約 382,503 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/2115.html
このページはこちらに移転しました とまどい 作詞/7スレ674 作曲/げそ 俺は無職だ 親のすねをいつまでもかじる 俺は肥え 親は痩せ ただ 食う 寝る 出す・・・ ただそれの繰り返し 父は自分の三倍 飯を食う 働かぬ 息子を 悲しげに見つめ・・・ 「働かないで食う 飯はうまいか?」 父は俺にたずねる わかってる 自分の弱さ 醜さ を 俺という名の 錆びた釘 打ち付けられ 動けない 哀れな 親たち どうすることもできず ただ 母は泣き わかってる だけど俺は 変われない 変わらない 変わるのは苦しいだけ そんな日々に 俺はあせり 戸惑う・・・ 音源 とまどい.mp3 (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/337.html
とまどい 作詞/7スレ674 作曲/げそ 俺は無職だ 親のすねをいつまでもかじる 俺は肥え 親は痩せ ただ 食う 寝る 出す・・・ ただそれの繰り返し 父は自分の三倍 飯を食う 働かぬ 息子を 悲しげに見つめ・・・ 「働かないで食う 飯はうまいか?」 父は俺にたずねる わかってる 自分の弱さ 醜さ を 俺という名の 錆びた釘 打ち付けられ 動けない 哀れな 親たち どうすることもできず ただ 母は泣き わかってる だけど俺は 変われない 変わらない 変わるのは苦しいだけ そんな日々に 俺はあせり 戸惑う・・・ 音源 とまどい.mp3
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/1675.html
とまどい→レシピ とまどい→レシピ アーティスト みかくにんぐッ! 発売日 2014年2月19日 レーベル 東宝 デイリー最高順位 5位(2014年2月19日) 週間最高順位 5位(2014年2月25日) 月間最高順位 20位(2014年2月) 年間最高順位 135位(2014年) 初動売上 6081 累計売上 12152 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 とまどい→レシピ 未確認で進行形 OP 2 放課後ばけーしょん ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 2/25 5 新 6081 6081 2 3/4 21 ↓ 1742 7823 2014年2月 20 新 7823 7823 3 3/11 19 ↑ 1429 9252 4 3/18 19 → 823 10075 5 3/25 ↓ 731 10806 6 4/1 612 11418 2014年3月 23 ↓ 3595 11418 7 4/8 354 11772 8 4/15 217 11989 9 4/22 163 12152 2014年4月 ↓ 734 12152 関連CD まっしろわーるど
https://w.atwiki.jp/anison-rap/pages/453.html
【曲名】 とまどいビターチューン 【アーティスト】 姫宮みらんとチョコレートロッカーズ (CV 生天目仁美) 【歌詞】 http //www.kasi-time.com/item-34880.html 【作詞】 くまのきよみ 【作曲】 渡辺剛 【編曲】 渡辺剛 【作品】 乃木坂春香の秘密 【メディア】 TVアニメ 【テーマ】 OP主題歌 【初出】 2008年 【備考】 ラップは2番サビ後の2 27から。
https://w.atwiki.jp/aries/pages/19.html
プリンセスコミック全1巻 あらすじ 二つ年上の従兄弟が好きな志穂里は占いも大好き。その従兄弟が入院することになって部長不在となってしまった新聞部は分裂状態。新聞を発行できなさそうで困った志穂里を助けてくれたのは――。(とまどいの星座宮) 他収録作 シンデレラの夜だから 6番目のカードを贈りたい
https://w.atwiki.jp/jubeat/pages/1413.html
とまどい→レシピ #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 TVアニメ「未確認で進行形」OPテーマ BASIC ADVANCED EXTREME LEVEL 3 6 8 Notes 179 356 574 BPM 170 Time Artist みかくにんぐッ! ジャンル アニメ Version saucer fulfill EXTREME 「非日常的なレボリューション」 ③⑦⑤①⑦③①⑤⑧④②⑥④⑧⑥② 非日常的 □④④②□①②③□②□③⑤⑤⑤⑤ なレボリューション 速い上にNGゾーンだらけなので、ベチャ押しせずに正確に捌く事。 動画 -譜面動画 譜面動画 -プレー動画 プレー動画 攻略・解説 各譜面の攻略に関する情報はこちらへ。 [EXT] 前奏の最後とサビ前に16分スライドあり。サビは桂馬押し中心の8分同時押し譜面で物量もけっこうある。8としては詐称気味。 -- 名無しさん (2014-08-21 14 30 27) [EXT]サビ前のスライドからの4つ押し(16→15→14→13→2+3+6+7)は右てのひらでパーンでいいわけだが、強くたたくと高確率で下のパネルが暴発する。やさしく、手のひらが他のパネルにはみ出さないよう注意。 -- 名無しさん (2014-08-21 14 46 35) [ADV]ほぼボーカルに合わせてあるので曲を知っていれば捌きやすい。途中に1回ある1+2+15+16には注意。 -- 名無しさん (2014-08-21 14 50 20) 曲始まりの音がかなり小さい事に注意。 -- 名無しさん (2014-08-22 17 22 32) [BSC]サビで4分がやや多めになるが、8分や付点は登場しないのでエクセは狙いやすい。 -- 名無しさん (2014-08-26 20 49 28) 緑黄は曲を知っていれば初見エクセも十分に狙える。 -- 名無しさん (2014-08-26 23 47 31) [EXT]サビ前はスライドの少し後に④⑧⑨⑩、①⑤⑪⑫という珍しい4個押しが登場する。また、終盤の斜め2個押し地帯は⑩⑬が押し辛い(左手側は直前に①⑥があり、すぐに手の向きを変えなければならないため)。これらがフルコン狙いの難所となりそう。 -- 名無しさん (2014-08-29 22 01 14) アニメのOPのシーンを元にした、イレギュラーな同時押しまみれの物量譜面。またサビは桂馬押しの間1マスも押させる混フレ。ボーカルの密度もそれなりにあるので、どうしても速くなる上押しづらい。「シフォンケーキにカスタード〜」辺りから徐々に物量が本気を出し始める。所見では中々押しづらい同時押しやサビ以降の嫌らしい配置も含め、詐称気味。 -- 名無しさん (2014-08-30 23 51 13) ↑すいません、文頭に[EXT]を付け忘れました。 -- 名無しさん (2014-08-30 23 51 42) [EXT]サビ直前の同時押しは最下段スライド→②③⑥⑦→④⑧⑨⑩→①⑤⑪⑫と16マスが偏差で一瞬全て埋まる。そこからサビのおまけつき桂馬ラッシュと休ませる気がない配置。リズムは取りやすいので押せればスコアは出るが8適正には厳しいか。 -- 名無しさん (2014-08-31 09 40 33) [EXT]最後の「なレボリューション」のところは6→4+7+9→8+12→2+3→13+14+15+16が正しい。ちなみに8+12→2+3は16分。 -- 名無しさん (2014-09-03 18 45 59) ↑追記 「非日常的」の所は歌合わせじゃなくて8分8連、「なレボリューション」は歌合わせなので注意。 -- 名無しさん (2014-09-03 18 50 52) ここではあんなにごり押しのあるsnow gooseが強止まりだからこれは詐称まではいかないと思う -- 名無しさん (2014-12-24 19 42 29) 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BSC] [ADV] [EXT] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 ※体感難易度を書き記す際は、クリア難度・スコア難度のどちらかなのかを明記してください。 また、攻略と関係ない投稿・重複した内容は削除の対象になります 攻略とは無関係の話は該当する欄(情報交換&雑談) にてどうぞ。
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/128.html
魔物の群れが現れた。 もう何十回となく繰り返されてきたこと。私たちは、淡々と敵を倒して行く。 最後に残ったブラウニーが、一気にSHT状態になり、私の頭上に槌を振り上げる。 この攻撃をまともにくらうのはマズい。防御するか、回避するか・・・。 攻撃をひらりとかわす。うまくいった。 ブラウニーは大振りして態勢を崩している。あとは、メラ一発で仕留められる。 そう思ったのに、私も足元の小石を踏んでしまいバランスを崩す。 隣でレイピアが煌めき、ブラウニーの身体を切り裂いた。 そうして、私たちは魔物の群れをやっつけた。 とどめを持っていかれてしまった。 別に勝ち星競ってるわけじゃないけど、彼にだけは遅れをとりたくない。 新しい仲間の名前はククール。元聖堂騎士団員。 ドルマゲスに大切な人を殺されて、その敵討ちに旅立ったっていう境遇は私と同じなんだけど、どうも馴染めない。 「お嬢さん、おケガは?」 ほら、こういうこと言われるのがイヤなのよ。私だって一人前に戦えるのに、こういう態度とるのって、失礼だと思うわ。 「おかげさまで、ピンピンしてます」 そっけなく答えてやる。 「ククールは力は今一つでげすが、すばしっこいでがすね」 ヤンガスが武器を収めて話しかけてきた。 「・・・アンタもヤセてみたらどうだ? 軽くなれば、早く動けるかもしれないぜ」 ・・・この調子。ケンカ売ってるとしか思えない物言いするのよね。 顔を真っ赤にして飛びかかろうとするヤンガスを、エイトが羽交い締めにして止める。 「離してくだせえ、兄貴! この若造に口のききかたを教えてやるでがす! 人が気にしてることを、よくも!」 ・・・気にしてたんだ、ヤンガス。 何とかその場はエイトが宥めて、私たちは先へと進む。 日が暮れかかる頃、川沿いに教会を発見する。今夜はここに泊めてもらうことになった。 普段は10Gの寄付が必要だけど、今夜は特別にタダでいいらしい。 運がいいわ。・・・と思ったのは、皆が寝静まる頃までだった。 左足が痛い。 ベッドに入った頃から変な感じはしていたけど、時間が経つにつれて、どんどん痛くなってくる。 心当たりがあるとすれば、昼間の戦いでブラウニーの攻撃をかわした時。捻ってたのに気がつかなかったんだ。 どうしよう、エイトを起こしてホイミをかけてもらおうかしら。でも戦闘の他に、トロデ王や馬姫様の世話もして、きっと疲れてる。起こすのは悪い。 ああ、でも痛い。一晩中こうだとしたら、ちょっと辛いかも。 何かで気を紛らわそうにも、他のことが全く考えられない。 少しでも楽な姿勢を探そうと、何度も態勢を変える。 「ゼシカ?」 不意に頭の上で声がした。顔を上げると、ベッドのすぐ脇にククールが立っていた。 何!? まさか夜ばい? いえ、エイトもヤンガスも、トロデ王までいるのに、いくら何でもそれはないはず。 「どこか痛むのか?」 囁くような低い声。いつもの軽薄な感じはない。 そういえばこの人、僧侶でもあるのよね。イメージ合わないから忘れてたわ。 「ちょっと、足捻っちゃったみたい」 「ああ、やっぱりそうか」 「やっぱり?」 「昼間、ブラウニーの攻撃よけた時、よろけてただろ? だから訊いたんだ、ケガはないかって」 ・・・訊かれたわ、確かに。女だからバカにされてるって、勝手に思い込んだのは私。反省しなくちゃ。 「ここじゃ暗いな。礼拝堂の方へ行こう」 身体の下に腕を差し入れられ、いきなり抱き上げられた。 「えっ、や、ちょ、ま、じ」 ちょっと待って、自分で歩ける。 そう言いたかったんだけど、うろたえちゃって、こんな声しか出ない。 ククールはすました顔をしている。 「教会の中では、お静かに」 確かにその通りなんだけど、このナマグサ僧侶に言われるのは、何だかムカつくわ。 「どうなさいました? どこか御加減でも?」 礼拝堂に行くと、シスターが心配して声をかけてくれた。 「連れが足を捻ったようで。すみませんが、椅子と明かりをお借りできますか?」 こういう姿を見ると、とても酒場でイカサマカードをするようには見えない。ちょっと、とまどっちゃう。 ククールは私を手近な椅子の上に降ろした。 何だか、大袈裟なことになっちゃって恥ずかしい。 「あの、ごめんなさい。私のためにククールまで起こしちゃって・・・」 そう言った私に対するククールの返事は、意外なものだった。 「関係ないよ、初めから起きてた。僧侶っていうのは、たいして眠らなくても平気なように訓練されてるんだ」 「えっ、そうなの?」 「迷える子羊が助けを求めてきた時、寝てるわけにはいかないだろ?」 確かに、神父様もシスターもまだやすんでない。聖職者ってスゴイわ。尊敬しちゃう。 シスターが燭台を持ってきてくれた。 蝋燭の明かりに照らされた私の足は、イヤな色になって腫れ上がっている。 「ホイミ」 ククールの掌から、暖かく柔らかい光があふれ出す。その光りは渦をえがいて、私の足に吸い込まれていった。 腫れは見る間に消えていき、先刻まで私をあれほど苛んでいた痛みが、初めから無かったもののように消えていった。 「ありがとう、楽になったわ」 「また、こういう事があったら、オレのことは起こしていいから。さっき言ったように、たいして眠らなくて平気だし」 心なしか『オレのことは』という言葉が強調されて聞こえた。 この人って大人なんだわ。私がエイトに気を使って起こせなかったことに気づいてる。 「ねえ、どうしてヤンガスにケンカ売るようなこと言うの?」 私たち皆の力を合わせなくちゃ、ドルマゲスは倒せないと思う。ククールとだって、ちゃんと協力したい。 「昼間のアレか? あれはヤンガスのおっさんが先にケンカ売ったんだぜ? 力は今イチとか言いやがって」 「・・・気にしてたの?」 「一応、男なもんで」 前言撤回。この人って、とんでもなく子供だわ。 「回復魔法が得意なお仲間がいらっしゃれば、旅の間も心強いですわね」 ククールの治療ぶりを見ていたシスターが声をかけてくれる。 「ええ、本当に」 今までケガの治療はエイト一人に頼りきりだったけど、ククールがいてくれたら、エイトの負担も随分軽くなるわ。 「夜明けまではまだ時間がある。眠れそうなら眠っておいた方がいい」 そう言ってククールは、外へ出るドアの方へ歩いていってしまう。 「ククールは? 眠らないの?」 「言ったろ? 充分寝たんだ。外の空気を吸ってくる」 何だか急に不機嫌になってない? まあいいわ。今夜は本当に助かったし。 「今日はありがとう、ククール。これからもよろしくね」 ククールはこちらを見もせず、軽く手を上げるだけで出ていってしまった。 やっぱり、何かおかしいわよね? 私、何か気にさわるようなこと言ったかしら? とりあえず神父様とシスターにお礼を言って、客室に戻る。 トロデ王がベッドの上で起き上がっていた。 目を覚ましたら、私とククールの二人がいないので、興味津々で待っていたらしい。 私がかいつまんで事情を説明すると、露骨につまらなそうな顔をしている。 イヤね。一体どんな想像してたのかしら。 でも、ククールが急に不機嫌になったことを話すと、トロデ王の顔は真面目なものになった。 「ククールとは一度、話をしておいた方がいいようだの」 そう言ってベッドから飛び降りて、いつもの走りで出ていってしまった。 ・・・とりあえずは寝よう。寝不足だと明日、皆に迷惑かけちゃう。 ああ、どこも痛くないって幸せ。ククールには感謝しなくちゃ。 でも、ククールって気難しいとこあるわよね。 軽薄かと思ったら、さっきみたいに誠実だったり、大人びてると思ったら、つまらないことでスネてみたり。優しかったと思ったら、急に不機嫌になったり。 ・・・別にいいんだけどね、どうだって。 でも、やっぱり気にはなるのよ。私と境遇似てるから。 ううん、私より辛いかも。目の前の大切な人を守ることが出来なかったんだもの。きっとすごく悔しかったわよね。 ・・・私は寝なくちゃいけないのよ。考え事してる場合じゃないわ。 ああ、もう何か本当に・・・。 ・・・調子狂っちゃうわ。 とまどい-後編
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/129.html
『回復魔法が得意なお仲間がいらっしゃれば、旅の間も心強いですわね』 『ええ、本当に』 ゼシカの声が、妙にカンに触った。 オレはあいつらの仲間になったつもりはない。 オディロ院長の仇を討つために、同じ目的を持って旅をしてる連中に、少しの間、同行させてもらうだけ。 それが済めばサヨナラだ。 できることなら、マルチェロの奴に言われるまでもなく、とっくに敵討ちに出てたさ。 でも、こんなことを認めるのは口惜しいが、オレ一人の力では、あの道化師ヤロウに勝てる自信が全くない。 胸クソ悪いこと、この上ないぜ、ったく。 オディロ院長が殺された、あの満月の夜から、ありとあらゆることがオレを苛つかせる。 マルチェロ団長や、修道院の辛気臭い空気は言うまでも無く。 気をつかってるんだか知らないが、やたらめったら話しかけてくるエイト。 確かにあいつには感謝してるさ。 知り合って間もない、オレみたいな人間の頼みをきいて、オディロ院長を助けに行ってくれた。その借りだけは返すつもりなのはウソじゃない。 でも、おせっかいな人間ってのは、助けてもらう側には良くても、そいつの周りにいて付き合わされる人間にはたまったもんじゃない。せいぜいオレまで巻き込まれないように祈るだけだ。 ヤンガスのやろうも、オレを戦力として値踏みするのはいいさ。そんなのは当たり前だ。 エイトのやつには、足手まといを切り捨てるなんて、できそうにない。その辺のフォローをしてやる人間は必要だろう。 でも『ククールのやつも苦労してるよう』ってのは大きなお世話なんだよ! オレは誰にも理解されたいなんて思っちゃいない。よけいなトコ見てんじゃねえよ! それに、あのゼシカだ。 潔癖なお嬢様だか何だか知らないが、『さわられるのもイヤ』って顔してたのに、ちょっと真面目に優しくしたら、コロッと態度変えやがった。 本人、しっかりしてるつもりなんだろうけど、はたから見てると、ものすごく危なっかしいぞ、アレ。 オレみたいな人間が、迷える子羊のために眠らない訓練するわけないだろう? 信じるなよ、あんなウソ。 オレが眠らなくても平気になったのは『修道院では眠れなかった』からだ。 ガキの頃は、修道院の建物や聖像、雰囲気なんかが理由もなく怖かったし、ある程度デカくなってからは、身の危険を感じて眠らないように、眠ってても気配の変化で起きられるように自分に戒めた。 修道院みたいな閉鎖された空間にずっといると、人間は澱む。この容姿と、マルチェロ団長に目の敵にされてることで、明らかにオレは目立ってた。歪んだ感情をぶつけれられるのはゴメンだった。 ・・・違う。今はオレのことを考えてたんじゃない。 そう、ゼシカのことだ。あいつ、そのうち絶対ロクでもない男に騙されるって話だ。 だいたい、あの胸! ・・・いや、胸に責任はないな。本人の意思とは関係ないから。 あの服だ! あんな格好で出歩いてたら、誰だって誘ってると思うだろう? 声かけるのが礼儀だと思っちまうぞ。あれで身持ちの堅いお嬢様? ふざけんな! 馬の鼻先に人参ぶらさげてるようにしか見えねえよ。 そう、馬といえばアレだ。 なんで馬が姫様で、緑の化け物が王様なんだ? ホント訳わかんねぇ。 「ククールよ。お前、何やら事情がありそうじゃな」 噂をすればってやつか。トロデのおっさんが起きてきちまった。 「話せば気が楽になることもあるやもしれんぞ? まあ、無理にとは言わんが・・・」 おせっかいの仲間は、やっぱりおせっかいってことか。 ・・・ホント、勘弁してほしいね。 街道をはるばる旅してやってきたアスカンタ城は、王妃が亡くなって以来、二年もの間、喪に服し続けている辛気臭い城だった。 何なんだよ、この立て続けの辛気臭さは。どっかでバーゲンセールでもやってんじゃねえのか? オレまでついつられて、トロデ王に辛気臭い話、しちまったし・・・。 おまけに心配していた通り、早速このパーティーのおせっかいに巻き込まれるハメになった。 メイドのキラってコの願いを叶えてやりたいとかで、エイトだけじゃなく、ヤンガスやゼシカ、トロデ王までノリノリだ。 これは逆らっても無駄だな。少しでもテンション高くなる方向に自分を持っていこう。 「パヴァン王と王妃は、よっぽど激しい大恋愛の末に結婚したんだろうな。そして魔法のとけないうちに王妃は天に召された。カンペキだね。うらやましい美談だ」 「どうして、それが美談なの?」 ゼシカに訊かれて、オレは少しとまどった。 どうしてって言われてもなぁ。ああ、でも、ゼシカは恋愛経験無さそうだもんな、わかんないか。 「熱が冷めないうちに、片方が召されてしまえば、思い出の中では美しいままだろう? もっとハッキリ言っちまえば、アラが見えないうちにってとこか」 「私はイヤ・・・」 ・・・何か、いやな予感がする。 「綺麗な思い出だけなんて、淋しいじゃない。私はそんなのイヤ。いいことばっかりじゃなくてもいい。ケンカしたことだっていい。私はもっといっぱい覚えていたい。もっとたくさん、思い出、作りたかった・・・」 ゼシカの瞳は潤んでいる。 ちょっと待て。これって泣くほどのことか? おおかた、サーベルト兄さんとやらを思い出したんだろうけど、家族と恋人は違うってのも、オレさっき言ったよな? わかった、ゼシカ、昨夜睡眠足りてないだろうから、気が立ってるだろ。 ・・・でも、オレか? やっぱりオレが泣かしたのか? 思わずフォローを期待してエイトたちの方を見ると、いつの間にか点にしか見えないほど遠くまで移動していた。 逃げたな。 前言撤回だ。おせっかいヤロウじゃなくて、とんだ薄情野郎どもだぜ。 他人をあてにしようとしたオレが甘かった。 さて、この目の前の事態をどうするかだ。 ゼシカは俯いたまま、スカートのすそを握り締めている。 今までこういう場合は、軽く抱き締めて、キスの一つでもすればOKだったんだが、このコには通用しないだろうな。 それどころか、エラいめに遭わされそうだ。 何で、こんなことで悩まなきゃなんねえんだよ。そもそも女の子にかける言葉に迷うなんて、何年ぶりだ? ・・・だめだ、真っ白だ。何にも浮かばねぇ。 「あ~、その、ゴメン。悲しいこと思い出させるつもりじゃなかった。頼むから泣かないでくれ」 我ながらストレートだな、おい。でも、これ以上この状態には耐えられん。 「言われなくたって・・・」 ゼシカがガバッと顔を上げた。 「誰が、あんたなんかの前で泣いてやるもんですか。ベ~~~~だっ!」 大きく舌を出し、馬車の方まで走っていってしまう。 ・・・何なんだよ、今のは。 思わず笑いが込み上げてくる。不思議と腹は立たない。 照れ隠しにああいうことしたんだろうけど、ずいぶんガキくさいよな。あれでしっかり者のつもりなんだから、笑うしかない。 さっきまでの辛気臭い気分が、どっか行っちまった。 「何してるの! サッサとキラのおばあさんの家まで行くわよ!」 ゼシカはすっかり、いつもの調子だ。 変な女。 何ていうか、ホントに。 ・・・調子狂うよなぁ。 <終> とまどい-前編
https://w.atwiki.jp/midnightanirowa/pages/84.html
邂逅~とまどい~ ◆PuVQoZWfJc 「トリエラ!」 惨劇の会場から他の者が次々と消えて行く中で彼、ヒルシャーは咄嗟に自分のフラテッロ(兄妹)である 少女に手を伸ばした。だがその手は空を切り気が付けばどことも知れない場所に手を前に突き出した姿勢 のまま立っていた。突然の明暗の変化に目が追いつかない。目を擦って辺りを確認する。どうやら今は 夜で、ここはどこかの建物のテラスか何かのようだ。 そしてこの場には自分以外にもう二人の人間がいた。一人はごく普通の日系人の少年、そしてもう一人は トリエラとはまた違ったタイプのツインテールの髪型をした、しかしトリエラより小柄でどこか育ちの良さそうな 少女だった。変わった服を来ており、金髪だが顔は大陸系だ、ハーフなのかも知れない。少年はといえば至って 普通のシャツにジーンズという格好だ、特徴て言えそうなものは外見上は見当たらない。 彼は二人がまだ目を覚まさない内に自分の荷物のルールブックを確認する。服はいつものスーツ姿の ままだが財布や身分証などの私物も軒並み取り上げられていた。思考をまとめる為に情報を整理しようと 作業に集中するが優勝の際の褒賞に目が止まり思わず息を飲む。「死者の蘇生を含むどんな願いも叶う」 死者の蘇生、確かに彼には生きていて欲しかった同僚がいた、だが今はトリエラの方が彼の中では大きな 存在となっていた。 「どんな......願いでも......だって?」 ヒルシャーは自分のフラテッロとなった少女の事を思い浮かべる。最早何時まで生きられるか分からない 偽物の体の少女、国の目もあり止めることもできずに普通の少女として生きられない彼女を、 自分や公社と縁を切り普通の体で普通の少女として人生を送らせることができはしないか。 そんな風に考えた後、短く息を吐いて頭を振る。ありえない。これまでの人生とさっき会場で 見せられた惨状からそんな夢を見る気にはなれない。それに優勝するという事はつまり 「んぅ、ふうっんく、あ、愛紗」 この目覚めた少女を殺すということだ。そんなことは絶対にできない。絶対にだ。 「目が覚めたかい、それじゃ、彼もそろそろ起こした方がいいな」 そう言ってもう一人の少年を起こす。少年は起きるなり自分を見て悲鳴を挙げると大きく後ずさる。 無理もない、あんな事があった後にお世辞にも人相が良いとは言えない自分の顔が間近にあったのだ。 殺されると思ったとしても仕方ない。だが少女の方は警戒こそすれ怯えた様子はなく自分の体をあちこち触って 調べている。ヒルシャーは彼女が自分に何かされたとでも思っている事に気づき、仏頂面になる。心外だ。 46 : ◆PuVQoZWfJc :2010/10/02(土) 18 17 10 ID 6dI/mNjs 「いきなりで済まないが単刀直入に聞こう、君たちは殺し合いをするのかい」 先手を打って釘を差しておく。当然ながら元とはいえ警官だったヒルシャーはそうするつもりは微塵もない。 眼前の彼らのような者は保護し、必要があれば戦うといった姿勢でいる。 聞かれた二人は言うと別々の答えを返した。 「そ、そんな事はしない!そんな事してたまるか!」 「そう言うってことは返答によっては当方に迎撃の用意ありってとこかしら」 少年は明らかにまだ狼狽しているが少女の方は既に余裕を取り戻している。まるでこんな事は慣れっこだという態だ。 つくづくこういう少女と縁があるとヒルシャー苦い思いを抱く。 「一応そういう事になるが、僕にそのつもりはない。子供を襲うような事はしない」 そういうと少女は目を細め気に入らないとでも言いたげに鼻で笑う。 「甘いわね、、まあ今回は相手が黒だって分かってるから乗らないでおいてあげるけど」 そう返されて内心で安堵しながらも、今の短い言葉を聞き咎める。 「君はあの主催者を知っているのか」 いきなり普通に話しだした二人を少年は戸惑いつつ交互に見る。対応が早過ぎる、彼女らは何者なのかと 「まあね、女の子の方は知らないけど、男の方は一度死んでるはずなのよ」 少女、曹操、(真名は華琳)は男の方の名は于吉といいかつて自分と仲間が討伐したはずだと告げた。 「と、討伐ってそんな、冗談かなんか」 少年が疑ってかかるも途中で「乱世で相手は逆賊、当然でしょう」とあっさり斬って捨てられると言葉を無くす。 「死人の復活、案外自分に限ってはできるのかも知れないわね、とりあえず互いに自分の荷物の確認と 自己紹介を済ませましょう、それで何か分かる事もあるかも知れないし」 いつの間にか完全に取り仕切っている曹操に従い二人は、といってもヒルシャーは既に確認しているので 少年、近藤剣司は言われるがままにルールブックを確認し、名簿を見て絶句する。 47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/02(土) 18 17 20 ID nLpYaLF+ 48 : ◆PuVQoZWfJc :2010/10/02(土) 18 18 04 ID 6dI/mNjs 結論から言えば自己紹介で分かった事は3人が3人とも別々の場所、世界から連れてこられたことと、互いの不信感が 僅かに高まったことくらいだった。 「フェストゥムにファフナー......」「黄布党に太平道とか聞いたことが無いぜ」「全く埒が明かないな」 だがもう一つ分かったことがある。必ず誰かしら知人がいてその者もこの殺し合いに参加させられているということだった。 「でも参加者全員が全員、別々の時代から攫われてきたってわけじゃないのね」 そういうとイタリアの警官だと名乗ったヒルシャーも同意する。 「確かに、もしかすると主催の本命もこの中にいて、それを隠すために他の者も一塊で連れられて来られたのかも知れない」 そう言うと酷く言いづらそうに剣司が反論して来た。 「いや、その俺たちの知り合いの事だけど、連れてこられた時期は違うのかもしれない、もしこの名簿の参加者が 全員生きているのなら、の話だけど」 言っている事が分からない二人はそのまま剣司が続けるの黙って待つ。 「おかしいんだよ、この名簿、衛は死んでて、咲良もまだ起きられるほど良くなってない、一騎だって、 他にも戦って死んだ人やここに普通にいられない奴ばっかりで、でも死んでなかったりしてあの時も 皆揃ってて、オレ夢でも見てんのかって思って......」 途中から声が震えだし、声も掠れていく。何故だと言わんばかりの声と涙に少なくとも嘘は感じられなかった。 「だが、それならどうやって、やはり死者の蘇生が可能だと言う事なのだろうか」 ヒルシャーが疑問を口に出すと曹操はたぶん違うと否定する。 「あいつがわざわざ最初に言ってたじゃない、死んだ人間は生き返らないって、ならたぶんこの子の言ってる事が 正しいのよ。コレに書かれてるのは嘘っぱち、でなきゃ誤植とか言うつもりなんでしょう。それにもしかしたら私達への 当てつけもあったのかもね、自分は死なないがお前たちは死ぬって言う」 「なるほど、最初に訂正はして筈だという事か、そして最初の会場に参加者の故人の知り合いに扮した者を置いてあの騒ぎを 起こす。遠めで気づいても確かめられないからもしやと思う。後はその事に気付かない者がコレを信じて殺しあうという訳か。 君、友達とはちゃんと会って確かめたのかい」 ヒルシャーから問われたが剣司は小さく首を横に振るばかりだ。 「やはりか、君たちと会っていなければ僕も騙されていたかも知れないな」 この後どうするつもりだと二人に聞くと、剣司は皆を探すと言う。自分と同じだと言うが曹操からは待ったがかけられた。 49 : ◆PuVQoZWfJc :2010/10/02(土) 18 20 27 ID 6dI/mNjs 「待ちなさい、それぞれ個別に行っても自殺行為よ、私達が生き残るためにはなるべく人を増やす事が先決。戦いにおいて 数は力、足手まといも盾にすれば立派な戦力よ、これから私達がやるべき事は首輪を外して、島を脱出し、主催を倒して あわよくば願いも叶えることよ!こっちが逃げられるようになれば必ず向こうからやって来るわ」 全部と言ってしまえばそれまでの事を曹操は平然と言ってのけ聞いている男二人は呆然としている。 リアリストである筈の彼女は時にその身以上に大きな野心を抱くが正に今、久しぶりに火がついたようだった。 それからの行動は早かった。互いの探している人間の名前と風貌、支給品の確認と武器の再分配とレクチャーを行いながら 3人はそこを後にする。曹操は銃を知らないが使い方だけはすっかり覚えたようで剣司よりもずっと上手くなっていた。 主導権を奪われた二人はすっかりお付のようになっている。 (それにしても私のお付が誰もいないなんて、最近寝屋に呼んでいなかったからかしら、だとしたら自業自得かも 知れないわね、帰ったら全員呼んであげようかしら) そんな事を考えながらも彼女は進む、自分で決めた勝利を目指して。 【一日目 H-1 灯台 深夜】 【近藤剣司@蒼穹のファフナー】 [状態]:健康、困惑 [装備]:スタンガン@現実 [道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~1 [思考] 基本:竜宮島の仲間の安否の確認と保護 1:曹操と一緒に皆を探す 2:確かめたいような、そうでないような 【曹操@真・恋姫†無双】 [状態]:健康 [装備]:SIG SAUER P220@現実 4/9 予備弾倉x3 [道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~2 [思考] 基本:再び于吉を倒す 1:兵隊を集める 2:必ず後悔させてやるわ 【ヴィクトル・ヒルシャー@GUNSLINGER GIRL】 [状態]:健康 [装備]:コルトパイソン@現実、6/6 予備弾丸 24発 [道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~2 [思考] 基本:民間人と保護して公社の人間と合流する 1:曹操達と行動しながらトリエラを探す 2:トリエラ......... 025 DEAD OR ALIVE !? 投下順に読む 027 ―テイク・オフ― 時系列順に読む 007 黄昏 000 胎動 ヴィクトル・ヒルシャー 033 “事故”る奴は……“不運”(ハードラック)と“踊”(ダンス)っちまったんだよ…… 曹操 近藤剣司
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/5985.html
このページはこちらに移転しました とまどい 作詞/199スレ488 笑顔を見ると心が痛む 距離を置くと小指が痛む 心の月は満ちて惹かれて 心の波は君に向かって 穏やかではない水面に 映る 軟らかい弱さ 固まりはしない決意に 揺れる 子供の様さ 星屑は海に流れ落ち 輝きながら底深く 螺旋を描いた 笑顔を見ると心が痛む 距離を置くと小指が痛む 心の月は満ちて惹かれて 心の波は君を歌って 風を運んでいく