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妖夢は茶のおかわりを持って客間へ入った。 朝から延々映姫の説教が続いている。一体何度目だろう。妖夢は毎度の光景にウンザリしながら茶を注いだ。 「ですから貴方もそろそろ転生を考える時期ではないかしら。いつまでも此処に居ても仕方ありませんよ。もっと先を考えないと。」 「山田様~、私まだそんな年じゃないです~。」 「ヤマザナドゥです。千年経っても覚えられないのですか?」 「妖夢~、お菓子は~?」 「もうありませんよ。一刻経って無いのにアレ全部食べてしまわれたんですか?」 「足りないわ~。お腹空いたわ~。」 「西行寺さん、人が話をしているときに…」 「山田様~、さっき食べたの美味しかったですよね~。ゆっくりと言うんです~。お茶請けにぴったりなんですよ~。タダだし。」 「ヤマザナドゥです。貴方は人の名前を…」 「最近は里のお菓子も美味しいんですよ~。」 「そんな事より貴方の将来を考えなければなりません。妖夢さんもいらっしゃい。貴方にも話す事があります。」 「妖夢~、お菓子買ってきて~。せっかく山田様がいらしたんだから~、お持て成しは誠心誠意で~。」 「そう、貴方は少し人の話を聞かな過ぎる。」 こんなのに付き合ってられない。妖夢は逃げる事にした。 「それじゃあ買ってきます。下界のお菓子ですね?時間掛かりますよ。」 用を済ませた妖夢が白玉楼さして飛んでいた。まだ日は高い。 するつもりの妖夢だったが、直ぐに済んでしまった。元々菓子を買うだけなのだ。 白玉楼に帰れば映姫の説教がまっている。早く帰る程説教は長くなる。妖夢は河原の辺で時間を潰す事に決めた。 「とはいっても遅くなれば理由を聞かれるし、なんて言おう。」 言い訳を考える。 「菓子が売り切れていたので無理を言って作ってもらいました、でいいや。」我ながら名案だと一人頷く妖夢。 名分が捏造出来たので思う存分ゆっくりしようと、川傍の大岩に横になって河原の風景を眺める。 「山田様が本名呼ばれるの嫌がるって知ってるのに、幽々子様は連呼するんだから。」 風が心地良い中、妖夢は物思いに耽る。 「いい加減愛称で呼んであげれば良いのに。山田様も頑張って考えたんだろうし。ヤマダナドゥだっけ?ヤマダジャゾゥ?」 彼岸の住人のネーミングセンスは分からない。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 唐突にあげられた大声に、妖夢は身を起こした。見れば草むらからゆっくりの集団が出て来るところだ。 「なんだゆっくりか。」 「ゆっくりしていってね!」 妖夢はゆっくりに興味など無い。無視して横になる。 「「「ゆっくりしていってよー!ゆっくりしていってよー!」」」 寝転んでるんだからゆっくりしてるに決まってるじゃない。妖夢は思ったが、うるさいので改めてゆっくりに向き直る。 ゆっくりれいむとゆっくりまりさが五・六匹群れを成している。 「私はもうゆっくりしてるよ。そっちはそっちでゆっくりしててね。」 「「「ゆっくりしていってね!」」」 ゆっくりしているという言葉に満足したようだ。ゆっくりたちはのろのろと河原へ向かった。どうやら水を飲みに来たようだ。 そのうち帰るだろう。妖夢はまたまた寝転んだ。ゆっくりというのもみょんな生き物だ。本当に生き物なんだろうか? 幽々子が食べたがるからたまに捕まえてくるが、妖夢自身には言語を解するものを食するのに抵抗があった。 「ゆっくりしていってね!」 一匹のゆっくりれいむが菓子の入った紙包みに気付いたらしい。近付いてくる。 「これはあなたには関係無いものだよ。ほらみんなのところに戻りなさい。」 「ゆっくりしていってね!」 その声に反応したゆっくりが次々に集まってくる。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「これは駄目だよ。幽々子様のお菓子だから。みんな水飲んだら帰りなさい。」 妖夢はゆっくりたちに諭そうとするが、余計に騒ぎ出した。飛び跳ねて喚き出す。 「「「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」」」 「お菓子」という単語に反応したようだ。どうやらゆっくりはある程度言葉が理解出来るらしい。 妖夢は無駄な説得をする羽目になってしまった。 「駄目だよ。お使いで買ってきたんだから。」 「「「ゆっくりしていってね!」」」 いい加減妖夢は苛々してきた。こんなのはほっておいて別の場所に行こう。空を飛ぶべく、紙包みを手に取る。 「ゆっくりしていってよー!」 「あっ!」 いっぴきのゆっくりれいむが紙包みに体当たりを仕掛ける。紙包みが手から落ち、岩の上に菓子が散らばってしまった。 「「「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」」」 ゆっくりは満面の笑みで一斉に菓子に群がる。 流石の妖夢も腹が立った。なんという自分勝手な生物だろう。 妖夢は躊躇せずゆっくりに蹴りを加えた。 「ゆっ!」「ゆぶっ!」「ゆーっ!」 全匹蹴飛ばすと、妖夢は散らばった菓子を拾い集める。 蹴散らされたゆっくりたちは痛みに身悶えていたが、そのうち起き上がると妖夢に体当たりを仕掛けてきた。妖夢は呆れ返る。 此奴等は、何をどうすればどうなるという予測が付かないのか?これで自然で生きていけるのか?まあ所詮饅頭か。 饅頭。饅頭ね。手元の紙包みを見る。「幽々子様のお菓子」と言ったが、別に私が食べられないわけではない。 だけど家に帰るまでこれはお使いの品物であって、食べて良い物では無い。今日は色々あってお腹が空いた…。 足に当たってポコポコ跳ね返るだけのゆっくりを見ながら妖夢は考えた。 一回食べてみようか。でもやっぱり人っぽい顔してるしなあ。でも山田様も食べてたし。 それはお使いに出る少し前の事。お茶請けに小さなゆっくりが沢山入った器客間に持ってきて、妖夢は尋ねた。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「今はこんな物しか無いんですが、やっぱりこれ食べたら罪になるんでしょうか?」 映姫はゆっくりを手に取り、笑って答えた。 「ゆっくりに限らず、どの動物にも等しく命はあります。植物でさえも。それを食べる事が罪に値するとしたら皆餓死するしかありませんよ。」 「ゆっくりしていってね!」 「誰でも、どの生き物でも、他の生命を糧にして生きているのです。それは罪というよりも生き物の業と言ってよいでしょう。」 「ゆっくりしていってね!」 「大事なのはそれを正しく認識する事。そして己の糧となるものに感謝の念を持つ事。」 「ゆっくりしていってね!」 「『頂きます』『ご馳走様』という言葉はそういった意味も含んでいるのです。」 「ゆっくぶぶぶっ!」 「なるほど。感謝する事が大事なのですね。」 納得した妖夢だったが、たっぷり時間を掛けながら少しずつゆっくりをねじ切る映姫の手つきと表情には、感謝の念は微塵も見えなかった。 閻魔様がシロと言ったんだし食べちゃおう。妖夢は一番小さいゆっくりれいむを掴み上げた。一番始めに妖夢の菓子に気付いたゆっくりだ。 「ゆっ♪」 何か勘違いしたゆっくりが楽しそうな声を上げるが、妖夢の口が迫ったところで、自分が食べられる事に気付いた。 「ゆっくりしていってよー!ゆっくりしていってよー!ゆっくりしていってよー!」 驚いたゆっくりれいむに呼応するかのように他のゆっくりも声を上げる。 「「「ゆっくりしていってよー!」」」 口に入る直前で妖夢の手が止まる。ゆっくりたちは一瞬安堵の顔になった。 妖夢は先程の会話を思い返した。そうそう、ちゃんと言わないといけない。 「頂きます。」 言うが早いか額にかぶりつく。 「ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛!」 「「「ゆっくり…!」」」 目を見開いて苦悶の表情を浮かべるゆっくりれいむに、他のゆっくりは為す術もない。 「漉餡かあ。私は粒餡派なんだけどな。」 不平を述べながらもゆっくりを食す妖夢。だが十分の一も食べる前に口の中が甘ったるくなってきた。人間の頭程もある饅頭では致し方ない。 本来食べ物を残すのはいけない事だが、まだ生きてるし構わないだろう。妖夢は食べかけのゆっくりを地面に降ろした。 「…ゆーっ!…ゆーっ!」 目を見開いて荒い息を上げている。額が少し欠けたぐらいだから大丈夫だろうと妖夢は判断した。 「ご馳走様。」 感謝の念を忘れずに言う。生きている本人に言うのだから効果覿面に違いない。 「ゆっ…ゆっ…ゆっくり…ゆっくりしていってね…!」 涙をこぼしながら苦悶するゆっくりれいむに、妖夢は流石に悪い気がした。お土産に捕まえていこうと思ったが、逃がしてやろう。漉餡だし。 「ほらほら、ここにいるとみんな食べちゃうよ。」 「ゆーっ!」 妖夢の言葉を聞くや回りのゆっくりたちは一目算に散っていった。少し遅れて頭を囓られたゆっくりれいむが跳ねてゆく。 ようやく落ち着く事が出来ると、妖夢は再び寝転んだ。 「さてと。私もゆっくりしよう。」 「やっぱり捕まえておいたほうが良かったかな。」 微睡みながら妖夢は先程の事を考えていた。 幽々子の食費で白玉楼のエンゲル係数は90%の大台に達していた。菓子を買うぐらいならゆっくりでも与えたほうが家計に優しいのは明白。 しかし妖夢は思い直した。それは庭師の心配する事じゃないだろうと。 その時また草むらが揺れた。 なんでみんな私がゆっくりするのを邪魔するんだ。嫌な顔をして起き上がる。 今度はさっさと追い払ってしまおう。いう事聞かなかったら切り捨ててやる。 草の間から顔を出したのはゆっくりみょんだった。 「斬ってやる。」 妖夢はゆっくりみょんが大嫌いだった。 妖夢に似た格好をしているそれは、他のゆっくりと違って卑猥な言葉を叫ぶ。 それを初めて目にしたとき、そばの紅白や白黒や、幽々子まで大爆笑したものだ。まるで妖夢本人が言ったかのように。 以来、妖夢はゆっくりみょんを手当たり次第殺戮してきた。この世からゆっくりみょんを全て消し去らんとするかの如く切り捨てた。 だから最近はあまり見なくなったのだが、生き残りがいたらしい。 さあ斬ろう。だけど他にも仲間がいるかもしれない。少し様子を見てからのほうが良いかな。妖夢はそんな事を考えながらゆっくりみょんに近付いた。 「ゆっくりしていってね!」 妖夢は驚いた。ゆっくりみょんにもまともな言葉を話すものがいたとは。じっくりと見てみる。 ゆっくりみょんが一匹。草むらの傍でじっと見ている。その傍に…妖夢の半霊とよく似た物体がいた。 その物体は妖夢の半霊とほとんど同じ形をしていた。ただ大きさが違う。ゆっくりみょんとほぼ同サイズだ。そして顔がついていた。 「ゆっくりしていってね…?」 妖夢が無言だったのでやや警戒の色を見せてゆっくりみょんが繰り返した。 「うん…ゆっくりするよ。」 取り敢えず答える。するとゆっくりみょん(半人)とゆっくりみょん(半霊)は嬉しそうな顔をした。 「ゆっくりしていってね!」 半霊と交互に飛び跳ねる。 ああ、ゆっくりみょんにもまともな奴がいたんだ。妖夢は感激した。 安心の顔をうかべて近付いてきたゆっくりみょん(半人)を妖夢は膝に抱き抱えた。ゆっくりみょん(半霊)がみょんのそばにふわふわと付いてくる。 「あなたこの辺に住んでるの?仲間とかは?」 「みょん?」 「まあ答えられるわけ無いか。」 妖夢の予想に反して、みょん(半人)は一定の方向に向き直った。みょん(半霊)も同じ方を向いている。 「あっちから来たの?」 「みょん。」 「あなた、私の言葉分かるのね!」 「みょん!」 なんて賢いんだろう!流石は私に似たゆっくりだ。自讃を混ぜつつ妖夢は感激した。 半人半霊双方の頭を撫でてやる。 「ゆっくりしていってね!」 「はいはい。ゆっくりします。」 妖夢とみょんは川の流れなど見つつ、ゆっくりした時間を過ごした。 そろそろ時間になる。妖夢は帰ろうと立ち上がった。 膝から降ろされたみょんがそばの紙包みに目を止める。食べ物だと気付いたらしい。じっと見ている。 「残念だけどこれは上げるわけにはいかないの。」 「みょん!」 一発で理解出来たらしい。私に似てなんて行儀良くて賢くて可愛いんだろう!巫女や魔法使い似のゆっくりと大違いだ。妖夢は自讃と中傷を交えつつ感激した。 みょんは我慢していが、腹が減ったのだろう。残念そうな顔は隠しきれない。 妖夢はそんなみょんがいじらしく感じられた。 「ねえみょん。うちに来る?今は上げられないけどうちに来れば分けて上げるよ。帰りもここまで送ってあげる。」 「みょん!」 「じゃあ行こっか!」 妖夢は右手にみょん(半人)を抱え、左手に紙包みと剣を持って飛び立った。みょん(半霊)は妖夢の半霊が押していった。 場合によってはこの子を飼っても良い。というか飼いたい。これだけ物わかりが良くて賢くて可愛ければ幽々子様も許してくれるだろう。 巫女や魔法使いにこの子を自慢してやりたい。そんな事を考えながら妖夢は帰り道を急いだ。 妖夢が白玉楼に戻ると、泣きながら西行妖に灰を撒き散らす映姫と、その横で灰を頬張る幽々子がいた。 妖夢はなるべく見ないようにして通り過ぎようとした。 妖夢の姿を認めた幽々子が近付いてくる。 「お菓子!お菓子!」 「こんなところでなんですか。西行寺家の名が泣きますよ…。お茶入れるから客間で待ってて下さい。」 妖夢は厨房に行き、みょん(半人)を下に降ろした。 「少し待っててね。今用事を済ませるから。」 「みょん!」 妖夢は菓子と急須が載った盆を持って客間へ向かった。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 客間に入った妖夢は盛大な声に迎えられた。なぜかゆっくりが五・六匹数珠繋ぎになってテーブルの上にいる。その一匹は額が欠けていた。 「妖夢~、お土産がいらしたわよ~。小町さんも~。」 「ゆぶぶぶぶぶ!」 「「「ゆ゛っく゛り゛い゛い゛い゛い゛い゛!」」」 幽々子の向かいに小町が座っている。その隣で映姫は憮然とした表情で押し黙っている。幽々子がゆっくりを頬張っている。ゆっくりたちが恐怖に身を縮めている。 「小町さんが~、ゆっくりを~、お土産に~、持ってきてくれたの~。」 はあそうですか。妖夢は呟いた。 「さあ映姫様、帰りましょう。」 「私は休日なのですからどうしようと勝手でしょう。大体貴方仕事はどうしたのですか。」 「あたいは上司から映姫様家に帰して休ませてこいって言われて来たんです。だからこれも仕事のうちですよ。」 「「「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」」」 ゆっくりは幽々子に命乞いするのは無駄だと思ったのだろう。映姫に向かってしきりに叫んでいる。 「貴方にとって直属で最高位の上司はこの私『四季映姫・ヤマザナドゥ』でしょう。」 「ヤマジャナドゥ?」「シャバダバドゥ?」「シュビドゥビドゥ?」「シュヴァルツシルト?」「狂乱の銀河?」 名前を聞いたゆっくりたちが微妙な反応を見せた。山田はそれに向かって殺意に充ち満ちた視線を送りつつも、最大限の努力で平静を保った。 「正当な理由が無ければ私より下位の者にそんな権限は…」 「でも映姫様は今日は休みなんですよ。だからあたいは今日の最高位者に命じられるままに行動してるだけなんです。」 仕事しないと怒られちゃいます、抗議するならそっちに言って下さい。との小町の言に映姫は不満げだったが、やがて渋々頷いた。 「…わかりました。今日のところは帰りましょう。」 「そうですか~。もっとお話ししたかったんですけど~。残念です~。妖夢~、お見送りしましょう~。」 そういう事か。妖夢は納得した。幽々子様は何か手を打ったのだろう。ひょっとしたら小町様と示し合わせているのかもしれない。 詳細は分からないが説教が終わるのは妖夢にとっても喜ぶべき事だった。 賢いみょんも見つけたし今日はついてる。妖夢はほくそ笑んだ。 「それではまた近いうちに…。」 妖夢と幽々子は門の上で二人を見送った。二人の姿が十分離れたところで幽々子が口を開いた。 「小町さんが、山田様は休日中も人里を徘徊してるって心配していたのよ。 最近ゆっくりの裁判が多いらしくて、それはそれは沢山の裁きがあるらしくて。 何でもゆっくりは余り邪気が無い割に全部地獄行きになるから山田様は心身共に堪えていたそうなの。 休日くらい家でゆっくりさせてあげたいって、小町さん言ってたのよ。それ口実にして仕事さぼりたいって。だから使いを出しておいたのよ。」 はあそうですか。呟いた妖夢は二人の去って行く方を見やった。並んで飛んでいる二人はどことなく楽しげだ。 突然幽々子が大声を上げた。 「ヤマダアアアアアァァァァァーーーーーッ!」 屋敷に逃げて行く。 あの方は一体何をしたいのだろう。長年仕えている妖夢にも幽々子の本心は分からない。 映姫は戻ろうと藻掻いていたが、小町に手を引かれて次第に見えなくなっていった。 「そうだ、みょんにお菓子をあげないと。」 妖夢は急いで屋敷に戻る。 庭に降り立ち客間を見ると、幽々子の姿が見えない。てっきり土産のゆっくりを躍り食いしていると思っていた妖夢は客間に上がってみた。 テーブルの上にりぼんや帽子が散乱している。 「あの女もう食い尽くしたのか…。」 妖夢は主の食欲に呆れ返りながら厨房へと向かう。 「みょん、お待たせ。…幽々子様、それは…!」 「もぐ(妖夢、どうしたの?)」 妖夢が指さした先には、幽々子に食らい付かれたみょん(半霊)と驚愕の表情をしたみょん(半人)があった。 「もぐもぐ(綿飴美味しいわ~)。」 みょん(半霊)は既に安らかな表情をしていた。 みょん(半人)は白目を剥いてガクガク痙攣している。 妖夢も衝撃にみょん(半人)と同じ表情になっている。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 みょん(半人)の口からはひたすら叫びにもならない声が漏れていた。 おねえちゃんはどこなの?おねえさんはだれなの?なんでみょんを食べてるの?なんで何も見えないの?なんでまっ暗なの? みょん(半人)はわけの分からない事態にただ震えていた。そのうち暗闇の中に幽かに光のようなものが見え始めた。 あの光のところに行けばゆっくり出来る。みょん(半人)はそんな気がした。 もう少しで届く。なんて暖かい光なんだろう。みょん(半人)の意識は陶酔のうちに消えていった。 「ちっ、ちちち、ちーんぽっ!」 「なっ!」 「もぐ(あらあら)。」 叫び声を上げるとゆっくりみょん(ちんぽ)は、痙攣状態から一変して走り出した。 ぐるぐると幽々子の回りを周回し、妖夢の前まで来て飛び跳ねる。その姿は先程までの賢そうな雰囲気は見られない。 幽々子がみょん(半霊)を食べ終えるとみょん(ちんぽ)は落ち着きを取り戻した。知性は取り戻せなかったようだが。 「ちちちちーんぽっぽ!!」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 「あらあら妖夢ったら。」 あれは貴方が食べるつもりだったのね。ご免ね妖夢。半分になっちゃったけど。 「ちーんぽっ!」 妖夢の頭を撫でながら幽々子は言った。 自分で食べたかったのね。貴方に似たゆっくりですものね。その瞬間妖夢の剣がみょん(ちんぽ)を切り裂いた。 「ちんぽっ!?」 ゆっくりみょん(ちんぽ)は瞬時に絶命した。 幽々子は真っ二つになった饅頭を拾って妖夢に差し出す。 「はい妖夢。ゆっくり召し上がれ。」 妖夢はしばらく放心していたが、やがてそれを受け取って食べ出した。甘い味が口に広がる。 「どう?妖夢。」 「幽々子様~。柏餅…美味しいです~。」 涙を浮かべて饅頭を頬張る妖夢を、幽々子は愛おしげな目で見つめていた。 翌日、楽園の裁判所ではゆっくりの魂がそれぞれの法廷に溢れかえっていた。 今まで個別に行われてきた裁判を簡略化し、迅速にする措置が成されたのである。 一番広い法廷ですら、何百ものゆっくりの魂で床も見えない程になっていた。 ゆっくりは魂になっても口々に何か喚いている。職員達はそれをウンザリした目で眺めている。 やがて大きな音と共に扉が開け放たれた。 一瞬で静粛に包まれた法廷の中、映姫は大股で歩み、壇上に登り、高らかに宣告した。 「我は楽園の最高裁判長『四季映姫・ヤマザナドゥ』である!! これより十王裁判の判決を行う!! 被告!! 『ゆっくり』!! 被告!! 『饅頭』!! 判決は 地獄!! 地獄だ!! 地獄地獄地獄地獄地獄地獄!! おまえたちはゆっくりだ だがゆっくりさせぬ!! 穴に落ちるおむすびのように地獄行きだ!! 八熱地獄で舞い 八寒地獄で苦しめ!!」 (なんだ!! えーき様 やればできる子だったのじゃあないか) このSSに感想を付ける
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第二章 脱出口である光の元に辿りつくため、様々なルートを試行錯誤しながら、機械室の上部へ向かうゆっくりれいむ、ゆっ くりまりさ、ゆっくりみょん。 あっちこっち行くたびに、3匹の体力は確実に奪われていった。それでも、互いに励まし 合い希望を忘れない。 「ゆっくりいこうね!」 「ゆっくりがんばって!」 「ちーんぽっ!」 3匹は助け合いながら、ゆっくりだが、確実に外への穴に近づく。途中、ゆっくりが足場にするにはやや細いパイプの 上を進むことになった。やや危険だが、ここを通れば、出口へとぐっと近づく。 「ゆっくりすすんでね!」 「ゆっくりしていってね!」 ゆっくりれいむ、ゆっくりまりさは細いパイプの上を何とか、這うように前方へ向かう。 しかし、ゆっくりみょんの様子がおかしい。 「ゆっくりゆっくりちーんぽっ!ゆっくりゆっくりちーんぽっ!」 独特の鳴き声を、オマジナイのようにして発しながら歩くが、今にも落ちそうなほど、左右に大きく体をゆらしながら 進んでいる。理由は、カチューシャの飾りだろう。そのせいで、ゆっくりみょんは重心がややズレているのだ。 また、今のゆっくりみょんは、ここまで来るのに体力を消耗していることも原因だ。 「ゆっくりとぶよ!」 ゆっくりれいむとゆっくりまりさが、パイプから、安定した人間の作業員用の足場へ跳び移る。 「すこしゆっくりできるね!」 安堵するゆっくりれいむ、ゆっくりまりさ。 しかし、その後ろで、 つるんっ 「ちんぽーーーっ!!」 とうとうゆっくりみょんが落下した。パイプの上の水滴に体を滑らせてしまったのだ。 べしゃ そのまま床へと落下するゆっくりみょん 「ゆっくりだいじょうぶ!?」 心配するゆっくりれいむとまりさ。 「ゆっ…ゆっ…。」 よろよろと体を立てるゆっくりみょん。なんとか大丈夫そうだ。 元々ゆっくりはある程度の弾力があることもあり、今回程度の高さからの落下なら、傷は負っても死ぬことはないだろ う。 「すこしやすんでね!!」 「ゆっくりのぼってきてね!!」 落ちてしまったゆっくりみょんに気をつかう2匹。 「ゆっくりしてからいくよ!」 二匹の呼びかけに応じるゆっくりみょん。どうやら大きなダメージは負っていない。 しかし… チュウ……チュウ…。 ゆっくりみょんの耳に、機械室の機械音以外の“何か”が聞こえてきた。 チュウ!チュウ!チュウ!チュウ! その何かとは、…鼠だ。 本来、食品加工工場であるゆっくり加工所は、清潔さが保たれているはずだが、この機械室は掃除も難しいこともあり、 非常に不衛生な状態になっている。そのため、床下にはゆっくり加工所内のゆっくりを狙った鼠が住み着いてしまったの だ。 今になって鼠が集まってきたのには理由がある。無機質な鉄のニオイしかしない機械室のなかで、ゆっくりちぇん が破裂したため、甘い匂いが広がってしまったのだ。 鼠達がゆっくりみょんに雪崩のように襲いかかる。 「ゆゆゆゆゆっ!?」 体力を消耗したゆっくりみょんは逃げることもままならない。 チュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウ チュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウ チュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウチュウッ! あっというまにゆっくりみょんの表面を埋めつくす鼠の群れ。その数は、ゆっくりみょんに直接ひっついていないもの も含めるとざっと200はいるだろうか?そして、鼠達はゆっくりみょんにいっせいにカジりつく。 「ち、ちんぽーっ!!」 グチュグチュグチュグチュグチュグチュ 全身を襲う痛みに、ゆっくりみょんが声をあげる。 しかし、それが更なる地獄をゆっくりみょんに味あわせる。 なんと鼠達は、同時に食すことができる面積が広がったと言わんばかりにゆっくりみょんの口の中へと雪崩れ込む。 「ゆぐぎぎぎがばばば…っ!!」 痛い、苦しい。ゆっくりみょんはもはや、息をするのもままならない。 「ゆぐりぎがおごごげげがっ!!!」 外から、中から皮と餡子を食い破られていくゆっくりみょん。 体外、体内から激痛が襲う。 「はやくやめてね!!!」 「ゆっくりさせてね!!!」 上から、その地獄絵図を目の当たりにする二匹のゆっくり。 しかし、助けに行くことはできない。行けば自分達も同じ目に会うことは明らかだからだ。 ゆっくりみょんを中身とした、表面がうごめく球状の鼠の集合体がゴロン!ゴロン!とあちこちへ転がる。 「ぢんんんぼおおおおっ!!!」 ゆっくりみょんが、必死の抵抗をしているのだ。 「ゆっくりがんばってね!!!」 ゆっくり達のエール。 しかし、その鼠の集合体は少しずつ……少しずつ……小さくなっていく。 「ゆっぐりいいいいっ!!!」 泣き叫ぶゆっくりれいむとゆっくりまりさ。 それが小さくなっていくことが何を意味するのか、知能の低いゆっくりでもわかるようだ。 やがて、その集合体は動くことすらなくなった。表面のみが、激しくうごめいたまま。 第三章 数分がたった。 あれほど激しく床でうごめいていた鼠の群れの鳴き声はもうなく。また機械の音だけが部屋に響く。 床には、そう、何も無くなっていた。 ねずみも、ゆっくりみょんも。 「ゆっぐ…」 そのはるか上の足場を、涙を流しながら進むゆっくりれいむとゆっくりまりさ。 あと少しで出口だ。しかし、どこか足取りは重い。この短時間で、二匹も“おともだち”を失ったのだから。 しかし、悲しみで立ち止まっているわけにはいかない。また鼠の大群が現れ、今度は上まで登ってくるかもしれない。 それに、モタモタしていれば人間達がこの機械室に入ってくるだろう。 「あとすこしでゆっくりできるよ!」 「はやくゆっくりしたいよ!」 そして、ゆっくりれいむとゆっくりまりさは、ここから跳べば、光が差し込む穴まで直接続く足場へと行けるところま で来ていた。 最後の足場までの距離…それは今のゆっくりれいむとゆっくりまりさの跳躍力で何とか届くかもしれない距離だ。ちょ うど、ゆっくりちぇんが死んだパイプまでの距離とほぼ同じだろう。 「こんどはゆっくりとべるかな?」 不安そうな顔をするゆっくりれいむ。もし落ちれば、もう一度ここまで登る気力は二匹には無い。 「ゆっくりとぶよ!」 後ろから強い口調で言葉を発するゆっくりまりさ。まるで、あの時のゆっくりちぇんのようだ。 「ゆっくりがんばって!」 応援するゆっくりれいむ、そしてゆっくりまりさが助走をつけるために後ろへ下がる。 かつてのゆっくりまりさなら、怖じけついていたかもしれない。しかし、今は違う。ゆっくりちぇんが前へ進む勇気を くれたのだ。 駆け出すゆっくりまりさ、そして。 ぴょん! ぷにん、と着地するゆっくりまりさ。見事、ゆっくりまりさは最後の足場へ到着した。 「ゆっくりーっ!」 歓喜の雄叫びをあげるゆっくりまりさ。 次はゆっくりれいむの番だ。意を決して助走するゆっくりれいむ。 ぴょん! 届く…かに見えた。 「ゆーーっ!!」 ほんの少し、届かない。無情にも、落下するゆっくりれいむ。 しかし、 ガクンっ! ゆっくりまりさがギリギリのところで、ゆっくりれいむの髪の毛を口で掴んだのだ。 「ゆっくりはなさないでね!!!」 叫ぶゆっくりれいむ。 重い…。疲れきったゆっくりまりさには、今のゆっくりれいむの体重は重すぎる。 「ゆゆゆゆっ…!」 しかし諦めない、鼠の群れに襲われながら、食われながらも抵抗したゆっくりみょんの姿が、ゆっくりまりさに諦めな い心を与えたのだ。 「ゆっく…りーーーーっ!!!」 まりさは渾身の力で、ゆっくりれいむを引き上げた。勢いで、後方に転がるゆっくりまりさとゆっくりれいむ。 ごろんごろん…。 「ゆっゆっゆ……ゆっくりーっ!!!」 二匹は、跳びはねて喜びを分かち合う。そう、2匹はついに光の下へ辿り着いたのだ。 「ゆっくりできるね!!!」 「おそとにでれるね!!!」 あとは、穴から外に出るだけだ。その穴の入口はゆっくりが入るには十分の直径だった。 まずは、ゆっくりれいむか ら光の穴へと入っていく、続いて、ゆっくりまりさが後へ続く。 二匹は、懐かしい外の景色を思い浮かべていた。これからの幸せに心を膨らませながら…。 しかし、ある程度進んだところで、2匹は異変に気づく。風が強い、それも、追い風だ。 「ゆっ?」 しかも、それは前に進むたびに強くなっていく。 そして、 「ゆうううううーーーーっ!!!」 急激に前へと引き寄せられる、ゆっくりれいむ。 そう、その穴は機械室の換気口だったのだ。追い風は、換気扇により中から外へ換気される空気によるものだった。換 気扇が高速で回転していたことと、太陽の光のまぶしさで、ゆっくりには非常に見づらかったのだ。 「ゆっくりとまってね!!!ゆっくりしていってね!!!」 前へと飛ばされるゆっくりれいむの後ろから、叫ぶゆっくりまりさ。 「ゆっ、ゆっ、ゆーーーー!!!」 絶叫するゆっくりれいむ、その瞳には、高速で回転する換気扇がはっきりと映っていた。 それはどんどん近づいてく る、いや、正確にはゆっくりれいむが近づいているのだが。 破滅は一瞬だった。 高速回転により換気扇のプロペラは、ゆっくりれいむの顔の部分の表面を皮と餡子ごと切り裂く。 「ゆっぐ!!!ゆっぐりだずげでええええ!!!」 顔の無いゆっくりれいむが泣き叫ぶ。 そのまま換気扇に巻き込まれ、あっというまにゆっくりれいむは餡子のミンチとなり、外へ吐き出された。 「れ゛い゛む゛う゛う゛う゛うううう!!!」 その光景を目の当たりにしたゆっくりまりさ。光の穴は、天国ではなく、地獄への扉だったのだ。 急いで、その穴か ら出るゆっくりまりさ。ゆっくりまりさのいる地点はまだゆっくりを引き寄せるだけの吸引力無かったのが不幸中の幸い だったか。 「ひっぐ!えっぐ!…ゆっぐり…でぎないよ!」 むせび泣くゆっくりまりさ。これからどうすればいいのか、もうわからない。 下に戻り、機械室から出て別の脱出ルートを探すのか?いや、それはあまりにも非現実的だ。機械室の外にはそれこそ、 作業員や警備員が徘徊している。 いや、それ以前に下へ戻る気力も起きない。 その時、換気口から音がした。 ブルン、ブルルン…プスプス……。 何事かと、ゆっくりまりさは穴を覗く。すると、何やら様子がおかしい、意を決し、再び中へ入る。今度は急に引き寄 せられることのないように慎重に、慎重に奥へ進む。しかし、わずかに追い風があるくらいで、一向に引き寄せられる気 配がない。ゆっくりまりさは更に進む、すると、換気扇が壊れて止まっているではないか、そのうえ、プロペラ部分は大 半がバラバラになり、残った部分もヒビ割れている。 「ゆっくり?」 換気扇へ近づくゆっくりまりさ。恐る恐る、換気扇にふれると、音を立てて崩れ落ちた。 そう、換気扇は、ゆっくりれいむを巻き込んだことで、故障し破損したのだ。 結果的にゆっくりれいむは、ゆっくりまりさのために道を開いたのである。 ゆっくりまりさは、呆然としながら、換気扇の向こうへ進む、光はすぐそこだ。 ついにゆっくりまりさは換気口の出口に立つ。空はすっかりと夕焼けに赤く染まっていた。 突然…ゆっくりまりさの頬を涙が伝う。それは止まることなく、流れ続ける。 その涙は、これまでの悲しみによる涙ではない。ゆっくりまりさが生まれて初めて流した、喜びの涙であった。 ゆっくり加工所の最上部に近いとこから望む草原と森の、かつてない光景を目にしゆっくりまりさは感激の涙を流した のである。 「……………。」 言葉にはならなかった、ゆっくりまりさは、かつてないほど、深く、深くゆっくりしたのである。 それは、時間にして30分くらいだろうか。 野生のゆっくりのごく一部には、高い所から飛び降りる術を知っている。正確には、壁を転がるのだ。 ゆっくりまりさは、目から歓喜の涙が枯れた後、換気口の出口から垂直の壁を転がった。そして、地面が近づくと、壁 を体の底で蹴り、衝撃を逃しながら今度は地面を転がった。 ゆっくりの球状に近い体型と、弾力性を利用した技である。猫は、7階の高さから飛び降りても無傷の場合があるとい う。が、このゆっくりの技はそれ以上のものだろう。 「ゆっくりしていってね!!!」 ぴょん!と体を起こしたそのゆっくりまりさは、住み慣れた森へと帰っていった。 終章 それから三日が経った。森の中に、主を無くした、ゆっくりまりさの帽子が落ちていた。 ほんの三日程前の夜、ゆっくりフランに襲われ、残虐の限りを尽くされ死んだゆっくりまりさの帽子だ。 そう、そのゆっくりまりさとは、あのゆっくり加工所から脱出したゆっくりまりさだ。 もし加工所から抜け出さず。檻の中にいたままなら、もう少し長生きできたかもしれない。 しかし、あのまま檻の中にいることは、ゆっくりまりさにとって、生きていることにはならなかった。 なぜなら、ゆっくりできなかったのだから。 あの、夕焼けの草原と森の光景の前に佇み、草原を駆け抜けてゆっくりしたゆっくりまりさは、最後の生を受けたので ある。最後に足掻くことで、ゆっくりまりさは生きることができたのである。 今日も、捕らえられた野生のゆっくり達がゆっくり加工所へ連れて行かれる。 おわり
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某アニメのパロディ、下ネタ注意。無理やり一文におしこんだんで読みにくかったらごめんなさい 『ゆっくりみょんとゆっくりみすちーのかいわ(※尚同時通訳はゆっくりれいむでお送りいたします)』 「ちんちんちーんぽ?」 「あれは狆(チン)ですか?っていっているよ!」 「ちんちんちん」 「狆(チン)じゃないよっていっているよ!」 「お前、あいつらの言っていること分かるのか…?」 「そうだよ!ことばはつうじないようでもはぁとでいいたいことがつたわるよ!」 「そうなのか…何か釈然としないなぁ……」 「ちーん?ちんちんちーんぽ?」 「え?狆(チン)じゃないの?っていっているよ!」 「ちんちんちんちんちんちんちん」 「違うよ、狆(チン)じゃないよっていっているよ!」 「ちんぽ!ちんぽ!ちんちーんぽ!」 「あれはぜったい狆(チン)だって!っていっているよ!」 「ちんちん!ちんちんちん!」 「ちがう!ちんじゃないよ!っていっているよ!」 「ちんちんちーんぽ!ちんげ!!」 「狆(チン)だっていっているだろ!ぼけ!っていっているよ」 「え、あれが「ボケ!」なの!?毛がついただけで罵倒なの!?」 「ちんちんちん!!」 「なんだおまえ!!っていっているよ!」 「ちーん?ちんちんちーんぽ?ちんげぇ!?」 「あーん?やんのかコラァ?っていっているよ!」 「何そんな喧嘩腰になってんの、チンかチンじゃないかの違いだろ」 「ちんちん!!!」 「じょうとうですよあなた!!あなたは、どこのちゅうがっこうしゅっしんですかこらぁ!っていっているよ!」 「何そんなチンピラなのよ、もっと仲良くしようよ。というかその短いセリフに何でそんなに詰まっているのよ」 「おくばがたがたいわすぞちーんぽ!!」 「おくばをぐらぐらいわしてあげるよこらぁ!っていっているよ!」 「え?最後の方以外日本語言ってたよね。というか標準語喋れるんだったら通訳いらないよね」 「ワレ、ボタグリごかすぞ!!!」 「あなた、なぐりころしますよ!!!っていっているよ!」 「というかもはや原形とどめてないよこれ、もはやちんのちの字も言ってないよ」 「ちんぽ!ちんーぽ!ちーんぽ!!」 「ちんちんちんちんちん!!!」 「あーどつきあっちゃってるよー。これ止めた方がいいんじゃない」 「だいじょうぶだよ!ほら!」 「………」 「………」 「「ちーんちーん(ぽ)!!!」」 「へぶんじょうたいになったみたいだね!」 「さっきまで喧嘩してたのにもう仲良くなったのか……?」 「ともとのたたかいがおのれをつよくするんだよ!」 「……もう訳分からんわ」 みょんKOEEEEEEE -- 名無しさん (2008-11-02 00 26 23) だめだ、どうしてもみょんの「ちんげ!!」で笑ってしまうw -- 名無しさん (2008-11-02 18 32 23) もしかして、そのれいむは糖尿病ではありませんか? -- 名無しさん (2008-11-05 14 07 09) どっかで見たノリだな……ハッ! れいむに通訳してもらってるのは、まさか〇時!? -- 名無しさん (2008-11-28 13 51 59) みょん標準語喋れるのかよw -- 名無しだと思った?ただのでいぶだよ! (2014-03-27 02 10 15) 名前 コメント
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『ゆっくりみょんと隠し剣1』 26KB 差別・格差 戦闘 群れ ドスまりさ 自然界 ぺにまむ 二作目です 2作目です。 ゆっくりみょんが、群を救うお話。 その村のはずれには、古い道場が建っていた。尤も、その道場でどのような教えが為されていたのか、村の住民達からは忘れ去られ ていた。看板の文字はもはや擦り切れており、見る影もない。 三方を森に囲まれる、旧世の思想様式を思わせるその敷地は、もはや当時の喧騒を遥か遠くのものとし、只そこに、年老いた男を一人 住まわせるのみであった。 ___老人は、間違う事無き剣士であった。過去は生き神とまで呼ばれ、何十人もの門下生を従い、それが世のために為ると信じ教 鞭を振るった。しかし世の中は変わった。武士が刀を帯び責務を負う時代ではなくなったのだ。人々は新しい時代の到来を喜んだ。そ してそれは彼とて例外ではなかったのだ。 ある寒い日の朝のことであった。張り付くような冷気に、普段より早く目を覚ました老人は、その薄い布団から身を起こし厠へと足 を運んだ。 木がむき出しの廊下は、外気をそのまま反映するが如し冷たさであったが、彼の鍛え抜かられた足の裏を貫く程ではなかった。 老人はふと気づく。道場の方から何やら声がするのだ。ねずみでもいるのだろうか。まさかこのような道場に盗みに入る物好きもおる まい。 そして木剣を片手に老人は、道場へと向かったのである。 「う・・・ぐう・・・みょ・・・ぐ・・・」 道場の看板の傍、なにやら灰色の、丸い何かが見える。どうやら声の主は「それ」らしい。老人は右手で木剣を肩に乗せるようにし 、「それ」に近づいた。近づくにつれ、「それ」の全貌が明らかになる。薄汚れ、全身が傷だらけとなりつつも、折れた棒切れだけは 離そうとしないその姿が。 老人は問う。 「その棒切れは、おぬしにとってそんなにも大事なものなのか?」 「それ」は答えた。 「・・・けんしたるもの・・きわまではなすことは・・・できぬみょん・・・」 老人は問う。 「おぬしは何故、そこまで傷だらけなのか?」 「それ」は答えた。 「たたかいにやぶれた・・・けんしのまつろみょん・・・」 老人は問うた。 「復讐したいか?」 「それ」は答えた。 「・・・ふくしゅうなど・・・もはやどうでもよいみょん・・・しかし・・・・やつらにこれいじょうのさつりくを・・・ゆるすわけ にはいかないみょん・・・うっぐ・・・」 「それ」の体から黒い何かが流れ落ちる。まるで血のように。老人は最後に問うた。 「おぬしの名は?」 ____ゆっくりみょんと隠し剣_____ 「ししょう、ながいあいだおせわになりましたみょん。ゆっくりのみでは、おれいもおんがえしもできませぬことが、こころのこり みょん」 背中に鉄の飾りのようなものを背負った生首が、道場の門の前でお辞儀をする。その先には、生首が師匠と呼ぶ老人が立っていた。 「生首に剣術を教えたなどという話は古今東西聞いたことがないでな、至らぬところもあっただろうに、最後まで俺を師匠と呼ぶお ぬしの底が知れる限りよの」 老人は顔を顰めながら、顎鬚を触る。生首と呼ばれた生き物、みょんはそれが老人の照れ隠しであることを知っていた。 「そうかもしれないみょん」 みょんは笑いながら答える。みょんはこの三年間、人間にとっては短いともいえる期間であるが、ゆっくりの身であるみょんにとっ ては途方も無く長い期間、この老人の元で体術、剣術等様々な戦闘技術に知識、実戦経験を積んできたのである。 「・・・おそらくはもう、会うこともあるまい。だから礼を言わせてほしい。おぬしと過ごした三年間は俺に若い頃の心を思い出さ せてくれるようなことばかりだった。技術を生首流に改変するのも悪くなかったぞ」 「ししょう、ありがとうございますみょん。そのことばだけで、みょんは、しちへとむかうことができますみょん。ししょうにいた だいたこのえもので、かならずやほんかいをとげてみせますみょん。」 背中を見せたまま、みょんは言う。背中に背負った鉄飾りは、老人がみょんの為に鍛え上げた業物__ゆっくり殺しだったのだ。そ うだ、と老人が思い出したように言う。 「みょん、最初に会ったとき、復讐したいか?って尋ねただろう。もしおぬしがあのとき復讐したいと答えていたら、俺、その場で 殺すつもりだったんだぜ」 みょんの背中がびくりと震える。 「もういくみょん」 「ああ、行ってこい。」 みょんはそのまま、山の向こう側にある故郷に向かって、振り返ることなく門を出て行った。しかし老人は気づいていた。みょんが 振り返らなかった本当の理由を。老人は、その理由を頭の外に追いやることに成功すると、大きな欠伸をひとつして、再び厠へ向かっ た。 ____________________________ ___さんねんぶりみょん。なにもかもがなつかしいみょん。 みょんが故郷にたどり着いたのは、老人と別れてから6日経ってのことだった。普通の野生のゆっくりであるのなら、武器一つでこ の長旅を完遂することはとても難しいだろう。なぜならゆっくりは極めて燃費の悪い生き物であるし、夜は捕食種の時間でもあるから 、一日の移動時間などたかが知れているのである。一日の移動時間が短くなれば短くなるほど、旅にかかる日数は増えてゆき、更に危 険性が高まるのだ。ゆっくりにとってこれ程までに危険な長旅を、武器一つで簡単に成し遂げたということ事実は、みょんが身に着け た技術の高度さをそのまま反映していると言っても良いだろう。 ___ゆっくりのせいかつしゅうがするみょん。このちかくにはきんじょのぱちゅりーがすんでたはずみょん。 周囲に神経を張り巡らせたまま、みょんは近くの洞穴の探索を開始する。しかしみょんはぱちゅりーの生活している痕跡をなかなか 見つけることができない。 ___ぱちゅりーがしぬなんてことはよくあるはなしだからしかたないみょん・・・。しかし、それでもなぜ・・・ な ぜ 他 の ゆ っ く り す ら 見 え な い!? 生活臭はするのに生活の痕跡が見えない。ゆっくりの生活臭がする以上、ここにゆっくりの群があることは間違いないのだ。それな のにゆっくりの生活の痕跡が見えないなどありえるのだろうか。 ___おちつくみょん。こういうときこそれいせいさをうしなってはいけないみょん。 普段の冷静さを取り戻したみょん。尤も、このみょんは割と激情家であり、冷静だと思っているのは本ゆんだけであるが、よく見る と洞穴のどの出入り口にもゆっくりが体を引きずったような真新しい跡が付いていることに気がついた。 ___なるほど、だいたいよめてきたみょん。やはりやつらがまだ・・・・! ガサッ!10メートルほど先の草むらが小さく揺れ、みょんがいつでも抜刀できるように身構える。 ___6メートル・・・5メートル・・・4メートル・・・・!まあいにはいったみょん! 背中から伸びる異形の剣の柄を口に咥えたまま、全神経を聴覚に集中させる。老人から教わった技術の一つである。戦いは一対一と は限らないし、不意打ちをしてくることもある。砂で目潰しをしてくる卑怯な相手もいるだろう、しかし音で耳潰しをしようとしてく る相手はそうはいない。ならば目など、最初から当てにしなければ良いのだ。 ガサガサッ 「むきゅー・・・」 ___________________________ 「むきゅ・・・そんなことがあったのね・・・」 時は既に夜、「仕事」を終えたぱちゅりーの家に、みょんの姿はあった。みょんの3年間の身の上話を聞いたぱちゅりーははぁ・・ とため息をついた。 「ぱちぇ、このむれはやはりあのときとおなじ・・・」 「だめよ!それいじょういったらあいつらにゆっくりできなくされちゃうわ!」 あれからみょんはなんとかしてぱちゅりーから群の現在の情報を聞き出そうとしているのだが、「あいつら」に不都合な証言をする ことで制裁されることを極度に恐れているらしく、なかなかに要領を得ない。 ドスンドスン 「むきゅ!みはりがきたわ!みょんはおくのへやにかくれて!」 「うわ!なにするみょん!」ガタガタッ ぱちゅりーがみょんを奥の部屋に押し込んだのとほぼ同時にぱちゅりーの洞穴を大きなでいぶが覗き込んだ。 「ゆっふっふ!ぱちゅりー!きょうもいいつけどおりけっかいっしてないね!けっこうけっこう!ところできょうはおしごとあがる のはやかったね!そんなのでぜいっきんさんっをはらえるの?ありすはれいむほどやさしくはないよ?」 「む、むきゅ!だいじょうぶよ!もりのけんじゃにぬかりはないわ!」 「それならいいんだけどねー!ゆ?そのきのみさんおいしそうだね!れいむがもらってあげるよ!やさしくってごめんねえええええ !」 「むきゅううう!それはぱちゅの・・・!」 「なにぃぃぃぃいい!?もんくあるならドスにせいっさいっしてもらうよぉぉぉぉおお!?」 「むぎゅぎゅ・・・もんくなんてないわ・・・そのきのみさんはれいむにたべてもらうために・・・とっておいたものなのよ・・・ 」 「ゆっふっふ!わきまえてるこはきらいじゃないよ!さいしょくっけんびっでごめんねー☆じゃああしたもおしごとがんばってね? 『ぱちぇ』?」ドスンドスン 「むきゅー・・・」 でいぶの気配が消え、隠れていたみょんが出てきた。ぱちゅりーは少し消耗している様子である。 「ぱちぇ・・・あのれいむはもしかして・・・」 「むきゅ・・・そうよ。むかしわたしたちといっしょにあそんでた、なきむしれいむよ。」 「やっぱり・・・。」 見張りのでいぶが来る前までは口を噤んでたぱちゅりーだったが、ようやく一つ群のことについて話してくれた。おそらく見張りが 来るのは一晩に一回だけで、盗み聞きされるのを恐れたのだろう、みょんはそう結論づけてぱちゅりーにさらに質問した。 「さっきれいむは、けっかいをつくっちゃいけないっていってたみょんね?」 「むきゅ、ぱちゅがつくれるのはけっかいなんてじょうとうなものじゃないわ、ただのとびらさんよ。れいむはけっかいってよぶけ どね。かれらは、ぱちゅたちにすにとじこもってはんらんをくわだてられるのをおそれてるみたいなの。だからいちにちいっかいみは りがけんさにくるの。けっかいをつくってせいさいされたゆっくりをたくさんみてきたわ・・・」 「なんてむごいことを・・・!それに、れいむは「もんくがあるならドスにせいさいしてもらう」ともいってたみょん」 「ええ、いまこのむれにはドスがいるわ。」 ドス・・・・自分もゆっくりだからこそわかるその甘美な響き。そしてそれは、ドスという存在がいかにゆっくりの枠を外れた存在 であるかということも教えてくれる。純粋な心のドスが、ゲスな取り巻きにいい様に利用されてるという例もあると聞く。場合によっ てはドスを相手に戦わなくてもいいかもしれないな、みょんはそのような都合の良い未来を思い描いたが、ぱちゅりーの次の一言でそ れは間違いであるということを思い知らされることになる。 「そしてそのドスはさっきのれいむのつがいでありまた、あなたをひどいめにあわせたまりさ、ちょうほんゆんよ・・・」 三年前、多対一ではあったものの、自分に瀕死の重傷を負わせ三年間老人の下で修行する原因を作ったゲスゆっくり、それが更にド スになっている___。三年前の時点ではおそらく実力はほぼ互角、 __つよくなったのはみょんだけじゃないってことみょんね・・・ 「むきゅー・・・あなたドスあいてにたたかうきなんでしょう?せっかくにんげんさんにひろってもらったいのちでしょ?またその にんげんさんのところでおせわになったらいいじゃない。このむれのことはむれだけでなんとかするわ・・・。あなたはあなたなりの しあわせをさがしてちょうだい・・。」 ぱちゅりーのいうことはもっともだ。なんて理想的なのだろう、できることならそうしたい。この恐怖から解き放たれて、あの老人 のゴツゴツした手でまた触ってもらいたい。 「それはできないそうだんだみょん。ししょうとのやくそくをはたせずにおめおめとにげかえるくらいなら、ありすにれいぷっぷさ れたほうがましだみょん」 心を折って、憎まれ口を叩く。こういうところは師匠譲りなのだろうか、そう思うと師匠とどこかで繋がってるように感じられる。 恐怖が少し和らいだ。 「きょうはちょっとしゃべりすぎたわ・・・・ぱちゅはもうねむいわ、あなたもねむるといいわ。おくのへや、かしてあげるから・ 」 ____________________________ 次の日の朝、ぱちゅりーよりも早く目が覚めたみょんは、群全体の情報を集めるべく探索に出発した。みょんはこの時間なら誰にも遭 遇しないだろうと思っていたが・・・ ___ゆっくりたちはこんなあさはやくからよるおそくまで「しごと」をするみょん!?ひるまのすのまわりにゆっくりがみえないわ けがわかったみょん・・・ 気配、痕跡を消しながら近づく。これもまた、老人により叩き込まれた技術の賜物であった。 「ゆぅ・・・もうごはんさんなんてないよ・・・」 「まりさだめなんだよー・・・ゆっくりしたごはんさんをいっぱいおさめないと、せいっさいっされちゃうんだよー・・・」 「ゆぐっ・・・わかってるんだぜ・・・」 近づくにつれ聞こえてきた群のゆっくり達の会話。そこには家族のためにご飯を集めようというゆっくり本来の姿はなかった。 ___みょん・・・、よそうはしていたみょんが、やはりひどいじょうきょうみょん・・・。 この周辺では向こう2年はまともな餌を取ることはできないだろう。みょんがそう判断せざるをえない程に、周辺の餌は狩り尽くさ れていた。 ___6メートルさきにいっぴきのれいむ、このゆっくりたちのかんしやくといったところみょんか。”なきむしれいむ”じゃない みょんね。あれでかくれてるつもりみょん? みょんの見つめる先には葉っぱで周囲に擬態したつもりのれいむが憎たらしい顔でゆっくり達を見つめていた。「ゆっふっふ、ぎそ うっのたつじんでごめんねー☆」などと考えているのだろう。しかしその技術は、みょんのそれとは比較にならないほど陳腐なもので しかなかった。 ___しかしなみのゆっくりたちにはこうかてきめんみょんか。ならばこそのやりようというものもあるみょん。 無音の暴力が、監視役のれいむに近づく。みょんは背後から擬態れいむにちかづきつつ、ゆっくり殺しの柄を口に咥えた。 ___わるくおもうなみょん。スパッ 力みを全く感じさせないみょんの太刀筋が、擬態れいむの体を数回撫でる。れいむはまだこちらに気づいていない。瞬間、れいむの 両もみあげがぽろりと落下、それと同時に上顎から上のみがずるりと地面に落ちた。 (ッ~~~~!!!!?!?!??) れいむは混乱していた。もみあげを失い、下顎を失い、もはや他に助けを呼ぶことの出来ない程の致命傷を負わせられて尚、れいむ の意識は鮮明であった。 (れいむ、いたみはないはずみょん。しにたくなければみょんのしつもんにこたえるみょん) れいむの背後に寄り添うように近づいたみょんが、れいむにささやく。 (ゆぎぎ・・・れいむのからだがうごかないよ!お、おまえは3ねんまえにころしたはずのみょん・・・!) みょんの太刀筋は、れいむの中枢餡の痛覚神経を突いていた。そうでもなければ激しい痛みの中、ゆっくりがこちらの質問に答える などということは不可能であろう。またみょんは、れいむの息遣いから、彼女が何を言おうとしているのかを読み取ることができた。 あの修行の日々は、戦闘ばかりではなくこのような尋問術すらも可能とした。 (もういちどいうみょん、たすかりたければみょんのしつもんにこたえるみょん) (ゆっぐ・・・わかったよ・・・さっさとしつもんしてね!) みょんがれいむから聞き出した情報はこのようなものだった。三年前、ゲスまりさとそのとりまきがこの群にやってきて長や幹部達 を皆殺しにし、最も反抗的だったみょんを制裁し終わった後、彼女らはこの群のトップとして君臨した。メンバーは長となったゲスま りさ、食料庫大臣になったありす、そして労働大臣となったこの擬態れいむだった。そう、この擬態れいむは、三年前のあの日、みょ んを痛めつけた連中の一匹だったのである。 そしてゲスまりさは労働擬態れいむとともに細やかなグループ分けをした奴隷制を敷き、また各グループに対して連帯責任性と密告 の奨励を導入することによって奴隷による氾濫を封じた。 そしてあのでいぶ__泣き虫れいむは、ゲスまりさに見初められて、奴隷階級から一転幹部入りし、掟大臣れいむとして群に君臨し 、集会をさせないために巣の入り口を閉めないことを命じた。 (それがさくや、あのなきむしれいむがすのかんしやくをしていたりゆうみょんか・・・) (ゆっぐぐぐ・・・これでいいでしょ!?はやくれいむをなおしてね!) れいむが訴える。みょんは優しく諭すようにれいむに尋ねた。 (れいむ、れいむはからだがなおったら、ドスにみょんのことをほうこくするみょん?) (ゆ・・・!そ、そんなこと・・・しない・・よ?) (うそみょんね、めをみればわかるみょん。うそつきはきらいみょん) みょんが剣を構える。れいむの目の色が恐怖から憎悪へと変わった。 (ゆっがあああああ!じね!げずなみょんはじねええええ!どずううううう!どずっ!でいぶをだずげろおおおおお!) 声を張り上げようとするも、喉の奥から空気が漏れるだけ。れいむの行く末は、決まった。 (あ、そういえば、れいむ、みょんはれいむにひとつうそをついてたみょん。だから、れいむがみょんにうそをついたことはちょう けしにしてあげるみょん) みょんの目は相変わらず優しそうにれいむを見つめている。諦めかけてたれいむの生への渇望に、再び火が灯る。 (れ・・・れいむをたすけてくれるの・・・?) (ちがうみょん、さいしょからみょんはれいむをたすけるきなんてなかったみょん。それに・・・) それに、と云う。れいむはその先を聞きたくない。今まで意識の向こうへ追いやっていた感覚が、じわりじわりと戻ってくるのがよ くわかる。やめてくれ、言わないでくれ、その先を聞いてしまったら___ (そろそろいたみがもどってくるころみょん) (!?!?!?っ~~~~~~!!!!) ダムが決壊したかのような痛みを、れいむは感じているのだろう。中枢餡に溜まりに溜まった痛覚信号を、今のれいむは耐えること しかできない。痛みを訴えることもできず、暴れて痛みを紛らわすこともできず只ひたすらじっと、耐え続ける。目は一瞬で白濁し、 髪の毛は全て抜けてお飾りも一緒に地面へ落ちた。命よりも大事なお飾り、それがなくなったことにすら、れいむはいまだに気づかな い。 (まずはひとり・・・) みょんはれいむのお飾りを咥えて、れいむに背を向けて走っていった。そこには二つに割れた濡れ饅頭が落ちているだけであった。 ゆっ・・・こんなところにおまんじゅうがあるよ! 後ろから、そんな声が聞こえた気がした。擬態れいむが痛みから解放されるときも近い。 ___________________________ 「みょん、あなたもしかしてろうどうだいじんのれいむを・・・」 その日の夜、ぱちゅりーはみょんに問い詰めた。「仕事」の後、滅多に行われることのない全体集会が開かれて、労働大臣れいむが 行方不明になったという情報が発表されたのだ。 「なんのことみょん?みょんはひるまはひろばでくさきあいてにけんじゅつのれんしゅうをしてたみょん。まあ、もっともその『く さき』がれいむのぎたいだったならはなしはべつみょんが・・・」 「やっぱり・・・ドスンドスンあっれいむだわ!おくにかくれて!」 「やれやれみょん」 みょんが奥の部屋に隠れて数秒後、掟大臣のれいむがぱちゅりーの洞穴に現れた。れいむはなにやら機嫌の良い様子である。 「ゆっふっふ!ぱちゅりー!きょうもごくろうさんだったね!」 「れいむはずいぶんきげんがよさそうね」 「あたりまえだよ!じゃまなやつがひとりきえたんだからね!れみりゃかふらんにくわれたか、もしくはじこでしんだかしたんだろ うね!」 「でも、ろうどうだいじんのおしごとをだれかにまかせないといけないのでしょう?れいむがやるつもりなの?」 「まさか。ぱちゅりーがやればいいよ!ぱちゅりーがろうどうだいじんになれるようにれいむがすいっせんっしてあげるよ!」 みょんは驚いた。奴隷階級のぱちゅりーを幹部にする?確かにドスの番であり、掟大臣でもあるれいむの推薦があればそれも不可能で はないだろう。しかし、一体どういう算段なのだろうか。れいむは昔から体は強くなかったが、頭は良いゆっくりであった。なにか企 んでいるのだろうか。そんなみょんの思考をよそに、ぱちゅりーはため息をつきながら答えた。 「むきゅー、またそのはなし?まえもいったでしょ?ぱちゅはかんぶになんかなりたくないわ」 「『ぱちぇ』・・・もうぱちぇはじゅうぶんがんばったでしょ?それにぱちぇはあたまがきれる。れいむとぱちぇがちからをあわせ れば・・・」 「そこまでよ、れいむ。ドスのつまでありかんぶでもあるあなたのくちからでていいことばではないわ。」 「!・・・っふん!『ぱちゅりー』はあたまがかたいね!たゆんのこういをむだにするげすはいたいめをみるといいよ!」ドカッ 「むっぎゅっ!おえっ」 れいむの体当たりを受けたぱちゅりーはクリームを吐き出した。みょんはすぐにでも駆け寄りたい衝動を必死に抑える。 ___れいせいに・・・れいせいになるみょん・・・!ぱちぇ・・・! 「ゆっふっふ、れいむさまのちからをおもいしったようだね!じゃあまたあしたもくるからね!あまあまよういしといてね!いっぱ いでいいよ!」 れいむがいなくなってしばらくし、ぱちゅりーはなんとか喋れる程度までは回復した。 ぱちゅりーは言う。このようなことはよくあることだ、と。 ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむがでいぶと化したのは三年前、みょんがいなくなってすぐのことだったと。 ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむはゲスまりさに取り入り、幹部入りを果たすためにでいぶ化したと。 ぱちゅりーは嗚咽を抑えながら言う。泣き虫れいむは、三年前のみょんとは違う手段で、奴隷解放を果たそうとしていると。 ぱちゅりーは泣きながら言う。泣き虫れいむがぱちゅりーに辛く当たるのは、ぱちゅりーが自ら奴隷の身分から解放されたいと思う ようにさせるためだと。そしてれいむとぱちゅりー二人の幹部の力で、再び群を再興するのが目的だと・・・。 「れいむ・・・なきむしれいむはでいぶになったいまでも、なきむしれいむのままなんだね・・・」 「むぎゅううん!むぎゅうううん!みょん!あのごを!あのごをかいほうじであげでえええ!ぱちゅにはむりなのおお!ぱちゅには れいぶみだいなゆうきがだりないのよおおおおおお!!むぎゅうううん!」 ぱちゅりーが泣き叫びながらみょんにすがりつく。 「ぱちぇ・・・」 ____________________________________ 次の日の朝、みょんは昨日と同様、ぱちゅりーが目を覚ます前から行動を開始した。昨日の擬態れいむは色んな情報を教えてくれた 。みょんは情報集めはもう必要ないだろうと判断し、次のターゲット、食料庫ありすを討伐すべく群の食料庫へと向かった。 ___あのなきむしれいむが・・・りっぱになったものみょん。 泣き虫れいむはみょんやぱちゅりーよりも二ヶ月ほど遅れて生まれた子で、同世代ゆっくりの中では一番の年少だった。駆けっこや かくれんぼに負けるたびに、もみあげをわさわささせてぴーぴー泣いてたあのれいむを、それほどまでに駆り立てたゲスまりさとその 一味、決して捨て置く訳にはいかぬ。 ___ぱちぇ、ごめんみょん。みょんはれいむのやくにはたてないみょん。 気配を隠し、痕跡を隠し、無音で走るゆっくり剣士。 ___みょんはみょんなりのほうほうでしか、ほんかいをとげることができないみょん。 その姿はまるで、幽霊のようであった。 ___ここが食料庫・・・ 三年前とそんなにかわらないな・・・そんなことを考えながらみょんは食料庫の探索を開始した。食料庫の中は蟻の巣状になってお り、さまざまな食料が山のように積まれている。洞穴の奥のほうからなにやら声が聞こえてきた。 (んほおおおぉぉぉぉ・・・いいわぁあぁぁぁ・・・・・) (やべでええええええ・・・・もううみだくないぃぃぃぃぃ・・・・) ___嫌な予感しかしないみょん・・・ この食料の豊富な洞穴は、同時に食料庫ありすの家でもあり、またすっきり地獄でもあるのだろう。みょんの予感は的中した。しか し、一部外れたところもある。この食料庫は、ありすの家でもあり、すっきり地獄でもあり、そしてまた食料供給施設でもあったのだ 。 ___生まれた子供を潰しているみょんか!?なんとむごい・・・・! そう、食料庫ありすは奴隷に種付けし、生ませた子供をすり潰して食料庫に保存しているのだ。 ___食料庫ありすって・・・そういう意味みょんか・・・? 「んほおおおお!すっきりいいいいいい!」 「いやあああああ!やべでええええええ!じゅっぎぢぃいいい!!」 みょんが呆然としている最中、食料庫ありすは絶頂を向かえ、組み伏せた奴隷れいむからにょきにょきと蔦が生えた。 「それ以上はやめるみょん。おまえあいてならようしゃするひつようもなさそうだみょんね」 「んほ?・・・・!!あなたは三年前のみょん・・・・生きていたの!?」 ありすの目の色がれいぱーから変わる。ぺにぺにはいまだ大きいままだ。みょんはゆっくりといつもの構えをとる。 「きさまらをころさないと、おちおちねてもいられないみょん」 「そう・・・そうなの、ありすにすっきりしてもらうためにじごくのそこからもどってきてくれたのねええええええ!!」 ありすの目が再びれいぱーもーどとなり、みょんに向かって突進してきた。 「そんなちょくせんてきなうごきでは・・・!?」 「んほっ!」ピュピュッ ありすは巨大化したぺにぺにから精子餡が噴出させた。みょんは即座に抜刀し、それを切り払う。瞬間、ありすが猛加速し、みょん のすぐ目の前に躍り出た。れいぱーの鼻息が顔に掛かる。 「にんっしんっしてねええええ!」 ありすがみょんのまむまむ目掛けてぺにぺにを挿入しようとする。みょんはその場で回転し、まむまむを守る。そしてその回転を利 用して剣でありすの顔を引き裂いた。 「んほぎぎいいいいいいい!!」 「たいあたりするとみせかけて、せいしあんをもちいたえんきょりすっきりーにいどみ、それすらもおとりにしてちょくせつまむま むのおくをねらう・・・。れいぱーにしてはかんがえたものみょん。ここまでにくはくされたのははじめてみょん。」 「ゆぎぎぃ・・・まだまだよぉぉぉぉ!!んほおおおおおおおおお!!!」 「だがそれが、いのちとりみょん」 みょんはれいぱーに背中を見せたまま、ゆっくり殺しを背に収める。それが、ありすの目にはみょんが誘っているようにしかみえな い。 「つつつつつ、つんでれなのねええええ!ゆ・・・ゆあががががあああ!!なんで!?なんでありすのあたまにあかちゃんがあああ あああ!?!?!?」 そう、みょんに襲い掛かろうとしたありすのあたまに、突然蔦が生え赤ゆっくりが生ったのだ。 「どっどぼぢでええええ!?!?あああああああああクリームざんずわないでええええ!!!」 「せいしあんをきりはらったけんで、かおをきられたのをわすれたみょんか?それともさいきんは、じぶんのせいしでにんしんする のがとかいはのとれんどみょんか?」 「ゆっぐぐ・・・ぎゃああ!だれ!?ありずのどがいはなあんよにかみついたのはああああ!?!?!?」 「じねえ・・・!れいぶをれいぷっぷしたありずはじねええええ!!」 「ごろじでやる!あがぢゃんをごろじだゲズはごろずんだああああ!!」 ありすが妊娠して動けなくなったと見るや、それまでありすにレイプされ続けていた奴隷ゆっくりたちが反旗を翻したのだ。 「ゆっ・・・・ゆゆふふふ、みんないくらありすのことだいすきだからって、たべちゃだめよぉ?」 ありすは必死の説得を試みる。しかしわが子を奪われ目の前で殺され、はじめてのすっきりっを奪われたゆっくりたちには届かない 。 「やべでっ!おねがい!みょん!こいつらをぶちころしてええええ!ありずはにんっしんっしててうごけないのおおおお!!ありず にはあがぢゃんがいるのおおおおお!おでがいいいいいい!!」 今更ながらに親心に目覚めたらしい、食料庫ありすがみょんに懇願する。しかしみょんは振り向くことはない。悪鬼と化した同胞達 の姿を見たくないのだ。ならばせめて・・・ 「ありす、じごくにおとすはこの”ゆっくりころし”だみょん。ゆっくりころしのあくみょうは、おまえたちとみょんだけでよい」 みょんは同胞達の姿を見ないように目を強くつぶったまま、異形の剣を咥え、そのまま一回転。ありすの中枢餡とそのおちびちゃん 達を破壊した。洞穴の奥ではありすが死んだことにすら気づかない、哀れな親たちの声が響いていた___ ____________________________________________ ___夜。 「みょん・・・しょくりょうこのありすをころしたのね・・・」 ぱちゅりーが尋ねる。今日も全体集会があったのだ。しかしそうでなくともぱちゅりーには、わかってしまうだろう。みょんはとて も消沈した様子だったためだ。 「ぱちぇ・・・しょくりょうこのおくでなにがおこなわれてたか、ぱちぇはしってた?」 「ええ・・・ごめんなさい。ぱちゅにはどうすることもできなかったの・・・みんなにはわるいことをしたとおもってる・・・」 ぱちゅりーがみょんに謝罪する。尤もみょんはそんなことは求めていない。只、悪鬼に落ちた犠牲者のことを思うのは、一人では 重たすぎるのだ。 「れいむは、しってたのかな・・・」 みょんが問う。 「・・・おちついてきいてちょうだい、おちびちゃんをつぶしてしょくりょうにするというアイデアをだしたのは、ほかでもないれ いむよ・・・」 ぱちゅりーは涙を流している。みょんはぐぅと呻いた。あのれいむがそんなにむごいことを・・・みょんの頭のなかはそんな思いで いっぱいだった。 「むきゅ・・・れいむは・・・でいぶをえんじるひつようがあった・・・・。れいむは、そのためにはどんなむごいことでもやって のけるこよ。それがれいむのつよさでもあり、よわさでもある・・・。」 「・・・れいむをこれいじょうじごくにひきずりこませるわけにはいかないみょん。」 ドス討伐。れいむを救うにはそれしかないのだ。みょんは虚勢を張る。ぱちゅりーも、それに答えて軽口を叩く。 「むきゅ!そうね、わたしたちはれいむのともだちだもの。わたしたちが、れいむのいばしょをつくってあげましょう。そしてまた 、みんなでいっしょにゆっくりしましょう!」 ぱちゅりーは明日の朝、みょんを見送ろうと決意した。最後になるかもしれない。ぱちゅりーは裏腹に、そんなことを考えていた その夜、れいむは現れなかった。
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『ゆっくりみょんと隠し剣2』 12KB 差別・格差 戦闘 番い 群れ ゲス れいぱー ドスまりさ 自然界 ぺにまむ 続きです しまった!寝過ごした! 朝早くおきようと思っていたぱちゅりーだったが、とき既に遅く、目が覚めた頃は既にみょんは出かけた後だった。 __むきゅ、しょうがないわ。いつみょんがかえってきてもいいようにしたくだけはしておきましょう。 帰ってくる、自然とそういう表現が出てきた自分を恥ずかしく思う。別に番という訳ではないのだ。みょんはみょんの巣に帰ればよいだけなのに。 _______________________________________________ ぱちゅりーはまだ眠っている。昔と比べてずいぶんと難しいことを考えるようになったぱちゅりーだが、寝顔だけは昔と変わらない。みょんはそれだけで少しだけ穏やかな気分になれた。 今朝は寒い。確かあのときもこんな寒さだったっけ、みょんは回想する。老人に拾われたあの日を。 張り付くような寒さの中、みょんはよく手入れされてある得物を担ぎ、ぱちゅりーの巣から外へ出た。 __ドスはちょうろうのほらあなをかくちょうしてすんでいる ぱちゅりーの情報によると、ドスが住んでいる場所はここから100メートルほど離れた崖の洞穴。三年前はまだ子ゆっくりといっても問題ない大きさだったため、巣から100メートルの距離にある長老の洞穴付近はテリトリー外、地の利はほとんどない。 __これからがほんばんだみょん・・・ みょんはいつものように気配を隠し、痕跡を残さぬよう、それでいて全方位に神経を張り巡らせ、いつでも必殺の一撃を放てる体勢をとりつつドスの洞穴に向かっていく。 途中何匹かのゆっくりに遭遇したが、みょんに気づく者はいなかった。 そして洞穴の前に到着した。 __とうとうこのときがきたみょんね 体が強張る。寒いからだと自分に言い聞かせる。 足が震える。武者震いだと自分に言い聞かせる。 誤魔化すように、すぐにでも洞穴へ突撃したかったが、相手はドス、身を隠す場所の少ない洞窟内で戦うなど愚の骨頂。ドススパークで焼かれて終わりなのだ。 __ししょう・・・・ ぱちゅりーはまた、ドスは日が昇るころに洞穴から外へと出てお水を飲みにいく、とも言っていた。日の出まではまだ時間がある、作戦を練っておこう。 __れいむも、あのなきむしれいむもこのほらあなのなかにいるんだろうか・・・ ________________________________________________ ゆ~ふふ・・・ふぁあ~。 ゆっくりドスはよくねたよ。 みずばにいって、みずをのんでこよう。 さあドスのおでましっだよっ! ドシンドシン そういえば、さいきんかんぶのこたちがゆくえふめいになったらしい。 かれらは、ドスがまだただのまりさだったときからいっしょだったともだちだ。 かれらのみになにかあったのなら、ドスはただじゃおかないよ。 きょうのにちぼつまでに、かれらがもどってこなかったら、みせしめになんにんかしょけいしてみよう。 そしたらみんな、ひっしになってさがしてくれるだろう。 そろそろみずばにとうちゃくするよ。 おみずさんゆ~っくり~・・・ ___いまだみょんっ! 「ゆ!?ゆぎゃあああああああ!!ドスのあんよがあああああ!!」ザッバーン みょんの必殺の間合いから繰り出された剣撃は、水を飲もうとして前傾姿勢になったドスまりさのあんよを持ち上げるようにして切り裂いた。痛みから逃れるように前に倒れたドスはそのまま沼の中へと落ちた。 ザバーン「だっだれだああああ!ドスのカモシカのようなあんよにきずをつけたやつはああああ!?!?!?」 冷たい水の中から勢い良くドスが飛び出し叫ぶ。 __だれだといわれてでていくやつなんかいないみょん。 みょんは既に茂みへと姿を隠している。 「ゆっ・・・ゆふふふ・・・!そうか、わかったよ。かんぶのこたちをゆっくりできなくさせた”はんにん”だね!でもドスはおまえなんかにはまけないよ!くふふふふ!」 ___あぶない! ドススパーク! 瞬間、ドスの口から巨大な閃光が轟いた。偶然にも、その向かう先はみょんの隠れている茂み。 間一髪、みょんは他の茂みに移動することで事なきを得たが・・・ ___あのドススパーク・・・すさまじいはやさみょん。あんらくしにはこまりそうにないみょんね・・・! 思わず口元がつりあがる。 「ゆっふふふ!おそれいった??ドスはドススパークをうてるんだよ?わかったらさっさとでてきてころされてねッ!うぎゃああああああああ!!」 「きづかなかったみょんか?からだはでっかくなっても、おつむがついていってないみたいみょんね!」 ドスが下を見下ろすと、ドスのまむまむを刃物で抉るみょんの姿があった。 「!!・・・おまえはッ!あのときのおおおお!」 「ようやくおもいだしたみょんか?こうきなドスさまにおもいだしていただけるなんて、みにあまるこうえいだみょん」 みょんは得物を背に収めながらあざ笑う。 「ほざくなッ!」 ドスは小さくジャンプし、___小さくといってもみょん程度の大きさのゆっくりなら簡単に押しつぶしてしまう必殺ののしかかりを放った。 ドシー・・・ン 「ゆっぎぃいいい!!」 「あんいにあしをあげるなみょん。ぜっこうのまとだみょんよ?」 ドスが中に飛び上がった瞬間、みょんは抜刀しながらドスの真下へともぐりこみ、ドスのあんよをさらに切り裂いて、背中側へと抜けた。この間なんと0.6秒。ゆっくり、という名を返上しなければならない早さである。 「さあドス、つぎはどうするみょ・・・うわっ」ザブーン なんとドスは後ろにごろごろと転がり、みょんを道づれに沼の中へ落ちようとしたのである。 「ちぃ・・・・!」 「あっ・・・あぶなかったみょん・・・!」 すんでのところで回避したみょん。しかしドスは沼の中、距離のつめようが無い。 「ゆっふっふ、ゲスなみょんはおみずのなかではすぐどろどろにとけちゃうのぜ!」 ドスは普通のゆっくりより水に強い。少しの間なら水の中に入っても大丈夫なのだ。 「しねっ!」 ドススパーク! ドススパーク! ドススパーク! ドススパーク! 「くっ・・・狙いを定められては避けきれないみょん!」 身を隠す茂みは既に焼き尽くされ、沼の中にいるドスに近づくこともできない。 しかもドススパークの精度がどんどん良くなっている。 __あと2はつ、もって3はつよけるのがげんかいみょんか・・・!しかたない・・・! ドススパー・・・ 「ゆ!ドス!ゆっくりしていてね!」 「ゆっくりじでいびびびぎゃぼおおおおん!」 みょんはドスに向かって挨拶をしたのだ。それもドススパークの発射直前に。するとどうなるか。暴走したエネルギーが口の中で炸裂するのだ。 「ゆぶぶぶぶ・・・!よぐもやっでぐれだね!!」 「ほんとうはこんなてはつかいたくなかったみょん・・・」 「ぼうゆるざないよ!ひさしぶりにこれをつかうよ!」 ドスは沼から出、帽子のなかから槍を取り出した。その槍はゆっくりが使うような木の棒ではなく、人間が戦で用いるような、立派な槍であった。 「ドス、かかってくるみょん。ぜんしんぜんれいであいてをするみょん。」 体勢を低くしたいつもの構えをしたみょんがドスを挑発する。ドスもそれに答える。 「ゆっふふふ、やりはドスのもっともとくいとするぶんやだよ!しねぃ!」 ドスは咥えた槍を右から左へ振る。 「スローすぎるみょん。」 みょんはそれを前進しながらかわす。 __あと一メートルでこっちの間合いみょん・・・! ドスが上下左右前後に槍を振り回すが、すべてみょんにいなされる。 あと80センチ・・・60センチ・・・40センチ・・・20センチ・・・5センチ・・・・1センチ・・・! 「ざんねんだったね、みょん」 瞬間、上から声が聞こえた。バッ 「うぐっ」 突然、ドスは槍を口から放し、砂を吐いたのだ。予想だにしない攻撃を、みょんはかわすことができなかったのだ。 「じゃあねッ!みょん!あのよでゆっくりしていってね!」 __よかった、すなでよかった。これがどろやみずだったら・・・かんぜんにみょんのまけだったみょん・・・ __きょり1メートル45センチ、たかさ1メートル。ドス、ちょうしにのりすぎたみょん・・・ 砂で目を潰され、何も見えない。しかしそれもみょんには通用しない。みょんにはドスの位置が音でわかるのだ。 抜刀、疾走、跳躍、斬撃 「ドス、ドスのやりさばきはみごとだったみょん。それなのになぜ、2かいもおなじてをくらったかわかるみょん?」 「ゆぐう・・・へたこいたのぜ・・・!」 ドスのあんよはかんぜんにつぶれていた。1メートルの高さから落ちてくるドスのあんよをみょんが滅多切りにしたのだ。 そしてドスは先ほどまで沼に浸かっていた。この相乗効果は、ドスの下半身のほとんどを潰すだけダメージを与えた。 そしてそれは、このドスの生命はもう終わりであるということを意味していた。 「かちをかくしょうしたからみょん。まだしょうぶもついていないのに、たかくとびすぎたみょん」 「ゆ・・・っふふふっふ・・・みょんはつよくなったのぜ・・・まりささまのかんぱいなのぜ・・・。これからは・・・ドスをたおしたけんしとして・・・たのしくゆかいにくらすといいのぜ・・」 いさぎよいドスの言葉に、みょんは少しだけ同情を感じた。ドス・・・なぜ3年前のあのとき・・・みょんが言おうとした瞬間! 「ゆっへへっへえへえへへへ・・・!なんてドスがいうとおもったのぜぇ?ゆげえっへへっへええ!」 「し、しまったみょん!」 ドスの口から伸びた舌がみょんの体を縛ったのだ。なんたる卑劣、なんたる狡猾、しかしそれこそが、ゲスまりさのゲスまりさたる所以であり、3年前のあの日、みょんを瀕死の重傷へ追いやった本性であったのだ。みょんは一時の感情に流されて、ゲスまりさの本質を忘れてしまっていたのである。 「ぐっ・・・しまったみょん・・・!」 「ゆっへへえ・・・!これがドスの”きりふだ”だよぉ!ドスはひとりじゃしなないよ!おまえをみちづれにじでやるうううう!!」 ドスの舌がみょんを締め付ける。がっちり固定されてしまい、みょんは得物を抜くことができない! 「やっ・・・やめるみょん・・・」 「やめろといわれてやめるわけないでじょおおおおばああああかあああ!!」 「ほ・・・ほんとうにやめるき・・・ないみょんか・・・!?」 「あだりまえでじょおおおお!じねええええ!」 「ならしかたないみょん」 ドスが舌に力を込めようとする。しかし・・・ 「ゆ?・・・ゆぎゃああああ!!ドスのしたさんがあああああああ!!おまえなにをしたあああああ!?!?」 「”ゆうめいくもんじそうめいのほう”・・・はんれいに、けんをつかわせたみょん。これがみょんの”かくしけん”。けんしとしてはあんふぇあかもしれんみょんが・・・」 切り落とされ、地面に落ちたドスの舌から脱出したみょんの傍らには、先ほどまではいなかったみょんの分身”はんれい”が居た。 みょんははんれいに、みょんが背中に背負ったまま使えない剣を二つに分離させ、ドスの舌によって固定されていない方をはんれいに持たせ、ドスの舌を切断させた。老人の鍛えたこの”ゆっくり殺し”は、このような使用法も想定してあったのである。 リラックスしているみょんとは対照的に、”はんれい”はゆっくり殺し本体から抜き出した、少し小振りの剣を構えたままだ。 「ひきょうだぞおおお!」 「たしかにひきょうなしゅだんみょん。ひきょうついでにうそもつくゆっくりごろしのわるいゆっくりみょん。」 「ドズをゆっぐりざぜないゲズはじねええええええ!!ぶぁあああああああ!!」 「ドスにはもうしわけなくおもっているみょん。ドスにとどめをさすのはぜんしんぜんれいなんかじゃなく、はんしんはんれいがいいとこだったみょんね」 「どっ・・・ドスをどうするき!?」 みょんは背中からゆっくり殺し本体を抜き出し、はんれいとともに剣を構える。 「なきむしれいむのかわりに、どすにはじごくのくるしみをあじわってもらうみょん。じごくのえんまによろしくつたえておいてくれみょん」 みょんがそう宣言した瞬間、はんれいが凄まじい速さでドスの内部へと突っ込んだ! 「ゆっぎゃあああああああ・・・ぁぁぁぁ・・・あれ?いたくないよ?」 「ん?ドス、きづかなかったみょんか?かはんしんがそこまでつぶれて、いままでいたみをかんじなかったなんておかしいとおもわないみょんか?」 ドスはぞくり、とする。 「じつは、ドスのあしをきりきざんだときに、はんれいをつかって”だいじなあんこさんに”さいくをさせてもらってたみょん」 「え?え?」 みょんの顔が、満面の笑顔に変わる。 「いまみょんがなにをかんがえてるかわかるみょんか?いかにどすにくるしみをあたえるか、いかにいまのうちに”いたみをためこませるか”、それだけみょん」 ___ドスの感覚が少しずつ、少しずつであるが・・・じわりじわりと戻ってきた 「いや!いやだよ!いたいのはいやああああ!ゆっぐっ!ゆっぐりじでいっでね!いだいいだいはあああああああ!!!ゆっぐりじでいっでねえええ!!」 ゆっくり殺し本体を構えたみょんがドスの顔にジャンプする! 「これはぱちゅりーのぶん!」 みょんがゆっくり殺しでドスの両目を滅多切りにする。はんれいは、ドスの体内を蹂躙し続けている。 「ああああああ!!ドスのおめめがああああ!!」 「これはあっきにおちたどうほうたちのぶん!」 みょんがドスのまむまむをさらに斬り潰す。はんれいはまだ、ドスの体内を切り刻んでいる。 「やべでええええええ!いだぐないげどやべでえええええええええおねがいいいい!」 「これはおまえのせいですべてをうしなった、みょんのぶん!」 みょんがドスの発声器官と口を粉砕する。はんれいはなお、ドスの体内で暴れまわっている。 「ぶえううう!ごぼ!ごぼ!ぶぶぶぶふうふううう!」 「そして・・・」 「ぐごごっ!?」 みょんが落ち着いた面持ちでドスを見つめる 「そしてこれが・・・、きさまによってすべてをうばわれ、いきながらにしてじごくにひきずりこまれた・・・れいむのかなしみみょおおおおんっっっ!!」 みょんの渾身の一撃がドスの中心に突き刺さる。それと同時にはんれいは、ドスの額をつきやぶり、外に出てきた。 ドスの顔面を破壊し尽くしたみょんが、地面に降り立つ。ドスに背を向け、ゆっくり殺しを背に収め、はんれいとともに歩き出す。もう振り向くこともあるまい。そして___ 「・・・ゼロみょん」 「!!!」 ____________________________________________ 「ぱちゅりー、ただいまみょん」 満身創痍、全身を返り餡に塗れたみょんがぱちゅりーの巣へと戻ってきた。 「みょ・・・みょん!?もしかして・・・」 「ドスはみょんがたおしたみょん。たとえドスとはいえ、ころしにかんしてはしろうと。みょんのあいてじゃなかったみょん。」 ぱちゅりーは目に涙を浮かべている。これで皆、奴隷という立場から解放されることになるだろう。 ドスンドスンドスン!「ぱっ・・・ぱちぇ!たいへんなんだよ!ドスがころされてるんだよぉ!」 「「しってる!」」 「・・・ゆ?」 過去作: anko 1923 神隠し
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「ちーんぽっ!」 お盆なので祖父母の墓参りに向かった。が…墓の光景はひどい有様だった 熱い中わざわざ親類が丁寧に飾り付けた花が引き抜かれてボロボロにされ、祖父母の好物と言う事で供えたおはぎが 食い散らかされていたのだ。 「ちーんぽっ!」 カラスの仕業かはたまた悪戯かと思い呆然と立ちくしていた所、妙な声が墓の影からした 覗いて見ると其処には大小の白と緑の物体が仏花とおはぎを食っているのが目に映った 「ちんぽっぽ?」 ゆっくりみょんのうち一匹がこっちに気づくと他のも一斉にこっちをむいた 「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」 やっぱりこいつらだったか。半饅半霊の分際が墓荒らしとは舐めた真似をしてくれるしかし自分には何もする気も起きなかった。 祖父母が死んだばかりで怒る気力もなく暑かったのと霊前で蛮行に及ぶのも忍びなかったので何もいわず墓の花飾り直し、 供え物にこれまた祖父母の好物であった草餅を備える事にした。ゆっくりみょんは後でどっかに捨ててこよう 草餅を見るとゆっくりみょんが一斉に騒ぎ出した 「おいしそうなおもちだね!くれるの?」 流石にイラっと来たので石を投げつけて脅したらすぐ様黙った。 墓の前で目を閉じ合掌し死者との想いに浸りながら霊に対して祈りをささげていた 最初は黙ってこちらを見ていたゆっくりみょんだが、しばらくするとまた餅を催促してきた 「おもちをおいたらさっさときえてね!おもちはわたしたちのものだよ!」 「ちーんぽっ!!」 ワイワイ騒ぎ始めたが気にせず、自分は読経を始めた ―――観自在菩薩行深般若波羅蜜多時 そういうと一匹の小さいゆっくりみょんの様子がおかしくなった。ブルブルふるえたと思うと半霊の方が弾け飛び 饅頭の方は白目を剥いて事切れた 「み゛ょ゛ん゛っ!」 「おにいさんおきょうよむのはやめてね!」 ――――照見五蘊皆空、度一切苦厄 次に中くらいのゆっくりみょんの半霊が爆ぜて本体はのたうち回りながらまっぷたつに割れた それを皮きりに他のゆっくりみょん達がパンパン弾ける 一番大きいサイズのゆっくりみょんはブルブル震えて体躯を限界にまで膨らまし真っ赤な顔してこらえている 半霊の方は釣ったばかりの魚の如く地べたで跳ねている。自分の経を読むアクセントの強弱に反応して 暴れたり、堪えたりしている ――――羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経 経を唱え終わると 「お゛も゛ち゛た゛べた゛か゛った゛の゛に゛ぃぃぃぃ!!」 と言って口から盛大に餡を吐き出してペラペラの皮だけを残して成仏した 周囲を見るとひぐらしも鳴きだし辺りが紅に染まり始めたので戻ることにした
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「幽々子さまー、ただいま戻りましたー」 静かな日本邸宅に少女の声が響く。 ここは白玉楼。冥界の大食いお嬢こと、西行寺幽々子の住処だ。 で、買い物籠をぶら下げた少女は魂魄妖夢。ここ、白玉楼の庭師である。 庭師兼剣術指南役兼主婦、とも言う。 「幽々子さまー、どこですかー。おやつを買ってきましたよー」 超☆広い白玉楼だが、「おやつ」の声を聞けば幽々子はすぐに現れる…普段は。 「幽々子さまー、どこですかー?今日は新商品のぬーぼーって言うお菓子ですよー?」 ここまで言って妖夢は首をかしげる。 「おかしいなあ。いつもなら『ただいま』の時点で飛んでくるのに。お昼寝中なのかな?」 そんな妖夢の背後に忍び寄る一つの影。妖夢は気付かない! 影はふわふわと近づいていき、白魚のような指で妖夢のうなじをつついっ、と撫でた。 「ひゃあっ?!」 あられもない声を上げて、買い物籠を放り出してその場にへたり込む。 顔を真っ赤にして振り返ると、そこには… 「幽々子さま!」 お察しの通り、幽々子が立って、いや、浮いていた。 右手に持った扇子で口元を隠すお得意のポーズで笑っている。 「私の気配に気付けないなんて、まだまだね、妖夢。そんなことだから鬼に未熟者なんていわれるのよ?」 「うう、不覚です…。でも幽々子さま、みょんなところ触らないでくださ…ん?」 言いかけて気付く。幽々子に抱かれたドマンジュウ。ゆっくりとよばれる変な生き物?だ。 だが、妖夢はゆっくりを見るのははじめてだった。さしものゆっくりも冥界までは来れないのだろう。 死んでもゆっくりにまた転生するし。 「これが…ゆっくり…私に似てますね。」 このゆっくりはゆっくりようむ。妖夢に似てるから、ゆっくり妖夢。安易と言えば安易なネーミングである。 「ええ。妖夢そっくりでしょう?さっき紫が来て『面白いもの見つけたから』って置いて行ったのよ。」 「…あの方は…」 いつも寝てばかりいるくせに、こういう悪戯は好きなんだから、と頭を抱えた。 「幽々子さま、それ、どうするつもりですか?」 「んー、そうね、とりあえずお茶にしようかしら?」 「幽々子さま、きいてまs」 「ちーんぽっ!」 突然ゆっくりが叫んだ。 「ん゛なっ?!」 顔を真っ赤にして絶句する妖夢。 「あらあら」 例のポーズで微笑む幽々子。 「ちーんぽっ!」 もっかい叫ぶゆっくりようむ。 「ちーんぽっ!!!」 さらに大きな声で叫ぶゆっくりようむ。視線はさっき妖夢が落とした買い物籠から覗く野菜に向けられている。 どうやらお腹が空いているらしい、が、妖夢と幽々子はそんなことには気付いていなかった。 「幽々子さま…」 俯いて肩をプルプル震わせながら、搾り出すように声を出す。 「その卑猥な言葉を発する物体を、どうなさるおつもりですか?」 「んー、妖夢はどうしたい?」 涙目になりながら、きっと幽々子を見つめる。 「刀の錆にしたいです!!」 自分と似た顔をした物体が卑猥な言葉を発するのに耐え切れないのだろう。妖夢、乙女である。 「だめよ」 さっくり断られる。 「何故ですか?!」 「この程度のことで平静を失うようでは、まだまだよ。妖夢、刀のように冷えた心を持ちなさい。その修行のために、このゆっくりは白玉楼に置きます」 きっぱり言い切る。真面目な事を言っているようだが、扇子で隠した口元はしっかり笑っている。からかって楽しんでいるのだ。 「幽々子さま、楽しんでません?」 ちょっと考え込んだ妖夢だが、主人の意図をあっさり見破った。もっともらしいことを言ってからかうのは日常茶飯事なのだ。 「あら、もう気がついたの?」 つまらなそうに言う。 「幽々子さまが扇子で口元を隠して何かおっしゃるときは大抵楽しんでいるときですから。」 幽々子はお手上げ、のポーズを取った。 ゆっくりが床に落ちて「ゆっ!!」と抗議の声を上げたが、二人とも聞いていない。 「妖夢ったら、昔はもっと素直で可愛らしかったのに、変な知恵をつけて…」 よよよ、と下手な泣き真似をする。 「それはもう、幽々子さまと紫さまに鍛えられましたから。」 暇な幽々子と、人の悪い紫にとって、素直な妖夢はいいおもちゃだ。毎日のようにからかわれていれば少しは慣れるだろう。 「素直で可愛かった頃の妖夢はもういない…悲しいわ…」 下手なお芝居はまだ続いている。 「幽々子さま…お芝居はもういいですから、お茶にしましょう。今日は新商品の…?!」 言いながら買い物籠を見た妖夢の顔が凍った。 ゆっくりが籠に顔を突っ込んでむーしゃむーしゃしていたからだ。 「…」 幽々子の笑顔も凍った。幽々子にとって、おやつはご飯の次に大事なものなのだ。 あわてて妖夢が籠からゆっくりを引っこ抜く。 「ちーんぽっ?!」 食事の邪魔をされたゆっくりが抗議の声を上げる。食べかすが飛び散る。新商品、ぬーぼーの食べかすが。 「…あ。新商品…」 妖夢はそっと、幽々子の顔を見る。笑顔だ。笑顔のままだ。 「あ、あのー?幽々子さま…?」 おそるおそる呼びかけても反応はない。もう一度呼びかける。 「幽々子さまー…?」 幽々子は笑顔のまま扇子をどこからともなくもう一本取り出しす。 死に誘う程度の能力。本気で切れたらしい。たかがお菓子で、と思うなかれ。幽々子にとっては命よりも大切なものなのだ。 「ゆ、幽々子さまっ?!」 切迫した声で叫ぶ。下手をしたら自分まで巻き込まれるのだから当然だ。慌てて傍の部屋に逃げ込む。それでも足りずに押し入れに飛び込む。 …布団に頭を突っ込んで震えることしばし。 「妖夢ー?」 幽々子の呼ぶ声が聞こえたので、恐る恐る出て行くと、そこには… 「…あれ?生きてる?」 元気にお菓子をむーしゃむーしゃするゆっくりの姿があった。 「幽々子さま、殺さなかったのですか?」 んー、と幽々子は首を捻る。 「確かに殺したはずだったんだけど…何故か死なないみたいなのよ」 しばし考え込んだようだが、幽々子は「ま、いいでしょ」と呟いた。 「よく考えたら、あっさり死に誘ってはつまらない。死んだら苦しみも感じない。残酷に苦しんでもらいましょう。ね、妖夢?」 いい笑顔で恐ろしいことを言い切った。 「は、はあ…」 いくら何でも自分と似た顔のものがなぶられのは見たくないなー、と思った。しかし。 「ちーんぽっ!おなかいっぱいだよ!おねーさんたち、ゆっくりできるひと?ちーんぽ!」 とか言って擦り寄ってくるのを見て、一瞬でその考えは吹き飛んだ。 「殺りましょう、幽々子さま」 リボンを掴み上げて言う。あ、こいつのリボン、私のと完全に同じだ、と気がつく。余計に怒りを煽る。 「ちーんぽっ!おろしてくれないとゆっくりできないよ!!!」 二人で顔を見合わせる。 「だそうですが。」 「そうね。とりあえず黙らせて」 「わかりました」 言うが早いか抜くが早いか。楼観剣でゆっくりの舌は細切りにされた。 「…!!!!?!」 悲鳴を上げようにもあげられないゆっくり。ただ涙だけが一気にこぼれた。 「何か言いたそうにしてるわよ?」 「どうせまた、ち…えっと、卑猥な言葉を言おうとしたんでしょう。」 「妖夢、今何か言いかけなかった?」 「気のせいです」 「そうかしら?」 「気のせいです!!」 などと和やかな会話をしながら庭に降り、ゆっくりを目の前にある池に放り込む。 「??!!?!!」 「妖夢、私のやりたいことがよくわかったわね。」 「それはもう、長いことお仕えしてますから」 「まあ、うれしいわ…よよよ」 「…そんな泣き真似はやめてください…」 「?!!??!」 必死で這い上がろうとするゆっくりを10フィート棒で池に叩き落しながら話し続ける。 ゆっくりの方を見なくても的確に押し返したり沈めたりできるのはさすが妖夢といったところ。 地面にたどり着いては足?払いで叩き落され、浮かび上がったと思ったら池の底まで沈められる。 水面に顔を出せば目を突かれる、水中に逃げては呼吸が出来ない。涙と鼻水と池の水がごっちゃになる。 ゆっくりの顔がだんだん紫に染まって行く。 「………」 ゆっくりの意識が途切れるその瞬間を見計らったように、網で掬い上げられる。 「?!!?!!!」 息も絶え絶え、抗議しようにも声がだせないゆっくり。 「あらら、こんなに唇が紫になって。寒かったのかしら?」 「顔全体も紫ですが。きっと寒かったのでしょう。ちょうど焚き火がありますから、暖まってもらいましょう」 言うや否や、いつの間にか用意されていた焚き火の中に放り込まれた。 「!!!?!」 熱い。もちろん熱い。 しかし火の中から逃げ出そうとするたび、10フィート棒でおし戻される。 「!!!?!?!」 繰り返すことしばし。辺りに焼き饅頭の匂いが漂い出した。 「いい匂いねえ、妖夢」 「確かにいい匂いですが、食欲は湧きません…」 「人里じゃ食べるらしいわよ?」 「自分と同じ顔してるものは食べたくないです。」 「それが人情かしらね」 叩かれても叩かれても熱さに暴れるゆっくり。ゆっくりが暴れまわったせいで火は消えた。 だが、二人の胸に宿った怒りの炎はまだ消えていなかった。 「レア、くらいかしら」 「タタキじゃないですか。殴りましたし」 「どちらにせよ、次は食べやすい大きさに、ね。」 火傷で息も出来ないゆっくりの前に妖夢が立つ。刀の柄に手を掛けた。 空気を切り裂く音のみが聞こえ、餡子のついた刀を懐紙で拭いをかける。 ゆっくりを襲っていた火傷の痛みが治まる。 「♪………!!?!」 ほっとしたのも束の間、全身を皮を剥がれたかのような痛みが襲う。 妖夢が器用に皮だけを切り落としたのだ。 「…ちょっと気持ち悪いですね。」 「そうかしら。おいしそうに見えるけど?」 痛みで動くことも出来ないゆっくりの目に、自分に向かって手を伸ばす幽々子の姿が映る。 ぱくっ。 皮を切られた痛みに、さらに食いちぎられた痛みが加わる。 ゆっくりは発狂寸前だった。あまりの痛みに気絶しても、すぐに新たな痛みで強制的に目を覚まされる。 声も上げられない、涙ももう蒸発して枯れ果てた。身動きも、逃げることすらできない。 一口、一口食べられるたびに痛みは増していく。しかし、それと同時に、意識も薄くなっていった。 ゆっくりには死だけが救いだった。しかし、幽々子は味わうように、少しづつ食べていく。 30分後、餡を半分食べられたとき、ゆっくりはようやく死ねた。 「ふう、ごちそうさま」 「幽々子さま。口元に餡子が…それにしても…」 幽々子のために懐紙を渡しながら妖夢はため息を吐いた。 「いくら怒ったとはいえ、恐ろしい殺し方をしてしまいました…」 幽々子はまじめな顔になって妖夢を諭す。 「そうよ。怒りは人の心を曇らせる。妖夢、刀のように冷たい平常心を保ちなさい。」 妖夢も真剣な顔で答える。 「はい、怒りとは恐ろしいものです。身にしみました」 「ところで妖夢、今の私には怒りより恐ろしいものがあるんだけど、わかるかしら?」 どこからともなく扇子を取り出し、口元に当てて微笑む幽々子。 「…それは恐ろしいものではなく、怖いものではないのですか?」 ため息とともに答える妖夢。 「すぐにお茶をお持ちします。少々お待ちください。」 「お茶請けは戸棚のお煎餅がいいわ」 「はいはい」 ちなみにその日、白玉楼は晩御飯抜きだった。ゆっくりを虐めるのに時間をかけすぎてもう一度買い物に行く時間がなかったためだ。 ゆっくりを虐めた結果がこれだよ!
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※ちーんぽ!といってくるみょんがでます ※みょんが成仏します ※実際にやってみたりします 「ゆっくりレポート 〜みょん〜」 通常種のゆっくりの中にはれいむ種とまりさ種より強い上位種がある。 それはみょん種とちぇん種だ。 みょんは戦闘力が高いため棒切れを武器に戦うことがある。 ちぇんしゅは攻撃力こそ無いが瞬発力などが高い。 群れにれみりゃなどの捕食種が現れた場合、みょんとちぇんは、ドスとともに立ち向かう個体もあれば、怖くて逃げ出すものもいる。 今回のレポートはそのみょん種について調べ簡単にまとめてみた。 1 話しかたについて。 みょん種の話し方は3つに分かれる。 それは動物系と通常系と混合系の3種類 動物系は「ちーんぽ」や「ぺにすっ!」「まらぁ」 など性に関する言葉を発して来る存在自体が下ネタという存在。 しかし、その言葉が理解できるのは同じみょん種ぐらいのようなものである。 ほかにも感情表現でうれしくなると 「びっくまらぺにすっ!」 などと意味不明な言葉を発して来る。 つまりみょん種はうれしくなると「びっく」などの言葉を言うのではないかと思う。 通常系は普通のゆっくりと同じようにしゃべることができる固体。 しかしゆっくりとは違い語尾に「〜みょん」をつけてくる。 例「ゆっくりしていくみょん!」 混合系は通常種と動物種の混合タイプ 語尾に「〜みょん」では無く動物種の言葉を発する。 例「ゆっくりしていくちーんぽ!」 ちなみにこの3つのうち一番多いのはこの種らしい。 2 通常種による動物種の翻訳。 先ほどお話したように動物種の言葉は同じ属性に値するみょん出ないと翻訳はほぼ不可。 なので動物種と通常種を一緒にさせ、動物種の言ったことを俺に伝えるように通常種に依頼した。 ――――――――――――――― そして数分経過すると。 「ちーんぽ、まらっ、ぺにす。」 と動物種のみょんが通常種のみょんにはなしかけてきた。 なんていってんのと聞くと 「おにーさんはほんとうにやさしいのといってたみょん!」 といってきた。 「ああ、そうなのか。 みょん、俺は優しいお兄さんだ。その証拠に・・・ほら」 とチョコをばら撒く そして 「びっくまらぺにす!」 と歓喜の声。 「おにいさん、これは・・・」 「ああ、言わなくてもわかる。 お兄さんありがとう!か何かだろ。」 「すごいみょん!おにいさん!」 ――――――――――――――― という感じになった。 やはり動物種のみょんがいる場合。 通常種、もしくは混合種のみょんの存在は不可欠なのだ。 3 戦闘力の高さ。 みょんの戦闘力は前文にも述べたように高い。 その戦闘力は時にはれみりゃに匹敵するほどらしい。 なので、実験してみた。 ――――――――――――――― まずは軽いウォーミングアップ。 お兄さんはお出かけしてくるといい。 もし変なゆっくりがはいってきたらこいつで始末してくれと、木の枝を渡す。 お兄さんが外へ出たら近くにいた野良ゆっくり(まりさ種)をみょんに気づかれぬよう、家にぽいっと放り込む。 「ゆっ・・・ぐっ・・・ぎゅっ」 と三回はねた後転がるまりさ。 そして起き上がりあたりを見渡す。 「ゆぅっ・・・いたいのぜ・・・ここはどこなのぜ?」 とまりさの目の前に広がる謎の空間。 しかし、わかるのは今まで住んでた家よりももっともマシな空間。 「ゆう・・・すごいのぜ・・・ここはにんげんさんのおうちなのぜ?にんげんさんにはもったいないのぜ!だからここを・・・」 まりさは息を吸い思いっきり声を上げた。 「ここをまりさのゆっくりプレイスにするよ!!」 まりさは高らかとお家宣言をしてしまった。 違う部屋にいたみょんはぴくんと耳(?)を立てた。 「みょんっ?ふしんしゃがいるみょんね・・・」 「ちんぽ?」 「みょんはちょっとみてくるみょん!みょんはそこでまってるみょん!」 とお兄さんに渡された木の枝を持って部屋を出る。 その部屋には 「ちんぽっぽー」 と見送る動物種のみょんが見送っている姿があった。 みょんは玄関に向かった後キッチンへ向かう。 するとキッチン近くに 「むーしゃ、むーしゃ」という声が聞こえた。 間違いない。不審者だ。 みょんはこっそりとキッチンの中へ。 よく見るとまりさ種がキッチンのものを貪り食っている。 「んめぇっ!まじぱねぇ!!」 ついでにこのご飯もわざと用意したものだ。 みょんは (ゆ!おにいさんがよういしたごはんをたべている!?ひとがつくったごはんをたべるなんてゆるせないみょん!) こっそりとまりさに近づき声を上げる。 「やい!まりさ!!なにをやっているみょん!」 「ゆ!みょん!!まりさのゆっくりプレイスにようこそ! でもかってにはいってきちゃだめだよ! あとごはんさんあまっているからいっしょにたべようね!」 みょんは絶句した。 こいつ、何を言っている。 ここはお兄さんのおうちなのに、なぜ『まりさのゆっくりプレイス』と言い切れる。 しかもそのご飯はお兄さんが用意していたご飯・・・ 許せない。 早く退治しないとお兄さんが帰ってくる。 時間はない。 短い針さんが3の数字をさしたら帰ってくる。 すべてを賭けるしかないと考えた。 「どうしたの?みょんゆっくりs(ドスッ)」 まりさの腹部に木の枝が刺さる。 「ゆぎゃあああああああああああああああああいたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 「おまえはおにいさんのおうちにむだんでしんにゅうした!いまからそのつみをつぐなってもらうみょん!」 「どおじでえええええええええ!!ここはまりざのゆっぐりぷれいずっ・・・ゆっ゛!!」 「そういうゆっくりはゆるさないみょん!じごくにおちろみょん!」 「いだいいいいいいいいいいいいいいい!! ごべんなざい!ごべんなざい!! まりさがわるかったですう! ここがおにいさんのおうちとはしらなかったんですう!!」 「・・・あいかわらずくちだけはたっしゃだみょんね・・・まりさってのはみょん・・・ いまらくにしてやるみょん! ゆっくりしねみょん!」 と木をさらにねじ込ませた。 「ゆぐげげげげげげぇっ!」 とまりさが痙攣している。 中枢餡にたどり着いたのかと思ったみょんは木の枝を引き抜いた。 しばらくしないうちにこのまりさはゆっくり死ぬだろう。そう確信していた そして3時になるとお兄さんがみょんの大好きなおやつを持って帰ってきた。 「みょん、お勤めご苦労様」と言ってくれたそれが何よりもうれしいことだ。 ――――――――――――――― やはりまりさ種は瞬殺だった。 適度に休憩を与え飯も食わせた後。 次の実験に移る。 ――――――――――――――― 夜。 みょんがまだ寝る時間じゃないときに 「今日は早く寝る」といい部屋を後にする。 みょんから 「ゆっくりおやすみみょん!」 「ちんぽー」と送られた。 今度はれいむやまりさではなくれみりゃを放つ この日のために前日捕まえたものだ。 昼と同じくみょんに気づかれぬようにれみりゃを放つ。 「うっう〜♪」とのんきな声を放つれみりゃ 通常種のみょんが動物種のみょんが遊んでいるときに 「ぎゃおーー!たべちゃうぞー!!」 とばかげた声がする。 その声の主が 「れ・・・れみりゃだあああああああああああああ!」 「ちんぽー!まらっ!ぺにすっ!まらぺにすっ!」 「うー☆あまあまにひきいただきますどぉー♪」 「そうはさせないみょん。みょん!」 「ぺにすっ!」 と木の枝を構えた二匹。れみりゃに勝負を挑むのだ。 「はさみうちだみょん!」「ちんぽこ!」 とれみりゃの頬をさす。 「うぎゃあああああああああああああざぐやああああああああああああああああああ!!」 といないはずのメイド長を呼ぶれみりゃ 「さくやあ・・・どこぉ・・・こあいあまあまがいるよぉ・・・」 おびえるれみりゃ。それはそうだ、今まで痛みを味わったこともないれみりゃをつれてきたのだから。 「つぎははねさんをうごけなくさせるみょん!」 「ちんぽこぽーん!」 と二匹が羽を引きちぎった。 「あぎゃあああああああああああああああああ!!」 羽をちぎり、食べてみると 「おいしいのかおいしくないのかわからんみょん!」 「ちんちん!」 「やめるどぉぉぉぉおおお!いたいどおおおおおおおおお! れみりゃはぁ〜かり☆しゅまであたまのきれる。こーまかんのあるじなんだどぉー!!」 「うるさいみょん!」 「なにがあるじだみょん!それはたんなるおもいこみにしかすぎないみょん! おまえはにせもののあるじだみょん!」 「ちんぽこちーん!」 「・・・え よくきこえないどぉ。もういちどいうどぉ」 れみりゃがとぼける。 「わかったみょん! おまえは!なさけなくて!げすな!にせものあるじだみょん!!」 「う・・・う・・・うわあああああああああああああああああああああああああああ!」 そんな・・・そんなはずは無い。 れみりゃはれっきとした。こーまかんの主。 くーるで、かり☆しゅまな主なのに なのにあのみょんはれみりゃのことをにせものといった。 でもれみりゃの家族もみんなこーまかんの主といっていた。 じ・・・じゃあ本物の主は・・・ ぷちん れみりゃの理性を保つ線が切れた。 「ぐびょびょびょびょびょびょびょびょ!」 「ついにこわれたみょんね・・・ あわれなもんみょん」 「まらぺにす!」 「ゆっくりしぬみょん!」 れみりゃの脳天に木の枝をさす。 「びょびょびょびょびょびょっ・・・ ぐべえええええええええええええええええ!!!」 その後れみりゃは肉汁などを吐き息をしなくなった。 「・・・おわったみょん・・・」 みょんは見つめ合い、軽いスキンシップをした後、 「おやすみみょん」 といい眠りについた。 ――――――――――――――― やはりれみりゃもだめだった。 相当このみょんが戦闘慣れしていることがよくわかる。 やはりちぇんよりみょんがつよいのではと思った。 やはりドスの群れなどでは用心棒候補としてみょんの名前が多い 4 みょんの不思議な特性 みょんは独特の話し方をするだけではないんじゃないかと思う ということでゆっくり辞典で少し調べてみることにした 何でも辞書にはみょんの中に時折半霊をつれているみょんが存在し、その半霊はみょん以外のゆっくりに憑依可能らしい。 その半霊はみょんじゃないと見えないらしく 見抜くのは相当難しいそうだ。 あとみょんをあと方も無く消滅させる方法というものが書いてあった。 開いてみると、そこにはこうかいてあった。 ――――――――――――――― ゆっくりみょんは元々別世界の存在。 「南無阿弥陀仏」というとみょんはあと方も無く成仏します。 面白そうなのでためしに山に登りみょんを一匹ほど成仏させる。 ゆっくりしていってねというとれいむがあらわれ、お菓子を分け与えることを条件にみょんにあわせてもらった。 「ちんぽー!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり。 じゃあ、早速だが。」 すぅーと深呼吸をした後叫んだ。 「南無阿弥陀仏!!」 そういうと、みょんの体からしゅぱあああという光が放たれた しかし、れいむはのんきに 「ゆぅ〜みょん。きれいだよぉ・・・」 と、するとみょんのからだから発される光がさらに強くなりお兄さんの視界を覆い尽くす。 目がちかちかするが。 目の前を見るとさっきまでいたみょんの姿が無かった。 本当に成仏したのか?と思い天を見ると半霊が。 よく見ると半霊はみょんのすがたをしている。 おそらく成仏しようとしているみょんだろう。 するとみょんが 「ゆっくりしていってね!」 と声を上げる。 うぉぉすげぇ半霊状態だと「ちーんぽ」とか言わないのか! そう感激しているとみょんが口を開いた。 「そこのおにいさんにおねがいがあるよ。 みょんがじょうぶつしたらみょんのしたいをそこにうめてね・・・おねがいだよ・・・」 お・・・おれ!?と思った。 「わ・・・わかった」と返事をすると。 なぜか雲から光がさし、みょんを照らす。 「ゆ・・・おむかえさんだね・・・いまいくよ・・・」とみょんが消え始める。 そして完全に消える直後。 「ゆっくりじょうぶつするよ!」 といい完全に消滅した。 よく見ると魂の抜け殻になったみょんの遺体が 遺言通りに土に埋めると、 「ゆぅ〜どうしたの、みょんは?」 とれいむが聞いてくる。 「え・・・・・・ゆ・・・ゆっくりしちゃった。」 と言ってその場を後にした。 ――――――――――――――― にみょんが畑荒らしに来たら南無阿弥陀仏といえばすぐに成仏する。 しかも成仏寸前になるとまともにしゃべるというものだ。 やはりゆっくりはやめられない。 あとがき ゆっくりレポートというものだが 回想が妙におおかったことは謝りたい byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る木 いじめ系2967 ゆっくり天井針 いじめ系2974 もしもゆっくりが廃スペースシャトルにいたら いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! いじめ小ネタ580 とかいはこーでぃねーと このSSに感想をつける
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ゆっくりいじめ系3251 まりケツの魔力やゆっくりいじめ系3252 れいぱーありすと本当の愛に登場する人物が再登場しますが、読んでも精神が汚染されます。 「 」はゆっくり、『 』は人間のセリフです。 独自設定(ガバガバ)があります。 あたおかな人間が登場しますが、因果応報の部分がありますのでご注意ください。 チート性能のゆっくりが登場します。 汚い話でごめんねー! すまない…またなんだ… みょんの朝は早い。 早朝の人通りの少ない時期。捕食種もいないこの時間帯は野良ゆっくりたちの狩りの時間だ。狩りといってもゴミを荒らすだけなのだが みょんは、いつもの散策ルートを駆け抜ける。十字路を抜け、公園の近くまで行くと、公園の向かい側のゴミ収集場にいつもの糞袋がもぞもぞしているのを発見した。 「あいつらまたいるみょん。やっつけるみょん」 そしてみょんは、はくろーけんを口に咥えると、全速力で糞袋たちの方に突入した。どすん!どすん!どすん!! 「ゆぎゃあああああ!!!!」「こわいのじぇええ!!」「くそにんげんさんたすけてぇええ!!」「おねがいしますぅうううう!!!」 「うるさいみょん!ここににんげんさんはいないみょん!とっとときえるみょん」 そう言って、みょんは、ゆっくりたちを蹴散らしていく。 「いだいぃいい!」「ゆ”っ…」「おかあさまぁあ!」 一匹まりちゃを踏み潰したような気がするが、収集場から糞袋たちが退散した。 「ふん、これでもうここらはあんぜんになったみょん。あとは、このへんののらをぜんめつさせるだけだみょん」 みょんの朝の仕事は、街に住む野良ゆっくりの駆除である。最初に野良を逃がしたのは、彼女らの居場所を突き止めるためだ。 みょんは、こっそり逃げていく糞袋のあとを追う。実際のところ、ゆっくりは基本的に鈍いので、真後ろにいても気が付かないこともよくあるが、一応念のため距離をあけていた。 糞袋たちは、公園から少し離れた路地裏に入っていった。 「ここ、このあいだくじょしたばしょみょん。またすみついてるみょん」 みょんは、数日前に駆除をした路地裏へと入る。路地裏の中腹に一つ、行き止まり付近に一つ、行き止まりの塀に沿って一つ、それぞれ段ボール箱のおうちがあるのを発見した。 「きりがないみょん…さっさとおわらせるみょん」 みょんは、はくろーけん…ではなくペーパーナイフのようなものを取り出し、咥える。そして、手前の段ボールハウスの入り口に向けて駆け抜け、一気に切りつける。 「みょんっ!」 「「ゆぎゃっ!!」」 おうちの中にいた糞袋2体は、あっけなく切り裂かれ動かぬ饅頭となった。 続けてみょんは、行き止まりに向けて駆け出す。行き止まり付近のおうちには、まりさとれいむ、2匹の子であるまいちゃが暮らしていた。 れいむは元飼いゆっくりであったが、子どもを作ることを飼い主に禁止されたことに反発し、げっとわいるどの挙句、まりさと知り合い、2分間の大恋愛の末、即合体。 こうして、2匹の子であるまいちゃと慎ましやかではあるが、ゆっくり暮らしていた、とかいうテンプレを嫌ったみょんに即切り裂かれた。 「てんぷれすぎてあきるみょん!さっさとしぬみょん!」 「まりさまともにしょうかいされてないのぜえ!もぶさんのまま、しにたくないのぜえええ!!」 「れいむちゃんとしょうかいされたよ!れいむ、かわいくってごめんねー!」 「まいちゃをたしゅけろおお!このくしょおやぁぁ!」 各々に好き勝手なことを言い残して滅された一家を尻目に、みょんは最後のおうちに標的を定める。 「これでおわりみょん」 路地裏のゴミを狩ったみょんは、ゴミ袋にゴミを詰め、収集場に持っていった。 「みょん…つぎのぽいんとにいくみょん」 立ち去ろうとしたみょんに『おー。みょんか。お疲れさん!』と声がかかる。 振り向くと、加工所の制服を着た職員がいた。 「おはようだみょん」 『ああ、おはよう。こっちも早起きして来たつもりだったが、また先を越されたなあ。これ以上早く来ても給料でないし、まあいいや』 「にんげんさんもいろいろたいへんだみょん」 『人手不足だからな。この業界もいろいろあんだよ。特にこの街ではな』 みょんに加工所業界の事情など分かるはずもないが、とりあえず適当に相槌を打つ。 『加工所所属でもないお前が何でゆっくりハンターを続けてるのかは知らんが、最近この辺の事情がキナ臭いから注意しておけよ』 「わかったみょん。さっきのろじうらは、このまえかりをしたところみょん。さいきん、ごみがふえるのがはやいみょん」 『予算不足で忌避剤が撒けないんだよなー。それにしても数日は早いな。一応上には報告しとく』 「ありがとうみょん」 みょんは、加工所の人間と別れると、街の中心にある大きな公園に向かった。公園には、ゆっくりの餌となる雑草が大量に生えている。これを狙って沢山の野良ゆが集まってくるのだ 「きょうは、ゆっくりできそうだみょん」 ベンチの上に寝転び、目を瞑りながら、これからのことを考える。 まず、野良ゆが多く集まるポイントを把握し、迅速かつ確実に一網打尽にする。一斉駆除のような人海戦術は使えないので、いかに効率的に駆除を行うかがキモとなる。「う~ん…」 しばらく悩んだ後、あるアイデアを思いつく。 「そうだみょん!みんなまとめてぱくっといってしまえばいいんだみょん!」 みょんは、はくろーけんを手に取ると、勢いよく飛び上がった。 みょんが向かったのはこの公園の長の家。ドア(笑)を叩き割り、侵入すると、長をはくろーけんで切り捨てる。そして、長のおかざりを奪い、自ら被った。 長に変装したみょんは、公園のゆっくり達をすべて公園の中央に集める。 「きゅうにみんなをあつめてどうしたのぜ?」 「きっとおさはだいじなはなしがあるんだねー わかるよー」 「でいぶにさっさとあまあまもってこい!!」 ワーワー言っている糞袋達をみょんはじっと観察する。考えるのは効率的な狩り方。そして腕が立ちそうなものの位置を把握し、シナリオを構築する。何事もリスク管理は大事だ。 そして、方針が定まったみょんは、集まったゆっくり達に、一気にはくろーけんを振り下ろしていく。 「「「ゆぎゃっ!!?」」」 「「「ゆぴぃっ!?」」」 「さっさとしぬみょん!」 「「「ぐぎゃっ!!」」」 「「「ゆげぇっ!」 急に偽物の長に襲撃された糞袋達は成すすべもなく切り捨てられた。 「まりささまをかばえっ!!」 「まりささまにちかづくなぁ!!」 「どぼじて、まりささまをきるのぉ!!」 数匹のまりさが勇敢にも立ち向かってきたが、いずれも瞬殺された ほかにも抵抗したものはいたが、ペーパーナイフに武器を切り替えたみょんの前には無力であった 10分後、全ての糞袋を滅したみょんは園内の清掃をしていた。 「みょん♪みょん♪みょん♪♪」 予定よりも早く事が済んだのでみょんはご機嫌だ。気分よく掃除を終わらせ、公園を出る直前に『ヒャアア!!お前なかなかやるじゃねーか』と声がかかる。 「みょん?」 みょんが振り向くと、目の前にはモヒカンヘアーの男。全く気配を感じることができなかったみょんは一瞬動揺するも、すぐに立ち直る。 「こんにちはみょん」 『おう。それにしてもさっきのお前のアレ、すごかったぜ。あんなにアクロバティックに動いてるゆっくりは久々だ!』 「どういたしましてだみょん?」 『褒め言葉として受け取ってくれ。てか、そもそもお前は何者なんだ?』 「みょんは、みょんだみょん。ゆっくりはんたーだみょん!」 『ゆっくりハンターか。飼いゆっくりっぽいし、飼い主の趣味だろうなあ。飼い主はこの辺にいないのか?』 「おにーさんはおうちにいるみょん!」 『本当はいろいろ聞きたいことはあるんだが、用事があってな。また機会があったらあの動き見せてくれ』 「わかったみょん!」 モヒカンは満足そうにすると、一瞬でどこかに飛び去ってしまう。みょんも次の獲物を求めて歩き出す。 その日の夜、加工所の職員が街の見回りを行っていた。 『最近、野良ゆっくりの活動が盛んになってるらしいから気をつけろよー 普通の野良じゃないような報告も上がってるからな』 『ゆっくりハンターも巡回してるようだし大丈夫じゃないですか?』 『それでもだよ。最近は色々と物騒だからな。というか、ゆっくりハンターに頼りすぎるのもどうなんだって話だ。こちらの存在意義がなくなるからねえ』 『そうですけども。ゆっくりハンターってなんであんな強いんですかね』 『そんなの知るか。希少種じゃなくても、たまに変な性能を持っているやついるだろ。そんな感じだろ』 『よくわかんないです…』 「みょん?」 『うおっ、噂をすれば』 偶然通りかかったみょんが反応する。 「みょんがどうしたみょん?」 『いや~何でそんなに強いのかって話』 「みょんはただのゆっくりだみょん。かこうじょのどうぐをつかってるみょん」 『やっぱあの武器は加工所製か。飼い主の趣味で作れる代物じゃないからな』 『それにしても、”ただのゆっくり”の概念が…』 「ところで、さっきのはなしみょん。ふつうののらじゃないってどういうことだみょん?」 『ああそれか。それなんだが、普通の野良よりも耐久性が高くて繁殖が早いやつらが現れたっていう噂だ。俺は見たことないが情報提供がされてる。まあ眉唾物だけどな』 「ふーん。どんなゆっくりみょん?」 『なんか赤い帽子をかぶってるそうだぞ』 「ありがとうみょん」 『おう。気をつけて帰れよー』 『じゃあなー』 みょんはその場を離れ、再びあの路地裏に向かう。 路地裏につくと、そこにいたのは糞袋、ではなく、知り合いの行商ちぇんだった。 「そこにいるのはみょんなんだねー ひさしぶりなんだねー」 「ひさしぶりだみょん。ちょうしはどうみょん?」 「しょうばいあがったりなんだねー わかれよー」 「なにかあったみょん?」 みょんと行商ちぇんは野良時代からの長い付き合いである。行商ちぇんは、当時放浪の旅をしていたみょんが必要とする道具を用意してくれた非常にありがたい存在であった。もちろん代金はそれなりに取られたが 別の街まで遠征し、各所に隠れ家を作っているという噂であり、裕福であるイメージがあったが、商売あがったりとは一体どういうことなのか ちぇんは不満げに語りだす 「さいきんのらのちょうしがおかしいんだねー なかなかかいわがつうじなくなってるんだねー わかってねー」 「もともとかいわなんてつうじないみょん」 「もっとつうじなくなってるんだねー しょうばいにならなくていらいらするんだねー わかれよー」 「まあまあみょん、おちつくみょん」 「わかったねー でも、このろじうらがおかしいんだねー わかるよー」 「みょん?とりあえず、ここをはなれるみょん」 「わかるよー」 路地裏の入口まで引き返す2匹。人間もまばらな夜なので、特に蹴り飛ばされる心配もないし、れみりゃに襲われても粉砕するのは容易い。 「ろじうらのなにがおかしいみょん?」 「さいきん、よるにへんなおとがきこえるってはなしだねー へんなおとがするのはここだけじゃないけど、おとがするところののらはかいわがつうじなくなってるんだねー」 「おと?」 「ちぇんは、げんいんをみつけるためにいろいろさがしてるんだねー はやくみつけないとしょうばいできないんだねー わかってねー」 「でもここにはなにもいなかったみょん。べつのところをさがしたほうがいいみょん」 「たぶんここなんだねー ここがいちばんおとがおかしいんだねー わかるよー」 「みょん…あしたまたくるみょん」 「きょうもきてるはずなんだねー」 「みょん!?…」 「ほら、そこなんだねー うしろにいるんだねー」 行商ちぇんの指差す方向、路地裏の奥には、確かに何かがいた。もぞもぞとする何かがそこにはいたのだ。しかしそれは一瞬にして消えてしまう。その光景を見たみょんは確信した 「やっとでてきたみょん!」 「ゆわぁぁああ!!どぼぢでばれてりゅのおおお!?」 普通にれいみゅだったのでハズレだった。でも、さっきは誰もいなかったはずなのに、何故こいつはわいてきた… みょんはれいみゅを潰すと、おかざりを行商ちぇんに渡す。行商ちぇんは臭そうにしながらも受け取った。 「はずれなんだねー あしたまたくるんだねー」 「もうはずれはこないでほしいみょん…つぎはきっとみつかるはずだみょん」 「がんばるんだねー じゃあみょん、さようならだねー」 「さようならだみょん。じゃあみょん」 2匹のゆっくりは解散する。 そして次の日の夜、路地裏にて。 「やっぱりいないみょん」 「おかしいねー どこいったんだろうねー わからないよー」 「わからないみょん。でも、あそこになにかいたのはまちがいないみょん。たぶんきしょうしゅだみょん」 「きしょうしゅあいてだとたいへんなんだねー」 「きしょうしゅはほかくするひつようがあるみょん」 「またあしたくるんだねー」 そして3日目の夜 みょんと行商ちぇんが路地裏に向かうと、奥の方で何か大きな影がうごめいている。何やら激しく動いており、甲高い音が鳴り響いている 「これなんだねー かなりやばいおとなんだねー」 「いったいなにがいるみょん…?」 みょんは、ペーパーナイフを咥え、おそるおそる路地裏を進む。そして相手との間合いを詰めると、一気に相手のもとへと突入する 姿がはっきり見える位置まで進み、みょんが相手の方を見ると… そこには… 全裸の男が必死にまりさのケツを叩いている現場であった。 「み、みょおおおん!?」 みょんは急停止する。みょんの声に男も気が付いたようで、驚いた様子でこっちを見てきた。 「に、にんげんさん。いったいなにをしてるみょん?」 男は落ち着きを取り戻した。 『どうも。俺は、まりさのケツを叩いていたんだ。別に変質者じゃないよ』 「どうみてもへんしつしゃだみょん。やばいみょん…」 『いや~警察とかはやめてほしいなあ。せっかくの執行猶予中なんだから』 何と言ってよいかわからないみょん。後ろから行商ちぇんがやってくる 「なにがいたんだねー だまってないでおしえるんだねー わかれよー」 「これがすべてのげんきょうだみょん。このにんげんさんのせいで、いろいろゆがんだみょん」 「だいぶさがしたんだねー」 『元凶って何!? 俺、数日前まで拘置所だったんだけど。何が起きたかは知らないけど、無関係だよ』 「じゃあなんでここにいるみょん!」 『いや~それは~ちょうどよい隠れスポットだなあと思って』 「たぶんちがうんだねー いろんないみではずれなんだねー わかるよー」 「はずれだみょん。たぶんにんげんさんのせかいのゆがみだみょん。けいさつよぶみょん」 『警察はゆっくりできないからやめてね!』 泣きそうになる男。交番までは少し距離がある。どうしようかと悩むみょんに男が提案する。 『じゃあ、俺が渾身のまりケツ叩きを披露するから、それで手打ちはどうだ』 「いみがわからないみょん」 『そんなこと言うなって。見てみろ。これが俺のライフワークだ』 「よくわからんみょん」 そう言いながらも、とりあえず見ることにしたみょん。行商ちぇんも、興味津々の様子である。 男は、自分のバックパックの中から取り出したのは… 赤い帽子だった。 「これ、だうとみょん!めっさだうとだみょん!」 数日前に加工所の人間から教えられた情報はたぶんこいつだ。執行猶予中に何をやっているんだ。行商ちぇんも、びっくりしている。 「すごいひとだねー あれはれあなおぼうしだねー」 『ああ、これは確かにレアな帽子だ。まりさの変種の帽子そう手に入らないぞ?』 「むかしにみつけたことがあるんだねー なつかしー」 『まあ、これで許してくれよ。頼むよ。俺が悪かったからさ。ほら、ケツを叩くよ?いくぜ!!』 男はちぇんに帽子を渡すと、両手を振り上げながらまりさに向かって走り出す。そして全力でまりさの尻を叩いた!! 「ぴぎゃあ!!」 まりさと男の体が宙に舞う。そして地面に激突した。 「はげしすぎるんだねー」 「あまりにもひどいみょん」 『イエエエエエアアアアアア!!』 落下した痛みに目もくれず、ひたすらケツを叩く男 「ぴぎゅあ!!!」 1人と1匹は再び地面を転がる。そして、壁にぶつかる。 「もうやめるみょん」 みょんは止めに入った。だが、それを止めたのは行商ちぇんであった。 「ちょっとまつんだねー ここからがほんばんなんだねー」 「どうみてもあたまおかしいみょん!みてるみょんまでおかしくなるみょん!」 『ふぅ…なかなかいいケツだ…』 「だめだみょん…」 「おもしろいひとだねー でも、じんせいおわってるんだねー」 『ありがとう…君たちのことは忘れない…』 「すぐにでもわすれたいみょん」 起き上がり、息を調える男。そして、奇妙なポーズをとる 「まさかみょんたちもおそうみょん!?」 すると、男はポカンとしながら 『まりさのケツ以外興味ないよ。ここからがメインパートだ!』 再びまりさに飛び掛る男。 「ぴきゃあ!」 1人と1匹はまた吹っ飛んだ。今度はみょんの頭上を飛び越えて行った。 『はぁはぁはぁはぁ…』 「はやすぎなんだねー ついていけないんだねー」 跳躍しながらもケツを叩き続ける男の姿はもはや芸術の領域に達していた。 『あー気持ちー』 男は満足そうに言う。 「ぜんぜんきもちよくないみょん…」 辟易するみょんであったが、確かにあの人間の腕裁きは素晴らしい。一糸乱れぬ動きは、ゆっくりハンターであるみょんにとって、参考になるものであった。非常に不快ではあるが…。 『はぁはぁはぁ…ふう』 「そろそろしんでほしいみょん」 『よし、次行くぞ!』 「まだやるのかみょん!?」 『おうともさ』 「にんげんさん、たのしそうだねー」 行商ちぇんは、新たなビジネスを思いついたようで嬉しそうにしている。 男はまた奇妙な体勢をとり、まりさに語りかける 『よおまりさ、元気か?』 「どおみてもげんぎなわげないでしょおおおお!?」 ケツが腫れ上がったまりさがウネウネ動きながら抗議する。 『そうか。それは残念だ』 「まったくざんねんそうじゃないみょん」 『じゃあ、次は俺の番だ』 「いみわからないみょん」 『いくぜえ!!』 男はバックパックから取り出したのは、赤い帽子だった。さっきのものよりも大きめだ 「まだもってるみょん!?」 『この帽子は俺の大切な宝物なんだ。だから大切に使わせてもらうぞ』 「だからいみわからないみょん」 『さあ、こいよまりさ。俺はお前のことなんか、何とも思ってねえ。ただのケツ太鼓だ。俺が好きなのはお前のケツだ。遠慮なく叩かせてもらおう』 「なにいってるのぜ!やめるのぜええ!」 『さあ、来い!さあ!!』 「いやあああ!!」 まりさの絶叫が響く中、男とまりさの気持ち悪い死闘が始まった。 「なにやってるんだみょん…」 呆れるみょん。だが、戦いを見守るうちに、男のケツ叩きに魅入られている自ゆんがいることに気付いた。 「すごいみょん…なんでこんなにうまいんだみょん?」 みょんは気付いたのだ。彼のケツ叩きの極意を。 『うおおおお!!』 男のケツ打ちは、まりさを宙へ打ち上げていた。 「す、すごすぎるみょん…」 そして男は着地と同時に振り向き、再び尻を叩く。 『まだまだあああ!!』 「ゆべええええええ!!」 「こいつ、できるみょん!!」 みょんは感動していた。あの男の動きを自分のものにしたいと。 『うりゃあ!』 「ゆべっ!」 『おりゃあ!!』 「びぎゅあ!!」 そしてついに決着がついたようだ。 『そろそろ終わりだ!さっさとゆごくにイゲエエエ!!』 男が思いっきり振りかぶり、まりさのケツにクリーンショットをかます。 「ゆびょおおおおおおおお!!!」 まりさの身体は勢いよく上にぶっ飛び、そのまま爆散した。汚らしい餡子が周囲に撒き散らされ、みょんたちに襲い掛かる。 みょんは、軽やかに餡子を避けつつ、はくろーけんで塊を弾き飛ばした。 「とってもくさいんだねー わからないよー」 何ともいえない表情で行商ちぇんが文句を言う。しかし、どういう訳か、ちぇんには全く餡子はかかっていない 「そのからくりをおしえてほしいみょん…」 「きぎょうひみつなんだねー わかってねー」 一方、まりさをぶっ飛ばした男は、餡子まみれで仁王立ちをしたまま動かない。 「にんげんさん、だいじょうぶかみょん?」 『…』 返事がない。どうやら意識を失っているようだ。 男はしばらく気絶しているようだったが、やがてゆっくりと動き、みょんに話しかけてきた。 『あーびっくりした。あまりの衝撃で死んだかと思ったよ。ところで君、誰?見たことないけど……』 「みょんはみょんだみょん。さっきからずっといたみょん」 『え…?あーそっか。うん。わかった。』 (絶対わかってないみょん) 『それで、君は俺を助けてくれたのか?』 「まあ、そうみょん(めんどいからそういうことにしとくみょん)」 『ありがとう。助かったよ』 「みょんは、ゆっくりはんたーだみょん。さいきんこのへんがあぶないから、ぱとろーるしてたみょん。でもいちばんあぶないのとそうぐうしたみょん」 『この辺も治安が悪くなってるのか。そうか…俺も気を付けなきゃなー』 (いちばんあぶないのはこのにんげんだみょん…) 能天気な男に呆然としつつも、 「じゃあみょんはもうかえるみょん」 「ちぇんもかえるんだねー」 『そうか。夜も遅いから用心しろよ。達者でな!』 みょんと行商ちぇんは、路地裏をそそくさと離れた。あんな変質者といてもロクなことにはならない。 近くの公園につくと、みょん達は解散した。 「じかんをそんしたきぶんだみょん…」 「ちぇんはおぼうしをてにいれたから、もうかったんだねー みょんはけっこうみとれてたんだねー」 「さすがにえるものよりも、うしなうもののほうがおおいみょん。もうこりごりみょん」 そして男はというと… 『ふう、さて俺も帰るか。あれ、なんで全裸なんだ?』 驚いた男が振り返るとそこにはいつもの警察官。 『ちょっと君さあ、何回言えば分かるの?刑務所に行きたいのかい』 『どおしてお巡りさんがここにいるのおお!?』 「どうして、じゃないよ。最近この辺は変な音が聞こえるって通報が多くなってるんだよ。やっぱり君だったよ」 『俺、今日しかいないっすよ。最近やっと拘置所から出たんだから。執行猶予取り消されちゃうから逮捕はやめてね!』 『だめだ。今回もちゃんと連れてく』 『ごべんなさいいい!俺が悪かったんですううう!!許してください!!!』 『いや、来なさい』 『許してくれないとぷくーするよ!ぷくーー どおしておまわりさんいなくならないのおおお! ゆんやあああ!!』 こうして今日も町には平和が戻ったようだ。 たぶん。
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ゆっくりの種類 レア度 高級種 希少種 準希少種 普通種 通常種 高い ←←←←←←←←→→→→→→→→ 低い ゆっくりれいむ 通常種(でいぶになる可能性在り ゆっくりまりさ 通常種(ドスになる可能性在り) ゆっくりありす 通常種(レイパーになる可能性在り) ゆっくりぱちゅりー 通常種 ゆっくりみょん普通種 ゆっくりようむ 普通種 ゆっくりちぇん 普通種 ゆっくりるーみあ 準希少種 ゆっくりだいようせい 準希少種 ゆっくりめーりん 準希少種➕ ゆっくりこあくま 準希少種➕ ゆっくりれみりぁ 通常種 ゆっくりさくや 準希少種➕ ゆっくりちるの 準希少種 ゆっくりふらん 普通種 ゆっくりれてぃ 準希少種 ゆっくりるなさ 希少種 ゆっくりめるらん 希少種 ゆっくりりりか 希少種 ゆっくりゆゆこ 希少種 ゆっくりらん希少種 ゆっくりゆかり 特別種 ゆっくりりぐる 準希少種 ゆっくりみすちー 準起床種 ゆっくりけーね 希少種 ゆっくりえーりん希少種 ゆっくりかぐや 希少種 ゆっくりもこう 希少種 全ては登場しません ここからはSS ゆっくりれいむ「すっきりー」 ゆっくりまりさ「すっきりー」 そして午前10時 父まりさ「かりさんにいってくるのぜ!」 一時間経過 父まりさ「ただいまなのぜ」 母れいむ「おかえりなさい」 母れいむ「ごはんさんたべようね」 ゆっくりたち「いただきます!」 ゆっくりたち「むしゃーむーしゃーしあわせーーーーーー」 ゆっくりたち「ごちそうさま!」 一時間経過 そして母れいむの茎から赤ゆたちが生まれようとしている 父まりさ「れいむーーがんばれーー」 母れいむ「うばれる」 赤ゆたち「ゆきゅちしちぇいてね!!」 生まれた数は10匹 多すぎる 運良くエサ不足に陥らなかったようだ そして 時は11月 子ゆっくりたち「ゆっくりしていってね」 母れいむ「もうそろそろふゆごしの準備をするよ」 子まりさA「ふゆごしてなに?」 父まりさ「ふゆごしはゆっくりできないふゆさんからのがれるために秋に食料と落ち葉を準備します」 子れいむA「ふゆさんてなに」 母れいむ「ふゆさんはとてもさむいきせつのことだよ」 そして れいむ一家は冬越しの準備をした やがてゆきがふりそのさむさで別の一家が死んだり餌不足で死んだりするが この一家は無事だった そして2ヶ月後雪は強まり扉の固定を怠ったゆっくり一家をころした この一家は無事だった扉の固定をちゃんとやったそうだ 2ヶ月後 母れいむ「ゆんやーーーーーーーー」 増えすぎたため一斉駆除が始まったそうだ やがて絶滅した 幸い長ぱちゅりーは生き延びたようだ おしまいhm