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やまない雨 作詞/つまだ A)ピーカンな真昼は 作り笑いの仮面 嘘っぱちな天気予報 雨は頬を濡らして A)頻繁に花咲き 素顔晒す昼過ぎ 嘘っぱちな天気予報 今更僕は望んで B)あの時 見かけた 捨て猫 ずぶ濡れ S)一輪の花持ち すぐさま僕は駆けて 着いた頃には死んでた 捨て猫は子猫だった
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このページはこちらに移転しました やまない雨 作詞/つまだ A)ピーカンな真昼は 作り笑いの仮面 嘘っぱちな天気予報 雨は頬を濡らして A)頻繁に花咲き 素顔晒す昼過ぎ 嘘っぱちな天気予報 今更僕は望んで B)あの時 見かけた 捨て猫 ずぶ濡れ S)一輪の花持ち すぐさま僕は駆けて 着いた頃には死んでた 捨て猫は子猫だった (このページは旧wikiから転載されました)
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やまないあめにかさをさすのか【登録タグ Ryu VOCALOID や 初音ミク 曲】 作詞:Ryu 作曲:Ryu 編曲:Ryu 唄:初音ミク 曲紹介 「苦しくないように悲しくないように 止まない雨に傘をさすのか?」 Ryuの8作目。 マジカルミライ2021楽曲コンテスト応募曲。 イラスト:orchid Guitar Solo:カズミン 歌詞 (piaproより転載) 今日も明日も遠い未来も 止まない雨に傘をさすのか? 幼いあの日僕はただ綺麗な無垢のペン先で 叶わぬ夢をいつまでも 描いていた 描いていた 止まない雨も明けぬ夜も確かに存在することを 頭のどこか隅の方 よぎってゆく よぎってゆく 諦めることも受け入れることも 全部才能だって思えるんだ 「偉いね」だなんて幾度持て囃され もういい もういい もういいよ 終われないよ 終われないよ 信じ続けてきたこの旅を 苦しくないように悲しくないように 止まない雨に傘をさすのか? 僕は今も問い続けている 裏切ることも信じないことも きっと必要だって思えるんだ わかっているんだよ「正義」のその意味を そうだ そうだ そうなんだ 壊れたくても 壊れたくても 枯れない涙に溺れても この身体が この心が まだ未来を見たがっているんだ 終われないよ 終われないよ 信じ続けてきたこの旅を 苦しくないように悲しくないように 止まない雨に傘をさすのか? 忘れないで 忘れないで ここまで歩んだこの道を 叶わなくても叶えなくても 僕は今歩いているんだ 否定し続ける物語を コメント 曲調に惹かれて初めて聴きましたがミクの声の調教が新鮮ですね。ギターソロもリズムも素敵だったので流行れば嬉しいです。 -- 名無しさん (2021-09-04 15 04 05) 名前 コメント
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時は大正、新発見と発明の時代! 古きものが新しきものとすれちがう、まさに夢と希望の変革の時代! されど、時代の境目には犯罪と騒乱も特徴となるのである。 これからはじまる奇想天外奇妙奇天烈なる冒険の数々をご照覧あれ! ◇◆◇ 仄かに昏い森の中にたたずむ妙齢の女性。 ――――妙なことに巻き込まれた。 それが彼女――高城 秋生の抱いた最初の感想だった。 いつものようにカフェで働き、いつものようにご飯を食べ、いつものように寝る。 そんな当たり前の一日を終え、さあ新しい朝が来たと目を覚ましたら、椅子に拘束されていた。 身体の自由を奪われ絶体絶命。 どんなひどい目に遭わされるかと身構えてみれば、始まったのはあり得ないほどに美しい活動写真。 それもつい最近、仏蘭西だか亜米利加だかで一般公開されたという「発声映画(トーキー)」だ。 秋生の知る最新よりもさらに先を行く技術で作られているらしい映像が終わり、一体何のパーティーが始まるのやらと期待してみれば、告げられたのは殺し合いの始まりだ。 冒険探偵さんと行ったどんな冒険よりも奇妙な事態に巻き込まれ、どうしたらいいのかと肩を落としたのだった。 「雨……やっぱり、嫌な天気ね」 空を見上げて呟く秋生。 降りやむことはないという雨を見ていると、嫌が応にも苦い記憶が蘇る。 ◇◆◇ カフェの扉が開き、見慣れた人物が入ってきた。 「あ、いらっしゃいませ! なに?美咲。嬉しそうね?」 入ってきたのは親友の美咲だった。 その表情はいつにもまして明るく、嬉しそうだった。 「聞いて秋生!私の力が世の中の役に立つかもしれないの!」 「美咲の力って…」 「うん。鬼の力を調べてみたいんだって。 雨を呼ぶ力が研究の参考になるらしいの」 無邪気に喜ぶ美咲。 しかし、美咲の力は不安定なもので、日常生活の中でもしばしばあふれ出しそうになり、そのたびに彼女は抑制のための薬を服用しなければならなかった。 それを知っている秋生としては、不安を覚えずにはいられなかった。 「本当に大丈夫なの? その……抑えられなくなったりしない?」 「もしそうなっても、秋生が止めてくれるんでしょう?」 「そういうことじゃあ…!」 「うん。わかってる」 声を荒げかけた秋生を美咲が制して笑う。 「私が力を使うわけじゃなくて、研究員の人たちが調べるだけだから大丈夫よ」 そう言って、美咲は帝都を離れていった。 ひと月程経った頃、秋生は奇妙な噂を耳にした。 「おい、知ってるか? 1か月以上も雨が降り続いてる村があるらしいぞ。 それがどうも鬼の仕業なんじゃないかって噂なんだ」 詳しく聞いても客はそれ以上のことは知らず、鬼の目撃談があるわけでもない。 噂をしていた当の本人たちは与太話だろうと笑っていたが、秋生は胸騒ぎが収まらなかった。 翌日、すっかりカフェの常連になっていた冒険探偵に調査を依頼。 真相を知るべく秋生も同行し、研究施設と思しき洋館を調べることになった。 研究施設は鬼がおり人間の死体を貪っていた。 そして秋生たちに気付くや否や襲い掛かってきた。 一度は倒したものの、再び立ち上がる鬼に秋生は語り掛ける。 「美咲。私がわかる?」 しかしやはり声は届かない。 雄たけびを上げ、再び襲い掛からんとする鬼に、秋生は独りで対峙する。 冒険探偵は退かせた。 親友を葬る様を見られたくはなかった。 「美咲。つらかったでしょう? いま、楽にしてあげるわ。 …高城流鬼操術! いきます!」 ―――そうして雨は止んだ。 帰ってきた秋生に冒険探偵が言いよどむ。 「あの怪物……いや、その……」 「あれは鬼よ」 きっぱりと言い切る。 「鬼には天候を操る力があるの。施設のやつらはその超自然的な力に目をつけたんでしょうね。 ま、研究サンプルってとこかしら」 なるべく客観的に、なるべく中立に。なるべく感情を込めず、他人事のように。 訊かれてもいない、今回の事件の顛末を、秋生の推測を交じえて話す。 その事実に目を向けてほしくはなかったから。 目を向けてしまえば彼が負い目に感じてしまう。 けれど探偵というだけあって、彼は誤魔化されてはくれなかった。 「……美咲ちゃん、だったのか?」 「人の心をなくしてしまったらただの化け物だわ それにもう終わったことよ……」 冒険探偵は自責の念をありありと顔に浮かべる。 バレてしまった以上は仕方がなく、彼をよそに秋生は美咲に語り掛ける。 (あなたとの約束は守ったわよ。 だから、ゆっくり休んでね……) こうしてこの事件は解決した。 秋生の心に、傷を残して。 ◇◆◇ そして現在。 このゲームに於いて己の為すべきことを考える。 ゲームの終了条件は三つ。 ①森嶋帆高を制限時間まで天野陽菜と出会わせない。この場合、森嶋帆高は死亡する。 ②森嶋穂高と天野陽菜が出会う。この場合は森嶋帆高以外の参加者全員が雨により溺死する。 ③制限時間よりも前に森嶋帆高を殺害する。 しかし秋生はもう一つの終了条件があるのではないかと考える。 天候を操り雨を降らせる鬼の存在を知る彼女は、ここに降りしきる雨もまた、美咲のような鬼、もしくはかの施設で研究されていた気象兵器の力によって人為的に引き起こされた超常現象であると考えていた。 つまりそれは雨を降らせている元凶を止めて雨を降りやませることに成功してしまえば、森嶋帆高と天野陽菜が出会ったとしても森嶋帆高以外の参加者が死ぬことはないということだ。 特にこの雨の原因が鬼であるならばその抑止は高城流鬼操術を使う秋生にしか成し得ないことだ。 森嶋帆高には、それが成されるまでは天野陽菜を迎えに行くのを我慢してもらおう。 あの活動写真を見る限り無鉄砲なところはあるようだが、好き好んで不要な犠牲を求めるタイプの人間ではないだろう。 やるべきことは決まった。あとは動くだけだ。 冒険、戦闘に於いて愛用している鉄の爪は没収されたようだが、高城流鬼操術で手を鬼乃手に変化させることは問題なくできた。 万一襲われても十分に戦える。 美咲の時のような、誰かが傷を負う終わりにはもうしない。 強く決意し、歩き出す。 【高城秋生@パワプロクンポケット7 大正冒険奇譚編】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:雨を降らせている元凶を特定、抑止し雨を降りやませることでゲームを破たんさせる。 1:雨を降らせている元凶を発見、抑止する。 2:1を達成するまで天野陽菜に会わないよう森嶋帆高を説得する。 [備考] 高城秋生の参戦時期は『やまない雨』をクリアして生還以降、帝都最後の日(関東大震災)よりも前です。
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鳴り響く雷鳴の続き 『コンプレックス』 という言葉を私が知るもっと前から、私はこれを感じていたんだと思う。 生まれてからずっと一緒にいたお姉ちゃんは小さい時からしっかりしてて、周りの人達にいっつも褒められているような存在だった。 それに引き返え引っ込み思案でドジな私はそんな姉が自慢だったし、そんな姉にほんの少し嫉妬もしていた。 勉強もできて社交的な性格と料理は得意でも人見知りな性格とじゃ、やっぱり人から受ける評価は愕然とした差があったし。 『なんでお姉ちゃんばっかり』とか『私だって』という気持ちが無かったわけじゃない。 だけど、そんなコンプレックスを押し退けてしまうくらい私はお姉ちゃんが大好きだった。 これからもずっと私の傍にいてくれる。 私の事を一番分かってくれて、私もお姉ちゃんの事を一番に分かっている。 そう、思っていた。 『今日こなたと寄り道していくから、つかさは先帰ってて』 『って感じでさー、全くこなたときたら』 『あ、ごめん。つかさ。今こなたと電話中で』 だから、お姉ちゃんがこなちゃんの事を好きだってことに私が気付くのはとっても簡単だった。 お姉ちゃん自身、自分の気持ちに気付いてないくらいの小さな思い。 中学校の時にもお姉ちゃんと仲いい子はいっぱいいたけど、高校生になってこなちゃんと仲良くなってお姉ちゃんは少し変わった気がした。 妹の私がそう思うのもおかしいけど、今までのお姉ちゃんは友達関係に執着心というか依存心というものがないように見えた。 いつもどこかで緊迫した線を張っていて。 絶対自分の弱みを見せない、そんな信念を持ってたんだと思う。 「お姉ちゃんは友達といて楽しくないの?」 前に一度、どうしても気になってお姉ちゃんに聞いたことがあった。 てっきり『なに言ってんのよ』といつもの様に言われると思っていたのに。 「ん」 肯定でも否定でもない少し困ったような笑顔でお姉ちゃんは答えた。 その表情はいつも一緒にいた私でさえ初めてみる笑顔で。 あぁ、お姉ちゃんはきっと寂しいんだ。 自分の弱点を見せたくないのに、自分の全てをさらしだすことのできる存在を求めているんだ、と。 私がその存在になりたかった。お姉ちゃんの全てを受け止めてあげる。 弱いとこも強いとこも全部お姉ちゃんごと抱き締めてあげる。そう思った。 「つかさ、ちょっといい?」 最初からやる気のない宿題を机に広げてボーとしていた私の意識を戻したのは、2回叩かれたノックの音と扉越しのお姉ちゃんの声。 断る理由なんてなくて、いいよと声を出すとゆっくりと扉が開いていく。 ―嫌な予感がした。 それはきっと入ってきたお姉ちゃんの少し揺いでいる瞳と、お姉ちゃんを纏う雰囲気みたいなもので直感的に感じたものだと思う。 悪い予感が当たりませんように、なんて届くはずもないお願いを向けて私はただそんなお姉ちゃんを見つめ返す。 「私…」 いつも学校で見せる凛とした表情じゃなくて、迷っているような、泣きそうな表情をしたお姉ちゃん。 学力でも社交面でもお姉ちゃんの方が数倍優れているのに。 お姉ちゃんは精神面では私より弱い。 そんな弱い自分を自分で認めたくなくて、いつも強気でいる。 だけどこうやって何かをキッカケでその理性が切れてしまう時があるんだろう。 お姉ちゃんの瞳には今にも溢れそうな涙が溜まっていて、グッとそれに堪えるように唇を結んでいた。 「こなたのこと…」 それ以上聞きたくなくて、でも動けなくて。 そんな私とチラッと一瞥してお姉ちゃんが恥ずかしそうに俯いた。 「好き、になった………かも」 それが限界だったのかお姉ちゃんの瞳に溜まっていた涙が溢れ出して、両手でそれを拭いていた。 悪い予感ってあたっちゃうんだね。 いつかお姉ちゃんがこなちゃんを好きだと気付く日がくると確信していたのに。 いざ目の前に突き付けられた現実を受け止められる程、私は出来た人間じゃない。 ずっと傍にいて、お姉ちゃんの事を一番に分かってあげられるのはこなちゃんでもゆきちゃんでもない…………私だ。 お姉ちゃんはなんで私にこんな事を言ったんだろう。 親友に、同性に恋愛感情を抱いてしまうことへの先行きのない恐怖心のせいなのか。 一人じゃ抑えられない程気持ちが大きくなってしまったのか。 どっちにしろ、私は双子の妹としか見られてない。その事実が悲しくて。 私の中で何かがガラガラと崩れ落ちる。 これはきっと私の理性だ。 双子だから、姉妹だからって押し込めてきた現実。 「世界で一番、お姉ちゃんが好き」 ずっとずっと言いたくて、言えなかった私の気持ちをかみ締めるように呟く。 世界の国名なんて十数個しか言えない私がこんなこといったら笑われるかもしれないね。 でもそれくらい好きなんだよ。 「えっ?」 少し間を置いてから聞こえたお姉ちゃんの声に答えるように一歩づつお姉ちゃんへと近付く。 やっぱり気付いてなかったんだ。結構態度に出してたつもりだったんだけどね。 「お姉ちゃんが好き」 何回も何回も夢の中でしか言えなかった言葉を繰り返す。 お姉ちゃんがこなちゃん好きでも、それがお姉ちゃんなら私はそれを受け止めるよ。 だけどね… こなちゃんがお姉ちゃんを好きなのは、ダメ。 お姉ちゃんを受け止められる人は私しかいないから。 まだ唖然としたように立ちすくむお姉ちゃんの首筋に額をつける。 この体温もこの肌も私が守ってあげる。 だから… そっと壊れ物のように優しくお姉ちゃんを抱き締めると、お姉ちゃんがビクッと肩を震わせた。 好きだよ、お姉ちゃん。 「こなちゃんはね」 首筋から顔を耳元に近付けて、ゆっくりとお姉ちゃんに呟く。 「ゆたかちゃんが好きなんだよ」 コメントフォーム 名前 コメント
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概略: ENの”アレクサンダー・エヴァンス”パーソナリティにて収録。 登場人物: アレクサンダー・エヴァンス ??? ??? ??? 今日は雨だ。6月も中旬に差し掛かる。雨足は一向に弱まらず、むしろひどくなっていく。深夜になってもそれは変わらなかった。日本の梅雨にはだいぶ慣れたつもりだが、やはりどうしても嫌いだ。あの日もこういう天気だった。時は、17年前にまで遡る。俺がオーヴァードに覚醒した日。そして――愛するものを失った日。 俺はジムで仕事をしていた。子どもの頃から好きだった日本に来て数年。夢の一つであった日本人の女性との結婚を叶え、男の子と女の子の二人の子どもを授かった。いつものように仕事を終え、帰路に就いた。 「おかえり! パパ!」 「見て見て! パパの絵を描いたんだよ!」 「あなた、おかえりなさい」 やはり、家族とは温かいものだ。俺は家族のためならなんだってできるし、絶対に守らなければならない。そう思っていた。だが、平穏な日々は突然崩れ去る。 6月。予報外れの雨が降ってきた。傘を忘れた俺は、可能な限り濡れないようにしながら、急ぎ足で帰っていた。雨足は強まり、草木が吹き飛ばされている。いつもよりかかってしまったが、何とか家に着いた。が、様子がおかしい。明かりが灯っていない。悪寒が走った。ドアノブを回す。鍵がかかっていないようだ。 「おーい、帰ったぞー……」 反応はない。そっとドアを閉め、リビングへ進んでいった。不意に雷が落ち、その光で俺の目には倒れている妻と娘の姿が映った。 「おい! しっかりしろ!」 俺は妻を抱きかかえた。身体が冷たくなっていた。 「あなた……おかえり……なさい……」 「何があった!」 妻は震えながら腕を上げ、指さす。その方向を見るとそこには電気を身に纏った息子の姿があった。 「……どういう……ことだ……?」 訳が分からなかった。雷を操作するその様はまるで、子どもの頃にテレビで見たようなヒーロー、超能力者のようだった。息子は俺に気づくと、そのまま雷を纏わせた拳で俺を貫いた。 「ぐっ!」 俺は目を覚ました。どこかの病院だった。あれは夢だったんだろうか。そう思い隣を見ると、すやすやと寝ている娘の姿が目に入った。 「はっ!」 俺はすぐさま起きた。看護師の方が 「あ、目を覚ましたんですね」 と落ち着いて俺に話しかける。 「ここは! 俺は何故生きている!」 「あー……そのことでしたら……」 「私から話しましょう」 スーツに身を包んだ見知らぬ男性が部屋に入ってきて、そこで俺はこの世界の裏側について知った。 「妻は! それに息子は! どうなった!」 「それが……」 そこで俺は、大切なものを失ったことを知らされた。妻は死に、息子は行方不明。俺は失意のどん底へと叩き落された。 「……パ……パパ……パパ―?」 はっと目を覚ます。 「ああ……寝てたか」 「もう、リビングで寝ないでっていつも言ってるのに……お風呂空いたから、入っちゃってよね」 「あ、ああ」 「パパ、なんで泣いてるの?」 「え、俺、泣いてたか?」 「もー、変な夢でも見てたんじゃない? 今日はちゃんと休んでね」 「ああ、ちょっと……昔のことを思い出してただけだ。ありがとう」 俺は窓から外を見た。雨はまだ止まない。 短編集 碇烏賊
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1 2 澪唯 2011/02/14 http //raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297686143/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 別に澪が病んでるとかじゃないんじゃ まぁやってることはとんちんかんだが… -- (名無しさん) 2014-01-04 01 34 13 …病澪? -- (名無しさん) 2012-06-05 20 28 34 素直に澪が気持ち悪いと思う俺は、変なのか? -- ( ) 2012-02-09 16 06 30 澪ちゃん切な -- (。) 2012-01-18 10 32 05 澪らしいね(笑) -- (名無しさん) 2011-11-24 17 09 37 なんで夜に作ったの…。馬鹿なの?独りよがりなの?(笑) -- ( ) 2011-11-24 14 25 58 止まない雨に病みながら -- (ぽぽたん海王) 2011-03-26 23 41 09 病み澪か -- (名無しさん) 2011-03-09 22 10 17 片思いの情熱と狂気は紙一重なのかな。 途中、時間軸がずれている気もしたが良作だ。 初め、唯の横に誰か寝ている(事後)かと思った。 -- (名無しさん) 2011-02-17 07 31 22 澪ちゃんがかわいいのですべてが許される 歌いながらチョコつくるとか……萌え死ぬ -- (名無しさん) 2011-02-17 02 48 49
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タイトル『病めない雨』 作・もんじ トリップ ◆gd9NVb5EGA それは冬の季節、雪でなく雨が降っていた。 「寒いな」とマイスは目を覚ました、料理でなんか刺身でも作るかなと思った時 「マイスさん・・・」シアが大樹に訪ねてきた。 「シアさん!おはようございます、どうしたんですか?こんな朝早くに・・・」 「・・・」 「シアさん?」 マイスがシアに近づいた次の瞬間 「んぷ・・・!?」 シアが突然抱きつき唇を重ねてきた 「んん!・・・ん!」 体が密着し香水の良い匂いが二人を包む、その密着をとこうと腕を動かすものの シアの腰に回す腕がマイスの腕ごと強く抱きついてきてるため、うまく動かせない シアの舌が唇をわって入ってき、キスは濃厚なものへと変わっていく ちゅぱ、チュる・・じゅるる 「ぷは!」キスが解かれ二人の唇からは糸がひく 「シ・・・シアさん!?一体なにを!?」 シアはマイスの言葉を無視して乱暴にベットに突き飛ばした 「いっっ・・・」 「マイスくん・・・マイスくぅん」 シアはベッドに倒れたマイスに馬乗りになり顔を近づける 「好き・・・好きぃ!」 「シアさ・・!」 再び唇を重ねられた 手で振りほどこうとするが・・・ 「!?」 両手を誰かと誰かに掴まれ動かす事ができない 見てみると右手にはモニカ、左手にはトゥーナが両手でがっちりとそれぞれの手を握りしめる 「お兄・・・ちゃん」「マイス・・・」 そしてその手を舐め始めたのだ ペロペロ・・・ちゅぱ・・じゅる・ちゅ・・ぴちゃ 口と手を貪り食われマイスの理性は崩れはじめていた しかし三人の目を見た時・・・ 三人の瞳は輝きを失っていた、中央の黒点が大きく見開きどす黒い色をしていた マイスはその瞳を見た瞬間、訳もわからない恐怖心に襲われた 「うわ!うわああああああああああああああああ!」 叫びながらマイスは力を振り絞って両手を絡みから解き、シアを突き飛ばした 「きゃ!」 マイスはそのままどしゃ降り雨の中の外に飛び出た 「シアさんにトゥーナ、モニカちゃん・・・なにをしてんだよ・・・」 マイスは町の中を歩き、水たまりを蹴った しかし周りの気配に足を止める 「な・・・」 きがつくと町の女たちに囲まれていた ショコラにマリオン、ペルシャにさくや、ソフィアにカリンなど・・・ さらにはエリザやヘーゼルもいる 全員シアやトゥーナと同じ目をしていた 「み・・・みんな?」 その次の瞬間、首元に強い衝撃を受け マイスは気を失った・・・ 「んん・・・・ん?」 マイスは目を覚ました 「ここは?」 そこはさくや達が営んでいる旅館 その二階のどこかのベッドの中 「なんでこんなところに・・・ぼくは確か」 立ち上がろうとしたが 「!!」 手と足が動かせない、ロープで強く固定されていたのだ 「マイスはん、やっと起きなはってくれたんか」 「誰だ!?」 そこにいたのは不気味なアノ目をした・・・ 「さ、さくや!?」 だけじゃなかった。 その後ろから 「さくちゃんだけ名前呼ばれてずるいよ~」 ペルシャや、さらには 「レインボー!」「やっと起きた・・・(寝顔かわいいかったな~)」 ダリアやカリン、だけじゃない その他にもソフィアやイオン、トゥーナやマリオン いや・・・ヒロイン候補が全員! だけじゃなく、しののめやへーゼルにモニカ、エリザもいる 「マイス君ってひどいよねー!」 「私ら全員を恋に落としといて!」 「・・・かってに世界を平和にした」 「みんなの気もしらないで」 「アタイ達みんなマイス君の事が好きだったんだよ?」 みんな僕の事が好きだった? 「なのにマイス君は誰も選ばないんだも~ん」 「私たちを助けないでその気にさせて・・・待ってなかったのに(反対)」 違う!僕はただみんなが助かればいいなと・・・ 「私達みんなマイスさんと触れ合いたいと思ってたんですよ?」 「でもいつまでたっても来ないからみんなで決めたの・・・(会議ってやつ?)」 決めた?なにを決めたんだ!? 「私達みんなで、マイス君を犯そうってね!」 「な・・・!」 そして女どもは一つの性に食らいつき始めた 僕は今どんな光景をみているんだろう? 絶景といえば絶景かもしれない。 十何人の裸の女たちに今僕は食べられている。 体中が快楽に犯されている 輝きの無い愛 それは地獄の絶景 マイスはこの地獄に恐怖していた・・・ 「お母さん、今度は私の番」 「おやおや若い頃を思い出してつい夢中になっちまったよ」 「トゥーナお姉ちゃんばっかりキスしてずるい!」 「だってマイスの唇・・・おいしい」 「マイスはんの乳首は本当かわええなぁ、思わず食べたくなるわ~」 今の自分に女の肌に触れていない部分はない 腕や手、足は女の秘部に摩りつけられ唇は順番に長いディープキスをさせられる 性器は常に誰かの口に咥えられ射精はもう何回目かわからない 快楽死は本当にあるのか?それは定かではないが 体液まみれで濡れたベッドの上、息苦しい中永遠に快楽に浸り続けたら弱るのはまず間違い無い 「私・・・もう我慢できない!」 男性器を咥えているカリンを突き飛ばしソフィアはマイスに馬乗りになり秘部に秘部をあてる 「あっ・・・」 そしてそのままずん!っと一気に腰を落とした マイスの意識はすでにもうろうとし始めている いま騎入された事すらわからない ただあるのは耐え難い快感だけである 「あっ・・・あっ・・・」 言葉にならない喘ぎをあげ、マイスは自分の秘部に目を向けた そこには赤い血とドス黒い光景が見えた 「あ-!ソフィアちゃんだけずるい!」 「じゃあ・・・私も」 「私もー!」 ソフィアが騎入したのを見てみんながいっせいに自分の秘部をマイスの体に当て始めた 口はもちろん手や足の指はそれぞれの秘部の中に沈められていく 「あん!あん!マ・・・マイスゥゥ!好き!・・・好きぃ!」 処女膜を失い痛みを感じるはずのソフィアがまるで痛みを感じていないように 腰を激しく縦に横に動かす ずぷっ!ずぷ!ずちゃ!ちゅ・・ちゅぶ!ずちゃ! あまりの激しさにマイスは体を揺さぶられる その振動が他の者の秘部に届き快楽を与える 「きゃん!」 「いい・・・いいよこれ!」 「マイスくぅん・・・」 体全てが女の下半身に食べられている、締めつけられている もう何度目かわからない絶頂を迎えようとしたその時だった 「きゃああ!」 「わあ!」 「なによ!」 突然体が軽く、涼しくなった 「マイスくんが!」 「お兄ちゃぁぁぁぁん!」 女達の声が遠くに聞こえる・・・ 誰かが僕の事を抱えていた 「ミニ・・・ドラゴン」 そしてその上に乗る青いバンダナの少年 マイスの意識は・・・ふたたび途絶えた 「ううん・・・うん?」 目が覚めると洞窟の中にいた、頭に硬いベットがあり服はいつのまにか着ている 目の前には焚き火がしいてある 「目が覚めたか?」 「え・・・?」 顔を上げるとそこには青いバンダナをした少年がたっていた 「あなたは・・・?」 「とりあえず食えよ、どうせ何にも食べてないだろ?」 そう言って手渡されたのはおにぎりが三つだった・・・ きずけばHPとRPが残りわずかだった 食べるという本能は止まらなかった 「い、いただきます」 むしゃむしゃと一気におにぎりを食らい尽くす 「ハハハ!いい食べっぷりだな、あんた名前は?」 「ごく・・・え?」 「名前を聞いてるんだ、自分のネームぐらいわかるだろ?」 「ああ・・・マ、マイスです」 「そうか、俺はカイルだ。よろしくな」 「は・・・はい、よろしく」 軽い挨拶を済ませた直後、洞窟の入り口から誰かが入ってきた 「ん?目が覚めたのか」 「おう!お帰り」 「あ・・・あのひとは?」 すると突然{あのひと}が大剣を取り出しマイスに切りかかってきた! 「わ!」 Lvが99越えだけあり戦闘経験からか自然に体が攻撃をかわした 「何するんですか!?」 「なんだ?闘うのは嫌いか?」 「そ・・・そういう事じゃなくて・・・?」 どこからか音楽が聞こえる・・・重低音のかかったコーラス曲 見るとカイルの持っているラジオから聞こえていた、ドット画面に出てきたその音楽の名前は [Matrix Revolutions - Juno Reactor VS. Don Davis - Navras] と書いてあった 「いい音楽だ・・・」 なぜだろうか?聞いてると心の底から燃えるような闘志がわいてくる マイスは双剣を取り出した 「それでいい・・・来な!」 「たたみかける!!」 二人の英雄が剣をまじ合わせる・・・ 「せりゃ!おりゃ!」 「おっと・・・」 二つの英雄が剣を交わう がきぃ!ザン!ズザザザン!ガシャン! 洞窟の外の美しい花畑、剣と剣がぶつかるたびに激しい衝撃がおき 花畑が風でゆれる 重いツーハンドソードを軽く振り回す一撃の重い{そのひと}の攻撃に対し マイスは双剣らしく手数の責めで闘う 一見はマイスの優勢に見えるが明らかに全ての攻撃がはじかれ パターンが単純になってきている 「スキありだ」 重い大剣が足元に飛んでくる 「っ!」 間一髪よけきれた 「くらえ!」 マイスはエクスプロージョンをくりだす 「なに!?」 ドーンと爆発音が花畑を包む 「ハァ・・・ハァ・・・」 「・・・驚いたな」 「・・・く!」 「杖無しで魔法が使えるとは」 よく見ると火球は後ろに飛んだようだ、剣がじゃっかん焦げているとなると弾きとばしたのだろう 「・・・け・・・なんて野郎だ」 「ここまでだ」 「・・・なに?」 「お前と戦ったのはただ単に戦闘能力を確かめたかっただけだ」 「・・・」 「お前はかなりできる・・・良い腕だ」 「俺の名前はラグナ、あんたは?」 「・・・マイスだ、ラグナ・・・いい名前だ」 「へ・・・入れ、町の女達の話をする」 ラグナ、カイル、マイス達はまず自分たちの過去について話した それぞれが記憶喪失、町の女や男の話、今の状況 シアレンスの町で起きた事はラグナの町やカイルの町でも同じ事が起きてるらしい そしてその原因も二人は知っていた 「・・・なるほど、つまりその山で起きてる実研のせいで町の女達がああなったと?」 「ああ、その工場から出たガスがラブ飲みドリンクと似た効果を持っていてな、でも効果はかなり強い」 「そのガスが雨に溶けて降り注ぐ、その雨を浴びた女達は発情を起こすって仕組みだ」 「なんで女にしか効果がないんだ・・・ないんですか?」 「さあ?そこまでは僕にもわからないな~」 音楽の闘心効果が切れ口調が戻り始めている 「でも町の皆さん・・・怖かったです・・・とても」 マイスの肩が震える 「僕もカブ様があんな姿になって・・・本当に恐ろしかった」 その倍ラグナが震える 「だ・・・大丈夫ですか?それにカブ様って・・・」 「き・・・気にしないでください!」 「そんな事も言ってられないですよ、明日はシアレンスの町に食料探しです」 「そ・・・そうですね・・・頑張らないと」 「じゃ・・・じゃあみんな今日は寝よう」 「うん、おやすみ」 「おやすみ」 「作戦は明日言うよ、おやすみ」 ここに三人の英雄が・・・集まった あの日から雨はやまなく降り続いていた、町の女を変えた雨・・・ そう、あの日から町は変わった。 そう思うとこの雨に腹がたった。 「くそ」 「どうした?」 「いや・・・なんでもない」 三人は再びシアレンスの町に訪れていた 大樹の下に防水性のダンボールが三つ、三人はその中に入っている 「いいか?俺達のやる事は三つだ」 「この町に一番詳しい俺が食料と保味斉の調達だな」 「そうだ。そしてカイル、お前は大樹の中でひたすら料理を作れ」 「マイスの食材をもらってからだよな?」 「ああ、俺はその仲介役をやる」 「了解」 「大樹の監視はミニドラゴンに任せていいんだよな?」 「ああ、俺のドラゴンはしっかり者だからな、安心しろ」 「お前らの声はこのインカムで聞き取れる(無線機)なにかあったらすぐに連絡しろ」 「わかった」「おkだ」 「ミッション・・・スタートだ」 「さて、俺は大樹の家でのんびり過ごすかなっと♪」 「んん・・・くぅん!!」 「!?」 大樹の中から女の喘ぎ声が聞こえた 「くそ!こんな時に!」 窓から中を覗くと、ベッドの上に一人・・・いや、ぬいぐるみを持ってるやつ 床に寝転がってるやつ、合計4人はいた 「マイスくぅん!マイスくぅん!」 「ああん!・・あっ!くぅん~」 それぞれが胸をもみ性器に手をいれ、感じている 「うわ・・・勘弁してくれよ」 その頃マイスは 「町がさびしい・・・」 雨のせいじゃない、本当に寂しくなった・・・ふういんきが暗いのだ、異常に 「でも・・・元をたどれば、俺のせいなんだよな」 そうだ、いくら雨で発情したとはいえ俺がみんなの愛に気づかなかったから いけないのだ。 それは結果的にその人の愛を拒んでる事になる みんな相当我慢してたんだろう 「いや・・・もしかしたら気づかないフリをしてたのかもな」 ダンボールで隠れながら歩きついたのはカルロスとイオンが営む釣堀屋 魚をもらおう・・・もとい盗もうと思ったのだ 窓から中を覗き誰もいないのを確認する そしてそ~っとドアを開けた 「・・・!」 人影がみえた 「しまった!窓から見たときは家具が死角になって見えなかったのか!」 しかしその人は動かなかった 「・・・カ・・・カルロスさん!?」 そこには{干からびた}という言葉に尽きるカルロスさんがいた 「カルロスさん!しっかりしてください!」 息はあるが生気が感じられない、目が見開いたままになっている・・・ 気絶していた・・・ 「カルロスさん・・・」 裸で液まみれのところをみると恐らく・・・ 「くそ!」 犯されていた・・・ マイスは冷蔵庫にあった魚を何匹かとった 「カルロスさん・・・待ってて下さい、必ず世界を元に戻します」 そしてラグナの所へ向かう・・・ ダンボールで・・・ たしかシアレンスの外にあったあの花畑の花の根には催眠効果の毒があるってマイスから聞いたな・・・ 「あの時少しむしり採っといて助かったぜ」 カイルは道具から獣の皮とその花を取り出す 花の根を潰しそれを獣の皮に包み込み、皮から出た花に火をつける そしてドアを素早く開けてそのオリジナルグレネードを中に投げ込んだ! 睡眠ガスが充満する・・・ 「ああん!・・・あ・・・あん・・・ぁぁ」 女達の喘ぎ声が小さくなってきた 「しばらくは中に入らない方がいいな」 ドアを閉めてダンボールに隠れる しばらくしてラグナが来た 「ここで何をしてる?」 「ん?ああ、中に雌どもがいたんでな。ちと催眠ガスでやってやった」 「そうか、マイスからの食料だ。」 「米が8個に魚類多数、その他もろもろ・・・」 「すごいな、こんなにあるなら等分は大丈夫だろう」 「マイスは先に帰らしといた、これだけ集めればこれ以上に必要は無いしそうとう疲れていたようだからな」 「そうか、じゃあ作ってくるわ」 「俺も手伝うよ」 「おう、助かる」 二人はドアを開き中に入った、とたんに鼻をつく異様な匂いがした 「う・・・」「くせぇ・・・」 それもそのはず、四人の女が何時間もここで体液を垂らし続けたのだ。 「おいおい・・・料理してるときに食料にこの匂いがつくんじゃないのか?」 「それは嫌だが・・・早くしないとまた別の雌どもが来るかもしれんぞ」 「匂いがつかないように素早く終わらすしか無いな」 二人の目が変わる、それは料理人の目 スキル90越えが調理場で暴れる・・・ 油が飛ぶ、魚がはねる、米が宙を躍り様々な食材が音を奏で皿に盛られてく 「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉん!」 外から獣の鳴く声が聞こえた。 「あれは?」 「俺のミニドラゴンだ、誰かがこっちに向かって来ている」 「なに!?ペースを上げるぞ!」 「了解」 そのとおり三人の人影が大樹に向かってきていた・・ 二人の危険フェイズが迫る・・・ 料理場は火を飛ばしていた、もはや料理という世界ではなかった そこに階段をのぼるかすかな音・・・ 二人の身に危険が迫る 料理は全て終え、皿に盛られた食べ物を次々にしまっていく 階段をのぼる音が大きくなる コツ・・・コツ・・・コツ 「いそげ・・・いそげ・・・」 コツ・・コツ・・コツ・・ 「早くしろ」 コツ・コツ・コツ 「急げよ!」「わかってる!」 怒声が響く、それにともないのぼる音も大きくなる コツコツコツ 「できた!」「隠れろ!!」 コツ・・・ 二人は素早くダンボールに隠れた 「バン!」 間一髪だった 「あれ?おかしいわね、確かに男の声が聞こえなかったけど(反対)」 「あれ・・・ペルシャ達が倒れてる・・・」 「みんな考える事は一緒ね~」 そう言うとその三人は互いの胸を揉み始める・・・ 「あ・・・やっぱり・・・恥ずかしいわ」 「・・・いまさら」 「そうよ、今は感じよ(家で何回もやったじゃない)」 三人がドアの近くで絡み始めた 「・・・おいおい、まじかよ」「くそ・・・」 その時、マイスから無線がとんできた 「町の女にばれた!助けてくれ!」 「こ・・・こんな時にかよ」「まずいな・・・しばらく耐えられるか?」 「ああ・・・今は隠れてやりすごしてるがいつ見つかるかわからない。」 「今こっちもまずい状況なんだ、すぐには無理だができるだけ急いでそっちに向かう。耐えてくれ」 「了解、早く頼む」 「わかった」「捕まるなよ・・・」 雨が・・・降り続ける 雨のシアレンス町、マイスは二人の女に追いかけられていた 「待ちなさいマイス!師匠からの命令よ!」 「だれが待ってられるっていうんですか!?」 「待ちなさい助手君!待つっていったら待つんだ助手君!」 「待つを連呼しないでください!」 彼女達が正常ならこんなに花華しい鬼ごっこは無い (ラグナ・・・カイル・・・早くしてくれ!) 雨だまりを蹴り、道を曲がる、全速力で逃げる 後ろを振り向くと彼女達の姿は無かった 「まいたか?」 「えい!」 「!!」 どっしゃーん!! まいてなどいなかった、いつのまにか先回りしていたダリアが前から抱きついてきたのだ そしてそのまま地面に倒れた 「いつつ・・・」 「マイスくん・・・」 「ダ・・・ダリアさん」 「聞いてマイス君・・・私、あなたの事が好きだったの」 それは突然の告白だった。 雨でおかしくなっているはずなのに正常を思わせるその暖かい言葉 好きな事は知っていた、しかしその言葉にマイスは心を揺らされた 「ダリアさん・・・その・・・」 「あなたを見ているとね、とても暖かい気持ちになるの・・・」 「・・・」 「同時に胸も痛んだわ・・・なんで、振り向いてくれないんだろうって」 「ダリアさん・・・その・・・すみません」 「だから・・・あなたは永遠に私の助手になるのよ・・・」 「ダ・・・ダリアさん?」 「私はあなたが欲しい。あなたの全てが・・・」 それはさっきまでの暖かい言葉とは正反対の不気味なトーンで話される 「あなたは永遠に私の助手・・・そして」 マイスはダリア顔を見る 「永遠に・・・私の物」 正常などなかった・・・そこにはアノ目しかなかった ダリアはマイスの耳に口をあて舌で舐め始める ピチャピチャと淫らな音が鳴る そして顔に舌が持っていかれる・・・ 雨で濡れた顔が今度は唾液で濡れる 「マイス君ってやっぱり魅せる顔ね・・・」 「ダ・・・ダリアさん・・・やめてください・・・」 抵抗ができない、目に恐怖を感じるからだ 「イヤよ♪」 そういうとマイスの服を裂き、体を舐め始める 首筋から肩、脇、そして乳首へ・・・ 「ひゃうん!」 「アハ☆女の子みたいな声だすのね」 ダリアは乳首を徹底的に責める そしてアソコに手を伸ばす・・・ 「助手君のこれ、もうこんなに大きくなってるわよ?」 「あぅん!や・・・やめて・・・ください」 乳首を舐め、アソコを摩る ピチャピチャ・・チュブ、チュル・・・カリ 「ひゃぁぁぁ!」 ビクン!と体が仰け反る 「ふふ、アソコも・・・私色に染めてあげる」 いつものわがままなダリアさんとは違う甘い大人を感じさせる声 その声を出す口が、体を伝って下半身へと移動する 「もっとも、私色といえば虹色だけどね。レインボ~!」 ズボンに手をかけ、おろそうとした時だった 「あ!」 カイルが、カイルとラグナを乗せたミニドラゴンがマイスをつかみ助けだしてくれたのだ 「だいじょうぶか!?」 「あ・・・ああ」 マイスをお姫様だっこをしたまま、ミニドラゴンは洞窟へと走っていった 「もう・・・だいじょうぶだ」 「急げ、出発の準備をしろ」 「どうしたんだ!?いきなり」 「ここの場所がばれた、じきにやつらがくる」 「それまた・・・なぜだ?」 「お前をかっぱらう直後だ、空を見な」 「空・・・?」 洞窟の外に出て曇天の空を見る 「・・・虹!?」 日も出てないのに虹ができているのだ 「おかしな虹だ・・・でもあれがどうした?」 「虹がかかってる方角はシアレンスの町、とういう事はシアレンスの町から見たらこの洞窟の方角」 「それの何が危険なんだ?ただのまぐれだろ」 「まぐれがそう簡単に起こるか?考えろ、あれはどう見てもあの女がだした虹だ」 あの女・・・ダリアの事か? 「つまり遅かれ早かれやつらは必ず来る・・・」 「そういう事だ」 あのダリアがそんな大魔法的な事ができるとは思えないんだがな・・・ 「カイル!食料はどれくらいある?」 「逃げる時にかなり失ったが・・・あの山の実験工場に行くにはギリギリ大丈夫な量だ」 「よし、目的地までは歩いて3日かかる。野宿は必須になるだろう、覚悟してくれ」 「いくか」「まってました!」「気をゆるめるなよ」 まもなくして誰もいなくなった洞窟に人影が2つ・・・ シアレンスの娘そして・・・ 「ラグナさんの匂い・・・」 「この雨はいつまで降れば気が済むんだ?」 雨はあいかわらず止む事をしらない 洞窟をでてから二日がたった、目的の工場まで距離も近い 「にしても敵はカスばっかでつまんねぇよな~」 「そう言うな、今回の目的は闘う事じゃないんだ」 たしかにここまで来る間に出会った敵はみんな雑魚ばっかだった 当たり前だ、Lv99越えが三人いるんだ。 ラスボス級の敵でもモコモコと同じくらい弱く感じるだろう 「おい?なんだよこれ・・・」 ただ、ここのモンスターは違った ザン! ザン! と道のわきにひざまづいてはジーとこっちを見てくるのだ 「攻撃もしてこないで・・・不気味やな」 「気をつけろ・・・嫌な予感がする」 するとそのモンスターの道の中から歩いてくる者が一人 「なんだ・・・?」 その姿が明確になる・・・とたんにラグナが震え始めた 「お前は・・・!」 「お久しぶりですね~、ラグナさん」 そこには魔王級のオーラを放つ少女がたっていた・・・ 「ミ・・・ミスト・・・!?」 ラグナの額から汗がでてくる ラグナをこんな状態にして・・・それになんだこのオーラは? この女はただ者じゃない・・・一発でそれがわかった 「お前ら・・・行け!」 「え?」 「この女は危険すぎる・・・ただ、この女の目的は俺だ。だから・・・行け!」 「何をバカな事を!」 カイルが俺を止める 「行こう・・・」 「な!?お前まで」 ラグナが目を閉じて、頭を下げる 「お願いだから・・・行ってくれ」 「ラ・・・ラグナ・・・わかったよ」 「後で必ず助けにもどる・・・」 そう言い残し俺らは一気に駆け抜ける! 「ふふふ・・・させませんよ」 少女が手を上げると、周りのモンスターが一気に襲いかかり始めた 「どけぇ!!」「邪魔だぁ!!」 マイスとカイルは敵を一掃し、そのまま奥へ消えた 「つかえませんね~」 冷たい笑みでそういい捨てる 「ミスト・・・」 「ラグナさん・・・」 目を開きアノ瞳を・・・そして暖かくも恐ろしい笑みを見せる 「やっと・・・やっと見つけました」 「お前・・・なんでここにいる」 「そんなの・・・ラグナさんを探してたからに決まってるじゃないですか♪」 「なぜだ?」 ミストの顔が真顔になる 「それ・・・私の口から言わせるつもりですか?」 「・・・」 そしてまた笑顔に戻る 「ラグナさん」 「なんだ」 「私と交わってください♪」 そういって片手を俺に向けモンスターに指示をだした 「全く・・・いつもかわいい顔してとんでもない事を言うよな」 襲いかかってくる敵を大剣で軽くなぎ払う とりあえず彼女に捕まったら俺は終わりだろう 瞬く間に快楽に落とされ抵抗もできないまま貪り喰われるからだ 「遅い・・・」 モンスターどもは相変わらず弱い、これならミストの動きにも集中できる 「わぁ!?」 バックステップでいきなり抱きつこうとしてきたミストから逃げる 「もう!なんで逃げるんですか!」 「いつのまに・・・」 やはりただ者じゃない・・・ 5分がたつ・・・ 「くそ!」 モンスターの動きが変わる、攻撃してダメージを与えようとはせず こちらの動きを削ってスキを作る作戦 「ミストは・・・?」 いない!? そしてその時! 「しまった!」 ミストに頭が行ってモンスターに足をすくわれた! そのまま派手にこける 「いてて・・・」 立ち上がろうとした時だ つかまえました~♪」 「!!」 ミストに足を絡まれ、手をつながれる、そして馬乗りになり 俺は体の自由を奪われる 「これでやっと・・・」 ミストは俺のズボンを引きずりおろす ミストは雨で服がはだけ乳首が丸見えだった・・・ それを見てうかつにも俺は固くしてしまう 「ふふ・・・興奮してるんですね」 男の悲しいサガ・・・ 「くそ・・・」 そしてミストは自分の性器にいきなり俺の性器を当てる 「な!?」 ノーパンだった。 そのまま一気に深く腰をおろす! 「あ・・・はぁ・・・」 「ぐああああああ!!」 なんなんだこの絞まり具合とヒダの絡み具合は!? そしていきなり激しく腰を動かしはじめた! 「うひゃ!あひゃ!やめ・・・!やめへ!」 「あん!・・・あん!・・・ラグナさん・・・感じてるんですね」 動くたびにヒダが俺のピンポイントを摩りつけ 動くたびに俺の性器を根元からやさしく、きつく絞めあげてくる この気持ちよさ!人を超えている! 「化け・・・もの・・・」 結合部はスカートに隠れて見えないがピチャクチャと卑劣で淫らな音をあげている ズプ!ズプ!グチャ!ズチャ! その魔の壷のせいで絶頂はすぐに訪れた 「ああ!ぐはああああああああ!!!」 ドパァ!ドクドク・・・ドピュ! 白い液を壷はのみこんでいく! 「あれ?もうだしちゃったんですか?ふふふ・・・でもまだ抜いてあげませんよ♪」 そういうとまだ出してる途中だというのに、また腰を動き始めたのだ! 「のうわああああああああああああああああああああああああ!!」 出したばかりで敏感になったアソコにまたあの魔が襲いかかってくる 「見てくださいラグナさん・・・私達のアソコ・・・精液と愛液でドロドロになってますよ」 そう言うとミストは腰を動かしたままスカートをたくしあげる 「!!」 俺はその光景から目が離せなくなった 体液どうしが混ざりあい腰をひいては糸が引きしずめてはピチャ!と水音をたてる 「ぐ!がはああああああ!」「ああああん♪♪♪」 2回目の絶頂を迎える 2時間が過ぎた、彼は白目を向いていた・・・その上で今もなお腰をふる乙女がいる 「あれ~?ラグナさん、寝ちゃったんですか~?」 彼女はあくびをたてる 「そうですね・・・私も眠くなっちゃいました・・・続きはまた明日しましょう」 そして気を失った彼の上で彼女もまた・・・眠りにおちた モンスターもいなくなった雨の中で・・・ 「・・・通信が途絶えた」 「くそ!」 ついさっき、インカムからラグナの通信電波が消えた 「まさか、あのミストという女に?」 「わからない・・・でも今は助けにはもどれないな」 「・・・」 目の前に見える、目的の実験工場が えんとつからはアノ瞳と同じ色をした煙が出ている 「・・・いくぞ」 「・・・ああ」 門を跳び越え、サビついたドアを開ける・・・ ぎぃーと期待通りの音が鳴る 「なんだこれは!?」 端っこのタンクにピンク色の液体がある、おそらくこれはラブ飲みドリンクのドリンクだろう しかしそのタンクのチューブでつながれた先にあるタンク 「どす黒い・・・」 その中の液体はまさにアノ瞳の色・・・それがグツグツと泡を立て蒸発する という事はあの煙は水蒸気? それがえんとつを通して外にでてるという訳か 「という事は・・・これはわざとやっている?」 「よう・・・待っていたゼ」 「!?・・・お前は!」 ガジ!?それと 「もうちょっと早く来て欲しいものだね」 「お前・・・」 カイルが俺同様、驚いた顔をする 「マックス・・・!」 「おっと、俺もいるぜ」 誰だ!? 「そうか、ラグナがいないんだっけな」 「俺の名はザッハ、ラグナを超えた者だ」 ラグナを超えた?いや、嘘だな なぜかわからんが本能がそういったような気がする 「お前・・・なぜここにいる!?」 マイスとカイルがハモった 三人の脇役がニヤリと笑う 「なあ?あんたらはモテない男の気持ちがわかるか?」 ザッハと言う名の男が口を開く 「マイス、裏切られた人の気持ち・・・あんたにわかるカ?」 「裏切られた人の気持ち・・・?」 「わからないよナ?俺がエリザさんを好きだったのは知ってるよナ?」 口調がじゃっかん違う・・・何があった? 「ああ・・・知っている」 「カイル、君はいつも女の子達からモテモテだったね」 「そんなことはねぇよ・・・」 「いや、女の子達はいつも君の話しをしていた、パーフェクトな僕をさしおいてね」 「俺がエリザさんと話をする時、エリザさんはいつも君の話をしていた」 「エリザさんはマイス、お前の事が好きだったんだ」 「バカな!?・・・」 嘘だ!あのエリザさんが俺の事を好きだった? 「パーフェクトの僕をさしおいて、君ばかり常にちやほやされていた」 「ちやほやなんかされてねぇ」 人がお前を好きにならないのはお前の性格のせいだと思うが? 「つまりお前はエリザを俺から奪ったんダ」 「つまり君は僕からパーフェクトの座を奪ったんだ」 「それは俺らにとってかなりのショックだった・・・俺らはお前らを恨んだよ」 待て!それは逆恨みでは!? 「だから俺らは考えた、どうやってお前らに復讐しようってね」 「なに!?」 「それで思いうかんだのがこの方法さ!」 そして彼らはタンクを指指す 「もし、女達が一気襲い掛かって来たとしたら?」 「モテモテのお前らにゃ耐えられない苦痛だよナ?」 たしかに怖かった・・・町の女達が俺を想いみんなで襲い掛かって来た事 「でも俺達にとっちゃ天国だったよ。みんなが俺達、男の性を欲した」 「じゃあテメェらは自分の欲望のためだけに世界をメチャクチャにしたというのか?」 「いいじゃねぇか、モテないやつもモテるやつも平等に欲を満喫できるんだぜ?」 いい訳ねぇ、愛が無い性行為なんて犯罪と一緒だ 「ガジ・・・あんた変わったな」 音楽の影響なのはしっている、あの音楽は自分の軽い狂気をつつく作用があるかあらな 「お前が裏切らなければ・・・お前とは親友になれたかもナ」 「マイス・・・あのタンクを壊してもおそらく意味は無い」 「その動力を叩かないと駄目だな」 「そうだ、あいつらの後ろにある機械がおそらくそうだろう」 見ると全てのチューブがあの機械につながっている 「俺がやつらを抑えつける、お前はそのスキにあの機械を破壊しろ」 「了解」 「Lv99越えの俺らなら楽勝かもしれんがここはやつらのテリトリー、何があるかわからない」 「気をゆるめるな。ていう事か」 「そうだ・・・幸運を祈る」 「ムーブ!(行け!)」 止まない雨、彼らは世界の病みを打ち砕くために闘う カイルが彼らの元へ飛ぶ 「来いよ負け犬ども、俺が相手だ」 「フっ・・・言ってくれますね」 「テメェなんかより俺の方が強ぇにきまってんだろ!」 敵がカイルに集中する 「今だ!」 あの機械へ向け俺はアクセルディザスターをくりだす 双剣の二つの刃がねじりを生み一つのドリルと化す 「おっと」 ガキン! 「!!」 はじかれた? 「そうはさせないゼ」 「なぜだ?Lv99越えの俺の攻撃を受け止めきれるはずが無い」 「この薬には直接飲むと飲んだ人の能力を最大限にアップさせる効果がある」 「なに・・・?」 「つまり、今の俺はLv99だと思った方がいい」 「俺と同等・・・だと?」 それはつまり俺と同じ強さを持つ者の事をいう アグナビートですら俺にはかなわない しかしこいつは・・・ 「クフフフフ・・・」 「どうしたんダ?何がおかしい?」 ラグナと闘った時、俺は快感を感じた 性交ですら味わう事のできない快感、それは俺のモンスターの闘争本能をかりたてる 今の俺はゾクゾクしている・・・久々に強者と闘える 久々に楽しいバトルができる・・・ 「きゃはははははは!」 マイスは一気にたたみかける 「な!?どうしたんダ!お前!」 ガジはマイスの怒涛の攻撃の嵐を大剣でなんとかしのいでいる 今のマイスは人間としてのマイスではない・・・ 「怪物・・・(モンスター)」 「おらおらおらおら!!」 360度からくりだされる斬撃の雨 薬でいくら強くなっているとはいえキャリアが違う・・・ ガジにラグナの様な受け流しはできない 「アハハハハ!・・・終わりだぁ~・・・・」 「何!?」 マイスの目が純潔の赤から漆黒の闇に変わる 「ダークネス!」 「のあああああああああああああ!!」 ガジは闇にひきづりこまれる、恐ろしい桁のダメージをうける 「アハハハハ!!キャハハハ!ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!」 今のマイスは正気ではない・・・町の女や彼らと同じ、本能に支配されていた そこに立つのは・・・怪物だった 「くそ!マイス、まだか!?」 さすがのカイルも薬で強くなった敵二人を相手にするのはきつい 「最初の威勢の良さはどうした!?」 「フッ・・・スキだらけですね~」 遠距離の魔法攻撃とスピードの近距離片手剣にカイルは中距離の槍で対抗する 激しい攻防が繰り広げられる中、一つの黄色い閃光が飛んできた 「な!」「ぐあ!」 それは敵二人を蹴散らし、俺の方へと飛んできた 「!」 ガシャン! 間一髪、受け止めた 「お前・・・!」 「フフフアハハハハ」 「お前!何をしてるん・・・」 こいつ・・・そうか、音楽の狂気作用にやられたか 「ならば・・・」 カイルはマイスの足元をなぎ払いですくわせる 勢いがついてたせいでマイスは後ろに激しくふっとぶ そのマイスの耳元・・・インカムに向けて槍を突く ひゅん! 「くそ・・・」 よけられた 音楽を止めれば作用もきかなくなり狂気はおさまる 後ろに剣の飛ぶ音がきこえる 「っ!」 それを槍で地面に叩き落とす 片手剣状態のマイスが飛び攻撃をくりだす それを体がよけていく 地面に刺さった剣を取り双剣として再び攻撃し始める カイルは後ろを取られないように槍をうまく使いながら対直線でマイスと闘う しかし・・・ 「しまった!」 マイスのスキをついて攻撃しようとしたが罠だった、後ろをとられたのだ 「あひゃひゃひゃひゃ!」 だがここはあえて攻撃を受けてでも・・・ ザン! 「くぅ!」 血が飛ぶ 「おりゃ!」 カイルはマイスを突き飛ばした! マイスは派手に吹っ飛び、ある機械に激突した・・・すると ぶーぶーぶー 「なんだ!?」 「自爆装置が作動しました、残り十分でこの施設は爆発します」 「なに!?」 おそらくマイスが当たった機械に自爆スイッチでもあったのだろう ひゅん! 「!!」 しまった・・・ 「ぐはぁ!!!」 マイスの双剣が腹に刺さる 「げひゃひゃひゃはやひゃあああ!!!」 血が垂れ落ちる・・・ 「マ・・・マイス」 意識がもうろうとしはじめた マイスが片手を上げる 「あひゃはやはやああぐひゃひゃ」 「く・・・」 その時・・・窓ガラスが割れる音がした 「天!」 その方向を向く・・・あれは・・・あの人は・・・ 「空!」 その大剣は風を斬り、マイスの耳元のインカムも切断する 「ラ・・・ラグナ!」 「はぁはぁ・・・よう、待たせたな」 そしてそのまま倒れる マイスが正気に戻る・・・ 「あら?・・・僕はいったい?」 「マイス・・・」 「は!?カイルさん!なんでこんな・・・」 闘った事は覚えてないようだ 「そんな事はいい!今はあの機械を壊すのが先だ」 その機械を指差す、マイスが振り向く 「・・・は!」 思い出したようだ 「すいませんカイルさん!・・・俺」 「いいから、急げ」 「ラグナさん!」 「いいか、この施設はあと十分で爆発する」 「爆発!?そんな」 「この中で動けるのはお前だけだ・・・頼む、俺らは平気だから・・・行ってくれ」 「・・・わかりました」 そういってマイスは双剣をもちその機械に狙いを定める 「うおおおおおおおおお!」 アクセルディザスターをくりだす 「爆発まで、残り5分です」 ドリルがその機械に突き刺さる 「よし!」 その機械が壊れた 「けっ・・・おいしいとことられたな」 「ふっ・・・ミニドラゴォォォォン!」 カイルが叫ぶとミニドラゴンがとんできた 「マイス・・・脱出するぞ」 「わかりました!」 ミニドラゴンとマイスは気絶した3人とラグナ、カイルを持ちかかえ 工場の外にでる 「爆発まで残り2分」 できるだけ遠くへ逃げる 「1分」 「いそげ!爆風に巻き込まれたらふき飛ばされますよ!」 「30秒」 マイス達は山をおりていく 「10」 早く! 「9」 もっと早く! 「8」「7」「6」 ここまでくれば・・・ 「5」「4」「3」「2」「1」 マイス達は後ろをふりむく ドォォォォォォォォォン! 「・・・綺麗な花火だ」 雨はやんでいた マイス達はあの洞窟で焚き火をしいていた 「いて!」 「腹、大丈夫ですか?」 「ああ、少し痛むけど大丈夫かな」 「すいません・・・」 「いいって」 「でもさ、ラグナはミストからどうやって逃げたの?」 「・・・聞かないでくれ」 「・・・わかった」 三人はあの三人の方を向く 「逆恨みとはいえ、こいつらには悪い事したよな」 「ええ・・・」 町のみんなにも悪い事をした、戻ったら謝ろう・・・ 「僕、今考えたんですけど」 「ん?」 「どうせ爆発するなら壊す必要なんかありませんでしたよね?」 「あ・・・」「あ・・・」 三人が顔を見合わせる 「お前、それもっと早くいえよ~」 そしてしばらくの沈黙・・・ 「ぷ・・・」 「あははははは!」 「なんだそれ!おかしいの!あははははは!」 「いまさらだな!おい!ははは!」 焚き火の音と共に三人の笑い声が洞窟に響く 次の日の朝 「これでお別れだと思うと、寂しくなりますね」 「またいつか会えますよ」 「そうだね・・・またいつか」 三つの別れ道・・・ここにそれぞれの行き先がある 「さよならなんて、言いませんよ」 「僕達はいい友達でしたよね?」 「友達?親友の間違いじゃないですか?」 アハハハとまた笑い声が響く 「では・・・また」 「おう!またいつか」 「また!」 そして三人の脇役を抱えて、三人の主役はそれぞれの道を歩いた 「また・・・会えますよね」 冬だというのに暑いくらいの太陽が昇っていた 「暑いな~」 町のみんなはもう正常な状態に戻ってるだろう 「さあ帰ろう・・・僕の故郷に」 さあ帰ろう・・・シアレンスの町に 雨は流され、虹が空を描く 花のしずくが光り、太陽がシアレンスの町を輝かしていた [終わり・・・?]
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このページはこちらに移転しました 止まない雨はない 作詞/98スレ161 不幸な出来事 続いていても 君が僕から 見えなくなっても 一緒にいること 出来なくなっても 体芯から 冷え切ってても 土砂降りの雨 一生続くわけじゃない 長雨だって いつかは終わる 星空の下 君とした約束 僕はずっと忘れない
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《止まない雨 雨宮雫》 プログレスカード レベル3/青/P7000/G4000/S1 【人間】/【超能力】 リンクフレーム なし 《常》オルタネイト(シフトで登場する際、元いたプログレスを捨札に置くかわりに手札に戻してよい。) 《自》リンク-リンクステップ開始時【リンク(6)-1ΣΩ】 そのターン中、このカードのパワーを+5000。 「…雨の異能なんて迷惑。でもこの力がないと…島にいられない…」 illust おにねこ 蒼空の変転世界で登場のレベル3の青色のプログレスカード。 2014年06月10日の今日のカード。 関連項目 オルタネイト 収録 蒼空の変転世界 B4-002 U