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※むやみやたらたにうんうん ※fuku3465.txt『うんうん』の続き ウォー○ー○ォーキーってチョコレート知ってるか? 簡単に説明すると歩きながらでも食べやすい入れ物に入ったただのチョコだ。 まあ、味はそこそこだと思うんだが、70g程度でお値段170円。 正直、あまり買いたいとは思わない代物だと言わざるを得ない。 しかし、それでもチョコレートである限りは可愛げがあるってものだ。 あらかじめ言っておく、俺は反対した。断固反対した。 にも関わらず一部のお偉い方々が売れるうちに売ってしまおうと言わんばかりに押し通したんだ。 うんうん加工所驚愕の新製品。その名は・・・・・・“うんうんうんうん”。 まず、名前の語幹からパクリくささがにじみ出ていやがる。 加えて、何処でも歩きながら食べられると言うコンセプトが被りまくり。 そもそも、何処でも美味しく食べれるゆっくりのうんうんって何なんだよ?! スカトロなんぞ自宅か専門店で誰にもばれないようにこっそりやるもんだろうが! その新製品のCMを見ているうちに忌々しい気分になった俺はテレビを消して散歩に出かけた。 幸い天気は良い。こういう時はのんびりと風に当たりながら頭を冷やすのが一番だろう。 季節は秋。絶好の散歩日和だった。 唯一つ、外には俺のストレスを爆発させるものが氾濫していたことを除いては。 「まっりっさ!がっんっばっれ!」 「まりさちゃん!カッコイイとこ見せてね!」 「が~んばれっ!」 「ゆぐっ!ゆっくりぢでいっでね!?」 お気に入りの散歩コースの途中にある公園で4人の若者がゆっくりを囲んでなにやら叫んでいた。 良く見てみると4人のうち3人はゆっくりを抱き抱えており、彼らの中心には1匹のまりさがでんっ!と鎮座している。 ゆっくりの数と人間の数が釣り合うところを見ると大学か何かのゆっくり愛好サークルだろう。 良く見てみると真ん中のまりさは人間で言うところの力んでいるような表情をしていた。 俺の知る限り、ゆっくりが敵のいない場所であのような表情をする理由は2つ。 一つは哺乳類型のにんっしんっをした個体が出産をするとき。 そして、もうひとつは・・・・・・ 「やった! まりさ、凄く大きいぞ!」 「きゃ~! なんて素敵なうんうんなの!?」 「ねばっとしていて、それでいてタフで・・・さすがまりさちゃんだな!」 「ゆぅ・・・ゆっぐりしてよー」 愛好家にしてみれば凄くうれしいものなんだろう。可愛いペットがとっても美味しい餡子をひり出してくれるんだから。 ペットをゆっくりさせて、自分も美味しい餡子でゆっくりさせて貰って・・・持ちつ持たれつの一体感を感じていることだろう。 でも、今ばかりは白けた目で飼い主を見ているゆっくり達の頭を撫でてやりたい気分だよ。 はしゃげばはしゃぐほどにゆっくり共の心はお前らから離れていくことに気づけよな、気色悪い。 って言うか、同じゆっくりから「何この脱糞野郎」みたい目を向けられているまりさが可哀想だろうが。 そんな異様なものを見せ付けられて非常に幸先の悪いスタートになった時点で引き返すべきだったんだ。 さっきのものを見なかったことにして散歩を続けている俺の視界に、またしてもトチ狂ったものが飛び込んできやがった。 「フヒッ、れいむちゃ~ん・・・ご飯の時間でちゅよー♪」 「ゆっぐち! ゆっくちー!?」 ベンチに腰掛ける一人の男。彼のひざの上には1匹のゆっくりれいむの子どもが乗っかっている。 いや、正確には押さえつけられている。 そして、その子れいむは男に無理矢理何かを食べさせられていた。 しかもゆっくりにとっては汚くて臭くてゆっくりできないもの・・・つまりうんうんだ。 「ゆっぎ・・・! ゆっぐぢでよー!?」 「好き嫌いはだめでちゅよー♪」 子れいむは必死に嫌々をするように首を振ったり、口を閉じたりして抵抗しているが人間にかなうはずがない。 男は餡子を掬ったスプーンを左手に持ち替えると、右手で子れいむの頬を押さえて強引に口をあけ、うんうんをねじ込んだ。 そのうんうんは別の個体からひり出されたものらしく、ベンチの近くに子れいむの姉妹と思しきゆっくりが転がっている。 もっと正確に表現するならば子れいむの姉妹だったと思しき、中身を失った子ゆっくりと赤ゆっくりの死体が転がっていた。 更に目を凝らして男の足元を見てみると死角になっていて見えにくいがありすが彼女の親を強姦しているのが見える。 恐らく、ありすの方はあの男の飼いゆっくりだろう。 なんと言うか・・・休日まで関わりたくない世界なので見ないことにして、近くのコンビニに向かった。 コンビニでさえも俺の心が休まることはなかった。 というのも、うんうん加工所製商品が相当数売られていたからだ。 “うんうんうんうん”だの“あにゃえるあす”だのと、本当に気が狂っているとしか思えない。 挙句の果てにはひり出しうんうんの店頭販売までやっていると来たもんだ。 何が悲しくて饅頭の公開脱糞と糞なんぞに金を払わにゃならんのだか。 帰り道、さっき子れいむにうんうんを食わせていた男が数名の男と一緒に空を見上げている。 かと思うと、彼らはおもむろに子ゆっくりを取り出し、あにゃるに自分の口を押し当ててうんうんを吸い始めた。 「「「「「「ゆっ! ゆっぐちー!?」」」」」」 チュー・・・チュー・・・ 「「「「「「ゆっくちぢでよー!ゆっぐぢー!?」」」」」」 チュー・・・チュー・・・ 「「「「「「ゆ゛・・・ゆ゛っ・・・ゆぐ・・・」」」」」」 チュー・・・チュー・・・ 「「「「「「ゆ、ゆっぐぢできないよ・・・」」」」」」 どうやらこいつら全員うんうん友の会の連中らしい。 うんうんを吸い終えた男達は、もはやゆっくりに興味はないと言った様子で衰弱した子ゆっくりを放り捨てて、どこかに行ってしまった。 捨てられたゆっくり達はうんうんと餡子を吸い出された苦痛のせいで涙と脂汗にまみれ、悲惨な表情を晒して這いずり回っていた。 更に先ほどうんうん如きに大喜びしていた学生連中がいた場所を通ると、一人の中年男性が無数のゆっくりの死体の前に佇んでいる。 そのゆっくり達はあにゃるのある部分を食いちぎられているが、全員息はあるようだった。 「ゆぐぅ! ゆっぐりー!?」 「ゆっぎぢでぎないよー」 「うるせぇ!なんでうんうんがないんだよ!くそったれが!?」 「ゆっくぢさせてよ!」 「ゆっくりしだいよー」 「せっかく久し振りのご馳走にありつけると思ったのに!!」 ゆっくり達は一匹の例外もなく逆さ向きの格好で並べられており、苦痛と恐怖に涙を流していた。 男の愚痴から察するに、あにゃるのない個体だったのだろう。 そして、あにゃるがないからあにゃるっぽい居場所を食ってみたが普通の餡子の味しかしなかったのだろう。 一般には知られていないがゆっくりは物凄い速さで進化する。勿論、ゆっくりするために。 うんうんとは言ってしまえば古い(しかし断じて痛んでいない)餡子を捨てることでお腹を空かせるための機能だ。 いっぱい美味しいものを食べてゆっくりするためにゆっくりが習得した機能であり、相応の環境がなければあにゃるは形成されない。 相応の環境、というのは言うまでもないが、美味しいものをいっぱい食べられる環境のことである。 ゆえに食べ物が無くて困っていることの多い野良ゆっくりにあにゃるがあることなんて滅多に無いのだ。 しかし、そんなことを教えるつもりは微塵も無い。関わりたくないからな。 猫も杓子もうんうん、うんうん。饅頭の穴から出るものをご馳走と呼ぶ馬鹿ども。 果たして世界は何時からこれほどまでに狂ってしまったのだろうか。 そんなことを考えながら、そそくさと家に帰った。 数ヵ月後・・・ゆっくりのうんうんブームは去った。 それと同時に人々は人間として大事なものを失い、俺は職を失った。 完 ‐‐‐あとがき‐‐‐ うん・・・きめぇ。凄くきめぇよ こういう時こそこの言葉を使うべきなんだろう 終われ byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2474.html
※むやみやたらにうんうん ナマコを初めて食べた人は何を考えていたのだろうか? いや、ナマコが嫌いなわけじゃない。むしろ好きな酒の肴ベスト3だ。 しかし・・・しかしだ、何の予備知識もなしにアレを見て食欲をそそられるかというと答えはノー。 あの黒くてぬらぬらしてうねうねしたモノを美味しくいただこうと言う発想すら出てこないだろう。 まあ、それでもそんな異形を食ってしまうツワモノってのはいつの時代にもいるわけだ。 それはさて置き、今世間では空前のゆっくりブームが巻き起こっていた。 といっても、ゆっくりの飼育がブームになっているわけではない。 現在ブームになっているもの、それはゆっくりの“うんうん”と呼ばれる代物だった。 何か可愛らしく表現してオブラートに包んで誤魔化しているが言ってしまえば糞である。 ケツからひり出される茶色くて長くて、くっさいアレである。 最近明らかになったことなのだが、実はゆっくりのうんうんは人間にとっては非常に美味なのだ。 そんな訳で猫も杓子もゆっくりの糞に首っ丈といった有様。 しかも、忌々しいことに俺の勤め先が『うんうん加工所』だったりする。 念願の加工所職員になったと思って喜んだ結果がこれだよ! こんなものを最初に口にした奴に言ってやりたいね、クソッタレってな! 人間としての尊厳ってものを持てよ、恥知らずが! そんな訳で今日も俺の汗と糞にまみれた一日が始まる。 しかも今のところ慢性的に人手不足なので、冗談みたいにハードワークなエブリディ。 ゆ糞加工所に到着した俺に待ち受ける最初の仕事はゆっくりどもが夜中にひり出したうんうんの回収。 「「「「ゆっくりしていってね!」」」」 朝一番のゆっくり宣言。声の主は4匹のゆっくりどもだ。 れいむ種とまりさ種が2匹ずつ。この加工所の性質上栄養状態は万全で肌はもちもちとしている。 とりあえず不用意にストレスを与えないように「はいはい、ゆっくりゆっくり」とだけ返事すると、さっさとうんうんを回収する。 一番最初に入ったこの部屋は成体ゆっくりを普通に飼育した場合のうんうんを作るための場所で、実はかなりの高級品を作っている。 養殖もかねているようだが虐待的な要素があるわけでもなければ、特別目を引くような要素があるわけでもないつまらない部屋である。 そんなつまらない部屋におさらばした俺が次にやってきた部屋はうんうんの量産場。 ここには口とあにゃるの部分だけが空いた透明な箱に閉じ込めた大量のゆっくりが陳列されている。 そして、そいつらの口にはほぼ漏れなくぶっとい大根がねじ込まれている。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 この大根は要するに時間がある限り食わせ続けてうんうんを出させるためのもので、 箱に取り付けられたゴムによって食べきるまで大根をねじ込まれた状態になるよう細工されている。 そして、さっき挨拶をしてきた連中がその昨日与えた分を無事食べきったゆっくり。 俺がこの部屋で朝一番にすることはうんうんの回収と大方の予想通りそいつらの口に大根をねじ込むことだ。 「ゆっく、ゆぐぅ!?」 口を閉じて抵抗しようとするれいむ。まともに動けない箱の中で嫌々をするような仕草をしている。 こういう時は口以外で唯一接触可能な部位への攻撃を加えて無理矢理口を開かせてやらねばならない。 で、その接触可能な場所と言うのは・・・あにゃるだよ、チクショウ。 「ゆぐっ!ゆ゛っ!ゆっぐり!?」 穴の中に中指を突っ込み、乱暴に餡子をかき回すと、悲鳴だか嗚咽だか分からない声を漏らしながられいむは口を開いた。 その瞬間を見逃すことなく、手にした大根を無駄に大きな口にねじ込むと、箱に取り付けられたゴムで押さえつける。 双眸からは苦痛と不快感のために涙が溢れ、全身から脂汗のようなものが噴出しているがここのゆっくりはいくらでも替えが効くの気にする必要はない。 「ゆっくりー!?」 「ゆっくりしてよー!!」 その光景を見せ付けられている2匹が口々に何かを訴えかけてくるが気にすることはない。 手際よくその2匹にも大根をねじ込むとうんうんを回収して量産室を後にした。 次にやってきたのは最高級うんうんを生産するための部屋だった。 この部屋で飼育されているゆっくりはたったの2匹。れいむとまりさが1匹ずつだ。 最高級のうんうんを作っていると言っても透明な箱に入れられ無理矢理食べさせられていると言う天では何の違いもない。 唯一つ違うことがあるとすれば彼女らの食べているものが値の張るものであるということくらいだろう。 もっとも、ゆっくりにとっては不潔でくさくてゆっくり出来ないものらしいが。 そう、この部屋の2匹に与えられている餌と言うのは・・・うんうんの事だ。 更にあにゃるには栓がねじ込まれており、食べさせられた分をひり出すことが出来ない。 詳しい事は知らないが、こうやって長期間体内に留まらせる事で旨みが増すらしい。 勿論、うんうんを与えるための装置の構造上、嘔吐しても口の中にタダイマ、するだけなので無意味。 まあ、一つだけいえることは大真面目にウンコを美味くする方法を日夜考えている連中がいるってことだけだ。 そいつら絶対に病気だろ? 死んだ魚みたいな目でうんうんを補充する俺を見つめる2匹ににっこりと微笑み返してから、さっさと部屋を後にする。 加工所職員として楽しくゆっくり共の死んでいく様を見ながらの夢のような生活が待っていたはずなのに・・・ そんな愚痴をこぼしながら飲料として大人気の下痢うんうんを回収するべく隣の部屋へと急いだ。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 美味けりゃ何でも食うんだろうね、人間 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/910.html
※むやみやたらたにうんうん ※fuku3465.txt『うんうん』の続き? ウォー○ー○ォーキーってチョコレート知ってるか? 簡単に説明すると歩きながらでも食べやすい入れ物に入ったただのチョコだ。 まあ、味はそこそこだと思うんだが、70g程度でお値段170円。 正直、あまり買いたいとは思わない代物だと言わざるを得ない。 しかし、それでもチョコレートである限りは可愛げがあるってものだ。 あらかじめ言っておく、俺は反対した。断固反対した。 にも関わらず一部のお偉い方々が売れるうちに売ってしまおうと言わんばかりに押し通したんだ。 うんうん加工所驚愕の新製品。その名は・・・・・・“うんうんうんうん”。 まず、名前の語幹からパクリくささがにじみ出ていやがる。 加えて、何処でも歩きながら食べられると言うコンセプトが被りまくり。 そもそも、何処でも美味しく食べれるゆっくりのうんうんって何なんだよ?! スカトロなんぞ自宅か専門店で誰にもばれないようにこっそりやるもんだろうが! その新製品のCMを見ているうちに忌々しい気分になった俺はテレビを消して散歩に出かけた。 幸い天気は良い。こういう時はのんびりと風に当たりながら頭を冷やすのが一番だろう。 季節は秋。絶好の散歩日和だった。 唯一つ、外には俺のストレスを爆発させるものが氾濫していたことを除いては。 「まっりっさ!がっんっばっれ!」 「まりさちゃん!カッコイイとこ見せてね!」 「が~んばれっ!」 「ゆぐっ!ゆっくりぢでいっでね!?」 お気に入りの散歩コースの途中にある公園で4人の若者がゆっくりを囲んでなにやら叫んでいた。 良く見てみると4人のうち3人はゆっくりを抱き抱えており、彼らの中心には1匹のまりさがでんっ!と鎮座している。 ゆっくりの数と人間の数が釣り合うところを見ると大学か何かのゆっくり愛好サークルだろう。 良く見てみると真ん中のまりさは人間で言うところの力んでいるような表情をしていた。 俺の知る限り、ゆっくりが敵のいない場所であのような表情をする理由は2つ。 一つは哺乳類型のにんっしんっをした個体が出産をするとき。 そして、もうひとつは・・・・・・ 「やった! まりさ、凄く大きいぞ!」 「きゃ~! なんて素敵なうんうんなの!?」 「ねばっとしていて、それでいてタフで・・・さすがまりさちゃんだな!」 「ゆぅ・・・ゆっぐりしてよー」 愛好家にしてみれば凄くうれしいものなんだろう。可愛いペットがとっても美味しい餡子をひり出してくれるんだから。 ペットをゆっくりさせて、自分も美味しい餡子でゆっくりさせて貰って・・・持ちつ持たれつの一体感を感じていることだろう。 でも、今ばかりは白けた目で飼い主を見ているゆっくり達の頭を撫でてやりたい気分だよ。 はしゃげばはしゃぐほどにゆっくり共の心はお前らから離れていくことに気づけよな、気色悪い。 って言うか、同じゆっくりから「何この脱糞野郎」みたい目を向けられているまりさが可哀想だろうが。 そんな異様なものを見せ付けられて非常に幸先の悪いスタートになった時点で引き返すべきだったんだ。 さっきのものを見なかったことにして散歩を続けている俺の視界に、またしてもトチ狂ったものが飛び込んできやがった。 「フヒッ、れいむちゃ~ん・・・ご飯の時間でちゅよー♪」 「ゆっぐち! ゆっくちー!?」 ベンチに腰掛ける一人の男。彼のひざの上には1匹のゆっくりれいむの子どもが乗っかっている。 いや、正確には押さえつけられている。 そして、その子れいむは男に無理矢理何かを食べさせられていた。 しかもゆっくりにとっては汚くて臭くてゆっくりできないもの・・・つまりうんうんだ。 「ゆっぎ・・・! ゆっぐぢでよー!?」 「好き嫌いはだめでちゅよー♪」 子れいむは必死に嫌々をするように首を振ったり、口を閉じたりして抵抗しているが人間にかなうはずがない。 男は餡子を掬ったスプーンを左手に持ち替えると、右手で子れいむの頬を押さえて強引に口をあけ、うんうんをねじ込んだ。 そのうんうんは別の個体からひり出されたものらしく、ベンチの近くに子れいむの姉妹と思しきゆっくりが転がっている。 もっと正確に表現するならば子れいむの姉妹だったと思しき、中身を失った子ゆっくりと赤ゆっくりの死体が転がっていた。 更に目を凝らして男の足元を見てみると死角になっていて見えにくいがありすが彼女の親を強姦しているのが見える。 恐らく、ありすの方はあの男の飼いゆっくりだろう。 なんと言うか・・・休日まで関わりたくない世界なので見ないことにして、近くのコンビニに向かった。 コンビニでさえも俺の心が休まることはなかった。 というのも、うんうん加工所製商品が相当数売られていたからだ。 “うんうんうんうん”だの“あにゃえるあす”だのと、本当に気が狂っているとしか思えない。 挙句の果てにはひり出しうんうんの店頭販売までやっていると来たもんだ。 何が悲しくて饅頭の公開脱糞と糞なんぞに金を払わにゃならんのだか。 帰り道、さっき子れいむにうんうんを食わせていた男が数名の男と一緒に空を見上げている。 かと思うと、彼らはおもむろに子ゆっくりを取り出し、あにゃるに自分の口を押し当ててうんうんを吸い始めた。 「「「「「「ゆっ! ゆっぐちー!?」」」」」」 チュー・・・チュー・・・ 「「「「「「ゆっくちぢでよー!ゆっぐぢー!?」」」」」」 チュー・・・チュー・・・ 「「「「「「ゆ゛・・・ゆ゛っ・・・ゆぐ・・・」」」」」」 チュー・・・チュー・・・ 「「「「「「ゆ、ゆっぐぢできないよ・・・」」」」」」 どうやらこいつら全員うんうん友の会の連中らしい。 うんうんを吸い終えた男達は、もはやゆっくりに興味はないと言った様子で衰弱した子ゆっくりを放り捨てて、どこかに行ってしまった。 捨てられたゆっくり達はうんうんと餡子を吸い出された苦痛のせいで涙と脂汗にまみれ、悲惨な表情を晒して這いずり回っていた。 更に先ほどうんうん如きに大喜びしていた学生連中がいた場所を通ると、一人の中年男性が無数のゆっくりの死体の前に佇んでいる。 そのゆっくり達はあにゃるのある部分を食いちぎられているが、全員息はあるようだった。 「ゆぐぅ! ゆっぐりー!?」 「ゆっぎぢでぎないよー」 「うるせぇ!なんでうんうんがないんだよ!くそったれが!?」 「ゆっくぢさせてよ!」 「ゆっくりしだいよー」 「せっかく久し振りのご馳走にありつけると思ったのに!!」 ゆっくり達は一匹の例外もなく逆さ向きの格好で並べられており、苦痛と恐怖に涙を流していた。 男の愚痴から察するに、あにゃるのない個体だったのだろう。 そして、あにゃるがないからあにゃるっぽい居場所を食ってみたが普通の餡子の味しかしなかったのだろう。 一般には知られていないがゆっくりは物凄い速さで進化する。勿論、ゆっくりするために。 うんうんとは言ってしまえば古い(しかし断じて痛んでいない)餡子を捨てることでお腹を空かせるための機能だ。 いっぱい美味しいものを食べてゆっくりするためにゆっくりが習得した機能であり、相応の環境がなければあにゃるは形成されない。 相応の環境、というのは言うまでもないが、美味しいものをいっぱい食べられる環境のことである。 ゆえに食べ物が無くて困っていることの多い野良ゆっくりにあにゃるがあることなんて滅多に無いのだ。 しかし、そんなことを教えるつもりは微塵も無い。関わりたくないからな。 猫も杓子もうんうん、うんうん。饅頭の穴から出るものをご馳走と呼ぶ馬鹿ども。 果たして世界は何時からこれほどまでに狂ってしまったのだろうか。 そんなことを考えながら、そそくさと家に帰った。 数ヵ月後・・・ゆっくりのうんうんブームは去った。 それと同時に人々は人間として大事なものを失い、俺は職を失った。 完 ‐‐‐あとがき‐‐‐ うん・・・きめぇ。凄くきめぇよ こういう時こそこの言葉を使うべきなんだろう 終われ byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/911.html
※むやみやたらにうんうん ナマコを初めて食べた人は何を考えていたのだろうか? いや、ナマコが嫌いなわけじゃない。むしろ好きな酒の肴ベスト3だ。 しかし・・・しかしだ、何の予備知識もなしにアレを見て食欲をそそられるかというと答えはノー。 あの黒くてぬらぬらしてうねうねしたモノを美味しくいただこうと言う発想すら出てこないだろう。 まあ、それでもそんな異形を食ってしまうツワモノってのはいつの時代にもいるわけだ。 それはさて置き、今世間では空前のゆっくりブームが巻き起こっていた。 といっても、ゆっくりの飼育がブームになっているわけではない。 現在ブームになっているもの、それはゆっくりの“うんうん”と呼ばれる代物だった。 何か可愛らしく表現してオブラートに包んで誤魔化しているが言ってしまえば糞である。 ケツからひり出される茶色くて長くて、くっさいアレである。 最近明らかになったことなのだが、実はゆっくりのうんうんは人間にとっては非常に美味なのだ。 そんな訳で猫も杓子もゆっくりの糞に首っ丈といった有様。 しかも、忌々しいことに俺の勤め先が『うんうん加工所』だったりする。 念願の加工所職員になったと思って喜んだ結果がこれだよ! こんなものを最初に口にした奴に言ってやりたいね、クソッタレってな! 人間としての尊厳ってものを持てよ、恥知らずが! そんな訳で今日も俺の汗と糞にまみれた一日が始まる。 しかも今のところ慢性的に人手不足なので、冗談みたいにハードワークなエブリディ。 ゆ糞加工所に到着した俺に待ち受ける最初の仕事はゆっくりどもが夜中にひり出したうんうんの回収。 「「「「ゆっくりしていってね!」」」」 朝一番のゆっくり宣言。声の主は4匹のゆっくりどもだ。 れいむ種とまりさ種が2匹ずつ。この加工所の性質上栄養状態は万全で肌はもちもちとしている。 とりあえず不用意にストレスを与えないように「はいはい、ゆっくりゆっくり」とだけ返事すると、さっさとうんうんを回収する。 一番最初に入ったこの部屋は成体ゆっくりを普通に飼育した場合のうんうんを作るための場所で、実はかなりの高級品を作っている。 養殖もかねているようだが虐待的な要素があるわけでもなければ、特別目を引くような要素があるわけでもないつまらない部屋である。 そんなつまらない部屋におさらばした俺が次にやってきた部屋はうんうんの量産場。 ここには口とあにゃるの部分だけが空いた透明な箱に閉じ込めた大量のゆっくりが陳列されている。 そして、そいつらの口にはほぼ漏れなくぶっとい大根がねじ込まれている。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 この大根は要するに時間がある限り食わせ続けてうんうんを出させるためのもので、 箱に取り付けられたゴムによって食べきるまで大根をねじ込まれた状態になるよう細工されている。 そして、さっき挨拶をしてきた連中がその昨日与えた分を無事食べきったゆっくり。 俺がこの部屋で朝一番にすることはうんうんの回収と大方の予想通りそいつらの口に大根をねじ込むことだ。 「ゆっく、ゆぐぅ!?」 口を閉じて抵抗しようとするれいむ。まともに動けない箱の中で嫌々をするような仕草をしている。 こういう時は口以外で唯一接触可能な部位への攻撃を加えて無理矢理口を開かせてやらねばならない。 で、その接触可能な場所と言うのは・・・あにゃるだよ、チクショウ。 「ゆぐっ!ゆ゛っ!ゆっぐり!?」 穴の中に中指を突っ込み、乱暴に餡子をかき回すと、悲鳴だか嗚咽だか分からない声を漏らしながられいむは口を開いた。 その瞬間を見逃すことなく、手にした大根を無駄に大きな口にねじ込むと、箱に取り付けられたゴムで押さえつける。 双眸からは苦痛と不快感のために涙が溢れ、全身から脂汗のようなものが噴出しているがここのゆっくりはいくらでも替えが効くの気にする必要はない。 「ゆっくりー!?」 「ゆっくりしてよー!!」 その光景を見せ付けられている2匹が口々に何かを訴えかけてくるが気にすることはない。 手際よくその2匹にも大根をねじ込むとうんうんを回収して量産室を後にした。 次にやってきたのは最高級うんうんを生産するための部屋だった。 この部屋で飼育されているゆっくりはたったの2匹。れいむとまりさが1匹ずつだ。 最高級のうんうんを作っていると言っても透明な箱に入れられ無理矢理食べさせられていると言う天では何の違いもない。 唯一つ違うことがあるとすれば彼女らの食べているものが値の張るものであるということくらいだろう。 もっとも、ゆっくりにとっては不潔でくさくてゆっくり出来ないものらしいが。 そう、この部屋の2匹に与えられている餌と言うのは・・・うんうんの事だ。 更にあにゃるには栓がねじ込まれており、食べさせられた分をひり出すことが出来ない。 詳しい事は知らないが、こうやって長期間体内に留まらせる事で旨みが増すらしい。 勿論、うんうんを与えるための装置の構造上、嘔吐しても口の中にタダイマ、するだけなので無意味。 まあ、一つだけいえることは大真面目にウンコを美味くする方法を日夜考えている連中がいるってことだけだ。 そいつら絶対に病気だろ? 死んだ魚みたいな目でうんうんを補充する俺を見つめる2匹ににっこりと微笑み返してから、さっさと部屋を後にする。 加工所職員として楽しくゆっくり共の死んでいく様を見ながらの夢のような生活が待っていたはずなのに・・・ そんな愚痴をこぼしながら飲料として大人気の下痢うんうんを回収するべく隣の部屋へと急いだ。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 美味けりゃ何でも食うんだろうね、人間 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1277.html
うんうん 10KB ギャグ 小ネタ 実験・改造 現代 うんしー 衝動の赴くままに書いてしまった3作目です、しかし相変わらずの駄文 独自設定垂れ流し 毎回の駄文ですみません ペットショップ勤務、36歳独身 たまの休暇なのにその人はある事に頭を悩ませていた それは 親が持ってくる見合いが減ったことでも、 その相手に悉く袖にされていることでも、 その為か、親父の毛が薄くなったことでも、 同じく、母親の白髪が増えていることでも、 知り合いの結婚式があらかた済んだことでもない ゆっくりがうんうんを嫌がるのは何故だろうということだ ーほかに考えるべき事が沢山あるという声が聞こえる気がするが、気のせいだろうー 人間の目にはどう見ても害の無い、餡子と見分けの付かない物なのに 体内から直接抉り出した餡子は喜んで食べるのに 答えの出ないことを無駄に考え続けたら、ふと調べに行こうと思ってしまった 思ったらそのまま行動に移してしまった、後悔はない 貯金は全部飛んだが 路地裏を袋を小脇に抱え、探っていく 何だか見られているような気もするが気のせいだろう お、めっけ 「なんなのぜ?あのにんげんは」 「うんうんずきなへんたいさんだね、ゆっくりできないよ!」 「ゆ!あれがすかとろさんね、ゆっくりりかいしたわ!」 街ゆの罵声を受けながら、面倒なんで取り合わずに放って置き ゆっくり共の落し物を漁っていった 「ん、ほぉおっぉぉ、へんたいさんねぇぇぇぇえ! とかいはなありすならあぶのーまるなぷれいもおっけーよおぉぉぉお!」 べしょん 一個妙なものが寄って来たから潰したが。 郊外へも足を延ばした 「ゆっくりしていってね!」 はいゆっくり 「おにいさんは何してるの?」 うんうんを探してるんだよ、どこにあるか知らないか? 「ゆ!うんうんなら…ゆゆゆゆ!? な、なにいってるのぉぉお!?」 だから、うんうん探してるんだって 「な、なんでうんうんさがしてるの?」 食べるから(さらり 「………」 絶句してしまった このお兄さん、冗談が下手らしい 嫌な沈黙の時間が数秒続いたが ぐぅう~ まりさの腹の虫が鳴いた お腹が空いてるみたいだね お野菜さんあげるからまりさのうんうん頂戴、ちょっとでいいよ! 「ゆ…で、でも、は、はずかしいよぉ」 腹の音を聞かれたこととうんうんを要求されるということの二つの羞恥により、饅頭から茹でダコにまりさの種族が変更された! ほら、後ろ向いてるからさ あ、お野菜足りないならもっとあげるよ? 「ゆうう」 涙目になりながら木陰ですっきりー!した後、お野菜さんと交換してもらい ついでにゆっくりがといれにする場所を教えた後 転がるようにして巣へ帰って行った この後この話がゆっくりの間に広がり 幾つかの群れが大挙して里に下り、うんうんと野菜を交換するよう要求して壊滅した事を彼は知らない まりさが人間不信になり山奥で隠居したことはもっと知らない ゆっくりがうんうんを嫌がる分かり易い理由は うんうんにゆっくりが餡子に変換できない無機物等が多く含まれていることだ 街ゆのうんうんを調査した処、質量の3割近くをビニール類などのプラスティックが占めていた ごみ袋やスーパーの袋の破片、菓子の梱包、後なぜかビニール紐とか 一見外傷がない死体を解体すると体の容積の3割を超える量のビニール類が詰まっているものもあった (このことからすると一概にゆっくりを燃えるごみに捨ててはいけないのかもしれない まあ、それはどうでもいいだろう) 野生のものでも植生が貧しい地域では砂が多く含まれていた 草や虫に砂が付着していたのだろう しかし森林のものにはあまり含まれていなかった おそらく腐葉土の類は何とか変換できるのだろう そのうち増殖が過ぎれば森林を脅かしそうな事をスルーしながら次へ移行した ゆっくりがうんうんを食べない理由は その不純物ゆえ、おそらく、本能がうんうんを食べられないものとして記憶しているからだろう 問題はどうやってうんうんをうんうんとして判断しているか、だ なぜ過剰にうんうんを拒絶するか、も疑問だったが、まあ、人間の物真似だろうと判断し深く考えなかった まず、それら変換不能なものが全く含まれていないうんうんを与えてみたが受け付けなかった 「うんうんはたべものじゃないよ?ばかなの?しぬの? あ、むのーなじじいにはわからないんだね!おお、あわれあわれ じひぶかいれいむがあわれなむのーにごはんさんあげるよ!」 そう言い放つと寝そべって底部を突き出してきた 「ぷ~りぷ~りするよ!…すっきりー! さあ、おたべなさい!じじいにはうんうんがおにあいだよ! そしてさっさとごはんもってk」 はいはい、好き嫌いしないで食べようねー 「うごごごぉぉぉうあ、おえげっほ、もうたべだぐない゛い」 成分で判断しているのではないらしい、匂いだろうか しかし時間が経過したものを与えると何事もなかったかのように食べる 「ゆ、あまあまさんをもってくるとはきがきいてるね! むのーにしてはじょうできなのぜ!…なにじろじろみてるんだぜ?じじいにわけるぶんはないのぜ?」 おお、あわれあわれ(ニヤニヤ 匂いではないのだろうか、では形? 見た目うんうんに酷似した餡子を作り、与えたが何の抵抗もなかった 「うんうんはゆっくりできな…ゆ?これあまあまさんだ!む~しゃむ~しゃするよ!」 イラッ 出したてのうんうんを練って与えたが吹きだした 「ゆわーい!あまあまさんだ~、ゆっくりたべるよ!(キリ! む~s(ブフォ!)これ、うんうんだー!」 ふぅ 見た目でもない(のかな?) そんな風に暫く調査のためうんうんを多く取り扱っているとあることに気がついた それは「ゆっくりしているゆっくり程うんうんの量が少ない」ということだ 街ゆでもそれなりにゆっくりしていれば少ないし 飼いゆで豪華なものを食べていても躾の厳しい所のものはかなり多い また飼いゆでは出来の良いものほどうんうんの量が少なかった もっとも多かったのはゲスだった その発見とゆっくりのうんうんへの反応から 「ゆっくりのうんうんの餡子はゆっくりできない記憶の詰まった餡子でできている」 と推測した ゲスも本能ではゆっくり出来ないことと認識しているのだが それらの感情が発生する端からうんうんとして排出してしまうのだろう 野良や野生が人間の家屋へ侵入すると決まって大量のうんうんをするのも これでゆっくりできると今まで必要に迫られて保存していたゆっくり出来ない記憶を破棄してるのだろう また、飼いゆの出来不出来を決めているのはそこらへんの機微が決めているのだろう 躾として言われたことをゆっくり出来ないこと、どうでもいいこととして認識してしまうと 排出してしまうのだろう いったん咽喉元過ぎればすぐさま熱さを忘れてしまうのもこのせいかもしれない そして出したばかりのうんうんはまだ体成分に近く、記憶がある程度感じ取れるのではないか と、言う訳で 実際にやってみた まりさー出番よ! えい☆ ずりゅん☆と良い音を出し目玉がくり抜かれた 「ばりざのおべべがあぁぁぁ」 それだけじゃないよー カチッ☆ さわぁっと燃え滓がまりさの顔に降りかかっていく 「ずできなおぼうじがあぁぁぁ、…あ゛、あづい、あづいよぉぉおぉぉ」 ついむらっとなって眼窩を炙った、後悔は(ry おお、きたないきたない、まりさ、風呂に入るぞ! 「お風呂?」 まりさの脳?内でかつてお兄さんに入れてもらったゆっくり出来る湯船が再生された ほい! とぽん 「ゆ~、う?、ゆごううああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 鬼威山名物油風呂!鍋だけど 見る見るうちにまりさが揚がっていく! はい、カラッときつね色になる前に上げます どこか分からない場所を見つめて説明的に呟きながらまりさを引き上げる はい、まりさの素揚げの出来上がりです! し~ん へんじがない、無人のようだ 暫く放って置くと揚げものがうんうんをした 揚げる前に沢山食べさせたのが効いたな 予測通りの大量のうんうんを与えてみた れいむー、出番よ! ぐいッとな 「む~しゃむ~しゃ… ゆべし!」 げろげろげろ~と餡子が流れ出てくる 何時ものうんうんリアクションじゃない! その後何体かのゆっくりに与えてみたが何れも即死した なかなかの威力だ 暫く安置して置いたものをゆっくりに与えるとただのあまあまとして食べていた 体外に出て暫くするとただの餡子に近くなり、ゆっくりに影響を与えなくなるらしい ってそうじゃないでしょおおぉ? ゆっくりがうんうんから記憶を読みとれるか探るんじゃなかったのおぉぉぉ? 細けえことは(ry …さて威力の検証はこれぐらいにして となれば飼いゆの効率的な躾け法が開発できるかもしれない 早速現t、いやペットショップへ飛んだ 店長に叱られながら、如何にも質の悪そうな格安のまりさ種を買ってきた このままでは生餌にするかお兄さんの玩具にするしかないだろう いざ!カチッとな め~らめ~ら 「あぢゅい、あぢゅいよおおお」 周辺を焼いてあにゃるを塞いだ 要はゆっくり出来ない、もしくはどうでもいい記憶が出て行ってしまうからいけなく、 またうんうんにも一定の記憶がしばらく残存しているらしいので 体内にうんうんを留めて置けば再変換され、ある程度記憶が再利用され躾の効果が出やすいだろうと期待したからだ しかしこれは失敗してしまった ゆっくりがなぜこのような生態?をとるのかを考えていなかったのが原因だ ストレス死 ゆっくりのストレスへの耐性の低さがこのような習性を生んだのだ 躾を行ったものは皆ゆっくり出来ず死んでしまった ストレス死を回避するべくそれらを解体した所、死因が推定できた 通常のゆっくりであれば輪切りにしても内部はほぼ一様に餡子が詰まっているだけだ だがストレス死した個体の内部にはコリコリした物体が発生していた 餡子が固体化したらしい ゆっくりはストレスを感じると体が戦闘へ備えるためか餡子の粘度を高める その為苛めれば苛めるほど甘くなる それが度を過ぎると活動へ支障をきたすらしい 思考や精神に障害のできたゆっくりは頭部?(というより上部)へ塊ができ、 運動に支障が出たものは下部に、 言語の障害のできたものは口の周りの音の増幅部が硬化して共振し辛くなっていた ならばストレス死を回避させるには緩い躾を行うか、硬化への対策を行うしかない しかし、この調教法は思いもしない副効果が出た 成長の促進だ 食べた分をそのまま吸収するのだから当たり前だろうが その速度は速く、一番売れる仔ゆっくり期を簡単に越えてしまうのは目に見えている 食用としては有用かもしれないと知りあいの加工所へ報告はしておいた しかしペット用としてはそれは困る、短期で仕上げなければ価値が下がる 少量の餌で長期の躾も考えたが人件費もかかるし、 飼いゆになって通常の量の餌を与えられたらゲス化の切っ掛けにもなるかもしれない 何としても硬化を防ぐ必要がある 餡軟化剤を使ってみた しかし症状が出るまで何処の部位が硬化しているのか分からないし、 すでに硬化してしまった部分へは効果がなかった 乾いた餡子の様になっていて、すでにゆっくりの餡子のようなものとは違うものになっているようだ 全体へ注入すればぐでんぐでんになってしまう とても飼育できたものではない、当り前か虐待用に流通していたものを使ったんだし もっと効果の薄いものを作る必要があるが、あいにく一般人の私にはそのようなことはできない 硬化部を摘出してみた 空いた穴には餡子を詰めたが、一応正常には戻るものの一部の躾の記憶が欠落していた これでは効率が悪い 面倒だし、長期になる、利点が薄くなる。 結局自力で軟化剤が合成できない以上、どうしようもなかったのでこれも加工所へ持ち込むこととなった そこも零細なので打開案を探って居たらしく力になってくれた この後お兄さんは独立し、ペットショップを開店した 零細加工所の量産する安価なペット用ゆっくりを独占して買い付け、卸や直接販売でそこそこ儲けたそうな おしまい 追記:その後、彼はうんうん長者と渾名され、その家は三代先までうんうん成金と言われ続けたかもしれない はい、最後まで読んで頂き、どうもありがとうございます。 三作目となったのに何時まで経っても上達しません。 すみません。 どなたか、文才さんが生えてる場所を知りませんかー? 絵心さんでもいいです。 1作目 ふたば系ゆっくりいじめ 468 ありす観察日誌 2作目 ふたば系ゆっくりいじめ 556 ゆっくりこしていってね! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お兄さんの検証が全て仮説で終わってる希ガス。 作者の発想は好きだけど、物語の中では解決してないのが残念。。。 -- 2018-04-12 18 31 08 俺設定検証モノはあまり面白くないな、面白いのもあるけど -- 2011-03-04 12 25 41 うーん、ストーリーものとしては見れないけど、検証SSとしてみると面白いね -- 2010-10-19 14 38 58 ゆっくりを検証するSSおいしいです -- 2010-08-22 05 55 51
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※ぬるい ※うんうん 「おかーしゃん!れいむ、うんうんちたいよ!」 「ゆっくりりかいしたよ!でも、おうちではしないでね!」 「ゆっくちりかいちたよ!おそとでうんうんしゅるね!」 今、そんなやり取りをしていたのは成体れいむと子れいむ。 彼女達は野良で、他にも子れいむが1匹と子まりさが1匹と一緒に暮らしている。 うんうんとはいわゆる排便のことで、ねぐらの中にあるとゆっくり出来ない。 そのため、うんうんをする時は自動販売機の隣のダンボールから這い出して行くことになっていた。 「ゆゆっ、うんうんしゅるよ!」 「ちょっと待った!!」 いつものように外に出て行った子れいむがうんうんをしようと力んだ時、それを阻止しようと一人の青年が走ってきた。 彼は子れいむを捕まえると即座にあにゃるに指をねじ込んだ。 「ゆびぃ!?やめぢぇええええ!う゛んう゛んでぎに゛ぁいよ!?」 「ゴメンよ。しかしそのうんうんをそこらへんにせずに俺に食べさせて欲しいんだ!」 「ゆっぐぢりがいぢだよぉ!だがらはやぐう゛んう゛んざぜぢぇね!?」 「よし来た!・・・・・・むーしゃむーしゃ、うめー!」 青年はさっそく子れいむのあにゃるの口をつけるとズズーッと一気にうんうんを啜った。 うんうんを食べ終えた青年はとてもゆっくりした表情をしている。 「さあ、れいむ。これはほんのお礼だ!」 彼が取り出したのはコンビニで売っているメロンパン。 パンを袋から取り出し、子れいむの前に差し出した青年は悠然とした足取りでその場を後にした。 「っていっておにーしゃんがうんうんとこうかんしてくりぇたんだよ!」 「ゆゆっ!ぱんさんよりもうんうんがいいなんてへんなおにーさんだね!」 「むーしゃむーしゃ、ちあわせ〜!」 何とかメロンパンを奪われずにねぐらまで持って帰った子れいむは、家族全員でご馳走に舌鼓を打ちながらそんな経緯を話した。 こんなゆっくりしたものとうんうんを交換するなんて、人間はわからないと首をかしげるゆっくり一家。 しかし、美味しいものが食べられるならそれで良いと結論付け、それ以上は考えなかった。 「ゆゆっ!まりしゃ、しゅごいことおもいちゅいたよ!」 「ゆぅ、すごいこと?」 「にんげんしゃんにうんうんをあげちゃらきっともっちょあまあましゃんがもらえりゅよ!」 「「「ゆゆっ!?」」」 子まりさの一言はほかの家族に衝撃を与えた。 それから長い話し合いの末、ものは試しでとりあえず人間と交渉をしてみようという結論に達した。 「今日は、ファ○タにするか・・・っと」 「ゆゆっ!おにーしゃん、まりしゃのうんうんとそのあまあましゃんをこうかんちてね!」 「へ・・・?うんうんとファ○タをか?別に構わないけど・・・」 そう言って、いとも簡単に甘いジュースとうんうんを交換してくれた。 彼女達は知る由もないことだが、人間の間では今ゆっくりのうんうんブームが巻き起こっていたのだ。 「えーっと・・・何飲もうかな?」 「おねーさん、れいむのうんうんとあまあまさんをこうかんしてね!」 「え・・・?あまあまさんなら、チョコレートがあったかな?」 またしても、簡単に美味しいチョコレートを手に入れてしまった。 こうしてうんうんトレードに味をしめたれいむ達はしばらくこれによって何もせずにゆっくりすることが出来た。 しかし、そんな平和な日常はある日を境に終わりを告げる。 崩壊の始まりは母れいむのお出かけ中に子まりさが不意に口にした言葉。 「あれだけあまあまさんをたべてるにんげんさんがうんうんさんでゆっくちできるなら、うんうんはゆっくちちてるの?」 その一言によって、ゆっくり出来るあまあまさんよりも人間が好むうんうんは美味しいのかもしれないという認識が出来上がってしまったのだ。 そして、母れいむがいない間に子ゆっくり達はこっそりとうんうんをして、それを口に含んでみた。 「「「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇえええええええええ!!」」」 信じられないことにとても美味しかった。 それが思い込みによるものなのか事実なのかを知る術はないが、間違いなくゆっくり出来る味だった。 チョコレートよりも、ジュースよりも、メロンパンよりも、母れいむの持ってくるどんな食べ物よりも。 その日から、子ゆっくり達はこっそりとうんうんを食べるようになり、それと引き換えに人間と交換で得られる食べ物の量が減った。 「ゆぅ・・・さいきんなんだかゆっくりできないよ・・・」 母れいむは内心何かおかしいと思いながらも我が子のうんうん事情にあることが理解できず困り果てた。 減った食料を補うためにしばらく怠けていた餌探しを再開せねばならず、それが一層彼女をゆっくり出来なくさせる。 その上、必死の思いで食べ物を取ってきても贅沢に慣れた上に極上の甘味を知った子ども達は食べ物二口をつけようとしない。 「こんにゃゆっくちできないものたべらりぇないよ!」 「しょーだよ!ぷんぷんっ!」 「ちゃんとあまあましゃんもってきてね!」 が、子ども達も食事のグレードの低下の原因が自分たちの行いであることに気づく様子は無い。 結局、れいむは苦労と、それに見合わない罵倒を受けながらゆっくり出来ない日々を過ごすことになった。 1週間後。その原因が子ども達のうんうん事情にあることに気付くその日まで。 「「「ゆっぐ・・・おにーさん」」」 ある日、子ゆっくり達は久し振りにうんうんを交換しに自動販売機の前にやってきた。 本当はとても美味しいうんうんを別のものと交換したくは無い。 とはいえ、うんうんだけではお腹が膨れない。 「ま、まりしゃのうんうんとあまあましゃんをこうかんちてね!」 それに全てを知った母れいむは怒り狂って、もう食べ物を持ってこないと宣言してしまった。 自分の努力の結晶が排泄物以下だといわれればそうなるのも仕方ないことだろう。 それでも子ゆっくり達は現状を楽観視していた。うんうんがあれば何とかなるだろう、と。 しかし・・・ 「お前らの糞なんかいらん」 話しかけた青年はそう言い残して立ち去った。 それからも、道行く人に何度もうんうんとの交換を持ちかけたが、全然上手くいかない。 女性も、子ども達も、老人も誰ひとりとして子ゆっくり達の交渉に応じてはくれなかった。 「ゆぅ、どうちてこうかんちてくれないのぉ・・・」 「ゆっくちできないよ・・・」 「ゆっくちちたいよー」 日が暮れるまで子ども達は必死に交渉を続けたが、結局誰ひとりとして交換してくれなかった。 「ゆぅ・・・ぜんぜんあまあましゃんもらえなかったよ・・・」 「しかたないよ。でも、まりしゃたちにはうんうんがありゅよ!」 「ゆゆっ!しょーだね、うんうんたべりゅよ!」 ねぐらに戻り、ひもじさを誤魔化すようにうんうんの風味を思い出す。 そして、むりっとひり出したそれに満面の笑みを浮かべたまま飛びついた。 「ゆっ!?」 「なにごれええええええ!?」 「ぜんぜんゆっぐぢぢでないよおおおお!?」 何故かうんうんの味が酷く劣化してしまっていた。 味は舌ではなく脳で感じると言うが、どうやら子ゆっくり達がうんうんが美味しいと感じたのはまさにそれだったらしい。 人間があまあまさんと交換してくれるものならきっと美味しいに違いない。 うんうんの味を支えていたその思い込みが、今日の徒労で崩れ去ってしまっていた。 「ゆぅ・・・おかーしゃあん、おながずいだよぉ・・・」 「ゆゆっ!うんうんをたべるようなゆっくりできないこはれいむのこどもじゃないよ!」 「ゆっぐ・・・ほどぢでぞんなこぢょいうのおおおおおお!?」 こうして子ゆっくり達は母れいむの機嫌が直るまで美味しくない上に満腹感うんうんを食べ続けることになった。 −−−あとがき−−− しかし、越冬の時なんかは喰えたほうが良いような気もする byゆっくりボールマン
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※うんうん 「ゆゆっ!うんうんでりゅよ!」 小さな巣の中で1匹のれいむがうんうんをひり出していた。 ゆっくりのうんうんは餡子だというのに彼女らはうんうんを嫌う。 しかし、彼女達は巣の中でうんうんをしてしまう。 理由はまだ解明されていない。 恐らく彼女達が意外にグルメで、どこか人間臭い側面があることに起因するのだろう。 「いっぱいでりゅよ!」 ぷりっ!ぷりっ!と粒あんがれいむのあにゃると呼ばれる器官から飛び出す。 このうんうん、もとい粒あんは人間の間では高級食材として珍重され、実はなかなかに美味である。 が、ゆっくりにとってはゆっくり出来ないものらしい。 人間はチョコレートを好むが犬にとってそれが猛毒となりうるようなものだろうか? もっとも、ゆっくりは普通のつぶあんなら平気で食べるし、気付かなければうんうんも平気だったりする。 結局良く分からない、としか言いようがないのだ。 「うんうんさん、もっとゆっくりでてね!」 れいむは恍惚の笑みを浮かべて沢山のうんうんを巣の床に撒き散らす。 何故うんうんはゆっくり出来ないものなのに巣の中でうんうんを出してしまうのか? 理由は簡単だ。 うんうんをすること自体はゆっくり出来ることだからである。 そして、うんうんを我慢することはゆっくり出来ないことである。 この認識に関しては人間もおおむね同じだろう。 目の前に「ゆっくり出来ること」と「ゆっくり出来ないこと」の2つ提示されているのだ。 名前からしてゆっくりの権化たるゆっくりがどちらを選ぶかなど考えるまでもない。 「ゆ~ん!ゆっくりうんうんしたよ!」 そして、ゆっくりにはゆっくり出来ないことを無意識に避ける心理傾向がある。 それ自体は人間や他の動物にも備わっているものだ。 が、ゆっくりのそれは他の動物のそれをはるかに凌駕しており、弱肉強食の摂理からさえも目を背ける。 ゆっくりが勝てもしない相手に、自信満々に向かっていくのはこれが原因だ。 その時、戦わないという選択肢は排除される。 何故なら、戦って勝つという選択肢がそれよりもゆっくり出来るからだ。 負けるという可能性が排除されている辺り、流石はゆっくりと言うほかない。 「ゆっ、ゆううううう!うんうんくちゃいよおおおおおおおお!?」 そして、うんうんをした後でようやくもっと早くに向き合うべきだった現実に直面するのだ。 うんうんがある。うんうんはゆっくり出来ない。ゆっくり出来ないうんうんがおうちにある・・・。 これではおうちでゆっくり出来ない。 かといってうんうんの処理をするのはゆっくり出来ない。 うんうんから目を背ける? 残念ながら、ゆっくり出来ないものが目を背けられるのは想像や予測に対してのみである。 そう、彼女達は刹那主義的なナマモノなのでだ。 重要なのはいかにしてゆっくりするかではなく、今この瞬間ゆっくりすること。 「うんうんはゆっくりできないよおおおおおおお!?」 だから、うんうんをすることで得られるゆっくりの前ではうんうんがあることゆっくり出来ないことを失念してしまう。 が、今目の前にあるうんうんを無視して巣の中でゆっくりすることなんて出来るはすがない。 現実にゆっくり出来ない状況が差し迫ってしまうともはやゆっくり出来ないのだ。 自身の知る限りで最高の環境から少しでもグレートダウンした環境にいると、もはやゆっくり出来ないのだ。 ゆっくり出来ることを優先するがゆえに妥協できずに最上を求めてしまう悲しき性。 「こんなゆっくりできないおうちはれいむのおうちじゃないよ!ぷんぷん!」 ここはもはやゆっくりプレイスではない。 れいむにとって最高にゆっくり出来る環境に「うんうんがある」という項目は存在しないのだから。 れいむはうんうん相手に散々文句を言って、気が済んだところで新たなゆっくりプレイスを求めて旅立った。 そして数時間後・・・ 「ゆゆっ!ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!」 そこが自分の巣であることを忘れてしまったれいむは、高らかにおうち宣言をした。 自分の巣である事を忘れてしまっているのは、ゆっくり出来ないものを避ける心理の作用だろう。 これでこのおうちは自分のものだ。 もちろん、おうちの中のものも自分のものだ。 そう思ってれいむが誇らしげに巣の中を見回すと、美味しそうな粒あんが落ちていることに気付いた。 甘い香りを放つとてもゆっくりしたもの。 先に述べたとおり、ゆっくりのうんうんは甘くて美味しい粒あんである。 自然界では蜂蜜と並ぶ最高の甘味だといえるだろう。 「おいしそうなあまあまさんだよ!」 先ほどしたうんうんのことなどすっかり失念してしまっているれいむは嬉しそうにそれを口に含んだ。 こんな場所にうんうんが落ちているなんてゆっくり出来ない想像はしない。 それに、うんうんをしている光景を見ない限り、それがうんうんとは気付かない。 そのほうがゆっくりできるから。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 れいむは双眸から涙を流しつつ、満面の笑みを浮かべた。 ---あとがき--- 某氏「巣でうんうんして5秒後に『くちゃい!』とかあり得ねえよ」 ↑「巣の中でうんうんするゆっくりは何を思ってうんうんをしているのだろうか?」 という疑問をあえて形にしてみたらこんなんになりました byゆっくりボールマン
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『 』が人間、「 」がゆっくりのセリフです。 胴付きゆっくりが登場します。 作中、ゆっくりは死にません。 今日は、まりさのために、とっておきのご飯を買ってきた その名は”うんうんフード”。その辺のゆっくりがおトイレで出すものと同じものです。ゆっくりしていってね! 「ゆ……ごはんさん? それはなんなのぜ?」 『これか? これはだな、俺がお前に食わせるために買ってきたものだ』 俺はそう言って、パッケージを開けて中身を取り出した。 「ゆんやあああっ!? くっせ!これくっせ!まじくっせ!」 『あー、そりゃそうだろ。これはゴミみたいなもんだからな。でもまぁ大丈夫だ、そのうち慣れる』 「こんなくさくてまずそうなもの、いくらなんでもたべられないのぜ!!」 『ええいうるさいぞ!黙れ!』 俺は大声で怒鳴った。 「ゆひぃ!!ごめんなさいなのぜ……」 『まったく……しょうがない奴め。おいれいむ!ちょっと来てくれ!!』 「はいよ~」 れいむは台所からひょこっと顔を出して、こちらにやってきた。 ちなみに、このれいむは胴付きだ。 だいぶ前かられいむを飼っているが、まりさが俺の家に来た時はすでに胴付きの状態だった。 『れいむ。まりさが、このご飯食べてくれないんだよ。せっかくとっておきのご飯買ってきたのに』 「さっきごみみたいなものっていったのぜ!ごはんさんじゃないのぜ!!」 まりさはぷりぷりと怒っている。 そんなまりさにれいむが言った。 「まりさ。これはね、ゴミなんかじゃないんだよ。とってもおいしいごはんさんなんだよ。」 「うそつけ!くさいのぜ!くさすぎるのぜ!こんなのくえるわけないのぜ!」 『いいや、うまい飯だ。ほら、一口食ってみろ』 俺はそう言って、まりさの口にうんうんフードを放り込んだ。 「げほっ!げぼおっ!」 まりさはあまりの不味さに吐きそうになったようだ。しかし必死になって我慢したらしく、吐き出さずに飲み込んだようだった。 「ぐぅ……おぇっ……ひどいめにあったのぜ……」 『どうだ?うまいだろう?』 「くっそまずいのぜ!」 『でも、毒は入ってないだろ?』 「ゆっ……それはそうなのぜ……。とにかくもうくわないのぜ!まりさをころすつもりならはやくしねるようにするのぜ!!」 まりさはかなり強情な性格をしているようで、どれだけ説得してもうんうんフードを食べようとしなかった。 そこで俺は、最後の手段に出ることにした。 『よし、アレを実行するぞ、れいむ』 「りょうかいだよ!おにいさん!」 「あれとはなんのことかぜ?」 『ふふん、まぁ見ていろ』 俺はニヤリと笑いながら、部屋にある押入れに向かった。そしてその扉を開けると…… そこには大量のうんうんフードがあった。 「ゆわああ!とってもくさ…おいしそうなごはんだんだよおお!」 「いまくさいっていったのぜ!ぜったいにおいしくないのぜ!!!」 「ほんとうかなぁ?」 れいむはまりさを無視して、うんうんフードに手を伸ばしていた。 「やめるのぜええ!!」 まりさは慌てて、おさげでれいむの手を掴んだ。 「ちょ、れいむにさわらないでよね!くさいくさいはあっちにいってね!」 「どぼじでごんなごどいうのぉぉ!!」 れいむはまりさのおさげを振り払うと、うんうんフード、ではなく近くのゴム手袋を手に取った。 「こんなものさわったら、てがくさいくさいになるからね!じゅんびできたよ!」 『よし』 「じゃあいくよー」 れいむは、ゴム手袋を装着した手でうんうんフードをつかむと、まりさの顔に押し付けた。 「ゆぎゃあああっ!!!」 叫び声をあげるまりさの口の中に、うんうんフードが流れ込む。あまりの臭さにまりさは悶絶する。 「ごはんさんは、こうやってたべるんだよ!わかった?」 「ゆぴぃぃ!!ゆるぢでえええ!!」 「わかればよろしい」 れいむは満足そうにそう言うと、まりさの口から手を離した。そしてまた、うんうんフードをつかみ、まりさの口に放り込む。 「ぐざぁ!!ぐざいのぜえ!!じんじゃう!!じんじゃうのおおお!!!」 「がんばれー。あと5回くらいあるからがんばろうねぇ」 「ゆぴぃいい!!ゆっぴゃああっ!!」 まりさが泣き叫ぶ中、れいむは次々うんうんフードを放り込む。なんだか楽しくなってきたようだ。 「ゆんやぁ……ゆんやぁ……」 まりさが白目を剥いて気絶したところで、俺はれいむからゴム手袋を取り外す。すると、れいむはまりさを俺の方に差し出した。 「はいおにいさん。たべさせてあげてね!」 『よし、俺もやるか』 俺はうんうんフードを手づかみすると、まりさの口のなかに詰め込む。 「ゆっ…ゆ… ゆ?」 まりさの意識が回復する。 「ゆ?まりさはなにをしてたんだ…くっせ!まじくっせ!ぱねぇ!」 まりさは自分が何をされていたのかを思い出して、慌てる。 「まりさはね、ごはんさんをたべなかったんだよ。だかられいむたちがたべさせてあげたんだよ。かんしゃしてね!」 「たべられなかったんじゃなくて、たべものじゃないでしょおおおお!!」 『はあ…まだ反省が足りないな』 「しょうがないね!またれいむがたべさせてあげるよ!」 「もういらないのぜ!!!」 「そんなこといわずに、はい、あ~ん」 「やめるのぜええええ!!」 こうして、俺たちは毎日のようにまりさと戯れていた。 うんうんフード。それは舌が肥えたり調子に乗った飼いゆっくりに現実を思い出させるためのしつけグッズである。 もともとは、手軽にうんうんを食わせるための虐待ツールであったが、飼育用に転用されたという。 うんうん、といっても、ゆっくりが死んでしまわないように調整がされており、まあまあ便利である。 ネーミングセンスはアレだが。このアイテムが人気になった理由は、飼い主がストレスなくうんうんを食べさせることができ、なおかつ飼いゆの健康維持にも役立つという点だろう。 うんうんを摂取することによって栄養状態がよくなるため、結果として病気にかかりにくくなったという報告もある。しかし、あくまでうんうんはうんうんなので、うんうん好きのゆっくり以外には地獄そのものだった。 ちなみに、うんうんの臭いは香料によって誤魔化すことができるのだが、それをするとただのゆっくりフードになってしまい意味がないとして普及はしていない。 あれから1か月。毎日うんうんフードを食っているまりさは、一向に非ゆっくり症にはなっていない。 うんうんフードに非ゆっくり症防止剤でも含まれているのだろうか。 まあ、まりさにうんうんフードを食わせるようになってかられいむも楽しそうだし、まあいっか。 「おにいさん!きょうのごはんはなあに?」 『今日は、まりさだけうんうんステーキ(ただのうんうんフード)だ!』 「ゆわああ!うんうん!うんうん!」 「まりさはうんうんさんがすきなんだねえ」 「うんうんだいすきだよ!うんうん!」 すっかりまりさは、うんうん中毒になってしまったようだ。 うんうんフードに夢中になるまりさを尻目に、俺はれいむと外出だ。糞マニアと一緒だとこっちの飯もまずくなる。 さて、胴付き同伴可のレストランが近くにできたから、行ってみるとするか。 終わり 閲覧数 -
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逆襲のうんうん 13KB その日、ゆうかが巣に戻ると巣穴の前に植えたコスモスの群生が滅茶苦茶に荒らされていた。 荒地の広がる殺風景な風景に彩りを添えようと植えたコスモスだ。 手に汗込めて育てた秘蔵の花と云う訳でもないが、荒されればやはり腹は立つ。 犯人たちは、ゆうかが来たにも拘らず尻をぷりんぷりん振って花を貪っていた。 「うめぇ!これメッチャうめぇっ!!」 云うまでもなくゆっくりである。 ゆうかの棲んでいる丘陵では此処二ヶ月ほど姿を見なかったが、最近、再び出没し始めていた。 花を食い荒らしていたゆっくりたちがゆうかの姿を認めて、顔を上げた。 まりさの一家だった。平均よりかなり大きめの親まりさと、ちびまりさたちが八匹ほど。 如何やら一家は、相当な長旅をしてきたらしい。 本来漆黒である帽子は土埃で白く薄汚れ、茶色に染まった肌はかとなく異臭を放っている。 「ゆゆっ、ここはまりさのゆっくりぷれいすだよっ!ゆっくりしていってねっ!」 友好的な挨拶ではない。此れは自分の餌場だと云う所有宣言である。 ゆうかはポピーを見回した。完全に食い荒らされている。今はちょっと手の施しようがない。 溜息を漏らした。まりさから目を逸らし、如何でも良さそうに答える。 「はい、はい。ゆっくりね」 丘陵から望む地平線の果てには小さく黒雲が湧き出していた。風は微かに湿気を孕んでいる。 ゆうかの勘だと、あと数時間で激しい雨となる筈だ。 目の前のまりさたちが大雨や濁流で悲鳴を上げつつ押し流されていく光景を想像して溜飲を下げる。 (……いけない。少し疲れてる) 其れが癖である埒もない空想に数瞬耽ってから、巣の入口を塞いでいた大きな枝を退かしてもぞもぞ入り込んだ。 「ゆっ、ゆゆっ?いりぐちがひらいたよっ!!」 ゆうかが自分の家に入ると、何故かまりさたちもついてくる。 「……はい?」 親まりさがふんぞり返ってゆうかの洞窟を見回した。 「ゆっ、ここはとってもひろいおうちだね。まりさきにいったよ。 きょうからまりさたちがここにすんであげるよ。じゃまなゆうかはゆっくりでていってね!」 「「「「「「「「ゆっくちでちぇいっちぇね!」」」」」」」」 唐突なおうち宣言。ゆっくり水準でさえ余りと云えば余りに図々しい行動にゆうかが絶句していると、 子まりさたちは勝手に室内へと散らばっていく。 「ゆぅ~ん!ゆんゆゅ~ん!」 「うめっ!これめっちゃうめっ!ぱねぇ!」 「まりちゃのすーぱうんうんたいむ!はじまりゅよ!」 「まりしゃもうんうんするよー」 「こりぇはまりちゃのたからものにするんだじぇい!」 柔らかい干し草のベッドの上で飛び跳ね、壁の押花を引き剥がし始め、若葉や虫を食べ散らかし、 挙句の果てには部屋のありとあらゆる場所でうんうんをする。 「ちょ……やめなさい。こらっ。だめっ。やめてっ!」 ゆうかは狼狽して叫ぶが、調子に乗った子まりさたちは聞く耳を持たない。 今まで幾度も同様にゆっくりの巣を奪ってきているのだ。 「きゃあああっ!姉さんに貰った紫陽花が!妹から贈られたポピーが!山菜三ヶ月分と交換したサンテグジュペリの種がぁあああ!!!」 「ゆっへっへっ、ゆうかはさっさとおとなしくでていったほうがみのためなんだぜ。 まりさはむれでいちばんけんかがつよいんだぜ」 強気なまりさの言葉もあながち嘘ではない。元いた群れではまりさは実際一番大きなゆっくりだった。 其れでも捕食種であるゆうかの足元にも及ばないのだが、ゆうかが目を逸らした事で、 まりさの中ではゆうかより自分の方が偉いと判定されていた。 「ゆっ、あんなところにおいししょーにゃのがありゅんだじぇ」 部屋の隅に転がる美味しそうな匂いを放つ丸い塊に、子まりさの一匹がぽよんぽよん跳ねながら近づいていく。 「うー、ざぐやー」 「うぎゃあああ、れみりゃだあああああ」 影の正体を視認した子まりしゃが思わずおそろちーちーを洩らす。 ゆっ?どういう事?如何してゆうかの巣にれみりゃがいるの? 父まりさはれみりゃをよく見る。それは羽を毟られ、底部を千切られ、片目を抉られたれみりゃだった。 体のあちこちに凄まじく大きな歯型が無惨に残っており、惨めな声で命乞いを繰り返している。 「もうだべないでぇ……ゆーがぁ……いだいんだどぅ……くるじいんだどぅ。ゆるじでほしいんだどぅ」 親まりさの思考が停止した。 もしかしてこのゆうかはれみりゃをえさにしてるの?れみりゃより強いの?そんな筈ないよね。 だってさっきまりさから目を逸らしたもの。今だってぶるぶるふるえているよ。 ゆうかは確かに震えていた。ただし怒りで顔を真っ赤にして、額に青筋を浮き上がらせて。 「ゆゆぅっ?!」 本当に迂闊な事だが、まりさはその時初めて気づいたのだ。ゆうかの体が自分より一回りも大きい事に。 ゆうかの体中に無数の戦いの傷痕が在り、その餡子と皮が傍目にも硬く引き締まっている事に。 そして思い出す。通常種と捕食種では、体の大きさが同じでも力がまるで違うのだと云う事を。 自分が幾ら力を入れてもびくともしなかった入口の太い枝を、ゆうかが軽々と動かした事を。 「……おちびちゃんたち、そろそろおうちにかえろーね。 いつまでもおじゃましていたらゆうかおねーさんにめいわくがかかるからね」 調子に乗った子まりさたちは、父まりさの云う事など右から左だった。 「にゃにいっちぇるの、おとーしゃん!きょきょがまりちゃのおうちでしょ?」 「ばきゃにゃの?しにょの?」 「まりちゃ、もっちょうんうんしゅるよー!!」 「まりしゃもするよー!!」 「うめぇ!これメッチャうめぇっ!!パネェッ!!」 「まりしゃのうんうん!たべちぇもいーじぇ!」 「しゃっしゃとでちぇいきぇ!ばばぁ!」 げらげら笑いながら、ゆうかにぽよんぽよんと体当たりする子まりさまでいた。 今やゆうかが怒りが爆発寸前である事は、鈍感な親まりさの目にも明白であった。 「どぼじでぞんなごどずるのぉおおおおおおお!!!???」 まりさの気が遠くなる。 「まりちゃ、おしりをきれーきれーしたいよ!ゆっ ちょうどいいものがあるよ」 爆発寸前の怒りを決壊させた切っ掛けは、ゆうかのお気に入りの水晶に子まりさが汚い尻を擦り付けた事であろう。 「まりちゃはせいけちゅにゃんだよ!しゅーりしゅーり しゅっきりぃーーーー!!」 満足げな笑顔でゆっくちーと叫ぶ子まりさ。ゆうかの中で何かが切れた。 「かっああああああっ」 奈落の底から響いてくるような不気味な唸り声は、とてもゆっくりの喉から出たとは思えない迫力だった。 普段は冷静なその瞳は、煉獄もかくやというほど怒りに赤く燃えている。 牙を剥き、瞳の釣り上がった姿はとてもゆっくりとは思えない。 肝の小さな人間が夜の道で出会えば、妖怪と思って悲鳴を上げて腰を抜かすかも知れない。 「……ゆうか。おこっちゃいやなのぜ?」 恐る恐る訪ねる親まりさにゆうかが飛びかかった。思いきり突き飛ばす。 「ゆべしっ!!」 まりさの体が宙を飛んだ。にんげんさんに殴られたような衝撃と共に跳ねあがり、天井に叩きつけられる。 落下して呻いているまりさの上に、飛翔したゆうかが飛び降りた。 「ゆがあっ!!!!」 まりさの片目が飛び出し、その空洞から餡子が吹き出した。体が完全にひしゃげ、変形する。 「ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!」 ゆうかはまりさを口で咥えて部屋の中央に引き摺ると、その上に大きな枝を置いてまりさを固定した。 そのまま牙でまりさの体に線を入れ、噛み付きながら思いきり首を振るう。 「ゆんぎゃああああああああああああ!!!」 ベりベりと音を立てながら、まりさの生皮が剥がされていく。 「いっぎゃあああああ!!!! いじゃい!いじゃい!!いじゃじゃじゃじゃやめじぇえええ!!」 手際よく牙を使うゆうかに、まりさは全く抵抗できず全身の皮を剥がされていく。 まりさは泡を吹きながら叫んだ。大きく見開かれた目は飛び出しそうなほどに浮き出している。 痛い、痛い、痛い、こんな痛みは生まれてこの方味わった事がなかった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」 「いたい!いたいよ!ゆっくりやめてね!ゆっくりはなしてね!」 「ゆっ?ゆっくりやめてね!うごけないよ!ゆっくりできないよ!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!! ゆ゛っ゛く゛り゛し゛た゛い゛よ゛ぉ゛!ゆ゛っ゛く゛り゛さ゛せ゛て゛え゛」 「ゆっゆっゆっゆっゆっ」 まりさを呻きを発する奇怪なオブジェへと作り変えてから、ゆうかは部屋を見回した。 強くて頼りがいのあった父親が簡単でやられてしまった光景に、子まりさたちは完全に凍りついていた。 「ふぅっ……このうんうん、如何しよう」 ゆうかは途方に暮れて部屋中に撒き散らされたうんうんを眺めた。 目の前で展開された短いが凄惨な光景に、隅に固まって震えていた子まりさたちに目をやると、 「貴方たち、うんうんを食べなさい」 一斉に子まりさたちが叫び出した。 「にゃにいっちぇるのぉぉおおお!?」 「うんうんたべりゅわけないでしょぉおおお ゆうかはばかなの?しぬのぉお!」 「やじゃよ!うんうんくちゃいよぉ!きちゃないよぉ!」 ゆうかが息を大きく吸い込んで怒鳴った。 「此れは提案ではなく命令だ!早くしろぉっ!!」 「「「「「「「「わっ、わきゃりましちゃあ!!」」」」」」」」 「ゆっゆぅ、くしゃいよぉ」 「ゆっきゅりできにゃいよ」 「ゆっきゅりしちゃいよぉ」 ボロボロと涙を零しながら子まりさたちは自分たちの出した排泄物を咀嚼し、飲み込んでいく。 そのみじめな姿にゆうかの溜飲もだいぶ下がった。 「おお、惨め惨め。自分のうんうん美味しそうに食べるなんて、れいぱーも真っ青な変態ね。 信じられないわ。貴方たちきっと一生うんうんまりさとして馬鹿にされるわね。 此れから先一生ゆっくり出来ないわよ。ばれたら皆軽蔑するわね」 「ぐしゅっ……ひっぐ……ぺーりょ ぺーりょ」 「うわ、そんな汚いもの。よく食べられるわね。吐いちゃいそう」 「ぐしゅっ、だっちぇ、ちゃべろっちぇ」 「舌を休めるなっ!!きさまら」 ゆうかが口に咥えていた柳の鞭が鋭い破裂音と共に子まりさの尻を襲った。 「ぴぎぃ!!」 オリジンである妖怪か、何処かの先任軍曹のような物凄い意地悪でサドい顔になって、強烈な言葉攻めする。 「此れからうんうんする度に、うんうん食べた事を思い出せ! うんうん、うんうん。うんうんまりさ。 吐け。ほら吐け。今吐け。吐け」 「ゆっ、ゆげぇえええ」 精神的に弱い子まりさがついに戻してしまった。 「うんうん吐いたのなら、もう一度うんうん食べればいいじゃない」 「やじゃ、やじゃああ」 ぷるぷると首を振りながら、後ずさりする。その脅えた目がたまらない。 ゆうかの体の奥底で、冥い愉悦の炎が燃え上がっていく。 「もうやめちぇあげちぇね!まりちゃのいもうちょがしんじゃうよぉおお!」 「なら、しね」 「ゆっ?」 思わず凍りついた子まりさ。 「うんうんまりさがしんでもだれもかなしまない。みんなよろこぶぞ。 おまえ達は無価値だ。まるで、そびえ立つうんうんだ。 死ぬか? ゆうかのせいで死ぬつもりか? さっさと死ね! 」 「ゆげげええええええ」 精神的に追い詰められた子まりさの嘔吐は止まらない。 「もっぢょ……ゆっぐぢ……」 餡をすべて吐き出し、目玉と皮だけの物体へと変わり果ててしまう。 「うんうんども。このうんうんまりさも食べろ! 死んでもいいけど、他のうんうん姉妹が苦労する事になるからな!」 「ゆっ、ゆぐ、ゆびいぃい」 ゆうかの無情な言葉に涙ぐみながら、姉妹の死骸を口に含んでいく子まりさたち。 「ゆっくりしたり、まったりできないようにしてやる!」 「口からうんうんたれる前と後にまりさはうんうんですと言え!分かったかうん虫ども!」 「うんうんでしゅ まりちゃたちはうんうんでしゅぅうう」 「さっさとしろ!ぱちゅりーのすっきりーの方がまだ気合いが入ってる!」 「いわにゃいじぇ……いじわゆいわにゃいじぇええ」 「ちんたらするな!ぺにぺに切り取って下衆の家系を絶ってやる!」 「ゆぴぃいいい」 ついにはゆうかは南の島のお猿の童謡の節を付けた替え歌まで歌い出した。 「う~んうん、う~んうん、う~んうん、う~んうん、汚いまり~さ~!」 ゆうかの歌声だの怒声だの罵り声が飛んでくる中、まりさたちは涙ぐみながら、 必死に自分たちの仕出かした粗相の後始末を舌と口でやり遂げていく。 「早くしろ!帽子切り落としてうんうん流し込むぞ!」 「ゆっぎっ……ゆっふくぅ」 涙をぼろぼろ零しながらうんうんを最後の一汚れまで丁寧に舌で舐めとっていく。 少しでも怠けたり躊躇していると、ゆうかの咥えている柳の鞭が容赦なく尻に飛んできた。 「ゆっぐ。おとーしゃん。おとーしゃぁん」 「此の部屋のうんうんを全て片づけるまではウジ虫さんだ! 地球上で最下等のお饅頭だ!」 「ゆぅう……ちゃ、ちゃべました」 「残っているぞ。アカ(?)のげすまりさめ! 四季の花の主を敬うと言え!」 「ゆぅっぎぃいいい」 遂に、床はゆうかが満足できる程、完全に綺麗になった。 土くれまで食べさせられた子まりさたちは、ともすれば込み上げてくる嘔吐感を必死にこらえながら涙目で整列している。 「よろしい」 妙に顔のテカテカしたゆうかが、何処か賢者の眼差しをして憔悴しきった子まりさたちに告げた。 「命だけは助けてあげる。どこへなりとも行きなさい。 ただし、次に私の巣穴に入ったら殺すからね?此処の花を食べても殺す。見かけても殺す」 「ちょんにゃああ!」 「うんうん!うんうん!おいしぃよぉおおお!」 「みょうおしょとよりゅだよぉ!」 「まりちゃはうんうんだよ!えへへ うんうんたべちゃい!」 「ちゃちゅけちぇ、ちんじゃうよぉ」 「うんうんしていってね!うんうんしていってね!」 「ごめんにゃしゃいぃ!」 何匹かは精神崩壊を起こしているようだが、抗議の悲鳴を上げる子まりさたち。 如何いう思考回路を経たのかは不明だが、如何やらゆうかの洞窟で休ませて貰えるものと思い込んでいたようだ。 ぶっちゃけ、ゆうかの知った事じゃなかった。 五月蠅いので、子まりさたちをさっさと外へと放り出す。 「では御休み。いい夢をね」 にっこり微笑んで太い枝と石の扉で入口を塞ぐと、同時に子まりさたちの悲鳴も遮断された。 ゆうかは汚れてしまった水晶を葉っぱで念入りに磨いてから、清潔な若葉に包んだ。 明日、一番に小川に洗いに行こう。 思い描きながら、暖かくてふかふかな藁のベッドに横になりぐっすりと朝まで眠り続けた。 長時間の労働と精神的な虐待で疲労し尽くした子まりさたちは、巣穴を追い出され、呆然と立ち尽くしていた。 「やめてぇえええ!ありさんはまりさのからだをかじらないでね!まりさおいしくないよぉ!いじゃいよっぉおおおおお!」 ポピー畑の傍では一緒に放り出された父まりさが、びっしりと蟻に集られて苦痛に悶え叫んでいた。 「うんうんしちぇいっちぇね!うんうんしちぇいっちぇね!いあいあ!うんうん!」 「ゆゆっ!おいしそうなうんうんだね!まりちゃがたべちぇあげりゅよ!うんうんよこちぇー!」 「まりしゃはうんうんなんだよ!とってもうんうんしているね!うんうんしたいよぉおお!」 精神に異常をきした子まりさ姉妹たちは、口々に気が触れたとしか思えぬ何とも形容し難き冒涜的な言葉を撒き散らし、 忌まわしき狂気の嘲笑を浮かべながら、姉妹が必死に縋りつくのも振りきって遠い草原へと走り去っていった。 残された子まりさたちは何処か虚ろな遠い眼差しで、僅かな時間で薔薇色から完全な灰色へと変貌した世界を見つめた。 如何してこんな事になったんだろう。 如何して自分たちがこんなにも悲しくて苦しい目にあわなきゃいけないんだろう。 まりさたちはなんにもわるいことなんかしてないのに。 ああ、わかった。これはきっとゆめだ。わるいゆめなんだ。 めをさませばそこはきっとあたたかいすあなで、やさしくてつよいおとーさんがいて、みんなでおいしいしょくじをたべて…… ゆめさん、さめてね。はやくさめてね。こんなにいやなゆめさんははやくわすれてしまいたいよ。 餌も少ないこの土地で、頼りの親は瀕死の重傷、赤ちゃん言葉も抜けない幼い子まりさたちが生き残れるかどうか。 東から灰色の暗雲が急速に迫りつつある中、暗い眼差しをした子まりさたちは何時までも其処に佇んでいた。 END その……なんだろうね、これ。 過去作 『ふたば系ゆっくりいじめ 195 ゆうかの花』 『ふたば系ゆっくりいじめ 225 それいけ ゆうかさん 』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりって表札という概念が無いのかね~ 匂いに敏感なはずなのに他ゆんの巣でお家宣言するなんて、自然動物以下じゃん。 -- 2018-02-17 21 31 23 ネタ豊富www うんうん神話かな? -- 2016-05-16 00 45 45 ↓黙って自分の糞食えよ雑魚 -- 2014-05-30 02 46 27 もっとさっさと殺せよ ゆっくりならゲスと分かった瞬間制裁しろよな -- 2013-08-19 20 01 01 うんうんしていってねwwww -- 2013-07-14 22 11 28 まぁなんというか、普通に面白い -- 2013-01-16 09 10 28 おお・・・こわいこわい -- 2012-08-02 20 18 59 まりさは許す 赤ゆはゆるさん -- 2012-02-19 19 30 28 なんでゆうかりんはゴミを殺さなかったんだろう 畑に混ぜればいい肥料になるのに……… -- 2011-12-29 21 17 03 ゆうかマジ最高っス! 丹精込めて育てたものを害虫に食われりゃ誰だって残虐超人になるわw -- 2011-08-27 13 42 08 ゆっくりのなかで一番美しく、強く、そして最も人間に好かれているのはゆうかだけ。 -- 2011-05-15 19 34 46 ゆうかりんGJ -- 2011-03-09 22 56 52 ゆうかりぃん -- 2010-10-30 13 52 48 虐待鬼意惨の家でやったらもっと悲惨な目にあっただろうね。 -- 2010-10-29 23 48 24 すっきりいいいい!!! -- 2010-10-29 01 48 28 まりさたちはなんにもわるいことなんかしてないのに 他人が居ない場所でのゆっくりプライス宣言ならゆっくり基準でも解るんだが、こいつ等ゆっくり基準でも下種だなww こんな奴等でも助けてあげるゆうかりんはマジ天使だ… -- 2010-10-02 22 23 28 地球のクソゴミがゆうかりんに楯突いてんじゃねぇ。 -- 2010-09-26 00 44 46 テメエの汚い糞を片付けるだけで労働だと抜かすなんて随分身分の良いナマゴミ共だな 全世界の労働者に謝るべき -- 2010-08-26 19 41 08 ゆうかりんはゆっくりできる -- 2010-06-30 01 35 39
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※うんうん注意 「よし、れいむ。お前もそろそろ、それ卒業しろ」 「ゆ?」 「うんうん卒業。な?」 「ゆゆっ!?」 うんうんの真っ最中。俺の思いつきの言葉に、ゆっくりれいむは驚きに身を固くした。 このれいむは、何匹目かになる飼いゆっくりだ。 今まで飼ってきたゆっくりは、気に入れば可愛がり気に入らなければ虐待した。 気まぐれに、適当に。もう何匹のゆっくりと出逢い、別れて来ただろう。 ゆっくりにちなんで三匹目から先は数えていない。 このれいむとのつきあいは約二ヶ月。わりと長続きしている方だ。 特別可愛がるほどかわいくはないし、虐待したくなるほどゲスでもない。だから適当に接してきた。 結局平凡なのが長生きのコツというものなのかもしれない。だが、平凡は退屈を生む。 なにかしら変化が欲しい。 そこで、うんうんをするこいつを見て思いついたのだ。 ゆっくりの中にはうんうんをしない個体もあると聞く。 思いこみで生態を変化させるという餡子不思議生物。ちょっといじればうんうんをしなくなるかもしれない。 このれいむはちゃんと躾をしているから所構わずうんうんしたりはしないが、最終的にそれを片づけるのは飼い主である俺だ。 考えてみたらなんでこの俺がゆっくりのうんうんを後始末しなくてはならないんだ。なんだか腹が立ってきた。 思いついたら即行動だ。 俺はさっそくバンソウコウを用意すると、れいむのあにゃるを塞いだ。 そこでようやく俺の言葉に固まっていたれいむはゆっくりと気がついた。 「ゆゆっ!? おにいさん! これじゃうんうんできないよ!」 「そうだな。でもこれはおまえがもっとゆっくりするのに必要なことなんだ」 「どぼじで!? うんうんしないとゆっくりできないよ!」 俺ははぁ、と大げさにため息を吐くと、がっしりとれいむを掴み、たった今こいつがだしたうんうんへと触れそうになるほど押しつけた。 「や、やめてよ! うんうんはくさいよ! ゆっくりできないよ!」 人間からすればどう見ても餡子でしかないのに、ゆっくりには臭いと認識されるうんうん。 「そうか、れいむ。うんうんはゆっくりできないものか」 「そうだよ! うんうんはぜんぜんゆっくりできないよ!」 「でもな……そのゆっくりできないうんうんは、お前が出したものなんだぞ」 「ゆぐっ!?」 「ゆっくりはうんうんしなくても生きていけるそうだ。だからお前もうんうんをしなくなれば、今よりずっとゆっくりできるようになるぞ」 ゆっくりと言う生き物は自分がゆっくりするためには全力を尽くす。 そのために敵いもしない人間に無謀にも立ち向かってきたり、時には同族を殺しさえもする。 この動機付けなら少々の無茶も通るはずだ。 「ゆっくりりかいしたよ!」 あっさり通った。 「そうか! やっぱりゆっくりはゆっくりの為に生きるものだよな! まったく単純な生き物だよ! はっはっはっ!」 れいむの快い即答に、俺は楽しい気分になった。だから、 「ゆっくりりかいしたから、はやくうんうんにおしつけるのをやめてよ! くさいよぉぉぉぉ!」 れいむのなんか言ってるが無視して、俺はしばらくゆっくりと高笑いを続けた。 翌日の夜。 「おにいさん……」 「どうした、れいむ。顔色が悪いぞ」 「うんうんしたくなってきた……」 れいむは今日もいつものように食べ、そしていつもの時間にうんうんをしたくなったようだ。 やはり昨日の今日。ゆっくりの単純構造と言えど、いきなりうんうんをやめることはできなかったようだ。 だが、これも予想済みだ。 「よし、れいむ。俺に任せろ!」 俺はれいむを持ち上げた。 「わ~、おそらをとんでるみた……いいっ!?」 れいむは最後までテンプレワードを続けることができなかった。なぜなら、 「レッツシェイキング!」 俺が激しくれいむを揺さぶったからだ。それも発情をうながすときのようなぬるいものじゃない。 バーのマスターよろしく、強く激しく上下左右に、容赦なく振り回した。 うんうんとは、ゆっくりの中で劣化した餡子を排出することらしい。 しかしこいつらは腐りかけた生ゴミでも食べ、餡子に変換することが出来る。 うんうんだって餡子は餡子。ゆっくりの不思議能力をもってすればまた体内で新鮮な餡子に変換することも可能なはずだ。 だがらこうしてシェイキング! 中のうんうんと餡子を混ぜ合わせるのだっ! 「ゆぐ、ゆげ、おに”い”ざんやべでぇぇ、き”ぼぢわるいよ”ぉぉぉ!」 「ゆっくりに三半規管なんて上等なものは無いはずだ! 気持ち悪いなんて気のせい気のせい!」 「ぞんなごどないよぉぉ! やべでよ”ぉぉぉ!」」 「もっと激しくシェイクシェイクシェイク! おお、これはいい運動になるな!」 「ゆぐ、ゆげ、ゆぎゃぎゃぎゃぎゃ!」 なんだか楽しくなってきた。れいむも楽しいのか、いい声をあげてくれる。 ひとしきり振り切ると、れいむを床におく。身体がすっかり暖まった。 おそらくうんうんをしなくなるまでは数日かかるだろうし、これは筋トレになるかもしれない。 まったくもっていいことづくめだ。 「れいむ、楽しかったなあ?」 「ゆっ……!」 「ゆ?」 「ゆげぇぇぇぇえええぇぇぇぇ!」 「おわあっ!?」 いきなりれいむは餡子を吐き出し始めた。 「うっわ、バッカおまえ何やってんだ!」 「だっで、だっでぇ……ゆげげげげげげぇぇぇぇ」 れいむは本当に気持ち悪くなってしまったらしい。 結局れいむは、その日するはずだっただろうううんうんと同量の餡子を吐きだしてしまった。 「なあ、れいむ?」 「な、なに、おにいさん?」 「そろそろうんうんしたくなってきたんじゃないのか?」 「そ、そんなことないよ! れいむはすごくゆっくりしているよ!」 翌日。昨日の一騒ぎと同じくらいの時刻。れいむの顔色がかげるのを、俺は目ざとく見つけた。 餡子脳にもあのシェイキングの苦しさは刻み込まれたと見えて、れいむはうんうんしたいのを隠すつもりらしい。 「よし。れいむはゆっくりしているんだな。じゃあちょっと遊ぼうか?」 「ゆゆ? なにしてあそぶの?」 あっさり乗ってきた。さすが単純生物のゆっくり、御しやすい。 俺はほくそ笑みながら準備を進めた。 「さあ、れいむ。このなかに入るんだ」 「ゆゆ? なにをするの?」 「楽しいことだよ」 「ゆっくりりかいしたよ!」 れいむは俺の用意した大きめのたらいに入った。 「さあいくぞ、ごーろごろ、ごーろごろ」 「ゆゆ?」 俺はたらいを傾けると、れいむをゆっくりと転がせた。 これは昨日の失敗を反省してのことだ。 激しく揺らすと吐いてしまう。ならばゆっくりと揺すればいい。 また気分が悪くなったとしても、このたらいの中でなら後始末が楽だ。 「どうだー、れいむー?」 「ゆゆ~♪ たのしいよ~♪」 どうやら今回は大丈夫らしい。しかも気に入ったようだ。 「ごーろごろー、ごーろごろー」 「ご~ろごろ~♪ ご~ろごろ~♪」 俺がたらいを傾けるのに適当に声を出すと、それに合わせて楽しげに声を合わせてくる。 顔色もすっかり元通り、もううんうんなんてしたくないかのようだ。 でも、本当に大丈夫だろうか? 「ごーろごろー」 「ご~ろごろ~♪」 「うんうんごーろごろー」 「うんうん♪ ……うんうん?」 「うんうん混ざれー、ごーろごろー」 「ゆゆっ!? おにいさんやめてよ! なんだかゆっくりできないよ!」 「しっかり混ざれー、ごーろごろー」 「ゆゆーっ!?」 そんな感じで言葉で刺激してみた。 だが、結局この日、れいむはうんうんをすることも餡子を吐き出すこともなかった。 そんなことを続けて、一週間が過ぎた。 「きょうもうんうんたいそうはじめるよ~♪」 れいむは……馴染みやがった。 「う~んう~ん、ご~ろごろ~♪ まざれまざれ、ご~ろごろ~♪」 もうたらいを使う必要もない。れいむは「うんうん体操」と称して自分からごろごろ床を回っているのだ。 それはもう、実にゆっくりとしたご様子だ。 「う~んう~んご~ろごろ~♪」 うぜえ。訳もなく踏みつぶしたくなる。 だがそれは躊躇われた。もちろんこいつがかわいくなったとかそんなんじゃない。 こいつは今うんうんを自分の体の中で混ぜている。それを踏みつぶすと言うことはなんだかすごく嫌に思えるのだ。 いや、餡子なのはわかっている。わかっているんだ。これは気分の問題だ。 「あ、そうだ、れいむ」 「なあに、おにいさん?」 れいむはうんうん体操をやめるとこっちにやってきた。そのれいむからおもむろに、 「そりゃ!」 「ゆぎっ!?」 ずっと貼りっぱなしだったバンソウコウを剥いだ。 驚いたことに、あにゃるは跡形もなくなっていた。 「れいむ……お前本当にうんうんから卒業したんだな……」 いや、半分冗談だったんだが。うまくいかなかったらそれをネタに虐待するのもいいかと思っていたのだが。 「ゆっへん。れいむはとってもゆっくりしたゆっくりだよ! うんうんなんてゆっくりできないこと、しないんだよ!」 ああ、そうだ。ゆっくりってすぐに調子に乗るんだよな。 まあでもこいつは頑張った。たまには褒めてやってもいいだろう。 「よくがんばったな、れいむ。すごいぞ」 「ゆへへ、ありがとうおにいいさん!」 「ああ。これでお前の身体の中はうんうんまみれだ」 「ゆゆっ!?」 「これからはうんうんれいむとでも呼んでやらなきゃいけないな」 「ゆゆっ!? やだよ、やめてよっ!」 「うんうんれいむは嫌か?」 「やだよ!」 「じゃあ……うんうんまみれいむ?」 「どぼじでぞんななまえづげようとずるのぉぉぉ!?」 「お前”さあ、おたべなさい”とか言うなよ。俺ぜったい喰わないからな」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?」 「いや、むかついたから。 そうだな……そう呼ばれたくなかったらうんうんして見ろよ、ほら」 「ゆゆっ!?」 いきなり今までの苦労の全否定。混乱にゆがむれいむの顔がかわいくてたまらない。 「ゆ~ん、ゆ~ん、ゆ~ん……どぼじでうんうんでないのぉぉぉ!?」 れいむは必死に身を震わすが、なんの成果も上げられない。 あにゃるは塞がっているのだから出しようがない。いやあ、ゆっくりは頭悪いなあ。 俺もようやくむかつきが収まった。 このれいむはからかいがいがあるし、もうしばらく一緒に暮らしてやってもいいか。 そんなことを考えた。 しかし、幸せとは長続きしないものだ。 「んほぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉ! しゅっきりぃぃぃぃ!」 ある日、帰宅した俺を迎えたのはそんな耳障りな絶叫だった。 急いで家に上がると、そこには予想通りレイパーありすに襲われる俺のれいむがいた。 しまった! 「レイパーありすが忍び込んできて家のれいむが襲われたらそれはそれで楽しげだなあ」と 人間には出入りできない大きさの小窓の鍵をかけない習慣が仇になった! 「そりゃあ!」 「ぐべぇ!」 蹴り一発でありすを絶命させる。虐待して楽しもうとは微塵も思わなかった。 意外だった。 こうなれば、認めざるを得ない。 それほどまでに、このれいむは俺にとって大切な存在になっていたのだ。 ありすの虐待なんてやり尽くした。この世にも珍しいうんうんまみれのれいむこそが、今の俺の楽しみなのだ。 だが、どうやら手遅れだったらしい。れいむからは二本の茎が生え、そこには黒ずんだ赤ゆっくりがなっている。 それはすなわち、赤ゆっくりを生かすことが出来ないほどれいむが消耗していることの証明に他ならないのだ。 「れいむ……」 ああ、こんなことならもっと可愛がってやればよかった。精神的にねちねちと、執拗に。 「ゆ……おにいさん?」 「れいむ!? しゃべれるのか?」 「れいむはだいじょうぶだよ。ゆゆっ! あかちゃんができてるよ!」 本当に元気なようだ。無邪気な笑顔を浮かべて頭の上にぶら下がる赤ゆっくりを見ている。 無理矢理すっきりさせられたばかりだと言うのに、まったくゆっくりってやつはのんきなものだ。 しかし、おかしい。確かにうちのれいむは健康優良、二本の茎ぐらいでは栄養を吸い尽くされるはずがない。 ならば何故、赤ゆっくりは黒ずんでいる……? 「ゆゆ!? 生まれるよ!」 「なに!? 植物型にんっしんっ! にしても早すぎるぞ!」 驚く間もなく次々と床に降り立つ赤ゆっくり。その数8。 「ゆっくりしていってね!」 この異様な出産に気づかないのか、れいむはゆっくりの本能にしたがって生まれたばかりの赤ゆっくり達に声をかける。 それに、赤ゆっくり達は答えた。 「「「「……もっとうんうんしたかった……!」」」」 「………」 「………」 俺は無言。れいむも無言。リアクションに困っている間に、その異形の赤ゆっくり達は永遠にゆっくりした。 「あ、あかちゃん……?」 「………」 「で、でいぶのあかちゃんがぁぁぁぁ!?」 生まれたばかりの赤ゆっくりを失った、れいむの慟哭。 かける言葉もない。 ただ俺は、れいむをそっと押し出した。 「く、くしゃい!」 「ああ、やっぱり」 「あかちゃんどぼじでうんうんのにおいするのぉぉぉ!?」 子供というものは親の願いを受けて生まれる。 出生後すぐに動き喋り髪まで生えて飾りまでつくゆっくりならその傾向も強い。 れいむの潜在的な願い……それは、「うんうんしたい」だったのだろう。 あにゃるはダメ、吐くのもダメとなれば……もう産み落とすしかなかったのだ。 いややっぱり素人が品種改良のまねごとなんかするもんじゃないね。いい勉強になった。 まあ、そんなことはどうでもいい。 「どぼじで、どぼじでなのぉぉぉ!?」 「それはな、れいむ……おまえがうんうんれいむだからだ」 「ゆ!?」 「いや、うんうんまみれいむ?」 「ゆゆーっ!?」 れいむは実にいい声で泣いてくれた。 いや、なかなか楽しい。ありす種ではこういう結果になったが、他の種とかけあわせたらどうだろう? あるいは、回数を重ねたら変化はあるのだろうか? そしてそのたび、れいむはどんな声で泣いてくれるだろうか。 新しい虐待。俺は期待に胸を膨らますのだった。 過去作品 夢みるれいむの覚めない悪夢 このSSに感想を付ける