前からペットショップの業務は始まる。 何せ取り扱っている商品は生き物、朝食とケース内の掃除は必須だし、 健康管理も常に気を使う必要があるのだ。 「ほら、メシだ。」 「・・・ゆっくちしたあまあましゃん、たべちゃいよぉ・・・」 「早く飼ってもらえ。」 「むーちゃむーちゃ、ふしあわしぇ・・・」 商品の赤ゆっくり達は、無色透明でゼリー状の、味も香りもない食事を与えられる。 ゆっくりフードとして販売されているモノでは無論なく、 人体にも無害という以外は店員自身もなんだかよくわかっていない餌だ。 粉末状の原料を、水道水1リットルに一つまみの割合で混ぜるだけという、 手軽さと安さだけが利点の代物である。 「ゆあーん。おいちいごはんしゃん、たべちゃいよー。」 「もう、ぷるぷるしゃん、たべちゃくにゃいよぉ。ゆぇーん。」 餌に味の良さを求めないのも、相応の理由がある。 この店で取り扱っているゆっくりが売れ筋の、赤ゆっくりの中でも小型の、 ピンポン玉~鶏卵程度のサイズのものだからだ。 食事の味が良く、沢山食べてゆっくり出来ると、赤ゆっくりの成長は促進されやすい。 まともな食事を与えていると、一週間もすればビリヤードの玉のサイズを超えてしまうので、商売にならないのだ。 「こんなまじゅいごはんにゃんて、むーちゃむーちゃできにゃいよぉ。」 「なら食うな。」 ひょい。 「ゆぁーん!ゆぁーん!ゆっくちさせちぇー!」 食事を自分で断ってくれるなら、それに越したことはない。 全てのケースに朝食を配り終えたら、次は新しい赤ゆっくりの生産作業が続く。 餌などを工夫したところで、商品として扱えるのはせいぜい2週間。 売れる売れないに限らず、常に新しい赤ゆっくりを仕入れなければならない。 店の裏手、事務所スペースの奥に、成体ゆっくりがギリギリ2匹入る程度の木箱が置かれている。 その周囲に積まれた透明ケースには、成体サイズのれいむ、まりさ、ちぇん、ありす達が入れられていた。 予想はつくと思われるが、これらは繁殖用母体となるゆっくり達である。 「ゆぁーん。ゆっくちできにゃいー。」 「やめちぇにぇ!このはこしゃん、とかいはじゃにゃいわ!?」 だが注意深く見ると、この繁殖用ゆっくり達が、 通常の成体ゆっくりと微妙に様子が異なることに気づくだろう。 しゃべり方は舌足らず。 おまけに見た目も、顔と髪の毛が異常に狭い範囲に集まっており、お飾りも小さすぎる。 顔と髪の毛を切り離して、ソフトボールに貼りつければちょうど子ゆっくりが一匹出来上がる感じだ。 それもそのはず、この繁殖用ゆっくり達は、この店の商品の売れ残りから育てた『子ゆっくり』なのだ。 「やめちぇにぇ!れいみゅのあにゃるしゃんに、へんにゃのいれにゃいでにぇ!」 「力抜かないと裂けるぞ。」 「ゆぴぇぇぇええ!?」 一匹の子れいむのあにゃるに、空気入れのチューブを取り付けた風船がねじ込まれる。 ぐぬっ・・・・ぷしゅー。 「ゆきゅ・・・きゅ・・!?れいみゅ・・ぷきゅーしちゃく・・にゃ・・・!」 ・・・・・・待つ事5分。 「ゆぴぃ、ゆぴぅ・・・」 「十分伸びたか。『ぷしゅー』破れてないな。」 「ゆぁーん。れいみゅのぽんぽん、ゆっくちしちぇにゃいよー。」 「餡子が足りんから、だぶついてるだけだ。」 元々皮に弾力のあるゆっくりを、体内に風船を押し込んでサイズアップする。 後は餡子不足でだぶついた腹に、この子れいむ同様に売れ残った、子ゆっくり数匹から絞り出した餡子を注入し、 引き延ばされて弱くなった皮を小麦粉と水で補強して、即席繁殖用ゆっくりの完成となる。 「ゆぁーん。れいみゅのあんよしゃん、ゆっくちうごいちぇー。」 当然無茶な方法なので、副作用もあった。 サイズアップしているのは腹だけなので、顔も飾りもあんよもサイズ不足。 結果として歩くことも、自分でご飯を口に運ぶこともできなくなるのだ。 どうでもいいことだが。 ゆっくりがいくら繁殖させ易いとはいえ、繁殖用母体をまともに育てるにはそれなりの手間がかかる。 赤→子ゆっくりまでなら育てる期間は数週間程度ですむし、 そもそも商品棚に置けなくなった時点でこのサイズに成長している。 売れ残りの再利用としてはちょうどいいタイミングだ。 だが、繁殖可能な成体まで育てるとなると数ヶ月かかる上に、サイズもバスケットボール並みになってしまう。 しかも途中で死なれでもしたら、育てた分の時間と餌代が無駄になることになる。 ただでさえペットとしてはありえない低価格な商品なのに、そんな手間暇をかける余裕は無いのだ。 「ひどいことしないでにぇ。このはこしゃん、せみゃいよぉ。」 「せみゃいわ!このはこしゃん、とってもいなかものにぇ!」 店員は、そうして造られた繁殖用れいむと繁殖用ありすを、合板で組んだ木箱に突っ込み、 ガンッ!! 「「ゆぴぃぃぃいいい!!?やめちぇぇぇええ!?」」 その側面に一発軽く蹴りを入れた。 ぐらぐらぐらぐら・・・・ 揺れはなかなかおさまらない。 というのも、この木箱、床面との間にバネが仕込まれており、 蹴りを一回入れれば、30秒ほどは揺れ続けるよう造られている。 「ゆぴぅ、ゆひぃ・・・にゃんだかきもちよくなってきちゃよぉ。」 「みゅほぉ、みゅほぉぉ・・・」 子ゆっくりは揺れる箱の中で発情し、特に嫌がることもなく肌を擦り合わせる。 このあたりも、成体ゆっくりのような下らない貞操観念を持ち合わせていないだけやりやすい。 「ゆひゅぅ!ゆひゅぅぅうう!しゅっきりしちゃいよぉ!ありしゅぅぅぅうう!?」 「みゅほぉぉおお!!れいみゅのおはだ、とっちぇもときゃいはだわぁぁぁああ!!」 「「しゅっきりー!!」」 すっきりー後間もなく、れいむの頭上にはれいむ種とありす種の実ゆっくりが5匹づつ生えてくる。 「れいみゅとありしゅのおちびちゃん・・・」 「とっちぇもときゃいはだわぁ・・・」 などと、感動に浸っている暇など与えず、れいむを木箱から取り出すと次はありすにまりさをあてがう。 「ゆぁーん。まりしゃは、れいみゅとずっとゆっくちしゅるってやくそくしたのじぇぇぇええ!?」 ガンッ!ぐらぐらぐら・・・ 「「しゅっきりー!!」」 ・・・2分後、まりさの頭上にはありす種とまりさ種の実ゆっくりが5匹づつ生えていた。 「まりしゃ・・・れいみゅの・・・どうしちぇぇぇ・・・。」 その後もありすに休む暇は無い。 母体は次から次へと木箱に放り込まれ、ありすは自分のおちびちゃんの誕生に喜びながらも、 次第に精子餡の出し過ぎでへにゃへにゃに萎んできた。 「ありしゅ・・・もう、しゅっきりできにゃいわぁ・・・」 だが10数体の母体ににんっしんさせたとはいえ、その生産数はまだ本日のノルマの半分。 繁殖用ありすが萎んで痙攣をおこし始めたところで、中身の補給が行われる。 これまで母体となったゆっくりの頭には、商品数としては明らかに過剰な数の赤ありすが生えている。 商品としては基本4種が同数で充分なので、赤ありすの4分の3は必要無い。 そこで、店員は、 ぶちっ!ぶちっ!ぶちっ! 「ゆ・・・ゆぴぃぃいいい!?れいみゅとありしゅのあいのけっしょうがぁぁああ!?」 母体ゆっくり達の頭上から数匹の赤ありすを引きちぎり、 「ゆ・・・どうしちぇ、『ズボッ!』ゆぁぁあああ!?」 それを手に掴んだまま、繁殖用ありすの、子ゆっくりサイズの小さなあにゃるにねじ込み、 ぐしゅりっ・・・ 繁殖用ありすの体内で握りつぶし、一気に中身を流し込んだ。 「ゆびゃぁああ!?どうしちぇ!?どうしちぇぇえ!?こんなのとかいはじゃにゃいぃぃいいい!?」 「次。」 「わぎゃらなぁぁぁああ!!」 こうしてカスタードの量を回復させ、泣き叫び続ける繁殖用ありすに、店員は次の繁殖用ちぇんをあてがう。 ガンッ!ぐらぐらぐら・・・ 「「じゅっぎりぃ・・・」」 ・・・2分後、ちぇんの頭上にはありす種とちぇん種の実ゆっくりが5匹づつ生えていた。 ありすはこの後も定期的に、自分のおちびちゃんである赤ありす達からカスタードの補給を受け、 繁殖用ゆっくり全員とのすっきりーを終えたが、 「ゆっぎぴぅ・・・ぺぴぃ・・・・・・」 正気は完全に失っていたので、店員がミキサーにかけてペーストにされ、 母体となったことで栄養を必要とする、繁殖用ゆっくり達の餌になった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 繁殖用ゆっくり達の頭上に実った赤ゆっくり達はそれから丸1日、 売れ残りの赤ゆっくりのペーストを食べさせられ栄養をつけた母体から、 ゆっくりとした餡子を供給されてゆっくりと育ち続ける。 「ゆゆ~ん、おちびちゃん、ゆっくちしちぇにぇ~。」 だが、素直に生まれるまで待っていたら成長しすぎるし、時間がかかり過ぎる。 栄養状態さえ良ければ、にんっしんから丸1日で、母体から切り離しても死なない程度には育つので、 母体とはお別れしてもらうことになる。 ボキッ! 「・・・ゆ?ゆぁぁあああ!?くきさんおっちゃだみぇぇぇええ!?おぢびぢゃんが、ゆっぐぢでぎにゃいぃいい!!」 「ゆみゃぁぁああ!?わぎゃらな、わぎゃらにゃぁああああ!!」 「やめるのじぇぇええ!!おぢびぢゃん、もっぢょゆっぐぢさせりゅのじぇぇぇええ!?」 赤ゆっくりの実った茎は回収され、母体ゆっくり達は再びありすの箱に放り込まれてにんっしんさせられる。 結局この母体達はおちびちゃんの産声を聞くことすら無く、 にんっしん能力が衰えるまで何十回もにんっしんさせられるのだ。 そして、にんっしん能力が低下したらミキサーでペーストにされ、次世代の繁殖用ゆっくりの餌にされることになる。 一方茎にぶら下がったままの赤ゆっくり達は、 店員の手によって乱暴に茎から引きちぎられ、大型の、薄汚れた古い水槽の中に放り込まれる。 水槽は背の低いアクリルの壁で小さな部屋に区分けされており、 一つの部屋毎に5~6匹の赤ゆっくりが生活できるようになっていた。 とはいえ、一つの部屋毎に餌用の小皿と新聞を敷いたおトイレがあるだけ、 スペースも、とても跳ねまわることが出来るような広さではない。 ぶちっ・・・ぺちょっ! 「ゆ、ゆぅ・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!」 ムリヤリ産み落とされたせいでやや未熟とは言え、元気よくあいさつする赤ゆっくり達。 だが、赤ゆっくり達にあいさつを返してくれる両親はどこにもいなかった。 「ゆぅ?」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!おにぇーしゃん、ぴゃぴゃとみゃみゃは?」 「ゆぅ~。どこにもいにゃいんだよぉ。」 「ゆぁーん、ぴゃぴゃ~!みゃみゃ~!ゆっくちさせちぇ~!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ~!ぺーりょぺーりょしちぇ~!」 「黙れ。」 「ゆぴぃっ!」×200 「これを食え。」 店員がそう言って餌皿に流し込んだのは、 先ほどまで赤ゆっくり達がぶら下がっていた茎をすり鉢で潰したペーストだ。 茎を食べさせるのは、赤ゆっくりの味覚調整に加え、 産まれ落ちた段階では病気に無防備な赤ゆっくりに、免疫を与える効果もある。 この手順ばかりは野生のゆっくり、ペットショップの違いは無い。 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!」×200 そして、これがこのショップで赤ゆっくり達が味わう、最初で最後の『ゆっくり』だった。 「ちあわちぇー。」 「ぽんぽんいっぱいだにぇ!」 「・・・おにーしゃん!れいみゅのぴゃぴゃとみゃみゃ、どこにいったか、しらにゃい?」 「そんなものはいない。」 「ゆ、・・ゆぴぃぁああああ!!ゆっくちできにゃぃぃいいいい!!」×200 「黙れ。これからお前たちを調教する。」 「ゆぁーん!ゆっくちさせちぇー!」 成長する前に急いで商品として販売する必要があるため、産み落とされた赤ゆっくり達の調教は、 このようにして、産まれ落ちた直後から3日間の間にみっちりと行われるのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌日。今日も朝から調教が始まる。 「ゆぴー。ゆぴー。ゆっくちぃ・・・。」×200 赤ゆっくり達はまだ目を覚ましていないが、店員はそんなことにはお構いなく、 そのうち一匹のまりさをつまみあげると、プルプルと手を揺らして起こし、問いかけた。 「起きろ。答えろ。お前達は飼い主さんに飼われたら、最初にナニをするんだっけ?」 「ゆ、ゆゆ!?まりしゃは、ゆ、ゆっくちしましゅ!」 「ハズレだ。飼い主さんをゆっくり『させる』んだ。再教育だな。」 「きょういくしゃん!?ゆっくちやめちぇぇぇ!!」 赤まりさは、『教育』と言う単語に反応して、あんよをもにゅもにゅ動かして逃げようとするが、 あんよはむなしく宙を揉むだけで、体を店員の指先から逃がしてはくれなかった。 店員が手元に用意しているのは、耳かきをさらに小さくしたような金属製の匙。 それと、赤い色をした液体を入れた、小さなカップだ。 ちゃぷ・・・ 匙の先をカップに入れると、わずかな量の赤い液体が、その先端に掬われる。 店員はそれを構えると、赤まりさのおしりを自分の方に向け、あにゃるの場所を探る。 そして、あにゃるに匙の先端を、 ずぷ・・・ 一気にねじ込んだ。 「ゆ、ゆ、・・ゆぴぴぃぃいいいいい!!!!びゃぁぁああああ!!?」 ねじ込まれた瞬間、赤まりさは奇声を発して全身を波打たせ、白目を剥く。 しーしーが勢いよく吹き出し、涙と汗と良くわからない体液で全身がぐっしょりと濡れていく。 「びぇっ!?びぇぇっ!?・・・・・びぅ・・ぅ・・・」 そして数秒後、赤まりさは意識を失い、 口からは餡子混じりの泡を、あにゃるからはうんうんを力なく垂れ流しながら失神した。 赤まりさのあにゃるにねじ込まれた液体、あれの成分は店員も知らないが、 人体に無害で、味は辛く、水道水より安いという事だけ聞いていた。 一応調味料の一種という話も聞くが、要はゆっくりにとって苦痛を与えるモノであればいいので、 店員もまったく気にしていない。 「ゆぴゃぁぁあああ!!いもうちょがぁぁああ!?」 「なんでしょんなことしゅるのぉぉぉぉおお!?」 赤まりさの悲鳴によって、この頃には200匹の赤ゆっくり達全員が目を覚ましている。 その中で、先ほどの赤まりさと同じ部屋の5匹、赤まりさ姉妹に向かって、店員が声をかける。 「こいつが答えを間違った。連帯責任だ。」 べちょっ! 茫然とする5匹の赤まりさの真ん中に、先ほど『教育』を受けた赤まりさが放り込まれた。 「ゆぁ・・・ゆぴゃぁぁああ!!れんたいせきにんしゃん!?ゆっくちできにゃいぃぃいいい!!」 「どうしちぇ、どうしちぇまちがえりゅのぉぉおおお!?」 『連帯責任』という単語に反応し、先ほどまで気遣っていた妹まりさを責める赤まりさ姉妹。 赤まりさ姉妹は泣いて許しを請い、あるいは小部屋の中を必死で逃げようとするが、 所詮赤ゆっくり5~6匹で一杯になる小部屋だ。 結局全員店員に捕まり、一匹づつ先ほどの妹まりさ同様、あにゃるに赤い液体をねじ込まれた。 「やめちぇにぇ!やめ『ぐぬっ!』ゆびゃびゃびゃびゃ、びぇぇえええ!?」 「まりしゃ、なんにもしちぇにゃ『ずぷっ!』ぴゅぅぅうう!!ぴぅ!ぴ!」 ・・・・・・。 赤まりさ姉妹の教育が終わった。 つづいて店員は、まりさ姉妹の隣の部屋で震えている、赤れいむをつまみあげる。 「答えろ。お前達は飼い主さんに飼われたら、最初にナニをするんだっけ?」 「ゆひぃ、ゆぅ、か、かいぬししゃんを、ゆ、ゆっくちさせましゅ!」 「・・・違う。ゆっくり『していただく』んだ。再教育だな。」 「ゆぴぃぃぃいいい!?どうしちぇぇぇぇえ!!」 どうしてもクソもない。 そもそも、赤ゆっくり達の答えなど、店員にとってはどうでもいいことなのである。 実のところ、ココで生産される赤ゆっくり達は、過酷な環境で選別される外界のゆっくり達とは悪い意味で出来が違う。 おまけに何十世代もの間ペットショップの外を体験していないので、先祖から受け継がれてきた知識なども無い。 優秀な胴付きゆっくりの知能を上の上、森の野生ゆっくりの知能を中とするならば、 このショップで生産される赤ゆっくりの知能は下の中を超えることは無い。 だから、このショップ生まれの赤ゆっくり達がこの3日間で憶えられることなど、 野良や野生で生き延びる標準的な赤ゆっくり達なら、口頭で30分も教えれば憶える程度の内容にすぎない。 必死でモノを教えるだけ無駄なのである。 だから、この体罰の本当の目的は、知識を与えることなどではない。 ただ一つのことを、心身にしっかりと刻み込むためのものだ。 そう、人間に逆らったりしないように、『力の差』を痛みの記憶として刻み込むための・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうして生後3日間で、赤ゆっくり達は2つの事だけを餡子の隅々にまで憶えさせられた。 2つの事とは、 1.人間に逆らったり、迷惑をかけたりすれば、痛い思いをする 2.しあわせーになるには、『飼い主さん』に飼ってもらうしかない ということである。 こうして赤ゆっくり達は、これから先商品として必要な事の全てを身に付けた後、 3日間で体液とうんうんにまみれた体を洗浄され、病気などが無いか検査され、 全てのチェックを終えてから店頭の透明ケースに陳列されるのであった。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!れいみゅはとっちぇもゆっくちだよ!」 「のーびのーびしゅるよ!まりしゃをかっちぇにぇ!」 「わきゃるよー!ちぇんがいちばんげんきだよー!」 「みゅほぉ!みゅほぉぉ!!」 そして、冒頭へと場面は戻る。 赤ゆっくり達は、生まれてから一度も両親にゆっくりさせてもらえず、 ゆっくりしたご飯も、ゆっくりした寝床も与えられず、ひたすら『ゆっくり』を求め続けた。 そして、その最後の希望を『飼い主さん』に求め、必死で自分を売り込むのだ。 「おねーしゃん!れーみゅをかっちぇにぇ!ゆっくちできりゅよ!」 「うーん・・・200円。高いわね。」 「ゆがーん!」 ・・・だが、購入されることは稀である。 こうして、飼い用ゆっくりとして陳列されて3日。 売れないまま一番可愛い時期を終えてしまった大半の赤ゆっくり達は、これまでより一回り小さい、 狭苦しい透明ケースの中へと移されることになる。 よく売られているゆっくり飼い方本でも、『赤ゆっくりは生まれて1週間以内の教育が非常に重要!』 などと書かれているように、飼い用赤ゆっくり達の旬は短い。 この時点で売れ残った赤ゆっくり達には、高い値段がつくことはもはやないのだ。 その代わり、こうして値段が下がる事によって、別口で買い手がつくことになる。 「すいません。ここの赤れいむ15個。」 「はい、かしこまりました。」 「ゆわーい!ゆっくちよろしくにぇ!」 「ゆっくちさせちぇにぇ!」 「しゅーりしゅーり、ちあわちぇー!」 ・・・ちなみに、ケースに貼られた札には、こんな言葉が書かれている。 『捕食種向け餌用ゆっくり:赤れいむ5匹100円』 だが、捕食種や希少種は高級ペットであり、飼っている人間は元々多くない。 そんなわけで、これからさらに3日経過しても、なお売れ残る赤ゆっくりは多い。 ここまでくると、赤ゆっくり達のサイズや味が、 贅沢に慣れたペット捕食種達の口に合わなくなってくるので、 餌用ゆっくりとしての商品価値も低下してくる。 そんなわけで、生後10日を経過した赤ゆっくり達は、透明ケースから出され、 その手前に置かれた処分品用ワゴンに乗せられる。 購入の際は、ワゴン脇に置かれた卵パックに詰めてもらうセルフサービス方式だ。 「ゆっくちかっちぇにぇ!!」 「ゆっくちさせちぇにぇ!」 髪の毛はボサボサ、胸に名前刺繍入りの古いジャージを着た、近所の貧乏学生がワゴンの前にやってくる。 学生は、品定めなど特にせず、トングで掴んで片っ端から赤ゆっくりを卵パックに詰め込んでいく。 「コレください。」 「はい、かしこまりました。8パックで割引つき、300円になります。」 「ゆわーい!これでれいみゅたちもかいゆっくりだにぇ!」 ゆっくりの餌などに、人体に無害な物質しか使わない理由はここにもある。 処分品の赤ゆっくり達は、近所の貧乏学生にとって、貴重な酒のツマミなのだ。 甘いものだけでは飽きてくると言うときは、頭部を切り開いて塩や醤油を注いでみたり、 ホットプレートで焼いてからソースとマヨネーズで味付けしたり、色々な食べ方が模索されているらしい。 このようにして、このペットショップで生まれた赤ゆっくりの約半数は、 何らかの形で買われていき、長くもないゆん生をしあわせーに(かどうかは知らないが)生きていくことになる。 そして、これでも購入されなかった約半数については、ペットショップで相応の未来が待つことになる。 比較的活きのいい数匹は前述の通り、繁殖用ゆっくりとして改造され、 多くのおちびちゃんに恵まれるという、しあわせーな未来を歩んでいくのだ。 また、それ以外の大半は、これも前述した通り、ミキサーにかけられて繁殖用ゆっくりの餌になる。 自分達を食べてもらうことで、繁殖用ゆっくりに栄養を与え、ひいては彼女達のおちびちゃんを育むという、 売れ残りになった駄ゆっくりとしては望外のしあわせーが待っているのだ。 ペットショップ生まれの赤ゆっくりで、無駄に潰されたり、処分される悲しい命は存在しない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 売れ残りゆっくりの中で、特に傷が少なく、性格も活きもいい数匹については、 繁殖用でもなく、ミキサーにかけられるでもない、第3の明るい未来が門を開く事もある。 それは、このショップの売れ筋商品でもある、 ゆっくりコーナーの一番奥に並ぶ『セット販売』コーナーの、『ゆっくり家族セット』だ。 そのコーナーに並ぶゆっくり達は、どの家族も幸せに満ちた、ゆっくりした表情を見せている。 「おちびちゃんたち、おかーさんとおうたのれんしゅうだよ!ゆ~ゆゆ~!ゆっくり~!」 「ゆーゆゆー!ゆっくちー!ゆわーい!おうたしゃんは、とっちぇもゆっくちできるにぇ!」 「ゆふふ。それはね、おちびちゃんたちが、とってもゆっくりしてるからだよ。」 「ゆっくちー!おきゃーしゃん、しゅーりしゅーり!」 「うふふ。すーりすーり!しあわせー!ゆっ?おちびちゃん。おかおがよごれてるよ。ぺーろぺーろ。」 「しゅっきりー!おきゃーしゃん、ありがちょー!」 「(ゆふふ。れいむのおちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉ。)」 母れいむとおうたの練習をする6匹の赤れいむ。 にんっしん中でゆったりとベッドに横になる成体ぱちゅりー。 水入れの上で水上移動の練習をしている赤まりさを暖かく見守る母まりさ。 色つきチラシやおはじきでとかいはコーディネートをする母ありすと子ありす姉妹。 ケース内を所狭しと跳ねたり、かけっこしたりしている10匹の子ちぇん姉妹。 赤ゆっくり用ケースの中で、可愛さと元気さで隠しながらも、 瞳を見れば全くゆっくり出来ていない赤ゆっくりに対して、 こちらのセットゆっくり達は、みんなとてもゆっくりしている。 それもそうだろう。 このセットゆっくり達は、数多のハードルを乗り越えてきた、幸運のゆっくり達なのだ。 ショップで生まれてすぐに、他の多くの赤ゆっくり達同様、過酷で理不尽な調教を受けたものの、 結局2週間以上購入されること無く赤ゆっくりの段階を終えた。 大抵はここでミキサーにかけられ繁殖用ゆっくりの餌になるが、 幸運にも比較的肌やお飾りがきれいだったことで、粉砕を免れる。 それだけではない。 その後、セットゆっくり達の待遇は明らかに好転していったのだ。 食事は味も香りも無いゼリー状の何かから、多少野菜の香りもするゲル状の何かにかわり、 量も満腹になるまで食べさせてもらえるようになった。 専用のおうち(透明ケース)と、飼いゆっくりらしいおトイレ、ベッド(ダンボールの切れ端)まで与えられた。 そして、成体まで育った頃、待望の『おちびちゃん』まで手に入った。 家族セットとして種類を揃えるため、相手は選ばせてもらえず、同種同士でつがいを作らされた事、 全員にんっしんさせるために、雌雄の役割分けをさせてもらえず、例の繁殖用木箱によってお互いにすっきりーをさせられた事、 等々不満は残ったが、それでもこの母ゆっくり達はとてもゆっくりしていた。 『おちびちゃん』とは、貧弱で多産以外に種を残す方法の無いゆっくりにとって、 本能的に何よりも手に入れたい、ゆん生において最もゆっくりできる存在なのだから。 ゆっくりコーナーに、また一人客がやってくる。 その客を見たとたん、セットゆっくり達のスペースがにわかに騒がしくなった。 「あのおにーさんだよ。」 「わきゃるよー!きょうはちぇんたちをかってもらうよー!」 やってきたのは、記憶力の絶望的なセットゆっくり達でも顔を覚えるほどの常連お兄さん。 お兄さんとはいっても実際は50代には達しているであろう。 頭髪がすっかりはげ上がり、無精ひげがうっすらと伸びる顔には深いしわが刻まれている。 着ているスーツはすっかりくたびれて、猫背気味の姿勢と合わせて疲れ果てた印象を受ける。 「まりしゃ、おみじゅにうけるようになったんだよ!ゆっくちかっていっちぇにぇ!」 「ありしゅたちは、とっちぇもときゃいはよ!おはじきしゃんで、こーでぃねーとができりゅわ!」 「れいむたちのおうたをきいてね!ゆ~ゆゆ~!ゆっくり~!」 セットゆっくり達が、一斉にお兄さんにアピールを始める。 みんな、自分達もあのお兄さんに買われたいと思っているからだ。 なぜなら、このお兄さんはとてもゆっくり出来るお兄さんだと信じているから。 一番古株のありす一家などは、数こそ数えられないがこのお兄さんが、 これまでの数週間で10家族以上を買っていっているのを見ていた。 こんなに『たくさん』のゆっくりを飼ってくれるなんて、きっととってもゆっくりのことが好きなんだ。 そう、セットゆっくり達は思っている。 一方店員も、このお得意様の事はよく知っていた。 このお得意様が、これまでに確実に3桁の大台に乗る数の『特売品・ゆっくり家族セット』を購入していることを。 そして、このお得意様が、これまでゆっくり関連グッズやゆっくりフードを購入したことが無いことを。 「ゆわーい!おにーさん、れいむたちとゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」×6 この日お兄さんは、おうたの得意なれいむ一家を買っていった。 そしてこの4日後、れいむ一家のおうたを聞くことは、誰にも、永久にできなくなった・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここはゆっくりに優しくも無ければ、関心が高いわけでもない、普通の町。 この町のペットショップでは、今日も大量のゆっくりが生産され、販売され、消費されていく。 販売されるゆっくり達は、過酷なショップでの生活の中で、 飼いゆっくりとなり、優しい飼い主さんとゆっくりとした生活を送ることを夢見続ける。 だが、そんなゆっくりした飼い主となるような人間であれば、 しっかりと動物の育て方を勉強してからショップに来る。 そして、しっかり勉強しているならなおのこと、このショップのゆっくりの質が悪く、 ペットに向いていないことなどわかってしまうのだ。 結局、このショップでゆっくりが、まともな飼い主に購入されることなど100.0%無い。 過酷な調教による幼少期のゆっくり失調によって、上手く育てても一年も生きられないという、 明らかな不良品にも関わらず、このショップには苦情が一軒も来た事が無い。 その事自体が何よりも、購入されて以降のゆっくり達の未来を示す、証明なのだ。 ※おまけ おうたの好きなれいむ一家は、ダンボール箱に詰められてペットショップから運び出された後、 ずっと上機嫌であった。 「おちびちゃん!れいむたち、とってもゆっくりしたおにいさんにかってもらえたよ!」 「ゆわーい!れいみゅ、あみゃあみゃしゃんたべれりゅかなぁ?」 「そうだね。おにーさんにゆっくりしてもらえたら、きっとあまあまももらえるよ!」 「ゆっくちー!」 やがて、車のエンジン音が止まり、ダンボール箱がお兄さんの家に運ばれていることに、 れいむ一家も気付いた。 「おきゃーしゃん!」 「なぁに?おちびちゃん。」 「このはこしゃんを、おにーしゃんがあけたら、みんなでおうたをうたわにゃい?」 「ゆぅー!とってもゆっくりしてるね!」 「しょーだにぇ!れいみゅたちのおうたで、おにーしゃんにゆっくちしてもらおうにぇ!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 そして、箱が開けられた。 「おにーさん!ゆっく『ぽいっ!』ゆぐっ!『ごくん』・・・ゆぅ?」 母れいむがお兄さんに話しかけようとした瞬間。 お兄さんの手から、小さな筒状のモノが束ねられた、『何か』が投げられた。 母れいむの口の中に・・・ 「お、おにーさん?さっき『ぼちゅんっ!!』びぇぅっ・・・・・・」 母れいむが『何か』を飲み込んで数秒後、その『何か』は母れいむの中で破裂し、 母れいむの喉、目、あにゃる、まむまむは、その内圧に耐えられず、同時にはじけ飛んだ。 ・・・それは、爆竹だった。 「おきゃーしゃん!ゆっくちしちぇー!」 「ぺーりょぺーりょ!ゆっくちしちぇにぇ!」 「おにーしゃぁあん!!おきゃーしゃんをたすけてあげちぇにぇ!」 赤れいむ達は、何が起きたのかわからなかった。 『飼い主さん』に飼われたらゆっくりできる、それがこの一家の常識なのだから。 だが、そんなことは、お兄さんにとってはどうでもいい事、 いや、むしろそうだからこそ、お兄さんにとっては好都合であったのだ。 母れいむは、家族の中では一番幸福だったであろう。 この後、自分が産み、愛情を注ぎ、お歌を教えたおちびちゃん達が、 一匹づつ可愛らしい姿と、歌声と、命を失っていく姿を見ることなく生涯を終えることが出来たのだから。 少なくとも、絶望の中で3日後の夜に発狂して、自らの腹を食い破り永遠にゆっくりした、長女れいむよりは・・・ 餡小話掲載作品(餡子ンペの投票期間が終わったので整理。またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 裏話・設定編(時代問わず) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 生まれるゆっくりの大半が足りないゆになると思うんだが ギリギリの調整してるんだろう多分 -- 2019-05-03 02 12 53 おまけが本編 -- 2014-11-06 21 59 39 虐待はなかったけどゆっくりのペットショップ残酷物語はとてもゆっくりできるね! こういうペットショップものをみる度に実際に赤ゆが買えてハンダゴテでぷ~すぷ~す出来たら どんなにしあわせだろうとか思っちゃうんだよね -- 2011-10-28 01 29 14 これがゆっくりショップか…すげぇな -- 2010-11-14 19 35 02 かわいそうなおちびちゃん… -- 2010-07-16 23 21 58 ゆっくりできたよ -- 2010-06-14 01 45 02
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ゆっくりショップの店長だけど質問ある? 8KB 愛で 小ネタ 飼いゆ 希少種 ペットショップ 都会 透明な箱 加工場 現代 愛護人間 独自設定 インタビュー ゆっくりショップの店長だけど質問ある? 1 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 57 56.67 ID DKkNhYGL0 あればまったりゆっくり答えるよ 2 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 58 15.99 ID Ijfk3k1z0 儲かる? 2 全然。割に合わないねw 3 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 59 19.80 ID ogBCk1PP0 職業はなに? 3 トリマーもやってる 4 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 59 44.44 ID FOROP8TN0 店のゆっくりは売れ残るとどうなるの?殺すの? 4 うちの場合、最後は繁殖用として加工場に連れてかれるよ 8 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 03 59.73 ID JPJnxW+O0 ゆっくりがかわいそうなので店を閉めてください 8 俺雇われ店長だからね 社長に言わないとwww 14 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 22 43.70 ID JPJnxW+O0 ゆっくりにカレーとか食べさせるのはやめろよ 14 食べさせてないっすwww 16 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 37 01.79 ID Ys+xnsKb0 とある1日のスケジュールを。どんな感じの仕事なのか。 16 8時 出勤、うんしー片付け、ケージ掃除、食事あげ、調教、 9時~接客、トリミングなど 休憩は1時間と30分の2回 18時 調教 21時 退社 って感じかな? 時間ある時に事務処理とか発注とかやってる 18 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 37 35.33 ID 37Ihgf0T0 どのくらいの頻度で自分の爪切る? 18 3日に1回はみる、極力短くね 本当にゆっくりってやわらかいから 仕事で慌ててると傷付けそうになる 19 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 41 29.94 ID 6WOABelzO バイト募集してない?? 19 正社員しかないよー 21 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 46 10.17 ID IBzVTiNk0 入荷する種類ってブリーダー任せ? 21 うーん・・・ 仕入れは社長がブリーダーから買うんだけど・・・ 基本的に欲しい種類言うよ 例えば、今れいむ多いからありす下さいとか 25 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 49 26.35 ID RXsQpkmr0 取り扱ってる中で一番売値の種類は? 25 こないだまでいた胴付きゆうかりんは高かった 今いる中だと、胴付きさなえだね ※胴付きさなえ ttp //www.youtube.com/watch?v=??????????? 35 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 54 30.75 ID RXsQpkmr0 胴付きさなえでググったらなんかおっぱいがすごいんだけどwww 一番エロいのは? 35 一番エロいのは胴付きてんこだね マニアックなショーでしかお目にかかったこと無いwww ※胴付きてんこショー ttp //www.youtube.com/watch?v=XXXXXXX 51 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 05 50.48 ID RXsQpkmr0 てんこエロ過ぎるwww 一番大人しいのは? 51 エロいというか特殊嗜好向けw 礼儀正しいのはさくやかな 26 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 50 13.25 ID ks048eNj0 どうせゆっくりを商売道具としか思ってないんだろ 26 実際商品だし、うちの店の 27 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 51 22.35 ID yfpswpsR0 いまは販売ケージとかやたらと消毒しまくるのな むかしのゆっくりショップに比べて汚いのが少なくなったと思う 27 特にショッピングセンターに併設だと追い出される事もあるから 最近は衛生面しっかりしてるとこ多いね 29 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 51 41.11 ID E5YCG1+aO 胴付きのさなえの相場は? 29 うちの店にいたのは¥168000だね 30 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 52 02.99 ID IBzVTiNk0 グッズの収入とゆっくり本体の収入の比率はどんなもん? 30 生体:グッズ(トリミング込) 1:10くらいかな、大まかだけど 本体より維持品とかグッズが命 31 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 52 19.00 ID 6MmPun8l0 水上まりさ売ってますか? 31 水上まりさかー こないだまで一匹いたけど売れて新しい家族に引き取られてった 34 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 54 26.10 ID qDOH1j7l0 最近流行のペットは 34 ゆうか、ゆうかりん、のうかりんは揺るがないwww ちぇんや らん、最近は なずーも人気あるね 44 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 02 20.16 ID IBzVTiNk0 一番うれしかったことと嫌だったことは 朝出勤したら死んでたとかはどのくらいの頻度? この仕事始めてから知ったことってある? 44 うち出身の子がトリミングなんかで遊びに来てくれた時 その他、お客さんとゆっくりが幸せに過ごしてるの見ると嬉しくなるよ 嫌なこと・・・クレームとかもあるけど やっぱり病気とかで ずっとゆっくりしちゃってるときだね 危ない子は俺が連れて帰って看てるから、まだ出勤して・・・っていうのはない 死んだというか喧嘩して喰われていた時は相当へこんだ まあ日々勉強だね 色んな考え方の飼い主さんがいるし 53 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 06 22.83 ID 1OedxY820 ゆっくり専用エサって俺が食っても問題ないよね? 53 あれって、おいしくないよwww あと何でも餡子の変換するからって成分やばい 55 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 07 11.99 ID RGsQVnR+O まりさつむりってやっぱ普通のショップで売ってないの? 昔知り合いの見て一目惚れしてから探しまくってるけど一匹も置いとらん 55 ネットでブリーダー検索するか もう山行って湖巡りしたほうが早い 91 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 28 05.16 ID RGsQVnR+O やっぱブリーダーか。 山の未開の奥地にでも希少種ブリーダーなんぞ住んでいるのだろうか。 とりあえず探してみるわ。アドバイストンクス 91 山か・・・ 今では街中でもゆっくりが溢れてるけどね 56 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 08 32.54 ID o11gTz9jO まりさの質の良さって帽子の綺麗さだと思うんだ 色が真っ黒くないとかツバがヨレヨレとか言い出したらキリがないんだけど この前見たのは、これZUN帽だろって言いたくなるぐらいだったんだよ もしかしたら出来の悪い個体を掴まされたんじゃないかと 56 加工所産だったり片方の親の性質が強かったのかもね けっこう最近は乱雑に交配されてるし・・・ 初期のスタンダードなまりさは減ってきたかも 67 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 12 09.71 ID RXsQpkmr0 なんか都合の良い性格とか見た目の良さを重視するあまり ゆっくりの品種改良をやり過ぎて 経常的に跳ねずに這って移動したり ゆっくり出来なくなって夜泣きする個体が増えてきたから そういうのを止めようって取り組みを聞いたことがある 1の意見が聞きたいけど 67 うーん、難しいところだね そんな活動があっても、最早留まる勢いじゃないかも 俺としては、スタンダードなゆっくりだけを残していって欲しい その結果相場が高くなったとしても、ゆっくりとしての価値が上がるからいいんじゃないかな 歌わないれいむとか、怖がりのまりさとか、悲しいでしょ 俺は店長だけど、ゆっくりのペットブームって言葉が嫌い でもゆっくり達がゆっくりとした生活を送れるならそれでいい 100 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 34 54.75 ID RXsQpkmr0 現場的にはそう言う活動は全然影響してないのか~ でもまぁ見た目を重視するために遺伝餡的な疾患を ゆっくりが抱え続けるってのは改善していくべきだと思うよ ゆっくり達の幸福なゆん生の為にも疾患は無ければ超したことはないでしょ? 100 勿論俺もそう思う ただ経営者、繁殖者の考えが変わらんと何も変わらない 飼い易い性格とか見た目なんて二の次、健康が一番だと切に思うよ 60 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 09 40.62 ID Lb+DQhYe0 ゆ姦やバターゆっくりやってる人っているの? 60 少なくとも俺の知り合いには……いる 61 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 10 03.63 ID NfFztG+4O 小さいうちに母親から引き離してろくに日も当たらない、 せまいケージにいれられる赤ゆっくりをみてかわいそうと思わないの? 61 俺は正直思うよ でも最近は風潮自体が変わってきた 店側の売り文句なんて汚いもん 204 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 18 27.11 ID K955MEN4O もうすぐ二ヶ月になる家のまりさが凶暴、噛む、汚す、騒ぐ、馬鹿 家族の誰もが触れない為 常にリードは付けたままなんだけど どうしたらいいですか? ゆっくりスクールとか行く暇と金なくて… 204 バカはまだしもwww まりさって実は臆病だから人見知りするからね・・・ やっぱりちょっとづつ慣らしていくしかないかな? ゆっくりランとかさ 206 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 20 47.26 ID CDEm3YxwO 成長して売れ残ったゆっくりを殺したりするって聞いたことあるけどマジ? 206 命の効率的な循環とは言うけれど それってゆっくりの体だけの話で 心は考慮されてないと思ってる 214 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 32 21.11 ID K955MEN4O ありがとう、馬鹿まりさだけど本当に可愛いんだよね。 なでなでしてお昼寝始めるのを目標に頑張る。 仕事頑張って! 214 やっぱりお互いにゆっくり出来ないとね~ つかやべぇ、ちょっと店行ってきます やっぱ連れて帰って来れば良かった・・・ 今日はこのまま落ちます こんな時間までありがとう ではノシ 217 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 37 36.30 ID e+E0RMkbO こんな時間に店? なにがあったんだろ… まだ聞きたい事あったのに… 138 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 23 55 18.47 ID RXsQpkmr0 乙 1とそのショップのゆっくり達の前途が幸福でありますように… トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 確かに実際にあるスレみたいなリアリティが あった、続きが読みてぇww -- 2014-01-09 18 02 21 すっげぇリアルの話みたいに感じた -- 2013-06-19 11 59 46 168000円の早苗ーーーーーー -- 2012-07-27 10 51 16 壺厨ウゼー -- 2011-07-14 08 33 47 虚構な話のはずなのにリアルさが感じられた… 面白いなこれ -- 2010-12-16 21 11 53 クズゆばかりの店じゃねえか・・・ -- 2010-11-29 02 59 41 もの凄いリアル すごいなぁ -- 2010-07-26 19 38 21 動画が見れません(泣) -- 2010-07-09 00 50 03 こういうの好きです -- 2010-07-08 23 06 39 ほんとにありそう感があっていい。 -- 2010-06-30 10 01 48 面白かった。オチもよかったし。 でも、ずっと読んでいたい気分。 -- 2010-06-18 02 49 36 続きwktk -- 2010-04-03 15 02 56
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・たまには普通の町の、普通のゆっくり達について書きたいな、と思い書きました。 ・なるべく淡々とした内容になるように書いてます。 いつもとは感じが違うかも。 『ごく普通のゆっくりショップ』 D.O ここは国内の、とある普通の町の、ごく普通のペットショップ。 店内に入ればワニからサボテンまで、幅広く様々な生き物が並べられている。 当然全ての生き物はペットとして販売されている商品だ。 その片隅に、壁沿いに50cm角の透明なケースが何十個も積んであるスペースがある。 手前には通路を挟んで、店の特売品セールなどでよく見かける、陳列用ワゴンが数台。 箱もワゴンも、なにやらもそもそと動き、時折『ゆっくち!』等と声を上げる、 丸いものが所狭しと押し込まれている。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!れいみゅはとっちぇもゆっくちだよ!」 「のーびのーびしゅるよ!まりしゃをかっちぇにぇ!」 「わきゃるよー!ちぇんがいちばんげんきだよー!」 「みゅほぉ!みゅほぉぉ!!」 そう、このスペースで陳列されているのは、近年ペットとしても認知されるようになった珍生物『ゆっくり』である。 とは言っても、ゆっくりが本当の意味で犬や猫と同列に扱われている地域などはかなり特殊だ。 ゆっくり産業を推し進めているような、ゆっくりに理解ある一部の地域以外では、 今でもゆっくりは『生き物』ではなく『モノ』に近い存在という認識の方が一般的なのである。 今回は、そんなごくごく一般的な地域における、一般的なペットショップのゆっくり達の生活を見ていただきたい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 朝、まだ夜明け前からペットショップの業務は始まる。 何せ取り扱っている商品は生き物、朝食とケース内の掃除は必須だし、 健康管理も常に気を使う必要があるのだ。 「ほら、メシだ。」 「・・・ゆっくちしたあまあましゃん、たべちゃいよぉ・・・」 「早く飼ってもらえ。」 「むーちゃむーちゃ、ふしあわしぇ・・・」 商品の赤ゆっくり達は、無色透明でゼリー状の、味も香りもない食事を与えられる。 ゆっくりフードとして販売されているモノでは無論なく、 人体にも無害という以外は店員自身もなんだかよくわかっていない餌だ。 粉末状の原料を、水道水1リットルに一つまみの割合で混ぜるだけという、 手軽さと安さだけが利点の代物である。 「ゆあーん。おいちいごはんしゃん、たべちゃいよー。」 「もう、ぷるぷるしゃん、たべちゃくにゃいよぉ。ゆぇーん。」 餌に味の良さを求めないのも、相応の理由がある。 この店で取り扱っているゆっくりが売れ筋の、赤ゆっくりの中でも小型の、 ピンポン玉~鶏卵程度のサイズのものだからだ。 食事の味が良く、沢山食べてゆっくり出来ると、赤ゆっくりの成長は促進されやすい。 まともな食事を与えていると、一週間もすればビリヤードの玉のサイズを超えてしまうので、商売にならないのだ。 「こんなまじゅいごはんにゃんて、むーちゃむーちゃできにゃいよぉ。」 「なら食うな。」 ひょい。 「ゆぁーん!ゆぁーん!ゆっくちさせちぇー!」 食事を自分で断ってくれるなら、それに越したことはない。 全てのケースに朝食を配り終えたら、次は新しい赤ゆっくりの生産作業が続く。 餌などを工夫したところで、商品として扱えるのはせいぜい2週間。 売れる売れないに限らず、常に新しい赤ゆっくりを仕入れなければならない。 店の裏手、事務所スペースの奥に、成体ゆっくりがギリギリ2匹入る程度の木箱が置かれている。 その周囲に積まれた透明ケースには、成体サイズのれいむ、まりさ、ちぇん、ありす達が入れられていた。 予想はつくと思われるが、これらは繁殖用母体となるゆっくり達である。 「ゆぁーん。ゆっくちできにゃいー。」 「やめちぇにぇ!このはこしゃん、とかいはじゃにゃいわ!?」 だが注意深く見ると、この繁殖用ゆっくり達が、 通常の成体ゆっくりと微妙に様子が異なることに気づくだろう。 しゃべり方は舌足らず。 おまけに見た目も、顔と髪の毛が異常に狭い範囲に集まっており、お飾りも小さすぎる。 顔と髪の毛を切り離して、ソフトボールに貼りつければちょうど子ゆっくりが一匹出来上がる感じだ。 それもそのはず、この繁殖用ゆっくり達は、この店の商品の売れ残りから育てた『子ゆっくり』なのだ。 「やめちぇにぇ!れいみゅのあにゃるしゃんに、へんにゃのいれにゃいでにぇ!」 「力抜かないと裂けるぞ。」 「ゆぴぇぇぇええ!?」 一匹の子れいむのあにゃるに、空気入れのチューブを取り付けた風船がねじ込まれる。 ぐぬっ・・・・ぷしゅー。 「ゆきゅ・・・きゅ・・!?れいみゅ・・ぷきゅーしちゃく・・にゃ・・・!」 ・・・・・・待つ事5分。 「ゆぴぃ、ゆぴぅ・・・」 「十分伸びたか。『ぷしゅー』破れてないな。」 「ゆぁーん。れいみゅのぽんぽん、ゆっくちしちぇにゃいよー。」 「餡子が足りんから、だぶついてるだけだ。」 元々皮に弾力のあるゆっくりを、体内に風船を押し込んでサイズアップする。 後は餡子不足でだぶついた腹に、この子れいむ同様に売れ残った、子ゆっくり数匹から絞り出した餡子を注入し、 引き延ばされて弱くなった皮を小麦粉と水で補強して、即席繁殖用ゆっくりの完成となる。 「ゆぁーん。れいみゅのあんよしゃん、ゆっくちうごいちぇー。」 当然無茶な方法なので、副作用もあった。 サイズアップしているのは腹だけなので、顔も飾りもあんよもサイズ不足。 結果として歩くことも、自分でご飯を口に運ぶこともできなくなるのだ。 どうでもいいことだが。 ゆっくりがいくら繁殖させ易いとはいえ、繁殖用母体をまともに育てるにはそれなりの手間がかかる。 赤→子ゆっくりまでなら育てる期間は数週間程度ですむし、 そもそも商品棚に置けなくなった時点でこのサイズに成長している。 売れ残りの再利用としてはちょうどいいタイミングだ。 だが、繁殖可能な成体まで育てるとなると数ヶ月かかる上に、サイズもバスケットボール並みになってしまう。 しかも途中で死なれでもしたら、育てた分の時間と餌代が無駄になることになる。 ただでさえペットとしてはありえない低価格な商品なのに、そんな手間暇をかける余裕は無いのだ。 「ひどいことしないでにぇ。このはこしゃん、せみゃいよぉ。」 「せみゃいわ!このはこしゃん、とってもいなかものにぇ!」 店員は、そうして造られた繁殖用れいむと繁殖用ありすを、合板で組んだ木箱に突っ込み、 ガンッ!! 「「ゆぴぃぃぃいいい!!?やめちぇぇぇええ!?」」 その側面に一発軽く蹴りを入れた。 ぐらぐらぐらぐら・・・・ 揺れはなかなかおさまらない。 というのも、この木箱、床面との間にバネが仕込まれており、 蹴りを一回入れれば、30秒ほどは揺れ続けるよう造られている。 「ゆぴぅ、ゆひぃ・・・にゃんだかきもちよくなってきちゃよぉ。」 「みゅほぉ、みゅほぉぉ・・・」 子ゆっくりは揺れる箱の中で発情し、特に嫌がることもなく肌を擦り合わせる。 このあたりも、成体ゆっくりのような下らない貞操観念を持ち合わせていないだけやりやすい。 「ゆひゅぅ!ゆひゅぅぅうう!しゅっきりしちゃいよぉ!ありしゅぅぅぅうう!?」 「みゅほぉぉおお!!れいみゅのおはだ、とっちぇもときゃいはだわぁぁぁああ!!」 「「しゅっきりー!!」」 すっきりー後間もなく、れいむの頭上にはれいむ種とありす種の実ゆっくりが5匹づつ生えてくる。 「れいみゅとありしゅのおちびちゃん・・・」 「とっちぇもときゃいはだわぁ・・・」 などと、感動に浸っている暇など与えず、れいむを木箱から取り出すと次はありすにまりさをあてがう。 「ゆぁーん。まりしゃは、れいみゅとずっとゆっくちしゅるってやくそくしたのじぇぇぇええ!?」 ガンッ!ぐらぐらぐら・・・ 「「しゅっきりー!!」」 ・・・2分後、まりさの頭上にはありす種とまりさ種の実ゆっくりが5匹づつ生えていた。 「まりしゃ・・・れいみゅの・・・どうしちぇぇぇ・・・。」 その後もありすに休む暇は無い。 母体は次から次へと木箱に放り込まれ、ありすは自分のおちびちゃんの誕生に喜びながらも、 次第に精子餡の出し過ぎでへにゃへにゃに萎んできた。 「ありしゅ・・・もう、しゅっきりできにゃいわぁ・・・」 だが10数体の母体ににんっしんさせたとはいえ、その生産数はまだ本日のノルマの半分。 繁殖用ありすが萎んで痙攣をおこし始めたところで、中身の補給が行われる。 これまで母体となったゆっくりの頭には、商品数としては明らかに過剰な数の赤ありすが生えている。 商品としては基本4種が同数で充分なので、赤ありすの4分の3は必要無い。 そこで、店員は、 ぶちっ!ぶちっ!ぶちっ! 「ゆ・・・ゆぴぃぃいいい!?れいみゅとありしゅのあいのけっしょうがぁぁああ!?」 母体ゆっくり達の頭上から数匹の赤ありすを引きちぎり、 「ゆ・・・どうしちぇ、『ズボッ!』ゆぁぁあああ!?」 それを手に掴んだまま、繁殖用ありすの、子ゆっくりサイズの小さなあにゃるにねじ込み、 ぐしゅりっ・・・ 繁殖用ありすの体内で握りつぶし、一気に中身を流し込んだ。 「ゆびゃぁああ!?どうしちぇ!?どうしちぇぇえ!?こんなのとかいはじゃにゃいぃぃいいい!?」 「次。」 「わぎゃらなぁぁぁああ!!」 こうしてカスタードの量を回復させ、泣き叫び続ける繁殖用ありすに、店員は次の繁殖用ちぇんをあてがう。 ガンッ!ぐらぐらぐら・・・ 「「じゅっぎりぃ・・・」」 ・・・2分後、ちぇんの頭上にはありす種とちぇん種の実ゆっくりが5匹づつ生えていた。 ありすはこの後も定期的に、自分のおちびちゃんである赤ありす達からカスタードの補給を受け、 繁殖用ゆっくり全員とのすっきりーを終えたが、 「ゆっぎぴぅ・・・ぺぴぃ・・・・・・」 正気は完全に失っていたので、店員がミキサーにかけてペーストにされ、 母体となったことで栄養を必要とする、繁殖用ゆっくり達の餌になった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 繁殖用ゆっくり達の頭上に実った赤ゆっくり達はそれから丸1日、 売れ残りの赤ゆっくりのペーストを食べさせられ栄養をつけた母体から、 ゆっくりとした餡子を供給されてゆっくりと育ち続ける。 「ゆゆ~ん、おちびちゃん、ゆっくちしちぇにぇ~。」 だが、素直に生まれるまで待っていたら成長しすぎるし、時間がかかり過ぎる。 栄養状態さえ良ければ、にんっしんから丸1日で、母体から切り離しても死なない程度には育つので、 母体とはお別れしてもらうことになる。 ボキッ! 「・・・ゆ?ゆぁぁあああ!?くきさんおっちゃだみぇぇぇええ!?おぢびぢゃんが、ゆっぐぢでぎにゃいぃいい!!」 「ゆみゃぁぁああ!?わぎゃらな、わぎゃらにゃぁああああ!!」 「やめるのじぇぇええ!!おぢびぢゃん、もっぢょゆっぐぢさせりゅのじぇぇぇええ!?」 赤ゆっくりの実った茎は回収され、母体ゆっくり達は再びありすの箱に放り込まれてにんっしんさせられる。 結局この母体達はおちびちゃんの産声を聞くことすら無く、 にんっしん能力が衰えるまで何十回もにんっしんさせられるのだ。 そして、にんっしん能力が低下したらミキサーでペーストにされ、次世代の繁殖用ゆっくりの餌にされることになる。 一方茎にぶら下がったままの赤ゆっくり達は、 店員の手によって乱暴に茎から引きちぎられ、大型の、薄汚れた古い水槽の中に放り込まれる。 水槽は背の低いアクリルの壁で小さな部屋に区分けされており、 一つの部屋毎に5~6匹の赤ゆっくりが生活できるようになっていた。 とはいえ、一つの部屋毎に餌用の小皿と新聞を敷いたおトイレがあるだけ、 スペースも、とても跳ねまわることが出来るような広さではない。 ぶちっ・・・ぺちょっ! 「ゆ、ゆぅ・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!」 ムリヤリ産み落とされたせいでやや未熟とは言え、元気よくあいさつする赤ゆっくり達。 だが、赤ゆっくり達にあいさつを返してくれる両親はどこにもいなかった。 「ゆぅ?」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!おにぇーしゃん、ぴゃぴゃとみゃみゃは?」 「ゆぅ~。どこにもいにゃいんだよぉ。」 「ゆぁーん、ぴゃぴゃ~!みゃみゃ~!ゆっくちさせちぇ~!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ~!ぺーりょぺーりょしちぇ~!」 「黙れ。」 「ゆぴぃっ!」×200 「これを食え。」 店員がそう言って餌皿に流し込んだのは、 先ほどまで赤ゆっくり達がぶら下がっていた茎をすり鉢で潰したペーストだ。 茎を食べさせるのは、赤ゆっくりの味覚調整に加え、 産まれ落ちた段階では病気に無防備な赤ゆっくりに、免疫を与える効果もある。 この手順ばかりは野生のゆっくり、ペットショップの違いは無い。 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!」×200 そして、これがこのショップで赤ゆっくり達が味わう、最初で最後の『ゆっくり』だった。 「ちあわちぇー。」 「ぽんぽんいっぱいだにぇ!」 「・・・おにーしゃん!れいみゅのぴゃぴゃとみゃみゃ、どこにいったか、しらにゃい?」 「そんなものはいない。」 「ゆ、・・ゆぴぃぁああああ!!ゆっくちできにゃぃぃいいいい!!」×200 「黙れ。これからお前たちを調教する。」 「ゆぁーん!ゆっくちさせちぇー!」 成長する前に急いで商品として販売する必要があるため、産み落とされた赤ゆっくり達の調教は、 このようにして、産まれ落ちた直後から3日間の間にみっちりと行われるのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌日。今日も朝から調教が始まる。 「ゆぴー。ゆぴー。ゆっくちぃ・・・。」×200 赤ゆっくり達はまだ目を覚ましていないが、店員はそんなことにはお構いなく、 そのうち一匹のまりさをつまみあげると、プルプルと手を揺らして起こし、問いかけた。 「起きろ。答えろ。お前達は飼い主さんに飼われたら、最初にナニをするんだっけ?」 「ゆ、ゆゆ!?まりしゃは、ゆ、ゆっくちしましゅ!」 「ハズレだ。飼い主さんをゆっくり『させる』んだ。再教育だな。」 「きょういくしゃん!?ゆっくちやめちぇぇぇ!!」 赤まりさは、『教育』と言う単語に反応して、あんよをもにゅもにゅ動かして逃げようとするが、 あんよはむなしく宙を揉むだけで、体を店員の指先から逃がしてはくれなかった。 店員が手元に用意しているのは、耳かきをさらに小さくしたような金属製の匙。 それと、赤い色をした液体を入れた、小さなカップだ。 ちゃぷ・・・ 匙の先をカップに入れると、わずかな量の赤い液体が、その先端に掬われる。 店員はそれを構えると、赤まりさのおしりを自分の方に向け、あにゃるの場所を探る。 そして、あにゃるに匙の先端を、 ずぷ・・・ 一気にねじ込んだ。 「ゆ、ゆ、・・ゆぴぴぃぃいいいいい!!!!びゃぁぁああああ!!?」 ねじ込まれた瞬間、赤まりさは奇声を発して全身を波打たせ、白目を剥く。 しーしーが勢いよく吹き出し、涙と汗と良くわからない体液で全身がぐっしょりと濡れていく。 「びぇっ!?びぇぇっ!?・・・・・びぅ・・ぅ・・・」 そして数秒後、赤まりさは意識を失い、 口からは餡子混じりの泡を、あにゃるからはうんうんを力なく垂れ流しながら失神した。 赤まりさのあにゃるにねじ込まれた液体、あれの成分は店員も知らないが、 人体に無害で、味は辛く、水道水より安いという事だけ聞いていた。 一応調味料の一種という話も聞くが、要はゆっくりにとって苦痛を与えるモノであればいいので、 店員もまったく気にしていない。 「ゆぴゃぁぁあああ!!いもうちょがぁぁああ!?」 「なんでしょんなことしゅるのぉぉぉぉおお!?」 赤まりさの悲鳴によって、この頃には200匹の赤ゆっくり達全員が目を覚ましている。 その中で、先ほどの赤まりさと同じ部屋の5匹、赤まりさ姉妹に向かって、店員が声をかける。 「こいつが答えを間違った。連帯責任だ。」 べちょっ! 茫然とする5匹の赤まりさの真ん中に、先ほど『教育』を受けた赤まりさが放り込まれた。 「ゆぁ・・・ゆぴゃぁぁああ!!れんたいせきにんしゃん!?ゆっくちできにゃいぃぃいいい!!」 「どうしちぇ、どうしちぇまちがえりゅのぉぉおおお!?」 『連帯責任』という単語に反応し、先ほどまで気遣っていた妹まりさを責める赤まりさ姉妹。 赤まりさ姉妹は泣いて許しを請い、あるいは小部屋の中を必死で逃げようとするが、 所詮赤ゆっくり5~6匹で一杯になる小部屋だ。 結局全員店員に捕まり、一匹づつ先ほどの妹まりさ同様、あにゃるに赤い液体をねじ込まれた。 「やめちぇにぇ!やめ『ぐぬっ!』ゆびゃびゃびゃびゃ、びぇぇえええ!?」 「まりしゃ、なんにもしちぇにゃ『ずぷっ!』ぴゅぅぅうう!!ぴぅ!ぴ!」 ・・・・・・。 赤まりさ姉妹の教育が終わった。 つづいて店員は、まりさ姉妹の隣の部屋で震えている、赤れいむをつまみあげる。 「答えろ。お前達は飼い主さんに飼われたら、最初にナニをするんだっけ?」 「ゆひぃ、ゆぅ、か、かいぬししゃんを、ゆ、ゆっくちさせましゅ!」 「・・・違う。ゆっくり『していただく』んだ。再教育だな。」 「ゆぴぃぃぃいいい!?どうしちぇぇぇぇえ!!」 どうしてもクソもない。 そもそも、赤ゆっくり達の答えなど、店員にとってはどうでもいいことなのである。 実のところ、ココで生産される赤ゆっくり達は、過酷な環境で選別される外界のゆっくり達とは悪い意味で出来が違う。 おまけに何十世代もの間ペットショップの外を体験していないので、先祖から受け継がれてきた知識なども無い。 優秀な胴付きゆっくりの知能を上の上、森の野生ゆっくりの知能を中とするならば、 このショップで生産される赤ゆっくりの知能は下の中を超えることは無い。 だから、このショップ生まれの赤ゆっくり達がこの3日間で憶えられることなど、 野良や野生で生き延びる標準的な赤ゆっくり達なら、口頭で30分も教えれば憶える程度の内容にすぎない。 必死でモノを教えるだけ無駄なのである。 だから、この体罰の本当の目的は、知識を与えることなどではない。 ただ一つのことを、心身にしっかりと刻み込むためのものだ。 そう、人間に逆らったりしないように、『力の差』を痛みの記憶として刻み込むための・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうして生後3日間で、赤ゆっくり達は2つの事だけを餡子の隅々にまで憶えさせられた。 2つの事とは、 1.人間に逆らったり、迷惑をかけたりすれば、痛い思いをする 2.しあわせーになるには、『飼い主さん』に飼ってもらうしかない ということである。 こうして赤ゆっくり達は、これから先商品として必要な事の全てを身に付けた後、 3日間で体液とうんうんにまみれた体を洗浄され、病気などが無いか検査され、 全てのチェックを終えてから店頭の透明ケースに陳列されるのであった。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!れいみゅはとっちぇもゆっくちだよ!」 「のーびのーびしゅるよ!まりしゃをかっちぇにぇ!」 「わきゃるよー!ちぇんがいちばんげんきだよー!」 「みゅほぉ!みゅほぉぉ!!」 そして、冒頭へと場面は戻る。 赤ゆっくり達は、生まれてから一度も両親にゆっくりさせてもらえず、 ゆっくりしたご飯も、ゆっくりした寝床も与えられず、ひたすら『ゆっくり』を求め続けた。 そして、その最後の希望を『飼い主さん』に求め、必死で自分を売り込むのだ。 「おねーしゃん!れーみゅをかっちぇにぇ!ゆっくちできりゅよ!」 「うーん・・・200円。高いわね。」 「ゆがーん!」 ・・・だが、購入されることは稀である。 こうして、飼い用ゆっくりとして陳列されて3日。 売れないまま一番可愛い時期を終えてしまった大半の赤ゆっくり達は、これまでより一回り小さい、 狭苦しい透明ケースの中へと移されることになる。 よく売られているゆっくり飼い方本でも、『赤ゆっくりは生まれて1週間以内の教育が非常に重要!』 などと書かれているように、飼い用赤ゆっくり達の旬は短い。 この時点で売れ残った赤ゆっくり達には、高い値段がつくことはもはやないのだ。 その代わり、こうして値段が下がる事によって、別口で買い手がつくことになる。 「すいません。ここの赤れいむ15個。」 「はい、かしこまりました。」 「ゆわーい!ゆっくちよろしくにぇ!」 「ゆっくちさせちぇにぇ!」 「しゅーりしゅーり、ちあわちぇー!」 ・・・ちなみに、ケースに貼られた札には、こんな言葉が書かれている。 『捕食種向け餌用ゆっくり:赤れいむ5匹100円』 だが、捕食種や希少種は高級ペットであり、飼っている人間は元々多くない。 そんなわけで、これからさらに3日経過しても、なお売れ残る赤ゆっくりは多い。 ここまでくると、赤ゆっくり達のサイズや味が、 贅沢に慣れたペット捕食種達の口に合わなくなってくるので、 餌用ゆっくりとしての商品価値も低下してくる。 そんなわけで、生後10日を経過した赤ゆっくり達は、透明ケースから出され、 その手前に置かれた処分品用ワゴンに乗せられる。 購入の際は、ワゴン脇に置かれた卵パックに詰めてもらうセルフサービス方式だ。 「ゆっくちかっちぇにぇ!!」 「ゆっくちさせちぇにぇ!」 髪の毛はボサボサ、胸に名前刺繍入りの古いジャージを着た、近所の貧乏学生がワゴンの前にやってくる。 学生は、品定めなど特にせず、トングで掴んで片っ端から赤ゆっくりを卵パックに詰め込んでいく。 「コレください。」 「はい、かしこまりました。8パックで割引つき、300円になります。」 「ゆわーい!これでれいみゅたちもかいゆっくりだにぇ!」 ゆっくりの餌などに、人体に無害な物質しか使わない理由はここにもある。 処分品の赤ゆっくり達は、近所の貧乏学生にとって、貴重な酒のツマミなのだ。 甘いものだけでは飽きてくると言うときは、頭部を切り開いて塩や醤油を注いでみたり、 ホットプレートで焼いてからソースとマヨネーズで味付けしたり、色々な食べ方が模索されているらしい。 このようにして、このペットショップで生まれた赤ゆっくりの約半数は、 何らかの形で買われていき、長くもないゆん生をしあわせーに(かどうかは知らないが)生きていくことになる。 そして、これでも購入されなかった約半数については、ペットショップで相応の未来が待つことになる。 比較的活きのいい数匹は前述の通り、繁殖用ゆっくりとして改造され、 多くのおちびちゃんに恵まれるという、しあわせーな未来を歩んでいくのだ。 また、それ以外の大半は、これも前述した通り、ミキサーにかけられて繁殖用ゆっくりの餌になる。 自分達を食べてもらうことで、繁殖用ゆっくりに栄養を与え、ひいては彼女達のおちびちゃんを育むという、 売れ残りになった駄ゆっくりとしては望外のしあわせーが待っているのだ。 ペットショップ生まれの赤ゆっくりで、無駄に潰されたり、処分される悲しい命は存在しない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 売れ残りゆっくりの中で、特に傷が少なく、性格も活きもいい数匹については、 繁殖用でもなく、ミキサーにかけられるでもない、第3の明るい未来が門を開く事もある。 それは、このショップの売れ筋商品でもある、 ゆっくりコーナーの一番奥に並ぶ『セット販売』コーナーの、『ゆっくり家族セット』だ。 そのコーナーに並ぶゆっくり達は、どの家族も幸せに満ちた、ゆっくりした表情を見せている。 「おちびちゃんたち、おかーさんとおうたのれんしゅうだよ!ゆ~ゆゆ~!ゆっくり~!」 「ゆーゆゆー!ゆっくちー!ゆわーい!おうたしゃんは、とっちぇもゆっくちできるにぇ!」 「ゆふふ。それはね、おちびちゃんたちが、とってもゆっくりしてるからだよ。」 「ゆっくちー!おきゃーしゃん、しゅーりしゅーり!」 「うふふ。すーりすーり!しあわせー!ゆっ?おちびちゃん。おかおがよごれてるよ。ぺーろぺーろ。」 「しゅっきりー!おきゃーしゃん、ありがちょー!」 「(ゆふふ。れいむのおちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉ。)」 母れいむとおうたの練習をする6匹の赤れいむ。 にんっしん中でゆったりとベッドに横になる成体ぱちゅりー。 水入れの上で水上移動の練習をしている赤まりさを暖かく見守る母まりさ。 色つきチラシやおはじきでとかいはコーディネートをする母ありすと子ありす姉妹。 ケース内を所狭しと跳ねたり、かけっこしたりしている10匹の子ちぇん姉妹。 赤ゆっくり用ケースの中で、可愛さと元気さで隠しながらも、 瞳を見れば全くゆっくり出来ていない赤ゆっくりに対して、 こちらのセットゆっくり達は、みんなとてもゆっくりしている。 それもそうだろう。 このセットゆっくり達は、数多のハードルを乗り越えてきた、幸運のゆっくり達なのだ。 ショップで生まれてすぐに、他の多くの赤ゆっくり達同様、過酷で理不尽な調教を受けたものの、 結局2週間以上購入されること無く赤ゆっくりの段階を終えた。 大抵はここでミキサーにかけられ繁殖用ゆっくりの餌になるが、 幸運にも比較的肌やお飾りがきれいだったことで、粉砕を免れる。 それだけではない。 その後、セットゆっくり達の待遇は明らかに好転していったのだ。 食事は味も香りも無いゼリー状の何かから、多少野菜の香りもするゲル状の何かにかわり、 量も満腹になるまで食べさせてもらえるようになった。 専用のおうち(透明ケース)と、飼いゆっくりらしいおトイレ、ベッド(ダンボールの切れ端)まで与えられた。 そして、成体まで育った頃、待望の『おちびちゃん』まで手に入った。 家族セットとして種類を揃えるため、相手は選ばせてもらえず、同種同士でつがいを作らされた事、 全員にんっしんさせるために、雌雄の役割分けをさせてもらえず、例の繁殖用木箱によってお互いにすっきりーをさせられた事、 等々不満は残ったが、それでもこの母ゆっくり達はとてもゆっくりしていた。 『おちびちゃん』とは、貧弱で多産以外に種を残す方法の無いゆっくりにとって、 本能的に何よりも手に入れたい、ゆん生において最もゆっくりできる存在なのだから。 ゆっくりコーナーに、また一人客がやってくる。 その客を見たとたん、セットゆっくり達のスペースがにわかに騒がしくなった。 「あのおにーさんだよ。」 「わきゃるよー!きょうはちぇんたちをかってもらうよー!」 やってきたのは、記憶力の絶望的なセットゆっくり達でも顔を覚えるほどの常連お兄さん。 お兄さんとはいっても実際は50代には達しているであろう。 頭髪がすっかりはげ上がり、無精ひげがうっすらと伸びる顔には深いしわが刻まれている。 着ているスーツはすっかりくたびれて、猫背気味の姿勢と合わせて疲れ果てた印象を受ける。 「まりしゃ、おみじゅにうけるようになったんだよ!ゆっくちかっていっちぇにぇ!」 「ありしゅたちは、とっちぇもときゃいはよ!おはじきしゃんで、こーでぃねーとができりゅわ!」 「れいむたちのおうたをきいてね!ゆ~ゆゆ~!ゆっくり~!」 セットゆっくり達が、一斉にお兄さんにアピールを始める。 みんな、自分達もあのお兄さんに買われたいと思っているからだ。 なぜなら、このお兄さんはとてもゆっくり出来るお兄さんだと信じているから。 一番古株のありす一家などは、数こそ数えられないがこのお兄さんが、 これまでの数週間で10家族以上を買っていっているのを見ていた。 こんなに『たくさん』のゆっくりを飼ってくれるなんて、きっととってもゆっくりのことが好きなんだ。 そう、セットゆっくり達は思っている。 一方店員も、このお得意様の事はよく知っていた。 このお得意様が、これまでに確実に3桁の大台に乗る数の『特売品・ゆっくり家族セット』を購入していることを。 そして、このお得意様が、これまでゆっくり関連グッズやゆっくりフードを購入したことが無いことを。 「ゆわーい!おにーさん、れいむたちとゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」×6 この日お兄さんは、おうたの得意なれいむ一家を買っていった。 そしてこの4日後、れいむ一家のおうたを聞くことは、誰にも、永久にできなくなった・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここはゆっくりに優しくも無ければ、関心が高いわけでもない、普通の町。 この町のペットショップでは、今日も大量のゆっくりが生産され、販売され、消費されていく。 販売されるゆっくり達は、過酷なショップでの生活の中で、 飼いゆっくりとなり、優しい飼い主さんとゆっくりとした生活を送ることを夢見続ける。 だが、そんなゆっくりした飼い主となるような人間であれば、 しっかりと動物の育て方を勉強してからショップに来る。 そして、しっかり勉強しているならなおのこと、このショップのゆっくりの質が悪く、 ペットに向いていないことなどわかってしまうのだ。 結局、このショップでゆっくりが、まともな飼い主に購入されることなど100.0%無い。 過酷な調教による幼少期のゆっくり失調によって、上手く育てても一年も生きられないという、 明らかな不良品にも関わらず、このショップには苦情が一軒も来た事が無い。 その事自体が何よりも、購入されて以降のゆっくり達の未来を示す、証明なのだ。 ※おまけ おうたの好きなれいむ一家は、ダンボール箱に詰められてペットショップから運び出された後、 ずっと上機嫌であった。 「おちびちゃん!れいむたち、とってもゆっくりしたおにいさんにかってもらえたよ!」 「ゆわーい!れいみゅ、あみゃあみゃしゃんたべれりゅかなぁ?」 「そうだね。おにーさんにゆっくりしてもらえたら、きっとあまあまももらえるよ!」 「ゆっくちー!」 やがて、車のエンジン音が止まり、ダンボール箱がお兄さんの家に運ばれていることに、 れいむ一家も気付いた。 「おきゃーしゃん!」 「なぁに?おちびちゃん。」 「このはこしゃんを、おにーしゃんがあけたら、みんなでおうたをうたわにゃい?」 「ゆぅー!とってもゆっくりしてるね!」 「しょーだにぇ!れいみゅたちのおうたで、おにーしゃんにゆっくちしてもらおうにぇ!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 そして、箱が開けられた。 「おにーさん!ゆっく『ぽいっ!』ゆぐっ!『ごくん』・・・ゆぅ?」 母れいむがお兄さんに話しかけようとした瞬間。 お兄さんの手から、小さな筒状のモノが束ねられた、『何か』が投げられた。 母れいむの口の中に・・・ 「お、おにーさん?さっき『ぼちゅんっ!!』びぇぅっ・・・・・・」 母れいむが『何か』を飲み込んで数秒後、その『何か』は母れいむの中で破裂し、 母れいむの喉、目、あにゃる、まむまむは、その内圧に耐えられず、同時にはじけ飛んだ。 ・・・それは、爆竹だった。 「おきゃーしゃん!ゆっくちしちぇー!」 「ぺーりょぺーりょ!ゆっくちしちぇにぇ!」 「おにーしゃぁあん!!おきゃーしゃんをたすけてあげちぇにぇ!」 赤れいむ達は、何が起きたのかわからなかった。 『飼い主さん』に飼われたらゆっくりできる、それがこの一家の常識なのだから。 だが、そんなことは、お兄さんにとってはどうでもいい事、 いや、むしろそうだからこそ、お兄さんにとっては好都合であったのだ。 母れいむは、家族の中では一番幸福だったであろう。 この後、自分が産み、愛情を注ぎ、お歌を教えたおちびちゃん達が、 一匹づつ可愛らしい姿と、歌声と、命を失っていく姿を見ることなく生涯を終えることが出来たのだから。 少なくとも、絶望の中で3日後の夜に発狂して、自らの腹を食い破り永遠にゆっくりした、長女れいむよりは・・・ 餡小話掲載作品(餡子ンペの投票期間が終わったので整理。またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 裏話・設定編(時代問わず) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 D.Oの作品集
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ゆっくりショップの店長だけど質問ある? 1 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 57 56.67 ID DKkNhYGL0 あればまったりゆっくり答えるよ 2 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 58 15.99 ID Ijfk3k1z0 儲かる? 2 全然。割に合わないねw 3 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 59 19.80 ID ogBCk1PP0 職業はなに? 3 トリマーもやってる 4 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 20 59 44.44 ID FOROP8TN0 店のゆっくりは売れ残るとどうなるの?殺すの? 4 うちの場合、最後は繁殖用として加工場に連れてかれるよ 8 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 03 59.73 ID JPJnxW+O0 ゆっくりがかわいそうなので店を閉めてください 8 俺雇われ店長だからね 社長に言わないとwww 14 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 22 43.70 ID JPJnxW+O0 ゆっくりにカレーとか食べさせるのはやめろよ 14 食べさせてないっすwww 16 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 37 01.79 ID Ys+xnsKb0 とある1日のスケジュールを。どんな感じの仕事なのか。 16 8時 出勤、うんしー片付け、ケージ掃除、食事あげ、調教、 9時~接客、トリミングなど 休憩は1時間と30分の2回 18時 調教 21時 退社 って感じかな? 時間ある時に事務処理とか発注とかやってる 18 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 37 35.33 ID 37Ihgf0T0 どのくらいの頻度で自分の爪切る? 18 3日に1回はみる、極力短くね 本当にゆっくりってやわらかいから 仕事で慌ててると傷付けそうになる 19 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 41 29.94 ID 6WOABelzO バイト募集してない?? 19 正社員しかないよー 21 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 46 10.17 ID IBzVTiNk0 入荷する種類ってブリーダー任せ? 21 うーん・・・ 仕入れは社長がブリーダーから買うんだけど・・・ 基本的に欲しい種類言うよ 例えば、今れいむ多いからありす下さいとか 25 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 49 26.35 ID RXsQpkmr0 取り扱ってる中で一番売値の種類は? 25 こないだまでいた胴付きゆうかりんは高かった 今いる中だと、胴付きさなえだね ※胴付きさなえ ttp //www.youtube.com/watch?v=??????????? 35 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 54 30.75 ID RXsQpkmr0 胴付きさなえでググったらなんかおっぱいがすごいんだけどwww 一番エロいのは? 35 一番エロいのは胴付きてんこだね マニアックなショーでしかお目にかかったこと無いwww ※胴付きてんこショー ttp //www.youtube.com/watch?v=XXXXXXX 51 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 05 50.48 ID RXsQpkmr0 てんこエロ過ぎるwww 一番大人しいのは? 51 エロいというか特殊嗜好向けw 礼儀正しいのはさくやかな 26 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 50 13.25 ID ks048eNj0 どうせゆっくりを商売道具としか思ってないんだろ 26 実際商品だし、うちの店の 27 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 51 22.35 ID yfpswpsR0 いまは販売ケージとかやたらと消毒しまくるのな むかしのゆっくりショップに比べて汚いのが少なくなったと思う 27 特にショッピングセンターに併設だと追い出される事もあるから 最近は衛生面しっかりしてるとこ多いね 29 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 51 41.11 ID E5YCG1+aO 胴付きのさなえの相場は? 29 うちの店にいたのは¥168000だね 30 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 52 02.99 ID IBzVTiNk0 グッズの収入とゆっくり本体の収入の比率はどんなもん? 30 生体:グッズ(トリミング込) 1:10くらいかな、大まかだけど 本体より維持品とかグッズが命 31 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 52 19.00 ID 6MmPun8l0 水上まりさ売ってますか? 31 水上まりさかー こないだまで一匹いたけど売れて新しい家族に引き取られてった 34 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 21 54 26.10 ID qDOH1j7l0 最近流行のペットは 34 ゆうか、ゆうかりん、のうかりんは揺るがないwww ちぇんや らん、最近は なずーも人気あるね 44 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 02 20.16 ID IBzVTiNk0 一番うれしかったことと嫌だったことは 朝出勤したら死んでたとかはどのくらいの頻度? この仕事始めてから知ったことってある? 44 うち出身の子がトリミングなんかで遊びに来てくれた時 その他、お客さんとゆっくりが幸せに過ごしてるの見ると嬉しくなるよ 嫌なこと・・・クレームとかもあるけど やっぱり病気とかで ずっとゆっくりしちゃってるときだね 危ない子は俺が連れて帰って看てるから、まだ出勤して・・・っていうのはない 死んだというか喧嘩して喰われていた時は相当へこんだ まあ日々勉強だね 色んな考え方の飼い主さんがいるし 53 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 06 22.83 ID 1OedxY820 ゆっくり専用エサって俺が食っても問題ないよね? 53 あれって、おいしくないよwww あと何でも餡子の変換するからって成分やばい 55 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 07 11.99 ID RGsQVnR+O まりさつむりってやっぱ普通のショップで売ってないの? 昔知り合いの見て一目惚れしてから探しまくってるけど一匹も置いとらん 55 ネットでブリーダー検索するか もう山行って湖巡りしたほうが早い 91 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 28 05.16 ID RGsQVnR+O やっぱブリーダーか。 山の未開の奥地にでも希少種ブリーダーなんぞ住んでいるのだろうか。 とりあえず探してみるわ。アドバイストンクス 91 山か・・・ 今では街中でもゆっくりが溢れてるけどね 56 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 08 32.54 ID o11gTz9jO まりさの質の良さって帽子の綺麗さだと思うんだ 色が真っ黒くないとかツバがヨレヨレとか言い出したらキリがないんだけど この前見たのは、これZUN帽だろって言いたくなるぐらいだったんだよ もしかしたら出来の悪い個体を掴まされたんじゃないかと 56 加工所産だったり片方の親の性質が強かったのかもね けっこう最近は乱雑に交配されてるし・・・ 初期のスタンダードなまりさは減ってきたかも 67 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 12 09.71 ID RXsQpkmr0 なんか都合の良い性格とか見た目の良さを重視するあまり ゆっくりの品種改良をやり過ぎて 経常的に跳ねずに這って移動したり ゆっくり出来なくなって夜泣きする個体が増えてきたから そういうのを止めようって取り組みを聞いたことがある 1の意見が聞きたいけど 67 うーん、難しいところだね そんな活動があっても、最早留まる勢いじゃないかも 俺としては、スタンダードなゆっくりだけを残していって欲しい その結果相場が高くなったとしても、ゆっくりとしての価値が上がるからいいんじゃないかな 歌わないれいむとか、怖がりのまりさとか、悲しいでしょ 俺は店長だけど、ゆっくりのペットブームって言葉が嫌い でもゆっくり達がゆっくりとした生活を送れるならそれでいい 100 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 34 54.75 ID RXsQpkmr0 現場的にはそう言う活動は全然影響してないのか~ でもまぁ見た目を重視するために遺伝餡的な疾患を ゆっくりが抱え続けるってのは改善していくべきだと思うよ ゆっくり達の幸福なゆん生の為にも疾患は無ければ超したことはないでしょ? 100 勿論俺もそう思う ただ経営者、繁殖者の考えが変わらんと何も変わらない 飼い易い性格とか見た目なんて二の次、健康が一番だと切に思うよ 60 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 09 40.62 ID Lb+DQhYe0 ゆ姦やバターゆっくりやってる人っているの? 60 少なくとも俺の知り合いには……いる 61 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 22 10 03.63 ID NfFztG+4O 小さいうちに母親から引き離してろくに日も当たらない、 せまいケージにいれられる赤ゆっくりをみてかわいそうと思わないの? 61 俺は正直思うよ でも最近は風潮自体が変わってきた 店側の売り文句なんて汚いもん 204 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 18 27.11 ID K955MEN4O もうすぐ二ヶ月になる家のまりさが凶暴、噛む、汚す、騒ぐ、馬鹿 家族の誰もが触れない為 常にリードは付けたままなんだけど どうしたらいいですか? ゆっくりスクールとか行く暇と金なくて… 204 バカはまだしもwww まりさって実は臆病だから人見知りするからね・・・ やっぱりちょっとづつ慣らしていくしかないかな? ゆっくりランとかさ 206 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 20 47.26 ID CDEm3YxwO 成長して売れ残ったゆっくりを殺したりするって聞いたことあるけどマジ? 206 命の効率的な循環とは言うけれど それってゆっくりの体だけの話で 心は考慮されてないと思ってる 214 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 32 21.11 ID K955MEN4O ありがとう、馬鹿まりさだけど本当に可愛いんだよね。 なでなでしてお昼寝始めるのを目標に頑張る。 仕事頑張って! 214 やっぱりお互いにゆっくり出来ないとね~ つかやべぇ、ちょっと店行ってきます やっぱ連れて帰って来れば良かった・・・ 今日はこのまま落ちます こんな時間までありがとう ではノシ 217 名前:鬼威参:2010/02/18(金) 01 37 36.30 ID e+E0RMkbO こんな時間に店? なにがあったんだろ… まだ聞きたい事あったのに… 138 名前:鬼威参:2010/02/17(木) 23 55 18.47 ID RXsQpkmr0 乙 1とそのショップのゆっくり達の前途が幸福でありますように…
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1092 ゆっくりショップの店長だけど質問ある?/コメントログ」 続きwktk -- 2010-04-03 15 02 56 面白かった。オチもよかったし。 でも、ずっと読んでいたい気分。 -- 2010-06-18 02 49 36 ほんとにありそう感があっていい。 -- 2010-06-30 10 01 48 こういうの好きです -- 2010-07-08 23 06 39 動画が見れません(泣) -- 2010-07-09 00 50 03 もの凄いリアル すごいなぁ -- 2010-07-26 19 38 21 クズゆばかりの店じゃねえか・・・ -- 2010-11-29 02 59 41 虚構な話のはずなのにリアルさが感じられた… 面白いなこれ -- 2010-12-16 21 11 53 壺厨ウゼー -- 2011-07-14 08 33 47 168000円の早苗ーーーーーー -- 2012-07-27 10 51 16 すっげぇリアルの話みたいに感じた -- 2013-06-19 11 59 46 確かに実際にあるスレみたいなリアリティが あった、続きが読みてぇww -- 2014-01-09 18 02 21
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※あんまり虐待してません ※俺設定をひたすら書き綴ってみたくなったので、書いてみました ※ここのゆっくりは、すっきりするゆっくりです タイトル『ゆっくりの光』 ゆっくりゲージの中で、ゆっくりが全滅していた。 幅1メートル、奥行き2メートル、パイプフレームに全面透明プラスチック板を嵌め込んだゲージだ。 天井部分には20センチ四方の蓋が付いており、そこから餌を入れたりできる。 二階一戸建て、その一階の空き部屋にビニールシートを敷いて、その上に設置した。 ゆっくりハウスとして段ボール箱を隅に、その側に水場、対角線上にトイレを置いていた。 全滅したゆっくりはいずれも苦悶の表情を浮かべ口から泡を吹いて死んでいた。 やることのなかった青年は、死因特定のための解剖を行った。 それで何かが判るとも思っていなかったが、意外な発見があった。 未消化な昆虫の外骨格の断片が見つかったのである。 他のゆっくりも、昆虫の断片や木の実などが未消化のままであった。 これは、ゆっくりが餡子化できていなかった、ということである。 悪食なゆっくりは、なんであれ、食べたモノを餡子化できると一般的に考えられている。 しかし、このゲージで全滅していたゆっくりは、例外なく未消化な何かがあった。 ゲージに入っていたゆっくりは、ゆっくりショップを経営する青年の友人から押しつけられたモノだ。 その友人はゆっくりを増産する際、うっかり作り過ぎてしまった。 潰してゴミにする場合、ショップからだと産業廃棄物として処理しなければならないので、手間と費用がかかる。 そこで、両親が海外出張中に自宅警備員として待機している青年に白羽の矢を立てたのだ。 野生で拾ってきてショップで繁殖させてから良種を選別した、20世代目のゆっくりだった。 青年はゆっくりについてほとんど知識を持ち合わせていなかった。 ゆっくりを引き取ったときも、飼育方法など、調べることすらしなかった。 ただ、ネットで検索したとき、「ゆっくりコンポスト」のHPに興味を引かれた。 「ゴミ箱代わりに使えるのか、餡子に変換できるんなら、生ゴミの臭い消しもいらねーな」 自宅警備員だから、外にゴミ出しに行くのは保安上問題がある。 しかし、生ゴミはため込むと悪臭が発生してしまう。 せめて生ゴミだけは何とか処理しないと…。 そこで赤ゆっくりを引き取る条件として、中古のゆっくりゲージを貰いうけた。 ゲージは密閉度が高く、臭いも漏れない。 万が一、ゆっくりの処理能力を上回る生ゴミを投入してしまっても大丈夫だ。 もっとも、インスタント食品中心の食生活をしているので、そんなに生ゴミが出ることはないが。 ゆっくりを引き取ってから、早くも問題が発生した。 餌不足である。 生ゴミの臭い消し代わりに導入したゆっくりだが、餌となる生ゴミが出なければ意味がない。 かといって、愛着のないゆっくりごときのために、ゆっくりフードを購入する気もない。 しばらく放置していたら、ゲージ内に全く見たことのないゆっくりを発見した。 白、緑、黒の斑模様で、何か毛のようなものに覆われている。 「新種発見!まあ嬉しい!」 早速写メを友人に送信したら、返信ではなく電話が直接かかってきた。 「バカ野郎!そいつは死体にカビがはえてんだよ!」 青年は驚いた。 ネットの情報では、ゆっくりは仲間が死体になると、それがゆっくりと認識できなくなり、喰らうとあったからだ。 共食いもせず、餓死死体をカビが生えるまで放置していたとは、なんと冷たい連中だ。 とりあえず青年はビニール袋に手を突っ込み手袋のようにして死体を掴み、そのまま袋を裏返して口を縛り、ゴミ箱に捨てた。 「このままでは生ゴミ処分場が死体生産場になってしまうな…」 自宅警備員である青年は、食料は全てネット注文宅配店で調達している。 ゆっくりごときのために、わざわざ追加発注するのも勿体ない。 このままではゲージ内が腐海になってしまうので、裏山からゆっくりの食料になりそうなものを集めてくることにした。 ネットで調べた結果、野生のゆっくりは主に木の実やキノコ、昆虫を食すらしい。 大きめのゴミ袋を片手に、餌になりそうなものを片っ端から放り込んだ。 ゲージ中央に大きめの紙皿を置いて、そこに先ほど集めたゆっくりの餌をぶちまける。 餌はご丁寧に、ネットで調べた通りの、木の実、キノコ、昆虫の死骸だった。 「ソフトボールサイズだから、こいつらは子ゆっくり。よって、食べやすく潰してやる必要はないな」 しかし子ゆっくり達は食べようとしない。 ペットショップで世代交代を繰り返してきたゆっくりには、目の前の皿に盛られたそれがごはんと認識できないのだ。 青年が「ごはんだよー」と言うのに対し、こんなものは食料ではない、ゆっくりフードをよこせと抗議してくる。 そこで青年は証拠映像を見せてやると、ゲージの壁面に液晶モニタを設置して、ネットで公開されている野生ゆっくりの食事風景ビデオを流してやった。 画面上でまさに眼前に在る木の実、キノコ、昆虫を「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」する野生ゆっくり達。 それを見た子ゆっくり達は、おそるおそる餌を食べる。 あまりの不味さに吐き出してしまう個体もいたが、それ以外の餌を与えられない状況なので、必死に飲み込んだ。 「むーしゃ…むーしゃ…ふしあわせー…」 青年は、文句ばかり言うゆっくりを見て、こいつらがゆっくりできないのはナチュラルじゃないからだと悟った。 人間もジャンクフードばかり食べていたら、イライラする。 日本の若者が荒れているのも、ジャンクフードのせいらしい。 アメリカじゃ、それが原因で暴動まで発生したではないか。 この子ゆっくり達も、ゆっくりフードばかり食べていたから、イライラしているのだ。 今こそ自然食を食べて、ネイチャーゆっくりに回帰するときなのだ! 青年はなんだかよく判らない使命感に目覚め、突き動かされるように山に行っては餌を取ってきてはゆっくりに与えた。 そして冒頭の惨劇につながる。 ゆっくりフードはゆっくりがゆっくりするために研究開発されたもので、それが原因でゆっくりできないことはあり得ない。 しかし、青年のように天動説を信仰しているような人間には、そんなの関係ねぇ。 青年は何故子ゆっくりが全滅したのか考察していた。 同じ食事をしている野生のゆっくりと全滅した子ゆっくりの映像を見比べてみる。 その違いは明白で、「しあわせー♪」と「ふしあわせー…」にあった。 しかも、「しあわせー♪」の時には、『パアァァァ』と光り輝いているように見える。 そういえば、ゆっくり関係のHPにすっきりしている映像もあったが、「すっきりー♪」の時も同様の輝きが見られた気がする。 この光こそが、餡子成分の欠片もないような物質を、餡子変換させる秘密に違いない。 青年はこの光を「ゆっくり光」と名付け、ゆっくりの生命活動の根幹であるとの仮説を立てた。 早速、ゆっくりショップに行って1匹2円の、パチンコ玉より価値のある野良ゆっくりを買い込んでゲージに放り込んだ。 ゲージからランダムに選出したゆっくりれいむを取り出して、別室に連れて行く。 そこで同じくゆっくりショップで買ってきたゆっくりフードを与える。 空腹だったれいむはかぶりついた。 「むーしゃ、むーしゃ、」 しあわせ〜♪を発する前に、青年は手に持った刃渡り60センチのブッシュナイフでれいむを正中線に沿って両断した。 見事に真っ二つになったれいむの口内から後頭部近くにかけてまで、未消化のゆっくりフードが確認できた。 ゆっくりの内臓は発見されていない。 あにゃる付近まで未消化物あることから、この辺りがそうなのだろうと仮定した。 次に、先ほど両断したれいむと同齢と思われるれいむを、同じく別室で食事させる。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 青年主観で『パアァァ』とゆっくり光が出た後、同様に両断した。 れいむの断面からは、未消化物は確認できなかった。 青年はこの結果から仮説を更に発展させた。 ゆっくりが摂取した物質を餡子に変換する際、ゆっくり光を発する 「ゆっくり光」は物質の原子配列変換時に放出される、光子である 以上より、体内で餡子変換を行う「ゆっくり線」の存在が推測される。 ゆっくりが摂取した物質に「ゆっくり線」が照射されると、「ゆっくり光」が体外に透過されるのだ。 青年は更に実験を重ねた。 ゲス個体、とくにまりさ種に良く見られる採餌行動の時はどうだろう。 サンプリングしたゲスっぽいまりさに、大量の高級餌「ゆっくりの缶詰(通称:ゆ缶)」を与える。 「うっめ、これ、めっさうっめ!」 汚く食い散らかすまりさを、れいむ同様両断。 喉らしき部位からあにゃるにかけてバルーン状にたっぷりゆ缶が詰まっている。 予想通り、「しあわせー♪」とゆっくり光を発した後は、全て餡子変換されていた。 「このゆっくり線を自由に使用できるようになれば、すごいことになる」 青年は友人に大量のゆっくり断面写真を見せつけながら言った 「第二次産業革命の始まりだ!地球にやさしくなれるッ!」 「自由に使えりゃ、な」 ゆっくりの餡子変換能力を利用ようと、様々なプロジェクトが立ち上がった。 しかし、いずれも謎の塊であるゆっくりを制御できずに失敗した。 結局、ゆっくりはペットとしての存在価値しかない。 青年もそのことはよくわかっていた。 「うん、ゆっくり線の解明は現在の科学では不可能だろう」 「で?俺を呼んだ理由は?」 「これを見て貰いたい」 青年はテーブルの上にフィールドスコープを置いた。 対物レンズに手作りらしきフィルターのようなものがテープで貼り付けてあった。 「なんだこりゃ?」 「ゆっくり光スコープ、だ」 青年が野良ゆっくり相手に実験中、「しあわせー♪」しているゆっくりを見ている他のゆっくりの目が光った気がした。 そこでゆっくりの目玉を取り出し、板に挟んで引き延ばして円盤状に整形して、フィルターを作成。 フィルター素材の生体部品は乾燥に弱いので、薄いガラスにゆっくりの目玉を挟み込んでキャップに嵌め込み密封してある。 ゼラチン質のゆっくり目玉フィルターを通して見るゆっくりは、ぼやけて見えた。 そして「しあわせー♪」した瞬間、ゆっくりの輪郭が輝いたのが観察できた。 ゆっくり光を青年の感覚ではなく、視覚で捉えることに成功したのだ。 農業地域におけるゆっくり害は深刻化していた。 耕作地に侵入してきたゆっくりは、人間や簡単なトラップで退治できた。 犬を訓練してゆっくりハウンドとして、ゆっくりを狩らせたりもした。 しかし、そうやって高められた選択圧は、ゆっくりの性能を飛躍的に向上させた。 ゆっくりは餡子に記憶を刻み込むため、全体の記憶容量はかなり限定されている。 生息環境によって、生存に必須な記憶を本能として餡子に刻み、次世代に継承させることも必要になる。 強烈な繁殖力を持つゆっくりは、各個体それぞれが膨大な戦略パターンを展開し、人間をも出し抜く個体を出現させた。 巣の迷彩、野外活動時における擬態などが、かなり高度なレベルに進化したのだ。 以前は簡単にわかる巣も、ゆっくりハンターや訓練された犬でさえ発見困難なほどの迷彩を施す。 擬態も高レベルになった。 ある農家が鍬で耕作していたとき、雑草を掘り起こそうとしたら、おりぼんにそれを結び付けたれいむがでてきたのだ。 土に穴を掘って潜り込み、土から露出した部分を草で偽装していたのだ。 掘り起こすまでそれと分からないほどの偽装に、農家は舌を巻いた。 某グリーンベレーのように全身に泥を塗って土壁と同化したり、おぼうしに枝葉をさしてゆっくり畑に接近したりする個体も発見された。 ゆっくりは本来、忍耐力が致命的に欠如している。 おやさいさんがめのまえにあったら、もうがまんできない! だがこの新しい個体群は、苦手であったはずの待機行動を「ゆっくりできる」状態として本能を書き換えることに成功した。 土の中で待つ、泥を体に塗って壁に張り付いて待つ、おぼうしを偽装して待つ…。 それらを実に「ゆっくり」できる行動として、餡子に刻み込んだのだ。 友人はゆっくり害対策について、専門家として意見を求められていた。 だが、ここまで特化したゆっくりを見たことがなかった。 データを集めようにも、巣を見つけることが困難で、発見される個体も死体ばかりだ。 打つ手がないと思われたところに、この「ゆっくり光スコープ」だ。 これが実用に耐えうるものなら、決定的な武器になる。 青年は、このスコープは生体部品を使用しているので劣化が早く、2日しか持たないことと、野生のゆっくりほどゆっくり光感受性が高いことを説明した。 友人は早速この「ゆっくり光スコープ」を借り受け、ゆっくり害が酷い農村へ出向いた。 はたして、スコープを覗いて山を観察したところ、いくつかの光点を確認できた。 さっそく光点の場所へ行くと、迷彩が施され、普通だと絶対分からないゆっくりの巣が発見された。 農村は救われた。 あとがき 読んでいただいた方、ありがとうございます。 ドキュメンタリーっぽく書こうと思ったけど、上手くいきませんでした。 暇を持て余して、一つのことに集中できる環境があると、良いアイデアが出たり発見があったり。 そんな状況にならねーかなー、とか妄想してたら、こんなんができました。 あまり文章が上手くなくてすみません、精進します。 これまで書いた作品 ゆっくり爆弾
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「タイトル画面」「ステージセレクト」 「自宅」「神社」「ショップ」「過去の世界」 「公園」「廃墟」「海の家」「天国」「地獄」「病室」 「海」「森」「ゆっくりショップ」各ステージの解説飛び降りる方法 壁すり抜け(壁抜け)の方法 動物反映有 補充有、補充無 牛について ゆっくりにっき1.5仮自宅(正式名称不明) コメント(編集できない場合やメモなどに) 各種ステージの詳細(タイトル画面、ステージセレクト画面含む)については以下のリンクを参照。 各種リンクの下に、ステージ共通の仕様について解説。コメント等もこちらへ。 v0.29a~v0.3a(PC版)or v0.3f(アンドロイド版)に同梱されているゆっくりにっき1.5仮ステージはこのページの下側に記載。 「タイトル画面」「ステージセレクト」 ゆっくりにっきのステージ①へ 「自宅」「神社」「ショップ」「過去の世界」 ゆっくりにっきのステージ②へ 「公園」「廃墟」「海の家」「天国」「地獄」「病室」 ゆっくりにっきのステージ③へ 「海」「森」「ゆっくりショップ」 ゆっくりにっきのステージ④へ 各ステージの解説 飛び降りる方法 ステージ内の特定の箇所、又はステージ端から文字通り飛び降りる事が出来る。破壊不可の壁に囲まれていて一見すると飛び降りが困難なステージでも壁をすり抜ける(下記参照)ことによりステージ外部に出て飛び降りる事が出来る。 飛び降りた後、救急車のサイレンが鳴った後に成仏する(=天国へ行く)か地獄へ行くかの二択が表示される。 神社以外のステージではストッパーが無いためか選択肢が出てても半永久的に落下し続ける。そのため天国に行く場合は出来るだけ迅速に選択する事。 ゆっくりはこの落下判定には巻き込まれず、海と過去世界以外は何事も無かったかのように同じステージに普通に居る。 各ステージ毎に飛び降り方法は記載してあるが、コメントも参照の事。 壁すり抜け(壁抜け)の方法 方法は主に2種類ある。1つ目の方法は、まずゆっくりを手に持つ。そのまま壁に近づき、ゆっくりが壁の奥側にめり込むようにし、その状態で手動操作モードにする。ゆっくりが壁の奥側に出たら成功。手動操作しているゆっくりをある程度前進させ、手動操作を解除する。 2つ目の方法は、ゆっくりを手に持ち壁に近づく所までは同じ。この方法ではめりこませずに手動操作にしてゆっくりを壁にこすりつける(部屋の角側がやりやすいか)。十分に壁又は角にこすりつけたらカメラを素早く壁側に回し、手動操作を解除する。そのまま後退して壁の外側に出たら成功。いずれの方法でも壁抜けの操作はシビアであるため、自在に出来るようにするならば練習を重ねる事。 1つ目の方法は赤ゆを使うと成功しやすい模様。また、2つ目の方法は機動力の高いれみりゃ種だとすぐに壁から離れてしまうため、失敗しやすい。 天国(と自宅ステージの外側4隅)の場合は破壊不可の透明壁となっており、壁抜けのタイミングが分かり辛いため、飛び降りるのはほぼ不可能、もしくは極めて困難である。 動物反映有 タイトル画面での動物設定を1or3匹のマークに設定すると出現ステージ但し、自宅ステージと過去世界の餌ゆ、自宅ステージ中の屋敷エリア裏にいる2匹の子幽霊、海ステージの水棲生物、そして自宅ステージ中の自宅エリア裏にいる牛は設定に関わらず必ず出現する。 補充有、補充無 補充有のステージはステージ中のゆっくりの数が5匹未満の時にステージ移動を繰り返すことで5匹までリスポーンする。森ステージと海ステージのみプレイヤーの周りで常にリスポーンとデスポーンを繰り返す。 森ステージと海ステージ以外の補充有のステージは自販機が少なくとも1つ以上設置されている。過去世界は現行版では仏壇ごと廃止された。 補充無のステージはゆっくりの数が5匹未満でステージ間移動を繰り返してもリスポーンしない。天国ステージと地獄ステージのみ他ステージにてゆっくりを永遠にゆっくりさせるorロストさせる事で該当ゆっくりがスポーンする。 補充有or無に関わらず全てのステージに売却用のダンボールが設置されている。 牛について 自宅ステージの自宅裏エリア奥に居る。動物の有無の設定に関わらず、必ず出現する。 牛エリアは透明な壁で阻まれているが、ミサイルで破壊することで侵入できる。現在のバージョンでは、開始地点で少し歩き右奥に牛がいる柵があるので、その柵をミサイルで破壊すると牛の所へ行ける。 プレイヤーが牛に横から近付く事で自動車と同様に乗る事が出来る。この時のステージセレクト画面では牛が走っている。シュール。 この状態で自宅と1.5仮以外のステージに行くと開始地点に牛が置かれている。自動車や出入口などからステージセレクトに移動したり、ステージセレクトから自宅ステージに移動すると、乗っていた牛は消滅し、自宅ステージの初期配置に戻される。 1.5仮ステージでは牛は配置されないが、ステージセレクトに戻るとまた牛に乗った状態となっている。 ゆっくりを見つけると走りより、捕食する(虐待モード限定)。行動範囲の制約は無い模様。 食べられたゆっくりはロスト扱いとなり、地獄ステージに移動する。上記の理由のため飼いゆっくりが居る場合はむやみに解放しない方がいいか。 ゆっくりにっき1.5仮 (現行版では切り離し済) v0.29aより追加されたステージ…というよりは1.5の体験版に近い。 他ステージとは完全に独立しており、ステージ間でゆっくりを持ち込みor持ち出し出来ず、出現するゆっくりの種類・仕様や操作方法まで異なっている。 また季節や時間帯も夏、尚且つ昼間に固定されている。 公園や排水溝などにゆっくりが集まっている。 上部アイコンよりゆっくりを増やせるが、ステージ間を移動するとリセットされる。 排水溝近くの木門をくぐり抜けて正面玄関に入る事で新自宅ステージに、右向きの矢印に触れる事でステージセレクトに移動する。 牛も持ち込めないが、ステージセレクトに戻るとまた牛に乗ったままになっている。 ガチャガチャがあり、お金の投入口をタップするとカプセルに入ったゆっくりが出てくる。 (v0.3f1~より切り離され、ゆっくり夏休みに改名され独立アプリになった。(現在は非公開)) ステージ開始地点 ガチャガチャ 茶髪のれいむ 黒髪のまりちゃ 自宅(正式名称不明) v0.3fでは自宅ではなくボロボロになった家。 排水溝近くの木門を潜り、正面玄関に入ることで移動できる。 1.5仮ステージ同様に季節と時間帯はそれぞれ夏、昼間に固定されている。 自宅を出て木門に触れることで1.5仮ステージに戻れる。 ステージ開始地点 コメント(編集できない場合やメモなどに) コメントログ 名前 ↓それあるな - ただの人 (2023-02-15 21 58 18) ↓×2 ロケット発射したんちゃうん?。 - 名無しさん (2023-02-03 20 36 09) 無くなってませんよ。バグです。 - 名無しさん (2022-02-03 20 36 09) 自宅の屋根に上がるはしごが無くなってるのはバグ?それとも更新? - 名無しさん (2022-02-03 20 15 19) ↓おそらくバグです。 - 名無しさん (2021-08-12 20 27 17) 自分のゆっくり、うんうんトイレでしてくれないんですけど... - Believe115 (2021-08-12 17 50 01) 既出だったらスマソ 自宅(外)で元々自宅のところに壁抜けか飛行で入ったら窪みがあるからそこに落ちるのが最速飛び降りかと - 名無しさん (2020-09-11 16 45 06) 壁抜けの簡単な方法はゆっくりを操縦している際に掃除機を使用し、操縦しているゆっくりに近づけると高速移動出来ます。 - 山椒 (2020-07-24 21 43 54) 編集して総括ページ復活させました - このページの編集者 (2019-01-10 15 41 15) ゆっくりショップでようむの髪型のれみりゃがいたからちぇんのお帽子をつけてSランクにしておうちに連れて帰ったらつけたはずがないおくるみを着てて禿げててあんよが焦げててランクもCになってて寿命も☆1になってたよーわからないよー その後1回永遠にゆっくりして天国から連れて帰って回復した髪型見たら普通のれみりゃの髪型になってたよー - 名無しさん (2018-08-18 06 23 57)