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※現代にゆっくりがいたら、という話です。 ※某ゆっくりの飼い方のマンガに影響を受けてます。 ※虐め分はいつも通り軽いです。 『ゆっくりペットショップ』 ゆっくりペットショップの朝は早い。 部屋の明かりをつけ、窓のブラインドを上げる。 そして店内に並んでいるゆっくりの入ったケースに掛った暗幕を外していく。 「ゅ…ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 光に反応してケースの中のゆっくり達が目を覚まして鳴き声を上げた。 れいむ種とまりさ種がほとんどだが、他のゆっくり種も大抵取り揃えている。 レティ種やゆゆこ種、もこう種などのレア種はさすがに高価なので入荷できてない。 成体のゆっくりは基本二匹組でケースに入れ、子ゆっくりは最低でも5匹以上セットでケースに入れてある。 赤ちゃんゆっくりはある程度育つまで親ゆっくりと一緒に倉庫の飼育用ケースの中だ。 ゆっくりはさびしがり屋なので一匹だけではゆっくり出来ないし、 赤ちゃんゆっくりに至っては親がいないと食事もままならなず死んでしまうのだ。 「ゆっゆっゆっゆ」 「ゆっゆ~」 「ゅ~」 「ゆゆゆーっ」 ケースの中のゆっくり達は鳴きながらケースの中を自由に飛び跳ねている。 中に入れてあるボールで遊んでいるゆっくりもいる。 「ゆっくりしていってね!!」という定番の挨拶は感情が高ぶった時や挨拶時にしか言わない。 普段は「ゆっ、ゆっ」と鳴く。 インコみたいに簡単な言葉なら覚えるのだが記憶力の良い生物ではないので数日で忘れてしまう。 餌を持った皿をケースの中に入れてあげると中のゆっくり達は皿に殺到して餌を食べていく。 満腹になると幸せそうな表情を浮かべ、体を震わせて喜びを表現する。 この時に食べカスが散らかるが、放っておけばゆっくり達が舐めとるので掃除する必要がなくて楽だ。 後は給水器の水を取り換えて店内のゆっくり達の準備は完了だ。 次は倉庫の飼育ケースへ向かう。 倉庫の飼育ケースにはゆっくり家族のケースと子ゆっくりだけを集めたケースが複数あってこちらも皆ゆっくりとしている。 私がケースに近づくと親ゆっくりはこちらを向いて鳴いてくる。 「ゆっくりしていってね!!!」 それに続いて赤ちゃんゆっくり達も親を真似て鳴く。 「「「「「「ゆっくりちていっちぇね!!」」」」」」 まだ舌足らずな鳴き声だが、何度か繰り返すうちにちゃんと鳴けるようになる。 赤ちゃんのいる方のケースに餌を持ったお皿を入れると、お皿へは親ゆっくりだけが近づいてくる。 赤ちゃんゆっくり達はまだ親ゆっくりが咀嚼して柔らかくなった餌しか食べられないのだ。 「ゆむゆむゆむ…ゆぺっ」 親ゆっくりがお皿に柔らかくなった餌を吐き出すと今度は赤ちゃんゆっくりがお皿の周りに集まって食事しだした。 赤ちゃんゆっくりが食事する様子を親ゆっくりは優しい笑みを浮かべて見ていたのでこの時に親ゆっくりにも餌を手渡しで食べさせてあげる。 何せ親ゆっくりがいないことにはこの商売が成り立たなくなるので特に大事にしている。 まずゆっくりを大量生産出来ないし、赤ちゃんゆっくりを育てるのも親ゆっくりが一番上手い。 その調子で他のゆっくり家族にも餌を与え、水を取り換えてあげる。 次は親離れさせたばかりの子ゆっくりだけを集めたケースの世話する時間。 ゆっくりをペットとして売り出す以上、気性の荒いものや傷モノは店に出すわけにはいかない。 なので店に出す前に子ゆっくりだけのケースを作って生活させ、『選別』を行う。 この時間が何よりの楽しみである。 最初にれいむ種とまりさ種の入ったケースを見ると隅の方で震えているゆっくりれいむがいた。 特に外傷は見当たらない。親と離れたばかりで寂しいのだろう。もう数日待ってもこの調子なら処理が必要になる。 他を見ると複数のまりさが一人のれいむに飲み水を吹きかけて虐めていた。 ゆっくりは水に弱い。飲むのならば良いが体に長く吹きつけられると皮がふやけ、最終的に皮が破れて中身の餡子が漏れて死に至る。 水をかけられたれいむはというと起きてからずっと水を吹きかけられたのか皮がぶよぶよになって今にも千切れそうだ。 「ゅ…ゅ…」 体を小さく震わせて声にも元気がなくなっている。餡子が外に漏れ出してないが放っておけば死ぬだろう。 「ゆー!」 「ゆっゆ~」 対してまりさ達は弱い者いじめをして楽しんでいる。 ゆっくりは大抵親から離れたストレスからこうして他のゆっくりにストレスを発散することがある。 しかし周りのゆっくりもその様子を見て怯えているし、許せるレベル悪戯でもないのでまりさ達と死にかけのれいむをケースから取り出した。 小型のケースにまりさ達とれいむを分けて入れておいてまずはこのケースの餌と水を取り換えておく。 「ゆっゆっゆ」 「ゆむゆむゆむ…」 怯えていたゆっくり達もその原因のゆっくりがいなくなったので元気に食事を始めた。 小型のケースに入れたゆっくり達だが、残念ながらここまでだ。 悪戯するまりさ達はこのまま育っても気質は変わらないだろうし時間を割いてまで更生させるつもりもない。 れいむも同じでわざわざ治療する時間も勿体ないので『ミキサー』と書いてある箱の中に放り込んでおく。このれいむが死んでも代わりは居るもの。 まりさ達はミキサーする前にすることがある。 まりさ達を倉庫の水道近くへ運んでいく。 そこには子ゆっくりが入るぐらい直径のあるメスシリンダーを複数置いてある。 これは水を使って他のゆっくりを虐め、商品価値を無くさせた悪いゆっくりを処刑するための道具だ。 いくつかのメスシリンダーには水が満杯で、底には生気のない瞳をしたゆっくり達が沈んでいた。 棒でも差し込めばゆっくりの体は抵抗なく棒を通すことだろう。 試しにパチンコ玉を落としてみたらメスシリンダーの中が茶色に染まった。 このメスシリンダーの中に悪戯したまりさ達を一匹ずつ別々に入れる。 「ゆっ! ゆっ!!」 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆゆっ!!」 十分に動くことのできない場所に入れられてご立腹のようなので早速頭を冷やしてあげよう。 メスシリンダー上部にある蛇口の栓を少しだけ緩める。水滴が一滴ずつゆっくりと滴るように緩める。 ポツン 「ゅ?」 ポツン 「ゆー?」 水滴が帽子にかかって不思議そうにするまりさ達。 まりさ種にとって幸せなのはメスシリンダーの底に水が溜まり始めるまで自分の危機に気付かないことか。 しかし最後には例外なく同じ結末を辿る。 まりさの帽子に落ちた水滴は帽子の傾斜に従ってまりさの背中側へ流れていく。 「ゅ?」 背中に冷たい何かが当たってまりさはきょろきょろし始めた。 また水滴が落ちる。また背中側へ流れる。 まりさ達がその正体に気が付いたのはメスシリンダーの底に水が薄く張ってようやくだった。 「ゅゅ…? ゆゅーっ」 「ゆー! ゆー!」 ゆっくりにとっての足である体の底が濡れて危機感を覚えたらしく いつも餌をあげている私に向かって激しく鳴いてくる。 瞳には涙が浮かび、足元をひどく気にしている。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ」 一匹のまりさがジャンプし始めた。 ジャンプすることで少しでも水に浸り続けるのを避けようとしたのだろう。 だがそれは時間稼ぎにすらならない。そうしている間にも水滴が天から落ちてきて徐々に水かさは増していく。 時間さえあればずっと眺め続けていたいものだが、他の子ゆっくりの世話もあるのでこの場は放置しておく。 後でまた見にくることとする。 次はぱちゅりー種のケースを見る。 数匹中身を吐いて死んでた。 しかし体の弱いぱちゅりーにはよくあること。これ以上他のぱちゅりーにストレスを与えないためにも手際よく死体をミキサーの箱に放り込んだ。 ぱちゅりーはペットに申し分ない性格をしてるが体の弱さが玉に瑕(きず)だ。 ありす種のケースは安全だった。今日は、何事もないようだ。 というのもありす種は基本的に大人しい性格なのに荒れるときは激しく荒れる。 ひどいときはケース内のありす種が全滅していたこともあった。 なのでデリケートな飼育が必要だ。 れみりゃ種のケースには体無しのれみりゃが数匹いる。体ありのれみりゃは希少なので個人経営のこの店にはおいてない。 「うー、うー」 と上機嫌なれみりゃ達の中、一匹のれみりゃが他のれみりゃに噛みつかれていた。 牙は危ないので幼少のときに抜いているのだが、そうとう強く噛まれたようで中身が流れ出ている。 「う"ー、う"あー」 噛まれた方は顔をゆがませ、涙を流しながら逃げようと必死だ。 だが逃げるにはこのケースは狭すぎて逃げられずに何度も噛まれて体中至る所に噛み傷があった。 再生力の高いれみりゃ種なのでこの程度の傷は放っておいても治る。 噛まれた方は放っておいても良いとして、噛んだ方の悪いれみりゃをケースから取り出す。 「うー! うー!」 楽しんでいる所を邪魔されて不機嫌そうに唸り声を上げる。 そんなれみりゃを店の裏へと運んでいく。 店の裏にはすでにカラスが獲物を狙って待っていた。 他のゆっくりを噛む悪いゆっくりは啄まれて死んでもらう。 店の裏にある柵に囲まれた中にはリボンや帽子の残骸が散らばっている。ここがれみりゃの最後のおうちとなるのは言うまでもない。 「うー、うー♪」 柵の中に放たれたれみりゃは初めて味わう外の気持ちよさに機嫌が直っていた。 朝の暖かな日差しとケースの中では味わえない自然の風。そして見たことのない生き物。 「うー、うー、うあうあ♪」 これがれみりゃ式の挨拶だ。れみりゃは満面の笑みを浮かべて柵の中に降り立ったカラスへ飛び跳ねて近づいていく。羽は飾りなので飛べないのだ。 「うーう"っ!?」 再び楽しそうに鳴き声を上げたれみりゃの頭にカラスの鋭い嘴が刺さった。 二羽目のカラスが後頭部をつつく。三羽目は頬だ。 「う"っ、う"あ"っ!? ぅ"……ぁ"っ…」 瞬く間にれみりゃはカラスたちの波に飲み込まれた。苦しそうな鳴き声も徐々に聞こえなくなる。 たまに帽子の切れ端や髪の毛が辺りに散らばる。 5分もしないうちにれみりゃの生きていた証は帽子の切れ端と少しの髪の毛だけしか無くなっていた。 そんな調子で倉庫のゆっくり達の世話と処理を終えた。 後は店の出入り口の鍵を開けて扉にかかった看板を裏返し、『営業中』を表にして開店だ。 開店後しばらくするとお客さんがバラバラと来客してくる。 買いに来たもの3割。見に来ただけのもの5割。残りの1割は「うちのゆっくりが~なんですけど」と飼育方法を聞きにくる人だ。 誰もお客のいない時間はゆっくりを苛めていたいけどそんな所を見られたらイメージダウンもいいところ。 外ではゆっくり好きの店長さんで通っているのだ。 いや、内でもゆっくりは大好きだ。ただゆっくりのいろんな顔を見たいだけ。 愛なのだから仕方がない。 「ゆーっ! ゆーっ!」 「ゆっゆっゆ~」 「ゆゆゆ~」 昼時になると店内のゆっくり達が騒がしくなる。 飯はまだかと俺の方を向いて飛び跳ねるゆっくり達の元へ餌を持っていく。 後は朝と同じように餌を分け与えていくがここでもゆっくり達は悪さを行う。 「ゆー! ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆゆゆ~♪ ゆっくりしていってね!!!!」 れいむ種がまりさ種の分まで餌を食べてしまったので涙ながらに抗議するまりさ。 そんなまりさに対してれいむは見せつけるように食べカスも舐めとっていた。 「ゆ"~! ゆ"~!」 悔しそうに泣くまりさとは対照的にれいむは勝ち誇って胸、いや顎を張っていた。 このケースのれいむとまりさのペアは、ここ数日いつもれいむがまりさを押しのけて餌を奪っていた。 ゆっくり種の食事の取り合いは珍しいことではないので一々処罰してもキリがない。しかし何度も餌を奪うようなら処罰せざるを得ない。 れいむをケースから取り出し、残ったまりさには餌を与える。 食事を奪ったれいむは倉庫へ連れていく。 ちょうど見ていたお客さんに「そのゆっくりをどうするの?」と聞かれたので、 「悪い子は躾をやりなおすんですよ。明日にはケースに戻ります」とだけ言っておく。 だが明日ケースに入るのは別のれいむだったりする。 倉庫の隅、仕切りで囲まれた中に大きめの机がある。 机の上には釘を脳天から貫かれて机に固定された数匹のゆっくりがいた。 「ゆ"っ…」 「ゅっゅっ……」 「ゅ"、ゅ"、ゅ"」 体を貫かれた痛みに苦しんで涙を流すもの、体をなんとか動かそうともがき続けるもの、焦点の合わない瞳で空を見ているだけのもの。 この机にいるゆっくりはどれも餌を奪った悪いゆっくりだ。餌を与えず運動も出来ない状態にしてゆっくりと餓死させている。 釘で刺して机に張り付けなくても透明な箱に閉じ込めれば済む話だが、釘で貫いたのは単なる趣味だ。 「ゆ、ゆゆ…ゆっくりしていってね!!」 れいむは腕の中で恐怖で震えながら鳴き声を上げた。仲間の苦しそうな姿が怖いようだ。 そんなれいむを机に設置させて釘を頭に打ち込む。柔らかい体なので釘は簡単に貫通する。 「ゅゅーっ!? ゆっゅゅぃ!」 突然の痛みに暴れだすれいむを押さえつけ、金槌で釘を打ちつけてれいむを机に固定した。 「ゆぅぅ…ゆっぐりじでいっでね…!」 泣きながら脱出しようと体をよじる。 「ゆ"っ!?」 動こうとすると貫かれた部分を中心に激痛が走り、悲鳴をあげる。 ここでれいむは痛みをかき消そうとしたのか体をさらに激しく動かした。 「ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"!! ゆ"ゆ"っ、ゆ"ゆ"っ!!!?」 少し動いただけでも激痛が走るのに激しく動けばどうなるのかは想像に難くない。 ここでれいむはやっと大人しくなった。 それでも断続的な痛みに苦しそうな顔をしてプルプルと震えてはいたが。 後はこれを放っておけば周りのゆっくりのように体の痛みよりも空腹感の方が苦しくなっていくのだ。 店を長く開けるのも良くないのでそろそろ店に戻ろうとしたが、空腹のゆっくり達が物欲しそうな顔でこちらを見ていることに気が付いた。 そう言えば自分の昼飯を食べていなかった。 せっかくなのでこのゆっくり達の目の前でおにぎりを食べることにした。 「ゆ、ゅ…」 「ゅっぐりじで、いっでね…」 「………」 「ゆぎ、ゆぎぃっ! ゆゅ」 ゆっくり達の反応は様々だ。 痛みで目の前のおにぎりどころではないゆっくり。 羨ましそうにおにぎりを見つめて涎を垂らすゆっくり。 おにぎりを見ているものの声も出せないほど衰弱したゆっくり。 そんなゆっくり達を見ながらの食事はなかなか乙なものだった。 お礼に動けないゆっくり達の目の前にご飯粒を置いてからその場を離れた。 最後に振り返ると、舌を必死に伸ばしてご飯粒を食べようと無駄な努力をしていたのでつい微笑ましくて笑ってしまった。 店に戻る前に、朝にメスシリンダーへ入れておいたまりさ達の様子を見ることにした。 「ゅ"…ゅぶぷ…!」 「ゆっぷっ! ゆっ…ぶくぶく」 「ゆっ……ゆっ……ゅっ…」 メスシリンダーに溜まる水はまりさの下半身ほどの高さまでになっていた。 ゆっくりの体型上そのままでは口が水の中に沈んでしまうので、まりさ達は必死に跳ねていた。 しかしその跳ねる高さは低い。 足代わりでもあるゆっくりの底がふやけたのも一因だし、そもそも水の中で飛び跳ねるのは相当体力を使うので子まりさには飛び跳ね続けるのは辛いだろう。 まりさ達のうち一匹なんかは跳ねて息を吸い込もうとして水も一緒に飲み込んでしまったらしい。 跳ねることが出来なくなり暗い瞳で宙を見ていた。 水滴が帽子に当たるとピクリと反応するからまだ生きているみたいだが、こんな状態ならもう沈めてやってもいいだろう。 そのゆっくりの上にある蛇口を緩めて一気に沈めてやることにした。 数秒もしないうちにそのまりさの入ったメスシリンダーは満杯になり、底には完全に光を失った瞳でこちらを見続けるまりさの姿があった。 そんな仲間の様子を見て隣のまりさ二匹は泣きながらジャンプしつづけていた。 しかしそんなまりさ達の努力は報われる訳もなく、一分もしないうちにまりさ達は水の底の住人となった。 店に戻るとちょうどゆっくりが喧嘩していた。喧嘩と言っても一方的なものだ。 子ゆっくり達の入っているケースでちぇん種がありす種に体当たりしている。 「わかるよー。わかるよー!」 「ゆっ、ゆ"っ! ゆ"ゆ"っ」 ちぇん種は他のゆっくり種とは違って「わかるよ」「わからないよ」の二通りの鳴き声を発する。 快適なら「わかるよー」と鳴き、不快なら「わからないよー」と鳴くだけで実際には何も分かってない。 ありすは涙をこらえながらちぇんの体当たりを受け続けている。 見るとちぇんの尻尾が荒れていて、床には尻尾の毛がハラハラと散らばっていた。 どうもありすがちぇんの尻尾を噛んだのが原因らしい。しかしひどいことをする。 尻尾が汚いちぇんはそれだけでも価値が下がる。このちぇんは尻尾の一部が禿げているのでもはや価値は無いに等しい。 よって処分だ。 体当たりしているちぇんを取り出してまたも倉庫へ連れていく。 ありすも処分しようかと思ったが今はありすの在庫が少ないので我慢する。 ちょうど来客したがきっと冷やかしだろうと決めつけてイソイソと奥へ。 過剰な暴力をしていたちぇんには体罰こそふさわしいだろう。 「わからないよー! わからないよー!!」 ちぇんは私の手に捕まえられて不満そうな声をあげてジタバタする。 尻尾をパタパタさせながら私の手の中でもがくちぇんが可愛いのでデコピンで顔を打つ。 「わか……わからないよ! わからないよぉぉぉ!!!」 デコピンされて一瞬何をされたのか分からず固まったちぇんだが、すぐに顔に響く痛みに泣き出してしまった。 二本の尻尾をピーンと立たせて泣きわめくちぇんの姿にに苛めたい感情が刺激され、さらにデコピンを続ける。 「わからな、に"ゃ!? わがらないに"ゃ!? わ"がっ!? に"ゃっ」 ちぇんが泣く暇もないほどのデコピンの連続。泣く隙はなくとも猫のような悲鳴で鳴いてくれる。 なおもデコピンを続けるととうとう人間で言う鼻の辺りから餡子が漏れ始めた。 「わ"がら"っ、な"い"…っ!!」 デコピンにも飽きたので今度は尻尾を握る。 尻尾の感触をいくらか楽しんだあと、二本ある尻尾のうち一本を引きちぎった。 「わ"、わ"がら"な"い"よ"!?」 大事な尻尾を千切られて、デコピンで潰れかけた顔をさらにゆがませて苦しそうな鳴き声をあげた。 もう一本の尻尾も引きちぎる。再び悲鳴が響く。 ちぇんの尻尾の生えていた部分からは中身が少しずつ流れ出てしまっている。 「わがら、わがらない…よ……」 尻尾が無くなって途端に元気、というよりも生気を失っていくちぇん。 そろそろ終わりにしようか。 左右の手の平でちぇんを潰していく。 「わ"っ、がっ、ら"っ、な"い"ぃぃぃ!!」 おてての皺と皺を合わせて幸せとはまさにこのこと。 手の平で押し潰したちぇんはもうわかることもわからないことも無くなった。 ちぇんの処理の終わり、もう用はないのでミキサーの箱に放り込んだ。 夕方の六時にゆっくりペットショップは閉店する。 店の出入り口を施錠して窓のブラインドを下げてゆっくり達の餌を替える。 この時にも喧嘩したり他のゆっくりの分まで餌を食べるゆっくりは処分する。 例えば他のゆっくりを押しつぶそうとしたありすは万力で押しつぶし、 ゆっくり苛めに参加した冷たい性格のゆっくりは冷凍庫に入れたりと色々だ。 ケースの中のゆっくりがゆっくりし始めたらケースに暗幕をかける。 「ゅ…」 「ゆっくりしていってね…」 「ゆー…ゅー…」 ゆっくり達は暗くなればすぐに眠りだす。暗幕をはずせばすぐに目を覚ますだろうけどゆっくりのストレスになるのでやめておく。 倉庫のゆっくり達も同じように寝かしつける。 ゆっくり親子のケースでは、私を見て寝る時間だと気づいた親ゆっくりが赤ちゃんゆっくりを自分の傍へと呼びよせる。 赤ちゃんゆっくりが集まると私の方を向くと合図の鳴き声を発する。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「ゆっくりちていってね!!!」」」」」 暗幕をかけると中からは早速寝息が聞こえる。 そんな感じで他のゆっくり親子も寝かしつけると倉庫には幸せそうな寝息と、苦しそうなゆっくりのうめき声だけが響いた。 ゆっくり達を寝かしつけたが私の仕事はまだ残っている。 明日のゆっくり達の餌を寝る前に準備するのだ。 ミキサーと書かれた箱の中には数匹のゆっくり達が詰まっていた。 大半は死んでいるが何匹かは力の無い鳴き声を上げて何とか生きている。 言うまでもないが、この箱に入ったゆっくりの結末はミキサーで刻まれることだ。 タイ焼き屋や工場なんかで見られる巨大なミキサーに箱のゆっくり達を放り込んでいく。 中に放り込まれたゆっくり達は明日の朝までゆっくりとかき混ぜられて他のゆっくりの餌になる。 一説には遺伝子が取り込まれるとかなんとか。 少なくとも恐怖を味わわせただけあって美味しい餌になるのでゆっくり達は残さず食べてくれている。 とにかくこれで今日の業務は全ておしまい。 自分の時間を過ごしたらもう寝よう。 何せゆっくりペットショップの朝は早い。 明日も問題を起こすゆっくりが出ることを願いつつ、私は眠りについた。 終 by ゆっくりしたい人 キャラに個性を出さないように虐めようかと思ったけど難しいものですね。 個人的には机に刺したゆっくりを一日中ゆっくりと眺めたいなぁと自分で書いてて思ったり。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3961.html
俺はペットを飼っている。 周囲からは変な趣味、とよく言われる。 確かにこいつらは微妙に気色悪い顔をしているし、繁殖力旺盛、何でも食べるため害虫扱いさえされている。 更には子供がおもしろ半分で潰したり踏み躙ったり・・・散々な目に合っている。 ペットとして見ればかわいいと思うのだが・・・。 今日もそんなかわいいペット達の世話をする。 「ゆっくりしていってね!」 喋らない種はいないのかな。 こいつらが喋っているとさすがに鬱陶しい。 まずは専用の鍋に入れ火にかける。 ジュウウウウウ・・・ 「ゆっ?ゆぎいぃぃぃぃ!!!おあしあづいよおぉぉぉ!!?」 こうすることで足(?)を焼き動けなくするのだ。 「ぎゅひぃ、ぎゅひぃ、あついあついなくなったよ・・・これでまたゆっくりできるね!」 喜んでくれているようで何より。 足が二度と使い物にならなくなっていることにはまだ気付いていないらしい。 次に口を縫い付ける。 が、こいつらには鼻がなく、呼吸器は口のみなので予め頬に針で穴を開けなければすぐに窒息してしまう。 サクッ 「ゆっぎゃあああああああ!!!」 また、針で刺しただけの小さな穴では塞がってしまうこともあるためグリグリして穴を広げなくてはならない。 グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ・・・ 「いひゃいよおぉぉぉ!ひゃめへね、ひゅっくひひゃめへねぇ!」 (グリグリする回数が多いのは俺の趣味だ) そして口を縫い付ける。 チクチクチク・・・ 「いひゃい!ひゃめへ!ゆっひゅりひゃめへね!ひゅっくりひゃ・・・」 チクチクチク・・・ ある程度まで口を縫い付けてやれば、悲鳴も上げられなくなり静かになる。 そして最後に、この饅頭の全体に針を刺し、やはりグリグリして穴を広げ中の餡子を露出させる。 針を刺すたび、グリグリするたびにビクンビクン動いて楽しい瞬間だ。 そして自力では動けず、食べることも喋ることもできず、全体から餡子を露出したゆっくりをケースに入れてしばらく観察。 ケース内に着地したところでようやく、自分の足が使い物にならないことに気付いたらしい。 驚愕に目を見開いている。 自然界ではゆっくりが昆虫を捕食すると聞くが、このアントクアリウムの中ではそれが逆転する。 餡子の甘い匂いに釣られ俺のペット達が湧いてきた。 ゆっくりは、先ほどよりも目を見開いて更なる驚きを表現する。 顔芸はなかなか上手い。 普段は日常的に食っているのであろう彼らに詰め寄られ、流石に自分の運命を悟ったらしい。 今度は絶望的な表情の顔芸を披露している。 無数の蟻にたかられ、本来の捕食者は被食者として生きながらその餡子を巣に運ばれていった。 3日分の餌にはなるだろう。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1442.html
※現代にゆっくりがいたら、という話です。 ※某ゆっくりの飼い方のマンガに影響を受けてます。 ※虐め分はいつも通り軽いです。 『ゆっくりペットショップ』 ゆっくりペットショップの朝は早い。 部屋の明かりをつけ、窓のブラインドを上げる。 そして店内に並んでいるゆっくりの入ったケースに掛った暗幕を外していく。 「ゅ…ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 光に反応してケースの中のゆっくり達が目を覚まして鳴き声を上げた。 れいむ種とまりさ種がほとんどだが、他のゆっくり種も大抵取り揃えている。 レティ種やゆゆこ種、もこう種などのレア種はさすがに高価なので入荷できてない。 成体のゆっくりは基本二匹組でケースに入れ、子ゆっくりは最低でも5匹以上セットでケースに入れてある。 赤ちゃんゆっくりはある程度育つまで親ゆっくりと一緒に倉庫の飼育用ケースの中だ。 ゆっくりはさびしがり屋なので一匹だけではゆっくり出来ないし、 赤ちゃんゆっくりに至っては親がいないと食事もままならなず死んでしまうのだ。 「ゆっゆっゆっゆ」 「ゆっゆ~」 「ゅ~」 「ゆゆゆーっ」 ケースの中のゆっくり達は鳴きながらケースの中を自由に飛び跳ねている。 中に入れてあるボールで遊んでいるゆっくりもいる。 「ゆっくりしていってね!!」という定番の挨拶は感情が高ぶった時や挨拶時にしか言わない。 普段は「ゆっ、ゆっ」と鳴く。 インコみたいに簡単な言葉なら覚えるのだが記憶力の良い生物ではないので数日で忘れてしまう。 餌を持った皿をケースの中に入れてあげると中のゆっくり達は皿に殺到して餌を食べていく。 満腹になると幸せそうな表情を浮かべ、体を震わせて喜びを表現する。 この時に食べカスが散らかるが、放っておけばゆっくり達が舐めとるので掃除する必要がなくて楽だ。 後は給水器の水を取り換えて店内のゆっくり達の準備は完了だ。 次は倉庫の飼育ケースへ向かう。 倉庫の飼育ケースにはゆっくり家族のケースと子ゆっくりだけを集めたケースが複数あってこちらも皆ゆっくりとしている。 私がケースに近づくと親ゆっくりはこちらを向いて鳴いてくる。 「ゆっくりしていってね!!!」 それに続いて赤ちゃんゆっくり達も親を真似て鳴く。 「「「「「「ゆっくりちていっちぇね!!」」」」」」 まだ舌足らずな鳴き声だが、何度か繰り返すうちにちゃんと鳴けるようになる。 赤ちゃんのいる方のケースに餌を持ったお皿を入れると、お皿へは親ゆっくりだけが近づいてくる。 赤ちゃんゆっくり達はまだ親ゆっくりが咀嚼して柔らかくなった餌しか食べられないのだ。 「ゆむゆむゆむ…ゆぺっ」 親ゆっくりがお皿に柔らかくなった餌を吐き出すと今度は赤ちゃんゆっくりがお皿の周りに集まって食事しだした。 赤ちゃんゆっくりが食事する様子を親ゆっくりは優しい笑みを浮かべて見ていたのでこの時に親ゆっくりにも餌を手渡しで食べさせてあげる。 何せ親ゆっくりがいないことにはこの商売が成り立たなくなるので特に大事にしている。 まずゆっくりを大量生産出来ないし、赤ちゃんゆっくりを育てるのも親ゆっくりが一番上手い。 その調子で他のゆっくり家族にも餌を与え、水を取り換えてあげる。 次は親離れさせたばかりの子ゆっくりだけを集めたケースの世話する時間。 ゆっくりをペットとして売り出す以上、気性の荒いものや傷モノは店に出すわけにはいかない。 なので店に出す前に子ゆっくりだけのケースを作って生活させ、『選別』を行う。 この時間が何よりの楽しみである。 最初にれいむ種とまりさ種の入ったケースを見ると隅の方で震えているゆっくりれいむがいた。 特に外傷は見当たらない。親と離れたばかりで寂しいのだろう。もう数日待ってもこの調子なら処理が必要になる。 他を見ると複数のまりさが一人のれいむに飲み水を吹きかけて虐めていた。 ゆっくりは水に弱い。飲むのならば良いが体に長く吹きつけられると皮がふやけ、最終的に皮が破れて中身の餡子が漏れて死に至る。 水をかけられたれいむはというと起きてからずっと水を吹きかけられたのか皮がぶよぶよになって今にも千切れそうだ。 「ゅ…ゅ…」 体を小さく震わせて声にも元気がなくなっている。餡子が外に漏れ出してないが放っておけば死ぬだろう。 「ゆー!」 「ゆっゆ~」 対してまりさ達は弱い者いじめをして楽しんでいる。 ゆっくりは大抵親から離れたストレスからこうして他のゆっくりにストレスを発散することがある。 しかし周りのゆっくりもその様子を見て怯えているし、許せるレベル悪戯でもないのでまりさ達と死にかけのれいむをケースから取り出した。 小型のケースにまりさ達とれいむを分けて入れておいてまずはこのケースの餌と水を取り換えておく。 「ゆっゆっゆ」 「ゆむゆむゆむ…」 怯えていたゆっくり達もその原因のゆっくりがいなくなったので元気に食事を始めた。 小型のケースに入れたゆっくり達だが、残念ながらここまでだ。 悪戯するまりさ達はこのまま育っても気質は変わらないだろうし時間を割いてまで更生させるつもりもない。 れいむも同じでわざわざ治療する時間も勿体ないので『ミキサー』と書いてある箱の中に放り込んでおく。このれいむが死んでも代わりは居るもの。 まりさ達はミキサーする前にすることがある。 まりさ達を倉庫の水道近くへ運んでいく。 そこには子ゆっくりが入るぐらい直径のあるメスシリンダーを複数置いてある。 これは水を使って他のゆっくりを虐め、商品価値を無くさせた悪いゆっくりを処刑するための道具だ。 いくつかのメスシリンダーには水が満杯で、底には生気のない瞳をしたゆっくり達が沈んでいた。 棒でも差し込めばゆっくりの体は抵抗なく棒を通すことだろう。 試しにパチンコ玉を落としてみたらメスシリンダーの中が茶色に染まった。 このメスシリンダーの中に悪戯したまりさ達を一匹ずつ別々に入れる。 「ゆっ! ゆっ!!」 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆゆっ!!」 十分に動くことのできない場所に入れられてご立腹のようなので早速頭を冷やしてあげよう。 メスシリンダー上部にある蛇口の栓を少しだけ緩める。水滴が一滴ずつゆっくりと滴るように緩める。 ポツン 「ゅ?」 ポツン 「ゆー?」 水滴が帽子にかかって不思議そうにするまりさ達。 まりさ種にとって幸せなのはメスシリンダーの底に水が溜まり始めるまで自分の危機に気付かないことか。 しかし最後には例外なく同じ結末を辿る。 まりさの帽子に落ちた水滴は帽子の傾斜に従ってまりさの背中側へ流れていく。 「ゅ?」 背中に冷たい何かが当たってまりさはきょろきょろし始めた。 また水滴が落ちる。また背中側へ流れる。 まりさ達がその正体に気が付いたのはメスシリンダーの底に水が薄く張ってようやくだった。 「ゅゅ…? ゆゅーっ」 「ゆー! ゆー!」 ゆっくりにとっての足である体の底が濡れて危機感を覚えたらしく いつも餌をあげている私に向かって激しく鳴いてくる。 瞳には涙が浮かび、足元をひどく気にしている。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ」 一匹のまりさがジャンプし始めた。 ジャンプすることで少しでも水に浸り続けるのを避けようとしたのだろう。 だがそれは時間稼ぎにすらならない。そうしている間にも水滴が天から落ちてきて徐々に水かさは増していく。 時間さえあればずっと眺め続けていたいものだが、他の子ゆっくりの世話もあるのでこの場は放置しておく。 後でまた見にくることとする。 次はぱちゅりー種のケースを見る。 数匹中身を吐いて死んでた。 しかし体の弱いぱちゅりーにはよくあること。これ以上他のぱちゅりーにストレスを与えないためにも手際よく死体をミキサーの箱に放り込んだ。 ぱちゅりーはペットに申し分ない性格をしてるが体の弱さが玉に瑕(きず)だ。 ありす種のケースは安全だった。今日は、何事もないようだ。 というのもありす種は基本的に大人しい性格なのに荒れるときは激しく荒れる。 ひどいときはケース内のありす種が全滅していたこともあった。 なのでデリケートな飼育が必要だ。 れみりゃ種のケースには体無しのれみりゃが数匹いる。体ありのれみりゃは希少なので個人経営のこの店にはおいてない。 「うー、うー」 と上機嫌なれみりゃ達の中、一匹のれみりゃが他のれみりゃに噛みつかれていた。 牙は危ないので幼少のときに抜いているのだが、そうとう強く噛まれたようで中身が流れ出ている。 「う"ー、う"あー」 噛まれた方は顔をゆがませ、涙を流しながら逃げようと必死だ。 だが逃げるにはこのケースは狭すぎて逃げられずに何度も噛まれて体中至る所に噛み傷があった。 再生力の高いれみりゃ種なのでこの程度の傷は放っておいても治る。 噛まれた方は放っておいても良いとして、噛んだ方の悪いれみりゃをケースから取り出す。 「うー! うー!」 楽しんでいる所を邪魔されて不機嫌そうに唸り声を上げる。 そんなれみりゃを店の裏へと運んでいく。 店の裏にはすでにカラスが獲物を狙って待っていた。 他のゆっくりを噛む悪いゆっくりは啄まれて死んでもらう。 店の裏にある柵に囲まれた中にはリボンや帽子の残骸が散らばっている。ここがれみりゃの最後のおうちとなるのは言うまでもない。 「うー、うー♪」 柵の中に放たれたれみりゃは初めて味わう外の気持ちよさに機嫌が直っていた。 朝の暖かな日差しとケースの中では味わえない自然の風。そして見たことのない生き物。 「うー、うー、うあうあ♪」 これがれみりゃ式の挨拶だ。れみりゃは満面の笑みを浮かべて柵の中に降り立ったカラスへ飛び跳ねて近づいていく。羽は飾りなので飛べないのだ。 「うーう"っ!?」 再び楽しそうに鳴き声を上げたれみりゃの頭にカラスの鋭い嘴が刺さった。 二羽目のカラスが後頭部をつつく。三羽目は頬だ。 「う"っ、う"あ"っ!? ぅ"……ぁ"っ…」 瞬く間にれみりゃはカラスたちの波に飲み込まれた。苦しそうな鳴き声も徐々に聞こえなくなる。 たまに帽子の切れ端や髪の毛が辺りに散らばる。 5分もしないうちにれみりゃの生きていた証は帽子の切れ端と少しの髪の毛だけしか無くなっていた。 そんな調子で倉庫のゆっくり達の世話と処理を終えた。 後は店の出入り口の鍵を開けて扉にかかった看板を裏返し、『営業中』を表にして開店だ。 開店後しばらくするとお客さんがバラバラと来客してくる。 買いに来たもの3割。見に来ただけのもの5割。残りの1割は「うちのゆっくりが~なんですけど」と飼育方法を聞きにくる人だ。 誰もお客のいない時間はゆっくりを苛めていたいけどそんな所を見られたらイメージダウンもいいところ。 外ではゆっくり好きの店長さんで通っているのだ。 いや、内でもゆっくりは大好きだ。ただゆっくりのいろんな顔を見たいだけ。 愛なのだから仕方がない。 「ゆーっ! ゆーっ!」 「ゆっゆっゆ~」 「ゆゆゆ~」 昼時になると店内のゆっくり達が騒がしくなる。 飯はまだかと俺の方を向いて飛び跳ねるゆっくり達の元へ餌を持っていく。 後は朝と同じように餌を分け与えていくがここでもゆっくり達は悪さを行う。 「ゆー! ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆゆゆ~♪ ゆっくりしていってね!!!!」 れいむ種がまりさ種の分まで餌を食べてしまったので涙ながらに抗議するまりさ。 そんなまりさに対してれいむは見せつけるように食べカスも舐めとっていた。 「ゆ"~! ゆ"~!」 悔しそうに泣くまりさとは対照的にれいむは勝ち誇って胸、いや顎を張っていた。 このケースのれいむとまりさのペアは、ここ数日いつもれいむがまりさを押しのけて餌を奪っていた。 ゆっくり種の食事の取り合いは珍しいことではないので一々処罰してもキリがない。しかし何度も餌を奪うようなら処罰せざるを得ない。 れいむをケースから取り出し、残ったまりさには餌を与える。 食事を奪ったれいむは倉庫へ連れていく。 ちょうど見ていたお客さんに「そのゆっくりをどうするの?」と聞かれたので、 「悪い子は躾をやりなおすんですよ。明日にはケースに戻ります」とだけ言っておく。 だが明日ケースに入るのは別のれいむだったりする。 倉庫の隅、仕切りで囲まれた中に大きめの机がある。 机の上には釘を脳天から貫かれて机に固定された数匹のゆっくりがいた。 「ゆ"っ…」 「ゅっゅっ……」 「ゅ"、ゅ"、ゅ"」 体を貫かれた痛みに苦しんで涙を流すもの、体をなんとか動かそうともがき続けるもの、焦点の合わない瞳で空を見ているだけのもの。 この机にいるゆっくりはどれも餌を奪った悪いゆっくりだ。餌を与えず運動も出来ない状態にしてゆっくりと餓死させている。 釘で刺して机に張り付けなくても透明な箱に閉じ込めれば済む話だが、釘で貫いたのは単なる趣味だ。 「ゆ、ゆゆ…ゆっくりしていってね!!」 れいむは腕の中で恐怖で震えながら鳴き声を上げた。仲間の苦しそうな姿が怖いようだ。 そんなれいむを机に設置させて釘を頭に打ち込む。柔らかい体なので釘は簡単に貫通する。 「ゅゅーっ!? ゆっゅゅぃ!」 突然の痛みに暴れだすれいむを押さえつけ、金槌で釘を打ちつけてれいむを机に固定した。 「ゆぅぅ…ゆっぐりじでいっでね…!」 泣きながら脱出しようと体をよじる。 「ゆ"っ!?」 動こうとすると貫かれた部分を中心に激痛が走り、悲鳴をあげる。 ここでれいむは痛みをかき消そうとしたのか体をさらに激しく動かした。 「ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"!! ゆ"ゆ"っ、ゆ"ゆ"っ!!!?」 少し動いただけでも激痛が走るのに激しく動けばどうなるのかは想像に難くない。 ここでれいむはやっと大人しくなった。 それでも断続的な痛みに苦しそうな顔をしてプルプルと震えてはいたが。 後はこれを放っておけば周りのゆっくりのように体の痛みよりも空腹感の方が苦しくなっていくのだ。 店を長く開けるのも良くないのでそろそろ店に戻ろうとしたが、空腹のゆっくり達が物欲しそうな顔でこちらを見ていることに気が付いた。 そう言えば自分の昼飯を食べていなかった。 せっかくなのでこのゆっくり達の目の前でおにぎりを食べることにした。 「ゆ、ゅ…」 「ゅっぐりじで、いっでね…」 「………」 「ゆぎ、ゆぎぃっ! ゆゅ」 ゆっくり達の反応は様々だ。 痛みで目の前のおにぎりどころではないゆっくり。 羨ましそうにおにぎりを見つめて涎を垂らすゆっくり。 おにぎりを見ているものの声も出せないほど衰弱したゆっくり。 そんなゆっくり達を見ながらの食事はなかなか乙なものだった。 お礼に動けないゆっくり達の目の前にご飯粒を置いてからその場を離れた。 最後に振り返ると、舌を必死に伸ばしてご飯粒を食べようと無駄な努力をしていたのでつい微笑ましくて笑ってしまった。 店に戻る前に、朝にメスシリンダーへ入れておいたまりさ達の様子を見ることにした。 「ゅ"…ゅぶぷ…!」 「ゆっぷっ! ゆっ…ぶくぶく」 「ゆっ……ゆっ……ゅっ…」 メスシリンダーに溜まる水はまりさの下半身ほどの高さまでになっていた。 ゆっくりの体型上そのままでは口が水の中に沈んでしまうので、まりさ達は必死に跳ねていた。 しかしその跳ねる高さは低い。 足代わりでもあるゆっくりの底がふやけたのも一因だし、そもそも水の中で飛び跳ねるのは相当体力を使うので子まりさには飛び跳ね続けるのは辛いだろう。 まりさ達のうち一匹なんかは跳ねて息を吸い込もうとして水も一緒に飲み込んでしまったらしい。 跳ねることが出来なくなり暗い瞳で宙を見ていた。 水滴が帽子に当たるとピクリと反応するからまだ生きているみたいだが、こんな状態ならもう沈めてやってもいいだろう。 そのゆっくりの上にある蛇口を緩めて一気に沈めてやることにした。 数秒もしないうちにそのまりさの入ったメスシリンダーは満杯になり、底には完全に光を失った瞳でこちらを見続けるまりさの姿があった。 そんな仲間の様子を見て隣のまりさ二匹は泣きながらジャンプしつづけていた。 しかしそんなまりさ達の努力は報われる訳もなく、一分もしないうちにまりさ達は水の底の住人となった。 店に戻るとちょうどゆっくりが喧嘩していた。喧嘩と言っても一方的なものだ。 子ゆっくり達の入っているケースでちぇん種がありす種に体当たりしている。 「わかるよー。わかるよー!」 「ゆっ、ゆ"っ! ゆ"ゆ"っ」 ちぇん種は他のゆっくり種とは違って「わかるよ」「わからないよ」の二通りの鳴き声を発する。 快適なら「わかるよー」と鳴き、不快なら「わからないよー」と鳴くだけで実際には何も分かってない。 ありすは涙をこらえながらちぇんの体当たりを受け続けている。 見るとちぇんの尻尾が荒れていて、床には尻尾の毛がハラハラと散らばっていた。 どうもありすがちぇんの尻尾を噛んだのが原因らしい。しかしひどいことをする。 尻尾が汚いちぇんはそれだけでも価値が下がる。このちぇんは尻尾の一部が禿げているのでもはや価値は無いに等しい。 よって処分だ。 体当たりしているちぇんを取り出してまたも倉庫へ連れていく。 ありすも処分しようかと思ったが今はありすの在庫が少ないので我慢する。 ちょうど来客したがきっと冷やかしだろうと決めつけてイソイソと奥へ。 過剰な暴力をしていたちぇんには体罰こそふさわしいだろう。 「わからないよー! わからないよー!!」 ちぇんは私の手に捕まえられて不満そうな声をあげてジタバタする。 尻尾をパタパタさせながら私の手の中でもがくちぇんが可愛いのでデコピンで顔を打つ。 「わか……わからないよ! わからないよぉぉぉ!!!」 デコピンされて一瞬何をされたのか分からず固まったちぇんだが、すぐに顔に響く痛みに泣き出してしまった。 二本の尻尾をピーンと立たせて泣きわめくちぇんの姿にに苛めたい感情が刺激され、さらにデコピンを続ける。 「わからな、に"ゃ!? わがらないに"ゃ!? わ"がっ!? に"ゃっ」 ちぇんが泣く暇もないほどのデコピンの連続。泣く隙はなくとも猫のような悲鳴で鳴いてくれる。 なおもデコピンを続けるととうとう人間で言う鼻の辺りから餡子が漏れ始めた。 「わ"がら"っ、な"い"…っ!!」 デコピンにも飽きたので今度は尻尾を握る。 尻尾の感触をいくらか楽しんだあと、二本ある尻尾のうち一本を引きちぎった。 「わ"、わ"がら"な"い"よ"!?」 大事な尻尾を千切られて、デコピンで潰れかけた顔をさらにゆがませて苦しそうな鳴き声をあげた。 もう一本の尻尾も引きちぎる。再び悲鳴が響く。 ちぇんの尻尾の生えていた部分からは中身が少しずつ流れ出てしまっている。 「わがら、わがらない…よ……」 尻尾が無くなって途端に元気、というよりも生気を失っていくちぇん。 そろそろ終わりにしようか。 左右の手の平でちぇんを潰していく。 「わ"っ、がっ、ら"っ、な"い"ぃぃぃ!!」 おてての皺と皺を合わせて幸せとはまさにこのこと。 手の平で押し潰したちぇんはもうわかることもわからないことも無くなった。 ちぇんの処理の終わり、もう用はないのでミキサーの箱に放り込んだ。 夕方の六時にゆっくりペットショップは閉店する。 店の出入り口を施錠して窓のブラインドを下げてゆっくり達の餌を替える。 この時にも喧嘩したり他のゆっくりの分まで餌を食べるゆっくりは処分する。 例えば他のゆっくりを押しつぶそうとしたありすは万力で押しつぶし、 ゆっくり苛めに参加した冷たい性格のゆっくりは冷凍庫に入れたりと色々だ。 ケースの中のゆっくりがゆっくりし始めたらケースに暗幕をかける。 「ゅ…」 「ゆっくりしていってね…」 「ゆー…ゅー…」 ゆっくり達は暗くなればすぐに眠りだす。暗幕をはずせばすぐに目を覚ますだろうけどゆっくりのストレスになるのでやめておく。 倉庫のゆっくり達も同じように寝かしつける。 ゆっくり親子のケースでは、私を見て寝る時間だと気づいた親ゆっくりが赤ちゃんゆっくりを自分の傍へと呼びよせる。 赤ちゃんゆっくりが集まると私の方を向くと合図の鳴き声を発する。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「ゆっくりちていってね!!!」」」」」 暗幕をかけると中からは早速寝息が聞こえる。 そんな感じで他のゆっくり親子も寝かしつけると倉庫には幸せそうな寝息と、苦しそうなゆっくりのうめき声だけが響いた。 ゆっくり達を寝かしつけたが私の仕事はまだ残っている。 明日のゆっくり達の餌を寝る前に準備するのだ。 ミキサーと書かれた箱の中には数匹のゆっくり達が詰まっていた。 大半は死んでいるが何匹かは力の無い鳴き声を上げて何とか生きている。 言うまでもないが、この箱に入ったゆっくりの結末はミキサーで刻まれることだ。 タイ焼き屋や工場なんかで見られる巨大なミキサーに箱のゆっくり達を放り込んでいく。 中に放り込まれたゆっくり達は明日の朝までゆっくりとかき混ぜられて他のゆっくりの餌になる。 一説には遺伝子が取り込まれるとかなんとか。 少なくとも恐怖を味わわせただけあって美味しい餌になるのでゆっくり達は残さず食べてくれている。 とにかくこれで今日の業務は全ておしまい。 自分の時間を過ごしたらもう寝よう。 何せゆっくりペットショップの朝は早い。 明日も問題を起こすゆっくりが出ることを願いつつ、私は眠りについた。 終 by ゆっくりしたい人 キャラに個性を出さないように虐めようかと思ったけど難しいものですね。 個人的には机に刺したゆっくりを一日中ゆっくりと眺めたいなぁと自分で書いてて思ったり。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/74.html
ここは職人がSSを書くため、パーツごとに分解した設定を置いています。 レゴブロックのように色々組み合わせて楽しいSSを作ってください。 ここにある設定を避けることで斬新な物語を作ることもできます 読者の方も見ていただけると参考になると思います。ついでに編集者が喜びます。 ※組み合わせによっては深刻な矛盾が生まれる場合があるので注意してください。 ここは過去の設定をまとめているだけです。ここの設定に従う必要はまったくありません 記載ルール 設定は出来るだけ具体的、かつパーツごとに分割して組み替えが効くようにしてください。出来れば反対の設定パーツも追加しましょう。 基本の文体 基本となる設定その設定から更に一歩踏み込んだ設定 ゆっくりの中身 ゆっくりの食べ物 肉食のゆっくりの食べ物と人間の関係 ゆっくりの身体的特徴 ゆっくりの大きさ ゆっくりの身体能力 ゆっくりの繁殖方法 ゆっくりのグループ構成・社会 ゆっくりの暮らし方 ゆっくりの住みか 冬の過ごし方 ゆっくりの知能や思考、行動パターン 個別の性格や特徴の設定 現在確認されているゆっくりの種類 ゆっくりの飼い方 舞台設定 ゆっくりの中身 ゆっくりの中身は基本的につぶあん、れみりゃとフランは肉まん姉妹。こしあんのゆっくりは希少、自然には存在しないとも考えられる。 食べ物によって餡を変化させることが可能。(野菜を食べさせ続けて抹茶餡など) れいむ・まりさは小豆餡、ありすはカスタード、ぱちゅりは生クリーム、ゆかりんは納豆またはナチュラルチーズなど、種によって様々。 恐怖や絶望、苦痛を与えたゆっくりはより甘く美味しくなるといわれている。人の愛情を存分に受け、苦しみを知らないゆっくりは不味い。 屠殺の直前まで最上の環境でゆっくりとさせると味に深みが出るといわれている。 赤子のゆっくりは非常に美味で、高値で取引される。逆に成熟したゆっくりはパサパサとして不味い。成熟したゆっくりの中心部の餡は特別に美味。 ゆっくりの食べ物 お菓子や甘いものを食べる。 草や花、蝶々などメルヘンっぽい物を食べる。 昆虫や肉など何でも食べる雑食。飢えに迫られれば肉親も平気で喰う。 基本的に共食いはタブー、強制的に食べさせても吐き出してしまう。吐餡の可能性あり。ゆっくりは自分たちの中身を知らないため、何らかの偶然が働かない限り共食いという発想に至らない。 虫や小さな鳥を好む肉食、その愛らしい姿と共に農家に大層愛されている。 にとりなどの水中型ゆっくりは魚を捕って食べる。 ゆっくり幽々子・レティ・れみりゃ・フランなどは他のゆっくりを食べるため、捕食種とも呼ばれる。 ごくごく一部のゆっくりは捕食種だけを食べる。捕食種捕食性種と呼ばれる。 光合成で栄養を得ているものもいる。 かまって貰うことが栄養源、他のゆっくりや人間と一緒にゆっくりすると元気になる(限度有) 噛む力の弱い赤ちゃんは親に咀嚼して貰った物を食べる。 植物性出産の赤ちゃんの最初の食べ物は、自分が実っていた茎。茎をそのままかじって食べる。 茎の中身(母体から赤ちゃんに送られていた栄養)を吸い取る。 植物性出産の赤ちゃんの最初の食べ物は、自分を覆っていた保護膜。ソフトシェル型(ゼリー等)の場合、産まれる前に保護膜をちゅるんと飲むように、膜の一部または全て食べる。膜を食べるのは覚醒後、または覚醒前(反射と同じ類)、落果前、落果後、これらの組み合わせで複数のパターンがある。 ハードシェル型の場合、産まれる前に自身が膜から出れる程度をかじって落果。落果後に膜の全てまたは一部を引き続き食べるか、落果後は食べない。 膜を食べるのは覚醒後、または覚醒前(反射と同じ類)、落果前、落果後、これらの組み合わせで複数のパターンがある。 肉食のゆっくりの食べ物と人間の関係 ゆっくりを狩る狩人種の矛先は人間にも向けられる。 ゆっくりを狩る狩人種の矛先は人間には向けられない。ゆっくり除けや狩りのために狩人種が飼われることがある。 ゆっくりを狩る狩人種の内、幽々子やレティなど大型種と捕食種捕食性種は人間を襲うこともある。 ゆっくりの身体的特徴 下膨れた顔が特徴的。鼻と耳は見当たらないが嗅覚・聴覚は正常に働いている。耳などのある種のそれは機能しているが、(中枢)餡の処理が追いつかない為に使わない事のほうが多い。 体内に嗅覚器・聴覚器にあたる部分がある。 皮全体に嗅覚器・聴覚器にあたる部分がある。 長時間水に入ると水を吸ってぶよぶよに膨張して膨らむ。水に浸かりすぎると皮が溶け、餡子が流れ出して死ぬ。 なぜか溺死しない。魚についばまれたり皮が自然にちぎれることで死に至る。 ゆっくりまりさは水上に浮かべた自分の帽子に乗り、水を渡る事が出来る。 ゆっくりにとりは自由に水中を泳ぎ回って魚を食べることが出来る。 ぴょんぴょん飛び跳ねて移動する。 ずりずりと体を地面に付けたまますり足(?)で移動する。足にあたる底面を傷つける、もしくは焼いて弾力性を奪う事で移動が出来なくなる。 弾力があって、手で押すと水風船のようにぽんぽんと跳ね返る。 もちもちしていて餡の重みがある。10メートル以上の高さから落ちるとべちゃっと潰れる。 皮はそれほど強くなく、ハンマーなどで何度か殴打すると破れてしまう。 皮はとても脆く、砂利道を歩くだけで底面から餡が漏れ出す。ちょっとした高さから落ちても絶命する。 皮はものすごく弾力があり、よく伸び、刃物を使っても破るのに苦労する、特殊な技術が必要。 生まれつき帽子やリボンなどの特徴的な飾りをつけている。飾りは食物繊維製、大体生まれたときからついている。飾りはゆっくり同士の個体識別に必要で、飾りを失ったゆっくりは群れから追い出される。死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくりは他のゆっくりに執拗に攻撃される。死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくり同士は攻撃することはない。 死んだゆっくりの飾りはゆっくりに対する毒性を持つ。 ゆっくりの飾りを奪った者は一生ゆっくりに付きまとわれる。 飾りは皮が変化したもの、取り外すことは出来ない。(取り外す=皮の大部分がなくなる) 飾りは体の成長と共に大きくなるので、取り外した状態で成長させると体は大きいが飾りは小さいままとなる。 治療には、オレンジジュースをかける・水で溶いた小麦粉を患部に塗る・失った餡の代わりの餡を詰めるなどの手段が有効。別のゆっくりの餡を詰めると、その餡のゆっくりの記憶や特徴などが混ざる。中身を白餡に入れ替えると清く正しい人格になる。 餓死直前まで痩せ細ると、皮がしぼみ中の餡が透けて見え、泥団子のような姿になる。 歯は飴細工製or砂糖菓子製。 歯は簡単に抜けたり折れたりするが、しばらくすると生えてくる。 一度歯を失うと、一生復活はしない。 歯が全て無くなると、うまく喋れなくなる。あごの骨が無く柔らかい饅頭なので、噛む力は強くない。 髪はセルロースで食べる事が出来る。 髪は砂糖菓子で、景気良く燃える。 ゆっくりの大きさ 赤ちゃんがピンポン玉より小さく、普通でバレーボール、母親でサッカーボール程度。 赤ちゃんがバレーボール程度で、普通で50cm程度、母親は1mを越えることも。 赤ゆと成体ゆの大きさの比は、約1 200ほど。 妊娠中の個体は子供の分だけ肥大化する。 栄養状態や突然変異によって際限なく大きくなることもある。生命活動に最低限な栄養しか与えなければ大きくならない。 ゆっくりの身体能力 人がゆっくり歩くよりまだ遅い、どうやって野生を生き抜いているか不明。飛行速度も速くない 人間の子供と同じくらい、天敵から隠れつつひっそりと暮らしている。 壁を転がることで7階と同じ高さから降りる、木に登る、野生を生きるに十分な能力。餡子の重さを利用した樹上からの奇襲で首の骨を折られる事があるため猟師はとても慎重。 場合によっては普通の人間を撃退する。 本当に弱く、『体当たり』と呼ばれる行動も、人間には全く効果がない。ただし、嚙みつき攻撃は人間でも怪我することも。 噛みつきに特化した種の場合は普通に怪我をする 内部のあんこが3割以下になると死ぬ。妊娠中などで肥大化した場合はその限りではない。 あんこを吐き出すのは死やストレスの兆候。 怒るとほほに息をため、風船のように球状にふくらんで威嚇する。自分の口で「ぷくぅぅ!」と擬音を喋りながら膨らむ。頬を押して空気を吐き出させると「ぷひゅるるるる」と擬音を喋る。 ゆっくりの繁殖方法 基本的に雌雄同体。性交時(ゆっくす、すっきりーとも言う)にはパートナーを襲う“タチ”と襲われる“ネコ”に分かれる。タチとネコのどちらが仔を成すか、どちらの種の仔になるかは様々なパターンがある。 タチネコの仔を成す側と生まれる仔のパターンは決まっている。 振動により性欲が喚起される。 体表に粘液を分泌させてお互いの体をこすり絡めあう。(ショゴス?) 両頬等、顔正面を重点的にマッサージする事で発情する。この場合、振動を加えても嘔吐するだけである。 密着状態からタチが激しく震えネコに体をぶつける。 あごの辺りにぺにぺにとまむまむがあり、タチのぺにぺにをネコのまむまむに挿入する。まむまむの皮を裏返して体外に露出する事でぺにぺにになる。 受精が完了すると悲鳴を上げて朽ち果てた後茎が生え、それに3~4匹が実る。 茎の中身は母体の中身が茎で濾過された砂糖水。 連続で性交をすると、茎に餡子を持っていかれてネコ側は朽ち果てる。 一度で15匹程度が実る。 ゆっくりお母さんをアリスが立て続けに犯して十数本の茎と50匹のゆっくり霊夢を実らせる。朽ち果てた母体の残りは、一部の昆虫のように子供たちの栄養となる。 母体が死ぬと茎に結実している子供たちも死ぬ。 性交をした両方が朽ち果て、お互い自分と同じ身をつける。雌雄同体なのでタチネコの区別は無い。 性交後、数時間や1、2日で生まれる。(早熟、クイック型) 性交後、1~2週間で生まれる。(晩成、熟成型) お互いに熟成したゆっくり同士の性交はゆっくり和やかな物でどちらも朽ちない。受精が完了すると「すっきりー!」という声を上げる。 ゆっくりお母さんから茎が生えて子供が実り、愛に包まれて成長する。 熟成が足りないゆっくりがレイプされると朽ち果ててしまう上、泥団子のような未熟児しか実らない。(オレンジジュース等の栄養を摂取させ続ける事で、朽ち果てずに出産が可能 レイプ等、愛の無い性交によって受胎した場合、親が朽ち果てて無くても子供は未熟児しか実らない。それ以前に茎が生えても直ぐに枯れる。 胎生。完全に熟成した場合は体内に妊娠して口の下の穴から吐き出すように出産する。野生では妊娠可能なほどの熟成に至ることが出来るゆっくりは珍しい。 妊娠中は怪我をしやすい 卵生。片方が小さな卵を大量に吐き出し、もう片方が粘液を吐き出し受精させる。受精後、粘液(精液)が受精膜と共に殻の役割を果たす。 受精後も殻は無く、膜しかない。鋭利なもので突付けば中身(卵黄+卵白?)が出てくる。 卵生。通常通りの性交後、胎生と同様に体内に殻を持つ卵を宿す。一定期間後卵を口の下にある穴から産卵する。壁などにくっつく粘着性の有る卵を産卵する。 壁などにくっつかない、粘着性の無い卵を産卵する。母体は数個の卵を産卵する。親は死なない。 母体は多数の卵を産卵する。親は死ぬ。親等による保温が必要。 ある一定温度が保てれば親が居なくても出生する。 分裂する。母体となるゆっくりが均等に分裂する等分裂 母体が半分位、残りを子供とし、その残りを等分裂して生まれる不等分裂 分裂によって産み出した自身と別のゆっくりの減数体を合成する化合分裂 植生型。精子を他のゆっくりの卵に植え付ける。 ウイルス型。母体のゆっくりの中で子供が形成され、ある程度成熟すると母体を突き破って出生する。母体はそれに伴い皮と僅かな餡になり、死ぬ。他のゆっくりに植え付ける。 子供は母体を食べるか食べないかは出生時の状況による。 どこからともなくやってくる、何処から来るのか誰も知らないし繁殖方法も分からない。 ゆっくりのグループ構成・社会 それぞれ同じ顔をした英雄の家に一匹づつ+数匹程度しか居ない。 ゆっくりの数は少なく霊夢・魔理沙が50匹程度、それ以外は1~2匹づつしか居ない。 害になるくらい沢山居る、最も多い種類は数千匹に到達する。彼岸では大量に生まれ大量に死ぬゆっくりの処理に死神や閻魔が頭を悩ませている。ゆっくりは一見生物のようだが、全ての生物が持つはずの魂が無い。 種類の違う友達と3~4匹の小さなグループを作る。 お母さんと赤ちゃんで構成された家族を持つ。 ゆっくり魔理沙をリーダーとした群れになって畑を荒らす。 仲間の死体を踏み越えて柵を越えるファンタズムトゥルーパーズ。 ゆっくり同士でのコミュニティを持ち、種類の違う仲間同士で協力している。 ゆっくりは妖精の一種なので、普段は妖精と一緒に暮らしている。 ゆっくりの暮らし方 普通に可愛がられている、咲夜さんがれみりゃを溺愛している。 加工場で生産されるゆっくりは幻想郷の甘味の中心となっている。繁殖力や雑食性を生かし、生きたままストレス解消器具やゴミ箱などにも加工される。 皮の高質化等の技術によって、家具や雑貨にも加工される。 加工場などは存在せず、ゆっくりは食べ物とは考えられていない。 人畜無害な草食動物、森の奥でひっそりゆっくり暮らしている。貴重な珍味と見なされて捕獲される。 子供や妖精の遊び道具。 その旺盛な繁殖力と食欲のせいで駆除される。 街にやってきて畑や家屋を荒らし回る害獣。 ゆっくりの住みか 朽ち木のうろ等を一時的な雨よけとして利用することはあっても特定の巣を持たない。 数人の種類の違う仲間といっしょに、ゆっくり出来る場所を求めて一緒に移動している。 自分で掘った穴や、岩盤の横穴に親子で一緒に住んでいる。 博霊神社、霧雨魔法店、紅魔館など同じ顔の英雄が住んでいるところに同居している。 木の上にロープを渡してハンモックにする、草の家を造るなど樹上で暮らしている。 回遊するように暮らす。 高山に暮らす。 冬の過ごし方 冬が近づくとゆっくり達は冬ごもりの準備を始める。冬を知る野生のゆっくりは秋の終りに冬ごもりのため、巣に枯葉や木の枝や小石などの資材や食料を集め始め、巣を持たない場合は他の家族の巣に居候させてもらう。逆に冬を知らないゆっくりのほとんどは冬ごもりの準備をせずに死んでしまう。ゆっくり的な考え方のため、冬ごもりの準備が遅すぎて餓死や凍死の憂き目に会うゆっくりも多い。 知能の高いぱちゅりや冬に強いれてぃか、経験豊富なゆっくりが群れにいる場合は、ほぼ問題なく群れ全員が冬を越せる。 ありすが群れにいた場合は冬にも繁殖行動を起こしてしまうことがままあり、最悪全滅してしまうこともある。 冬ごもりの間も、晴れた日には外に出て追加の資材やえさを探す。 ゆっくりブレインは冬ごもりなど考えないため、野生のゆっくりは冬を越せずに死んでしまう。幸運が重なって冬を越せたゆっくりがいても次の冬には完全に忘れているため、人に教育されたことのあるゆっくりをのぞいて野生のゆっくりに2年以上生きている個体はいない。 冬を越せないため(または冬を越す能力が無い場合)卵を産むことで春の自然孵化を待ち、成体は死に絶える。 体温の低下で強制的に冬眠状態になる。(旺盛な食欲の為、冬眠状態にならないと食料が持たない)冬眠状態の記憶は無い。ゆっくり本人はしっかりと備蓄したから越冬出来たと思い込む。 自分で習性として冬眠にはいるゆっくりがいる。おもに北方の寒い地域に多い。一度満腹になるまで食いだめし、数週間から1ヵ月ほど冬眠し、目覚めた後また食いだめを繰り返す。この方法の場合期間が同じなら消費する食糧の量は普通の冬ごもりに比べて少なくなる。このため冬の長い雪国でも冬を越せる。性質上一度目覚めるとまた食いだめしないと冬眠できないため何らかの要因で短期間に何度も起こされると餌を爆発的な勢いで消費してしまうことに。 ごく一部はエネルギーを合成できるため冬眠をしない。性質上晴れようが雪が降ろうが資材やえさの補充に出かけることがない(出かけても雪国では成果が少ない)ので、冬ごもり型に比べて巣は非常に頑丈に封鎖される。そのため、冬眠型と越冬型が一緒に冬を越そうとすると高確率で失敗する。だが冬眠型と越冬型が混在する地域では冬になる前にお互いの冬ごもりの方法を伝え合うことでうまくやりくりしている。 ゆっくりの知能や思考、行動パターン 低知能のゆっくりが「ゆっくりしていってね!」という言葉を聞くと、反射的に動きを止め同じ言葉を返す。 素直な子供のようで人を疑うことを知らず、思いやりもある。一人寂しく生きていた老人にゆっくり寄り添って彼の人生の最後を優しく看取る。 仲間の危機になると自分の身を顧みず勇敢に立ち向かう。逃げることも きれい好きで家に入る時は泥を落とし、食事はゆっくり舌ですくって汚さず食べる。 きたなく食べて散らかす ひねくれたガキのようで常に上から目線で身勝手なことばかり言う。ゆっくりしようね!という言葉とは裏腹に騒がしく、餌もものすごい速さで食い散らかす。 人間の家(または他のゆっくりの巣)に勝手に入り込み「自分の家」宣言をして居座る。本当は人間の家と認識している為、痛めつけて問いただすと泣いて謝る。 ゆっくり出来ない(自分の要求が受け入れられない)とすぐ大泣きして逃げる。相手が弱いか小数と見れば暴力に訴える。相手の実力を測るほどの知力が無いため、人間相手でもまずは襲い掛かる。 図々しく、うかつに譲歩したり優しくすると際限なく付け上がる。 下手に賢く良心を持った個体は、同属に道具扱いされたり爪弾きにされる。 人間と同レベルかそれ以上の思考能力を持つ。知恵を持つゆっくりは“長命種”と呼ばれ、常に薄笑いを浮かべ「おおこわいこわい」を口癖とする。長命種の知能も人間に比べればたかが知れている。 永遠亭の実験によって人間以上の知能を持つゆっくりが生み出された。 昨日のことさえ覚えていない動物未満の知力。危機意識が際立って鈍い。少し気持ちよい感覚を味わっただけで、目前の危機を忘れはしゃぎだす。 良いことだけを記憶し、嫌なことや悪いことはすぐに忘れてしまう。一応トラウマだけは残るため、躾にはトラウマを刻み付けてやるのが効果的。 訓練すれば二桁の足し算引き算、九九ぐらいは覚えるが割り算は覚えられない。 大人であればひらがな程度は読める。子供でも人間に訓練されれば読める。生まれたときから成体に近い知能を持つ。(あるいは成長しても知力は殆ど向上しない) ぱちゅりを母体とした赤ちゃんぱちゅりは親の知識を引き継いだ状態で産まれる。 短い妊娠期間を経て生まれた子供は、親の知識を僅かか、全く引き継げない。また、下種な部分(野生生活する上で良い判断事例)ばかり受け継ぐ。当然、下種発現が起こりやすい。更に妊娠期間が短い=親が苦労した期間が短い為、親もいざという時は見捨る。子供をゆっくりする為の、唯の"道具"や、寂しさを紛らわす為の、唯の"手段"と見ている点がある。 長い妊娠期間を経て生まれた子供は、親の知識をある程度引き継げる(胎生には劣る)。下種な部分(野生生活する上で良い判断事例)も受け継ぐが、他の情報に中和され、発現しにくい。更に妊娠期間が長い=親が苦労した期間が長い為、いざという時は親が犠牲になる事がある。 胎生は植物型より引き継げる知識の量が多い。出生時から(モノにもよるが)子供クラスの知能が有る。お腹を痛めてまで産んだ為、いざという時は親が犠牲になる事が多い。 野生のゆっくりに文字という概念はない。 ゆっくり文字というゆっくりのみに通用する文字が存在する。 個別の性格や特徴の設定 魔理沙、友達思いで行動力のあるリーダー、仲間のために自分が犠牲になることも。 魔理沙、帽子が飛ばされるとすぐ弱気になる性格。 霊夢、人を簡単に信用せず冷静に立ち振る舞いながらもみんなを陰から見守る。 霊夢、呑気な性格だがやるときは全力を出す頼れるまんじゅう。 お母さん霊夢、子供達を心の底から愛し、最後まで子供を守る優しいお母さん。 お母さん霊夢、自分が飢えるとお食べなさいをして食料に変身するお母さん。 アリス、とかいはを自称しプライドが高いが、ツンデレで面倒見もいい。 アリス、一考えてることの逆を言う習性があるようだ。 アリス、とかいはとかいはと無駄にプライドが高く、自分を他より特別な存在と思い込んでいる。 アリス、発情すると子供はおろか死体にまで性交を試みる色欲の塊。 パチュリー、病弱だが知識は他のゆっくりより高く、群れのブレーンを勤める。 パチュリー、病弱な振りをし同情を誘おうとする汚い性格。 パチュリー、チラシの類でも本と認識するらしい パチュリー、識字能力は他のゆっくりと大差は無い パチュリー、部屋に文字のある物があると、その部屋を自分のとしょかんor まどうしょと言い張って読みたがる。(体つきに主にみられる特徴) みょん、ちーんぽっ! ちぇん、わかるわかるよー ちぇん、虐待厨は死ね!に始まる罵詈雑言を浴びせかけてくる。 レミリア、うーうーとしか言えないおしゃまなお嬢様。希少種だが紅魔館付近には多く生息する。 レミリア、ぷでぃんぷでぃん煩く、困ると咲夜に助けを求める。自身を紅魔館の主と思い込んでいる。 フラン、残虐非道なハンター、獲物をなぶり殺す事を最大の快楽とする。 レティ、巨大で鈍重なハンター、素早く動く舌で器用に獲物を捕る。頬に獲物を溜める性質も。 幽々子、巨大だが俊敏なハンター、恐るべき速度で移動しながらゆっくりをむさぼり食う。 幽々子、俺の胃袋は、宇宙なんだよ… 幽々子、こぼねー ゆうか、綺麗な花が咲く所によく見られる。 のうかりん、田舎に住んでいる幽香の母親。時々収穫物を幽香に送る。 のうかりん、スレ住民にらっきょうを育てる方法を教えてくれる。 天子、ブロント様。 天子、ドM。 きめぇ丸、強いものには逆らわない、ゆっくり種が大嫌い。 きめぇ丸、突如首を高速で振動させるという奇癖を持っている。 美鈴、何かを守る習性を持つ他のゆっくりを思いやる優しいゆっくり。「じゃおおおん!」と鳴く。 美鈴、ずっと寝てばかりいる癖に報酬は要求する怠け者。 チルノ、お馬鹿だけど優しく花も育てたりするゆっくり。息は冷たく、ゆっくり程度なら凍らせられる。 チルノ、後先考えずに行動するから他の生き物に迷惑をかけるゆっくり。 神奈子、背中にオンバシラという飴を背負い、それを飛ばして攻撃する。 神奈子、しめ縄っぽいのはドーナッツ。うめぇ、めっちゃうめぇ! 諏訪湖、ゆっくりを食う帽子を被り、ゆっくりを食べさせたり自分が食べられたりしている。 現在確認されているゆっくりの種類 通常種 全ゆっくりの約8割が分類される。総じて雑食かつ、人間に姿を見られないように自身に結界を貼ってゆっくりからも人間からも見えなくしてる上種類ごとに技を1個持っている恐ろしいまんじゅうゆっくりれいむ 野生のゆっくりの3~4割がゆっくりれいむで、全ゆっくりの中で一番個体数が多い。他のゆっくりに比べて家族意識が強く、大規模な群れを作ることも多い。家族が危機に逢うと全力で助け出す。知能も呑気な割に高く併せ持ち全ゆっくりの中でも知能は最高クラス。 ゆっくり魔理沙 ゆっくりれいむ同様個体数が多い(後述する性格のためかれいむより若干個体数が少なくゆっくり魔理沙のみで群れを作ることはあまりない)通常は複数の種類のゆっくりのリーダーを務めることが多いが、一度危機が迫ると「ゆっくり突撃するよ!!!」と仲間を逃がすために自ら犠牲になることもある。その性格からか野生のゆっくりの中では生存率と知能が高く、そのために群れのリーダーを務めることが多いといわれている。その知能の高さからか一部のゆっくり魔理沙は違う種類のゆっくりを命がけで守ろうとするほどの「ゆっくり思い」になることがある。また生まれもって所持している飾りが大きな帽子なため他のゆっくりより若干雨に強い。たぶん性格の個体差が一番多い。 帽子の代わりに貝殻を被ったまりさつむりは陸上/水中両方で生活が出来、水に強く溶ける事が無い。 ゆっくりアリス 三番目に数が多いといわれるゆっくり。いつもは群れを作りたがらないがひとたび欲情すると周囲すべてのゆっくりと交尾してしまう(交尾したゆっくりから生まれたばかりのゆっくりをも襲い殺してしまうため一匹のアリスがひとつの群れを全滅させたという報告もある)ため、大人のゆっくりにはれみりゃ等の捕食種以上に恐れられている存在である、また魔理沙を好んで遅いぱちゅりやれいむは発情中でも後回しにすることが多い。知能はゆっくりれいむとほぼ同等といわれる。一部に理性で性欲を抑えれるアリスがいるが、それらは非常に頭がよく頼りになるゆっくりとして群れに招かれることがある。 ゆっくりぱちゅり 「むきゅー」という独特の鳴き声を上げる。通常種の中では一番数が少ないため希少種とされる。数の少ない理由に生まれつき喘息(あるいはそれに近い症状)を持ち、他のゆっくりに比べ運動能力が低いためである。そのためか全ゆっくり中最高の知能を持ち、ゆっくりに共通の「すぐに自分の家宣言」、「謝りはするが何が悪いのか理解しない、反省しない」や「相手の力を考えずに攻撃する」といった行動を比較的簡単にやめさせることが出来る。そのため全ゆっくり中一番ペットにしやすい またほかのゆっくりにない特徴として冬以外の季節にも梅雨や食糧不足に備えて食料を備蓄しようとする習性(その知能から考え出した生きる知恵ともいわれる)を持つが、ぱちゅりのみの群れでは病弱さからほとんど備蓄できず、備蓄してもほかのゆっくりに強奪され、複数種からなる混群ではほかのゆっくりがぱちゅりの警告を理解しないことが多く備蓄に成功している野生のゆっくりはほとんどいない。やたらと「ごほん」を欲しがり、手に入れた「ほん」を読むふりをして賢さをアピールする。その際に(手が無いから)唾液で「ほん」を汚して読みにくくする、文明の破壊者的な側面がある。 ゆっくりみょん 「ちーんぽ!!!」と独特の下品な鳴き声を放つゆっくり。通常種の中では二番目の珍しさと最強の戦闘力を持ち、それゆえの過信からか捕食種に立ち向かい返り討ちにあうことが多い。一部農家では畑を荒らすゆっくりへの対抗策としてみょんの養殖、訓練を行おうとしているが数がれいむ、魔理沙の二種にくらべて個体数が少なく、ちぇんに移動力で劣るため成功例はほとんどないが、養殖に成功した農家では毎日畑を襲うゆっくりを撃退するみょんが見られる。 ゆっくりちぇん 全ゆっくり中最小の大きさと最高の素早さ(といっても所詮はゆっくり)をもつゆっくり。「わかるよー!」「わからないよー!」などの発言をするが正確に理解していることはほとんどない。その小ささと素早さから捕食種に捕まることは少ないが他の普通種との争いに負けてそのまま死んでしまうことも多い。 捕食種 主に他のゆっくりを捕食するゆっくり 知能の低いものが多いがその多くは訓練しだいで高い知能を持つようになり、他のゆっくりを駆逐することから農家の間でペットにされることが多い。また、「ゆっくりしていってね!!!」をほとんど言わないのが特徴。ゆっくりれみりゃ 一番個体数の多い捕食種。背中に一対の羽をもち飛行が可能。おもに夜行性で巣のない普通種などを捕食する。「うー!うー!」「れみりあうー!」などの鳴き声を放つ。再生能力が異常に高く、ほとんどの怪我を数日で完治させる。 ゆっくりふらん れみりゃ同様羽をもち、全ゆっくり中最強の戦闘能力を誇り、さらに獲物をいたぶってから食べる習性をもつ残虐なゆっくり。「ゆっくりしね!」を連呼することも特徴の一つ。獲物の数が多い時などに交尾をしなくても四匹に増える(一定時間たつと最初の一匹を残して消えてしまう)習性を持つため対ゆっくり用ゆっくりとして大きな人気を持つが、少し教育を怠ると同種すら攻撃してしまうためペットとして飼っているところはほとんどない。れみりゃ同様再生能力が異常に高い。なお、ゆっくりの中では最強と言われているがその戦闘力は5~6歳の子供と同程度である。 ゆっくりれてぃ 全ゆっくり中最大の大きさを誇る。他のゆっくりが成体でせいぜいサッカーボール大なのに対し成体で雄に1メートルを超す。また、その巨体とそれに見合わない他のゆっくりと同様の移動能力を持っているため、餌がなくて餓えたり他の捕食種に捕獲されることがほとんどない全ゆっくり中最高の防御力と雨に対する適応性を持っている。加工場などで飼育されているれてぃは常にあんこを抜かれているため、手当たり次第にゆっくりを捕食するが野生のレティはあんこの量が多いためか知能、記憶容量が高めで面倒見がよく、他の捕食種とは違い自分の子供なら通常種でも食べることはせず、一家を口に入れて守りながら移動し、他の捕食種から家族を守ることある。 ゆっくりゆゆこ 他の飛行可能なゆっくりと違い羽がなくても飛行可能なゆっくり。無限の食欲を持ち、一度食事を始めると寝るか周囲にゆっくりがいなくなるまであらゆるゆっくりと周囲の小動物、植物を食い尽くす。そのため人間にとっては一番、ゆっくり達にとっては発情したアリスの次に迷惑なゆっくりである。その食慾のためか捕食種では一番数が少なく、飼育に成功した例もほとんど無い。 捕食種捕食性種 捕食種を捕食する性質を持つゆっくり(食物連鎖で言う猛禽類)。そして約半数が饅頭ではなく生体組織で形成される。その性質上、生息数が希少種・特種並に少ないので天然物を見る機会はとても少ない。これは他のゆっくりもそうで、通常種ましてや餌である捕食種でさえこの種の存在を知らないことがある。しかしながら「ゆっくり研究所生体学部」ではある特定の組み合わせで超低確率ながら突然変異によるこの種の発生が認められた。その種はどのゆっくりにも似ていないため新種とされる方針。知能や体躯は他のゆっくりより圧倒的に高く、ドスでさえ一撃でスクラップになる。(突然変異による発生種)※名称未定 研究所で発生したことから「No.1」とも呼ばれる。因みにふらんとうつほのかけ合わせ。見た目は両者の平均……だが、何故か家族を除く捕食種を駆逐する勢いで捕食した。そのため、ここに分類される 希少種 れみりゃとふらんの亜種と思われるもの、人間の子供のような胴体と四肢をもち、移動方法が跳躍から歩行に変わったこと以外に習性や戦闘力などれみりゃやふらんとの違いはない。紅魔館周辺にのみ生息し、非常に数が少ない。れみりゃには稀に怪獣の着ぐるみを着たようなのも確認にされているがそれが与えられたものなのか成長過程で形成されたものなのかは不明。 特種 他のゆっくりと大きく生態が違う、目撃例が異常に少ないなどのゆっくりはここに分類されるゆっくりにとり 非常に珍しい水生のゆっくり。おもに魚ときゅうりを主食としていることが分かっているがゆっくりの中でも動きが早く(水中でのみ魚以上に機敏に動ける)他のゆっくりと大きく異なることもあって捕獲例自体が少なくはっきりしたことは分かっていない。 ゆっくりれいせん 希少種同様胴体と四肢をもつ。「ゲラゲラゲラ」と、癪に障る笑い方をすること以外はほとんどわかっていない。 ゆっくりゆうか 非常に珍しい「人と利害対立することが少ない」ゆっくり。ゆっくり以外の生物を自ら積極的に育てようとしたという報告もあるがやはり発見例が少なく詳しいことはほとんどわかっていない。 人型のゆうかも確認されていて自ら植物を育てるなど高い知能を持つ。植物を荒らされるためか他の種を敵視していることもある。ゆうかとは別種という話もある。 きもんげ 胴体と四肢ばかりでなく、人間以上の知性と確かな人格を持つ。関西弁(あるいは広島弁)を使い、常に金儲けを考えている。加工場の社長。そもそもゆっくりではなく、鈴仙・優曇華院・イナバの裏の姿という噂もある。 ゆっくりめーりん 皮が厚く、ゆっくりの中では体が丈夫。「じゃおおん」という独特の鳴き声を発する。人語を理解できるが話すことは出来ない。おとなしく、攻撃を受けても丈夫な皮で守りに徹する。そのため通常種から愚図呼ばわりされリンチを受けることも多い。皮が厚いぶん餡が少なく低能ともいわれるが、通常種と同等以上の身体能力・知性があるともいわれる。防御本能の強さと忠実さから人間に番犬代わりに飼われることもある。 絶滅種 全てのゆっくりを捕食可能とされる。詳細は不明だが、金色で桜の髪飾りに黒髪が特徴的。一匹で増殖可能。 ゆっくりの飼い方 ごく一部にゆっくりを飼う人がいる。研究機関を除けば虐待するかペットにするかのどちらかである。 虐待するために買うのは簡単、とにかく逃げれないようにしてあとはご自由にお楽しみください。 ペットにするには「恐怖」を与えてペットにするか「愛」を与えてペットにするかのどちらかである。 ペットにするのに向いているゆっくり。ゆっくりれいむ ペットにする難易度は低、数がおおいため捕獲の時点で簡単 純真無垢、悪く言えば無防備。知能が低く愛を与えてペットにするのは少し困難。 ゆっくりまりさ ペットにする難易度は中~高、そのずる賢さから何度も生意気な口をきく、すきを見て脱走するなど恐怖を与えるにも愛を与えるにも困難が付きまとう。ごくたまにいる「仲間思い」のまりさならペットにしやすいが仲間と離れたがらない、新しい仲間が増えるのを嫌うため、仲間を失ったばかりのまりさを捕まえることができればぺっとにするのはかなり簡単。 ゆっくりありす ペットにする難易度は高 自称「とかいは」からくる無駄に高いプライドは飼い主の逆鱗を買う。中途半端に知能が高いこと、ほかのゆっくりをレイプすることもあり、ペットにしない方がいい。繁殖目的で他のゆっくりと交配させる目的で飼うには良い。 ゆっくりぱちぇ ペットにする難易度は低、知能が高く人のルールを覚えること、人とほぼ同等のコミュニケーションをとることが容易なため「愛」も「恐怖」もOKなペットにしやすいゆっくり。 ゆっくりみょん ペットにする難易度は中、ゆっくりの中では比較的恩義に厚いため自分に育てられていると納得すればすぐにペットになる。一部の個体は下ネタしか言えないが。 ゆっくりちぇん ペットにする難易度は低、数はそこそこ居る事と性格が素直な点、れいむに比べればそれなりに頭もよいし躾もし易い。愛を与えてペットにするのには最適。 ゆっくりらん ペットにする難易度は中、数は少なく他のに比べたら頭は良い。ちぇんが居ると親代わりになって育てることが分かっているのでちぇんが居ると飼いやすい。 ゆっくりれみりゃ ペットにする難易度は高、身勝手と生意気が増幅したような存在なためペットにできたという例はほとんどない。他のゆっくりを気絶させるくらいの臭気の放屁を放つ種類も確認されている。 ゆっくりふらん ペットにする難易度は高、他のゆっくりをいたぶるという性格が災いしてペットにするのはかなり困難。瀕死(再生が困難なレベル)か、生まれたばかりの状態のを保護し、他のゆっくり達に慣れさせれば群れでの飼育も可能である。知能は高めで懐けばかなり言う事を聞く。 「恐怖」を与える場合、捕獲したあとしばらく自由にさせる、すると数分で「ここは〇〇のゆっくりぷれいす(家)だよ!くそにんげんはゆっくりしてないででていってね!」「くそどれいはあまあまをはやくもってくるのぜ」と言うだろう。そしたらこのような自己中心的な言動や人の物を壊す、暴れるなどの行為をいけないことだと言い聞かせながら拷問していく。何かをを言い聞かせるときは「相手を掴んで苦しい思いをさせる」「透明な箱の中に入れるなどして隔離した状態でほかのゆっくりの無残な死にざまを見せつける」などの意識ははっきりしているが自分がいくらあがいても何も変わらない状況で行うのがベスト。これを数週間から数カ月繰り返せば従順なペットが完成する。が、知能の低さとうんうんの特性ゆえに自分の経験を忘れる。そのずる賢さで何とか反抗しようとする(おもにまりさ)。プライドの高さから怖いけど反抗する(おもにありす)などの要因で一度ペットにした後もなかなか教育を終わらせることが出来ない。また万が一ゆっくりの外出や家にほかの野生ゆっくりの侵入、接触を許すと最初は追い出そうとするがすぐにほかのゆっくりとともに行動し始める(解放されたと思い込むためか怖い飼い主からは逃げようとしない、飼い主のことすら忘れる)ため、厳重な管理が必要である。 「愛」を与える場合成功すれば飼い主、ゆっくりともに幸福を得られるがごく一部の種を除き飼い主は何度も自分の怒りに堪えなくてはならない。餌は自分と同じものか、ゆっくりフードや農場野菜がよいとされる。そしてやってはいけない事や、この家の持ち主、(農場では)野菜の育て方などをやさしく教えていくが最初はゆっくり故の傲慢さ、愚鈍さからまず理解してもらえず、飼い主の逆鱗に触れ殺されるゆっくりも多いが、プライドの高いありす、わがままな子供がさらに百倍生意気になったれみりゃ以外は期間の差こそあれ飼い主のパートナーになることが確認されている。ある農家ではれてぃ、ふらんをリーダーとした100匹規模のゆっくりの群れがゆっくりのみで(無論水路の整備などゆっくりには出来ない仕事は人間が手を貸す)農場を運営し、作物を生産していくことが可能になった例も有り(このとき生産された作物とお菓子や肉類などの等価交換を持ちかけよう)、積極的に飼い主を手伝うパートナーになってくれる。その関係を維持したまま成体になれば他のゆっくりにルールを教え、生まれた子供も飼い主の家族として暮らしてくれる。ここまで来るとゆっくりは飼い主に飾りの洗濯やさらなる飾り付け(主にまりさの帽子に刺繍をするなど)を要求してくることがあり、短時間なら飾りを取られることすら我慢することがあるという。注意点としてはここまで関係が発展したゆっくりは、野生生活ではまずあり得ない経験を繰り返すからか一方向への知能が発達し、大規模な群れでも自分の子供を理解出来るようになる。また、人間の貨幣制度にも理解を示すため、飼い主はゆっくりにお金を持たせて買い物をさせることがあるがゆっくりを見ただけで殺す人間もいるため、ペットであることをアピール出来るようにすることが重要である、殺す人間はゆっくりがうざいため殺すのがほとんどなため、ペットだとわかれば皆親切である(最近では通常ゆっくりのつけない飾りを通常の飾りのほかにつける、飾りにさらなる飾りつけをする、買い物かごに手紙を貼り付けておくなどの処置がとられることが多い)。また、飼い主への信頼にこたえるために、不法侵入してきたゆっくりの群れを追い払おうとし、死ぬまで抵抗することもあるので(特に農場で仕事するゆっくりは群れの仲間と飼い主以外に作物を取られうことを絶対に許さない)他のゆっくりとの接触には注意を払う必要がある。大規模農場では戦闘力の高いふらんやれてぃ、みょんなどを群れに混ぜ野生ゆっくりと戦わせているところもあり、撃退するたびにゆっくり達の絆も深まり、肥料も得ることが出来るため一石二鳥だという。 舞台設定 加工場 幻想郷の中にあるゆっくりを加工して甘味を作る加工場。現代人が牛や豚がどういう殺され方をされているか知らないのと同じく、幻想郷の一般人は加工場の中を知らない。現代社会にもある 大きな加工場では研究所や直営店も付属する 現代社会に何故かゆっくりがいる。細かい設定は抜き 農場 ゆっくりに集団で襲われる。持ち主が撃退や復讐に挑む。 永遠亭 日々ゆっくりに対する様々な実験が行われている。 ゆっくり虐待の設定等は東方プロジェクトのキャラクター設定を正反対にしたり、誇張したものが多いです。非公式二次創作なので本人に見られたらゆっくり実況も見られなくなるので虐待作品は作らずゆっくり達の日常くらいにしてください。(ゆっくりは人間を見ることはない、また人間もゆっくりを見られない。ゆっくり達は姿を消しながらひっそりと暮らしている)
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ゆっくりペットショップに関する法律が作られた ゆっくりをペットとして取り扱う場合、国へ申告する必要が出てきたのだ 飼い慣らせばペットになる反面、害獣としても名高いゆっくり 繁殖力が非常に高く景観を著しく損ねることがある 粗製濫造を防ぐために国から認可された店でしか販売できなくなった しかし、認可と言っても書類上の手続きと講習を受ける程度である そしてもう一つゆっくりにとって大きな法律が整備された その日はゆっくりめーりんがショーウィンドウに並んでいた 他にはゆっくりみのりこ、ゆっくりていなどと希少種が目白押しだ 現在、希少種などは存在しない なぜならばどの種もほぼ一通り揃ったからだ 今では店で普通にゆっくりちるのやゆっくりえーりんが買えてしまう 今日もゆっくりしずはを求める客がやってくる そんな日常に影を落とすものがあった 「ゆぅ~…」 ゆっくりれいむだ れいむは他のゆっくりから隔離されたスペースで飼育されている マジックミラーを使用し店内にいるゆっくり達からはれいむの姿がみえない しかし、れいむからは店内の様子が丸見えになっている 店内では客がゆっくりを物見している そしてゆっくり達はそれに答えそれぞれ精一杯のアピールを行う だが、れいむにはそんな機会すらなかった 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 必死に叫ぶも防音が施された水槽から音が漏れることはない それは隣の水槽のまりさも同じだった 二匹は産まれたときからこの水槽から出たことがない 与えられるのは最低限の食事のみ 家族との触れあいもない 同じくまりさの隣のありすもそうだ そうして、3匹が成体になると強制的に発情させられる れいむとまりさの間に合計30匹の赤ゆっくりが生まれた まりさ20個にれいむ10個である 店員はそれを数えると赤ゆっくりを取り上げる 「やべでええええ!!でいぶのあがぢゃんがえじでええええ!!!」 「ばりざのごどぼがえぜええええええ!!!」 必死に店員の手にしがみつくもふりほどかれて壁に激突する 「ゆべえぇえ!!??」 生まれて初めて感じる痛みにれいむは思わず餡子をはき出した まりさはというと 「ゆ~♪おそらをとんでるみたい~♪」 店員がまりさを掴みれいむとありすによく見えるように持ち上げた そして無言のまま、まりさを床にたたきつけた 「ゆびゃあああああああああ!!!」 「ばりざあああああ!!!ゆっぎじじだえええええ!!!」 「んほぉぉぉっぉ!?!?!?」 突然の自体にありすは発情し、れいむはただただ涙を流すばかり 理由が分からなかった どうしてゆっくりできないのか。いったい自分達が何をしたというのか この狭い水槽に閉じ込められ、その上赤ちゃんまで取られて どうして自分達は不幸なのか 結局、まりさは見せしめとして殺され、れいむも発情したありすに犯し殺された そのありすも殺され水槽には新しいれいむ、まりさ、ありすが補充された ある日のこと、店内のゆっくりていを購入した男性がやってきた 「ていを購入したんですが、どうも最近いたずらが過ぎて困るんですよ」 ゆっくりていはいたずらを好む しかし、それは悪意からではなく飼い主の気を引こうとしての行為 ていは寂しがりやなのだ 「うーん、直接体罰を加えるのが嫌でしたらこちらはいかがでしょうか?」 店員は店の奥から箱を取り出した そこには1個のまりさがポツンと存在していた 「躾にはちょうどいいですよ」 それを聞き男性はそれとゆっくりれいせんを購入した れいせんとていは相性がいいのでよくセットで飼う人が多い この男性も例に漏れずそのタイプだった 男性は家に帰るとさっそくれいせんとていを引き合わせた 「うさ?」 「ゆっくりしていくウサ!」 二匹はさっそく仲良く部屋を走り回った 一方、まりさは未だ箱の中 防音機能が施された箱のなかで叫び続けていた 「ゆっくりしていってね!まりさもゆっくりさせてね!」 まりさの叫びも虚しくれいせんとていは二匹でゆっくりしていた それからまりさが箱から出されたのは次の日だった ていが悪戯をして飼い主の気を引こうとしたのだ 「駄目じゃないかてい、そんなことをしたら」 「ていはしらないうさ!きっとれいせんうさ!」 「ウサー!?」 笑顔をうかべるていと驚愕の表情のれいせん 飼い主はやれやれと箱からまりさを取り出した 「ゆっくりしt―」 まりさが第一声を発するよりも早く飼い主はまりさの帽子を破り捨てた 「いたずらばっかりしてるとていにもお仕置きをしないといけなくなるぞ」 「うさ?!」 ゆっくりの間では帽子、あるいは飾りを無くすとゆっくりできないとされている だと言うのに目の前のまりさは呆気なくその大事な半身とも言える帽子を破り捨てられた ていにはそのようなものはない だからか、飼い主は続けてまりさの底部を定規で殴りつけた 「ゆべっ!ゆべっ!やべでっ!!べっ!」 それをれいせんとていは戦々恐々と眺めていた まるで他人事のように、しかし自分に降り掛かる事のように やがてまりさが餡子をはき出すと飼い主は箱にまりさを戻した 「いいか、悪い子はさっきのみたいになっちゃうんだよ?」 「ごめんなさいうさああー!!」 その日以来ていは悪戯をすることがなくなりれいせんとゆっくりとした時間を過ごしていた そしてまりさは用済みになった 「どぼじで…どぼじでごんなごどずるの…?」 捨てられる直前にまりさは男性に問うた 「ばりざもゆっぐじじだいよ!でいやべいぜんみたいにゆっぐじじだいよ!おなじゆっぐりだよぉぉぉ!!」 パァンと気持ちのいい音が響いた やかましいので男性が平手打ちをしたのだ 「いいか、一度だけ教えてやる。おまえはゆっくりじゃないんだ」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!!ばりざはゆっぐじだよおぉぉ!」 そのまままりさは生ゴミとして処理された 現代においてゆっくりの定義は改められた その結果、れいむ、まりさ、ありすの3種はゆっくりではない、と言う法律が出来た まりさは潜在的にゲス要素を含み、野良のゆっくりと番になると飼い主を餌やり係あるいは奴隷と見なす ありすは発情すると相手のゆっくりをすっきりで殺し、それが野良ゆっくり拡大の温床とも言える れいむは良いところが何もないからだ 仮に野生にいたとして、子どもが出来ると狩りにも出ず、番が死ぬとシングルマザーというのをやたらと強調する 寄生虫に成り下がる ドスまりさもまりさ種の亜種としてゆっくりとは認識されていない ただ身内に甘いだけのデカイやつとして真っ先に駆除された ぱちゅりー種、みょん種、ちぇん種はゆっくりである この3種のみで人工的に群を作ったところとても円滑に群が機能するようになった また、みょんとちぇんはそれぞれゆゆこ、らんが本能的に庇護対象として求めていることもあった 現在、非ゆっくり3種は食用、躾用としてのみ繁殖されている 先ほどの飼い主のようにゆっくりに直接体罰を下せない人間が非ゆっくりに体罰を加え それを見せしめとする形で躾を施す あるいは 「ふらん、れみりゃ、おやつだぞ」 「れみりゃだあああああ!!」 「うー、あまあまだどぉ♪」 「あまあまはふらんもたべるのー♪」 「もっぢょゆっぐじ…」 などとかつての捕食種の餌になる そうしてまたペットショップでは非ゆっくり3種が補充される もはやこの3種はペットではなくただの消耗品 今日も使い捨てられるためだけに産み落とされる by お題の人 非核三原則みたいな感じだ>非ゆっくり3種 このSSに感想をつける
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※俺設定注意 「ゆゆ?」 薄暗いれいむの世界に突如光が差す。 急速に明るくなっていく世界。それが意識を深い眠りから引き上げていく。 れいむは目を覚ました。 「ゆっくりしちぇいってね!!!」 朝一番のご挨拶。 れいむはゆっくりだ。ゆっくりはこの挨拶に始まり、この挨拶で終わる。 元気の良いれいむの声に、周囲のゆっくり達も目が覚めていく。 「ゆぅ~?」 「ゆゆ!」 「ゆ!ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」 れいむが目覚ましになったのだろうか。 次々と挨拶の声を上げるゆっくり達。 その姿は小さい。ここにいるのは、子ゆっくりや赤ゆっくりばかりだった。 「ゆゆ~ん!ゆっくりしていっちぇね!!!」 みんなに対して、もう一度ご挨拶。 れいむは朝をこうやって迎えている。 気付けばお兄さんが立っていた。れいむの世界、その向こう側に。 ここはゆっくりを取り扱うペットショップ。 突如この世界に現れた不思議饅頭は、害獣として、ゴミとして、そして時にはペットとして人間と接するに至った。 れいむの世界は広いようで狭い。 ここはれいむ以外に、大体10匹前後の子ゆっくり達が暮らしている。 その世界を取り囲んでいるのは分厚く大きいガラス。れいむ達の力ではびくともしないような頑丈な壁だ。 つまり、れいむの世界とは大きめの水槽に他ならなかった。 ここがれいむの全て。れいむが知る、世界の全てだ。 外の世界はもっと広いが、れいむは出たいと感じなかった。仮にそう思っても、それが叶う事は無い。 れいむがここから出るには、買われていくしか方法が無いからだ。 お兄さんに気付いてもらえるように精一杯背伸びをする。 別にそんなことをしなくても彼は気付いていたが、れいむはそうしたかったのだ。 お兄さんの視線が自分に向いていることを確認し、息を吸い込む。 「おにいさん!!ゆっくりしちぇいってね!!!」 れいむ渾身のご挨拶。 それをお兄さんは無視した。いちいち一匹のゆっくりに構っている暇は無い。 さっと背を向け、どこかへと歩いていくお兄さん。彼にはまだ仕事があるのだ。 勿論、れいむはそんなことを知る由もないが。 ああ、今日もお返事してくれなかったな。 でもいいや。明日がある。明日が駄目だったら、あさってがある。あさってが駄目なら―――。 ゆっくり特有のポジティブシンキングで物事を肯定的に捉えるれいむ。 その顔に翳りは無い。本当にそう考えているのだ。 「れいむー!ゆっくりしようよ-!」 後ろからの声に振り返る。 れいむはこれからみんなとゆっくりするのだ。 たむたむと音を立てて、れいむはみんなの元へ向かっていった。 とあるペットショップの一光景 それから暫くして。 れいむ達の前にお兄さんはまたやって来た。 その理由はただひとつ。餌を与えに来たのだ。 れいむ達の世界に大皿が置かれた。 成体ゆっくり程もある大きなお皿の上に、ドライフードが小山を作っている。 子ゆっくり達は突如現れたご飯に、目を輝かせながら飛びついていく。 「ゆっ!ゆっくりたべるよ!ぱくっ!」 「むーしゃ!むーしゃ!」 「ししししあわせぇ~!」 涙を流しながら餌を食べていく子ゆっくり達。 それ程までにこのドライフードは美味しいのだろうか?いいや、違う。 ただ単にそれ以外のものを食べたことが無いからだ。比べるものが無ければ基準も発生しない。 れいむもまた涙を流しながらご飯を平らげていた。 お兄さんは優しいから、れいむ達にこんな美味しいご飯をくれたんだよね。 れいむは「お兄さんが自分達にご飯を与えてくれていた」と知っていた。だから毎日食べた後は感謝する。 「おにいさん!おいしいごはんありがとう!ゆっきゅりしていってね!!!」 もうお兄さんはいなかった。 餌を与えたらすぐに別の仕事。彼は忙しかった。 いちいち子ゆっくりたちの食べる姿なんか見ていられない。 「ゆゆ~・・・・・・」 またお兄さんに感謝し損ねた。お兄さんはれいむ達をゆっくりさせてくれる。れいむもいつかお兄さんをゆっくりさせたい。 そう(あるかどうかも分からない)胸に誓うれいむ。ちなみにこれは毎日の行事といっても良い。 お兄さんが餌を置き、れいむ達が夢中の間に去り、そしてれいむが勝手に感謝する・・・。日々繰り返し行われてきた。 れいむはそれを覚えていない。毎回忘れ、毎回誓うのだ。 れいむは悲しげにガラスの向こう側を見る。 少しぼやけた光景の中に、お兄さんの姿を見つけた。何かの仕事に従事している。 れいむにとって、声も視線も何も届かない、その距離は長すぎるものだった。 れいむ達はそれから何をするともなしに集まって、皆で遊んだりゆっくりしたりした。 ご飯の時間以外は本当に自分達以外に誰もいない。そうなってくると暇でしょうがなかった。だかられいむ達は遊ぶのだ。 追いかけっこをしたり、お歌を歌ったり、お昼寝をしたり。 皆仲良く、元気一杯。 ここには誰かをいじめたり、ご飯をひとり占めしようとするゆっくりはいなかった。 仮にいても、そういうゆっくり出来ない子はお兄さんがどこかに連れて行ってくれた。 だから皆は仲が良い。先程のご飯だって皆で仲良く分け合えたのだ。 追いかけっこに興じて少し疲れてしまったれいむは、みんなの輪を抜けて休憩を取る。 こんなとき、れいむはいつも同じ行動を取っていた。 くったりと地面に座り込みながらガラスの向こう側を見上げる。 れいむの視線のその先、所謂ショーケースのようなものの中には、ゆっくり達が鎮座していた。 綺麗な髪に、すべすべのお肌。もっちりとして、やわらかそうなほっぺ。 一目でそのゆっくり達がとてもゆっくりしていると分かる。 そして、そのお帽子や髪には綺麗な金色のバッジ。 れいむが見つめているものは、ゴールドバッジ取得済みゆっくり達であった。 最高品質のゆっくり。厳しい試験を掻い潜り、人間達の常識、ルールを理解して生活していけるゆっくり達だ。 見るからにその姿はゆっくりしている。発せられるオーラといえる物から違っていた。 いつかこんなゆっくりになりたい、とれいむは思う。 「ゆゆぅ!みんな、ゆっくちちていってね!」 思わずこんな声が出てきてしまった。 釣られて水槽内の子ゆっくりたちも返事を返す。 その声に気付いたのか、れいむ達を見つめてくる金バッジゆっくり達。彼らは皆笑顔だった。 「ゆっくりしていってね」 「ゆ!ゆゆっ!!ゆっくり、ゆっきゅりしていってね!」 返事をしてもらえた興奮に、思わず何度も声を出してしまうれいむ。 そんなれいむの様子に、思わず一匹の金バッジありすが苦笑した。 「おちびちゃん、そんなにさけばなくてもありすたちにはきこえてるわよ?」 「ゆ!ご、ごめんなさい・・・・・・」 「べつにいいんだねー、げんきなのはとてもよいことなんだねー、わかるよー」 「みょんもこれくらいがちょうどいいとおもうみょん!」 しょげかえるれいむに、続いて金バッジちぇんと金バッジみょんが声をかけた。 「げんきなのはゆっくりしてるしょうこだねー」 「こどもはかぜのこみょん!」 「れいむ、ゆっくりしてる・・・?」 「え、ええ。ありすはゆっくりしてるとおもうわよ?」 少々ちぇん達に押され気味に、ありすは頷く。最も、ありす自信も笑顔だったが。 ありすの言葉を受け、元気を取り戻すれいむ。 「ゆっ!ゆっくちしていってね!!!」 「ええ、ゆっくりしていってね、れいむ」 「ゆっくりしていってほしいんだねー、わかるよー」 「ゆっくりしていってみょん!!!」 挨拶を交し合う4匹。 これでもうこの4匹はお友達だ。 「ありすたちはすごくゆっくりしてるね!!」 「ゆふふ、ありがとう。うれしいわ」 「れいむもゆっくりしてるんだねー」 「みょん!!!」 そんな調子で、れいむと3匹は会話を続けた。 基本的にはれいむが質問をして、ありすたちが答える。 内容はありすたちについて。そして、外の世界の話をちょっとだけ。 「ありすたちのかざりについてるきれいなもの、なぁに?」 「これはばっじよ。にんげんさんとなかよしのゆっくりがてにいれられるの」 「きびしいしけんにごうかくして、それでやっとてにいれられるみょん。けわしいしゅぎょうのみちみょん」 「しゅぎょう?」 「おにいさんといっしょにいろんなことをべんきょうしたんだねー、わかるよー」 「でもこうやってとかいはになれたのもおにいさんのおかげよ」 「おにいさん?」 「みょんのししょうみょん!!とってもつよいんだちーんぽ!!!」 「みょん、じがでてるわよ」 「こうふんしたんだねー、わかるよー」 「・・・・・・めんぼくないみょん」 「おにいさんはみょんたちをゆっくりしたゆっくりにして、ここにおくってきたみょん」 「ありすたちはここでかいぬしさんにもらわれていくのよ」 「いっぱいかいぬしさんをゆっくりさせるんだねー」 「かいぬし?」 「ありすたちがゆっくりしていってもらうにんげんさんのことよ」 「いっしょにおそとへおさんぽしたりするんだよー」 「けいこにつきあってもらうみょん!」 「おそと?ありすたちはおそとのことをしってるの?」 「そうだよー。おそとはゆっくりできるよー」 「かいぬしさんといっしょだともっとゆっくりだきるみょん!」 「だからありすたちはここでもらわれるのをまっているのよ、おちびちゃん」 「ゆー・・・!れいむもやさしいかいぬしさんとゆっくりしたいよ!」 ありす達のとてもゆっくりした話を聞いて、れいむは初めて外に出たいと思った。 れいむも飼い主さんをゆっくりさせてあげたい。ゆっくりできる外の世界を見てみたい。 そんな感情を表すように、そこらじゅうを跳ね回る。 「ゆふふ、れいむならきっとゆっくりできるわ」 「ちぇんたちがほしょうするんだねー、れいむはいいかいゆっくりになるよー」 「みょん!・・・・・・うわさをしたらかげだみょん!」 自動ドアが開く音。 若い女性が一人、ペットショップに入ってきた。 「いらっしゃいませー」 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆ、ゆっきゅりしちぇいってね!!!」 息を揃えて挨拶する3匹。れいむもそれに続いた。 女性は聞こえているのかいないのか、お兄さんのいるカウンターへとまっすぐに向かう。 「あの、すいません。ゆっくりを飼いたいんですけど、どの子がいいのかよく分からなくて・・・・・・」 「はい。失礼ですが、ゆっくりを飼育した経験はありますか?」 「あ、いえ、無いんです。一回も。だから迷っちゃって・・・・・・」 「それなら少々値は張りますが、こちらの金バッジゆっくりなどはいかがでしょう。 既に躾済みで、お手を煩わすことがありません。人間のルールも仕込んでありますので、散歩のときなど―――」 れいむは会話を交わす二人を嬉しそうに見つめている。 もしかしたらこのお姉さんがれいむの飼い主さんになってくれるかもしれない。 たまに人間さんがやってくる理由はそういうことだったのだ。 れいむたちと一緒にゆっくりしたい人間さんたちがここへやってくる。れいむの役目は、そんな人間さんをゆっくりさせること。 今までの疑問がようやく解けていった。 期待を込めて、きらきらと目を輝かせるれいむ。 れいむは人間さんのために、ゆっくり生まれてきたんだね。 生まれて初めて理解した己の存在意義のために、さりげなくだが自分をアピールした。 しかしれいむの頑張りは無駄に終わった。 この女性は話を聞くだけ聞いて、検討をするために帰っていった。 とりあえずは保留。結局ペットショップ内の誰も買われることは無かった。 「ゆぴー・・・・・・ゆぴー・・・・・・」 「おいすーお前ら。ちゃんと元気にしてたかー?」 「いらっしゃいま・・・・・・ってお前か。久しぶり」 「「「ゆゆっ!おにいさん!!ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆっ!?」 れいむはそれからお客さんに愛想を振りまいたがなかなか買ってくれる人がおらず、疲れて眠ってしまっていた。 他のゆっくりも大体みんなお昼寝中。今は大体午後3時ほどだ。 そんな時、また一人のお客が現れた。3匹の金バッジゆっくり達の元気たっぷりのご挨拶。 びっくりしてれいむも目覚めてしまった。 「おう今日は一体何の用だ」 「お前、それが客に対する態度か。一応俺客なんだけど」 「どっちかというと供給側だろお前。冷やかしなら帰れよ」 「ちゃんと用事はあるよ。半分はありすたちの様子見だけどな」 れいむはガラスにくっつき、二人の人間の会話を聞き取る。 お兄さんと仲良さそうに話している、もう一人のお兄さん。 一体誰だろう。 「ありす、ちぇん、みょん。元気にしてるか?」 「ありすたちはとってもゆっくりしてるわ!!!」 「わかるよー!げんきだよー!」 「ちーんぽ!!!」 「って言う割に、売れ残ってるのな、お前達・・・」 それからありすたちと楽しそうに会話するお兄さん。 もしかして、彼がありすたちの言っていた『お兄さん』だろうか。 「値段が高いのがいけないんじゃないか?○○○○○円って俺から見ればどう考えてもぼったくr」 「チェストオオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!」 「ごふぅっ!!!・・・・・・なっ!何をするだァーッゆるさんッ!」 「うちはこれでも格安だボケェ!お前から直で買い付けてるからこんなに安いんだよ!! つーか金銭感覚と経済感覚が麻痺してるお前に言われたくないわ!!」 じゃれ付き始める(どう見ても殴り合いだが)を始めるお兄さんたち。 やっぱりあのお兄さんは件の『お兄さん』らしい。 ありすたちをあんなゆっくりしたゆっくりにしてあげたのはあの人なんだ。れいむもあのお兄さんとゆっくりしたい。 れいむの胸がまた期待に高鳴る。 「・・・・・・ぐふっ、相変わらず強すぎだろ、お前・・・・・・」 「鍛えてますから」 「・・・・・・それで、用件はなんだ。ちゃんと何か買ってけよ」 「ああ、今日の用件はな、こいつら」 そうしてお兄さんが指差したのは、れいむが入っている水槽だった。 「・・・?なんでまたそんなものを?お前ならいくらでもありそうじゃないか」 「いや、ちょっと最近切らしちゃってて」 お兄さんがれいむを買ってくれる。 きっと、れいむを金バッジが取れるように勉強を教えてくれるんだ。 れいむは喜びに打ち震える。 「そんで?何匹必要なんだ?」 「今何匹いる?」 「今は・・・・・・13匹だな」 「じゃあそれ全部」 「はーい。260円ね」 小銭を受け取り、れいむの水槽に近づいてくる(店員の)お兄さん。 蓋を取り、れいむに向かって手を突き出してきた。 ちょこんとリボンをつまみ、れいむを持ち上げる。初めての浮遊感にれいむはご機嫌だ。 「ゆぅ~!おそらをとんでるみたい!!」 お空の旅を楽しむのもつかの間、れいむは少し大きめの紙箱の中に入れられた。 光の届かない箱の中は薄暗い。紙屑でできたクッションにぽよんと着地するれいむ。 これからお兄さんのおうちに行って、お兄さんをゆっくりさせるんだ。れいむのわくわくは止まらない。 続けざまに他の子ゆっくりも紙箱の中に入ってきた。 13匹も子ゆっくりが詰め込まれれば箱の中はぎゅうぎゅう詰めだ。少し苦しい。 でもれいむはそんなこと気にならない。何故ならこれからとてもゆっくりした生活が待っているから。 「おちびちゃーん!ゆっくりしたこになるのよー!」 「がんばるんだよー!わかってねー!」 「りっぱにせいちょうするんだちーんぽ!」 箱の向こうから、金バッジゆっくり三匹の声が聞こえてきた。 れいむは嬉しくなり、「ゆっくりしていっちぇね!!!」とご挨拶。 「ありがとうございましたー」 「ありす、ちぇん、みょん。お前らはこういう風にじゃなくて、ちゃんとした飼い主に飼われてくれよ」 そう言い残すと、お兄さんはペットショップから出て行った。 れいむ達が詰め込まれている紙箱を持って。 暗い箱の中で、れいむは皆にお話を始めた。 今時分たちがどういう状況に置かれているかを。 これから自分達がどういう生活をしていくのかを。 飼い主のお兄さん、そして外の世界のことを。 「ゆゆぅ?きんばっじ?なにしょれ?」 「とってもゆっきゅりできるの?まりしゃ、ゆっきゅりちたい!!」 「おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひとなんだね!!」 「ゆぅ~ん!!れいみゅもおしょといってみた~い!!」 れいむの話を聞いて皆もご機嫌だ。 それに目を閉じて耳を澄ませば、箱の外から風さんの音や鳥さんの鳴き声が聞こえてくる。 もう既にここは新しい世界なんだ。 普通、このような箱の中では子ゆっくりは寝てしまうものだったがれいむは興奮のためずっと起きていた。 急に、ガチャンと音が立った。 れいむは直感する。これは、お兄さんがおうちに入った音だ。きっとここでれいむたちはゆっくりするんだ。 これはお兄さんがドアを開いた音だった。れいむの直感は当たっている。 トタトタとお兄さんが廊下を歩く音が聞こえる。 そして振動。紙箱がどこかの地面に置かれたようだ。 れいむの興奮は最高潮に達する。 きっともうすぐこの新しい世界に出会えるのだろう。 そして、この箱を開けるのはお兄さんだ。そうしたら精一杯ご挨拶をしよう。 今までは口足らずだったけど、今度はちゃんと言えるはずだ。 だってれいむもまた、新しい世界に生まれるのだから。 箱が少しずつ開かれ、光が差していく。 この光は祝福。れいむ達の新しいゆん生を祝ってくれているのだ。 新しい第二のゆん生に備えて、れいむは大きく息を吸う。 そうして、箱は完全に開かれた。 「ゆっ!ゆっくりしていってね!!!」 「おーい、れみりゃ、ふらん、おやつの時間だぞー」 「「「「「うー!!!」」」」」 れいむ達は捕食種用の生餌だった。 ひとつの水槽に、十匹以上も子ゆっくりを雑に詰め込み、躾もされず、餌はカラカラのドライフード以外に無い。その理由がこれだ。 1匹二十円の取るに足らない、ただ食べられるためだけの存在。 そもそも住む世界が違ったのだ。 ありすたちは恵まれた世界の住人で、れいむはそうではなかった。それだけの話だ。 だが、ありすたちと話してしまったことでれいむは幻想を抱いてしまった。それが決して叶うことを知らずに。 ありすたちのようなゆっくりしたゆっくりになりたい。 無理だ。ありすたちとれいむでは、生まれも育ちも運命すら、全てが違う。 お外の世界に行ってみたい。 無理だ。れいむはここで食われる。居間のテーブルの上がれいむのゆん生の終着駅だ。 お兄さんをゆっくりさせたい。 不可能だ。彼はれいむのことを気にもかけていない。ただのペットの餌としてれいむを認識している。 結局は無駄でしかなかったのだ。 飼いゆっくりに対する憧れも、外の世界に対する期待も、お兄さんに対する感情も。 終ぞ、そんなことは知らずに。 れいむは絶望と疑問を絶叫に込め、食い散らかされ、そして死んでいった。 おわり ――――― 書き溜めです。 ペットショップの餌用金魚とかこんなもんだろと思って書いてみました。 このSSに感想をつける
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ここは職人がSSを書くため、パーツごとに分解した設定を置いています。 レゴブロックのように色々組み合わせて楽しいSSを作ってください。 ここにある設定を避けることで斬新な物語を作ることもできます 読者の方も見ていただけると参考になると思います。ついでに編集者が喜びます。 ※組み合わせによっては深刻な矛盾が生まれる場合があるので注意してください。 ここは過去の設定をまとめているだけです。ここの設定に従う必要はまったくありません 記載ルール 設定は出来るだけ具体的、かつパーツごとに分割して組み替えが効くようにしてください。出来れば反対の設定パーツも追加しましょう。 基本の文体 基本となる設定その設定から更に一歩踏み込んだ設定 ゆっくりの中身 ゆっくりの食べ物 肉食のゆっくりの食べ物と人間の関係 ゆっくりの身体的特徴 ゆっくりの大きさ ゆっくりの身体能力 ゆっくりの繁殖方法 ゆっくりのグループ構成・社会 ゆっくりの暮らし方 ゆっくりの住みか 冬の過ごし方 ゆっくりの知能や思考、行動パターン 個別の性格や特徴の設定 現在確認されているゆっくりの種類 ゆっくりの飼い方 舞台設定 ゆっくりの中身 ゆっくりの中身は基本的につぶあん、れみりゃとフランは肉まん姉妹。こしあんのゆっくりは希少、自然には存在しないとも考えられる。 食べ物によって餡を変化させることが可能。(野菜を食べさせ続けて抹茶餡など) れいむ・まりさは小豆餡、ありすはカスタード、ぱちゅりは生クリーム、ゆかりんは納豆またはナチュラルチーズなど、種によって様々。 恐怖や絶望、苦痛を与えたゆっくりはより甘く美味しくなるといわれている。人の愛情を存分に受け、苦しみを知らないゆっくりは不味い。 屠殺の直前まで最上の環境でゆっくりとさせると味に深みが出るといわれている。 赤子のゆっくりは非常に美味で、高値で取引される。逆に成熟したゆっくりはパサパサとして不味い。成熟したゆっくりの中心部の餡は特別に美味。 ゆっくりの食べ物 お菓子や甘いものを食べる。お菓子や甘いものしか食べないので野生では生きていけない。 草や花、ちょうちょ、お菓子などメルヘンっぽい物を食べる。 昆虫や肉など何でも食べる雑食。飢えに迫られれば肉親も平気で喰う。 共食いはタブー、強制的に食べさせても吐き出してしまう。ゆっくりは自分たちの中身を知らないため、何らかの偶然が働かない限り共食いという発想に至らない。 虫や小さな鳥を好む肉食、その愛らしい姿と共に農家に大層愛されている。 にとりなどの水中型ゆっくりは魚を捕って食べる。 ゆっくり幽々子・レティ・れみりゃ・フランは他のゆっくりを食べる。 光合成で栄養を得ている。 かまって貰うことが栄養源、他のゆっくりや人間と一緒にゆっくりすると元気になる。 噛む力の弱い赤ちゃんは親に咀嚼して貰った物を食べる。 植物性出産の赤ちゃんの最初の食べ物は、自分が実っていた茎。茎をそのままかじって食べる。 茎の中身(母体から赤ちゃんに送られていた栄養)を吸い取る。 植物性出産の赤ちゃんの最初の食べ物は、自分を覆っていた保護膜。ソフトシェル型(ゼリー等)の場合、産まれる前に保護膜をちゅるんと飲むように、膜の一部または全て食べる。膜を食べるのは覚醒後、または覚醒前(反射と同じ類)、落果前、落果後、これらの組み合わせで複数のパターンがある。 ハードシェル型の場合、産まれる前に自身が膜から出れる程度をかじって落果。落果後に膜の全てまたは一部を引き続き食べるか、落果後は食べない。 膜を食べるのは覚醒後、または覚醒前(反射と同じ類)、落果前、落果後、これらの組み合わせで複数のパターンがある。 肉食のゆっくりの食べ物と人間の関係 ゆっくりを狩る捕食種の矛先は人間にも向けられる。 ゆっくりを狩る捕食種の矛先は人間には向けられない。ゆっくり除けや狩りのために捕食種が飼われることがある。 ゆっくりを狩る捕食種の内、ゆゆこやれてぃなど大型種は人間を襲う。 ゆっくりの身体的特徴 下膨れた顔が特徴的。鼻と耳は見当たらないが嗅覚・聴覚は正常に働いている。体内に嗅覚器・聴覚器にあたる部分がある。 長時間水に入ると水を吸ってぶよぶよに膨張して膨らむ。水に浸かりすぎると皮が溶け、餡子が流れ出して死ぬ。 なぜか溺死しない。魚についばまれたり皮が自然にちぎれることで死に至る。 ゆっくりまりさは水上に浮かべた自分の帽子に乗り、水を渡る事が出来る。 ゆっくりにとりは自由に水中を泳ぎ回って魚を食べることが出来る。 ぴょんぴょん飛び跳ねて移動する。 ずりずりと体を地面に付けたまますり足(?)で移動する。足にあたる底面を傷つける、もしくは焼いて弾力性を奪う事で移動が出来なくなる。 弾力があって、手で押すと水風船のようにぽんぽんと跳ね返る。 もちもちしていて餡の重みがある。10メートル以上の高さから落ちるとべちゃっと潰れる。 皮はそれほど強くなく、ハンマーなどで何度か殴打すると破れてしまう。 皮はものすごく弾力があり、よく伸び、刃物を使っても破るのに苦労する、特殊な技術が必要。 生まれつき帽子やリボンなどの特徴的な飾りをつけている。飾りは布製、なぜ生まれた時から付いているのかはなぞ。飾りはゆっくり同士の個体識別に必要で、飾りを失ったゆっくりは群れから追い出される。死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくりは他のゆっくりに執拗に攻撃される。死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくり同士は攻撃することはない。 死んだゆっくりの飾りはゆっくりに対する毒性を持つ。 ゆっくりの飾りを奪った者は一生ゆっくりに付きまとわれる。 飾りは皮が変化したもの、取り外すことは出来ない。(取り外す=皮の大部分がなくなる) 飾りは体の成長と共に大きくなるので、取り外した状態で成長させると体は大きいが飾りは小さいままとなる。 治療には、オレンジジュースをかける・水で溶いた小麦粉を患部に塗る・失った餡の代わりの餡を詰めるなどの手段が有効。別のゆっくりの餡を詰めると、その餡のゆっくりの記憶や特徴などが混ざる。中身を白餡に入れ替えると清く正しい人格になる。 餓死直前まで痩せ細ると、皮がしぼみ中の餡が透けて見え、泥団子のような姿になる。 歯は飴細工製or砂糖菓子製。あごの骨が無く柔らかい饅頭なので、噛む力は強くない。 髪はセルロースで食べる事が出来る。 ゆっくりの大きさ 赤ちゃんがタバコの箱より小さく、普通でバレーボール、母親でサッカーボール程度。 赤ちゃんがバレーボール程度で、普通で50cm程度、母親は1mを越えることも。 妊娠中の個体は子供の分だけ肥大化する。 栄養状態や突然変異によって際限なく大きくなることもある。生命活動に最低限な栄養しか与えなければ大きくならない。 ゆっくりの身体能力 人がゆっくり歩くよりまだ遅い、どうやって野生を生き抜いているか不明。 人間の子供と同じくらい、天敵から隠れつつひっそりと暮らしている。 壁を転がることで7階と同じ高さから降りる、木に登る、野生を生きるに十分な能力。餡子の重さを利用した樹上からの奇襲で首の骨を折られる事があるため猟師はとても慎重。 場合によっては普通の人間を撃退する。 内部のあんこが3割以下になると死ぬ。妊娠中などで肥大化した場合はその限りではない。 あんこを吐き出すのは死の兆候。 怒るとほほに息をため、風船のように球状にふくらんで威嚇する。自分の口で「ぷくぅぅ!」と擬音を喋りながら膨らむ。頬を押して空気を吐き出させると「ぷひゅるるるる」と擬音を喋る。 ゆっくりの繁殖方法 基本的に雌雄同体。性交時にはパートナーを襲う“タチ”と襲われる“ネコ”に分かれる。タチとネコのどちらが仔を成すか、どちらの種の仔になるかは様々なパターンがある。 タチネコの仔を成す側と生まれる仔のパターンは決まっている。 振動により性欲が喚起される。 体表に粘液を分泌させてお互いの体をこすり絡めあう。(ショゴス?) 両頬等、顔正面を重点的にマッサージする事で発情する。この場合、振動を加えても嘔吐するだけである。 密着状態からタチが激しく震えネコに体をぶつける。 あごの辺りにぺにぺにとまむまむがあり、タチのぺにぺにをネコのまむまむに挿入する。まむまむの皮を裏返して体外に露出する事でぺにぺにになる。 受精が完了すると悲鳴を上げて朽ち果てた後茎が生え、それに3~4匹が実る。 茎の中身は母体の中身が茎で濾過された砂糖水。 15匹程度が実る。 ゆっくりお母さんをアリスが立て続けに犯して十数本の茎と50匹のゆっくり霊夢を実らせた。朽ち果てた母体の残りは、一部の昆虫のように子供たちの栄養となる。 母体が死ぬと茎に結実している子供たちも死ぬ。 性交をした両方が朽ち果て、お互い自分と同じ身をつける。雌雄同体なのでタチネコの区別は無い。 性交後、数時間や1、2日で生まれる。(早熟、クイック型) 性交後、1~2週間で生まれる。(晩成、熟成型) お互いに熟成したゆっくり同士の性交はゆっくり和やかな物でどちらも朽ちない。受精が完了すると「すっきりー!」という声を上げる。 ゆっくりお母さんから茎が生えて子供が実り、愛に包まれて成長する。 熟成が足りないゆっくりがレイプされると朽ち果ててしまう上、泥団子のような未熟児しか実らない。(オレンジジュース等の栄養を摂取させ続ける事で、朽ち果てずに出産が可能 レイプ等、愛の無い性交によって受胎した場合、親が朽ち果てて無くても子供は未熟児しか実らない。それ以前に茎が生えても直ぐに枯れる。 胎生。完全に熟成した場合は体内に妊娠して口の下の穴から吐き出すように出産する。野生では妊娠可能なほどの熟成に至ることが出来るゆっくりは珍しい。 卵生。片方が小さな卵を大量に吐き出し、もう片方が粘液を吐き出し受精させる。受精後、粘液(精液)が受精膜と共に殻の役割を果たす。 受精後も殻は無く、膜しかない。鋭利なもので突付けば中身(卵黄+卵白?)が出てくる。 卵生。通常通りの性交後、胎生と同様に体内に殻を持つ卵を宿す。一定期間後卵を口の下にある穴から産卵する。壁などにくっつく粘着性の有る卵を産卵する。 壁などにくっつかない、粘着性の無い卵を産卵する。母体は数個の卵を産卵する。親は死なない。 母体は多数の卵を産卵する。親は死ぬ。親等による保温が必要。 ある一定温度が保てれば親が居なくても出生する。 分裂する。母体となるゆっくりが均等に分裂し母体が事実上消滅する等分裂と、母体が半分位、残りを子供とし、その残りを等分裂して生まれる不等分裂がある。 ウイルス型。母体のゆっくりの中で子供が形成され、ある程度成熟すると母体を突き破って出生する。母体はそれに伴い皮と僅かな餡になり、死ぬ。子供は母体を食べるか食べないかは出生時の状況による。 どこからともなくやってくる、何処から来るのか誰も知らないし繁殖方法も分からない。 ゆっくりのグループ構成・社会 それぞれ同じ顔をした英雄の家に一匹づつ+数匹程度しか居ない。 ゆっくりの数は少なくれいむ・まりさが50匹程度、それ以外は1~2匹づつしか居ない。 害になるくらい沢山居る、最も多い種類は数千匹に到達する。彼岸では大量に生まれ大量に死ぬゆっくりの処理に死神や閻魔が頭を悩ませている。ゆっくりは一見生物のようだが、全ての生物が持つはずの魂が無い。 種類の違う友達と3~4匹の小さなグループを作る。 お母さんと赤ちゃんで構成された家族を持つ。 ゆっくり魔理沙をリーダーとした群れになって畑を荒らす。 仲間の死体を踏み越えて柵を越えるファンタズムトゥルーパーズ。 ゆっくり同士でのコミュニティを持ち、種類の違う仲間同士で協力している。 ゆっくりは妖精の一種なので、普段は妖精と一緒に暮らしている。 ゆっくりの暮らし方 普通に可愛がられている、咲夜さんがれみりゃを溺愛している。 加工場で生産されるゆっくりは幻想郷の甘味の中心となっている。繁殖力や雑食性を生かし、生きたままストレス解消器具やゴミ箱などにも加工される。 皮の高質化等の技術によって、家具や雑貨にも加工される。 加工場などは存在せず、ゆっくりは食べ物とは考えられていない。 人畜無害な草食動物、森の奥でひっそりゆっくり暮らしている。貴重な珍味と見なされて捕獲される。 子供や妖精の遊び道具。 その旺盛な繁殖力と食欲のせいで駆除される。 街にやってきて畑や家屋を荒らし回る害獣。 ゆっくりの住みか 朽ち木のうろ等を一時的な雨よけとして利用することはあっても特定の巣を持たない。 数人の種類の違う仲間といっしょに、ゆっくり出来る場所を求めて一緒に移動している。 自分で掘った穴や、岩盤の横穴に親子で一緒に住んでいる。 博霊神社、霧雨魔法店、紅魔館など同じ顔の英雄が住んでいるところに同居している。 木の上にロープを渡してハンモックにする、草の家を造るなど樹上で暮らしている。 冬の過ごし方 冬が近づくとゆっくり達は冬ごもりの準備を始める。冬を知る野生のゆっくりは秋の終りに冬ごもりのため、巣に枯葉や木の枝や小石などの資材や食料を集め始め、巣を持たない場合は他の家族の巣に居候させてもらう。逆に冬を知らないゆっくりのほとんどは冬ごもりの準備をせずに死んでしまう。ゆっくり的な考え方のため、冬ごもりの準備が遅すぎて餓死や凍死の憂き目に会うゆっくりも多い。 知能の高いぱちゅりや冬に強いれてぃか、経験豊富なゆっくりが群れにいる場合は、ほぼ問題なく群れ全員が冬を越せる。 ありすが群れにいた場合は冬にも繁殖行動を起こしてしまうことがままあり、最悪全滅してしまうこともある。 冬ごもりの間も、晴れた日には外に出て追加の資材やえさを探す。 ゆっくりブレインは冬ごもりなど考えないため、野生のゆっくりは冬を越せずに死んでしまう。幸運が重なって冬を越せたゆっくりがいても次の冬には完全に忘れているため、人に教育されたことのあるゆっくりをのぞいて野生のゆっくりに2年以上生きている個体はいない。 冬を越せないため(または冬を越す能力が無い場合)卵を産むことで春の自然孵化を待ち、成体は死に絶える。 体温の低下で強制的に冬眠状態になる。(旺盛な食欲の為、冬眠状態にならないと食料が持たない)冬眠状態の記憶は無い。ゆっくり本人はしっかりと備蓄したから越冬出来たと思い込む。 自分で習性として冬眠にはいるゆっくりがいる。おもに北方の寒い地域に多い。一度満腹になるまで食いだめし、数週間から1ヵ月ほど冬眠し、目覚めた後また食いだめを繰り返す。この方法の場合期間が同じなら消費する食糧の量は普通の冬ごもりに比べて少なくなる。このため冬の長い雪国でも冬を越せる。性質上一度目覚めるとまた食いだめしないと冬眠できないため何らかの要因で短期間に何度も起こされると餌を爆発的な勢いで消費してしまうことに。 性質上晴れようが雪が降ろうが資材やえさの補充に出かけることがない(出かけても雪国では成果が少ない)ので、冬ごもり型に比べて巣は非常に頑丈に封鎖される。そのため、冬眠型と越冬型が一緒に冬を越そうとすると高確率で失敗する。だが冬眠型と越冬型が混在する地域では冬になる前にお互いの冬ごもりの方法を伝え合うことでうまくやりくりしている。 ゆっくりの知能や思考、行動パターン 「ゆっくりしていってね!」という言葉を聞くと、反射的に動きを止め同じ言葉を返す。 素直な子供のようで人を疑うことを知らず、思いやりもある。一人寂しく生きていた老人にゆっくり寄り添って彼の人生の最後を優しく看取る。 仲間の危機になると自分の身を顧みず勇敢に立ち向かう。 きれい好きで家に入る時は泥を落とし、食事はゆっくり舌ですくって汚さず食べる。 ひねくれたガキのようで常に上から目線で身勝手なことばかり言う。ゆっくりしようね!という言葉とは裏腹に騒がしく、餌もものすごい速さで食い散らかす。 人間の家(または他のゆっくりの巣)に勝手に入り込み「自分の家」宣言をして居座る。本当は人間の家と認識している為、痛めつけて問いただすと泣いて謝る。 ゆっくり出来ない(自分の要求が受け入れられない)とすぐ大泣きして逃げる。相手が弱いか小数と見れば暴力に訴える。相手の実力を測るほどの知力が無いため、人間相手でもまずは襲い掛かる。 図々しく、うかつに譲歩したり優しくすると際限なく付け上がる。 下手に賢く良心を持った個体は、同属に道具扱いされたり爪弾きにされる。 人間と同レベルかそれ以上の思考能力を持つ。知恵を持つゆっくりは“長命種”と呼ばれ、常に薄笑いを浮かべ「おおこわいこわい」を口癖とする。長命種の知能も人間に比べればたかが知れている。 永遠亭の実験によって人間以上の知能を持つゆっくりが生み出された。 昨日のことさえ覚えていない動物未満の知力。危機意識が際立って鈍い。少し気持ちよい感覚を味わっただけで、目前の危機を忘れはしゃぎだす。 良いことだけを記憶し、嫌なことや悪いことはすぐに忘れてしまう。一応トラウマだけは残るため、躾にはトラウマを刻み付けてやるのが効果的。 訓練すれば二桁の足し算引き算、九九ぐらいは覚えるが割り算は覚えられない。 大人であればひらがな程度は読める。子供でも人間に訓練されれば読める。生まれたときから成体に近い知能を持つ。(あるいは成長しても知力は殆ど向上しない) ぱちゅりを母体とした赤ちゃんぱちゅりは親の知識を引き継いだ状態で産まれる。 短い妊娠期間を経て生まれた子供は、親の知識を僅かか、全く引き継げない。また、下種な部分(野生生活する上で良い判断事例)ばかり受け継ぐ。当然、下種発現が起こりやすい。更に妊娠期間が短い=親が苦労した期間が短い為、親もいざという時は見捨る。子供をゆっくりする為の、唯の"道具"や、寂しさを紛らわす為の、唯の"手段"と見ている点がある。 長い妊娠期間を経て生まれた子供は、親の知識をある程度引き継げる(胎生には劣る)。下種な部分(野生生活する上で良い判断事例)も受け継ぐが、他の情報に中和され、発現しにくい。更に妊娠期間が長い=親が苦労した期間が長い為、いざという時は親が犠牲になる事がある。 胎生は植物型より引き継げる知識の量が多い。出生時から(モノにもよるが)子供クラスの知能が有る。お腹を痛めてまで産んだ為、いざという時は親が犠牲になる事が多い。 野生のゆっくりに文字という概念はない。 ゆっくり文字というゆっくりのみに通用する文字が存在する。 個別の性格や特徴の設定 魔理沙、友達思いで行動力のあるリーダー、仲間のために自分が犠牲になることも。 魔理沙、ずる賢く自分が助かるためならどんな事でもする汚い性格。 霊夢、純真無垢で人を疑うことを知らない優しい子。 霊夢、群れて調子に乗る上に我が儘ですぐぐずるウザいまんじゅう。 お母さん霊夢、子供達を心の底から愛し、最後まで子供を守る優しいお母さん。 お母さん霊夢、自分が飢えると子供を食ってしまう般若に変身するお母さん。 アリス、とかいはを自称しプライドが高いが、ツンデレで面倒見もいい。 アリス、一考えてることの逆を言う習性があるようだ。 アリス、とかいはとかいはと無駄にプライドが高く、自分を他より特別な存在と思い込んでいる。 アリス、発情すると子供はおろか死体にまで性交を試みる色欲の塊。 パチュリー、病弱だが知識は他のゆっくりより高く、群れのブレーンを勤める。 パチュリー、病弱な振りをし同情を誘おうとする汚い性格。 パチュリー、チラシの類でも本と認識するらしい パチュリー、識字能力は他のゆっくりと大差は無い パチュリー、部屋に文字のある物があると、その部屋を自分のとしょかんと言い張って読みたがる。(体つきに主にみられる特徴) みょん、ちーんぽっ! ちぇん、わかるわかるよー ちぇん、虐待厨は死ね!に始まる罵詈雑言を浴びせかけてくる。 レミリア、うーうーとしか言えないおしゃまなお嬢様。希少種だが紅魔館付近には多く生息する。 レミリア、ぷでぃんぷでぃん煩く、困ると咲夜に助けを求める。自身を紅魔館の主と思い込んでいる。 フラン、残虐非道なハンター、獲物をなぶり殺す事を最大の快楽とする。 レティ、巨大で鈍重なハンター、素早く動く舌で器用に獲物を捕る。頬に獲物を溜める性質も。 幽々子、巨大だが俊敏なハンター、恐るべき速度で移動しながらゆっくりをむさぼり食う。 幽々子、俺の胃袋は、宇宙なんだよ… 幽々子、こぼねー ゆうか、綺麗な花が咲く所によく見られる。 のうかりん、田舎に住んでいる幽香の母親。時々収穫物を幽香に送る。 のうかりん、スレ住民にらっきょうを育てる方法を教えてくれる。 天子、ブロント様。 天子、ドM。 きめぇ丸、強いものには逆らわない、ゆっくり種が大嫌い。 きめぇ丸、突如首を高速で振動させるという奇癖を持っている。 美鈴、何かを守る習性を持つ他のゆっくりを思いやる優しいゆっくり。「じゃおおおん!」と鳴く。 美鈴、ずっと寝てばかりいる癖に報酬は要求する怠け者。 チルノ、お馬鹿だけど優しく花も育てたりするゆっくり。息は冷たく、ゆっくり程度なら凍らせられる。 チルノ、後先考えずに行動するから他の生き物に迷惑をかけるゆっくり。 神奈子、背中にオンバシラという飴を背負い、それを飛ばして攻撃する。 神奈子、しめ縄っぽいのはドーナッツ。うめぇ、めっちゃうめぇ! 諏訪湖、ゆっくりを食う帽子を被り、ゆっくりを食べさせたり自分が食べられたりしている。 現在確認されているゆっくりの種類 通常種 全ゆっくりの約8割が分類される。総じて雑食かつ、ほかのゆっくりより自己中心的かつ知能が低い。ゆっくりれいむ 野生のゆっくりの3~4割がゆっくりれいむで、全ゆっくりの中で一番個体数が多い。他のゆっくりに比べて家族意識が強く、大規模な群れを作ることも多い。家族が危機に逢うと助け出そうとするがすぐにそれを忘れるだけの知能の低さも併せ持ち全ゆっくりの中でも知能は最低クラス。 ゆっくりまりさ ゆっくりれいむ同様個体数が多い(後述する性格のためかれいむより若干個体数が少なくゆっくり魔理沙のみで群れを作ることはあまりない)通常は複数の種類のゆっくりのリーダーを務めることが多いが、一度危機が迫ると「ゆっくりしんでね!!!」と言い残しいとも簡単に仲間を見捨てる狡猾さをもっている。その性格からか野生のゆっくりの中では生存率と知能が高く、そのために群れのリーダーを務めることが多いといわれている。その知能の高さからか一部のゆっくり魔理沙は違う種類のゆっくりを命がけで守ろうとするほどの「ゆっくり思い」になることがある。また生まれもって所持している飾りが大きな帽子なため他のゆっくりより若干雨に強い。たぶん性格の個体差が一番多い。 帽子の代わりに貝殻を被ったまりさつむりは陸上/水中両方で生活が出来、水に強く溶ける事が無い。 ゆっくりアリス 三番目に数が多いといわれるゆっくり。いつもは群れを作りたがらないがひとたび欲情すると周囲すべてのゆっくりと交尾してしまう(交尾したゆっくりから生まれたばかりのゆっくりをも襲い殺してしまうため一匹のアリスがひとつの群れを全滅させたという報告もある)ため、大人のゆっくりにはれみりゃ等の捕食種以上に恐れられている存在である、また魔理沙を好んで遅いぱちゅりやれいむは発情中でも後回しにすることが多い。知能はゆっくりれいむとほぼ同等といわれる。一部に理性で性欲を抑えれるアリスがいるが、それらは非常に頭がよく頼りになるゆっくりとして群れに招かれることがある。 ゆっくりぱちゅり 「むきゅー」という独特の鳴き声を上げる。通常種の中では一番数が少ないため希少種とされる。数の少ない理由に生まれつき喘息(あるいはそれに近い症状)を持ち、他のゆっくりに比べ運動能力が低いためである。そのためか全ゆっくり中最高の知能を持ち、ゆっくりに共通の「すぐに自分の家宣言」、「謝りはするが何が悪いのか理解しない、反省しない」や「相手の力を考えずに攻撃する」といった行動を比較的簡単にやめさせることが出来る。そのため全ゆっくり中一番ペットにしやすい またほかのゆっくりにない特徴として冬以外の季節にも梅雨や食糧不足に備えて食料を備蓄しようとする習性(その知能から考え出した生きる知恵ともいわれる)を持つが、ぱちゅりのみの群れでは病弱さからほとんど備蓄できず、備蓄してもほかのゆっくりに強奪され、複数種からなる混群ではほかのゆっくりがぱちゅりの警告を理解しないことが多く備蓄に成功している野生のゆっくりはほとんどいない。やたらと「ごほん」を欲しがり、手に入れた「ほん」を読むふりをして賢さをアピールする。その際に(手が無いから)唾液で「ほん」を汚して読みにくくする、文明の破壊者的な側面がある。 ゆっくりみょん 「ちーんぽ!!!」と独特の下品な鳴き声を放つゆっくり。通常種の中では二番目の珍しさと最強の戦闘力を持ち、それゆえの過信からか捕食種に立ち向かい返り討ちにあうことが多い。一部農家では畑を荒らすゆっくりへの対抗策としてみょんの養殖、訓練を行おうとしているが数がれいむ、魔理沙の二種にくらべて個体数が少なく、ちぇんに移動力で劣るため成功例はほとんどないが、養殖に成功した農家では毎日畑を襲うゆっくりを撃退するみょんが見られる。 ゆっくりちぇん 全ゆっくり中最小の大きさと最高の素早さ(といっても所詮はゆっくり)をもつゆっくり。「わかるよー!」「わからないよー!」などの発言をするが正確に理解していることはほとんどない。その小ささと素早さから捕食種に捕まることは少ないが他の普通種との争いに負けてそのまま死んでしまうことも多い。 捕食種 主に他のゆっくりを捕食するゆっくり 知能の低いものが多いがその多くは訓練しだいで高い知能を持つようになり、他のゆっくりを駆逐することから農家の間でペットにされることが多い。また、「ゆっくりしていってね!!!」をほとんど言わないのが特徴。ゆっくりれみりゃ 一番個体数の多い捕食種。背中に一対の羽をもち飛行が可能。おもに夜行性で巣のない普通種などを捕食する。「うー!うー!」「れみりあうー!」などの鳴き声を放つ。再生能力が異常に高く、ほとんどの怪我を数日で完治させる。 ゆっくりふらん れみりゃ同様羽をもち、全ゆっくり中最強の戦闘能力を誇り、さらに獲物をいたぶってから食べる習性をもつ残虐なゆっくり。「ゆっくりしね!」を連呼することも特徴の一つ。獲物の数が多い時などに交尾をしなくても四匹に増える(一定時間たつと最初の一匹を残して消えてしまう)習性を持つため対ゆっくり用ゆっくりとして大きな人気を持つが、少し教育を怠ると同種すら攻撃してしまうためペットとして飼っているところはほとんどない。れみりゃ同様再生能力が異常に高い。なお、ゆっくりの中では最強と言われているがその戦闘力は5~6歳の子供と同程度である。 ゆっくりれてぃ 全ゆっくり中最大の大きさを誇る。他のゆっくりが成体でせいぜいサッカーボール大なのに対し成体で雄に1メートルを超す。また、その巨体とそれに見合わない他のゆっくりと同様の移動能力を持っているため、餌がなくて餓えたり他の捕食種に捕獲されることがほとんどない全ゆっくり中最高の防御力と雨に対する適応性を持っている。加工場などで飼育されているれてぃは常にあんこを抜かれているため、手当たり次第にゆっくりを捕食するが野生のレティはあんこの量が多いためか知能、記憶容量が高めで面倒見がよく、他の捕食種とは違い自分の子供なら通常種でも食べることはせず、一家を口に入れて守りながら移動し、他の捕食種から家族を守ることある。 ゆっくりゆゆこ 他の飛行可能なゆっくりと違い羽がなくても飛行可能なゆっくり。無限の食欲を持ち、一度食事を始めると寝るか周囲にゆっくりがいなくなるまであらゆるゆっくりと周囲の小動物、植物を食い尽くす。そのため人間にとっては一番、ゆっくり達にとっては発情したアリスの次に迷惑なゆっくりである。その食慾のためか捕食種では一番数が少なく、飼育に成功した例もほとんど無い。 希少種 れみりゃとふらんの亜種と思われるもの、人間の子供のような胴体と四肢をもち、移動方法が跳躍から歩行に変わったこと以外に習性や戦闘力などれみりゃやふらんとの違いはない。紅魔館周辺にのみ生息し、非常に数が少ない。れみりゃには稀に怪獣の着ぐるみを着たようなのも確認にされているがそれが与えられたものなのか成長過程で形成されたものなのかは不明。 特種 他のゆっくりと大きく生態が違う、目撃例が異常に少ないなどのゆっくりはここに分類されるゆっくりにとり 非常に珍しい水生のゆっくり。おもに魚ときゅうりを主食としていることが分かっているがゆっくりの中でも動きが早く(水中でのみ魚以上に機敏に動ける)他のゆっくりと大きく異なることもあって捕獲例自体が少なくはっきりしたことは分かっていない。 ゆっくりれいせん 希少種同様胴体と四肢をもつ。「ゲラゲラゲラ」と、癪に障る笑い方をすること以外はほとんどわかっていない。 ゆっくりゆうか 非常に珍しい「人と利害対立することが少ない」ゆっくり。ゆっくり以外の生物を自ら積極的に育てようとしたという報告もあるがやはり発見例が少なく詳しいことはほとんどわかっていない。 人型のゆうかも確認されていて自ら植物を育てるなど高い知能を持つ。植物を荒らされるためか他の種を敵視していることもある。ゆうかとは別種という話もある。 きもんげ 胴体と四肢ばかりでなく、人間以上の知性と確かな人格を持つ。関西弁(あるいは広島弁)を使い、常に金儲けを考えている。加工場の社長。そもそもゆっくりではなく、鈴仙・優曇華院・イナバの裏の姿という噂もある。 ゆっくりめーりん 皮が厚く、ゆっくりの中では体が丈夫。「じゃおおん」という独特の鳴き声を発する。人語を理解できるが話すことは出来ない。おとなしく、攻撃を受けても丈夫な皮で守りに徹する。そのため通常種から愚図呼ばわりされリンチを受けることも多い。皮が厚いぶん餡が少なく低能ともいわれるが、通常種と同等以上の身体能力・知性があるともいわれる。防御本能の強さと忠実さから人間に番犬代わりに飼われることもある。 ゆっくりの飼い方 ごく一部にゆっくりを飼う人がいる。研究機関を除けば虐待するかペットにするかのどちらかである。 虐待するために買うのは簡単、とにかく逃げれないようにしてあとはご自由にお楽しみください。 ペットにするには「恐怖」を与えてペットにするか「愛」を与えてペットにするかのどちらかである。 ペットにするのに向いているゆっくり。ゆっくいれいむ ペットにする難易度は低、数がおおいため捕獲の時点で簡単 純真無垢、悪く言えば無防備。知能が低く愛を与えてペットにするのは少し困難。 ゆっくりまりさ ペットにする難易度は中~高、そのずる賢さから何度も生意気な口をきく、すきを見て脱走するなど恐怖を与えるにも愛を与えるにも困難が付きまとう。ごくたまにいる「仲間思い」のまりさならペットにしやすいが仲間と離れたがらない、新しい仲間が増えるのを嫌うため、仲間を失ったばかりのまりさを捕まえることができればぺっとにするのはかなり簡単。 ゆっくりありす ペットにする難易度は高 自称「とかいは」からくる無駄に高いプライドは飼い主の逆鱗を買う。中途半端に知能が高いこと、ほかのゆっくりをレイプすることもあり、ペットにしない方がいい。繁殖目的で他のゆっくりと交配させる目的で飼うには良い。 ゆっくりぱちぇ ペットにする難易度は低、知能が高く人のルールを覚えること、人とほぼ同等のコミュニケーションをとることが容易なため「愛」も「恐怖」もOKなペットにしやすいゆっくり。 ゆっくりみょん ペットにする難易度は中、ゆっくりの中では比較的恩義に厚いため自分に育てられていると納得すればすぐにペットになる。 ゆっくりちぇん ペットにする難易度は低、数はそこそこ居る事と性格が素直な点、れいむに比べればそれなりに頭もよいし躾もし易い。愛を与えてペットにするのには最適。 ゆっくりらん ペットにする難易度は中、数は少なく他のに比べたら頭は良い。ちぇんが居ると親代わりになって育てることが分かっているのでちぇんが居ると飼いやすい。 ゆっくりれみりゃ ペットにする難易度は高、身勝手と生意気が増幅したような存在なためペットにできたという例はほとんどない。他のゆっくりを気絶させるくらいの臭気の放屁を放つ種類も確認されている。 ゆっくりふらん ペットにする難易度は高、他のゆっくりをいたぶるという性格が災いしてペットにするのはかなり困難。瀕死(再生が困難なレベル)か、生まれたばかりの状態のを保護し、他のゆっくり達に慣れさせれば群れでの飼育も可能である。知能は高めで懐けばかなり言う事を聞く。 「恐怖」を与える場合、捕獲したあとしばらく自由にさせる、すると数分で「自分の家から出ていって!」「おなかすいた!」などの自己中心的な言動や人の物を壊す、暴れるなどの行為をしたらそれはいけないことだと言い聞かせながら拷問していく。物を言い聞かせるときは「相手を掴んで苦しい思いをさせる」「透明な箱の中に入れるなどペットを隔離した状態でほかのゆっくりの無残な死にざまを見せつける」などの意識ははっきりしているが自分がいくらあがいても何も変わらない状況で行うのがベスト。これを数週間から数カ月繰り返せば従順なペットが完成する。が、知能の低さゆえに自分の経験を忘れる。そのずる賢さで何とか反抗しようとする(おもにまりさ)。プライドの高さから怖いけど反抗する(おもにありす)などの要因で一度ペットにした後もなかなか教育を終わらせることが出来ない。また万が一ゆっくりの外出や家にほかの野生ゆっくりの侵入、接触を許すと最初は追い出そうとするがすぐにほかのゆっくりとともに行動し始める(解放されたと思い込むためか怖い飼い主からは逃げようとしない、飼い主のことすら忘れる)ため、厳重な管理が必要である。 「愛」を与える場合成功すれば飼い主、ゆっくりともに幸福を得られるが飼い主は何度も自分の怒りに堪えなくてはならない。餌は自分と同じものか、農場で働かせるなら生野菜を与えるのがいいとされている。そしてやってはいけない事や、この家の持ち主、(農場では)野菜の育て方などをやさしく教えていくが最初はゆっくり故の傲慢さ、愚鈍さからまず、理解してもらえず、飼い主の逆鱗に触れ殺されるゆっくりも多いが、プライドの高いありす、わがままな子供がさらに百倍生意気になったれみりゃ以外は期間の差こそあれ飼い主のパートナーになることが確認されている。ある農家ではれてぃ、ふらんをリーダーとした100匹規模のゆっくりの群れがゆっくりのみで(無論水路の整備などゆっくりには出来ない仕事は人間が手を貸す)農場を運営し、作物を生産していくことが可能になった例も有り(このとき生産された作物とお菓子や肉類などの等価交換を持ちかけよう)、積極的に飼い主を手伝うパートナーになってくれる。その関係を維持したまま成体になれば他のゆっくりにルールを教え、生まれた子供も飼い主の家族として暮らしてくれる。ここまで来るとゆっくりは飼い主に飾りの洗濯やさらなる飾り付け(主にまりさの帽子に刺繍をするなど)を要求してくることがあり、短時間なら飾りを取られることすら我慢することがあるという。注意点としてはここまで関係が発展したゆっくりは、野生生活ではまずあり得ない経験を繰り返すからか非常に知能が発達し、大規模な群れでも自分の子供を理解出来るようになる。また、人間の貨幣制度にも理解を示すため、飼い主はゆっくりにお金を持たせて買い物をさせることがあるがゆっくりを見ただけで殺す人間もいるため、ペットであることをアピール出来るようにすることが重要である、殺す人間はゆっくりがうざいため殺すのがほとんどなため、ペットだとわかれば皆親切である(最近では通常ゆっくりのつけない飾りを通常の飾りのほかにつける、飾りにさらなる飾りつけをする、買い物かごに手紙を貼り付けておくなどの処置がとられることが多い)。また、飼い主への信頼にこたえるために、不法侵入してきたゆっくりの群れを追い払おうとし、死ぬまで抵抗することもあるので(特に農場で仕事するゆっくりは群れの仲間と飼い主以外に作物を取られうことを絶対に許さない)他のゆっくりとの接触には注意を払う必要がある。大規模農場では戦闘力の高いふらんやれてぃ、みょんなどを群れに混ぜ野生ゆっくりと戦わせているところもあり、撃退するたびにゆっくり達の絆も深まり、肥料も得ることが出来るため一石二鳥だという。 舞台設定 加工場、幻想郷の中にあるゆっくりを加工して甘味を作る加工場。現代人が牛や豚がどういう殺され方をされているか知らないのと同じく、幻想郷の一般人は加工場の中を知らない。 現代社会に何故かゆっくりがいる。細かい設定は抜き。 農場、ゆっくりに集団で襲われる。持ち主が撃退や復讐に挑む。 永遠亭、日々ゆっくりに対する様々な実験が行われている。
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ほとんどコピペです すいません 魔理沙、友達思いで行動力のあるリーダー、仲間のために自分が犠牲になることも。 魔理沙、ずる賢く自分が助かるためならどんな事でもする汚い性格。 霊夢、純真無垢で人を疑うことを知らない優しい子。 霊夢、群れて調子に乗る上に我が儘ですぐぐずるウザいまんじゅう。 お母さん霊夢、子供達を心の底から愛し、最後まで子供を守る優しいお母さん。 お母さん霊夢、自分が飢えると子供を食ってしまう般若に変身するお母さん。 アリス、とかいはを自称しプライドが高いが、ツンデレで面倒見もいい。 アリス、一考えてることの逆を言う習性があるようだ。 アリス、とかいはとかいはと無駄にプライドが高く、自分を他より特別な存在と思い込んでいる。 アリス、発情すると子供はおろか死体にまで性交を試みる色欲の塊。 パチュリー、病弱だが知識は他のゆっくりより高く、群れのブレーンを勤める。 パチュリー、病弱な振りをし同情を誘おうとする汚い性格。 パチュリー、チラシの類でも本と認識するらしい パチュリー、識字能力は他のゆっくりと大差は無い パチュリー、部屋に文字のある物があると、その部屋を自分のとしょかんと言い張って読みたがる。(体つきに主にみられる特徴) みょん、ちーんぽっ! ちぇん、わかるわかるよー ちぇん、虐待厨は死ね!に始まる罵詈雑言を浴びせかけてくる。 レミリア、うーうーとしか言えないおしゃまなお嬢様。希少種だが紅魔館付近には多く生息する。 レミリア、ぷでぃんぷでぃん煩く、困ると咲夜に助けを求める。自身を紅魔館の主と思い込んでいる。 フラン、残虐非道なハンター、獲物をなぶり殺す事を最大の快楽とする。 レティ、巨大で鈍重なハンター、素早く動く舌で器用に獲物を捕る。頬に獲物を溜める性質も。 幽々子、巨大だが俊敏なハンター、恐るべき速度で移動しながらゆっくりをむさぼり食う。 幽々子、俺の胃袋は、宇宙なんだよ… 幽々子、こぼねー ゆうか、綺麗な花が咲く所によく見られる。 のうかりん、田舎に住んでいる幽香の母親。時々収穫物を幽香に送る。 のうかりん、スレ住民にらっきょうを育てる方法を教えてくれる。 天子、ブロント様。 天子、ドM。 きめぇ丸、強いものには逆らわない、ゆっくり種が大嫌い。 きめぇ丸、突如首を高速で振動させるという奇癖を持っている。 美鈴、何かを守る習性を持つ他のゆっくりを思いやる優しいゆっくり。「じゃおおおん!」と鳴く。 美鈴、ずっと寝てばかりいる癖に報酬は要求する怠け者。 チルノ、お馬鹿だけど優しく花も育てたりするゆっくり。息は冷たく、ゆっくり程度なら凍らせられる。 チルノ、後先考えずに行動するから他の生き物に迷惑をかけるゆっくり。 神奈子、背中にオンバシラという飴を背負い、それを飛ばして攻撃する。 神奈子、しめ縄っぽいのはドーナッツ。うめぇ、めっちゃうめぇ! 諏訪湖、ゆっくりを食う帽子を被り、ゆっくりを食べさせたり自分が食べられたりしている。
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人造ゆっくり ゴーレムの技術を使いゆっくりの肉体と安価な素材で合成された人造生命。 中身は天然ゆっくりと殆ど変わらないままで 魔術餡子情報サーキットにより知能は改善され、自発的に思考しながらオリジナル同様の感情表現も再現 使用者の望むように調整すれば個体の持つオリジナリティも自由に変更できる 更に人造ゆっくりは天然ゆっくり一体とよくある素材を簡単な術式で合成する事で2体作る事が出来る 合成せずともオリジナル同様に繁殖させることも可能だ 天然のゆっくりは瞬く間に姿を消し、それに変わって人造ゆっくりが人の社会に溶け込んだ 加工所は質がバラバラな天然のゆっくりの飼育の殆どを縮小し、均質な人造ゆっくりを大量に導入した 人畜無害な用にセットされた人造ゆっくりはペットとして飼われるのが普通になり町中でゆっくりを見ても 誰も嫌な顔を一つすらせず愛でている姿すら見受けられる オリジナルのゆっくりがゆっくりたる所以は下級生物にあるまじきコミュニュケーション能力にある 彼らは寝て起きてエサを食って殖えるだけの存在ではない。 ゆっくりは人にゆっくりさせると称してちょっかいを働きその反応を見て自分らの存在を示していた どんな形であれ他社と関わる事で初めてゆっくりと言う存在と言えるのである だが人造ゆっくりはどうだろう? 決して人の家に無断で侵入する事もなく、腹の立つ言動もせず、人に媚びる様に行動する 望めば反抗的なゆっくりにしたてる事も出来るが帰ってくるのは形だけのきまりきった反応 人造ゆっくりの行動はプログラムの範囲内で思考し、人の都合の良い様に最適な反応を返してるに過ぎぬ 昨今ではゆっくりを見ても誰も驚きもしなければ路傍に転がる石の如く気にも留めない 人とのやり取りに血は通っていない、もはやこれは人畜無害のただの動く饅頭である。 今や誰もゆっくりを苛める者は居ない、人形を甚振っても面白くないと気づいてしまったからだ
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俺の癒し系ペット 22KB 虐待 理不尽 飼いゆ 赤子・子供 現代 虐待人間 微妙です。 ※こちらでは初投稿です。よろしくお願いします。 『俺の癒し系ペット』 人の顔をした顔だけの不思議饅頭生物ゆっくりは今、犬猫に並ぶ大人気のペットである。 人語を理解し、拙いながらも話すことが出来るため躾が容易で、 食事はするが排泄はしないという出鱈目な性質のおかげで飼育も楽ときたものだ。 そのためめんどくさがりの人々には特に好評だった。 もちろん楽だからという理由だけではなく、 ゆっくり特有のウザかわいさや寂しさを紛らわすため、癒しのためにゆっくりを飼う者も多かった。 そして俺もまた、癒しを求めてゆっくりを飼っている人間の一人。 俺にとってゆっくりとは、癒し系ペットなのである。 「ゆっくりしていってね!!!」 仕事を終え、一人暮らしの我が家に帰宅すると「ただいま」を言うより先にペットの挨拶が出迎えてくれる。 「ゆっくりしていってね」というのはゆっくり特有の挨拶だ。基本の鳴き声でもある。 この一言を聞くと家に帰ってきたという実感が湧いてくる。 「ああ、ただいま」 俺が返事すると奥の部屋のゆっくり達は「ゆっ」と鳴いた。 玄関からではすぐにゆっくり達を見ることはできないが、奥の部屋の灯りは常に付いているのが見える。 ゆっくりは暗くなると夜だと認識してすぐに寝てしまうのでゆっくりの飼育スペースである奥の部屋は常に灯りを付けていた。 これは出迎えて欲しいという俺の勝手な都合だが、我が家のゆっくり達はそんな俺の希望を叶えてくれている。 帰りがけにコンビニで買ったお酒などを冷蔵庫に突っ込んだ後、俺は奥の部屋に顔を出す。 奥の部屋はほぼゆっくり用のスペースになっており、六畳ほどの部屋の2/3がゆっくり達のお部屋になっている。 勝手に部屋を出ないように柵で仕切り、その向こう側にはダンボールで作った簡易的な寝床とゆっくり用の遊具が満載している。 「ゆっ!」 ペットのゆっくり達、まりさ2匹が部屋に現れた俺に気が付いた。 バスケットボール大の親まりさと野球ボール程度の大きさの子まりさの二匹だ。 ちょうど子まりさがブランコで遊んでいたらしいが、俺に気が付くと飛び降りて柵の傍まで跳ねてくる。 それから親子揃って定位置に立ち、声を揃えて挨拶してくる。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 ゆっくりは何故か分からないが挨拶を非常に好む。 ペットだろうと野良だろうと、顔を合わせた生物に対して挨拶をする。 それも二匹いると二匹の間に決まった距離を空けて挨拶してくるのだ。例え直前までスリスリし合っていたとしても。 更に面白いのは、こちらが何も反応せずにいるとじっと動かず待つのだ。 「………」 「………」 二匹はじっとこちらを見上げて待っていた。 チビの方は俺との身長差がありすぎてほぼ仰向けである。 まりさ種特有のニヘラ顔だが、返事を待っているときは期待に満ちているように見える。 このまま放っておくとチビの方が涙目になってくるので3分ほどニヤニヤ眺めてから返事をしてやった。 その時にはもうチビは泣きそうになっていて、親もチビに釣られて涙目になっていたが。 「ほーら、餌だぞー」 「ゆゆ!」 「ゆっくりたべていってね!!!」 「お前らの餌だっての」 基本的にゆっくりは雑食で、辛味などの刺激の強いものでなければ人間と同じものを食べられる。 なので料理の余りや野菜の切れ端を与えれば経済的に大助かりである。 しかし俺は料理をしない人間なので素直にゆっくり用のペットフードを与えている。 繁殖力の強い食用ゆっくりが原料なので犬や猫用のペットフードに比べれば非常に安い。 ゆっくりの中身は甘味でゆっくりの好物は甘味なのでまりさ達は美味しそうに餌を頬張っていた。 俺も柵越しではあるが隣でコンビニ弁当を頬張る。 まりさ達は食事中に喋ることはあまりないが、俺の食べ物にあるものを見つけると騒ぎ出す。 「ゆ! きのこ! きのこ!!」 「ゆゆ!? きのこ! ゆっくりしてる!!」 こいつらまりさ種はキノコが大好物だ。 ゆっくりは種族ごとに食べ物や遊具などへの好みが偏っている。 まりさで言えば食べ物はキノコが大好物。遊具では箒がお気に入りのようだ。 そして今まりさ達は俺の弁当に入っていたマッシュルームを見つけ、食べたいと騒ぎ出したのだ。 チビまりさなんてキノコを見つけてから「きのこ!」を連呼し続けているぐらいだ。 こうなると煩くて仕方がないので与えてやることにする。 「ゆっくりたべさせていってね!!!」 「きのこ! きのこ!!」 餌皿にマッシュルームを置いてやると、ゆっくりせずに急いでがっついた。 流石に親の方はチビに譲ってやったようだが、もう一つキノコを置くとすぐに口へと運んだ。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「しあわせー!!」 本当に幸せそうに鳴く奴らだ。 もし野生で危険なキノコを見つけたらどうするんだ。 こいつらなら毒でもなんでもがっつき始めそうで怖い。 お部屋の中の遊具はどれもまりさ達のお気に入りだ。 毎日飽きもせずに遊んでいる。まあ他にやることも無いのだろうが、それでもよく飽きずに遊んでいる。 ブランコ、シーソー、滑り台は子ゆっくり用なので、チビまりさがそれらで遊ぶ時には親まりさがチビまりさを見守っている。 ブランコなら背中を押してやり、 シーソーなら片方を舌で押してやり、 滑り台なら滑った先で受け止めてあげている。 お部屋にある遊具は他にもたくさんある。 まりさ種用の箒では、箒の上に乗って遊べる。 遊ぶといっても横倒しの箒の上で、いつもの表情でじっとしているだけだったりする。 どこぞの普通の魔法使いのように飛んでる妄想でもしているのだろうか。 ちなみにれいむ種用のお払い棒やありす種用のお人形、ぱちゅりー用の絵本なども一通り揃えている。 もっともそれらは対応する種族が違うせいか利用率は低い。 そして最近俺はまりさ達に新しい玩具を与えた。 スケッチブックとクレヨンだ。玩具とは言い難いが、ゆっくりにとっては玩具になる。 最初はクレヨンをお菓子か何かと勘違いしていたようだが、使い方を覚えてからは口にクレヨンを咥えて頻繁に絵を描くようになった。 描くものと言えばお部屋にある遊具や大好物のキノコぐらいのものだ。 しかしそれも説明されなければ何の絵か分からないぐらいカオスな絵だったりする。 食事を終えてシャワーを浴びてからまりさ達の部屋に顔を出すと二匹はまさに絵を描いてる最中だった。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ああ。で、何描いているんだ?」 「ゆっくりみていってね!!!」 近づいて見てみると漢字で言うところの「二」が描かれていた。 二本の線は直線には程遠く、ぐにゃぐにゃの蛇のような線ではあるが口で描いたにしては真っ直ぐ描けている方だと思う。 それにしても何を描こうとしてたんだ? いつもは大抵お部屋にあるものを写生しているのだが、今回は何の絵か判らなかった。 「ゆっくりまよっていってね!!!」 と、俺が考えていると親まりさがスケッチブックを、チビまりさがクレヨンを俺に差し出してきた。 二匹は「迷ってみろ」と言わんばかりの自信ありげな表情だ。 特にチビの方は自信満々といった様子で、いつものニヘラ顔にも磨きがかかっている。 ここまで来ると俺はこの「二」がなんであるか理解した。 最初、スケッチブックとクレヨンの使い方を教えるついでに俺が描いた迷路を真似したのだろう。 きっとオリジナルの迷路を考えた挙句、この単純明快な迷路ならぬ明路を思い付いたのだ。 俺は二匹の元からスケッチブックとクレヨンを受け取ると「二」を「三」にして返してやった。 「ゆっくりまよったけっかがこれだよ!!!」 「ごらんのありさまだよ!!!」 二匹が驚愕の表情を見せたがそんなに自信があったのか。 逆に馬鹿にされてる気分だぜ。 「つぎはまよっていってね!!!」 まりさ達はめげずに次の迷路を作り始めた。 しかし何度迷路を作っても別れ道の発想は無いようで一本道の域は脱せずにいた。真っ直ぐである。 その悉くをクリアしてやると流石に諦めた(というか拗ねた)らしい。 二匹ボールで遊び出した。 まりさ達と少し遊んだ後、俺は自分の時間を過ごす。 そして俺が寝ようとする頃にはまりさ親子は遊び疲れたらしく、 寝床であるクッションを敷き詰めたダンボールハウスの中で擦り寄って眠っていた。 俺は散らかっている遊具を片付けたあと、ゆっくりのお部屋を消灯して自分もまた寝室へと向かう。 これが平日のゆっくりとの過ごし方。 休日でも基本的には変わらない。 ペットのゆっくり達と時たま遊びつつ自らも休日を楽しむのだ。 そんな平和で幸せな日々だったが、唐突に終わりを告げた。 それはまりさ達を飼い始めてから三週間目の休日のことだ。 俺はスケッチブックに向かって熱心にクレヨンを滑らせるまりさ親子をじっと見つめていた。 対するまりさ達は時折俺の方を向いて「ゆ!」「ゆっくり!」などと短く鳴く程度で、他はずっと絵を描き続けている。 こいつらとの生活ももう三週間になるのか。 ここまで長い付き合いになるのは初めてだ。 今まで何度かゆっくりを飼ってきた。 だがどれも一週間も待たずに飽きてしまい、そのペットとしての幸せな日々に俺が終わりを告げた。 ゆっくり用のお部屋にある遊具はみんなペットのために購入したものだった。 れいむ用のお払い棒やありす用の人形、ぱちゅりー用の絵本も全部かつてのペットの遺品である。 まりさ達の箒やスケッチブック、クレヨンもこれから遺品となる。 ゆっくり達がおうちでのんびり過ごすのを眺めるのは癒される。 一緒に遊んだり、挨拶しあったり、お話するのだって癒される。 なので癒しを求めてゆっくりを飼う。 だが飽きるのだ。どうしても。 そして最後には無関心になってしまう。 最初に飼ったゆっくりはまさにそれで、知らぬ間に餓死させてしまっていた。 だから無関心になってしまう前に別れを告げる。 俺が癒されるため、楽しむためにペットのゆっくりで遊ぶのだ。 心を決めた俺はまりさ達の元へと歩み寄る。 そんな俺に気が付いたまりさ親子は俺を見上げてくる。 一緒に遊んでくれるのかと期待しているようだ。 だがそれは違う。 一緒にではなく、俺が遊ぶのだ。 しかしすぐにこちらの悪意を気付かせるつもりはない。 「一緒に遊ぼうか、まりさ」 「ゆっ! ゆっくりあそんでいってね!!」 「ゆっくりしていってね!! ゆっくり!!」 腰ほどの高さの柵を乗り越えてまりさ達の傍に胡坐をかいて座る。 さて、何して遊ぼうかと思案しているとまりさ達はスケッチブックをこちらに差し出してくる。 「ゆっくりみていってね!!」 「たくさんほめていってね!!!」 何とも自信ありげな表情である。いつも通りの表情でもあるのだが。 しかしまた迷路か? 本当に飽きないな。 そう思って見てみると、意外なものが描かれていた。 似顔絵だ。 似顔絵といっても幼子の描いた絵のようで、大きな丸の中にもじゃもじゃの点2つと一本の横線とで出来た簡易な顔だった。 髪の毛もおまけ程度。正直言ってかなり下手な絵だ。 しかしこれは口に咥えたクレヨンで描かれたもの。そう考えると大したものだ。頑張って描いたことがよく分かる。 これまでにもお部屋にある遊具を写生していたが、この似顔絵は今までで一番出来が良かった。 流石に感心した。 もしかして俺へのプレゼントとして描いてくれていたのだろうか。 何ともありがたい。 これから始める楽しいお遊びのトリガーを用意してくれるだなんて、本当にありがたい。 「ふーん、頑張って描いたんだな」 俺はスケッチブックを手に取って絵を眺める。 別に絵をじっくり見たいとかそういう訳ではない。 やろうとしている事への準備動作だ。 「ゆっくりみていってね!!!」 「みていってね!!!」 まりさ達はその場でぴょんぴょんと垂直に跳ねて大はしゃぎだ。 きっと「ゆっくりして貰える」とか「褒めて貰える」などと期待しているのだろう。 俺は二匹の見ている中、似顔絵の描いている紙をスケッチブックから切り離す。 それから似顔絵の描かれているをまりさ達に向けた。 「ほら、お前たちの描いた絵だ」 「ゆ! おにいさん!!」 「おにいさんだよ!! ゆっくりしていってね!!!」 「うん、ゆっくりさせて貰うよ」 俺はまりさに笑顔でそう言うと、 まりさ達の目の前でまりさ達が頑張って描いた絵を破ってやった。 「……ゆ?」 それまで嬉しそうに跳ねていた二匹だったが、 予想もしていなかった俺の行動に目を丸くして固まった。 目の前で何が起きたのか、何をされたのか必死に考えているのだろう。 左右の手に持つそれぞれの切れ端を目の前でヒラヒラさせてやると ようやく何が起きたのか認識したようだ。 「あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!?」 まりさ達は親子揃って驚愕の表情になり、ガクガク震えだす。 口を大きく開いて白目を剥いたゆっくり独特の表情だ。 この表情は大きなショックを受けた時に見せる。 よっぽどショックだったんだろうな。 二匹のこの表情を見れただけでも俺は非常に爽快な気分になれた。 そうそう、こういうゆっくりを見たかったんだ。 のんびりとして、子供みたいに無邪気に遊ぶゆっくりも好きだが、 ショックを受け、嘆き悲しむゆっくりを見るのも同じように好きだった。 「まりさ、もっとよ~く見ろよ? お前たちの描いた絵を全部破いてやるからな」 俺は固まっている親子の前で二匹の描いた絵を破り始めた。 まずは俺の似顔絵を四枚、八枚、十六枚と破って分割していく。 「ゆっくりやめていってよー!!」 「やめてね!! ゆっくりできないよ!! ゆぅぅ!!」 まりさ達はその場からは動かず涙を流してやめてと訴えてくる。 ゆっくりは泣き顔も可愛い。 本当は似顔絵一枚で終わらせるつもりだったが、もっと続けたくなった。 細切れになった絵を紙吹雪にして降らせてやると二匹は床に落ちた俺の似顔絵のなれの果てを見て俯いた。 チビの方なんかは足下に落ちた紙を集めだした。修復なんて不可能だというのに。 俺はそんな二匹を尻目に次の絵をスケッチブックから切り離して破り始める。 この絵はお部屋にあるブランコが描かれている。 ほとんど三角形の絵だが、この絵を見せてくれた時にしきりと 「ゆらゆらだよ! ゆらゆら!!」と言っていたのでまりさ達にとってはブランコなのだろう。 「ゆっくりしていってよー!!」 「もうやだ! ゆっくりじだい! やめでよぉぉ!!」 ここに来てまりさ達はポヨンと跳ねて俺に擦り寄ってきた。 たがこいつらが出来るのはそれだけだ。 平和でゆっくりとした性格は俺を止めるとか、紙を奪い返すなんて思い付きもしない。 ただ泣いて、擦り寄って、「やめて」と叫ぶだけ。 ブランコの絵を破り終えれば次はシーソーの絵を破り始める。 キノコの絵や箒の絵、寝床のダンボールハウスの絵も全部破っていく。 それも一枚一枚をまりさ達に見せてから丁寧に破り捨てた。 ペットとして飼われ、与えられる物だけで生きるまりさ達が世に残した数少ない宝物。 それをまりさ達の信頼を裏切ってバラバラにしてやったのだ。 床が紙吹雪で塗れた頃にはスケッチブックにはもう白紙のページしか残っていなかった。 まりさ達は「ゆぁぁ」などと泣きながら紙吹雪を集めていた。 …ふぅ。割とすっきり出来た。癒された。 でもまだ足りない。満たされていない。 それにまりさ達とのお別れも済んでいない。 「さ、まりさ。 もっと遊ぼう。次はもっと楽しい遊びだ」 「ゆ…? あそぶの?」 「ゆゆゆ?」 まりさ達は涙目ながらも顔を上げた。 遊ぶ=ゆっくり出来ると思っているので精神的に少し持ち直したのだろう。 チビまりさなんて笑顔が少し戻っているほどだ。 単純な性格である。俺をまだ信頼しているとも言える。 しかし笑顔に戻りそうなところを悪いが、俺はその笑顔を歪ませたくなった。 「ゆ、ゆっくりあそんでいってね…?」 「うん」 俺は親まりさを両手で持ち上げて胡坐をかいた足の上に乗せる。 バスケットボールほどの大きさなのでジャストフィットだ。 いい感じだ。殴りやすい。 「ゆ…ゆゆ? ゆっくりできるよ!」 「まりさもゆっくりしたいよ!!」 超絶ポジティブなこいつらは元気を取り戻しつつある。 もう少しさっきの事で凹んでくれてもいいのにな。 だがこれがゆっくりという生き物なのだから仕方がない。 さっさと突き落とすとしよう。 「チビのまりさ。 これから俺がやることをよーく見ておけよ?」 「ゆ? ゆっくりみていくよ!!」 「いい子だ」 そして俺は拳を振り落とした。 もちろん俺の股間の上に座す親まりさの頭上めがけて、だ。 「ゆ゛ん゛っ!?」 低反発枕を殴った時のような鈍い感触と僅かな熱を感じる。 俺の拳は親まりさの頭に、帽子越しにめり込んでいた。 「ゅ、ぁああ……」 チビまりさは突然の暴力に目を見開いた。 それから俺の方を怯えを含んだ瞳で見上げてくる。 「ゆ゛…ゆ゛…… あ、ひ…ゆぶ……」 親まりさはというと数秒の沈黙の後、頭(ゆっくり的には全身)に響く鈍い痛みに泣き始めた。 余りの痛みに泣き叫ぶことも出来ず、涙を流しながら苦しそうな声を上げている。 ペットショップで生まれ育ち、飼ってからも大事にしてきた親まりさだ。 まともな痛みなど感じたことすらないだろう。 そんな親まりさが今、頭が凹むほどの打撃を受けたのだ。 痛いだろうなぁ。 苦しいんだろうなぁ。 でもこれはまだ一撃目にしか過ぎない。 この愛すべきサンドバッグならぬ餡子バッグを俺は続けて殴り始めた。 「ゆぐっ!?」 「ん゛っ!!」 「ぎゅぶっ!!!」 右手と左手とで交互に連続で殴る。 親まりさの頭を僅かながらに守っていた帽子が殴るたびにグシャグシャになっていく。 もちろん親まりさ自身の頭も変形し始め、凸凹になり始めていた。 「やべでね! おがーさん、いだがってるよ!! やめでよぉぉぉ!!!」 大好きなお母さんを目の前でズタボロになっていく様を見たチビまりさは必死にやめてと泣き叫んでくる。 親まりさはそんなチビまりさを見て、どんな顔をしているのだろうか。 俺は親まりさの向きを変え、俺の方を向くように仰向けにした。 するとチビを安心させようとしていたのだろう。笑顔だった。 まあ涙で顔はグシャグシャで表情も硬く、無理に作った笑顔なのは一目瞭然だった。 「あああぁぁ…っ」 が、俺と目が合うと笑顔は簡単に崩れ、単なる怯え顔へと変わった。 体をよじらせて逃げようと試みるがそんなトロい動きじゃ逃げられやしない。 「ふふ、遊びはまだ終わりじゃないよ」 「ゆ゛ー!! やだよ! ゆっぐりじだい!!」 「駄目駄目。ゆっくりするのは俺なんだから、ねっ!」 「んむ゛ぅっ!!?」 今度は顔面を殴りつける。 もう何も喋れないぐらいに両頬や顎を殴り、 もう何も見れないぐらいに両眼も殴る。 親まりさは殴られる度に声は小さくなり、逃げようとする動きも小さくなっていった。 「おがーざんをいじめないで! ゆっぐりできなぐなっちゃう!! ゆっくりじでよー!!」 チビまりさの絶叫もますます盛り上がってきたようだ。 俺はそんなチビに見せつけるように親まりさに暴力を振い続けた。 散々殴り続け、俺も飽きてきた頃にはもう親まりさは虫の息であった。 ゆっくりは案外タフな生き物なのでこのまま放っておいても多分死なないだろう。 殺すけど。 「ほら、チビ。床に伏せてないで見ろよ。 お母さんとお別れしような」 俺は床にうつ伏せになって泣くだけになったチビを摘みあげで起こす。 それから顔の判別も出来ないほどに顔の崩れた親まりさを目の前に置いてやり、俺は立ち上がる。 「おがーざん! おがーざぁん!!」 チビまりさは親まりさに泣きついてスリスリし始める。 だが親まりさは反応する元気もないようで、苦しそうに小さく呼吸するのみだった。 「ゆっぐりじでってね!! おがーざん!! ゆっくりしでいってね!! ねっ!! ねっ!!!」 「………ゆ゛」 しかしチビの懸命な呼び掛けに親まりさはデコボコの顔で何とか返事の言葉を紡ごうとする。 素晴らしきかな親の愛。 「ゆっくりじようね! おかーさん!! ゆっぐりじでいってね!!」 「ゆ゛……ゆ"っぐ……り"…… じびゅぎゅぶっ……!!!」 でも、駄目。 親まりさが必死に返事しかけ、チビが安心したような笑みを浮かべかけたところで一気に踏み潰した。 身体の外も内もボロボロで弱った親まりさを潰すのは簡単だった。 親まりさは体中の穴という穴から餡子を吐き出した。 殴り続けたせいで弱った皮も踏みつけた衝撃でいくらか破れ、そこからも餡子が溢れ出した。 目の前にいたチビまりさの顔にも母の餡子が降り注ぎ、蒼白だったチビまりさの顔が餡子色に染まった。 親まりさは最後に一度ブルッと大きく震えた後、ピクリとも動かなくなった。 「やぁ、チビまりさ。 ちゃんとお母さんにお別れを言えたかな?」 「あ……あ……… ゆぃあぁぁぁああっ!!!」 今日一番の絶叫だった。 そしてそのまま親の亡骸にすがりつくかと思ったが、チビまりさは予想外の行動に出た。 「ゆうぅぅ!! ゆううううっ!! 小さな体で俺の足に体当たりしてきたのだ。 あのゆっくりがこうまで怒りを露わにするのは珍しかった。 それも攻撃行動に出るなんて。 「おがーざん! おがーざん!! ゆうぅぅぅ!!!」 しかしいくら怒りに身を任せての攻撃であっても無謀である。 俺の方としては足にクッションが当たっている程度の感触しかない。 なのでチビを無視して親まりさの後処理をする。 ビニール袋を取り出してきて死骸をそこに入れた。後は生ゴミの日に捨てれば問題ない。 床に散った餡子は掃除に時間がかかるので後にしよう。 何せこのおうちは次に飼うゆっくりが住むのだからその時までには綺麗にしておかないとね。 「がえじて! おがーざん、がえじで!!」 とまあ、チビも残っているので掃除は後だ。 俺は依然として体当たりを続けるチビを摘みあげる。 「ゆ゛ー! はなじてね! おにーさんはゆっぐりできない!! きらい!!」 いくら暢気な性格だろうと信頼があったとしてもここまですれば嫌いになるよな。 そりゃ目の前で一番好きなお母さんが殺されたんだから。 でもまあ、今さら嫌われても別にどうってことはないけどね。 さて、このチビまりさだがもう少し長生きしてもらうことにする。 ただしペットとしてではない。コンポストの住人として生きるのだ。 我が家にはしばらく宿主を失っていたコンポスト用の容器がある。 宿主とはもちろんゆっくりの事で、しばらく前に飼っていたありすがそれに当たる。 もっとも俺は料理をしない人なので生ごみなどほとんどなく、前のありすは知らぬ間に死んでいたが。 そしてチビまりさはここで余生を過ごす。 「ほら、ここがおチビの新しいおうちだよ。 ゆっくりしていってね!!」 「はなしてね! ゆっくりできない! はなじでぇぇぇ!!」 「はいよ」 「ゆべっ」 チビまりさは顔面から金属の床に着地した。 防音仕様の容器は外に声が漏れることはない。 逆にいえば中からは外の音がほとんど聞こえない。光も差すことはない。 ほぼ完全に孤独な世界となる。 そして俺の気が向かない限り蓋は開くことはない。 コンポストとは名ばかりの牢獄である。 俺はただ、チビまりさが孤独の中死んでいく様を妄想して楽しむだけだ。 さて、掃除をした後は次に飼うゆっくりについて検討しようかな。 コンポストの中。 チビまりさが頭上を見上げたと同時に蓋が閉じた。 暗闇に閉ざされて何も見えなくなる。 そうなるとチビまりさの心は不安と恐怖でいっぱいになった。 いつもならばお母さんがどんな時でも一緒にいた。 悲しい気分になった時はいつも寄り添って安心させてくれた。 でもお母さんはいない。もうどこにも。 「く、くらいよ…こわいよ。 ゆっくりできないよぉ」 外から遮断された世界に自分の声だけが虚しく響く。 今のチビまりさにとっては反響する自分の声すら怖かった。 そして真っ暗な中では動くことすら億劫になる。 自分の他に唯一感じられるのはこの暗く狭い世界を漂う異臭だけだ。 正体の分からない不快な臭いにまりさはただ怯えた。 喋ることも動くことも出来ない。 真っ暗だし臭いし床は冷たい。 そして頼るものもいない。 「ゆぅ…ゆぅ…」 チビまりさはさっきまで泣き叫び続けていた疲れもあり、 今の状況による精神的ストレスから逃げるように眠りに着いた。 次に目が覚める時は、ゆっくり出来ると願って。 数日後、チビまりさは衰弱しきっていた。 食事がない。会話もない。目に見えるものもない。何もない。 これではチビまりさじゃなくても衰弱するのは当然だった。 「もう、やだ。おうちかえる…」 優しいお母さんがいて、優しいお兄さんがいて、 ご飯がおいしくて、いっぱい遊べて、暖かいおうちに帰りたい。 チビまりさは死の間際でそんな事を考えていた。 この数日で何度も同じように過去を想い、一匹泣いていた。 でも今はもう涙も出ない。体中の水分は何とか生命を維持する程度にしか残っていない。 チビまりさはゆっくりするために、残った僅かな力で頭を働かせ、過去を想う。 最後に思い出したのはお母さん。 お母さんと一緒に絵を描いた時のことだった。 あの日、二匹でお兄さんを描こうと決めた。 お兄さんに喜んでもらえる。褒めてもらえると頑張って似顔絵を描いた。 それからお母さんと一緒にお兄さんにプレゼント。 上手だよ。ありがとうってたくさん褒められて頭をナデナデしてもらう。 …はずだったのに。 どうして喜んでもらえなかったの? どうして褒めてもらえなかったの? どうして、ゆっくりできなくなっちゃったの? ねえ、おかあさん。なんで? そこでチビまりさの意識は途絶え、二度と目覚めることは無かった。 最後の最後で疑問を抱え、そのまま衰弱死した。 ただ、理由を知ったとしても理解は出来なかったであろうが。 チビまりさをコンポストに閉じ込めた翌日。 俺はペットショップから二匹のれいむと一匹のまりさを買ってきていた。 それぞれ子供のゆっくりで、同じ親から生まれた姉妹である。 「ここがお前たちの新しいおうちだぞ」 「ゆゆ! ひろい! ゆっくりしていくね!!」 「ゆっくり!! たのしそう!!」 「ほうきがあるよ! まりさ、あれであそびたい!!」 おうちの床に降ろすと一目散に遊具へ向かっていくあたり、子供らしくて可愛らしい。 そして無邪気に遊ぶ姿は愛らしく、見ているだけでも癒される。 今度は三匹もいるのでしばらく飽きずに済みそうだ。 飽きたとしても、俺には別の楽しみ方がある。 ゆっくりを飼う人には飼う理由がそれぞれある。 小動物を飼いたいが面倒なので飼育なゆっくりを飼う人間。 一人暮らしの寂しさを紛らわすため、会話の相手として飼う人間。 そして俺のように和みだとか癒しを求めてゆっくりを飼う人間。 その中でも俺の癒され方は異端だが、ゆっくりを飼う人の中には少なからずそういう人がいる。 俺も含めてそういう人達はゆっくりで日頃のストレスを解消しているのだ。 俺にとってゆっくりとは、使い捨ての癒し系ペットなのである。 終 ---後書き--- あまり新鮮味のないシンプルな苛めだったと思いますが、 読んでいただきありがとうございます。 しかしお兄さん、きちく。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 排泄はしないってどういう設定だ??? -- 2018-01-02 13 27 29 まさに「虐待」って感じでとってもQNQNさせてもらいました -- 2013-12-13 04 44 30 とっても癒された 必要以上に人語を話さない所が最高に可愛いね -- 2012-07-29 00 03 25 初期型のゆっくりはいいものだ。癒やされる。ゆ虐界隈はすっかり口の悪いのばかりになってしまった。このタイプのゆっくりで愛でが見たい。 -- 2012-07-16 23 05 05 愛でも虐待もイケるお兄さんはとてもゆっくりできるね 無邪気なまりさ親子も可愛かった チビまりさには親まりさの中身をあげても良かったかも -- 2012-03-25 21 46 31 はぁ、こんなに素直なゆっくりありすとぱちゅりー飼いたい。 え?れいむ?まりさ?なんですかそのゴミは -- 2011-11-13 17 22 53 おお、ぶざまぶざまw -- 2011-09-13 22 18 42 これは面白い -- 2011-03-03 21 36 07 す、すっきりぃぃぃぃ!!!!これめっちゃおもれえ!!! 最高だよ!!マジQNQNできた!! 知能とか性質が初期型だね でも無邪気でゲス気質のない素直なゆっくりの虐待もいいね!むしろ最高だね! 虐めまくっても泣きながらやめてと懇願しくるだけとかもう・・・ ・・・もう考えただけでもウオオオ雄雄雄雄!!!超虐待だああああ!!! ってなるわw 心の底からゆっくりさせて頂きました! -- 2011-02-16 15 30 39 作品内容はあとがきにもあるけど普通の虐待物で楽しめた ただ 「人語を理解し、拙いながらも話すことが出来るため躾が容易で 食事はするが排泄はしないという出鱈目な性質のおかげで飼育も楽ときたものだ。」 ふたばのゆ虐SSじゃあまり見ない設定だなと思った -- 2010-11-10 00 31 27 ↓↓↓どこが酷いの?何も逆らえず一方的に虐待されて無様で惨めに泣き喚く糞饅頭共のゆっくりできるSSだよ。 -- 2010-11-06 10 11 56 何言ってんだか。罪悪感をあまり覚えずに済む制裁物だってほとんどはあからさまなオーバーキル。 弱者がなぶり殺される様見て「ゆっくりできるねっ」とかコメントしてただろうに。 自分がゆっくり出来ない作品でも他の人にとってはそうとは限らないんだから、せめて静かにしようや。 ちなみに俺は非常にゆっくりできました -- 2010-11-05 22 19 33 ゲス嫌いなのでお兄さんの方も処分してほしかったよ! むしろお兄さんは自分で作った虐待部屋に誤って閉じ込められて衰弱しすべき -- 2010-11-05 21 23 59 ちょっとひどくない? -- 2010-11-05 17 02 24 これぞ虐待だね。ゆっくりは動物と違って生ゴミとして処理できるからこういう使い方も気軽にしそうだなぁ。 殺人って死体の処理に困って捕まるのが多いらしいし 饅頭の体のせいで虐待難度が易いんだねー -- 2010-10-16 20 52 39 原種に近い口調がいいね。 非常にゆっくりできました -- 2010-08-19 08 00 33 虐待は制裁とはまた違った面白さがあるね -- 2010-08-14 19 07 35 お兄さんは悪魔。 -- 2010-07-19 11 50 49 おにいさんのゲスさがちょっときつかったよー。 でもおもしろくてよかったんだねー。 -- 2010-07-13 07 53 53 これぞ虐待。いいね -- 2010-06-08 22 17 57