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――9月23日。天気、晴れ。 夏の暑さがまだ僅かに残るそんなある日、二人の少女を乗せたバイクがハイウェイを疾走していた。 「ティア~、あとどれくらいで着く~?」 スバル・ナカジマはバイクを運転するティアナ・ランスターに後ろからそう声をかける。 「はあ……さっきからあんたは同じことばっか言って………… これでいったい何度目よ?」 先程から同じ質問を繰り返す同乗者に呆れながらも、ティアナはちゃんとその問いに答える。 「このままの調子なら夕方には着くからもう少し我慢してなさい。 誰のおかげでこうしして交通費が浮かせられてると思ってるの?」 「は~い……」 そう言うとスバルは黙ってしぶしぶと映り行く景色を眺めることにした。 (やれやれ……) そう思い苦笑いを浮かべながらティアナは視線を前から少し左手に移した。 そこには(まだ少し遠く離れた場所ではあるが)観光地として有名な美しい山脈が広がっていた。 ティアナたちが向かっているのはそのふもと――丁度山間部に囲まれる形で位置する場所にある街だ。 少し長い休暇を利用したちょっとした観光旅行―― スバルが唐突、しかも一方的に計画して、仕方無く付き合うことにしたティアナであったが、実は自身も密かに今回の旅行は楽しみにしていた。 折角の休み――それも親友との旅行だ。たまには思いっきり羽を伸ばしてみるのもいいかもしれない。 (――もしかしたら夕方前には街に着けるかもね……) 目線を前に戻しながらティアナはそう思った。 そして、街に着いたらそれから数日の間、どのようにして休暇をエンジョイしようかな、などと考えながらスバルに悟られぬよう微かに笑うのであった。 ――しかし、ティアナたちは知らない。 自分たちが向かっている場所は、あと24時間もしないうちに一躍『地獄』へと姿を変えるということを………… そして、自分たちがその地獄の強火に巻き込まれてしまう運命にあることも………… ――ティアナたちを乗せて走るバイクの遥か上を、一羽のカラスが不吉な鳴き声を上げながら羽ばたいていった。 なのはキャラクターズ in バイオハザード 目次へ 次へ
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スレ住人の皆様 ドラゴンボール系単発SS 288氏 ドラゴンボール×なのは 320氏 ドラゴンボール×なのは 其の二 375氏 リリカルなのはZ 376氏 無題(仮) 377氏 無題(仮) 410氏 無題(仮) 411氏 無題(仮) 二代目スレ123氏 無題(仮) 二代目スレ147氏 無題(仮) 二代目スレ149氏 無題(仮) 二代目スレ301氏 無題(仮) 三代目スレ446氏 もうひとつの無印なのは~天下分け目の超決戦なの 同氏 次回作 リリカルなのはZ 三代目スレ546氏 劇場版リリカルなのはZ とびっきりの最強対最強なの 同氏 劇場版リリカルなのはZ 復活のフュージョン!なのはとフェイト 同氏 劇場版リリカルなのはZ 龍拳爆発!なのはがやらねばだれがやる 同氏 劇場版リリカルなのはZ 次回策予告 四代目スレ6氏 単発ネタ 同氏 単発ネタ2 四代目スレ62氏 劇場版リリカルなのはZ~極限バトル!3大スーパー魔道師 四代目スレ130氏 劇場版リリカルなのはZ~激突!100億パワーの魔道師なの 四代目スレ278氏 もうひとつのなのは~魔道師襲来編、宇宙一の強戦士魔道師目覚める 四代目スレ362氏 ベジフェイト 五代目スレ160氏 なのは感動の?最終回「さらばなのは!また会う日まで」 八代目スレ69氏 新OPとそのアニメーション 八代目スレ316氏 ヴィヴィオが拉致された後の展開 同氏 17話のギンガのシーンで何があったか 八代目スレ481氏 かっこいいシグナム 八代目スレ553氏 あれ風ななのは次回予告 十一代目スレ131氏 宇宙一の強戦士サイヤ人目覚める~ミッドチルダが終わる日~ 十一代目スレ446氏 あれ風ななのは次回予告 十七代目スレ448氏 妄想ナンバーズの次回作での活躍 五十五代目スレ241氏 魔法少女リリカルなのは。超戦士は眠れない TOPページへ このページの先頭へ
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――9月23日。その日の天気、晴れ。 (――――銃声) 「……!? な、なんだ、コイツは!?」 (――――再び銃声) 「化け物め……!!」 (――――三度銃声) (さらに銃声) 「…………こ、こちらの攻撃がが効いていないのか!?」 「そんな馬鹿な!?」 (銃声。銃声。銃声。銃声。銃声) (――――――何かの生き物の呻き声のようなもの) 「こ、コイツは……まさか…………!?」 (――――――再び何かの生き物の呻き声のようなもの) 「う……うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!」 (銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃声。銃――――) (――――――――――静寂) ■ FILE1 惨劇の予兆 ■ ――9月24日。天気、晴れ。 昨日と変わらず、地方によっては暑い一日になりそうだとテレビに映る気象予報士が告げていたが、その予報は見事に的中していた。 「うわっ!? 眩しいっ!」 ホテルから出たスバルが開口一番に口にした言葉がそれであった。 「う~ん……。まだ夏の兆しが残ってるって感じだね~、ティア~?」 「はいはい……」 朝から早くもはしゃぎっ放しのスバルに続いて歩きながらティアナは苦笑いを浮かべる。 「――しかし、さすがはラクーンシティ……観光客対策も見事なものね……」 ティアナは一度後ろに振り返ると、今自分たちが出てきた建物――今回の観光にあたって数日間泊まるホテルを今一度見上げてみた。 昨日は街に来て早々、疲労のせいでじっくりと外見を見る機会が得られなかったからだ。 スバルが選んだホテルの名は『アップルイン』といい、おひとり一泊のための値段が25ドルと観光用ホテルとしては比較的安価な所であった。 しかし、価格は安いが警備は万全で、その値段ゆえに観光客だけではなく、ティアナやスバルのような学生の客も多く利用していることでラクーンではそこそこ名が知れているらしい。 ――が、スバルがこのホテルを選んだ理由はおそらくこのホテルの売りのひとつである『様々な料理コースが堪能出来る』ということだろう。 (事実、昨日の夕食時のスバルの瞳はまるで宝石のように輝いていた。「……こりゃあスバルが選ぶわけだわ」とはその時のティアナの談である) 「ティア~。ほら、早く来ないと置いてっちゃうよ~?」 「やれやれ……。時間はまだまだたっぷりとあるんだから、急ぐ必要なんてないのに……」 本当にまだ子供なんだから、と呟くティアナの前をスバルは彼女の言っている通り、本当に子供のように駆け回っていた。 「――で? 今日はどこから行くの?」 「そうだね。う~んと…………じゃあ、まずはここなんかどうかな?」 そう言ってスバルは手に持っている観光案内の地図の一点を指差した。 ――ラクーン市立公園。そこにはそう書かれていた。 地図によるとそこの近くには街の絵葉書にもなっているほどの名所のひとつであるセントミカエル時計塔もあるらしい。 「時計塔も近いし、最初に行ってみるにはピッタリな場所だと思うんだけど……?」 「へえ……いいんじゃない? 大通りの方から歩いていけばウインドウショッピングとかも出来そうだし……」 「うん。じゃあ決まりだね。えへへ……実はあたしも大通りから行こうと思ってたんだ~」 「あんたのことだから、どうせ何か食べ歩きとかでしょ?」 「あ……あははは…………バレてた?」 ■ ――24日、昼過ぎ。ラクーン市立公園前。 「やれやれ……とりあえず今のところは異常無しってところだな…………」 青年はそう呟くとパトカーの運転席で一度軽く伸びをした。 「……ま。昼間っから凶悪殺人犯なんてそう簡単に現れるわきゃねーけど…………」 あ。いや……人食い犯かな? などと付け加えると彼は無線で一度仲間に連絡を入れる。 「あ~……。こちらブロックE担当グランセニック、現在のところ周辺エリアには異常無し。どーぞ?」 数秒したところで無線越しに仲間から返答が来る。 『こちらブロックB、了解』 『ブロックD、了解』 一通り仲間から返事が戻ってきたところで、青年は無線を切ると座席に深くもたれかかった。 「…………しかし、本当にどうなってんだ、最近のこの街は……?」 彼――ラクーン警察署(通称R.P.D.=racoon police departmentの略)の若き警察官、ヴァイス・グランセニックはフロントガラスから空を眺めながらそう呟いた。 ヴァイスがそう呟いたこと、そして現在、彼らR.P.D.が街一帯を見回りしているのには深いワケがあった。 ――実は、このラクーンシティ周辺ではここ数ヶ月の間に奇妙な事件が相次いで発生しているのである。 ことの始まりは今から3ヶ月ほど前の6月の某日――犬のような奇妙な生命体の目撃情報が相次いだ。 次に、翌7月になるとアークレイ山地で遭難者が続出。さらに郊外の民家に住んでいた一家が10人ほどのグループに襲われて皆殺しにされるという猟奇殺人事件が発生した。 ――しかも、その事件の被害者は全員、身体中の肉という肉を『食われていた』のだ。 この謎の『人食い事件』の捜査は難航し、そうしている間に第二、第三の『人食い事件』が発生してしまった。 これにより、アークレイは全面封鎖され、事件に対処できる唯一の部隊としてR.P.D.内に設けられた特殊部隊『S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescure Serviceの略)』の介入が決定された。 ――――しかし、その結果は最悪のものであった。 事件調査のために投入されたS.T.A.R.S.全メンバー12名+派遣されたヘリのパイロットの計13名のメンバーのうち、生還したのは僅か5名。 他のメンバーは揃って殉職し、これによってS.T.A.R.S.は事実上壊滅してしまったのだ。 ――さらに、生還したメンバーから報告された事件全貌の内容がさらにトンでもないものであった。 その内容は『アークレイ山中には古びた洋館があり、実はそこは世界規模を誇る製薬企業、アンブレラの秘密研究施設で、そこでは人間を化け物に変える生物兵器の研究が行われていた』というものであった。 もちろん、それを聞いたR.P.D.の者たちは驚きを隠せなかった。 ――――が、誰もその話を信じようとはしなかった。否、信じることなど出来なかった。 なぜなら、アメリカ中西部にあるただの小さな田舎町であったこのラクーンシティが現在までの飛躍的発展を遂げることが出来たのはほとんどがアンブレラの援助によるものが大きいからだ。 それはR.P.D.も同じである。 ゆえに、この事実を民衆に伝えること――すなわち、アンブレラに逆らおうなどという動きはすることなど出来なかったのだ。 そのため、一部の者からは『洋館事件』と呼ばれるこの一連の事件は一般に知れ渡ることなく幕を下ろしたのである。 ――――だが、これで全てが終わったわけではなかった。 『洋館事件』から僅かばかりの月日が経った頃から、街でおかしな事件や化け物と思しき存在の目撃情報が相次いだのだ。 だが、R.P.D.署長であるブライアン・アイアンズは一般に先の事件の真相が漏れるのを恐れたのか、今回の一連の騒動には何も対策を行おうとはしなかった。 そのため事態は悪化の一途をたどり、ついには今月になって、先の『人食い事件』が再び発生、頻発するという事態に至ってしまったのだ。 ――ゆえに、現在ラクーンシティでは戒厳令が発令されるという異常事態となっており、ヴァイスたちR.P.D.は昼夜問わず街を見回っているという有様であった。 「――ったく。これじゃあ本当にS.T.A.R.S.の連中が言っていたことを信じたくなってくるぜ…………ん?」 ヴァイスがそう愚痴を吐くのと同時に、突然無線に連絡が入った。 「…………何かあったのか?」 すぐさまヴァイスは無線の電源を入れた。 「はい。こちらグランセニック号。どーぞ?」 『こちらR.P.D.。先ほど本署にラクーンスタジアムにて暴動が発生したとの連絡が入った。なんでも、ファンの1人が試合中に乱闘を始めてそれがスタジアム中に拡大したらしい。 現在のところ負傷者の数は不明だが、こちらからは既に50名以上の署員を出動させたが収束に少し手間が掛かりそうだ。手が空いているのならば応援を願いたい』 無線機の向こうから先輩男性警官のそんな声が僅かなノイズと一緒に流れてきた。 (やれやれ……こんな時に…………) ヴァイスはそう思いながら一度ため息をつくと、無線に向かって「了解。大至急現場に向かいます」と答えて無線を切った。 「…………忙しくなりそうだな。色々と……」 ヴァイスはそう呟くとパトカーのサイレンを鳴らして、言われた通りスタジアムへと車を走らせていった。 To Be Continued... 前へ 目次へ 次へ
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ブレイクブレイド StrikeS クロス元:ブレイクブレイド 第1話「異界再起」 第2話「聴取混乱」 第3話「勧誘争奪」 第4話「閑話歓談」 第5話「訓練観戦」 第6話「錬後捜索」 第7話「会食外食」 第8話「権勢考察」 第9話「入局試験」 第10話「開発難儀」 第11話「反逆再来」 第12話「設立前夜」 第13話「突発戦闘」 第14話「同形異形」 第15話「新器琢磨」 第16話「強制対話」 第17話「埋腹雌伏」 第18話「初陣出撃」 第19話「難敵遭遇」 第20話「縦横無尽」 第21話「想像不明」 第22話「嫌疑開戦」 第23話「公私混同」 第24話「邸内探索」 第25話「作戦誤読」 第26話「難敵遭遇②」 第27話「内部疾患」 第28話「早朝訓練」 第29話「一触即発」 第30話「心傷回想」 第31話「降雨固地」 第31.5話「人参日記」 第32話「日常回帰」 第33話「休日騒動」 第33.5話「表紙登場」 第34話「四戦連戦①」 第34.5話「人参日記②」 第35話「四戦連戦②」 第36話「四戦連戦③」 第37話「四戦連戦④」 第38話「経歴詐称」 使用デバイス設定 コメント欄です。感想などありましたら、よろしくお願いします。 果たして上手く編集できているのだろうか? -- テスト (2010-08-05 01 38 14) ジルグ無双を期待します~ -- デルトン (2010-08-06 00 22 36) おもしろいです。 自分の判断で動く、ジルグらしい行動にわくわくします。 今後も楽しみにしています。 -- のと (2010-08-08 23 48 57) シャーリーは八神部隊長と呼んでいた筈。 -- 名無しさん (2010-08-09 22 56 11) ↑こういう指摘はすごく助かるのでありがとうございます 結構自分でもあやふやな部分もあるので -- ブレブレ×なのは (2010-08-09 23 21 32) ならば私も、フェイトは、はやてって呼び捨てにしとる。14話でもシャーリーがはやてちゃんと言ってる -- 名無しさん (2010-08-11 22 57 54) おもしろいブレブレとクロスさせキャラがジルグってところがさらに坪です -- 名無しさん (2010-08-14 16 13 00) いやあ、良いですね。面白いです。 ただ、チンクの口調が違うので違和感が。 -- れんが (2010-08-14 16 16 42) ジルグ様が見てるw -- デルトン (2010-08-15 17 27 12) 居酒屋の方にってお前らまだ未成年だろ。 -- 名無しさん (2010-08-16 23 06 01) 個人的に繋がりが深い人間で周りを固めた癖に良く言うよ。 -- 名無しさん (2010-08-21 22 19 24) コメント等にあったりそれ以外に読んでくださる人達が疑問に思っている点に関しては 一応既に展開を考えていますのでお楽しみに -- ブレブレ×なのは (2010-08-21 23 30 21) 実際誰がジルグに頭突きをくらわすのかそれが楽しみです。 -- 名無しさん (2010-08-22 02 21 52) 作戦だったとハッキリ言ったのにミスと報告した!? 嘘つきヴィータめ……。 -- 名無しさん (2010-08-24 20 59 36) 最後まで抵抗しなかったティアナも悪いが、なんなの隊長達……。気持ちの悪い偽善者ばっかり。 -- 名無しさん (2010-08-25 23 03 36) アギトは、ゼストを旦那って呼んでるよ -- 名無しさん (2010-08-25 23 14 58) ジルグさん、パネぇです。カッチョよすぎっす。 P.S デバイスの開発に何々社とか出るようになったらお仕舞いだと思うっす。 -- LCS (2010-08-28 00 47 41) 腰巾着ザマァwww -- 名無しさん (2010-08-28 09 28 03) ジルグさんが六課一の常識持ちな真人間に見えてしまうw -- 名無しさん (2010-08-28 14 21 26) ジルグ良いこと言った! 『お友達部隊』全くその通り!! -- 名無しさん (2010-08-28 21 01 31) ジルグさん、なんかカッコよすぎる。にしても、機動六課の実態が見えてくるな -- 名無しさん (2010-08-28 21 25 26) アグスタのアレは未だにミスショット扱いなんだな。デバイスの記録を調べれば作戦だと伝えたことが判るはず。そしたら結果的に嘘報告をしたヴィータの立場は……。 -- 名無しさん (2010-08-29 05 02 46) はやてが手近な人間しか集められなかったとはいえ公私混同の甚だしい部隊。普通、教練戦闘前にはブリーフィングを行って部下に的確な指導をしなければいけないのに、明らかになのはは注意事項の示達を怠っている。まぁ19の小娘に其処まで求めるのは酷だが、ティアナが可哀想である。 -- 名無しさん (2010-08-29 05 22 10) シグナムなんか戦闘以外は不得手だとかで普段はニートを決め込んでるくせにエラソーに -- 名無しさん (2010-08-29 13 39 51) この問題はどちらかが一方的に正しいとか間違ってるとかいうことではないと思う。ただ、ヴィータやシグナムを始めとした周囲の人間が「なのはさんが正しい」って姿勢だから話が拗れるんだよな。 -- 名無しさん (2010-08-29 21 17 49) ↑、正にその通り。 -- 名無しさん (2010-08-29 22 54 53) まぁ普通、話しもしない事をわかってると思うのは間違ってるよなぁ…。これも第三者視点から見てると歪みと矛盾しかない話だし -- 名無しさん (2010-08-30 00 23 38) しっかしなのはの過去のはオーバーワークの無茶、今回のティアナのは戦闘行動での無茶、この2つは別問題なのではないだろうか? -- 名無しさん (2010-08-30 14 03 34) 若さ故の過ち。しょっぱい青春やってるんだよね。 -- 名無しさん (2010-08-30 21 09 33) なのはクロスまとめサイトなんだからsts批判はどうかと。そういうところでそういう発言はやるべき。 -- 名無しさん (2010-08-31 17 22 06) ゴーレム創成とオートスフィアとデバイスの各種技術を上手く使えばブレブレのゴゥレムの類似品作れそうな気がする。 -- 名無しさん (2010-08-31 22 10 53) そう言えばリオだかコロナが造ってたな -- 名無しさん (2010-09-01 22 11 00) 戦闘スタイル云々というより性格だよな。ジルグにしたらヴィータほど扱い易いヤツはいないわな。 -- 名無しさん (2010-09-02 22 13 07) 2話が消去されてる?見過ごしてたらすいません -- 名無しさん (2010-09-03 15 49 33) ブロントさんwww -- 名無しさん (2010-09-03 18 35 54) ↑↑すみません。修正依頼が反映されたらしいので繋がらなくなっていたので修正しました。 -- ブレブレ×なのは (2010-09-03 20 18 40) って言うか改めて考えると、なのはとティアナのスタイルって、まったく違うのになんで教えてんだ?ジルグが教えた方が良いんじゃないの。 -- 名無しさん (2010-09-04 22 50 30) それ言ったらティアナだけでなく、スバル・エリオ・キャロだって自分のスタイルと合った教師に師事できてないぞww召喚士のキャロなんて特に。 -- 名無しさん (2010-09-06 21 23 46) 六課って単純バカばっか。戦ってばかりだから頭に血が上りやすいんだきっと。 -- 名無しさん (2010-09-06 21 57 28) 教導隊なんてそんなもんだぞ(苦笑) 今回の話でフェイトさんの口調に違和感しか沸かなかったのは自分だけだろうか?具体的にはリンディさんだと言われれば納得できる程度に。あと『プラズマスマッシャー』が『プラズマスラッシャー』になってる。 -- 名無しさん (2010-09-06 23 40 30) 1分の1エルテーミス型デバイスの製作はいつ始まるのですか。 -- 名無しさん (2010-09-06 23 49 42) フェイトの口調が気になる… フェイトの口調は「〜だわ」とかじゃなく「〜だね」って感じだと思う -- 名無しさん (2010-09-06 23 52 04) なのはを慕う昔の教え子とか出てこないのかなあ。 -- 名無しさん (2010-09-08 13 02 54) ↑出るのは難しいと思うぞ?なのはのいる教導隊は本局付きだろうし。 -- 名無しさん (2010-09-08 23 39 20) 地上にだって本局の部隊は山ほどあるようだけど。 -- 名無しさん (2010-09-09 10 59 07) なん、だと・・・!?wiki&三期見直してくる -- 名無しさん (2010-09-10 02 29 31) そういえばシグナムは6課の前は首都航空隊第14部隊で副隊長を務めてたな。 -- 名無しさん (2010-09-10 21 25 20) なんというか……試合に勝って勝負に負けたみたいな? 鬱憤を晴らすことばかり考えて、肝心の模擬戦をする意味忘れてどーすんだwww -- 名無しさん (2010-09-25 12 44 53) 既に下地ができていたとはいえ、自分の中の高町なのはのイメージを再現していると言って言う内容でした。善意の押しつけ、自分の考えているやり方が絶対正しいと思い込み悪意が無い分たちが悪い。しかしながら読んでいる側としてある意味想像通りの展開でグッジョブ!!です。あんな惨状を作り出しておいて、得るものがあった?って……フォワード陣の反応は人として正しい反応。 いい加減過剰なスキンシップを改めないと。シグナムも(お友達)の時に関してのみ、饒舌になるな(笑い 色々なSS読んできましたが、六課の矛盾を真っ向から批判してくれるこのような作品が一番好感を持てます。 書き続けてくださる限り、読ませていただきます。 PS個人的には高町なのはは、無印の頃から子供にしては過激思想の持ち主だと思うのは自分だけでしょうか? 白い悪魔じゃなくて既に、白い大魔王でしょ。 大切なもの?あったの?と思うのは自分だけでしょうか? -- hiro (2010-09-27 23 32 14) ジルグさんは何歳だ?19歳以下ならDGSAに出場して欲しい。 -- 名無しさん (2010-09-28 12 58 26) 極端な話、彼女には戦力の99パーセントを占める一般兵士の気持ちはわからないと思う。 それだけ力がありすぎるということ。 フェイトやはやては・・・ブレーキ効くからいいけど。 -- 名無しさん (2010-09-29 10 32 13) まぁなまじユーノの指導でそれなりの地力つけちゃったせいで正規の訓練受けてないからなぁ…野戦任官みたいなもんだから仕方ないかもしれないな -- 名無しさん (2010-09-29 20 01 10) なのは「細かいことで叱ったり怒鳴りつけてる暇があったら、模擬戦で徹底的にきっちり打ちのめしてあげるほうが教えられる側は学べることが多いって。教導隊ではよく言われてるしね」 教導隊流として代々培って出来たやり方なんだから、なのはが正しいんだよ。 -- 名無しさん (2010-09-30 23 29 43) ほぼ全編を通して、なのはのキャラが歪んでいるような気がするのですが、ブロント語などと同様にコメディと捉えた方がいいのでしょうか。 StSに矛盾を覚える人は少なくないかと思いますが、クロスキャラの口を借りてやり込めるだけでなく、一緒に変わっていけるといいなと感じました。 できれば太鼓持ちや驚き役、やられ役でなく、ジルグの新たな戦友として。 -- 名無しさん (2010-10-01 23 42 55) ジルグの年齢が17話でせいぜい二十代半ばってあるけど、(享年)19歳じゃね。ところで最終更新何時なんだろうか。 -- 名無しさん (2012-01-11 10 43 31) 今でも更新待ってるよ! -- 名無しさん (2012-01-30 18 25 02) 更新ありです -- 名無しさん (2012-12-28 14 17 28) 名前 コメント TOPページへ このページの先頭へ
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キャラクター スキル スキルは「ロングレンジパワー」「MPガード」 技性能 連続技
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スレ住人の皆様 遊戯王系単発SS クロス元:遊戯王 294氏 無題(仮) 294氏 一発ネタ(仮) 301氏 1発ネタ 遊戯vsなのは 294氏 第?話 正義の味方?参上 反目のスバル氏 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~前編~」 反目のスバル氏 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~後編~」 反目のスバル氏 無題(仮) エラッタ氏 無題(仮) 三十七代目スレ403氏 キャロが千年リングを見つけたそうです TOPページへ このページの先頭へ
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CCなのは クロス元:ファイナルファンタジーⅦ クライシスコア プロローグ TOPページへ このページの先頭へ
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リリカルなのはGX 第??話「最強の魔法使いデッキ」 「俺のターンドロー!」 遊城十代は、左腕に付けたデュエルディスクからカードを引いた。 デュエルの相手は、コスプレなのだろうか白いショートコートにミニスカートな格好の女性だ。 「俺は、E-HEROスパークマンを召喚!カードを一枚伏せターンエンド」 十代のターンが終了し、白服の女性のターンが来る。 「私のターン…ドローなの!私は、ティアナ・ランスターを攻撃表示で召喚!」 現れたのは、二丁拳銃を持ったツインテールの女性だった。 「ティアナ・ランスター攻撃力1650・防御力1200のモンスターか」 「私は、カードを一枚伏せティアナで攻撃!」 『クロスファイヤーシュート!』 白い服を着た女性なのはの攻撃宣言により攻撃を開始するティアナ。 「そうは行くか!トラップカードオープン!」 十代が伏せていたカードは、トラップカード・ヒーローバリアだった。 「ヒーローバリアの効果で、E-HEROへの攻撃を無力化する!」 「私のターンは終了よ」 「そんじゃ、俺のターン…ドロー!俺は、手札のE-HEROクレイマンと場のスパークマンを融合! 現れろ、E-HEROサンダー・ジャイアント!」 十代の持つ融合のカードで現れたのは、雷をまとった巨大なヒーローだった。 「サンダー・ジャイアントの特殊効果発動!ヴェイパー・スパーク!」 その効果で場にいるティアナは、激しい雷に撃たれ破壊される。 「キャァー!」 「ティアナ!」 ティアナが破壊され、少し表情が曇るなのは。 「ザンダー・ジャイアントの攻撃は終わってないぜ!行けぇぇぇ!ボルティック・サンダー!!」 攻撃力2400のダイレクトアタックが決まり、なのはのLPが1600まで削られてしまう。 「くっ、罠カードオープン、魂の綱!1000ライフポイントを払うことでデッキから☆4以下のモンスターを特殊召喚!」 現れたのは、守備表示のフェレットだった。 「(ん?トラップのタイミングミスか。サンダー・ジャイアントの攻撃時に召喚すればダメージを受けずに済んだのに)」 十代が、そんなことを考えているとデュエル相手の女性が話しかけてくる。 「十代くん、バトルフェイズが終わったけどターン終了はまだかな?」 「あ、えーと、カードを1枚伏せターン終了だ」 十代がターン終了を宣言したのを聞いたなのはは、カードをドローする。 「私は、ユーノくんの効果でライフを500回復」 なのはが表側守備表示で出していたユーノくん攻撃力500守備力2050は、 スタンバイフェイズに一度ライフを500回復させる効果がある。 「そして、ユーノくんを生贄にフェイトちゃんを召喚!」 生贄召喚されたのは、☆6つの上級モンスターフェイト・T・ハラオウンと言う女の子だ。 攻撃力2500守備力1500の魔法使い族だ。 「すげぇぇぇ!そんなカードがあるなんて、翔が見たら喜びそうだなぁ」 「そして、装備カード・使い魔の援護を発動!この効果で攻守700ポイントアップ!」 攻撃力3200と成ったフェイトには、更なる効果があった。 「フェイトちゃんで、サンダー・ジャイアントを攻撃!」 「バルディッシュ!」 『Haken Saber』 金色の刃が黒い斧杖から発射され、サンダー・ジャイアントを切り裂き破壊する。 「ぐっ」 十代のライフは800削られLP3200となった。 伏せカードを使おうと考えた十代だったが、サンダー・ジャイアントの破壊前に使えなかったのだ。 「何故、伏せカードが使えないんだ?」 「フェイトちゃんの効果なの。一ターンに一度相手の場の伏せカードを1枚封じるの」 「すげぇ効果」 「そして、カードを1枚伏せターン終了なの!」 なのはの出した少女にサンダー・ジャイアント破壊されながらも、楽しくて仕方がない十代。 「ドロー!俺は、フレンドッグを守備表示で召喚!そして、カードを1枚伏せターン終了」 十代は犬型機械族モンスターを召喚し、伏せカード2枚目をセットしターンを終了した。 「私のターン、ドローなの!」 彼女は引いたカードをほほ笑む。 「私は、儀式カード・白き戦神を発動なの!☆8以上のモンスターを生贄に…出でよ!高町なのは!!」 手札のクロノ・ハラオウン☆8を儀式のコストとし、☆8の儀式モンスター・高町なのはを召喚したのだ。 その攻撃力は3200、守備力は2800と凄まじい。 「さぁ、私の攻撃!フェイトちゃんでフレンドッグを攻撃!ハーケン・セイバー」 金色の刃によって切断されるフレンドッグ。 「フレンドッグの効果発動!墓地に送られた時、墓地のE-HERO1体と融合を手札に加える」 「まだ、私のバトルは終わってないの!ディバイーン・バスター!!」 『Extension』 凄まじいピンク色の光が十代を襲う。 「伏せカードオープン!」 「フェイトちゃんの効果で1枚封じるよ!…そのカードを封じるわ」 「ラッキー!俺が発動するのはこっちだ!」 なのはが封じたのは融合解除だったのだ。 十代が発動させたのは、もう一つの方だった。 「ヒーロー・シグナルで、デッキからE-HEROを特殊召喚する!現れろ、バースト・レディ!」 炎のヒーローE-HEROバースト・レディが守備表示で召喚された。 なのはの攻撃は、バースト・レディを粉砕する。 単発総合目次へ 遊戯王系目次へ TOPページへ
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魔法少女ニニンがなのは伝3 「看病と聞いてエロイことしか考えられない……そんなお前は俺の兄弟だ~ by音速丸」 今までのあらすじ、変態セクハラ魔人と3馬鹿忍者が海鳴の町にやって来たのでした。 「ちょっ! なのはちゃんそれマジ容赦ないよ!!」 「えっと…そう言われましてもこの台本にそう書いてあるので…」 「いやっ! 幼女にヒドイ事を言われるのは案外悪くないぞ!」 「サスケさん……あんたって人は」 本当のあらすじ、音速丸ご一行がなのは達の所にやって来たのでした。 「おかしい…(若本)」 音速丸はハラオウン家の居間でスナックとコーラを食しながら話題のヤンデレゲーが原作のアニメを見ながら呟いた。 サスケが音速丸のその独り言を聞いて言葉を返す。 ちなみにサスケはさすがに何もせず厄介になるのはあまりに申し訳ないという事で家事に勤しみ部屋の掃除をしていた。 「おかしい? あ~“スクールデイ○”ですか。確かにこんな主人公が女の子とチョメチョメでニャンニャンするなんておかしいですよね~」 「ぶるううわあああ!! 違うぞいサスケ! まあ確かにそれも一理あるが……俺が言いてえのは俺達のこの状況だよ!!!(若本)」 「はあ…と言いますと?」 「俺達がここに来てどんだけ経ってるよ~サスケ?(若本)」 「2週間くらいですかね」 「そのと~り! 2週間だよ2週間、普通それくらい時間がありゃあ女キャラの一人や二人とフラグくらい立つだろうがよ!? なのに俺たちときたら、こうやって時間を無駄に浪費してるだけじゃねえかよ!!!(若本)」 その音速丸の言い分に流石にサスケも開いた口が塞がらなかった。 サスケは仕事の為に家を開けがちなハラオウン家の家事手伝いに忙しいし他の忍者も無駄飯喰らいを感じて高町家や八神家の家事や家業の手伝いに回っているが、音速丸ときたら毎日エロゲ(しかもクロノの部屋のPCで)やってるかアニメ見てるかしかないのだ。 「いや音速丸さん……やっぱフラグ云々を言うなら何か行動をしてからの話では?」 「ほ~う…何か行動? 例えば何だサスケ?(若本)」 「まず我々の家事に手を貸すとか…」 「大却下ぜよ~! そういうのはおめえらがやってろい!(若本)」 「うわ~堂々とニート宣言ですか? それじゃあ他のクロス作品のキャラでも見習ったらどうですか?」 「ほう~う、サスケにしちゃあ良い事言うじゃねえか。それじゃあ他のクロス作品キャラがどうやってフラグを立ててるか分かるかサスケ?(若本)」 「そうですね~、まずは劇的な出会いとか?」 「俺達の出会いも十分に劇的だったぜ~(若本)」 「いきなりセクハラ攻撃ですからね……それじゃあ、やっぱり恒例のあのイベントですかね…」 アースラ内の訓練室になのは・フェイト・はやての3人が並んでいる。その3人の前には音速丸が腕を組んでパタパタと飛んでいた。 「え~では、そういう訳でこれからおめえらと模擬戦を行ううう!! ぶるあああ!!(若本)」 いきなりハイテンションでぶっ飛んでる音速丸になのは達は恐る恐る疑問を口にした。 「えっと…音速丸さん…どうして突然模擬戦を?」 「どういう訳なのかよく分からないんですが…」 「なんか、相変わらずテンション高いんやな~」 音速丸は厳密な会議の結果(酒飲んでアニメ見ながらサスケ達とくっちゃべった)やはりクロスキャラがフラグを立てるには模擬戦が1番という結論に落ち着いた為にこうしてなのは達を集めたのだった。 「グダグダあふあふ言ってんじゃねええ!!! 俺がやるって言ったらやるんだよロリっ子どもがああああ!!!!(若本)」 「でも私達って結構魔道師ランク高いんですよ?」 強引な俺理論を展開する音速丸になのはが心配そうに聞く、だが音速丸は不敵に笑ってこれに返事を返した。 「ふっ…おめえら~、一つ聞くがこの世で1番強いと思うのはだれだ~?(若本)」 その突然出た音速丸の質問になのは達は困惑しながらもそれぞれに答える。 「孫悟空」 「江田島平八」 「範馬勇次郎」 「くく…実はな~俺は孫悟空と戦って勝ったんだぜ~(若本)」 「「「本当ですか!?」」」 「もちろんさ~(若本)」 3人にそんな事を言う音速丸、その彼に近くで成り行きを見ていたサスケが耳打ちする。 「音速丸さん、子供に嘘言っちゃだめですよ。っていうかこの子達って強いらしいですから止めた方が良いですよ…」 「何言ってんだよサスケ~俺が孫悟空と戦ったってのは本当だぜ~。それに所詮9歳のロリっ子が使う魔法なんて大したことねえよ~(若本)」 「音速丸さ~ん、それじゃあ始めますよ」 「お~う分かったぜなのは~。ほれサスケ下がってろい、このロリっ子どもを今からホヒンホヒンにしてやるからな~(若本)」 音速丸の話を信じた3人の魔法少女は全力全開、手加減抜きで魔法を使った。 「スターライト…」 「プラズマザンバー…」 「ラグナロク…」 眩い光が収束し莫大な魔力が渦を巻き、3人の最大最強の大技が放たれる。 「「「ブレイカー!!!」」」 「げぼちょおおおおおおんんんん!!!!!(若本)」 今日も哀れな珍獣の絶叫が木霊する。 「ま~ったく。えれえ目に会ったぜ、まさかあんな魔法使うなんてよ~。っていうか全然魔法少女的じゃねえぞあれは…(若本)」 音速丸は先の模擬戦で大怪我(?)を負い体中に包帯を巻いた状態になっていたのだ。 音速丸はそうしてハラオウン家のベッドの上で養生しアニメを見ながら愚痴を漏らす、まあ彼にとってはこの方が文句を言われずにアニメを見れるのでありがたい限りだった。 そこにノックが鳴りフェイトの声が届いた。 「あの…音速丸さん…ちょっと良いですか?」 「むううう!! ちょっ、ちょっと待ちなさいよマドモアゼル! 今、股間のエッチピストルを仕舞うからして~(若本)」 「は、はい…」 音速丸はそう言うと見ていた18禁アニメの再生を止めて散らばっていたエロゲーのパッケージを仕舞って、難しそうな本を並べて最低限の見栄を張る準備を整える。 「ささ、お嬢さん。準備が整いましたぞなもし~(若本)」 「それじゃあ…失礼します」 音速丸のいる部屋にフェイトがおずおずと入ってくる、彼女は音速丸の包帯だらけの身体を見て心底すまなそうな顔をする。 「その…すいません。私達のせいで音速丸さんにケガをさせて…」 「いや~、まあ気にすんなってよ~ミス美少女~。俺ってばあの時変身するの時の呪文考えてたらボーっとしちゃってよ~、おめえらは悪くねえって(若本) 「そ、そうなんですか?」 元々は音速丸が言い出した模擬戦なのにケガをさせた責任を感じるあたりフェイトの人柄の良さが伺えた。 「でも私のせいでもありますから……看病させてもらっていいですか?」 「なんですとおおおお!!! まあいいだろう、おめえがどうしてもと言うならば看病させてやろう~(若本)」 こうして音速丸はフェイトにトンデモ看病をさせることになった。 音速丸はさっそくフェイトの膝の上を占拠してセクハラモードに突入する。 「看病と言うものは痛みに震える患者に直接手を触れて痛みを和らげる…ということなのだ!! まずはケガの早くなる呪文キダイスと唱えながら頭をナデナデしろい!!!(若本)」 「分かりました、キダイスキダイスキダイス、こうですか?」 「う~ん、もっと~もっとだ~!!!(若本)」 「キダイスキダイスキダイスキダイス(以下略)」 まあ、つまり“大好き”に聞こえるっていう最高に馬鹿らしいセクハラトラップな訳である。 そして音速丸がそれだけで終わるはずも無く、彼のセクハラ攻撃はまだまだ続く。 「よ~し次はシテルアイと言いながら包帯取替え~」 「シテルアイシテルアイシテルアイ」 「では音速丸様ウフ~ンと言いながらメシ~」 「音速丸様…ウフ~ン」 「それじゃあ、服を脱いで1番セクシーだと思うポーズをしろい!!!!(若本)」 「ふえ? セクシーですか?」 もはや取り繕う事もしなくなった音速丸、突っ込み役がいない為にどこまでもヒートアップしていくセクハラ攻撃であった。 「お~い音速丸。生きてるか? フェイトがいないんだが…」 そこでクロノが見たのはフェイトの膝の上でにやけた顔でよだれを垂らす音速丸の姿だった。 「音速丸……ブレイズキャノンで黒焦げかスナイプショットで蜂の巣のどっちが良い?」 「ちょっ! 待てってクロスケこれには深~い訳が(若本)」 「問答無用」 「ぶるううあああああああああああ!!!!!(若本)」 この珍生物は何度ヒドイ目にあっても懲りたりはしない、今日も海鳴の町に彼の声が木霊する。 続くかも(?) 前へ 目次へ 次へ
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リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~後編~」 『グウウウウウウウウウ…』 唸りと共に、生暖かい吐息が高町なのはの顔をなでる。 3つの首が、6つの青い目が、じっとその顔を見つめていた。 青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)。デュエルモンスターズ史上、最も偉大なドラゴン。 強さ、雄雄しさ、神々しさ…全てを内包したその巨体が、なのはとフェイトの目の前にあった。 動けない。 見開いた目は、まばたきすらできない。口を開け、声を発することすらできない。 怖い。 そんな感情を抱いたのは、もう何年ぶりのことだろう。 どんな巨大な敵にも、臆せず立ち向かってきた。どんな辛い目に遭っても、迷わず前進してきた。 だが、この敵は違う。 身体中の全神経が警告を発している。勝てないと。どう足掻いても、人間にどうこうできる相手でないと。 否、それだけならば、まだ無謀なりに戦いを挑むこともできただろう。 それだけでなかったのが問題なのだ。 勝てる勝てない以前に、怖れている。目の前の敵を。 怖い、怖い、怖い…怖くて怖くてどうしようもない。恐怖が身体をしばりつける。 エース・オブ・エースは、完全に目の前の究極竜に圧倒されていた。 「ワハハハハ! どうだぁぁぁ!」 眼下のカイバーマンが、再びあの高笑いを上げる。 「これぞ史上最強にして、華麗なる殺戮モンスターの姿だ!」 攻撃力4500、守備力3800。今までの低レベルモンスターとは明らかに次元の異なる力。 かつてデュエルモンスターズの頂点に君臨した「三幻神」すら脅かす力。 「ククク…最強のドラゴンを前に、臆して声すら出ないか」 図星を突かれても反応することすらできない。それほどまでに、なのはは追い詰められていた。 「ならば、その身でとくとその力を味わうといい!」 青眼の究極竜の3つの口が光を放つ。 全てを破壊する滅びのバーストストリームが束ねられ、巨大な光球と化した。 「アルティメットバァァァァーストッ!!!」 爆音が轟いた。 これまでに経験したことのない熱量と質量が、圧倒的な破壊力となってなのはの元へと殺到する。 「なのはっ!」 間一髪で我に返ったフェイトが、なのはを伴ってその一撃を回避した。 アルティメットバーストは虚空を直進し、僅かにアカデミアの校舎を掠める。 校舎のガラスが、衝撃波で次々と粉々に砕けていった。 恐ろしい破壊力だ。やはり見かけだけではないということか。 仮にアカデミアの全ての人間がこの場にいたとしても、青眼の究極竜ならば全て灼き殺すのに数分とかかるまい。 『ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!!』 3つ首の竜王は、再びあの雄たけびを上げた。 「なのは…大丈夫?」 フェイトがなのはを気遣うように言う。 自身もあの圧倒的な力を前に戦慄していたというのに、大した気丈さだ。 同時に、なのはの中に1つの疑問が生まれた。 何故フェイトは回避行動を取れたのに、自分は1歩も動けずにいたのか? 感じていた恐怖は、なのはもフェイトも同じはずだった。ではそこにあった差は何だったのか。 あの時、自分が感じていたのが、恐怖だけではなかったとしたら…? (…あぁ、そうか…) その仮定が脳裏に浮かんだ瞬間、疑問は全て氷解した。 自分は、恐怖故にその身を縛られていただけではない。もっと別の感情が、同時に自分をあの場に押し留めていたのだった。 「…ふつくしい…」 思わず、呟いていた。 なのはは究極竜に恐れを抱くと同時に、その姿に見惚れていたのだ。 全身から発せられる、凄まじいまでの殺意と尊厳、そして力。 戦う者が持つべき全てを凝縮した、正に究極の戦士の姿。 青眼の究極竜は、なのはの中に宿る武士(もののふ)の心を揺り動かしたのだった。 「えっ…?」 事情を理解できないフェイトは、怪訝そうな顔をしている。 「…ごめん、フェイトちゃん。少しだけ、私のわがままに付き合ってくれる?」 『Exceed mode.』 レイジングハートの声が響き、なのはのバリアジャケットが変形した。 「なのは…?」 突然の全力解放に、フェイトは戸惑いも露わな声を上げた。 「どうしても、あのドラゴンと戦いたくなった!」 戦ってみたい。 敵わないにしても、自分の力がどこまで通じるのか試してみたい。 10年以上に渡って磨き続けた自分の魔法に、究極のドラゴンはどう応えるのかを見てみたい。 何より、自分は1人ではない。ならば… 「力を貸して、フェイトちゃん」 2人ならば、どこまで行けるのか。 なのはの瞳からは恐れが消え、異界の神にふれた喜びと、未体験の戦いへの高揚感に満ちていた。 「…止めても無駄なんでしょ?」 やれやれといった様子でありながらも、その顔に浮かぶのは穏やかな笑顔。 フェイトもまた、バルディッシュをザンバーフォームへと変形させる。 「行くよ、フェイトちゃん!」 「ええ!」 2人のエースが、巨大な竜目掛けて突っ込んだ。 「ククク…そうだ、そうでなくては面白くない! 迎え撃て、究極竜!」 カイバーマンもまた歓喜の声を上げ、青眼の究極竜へ指示を出す。 向かってくるなのは達は二手に分かれ、なのは上方、フェイトは下方から肉迫した。 3つの頭それぞれが滅びのバーストストリームを放ち、2人の魔導師を狙い撃つ。 両者はそれらの間を縫うように、素早い動作で避けていく。 「はあぁぁぁっ!」 遂にフェイトが敵の懐へと到達し、バルディッシュの金色の刃を振り下ろした。 対する究極竜は、その太く長い尾をしならせ、閃光の戦斧を殴りつける。 「くぅぅっ…!」 青眼の究極竜の尾は、びくともしなかった。 守備力3800を誇る竜鱗は、普通に斬りつけた程度では到底貫けるものではない。 加えて、その筋力だ。尾の形を成した巨大な塊は、じりじりとフェイトの身体をバルディッシュごと押していく。 一方のなのはは、3つ首の正面まで迫ると、真っ向からレイジングハートを構え、魔力をチャージする。 「ディバイィィィーン…バスタァァァァァァーッ!!!」 掛け声と共に、極太の魔力の線が、ドラゴンの頭目掛けて放たれた。 『グオオオオオオオオオオオッ!』 無論、黙って喰らってやるほどこの究極竜は穏やかではない。 中央の頭がバーストストリームを撃ち、ディバインバスターと激突させる。 先ほどのスバルと異なり、威力は完全に拮抗状態。桃色と水色の波動が、空中で正面衝突していた。 そこへ、右の頭から追撃のバーストストリームが撃ち込まれ、バランスは崩壊する。 2つのエネルギーは接触面で大爆発を起こし、なのはの身体を突風で煽った。 更に左の頭が、駄目押しのバーストストリーム。 「きゃああぁぁぁぁぁっ!」 辛うじてなのははプロテクションを展開したが、その衝撃全てを相殺するには至らず、盛大に吹き飛ばされる。 否、そもそもこの防御が成功したこと自体が偶然だった。次も同じように守れるはずがない。であれば防御は捨てるしかない。 (フェイトちゃん!) 普通にやり合っても勝てないという当然のことを再認識し、なのはは念話でフェイトを呼び戻した。 (どうするの、なのは!?) 巨大な尾から逃れつつ、フェイトは合流を急ぐ。 (1人1人の攻撃では、どうやっても傷1つつけられない…なら駄目もとで、一点同時攻撃しかない!) (…分かったわ、やってみましょう!) 遂に2人は並んで宙に浮き、なのははデバイスを構え、フェイトは左手を突き出す。 『Load cartridge.』 カートリッジが3つ連続でロードされた。両者の足元に、桃色と金色の魔法陣が浮かぶ。 この時、フェイトは確かに横目で見ていた。 なのはの顔に、かつてシグナムとの模擬戦で垣間見せた、凄絶なまでの笑みが浮かんでいたことを。 高町なのはは、修羅と化していた。 「エクセリオォォォーン…バスタアァァァァァァーッ!!!」 「トライデントスマッシャアァァァァァァァァァーッ!!!」 桃色の一直線の波動と金色の3つの波動が、複雑に絡み合い、青眼の究極竜を貫かんと迫る。 「ほぉう…確かにそれならば、究極竜に手傷を負わせることもできるだろう。…だが!」 カイバーマンの声を、大爆発がかき消した。 凄まじい閃光が周囲に満ち、なのはとフェイトの視力を奪う。 光が晴れた頃には、そこにはあの小山ほどの巨体を持った竜の姿は、跡形もなかった。 「やったの…?」 信じられないといった様子でフェイトが呟く。 そうだ。これはおかしい。 元より、今の一撃で青眼の究極竜を倒せるなどとは思っていない。 そこから開いた突破口をこじ開け、撃破するつもりだったのだ。それが何故、こうもあっけなく姿を消したのか。 『…グオオオオオオオオオオオオオオオオオン!』 答えはすぐに判明した。 気がつくと、なのは達の背後には、あの青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)。 それだけではない。斜め右前に2体目、さらに左前に3体目が姿を現した。 「速攻魔法・融合解除を発動した!」 攻撃の寸前に分裂した3体の青眼(ブルーアイズ)が、完全になのは達を取り囲んでいた。 「ククク…十代はこのコンボで俺と青眼に敗れた。さぁ、貴様らはどう切り抜ける?」 余裕たっぷりにカイバーマンが問いかけた。 答えるまでもない。戦うだけのこと。 それどころか、この状況は、なのはにとっては正に望むところだった。あれだけで倒れてしまうようでは張り合いがなさすぎる。 「一斉射撃をお見舞いしてやれ、青眼!」 分かりきった答えを聞く前に、カイバーマンは竜達へ号令を出した。 三方向から、あの滅びの光がなのは達に迫る。 「フェイトちゃん!」 「分かってる!」 意志疎通を図るまでもなかった。2人は瞬時にその場を離れ、行き場を失った砲撃はぶつかり合って爆発する。 なのはは3体のうち1体に狙いを定めると、レイジングハートを構えて攻撃を仕掛けた。 「ディバイィィィーン…バスタァァァァァァーッ!!!」 再び放たれた桃色の光が、青眼の白龍を狙い撃つ。 『ギャオオオオオオオオオオオオオオオッ!』 直撃を受けた青眼の白龍は、苦しげな声を上げて悶えた。 融合を解除したことで、個々の守備力は今や2500まで落ちている。これならば、何とか1人でも対応できた。 『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!』 と、背後から2体目のドラゴンの口がなのはへと殺到した。どうやら彼女を飲み込もうとしているらしい。 とっさにレイジングハートを支えにし、その口をふさぐものの、このままでは身動きが取れそうにない。 青眼の白龍は、凄まじいまでの顎の力で、なのはの身体を噛み砕こうとしていた。 「クロスファイア…シュートッ!」 なのはは右手から4つの魔力弾を放った。ドラゴンは苦しみもがき、彼女を吐き出す。 体内めがけて撃ち込むというあまりにあまりな攻撃法に、少々罪悪感を抱いたものの、そんなことは言っていられなかった。 一方のフェイトは、バリアジャケットをソニックフォームへと変形させ、最後の青眼の白龍へと迫っていた。 レオタードを思わせる軽装のソニックフォームは防御力を大幅に落とすが、 元々避けて当てるタイプのフェイトには大した問題でもない。 そもそも、今回は相手が相手だ。一撃でも直撃しようものなら、インパルスフォームでも即刻あの世逝きである。 『グオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』 雄たけびを上げ、青眼の白龍はバーストストリームをフェイト目掛けて放つ。 「撃ち抜け、雷神!」 『Jet Zamber.』 バルディッシュから衝撃波が放たれ、バーストストリームを一瞬押し留めた。 続けて延長された長大な刃で、真っ向からその光を斬り裂きにかかる。 「はああぁぁぁぁぁぁぁぁーっ!」 気合いと共に突き出された刃が、滅びの光を掻き分け、遂にドラゴンの身を捉える。 『ギエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!』 強烈な斬撃を受け、青眼の白龍は鼓膜をつんざくかのような悲鳴を上げた。 なかなかのダメージを与えることはできたが、まだまだ戦うことはできるらしい。フェイトはバルディッシュを握りなおす。 「戻れ、青眼!」 と、そこへカイバーマンの指示が響いた。 すぐさま3体のドラゴンは、彼の上空へと引き返す。 なのは達もまた合流し、距離を置いて青眼の軍団と相対する。 「…よくぞここまで戦い抜いた」 カイバーマンからかけられた言葉は、意外にも賞賛だった。 「貴様らの力、そして闘志…この目でしかと見届けさせてもらった。まさか青眼をここまで追い詰めるとはな」 そこまで言い終えると、彼の口元がにぃと歪む。 「その褒美として、最大最強の一撃を以って幕としてやろう!」 カイバーマンはデッキから、新たなカードをドローする。 「ククク…十代と戦った時の俺では、よくてここまでが限界だった。 …だが、俺は最早あの時とは違う! 過去とはただの足跡に過ぎん! 装備魔法・再融合を発動!」 「馬鹿なっ!?」 オブライエンが叫びを上げる。 再融合はライフを800ポイント払うことで、融合モンスターを蘇生させるカード。この戦いで消えた融合モンスターと言えば… 「再び舞い戻れ、青眼の究極竜! 3体の青眼の白龍と共に…その怒りの業火で、全ての敵をなぎ払うがいいッ!!!」 悪夢。 まさに目の前の状況は、それ以外の何物でもないのではないか。 逆に言えば、これほどまでに分かりやすい「悪夢」など、そう簡単には存在しないのではないか。 ――ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!! 青眼の究極竜が咆哮する。 ――ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーッ! ――グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーッ! ――ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーッ! 3体の青眼の白龍が合唱する。 なのは達の目の前には、6つの同じ顔があった。 ―青眼の究極竜― 攻撃力4500 防御力3800 融合モンスター ―青眼の白龍― 攻撃力3000 防御力2500 通常モンスター ―青眼の白龍― 攻撃力3000 防御力2500 通常モンスター ―青眼の白龍― 攻撃力3000 防御力2500 通常モンスター 合計攻撃力、13500。 最早ありとあらゆる手立てが、まったくの無意味だった。 今更ライオットフォームを起動したところで、何の足しになるだろう。 今更ブラスターモードを発動したところで、何が変えられるのだろう。 絶対的な力、恐怖、絶望。 否、それらの言葉で語ることが、もはや無意味であった。 最も尊いドラゴンが3体に、神にも等しきドラゴンが1体。 こんな状況を、言葉を尽くして語ろうというのが馬鹿げている。言葉はそこまで高尚なものではない。 なのは達は覚悟を決めた。 「よくぞ俺にこの手を使わせた。…ククク…今一度褒めてやろう」 「どうも」 冷や汗を浮かべながら、なのはは皮肉を返す。 「では、これで終わりだ! その力を示せ、青眼の竜達よ! この世の全てを打ち砕く、絶対的な破壊をもたらしてやれ! バーストストリーム6連弾ッ!!!」 6つの頭が、一斉に光を撃ち出した。 なのは達の一点射撃を再現するかのように、バーストストリームが混ざり合い、1つとなる。 大気さえも焦がすかのような攻撃。否、最早攻撃ですらなかった。 これは天災だ。 4体の竜によってもたらされた、避けようのない天災だ。 (来る!) なのは達は固く目をつぶる。 「――トラップ発動! 攻撃の無力化!」 一瞬と経たず、2人の女性を残らず蒸発させるかと思われた一撃は、しかしその手前で押しとどめられた。 「――マジック発動! 光の護封剣!」 続けて、青眼の白龍達を、天から降り注ぐ無数の光剣が遮る。 「…これは…?」 なのは達は目の前のことについていけず、思わず周りを見回した。 ふと下を見ると、そこには、2枚のカードをデュエルディスクにセットした十代の姿。 「十代君…!」 「へへっ、危ないところだったな」 元気に笑うと、十代はカイバーマンへと視線を向ける。 「もういいだろ、カイバーマン? 勝負はなのはさん達の負け、アンタの勝ち。アンタも満足できたみたいだしな」 「チッ…余計な真似を」 カイバーマンは不満げに反論する。 「どうかな? ホントは、俺ならこうするってこと、分かってたんだろ?」 挑戦的な笑みを浮かべ、十代が問いかけた。 「フン…」 それに答えることなく、カイバーマンはなのは達を見上げた。 「見事だったぞ、異世界の女。十代達と同じ、デュエリストとしての意志…見せてもらった。 貴様らがこの先その意志を絶やすことがなければ、元の世界に戻ることも可能だろう。…できるな?」 「もちろん!」 なのはもまた、笑顔で応じるのだった。 (いや…あのまま行くと、なのはが鬼になっちゃうような…) 一方、修羅の表情を垣間見たフェイトは、何故か脳裏に般若の面を浮かべながら苦笑いするのだった。 「おのれぇぇ…迷惑なことしてくれるじゃないか…」 オレンジ色の影が、冒頭のアルティメットバーストの流れ弾をモロに受け大変なことになっていたのは、また別の話。 スバル「ねぇねぇ翔、ものすごくカッコイイロボットのカードがあるって本当?」 翔「え? それってひょっとしてステルスユニオンのこと? いやぁ~照れるなぁ~」 剣山「誰も丸藤先輩のことは褒めてないザウルス…」 次回 「勇者王対決! スバル対スーパーステルスユニオン!」 なのは「当然そんな話はないからね♪」 スバル「え~…」 単発総合目次へ 遊戯王系目次へ TOPページへ