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トップ→アイテム→収集品→収集品/や行→収集品/や→刃の様な爪 遊んで貯めるポイントサイト - Warau.JP 刃の様な爪 ☆モール Lv95・98(インジェ居留地) ☆熊武士 Lv173~176(アマツギ城:2階・3階) ☆センチ Lv230・231(修道院跡:エリア1・2) ☆チャンシー Lv327~329(ミラ深淵)
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GM/adoakiさん PC1/いりやさん/五所川原 正親 PC2/のみち/二ツ枝喜美 PC3/もちすまさん/五輪 凛護 セッション日:2012/11/20~2012/12/26 「夢の様なひび」 あらすじ 街には穏やかな時間が満ちていた。 忍びの争いとは無縁で、地獄門から解放された妖魔すらも見向きもしない平穏な、変わらない時間。 いつまでもこの平和がずっと続くと思っていた…。 けれど、一人の訪問者がすべてを変えた。 「あなたたちには、見えないの?」
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君は、とても眩しい。 けれどそれは、不快な眩しさじゃなくて…。 「蒼星石ー、早く来るですよ!」 ――太陽の様な、暖かい眩しさだった。 「ちょ、ちょっと待ってよ…!一体どうしたの?」 「これを見るです!」 君の視線を追うと、そこには小さな小さな樹があった。 「……あぁ、この前の」 「前に植えた林檎の樹ですぅ。順調に育ってますよ」 「そっか…良かった」 「きっと太陽のおかげですね。太陽が樹に力を与えてくれたのですぅ!」 太陽が樹に力を与えてくれた。 なら、僕はこの樹で、君は太陽かもしれない…。 「何故です?」 …あぁ、声に出していたらしい。 君は何も知らない様な、純粋な瞳で僕を見る。 「君はいつも明るくて、まるで太陽の様。僕は、太陽の力を借りないと芽を出す事が出来ない樹」 「……でも、樹を育てるのは太陽だけじゃない…。樹は、自分の力で頑張ったんですよ…!」 ……泣かないで。 君の瞳から流れる涙を見るのが、僕にとって一番辛い事だから。 「頑張ったんだから……そんな事、言わないで…っ」 「……ごめん」 今、僕には君を抱き締めて、謝る事しか出来なかった。 「君の大切な樹に酷い事言って、ごめん」 「……違います」 僕を見上げるオッドアイは、強い思いを秘めていた。 「樹も大切です。…でも、貴方が謝るのは、貴方です」 ……どういう事だろう。 何故か君の言葉が、理解できない。 「貴方は、自分はこの樹だと言いました。だから、貴方は貴方に謝らなければいけません」 「……自分自身に?」 「そうです。一生懸命枝を伸ばした貴方に謝るです!」 ……くすっ 「あっ!今笑ったですね!?」 「ふふっ…ごめん」 「だからぁ!笑うなですぅ…」 本当にごめん。 何故か笑いが止まらないんだ。 ――嬉しいからかな? 君は無自覚に僕を助ける。 やはり君は太陽で、僕はこの樹なのかもね。 自分を傷付けてしまう樹と、そんな樹を助ける太陽。 これは、そんな二人の物語なのです。 END
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【検索用 そんなしようなんてす 登録タグ UTAU そ だめもと鉄道@萌え鉄Girl 曲 曲さ 重音テト】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:だめもと鉄道@萌え鉄Girl 作曲:だめもと鉄道@萌え鉄Girl 編曲:だめもと鉄道@萌え鉄Girl 唄:重音テト 曲紹介 曲名:『そんな仕様なんです』(そんなしようなんです) ゆるく現実について歌う仕様です。 歌詞 (投稿者コメントより転載) にゃーーぁにゃーーぁ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃーーぁにゃーーぁ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ バスガス爆発って ゆっくり言っても言えないです おでんのはんぺんって 絶対最後に食べるんです パソコンの起動まで 5分以上待たされるんです リアルでもネットでも 底辺なのはぬぐえないです そんな仕様なんです にゃにゃ コメント 名前 コメント
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そんなしようなんです【登録タグ そ だめもと鉄道@萌え鉄Girl 曲 曲さ行 重音テト】 作詞:だめもと鉄道@萌え鉄Girl 作曲:だめもと鉄道@萌え鉄Girl 編曲:だめもと鉄道@萌え鉄Girl 唄:重音テト 曲紹介 かわいらしい楽曲。 歌詞 (投稿者コメントより転載) にゃーーぁにゃーーぁ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃーーぁにゃーーぁ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ バスガス爆発って ゆっくり言っても言えないです おでんのはんぺんって 絶対最後に食べるんです パソコンの起動まで 5分以上待たされるんです リアルでもネットでも 底辺なのはぬぐえないです そんな仕様なんです にゃにゃ コメント 名前 コメント
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____/ ̄ ̄ ̄\ /___\___ ヽ r-、 / |´・ω・`| \ω・`|r-、| えんだ~ \\/  ̄ ̄ ̄ \// | \_/(二二⊃ ⊂二二二) | l´ | | ,、___, ノ,、 | ヽ_二コ/ / / \ / _/__/ヽノ_____`´________ \; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ; ; ; ; ; ; ; ,-, o ヽ; ; ; ; ; ; , (;;/ . ヽ||ノ ー へへーーー へへーーヽ; ; ; ; i; .. ,,~ ,,~ ヽ; ; ; i . ~ ,,~ ,,~ ,,~ ,,~ へーーへへーーへへーーへへーへへー''"⌒,, ,,~ / ̄ ̄ ̄\ / ___ ヽ / |´・ω・`| \ / _,  ̄⊂二二) l | | ∪| | | ,、 | ヽ / \ / __ヽノ_____`´________ \; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ; ; ; ; ; ; ; ,-, o ___ ヽ; ; ; ; ; ; , (;;/ . ヽ||ノ /___ \へへーヽ; ; ; ; i; .. |´・ω・`| \ そんな~; i . ~'' ,,~~ ~,,~ ~ ~~,,~ ,,~ へーーへへーーへへーーへへーへへー''"⌒,, ,,~ _人人人人人人人人人人人人人人_ > な、なんだってー!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ _,,.-‐-..,,_ _,,..--v--..,_ / `''.v'ν Σ´ `、_,.-'""`´""ヽ i' / ̄""''--i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ_人人人人人人人人_ . !ヘ /‐- 、u. |' |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、 > そ、そんな~ < |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ! iiヽ~oj.`' _o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .| ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ . ,`| u ..ゝ!....,, ∥ .j (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i ____ / ̄ ̄ ̄\ _,,..- \ (二 / _、,_ミ ! _`-っ / | 7  ̄ u |i'/ /___\ / ___ ヽ . |、 \ \ '' /δ ッJヾ \ '' /〃.ヽ `''⊃ , 'v 、/ |´・ω・`| \/ |´・ω・`| \ !、\ \. , ̄ てノДソ γ/| ̄ 〃 \二-‐' //` |  ̄ ̄ ̄ / _,  ̄⊂二二) ____ /___ \ / |´・ω・`| \ /  ̄ ̄ ̄ \ | i ヽ、_ヽ  ̄ ̄└二二⊃'"' , ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\`、 i'、 \\`_',..-i \|_,..-┘ ____ /___ \ / |´・ω・`| \ / . '"゙'"' \ |二二⊃ "゙' ; ⊂二二 )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'"' , ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\`、 i'、 \\`_',..-i \|_,..-┘ ____ /___ \ / |. '"゙'"' .| \ヴェークション!! / i! .; . ! \ | /)"''゙" '(`ヽ )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'"' , ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\`、 i'、 \\`_',..-i \|_,..-┘ ___ |\__\ \|´・ω・`| そんな~  ̄ ̄ ̄ ____ /___ \ / | \| \ /  ̄ ̄ ̄ \ | i ヽ、_ヽ  ̄ ̄└二二⊃'"' , ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\`、 i'、 \\`_',..-i \|_,..-┘ ___ ___ |\__\ |\__\ \|´・ω・`| \|´・ω・`| そんな~  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ____ / ̄ ̄ ̄\ /___ \ / ___ ヽ / .| \| \ / | \| \ /  ̄ ̄ ̄ \ / _,  ̄⊂二二) | i ヽ、_ヽl | | └二二⊃ l ∪ | | | ,、___, ノ | ,、 | ヽ_二コ/ / ヽ / \ / _____/__/´ __ヽノ____`´ _____________ | /| ガチャガチャッ | /⌒i / | |-/`-イ────────-イ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ガコンッ _____________ |__/⌒i__________/| | '`-イ / |´・ω・`| \ .| <みんな~ |ヽ ノ /  ̄ ̄ ̄ \ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _____________ |__/⌒i__________/| | '`-イ / ||⌒||⌒|| \ .| <そんな~ |ヽ ノ / | || | \ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || | ̄ ̄ ̄ ̄ | || | | || ヽ_ .| `⌒丶_ __| ヽ ヽ ヽ /ノ `. | ( | ヽ | \、_ | `ヽ |
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そんな1日 ピィーピッピッピィー チッチチチィ 小鳥のさえずり声で目が覚め、ベッドからもそもそと起きる。 窓の外を覗くと陽がだいぶ上がっており、かなり寝過ごしている事が判る。 「ま、まずい・・・。急いで仕事しないと彼に怒られちゃうかも・・・・・・」 あわてて服を着替え、これからやる事の準備を始める。 「ふ~っ、何とか終わったかな?」 洗濯物達と格闘すること数時間。干された洗濯物たちを見ながらほっと一息。 さて、今日の仕事も終わったことだし遅くなったけどお昼ご飯にしよう。 そう思い家へと向かおうとすると、腰の辺りを何者かが掴む。 とたんに、フッと体が持ち上がり、大きな影が顔の横から出てくる。 「随分と、洗濯に時間が掛かってるな。朝から今まで掛かったとは言わないよな?」 彼が、うっすらと笑いながら、顔を私に向けて聞いてくる。 「えっと、あの、そのですね・・・・・・寝過ごしました、ごめんなさい」 「そんな事だと思ったよ」 そういいながら私を地面へと降ろし 「ただいま、まこと」と、右手をあげながら彼が言う。 「おかえりなさい、ルトラさん」と、あわてて私もそう返す。 彼の姿にはすぐに慣れた。 平たい顔にまん丸な目、栗みたいな形の鼻にクッキーの様な小さな耳。 胴長短足で手足には水かきが有り、太い尻尾は短足のせいか地面を引きずる。 少し固いが滑らかな触り心地の毛皮、そして背が190㎝程のカワウソな彼。 「何か体に付いてるか?」と、私が彼を見ていた為か、そう聞いてくる。 「いえ、つやつやの毛皮が良いなと思って」 「まっ、手入れは欠かさないからな。それより家に入って昼食にしよう」 そういって、家の中へと入っていくので私もいっしょに入る。 遅めの昼食を彼と一緒にとりながら、今日の仕事のことを聞いてみる。 「ところで、今日はどうでした?」 「ん? ガルボとの取引のことか?」 「はい、あの食堂の、怪しい虎の人との事です」 「怪しいかは置いといて、しっかり売れたよ」 「魚を30匹ほど持って行って、全部で5セパタで売れたよ」 彼は、定期的に川や湖で魚等を取り、2時間近く歩いた先の小さな街の食堂へと売りにいっている。 今日は、朝早くから魚を取り、そのまま街へと売りに行っていた。 「そうだ、ガルボからまこと宛の手紙を受け取ってきたぞ」 「あの、私、こっちの文字は読めないんですけど・・・」 「あとで俺が読んでやるよ」 「それはいいとして、さっさと食事を済まそう」 そんな事を話しながら昼食を摂り終える。 彼特製のハーブ茶?(ハーブ風の葉と甘い実や蔓等を水で煮立てた物)で、食後のお茶を飲み一服する。 と、そこで彼がこんなことを言ってくる。 「どうだ、だいぶ暖かくなってきたし、この前買った水着を着てみる為にも、湖で泳いでみないか?」 「随分と突然ですけど、どうしたんですか?」 「こっちに落ちて、ここに住み始めて、7日程経ったろ?」 「滅多に、ここから離れられないし、すぐそこだが気分転換にと思ってな」 「あ、いや・・・正直に言うと、まことの水着姿が見たいなと・・・」 「ほら、売ってた狐の行商人も似合うって、言ってたんだろ? だから見てみたくてな」 すこし照れた感じで、そう言う。 「随分と直球勝負ですねー。確かに水着は着てみたいですけど・・・」 「よし決まりだ! じゃあ、俺は先に行ってるから、すぐに着替えてきな」 そう言って、彼はさっさと出て行ってしまう。 うーん、やたらと強引です・・・ 「まあ、せっかくのお誘いですし、行きますか」 タンスから青い水着を取り出す。 肩口まで在る髪は後ろで纏め、ゴムで結わう。 ワンピースの水着(背中は大胆カット)へと着替え終え、湖へと向かう。 家から歩いて1~2分の所(目の前とも言う)に在る湖に到着する。 「よく似合ってるじゃないか、水着姿も可愛いぞ」と、仰向けに浮かびながら彼が声を掛けてくる。 お世辞でも嬉しい事を言われながら、岸で準備運動を始める。 「早く入ってきな。人にはまだ少し冷たいかもしれないが、気持ち良いぞ」 簡単な運動を終え、足からゆっくりと湖へと入ってゆく。 「うー、確かにまだすこし冷たい」と、思わず声が漏れてしまう。 それでも、冷たいのを我慢して肩まで浸かり、ゆっくりと彼の元へと泳ぎだす。 「どうだ、気持ち良いだろ?」 私の周りをスイスイと泳ぐ彼。 「少し冷たいですけど、確かに気持ち良いです」 それにしても、彼の泳ぎを見ているとまるで水を得た魚の様だ。 水の中を弾丸の様に泳ぎ、それでいて尾も使い急なターンも出来る。 これなら魚を素手で捕まえたり出来る訳だと、改めて感心してしまう。 そんな風に彼の姿を眺めていると・・・ 「おーい、俺ばかり泳いでもしょうがないだろ・・・もっと泳ぐぞ」 そう言うと、彼が私の後ろへと近寄り、私の体を後ろから抱える。 「一緒にもぐるぞ、合図したら息を止めろよ」 「え? あ、はい」 「よし、5まで数えたら潜るから息止めろよ。1、2、3、4、5。止めろ!」 その声と共に私の体は湖の中へと入っていく。 彼の体が背中に当たる。デザインとしてカットされている所からそれを感じる。 逞しくは無いけれど、私の事を守ってくれる彼の体が・・・ それを背中に感じながら湖の中を進んでゆく。 息が続かなくなりそうだ、そう思った途端に水面へと体が上がってゆく。 2人で水面へと顔を出す。 「どうだ、湖の中も綺麗だろ?」 「あっ、はい」と、曖昧な返事を返してしまう。 まさか、『あなたの体が気になって、余り見れませんでした』と、言えないから・・・ そんな事を考えていたら、なにか突然、気分が悪くなってきた。 「どうした、何処か具合が悪いのか?」 「なんとなく、気持ちが悪かったもので」 「何で、そんな大事なこと直ぐに言わないんだ! 急いで家に戻るぞ」 そう言うと、彼は私の事を抱え、岸へと泳いでいく。 彼は、岸にたどり着くまで、何度も『大丈夫か?』と、声を掛けてくる。 すぐに岸へと上がると、水着のままの私を胸の前で抱え、家へと走る。 「も、もう大丈夫です。降ろして下さい」 「本当か? 本当に大丈夫なんだな?」と、心配そうに私の顔を覗き込む彼。 「はい、もう大丈夫です。ですから降ろして下さい」 そういって、彼に、地面へと降ろしてもらう。 「じゃ、直ぐに着替えてベッドで休め。食事は俺が用意してやるから」 「あー、洗濯物もしまってやる」 そう言いながら、早くも洗濯物の取り込みを始めている。 「すみませんが、そうさせてもらいます」 そう言って、家の中へと入り、寝間着へと着替えてベッドへと横になる。 昼間の疲れからか、そのまま深い眠りへと落ちていってしまう。 何か、とても良い匂いで目が覚める。 テーブルを見ると、幾つか料理が並べられているのが見えた。 私が起きた事に気がついて、彼がこちらに声を掛けてくる。 「お、目が覚めたか。気分はどうだ?」 「もう、大丈夫です。心配を掛けてすみません」 「そういうのは気にするな。それより、その様子なら食事は食べられそうだな」 「用意は出来てる、大丈夫ならこっちにきな」 うなずき、ベッドから起き出しテーブルへと向かう。 「色々考えて、軟らかめの物を用意してみたけど、どうだ?」 やや、自信のなさげな顔を浮かべて聞いてくる。 テーブルを見てみると、柔らかいパン、サラダの様な物が並ぶ。 「迷惑掛けてすみませんでした」 「湖で泳ぐのを薦めたのは俺だからな。それで、体を壊したのなら俺の責任だ」 「だからもう、その話しは止めだ。それより食事をしよう」 何か、気まずい気がして無言で食べ進める。 彼も、何も語らずに黙って食事に専念している。 -ただ、食器に物が当たる音、パンをちぎる音、そんな音だけが2人を包む。 そんな、味気の無い食事が進む・・・ ただ無言の時間だけが、2人の間を流れる。 その沈黙に耐え切れず、声を掛ける。 「あの・・・」 「なあ・・・」 2人の声が重なる。 「ルトラさんからどうぞ」 「まことから言いな」 「じゃ、私から。今日は、色々とありがとうございます。湖ではあんな事が在りましたが、とても嬉しかったです」 そういった後、彼の横へと移動し頬へキスをする。 「と、突然何だ!」 彼が驚いた顔を見せる。 「・・・今日のお礼です」 そう答える。 「次はルトラさんがどうぞ」 「お、俺はいい。今、まことに貰ったお礼で言いたい事・・・忘れた」 「それより、後片付けをしてさっさと寝るぞ!」 まるで照れ隠しのように大きな声でそう言う。 「また、まことが寝坊しないようにな」と、牙が見える、素敵な笑顔で言う。 ベッドへ潜り込み、今日の出来事を思い浮かべてみる。 ずっと、こんな日が続くといいな・・・ そんな風に思える、そんな1日。 追伸:寝る前に、ガルボさんの手紙をルトラさんに訳してもらいました・・・ 『今度、俺の家で、2人で月を見ながら寝ないか?』 私の、ガルボさんの評価を”怪しい人”から”スケベ”に変更しました。
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そんな1日 ピィーピッピッピィー チッチチチィ 小鳥のさえずり声で目が覚め、ベッドからもそもそと起きる。 窓の外を覗くと陽がだいぶ上がっており、かなり寝過ごしている事が判る。 「ま、まずい・・・。急いで仕事しないと彼に怒られちゃうかも・・・・・・」 あわてて服を着替え、これからやる事の準備を始める。 「ふ~っ、何とか終わったかな?」 洗濯物達と格闘すること数時間。干された洗濯物たちを見ながらほっと一息。 さて、今日の仕事も終わったことだし遅くなったけどお昼ご飯にしよう。 そう思い家へと向かおうとすると、腰の辺りを何者かが掴む。 とたんに、フッと体が持ち上がり、大きな影が顔の横から出てくる。 「随分と、洗濯に時間が掛かってるな。朝から今まで掛かったとは言わないよな?」 彼が、うっすらと笑いながら、顔を私に向けて聞いてくる。 「えっと、あの、そのですね・・・・・・寝過ごしました、ごめんなさい」 「そんな事だと思ったよ」 そういいながら私を地面へと降ろし 「ただいま、まこと」と、右手をあげながら彼が言う。 「おかえりなさい、ルトラさん」と、あわてて私もそう返す。 彼の姿にはすぐに慣れた。 平たい顔にまん丸な目、栗みたいな形の鼻にクッキーの様な小さな耳。 胴長短足で手足には水かきが有り、太い尻尾は短足のせいか地面を引きずる。 少し固いが滑らかな触り心地の毛皮、そして背が190㎝程のカワウソな彼。 「何か体に付いてるか?」と、私が彼を見ていた為か、そう聞いてくる。 「いえ、つやつやの毛皮が良いなと思って」 「まっ、手入れは欠かさないからな。それより家に入って昼食にしよう」 そういって、家の中へと入っていくので私もいっしょに入る。 遅めの昼食を彼と一緒にとりながら、今日の仕事のことを聞いてみる。 「ところで、今日はどうでした?」 「ん? ガルボとの取引のことか?」 「はい、あの食堂の、怪しい虎の人との事です」 「怪しいかは置いといて、しっかり売れたよ」 「魚を30匹ほど持って行って、全部で5セパタで売れたよ」 彼は、定期的に川や湖で魚等を取り、2時間近く歩いた先の小さな街の食堂へと売りにいっている。 今日は、朝早くから魚を取り、そのまま街へと売りに行っていた。 「そうだ、ガルボからまこと宛の手紙を受け取ってきたぞ」 「あの、私、こっちの文字は読めないんですけど・・・」 「あとで俺が読んでやるよ」 「それはいいとして、さっさと食事を済まそう」 そんな事を話しながら昼食を摂り終える。 彼特製のハーブ茶?(ハーブ風の葉と甘い実や蔓等を水で煮立てた物)で、食後のお茶を飲み一服する。 と、そこで彼がこんなことを言ってくる。 「どうだ、だいぶ暖かくなってきたし、この前買った水着を着てみる為にも、湖で泳いでみないか?」 「随分と突然ですけど、どうしたんですか?」 「こっちに落ちて、ここに住み始めて、7日程経ったろ?」 「滅多に、ここから離れられないし、すぐそこだが気分転換にと思ってな」 「あ、いや・・・正直に言うと、まことの水着姿が見たいなと・・・」 「ほら、売ってた狐の行商人も似合うって、言ってたんだろ? だから見てみたくてな」 すこし照れた感じで、そう言う。 「随分と直球勝負ですねー。確かに水着は着てみたいですけど・・・」 「よし決まりだ! じゃあ、俺は先に行ってるから、すぐに着替えてきな」 そう言って、彼はさっさと出て行ってしまう。 うーん、やたらと強引です・・・ 「まあ、せっかくのお誘いですし、行きますか」 タンスから青い水着を取り出す。 肩口まで在る髪は後ろで纏め、ゴムで結わう。 ワンピースの水着(背中は大胆カット)へと着替え終え、湖へと向かう。 家から歩いて1~2分の所(目の前とも言う)に在る湖に到着する。 「よく似合ってるじゃないか、水着姿も可愛いぞ」と、仰向けに浮かびながら彼が声を掛けてくる。 お世辞でも嬉しい事を言われながら、岸で準備運動を始める。 「早く入ってきな。人にはまだ少し冷たいかもしれないが、気持ち良いぞ」 簡単な運動を終え、足からゆっくりと湖へと入ってゆく。 「うー、確かにまだすこし冷たい」と、思わず声が漏れてしまう。 それでも、冷たいのを我慢して肩まで浸かり、ゆっくりと彼の元へと泳ぎだす。 「どうだ、気持ち良いだろ?」 私の周りをスイスイと泳ぐ彼。 「少し冷たいですけど、確かに気持ち良いです」 それにしても、彼の泳ぎを見ているとまるで水を得た魚の様だ。 水の中を弾丸の様に泳ぎ、それでいて尾も使い急なターンも出来る。 これなら魚を素手で捕まえたり出来る訳だと、改めて感心してしまう。 そんな風に彼の姿を眺めていると・・・ 「おーい、俺ばかり泳いでもしょうがないだろ・・・もっと泳ぐぞ」 そう言うと、彼が私の後ろへと近寄り、私の体を後ろから抱える。 「一緒にもぐるぞ、合図したら息を止めろよ」 「え? あ、はい」 「よし、5まで数えたら潜るから息止めろよ。1、2、3、4、5。止めろ!」 その声と共に私の体は湖の中へと入っていく。 彼の体が背中に当たる。デザインとしてカットされている所からそれを感じる。 逞しくは無いけれど、私の事を守ってくれる彼の体が・・・ それを背中に感じながら湖の中を進んでゆく。 息が続かなくなりそうだ、そう思った途端に水面へと体が上がってゆく。 2人で水面へと顔を出す。 「どうだ、湖の中も綺麗だろ?」 「あっ、はい」と、曖昧な返事を返してしまう。 まさか、『あなたの体が気になって、余り見れませんでした』と、言えないから・・・ そんな事を考えていたら、なにか突然、気分が悪くなってきた。 「どうした、何処か具合が悪いのか?」 「なんとなく、気持ちが悪かったもので」 「何で、そんな大事なこと直ぐに言わないんだ! 急いで家に戻るぞ」 そう言うと、彼は私の事を抱え、岸へと泳いでいく。 彼は、岸にたどり着くまで、何度も『大丈夫か?』と、声を掛けてくる。 すぐに岸へと上がると、水着のままの私を胸の前で抱え、家へと走る。 「も、もう大丈夫です。降ろして下さい」 「本当か? 本当に大丈夫なんだな?」と、心配そうに私の顔を覗き込む彼。 「はい、もう大丈夫です。ですから降ろして下さい」 そういって、彼に、地面へと降ろしてもらう。 「じゃ、直ぐに着替えてベッドで休め。食事は俺が用意してやるから」 「あー、洗濯物もしまってやる」 そう言いながら、早くも洗濯物の取り込みを始めている。 「すみませんが、そうさせてもらいます」 そう言って、家の中へと入り、寝間着へと着替えてベッドへと横になる。 昼間の疲れからか、そのまま深い眠りへと落ちていってしまう。 何か、とても良い匂いで目が覚める。 テーブルを見ると、幾つか料理が並べられているのが見えた。 私が起きた事に気がついて、彼がこちらに声を掛けてくる。 「お、目が覚めたか。気分はどうだ?」 「もう、大丈夫です。心配を掛けてすみません」 「そういうのは気にするな。それより、その様子なら食事は食べられそうだな」 「用意は出来てる、大丈夫ならこっちにきな」 うなずき、ベッドから起き出しテーブルへと向かう。 「色々考えて、軟らかめの物を用意してみたけど、どうだ?」 やや、自信のなさげな顔を浮かべて聞いてくる。 テーブルを見てみると、柔らかいパン、サラダの様な物が並ぶ。 「迷惑掛けてすみませんでした」 「湖で泳ぐのを薦めたのは俺だからな。それで、体を壊したのなら俺の責任だ」 「だからもう、その話しは止めだ。それより食事をしよう」 何か、気まずい気がして無言で食べ進める。 彼も、何も語らずに黙って食事に専念している。 -ただ、食器に物が当たる音、パンをちぎる音、そんな音だけが2人を包む。 そんな、味気の無い食事が進む・・・ ただ無言の時間だけが、2人の間を流れる。 その沈黙に耐え切れず、声を掛ける。 「あの・・・」 「なあ・・・」 2人の声が重なる。 「ルトラさんからどうぞ」 「まことから言いな」 「じゃ、私から。今日は、色々とありがとうございます。湖ではあんな事が在りましたが、とても嬉しかったです」 そういった後、彼の横へと移動し頬へキスをする。 「と、突然何だ!」 彼が驚いた顔を見せる。 「・・・今日のお礼です」 そう答える。 「次はルトラさんがどうぞ」 「お、俺はいい。今、まことに貰ったお礼で言いたい事・・・忘れた」 「それより、後片付けをしてさっさと寝るぞ!」 まるで照れ隠しのように大きな声でそう言う。 「また、まことが寝坊しないようにな」と、牙が見える、素敵な笑顔で言う。 ベッドへ潜り込み、今日の出来事を思い浮かべてみる。 ずっと、こんな日が続くといいな・・・ そんな風に思える、そんな1日。 追伸:寝る前に、ガルボさんの手紙をルトラさんに訳してもらいました・・・ 『今度、俺の家で、2人で月を見ながら寝ないか?』 私の、ガルボさんの評価を”怪しい人”から”スケベ”に変更しました。
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autolink IM/S14-080 カード名:青空の様な女の子! 真 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:6000 ソウル:1 特徴:《音楽》?・《スポーツ》? 【永】記憶あなたの思い出置場に「765プロ地獄の特訓」があるなら、このカードのパワーを+1000。 【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) R:地獄の特訓を乗りこえたボク達に できないことなんてないですよね! SR:アンコールですか? まかせてください! ボクのかわいさ全開で、盛り上げてきます! レアリティ:R SR illust.R:黒瀬浩介 記憶達成で1/1トリガー無しバニラと同じサイズになる手札アンコール持ち。 対応イベントの効果も相手ターン終わりまでのパワーパンプなので非常に相性が良い。 また、このカードをイベント効果の対象に取るとパワーが10000まで跳ね上がる驚異の壁となる。 更にLv0からチェンジで早出しが出来るため、765プロ地獄の特訓と組み合わせて序盤のメインアタッカーとして運用していきたい。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 私服の真 0/0 2500/1/0 青 チェンジ元 765プロ地獄の特訓 1/1 EV 青
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