約 3,035,114 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2067.html
「おでんとからし ~おでん~」の続きです。 あいもかわらず、前半かなりグダグダと前置きが続きます。 ▲■●-をしおりにしておきましたので、 とりあえず痛い目に遭うゆっくりが見たい方は後半の▲■●-からご覧ください。 作者は元ネタの知識も無く、設定等適当なところがあります。 また、もしかすると過去の作品とネタが被っているところがあるかもしれません、 すいません、ご了承ください。 ▲■●-「おでんとからし ~からし~」▲■●- 自らの視界に広がる光景、ここが己の部屋だと信じる事ができなかった。 散乱する"餡かけおでん"に混じって、呻き声をあげる子ゆっくり達。 卓袱台の上では親れいむが頭から餡子を流し泡を吹いて気絶していた。 ふと、その傍のからしの入った小鉢が目に入る。 この惨状の中で、からしの黄色が一際鮮やかに目に焼きついた。 そして先程届いた小包を思い出す。 小包は居間の端に置かれ、この惨状を免れていた。 こいつは・・・。私の脳裏に一つの考えが過ぎる。 しかしその考えを実行する前に、まずは部屋を片付けなければならない。 とりあえず片づけを終えたが、居間の畳の何枚かは張り替えねばならないだろう。 卓袱台の横には息も絶え絶えのゆっくり親子が並べられていた。 私は座り、小包を開けた。 中には「ゆっくり観察用透明な箱 入門セット」とラベルが貼られた透明な箱が入っていた。 先日ネットを眺めていると「ゆっくりいたずらフォーラム」などというフォーラムを見つけた。 そこにはあらゆる方法で可愛がられるゆっくり達の様子が紹介されており、 興味を持った私もさっそく「透明な箱の入門セット」を注文していたのだ。 包装を破り、中身を確認する。 中にはゆっくり専用の麻酔注射と、蓋を固定する為の瞬間接着剤が封入されていった。 さっそく麻酔注射をとり、親れいむの頬に突き刺す。 「ゆ゛ぐ・・・」 かすかに親れいむの呻き声が聞こえる。 子ゆっくり達にも同様に、残りの麻酔を注射してやる。 説明書によれば1、2時間は目を覚まさなくなるとある。 ふと私は空腹感に襲われた。そうだ、せっかく作ったおでんを味わう事ができなかったのだ・・・。 腸の煮えくり返る思いをしながらも私はコンビニに向かった。 「さて・・・。」 コンビニで買ってきたおにぎりを食べ終え、私は準備を始めようと立ち上がった。 洗面所からはバケツを、そして奥の部屋から買い溜めしておいた粉からしの缶を3缶もってくる。 台所に立ち、私のお仕置き計画が始まった。 流し台に置いたバケツに粉からしの粉を全部放り込む。そこに水を注ぎ込み、へらでよくかき混ぜる。 いくら"からし愛好家"の私とはいえ、これだけ大量のからしを作るのは初めてだった。 バケツの中からつーんと鼻をつく香りがする。 さすがにこれは・・・。あまりの匂いと刺激に涙まで出てきてしまった。 私は鼻と口を覆うようにタオルを巻き、作業を続けた。 少し粘度が高かったため、さらに水を加える。今回は普段よりも"ゆるめ"に溶かなければならない。 きちんと全体に水分が回るようかき混ぜる。粉からしは水と反応する事で辛さの成分が発生するのだ。 これでよし。 バケツの中にはドロドロのからしシェイクが出来上がっていた。 私は居間からゆっくり親子と透明な箱を持ってきた。 透明な箱は1辺30cmの正立方体で、何の曇りもなく作られていた。 私はその中に親れいむを入れ、その上から四隅を埋めるように4匹の子ゆっくりを敷き詰める。 幸いにもサイズはピッタリで、これなら中で暴れることも出来ないだろう。 ゆっくり達の口を半開きにしておき、そして、その上から先程作った大量のからしを流し込んでいく。 やがて親れいむの口が黄色い液体の下に完全に隠れた。 その時、親れいむの体がビクっと動いた。 麻酔が解けてしまったかと危惧したが、動きはそれだけだった。 おそらく親れいむの体が危険を察知し、反応を起こしただけだろう。麻酔の効いた体ではどうしようもない。 私はへらの先を隙間に突っ込み、からしが全体に行き渡るよう動かした。 再びからしを流し込む。 穴という穴からゆっくり達の体内にからしの液が流れ込んで行く。 そして、ゆっくり親子は完全にからしの水面下に没した。 ちょうど親子が水没したところで、箱の容量も一杯だった。 親れいむの美しい黒髪が何本か浮かんでいたのでへらの先できちんと沈める。 私は箱の蓋に付属の瞬間接着剤を塗り、慎重に閉じた。 からしの黄色い水面がぴっちりと密着し、気泡の一つも無く箱は密封された。 数分おいて、蓋の固定が完了した事を確かめた私はその箱を居間へと運んだ。 そして卓袱台の上に新聞紙を敷き、できあがったそれを置いた。 まだゆっくり達の覚醒には時間がある。私はテレビをつけて横になる。 卓袱台の上では、物言わぬ只の"黄色い箱"が目覚めの時を待っていた。 ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- 20分ほど経っただろうか、私はスルメを咥えながらテレビを眺めていた。 ガタッ... 卓袱台の上で何かが音を立てた。うるさいテレビの電源を切る。 私はついに自分の作品が完成したことを理解した。 卓袱台の上ではゆっくり親子とからしを詰め込んだ黄色い箱が不規則に震えている。 ガタッ......カタカタ............カタ.............カタカタ........ガタンッ,,,,,,,, 黄色い箱は小刻みに震えはするものの、それ以上の事はできない。 不快な奇声を上げるでもなく、室内を暴れまわる事もなく、餡子を撒き散らすこともなかった。 その黄色い箱は、只々不規則的に震えていた。 カタカタ..............カタ.......カタ............ガタンッ....カタ..........ガタン.........カタカタ...... 中のゆっくり達がどうな地獄を味わっているのか、考えるだけでもゾクゾクする。 ~数分前 箱の中~ まだゆっくり達は完全に覚醒していなかった。 親れいむは頭に残る痛みに、意識を取り戻そうとしていた。 「(ゆぐ・・・)」 頭がギンギンと痛む。 親れいむの神経が機能を回復したその瞬間・・・。 「(ゆふっ?!!!!!!!!!)」 親れいむは口の中に強烈な辛味を感じ、そしてその刺激は一気に脳天にまで突き抜けた。 「(げきか゛らびひい゛い゛い゛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!)」 もはやそれは「辛い」などという味覚ではなかった。 声を上げようにも口の中にはからしが詰め込まれ、さらに突き刺す痛みの為話すことができない。 あまりの痛みに親れいむは瞼を開いた。目の前は一面黄色の世界だった。 だが目の前にあるその色が黄色である事を理解したが最後、強烈な痛みが両目を襲い眼球の表面を焼いた。 「(め゛がぁぁぁ!!べぎゃあ゛っぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!)」 とっさに親れいむは瞼を閉じた。眼球の表面を保護する為、生物として当然の反応だった。 だがそれが親れいむをさらなる地獄へと引きずり込んだ。 眼球の表面に付いたからしが瞼の奥まで入り込んでしまったのだ。 「(ひぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」 痛みに耐え切れず再び瞼を開く。そしてまた焼け付くような痛み。 痛みの原因を取り除こうと、親れいむの餡子脳はまばたきを絶え間なく行おうとする。 まばたきをすればするほど、からしが瞼の奥に入り込み痛さは増すばかりだった。 「(ふびっ!!!ぎひっ!!!!ぎ!!びぎひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ)」 この状況を脱しようと飛び跳ねようとするがそれも叶わない。 全身から汗、涙、よだれ、あらゆる体液が噴出する。が、それと入れ替えにからしの液が親れいむの体に浸透してくる。 からしは親れいむの生殖器からも侵入した。 「(ぎゃぁん!!びびぃん!!ぎびびぃんっびびひひぃぃん!!!!)」 その痛みは敏感な親れいむのアソコの感覚も完全に破壊した。 「(いばぎ!!ぶぐぎがじゃ!!ごぼばごげべぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!)」 全身から伝わる数多の痛みに、親れいむの餡子脳も情報を処理しきれなくなっていた。 もはや思考の中でも言語を扱うことはできなくない。 親れいむに遅れて数分後、子ゆっくり達も意識を取り戻す。 からしは元々、神経痛、リューマチ、捻挫などに効く塗り薬としても機能した。 だが火傷には効かなかった。 全身の突き刺さる激しい痛みに目を覚ました子ゆっくり達は(以下略 ゆっくり親子は体内の餡子を消耗しきるまでこの地獄から逃れることはできなかった。 私は中の惨状をいろいろと想像しながら、黄色い箱をニヤニヤ眺めていた。 するとだんだんとその黄色い箱が可愛く見えてきた。 見た目は無機質な黄色い正立方体だが、置物とは違い、命を感じさせる程度にだけ不規則的に震えた。実際中身は生きていたが。 ペットのように部屋の中を走り回ったりもせず、時々でいいから思い出して欲しいと言ってるかのようにカタカタと震える。 私は黄色い箱をもって玄関に向かった。そしてそれを下駄箱の上の花瓶の横に飾ってみた。 なかなかおしゃれだな。と携帯のカメラで撮影してみる。 ..カタカタ.......カタ............パシャッ! うんかわいい。 私は黄色い箱をもって家のあちこちで撮影した。今度ネットのフォーラムに投稿してみよう。 居間に戻り、黄色い箱を卓袱台の上に置いたその時だった。 ガタガタッ....っと大きく震えたかと思うと、ブシュッ!!!!と音を立てて蓋の隙間から少量のからしが噴き出した。 接着剤の塗り方が甘かったのだろうか、隙間からはからしが滲み出ている。 中ではゆっくり親子が必死に飛び出そうと、膨大な圧力が発生しているのだろう。 ふと"ちくわまりさ"の事を思い出す。まさかあの子が中から・・・。 いやいや、体内を焼き尽くされたあの子にそんな肺活量が残っているはずが無い。 私は滲み出ているからしをふき取り、接着剤を注入して隙間を塞いだ。 そろそろ私も眠くなってきた。私は片付けをしたあと、ついでに風呂も済ませた。 そして私は黄色い箱を縁の下に出した。さすがに睡眠中にカタカタいわれてはたまらない。 気がつけば随分と寒くなっていた。お忘れだろうが季節はもうすぐ冬を迎える。 私は戸を閉め切り、ようやく床に就いた。 それから2、3日部屋の片隅に黄色い箱を飾っていたが、カタカタと止む事の無い振動にだんだんと苛立ちを覚え始めていた。 いい加減かわいそうだし、帰してやるか・・・。 そうしてある日、私は黄色い箱を持って森に出かけた。 しばらく森の奥へと進んでゆくと、10匹ほどのゆっくり達が群れているのが見えた。 「やあ君達。」 「ゆゆ!?」 「お、おにいさん誰?ゆっくりできる人?」 「ここはまりさ達の森だよ。勝手に入っちゃだめなんだぜ!」 話しかけられてやっとこちらに気づくとは。どうしてこいつらが自然の中で生き残れているのか不思議でならない。 「いやいや、君達にプレゼントがあるんだ。」 「ぷれぜんと!!」 「おにいさんお菓子をいっぱい置いていってね」 踏み潰したくなる衝動を抑えて、私は黄色い箱をゆっくり達の前に置いた。 「お菓子は持ってないけど、これをあげるよ。」 「ゆ?なにそれ、おいしいの?」 「ひやかしならおとなしく帰るんだぜ」 「いやいや、よく見てごらん。」 すると黄色い箱が........カタカタ....カタ....と震えた。 「ゆゆ!?この箱生きてるよ!!」 「なんだかこの箱おかしいよ」 「はは、不思議だろ?転がしてみるともっと楽しいよ。」 そういうと私は黄色い箱を軽く転がしてみせた。転がった箱をじっと見つめるゆっくり達。 ..........ガタガタッ.. 黄色い箱が先程よりも大きく震えた。 「ゆゆっ!!なんだかおもしろそうなんだぜ。」 1匹のまりさが黄色い箱に跳びかかった。まりさに弾き飛ばされ、転がる箱。 転がり終わると少し沈黙した後・・・。 .........ガタガタガタッ!.....カタカタ..... 「ゆー!とってもおもしろいんだぜ!!」 「れいむにもやれせてよー!」 「まりしゃもけりたいー!」 「とてもゆっくりできそう!」 何が面白いんだろう。 「とっても気に入ったんだぜ。」 「気に入ってもらえてうれしいよ。ゆっくり大事にしてね。それじゃあ、おにいさんはもう帰るよ。」 「ゆっくり大事にするよ!」 「おにいさんまた来てね。」 「今度はお菓子も持ってきてね。」 はいはいとそんな言葉を聞き流しつつ、私は森をあとにした。 冬はすぐそこまで来ていた。 黄色い箱よ、ゆっくりしていってね。 ▲■●- 終 ▲■●- あとがき 最近この世界にはまってしまった者です。無駄な文章の羅列ばかりで本当にすみません。 ある日おでんを食べながら「ゆっくりをからしの海に沈めてぇ。」という衝動に駆られ、初SSに挑戦してみました。病気です。 そして書き上がってみれば思いの他の長文になってしまいました。 個人的にゆっくりの自然淘汰、自滅傾向の作品が好きですが、結局制裁物になってしまいました。 他作者様によるゆっくりとその他動物達の生態や自然環境の綿密な描写には、子供の頃図鑑を眺めた時のようにワクワクさせれています。(別の意味も込めて) この度は読んで頂きありがとうございました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2052.html
「おでんとからし ~おでん~」の続きです。 あいもかわらず、前半かなりグダグダと前置きが続きます。 ▲■●-をしおりにしておきましたので、 とりあえず痛い目に遭うゆっくりが見たい方は後半の▲■●-からご覧ください。 作者は元ネタの知識も無く、設定等適当なところがあります。 また、もしかすると過去の作品とネタが被っているところがあるかもしれません、 すいません、ご了承ください。 ▲■●-「おでんとからし ~からし~」▲■●- 自らの視界に広がる光景、ここが己の部屋だと信じる事ができなかった。 散乱する"餡かけおでん"に混じって、呻き声をあげる子ゆっくり達。 卓袱台の上では親れいむが頭から餡子を流し泡を吹いて気絶していた。 ふと、その傍のからしの入った小鉢が目に入る。 この惨状の中で、からしの黄色が一際鮮やかに目に焼きついた。 そして先程届いた小包を思い出す。 小包は居間の端に置かれ、この惨状を免れていた。 こいつは・・・。私の脳裏に一つの考えが過ぎる。 しかしその考えを実行する前に、まずは部屋を片付けなければならない。 とりあえず片づけを終えたが、居間の畳の何枚かは張り替えねばならないだろう。 卓袱台の横には息も絶え絶えのゆっくり親子が並べられていた。 私は座り、小包を開けた。 中には「ゆっくり観察用透明な箱 入門セット」とラベルが貼られた透明な箱が入っていた。 先日ネットを眺めていると「ゆっくりいたずらフォーラム」などというフォーラムを見つけた。 そこにはあらゆる方法で可愛がられるゆっくり達の様子が紹介されており、 興味を持った私もさっそく「透明な箱の入門セット」を注文していたのだ。 包装を破り、中身を確認する。 中にはゆっくり専用の麻酔注射と、蓋を固定する為の瞬間接着剤が封入されていった。 さっそく麻酔注射をとり、親れいむの頬に突き刺す。 「ゆ゛ぐ・・・」 かすかに親れいむの呻き声が聞こえる。 子ゆっくり達にも同様に、残りの麻酔を注射してやる。 説明書によれば1、2時間は目を覚まさなくなるとある。 ふと私は空腹感に襲われた。そうだ、せっかく作ったおでんを味わう事ができなかったのだ・・・。 腸の煮えくり返る思いをしながらも私はコンビニに向かった。 「さて・・・。」 コンビニで買ってきたおにぎりを食べ終え、私は準備を始めようと立ち上がった。 洗面所からはバケツを、そして奥の部屋から買い溜めしておいた粉からしの缶を3缶もってくる。 台所に立ち、私のお仕置き計画が始まった。 流し台に置いたバケツに粉からしの粉を全部放り込む。そこに水を注ぎ込み、へらでよくかき混ぜる。 いくら"からし愛好家"の私とはいえ、これだけ大量のからしを作るのは初めてだった。 バケツの中からつーんと鼻をつく香りがする。 さすがにこれは・・・。あまりの匂いと刺激に涙まで出てきてしまった。 私は鼻と口を覆うようにタオルを巻き、作業を続けた。 少し粘度が高かったため、さらに水を加える。今回は普段よりも"ゆるめ"に溶かなければならない。 きちんと全体に水分が回るようかき混ぜる。粉からしは水と反応する事で辛さの成分が発生するのだ。 これでよし。 バケツの中にはドロドロのからしシェイクが出来上がっていた。 私は居間からゆっくり親子と透明な箱を持ってきた。 透明な箱は1辺30cmの正立方体で、何の曇りもなく作られていた。 私はその中に親れいむを入れ、その上から四隅を埋めるように4匹の子ゆっくりを敷き詰める。 幸いにもサイズはピッタリで、これなら中で暴れることも出来ないだろう。 ゆっくり達の口を半開きにしておき、そして、その上から先程作った大量のからしを流し込んでいく。 やがて親れいむの口が黄色い液体の下に完全に隠れた。 その時、親れいむの体がビクっと動いた。 麻酔が解けてしまったかと危惧したが、動きはそれだけだった。 おそらく親れいむの体が危険を察知し、反応を起こしただけだろう。麻酔の効いた体ではどうしようもない。 私はへらの先を隙間に突っ込み、からしが全体に行き渡るよう動かした。 再びからしを流し込む。 穴という穴からゆっくり達の体内にからしの液が流れ込んで行く。 そして、ゆっくり親子は完全にからしの水面下に没した。 ちょうど親子が水没したところで、箱の容量も一杯だった。 親れいむの美しい黒髪が何本か浮かんでいたのでへらの先できちんと沈める。 私は箱の蓋に付属の瞬間接着剤を塗り、慎重に閉じた。 からしの黄色い水面がぴっちりと密着し、気泡の一つも無く箱は密封された。 数分おいて、蓋の固定が完了した事を確かめた私はその箱を居間へと運んだ。 そして卓袱台の上に新聞紙を敷き、できあがったそれを置いた。 まだゆっくり達の覚醒には時間がある。私はテレビをつけて横になる。 卓袱台の上では、物言わぬ只の"黄色い箱"が目覚めの時を待っていた。 ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- 20分ほど経っただろうか、私はスルメを咥えながらテレビを眺めていた。 ガタッ... 卓袱台の上で何かが音を立てた。うるさいテレビの電源を切る。 私はついに自分の作品が完成したことを理解した。 卓袱台の上ではゆっくり親子とからしを詰め込んだ黄色い箱が不規則に震えている。 ガタッ......カタカタ............カタ.............カタカタ........ガタンッ,,,,,,,, 黄色い箱は小刻みに震えはするものの、それ以上の事はできない。 不快な奇声を上げるでもなく、室内を暴れまわる事もなく、餡子を撒き散らすこともなかった。 その黄色い箱は、只々不規則的に震えていた。 カタカタ..............カタ.......カタ............ガタンッ....カタ..........ガタン.........カタカタ...... 中のゆっくり達がどうな地獄を味わっているのか、考えるだけでもゾクゾクする。 ~数分前 箱の中~ まだゆっくり達は完全に覚醒していなかった。 親れいむは頭に残る痛みに、意識を取り戻そうとしていた。 「(ゆぐ・・・)」 頭がギンギンと痛む。 親れいむの神経が機能を回復したその瞬間・・・。 「(ゆふっ?!!!!!!!!!)」 親れいむは口の中に強烈な辛味を感じ、そしてその刺激は一気に脳天にまで突き抜けた。 「(げきか゛らびひい゛い゛い゛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!)」 もはやそれは「辛い」などという味覚ではなかった。 声を上げようにも口の中にはからしが詰め込まれ、さらに突き刺す痛みの為話すことができない。 あまりの痛みに親れいむは瞼を開いた。目の前は一面黄色の世界だった。 だが目の前にあるその色が黄色である事を理解したが最後、強烈な痛みが両目を襲い眼球の表面を焼いた。 「(め゛がぁぁぁ!!べぎゃあ゛っぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!)」 とっさに親れいむは瞼を閉じた。眼球の表面を保護する為、生物として当然の反応だった。 だがそれが親れいむをさらなる地獄へと引きずり込んだ。 眼球の表面に付いたからしが瞼の奥まで入り込んでしまったのだ。 「(ひぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」 痛みに耐え切れず再び瞼を開く。そしてまた焼け付くような痛み。 痛みの原因を取り除こうと、親れいむの餡子脳はまばたきを絶え間なく行おうとする。 まばたきをすればするほど、からしが瞼の奥に入り込み痛さは増すばかりだった。 「(ふびっ!!!ぎひっ!!!!ぎ!!びぎひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ)」 この状況を脱しようと飛び跳ねようとするがそれも叶わない。 全身から汗、涙、よだれ、あらゆる体液が噴出する。が、それと入れ替えにからしの液が親れいむの体に浸透してくる。 からしは親れいむの生殖器からも侵入した。 「(ぎゃぁん!!びびぃん!!ぎびびぃんっびびひひぃぃん!!!!)」 その痛みは敏感な親れいむのアソコの感覚も完全に破壊した。 「(いばぎ!!ぶぐぎがじゃ!!ごぼばごげべぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!)」 全身から伝わる数多の痛みに、親れいむの餡子脳も情報を処理しきれなくなっていた。 もはや思考の中でも言語を扱うことはできなくない。 親れいむに遅れて数分後、子ゆっくり達も意識を取り戻す。 からしは元々、神経痛、リューマチ、捻挫などに効く塗り薬としても機能した。 だが火傷には効かなかった。 全身の突き刺さる激しい痛みに目を覚ました子ゆっくり達は(以下略 ゆっくり親子は体内の餡子を消耗しきるまでこの地獄から逃れることはできなかった。 私は中の惨状をいろいろと想像しながら、黄色い箱をニヤニヤ眺めていた。 するとだんだんとその黄色い箱が可愛く見えてきた。 見た目は無機質な黄色い正立方体だが、置物とは違い、命を感じさせる程度にだけ不規則的に震えた。実際中身は生きていたが。 ペットのように部屋の中を走り回ったりもせず、時々でいいから思い出して欲しいと言ってるかのようにカタカタと震える。 私は黄色い箱をもって玄関に向かった。そしてそれを下駄箱の上の花瓶の横に飾ってみた。 なかなかおしゃれだな。と携帯のカメラで撮影してみる。 ..カタカタ.......カタ............パシャッ! うんかわいい。 私は黄色い箱をもって家のあちこちで撮影した。今度ネットのフォーラムに投稿してみよう。 居間に戻り、黄色い箱を卓袱台の上に置いたその時だった。 ガタガタッ....っと大きく震えたかと思うと、ブシュッ!!!!と音を立てて蓋の隙間から少量のからしが噴き出した。 接着剤の塗り方が甘かったのだろうか、隙間からはからしが滲み出ている。 中ではゆっくり親子が必死に飛び出そうと、膨大な圧力が発生しているのだろう。 ふと"ちくわまりさ"の事を思い出す。まさかあの子が中から・・・。 いやいや、体内を焼き尽くされたあの子にそんな肺活量が残っているはずが無い。 私は滲み出ているからしをふき取り、接着剤を注入して隙間を塞いだ。 そろそろ私も眠くなってきた。私は片付けをしたあと、ついでに風呂も済ませた。 そして私は黄色い箱を縁の下に出した。さすがに睡眠中にカタカタいわれてはたまらない。 気がつけば随分と寒くなっていた。お忘れだろうが季節はもうすぐ冬を迎える。 私は戸を閉め切り、ようやく床に就いた。 それから2、3日部屋の片隅に黄色い箱を飾っていたが、カタカタと止む事の無い振動にだんだんと苛立ちを覚え始めていた。 いい加減かわいそうだし、帰してやるか・・・。 そうしてある日、私は黄色い箱を持って森に出かけた。 しばらく森の奥へと進んでゆくと、10匹ほどのゆっくり達が群れているのが見えた。 「やあ君達。」 「ゆゆ!?」 「お、おにいさん誰?ゆっくりできる人?」 「ここはまりさ達の森だよ。勝手に入っちゃだめなんだぜ!」 話しかけられてやっとこちらに気づくとは。どうしてこいつらが自然の中で生き残れているのか不思議でならない。 「いやいや、君達にプレゼントがあるんだ。」 「ぷれぜんと!!」 「おにいさんお菓子をいっぱい置いていってね」 踏み潰したくなる衝動を抑えて、私は黄色い箱をゆっくり達の前に置いた。 「お菓子は持ってないけど、これをあげるよ。」 「ゆ?なにそれ、おいしいの?」 「ひやかしならおとなしく帰るんだぜ」 「いやいや、よく見てごらん。」 すると黄色い箱が........カタカタ....カタ....と震えた。 「ゆゆ!?この箱生きてるよ!!」 「なんだかこの箱おかしいよ」 「はは、不思議だろ?転がしてみるともっと楽しいよ。」 そういうと私は黄色い箱を軽く転がしてみせた。転がった箱をじっと見つめるゆっくり達。 ..........ガタガタッ.. 黄色い箱が先程よりも大きく震えた。 「ゆゆっ!!なんだかおもしろそうなんだぜ。」 1匹のまりさが黄色い箱に跳びかかった。まりさに弾き飛ばされ、転がる箱。 転がり終わると少し沈黙した後・・・。 .........ガタガタガタッ!.....カタカタ..... 「ゆー!とってもおもしろいんだぜ!!」 「れいむにもやれせてよー!」 「まりしゃもけりたいー!」 「とてもゆっくりできそう!」 何が面白いんだろう。 「とっても気に入ったんだぜ。」 「気に入ってもらえてうれしいよ。ゆっくり大事にしてね。それじゃあ、おにいさんはもう帰るよ。」 「ゆっくり大事にするよ!」 「おにいさんまた来てね。」 「今度はお菓子も持ってきてね。」 はいはいとそんな言葉を聞き流しつつ、私は森をあとにした。 冬はすぐそこまで来ていた。 黄色い箱よ、ゆっくりしていってね。 ▲■●- 終 ▲■●- あとがき 最近この世界にはまってしまった者です。無駄な文章の羅列ばかりで本当にすみません。 ある日おでんを食べながら「ゆっくりをからしの海に沈めてぇ。」という衝動に駆られ、初SSに挑戦してみました。病気です。 そして書き上がってみれば思いの他の長文になってしまいました。 個人的にゆっくりの自然淘汰、自滅傾向の作品が好きですが、結局制裁物になってしまいました。 他作者様によるゆっくりとその他動物達の生態や自然環境の綿密な描写には、子供の頃図鑑を眺めた時のようにワクワクさせれています。(別の意味も込めて) この度は読んで頂きありがとうございました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2066.html
前半、かなりグダグダと前置きが続きます。 ▲■●-をしおりにしておきましたので、 とりあえず痛い目に遭うゆっくりが見たい方は後半の▲■●-からご覧ください。 前半の粉からしの薀蓄も読み飛ばしてもらってオケです。 作者は元ネタの知識も無く、設定等適当なところがあります。 また、もしかすると過去の作品とネタが被っているところがあるかもしれません、 すいません、ご了承ください。 ▲■●-「おでんとからし ~おでん~」▲■●- 今年も北の森からの風が吹き始め、ひんやりとした涼風に枯葉の匂いを乗せ、 人々に秋の終わりを知らせていた。 日も沈みきった頃、家々からは食卓を囲む子供達の黄色い歓声と共に夕食の匂いが漂い始めており、 家路につく人々は橋の上で奇声を撒き散らすゆっくり一家を気にも留めずその足を速めた。 私も早々に帰宅し、台所で夕食の支度をしていた。 肌寒さを感じるようになったこの季節、恋しくなってくるのは"鍋物"だ。 さらに戸を開けて涼しい室内で食べるこの季節の鍋物は最高の贅沢だった。 そんな今夜の献立はずばり「おでん」だ。 すでに土鍋からはほかほかと湯気が立ち上っており、だし汁の香りが我慢している食欲を刺激した。 大根は琥珀色に染まり、たまごもほんのり肌を焦がし、ちくわやはんぺんはその身にだし汁を たっぷり飲み込みふっくらとふくらんでいた。 もういいかな。と調理の完成を見定めた私は調味料棚にある黄色い丸い缶に手を伸ばした。 ビールジョッキほどのサイズのその缶は業務用の"粉からし"の缶だった。 おでんに限らず、豚の角煮、肉まん、豚カツなど食事にからしを欠かせない私は、 この業務用の粉からし缶を買いだめしておくのである。 最近ではチューブのからしが普及し、「粉からし」を知らない人が増えてきているらしい。 からしとは「からし菜」の種子を乾燥させて粉にした物を水で溶いて練った物である。 それをチューブに詰めた物が今我々がよく目にする「練りからし」である。 「粉からし」とは水で溶く前の粉を缶に詰めて販売されている物である。 からし菜の種子には「シニグリン」と呼ばれる苦味を持つ物質が含まれており、水と反応すると 「アリル芥子油」と呼ばれる辛味をもつ物質に変化する。これがからしの辛味成分の正体だ。 「アリル芥子油」は揮発性が高く、口にした時に鼻にツーンとくるのはこの為である。 その性質のおかげで一度水に溶いたからしは辛味が逃げやすくなり、製品の練りからしは食用油 などでこの辛味成分が逃げないよう調整されている。 粉からしはその場で水に溶いて利用するため辛味成分が逃げておらず、 ”練りからしよりも刺激の強い辛味”を味わうことができるのである。 粉からしをいくらか小鉢に取り、ぬるま湯で溶く。 小指の先に、出来上がったからしを少し取り舐めてみる。 新鮮な辛味が口腔内にじわっと広がったかと思うと、一気に鼻腔へとに突き抜けた。 「くぅぅぅぁぁぁぁ!!!」 チューブのからしでは味わえないこの強烈な辛味。 あつあつプリプリのこんにゃくにこのからしをたっぷり乗せて・・・。 そう考えると食欲の我慢も限界だった。 早速私は水で濡らした手拭いを土鍋にかぶせ、居間の卓袱台(ちゃぶだい)へと運んだ。 卓袱台にはガスコンロが用意しており、いつでも熱々のおでんを味わうことが出来た。 いそいそと畳に敷いた座布団に座した私は、傍らの炊飯器から白飯を茶碗によそった。 そして箸を手にとり、それを土鍋の中へと走らせた。 「さぁ~て、まずは何から・・・こんにゃくにぃ・・ちくわぁ・・・大根にぃ・・・はんぺんと。」 本能に任せて選んだおでん種をお椀にとり、そこにお玉でだし汁をひたひたにかける。 「いただきまぁぁ[ピンポーーーン♪]ぁ・・・・?!」 幸せの絶頂にあった私をインターホンのチャイムが邪魔をする。 「こんばんわー、相良急便ですぅ。お届け物にあがりあしたー。」 折角の幸福の瞬間を妨害され、苛立ちながらも私は「はいー」と返事をしながら玄関へと向かった。 扉を開くと配達員の若い男がトースターほどの大きさの小包を抱えていた。 「えー、加工所オンライン様からのお届け物です。」 「あー・・」と私は先日インターネットのオンラインショップで買い物をした事を思い出した。 「ハンコ持って来るんで少し待っててもらえますか。」 そういって私は奥の部屋へと向かった。 ハンコをしまってあるはずの棚の引き出しを開き、ガサゴソと漁った。 しかしハンコは見当たらない。 「あぁー?」とますます募る苛立ちを抑えながらさらに引き出しの奥へと手を伸ばした。 荒々しく音を立てる。 ガサゴソ、ガチャカラン、ギチャン、ガチャン、ゆっ、ぺた、チャリン! (他所から変な音が聞こえた気がするが・・・) 「あ、5円玉・・・、いつの間に・・・。」 偶然見つけた5円玉を手に取り見つめる。 すると5円玉の穴ごしに目的の物を見つけた。ハンコは棚の上に置きっ放しにされていた。 わずか1分ほどの出来事であったが、「あぁもうっ!」と苛立ちを抑えきれず、 頭をポリポリ掻きながら玄関へと向かった。 配達員の若い男はこちらに背を向け、玄関先で爪先を"ペタペタ"鳴らしながら煙草を吸っていた。 こいつの音か・・・?しかしこいつ・・・。 「・・・。あの・・・、ハンコあったんですけど・・・。」 「んぉ?あーじゃあこちらにお願いしあす。」 吸い始めたばかりであろう煙草を玄関先に投げ捨て、足で踏み潰しながら小包を差し出してきた。 踏み潰された煙草と配達員の顔を順々に睨みつけながら私は受領書にハンコを押した。 配達員は小包から受領書をはがし、小包を私に放り投げた。 「おっと・・?!」 「あざーしたー!」 「おいっ!!待ておまえっ!!!」 バタン!とドアのしまる音と共にトラックは走り去っていった。 一体どうなっているんだと踏み潰された煙草に向かって喚いてみるがどうにもならない。 もう今は煙草を片付ける気にはなれない。 届けられた小包は大きさの割りに軽く、片手でも軽々と持って入る事が出来た。 私は玄関の鍵を閉め、居間へと向かった。 何をしていたんだっけ・・・? そうだ、おでんだ! おでんの事を思い出し、少しだけ苛立ちが和らぐ。 ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- 早速、居間に戻り卓袱台の方へと視線を向けると、つい数分前までの幸福な光景は無くなっていた。 「おかあちゃん、あたらちいおうちとってもかいてきだよ」 「そうだね、いっぱいゆっくりしようね。そろそろご飯にするよ」 「とっちぇもおいちそうなにおいだよ」 「れいみゅ、いっぱいたべるよ」 「まりしゃのほうがいっぱいたべるよ」 「おちびちゃんたち、慌てないでね。ゆっくり食べるよ」 「「「「ゆー!ゆっくちたべるよ」」」」 「な・・・。」 立ち尽くす私。 開けっ放しの戸から進入したのだろう。 卓袱台の上ではピン球ほどの小さな子まりさ1匹と子れいむ3匹が土鍋の周りを跳ね回っていた。 卓袱台の横ではサッカーボール大ほどの親れいむが子供達を笑顔で見つめている。 居間の畳は泥で汚れ、倒された炊飯器からは泥と混じった白飯が湯気を立ててこぼれていた。 子ゆっくりが跳ね回る卓袱台からは、箸も湯飲みも弾き飛ばされ、部屋の隅々で粉々に砕け散っている。 幸い、土鍋の中のおでんとお椀に取られたおでんは無傷で健在していた。 そういえばハンコを探していた時、他所から変な音がした気がしていたが・・・。 数分前の事を思い返し、頭の中で情報を整理していたその時。 「ゆ?おにいさんだあれ?さ、おちびちゃん達、おにいさんに挨拶するよ!」 「ゆ?」 卓袱台の上の子ゆっくりたちが一斉にこっちを向く。 「せーの・・・。」 「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」 私は初めて経験するゆっくりによる被害に呆然とする。 「ゆゆゆ?おにいさんどうしたの?ここはれいむ達のおうちだよ。 今からおちびちゃん達とご飯だから、おにいさんも自分のおうちに帰ってね。」 「おにいちゃんゆっくちちたいの?」 「でもれいみゅたちがみつけたごはんはあげないよ」 「じぶんのごはんはじぶんでみつけなきゃだめなんだよ」 「おにいちゃんはにおいだけでがまんちてね」 そんな子供達の言葉を聞いた親れいむは、はっと子供達の方を向き感心した。 まだ小さいながらも自然の掟をその身に刻み、そしてそれを人間に説き語る子供達を自慢に思った。 「(おちびちゃん達は本当にゆっくりしたいい子達だよ。)」 親れいむはそう心の中で囁いた。 「きさまらぁ・・・」 私は言い表すことの出来ない怒りに全身を震わせていた。 とりあえず卓袱台の上の子ゆっくりを除けようとしたその時・・・。 「まりしゃ、もうがまんできないよ!」 そう言うなり、子まりさがお椀の縁からはみ出すちくわの先に跳びついた。 ちくわの先は大きく開かれた子まりさの口にがっちり嵌った。 じぶんの体より大きなちくわの先を咥えたまま、お椀の外に着地する子まりさ。 すると熱々のだし汁に浸かっていた反対側のちくわの先が、さながらシーソー遊びのように ぐにゃと持ち上がった。 「ほがうがうーひー(とってもじゅーしー)」 子まりさが咥えた端は、ほどよく冷めており、子まりさでも食べられる熱さだった。 しかし幸福の時は1秒も経たず過ぎ去った。 子まりさが咥えた側と反対側の端が持ち上がった事により、ちくわの穴の中に残った 高熱のだし汁が子まりさの口腔内へと一気に流れ込んだ。 「ぢょばづぎひうごぶぎゅほがあぐびゅげ(ちょあつっひゆごふぎゅおががぐゆげ)?!!!!!」 昆布だしを素にすじ肉などの旨味もたっぷり溶け出した極上のだし汁は、小さな子まりさの口腔内を 焼くのに十分な熱を持っていた。そして・・・。 「ぐぼげぼば(ゆごげぼは)!!!!」 身の危険に瀕し、咄嗟に驚異的な肺活量が子まりさの体から発せられ、 口腔内のだし汁を一気に噴き出した。 子まりさの口から噴き出されただし汁は、ちくわの穴の中を駆け上っても そのエネルギーを失わず、反対側の口から水鉄砲のように「ぶしゃっ!!」と噴出した。 「あー!まりしゃだけじゅるい!」 「れいむもたべる!」 一人抜け駆けした子まりさの元に2匹の子れいむが跳び寄り、子まりさとは反対側のちくわの先に跳びついた。 そして2匹とも「熱々だし汁鉄砲」をその顔面にもろに喰らった。 「ゆ゛びょべええええええ?!!」 「ゆ゛ぎゃつ゛いいいいい!!!!」 滞空中に撃墜される2匹の子れいむ。 まるで射出された素焼きの円盤を撃ち落す「クレー射撃」競技だ。 しかも初挑戦で2枚抜きをやってのけるなど、この"ちくわまりさ"只者ではない。 もはや私の論理回路はショートしていた。 「おちびちゃん達!お願いだからゆっくりしてね!」 親れいむが卓袱台の上で跳ね回る子れいむ達に叫ぶ。 そんな願いなど聞けるはずも無く、撃墜された2匹の子れいむ達は火傷の痛さに耐えられず、 全身の神経、筋肉(どちらも餡か皮)に身を任せて跳ね回る。 「れいぶのがわい゛い゛おきゃおぎゃああああ!!!!」 「おめ゛め゛にばいっだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 その内の1匹が卓袱台から転げ落ち、こぼれた白飯の山に飛び込んだ。 「っ゛っ゛ゆびぎょべばあぁぁがっぁぁ!!?!!?!!!?!!」 炊飯器から出たばかりの米粒は一粒でもそうとうに熱い。体の小さな子れいむにとってはなおさらだった。 白飯の山から"握り飯"が跳び出した。 「く゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ぼごべばあああああああああああ!!!!!!」 意味不明な叫び声を上げている。 もがけばもがくほど熱々の米粒が頬、唇、瞼、髪の毛にこべりつく。 「おちびちゃん!!ゆっくりしなきゃダメだよ!!」 そう言うと親れいむは暴れまわる子れいむを顎の下で押さえ込んだ。 「ゆぎひぃぃぃぃぃ!!!ゆぎぃぃぃ!!!おがあしゃんはなじでええええええ!!!」 「今ゆっくりさせてあげるよ。」 親れいむは舌を出し、子れいむの体の米粒を舐めとろうとした。 「ぅわあっち!!!!」 思いのほかの熱さに思わず跳び退いた。 しかし全身にその米粒をまぶしてもがく子れいむは自身以上に苦しいはずだ。 再び子れいむを押さえ込んだ親れいむは、熱さを我慢しながら、子れいむの体にこべり付く米粒を すべて舐めとって喰った。 「ゆ、めしうま・・。おちびちゃん!もう大丈夫だよ。とってもおいしいよ!」 「ぐゆっ・・・ゆぐっ・・・」 米粒を舐めとられた子れいむは、全身に赤い斑点をつくり火傷を負って痙攣していた。 親れいむは口唇と舌の先を少しひりひりする程度に火傷しただけであった。 もう片方の子れいむはというと、ついにおでんの入ったお椀と激突し、卓袱台の下へと落下していった。 空中へと弾き飛ばされ、中身を撒き散らしながら吹っ飛ぶお椀。 そして今まで無傷で済んでいた残りの子れいむに、舞い上がったはんぺんが襲い掛かった。 (ここで言うおでんの"はんぺん"は各地方によりそれぞれ違うと思うので、) (各自脳内変換してください。ちなみにうちは天ぷらの薄はんぺんです。) 「ゆゆ!!」 まるで燦燦(さんさん)と照りつけるお天道様の下で干された、ほかほかでふわふわの掛け布団のように、 ふわっと子れいむを包み込む。 「ふわゅ・・?!!ぐびげぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」 中央が盛り上がったはんぺんの下から曇った子れいむの叫び声が聞こえる。 「あづういぎぎっぎいいぎいい!ぶぎょあげえ゛え゛え゛ええ!!!」 ぼてっ♪ さらにその上にたっぷりだし汁を吸った大根が落ちてきて圧し掛かる。 「はぎぐぐぅぅ、たじゅけ、ぎゅ、で、ぐぎゅぶっ、おぎゃあ゛じゃああぁぁぁん!!!」 「待っててね、おちびちゃん達、今助けに行くよ!」 我が子の助けを聞き、親れいむが跳び上がる。 それを見て、はっと我にかえる私。 「あっ、バカ、よせ・・・!!」 ピン球サイズの子ゆっくり4匹が跳ね回れていたとはいえ、たかが卓袱台、その大きさは知れていた。 さらに今は極上のおでんがたんまり入った土鍋とガスコンロがその中央に鎮座している。 そこにサッカーボール大の親まりさが跳び乗ったらどうなるか・・・。 卓袱台の上へと跳びあがった親れいむは、卓袱台の上の土鍋とガスコンロを弾き飛ばした。 熱せられた土鍋ととコンロの熱が頬の皮を少し焼いたが、我が子が目の前で苦しんでいる時に、 自身の身体の事など二の次だった。 幸い、滑り止めの付いたガスコンロは押し退けられただけで卓袱台から落ちることは無かった。 我が家を失うという最悪の事態は避けられた。 しかしその上の土鍋は違った。 まるでカーリングの石のように何の抵抗も無く滑り落ちた。 私は手を伸ばすが間に合わない。 「いや゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 と叫ぶは私。 コンロの上から滑り出し、一瞬宙を舞った土鍋は、少し高度を落とし卓袱台の端に当たった。 そしてその身を真っ逆さまにひっくり返し、中身を宙へとぶち撒けた。 「うごおおおあああえええええええがあああああああああ!!!!!!!!!!!」 いろとりどりのおでん種が舞い上がる。 大根、たまご、ちくわ、ごぼう巻、はんぺん、すじ肉、こんにゃく、こぶ巻。 その下ではお椀にぶつかり卓袱台から落下した子れいむが、ようやく火傷の痛みも和らぎ息を整えつつあった。 「ゆぅ゛・・ゆぅ゛・・ゆぅ・・・」 そこにおでんの雪崩が子れいむを襲った。 「ゆ゛ばべ!!!!!」 灼熱のだし汁を浴び、自身の倍以上もあるこんにゃくの角が額に直撃し子れいむは気絶した。 畳の上には広大な琥珀色をした海が広がっていた。 そして、ひっくり返った土鍋と、散乱するおでん種に混じって子れいむが痙攣していた。 私は放心状態になり、おでんの残骸の元へ歩み寄り膝まずく。 「あ・・・あ・・・が・・・・・なん・・で・・・・」 膝元に転がっていた"たまご"を拾おうと手を伸ばした。 別にそれを拾って食べようとした訳では無い。そうせずにはいられなく自然と手が動いた。 しかし・・・。 はんぺんの下敷きになっていた子れいむは親れいむに助け出され、 「これでゆっくりできそうかい?ゆゆ・・・、だしうま」と 全身を舐め回されていた。 だが高熱の羽衣で身を包まれ、蒸し焼きにされたその小さな体は 体内にまで熱気を吸い込み大火傷を負っていた。 「いぎいいえええ、なめぶのやべでぇぇぇぇぇ」 そう言うと子れいむは親れいむの元を離れ、卓袱台の端へと這いずった。 「ゆぼげぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇ・・・」 卓袱台の端から身を乗り出すと、子れいむは苦しそうに口から餡を吐き出した。 おでんの残骸が散らばるその上に、さらにドロドロの餡子がぶち撒けられた。 私は手に取ろうとしていた"たまご"が餡にまみれるのを見た。 「ちびちゃん!!しっかりしてね・・・。」 そう言いながら、親れいむが苦しむ子れいむの背中を頬でさする。 「ゆげぇ・・・ゆげぇ・・・」 吐き気が治まったのか、子れいむは仰向けになり「ぜえぜえ」と喘息患者のように 苦しそうな呼吸をしていた。 少し落ち着いたと判断したのだろうか、親れいむは他の子の元へと歩み寄る。 最初にちくわを咥えた"ちくわまりさ"は、そのままちくわを咥えたまま失神していた。 それは真っ赤に熱せられた鉄パイプを口に咥えて呼吸するのと同じだった。 反対側の穴から吸い込まれた空気はちくわの穴を通る間に高温に熱せられ、 "ちくわまりさ"の口腔内に入り、そのまま体内を焼きながら駆け巡った。 "ちくわまりさ"は失神しながらも続けられる呼吸で、自らその身を破壊していた。 親れいむはすでに冷めたちくわを子まりさの口から外してやった。 「ちびちゃんしっかりして!どぼおぢで・・どぼおぢで・・・」 親れいむの目には次第に涙が溢れ出していた。 目の前では4匹の我が子が息も絶え絶えに苦しんでいる。 「ゆぐぅ・・ゆ・・・ぐ・・」 「おみじゅ・・・むじゅ・・ぢょ・・だい・・ぐ・・」 「お水!?そうだね、今お母さんがお水持ってくるよ。おちびちゃん達がんばってね」 親れいむは辺りを見回した。どこにも水場は見当たらない。 実際にはすぐそばに台所の流しがあるのだが、そんな事ゆっくりには理解できない。 「どぼおじておみずない゛い゛ぼお゛お゛おおお!?な゛にごのボロいえ、死゛ぬのおおお?」 それでも必死に、何か子供達を助けられるものはないか見回した。 やがて呆然しているお兄さんの姿が目に入った。 じっと自らの右手拳を、上から下から舐めるように見つめ続けるおにいさん。 その拳には先程の"餡かけたまご"が握り潰されていた。 「おにいざあん!!なにゆっくびしてんの!!ボゲッとづっ立ってないで、こどもたちにおみずを持っでぎでねっ!!」 私の体がビクッと脊髄反射的に反応し、握り潰された"餡かけたまご"を投げ捨てた。 そして目の前に転がる土鍋を掴み上げ、親れいむの頭頂部に叩き込んだ。 ▲■●- 「おでんとからし ~からし~」につづく ▲■●- このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/tamutaitinoseki/
ほとんどコピペです すいません 魔理沙、友達思いで行動力のあるリーダー、仲間のために自分が犠牲になることも。 魔理沙、ずる賢く自分が助かるためならどんな事でもする汚い性格。 霊夢、純真無垢で人を疑うことを知らない優しい子。 霊夢、群れて調子に乗る上に我が儘ですぐぐずるウザいまんじゅう。 お母さん霊夢、子供達を心の底から愛し、最後まで子供を守る優しいお母さん。 お母さん霊夢、自分が飢えると子供を食ってしまう般若に変身するお母さん。 アリス、とかいはを自称しプライドが高いが、ツンデレで面倒見もいい。 アリス、一考えてることの逆を言う習性があるようだ。 アリス、とかいはとかいはと無駄にプライドが高く、自分を他より特別な存在と思い込んでいる。 アリス、発情すると子供はおろか死体にまで性交を試みる色欲の塊。 パチュリー、病弱だが知識は他のゆっくりより高く、群れのブレーンを勤める。 パチュリー、病弱な振りをし同情を誘おうとする汚い性格。 パチュリー、チラシの類でも本と認識するらしい パチュリー、識字能力は他のゆっくりと大差は無い パチュリー、部屋に文字のある物があると、その部屋を自分のとしょかんと言い張って読みたがる。(体つきに主にみられる特徴) みょん、ちーんぽっ! ちぇん、わかるわかるよー ちぇん、虐待厨は死ね!に始まる罵詈雑言を浴びせかけてくる。 レミリア、うーうーとしか言えないおしゃまなお嬢様。希少種だが紅魔館付近には多く生息する。 レミリア、ぷでぃんぷでぃん煩く、困ると咲夜に助けを求める。自身を紅魔館の主と思い込んでいる。 フラン、残虐非道なハンター、獲物をなぶり殺す事を最大の快楽とする。 レティ、巨大で鈍重なハンター、素早く動く舌で器用に獲物を捕る。頬に獲物を溜める性質も。 幽々子、巨大だが俊敏なハンター、恐るべき速度で移動しながらゆっくりをむさぼり食う。 幽々子、俺の胃袋は、宇宙なんだよ… 幽々子、こぼねー ゆうか、綺麗な花が咲く所によく見られる。 のうかりん、田舎に住んでいる幽香の母親。時々収穫物を幽香に送る。 のうかりん、スレ住民にらっきょうを育てる方法を教えてくれる。 天子、ブロント様。 天子、ドM。 きめぇ丸、強いものには逆らわない、ゆっくり種が大嫌い。 きめぇ丸、突如首を高速で振動させるという奇癖を持っている。 美鈴、何かを守る習性を持つ他のゆっくりを思いやる優しいゆっくり。「じゃおおおん!」と鳴く。 美鈴、ずっと寝てばかりいる癖に報酬は要求する怠け者。 チルノ、お馬鹿だけど優しく花も育てたりするゆっくり。息は冷たく、ゆっくり程度なら凍らせられる。 チルノ、後先考えずに行動するから他の生き物に迷惑をかけるゆっくり。 神奈子、背中にオンバシラという飴を背負い、それを飛ばして攻撃する。 神奈子、しめ縄っぽいのはドーナッツ。うめぇ、めっちゃうめぇ! 諏訪湖、ゆっくりを食う帽子を被り、ゆっくりを食べさせたり自分が食べられたりしている。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5397.html
ここは人間の里何度かドス率いる群れに襲撃されていただからそういうことには慣れていた最初はかなり巨大なゆっくり魔理沙がきたので最初はみんなたじろいで契約にしたがったが 勇敢 と言うよりこわい物知らずのやつが向かっていくとドスはドススパークや巨体を活かした攻撃を仕掛けたがほとんど全員の人が所詮ただのゆっくりだと言うこととどちらの攻撃も弱点があると言うことをほぼ瞬時にわかった なので攻撃を避けながら攻撃しているとすぐに倒れた 「ゆ ゆ ゆあああああ!!ドスぅぅぅぅぅ!!」群れの幹部であろうパチュリーが叫ぶと混乱は群れに伝わっていった「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」「ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」しばらくこれは続いたそして数分後にやっと落ち着いてきたそして気づいた 人間のことをやっと認識したのであるほとんどのゆっくりはこれから何があるか予想がついていた そしてその予想は見事的中 すぐに人間たちがゆっくりたちを潰してきた「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!ひでぶぅ!」「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ぶちゅっ!「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」ぶちゅっ!「霊夢はかわいいから殺したらだめだよぉぉぉぉぉぉ!!!」ぶちゅっ!!「魔理沙は強いんだぜぇぇぇぇぇ!!だから殺しぶぅぅぅぅぅぅ!!!」そんなわけで数匹のみ重症で帰り途中で全滅した 最初以外は似たことが何度かあったそしてまたドスはやってきたそして里の人は戦闘準備をした が ドスが言ってきたことも態度も違った脅しをする様子もなく 見下す目で見ることもなく契約をしようとしたことかなりまともだった 契約とはこうだ 1人間はゆっくりに危害は加えないがゆっくりが契約を守らなかった時だけ破ったゆっくりにだけ危害を加えてもいい2ゆっくりを働き手として雇いそれに見合った物をくれる3働くゆっくりにのみすみかを与える という物だった里の人はゆっくりがこんなまともな契約をしたことと群れにゲスと見える態度をすることゆっくりもいずに全員人間で言えば頭を下げる動作をしてきたので人々は喜んで契約を結んだ そんなわけで数日が過ぎたこの頃はまだ誰も契約を破らずに働いているゆっくりは真面目で給料として野菜を貰いすっきりすると迷惑になると思いやらなかった 2匹の夫婦を除けば この夫婦は善良種の行動はほとんどすべて知っていたのでばれなかった最初だけは この2匹は働かせてもらうとさぼってばかりで契約にはないと言う理由で給料をもらっていた そして同じ理由で大量にわけてすっきりし子供を50匹ほど生んでいたがこの生活も簡単に終わりを迎えるある日2匹は子供が生まれたので食料を大量にもらいにきたこの2匹の妄想ではもらった大量の食料を子供なんかには与えず全員餓死させまたすっきりして大量の子供を生んで の繰り返しのはずだった しかしこの2匹はかなり嫌われていた この群れの他のゆっくりだったら喜んで野菜をあげていただろうなにせこの群れの優しさはれいぱーに産まされた子供でも普通に愛す程であるもちろんれいぱーは殺して子供の餌にするが だが自分達も使ったそんなの契約にはないと言われあっさり断られる ただそういった以上契約を破るわけにも行かないので危害は加えない そしてその日その2匹についてドス達に相談に行ったそして緊急会議が行われた結果はあの2匹と子供を群れから追い出すということに決まったそれと従わないなら殺していい そして翌朝腹をすかせながらどうやって騙すか考えていた所に村長と群れの幹部とドスがやってきたそしてこういった「会議で決まった、君たち二人と子供には出て行ってもらう」 「ゆ?そんなの従わなければいいんだぜ 無理矢理追い出すことも契約っさんで無理なはずだぜ」「あー そのことなんだが会議で無理矢理追い出すこともできるし殺すこともできるようになったから生きてこの群れと里から出るかここで一家皆殺しかだ」「ゆぇぇぇぇぇぇぇ!!そんなの聞いてないよぉぉぉぉぉぉ!!」「そもそもいま初めて言ったからな で どっちを選ぶ?」「ゆ··ゆ··『ピコン!』そうだ 魔理沙達の子供を全員殺していいのぜだからせめて魔理沙と霊夢は残してくれだぜ」清々しいほどにゲスである するとやっとドスが口を開いた「そんなゲスなら、なおさら群れに置くわけにはいかないのぜ、なぜならここの群れはゲスは禁止だぜ」「どぼじでぞんなことを言うのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」「決まっているでしょ、ゲスだからでしょ で、どっちにするの?」「子供を殺して魔理沙と霊夢は残るよぉぉぉぉぉぉ!!」「なるほどじゃ一家皆殺しで」「なんでぇぇぇぇぇぇ!!」「殺すか出て行くかだよね無垢な子供を犠牲にしてまで生き残るゲスは死ねぇ!、じゃ、人間さんなるべく苦しませて死なせてください」この群れは優しいがゲスにとっては地獄の群れである「そうだ!近所にゲス専用虐待お兄さんがいるから任せよう!」虐待お兄さんに事情を話すと喜んで引き受けてくれた
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2051.html
前半、かなりグダグダと前置きが続きます。 ▲■●-をしおりにしておきましたので、 とりあえず痛い目に遭うゆっくりが見たい方は後半の▲■●-からご覧ください。 前半の粉からしの薀蓄も読み飛ばしてもらってオケです。 作者は元ネタの知識も無く、設定等適当なところがあります。 また、もしかすると過去の作品とネタが被っているところがあるかもしれません、 すいません、ご了承ください。 ▲■●-「おでんとからし ~おでん~」▲■●- 今年も北の森からの風が吹き始め、ひんやりとした涼風に枯葉の匂いを乗せ、 人々に秋の終わりを知らせていた。 日も沈みきった頃、家々からは食卓を囲む子供達の黄色い歓声と共に夕食の匂いが漂い始めており、 家路につく人々は橋の上で奇声を撒き散らすゆっくり一家を気にも留めずその足を速めた。 私も早々に帰宅し、台所で夕食の支度をしていた。 肌寒さを感じるようになったこの季節、恋しくなってくるのは"鍋物"だ。 さらに戸を開けて涼しい室内で食べるこの季節の鍋物は最高の贅沢だった。 そんな今夜の献立はずばり「おでん」だ。 すでに土鍋からはほかほかと湯気が立ち上っており、だし汁の香りが我慢している食欲を刺激した。 大根は琥珀色に染まり、たまごもほんのり肌を焦がし、ちくわやはんぺんはその身にだし汁を たっぷり飲み込みふっくらとふくらんでいた。 もういいかな。と調理の完成を見定めた私は調味料棚にある黄色い丸い缶に手を伸ばした。 ビールジョッキほどのサイズのその缶は業務用の"粉からし"の缶だった。 おでんに限らず、豚の角煮、肉まん、豚カツなど食事にからしを欠かせない私は、 この業務用の粉からし缶を買いだめしておくのである。 最近ではチューブのからしが普及し、「粉からし」を知らない人が増えてきているらしい。 からしとは「からし菜」の種子を乾燥させて粉にした物を水で溶いて練った物である。 それをチューブに詰めた物が今我々がよく目にする「練りからし」である。 「粉からし」とは水で溶く前の粉を缶に詰めて販売されている物である。 からし菜の種子には「シニグリン」と呼ばれる苦味を持つ物質が含まれており、水と反応すると 「アリル芥子油」と呼ばれる辛味をもつ物質に変化する。これがからしの辛味成分の正体だ。 「アリル芥子油」は揮発性が高く、口にした時に鼻にツーンとくるのはこの為である。 その性質のおかげで一度水に溶いたからしは辛味が逃げやすくなり、製品の練りからしは食用油 などでこの辛味成分が逃げないよう調整されている。 粉からしはその場で水に溶いて利用するため辛味成分が逃げておらず、 ”練りからしよりも刺激の強い辛味”を味わうことができるのである。 粉からしをいくらか小鉢に取り、ぬるま湯で溶く。 小指の先に、出来上がったからしを少し取り舐めてみる。 新鮮な辛味が口腔内にじわっと広がったかと思うと、一気に鼻腔へとに突き抜けた。 「くぅぅぅぁぁぁぁ!!!」 チューブのからしでは味わえないこの強烈な辛味。 あつあつプリプリのこんにゃくにこのからしをたっぷり乗せて・・・。 そう考えると食欲の我慢も限界だった。 早速私は水で濡らした手拭いを土鍋にかぶせ、居間の卓袱台(ちゃぶだい)へと運んだ。 卓袱台にはガスコンロが用意しており、いつでも熱々のおでんを味わうことが出来た。 いそいそと畳に敷いた座布団に座した私は、傍らの炊飯器から白飯を茶碗によそった。 そして箸を手にとり、それを土鍋の中へと走らせた。 「さぁ~て、まずは何から・・・こんにゃくにぃ・・ちくわぁ・・・大根にぃ・・・はんぺんと。」 本能に任せて選んだおでん種をお椀にとり、そこにお玉でだし汁をひたひたにかける。 「いただきまぁぁ[ピンポーーーン♪]ぁ・・・・?!」 幸せの絶頂にあった私をインターホンのチャイムが邪魔をする。 「こんばんわー、相良急便ですぅ。お届け物にあがりあしたー。」 折角の幸福の瞬間を妨害され、苛立ちながらも私は「はいー」と返事をしながら玄関へと向かった。 扉を開くと配達員の若い男がトースターほどの大きさの小包を抱えていた。 「えー、加工所オンライン様からのお届け物です。」 「あー・・」と私は先日インターネットのオンラインショップで買い物をした事を思い出した。 「ハンコ持って来るんで少し待っててもらえますか。」 そういって私は奥の部屋へと向かった。 ハンコをしまってあるはずの棚の引き出しを開き、ガサゴソと漁った。 しかしハンコは見当たらない。 「あぁー?」とますます募る苛立ちを抑えながらさらに引き出しの奥へと手を伸ばした。 荒々しく音を立てる。 ガサゴソ、ガチャカラン、ギチャン、ガチャン、ゆっ、ぺた、チャリン! (他所から変な音が聞こえた気がするが・・・) 「あ、5円玉・・・、いつの間に・・・。」 偶然見つけた5円玉を手に取り見つめる。 すると5円玉の穴ごしに目的の物を見つけた。ハンコは棚の上に置きっ放しにされていた。 わずか1分ほどの出来事であったが、「あぁもうっ!」と苛立ちを抑えきれず、 頭をポリポリ掻きながら玄関へと向かった。 配達員の若い男はこちらに背を向け、玄関先で爪先を"ペタペタ"鳴らしながら煙草を吸っていた。 こいつの音か・・・?しかしこいつ・・・。 「・・・。あの・・・、ハンコあったんですけど・・・。」 「んぉ?あーじゃあこちらにお願いしあす。」 吸い始めたばかりであろう煙草を玄関先に投げ捨て、足で踏み潰しながら小包を差し出してきた。 踏み潰された煙草と配達員の顔を順々に睨みつけながら私は受領書にハンコを押した。 配達員は小包から受領書をはがし、小包を私に放り投げた。 「おっと・・?!」 「あざーしたー!」 「おいっ!!待ておまえっ!!!」 バタン!とドアのしまる音と共にトラックは走り去っていった。 一体どうなっているんだと踏み潰された煙草に向かって喚いてみるがどうにもならない。 もう今は煙草を片付ける気にはなれない。 届けられた小包は大きさの割りに軽く、片手でも軽々と持って入る事が出来た。 私は玄関の鍵を閉め、居間へと向かった。 何をしていたんだっけ・・・? そうだ、おでんだ! おでんの事を思い出し、少しだけ苛立ちが和らぐ。 ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- ▲■●- 早速、居間に戻り卓袱台の方へと視線を向けると、つい数分前までの幸福な光景は無くなっていた。 「おかあちゃん、あたらちいおうちとってもかいてきだよ」 「そうだね、いっぱいゆっくりしようね。そろそろご飯にするよ」 「とっちぇもおいちそうなにおいだよ」 「れいみゅ、いっぱいたべるよ」 「まりしゃのほうがいっぱいたべるよ」 「おちびちゃんたち、慌てないでね。ゆっくり食べるよ」 「「「「ゆー!ゆっくちたべるよ」」」」 「な・・・。」 立ち尽くす私。 開けっ放しの戸から進入したのだろう。 卓袱台の上ではピン球ほどの小さな子まりさ1匹と子れいむ3匹が土鍋の周りを跳ね回っていた。 卓袱台の横ではサッカーボール大ほどの親れいむが子供達を笑顔で見つめている。 居間の畳は泥で汚れ、倒された炊飯器からは泥と混じった白飯が湯気を立ててこぼれていた。 子ゆっくりが跳ね回る卓袱台からは、箸も湯飲みも弾き飛ばされ、部屋の隅々で粉々に砕け散っている。 幸い、土鍋の中のおでんとお椀に取られたおでんは無傷で健在していた。 そういえばハンコを探していた時、他所から変な音がした気がしていたが・・・。 数分前の事を思い返し、頭の中で情報を整理していたその時。 「ゆ?おにいさんだあれ?さ、おちびちゃん達、おにいさんに挨拶するよ!」 「ゆ?」 卓袱台の上の子ゆっくりたちが一斉にこっちを向く。 「せーの・・・。」 「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」 私は初めて経験するゆっくりによる被害に呆然とする。 「ゆゆゆ?おにいさんどうしたの?ここはれいむ達のおうちだよ。 今からおちびちゃん達とご飯だから、おにいさんも自分のおうちに帰ってね。」 「おにいちゃんゆっくちちたいの?」 「でもれいみゅたちがみつけたごはんはあげないよ」 「じぶんのごはんはじぶんでみつけなきゃだめなんだよ」 「おにいちゃんはにおいだけでがまんちてね」 そんな子供達の言葉を聞いた親れいむは、はっと子供達の方を向き感心した。 まだ小さいながらも自然の掟をその身に刻み、そしてそれを人間に説き語る子供達を自慢に思った。 「(おちびちゃん達は本当にゆっくりしたいい子達だよ。)」 親れいむはそう心の中で囁いた。 「きさまらぁ・・・」 私は言い表すことの出来ない怒りに全身を震わせていた。 とりあえず卓袱台の上の子ゆっくりを除けようとしたその時・・・。 「まりしゃ、もうがまんできないよ!」 そう言うなり、子まりさがお椀の縁からはみ出すちくわの先に跳びついた。 ちくわの先は大きく開かれた子まりさの口にがっちり嵌った。 じぶんの体より大きなちくわの先を咥えたまま、お椀の外に着地する子まりさ。 すると熱々のだし汁に浸かっていた反対側のちくわの先が、さながらシーソー遊びのように ぐにゃと持ち上がった。 「ほがうがうーひー(とってもじゅーしー)」 子まりさが咥えた端は、ほどよく冷めており、子まりさでも食べられる熱さだった。 しかし幸福の時は1秒も経たず過ぎ去った。 子まりさが咥えた側と反対側の端が持ち上がった事により、ちくわの穴の中に残った 高熱のだし汁が子まりさの口腔内へと一気に流れ込んだ。 「ぢょばづぎひうごぶぎゅほがあぐびゅげ(ちょあつっひゆごふぎゅおががぐゆげ)?!!!!!」 昆布だしを素にすじ肉などの旨味もたっぷり溶け出した極上のだし汁は、小さな子まりさの口腔内を 焼くのに十分な熱を持っていた。そして・・・。 「ぐぼげぼば(ゆごげぼは)!!!!」 身の危険に瀕し、咄嗟に驚異的な肺活量が子まりさの体から発せられ、 口腔内のだし汁を一気に噴き出した。 子まりさの口から噴き出されただし汁は、ちくわの穴の中を駆け上っても そのエネルギーを失わず、反対側の口から水鉄砲のように「ぶしゃっ!!」と噴出した。 「あー!まりしゃだけじゅるい!」 「れいむもたべる!」 一人抜け駆けした子まりさの元に2匹の子れいむが跳び寄り、子まりさとは反対側のちくわの先に跳びついた。 そして2匹とも「熱々だし汁鉄砲」をその顔面にもろに喰らった。 「ゆ゛びょべええええええ?!!」 「ゆ゛ぎゃつ゛いいいいい!!!!」 滞空中に撃墜される2匹の子れいむ。 まるで射出された素焼きの円盤を撃ち落す「クレー射撃」競技だ。 しかも初挑戦で2枚抜きをやってのけるなど、この"ちくわまりさ"只者ではない。 もはや私の論理回路はショートしていた。 「おちびちゃん達!お願いだからゆっくりしてね!」 親れいむが卓袱台の上で跳ね回る子れいむ達に叫ぶ。 そんな願いなど聞けるはずも無く、撃墜された2匹の子れいむ達は火傷の痛さに耐えられず、 全身の神経、筋肉(どちらも餡か皮)に身を任せて跳ね回る。 「れいぶのがわい゛い゛おきゃおぎゃああああ!!!!」 「おめ゛め゛にばいっだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 その内の1匹が卓袱台から転げ落ち、こぼれた白飯の山に飛び込んだ。 「っ゛っ゛ゆびぎょべばあぁぁがっぁぁ!!?!!?!!!?!!」 炊飯器から出たばかりの米粒は一粒でもそうとうに熱い。体の小さな子れいむにとってはなおさらだった。 白飯の山から"握り飯"が跳び出した。 「く゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ぼごべばあああああああああああ!!!!!!」 意味不明な叫び声を上げている。 もがけばもがくほど熱々の米粒が頬、唇、瞼、髪の毛にこべりつく。 「おちびちゃん!!ゆっくりしなきゃダメだよ!!」 そう言うと親れいむは暴れまわる子れいむを顎の下で押さえ込んだ。 「ゆぎひぃぃぃぃぃ!!!ゆぎぃぃぃ!!!おがあしゃんはなじでええええええ!!!」 「今ゆっくりさせてあげるよ。」 親れいむは舌を出し、子れいむの体の米粒を舐めとろうとした。 「ぅわあっち!!!!」 思いのほかの熱さに思わず跳び退いた。 しかし全身にその米粒をまぶしてもがく子れいむは自身以上に苦しいはずだ。 再び子れいむを押さえ込んだ親れいむは、熱さを我慢しながら、子れいむの体にこべり付く米粒を すべて舐めとって喰った。 「ゆ、めしうま・・。おちびちゃん!もう大丈夫だよ。とってもおいしいよ!」 「ぐゆっ・・・ゆぐっ・・・」 米粒を舐めとられた子れいむは、全身に赤い斑点をつくり火傷を負って痙攣していた。 親れいむは口唇と舌の先を少しひりひりする程度に火傷しただけであった。 もう片方の子れいむはというと、ついにおでんの入ったお椀と激突し、卓袱台の下へと落下していった。 空中へと弾き飛ばされ、中身を撒き散らしながら吹っ飛ぶお椀。 そして今まで無傷で済んでいた残りの子れいむに、舞い上がったはんぺんが襲い掛かった。 (ここで言うおでんの"はんぺん"は各地方によりそれぞれ違うと思うので、) (各自脳内変換してください。ちなみにうちは天ぷらの薄はんぺんです。) 「ゆゆ!!」 まるで燦燦(さんさん)と照りつけるお天道様の下で干された、ほかほかでふわふわの掛け布団のように、 ふわっと子れいむを包み込む。 「ふわゅ・・?!!ぐびげぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」 中央が盛り上がったはんぺんの下から曇った子れいむの叫び声が聞こえる。 「あづういぎぎっぎいいぎいい!ぶぎょあげえ゛え゛え゛ええ!!!」 ぼてっ♪ さらにその上にたっぷりだし汁を吸った大根が落ちてきて圧し掛かる。 「はぎぐぐぅぅ、たじゅけ、ぎゅ、で、ぐぎゅぶっ、おぎゃあ゛じゃああぁぁぁん!!!」 「待っててね、おちびちゃん達、今助けに行くよ!」 我が子の助けを聞き、親れいむが跳び上がる。 それを見て、はっと我にかえる私。 「あっ、バカ、よせ・・・!!」 ピン球サイズの子ゆっくり4匹が跳ね回れていたとはいえ、たかが卓袱台、その大きさは知れていた。 さらに今は極上のおでんがたんまり入った土鍋とガスコンロがその中央に鎮座している。 そこにサッカーボール大の親まりさが跳び乗ったらどうなるか・・・。 卓袱台の上へと跳びあがった親れいむは、卓袱台の上の土鍋とガスコンロを弾き飛ばした。 熱せられた土鍋ととコンロの熱が頬の皮を少し焼いたが、我が子が目の前で苦しんでいる時に、 自身の身体の事など二の次だった。 幸い、滑り止めの付いたガスコンロは押し退けられただけで卓袱台から落ちることは無かった。 我が家を失うという最悪の事態は避けられた。 しかしその上の土鍋は違った。 まるでカーリングの石のように何の抵抗も無く滑り落ちた。 私は手を伸ばすが間に合わない。 「いや゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 と叫ぶは私。 コンロの上から滑り出し、一瞬宙を舞った土鍋は、少し高度を落とし卓袱台の端に当たった。 そしてその身を真っ逆さまにひっくり返し、中身を宙へとぶち撒けた。 「うごおおおあああえええええええがあああああああああ!!!!!!!!!!!」 いろとりどりのおでん種が舞い上がる。 大根、たまご、ちくわ、ごぼう巻、はんぺん、すじ肉、こんにゃく、こぶ巻。 その下ではお椀にぶつかり卓袱台から落下した子れいむが、ようやく火傷の痛みも和らぎ息を整えつつあった。 「ゆぅ゛・・ゆぅ゛・・ゆぅ・・・」 そこにおでんの雪崩が子れいむを襲った。 「ゆ゛ばべ!!!!!」 灼熱のだし汁を浴び、自身の倍以上もあるこんにゃくの角が額に直撃し子れいむは気絶した。 畳の上には広大な琥珀色をした海が広がっていた。 そして、ひっくり返った土鍋と、散乱するおでん種に混じって子れいむが痙攣していた。 私は放心状態になり、おでんの残骸の元へ歩み寄り膝まずく。 「あ・・・あ・・・が・・・・・なん・・で・・・・」 膝元に転がっていた"たまご"を拾おうと手を伸ばした。 別にそれを拾って食べようとした訳では無い。そうせずにはいられなく自然と手が動いた。 しかし・・・。 はんぺんの下敷きになっていた子れいむは親れいむに助け出され、 「これでゆっくりできそうかい?ゆゆ・・・、だしうま」と 全身を舐め回されていた。 だが高熱の羽衣で身を包まれ、蒸し焼きにされたその小さな体は 体内にまで熱気を吸い込み大火傷を負っていた。 「いぎいいえええ、なめぶのやべでぇぇぇぇぇ」 そう言うと子れいむは親れいむの元を離れ、卓袱台の端へと這いずった。 「ゆぼげぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇ・・・」 卓袱台の端から身を乗り出すと、子れいむは苦しそうに口から餡を吐き出した。 おでんの残骸が散らばるその上に、さらにドロドロの餡子がぶち撒けられた。 私は手に取ろうとしていた"たまご"が餡にまみれるのを見た。 「ちびちゃん!!しっかりしてね・・・。」 そう言いながら、親れいむが苦しむ子れいむの背中を頬でさする。 「ゆげぇ・・・ゆげぇ・・・」 吐き気が治まったのか、子れいむは仰向けになり「ぜえぜえ」と喘息患者のように 苦しそうな呼吸をしていた。 少し落ち着いたと判断したのだろうか、親れいむは他の子の元へと歩み寄る。 最初にちくわを咥えた"ちくわまりさ"は、そのままちくわを咥えたまま失神していた。 それは真っ赤に熱せられた鉄パイプを口に咥えて呼吸するのと同じだった。 反対側の穴から吸い込まれた空気はちくわの穴を通る間に高温に熱せられ、 "ちくわまりさ"の口腔内に入り、そのまま体内を焼きながら駆け巡った。 "ちくわまりさ"は失神しながらも続けられる呼吸で、自らその身を破壊していた。 親れいむはすでに冷めたちくわを子まりさの口から外してやった。 「ちびちゃんしっかりして!どぼおぢで・・どぼおぢで・・・」 親れいむの目には次第に涙が溢れ出していた。 目の前では4匹の我が子が息も絶え絶えに苦しんでいる。 「ゆぐぅ・・ゆ・・・ぐ・・」 「おみじゅ・・・むじゅ・・ぢょ・・だい・・ぐ・・」 「お水!?そうだね、今お母さんがお水持ってくるよ。おちびちゃん達がんばってね」 親れいむは辺りを見回した。どこにも水場は見当たらない。 実際にはすぐそばに台所の流しがあるのだが、そんな事ゆっくりには理解できない。 「どぼおじておみずない゛い゛ぼお゛お゛おおお!?な゛にごのボロいえ、死゛ぬのおおお?」 それでも必死に、何か子供達を助けられるものはないか見回した。 やがて呆然しているお兄さんの姿が目に入った。 じっと自らの右手拳を、上から下から舐めるように見つめ続けるおにいさん。 その拳には先程の"餡かけたまご"が握り潰されていた。 「おにいざあん!!なにゆっくびしてんの!!ボゲッとづっ立ってないで、こどもたちにおみずを持っでぎでねっ!!」 私の体がビクッと脊髄反射的に反応し、握り潰された"餡かけたまご"を投げ捨てた。 そして目の前に転がる土鍋を掴み上げ、親れいむの頭頂部に叩き込んだ。 ▲■●- 「おでんとからし ~からし~?」につづく ▲■●- このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5398.html
お兄さんに引き渡された子供は怯えていたただ2匹はまだ余裕かましていた「さて、では殺すね」 「ゆ?劣った種族の人間が何言ってるの?ばかなの?死ぬの?」 「そうだぜクソ人間なんてったって魔理沙には最終兵器があるんだよ?このエクスカリバーが」そう言ってそんなに尖っていない鉛筆を取り出してきた「うわー強そうだなーわかった奴隷になるよ(棒)」「ゆっへっへそうしないとこれでクソ人間ぐらいひと刺しだぜ」すっかり罰を受けにきたのを忘れたらしいまあ好都合だが俺はそうやって油断させておいたそしてすぐさま奪ったついでに帽子も「ゆゆっ?クソ人間何するんだぜ!早くお帽子さんとエクスカリバーを返すんだぜ!そうしないと殺すよ?」返事は帰って来ない そしてお兄さんは帽子びりびりに破いた「ゆわぁぁぁぁぁ!!まりしゃのお帽子さんがぁぁぁぁぁ!!」「·····」霊夢は黙って見ていた「おい!!クソ人間!!!!もう殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!!」そう言って突進していったもちろん全然効かない「ゆゆっ何でぇぇぇぇぇ!?ゆわぁぁぁぁぁ!!なんでだぜ!?なんでだぜ!?」「黙れ」パーン!!お兄さんのビンタが炸裂した「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!いぢゃいいぢゃいいぢゃいよぉぉぉぉぉぉ!!霊夢!助けてくれだぜ!」魔理沙は霊夢と一緒に戦えばこんな人間すぐやっつけられ、群れに報復できて里を乗っ取れると思っていた だが霊夢は予想を裏切った ドーン!ポスっポスっポン「ゆ?霊夢?なんでだぜなんでだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」「1人で勝てないゲスはしねえぇぇぇぇぇ!!」 「ふーん なら霊夢は勝てるかな?」「ゆ?当たり前でしょ?霊夢は最っ強なんだよばかなの?死ぬの?」また同じように突進してきたもちろん全然効かない「ゆぅぅぅ!!こんのっ!こんのっ!!こんのぉぉぉぉぉぉっ!!!」「ん?それで本気なの?俺に1人で勝てないならここの全員敵に回すことになるよ?」「ゆ?ゆ?ゆ!?ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?」「ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!」どうやらプライドが崩れたのと全く効かないので狂ったらしいただ 数分後には息を切らしながら戻っていたそして数分後には死ぬだろうと言うものを食らわしてやった『ゆ?ゆ?何で?何で最強の霊夢が負けたの?何でこうなったの?そうだすべての原因は魔理沙だ魔理沙が勝てないから霊夢はやられたんだくそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!魔理沙めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』「魔理沙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」霊夢は最後に魔理沙を恨みながら死んでいったさて次は子供だだけど子供は雑に潰していった3分後···さてこいつで最後か「ま 待ってだぜぇぇぇぇぇ魔理沙を殺すとおとーさんとおかーさんに殺されるよぉぉぉぉぉぉだからやめてねぇぇぇぇぇ!!」「おかーさんは死んでるけどね」「何でなのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぶっ!?」さて後は魔理沙だけか ん,そうだこいつは山に捨てよう!「魔理沙安心しろお前だけは怪我させずに山に戻してあげる!」「ゆ?本当かぜ?」「ああ」魔理沙はその瞬間最高の喜びを感じた シュルッ 気づくとリボンがほどけていたこれで手として使うこともできない「ゆ?何でなのぉぉぉぉぉぉ!!お兄さん約束が違うんだぜなんでリボンさんほどくのぉ!」「約束は守ってるよだってまだ怪我はさせてないだろ?」その瞬間魔理沙は直感したどういう目的かをだが時既に遅しもう山の方に飛んでいた「お空をとんでるみたべっ! ゆ?ここはおやまさん!ついに生きて戻ってきたのぜ!また群れに入るのぜ!」まだ魔理沙は気づいていない帽子がないことに「ゆ?あそこに群れだぜ!おーい」パ「ん魔理沙?」ア「都会はな魔理沙の声だわぁぁぁぁぁん!!」「魔理沙どこなの?」「魔理沙どこぉぉ」「魔理沙ー」「ゆ?ここにお帽子のないゆっくりがいるよ?」「ほんとだわ帽子のないゆっくりだわ」「ゆ?」「魔理沙ーすっきりしましょうねぇぇぇぇぇ!!」「嫌だあぁぁぁぁぁすっきりーすっきりーすっきりー」数分後あとには茎のはえた黒ずんだだけだった 完
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1695.html
広いんだか狭いんだかわからない世界のとある神社。 そこには素敵な巫女さんと、巫女さんにそっくりのおまんじゅうが住んで居ました。 「れいむはおまんじゅうじゃないよ!おまんじゅうっぽいだけだよ!」 失礼、巫女さんにそっくりな『ゆっくりれいむ』と言うおまんじゅうが住んで居ました。 Σ「あんまかわってない!?」 神社にはお客さんがあまり来ませんが、巫女さんの友達はしょっちゅう遊びに来ます。 巫女さんは「友達とかそういうのじゃない」と言いますが、 れいむは巫女さんがツンデレなのを誰よりも理解していたので、影でニヤニヤ… 「だいたいツン8 デレ2くらいだよ、攻略するときはきをつけて ゆっくり選択肢をえらんでね!」ニヤニヤ れいむはその友達を「ゆっくりしていってね!」とお出迎えするのが楽しみでした。 友達は巫女さんがおでかけする度に増えていき、 それにしたがい、れいむも色んな人に「ゆっくりしていってね!」をして… いつの間にか、れいむは皆から『ゆっくり』と呼ばれるようになったのでした。 「安直きわまりない!」 そんな日が続いていき、 れいむは自分も誰かに「ゆっくりしていってね!」をしてもらいたいと思うようになりました。 「どうせならおなじゆっくりだとはずれがないね!」 しかし神社でお留守番をしていても… 巫女さんのおでかけについていっても… れいむが他のゆっくりに出会うことはありませんでした。 協力してくれた天狗さんからの話も『見つからない』がずっと続くばかり… 「ならしかたないね!」 ですが、いつも通りのほほんとした調子でれいむは縁側へ昼寝をしに向かいます。 ・ 別に同じゆっくりがいなくても困らない たまにご飯よりおうどんが食べたくなる事もあっても 夕飯がおもいっきりご飯なのもよくある事。 だから期待してた分、ちょっとガッカリするのも仕方ないね。 それでも食べるご飯はちゃんとおいしいし、毎日楽しい。おんなじ事だよ! 「なんくるないさー♪」 そう思いながら縁側につくもれいむは眠気がせず、ぼーっと庭中の落書きをみていました。 全部れいむが今まで書いた巫女さんや友達の似顔絵。 最初はそのつもりで描いていた落書き。 「ゆっくりしていってね!」 でも、れいむが自分への「ゆっくりしていってね!」を願うようになった頃から、 落書き達はれいむがいつか会えると想像していた仲間達の絵になっていました。 こんなに仲間がいたら、きっと「ゆっくりしていってね!」だけで日が暮れちゃうね! こんなに仲間がいたら、ご飯もいっぱいなくちゃだめだからみんなで宴会だね! こんなに仲間がいたら、きっと毎日ゆっくりゆっくりしてられないよ! でもこの世界にはほかのゆっくりなんていないよ―「ゆっくりした結果がこれだよ」 れいむはこの時、初めて思いました『ゆっくりしたくない』と ―――― 居間へ行くと巫女さんはすやすや眠っている。 起こさないように、音をたてないように れいむは巫女さんがお菓子をのせるお盆に乗ります。 『おまんじゅうに変身する術』 なんのためにつかうかわからなかったけど、きっとこのためだったんだとれいむは思いました。 (起きたらおいしいおまんじゅうがあるから、それでゆっくりしてね!) 「さあ、おたべなさい!」パカッ れいむがそう唱えると、その場所には二つのおまんじゅうだけが ちょこん、と残っているのでした… ■■■■■■■■ 「…ゆ?」 …しかし、れいむはまだれいむでした。 おまんじゅうになったはずなのに…。れいむが不思議に思っていると、 隣のおまんじゅうが突然もぞもぞと動きはじめました。 「ゆゆ??」 やがておまんじゅうはぷくぷく膨らみ、れいむと同じ大きさにまでなって、 最後にてっぺんが『ぽんっ!』と弾け、おまんじゅうがまっ黒帽子をかぶりました。 「ゆっ!」 「ゆゆゆ?!」 振り替えったまっ黒帽子の姿は、れいむが書いた『だぜ』の絵そっくり。 『れいむはおまんじゅうになったのに、れいむはれいむで、 なのにれいむのはんぶんがだぜで、でもこのだぜはれいむの絵だったけど、いまのだぜは…』 れいむにはとにかくわけがわかりません。 でも一つわかる事があります『待ちに待った仲間ができた!』する事は一つ。 「ゆっくりして…」 「さあおたべなさい!」パカッ 「ええええ!!」 せっかく出会えた仲間は光の速さでおまんじゅうになってしまい、 れいむは予測外のショックをうけました。 しかし、しばらくすると… 「たべないと…」「「ふえちゃうぞ!!」」 今度は『だぜ』のほかに『お人形のおねーさん』も増えました。 今度こそ… 「ゆっくりしていっ「「さあおたべなさい!!」」パカッ 「またぁ!?」 そしてまた今度も 「「たべないと…」」「「「「ふえちゃうぞ!!」」」」 天狗さん、お花のおねーさん、おぜうさま、メイドさん… 増えても増えても「おたべなさい!」は続き、そのたびに新しいゆっくりが生まれて… ゆっくり達の声は妙に楽しげなリズムにのって、れいむもそれに自然と続きました… さあおたべなさい!たべないと…ふえちゃうぞ! さあおたべなさい!たべないと…ふえちゃうぞ! さあおたべなさい!たべないと…ふえちゃうぞ! さあおたべなさい!たべないと…ふえちゃうぞ!・・・・ ――――――― 狭いんだか広いんだかわからない世界、 そこには様々な住人と、住人達にそっくりなおまんじゅう達が居りました。 「おまんじゅうじゃないよ!れいむたちはおまんじゅうっぽいだけだよ」 失礼、ゆっくりというおまんじゅうっぽい住人達がたくさん居りました。 「うー、いぇす!」 相変わらず巫女さんの神社にはお客さんがこないので、今日もれいむは遊びにでかけます。 れいむにもたくさんの友達ができました。 本人は「ひとづきあいってめどいよ!」とか言ってますが、 巫女さんは自分の事もあってか苦笑しながら「はいはい…」と流すのが定番でした。 れいむはその友達をお出迎えしたり、こうして遊びにいってお出迎えされたりするのが楽しみでした。 「ゆっくりしね♪」「ゆっくりなのかー」「はるですよー!」 たまに思ってたのとだいぶ違うのもいるけど… 「ゆっ、ゆっ」 思ったより大した感動もなかったけど… 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ!ゆっくりしていってね!」 れいむは毎日にちょびっとの達成感をてにいれたのでした。 ゆっくり、ゆっくり… おまけ ・ ・ ・ 「こあ、ぱちゅりーさま?これ、ほんとのおはなしなんですか?」「こぁ?」 「むきゅ、どうかしら?ただのお伽噺なのか…ほんとうの事なのか…」 「ぱちゅりーさまでもわからないんですか?」「ですかー?」 「わたしがいた頃はもうたくさんゆっくりがいたもの…わたしの中の事実はそれだけよ」 「ほんとはじぶんのなかにこそある、ですか」「かー?」 「そういうものね。さ、これを棚にもどしてきて」 「こあ!」「ぁぃぁぃこぁー!」 おしまい。 by.とりあえずパフェ あとがき じつは自分のなかでここ最近秋のおたべなさいSP、みたいなくくりで書いたりしてました。 不思議な籠はゆっくり達が自分を「おたべなさい」 らんの焼き芋はゆっくり達が食べる「おたべなさい」 そして今回が「おたべなさい」→「ふえちゃうぞ!」のコンボでお送りしました では、今度こそ失礼します… この短編、地味に名作だと思う。 -- 名無しさん (2009-12-10 14 06 10) かわいいストーリーですね^^ -- kanndou (2011-07-28 12 11 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/264.html
実に投棄場行き 虐待成分薄めどこか0 ――――――― ゆっくりを虐めたい、そう思い立ち山を歩くこと数分、ゆっくりまりさを見つけた。 草を千切り、口に詰め込んでいるが食べている様子はない。 巣に持って帰るのだろうと思い、ゆっくりまりさの後をつける、 しばらくするとゆっくりまりさの巣であろう小さなほら穴に到着した。 「ゆっくりもどったよ!」 「おかえり、まりさ」 家族がいるようだ、後をつけてよかったと口をゆがめる。 そっと中を覗き込むとにんっしんしているのであろうゆっくりれいむが一個、 幸せでないと胎生の出産はしないと聞くが、心なしかそのゆっくりれいむは悲しそうに見える。 「ここをあかちゃんのねるばしょにしようね!」 ゆっくりまりさは運んできた草をゆっくりれいむの前に広げた なんという幸運、ゆっくりの出産まで見ることができそうだ、 饅頭の事情なんぞ知ったことではない、子ゆっくり共々どうやって虐めてやろうかと思いを馳せる。 「…まりさ、あっちにいってもいっしょにゆっくりしようね」 「ずっといっしょだよ!やくそくするよ!」 あっちに行く?逝く?、出産で死ぬということなのだろうか、どちらにしても意味がわからない。 「ゆげっ…げぷぅ…ぇ゙っ…お゙げぇ゙ぇ゙゙ぇ゙」 エレエレエレエレ 突然ゆっくりれいむが"何か"を吐き出しはじめた、 カエルの卵のような"何か"を。 出産が始まるとばかり思っていたのだがそれよりおぞましい光景に目が釘付けになる。 数分後、いや数秒のことだっただろう、残ったのは白目をむき、苦悶の表情のままピクリとも動かないゆっくりれいむ、 カエルの卵のような"何か"、そしてゆっくりまりさ。 「れいむ、いっしょにゆっくりしようね…ゆぶぅっ…げべぇ…ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙」 エレエレエレエレ 一言放ちゆっくりまりさは白くてどろどろした"何か"を、カエルの卵のような"何か"に吐きかける。 やせ細り、この世の終わりのような表情を浮かべ、ゆっくりまりさも動かなくなった。 後に残されたモノは気持ち悪い"何か"、動かなくなった二つの饅頭、静寂。 「うわああああああああああ!」 何故だかとても恐ろしくなった俺は大声を上げ、その場から逃げ出した。 逃げながら心のどこかで思った、俺は虐待お兄さんにはなれない、と。 ――――――― 最後まで読んでくれた人ありがとう!そしてごめんなさい。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1252.html
このSSにはドス・まりさ、wwwを多用した台詞が含まれて居ます。 ここは加工所第7会議室 今日の議題は近頃確認された新種のゆっくりの処理法についてである。 新種のゆっくりとはそれまで確認されていた巨大ゆくっりより一回りも二周りも大きいゆっくり、ドス・ゆっくりの事である。 さて、ここで簡単にドス・ゆっくりの特徴について述べておこう。 ドス・ゆっくりという名は付いているが、今のところまりさ種のドス・ゆっくり以外確認されていない。 その為、短くドス・まりさと呼ぶのが一般的だ。 このドス・まりさ普段は森の奥の洞窟で暮らし、手下のゆっくりに自らの分の餌も集めさせ、自分は何もせずに日々惰眠をむさぼっている。 なぜ手下のゆっくりはドス・まりさの為に餌を集めるのかと言うと、ドス・まりさと暮らしている間、通常のゆっくりにはゆっくりとした生活が約束されるからだ。 しかし、ドス・まりさがやることはと言えば毎朝目を覚ましたゆっくりに朝一でご飯を探しに行くように指示を出すだけだ。 通常のゆっくりであれば目を覚ましても直ぐには動き出さず、何をするわけでも無しにゆっくりとすごすのだ。 時には日が暮れはじめるまでゆっくりし続けるゆっくりもいる。夕方に焦って餌を探しに行けばまず間違いなく夜行性のれみりあに襲われ返ってこない。 かといって何も食べなければ、一日と持たずに共食いを始める。 と言うわけで、この朝の号令係はゆっくりにとってもとても重要な役割を果たす。 この重要な役割を果たすドス・まりさは通常のゆっくりからとても尊敬されており、それゆえドス・まりさの為に一生懸命餌を集めていたのだった。 ただ搾取するだけのドス・まりさはそれゆえ通常のゆっくりではありえない巨体をしている。 そろそろ話を元に戻そう。 なぜ、このドス・まりさの処分方法が議題に挙がるのかと言うと、それはその巨体ゆえの問題だった。 加工所の職員にとっては当たり前の事だが、存分にゆっくりとしたゆっくりの餡はまずい。 甘味を失いパサパサとした食感と、なんともいえない後味の悪さをかもし出す。 存分にゆっくりとしたと言うことは、つまりゆっくりのサイズに比例して味が落ちていくと言うことだ。 あれほど巨大なドス・まりさである。その味は食べ物の域を超え、汚物のごときまずさを放つ。 とても人間の食用には使えたものではない。ではゆっくりの餌にはどうだろうかと、ゆっくりに与えてみたが、ドス・まりさの餡を食べたゆっくりは ドス・まりさと同じかそれ以上にまずい餡になってしまったのだ。 詰まるところ、このドス・まりさは煮ても焼いても食えないゆっくり。 だからといってその場に放置していけば、周囲のゆっくりにまで感染し食い物にならなくしてしまう。 まったく困ったやつだ。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆゆ?人間さんだね!ゆっくりできるひとならゆっくりしていってね!!」 「課長wwこれっすか?www」 「ああ、そうだ。だがここではやるなよ?」 「ゆゆゆ!おじさんたちはゆっくりできない感じがするよ!!とっとと出てってね!!!!」 「ゆ?ゆっくりできないひとなの?まりさ」 「そうだよ!きっとかこうじょのにんげんだよ!!!!」 「い゛い゛い゛や゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!か゛こ゛う゛じ゛ょ゛は゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「ゆっ!ゆっ!ゆっくり落ち着いてね!!!まりさがいるからだいじょうぶだよ!!!」 「ま゛り゛さ゛あ゛あ゛あ゛!!!は゛や゛く゛お゛っ゛ぱ゛ら゛っ゛て゛え゛え゛ぇ゛え゛え゛」 「まあ、まあ、みんな落ち着いてくれ。おじさんは君達の事をとっ捕まえたりしないよ」 「うそだよ!!!そうやってまりさたちを捕まえるつもりだよ!!!!」 「本当さ!たしかに加工所では今でも饅頭を作ってはいるが、ちゃんと小豆と小麦粉から作ってるんだ。 でも、作業者の数が足りなくてね、君達に手伝ってもらいたいんだ。もちろん手伝ってもらった分は食べ物をあげるよ。 寝るところも遊び場も雨にぬれないところに作ってあげるよ。おじさんは君立ちと共存の道を歩みたいんだ。」 「きょうぞん!!!まりさはきょうぞんしたいよ!!!!!!!」 「ゆ?????まりさ!きょうぞんってなぁに????」 「きょうぞんはきょうぞんだよ!!!!とってもゆっくりできるよ!!!!!!」 「ゆっくり!!!ゆっくりできるの!!!!!!!」 「そうだよ!!みんなでゆっくりできるよ!!!ゆっくりしようね!!!!」 「そっか!!できるんだ!ゆっくり!!!!れいむ!ゆっくりだから!!!きょうぞんとかわからないから!!!」 「そうだね!!ゆっくりしようね!!!!」 「そっかー!!ゆっくりできるんだー!!!!」 「それじゃあ、返事を聞かせてもらおうか。おじさんと一緒にくるかい?」 「「「「「「ゆっくりつれていってね!!!!!!」」」」」」」 「さあ、着いたよ。大きいまりさはちょっとそこで待っててね。他のみんなはこっちだよ。」 「「「「「ゆっ~♪ゆっ~♪ゆっ~♪」」」」」 「じゃあ、おれは小さいのを連れて行くからでかいのは任せたぞ・・・」 「りょうかいっすwww」 「頼むぞ。」 (まったく気持ちの悪いやつだ…) 「wwwwやっぱでかすぎwwwしゅうせいされるねwwwwww」 「おにいさん!まりさはひかげでゆっくりしたいよ!!ゆっくりあんないしてね!!!!」 「ふひひwwwさーせんwwwww」 「ゆ?おにいさんが持ってるそれはなに???」 「たけやりっすwwさーせんwwwいまから手品をやるっすよwwwww」 「ゆゆ!!たのしみだね!!!ゆっくりみせてね!!!!」 「まず最初にこのたけやりのなかをのぞいてくださいっすwwww」 「ゆゆ?なにがみえる!?なにがみえる!?」 「なんで二回言うのwwwなんで二回言うのwww」ブスッ 「ゆ゛ぎ゛ゅ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ま゛り゛さ゛の゛お゛め゛め゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 「だいじょうぶっすよwwwこれ手品っすwwwwww こんどは反対の目でこれを除いてほしいっすwwwww」 「ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっ?ほんとだ!もう痛くないよ!!!こっちは何がみえるの!!!!」 「さすが鈍痛っすねwwwサーセンwwww」ブスッ 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!や゛っ゛ぱ゛り゛い゛た゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」 「あとはゆっくり解体するっすwwwゆっくりだけにゆっくり解体wwwwうますぎ俺ワロスwwww」 「おう、そっちは済んだか」 「オワタッスwwwちゃんと地下室にオクッテオイタッスwww」 「そうか、後は下のゆっくりが処理してくれるだろ。まあ、あれだけの量だと10日はかかるか…」 加工所のそばのゆっくり処理場、ゆっくりによるゆっくりの処理場。 地下にゆっくりとゴミを一緒にいれゆっくりに処理させる施設。 この施設ではゆっくりの他に肥溜めに溜まった糞尿など有機的なものであれば何でも処分できる。 誰の手も汚さない、人にも地球にも優しい場所なのだ。 蜜柑 このSSに感想を付ける