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博麗霊夢は、境内の森の裏の湖畔で釣りをしていた。 霊夢の釣りの腕前は、幻想郷に住む人間においては、1、2を争う程の腕前の持ち主であった、 まあそれも無理の無い事だった、博麗神社の夕食のグレードはその日の釣果に大きく左右されるのだから。 ここには食料が豊富にある、さまざまな魚、たくさんの野草、いろいろな獣、そして最近増えてきた「ゆっくり」・・・。 霊夢は、「ゆっくり」という生き物が多少苦手だった、彼女にとって、ゆっくりはまっすぐすぎる、 しかし、何事にも例外という物は存在する、そしてそれはゆっくりの中にも・・・。 「れいむ・・・。」 「分かってるわよ。」 霊夢は荷物の中の、もぞもぞと動く大き目の鞄にきびすを返すと、自分の後ろ手の森に注意を走らせる、 ごそごそと鞄から出てきた金色と肌色のまるっとした生物・・・ゆっくりアリス(以下ありす)である、 ゆっくりアリスは他のゆっくりよりは知能が高いが、霊夢と行動を共にするこのありすはとりわけ物分かりが良かった、 霊夢からすれば、自称都会派のありすは、そのプライドをくすぐってやりさえすれば、とても扱い易いゆっくりだった、 まあいつも接している面々が面々だ、至極当たり前の話だ。 「ゆっくりがいる・・・。」 「ええ、近くに来てるわ・・・。」 きぃきぃ煩い鳥の鳴き声と、ごうごうという風のうねり、そして小さいが確かに存在する気配・・・、 瞬間、二人が声を上げる。 「「うえッ!!。」」 二人は上空の木々の上に動く物体を確認する、ゆっくりれみりゃだ! そしてそこに居たのは、標的の姿を確認し、もはや興奮を隠さない二人。 「れっれっれっ、れみりゃ!!!」 「おっおっおっ、おにく!!!」 二人は既に叫んでいた、そしてさすがのれみりゃもこの異常な状態に気付かざるを得ない。 「うー! う? うーっ! うーっ!」 危険を感じたのか、身を翻し飛び去ろうとするれみりゃ、しかし二人はその時既に行動に移っている、 霊夢はビー玉大の陰陽玉を二発打ち出していた、それは正確にれみりゃの羽の付け根を打ち抜き、れみりゃは力なく墜落する、 そしてその墜落の地点と思われる場所を目掛け、猛然と飛び跳ねるありすの姿、 そして、ドサッという音とほぼ同時に「ハァ…、ハァ…。」という荒々しい吐息が撒き散らされはじめる、 「れみりゃあああ!かわいいよおおおおっほおお!」 「うーっ!!うーっ!!」 「よろこんでくれてうれじい゙いい゙いぃ!そのしたったらずもがわい゙いい゙いっふうぅぅ!」 「ざぐやー!!ざぐやあぁ!!」 「うおっほおおぉぉぉぅ!!かわいいイ゙ってねイ゙くよイ゙くよイ゙グすっきりー!!!」 「う…、う…。」 (・・・残念ね、咲夜が興味あるのはちゃんと体が付いてる本物だけ・・・それに毎度毎度咲夜に出てこられちゃ堪んないわよ。) そんな事を考えつつ、数十メートル先のゆっくりによるゆっくりの陵辱現場に、ゆっくりと向かう霊夢、 「ぼうしがわい゙いぃ゙ぃ!!、イ゙くよイ゙くよすっきりー!!!」 「ゔ…ゔ…ゔあ゙ぁ゙…。」 「あおじろいかみもがわい゙いぃ゙ぃ!!、イ゙くイぐイ゙くすっきりー!!!」 「………ゔー…。」 いつも思うが、その気になったありすは凄まじい、本物もびっくりだわね・・・、などと考えつつありすに声を掛ける霊夢。 「はーい、そろそろ終わりよー。」 「んふふふふすっきりー!!!・・・・・えー、もうなの?」 「そう、お茶受けになってみる?」 「・・・・・しょうがないわね・・・。」 ありすが体の下のれみりゃから飛び降りる、そこには半分以上朽ちてなおぴくぴく動き続けるれみりゃと、 そこから十数本生えた茎、そしてそこに付いた大量のれみりゃの仔たち、 巫女は手際よく茎を根元から引きちぎり、大きな財布のような物に突っ込んでいく、 これはスキマポケットといい、ある妖怪から間借りしたスキマと現実をつなぐ道具で、ある河童を口車に乗せ作らせた物だ。 (持つべき物は友達よね・・・。) そして巫女は仔れみりゃを捕獲し終えると、おもむろにれみりゃに齧りついた。 「むーしゃ。むーしゃ。」 「・・・・・あいかわらずきもちわるいわ、さいあくだわ・・・」 「・・・食べ物はね、腐りかけがいちばん美味しいものよ・・・・・しあわせー!!」 霊夢の胃腸の頑丈さは、幻想郷に住む人間においては、1、2を争う程の頑丈さの持ち主であった・・・。 そして短い食事は終わり、二人は湖に放置してきてしまった釣り竿の場所へと戻って行った、 霊夢も食べられなかった部分はスキマポケットに放り込んである、 この道具にゆっくりの骸や宴会の食べ残し、野草等を放り込んでおけば、中のゆっくりたちは適当な栄養と 長い半自動スキマツアーによる適当な恐怖でいい感じに育ち、ポケットの中に手を伸ばせば食べ頃のゆっくりに当たるのだ、 ああ、なんて便利な道具なんだろう。 ゆっくりが幻想郷に出現してからというもの、博麗神社の台所事情は確実に好転していた、 二人はある意味で相性のいいコンビだった、 ありすは大喰らいの他のゆっくりと違い、すっきりさえさせていれば、咲夜たちが宴会に持ち込んだお茶菓子の残りで十分に食わせていける、 それに霊夢は加工所などに頼らずともゆっくりを増やせるわけだし、ありすは安全に、確実にすっきりできる、 しかし、ゆっくりたちの間ではこのコンビの脅威は語られていない、 なぜなら、この二人から逃げおおせたゆっくりは、現在のところ、いないからだ。 かなりぶっ飛んだ設定ですが、「そうなのかー」ぐらいのノリでとらえてくれれば嬉しいです。 それと巫女ファンの人、ごめんなさい。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1256.html
制裁ものじゃないと罪悪感を感じる方は注意 ある日の昼下がり、ゆっくりれいむは博麗神社の縁側でお昼寝をしていた。このゆっくりれいむは以前神社の中のおせんべいを 勝手に食べてしまって、巫女である博麗霊夢に叱られ、追い出されそうになったゆっくりであった。 その際にゆっくりれいむが行く当てもなかったところを見かねた霊夢によって飼われることとなった。 今では神社の中でゆっくりする居候またはペットとなっている。 「れいむ~。おやつよ~」 「すぐにゆっくりいくね!!おやつ♪おやつ♪」 今ではおやつを一緒に食べる。 「れいむ、こっちにいらっしゃい。一緒に食べよう。」 霊夢がれいむを膝の上に招く。 「ゆっくりできるね♪れいむのおひざやわらかくてきもちいい♪」 縁側で霊夢はれいむを膝の上に乗せて、おやつを食べることにした。日向でお昼寝をしていたれいむはほかほかと日の光を吸収して暖かい。 このゆたんぽのような暖かさが心地よい。ちなみに夏には冷やして冷やし饅頭になるので、これがまた気持ち良い。 「ほら、こぼしそうになっているわよ。しょうがないわね。」 そういう霊夢は普段他者と接する時と違って柔らかい物言いだった。 「ゆぅ?れいむ、ありがとね!!ゆっくりたべさせてね!!」 れいむは食べるときにこぼしてしまうので、霊夢が手をそえてゆっくり食べさせてあげるのだ。 最初は掃除の手間を省くためにこうしたのだが、今ではこの位置が一番しっくり来た。 霊夢にとってはれいむの暖かさと柔らかさを感じることができ、安らかな気持ちになれる。 そう、ゆっくりできるのだ。霊夢は元々面倒くさがりなところがあり、暇さえあればお茶を飲んでいた。 暇な時間を一人で満喫することは確かに味わい深い。しかし、れいむが来てからは、 だれかと一緒にゆっくりすることをより楽しめるようになっていた。 今では毎日のお茶の時間が本当に楽しみである。 「れいむ、れいむ、おやつありがとね!!おれいするね♪」 そう言うとれいむは縁側で霊夢を招いた。そうすると霊夢が寝転がる。れいむは霊夢の枕になった。 「あ~、ふわっとしてあったかい。れいむ、気持ちいいわよ。ありがとね。」 そういうとれいむは満足げな表情をした。それはどこかふてぶてしくて偉そうだ。 けれども霊夢はそんなれいむをみてほほえましく思った。すこし背伸びがしたい、 かまってほしいと思っている妹がいるとこんな感じなのかと思った。 そうすると、友人の霧雨 魔理沙が尋ねてきた。何でも異変の兆候があるらしい。霊夢は身支度を整えると、 「これから出かけてくるからね。おみやげもってくるからいい子にしてまっているのよ。」 「うん!ゆっくりいってらっしゃい!!」 れいむは満面の笑みで霊夢を見送った。本当はもっと霊夢と一緒にゆっくりしたかったが、 異変解決が巫女の仕事なのだから仕方がない。れいむは仕事で疲れた霊夢が帰ってきたときに たくさんゆっくりしてもらうためお手伝いをしようと思った。口を使ってちりとりをくわえ、器用に掃除をしている。 霊夢が帰ってきたときにほめてもらいたい。なでてもらいたい。れいむは霊夢の事が大好きだった。 そのとき、 神社の上空より鳥がれいむ目掛けて急降下した。れいむは鈍重な動きと警戒心の少なさから、以前より目をつけられていた。 そして巫女がいないところを狙われたというわけである。 あっというまにれいむは鳥に捕まえられ、空高くに連れ去られることとなった。 「ゆぅ?おそらをとんでる!!たかい♪たかい♪」 れいむはまだ現在の状況を把握していないようだった。 霊夢の愛情に守られていたれいむには、これからどのような地獄が待っているのかまったく理解ができていなかった。 だんだん神社が遠ざかってくる。さすがにおかしいと感じたのか、れいむは 「ゆっくりれいむのおうちにかえしてね!!れいむのおてつだいおわっていないの!!」 と催促するが、鳥に言葉がわかるわけはない。 しばらく飛んで、れいむは鳥の巣に落とされた。鳥はそのまま次の獲物を求めて飛び去っていく。 れいむの目の前には鳥の雛達がいた。目の前にはぴぃ、ぴぃと雛たちが自分目掛けて擦り寄ってくる。 よちよちとゆっくりしたペースだ。 「ゆっくりしてる~♪」 野生から遠ざかったれいむは自分に向かってくる雛達を何の警戒心もなく近づけてしまった。 雛たちを可愛いと思ってしまっていた。あるものを忘れていたためにこのような愚行を犯してしまった。 野生の法則 弱肉強食 「いたい!いたいよ!とりさんやめて!!」 雛達はれいむのことを食料としてしかみていなかった。抵抗手段を持たないれいむは雛達についばまれていく。 小さなくちばしによるついばみは、ひとつひとつはたいしたことはなかった。しかし大量の雛、 それもとても飢えているので、久しぶりのご馳走にありつこうとみな必死にれいむをついばんでくる。 「ゆっ! ゆ゛う゛う゛うううううっ!!!やだよ!れいむはおいしくないよ!!」 生態系の最下層、動く食料のゆっくりにはあるまじき発言である。くすぐったさといたみとかゆみが同時に襲ってくる。 「れいむたすけてよ!れいむー!!!」 しかし霊夢は助けに来ない。異変解決に向かっているので当然である。 ひなのくちばしがついに中の餡子に届いてしまった。あふれ出す餡子。そしてそこに群がる雛達。 地獄の蹂躙劇がついにクライマックスへと突入しようとしていた。 しかし親鳥がいなかったことが幸いした。れいむは巣から転がり落ちることによって、うまく雛達から逃れることができた。 れいむはまた逃げていた。神社へとたどり着くことを願っていた。 しかし神社がどこにあるのかはわからなかった。 それでもまったく動かなければ餡子におびき寄せられた虫達の餌食となってしまうのである。 先ほどついばまれたところがかゆいと思ったら、蟻がたかっていた。れいむはあまりの気持ち悪さにどうにかしてしまいそうであった。 転がって蟻をふりはらうとすぐに逃げる。しかし蟻達はしつこく追ってくる。 「れいむじにたくないっ、れいむじにたくないよっ!!!ゆっぐりじたいよぉ!!」 れいむはゆっくりできなかった。蟻達は大群をかたどって襲い掛かってくる。一匹でも再び侵入を許せばそれまでだった。 はやく、はやく跳ね、少しでも遠くへと逃げようとした。それがれいむの餡子をこぼし、より多くの蟻をおびき寄せることとなっていた。 「ゔわ゙ああああああん!な゙んでえええええ!!な゙んでづいてぐるのぉぉぉ!!」 れいむは逃げる。 餡子がこぼれる。 逃げる。 こぼれる。 こぼれる。 こぼれる。 ついてくる。 しかしなんという幸運か、目の前には浅い水溜りが道を横切っていた。 れいむは全身全霊の力を使って飛び跳ねた。蟻達は追ってこない。上手く逃げ切ることに成功したのである。 「ここどこ・・・。おうちかえる・・・。れいむにあいたい・・・」 もはやどこが神社か完全にわからなくなっていた。しかし幸運にも目の前には民家、そして畑があった。れいむは民家を尋ねた。 しかし誰もいなかった。何か食べたい。ご飯をもらいたい。れいむはたいりょうのあんこを失っていたため、早く栄養を取る必要があった。 それなのに長い間飼われていたれいむはえさのとり方を忘れてしまっていた。 ふと目の前の畑に目が行った。たくさんの野菜がある。れいむはこれを食べれば傷がふさがるかと思った。 しかしそのとき霊夢の顔が頭に浮かび、以前しつけられたことが思い出される。 「今度からは勝手に人のものをとっちゃだめよ。悪いことなんだから。いい子にしていたら私がごはんをあげるからね。」 霊夢に嫌われたくない。今まで霊夢と過ごしてきた思い出が蘇る。 かまってほしさにいたずらをして怒られたことがあった。 逆に霊夢にいたずらをされたこともあった。頭からダンボールをかぶせられた。すねていたら、 霊夢が謝ってきてその後一日中遊んでもらったことがあった。 一緒に外に遊びに行ったこともあった。霊夢の友達にほっぺたをつねられたことを覚えている。 喧嘩をしたこともあった。あのときは何が原因だったのか覚えていない。れいむは都合の悪いことはすぐに忘れる。 しかし寂しくなって霊夢の布団にもぐりこんでしまったことは覚えている。喧嘩した後なのに霊夢は抱きしめて寝てくれた。 れいむは泣きながら謝った。 ひとりでゆっくりしていても楽しくはない。霊夢といっしょにいたい・・・。 「ゆ"っ・・ゆ"っ・ゅっ・・・・・ゆ"・・・・・ゅっ・・・・・・・・・ゅ゛・・」 体の中の餡子の3分の1がなくなってしまったためか、意識が朦朧としてきた。 目の前の野菜を食べないと決めたことで一気に今までのダメージが押し寄せてきたらしい。 もう動くことさえできない。 蟻達が追いついてきた。別の道を通ったのだろう。れいむの体内へと侵入し餡子をむさぼってくる。 もはや助からないことはれいむにもわかっていた。霊夢には二度度会えないと。 最後にいってらっしゃいと言ったことを後悔した。もっとわがままをいえばよかった。 少しでも霊夢と一緒にいたかった。こういうべきだったのだ・・・ ゆっくりしていってね、と 「今戻ってきたわよれいむ~。どこに行ったの~。おみやげ持ってきたわよ。いっしょにたべよ~。」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3073.html
制裁ものじゃないと罪悪感を感じる方は注意 ある日の昼下がり、ゆっくりれいむは博麗神社の縁側でお昼寝をしていた。このゆっくりれいむは以前神社の中のおせんべいを 勝手に食べてしまって、巫女である博麗霊夢に叱られ、追い出されそうになったゆっくりであった。 その際にゆっくりれいむが行く当てもなかったところを見かねた霊夢によって飼われることとなった。 今では神社の中でゆっくりする居候またはペットとなっている。 「れいむ~。おやつよ~」 「すぐにゆっくりいくね!!おやつ♪おやつ♪」 今ではおやつを一緒に食べる。 「れいむ、こっちにいらっしゃい。一緒に食べよう。」 霊夢がれいむを膝の上に招く。 「ゆっくりできるね♪れいむのおひざやわらかくてきもちいい♪」 縁側で霊夢はれいむを膝の上に乗せて、おやつを食べることにした。日向でお昼寝をしていたれいむはほかほかと日の光を吸収して暖かい。 このゆたんぽのような暖かさが心地よい。ちなみに夏には冷やして冷やし饅頭になるので、これがまた気持ち良い。 「ほら、こぼしそうになっているわよ。しょうがないわね。」 そういう霊夢は普段他者と接する時と違って柔らかい物言いだった。 「ゆぅ?れいむ、ありがとね!!ゆっくりたべさせてね!!」 れいむは食べるときにこぼしてしまうので、霊夢が手をそえてゆっくり食べさせてあげるのだ。 最初は掃除の手間を省くためにこうしたのだが、今ではこの位置が一番しっくり来た。 霊夢にとってはれいむの暖かさと柔らかさを感じることができ、安らかな気持ちになれる。 そう、ゆっくりできるのだ。霊夢は元々面倒くさがりなところがあり、暇さえあればお茶を飲んでいた。 暇な時間を一人で満喫することは確かに味わい深い。しかし、れいむが来てからは、 だれかと一緒にゆっくりすることをより楽しめるようになっていた。 今では毎日のお茶の時間が本当に楽しみである。 「れいむ、れいむ、おやつありがとね!!おれいするね♪」 そう言うとれいむは縁側で霊夢を招いた。そうすると霊夢が寝転がる。れいむは霊夢の枕になった。 「あ~、ふわっとしてあったかい。れいむ、気持ちいいわよ。ありがとね。」 そういうとれいむは満足げな表情をした。それはどこかふてぶてしくて偉そうだ。 けれども霊夢はそんなれいむをみてほほえましく思った。すこし背伸びがしたい、 かまってほしいと思っている妹がいるとこんな感じなのかと思った。 そうすると、友人の霧雨 魔理沙が尋ねてきた。何でも異変の兆候があるらしい。霊夢は身支度を整えると、 「これから出かけてくるからね。おみやげもってくるからいい子にしてまっているのよ。」 「うん!ゆっくりいってらっしゃい!!」 れいむは満面の笑みで霊夢を見送った。本当はもっと霊夢と一緒にゆっくりしたかったが、 異変解決が巫女の仕事なのだから仕方がない。れいむは仕事で疲れた霊夢が帰ってきたときに たくさんゆっくりしてもらうためお手伝いをしようと思った。口を使ってちりとりをくわえ、器用に掃除をしている。 霊夢が帰ってきたときにほめてもらいたい。なでてもらいたい。れいむは霊夢の事が大好きだった。 そのとき、 神社の上空より鳥がれいむ目掛けて急降下した。れいむは鈍重な動きと警戒心の少なさから、以前より目をつけられていた。 そして巫女がいないところを狙われたというわけである。 あっというまにれいむは鳥に捕まえられ、空高くに連れ去られることとなった。 「ゆぅ?おそらをとんでる!!たかい♪たかい♪」 れいむはまだ現在の状況を把握していないようだった。 霊夢の愛情に守られていたれいむには、これからどのような地獄が待っているのかまったく理解ができていなかった。 だんだん神社が遠ざかってくる。さすがにおかしいと感じたのか、れいむは 「ゆっくりれいむのおうちにかえしてね!!れいむのおてつだいおわっていないの!!」 と催促するが、鳥に言葉がわかるわけはない。 しばらく飛んで、れいむは鳥の巣に落とされた。鳥はそのまま次の獲物を求めて飛び去っていく。 れいむの目の前には鳥の雛達がいた。目の前にはぴぃ、ぴぃと雛たちが自分目掛けて擦り寄ってくる。 よちよちとゆっくりしたペースだ。 「ゆっくりしてる~♪」 野生から遠ざかったれいむは自分に向かってくる雛達を何の警戒心もなく近づけてしまった。 雛たちを可愛いと思ってしまっていた。あるものを忘れていたためにこのような愚行を犯してしまった。 野生の法則 弱肉強食 「いたい!いたいよ!とりさんやめて!!」 雛達はれいむのことを食料としてしかみていなかった。抵抗手段を持たないれいむは雛達についばまれていく。 小さなくちばしによるついばみは、ひとつひとつはたいしたことはなかった。しかし大量の雛、 それもとても飢えているので、久しぶりのご馳走にありつこうとみな必死にれいむをついばんでくる。 「ゆっ! ゆ゛う゛う゛うううううっ!!!やだよ!れいむはおいしくないよ!!」 生態系の最下層、動く食料のゆっくりにはあるまじき発言である。くすぐったさといたみとかゆみが同時に襲ってくる。 「れいむたすけてよ!れいむー!!!」 しかし霊夢は助けに来ない。異変解決に向かっているので当然である。 ひなのくちばしがついに中の餡子に届いてしまった。あふれ出す餡子。そしてそこに群がる雛達。 地獄の蹂躙劇がついにクライマックスへと突入しようとしていた。 しかし親鳥がいなかったことが幸いした。れいむは巣から転がり落ちることによって、うまく雛達から逃れることができた。 れいむはまた逃げていた。神社へとたどり着くことを願っていた。 しかし神社がどこにあるのかはわからなかった。 それでもまったく動かなければ餡子におびき寄せられた虫達の餌食となってしまうのである。 先ほどついばまれたところがかゆいと思ったら、蟻がたかっていた。れいむはあまりの気持ち悪さにどうにかしてしまいそうであった。 転がって蟻をふりはらうとすぐに逃げる。しかし蟻達はしつこく追ってくる。 「れいむじにたくないっ、れいむじにたくないよっ!!!ゆっぐりじたいよぉ!!」 れいむはゆっくりできなかった。蟻達は大群をかたどって襲い掛かってくる。一匹でも再び侵入を許せばそれまでだった。 はやく、はやく跳ね、少しでも遠くへと逃げようとした。それがれいむの餡子をこぼし、より多くの蟻をおびき寄せることとなっていた。 「ゔわ゙ああああああん!な゙んでえええええ!!な゙んでづいてぐるのぉぉぉ!!」 れいむは逃げる。 餡子がこぼれる。 逃げる。 こぼれる。 こぼれる。 こぼれる。 ついてくる。 しかしなんという幸運か、目の前には浅い水溜りが道を横切っていた。 れいむは全身全霊の力を使って飛び跳ねた。蟻達は追ってこない。上手く逃げ切ることに成功したのである。 「ここどこ・・・。おうちかえる・・・。れいむにあいたい・・・」 もはやどこが神社か完全にわからなくなっていた。しかし幸運にも目の前には民家、そして畑があった。れいむは民家を尋ねた。 しかし誰もいなかった。何か食べたい。ご飯をもらいたい。れいむはたいりょうのあんこを失っていたため、早く栄養を取る必要があった。 それなのに長い間飼われていたれいむはえさのとり方を忘れてしまっていた。 ふと目の前の畑に目が行った。たくさんの野菜がある。れいむはこれを食べれば傷がふさがるかと思った。 しかしそのとき霊夢の顔が頭に浮かび、以前しつけられたことが思い出される。 「今度からは勝手に人のものをとっちゃだめよ。悪いことなんだから。いい子にしていたら私がごはんをあげるからね。」 霊夢に嫌われたくない。今まで霊夢と過ごしてきた思い出が蘇る。 かまってほしさにいたずらをして怒られたことがあった。 逆に霊夢にいたずらをされたこともあった。頭からダンボールをかぶせられた。すねていたら、 霊夢が謝ってきてその後一日中遊んでもらったことがあった。 一緒に外に遊びに行ったこともあった。霊夢の友達にほっぺたをつねられたことを覚えている。 喧嘩をしたこともあった。あのときは何が原因だったのか覚えていない。れいむは都合の悪いことはすぐに忘れる。 しかし寂しくなって霊夢の布団にもぐりこんでしまったことは覚えている。喧嘩した後なのに霊夢は抱きしめて寝てくれた。 れいむは泣きながら謝った。 ひとりでゆっくりしていても楽しくはない。霊夢といっしょにいたい・・・。 「ゆ"っ・・ゆ"っ・ゅっ・・・・・ゆ"・・・・・ゅっ・・・・・・・・・ゅ゛・・」 体の中の餡子の3分の1がなくなってしまったためか、意識が朦朧としてきた。 目の前の野菜を食べないと決めたことで一気に今までのダメージが押し寄せてきたらしい。 もう動くことさえできない。 蟻達が追いついてきた。別の道を通ったのだろう。れいむの体内へと侵入し餡子をむさぼってくる。 もはや助からないことはれいむにもわかっていた。霊夢には二度度会えないと。 最後にいってらっしゃいと言ったことを後悔した。もっとわがままをいえばよかった。 少しでも霊夢と一緒にいたかった。こういうべきだったのだ・・・ ゆっくりしていってね、と 「今戻ってきたわよれいむ~。どこに行ったの~。おみやげ持ってきたわよ。いっしょにたべよ~。」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/422.html
とある施設の一室でそのゆっくりは目を覚ました。 周囲を見渡すと自分と同じ形のゆっくりと黒い三角帽子をかぶったゆっくりが複数いる。 ほとんどのゆっくり達はまだ眠っているが数匹のゆっくりは目を覚ましていた。 部屋の中心には黒ずんで朽ちたものがあったが何かはわからなかった。 「ゆっくりしていってね!」 一匹のゆっくりが大きな声で叫んだ。それがまるで合図であるかのように寝ていたゆっくり達が目を覚ます。 「ゆっくり!」 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ、ゆ・・・」 次々とゆっくり達は目を覚ましていく。数分のうちに部屋にいるゆっくり達はすべて目を覚ました。 ゆっくり達はここが何処だかわからずキョロキョロと周りを見回している。 その時部屋の隅にある扉が開き一人の年配の男が入ってきた。 ゆっくり達が男に話しかける。 「ゆっ!おじさんだれ?」 「ここはどこなの?」 ゆっくりが達が尋ねると男が説明を始めた。 「こんにちは。ここはゆっくり繁殖場だよ」 「繁殖場?」 「最近天然のゆっくりが乱獲されて数が激減していてね、ここは数が減ったゆっくりを繁殖させて野生に返す施 設なんだよ。君たちのうち赤いリボンをしているのがゆっくり霊夢、黒い三角帽子をしているのがゆっくり魔理 沙と言うんだよ。そして君達はたった今生まれたばかりなんだ。だからここがどこだかわからなかったんだよ。 でも安心してゆっくりすればいいよ。」 まだ何の知識も持っていないゆっくり達は素直に男の言うことを信じ飛び跳ねて喜んでいる。 「そうそう、生まれたばかりでお腹が空いているだろう?食べ物を持ってきたよ。」 男は持ってきた和菓子や洋菓子をゆっくり達の前に置いた。 「おいしい!」 「うっめ!」 「メッチャうっめ!」 ゆっくり達は満足そうに与えられた食べ物をたいらげた。 男は部屋から出て行く際に、 「外は危険だからこの部屋から出てはいけないよ。外から危険なものが入ってこないようにこのドアには鍵をかけ ておくよ。」 ゆっくり達は男の言うことを素直に聞き入れゆっくりしている。そしてお腹がいっぱいになったせいか眠りにつ いた。 次の日、また男が部屋に入ってきた。ゆっくり達は歓迎する、 「おじさん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくり遊んでいってね!」 ゆっくり達は無邪気に飛び跳ねている。すると男は、 「今日はこの部屋にいる君達の半分を別の部屋へ移動させるよ。これだけの数がいると狭くて住み辛いだろうから ね。」 ゆっくり達は仲間が少なくなるのはいやではあったが、男の言うとおり部屋が狭いと言うことと、信用している おじさんが言うことなので素直に従った。 5分後、部屋にいたゆっくり達の半分は男の入ってきた扉から出て行った。 残ったゆっくり達は寂しそうだったが、部屋が広くなったのですぐに部屋を飛び回り喜んだ。 その後ゆっくり達は毎日やさしいおじさんに食べ物をもらいゆっくりとすごした。 -2週間後- ゆっくり種というのは成長が早いらしく2週間で生まれた時の3倍もの大きさになっていた。以前に比べると広 かった部屋も全員が自由に飛びまわれなくなってしまっていた。 いつものように男が入ってきた、 「おじさん、ゆっくりしていってね!」 まだご飯の時間ではなかったのでゆっくり達は不思議そうにしている。すると男は、 「そろそろ外の世界に慣れさせる頃だね、明日から一匹ずつこの部屋から出てもらうからね。」 「ゆ!!!」 ゆっくり達はびっくりした。2週間優しく世話され満足な生活をしていたため生まれた日に説明されたことをす っかり忘れていた。 「数が減っているゆっくり達の数を増やすために必要なことなんだ。わかってくれるね?」 ゆっくり達は不安そうな顔をしている。 「大丈夫だよ、すぐには野生には返さないから。ゆっくり慣れてもらうつもりだから安心していいよ」 おじさんの優しそうな笑顔を見てゆっくり達はいつもの陽気な顔に戻っていった。 「それじゃ明日から一匹ずつ出てもらうからね。緊張せずにゆっくりしてればいいよ」 そう言って男は出て行った。 そして次の日から一匹ずつゆっくりが外の世界へ旅立っていった。 -数十日後- 部屋にはゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙の2匹だけになっていた。部屋から出て行ったゆっくり達がこの部屋に 戻ってくることはなかった。2匹は早くみんなのもとへ行きたかった。もうすぐおじさんがやってくる頃である。 扉が開く、 「やぁ、2匹で寂しい思いをさせて御免ね。今日はゆっくり霊夢の番だよ。抱えて部屋からでるから静かにしてい ておくれよ。」 「おじさん、ゆっくりしようね!」 男はゆっくり霊夢を抱え部屋から出て行こうとする。ゆっくり魔理沙は、 「もっとゆっくりしていって!」 と叫ぶが男はそれが聞こえなかったかのように部屋を出て行った。 部屋から出てしばらく歩くと目の前にゆっくり魔理沙を抱えた金髪の女性が立っていた。 「今日もゆっくりしようね!!!」 ゆっくり霊夢は無邪気そうにしている。 その時! 「では始めます」 おじさんがそう言った瞬間ゆっくり霊夢は宙を舞っていた。 「ゆっ、ゆっくり!?」 ゆっくり霊夢は驚愕の表情で何が起こったかわからないままおじさんとの距離がどんどん遠ざかっていく。 その時なにやらやわらかいものにぶつかりぽよんとはねてコロコロと転がる。 ゆっくり霊夢は目の前で巨大なゆっくりがのっそりと動くのを見て、叫ぶように、 「ゆゆゆゆゆゆっくりしていってね!!!」 といって投げられた方向に向かって一目散に飛び跳ねていく。はじめて見るものだが本能が危険だと言っている ようだ。そして扉にたどり着くが開かない。 「早く扉を開けてね!!! 」 ゆっくり霊夢の後ろでは巨大なゆっくりが飛び上がって向かってくる。 「早くして!お願い!おじさん!たずげでぇぇぇぇぇぇ!」 ゆっくり霊夢は顔がくしゃくしゃになるほどに号泣し、おじさんに哀願している。 そんなゆっくり霊夢を尻目に巨大なゆっくりはその巨体に見合うだけの分厚い下のびろーんとのばしゆっくり霊夢 に巻きつける。 「ゆっくりした結果がこれだよ!!!」 号泣するゆっくり霊夢は悲しげな絶叫を残して巨大なゆっくりの中へ飲み込まれていった。ゆっくり霊夢は見た、 数日前まで自分と一緒の部屋で暮らしていたゆっくり達がそこにいた。ほとんど原型を残さないほどばらばらで 意識がないもの、大部分がくずれているがまだ意識はあるもの、少し皮がなくなり中身の餡子が見えているもの。 意識のあるものはみな号泣していた。そして巨大なゆっくりの口が開いたとき信頼していたおじさんが見えると、 みんな視線をおじさんに向け、 「おじさんだずげでぇぇぇ」 「もっとゆっくりぢたいよー」 「ここからでだいー」 と哀願する。 しかし男はゆっくり達のしっているおじさんではなかった。まったくゆっくり達には興味がなさそうに金髪 の女性と話をしている。 そして無慈悲にも巨大なゆっくりの口が閉じられ中は暗闇で満たされる。 ゆっくり達は、意識がなくなるまでの数日間この絶望的な状況でただひたすら号泣することしかできないのであっ た。 End 作成者:ロウ 後書き 最後まで読んでくださった方々、まずはお礼を申し上げます。 6月頭にある画像掲示板でゆっくりがいじめられている画像を見て。他にないものかと探し、この掲示板までたど り着きました。そして過去スレの“ゆっくり加工場”のtxtを読み衝撃を受けました。 そして誠に勝手ながら加工場の設定をお借りし、素人ながら文章を書かせていただきました。 加工場の文章を考えた方へ このたびあなた様の作成されたゆっくり加工場で巨大ゆっくりレティに食べられる霊夢の生涯を勝手に書かせてい ただきました。もしこのことにお怒りでしたら、この場をかりてお詫び申し上げます。 みなさんが希望するのならば、ゆっくり達が生まれた次の日に部屋から連れて行かれたゆっくり達がどうなったか を書きたいと思います。 あと、ゆっくり達が生まれたときは小さくて2週間で大きくなるというのは物語の都合上私が勝手に考えた設定で すのであしからず。 ゆっくり加工場系15 ゆっくり魔理沙の生涯『加工編』
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霊夢のバイト 「うっうー♪ れみりゃだどぅ~♪」 五月蝿い鳴き声とともに博麗霊夢の家にゆっくりれみりゃが入ってきた。 霊夢はうんざりした様子でそいつの頭を掴む。 「な゛に゛ずる゛どぉ~! ばな゛ざだい゛どざぐや゛に゛い゛い゛づげる゛どぉ~!」 「あらごめんなさい、あなたに甘いものを食べさせようと思って。」 冷たい目で霊夢がそう呟くと、途端にれみりゃの顔が笑顔に変わる。 「う~♪ はやぐあんだいずるどぉ~、たーべちゃーうぞー♪」 すぐさま地面に叩きつけたくなる衝動を押さえ霊夢は外に出た。 手を離して後からついてくるように言う。 よたよたとバランスの悪い体を動かして必死に霊夢についてきた。 だが、ものの10メートルほどで地面に座り込んでしまう。 「う゛ー! づがれだー!」 仕方なく霊夢はれみりゃを抱きかかえて運ぶ。 そのおかげでゆっぐりゃは上機嫌だった。 「う~♪ おぞらどんでるどぉ~♪」 そのまま行き着いた先は紅魔館であった。 相変わらず中国こと紅美鈴が寝ている。 シエスタなので邪魔してはならないといわれているが、問答無用で霊夢が蹴りを入れる。 が、一瞬で美鈴は目を覚ましそれを受け止めた。 「おはよ」 「何?」 寝起きなので少し不機嫌そうに霊夢を見る美鈴。 しかし霊夢は悪びれもせず要件を言う。 「これおまえのとこのだろ、返しにきたわ」 「なんで持ってくるかな、そいつがうざいことくらいあんただって分かってるでしょうが」 「お前等が買主なんだから責任くらい持てよ」 「こんな生物の誰が飼い主かっ!」 怒号が飛び交う中、ゆっくりゃは一人できゃっきゃと笑っている。 二人はそれが癪に障った。 「やめでぇー♪ れみりゃがぷりでーだからっであらぞわだいでー♪」 その言葉に霊夢は再びゆっくりゃを抱きかかえる。 「ちょっくら加工所」 「いってら」 軽く挨拶すると再び美鈴は眠りにつく。 しかし加工所と言う言葉を聞いたゆっくりゃは驚愕の表情だった。 以前から咲夜に教えられている、加工所と職員という言葉。 この単語が出てきたらまちがいなく自分の身が危ないという事だ。 いくら知能が低いゆっくりゃでも、これだけは何とか理解していた。 「ぶぁー! がごう゛じょいや゛ー! ざぐやー! ざぐやどごー!?」 泣き叫ぶれみりゃに霊夢は焦った。 (ここで泣かれると不味い……アレが……) しかし、時すでに遅くアレが来てしまった。 アレは霊夢の目の前にいきなり現れて怒鳴った。 「ちょっと、うちのれみりゃ様に何してるのよ!」 「ああ、もう」 その声を聞いて霊夢はうんざりとした顔をする。 怒った声の主は十六夜咲夜、ここ紅魔館のメイド長を勤めている。 元々紅魔館の主であるレミリア・スカーレットに忠誠を誓っているのだが、れみりゃが現れてからというもの、本来の主より溺愛してるのではないかという噂が立っていた。 「でたなゆっくり保護団体会長」 「誰が会長よ、あんな醜いゆっくりとれみりゃ様を一緒にしないで欲しいわ」 一緒だろ、と霊夢は突っ込みたくなるが我慢する。 毎度思うのだがれみりゃもうざいのだがそれを擁護するこの咲夜も尋常じゃなくうざい。 よかったな、ここがゆっくり虐待スレで。 「わぁったわよ、んで私はこのれみりゃを返しに来たんだけど」 霊夢は鬱陶しいと思いながらも用件を言う。 咲夜はそれを聞いて睨みながられみりゃを奪った。 「うっうー♪ ざぐやはづよいんだどぉー♪ ぼまえだんでいぢごろだどぉー♪」 「うっせカス死ね、で、咲夜。ちょっとあんたんところの主に用があるんだけど」 そう言うと無表情で咲夜は答える。 「ああ、どうぞ」 こいつ本当に忠誠を誓っているのだろうか。 霊夢はちょっとレミリアが可哀想に思えた。 相変わらずゆっくみりゃは虎の意を借って霊夢を挑発し続けた。 紅魔館に入ってすぐにレミリアの部屋へ向かう。 扉を開けるとレミリアは優雅にお茶の時間を楽しんでいた。 「あら、霊夢が来るなんてめずらしいわね」 レミリアは久しぶりの客人にうれしそうに目を細める。 カリスマ(笑)とは言われているものの、少なくともゆっくりゃよりは『お嬢様』らしい。 「うー♪ れみりゃはこーまがんのおじょーざまだどぉー♪」 しかし、咲夜がゆっくりゃを連れて入ってきた途端、不快なものを見るかのように眉をひそめた。 どうやらレミリアも霊夢と考えている事は一緒のようである。 まぁ普通あれだけやられてむかつかない方がおかしい気もするが。 「咲夜、ちょっと霊夢と二人っきりで話がしたいから出て行って頂戴」 「かしこまりました」 凛とした声で咲夜は一瞬で姿を消す。 まるで忍者かなにかだ。 咲夜が消えたのを確認してからレミリアは鬼のような形相で霊夢に掴みかかった。 「なんであの糞肉まんを連れ戻したのよ!」 「うっさい! 処分するの面倒だからあんたの所に任せようかと思ったのよ!」 「加工所行けばいいじゃない!」 「里の向こう側だから面倒なの!」 ゆっくりは生意気にも人語を話す。 所詮中身が餡子なので簡単な言葉しか喋れないが、覚える言葉がどれも人を小ばかにするようなものばかりなのだ。 しかも、自分の方が人間より上だと思っているからたちが悪い。 「……ったく、しょうがないわね」 レミリアは指を三本突き出す。 「れみりゃを処刑するわ、あんたにも手伝って貰うからこの金でどう?」 指の意味はどうやら金をいくらだすかという事のようだ。 霊夢は少し考えて指を一本増やした。 「これならいいわよ」 「高いわよ、バイトのくせに生意気よ」 「……しょうがないわね、3.5でどう?」 結局、3.2で了承した。 レミリアに仕事の内容を聞き、霊夢は頷く。 こうして霊夢のバイトが始まったのだ。 ■■■ 咲夜には内緒で庭を歩いているれみりゃを捕まえる。 そしてそれを自宅へ連れて帰り地下室へ放りこんだ。 「うー? ここどごぉー?」 見慣れない場所にゆっくりゃはキョロキョロと辺りを見渡す。 そして霊夢はある道具を取り出した。 シンプル虐待アイテム、いわゆる透明な箱(×2)だ。 しかし今回はそれは使わない。 ただ事前に捕獲しておいたゆっくりれいむとゆっくりまりさを捕まえるだけだ。 それを見てゆっくりゃは食欲が湧いたのか、よたよたと近づいて箱を叩き始めた。 ゆっくり二匹は怯えて叫び声を上げるが、防音なのでなにも聞こえない。 「おがじー♪ あ゛まーい゛おがじだどぉー♪」 ゆっくりゃには二匹を甘いお菓子だと思っているようだ。 しかし、ここで二匹を食べさせる訳にはいかないので、小さな箱を取り出す。 「ゆっくりちていってね!」 箱の中からお手玉サイズのゆっくりれいむが出てきた。 透明な箱に入ってるゆっくり達の子供だ。 親たちは早く離してねとでも言うように箱の中で暴れている。 無視してそれをつまんでゆっくりゃに渡す。 「う~♪ おがじ~♪ たーべちゃーうぞー♪」 「ゆっ! あなたはだーれ? ゆっくちできるの?」 ゆっくりゃの恐怖を知らない子れいむは興味心身だ。 しかし、ゆっくりゃが力を込めると顔が少し割れて苦痛の表情を浮かべる。 「い゛だい゛よ゛ーーー! だずげでー!!!」 悲鳴を上げる子れいむだが、問答無用でゆっくりゃの口の中に入れられる。 「ゆぎゅっ、ぎゅぇっ!」 何度か悲鳴をあげたあと、動かなくなる。 ゆっくりゃは何度か咀嚼したあと、ぷっと吐き出す。 「ぺっぺ! ごれまぢゅい! ぽいっ、するのぽいっ!」 べちゃり、と恐怖の表情を浮かべて顔面半分が破けている子れいむが地面に叩きつけられた。 「―――!! ――!!」 親ゆっくり達は鳴きながら箱の中で叫んでいる。 だからわからんっちゅーに。 「どう? まずいでしょ。だからこの箱の中にいる奴も食べちゃダメよ」 「う~ おじょうざまのれみりゃはそんなまじゅいのだべだいど!」 少々不機嫌そうにゆっくりゃが言う。 自然のゆっくりゃなら喜んでたべていただろうがな。 それはさておき、さっきの親ゆっくりたちを解放する。 「おねーさんなんてことするの! あやまってもゆるさないよ!」 「ゆっくりしんでね! ゆっくりごろしのおねーさんはしんでね!」 その言葉に霊夢は青筋を立てる。 霊夢は平等だ。 何事にもひいきしない。 だからこそ、ゆっくりたちに制裁を与えている。 人間には人間の、ゆっくりにはゆっくり制裁を与える。 霊夢は、大体悪さをする人間や妖怪に対しては鉄拳制裁だ。 大体それで事は収まる。 最悪、さらに状況が悪化すれば殺してしまうが、そこまで人間や妖怪は馬鹿ではない。 だが、ゆっくりの場合はどうだろうか。 鉄建制裁を加えてやっても反省する気なし。 勝手に民家に押し入り、食べ物を奪う。 さらに、馬鹿みたいに増え続ける。 だから、大抵は拷問して殺してしまうのだ。 ちゃんと霊夢なりに考えているようだ。 「あんたたち、なんでつかまったか覚えてる?」 「ゆ? しらないよ! はやくあやまってね!」 親れいむは跳ねて怒り出す。 霊夢はそれを捕まえて、いけばなに使う剣山の上に置いた。 「い゛だっ、い゛だい゛っ! ゆ゛っぐりでぎない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!」 逃げ出そうとぴょんぴょん跳ねるが、霊夢に突き飛ばされて元の位置に戻る。 刺さる、飛ぶ、戻る。 繰り返す。 「ごべっだざい! れ゛い゛ぶだじが! がっでに゛! ごばん、だべばじだ!」 ようやく白状したので霊夢を解放する。 足の辺りは刺さった後が残り、気持ちの悪い跡ができていた。 「霊夢は自白したけど、まりさは?」 まりさは今のれいむの光景を見て恐れをなしていた。 あとは分かるだろうがお約束である。 「しらないよ! れいむについていったらかってにたべてたんだよ!」 ゆっくりまりさ定番の嘘である。 まりさの元になっていると言われている霧雨魔理沙(本業泥棒、副業魔法使い)は、人のものをたまに盗み取っていくが、話せば分かる人間である。 度が過ぎて霊夢が鉄建制裁を加えてやれば、渋々と盗んだものを返すところもある。 だが、ゆっくりまりさは違う。 自分がやったことを他人になすりつけ、自分だけは助かろうとする。 そして、自分に利益のあることしかしない。 たとえ愛をはぐくみ、子供を産もうがすぐにゆっくりありすと浮気をしたりする。 そして、自分の子供を『汚い子供』、『いらない子』などと言って、自ら殺す。 正義感のある人間では反吐が出る話だ。 まさに吐き気を催す邪悪である。 親が何も知らぬ子をてめーの都合だけで。(ジョジョ○奇妙な冒険5部参照) 「ゆっ! まりさのうそつき! さいしょにいったのはまりさだよ!」 「ちがうよ! うそをいうれいむはもうきらいだよ! ゆっくりしね!」 二匹はついに体当たり合戦を始める。 大抵、力の強いゆっくりまりさが勝つのだが、今回はちょっとだけ手を加えてやることにした。 「おい、ゆっくりゃ」 霊夢がその光景を不思議そうに見ていたゆっくりゃに声をかける。 「う?」 「こっちの勝手に人のものを食べちゃうゆっくりと、こっちのだまされたゆっくり、悪いのはどっち?」 霊夢の質問にゆっくりゃは無い脳みそというか肉まんを回転させて考える。 これも処刑のために使う知識だ。 「ごっぢ!」 れみりゃが指差したのはゆっくりまりさの方だった。 「そう、正解。じゃあご褒美にまりさを美味しくしてたべさせてあげるね」 「うー☆ ぼんど? わぐわぐー☆」 霊夢は喧嘩中の魔理沙を捕まえて連れて行く。 そして、プリンのカラメルが入った壷の中にぶち込んだ。 「ゆっぶぇ!? がぼぼぼぼぼぼぼぼっ! おぼぼぼっ!」 溺れて何をいっているのか分からない。 一分程度待ってから、霊夢は引き上げる。 まりさは一分近く息を吸えず、ぐったりとしていた。 「ほら、あまーくしたゆっくりまりさよ」 「うー☆ ぷっでぃんのあじがずるー♪ あまあま☆」 ゆっくりゃがまりさに齧りつくと正気を取り戻したらしく、泣き叫ぶ。 「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!! ゆっぐりでぎだいい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 そのまま餡子を吸い尽くされ、さらに普段食べられることの無い皮まで残さず食べた。 れいむはざまをみろとでもいうように冷ややかな目でゆっくりゃを見ていた。 「けぷっ、おいじがっだど~♪」 嬉しそうにダンスを踊るゆっくりゃ。 霊夢はそれを無視してゆっくりれいむに話し掛ける。 「どう? まりさは」 「れいむがまちがってたよ! まりさはしんでとうぜんだね!」 「そうだね、でも一緒に食ったあなたも同罪よ」 ゆっくりれいむを抱きかかえカラメルの壷にぶち込む。 「どぼっじでぇ!? がおぼぼぼぼっ! ゆぼぼぼぼぼぼぼおぼっぼ!」 また一分近くたってから引き上げて、ゆっくりゃに与える。 反応が一緒なのでここは省略。 「んで、あなたはゆっくりをどうおもった?」 「うー♪ あいづらばがだどぉ~♪ やっばりれみりゃのぼうがづよいどぉ~☆」 「そうね、馬鹿って事を認識してるのは正解。だけど――」 次の瞬間ゆっくりゃは顔を変形させて宙を舞う。 「う゛っぐぇあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 地下室をごろごろ転がっていくゆっくりゃ。 立ち上がったときは、地下室の苔や、蜘蛛の巣が顔にまとわり付いていた。 「う゛~ ぐちゃい! ぎだない! ざぐやにいいづげでやる゛! ざぐやー! ざぐやどごー!?」 いつも助けてくれる咲夜がいない。 助けを求めてゆっくりゃは右往左往する。 「助けを求めたってきやしないわ」 今度はゆっくりゃの腕を掴み、雑巾を絞るように捻る。 すると、一瞬ゆっくりゃの腕が膨らんだかと思うと、肉汁と肉をばら撒いて破裂した。(バキ○伝スカーフェイス参照) 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! れ゛み゛りゃのおででがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 自分の千切れた腕を見て悲鳴をあげるゆっくりゃ。 痛みのためか地面をごろごろと転がっている。 「わかったかしら、ゆっくりは皆クズなのよ? 食べられるかいたぶられるしか生きてる価値もないの」 そう霊夢は言う。 こうやって自分の存在はクズだと思い込ませるのだ。 「ぢがうぼん、れみりゃはごーまがんのおじょうざまだもん」 れみりゃは泣きながら文句を言うが霊夢は無視だ。 そしてそのまま地下室を出る。 ゆっくりゃを置いて。 「う゛あ゛ー! だじでー! お゛う゛ぢがえるー!」 叫んでも聞こえないフリ。 蓋を閉めて朝まで待つことにした。 ■■■ 次の日、地下室にいってみる。 ゆっくりゃは立ち上がって霊夢を見ていた。 「どう? 調子は」 「おだがへっだー……ごごがらだじで……」 体は再生しているので、それに体力を費やしてしまって腹が減っているのだろう。 霊夢は問い掛けた。 「ゆっくりれみりあ、あなたはなに?」 「う~……ごーまかんど……おじょーざまだど……」 弱々しくもそう答えるゆっくりゃ。 霊夢は立ち上がって地下室を出た。 「だじ……でぇ」 何か聞こえたが無視。 さらに次の日。 「ゆっくりれみりあ、あなたはなに?」 「……ばがな、ゆっぐりでず……だべだでるだげど……いぎぼどでず……」 そう答えたので霊夢は満足そうにれみりゃを抱きかかえた。 そして三日ぶりに地下室を出る。 「う……まぶちぃ……」 ずっと暗闇の中にいたからか、まぶしすぎて目をこする。 霊夢は紅魔館を目指す。 着いたとき、門番の美鈴がうれしそうに立っていた。 今日という日を待ち焦がれていたのだ。 「よ」 「よっす!」 霊夢の挨拶にさわやかに答える美鈴。 「今から処刑が始まるわ、あなたもくる?」 「もっちろん!」 こうして、紅魔館の広場に巨大な機械と霊夢とゆっくりゃが用意された。 みんな、嬉々としてそれを見守っている。 パチュリーも。 子悪魔も。 レミリアも。 フランも。 美鈴も。 部下の妖精メイド達も。 咲夜と他のゆっくりれみりゃ達は、何が起きているのかわからず戸惑っている。 そして、レミリアが高々と宣言した。 「今より! ゆっくりれみりあの公開処刑を執り行う!」 周りはシンと静まり返った。 実際のところ喜びたいのだが、咲夜が怖いのだ。 「お、おじょ――」 「執行人は博麗の巫女、博麗霊夢!」 霊夢は弱ったゆっくりゃを抱きかかえて機械へ繋がる階段を上る。 「どういうことですかこれは! れみりゃ様はなにも悪い事など!」 「してるわよ、十分」 霊夢が叫ぶ。 「聞いたわ、このゆっくりれみりあは人の本にラクガキするし勝手に物を食べるしせっかく作った料理を台無しにするし紅魔館の主人の料理をぐちゃぐちゃにして、それを怒った妖精メイドをしかりつけるあんたの後ろ舌を出す、最低の生物だってね」 「ちがう! だいたい、大人ならそのくらい我慢できるでしょう!」 その言葉に、聞いている何人かはイラっとしただろう。 だが、言わない。 「我慢の限界ってものがあるのよ、毎日やらかしたとしても言えば聞く子供だったら私達だってなんとかやってくわ。だけどね、こいつは人を侮辱する行為を続け、さらには人の苦労を無駄にする聞き分けの無いただのクズなのよ!」 そう言うと、咲夜は頭に血が上ったのかナイフを取り出した。 「貴様!」 「そうよねぇ? ゆっくりれみりあ?」 再び、辺りは静まり返る。 霊夢はゆっくりゃを地面に立たせて 弱ったゆっくりゃは、よたよたと立ち上がり、答えた。 「れみりゃは……くずで……たべだでづだげど……いじべだでづだげど……ゆっぐりでず」 そう、涙ながらに答えた。 咲夜は絶望する。 しかし無常にも機械は作動した。 機械の正体は、巨大なシュレッター。 たくさんの刃がかみ合い、獲物を飲み込まんとする。 「ほら、行きなさいゆっくりゃ」 「う~……」 一歩一歩、自ら死の道を進むゆっくりゃ。 咲夜は泣き叫んでいくなと言うが、パチュリーの魔法で取り押さえられてしまう。 そして機械の中にゆっくりゃが落ちた。 「い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ぎえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!! い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」 ゆっくりゃが死の淵に叫ぶ断末魔。 刃はゆっくりゃの足を引き裂き、胴まで飲み込む。 「ぎあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!! ざぐやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 最後にはいつも助けてくれたメイドの名前を。 だが、もうメイドは助けてくれない。 刃は、胴から顎へ。 「ぎぇいあg;あ:いえy:iey:gいg:hikhぎprsghp]ithgw]いghspdないh」ighnぱい5wty@0とhtがおふiefg:いいpthうぃwkgjをphakl;snげいあぎぇあyがhkげh[wutow!!!!!!!!」 顎を引きちぎられ、何をいってるのかさえわからない。 あとは、ぐちゃぐちゃと肉を引き裂く音が何度かしただけ。 咲夜と、他のゆっくりれみりあ達は泣き叫んでいた。 「いいかしら! 今この瞬間ゆっくりれみりあは自分のことをくずで最低なゆっくりと同類だということを認めた! すなわち! 他のゆっくりれみりあもゆっくり同等の処置をすると言うことをここに宣言するわ!」 霊夢がそう叫ぶと、まるでリハーサルを行っていたかのように妖精メイド達が敬礼した。 パチュリーはほっとしたように屋敷に戻っていく。 レミリアとフラン、その他全員もとても楽しそうに喜んでいた。 霊夢は賃金を受け取り、帰っていった。 ただ一人、咲夜はその場に泣き崩れていた。 ■■■ あれから、ゆっくりれみりあが見つかるたびに加工所へ行くかその場で処刑されることになった。 今までは、れみりあのバックに咲夜と言う強敵がいたが、今度は人間や妖怪達のバックにレミリアが付いた。 これのおかげで咲夜は手出しできず、ただれみりあが殺されていくのを眺めているのだった。 今日もまた、ゆっくりれみりあの悲鳴がどこからか聞こえる。 すげーくだらないおまけ ジョジョ読んでたら思いついた。 ちょっとはしょってる、コロネ台詞なげーよ。 コロネ「いらぬ心配だが……たしか、ゆっくりまりさと名乗っていたっけか……ヤツは、ひょっとすると……おまえ……死んだふりをしているな!」 5「ジョルノ!?」 コロネ「そしておまえは……考えている、僕がそこまでに登るまで早く……あと数センチ体を動かす事ができれば……そのまま堀の下へ落下して逃れる事ができると……『おにーさんからにげられる!! ゆっくりできるよ!!』と……(中略)そのままじっとしていれば、お菓子はやれないが、なにもしないと約束しよう、ひとつの選択だ、さあどうする? 登っていくぞ、いまからそこへ」 ゴゴゴゴゴ ガシィッ! まりさ「おにーさん! ゆっくりおかしちょうだいね!」 5「あッ! ああッ!!」 ドパアァアン まりさ「ゆぐあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?!?!?!」 コロネ「喋ったのは時間が欲しかったからだ、さっきお前にくれてやったお菓子が成長してお前の体に帰るのを待つ時間がな、お菓子にはクワガタになって戻った。さっき与えたときに与えといたんだ『ゴールド・E』の『生命』をな……おまえが死んでいようが生きていようがおまえの止めを確実に刺すためにな」 ドドドドドドドド まりさ「ざっぎ……じっどじでれば……なにもじだいっで……」 コロネ「自分を知れ……そんなオイシイ話があると思うのか? お前の様なゆっくりに……」 まりさ「なんてひどいひry」 コロネ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!!! まりさ「ゆ゛っぐり゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」 コロネ「無駄ァァァァ!!!」 クルッ (燃えるゴミは月・水・金) ドグシャァァッ あとがき こんにちわ、デッドラの人です。 これからも書き続けていってシリーズ物とかの場合検索するの面倒そうなので名前つけようかと思ってます。 神社バイトです今後ともよろしく。 見たことある名前でも気にしないで このSSに感想を付ける
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ゆっくりいじめ ゆっくりまりされいむれみりゃがでるよゆっくりしていってね 楽園の素敵な巫女さんこと博麗霊夢。 彼女はめったに怒ったりしない。 だが、唯一つだけ彼女を怒らせる方法があった。 「ゆっくりしていってね!!」 そう、ゆっくり饅頭である。 この饅頭が現れると霊夢はあからさまに怪訝な顔をする。 饅頭たちは、彼女に殺意を沸かせる事が得意である。 怒った彼女を見ることができるのはゆっくりがいるときだけだ、とも言われていた。 「で、なんであんたらはいるのよ」 霊夢はため息をつきながら目の前を跳ね回っているゆっくりまりさに聞く。 今回は二匹のゆっくりまりさだった。 「ここはまりさのおうちだよ! ゆっくりできないおねーさんはでていってね!」 「いらないおねーさんはでてってね!」 「ちがうわよここは……もういいわ」 あまりにもテンプレな会話なので霊夢はあきらめてまりさの頬をかるくつねる。 まりさは霊夢を見ていた。 ただ、痛みは無かったため何も言わずにきょとんとして頭にはてなマークを出していた。 「せいっ」 いきなり霊夢が一声上げて、力を込めてゆっくりまりさをつねり、皮にねじ込む。 途端にゆっくりまりさは悲鳴を上げる。 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛!! ゆっぐり゛でぎな゛い゛よ゛!」 「うるさい黙れ饅頭野郎」 さらに霊夢はつねったまま持ち上げ、手を離す。 「ゆっ?!」 一瞬解放されてまりさはこのまま逃げ出そうと考えたが、地面に着地する前に霊夢に蹴り飛ばされた。 ゆっくりまりさはそのまま宙を飛び、柱にぶつかって餡子を噴出す。 「ぎぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」 びちゃびちゃと噴出した餡子は霊夢の顔を汚す。 顔にかかった餡子を指で掬い取って舐めると、とても嬉しそうな顔をした。 「ん~あっまい、相変わらずあんたらの餡子はおいしいわね、むかつくけど」 ゆっくりまりさは地面に転がり、虫の息になりながらもその場を這いつくばっていた。 さすが饅頭、餡子がなくならないかぎり死なない。 霊夢は逃げ出そうとするもう一匹のゆっくりまりさを捕まえ、足元へやる。 「おねーさんとはゆっくりできないよ! おうちかえる! あっちのまりさをあげるからゆるしてね!」 自分勝手なことを抜かすゆっくりまりさに霊夢の眉間はぴくぴくと動く。 「おうちなんてないわよ」 「ゆ?」 ゆっくりまりさが首(生首)をかしげた途端、眉間辺りを踏み潰された。 「びぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!! ゆ゛っぐり゛い゛い゛い゛い゛!!」 目玉が飛び出し、破けた頭の皮から餡子がどろどろと溢れる。 霊夢は懐に持っていたビンでそれを回収すると、足をスライドさせる。 「ゆ゛ぐっ」 破裂した頭の上に山盛りになった餡子を地面になすりつけ、再生できなくさせる。 そして死にかけだったもう一体のゆっくりまりさの体にビンを突っ込む。 「あごっ! がぼぼぼぼぼぼぼ!!! ゆ゛っぐり゛ぃ゛……」 いっぱいになった所でビンを引き抜く。 餡子を大量に失ったゆっくりまりさはもはや再生する余地もなく死んでしまった。 あとはお札で残った体を燃やして終了。 「ふぅ、今日はお汁粉でもつくるかな」 ビンいっぱいに入った餡子を見て霊夢は嬉しそうに笑う。 とても可愛らしい笑顔で霊夢かわいいよ霊夢。 ……失敬、どうやらあまり彼女を怒らせることができなかったようだ。 そんな時、神社の脇の草むらががさがさとうごめいた。 「はぁ、やっぱり来たわね」 笑顔が一変疲れたようなため息をつく。 それでもかわいよ霊夢。 「うっうー♪」 草むらから出てきたのはゆっくりれみりゃことゆっくりゃだった。 珍しいタイプの体付きで、よたよたと重い肉まん頭を揺らしながらやってくる。 ゆっくりまりさの餡子の匂いに惹かれてきたのだろう。 「あら、こんにちわ」 霊夢は冷ややかに挨拶をする。 そんな態度に気づかぬゆっくりゃは笑顔でうーうー言っていた。 「おかしくれないとた~べちゃうぞ~、ぎゃお~♪」 出会い頭にそれかよ、と霊夢は呆れた。 毎度の事ながらこのゆっくみりゃには困る。 菓子を要求するわクレヨンをよこせだあそべだなにやら。 しかも霊夢が栗饅頭をさしだすと、 「う゛~!ぢがう゛!ぶっでぃんがいいの゛!ぶっでぃん!」 と言って霊夢の手から叩き落とす。 「じゃあ自分の家で食べれば良いでしょ!」 と怒鳴れば、 「ざぐや゛にい゛い゛づげぢゃう゛ぞ! ばぁーが!」 と相変わらずテンプレな返しをする。 ここでぶん殴ってしまえば定番になってしまうのでなんとかしてこのゆっくりゃを陥れる方法を考える。 「そうだ、ぷりんがいいのよね?」 「ぢがう゛! ぶっでぃんなの!」 うっぜえええええええええええええええええ!!!!!! なんでこんな豚に訂正されにゃならんのだ! 霊夢は頭の中で絶叫する。 今の彼女の脳内シミュレーション内ではゆっくりゃはズタボロミンチにされたあと、サッカーボールにされて里の子供に与える所まで行った。 ほどよい感じにイライラしてるようです。 「一緒でしょ、まぁいいからそれが食べたいのね?」 「うー♪ うー♪」 先程の表情がころっと変わり、ゆっくりゃは笑顔で踊り始めた。 体と頭の比率が微妙なので、よてよてとバランスの悪い踊り方をする。 「準備するからそこでまってて」 「うー、はやくしないとたーべちゃーうぞー♪」 調子に乗ってぴょんぴょん跳ねるれみりゃをみた後、霊夢は家に戻った。 まず道具となる木の杭を探す。 そしてある液体の入ったビンを探した。 道具を集めた後、ゆっくりゃのいる外へ出る。 「おまたせ」 「うっう~♪ ぶっでぃんどご~?」 霊夢が手に持っていないことを見るときょろきょろと辺りを見渡す。 「今から魔法をつかって出さなくちゃいけないの、でもそれを見られてはプリンは食べられなくなってしまうの」 「う゛~!! ぶっでぃんだべられ゛な゛い゛のや゛だー!!」 食べられない、というところだけ理解したのか醜い顔をして泣き喚く。 本当にこの生物は人に殺意を覚えさせるのがうまい。 「だから、あなたが目をちょっとだけ瞑って口を開いてくれればたべられるのよ?」 「う~、あーん」 単純な思考なのであっさり目を閉じて口を開いた。 そして霊夢が道具を取り出そうとしたとき。 「ぐらいよ゛ー! ざぐや゛ー!!」 ものの三秒で喚きたてる。 自分で目を閉じてわからなくなるってお前は野生生物としてはどうなんだ。 「泣き止まないとプティングあげないわよ」 霊夢が言うと、ゆっくりゃはえぐえぐと鼻と口から肉汁をこぼしながら泣き止んだ。 きめぇ。 「ほーら、ぴーりかぴりららなんとかぺんてると~♪」 どこかで聞いたような呪文を唱えて霊夢は木の杭を口をあけたれみりゃに突き立てた。 「う゛っ!?」 ゆっくりゃは目を見開いて自分の口を見る。 そこには口にちょうど入るくらいの太さの杭が刺さって自分の後頭部を貫通していた。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!ばぶやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 「うるせええええええええええええ!!」 霊夢はゆっくりゃの腕を持ち、体を浮かせて顎に足を押し付ける。 「う゛ぐぎゅぎゅぎゅ! ざ、ぐっ……や゛!」 「暴れないでよ~」 そして腕を持ったまま、足で思い切り顎を蹴った。 ゆっくりゃは後ろへ吹っ飛んだが、その場に落ちた霊夢の手にはゆっくりゃの腕があった。 「ぎゅぎゃぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!! びだい゛びょ゛ぉ゛お゛お゛お゛!!」 霊夢は自分の手に握られているゆっくりゃの腕を見た。 断面からは肉汁がぽたぽたと垂れている。 「よくできてるわねぇ、これは血かしら? 油かしら?」 吹っ飛ばされたゆっくりゃはなおも立ち上がり、ぼてぼてと逃げ出そうとする。 さすが肉まん、頭の中身がなくならないと駄目ってか。 「ざぐやにい゛い゛じゅげでやぶ……ばぁーが! ばぁーが!」 「逃がすかコルァッ!!」 あ、ついに怒りが限界来たみたいです。 やくざさながらの声を上げて霊夢は走り出し、ゆっくりゃの背中の羽をむしりとる。 「てめぇを見てるとむかつくんだよぉ!! いつもいつものこのこ出てきやがってざぐやー!って座薬決にぶち込まれてぇのか!! あ!?」 鬼のような形相とはまさにこのこと。 でも怒った顔もかわいいよ霊夢。 「ざ、ぐ……や……、い゛だい゛よ゛……」 足と体と杭の刺さった頭だけになったゆっくりゃはなおも逃げ出そうと這いずる。 というより杭が口に刺さっているというのにこいつはやたら元気だ。 「せぇいやっ!」 足を足で踏み潰し、芋虫のようにうごくゆっくりゃの口に刺さった杭をひっぱり、地面に刺す。 一日もたてば、この体は修復されるのだろうが、そんなことはさせない。 「これなーんだ」 霊夢はビンの中に入った液体を見せる。 中身は黒ずんでいて、妖しげだった。 「え、えぐ……ぶっでぃん……?」 「これのどこがプティングだよ、うるしだ馬鹿」 そう言ってビンのふたを開けてゆっくりゃの顔にぶちまける。 さて皆さん知っての通りうるしに触れるとかぶれる。 そして傷だらけのゆっくりゃがそれをかぶったらどうなるしょーか? ちっちっちっちっち、アンサーチェック! デーデーデ! 答え、悲鳴と肉汁による二重奏。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 口に入ったうるしはちょうどいい具合に杭の刺さった傷口にあたり、そこがしみてゆっくりゃは肉汁を吐き出す。 さらーに、とりだしましたるは蜂蜜。 これをまんべんなく体に塗ります。 「さて、今回はこれでお終い。明日解放してあげるわ、生きてたらね」 霊夢はいままでの怒りが嘘のようにふっとび、ため息をついて家に帰った。 やっぱり霊夢可愛いよ。 次の日。 霊夢がゆっくりゃの様子を見に行くと、ゆっくりゃの顔は穴だらけの虫だらけで女性だったら鳥肌ものの状態だった。 もちろんゆっくりゃは絶命していて、顔は恐怖に引きつっていた。 霊夢は虫ごとゆっくりゃを燃やして捨てると、朝食を食べに家に戻る。 すると、台所から声がした。 「うっめ、これめっちゃうっめ!」 ほほう、と霊夢は引きつった笑いを浮かべて台所にいく。 まだ彼女の怒りはとめられそうにありません。 案の定ゆっくりが台所の飯を全部平らげていた。 しかも2匹の子供づれで。 さらに加えれば霊夢の好きなゆっくりれいむだった。 「ゆっ!?」 母ゆっくりが霊夢に気が付いたのか、跳ねて近づいてくる。 「おねーさんここはれいむの家だからでていってね」 おなじみの言葉を問答無用で母ゆっくりを踏み潰す。 台所に餡子が飛び散った。 「ゆうううううううううううううううううううう!!!」 「お゛がーざああああああああああああああん!!」 子ゆっくりは悲鳴をあげて母ゆっくりに擦り寄る。 涙で皮をふやかしながらきっと子ゆっくりは霊夢を睨んだ。 「おがーさんをごろじだおねーさんはゆっぐりじんでね!」 そう言いながら体当たりを繰り返す。 小さすぎてたいしたダメージにもならない。 「はっはっは、死ぬのはお前だよ阿呆」 体当たりをしている子ゆっくりをつかまえ、空きビンに入れる。 大きさは子ゆっくりが入っても数ミリスペースがあるくらい。 「ゆっ!? ここせまいよ! ゆっくりだしてね!」 「うっせ、饅頭うっせ」 そう呟いて霊夢は子ゆっくりが入ったビンをシェイクする。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!」 「おねーさんなにするの! ゆっくりしね!」 霊夢が高速シェイクしている間、下でもう一匹の子ゆっくりが体当たりをする。 もちろんノーダメージ。 「ゆぶっ、ぶぇっ! げぅ゛、え゛っ、ゆ゛っぎり゛ぃ゛……!」 シェイクしていくうちに、だんだん声が小さくなる。 霊夢が手を止めたときには、皮はほとんど無くビンの中身は餡子でいっぱいだった。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 ビンの中の子ゆっくり(だったもの)を見てもう一匹が震え上がる。 逃げ出そうとするが霊夢につままれる。 「ゆっ、ゆっ!」 「朝ごはん食べてないから代わりに食べられていってね」 霊夢はそのままゆっくりを口に放り込んだ。 そしてそのまま噛み砕く。 「ゆぶっ、ゆ゛っ! ぐぇっ、ぎゅう゛っ!」 霊夢の口に生きたまま蹂躙されるなんてうらやまし、もといなんておぞましい事か。 ……そうでもないか、ゆっくりだし。 「ゆっくりうめぇ」 そう呟いて霊夢は台所の掃除を始めた。 いかがだっただろうか、怒った姿の霊夢は。 しかし、霊夢を怒らせると怖いと言う事がよくわかったので皆も気をつけよう。 ちなみに霊夢が今回作った餡子は皆でおいしくいただきました。 めでたしめでたし あとがき スレに書き込めない異常事態の中で。 この作品はお好きにどうぞ あーゆっくりぶっつぶしたい おもにゆっくりゃ
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霊夢のバイト 「うっうー♪ れみりゃだどぅ~♪」 五月蝿い鳴き声とともに博麗霊夢の家にゆっくりれみりゃが入ってきた。 霊夢はうんざりした様子でそいつの頭を掴む。 「な゛に゛ずる゛どぉ~! ばな゛ざだい゛どざぐや゛に゛い゛い゛づげる゛どぉ~!」 「あらごめんなさい、あなたに甘いものを食べさせようと思って。」 冷たい目で霊夢がそう呟くと、途端にれみりゃの顔が笑顔に変わる。 「う~♪ はやぐあんだいずるどぉ~、たーべちゃーうぞー♪」 すぐさま地面に叩きつけたくなる衝動を押さえ霊夢は外に出た。 手を離して後からついてくるように言う。 よたよたとバランスの悪い体を動かして必死に霊夢についてきた。 だが、ものの10メートルほどで地面に座り込んでしまう。 「う゛ー! づがれだー!」 仕方なく霊夢はれみりゃを抱きかかえて運ぶ。 そのおかげでゆっぐりゃは上機嫌だった。 「う~♪ おぞらどんでるどぉ~♪」 そのまま行き着いた先は紅魔館であった。 相変わらず中国こと紅美鈴が寝ている。 シエスタなので邪魔してはならないといわれているが、問答無用で霊夢が蹴りを入れる。 が、一瞬で美鈴は目を覚ましそれを受け止めた。 「おはよ」 「何?」 寝起きなので少し不機嫌そうに霊夢を見る美鈴。 しかし霊夢は悪びれもせず要件を言う。 「これおまえのとこのだろ、返しにきたわ」 「なんで持ってくるかな、そいつがうざいことくらいあんただって分かってるでしょうが」 「お前等が買主なんだから責任くらい持てよ」 「こんな生物の誰が飼い主かっ!」 怒号が飛び交う中、ゆっくりゃは一人できゃっきゃと笑っている。 二人はそれが癪に障った。 「やめでぇー♪ れみりゃがぷりでーだからっであらぞわだいでー♪」 その言葉に霊夢は再びゆっくりゃを抱きかかえる。 「ちょっくら加工所」 「いってら」 軽く挨拶すると再び美鈴は眠りにつく。 しかし加工所と言う言葉を聞いたゆっくりゃは驚愕の表情だった。 以前から咲夜に教えられている、加工所と職員という言葉。 この単語が出てきたらまちがいなく自分の身が危ないという事だ。 いくら知能が低いゆっくりゃでも、これだけは何とか理解していた。 「ぶぁー! がごう゛じょいや゛ー! ざぐやー! ざぐやどごー!?」 泣き叫ぶれみりゃに霊夢は焦った。 (ここで泣かれると不味い……アレが……) しかし、時すでに遅くアレが来てしまった。 アレは霊夢の目の前にいきなり現れて怒鳴った。 「ちょっと、うちのれみりゃ様に何してるのよ!」 「ああ、もう」 その声を聞いて霊夢はうんざりとした顔をする。 怒った声の主は十六夜咲夜、ここ紅魔館のメイド長を勤めている。 元々紅魔館の主であるレミリア・スカーレットに忠誠を誓っているのだが、れみりゃが現れてからというもの、本来の主より溺愛してるのではないかという噂が立っていた。 「でたなゆっくり保護団体会長」 「誰が会長よ、あんな醜いゆっくりとれみりゃ様を一緒にしないで欲しいわ」 一緒だろ、と霊夢は突っ込みたくなるが我慢する。 毎度思うのだがれみりゃもうざいのだがそれを擁護するこの咲夜も尋常じゃなくうざい。 よかったな、ここがゆっくり虐待スレで。 「わぁったわよ、んで私はこのれみりゃを返しに来たんだけど」 霊夢は鬱陶しいと思いながらも用件を言う。 咲夜はそれを聞いて睨みながられみりゃを奪った。 「うっうー♪ ざぐやはづよいんだどぉー♪ ぼまえだんでいぢごろだどぉー♪」 「うっせカス死ね、で、咲夜。ちょっとあんたんところの主に用があるんだけど」 そう言うと無表情で咲夜は答える。 「ああ、どうぞ」 こいつ本当に忠誠を誓っているのだろうか。 霊夢はちょっとレミリアが可哀想に思えた。 相変わらずゆっくみりゃは虎の意を借って霊夢を挑発し続けた。 紅魔館に入ってすぐにレミリアの部屋へ向かう。 扉を開けるとレミリアは優雅にお茶の時間を楽しんでいた。 「あら、霊夢が来るなんてめずらしいわね」 レミリアは久しぶりの客人にうれしそうに目を細める。 カリスマ(笑)とは言われているものの、少なくともゆっくりゃよりは『お嬢様』らしい。 「うー♪ れみりゃはこーまがんのおじょーざまだどぉー♪」 しかし、咲夜がゆっくりゃを連れて入ってきた途端、不快なものを見るかのように眉をひそめた。 どうやらレミリアも霊夢と考えている事は一緒のようである。 まぁ普通あれだけやられてむかつかない方がおかしい気もするが。 「咲夜、ちょっと霊夢と二人っきりで話がしたいから出て行って頂戴」 「かしこまりました」 凛とした声で咲夜は一瞬で姿を消す。 まるで忍者かなにかだ。 咲夜が消えたのを確認してからレミリアは鬼のような形相で霊夢に掴みかかった。 「なんであの糞肉まんを連れ戻したのよ!」 「うっさい! 処分するの面倒だからあんたの所に任せようかと思ったのよ!」 「加工所行けばいいじゃない!」 「里の向こう側だから面倒なの!」 ゆっくりは生意気にも人語を話す。 所詮中身が餡子なので簡単な言葉しか喋れないが、覚える言葉がどれも人を小ばかにするようなものばかりなのだ。 しかも、自分の方が人間より上だと思っているからたちが悪い。 「……ったく、しょうがないわね」 レミリアは指を三本突き出す。 「れみりゃを処刑するわ、あんたにも手伝って貰うからこの金でどう?」 指の意味はどうやら金をいくらだすかという事のようだ。 霊夢は少し考えて指を一本増やした。 「これならいいわよ」 「高いわよ、バイトのくせに生意気よ」 「……しょうがないわね、3.5でどう?」 結局、3.2で了承した。 レミリアに仕事の内容を聞き、霊夢は頷く。 こうして霊夢のバイトが始まったのだ。 ■■■ 咲夜には内緒で庭を歩いているれみりゃを捕まえる。 そしてそれを自宅へ連れて帰り地下室へ放りこんだ。 「うー? ここどごぉー?」 見慣れない場所にゆっくりゃはキョロキョロと辺りを見渡す。 そして霊夢はある道具を取り出した。 シンプル虐待アイテム、いわゆる透明な箱(×2)だ。 しかし今回はそれは使わない。 ただ事前に捕獲しておいたゆっくりれいむとゆっくりまりさを捕まえるだけだ。 それを見てゆっくりゃは食欲が湧いたのか、よたよたと近づいて箱を叩き始めた。 ゆっくり二匹は怯えて叫び声を上げるが、防音なのでなにも聞こえない。 「おがじー♪ あ゛まーい゛おがじだどぉー♪」 ゆっくりゃには二匹を甘いお菓子だと思っているようだ。 しかし、ここで二匹を食べさせる訳にはいかないので、小さな箱を取り出す。 「ゆっくりちていってね!」 箱の中からお手玉サイズのゆっくりれいむが出てきた。 透明な箱に入ってるゆっくり達の子供だ。 親たちは早く離してねとでも言うように箱の中で暴れている。 無視してそれをつまんでゆっくりゃに渡す。 「う~♪ おがじ~♪ たーべちゃーうぞー♪」 「ゆっ! あなたはだーれ? ゆっくちできるの?」 ゆっくりゃの恐怖を知らない子れいむは興味心身だ。 しかし、ゆっくりゃが力を込めると顔が少し割れて苦痛の表情を浮かべる。 「い゛だい゛よ゛ーーー! だずげでー!!!」 悲鳴を上げる子れいむだが、問答無用でゆっくりゃの口の中に入れられる。 「ゆぎゅっ、ぎゅぇっ!」 何度か悲鳴をあげたあと、動かなくなる。 ゆっくりゃは何度か咀嚼したあと、ぷっと吐き出す。 「ぺっぺ! ごれまぢゅい! ぽいっ、するのぽいっ!」 べちゃり、と恐怖の表情を浮かべて顔面半分が破けている子れいむが地面に叩きつけられた。 「―――!! ――!!」 親ゆっくり達は鳴きながら箱の中で叫んでいる。 だからわからんっちゅーに。 「どう? まずいでしょ。だからこの箱の中にいる奴も食べちゃダメよ」 「う~ おじょうざまのれみりゃはそんなまじゅいのだべだいど!」 少々不機嫌そうにゆっくりゃが言う。 自然のゆっくりゃなら喜んでたべていただろうがな。 それはさておき、さっきの親ゆっくりたちを解放する。 「おねーさんなんてことするの! あやまってもゆるさないよ!」 「ゆっくりしんでね! ゆっくりごろしのおねーさんはしんでね!」 その言葉に霊夢は青筋を立てる。 霊夢は平等だ。 何事にもひいきしない。 だからこそ、ゆっくりたちに制裁を与えている。 人間には人間の、ゆっくりにはゆっくり制裁を与える。 霊夢は、大体悪さをする人間や妖怪に対しては鉄拳制裁だ。 大体それで事は収まる。 最悪、さらに状況が悪化すれば殺してしまうが、そこまで人間や妖怪は馬鹿ではない。 だが、ゆっくりの場合はどうだろうか。 鉄建制裁を加えてやっても反省する気なし。 勝手に民家に押し入り、食べ物を奪う。 さらに、馬鹿みたいに増え続ける。 だから、大抵は拷問して殺してしまうのだ。 ちゃんと霊夢なりに考えているようだ。 「あんたたち、なんでつかまったか覚えてる?」 「ゆ? しらないよ! はやくあやまってね!」 親れいむは跳ねて怒り出す。 霊夢はそれを捕まえて、いけばなに使う剣山の上に置いた。 「い゛だっ、い゛だい゛っ! ゆ゛っぐりでぎない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!」 逃げ出そうとぴょんぴょん跳ねるが、霊夢に突き飛ばされて元の位置に戻る。 刺さる、飛ぶ、戻る。 繰り返す。 「ごべっだざい! れ゛い゛ぶだじが! がっでに゛! ごばん、だべばじだ!」 ようやく白状したので霊夢を解放する。 足の辺りは刺さった後が残り、気持ちの悪い跡ができていた。 「霊夢は自白したけど、まりさは?」 まりさは今のれいむの光景を見て恐れをなしていた。 あとは分かるだろうがお約束である。 「しらないよ! れいむについていったらかってにたべてたんだよ!」 ゆっくりまりさ定番の嘘である。 まりさの元になっていると言われている霧雨魔理沙(本業泥棒、副業魔法使い)は、人のものをたまに盗み取っていくが、話せば分かる人間である。 度が過ぎて霊夢が鉄建制裁を加えてやれば、渋々と盗んだものを返すところもある。 だが、ゆっくりまりさは違う。 自分がやったことを他人になすりつけ、自分だけは助かろうとする。 そして、自分に利益のあることしかしない。 たとえ愛をはぐくみ、子供を産もうがすぐにゆっくりありすと浮気をしたりする。 そして、自分の子供を『汚い子供』、『いらない子』などと言って、自ら殺す。 正義感のある人間では反吐が出る話だ。 まさに吐き気を催す邪悪である。 親が何も知らぬ子をてめーの都合だけで。(ジョジョ○奇妙な冒険5部参照) 「ゆっ! まりさのうそつき! さいしょにいったのはまりさだよ!」 「ちがうよ! うそをいうれいむはもうきらいだよ! ゆっくりしね!」 二匹はついに体当たり合戦を始める。 大抵、力の強いゆっくりまりさが勝つのだが、今回はちょっとだけ手を加えてやることにした。 「おい、ゆっくりゃ」 霊夢がその光景を不思議そうに見ていたゆっくりゃに声をかける。 「う?」 「こっちの勝手に人のものを食べちゃうゆっくりと、こっちのだまされたゆっくり、悪いのはどっち?」 霊夢の質問にゆっくりゃは無い脳みそというか肉まんを回転させて考える。 これも処刑のために使う知識だ。 「ごっぢ!」 れみりゃが指差したのはゆっくりまりさの方だった。 「そう、正解。じゃあご褒美にまりさを美味しくしてたべさせてあげるね」 「うー☆ ぼんど? わぐわぐー☆」 霊夢は喧嘩中の魔理沙を捕まえて連れて行く。 そして、プリンのカラメルが入った壷の中にぶち込んだ。 「ゆっぶぇ!? がぼぼぼぼぼぼぼぼっ! おぼぼぼっ!」 溺れて何をいっているのか分からない。 一分程度待ってから、霊夢は引き上げる。 まりさは一分近く息を吸えず、ぐったりとしていた。 「ほら、あまーくしたゆっくりまりさよ」 「うー☆ ぷっでぃんのあじがずるー♪ あまあま☆」 ゆっくりゃがまりさに齧りつくと正気を取り戻したらしく、泣き叫ぶ。 「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!! ゆっぐりでぎだいい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 そのまま餡子を吸い尽くされ、さらに普段食べられることの無い皮まで残さず食べた。 れいむはざまをみろとでもいうように冷ややかな目でゆっくりゃを見ていた。 「けぷっ、おいじがっだど~♪」 嬉しそうにダンスを踊るゆっくりゃ。 霊夢はそれを無視してゆっくりれいむに話し掛ける。 「どう? まりさは」 「れいむがまちがってたよ! まりさはしんでとうぜんだね!」 「そうだね、でも一緒に食ったあなたも同罪よ」 ゆっくりれいむを抱きかかえカラメルの壷にぶち込む。 「どぼっじでぇ!? がおぼぼぼぼっ! ゆぼぼぼぼぼぼぼおぼっぼ!」 また一分近くたってから引き上げて、ゆっくりゃに与える。 反応が一緒なのでここは省略。 「んで、あなたはゆっくりをどうおもった?」 「うー♪ あいづらばがだどぉ~♪ やっばりれみりゃのぼうがづよいどぉ~☆」 「そうね、馬鹿って事を認識してるのは正解。だけど――」 次の瞬間ゆっくりゃは顔を変形させて宙を舞う。 「う゛っぐぇあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 地下室をごろごろ転がっていくゆっくりゃ。 立ち上がったときは、地下室の苔や、蜘蛛の巣が顔にまとわり付いていた。 「う゛~ ぐちゃい! ぎだない! ざぐやにいいづげでやる゛! ざぐやー! ざぐやどごー!?」 いつも助けてくれる咲夜がいない。 助けを求めてゆっくりゃは右往左往する。 「助けを求めたってきやしないわ」 今度はゆっくりゃの腕を掴み、雑巾を絞るように捻る。 すると、一瞬ゆっくりゃの腕が膨らんだかと思うと、肉汁と肉をばら撒いて破裂した。(バキ○伝スカーフェイス参照) 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! れ゛み゛りゃのおででがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 自分の千切れた腕を見て悲鳴をあげるゆっくりゃ。 痛みのためか地面をごろごろと転がっている。 「わかったかしら、ゆっくりは皆クズなのよ? 食べられるかいたぶられるしか生きてる価値もないの」 そう霊夢は言う。 こうやって自分の存在はクズだと思い込ませるのだ。 「ぢがうぼん、れみりゃはごーまがんのおじょうざまだもん」 れみりゃは泣きながら文句を言うが霊夢は無視だ。 そしてそのまま地下室を出る。 ゆっくりゃを置いて。 「う゛あ゛ー! だじでー! お゛う゛ぢがえるー!」 叫んでも聞こえないフリ。 蓋を閉めて朝まで待つことにした。 ■■■ 次の日、地下室にいってみる。 ゆっくりゃは立ち上がって霊夢を見ていた。 「どう? 調子は」 「おだがへっだー……ごごがらだじで……」 体は再生しているので、それに体力を費やしてしまって腹が減っているのだろう。 霊夢は問い掛けた。 「ゆっくりれみりあ、あなたはなに?」 「う~……ごーまかんど……おじょーざまだど……」 弱々しくもそう答えるゆっくりゃ。 霊夢は立ち上がって地下室を出た。 「だじ……でぇ」 何か聞こえたが無視。 さらに次の日。 「ゆっくりれみりあ、あなたはなに?」 「……ばがな、ゆっぐりでず……だべだでるだげど……いぎぼどでず……」 そう答えたので霊夢は満足そうにれみりゃを抱きかかえた。 そして三日ぶりに地下室を出る。 「う……まぶちぃ……」 ずっと暗闇の中にいたからか、まぶしすぎて目をこする。 霊夢は紅魔館を目指す。 着いたとき、門番の美鈴がうれしそうに立っていた。 今日という日を待ち焦がれていたのだ。 「よ」 「よっす!」 霊夢の挨拶にさわやかに答える美鈴。 「今から処刑が始まるわ、あなたもくる?」 「もっちろん!」 こうして、紅魔館の広場に巨大な機械と霊夢とゆっくりゃが用意された。 みんな、嬉々としてそれを見守っている。 パチュリーも。 子悪魔も。 レミリアも。 フランも。 美鈴も。 部下の妖精メイド達も。 咲夜と他のゆっくりれみりゃ達は、何が起きているのかわからず戸惑っている。 そして、レミリアが高々と宣言した。 「今より! ゆっくりれみりあの公開処刑を執り行う!」 周りはシンと静まり返った。 実際のところ喜びたいのだが、咲夜が怖いのだ。 「お、おじょ――」 「執行人は博麗の巫女、博麗霊夢!」 霊夢は弱ったゆっくりゃを抱きかかえて機械へ繋がる階段を上る。 「どういうことですかこれは! れみりゃ様はなにも悪い事など!」 「してるわよ、十分」 霊夢が叫ぶ。 「聞いたわ、このゆっくりれみりあは人の本にラクガキするし勝手に物を食べるしせっかく作った料理を台無しにするし紅魔館の主人の料理をぐちゃぐちゃにして、それを怒った妖精メイドをしかりつけるあんたの後ろ舌を出す、最低の生物だってね」 「ちがう! だいたい、大人ならそのくらい我慢できるでしょう!」 その言葉に、聞いている何人かはイラっとしただろう。 だが、言わない。 「我慢の限界ってものがあるのよ、毎日やらかしたとしても言えば聞く子供だったら私達だってなんとかやってくわ。だけどね、こいつは人を侮辱する行為を続け、さらには人の苦労を無駄にする聞き分けの無いただのクズなのよ!」 そう言うと、咲夜は頭に血が上ったのかナイフを取り出した。 「貴様!」 「そうよねぇ? ゆっくりれみりあ?」 再び、辺りは静まり返る。 霊夢はゆっくりゃを地面に立たせて 弱ったゆっくりゃは、よたよたと立ち上がり、答えた。 「れみりゃは……くずで……たべだでづだげど……いじべだでづだげど……ゆっぐりでず」 そう、涙ながらに答えた。 咲夜は絶望する。 しかし無常にも機械は作動した。 機械の正体は、巨大なシュレッター。 たくさんの刃がかみ合い、獲物を飲み込まんとする。 「ほら、行きなさいゆっくりゃ」 「う~……」 一歩一歩、自ら死の道を進むゆっくりゃ。 咲夜は泣き叫んでいくなと言うが、パチュリーの魔法で取り押さえられてしまう。 そして機械の中にゆっくりゃが落ちた。 「い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ぎえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!! い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」 ゆっくりゃが死の淵に叫ぶ断末魔。 刃はゆっくりゃの足を引き裂き、胴まで飲み込む。 「ぎあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!! ざぐやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 最後にはいつも助けてくれたメイドの名前を。 だが、もうメイドは助けてくれない。 刃は、胴から顎へ。 「ぎぇいあg;あ:いえy:iey:gいg:hikhぎprsghp]ithgw]いghspdないh」ighnぱい5wty@0とhtがおふiefg:いいpthうぃwkgjをphakl;snげいあぎぇあyがhkげh[wutow!!!!!!!!」 顎を引きちぎられ、何をいってるのかさえわからない。 あとは、ぐちゃぐちゃと肉を引き裂く音が何度かしただけ。 咲夜と、他のゆっくりれみりあ達は泣き叫んでいた。 「いいかしら! 今この瞬間ゆっくりれみりあは自分のことをくずで最低なゆっくりと同類だということを認めた! すなわち! 他のゆっくりれみりあもゆっくり同等の処置をすると言うことをここに宣言するわ!」 霊夢がそう叫ぶと、まるでリハーサルを行っていたかのように妖精メイド達が敬礼した。 パチュリーはほっとしたように屋敷に戻っていく。 レミリアとフラン、その他全員もとても楽しそうに喜んでいた。 霊夢は賃金を受け取り、帰っていった。 ただ一人、咲夜はその場に泣き崩れていた。 ■■■ あれから、ゆっくりれみりあが見つかるたびに加工所へ行くかその場で処刑されることになった。 今までは、れみりあのバックに咲夜と言う強敵がいたが、今度は人間や妖怪達のバックにレミリアが付いた。 これのおかげで咲夜は手出しできず、ただれみりあが殺されていくのを眺めているのだった。 今日もまた、ゆっくりれみりあの悲鳴がどこからか聞こえる。 すげーくだらないおまけ ジョジョ読んでたら思いついた。 ちょっとはしょってる、コロネ台詞なげーよ。 コロネ「いらぬ心配だが……たしか、ゆっくりまりさと名乗っていたっけか……ヤツは、ひょっとすると……おまえ……死んだふりをしているな!」 5「ジョルノ!?」 コロネ「そしておまえは……考えている、僕がそこまでに登るまで早く……あと数センチ体を動かす事ができれば……そのまま堀の下へ落下して逃れる事ができると……『おにーさんからにげられる!! ゆっくりできるよ!!』と……(中略)そのままじっとしていれば、お菓子はやれないが、なにもしないと約束しよう、ひとつの選択だ、さあどうする? 登っていくぞ、いまからそこへ」 ゴゴゴゴゴ ガシィッ! まりさ「おにーさん! ゆっくりおかしちょうだいね!」 5「あッ! ああッ!!」 ドパアァアン まりさ「ゆぐあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?!?!?!」 コロネ「喋ったのは時間が欲しかったからだ、さっきお前にくれてやったお菓子が成長してお前の体に帰るのを待つ時間がな、お菓子にはクワガタになって戻った。さっき与えたときに与えといたんだ『ゴールド・E』の『生命』をな……おまえが死んでいようが生きていようがおまえの止めを確実に刺すためにな」 ドドドドドドドド まりさ「ざっぎ……じっどじでれば……なにもじだいっで……」 コロネ「自分を知れ……そんなオイシイ話があると思うのか? お前の様なゆっくりに……」 まりさ「なんてひどいひry」 コロネ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!!! まりさ「ゆ゛っぐり゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」 コロネ「無駄ァァァァ!!!」 クルッ (燃えるゴミは月・水・金) ドグシャァァッ あとがき こんにちわ、デッドラの人です。 これからも書き続けていってシリーズ物とかの場合検索するの面倒そうなので名前つけようかと思ってます。 神社バイトです今後ともよろしく。 見たことある名前でも気にしないで このSSに感想を付ける
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山の食料が足らず、里に下りてきたゆっくりまりさとゆっくりれいむが人間にとっ捕まり、晒し者にされていた。 博麗神社の素敵な巫女、博麗霊夢が捕り物の応援に駆けつけ、この減らず口だけは一人前のカスどもを率先して拷問、もとい虐待した。 手加減はされているものの、手酷く殴られたために痣に塗れ、口からは少量とはいえ餡を吐き、中を傷つけぬようしかも歪に皮を剥がれ、挙句に目を刳り貫かれて完全に盲にされてしまった。髪飾りは仲間が認識できるよう残されていたが、どう見ても原型が留められていない。 余りの激痛に耐えられず、金切り声を上げていた口も、歯を麻酔なしで全て抜かれた挙句、舌まで抜かれ、しまいに不要だろうと言わんばかりに縫い付けられてしまっていた。 そして田んぼの中の案山子を掛けていた棒に2匹は吊るし上げられ、将に鳥の餌にならんとする一歩手前であった。 村の衆は一応あの2匹から聴取できているため、もはや生かしておく必要はなかった。だが、霊夢のたっての希望であの醜い不快なる化物を晒し上げ、仲間に見せつけることとなったためだ。 さて、親の帰りが遅く迎えに来た子ゆっくりれいむはこの風景を見て余りのことに失禁してしまった。 すぐに助けようとしたが、運命のいたずらか、ゆっくりの跳躍力で届くはずのない位置に2匹はいた。そして幾ら飛びついても届かぬことにジレンマを感じつつ、それでも諦めない。しがない餡子脳は己の限界に気づかない。否、気づけない。そして別の解決手段も生み出さない。生み出せない。 そのうち夜が更け、疲れ果てたれいむは安全な場所に隠れいつしか眠りこけた。 夜半時、バサバサという音と声に鳴らぬ断末魔がしじまに飲み込まれていった。 朝方、目を覚ましたゆっくりれいむはあの2匹がくくりつけられていた棒に居ないことに気がついた。 きっとにげだせたにちがいない。そう思って、ゆっくりしていってねと喜びの声を上げる。だが当然そこには誰もいない。 隠れん坊しているんだと単純な餡子脳で判断し、そこら辺を跳び回っていた。 「どぼじてみづがらなびのおおおおおおお??????!!!!!!」 昼になっても見つけることができず、空腹と苛立ちが交錯し、絶望の悲鳴を上げる。 当たり前だ。棒の根元をよく見るとまりさの帽子とれいむの髪飾りが落ちていることに気がつく筈。だが所詮はゆっくり。そこまで知恵は回らん。 余りの空腹に耐えかね捜索を諦め、目についた母屋の方へ向かう。だがそこが地獄の一丁目だとは露も知らぬ哀れな饅頭であった。 軒先にぴょんと上がり、中に誰も居ないことを認め、嬉しそうに入っていく。窓が不自然に開いていることを不審とも思わず、純真なことである。 さて思い通りに事が進み、それなりに食料があることがわかるといつものように、 「ゆゆっ!!ここはれいむのゆっくりプレイスだね。ゆっくりしていくよ!!!」 とほざきよる。 勿論賢いものなら、開城の計であることがわかる筈。勿論真に罠も仕掛けられているという点で本家とは異なるが。 早速に餌を漁るゆっくりれいむ。食事には毒は入っておらず、大好きな甘い菓子類ばかりであった。 「あまあまおいしい!しあわせ」 次から次へと手をつける。疲れた体と本来の旺盛なる食欲がそれを増長する。 「むうしゃ!むうしゃ!しあわせ!!」 だが生物の最も大きい隙というのは食事時と睡眠時にある。 れいむは食事に夢中で背後の人影に気づかず、なお食い続ける。 蓋し、こんなことばかりやっているから、余程賢い群れでない限り、冬を越せないのだと霊夢は忍び足で近づきながら考える。 そして見事ゆっくりれいむは霊夢の手で捕獲されるに至った。 しかし、ゆっくりれいむは何もわかっていない。 にへら顔で 「おねえさん!ゆっくりしていってねええええええ!!!!」 菓子を補給できたため満腹感と元々の尊大さが手伝って、いつも以上に無防備である。 この鬼巫女の恐ろしさがイマイチ理解できていない。望むべくもないが。 さて、悪意たっぷりの優しい笑顔で霊夢は 「ゆっくりしていくね」 と返す。 にぱあと笑うゆっくり。霊夢の嗜虐心が鎌首を擡げる笑顔だ。 どうやって料理してあげようかしら、とどす黒く渦巻く巫女の心。 取り敢えず頬を引っ張ってみる。よく伸びるものね、もう少し強くしてみようかしら。 霊夢は先程より強く引っ張る。すると、 「びだっだだだだだだ!!!!びだいいいいいいい!!!!」 まるでこの世のものとは思えぬ醜い面で悲鳴を上げるれいむ。 眼球が飛び出んばかりに瞼がかっと見開き、舌を突き出している。まるで漫画だ。 「あら、ごめんね。ちょっとやりすぎたみたい」 何の悪びれもなくサラっと言う。さすが鬼巫女。スキマの嫁。 「れいむをいじめるおねえさんとゆっくりできないね!!ゆっくりしね!!」 定型文句を吐き罵るが、霊夢は屈するはずがない。 「あんた、自分の立場わかってんの?ここはあんたのうちじゃないの。」 「れいむがはじめにみつけたからここはれいむのゆっくりプレイスだよ。おねえさんこそひとのおうちにかってにあがってきてなにをいうの。ばかなの?しぬの?」 地雷を踏んでしまった。怒らせてはならぬ人を怒らせるとどうなるかということが考えられぬゆっくりこそ死ぬべきである。 「そう、それじゃ身の程というものを嫌という程叩き込んであげる。」 「ゆっ?おねえさん、なにするの?どうしてれいむをおなべにいれようとするの?ゆっくりやめてね!!」 だが動き出した歯車を止めるには歯車を破壊するより術がない。非力のゆっくりには霊夢は倒せない。如何なる妖怪をも屈して来た巫女に敵う筈がない。 「ゆっゆゆゆううううううううううううううううう!!!」 なんということか。霊夢は火にかけた油にゆっくりの足をつけた。しかもゆっくりちょっとずつ。 「でいぶのあんよがあああああああああああ!!!!」 薄汚い饅頭がさらに薄汚くなっている。自分の足と称するものが揚げ饅になったのがそんなに苦痛なのか。そもそも人間はゆっくりをまともに相手することが苦痛であるのだが。 涙と鼻水と餡でぐしょぐしょになるれいむ。霊夢の責苦は続く。 「あんたはさっきいい思いできたでしょう?甘いものたくさん食べられて。今度は私がいい思いさせてもらわよ。」 「ゆっ?な、なにいっているのおねえさん。ばかじゃないの。しぬのおおおおおおおおおおお!!!!!いだいいだい、ごめんなじゃあああああああああいいい」 言いたいことはそれだけかと言わんばかりに齧る。歯型がくっきりと残る傷口。良質の甘いものを過剰摂取したため皮と餡が肥大化していて大変お得である。容量があってなかなか楽しく虐め殺せそうね。 たとえ子ゆっくりであってもまともに躾けられていない場合は、下種同然である。 霊夢の体罰は恐ろしかった。親と同等、否それ以上に激しく責め立てる。さすがはスキマの嫁。だが今回は目を残し、口も元のままに置いていた。そして何のためか浣腸や肛門拡張等に重点を置いていた。 その答えは近いうちにわかった。村の衆にも手伝ってもらい、レイパーありすが集められた。そして傷つき息も絶え絶えの状態に、外道が襲いかかる。 「でいぶううううう!!!!かわいいいいよおおおおおお!!!!たっぶりがわいがっであげるううううううううう。」 「ゆうう、こないでね。ありすはゆっくりかえってねえええええええええ!!!!!!いやあああああああ、こないでええええ。ぐえええええ、ぎじょぐわるいいいいいいいいいいいいい!!!!おねさああああん、だずげでえええええええええ!!!!!」 おお、凄惨。凄惨。 おぞましいうえに気色悪いことこの上なし。 「いいんですか?あのゆっくり死んじゃいますよ。」 「大丈夫よ。あのゆっくりありすをすっきりさせるつもりも毛頭ないから。まあ見ててよ。」 顔が上気し、愈々達しようとするレイパー。れいむの状態は非常に筆舌しがたくなっている。口に出すと口が腐り落ちそうだ。そして我慢しきれなくなった別のありすもさらに興奮して襲いかかる。 「でいぶううううう!!とかいはのわたしのぺにぺにもいれてあげるよおおおおお!!!こっちのあなもつがわぜでねええええええええ!!!!うひょおおおおおおおぎもぢいいいいいいいい!!!!!」 「ぶぎゃああああああああ!!!!にほんはやめでえええええ!!!さげじゃうううううう」 「もがまんでぎないいいいい!!!ありすのまむまむにも」 だんだんカオスになっていく同種同士でもやり始めた段階で終わっている。 「そろそろいくからねええええ!!!!しっかりうけとめてねえええええええ!!!!」 「いやああああああああ!!!!ずっぎりいやああああああああ!!!!」 「ゆううううううっ、ひでぶ」 何たる外道。否、外道の中の外道。達する寸前で霊夢の拳がレイパーありすを叩き潰す。 間一髪で助かったと思いきや、霊夢が冷たく言い放つ。 「これで終わりじゃないわよ。あんたにはここにいるありす全員の相手してもらうんだから。」 まさに地獄。繰り返される強姦と殺戮。れいむが犯される度に、ありすも死ぬ。 「ごごじゃゆっぐりでぎないよおおおおおおお。おうぢにがえじでええええええ。おうぢがえりだいいいいいいいい」 泣き叫んでもここは鬼畜の巣。責苦は永遠に続く。 「どうもありがとうございました。いやあこのあたりのレイパーありすが減って大助かりです。飼いゆっくりの被害も少なくなりました。」 村の住人からお礼を言われる霊夢。 「いいのよ。私への報酬が約定通り頂けたら幾らでもお手伝いするから。」 「いや、しかし毒を以て毒を制す。ゆっくり対策にはゆっくりが一番ですな。」 「そうね。もっとうまい活用を考えておくわ。」 「ゆっくりしていってね...ゆっくりしていってね...ゆっくり...」 「霊夢さん、そいつ壊れちゃいましたね。」 「いいのよ。風呂焚きの燃料に使うから。」 そう言って霊夢は博麗神社に向かい、里を後にした。 あのゆっくりは今夜の風呂の薪になったと泊まりに来た紫が証言している。 このSSに感想をつける
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ゆっくりいじめ ゆっくりまりされいむれみりゃがでるよゆっくりしていってね 楽園の素敵な巫女さんこと博麗霊夢。 彼女はめったに怒ったりしない。 だが、唯一つだけ彼女を怒らせる方法があった。 「ゆっくりしていってね!!」 そう、ゆっくり饅頭である。 この饅頭が現れると霊夢はあからさまに怪訝な顔をする。 饅頭たちは、彼女に殺意を沸かせる事が得意である。 怒った彼女を見ることができるのはゆっくりがいるときだけだ、とも言われていた。 「で、なんであんたらはいるのよ」 霊夢はため息をつきながら目の前を跳ね回っているゆっくりまりさに聞く。 今回は二匹のゆっくりまりさだった。 「ここはまりさのおうちだよ! ゆっくりできないおねーさんはでていってね!」 「いらないおねーさんはでてってね!」 「ちがうわよここは……もういいわ」 あまりにもテンプレな会話なので霊夢はあきらめてまりさの頬をかるくつねる。 まりさは霊夢を見ていた。 ただ、痛みは無かったため何も言わずにきょとんとして頭にはてなマークを出していた。 「せいっ」 いきなり霊夢が一声上げて、力を込めてゆっくりまりさをつねり、皮にねじ込む。 途端にゆっくりまりさは悲鳴を上げる。 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛!! ゆっぐり゛でぎな゛い゛よ゛!」 「うるさい黙れ饅頭野郎」 さらに霊夢はつねったまま持ち上げ、手を離す。 「ゆっ?!」 一瞬解放されてまりさはこのまま逃げ出そうと考えたが、地面に着地する前に霊夢に蹴り飛ばされた。 ゆっくりまりさはそのまま宙を飛び、柱にぶつかって餡子を噴出す。 「ぎぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」 びちゃびちゃと噴出した餡子は霊夢の顔を汚す。 顔にかかった餡子を指で掬い取って舐めると、とても嬉しそうな顔をした。 「ん~あっまい、相変わらずあんたらの餡子はおいしいわね、むかつくけど」 ゆっくりまりさは地面に転がり、虫の息になりながらもその場を這いつくばっていた。 さすが饅頭、餡子がなくならないかぎり死なない。 霊夢は逃げ出そうとするもう一匹のゆっくりまりさを捕まえ、足元へやる。 「おねーさんとはゆっくりできないよ! おうちかえる! あっちのまりさをあげるからゆるしてね!」 自分勝手なことを抜かすゆっくりまりさに霊夢の眉間はぴくぴくと動く。 「おうちなんてないわよ」 「ゆ?」 ゆっくりまりさが首(生首)をかしげた途端、眉間辺りを踏み潰された。 「びぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!! ゆ゛っぐり゛い゛い゛い゛い゛!!」 目玉が飛び出し、破けた頭の皮から餡子がどろどろと溢れる。 霊夢は懐に持っていたビンでそれを回収すると、足をスライドさせる。 「ゆ゛ぐっ」 破裂した頭の上に山盛りになった餡子を地面になすりつけ、再生できなくさせる。 そして死にかけだったもう一体のゆっくりまりさの体にビンを突っ込む。 「あごっ! がぼぼぼぼぼぼぼ!!! ゆ゛っぐり゛ぃ゛……」 いっぱいになった所でビンを引き抜く。 餡子を大量に失ったゆっくりまりさはもはや再生する余地もなく死んでしまった。 あとはお札で残った体を燃やして終了。 「ふぅ、今日はお汁粉でもつくるかな」 ビンいっぱいに入った餡子を見て霊夢は嬉しそうに笑う。 とても可愛らしい笑顔で霊夢かわいいよ霊夢。 ……失敬、どうやらあまり彼女を怒らせることができなかったようだ。 そんな時、神社の脇の草むらががさがさとうごめいた。 「はぁ、やっぱり来たわね」 笑顔が一変疲れたようなため息をつく。 それでもかわいよ霊夢。 「うっうー♪」 草むらから出てきたのはゆっくりれみりゃことゆっくりゃだった。 珍しいタイプの体付きで、よたよたと重い肉まん頭を揺らしながらやってくる。 ゆっくりまりさの餡子の匂いに惹かれてきたのだろう。 「あら、こんにちわ」 霊夢は冷ややかに挨拶をする。 そんな態度に気づかぬゆっくりゃは笑顔でうーうー言っていた。 「おかしくれないとた~べちゃうぞ~、ぎゃお~♪」 出会い頭にそれかよ、と霊夢は呆れた。 毎度の事ながらこのゆっくみりゃには困る。 菓子を要求するわクレヨンをよこせだあそべだなにやら。 しかも霊夢が栗饅頭をさしだすと、 「う゛~!ぢがう゛!ぶっでぃんがいいの゛!ぶっでぃん!」 と言って霊夢の手から叩き落とす。 「じゃあ自分の家で食べれば良いでしょ!」 と怒鳴れば、 「ざぐや゛にい゛い゛づげぢゃう゛ぞ! ばぁーが!」 と相変わらずテンプレな返しをする。 ここでぶん殴ってしまえば定番になってしまうのでなんとかしてこのゆっくりゃを陥れる方法を考える。 「そうだ、ぷりんがいいのよね?」 「ぢがう゛! ぶっでぃんなの!」 うっぜえええええええええええええええええ!!!!!! なんでこんな豚に訂正されにゃならんのだ! 霊夢は頭の中で絶叫する。 今の彼女の脳内シミュレーション内ではゆっくりゃはズタボロミンチにされたあと、サッカーボールにされて里の子供に与える所まで行った。 ほどよい感じにイライラしてるようです。 「一緒でしょ、まぁいいからそれが食べたいのね?」 「うー♪ うー♪」 先程の表情がころっと変わり、ゆっくりゃは笑顔で踊り始めた。 体と頭の比率が微妙なので、よてよてとバランスの悪い踊り方をする。 「準備するからそこでまってて」 「うー、はやくしないとたーべちゃーうぞー♪」 調子に乗ってぴょんぴょん跳ねるれみりゃをみた後、霊夢は家に戻った。 まず道具となる木の杭を探す。 そしてある液体の入ったビンを探した。 道具を集めた後、ゆっくりゃのいる外へ出る。 「おまたせ」 「うっう~♪ ぶっでぃんどご~?」 霊夢が手に持っていないことを見るときょろきょろと辺りを見渡す。 「今から魔法をつかって出さなくちゃいけないの、でもそれを見られてはプリンは食べられなくなってしまうの」 「う゛~!! ぶっでぃんだべられ゛な゛い゛のや゛だー!!」 食べられない、というところだけ理解したのか醜い顔をして泣き喚く。 本当にこの生物は人に殺意を覚えさせるのがうまい。 「だから、あなたが目をちょっとだけ瞑って口を開いてくれればたべられるのよ?」 「う~、あーん」 単純な思考なのであっさり目を閉じて口を開いた。 そして霊夢が道具を取り出そうとしたとき。 「ぐらいよ゛ー! ざぐや゛ー!!」 ものの三秒で喚きたてる。 自分で目を閉じてわからなくなるってお前は野生生物としてはどうなんだ。 「泣き止まないとプティングあげないわよ」 霊夢が言うと、ゆっくりゃはえぐえぐと鼻と口から肉汁をこぼしながら泣き止んだ。 きめぇ。 「ほーら、ぴーりかぴりららなんとかぺんてると~♪」 どこかで聞いたような呪文を唱えて霊夢は木の杭を口をあけたれみりゃに突き立てた。 「う゛っ!?」 ゆっくりゃは目を見開いて自分の口を見る。 そこには口にちょうど入るくらいの太さの杭が刺さって自分の後頭部を貫通していた。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!ばぶやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 「うるせええええええええええええ!!」 霊夢はゆっくりゃの腕を持ち、体を浮かせて顎に足を押し付ける。 「う゛ぐぎゅぎゅぎゅ! ざ、ぐっ……や゛!」 「暴れないでよ~」 そして腕を持ったまま、足で思い切り顎を蹴った。 ゆっくりゃは後ろへ吹っ飛んだが、その場に落ちた霊夢の手にはゆっくりゃの腕があった。 「ぎゅぎゃぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!! びだい゛びょ゛ぉ゛お゛お゛お゛!!」 霊夢は自分の手に握られているゆっくりゃの腕を見た。 断面からは肉汁がぽたぽたと垂れている。 「よくできてるわねぇ、これは血かしら? 油かしら?」 吹っ飛ばされたゆっくりゃはなおも立ち上がり、ぼてぼてと逃げ出そうとする。 さすが肉まん、頭の中身がなくならないと駄目ってか。 「ざぐやにい゛い゛じゅげでやぶ……ばぁーが! ばぁーが!」 「逃がすかコルァッ!!」 あ、ついに怒りが限界来たみたいです。 やくざさながらの声を上げて霊夢は走り出し、ゆっくりゃの背中の羽をむしりとる。 「てめぇを見てるとむかつくんだよぉ!! いつもいつものこのこ出てきやがってざぐやー!って座薬決にぶち込まれてぇのか!! あ!?」 鬼のような形相とはまさにこのこと。 でも怒った顔もかわいいよ霊夢。 「ざ、ぐ……や……、い゛だい゛よ゛……」 足と体と杭の刺さった頭だけになったゆっくりゃはなおも逃げ出そうと這いずる。 というより杭が口に刺さっているというのにこいつはやたら元気だ。 「せぇいやっ!」 足を足で踏み潰し、芋虫のようにうごくゆっくりゃの口に刺さった杭をひっぱり、地面に刺す。 一日もたてば、この体は修復されるのだろうが、そんなことはさせない。 「これなーんだ」 霊夢はビンの中に入った液体を見せる。 中身は黒ずんでいて、妖しげだった。 「え、えぐ……ぶっでぃん……?」 「これのどこがプティングだよ、うるしだ馬鹿」 そう言ってビンのふたを開けてゆっくりゃの顔にぶちまける。 さて皆さん知っての通りうるしに触れるとかぶれる。 そして傷だらけのゆっくりゃがそれをかぶったらどうなるしょーか? ちっちっちっちっち、アンサーチェック! デーデーデ! 答え、悲鳴と肉汁による二重奏。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 口に入ったうるしはちょうどいい具合に杭の刺さった傷口にあたり、そこがしみてゆっくりゃは肉汁を吐き出す。 さらーに、とりだしましたるは蜂蜜。 これをまんべんなく体に塗ります。 「さて、今回はこれでお終い。明日解放してあげるわ、生きてたらね」 霊夢はいままでの怒りが嘘のようにふっとび、ため息をついて家に帰った。 やっぱり霊夢可愛いよ。 次の日。 霊夢がゆっくりゃの様子を見に行くと、ゆっくりゃの顔は穴だらけの虫だらけで女性だったら鳥肌ものの状態だった。 もちろんゆっくりゃは絶命していて、顔は恐怖に引きつっていた。 霊夢は虫ごとゆっくりゃを燃やして捨てると、朝食を食べに家に戻る。 すると、台所から声がした。 「うっめ、これめっちゃうっめ!」 ほほう、と霊夢は引きつった笑いを浮かべて台所にいく。 まだ彼女の怒りはとめられそうにありません。 案の定ゆっくりが台所の飯を全部平らげていた。 しかも2匹の子供づれで。 さらに加えれば霊夢の好きなゆっくりれいむだった。 「ゆっ!?」 母ゆっくりが霊夢に気が付いたのか、跳ねて近づいてくる。 「おねーさんここはれいむの家だからでていってね」 おなじみの言葉を問答無用で母ゆっくりを踏み潰す。 台所に餡子が飛び散った。 「ゆうううううううううううううううううううう!!!」 「お゛がーざああああああああああああああん!!」 子ゆっくりは悲鳴をあげて母ゆっくりに擦り寄る。 涙で皮をふやかしながらきっと子ゆっくりは霊夢を睨んだ。 「おがーさんをごろじだおねーさんはゆっぐりじんでね!」 そう言いながら体当たりを繰り返す。 小さすぎてたいしたダメージにもならない。 「はっはっは、死ぬのはお前だよ阿呆」 体当たりをしている子ゆっくりをつかまえ、空きビンに入れる。 大きさは子ゆっくりが入っても数ミリスペースがあるくらい。 「ゆっ!? ここせまいよ! ゆっくりだしてね!」 「うっせ、饅頭うっせ」 そう呟いて霊夢は子ゆっくりが入ったビンをシェイクする。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!」 「おねーさんなにするの! ゆっくりしね!」 霊夢が高速シェイクしている間、下でもう一匹の子ゆっくりが体当たりをする。 もちろんノーダメージ。 「ゆぶっ、ぶぇっ! げぅ゛、え゛っ、ゆ゛っぎり゛ぃ゛……!」 シェイクしていくうちに、だんだん声が小さくなる。 霊夢が手を止めたときには、皮はほとんど無くビンの中身は餡子でいっぱいだった。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 ビンの中の子ゆっくり(だったもの)を見てもう一匹が震え上がる。 逃げ出そうとするが霊夢につままれる。 「ゆっ、ゆっ!」 「朝ごはん食べてないから代わりに食べられていってね」 霊夢はそのままゆっくりを口に放り込んだ。 そしてそのまま噛み砕く。 「ゆぶっ、ゆ゛っ! ぐぇっ、ぎゅう゛っ!」 霊夢の口に生きたまま蹂躙されるなんてうらやまし、もといなんておぞましい事か。 ……そうでもないか、ゆっくりだし。 「ゆっくりうめぇ」 そう呟いて霊夢は台所の掃除を始めた。 いかがだっただろうか、怒った姿の霊夢は。 しかし、霊夢を怒らせると怖いと言う事がよくわかったので皆も気をつけよう。 ちなみに霊夢が今回作った餡子は皆でおいしくいただきました。 めでたしめでたし あとがき スレに書き込めない異常事態の中で。 この作品はお好きにどうぞ あーゆっくりぶっつぶしたい おもにゆっくりゃ
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ゆっくり霊夢(英 Yukkuri reimu) ニックネーム ゆっくりしていってね霊夢、ゆっくりれいむ 博麗霊夢(まんじゅう) 性別:女 種族 饅頭 中立団 属性 風 ランク:4 イメージカラー 赤 誕生日:2003年? 作成者 Dプ竹崎、まそ 元ネタ 2ch 住民タグ YR7 住んでるところ ゆっくりの住処 FNFアイコン RCVアイコン + 好きな人 Majic chaos(動画作成協力者) Majic chaos マジかカオス 二号 Majic chaos phase2 Boyfriend(FNF) Girlfriend(FNF) ゆっくり魔理沙(コンビ) + 嫌いな人 今のところいない 外見 東方projectの登場人物の博麗霊夢が頭だけになった姿。博麗霊夢同様、茶色い目で暗茶~黒のまっすぐな髪を持っている。後頭部に結ばれた模様と縫い目入りの大きな赤いリボンをつけている(このリボンがトレンドマーク) 性格 多重人格で、真面目、ボケ、おしとやかなどの性格ある。 能力 多重人格であるが、うまく人格を操っている。そのため、どんな人とでもうまく接することができる。ゆっくり実況やゆっくり解説をすることができ、頭もよい(ただし、真面目な人格のみ)ゆっくり茶番劇での演技もかなりの好評。元となった博麗霊夢同様、空も飛べる。 考察・その他の概要 彼女は元々、アスキーアート(AA)であった。 ゆ虐に登場するものとは全くの別物である。 マジかカオスの検索実況などは、彼女が声を当てている。 三次創作物である。 いつも「ゆっくり霊夢です」という挨拶から動画が始まっている。 東方紅舞闘Vでは、ボスとして登場する。 太鼓の達人にも登場している。 関連資料 https //dic.pixiv.net/a/%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AD https //dic.pixiv.net/a/%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E9%9C%8A%E5%A4%A2