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※俺設定注意 「すぃー吶喊」 ゆっくりたちの乗り物、すぃー。 そこらへんで捕まえたゆっくり曰く。 すぃーは行きたい方向へ願うとゆっくり進んでくれるらしい。 なんでもゆっくりの間じゃ、手に入らない代物らしい。 最近では少数だがすぃーに乗るゆっくりが増えているという情報を手に入れた。 しかしそれと同時に畑への被害も上昇。 考えるとしたらすぃーで野菜を運んだりして人間に見つかった場合、すぃーで逃げるという作戦だろう。 すぃーのことで気になりすぎて、そこにいた野良ぱちゅりーに聞いてみることにした。 なんでもすぃーのスピードはどのゆっくりよりも早く、最速だとか。 ということは、すぃーに乗って畑荒らしにでもこられたら体力使いそうだな・・・ あと、すぃーでゆっくりを引けば高確率で殺すことも可能らしい。 しかしすぃーはゆっくりの思考により動く。つまりゆっくりってエスパー?なんてことも考えられるが現在の調査では未だに不明。 ようはラジコンのような関係かな・・・ ゆっくりがコントローラーですぃーが本体ってとこか? なんてことを考えているとひとつの声がした。 「・・・にさん!・・・おにいさん!」 うおぉ、ぱちゅりーか、話の途中で考えてしまいすぎたな、こりゃ。 「おにいさん!ぱちぇのはなしをきいてたの?」 「ああ、すまない。すぃーのことを教えてくれてありがと、」 「むきゅ!どういたしまして!!じゃあ、おやくそくのごほんをちょうだい!」 いい忘れてたがすぃーのことを教える代わりに本を一冊やるという約束をしていた。 「ああ、いいよ」と俺は結構分厚いプラスチックカバーつきの本を取り出した。 「むきゅー!!おおきくててつがくてきなごほんね!はやくちょうだい!」 「わかった、ほれ。」と本をぱちゅりーの真上に落とした。 「むぎゅわあっ!」ぱちゅりーは分厚い本の下敷きとなり圧死。 「本はやるといってもどのようにやるといってないがな」と俺は苦笑しとその場を後にした。 歩いているうちにペットショップが見えた。 俺はそこですぃーを購入する。 すぃーを家に持ち帰り、改造を始めた。 すぃーをラジコンそっくりに作り、リモコンの受信アンテナをセット。 そしてバックを持って、犠牲者となってもらうゆっくりを探す。 おなじみの森へ侵入。 できればゲスじゃないやつがいい だって純粋のほうが虐待しやすいもんですから。 そう都合よく見つかるはずがないということは理解している。 最近では子供がゲスになるということも多く、 ゲスの血を継いだ子供が生まれるという。(主にまりさ種) つまり通常のゆっくりが調子に乗ってゲスになってしまうため、通常のゆっくりの売却価格が向上したとのうわさも。 「花畑にでも行ってみるか。」 ゆっくりはメルヘンな物が好きらしい。 なら最初に思いつくのは花畑だ。 そう簡単に見つからないのはわかっている。 だから、挨拶をする。 一番大切なマナー、挨拶。 挨拶をしなければ、会話は成り立たない。 だから「ゆっくりしていってね!」とご挨拶。 「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」 「はいはい。」 れいむとまりさあと子まりさ2匹、後、子れいむ一匹。 五匹というのはちょうどいい、会話を続ける。 「ところでまりさはゆっくりできるまりさかな?」 「そうだぜ!だからゆっくりできるまりささまにあまあまをよこすのぜえ!」 「・・・」俺は黙り込んだ。 (ち、ゲスかよ。) 「ゆ!なにをしているのぜ!はやくあまあまをよこすのぜ!くずはいらないのぜ!」 「「いりゃにゃいのじぇ!」」 「ぐずぐずしないでさっさともってきてね! くずはきらいだよ!」 「きりゃいだよぉ!」 「・・・ね・・・」 「「「「「ゆ?」」」」」 「死ね。」 とお兄さんは子まりさを踏みつけた。 「ぷぇっ!」 「ゆ?」 ゲスまりさ一家はいきなりの出来事に戸惑った。 何が起こった? 何が起こったのかとあたりを見渡すと 黒い物体が落ちていた。甘い匂いが漂う。 よく見るとその隣には愛する妹の帽子が置いてあった。 いきなりの家族の死。 驚きも隠しきれるものではない。 「うっ・・・うわああああああ!!」 「なにをするのぜええええええ!じじいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」 「いもうとがああああああ!」 「いもうちょごりょしのじじいはゆっきゅりちね!」 「ちねえええええええ!!!」 とゲス一家は体当たり攻撃を始める。 でもそれが無駄だということ、それはわかっていない様子。 お兄さんはバックからゴルフクラブを取り出し。 「おるあああああああああああ!!!」 とフルスイング 「ゆべぇっ!」 と短い悲鳴をあげた後 「ゆぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」 と真昼に輝くお星様となり、消えていった。 「あああああ!おにぇちゃんがああああああ!!」 「おねえちゃんをかえせええええええ!!」 「ころしてやるううううう!!!」 「はい、はい、いまらくにしてやるよぉ。」 赤れいむを見るなりに、 リモコンとすぃーを出す。 「ゆっ!すぃーだ! ゆっくりそいつをよこせばゆるしてやるのぜ!」 「だが断る。」 といった後すぃーを置き、リモコンのスイッチを入れる。 そして、リモコンの入力レバーを入れる。 するとゆっくりが乗ってもいないのにすぃーが動き始める。 「なんでだれものっていないのにうごきだすのおおおおお!!!」 ぎゅーんとスピードを上げれいむに追いつくラジコンすぃー、 しかし、れいむに追いつくとスピードを落とす。 (ゆ?スピードがおそくなったよ! ゆっくりしないではやくにげるよ!) とれいむがスピードを上げて逃げ出す。 しかし、すぃーのスピードは一度スピードを下げたっきり スピードは変わらない。 しかし、追いかけっこも終わりを告げる。 れいむのスタミナも切れる直前。れいむはつがいであるまりさに叫んだ。 「まりさあああああああ!!たすけてええええええええええ!!!」 しかし、まりさはこっそりと逃げ出そうとしている。 「まりざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!どごいぐのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 「ゆ!まりささまはにげるから、れいむはみがわりになってほしいのぜ!」 「なんでぞんなごどいうのおおおおお!!!」 「と、いってもすぐに殺されるのがオチなのかもな」 とすぃーのリモコンをくいっと倒しこむ。 れいむをスルーし、まりさに突撃する。 するとお兄さんの脳裏にある一言が浮かぶ。 某アニメの名台詞のひとつ。 思いついた後、すぐに放つ! それは 「すぃー、吶喊します!」 すぃーがまりさに突っ込む。 まりさの髪が車輪に巻きついた。 「いやああああああああ!!まりざのみりょぎゅでぎながみざんがああああああああ!!!」 「おんどりやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」 とレバーをさらに深く押し込む。 車輪の勢いはさらに増す。 そして、まりさはぐちゃぐちゃになり、ぶっ飛んだ。 「おお、ド派手、ド派手。」 その言葉を言い、すぃーを戻す。 「ゆ゛・・・だすげでくれでありがどう・・・ ゆっぐじじでいっでね゛」 「だが断る。」 戻ってきたすぃーは足を潜り抜けれいむを轢いた。 れいむは餡子を半分以上も搾り出され死に際を彷徨っている。 「ゆううううう・・・どうしてそんなごどを・・・」 「お、まだ生きてたのか、懲りないな。 それじゃあ、お遊び終了だ。あばよ、クズ。」 そしてすぃーは円を描くように回転し、れいむを別方向から轢く。 餡子はさらに搾り出され、餡子をなくしたことで、れいむはまりさの元へ旅立った。 まずは、交渉用として餡子を回収する。 その次に怪しまれぬよう皮を捨てる。 後は袋につめるだけ。 気を取り直し作業を続ける。 で、森の中 あっさりと見つけた。 ゆっくりしていってねといっただけで 「ゆっくりしていってね!おにいさん!」 お兄さんといっている時点でゲスではないことは確実的。 本当にゲスじゃないのかと質問すると 「ゆ!れいむとまりさとこどもたちはゲスじゃないよ!ゲスはゆっくりできないよ!」と返答 とりあえず本題に持ち込む 「ねぇそんなれいむたちにプレゼントがあるんだ。」 「「ゆ!プレゼント!!ゆっくりちょうだい!!」」 「ああ、これさ。」 と、例のすぃーを出す。 「「ゆ!すぃーだ!!!」 「ああ、それと子供たちは危ないからお兄さんがここに入れてあげよう。」 と子供たちを箱の中に入れる。 「「ありがとうおにいさん!」」 「おかーさんとおとーさんどこいくの?」 「ドライブだって。楽しそうだね。」 「ゆぅ~ん♪ゆっくりしてるね!」 「じゃ、いってらっしゃーい」 2匹を乗せたすぃーは遠くへ消えた。 と俺は箱をかばんにつめる。 「ゆ!なにをするのおにいさん!」 「うるせーな、だまってはいってろや。」 と乱暴に箱を詰め込む お兄さんはバックを背負い周りを見渡す。 「そういえばドスの巣ってのがここら辺に合ったよな。 よっしゃ、それを使うか。」 そしてポケットから静かにリモコンを取り出した。 れいむとまりさはすぃーで坂を登り一気に下りおりての快感を味わっていた。 「ゆー!」 「たのしいねえええええ!!」 しかし、この至福のときも終わりが告げようとしている。 急にすぃーが言うことを聞かなくなったのだ。 「ゆゆゆゆゆゆ?」 「どうしたのれいむ!?」 「すぃーがかってにうごくよ!」 「な・・・なんでえええええええ!」 そう、遠くではお兄さんがすぃーを遠隔操作しているのだ。 「ようし、 そのまま・・・ ドスの巣が・・・見えた!」 「ゆえあああああああああああ!!」 「たすけてええええええええええ!!」 そのまま、ドスの巣がある里へ突撃 一方ドスの里 一匹の赤れいむと赤まりさが鬼ごっこをして遊んでいた。 「ゆー!ちゅかまやるー♪」 「まりしゃはおにしゃんにゃんだじぇ! ゆっきゅりちゅかみゃえてやりゅじぇ!」 「ゆー♪」 「たのしそうだね!」 「ほんとだね!」 するととなりのありすが現れはなしかけた。 「ゆん、ゆっくりしてるわね、とかいはよ。」 「ゆ!ありす!いつのまに!」 「ゆっくりしていってね。」 「ゆっくりしていくよ!」 「ゆ?おかーしゃん。 あしょこににゃんかきゅりゅよ?」 「「「ゆ?」」」 さっきのすぃーが里に突っ込んできた。 「ああああああああああああああ!」 「ゆべっ!」 「ゆびゃっ!」 「とがいばっ!」 「おきゃ-しゃ・・ゆげっ!」 「ぐべえ!」 すぃーは5匹を撥ね、轢き通過していった。 「ドスううう たいへんだよおおおおおおおおおお!」 「なんなんだぜええ!」 すぃーがもう目の前に迫っている。 絶体絶命。 ドスは思った。 これでは里のみんなが危ない。 するとすぃーはドスを無視し、近くにいたぱちゅりーを轢いた。 「ぱ・・・ぱちぇえええええええええええ!!」 ぱちゅりーがドスの目の前で殺された。 なんということだ。 自分が情けないばかりに。 そう、今ドスにできることはぱちぇやみんなの仇をとることだ。 ドスは帽子の中にしまってある、スパークキノコを頬張った。 そしてすぐにドススパーク発射体制に入る。 ドススパークはいつでも撃てる。 撃とう、 早く撃たねば。 しかし、すぃーは回転し、ドスに迫る。 ついでに乗っている二匹は完全に気絶している。 「くらえええええええ!!ドススパアアアアアアアアアアアアアアアアアアk・・・」 しかし、叫んでいる間にすぃーとの距離はあっという間に縮まり。 ドスはドススパークを打つ前に轢かれた。 「お、やった。」 お兄さんはゆっくりたちに気づかれぬように隠れていた。 ついでなのだがあのドスは畑荒らしを平気で行い 契約をしろ、契約をしろとうるさく、かなりこまった存在らしい。 最後に後始末をしなければ。 「なんだかんだいって、ゲスとか純粋なやつでもどっちでもよかったんだな。」 はぁーと、溜め息をした後二匹を摘み上げ 近くにあった川へ投げ捨てる。 今回はいい収穫があったからいいか。 子供を育てて赤ゆっくりを生ませることができればゲスも少なくなると思う。 帰ってからが面白そうだな。 続くかもしれない あとがき すぃーの改造ができたらどうなんだろうって思いかいてみました。 案外イメージわくもんだね。 byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 ゆっくりいじめ系2889 ゆっくりべんじゃー ゆっくりいじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球
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※俺設定注意 「すぃー吶喊」 ゆっくりたちの乗り物、すぃー。 そこらへんで捕まえたゆっくり曰く。 すぃーは行きたい方向へ願うとゆっくり進んでくれるらしい。 なんでもゆっくりの間じゃ、手に入らない代物らしい。 最近では少数だがすぃーに乗るゆっくりが増えているという情報を手に入れた。 しかしそれと同時に畑への被害も上昇。 考えるとしたらすぃーで野菜を運んだりして人間に見つかった場合、すぃーで逃げるという作戦だろう。 すぃーのことで気になりすぎて、そこにいた野良ぱちゅりーに聞いてみることにした。 なんでもすぃーのスピードはどのゆっくりよりも早く、最速だとか。 ということは、すぃーに乗って畑荒らしにでもこられたら体力使いそうだな・・・ あと、すぃーでゆっくりを引けば高確率で殺すことも可能らしい。 しかしすぃーはゆっくりの思考により動く。つまりゆっくりってエスパー?なんてことも考えられるが現在の調査では未だに不明。 ようはラジコンのような関係かな・・・ ゆっくりがコントローラーですぃーが本体ってとこか? なんてことを考えているとひとつの声がした。 「・・・にさん!・・・おにいさん!」 うおぉ、ぱちゅりーか、話の途中で考えてしまいすぎたな、こりゃ。 「おにいさん!ぱちぇのはなしをきいてたの?」 「ああ、すまない。すぃーのことを教えてくれてありがと、」 「むきゅ!どういたしまして!!じゃあ、おやくそくのごほんをちょうだい!」 いい忘れてたがすぃーのことを教える代わりに本を一冊やるという約束をしていた。 「ああ、いいよ」と俺は結構分厚いプラスチックカバーつきの本を取り出した。 「むきゅー!!おおきくててつがくてきなごほんね!はやくちょうだい!」 「わかった、ほれ。」と本をぱちゅりーの真上に落とした。 「むぎゅわあっ!」ぱちゅりーは分厚い本の下敷きとなり圧死。 「本はやるといってもどのようにやるといってないがな」と俺は苦笑しとその場を後にした。 歩いているうちにペットショップが見えた。 俺はそこですぃーを購入する。 すぃーを家に持ち帰り、改造を始めた。 すぃーをラジコンそっくりに作り、リモコンの受信アンテナをセット。 そしてバックを持って、犠牲者となってもらうゆっくりを探す。 おなじみの森へ侵入。 できればゲスじゃないやつがいい だって純粋のほうが虐待しやすいもんですから。 そう都合よく見つかるはずがないということは理解している。 最近では子供がゲスになるということも多く、 ゲスの血を継いだ子供が生まれるという。(主にまりさ種) つまり通常のゆっくりが調子に乗ってゲスになってしまうため、通常のゆっくりの売却価格が向上したとのうわさも。 「花畑にでも行ってみるか。」 ゆっくりはメルヘンな物が好きらしい。 なら最初に思いつくのは花畑だ。 そう簡単に見つからないのはわかっている。 だから、挨拶をする。 一番大切なマナー、挨拶。 挨拶をしなければ、会話は成り立たない。 だから「ゆっくりしていってね!」とご挨拶。 「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」 「はいはい。」 れいむとまりさあと子まりさ2匹、後、子れいむ一匹。 五匹というのはちょうどいい、会話を続ける。 「ところでまりさはゆっくりできるまりさかな?」 「そうだぜ!だからゆっくりできるまりささまにあまあまをよこすのぜえ!」 「・・・」俺は黙り込んだ。 (ち、ゲスかよ。) 「ゆ!なにをしているのぜ!はやくあまあまをよこすのぜ!くずはいらないのぜ!」 「「いりゃにゃいのじぇ!」」 「ぐずぐずしないでさっさともってきてね! くずはきらいだよ!」 「きりゃいだよぉ!」 「・・・ね・・・」 「「「「「ゆ?」」」」」 「死ね。」 とお兄さんは子まりさを踏みつけた。 「ぷぇっ!」 「ゆ?」 ゲスまりさ一家はいきなりの出来事に戸惑った。 何が起こった? 何が起こったのかとあたりを見渡すと 黒い物体が落ちていた。甘い匂いが漂う。 よく見るとその隣には愛する妹の帽子が置いてあった。 いきなりの家族の死。 驚きも隠しきれるものではない。 「うっ・・・うわああああああ!!」 「なにをするのぜええええええ!じじいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」 「いもうとがああああああ!」 「いもうちょごりょしのじじいはゆっきゅりちね!」 「ちねえええええええ!!!」 とゲス一家は体当たり攻撃を始める。 でもそれが無駄だということ、それはわかっていない様子。 お兄さんはバックからゴルフクラブを取り出し。 「おるあああああああああああ!!!」 とフルスイング 「ゆべぇっ!」 と短い悲鳴をあげた後 「ゆぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」 と真昼に輝くお星様となり、消えていった。 「あああああ!おにぇちゃんがああああああ!!」 「おねえちゃんをかえせええええええ!!」 「ころしてやるううううう!!!」 「はい、はい、いまらくにしてやるよぉ。」 赤れいむを見るなりに、 リモコンとすぃーを出す。 「ゆっ!すぃーだ! ゆっくりそいつをよこせばゆるしてやるのぜ!」 「だが断る。」 といった後すぃーを置き、リモコンのスイッチを入れる。 そして、リモコンの入力レバーを入れる。 するとゆっくりが乗ってもいないのにすぃーが動き始める。 「なんでだれものっていないのにうごきだすのおおおおお!!!」 ぎゅーんとスピードを上げれいむに追いつくラジコンすぃー、 しかし、れいむに追いつくとスピードを落とす。 (ゆ?スピードがおそくなったよ! ゆっくりしないではやくにげるよ!) とれいむがスピードを上げて逃げ出す。 しかし、すぃーのスピードは一度スピードを下げたっきり スピードは変わらない。 しかし、追いかけっこも終わりを告げる。 れいむのスタミナも切れる直前。れいむはつがいであるまりさに叫んだ。 「まりさあああああああ!!たすけてええええええええええ!!!」 しかし、まりさはこっそりと逃げ出そうとしている。 「まりざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!どごいぐのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 「ゆ!まりささまはにげるから、れいむはみがわりになってほしいのぜ!」 「なんでぞんなごどいうのおおおおお!!!」 「と、いってもすぐに殺されるのがオチなのかもな」 とすぃーのリモコンをくいっと倒しこむ。 れいむをスルーし、まりさに突撃する。 するとお兄さんの脳裏にある一言が浮かぶ。 某アニメの名台詞のひとつ。 思いついた後、すぐに放つ! それは 「すぃー、吶喊します!」 すぃーがまりさに突っ込む。 まりさの髪が車輪に巻きついた。 「いやああああああああ!!まりざのみりょぎゅでぎながみざんがああああああああ!!!」 「おんどりやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」 とレバーをさらに深く押し込む。 車輪の勢いはさらに増す。 そして、まりさはぐちゃぐちゃになり、ぶっ飛んだ。 「おお、ド派手、ド派手。」 その言葉を言い、すぃーを戻す。 「ゆ゛・・・だすげでくれでありがどう・・・ ゆっぐじじでいっでね゛」 「だが断る。」 戻ってきたすぃーは足を潜り抜けれいむを轢いた。 れいむは餡子を半分以上も搾り出され死に際を彷徨っている。 「ゆううううう・・・どうしてそんなごどを・・・」 「お、まだ生きてたのか、懲りないな。 それじゃあ、お遊び終了だ。あばよ、クズ。」 そしてすぃーは円を描くように回転し、れいむを別方向から轢く。 餡子はさらに搾り出され、餡子をなくしたことで、れいむはまりさの元へ旅立った。 まずは、交渉用として餡子を回収する。 その次に怪しまれぬよう皮を捨てる。 後は袋につめるだけ。 気を取り直し作業を続ける。 で、森の中 あっさりと見つけた。 ゆっくりしていってねといっただけで 「ゆっくりしていってね!おにいさん!」 お兄さんといっている時点でゲスではないことは確実的。 本当にゲスじゃないのかと質問すると 「ゆ!れいむとまりさとこどもたちはゲスじゃないよ!ゲスはゆっくりできないよ!」と返答 とりあえず本題に持ち込む 「ねぇそんなれいむたちにプレゼントがあるんだ。」 「「ゆ!プレゼント!!ゆっくりちょうだい!!」」 「ああ、これさ。」 と、例のすぃーを出す。 「「ゆ!すぃーだ!!!」 「ああ、それと子供たちは危ないからお兄さんがここに入れてあげよう。」 と子供たちを箱の中に入れる。 「「ありがとうおにいさん!」」 「おかーさんとおとーさんどこいくの?」 「ドライブだって。楽しそうだね。」 「ゆぅ~ん♪ゆっくりしてるね!」 「じゃ、いってらっしゃーい」 2匹を乗せたすぃーは遠くへ消えた。 と俺は箱をかばんにつめる。 「ゆ!なにをするのおにいさん!」 「うるせーな、だまってはいってろや。」 と乱暴に箱を詰め込む お兄さんはバックを背負い周りを見渡す。 「そういえばドスの巣ってのがここら辺に合ったよな。 よっしゃ、それを使うか。」 そしてポケットから静かにリモコンを取り出した。 れいむとまりさはすぃーで坂を登り一気に下りおりての快感を味わっていた。 「ゆー!」 「たのしいねえええええ!!」 しかし、この至福のときも終わりが告げようとしている。 急にすぃーが言うことを聞かなくなったのだ。 「ゆゆゆゆゆゆ?」 「どうしたのれいむ!?」 「すぃーがかってにうごくよ!」 「な・・・なんでえええええええ!」 そう、遠くではお兄さんがすぃーを遠隔操作しているのだ。 「ようし、 そのまま・・・ ドスの巣が・・・見えた!」 「ゆえあああああああああああ!!」 「たすけてええええええええええ!!」 そのまま、ドスの巣がある里へ突撃 一方ドスの里 一匹の赤れいむと赤まりさが鬼ごっこをして遊んでいた。 「ゆー!ちゅかまやるー♪」 「まりしゃはおにしゃんにゃんだじぇ! ゆっきゅりちゅかみゃえてやりゅじぇ!」 「ゆー♪」 「たのしそうだね!」 「ほんとだね!」 するととなりのありすが現れはなしかけた。 「ゆん、ゆっくりしてるわね、とかいはよ。」 「ゆ!ありす!いつのまに!」 「ゆっくりしていってね。」 「ゆっくりしていくよ!」 「ゆ?おかーしゃん。 あしょこににゃんかきゅりゅよ?」 「「「ゆ?」」」 さっきのすぃーが里に突っ込んできた。 「ああああああああああああああ!」 「ゆべっ!」 「ゆびゃっ!」 「とがいばっ!」 「おきゃ-しゃ・・ゆげっ!」 「ぐべえ!」 すぃーは5匹を撥ね、轢き通過していった。 「ドスううう たいへんだよおおおおおおおおおお!」 「なんなんだぜええ!」 すぃーがもう目の前に迫っている。 絶体絶命。 ドスは思った。 これでは里のみんなが危ない。 するとすぃーはドスを無視し、近くにいたぱちゅりーを轢いた。 「ぱ・・・ぱちぇえええええええええええ!!」 ぱちゅりーがドスの目の前で殺された。 なんということだ。 自分が情けないばかりに。 そう、今ドスにできることはぱちぇやみんなの仇をとることだ。 ドスは帽子の中にしまってある、スパークキノコを頬張った。 そしてすぐにドススパーク発射体制に入る。 ドススパークはいつでも撃てる。 撃とう、 早く撃たねば。 しかし、すぃーは回転し、ドスに迫る。 ついでに乗っている二匹は完全に気絶している。 「くらえええええええ!!ドススパアアアアアアアアアアアアアアアアアアk・・・」 しかし、叫んでいる間にすぃーとの距離はあっという間に縮まり。 ドスはドススパークを打つ前に轢かれた。 「お、やった。」 お兄さんはゆっくりたちに気づかれぬように隠れていた。 ついでなのだがあのドスは畑荒らしを平気で行い 契約をしろ、契約をしろとうるさく、かなりこまった存在らしい。 最後に後始末をしなければ。 「なんだかんだいって、ゲスとか純粋なやつでもどっちでもよかったんだな。」 はぁーと、溜め息をした後二匹を摘み上げ 近くにあった川へ投げ捨てる。 今回はいい収穫があったからいいか。 子供を育てて赤ゆっくりを生ませることができればゲスも少なくなると思う。 帰ってからが面白そうだな。 続くかもしれない あとがき すぃーの改造ができたらどうなんだろうって思いかいてみました。 案外イメージわくもんだね。 byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 ゆっくりいじめ系2889 ゆっくりべんじゃー ゆっくりいじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/454.html
"スィー"それはゆっくり用の車である。やや広めの箱にタイヤが4つ、前方には 加減速レバーというシンプルな構造。重心を移動させることによって曲がることも可能。 さて、このスィーをゆっくりに与えてみよう。 「うわ~!ゆっくりすすむよ!」 「レバーを倒してごらん」 「ゆっくりはやくなってきたよ!まりさはゆっくりしてるけどゆっくりはやいよ!!!」 それから丁寧に操作法を教えると、このゆっくりはどんどん上達していった。 「すぃー♪すぃー♪おにいさんありがとう!ゆっくりさようなら!」 ゆっくりは嬉しそうに巣へと帰っていった。 それから数日間、例の車を巧みに操るゆっくりを何度も見た。操作にも慣れたようで、 かなりのスピードで走行できるようになったみたいだ。 「きょうはみんなでみずうみにいこう!」 「やったー!おりょこうだー♪」 「おみずをのむとすごくゆっくりできるよ!」 行動範囲が広がればちょっと遠出もしてみたくなるもの。今日はゆっくりまりさの提案で、 一家揃っておでかけするみたいだ。自分も影からこっそり見守っておこう。 「ゆ~!ゆっくちはやいね!」 「すぃー!かぜさんがきもちいね!」 初めての乗車におちびちゃん達も大満足だ。 『ゆ~ゆゆ~ゆゆ~♪』 歌を口ずさみながらどんどん森を抜けていく。この坂を下ればもう湖だ。 「おかあさん!ゆっくりはやくなってきたょ?」 「だいじょーぶなのぉ?」 「おかあさんにまかせてね!みんなはゆっくりあんしんしてね!」 そう、このまりさのテクニックならこの程度の下り坂なんでもない・・・はずだった。 実はこの車には少し細工がしてある。今私が持っているボタンを押せばある変化が起きる。 ぽちっとな。 ポロッ 「ゆ~? ・・・まりざのはんどるがぁぁぁ!!!」 なんと突然レバーが外れて落ちてしまったではないか。 「あ゛・・あ゛・・っ!どうじでぇ!?どうじでなぐなっぢゃっだのぉぉぉぉぉ!!!」 「おかあさん!みずうみがみえてきたよ!!!」 「ゆっくりとまってね!」 レバーがなくなればただの台車。ゆるやかに加速して湖がだんだんと迫ってくる。 「も゛う゛・・・、と・・・どま゛ら゛な゛い゛の゛ぉぉぉぉ!!!」 「おみずこわいよ!ゆっくりできなよお゛お゛!!」 「おかーしゃんのうそちゅきっ!あんしんしたけっかがこれだよ!!!」 『いやああああああああああ!!!』 ガッシャーンッ 車は湖の手前で、岩にぶつかり、家族は全員宙を舞った。 (! あれ?おそらをとんでるよ!!!) そんな能天気な発想もつかの間。 『どうじておみずがしたにあるのぉぉぉ!!??』 バッシャーン 「ゆげぇげぇ!!!だれかだずげでぇ!!!」 「おぼれぢゃう゛!あぶぶb・・・」 「ゆっぐりざぜでぇぇぇ!!!」 やっぱりゆっくりは自然が一番だなぁとしみじみ思いつつ、 私はゆっくりが沈むまでひっそりと眺め続けた。 おしまい このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/461.html
"スィー"それはゆっくり用の車である。やや広めの箱にタイヤが4つ、前方には 加減速レバーというシンプルな構造。重心を移動させることによって曲がることも可能。 さて、このスィーをゆっくりに与えてみよう。 「うわ~!ゆっくりすすむよ!」 「レバーを倒してごらん」 「ゆっくりはやくなってきたよ!まりさはゆっくりしてるけどゆっくりはやいよ!!!」 それから丁寧に操作法を教えると、このゆっくりはどんどん上達していった。 「すぃー♪すぃー♪おにいさんありがとう!ゆっくりさようなら!」 ゆっくりは嬉しそうに巣へと帰っていった。 それから数日間、例の車を巧みに操るゆっくりを何度も見た。操作にも慣れたようで、 かなりのスピードで走行できるようになったみたいだ。 「きょうはみんなでみずうみにいこう!」 「やったー!おりょこうだー♪」 「おみずをのむとすごくゆっくりできるよ!」 行動範囲が広がればちょっと遠出もしてみたくなるもの。今日はゆっくりまりさの提案で、 一家揃っておでかけするみたいだ。自分も影からこっそり見守っておこう。 「ゆ~!ゆっくちはやいね!」 「すぃー!かぜさんがきもちいね!」 初めての乗車におちびちゃん達も大満足だ。 『ゆ~ゆゆ~ゆゆ~♪』 歌を口ずさみながらどんどん森を抜けていく。この坂を下ればもう湖だ。 「おかあさん!ゆっくりはやくなってきたょ?」 「だいじょーぶなのぉ?」 「おかあさんにまかせてね!みんなはゆっくりあんしんしてね!」 そう、このまりさのテクニックならこの程度の下り坂なんでもない・・・はずだった。 実はこの車には少し細工がしてある。今私が持っているボタンを押せばある変化が起きる。 ぽちっとな。 ポロッ 「ゆ~? ・・・まりざのはんどるがぁぁぁ!!!」 なんと突然レバーが外れて落ちてしまったではないか。 「あ゛・・あ゛・・っ!どうじでぇ!?どうじでなぐなっぢゃっだのぉぉぉぉぉ!!!」 「おかあさん!みずうみがみえてきたよ!!!」 「ゆっくりとまってね!」 レバーがなくなればただの台車。ゆるやかに加速して湖がだんだんと迫ってくる。 「も゛う゛・・・、と・・・どま゛ら゛な゛い゛の゛ぉぉぉぉ!!!」 「おみずこわいよ!ゆっくりできなよお゛お゛!!」 「おかーしゃんのうそちゅきっ!あんしんしたけっかがこれだよ!!!」 『いやああああああああああ!!!』 ガッシャーンッ 車は湖の手前で、岩にぶつかり、家族は全員宙を舞った。 (! あれ?おそらをとんでるよ!!!) そんな能天気な発想もつかの間。 『どうじておみずがしたにあるのぉぉぉ!!??』 バッシャーン 「ゆげぇげぇ!!!だれかだずげでぇ!!!」 「おぼれぢゃう゛!あぶぶb・・・」 「ゆっぐりざぜでぇぇぇ!!!」 やっぱりゆっくりは自然が一番だなぁとしみじみ思いつつ、 私はゆっくりが沈むまでひっそりと眺め続けた。 おしまい このSSに感想を付ける
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"スィー"それはゆっくり用の車である。やや広めの箱にタイヤが4つ、前方には 加減速レバーというシンプルな構造。重心を移動させることによって曲がることも可能。 さて、このスィーをゆっくりに与えてみよう。 「うわ~!ゆっくりすすむよ!」 「レバーを倒してごらん」 「ゆっくりはやくなってきたよ!まりさはゆっくりしてるけどゆっくりはやいよ!!!」 それから丁寧に操作法を教えると、このゆっくりはどんどん上達していった。 「すぃー♪すぃー♪おにいさんありがとう!ゆっくりさようなら!」 ゆっくりは嬉しそうに巣へと帰っていった。 それから数日間、例の車を巧みに操るゆっくりを何度も見た。操作にも慣れたようで、 かなりのスピードで走行できるようになったみたいだ。 「きょうはみんなでみずうみにいこう!」 「やったー!おりょこうだー♪」 「おみずをのむとすごくゆっくりできるよ!」 行動範囲が広がればちょっと遠出もしてみたくなるもの。今日はゆっくりまりさの提案で、 一家揃っておでかけするみたいだ。自分も影からこっそり見守っておこう。 「ゆ~!ゆっくちはやいね!」 「すぃー!かぜさんがきもちいね!」 初めての乗車におちびちゃん達も大満足だ。 『ゆ~ゆゆ~ゆゆ~♪』 歌を口ずさみながらどんどん森を抜けていく。この坂を下ればもう湖だ。 「おかあさん!ゆっくりはやくなってきたょ?」 「だいじょーぶなのぉ?」 「おかあさんにまかせてね!みんなはゆっくりあんしんしてね!」 そう、このまりさのテクニックならこの程度の下り坂なんでもない・・・はずだった。 実はこの車には少し細工がしてある。今私が持っているボタンを押せばある変化が起きる。 ぽちっとな。 ポロッ 「ゆ~? ・・・まりざのはんどるがぁぁぁ!!!」 なんと突然レバーが外れて落ちてしまったではないか。 「あ゛・・あ゛・・っ!どうじでぇ!?どうじでなぐなっぢゃっだのぉぉぉぉぉ!!!」 「おかあさん!みずうみがみえてきたよ!!!」 「ゆっくりとまってね!」 レバーがなくなればただの台車。ゆるやかに加速して湖がだんだんと迫ってくる。 「も゛う゛・・・、と・・・どま゛ら゛な゛い゛の゛ぉぉぉぉ!!!」 「おみずこわいよ!ゆっくりできなよお゛お゛!!」 「おかーしゃんのうそちゅきっ!あんしんしたけっかがこれだよ!!!」 『いやああああああああああ!!!』 ガッシャーンッ 車は湖の手前で、岩にぶつかり、家族は全員宙を舞った。 (! あれ?おそらをとんでるよ!!!) そんな能天気な発想もつかの間。 『どうじておみずがしたにあるのぉぉぉ!!??』 バッシャーン 「ゆげぇげぇ!!!だれかだずげでぇ!!!」 「おぼれぢゃう゛!あぶぶb・・・」 「ゆっぐりざぜでぇぇぇ!!!」 やっぱりゆっくりは自然が一番だなぁとしみじみ思いつつ、 私はゆっくりが沈むまでひっそりと眺め続けた。 おしまい このSSに感想を付ける
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「 」はゆっくり、『 』は人間のセリフです。 独自設定(ガバガバ)があります。 ゆっくりは死にません。 比較的愛で すぃー それは木の板に車輪が付いた物体。一切の動力は付いておらず、単体では子供のおもちゃの領域を出ない。 しかし、ゆっくりが乗るとなると状況は変わる。ゆっくりの思い込みを原動力として、すぃーは動き出すのだ。 基本的にすぃーは飼いゆっくり用のおもちゃとして販売されており、ゆっくりはそれに乗って自め…エンジョイしている。 その思い込みを原動力とするすぃーに対しては、エコな乗り物として経済界も注目したこともあったが、肝心の動力源がアレなのでなかなか導入は進んでいない。 加工所系の研究部門で働いている友人から、”すぃー”の試乗を頼まれた。 初めは何を言われているのか分からなかったので、電話口で『バカなの?死ぬの?』とつい言ってしまった。だが、翌日、加工所で現物を見ると友人の言わんとするところは理解できた。 友人が車でけん引してきた”すぃー”は、鉄板に自動車にありそうなタイヤが取り付けられ、雨風をしのぐボディーもある。ボディーは加工所の透明な箱の応用で作られたようだが、制作方法は企業秘密とのこと。ぱっと見、車っぽいが…これ運転するのか? 『これ、実際どうなの?動くのか?』 『動かないものを持ってこないっしょ。まあ乗ってみな』 早速、すぃーに乗ってみる。乗用車と違って、座席はなく、操縦台と同乗者が乗るスペース、後方に荷物を置くスペースがある。胡坐をかいて座ることができ、一応シートベルトも付いているようだ。 『これ、どうやって動かすの?』 『そりゃすぃーだからな。ゆっくりが動かすんだよ。早くお前の飼いゆでも乗せな』 『えー、あいつに運転させんの?死にたくないんだが。チェンジで』 「どおしてそんなこというのおお!!」 『生憎、プロの運転ゆっくりは別用でいないんだよ。残念だがそいつで我慢してくれ。死んだら腹抱えて泣いてやるよ』 『笑ってるんじゃねーかよ』 しゃーないか、と思い、飼いゆのまりさを操縦台に乗っける。 「まりさ、これうんてんしたくなのぜ。やばいおーらさんがあるのぜ」 『どうしてだ?この前、「まりさはななつのたいりくをしはいするはしゃなのぜ!」とか言ってただろ。すぃーくらい楽勝だろ、覇者さんよお』 「それじょうだんにきまってるでしょおお! これまじでやばいのぜ! しぬのぜ!」 『ドンマイ。時間の無駄だから行くぞ』 のろのろとすぃーが動き出す。俺とまりさを乗せたまま。 結構ノロいな……。 『おい!何やってんだ!』 「うごかないのぜぇえ!! だれかたすけ……」 まりさが喋っている途中で、すぃーの前輪が浮き上がる。そしてそのままひっくり返りそうになるタイミングで友人から声がかかる。 『大丈夫か?結構エンジョイしてるなお前ら』 『これが楽しそうに見えるか?』 『すげー楽しそうに見えて羨ましいわ。でもそれウチの試作品だからな。壊したら弁償だぞ?』 『それは最悪だ。まりさ、これ何とかならないのか?』 「うまくうごかないのぜ!どうすればいいのぜ!!」 『それ、こっちのほうに集中してみ』 友人の言う”こっち”がどっちなのかは分らんが、すぃーは体勢を立て直し、安定感を保って進み始めた。 透明な箱がベースとなっているからか、ほとんど振動を感じず、乗り心地は怖いくらい快適だ。 『すごいなこれ。揺れもあんましないし、これでゆっくりが運転できるなら革命的じゃないか?』 『ああ、ゆっくりにはもったいない乗り物だよ。ゆっくり以外の動物でも使えればもっと良いんだけどなぁ』 『例えば?』 『ゆっくり以外の動物、例えば犬とかでも使えれば、移動の時に便利だろうな。人間だって、もしこんな乗り物があれば楽に移動ができる。ゆっくり以外が使えるようにできれば、加工所は儲かるだろう。あとは……そうだな、工事現場なんかにも使えるかもな。すぃーを使えば人手不足も解消される。まあ、ゆっくりでしか動かないのがすぃーなんだけどな。さあ、コースに入った入った』 バイクに乗った友人に誘導され、俺とまりさを乗せたすぃーは加工所内のコースに入る。 『何でもあるんだな、加工所って。教習所みたいだ』 『いろんな実験をしてるからな。これくらいないとな。早速だが、この道を全力疾走してくれ』 「こわいのぜ。これぜったいやばいやつなのぜ…」 『ビビってんのか?これじゃあ、いつまでも雑魚ゆだな。近所のアホまりちゃ以下だな』 「わかったのぜええ!!!」 『おっ、マジで走る気になったのか?』 「まりさはつよいのぜ。こんなきほんこーすなんかへっちゃらなのぜ。すぃーさん、がんばるのぜ。いくのぜ!」 急加速するすぃー。車内のスピードメーターを見ると、あっと言う間に時速40キロに達した。 『かなりはええなこれ!結構こわいぞ!』 『ちゃんとカーブは曲がってくれよな!』 「ゆっくりりかいしたよ!!」 いい感じにカーブを曲がっていく。普通のすぃーすら乗ったことがないまりさにこんな才能があったとは。羨ましくてなんか腹立つ。 家に帰ったら、まりちゃのうんうんでも食わせてやろう。 『いい感じだまりさ!この調子で頼む!』 「ゆっ!まりさはかぜさんになるのぜ!」 『あのー 楽しそうな時に水差すのはアレだが、ちゃんとやることはやってもらうからな』 『やることって何だ?もう乗ってるじゃねーか』 『乗って終わりなワケないだろう。ほら、そこにあるだろ?レバーみたいなのが』 確かに、操縦台の横にレバーのような物がある。 『そのレバー横のボタンを押してみろ』 言われた通り、ボタンを押すと、すぃーのライトが点灯した。別のボタンを押すと、ウインカーが点灯した。 『おお!すげー!』 『希少種でもない限り、ゆっくりの思い込みじゃライトやウインカーは点かないからな。法令順守だよ。ちなみに上のボタンを押しながらレバーを引くと、強制ブレーキだ。試しにやってみな」 「ゆっくりりかいしたよ!」 まりさが操作しようとするが、一本しかおさげのないまりさではどうにもならない。 『こればっかりは人間の操作だな。まだ改良が必要な分野だ』 『これ、商品化しないのか?』 『これはあくまでも試験用だ。課題が多すぎて販売はまだ先かな。さて、そろそろゴール地点が見えてきたぞ』 「ゆっくりりかいしたのじぇええ!!すぐにすぃーさんをとめるのぜ!」 『止めるのはゴール過ぎてからにしてくれよな』 ゴール地点を過ぎ、すぃーを止めた。俺がレバーブレーキで止めたのでまりさは不満げであったが気にしない。 『次は何をすればいいんだ?』 『ああ、こっちのコースだ』 友人が指し示す方を見ると、そこにはS字やクランクといった教習所の難所あるあるのコースがあった。 『いや、無理っしょこれ。普通の教習所より難易度高くね?』 『2種免を想定したコースだからな。大変だろうな』 『なんでそんなもん作ったんだよ』 『そりゃあ、お前、2種免許の試験ってのはとにかく難しいんだよ。これくらいのコースにしておかないと対応できないだろ』 『そりゃそうだが、すぃーと関係ないだろ』 『それが関係あるんだよ。先行事例だと、すぃーを活用したタクシーとかも考案されてる。客乗せるなら2種免の技能くらい必要だろ』 「まりさ、にしゅめんさんなのぜ?」 『そうだな。頭まりちゃの2種免だよ』 「どおしてそんなこというのおお!」 『だってお前、絶対受からないじゃん』 「う、うるさいのぜ!まりさはつよいのぜ。あんなのらくちんなのぜえええ!!」 『はいはい、頑張れ頑張れ』 「ゆぎい…」 そんなこんなで2種免コースへ。俺も無理だぞこれ。 『じゃーさっそく行ってみようか。それ、はよ行け』 「ゆん!」 まりさのすぃーは順調に進んでいく。 『うん、上手いな』 『当たり前だろ。サポート機能付けてるんだから、このくらいはできて当然。さあ、次のカーブは?』 「まりさをみくだすとはいいこころがけなのぜえ!!」 そう言いながら、カーブを曲がっていく。なかなかスムーズだ。 『すごいな!よし、そのままいけ!』 「まけないのぜ!」 一体何と戦っているんだか。その後もまりさは、難なくこなしていく。 『すげえなお前!こんなに上手くいくとは思わなかったぞ。やっぱ加工所製の乗り物は違うな』 『だろ?もっと褒めてくれてもいいんだぜ?』 『はいはい、凄いです。』 『そっけないな、お前。お、そろそろ難所入るぞ。次左曲がれ』 「ゆっくりりかいしたよ!!」 と言いながらまりさはクランクポイントをスルー。即、レバーブレーキで停止。 「どおしてとめるのおお!いまいいとこだったでしょおおお!!」 『おい、コース外れてるぞ。家帰ったらでいぶの刑な』 「かんべんしてほしいのぜ!」 コースに戻ると、またすぃーは進みだす。難所クランクも何とか脱輪せずに進んでいく。 『ほら、あと少しだ。頑張れ』 「がんばるのぜ!すぃーさんがんばれぇー」 『その調子だ!よし、そこ右曲がればゴール…じゃねーな。まだあったわ』 「ゆ!?」 右折しようとしたところで、急停止。止めたのは俺でもまりさでもない。目の前には障害物があったが、まりさはポカーンとしている。 『はい、よく見てみろ』 友人の声にまりさは目を凝らすが、何も見えない。 『見えねえよな?じゃあ、ヒントだ。そこに何があると思う?』 「わからないのぜ……」 『答えは木箱だよ。お前のすぃーの前に障害になるような物が置いてあるのわかるか?』 「ゆっくりりかいしたのじぇ!!もうすこしまえにでてほしいのじぇええ!!」 『残念。前に出たところでお前には認識できないはずだ。なんせお前らのいう”けっかい”が施されてるからな!』 「ゆ?」 『簡単に言えば、人間からは見えるけど、ゆっくりからは見えなくなっているわけだ。これがいわゆる、インビジブル・ブロックというものだ。覚えておくといい』 「ゆっ、ゆうう!!まりさにいじわるするきなのかぜええ!!!」 『インビジブル・ブロック?そんなもの初耳だが…』 『(今作ったんだよ。とりあえず合わせてくれよ)』 『(めんどくせえ…)』 『ともかく、運転するゆっくりには限界があるからな。この辺はこっちの技術で何とかしないと路上は走れない』 『自動ブレーキみたいなものか?』 『その理解でいい。ただ、ゆっくりの思い込みを応用してる点は違うけどな。原理は教えねーぞ』 『別に聞きたくないから言わなくて良い』 「もうしゅっぱつしてもいいのぜ?」 『ちなみに、今乗ってるすぃーには、特別製が搭載されている』 『そんなにすごいのか?』 『ああ、あれは特別なんだよ。まりさ専用に作られた専用システムだ。通常の車ではできないこともできる』 「まりさをむしするとはゆるさないのぜえ!!」 『うるさいな。とにかく、あのインビジブル・ブロックも問題なく通過できるようになるから安心しろ。それに、万一ぶつかりそうになったとしても大丈夫だ。ちゃんと別の策は講じてある。』 『対策済みなら良かったよ。じゃあ、行くぞ』 「ゆっ!いくのぜ!」 すぃーはゆっくりと前進し始めた。そして、難なく障害物を通過する。これぞ技術の賜物。 「できたのぜえええ!!」 『すげえな。きれいに避けて進みやがった。でも狭い道だと難しいなこれ。障害物どかさないと無理だろ』 『普通は車が進めないレベルの障害物が路上に散乱してたら、片付けるか警察呼ぶだろ。』 『そりゃそうだな』 「ゆっくりりかいしたのぜぇえ!つぎいくのぜえ!!」 『おう』 2周目に入り、次のポイントに差し掛かる。 『よし、次はここで曲がりたい方向に思いっきり進んでみろ。』 「わかったのぜえ!」 まりさは言われた通り、舵を切る。しかし、車は一向に曲がらない。 『うん、そう来ると思ったよ。まりさ、ちょっと止まってくれるか?』 「どうしたんだぜ?」 友人の言葉に不思議そうに反応するまりさ。 『ちょっとだけ、すぃーの向き変えるだけだから。』 「ふーん。分かったのぜ」 すぃーを停止させるまりさ。友人はすかさずすぃーに乗り込む。人間2人乗れるのかこれ。 『何やってんだ?』 『いいから見てなって』 友人が何やら操作を行ってすぃーの向きを変えると、目の前には、木箱。 「ゆゆ!?」 驚くまりさ。 『やっぱりな。お前ら、インビジブル・ブロックに引っかかってたぞ』 「ゆっくりりかいしたのぜ。でもどうしてこんなところに?」 『お前らがぶつかる前に回避させるためだよ。インビジブル・ブロックの先にある障害物を回避できるように、あらかじめ設置しておいた』 「ゆっくりりかいしたのぜ」 理解してるのか、コイツ。それよりも… 『俺も理解できないんだが。つーか、さっきのブロック見えなかったぞ』 『そりゃ、最新の光学迷彩使ってるからな。よく目を凝らさないと見えないぞ』 『普通教習所に光学迷彩なんてあるか?』 『ねーよ。でも路上出れば何があるか分からねーだろ。こっちはいろんなリスクを考慮してるんだ。ちなみに、この先には”透明な柱”があったぞ』 『ロクでもねーな』 『まあまあ、とりあえず次行こうぜ。次は右折だ』 『了解』 「ゆっ!」 友人がすぃーから降り、試乗再開。 とうとう3周目に入り、いよいよ最後のチェックポイントだ。ここさえクリアすればひとまず終了らしい。 『まりさが運転して、障害物を避けて進む。最後に駐車ポイントで停止して終了だ』 「まかせるのぜえ!!」 『気合い入ってるな』 「あたりまえなのぜえ!!このさきにいけばおちびたちがまってるのじぇ!!」 『お前におちびなんていないけどな。あと少し、頑張れよ』 「もちろんなんだぜえ!!」 最終コーナーに入る。すると、突然まりさの身体が宙を舞った。 「うわああああああ!!!!」 『まりさ!』 「いてて……。どうなったんだぜ……」 何とか地面への落下は免れたまりさは、辺りを見渡す。 『あそこだ』 友人の声につられて上を見ると、そこには標識が見えた。標識には、”強風注意”と書かれていた。 「あぶないのぜえ!!」 『落ち着け。大丈夫だ。さすがに吹っ飛ぶレベルには設定してない』 『結構突風だったぞ。驚いた』 『まあ、そこは安全装置でどうにかなるようになってるからな。それより、まりさは大丈夫なのか?怪我とかないか?』 「だいじょうぶなのぜ!まったくもう、びっくりさせないほしいのぜ!!」 憤慨するまりさ。そりゃそうだ。 『お、ゴール見えてきたぞ』 ゴールポイントである駐車場には、すでに数台車が止められていた。てか、全部重機じゃねーか 『あの間のところに止めてくれ。それで終了だ』 「わかったのぜ!」 無事、すぃーは駐車に成功した。 『よし、これで試乗は終わりだ。まあまあの結果になったな』 「やったのぜええええ!!!」 達成感に喜ぶ俺とまりさだったが、友人が制止をかける。 『まだ終わってないぞ』 「ゆ?」 『すぃーから出るまでが試乗だからな。油断するな』 『普通に降りりゃいい話だろ』 『お前、免許持ちだろ?ちゃんと周囲の確認してから出ろ。まわりは重機ばっかだし、ましてや死亡フラグの塊であるゆっくりと一緒なんだから』 『ああ、そうだな』 「ゆっくりりかいしたのぜえ!」 そう言うまりさを連れ、俺は車から出た。 『忘れ物はないな?』 「うん!ぜんぶもってるのぜ!!」 『よし、それじゃ、今回の試乗は終了だ。お疲れさん!』 こうして、俺とまりさの謎のすぃーの試乗会は終わりを告げた。 まあ、正直友人のアシストなしで乗るのはごめんだ。 「ありがどう、もひかんさん!!」 『おう、また何かあったら言ってくれ。力になるから』 「ゆん!!つぎはおちびたちもいっしょにくるのぜえ!!」 『だからお前におちびいねーだろ。』 「どおしてそんなこというのおお!」 『まあいいか。今度は家族連れで来な』 「ありがとうなのぜえ!!」『良くないんだが…もうこりごり』 『はいよ。んじゃ、気をつけて帰れよ』 「ゆっくりりかいしたのぜええ!!」 そう言って俺とまりさと友人は別れた。 さすがに親を連れて乗ることはないな。さっきは友人にあんなこと言ったが、また機会があれば乗ってみたいとは思う。
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【ぱちゅりーとお姉さんとすぃー】 すぃー。 四角い板に車輪が付いただけのそれは、ゆっくりの自動車だった。 エンジンもハンドルもない。燃料を容れるところも存在しない。強いてあげれば、乗車するゆっくりの感情と思考が燃料であり、またハンドルである。 すぃーは一定数以上の群れに自然発生するが、適当な板におもちゃの車輪を付けたものでもすぃーとなる。要は、ゆっくりが「これは自分が乗って動かせるものだ」と認識できればよいのだ。 ――――― ここはすぃー教習所。といっても建物が並んでいたりきちんと整備された道路があるわけではなく、適度に開けた場所に石や木の枝をそれっぽく置いただけの簡素なものである。 曲がり角や障害物の傍には教官のゆっくりがおり、各場所で運転のチェックをする。 しかし、何故これほどまでに整った設備が形成されたか。それには、このような背景がある。 ――――― この群れにすぃーが発生して間もない頃は、事故も少なかった。だが、次第にすぃーが数を増やしてくると、速度の出し過ぎや不注意などでの事故が多発するようになった。 すぃーにより群れの行動範囲は広がったが、その弊害として、轢かれたり撥ねられたりして命を落とすゆっくりが出てきたのだ。 長ぱちゅりーは、教習所を設立して筆記と実技の学習およびテストを行い、合格した者に免許を発行することにした。 反対意見もあったが、みすみす仲間を事故で死なせるわけにはいかない。群れのゆっくりの大半は、長ぱちゅりーの案に賛同した。 かくして、 「免許を持たずにすぃーを運転したゆっくりは群れを追放」というルールが作られ、教習所は開始された。 ――――― すぃーは操作の簡単な乗り物だ。思考によって動く乗り物だから、性格の穏やかな者や思慮深い者が乗れば安全な運転になる。 が、凶暴だったり浅慮な者が乗れば暴走をしかねない。そのための教習所であり、そこには以下のカリキュラムがあった。 1.操作や交通ルールの筆記学習 2.事故の対処の仕方、応急処置の実技学習 3.すぃーに乗り実技指導 の三つである。1から段階をおいて学習させることにより、安全を徹底させる。三つともそれぞれ一日をかけての勉強であり、勉強嫌いの者はそれだけで免許を取得できないが、もとよりそんな者に免許を与える意義はない。 受講料は果実や昆虫などの食料、もしくはすぃー用道路整備の労働でもよしとされた。 教官は長ぱちゅりーが選出した優秀なゆっくりたちであり、彼らと長ぱちゅりーが最初期に免許を取得したゆっくりである。 教官ゆっくりの持つ色付きのどんぐりが認可の証で、三つの色付きどんぐりを持った者が長ぱちゅりーのテストを受け、合格と見なされた者に長ぱちゅりー手書きの免許証が手渡される。 群れのゆっくりにとって、権威ある長ぱちゅりーから直々に渡される免許証とは栄誉の証であり、また信頼を置けるゆっくりであることを証明するものであった。 ――――― 「れいむ、長であるぱちゅりーの質問にしっかり答えてね。 ……すぃーにのるときに確認することは?」 「まわりをみて、ほかのすぃーがきていないか、ちかくにだれもいないか、しっかりかくにんするよ!」 「坂道をくだるときはなにをするのかしら?」 「おりますよー! っておおきいこえでいって、さかみちのさきのすぃーやゆっくりにしらせるよ!」 「すぃーを運転するときにこころがけることはなに?」 「あんぜんうんてんだよ! いくらいそいでいても、すぴーどをだしすぎてはいけないし、つねにまわりにちゅういしなきゃだめだよ!」 「……むきゅ! 合格よれいむ! 免許証さんをあげるわ!」 「ゆわーい!」 ――――― 長ぱちゅりーは満足していた。すぃーの発生と、それに伴う事故の発生には戸惑ったものの、教習所の設立によりかなり改善された。 ほとんどのおとなのゆっくりはすぃー免許証を持ち、群れの発展に多大な貢献をしていた。 すぃー用道路と歩行ゆっくり用道路はきれいに分けられ、標識も見やすく設置されている。 「お姉さん、ぱちゅりーがんばったよ……」 長ぱちゅりーは、かつての飼い主の顔を思い出していた。 ――――― 長ぱちゅりーは、子供のときに親に捨てられた。赤ゆっくりの頃から聡明で、たびたび両親に意見したため、 「生意気だ」 と疎まれたのだ。両親は自分たちよりも知能の高い子供に嫉妬していたのだ。 運動が得意ではない長ぱちゅりーにとって、一匹になることは死と直結していた。途方に暮れた長ぱちゅりーを見つけて拾い育ててくれたのが、お姉さんだった。 お姉さんは長ぱちゅりーの聡明さとかわいらしさに惹かれ、長ぱちゅりーはお姉さんの優しさに懐いた。 お姉さんはドライブが好きで、長ぱちゅりーも連れていってくれた。 窓を開けると、涼やかな風が肌をなぶる。残像となって揺らめく景色のなかに、黒い陰が見えた。 お姉さんとの楽しい生活は、不意に終わりを告げた。 衝撃が全身を突き抜け、空気がうなりをあげて、お姉さんと長ぱちゅりーは空を舞った。 飛び出してきた大型の車とぶつかり、一人と一匹は路上に投げ出されたのだ。 ゆっくりである長ぱちゅりーは体が軟らかい。衝撃を上手く吸収し、なんとか命を留めた。しかし、人間のお姉さんは違った。あらぬ方向に曲がった手足、裂けた衣服の奥からは血が流れている。助からないと一目でわかった。 それでも、お姉さんは気力を振り絞って長ぱちゅりーに言葉を遺した。 「お姉さん、ずっと一人だったんだけどね……ぱちゅりーがきてから、寂しくなくなったんだよ。……私はお父さんとお母さんに見捨てられちゃったけど……ぱちゅりーはかわいいし、あたまがいいから……。また、家族みんなと仲良くなれるよ」 眼は虚ろに、光は薄くなる。深く息をついて、押し出すようにして言葉を紡ぐ。 「ごめんね……二人で、ずっとゆっくりしようねって言ったのに、約束破っちゃったね……。ごめんね……また、会えたら」 何も見えなくなった瞳を動かし、震える唇でもう一度、約束する。 「……今度は絶対……ずっと、一緒に………………」 それきり、お姉さんは動かなかった。長ぱちゅりーがいくら声をかけても、約束の言葉を繰り返しても、お姉さんの大好きなお菓子を分けてあげると言っても、笑ってくれなかった。 ――――― お姉さんの家族は顔を真っ赤にして泣いていた。見捨てられてなんかいない。自分も、そうだろうか。家族は、待ってくれているだろうか。 お姉さんは白い煙になって真っ青な空に昇っていった。 瞼の裏でほがらかに笑うお姉さんと再会を約束して、群れのある森へと帰っていった。 ――――― それから紆余曲折があった。両親と和解し、群れをまとめ、制度を作る。優秀さを古老のゆっくりに認められ、初代の長となった。 忙しさのなかで、お姉さんとの思い出も悲しみもしだいに薄れていった。 すぃーは危険な乗り物だが、悪いことばかりではない。注意するべき点を熟知していれば、事故は未然に防げる。 それでも、避けられない不幸というものはある。背負わねばならない悲しみもある。だから、長ぱちゅりーは自分のように悲しむゆっくりも人も少なくなればいいと思う。 零が無理だとしても、限りなくその近くへ。 長ぱちゅりーは今日もせっせと、免許証発行の準備をする。 頑張る長ぱちゅりーの姿を見て、後ろでお姉さんが笑っている。そんな気がして振り返ってみても、そこには誰もいなかった。 ――――― 《すぃー運転免許証》 むきゅ! 合格おめでとう! あなたは長ぱちゅりーが認めたゆっくりよ! 急がず焦らず、ゆっくり運転していってね!!! 完
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『すぃーはゆっくりできない』 14KB 制裁 野良ゆ 赤ゆ ゲス 現代 独自設定 運転が上手くなりたい。 ・台座に車輪がついた物はすぃーになる設定。 ・他にもすぃーに関して独自設定多め。 ・お兄さんがやらかしてます。 すぃーはゆっくりできない 「ふんふんふ~ん♪」 お兄さんは鼻歌を歌いながら、1ヶ月前に購入した自分の車を洗車していた。子供の頃 から車好きだったお兄さん。小さい頃はミニ四駆やラジコンで毎日のように遊んだ。免許 を取得してから5年。1ヶ月前までは親からプレゼントしてもらった支払い総額30万円の中 古軽自動車に乗っていた。乗り心地は良いとは言えなかったが、親からプレゼントされた 大切な車。通常なら2~3年で廃車コースであったが、お兄さんのメンテナンスのおかげで、 5年間も乗ることができた。先月車検が切れると同時に廃車となったが、最後に見たその車 は、お兄さんにお礼を言っているようにも見えた。お兄さんは次の車を探した。いずれこ んな日が訪れる事は予想していた。お兄さんは就職した2年前から必死にお金を貯めていた のである。その甲斐もあって、中古で念願のR◯-7を購入したのであった。 先日、念願の初ドライブに行ってきたお兄さん。長距離運転の後は車に様々な汚れが付 着しているものだ。汚れが落ちにくくなる前に洗車をすることにした。 「んっふっふ~♪R◯-7さん、ゆっくりしていってね~♪」 洗車を終えたお兄さんが縁側でくつろいでいると、遠くからラジコンカーのような大き さをした物体が迫ってくる。箱に車輪をつけたかの様なその物体は、すぃーと呼ばれてい るゆっくり専用の乗り物だ。乗っているのは成体まりさが1匹、その帽子の上に子供と思 われる赤ゆっくりが2匹。種類はれいむが1匹、まりさが1匹だろうか。速度は個体によっ て様々だが、多くは人間の自転車より若干速い程度であると言われている。 車をはじめ、大体の乗り物には興味のあるお兄さん。どうやって動いているのか、など と思っていたが、すぃーが速度を緩めずに突き進んでくるのを見ている内に、次第にその 表情は青ざめていく。 (このままでは・・・ぶつかる!) すぃーが向かう先にはお兄さんの車。あの速度で激突したら、間違いなく両者とも無事 ではすまないだろう。全速力で走りだすお兄さん。だが、無情にもその瞬間は訪れた。 「「「おそ(しょ)らをとんでるみた(ちゃ)い!!!!」」」 お兄さんの愛車とすぃーが激突した。すぃーは粉々に砕け散り、乗っていたまりさ一家 は空中に投げ出される。そのまま車のルーフを飛び越え、ボンネットでワンバウンドした 後、地面に激突した。お兄さんはゆっくりには目もくれず、自分の車に駆け寄った。車は バンパーの部分が若干凹んでいた。比較的軽く脆いすぃーとは言え、時速40kmを超える速 度でぶつかったのだ。 「あ・・・あああっ・・・」 ショックで言葉も出ないお兄さん。そんなお兄さんを尻目に、奇跡的に無事だったまり さ一家はギャーギャー喚きだした。 「ゆわぁぁぁん、いちゃいのじぇぇぇぇ!」 「れいみゅのきゃわいいおきゃおがぁぁぁ!」 「おちびちゃんだぢぃぃぃ!しっかりじでねぇぇぇ!」 近所迷惑な事間違い無しの大音量で喚くまりさ一家。しかし、お兄さんは車の事で頭が 一杯である。お兄さんの頭の中では、大切にしていたマイカーに傷がついたショック。修 理費はいくらかかるのか、保険は適応されるのか等、様々な感情が渦巻いていた。 「ゆがぁぁぁ!くそにんげん!!!おまえのすぃーのせいでおちびちゃんたちがけがし ちゃったのぜぇええ!ゆっくりいしゃりょうさんをよこすのぜぇえええ!」 「「ゆわぁぁん!まりしゃ(れいみゅ)たちいたかったんだよ!おわびにあまあまをよこ しゅんだじぇ!」 まりさ一家がお兄さんの存在に気付いた。間髪いれずに虐待鬼威惨が聞いたら一瞬で潰 されるような台詞を吐き始める。近距離で自分に向けられた罵声がやっと耳に入ったよう だ、ようやくお兄さんはまりさ一家に気付いた。加えて、自分の大切な車を傷つけられた 怒りがお兄さんの中で強くなっていく。 「じじい!きづくのがおそいんだぜ!はやくいしゃりょうとしてあまあまをよこすのぜ!」 その台詞を聞いて、お兄さんの怒りのレベルがマックスを一気に超える。人間は怒りを 通り越したら逆に冷静になるという。お兄さんは冷静にゆっくり達を掴み上げ、庭の片隅 に放置されていたダンボールにぶちこむ。 「おい、お前ら。このすぃーはお前たちが以前から持っていた物なのか?」 こんな街中ですぃーを持っている野良がいたら確実に目立つはずである。しかし、お兄 さんはそんな野良がいるなんて話は聞いたことがなかった。これには確実に裏がある。冷 静になったお兄さんはそのように考えたのだ。 「ゆゆっ!?ゆっ・・・ゆぅぅ・・・そうだよ!このすぃーはずっとまりさのものなんだぜ!」 すぐに反論するまりさだが、バレバレである。確実に裏があると判断したお兄さんは、 ダンボールの中から赤まりさを取り出した。 「本当だな?嘘をついていたら、この赤まりさは潰すぞ?」 「ゆううう!?どぼぢでそんなことするのおおおおお!?」 慌てふためく親まりさ。嘘をついているのだから当然だろう。 「どうしてそんなに慌てているんだ?別に嘘をついていないなら問題ないだろう。それ とも、嘘をついていたとでもいうのかな?」 「ゆうううううう!とうぜんなんだぜえええ!まりさはうそなんてついてないんだぜえ ええ!!!」 親まりさはしらを切り続けるようである。お兄さんは親まりさに質問しながら、このす ぃーは人間が飼いゆっくりに与えた物ではないかと推理した。飼いゆっくりに与えられた すぃーには登録ナンバーがついている。これを利用すれば、まりさを更に追求することが できる。お兄さんは更なる追い打ちをかける。 「わかった。それじゃあ、あそこに転がってるすぃーの残骸を調べてみよう。誰かの持 ち物だった場合、登録シールがついているからすぐにわかるからな」 「ごべんなざいいい!ごのすぃーはこうえんのちかくのにんげんさんのおうちのまりさ のものでずうううう!うぞじゃないでずうう!だからおちびちゃんをたすけてくださいいい!」 お兄さんの言葉を聞き、嘘が簡単にバレると判断した親まりさはあっさりと自白した。 ふむ・・・公園の横には愛で一家で有名な田中さんが住んでるな。あそこのゆっくりはま りさだったはずだから、きっとあそこだろう。お兄さんは一家が入ったダンボールを抱え ると、田中さんの家へと向かった。 「はい、これはうちのまりさのすぃーですね。・・・いえいえ、どうもありがとうございました」 田中さんと今回の事の経緯について話し合った。まりさ一家の処分は田中さんにお任せ したが、愛で派の田中さんは、自分の飼いゆっくりに怪我を負わせ、すぃーを奪ったまり さ一家にも重い処罰を下すことが出来なかったようだ。ただ、 「このまりさ一家の事はお兄さんにお任せします」 この一言が田中さんの本当の心を表しているかのようだった。 家に帰ってきたお兄さんは、まりさ一家の入ったダンボールに餌として生ごみをぶち込 むと、すぐに作業を始める。 「「「だせえええええ!ここからだせえええっ!まりさたちはゆるされたんだよっ!」」」 一家がギャーギャー喚いているが、気にしない。 「ここに台座をつけて・・・・よし、完成だ」 お兄さんが作ったのは、ミニ四駆を2台連ねた上に台座を付けた物、台座の大きさは折 り紙1枚程で、丁度成体のゆっくりが乗ったら丁度いいような大きさだ。それに、この高 さなら車を傷つける事はないだろう。何故このような物を作ったか、実はこれはすぃー の代わりになるのである。適当な台座に車輪をつけただけの物でも大丈夫らしいが、今 回はある趣向のために、このような物を用意した。お兄さんはダンボールから親まりさ を取り出して台座に貼り付ける。 「ゆがあああっ!なにするんだぜえええええ!」 親まりさが暴れるので、中々糊がくっつかない。強力な接着剤を使っても良かったの だが、これはお兄さんのまりさ一家に対する救済でもある。必死にもがく親まりさを抑 えつけ、なんとか固定させる事に成功する。 「おい、まりさ。今からこのすぃーと俺のすぃーで競争してもらう。お前が勝ったら そのまま帰してやろう。ただし、お前が負けたら永遠にゆっくりしてもらう」 「ゆゆっ!まりささまがまけるわけないんだぜ!」 二つ返事でOKを貰う。準備は整った。お兄さんはまりさ一家を車に乗せて、深夜の某 県道へと向かう。ここは数キロに渡って直線が続く絶好の環境。更に田舎のため、1時 間に通る車の数は1台あるか無いかという好条件。今回の趣向にはぴったりの場所であ った。 勝負のルールは10キロの道をどちらが先に走破するかという単純な勝負である。更に お兄さんはハンデを設けた。スタート地点を某農業組合の倉庫としたA地点、ゴールを路 肩にある大きな木を目印としたC地点とし、その中間にバス停が目印のB地点を設ける。 お兄さんはB地点からA地点に向い、更にC地点を目指さなければならないというハンデだ。 簡単にいうと、お兄さんはまりさの1.5倍の距離を走るという事になる。 「ただでさえまりさについてこれるかわからないのに、はんでさんをつけるなんてば かなにんげんなのぜ。おちびちゃんは、まりさがぜったいにまもるのぜ!」 「「おちょーしゃんきゃっこいい!」」 お兄さんの車がA地点へ到着する。 「俺はこれからB地点へ向かう。ここからはお互い意思疎通ができなくなる。だから、 スタートは5分後とする。5分数えたらスタートしてもらって構わない」 「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」 B地点へ向かうお兄さん。それを見てまりさはカウントを始める。 「1・・・2・・・3・・・たくさん・・・ゆあああああっ5ふんってなんなのぜえええ!」 餡子脳は3以上の数字を数えられないのであった。勿論お兄さんはそんな事わかって いる。どうせ数えられなくてすぐに出発するだろう。しかし、それでも追いぬいてや る。これはお兄さんのハンデの一つでもあった。 「「おちょーしゃん!もうしゅっぱつしようよ!どうせばかなにんげんはおちょーし ゃんにかてないんだから、いつしゅっぱつしてもいっしょだよ!」 「ゆっ!そうだねっ!それじゃあおちびちゃんたち、まりさのおぼうしにのるんだぜ!」 親まりさのお帽子の上に赤ゆ達が乗り込む。白いリボンを赤ゆ達が"はむっ"と咥える と、親まりさは出発の合図をした。 「それじゃあおちびちゃんたち、ゆっくりしゅっぱつするのぜ!」 親まりさが動けと念じると、すぃーはゆっくりせず、いきなりトップスピードで走りだ した。 「ゆゆー!まりさかぜさんになってるみたいなのぜ!」 先刻田中さんの飼いゆから奪ったすぃーとは比べ物にならない速さである。お兄さんが 子供の頃に奮発して購入したプラ◯マダッシュモーターが影響しているのか、とんでもな い速さである。時速50キロ以上は出ているのではないだろうか。 ((おちょーしゃん、すっごいはやいよ!)) 声を出してはしゃぎたい赤ゆ達であったが、リボンを咥えていなければ、あっという間 に空中へ放り出されてしまうだろう。心の中で親まりさに声援を送っていた。しかし、こ の時点で気付くべきだったのだ。これだけ速く走っているのに、一向にお兄さんのすぃー を確認することが出来ないという事に。 お兄さんはB地点からA地点の方角を眺めていた。すると、遠くに車のライトにしては弱 々しい光を確認することができた。十中八九フライングスタートしたまりさのすぃーであ ろう。思ったよりも速度が出ているようだ。ライトを搭載しておいて正解だった。お兄さ んはそう感じていた。 「さて、予定より早いが、そろそろ行きますか」 お兄さんは愛車のエンジンをかけると、一気にアクセルを踏み込んだ。急加速するお兄 さんの車。その速度は一気に100キロを突破した。勿論速度違反だが、気にしたら負けだ。 発車してすぐにまりさのすぃーとすれ違う。両者がすれ違う時に物凄い風がまりさのすぃ ーを襲う。自転車でトラックの近くを走った時に飛ばされそうになるぐらいの風に襲われ た経験はないだろうか。ゆっくり達にとって、その風は驚異的な物である。 「ゆががが・・・ばりざのかたぢがかわっちゃいそうだぜ・・・」 掴まる物がない親まりさは必死に耐えていた。糊で足を固められていたのも幸いしたか、 なんとか飛ばされずにすんだようだ。 「ゆ!だいじょうぶだったみたいだぜ!」 「おしょら・・・」 しかし、大丈夫なのは親まりさと、赤ゆでも比較的力の強い赤まりさだけだったようで ある。赤ゆで力が弱い赤れいむは、風圧に耐えきれず、そのまま吹き飛んでいった。親ま りさと赤まりさは確認することができなかったが、数秒後に道路には何かが叩きつけられ たような黒い染みができていた。 「ゆ゛ぁぁぁっ!!!おぢびぢゃーん!!!」 どうしてこんな事に・・・とまりさは思った。しかし、泣いてどうにかなる事でもない。 自分が負けたら、残ったおちびちゃんも含め、全員殺されてしまうのだ。今すぐすぃーを 止めて、死んだおちびちゃんの元へ向かいたいという衝動を抑え、まりさはすぃーを走ら せた。しかしその頃、あっという間にA地点へ到達したお兄さんが、C地点へ向かうために 初心者マークとは思えない手際の良さでUターンを開始したのであった。 ゴールはまだなのか、まりさはそんな事を考えていた。あれから何分たったのだろうか。 辺りが暗い事、ゆっくりでは経験の無いであろう移動距離、移動速度という事もあって、 まりさからは時間の感覚が失われていた。 「かわいいかわいいまりさのおちびちゃん・・・れいむがのこしてくれたおちびちゃん ・・・まりさが絶対にまもるんだぜ・・・!」 まりさの気持ちが思い込みの力を増幅させたのか、まりさのすぃーは時速70kmに達して いた。普通では考えられない速度である。お帽子の上の赤まりさも、飛んでいってしまわ ないよう必死にリボンを咥えている。 「ゆーん!おちびちゃん!きっともうすぐごーるさんなんだぜ!」 その時、遠方に大きな木が見えた。ゴールである。まりさはやっとゴールできるんだ、 という嬉しさで餡子が熱くなった。しかし、徐々に見えてきたわけではない。急に見えた のである。何故大きな木はいきなり現れたのだろうか。まりさは気づいてしまった。後ろ からまりさのすぃーとは比べ物にならない強い光が迫ってきている事に。大きな木はあの 光に照らされて見えるようになった事に。 そこからはあっという間の出来事であった。お兄さんのすぃーがあっという間にまりさの すぃーを追い抜く。再び発生した風に耐える親まりさと赤まりさ。前回は耐えた2ゆだ。 今回も大丈夫のはずだった。しかし・・・ 「まりちゃのおぼうちさん!とんでいかないでね!ゆっくりもどってきてね!」 風圧で赤まりさのお帽子が飛ばされた。それに反応して赤まりさは声を出してしまった。 今声を出したら、そのまま飛ばされていってしまうことも忘れて・・・。 「おしょらをとんでるみたい!!!」 あっという間に吹き飛んでいく赤まりさ。先程よりも速度が出ていたためか、とんでも ない距離を飛ばされた赤まりさは、最早どこに落ちたかもわからない。ただし、永遠にゆ っくりしたことだけは間違いないだろう。 「どぼぢで・・・どぼぢでこんなことに・・・」 ゴールでうなだれる親まりさ。それを冷めた目で見ていたお兄さんは、そんな気持ちは お構いなしといったように、親まりさに最後通告をする。 「悲しんでいるのは結構だが、約束は約束だ。お前には永遠にゆっくりしてもらう」 しばし俯いていた親まりさだったが、何かを心に決めたように、すっと顔を上げる。潔 く死を選ぶのか、と感心したお兄さんだったが、彼は餡子脳という物を理解していなかっ た。 「もうやだ!おうちかえる!」 すぃーを急発進させる親まりさ。その速度は時速80kmを超えているだろう。おちびちゃ んを守る!と言っていた時よりも速度が出ているのは、やはり一番大切なのは自分という 事だろう。お兄さんはため息を吐きながら、すぃーを走らせた。その時速は130km以上で ある。 「まりさはゆっくりするんだぜ・・・またおよめさんをみつけて・・・おちびちゃんた ちをつくって・・・とにかくゆっくりするんだぜえええええ!」 そんな事を考えている親まりさに、神がいたとしても味方するはずがないだろう。当然 のようにお兄さんのすぃーはあっという間に追いついた。 親まりさが最後に見たのは、唸るようなエンジン音と共に迫ってきた、後ろから照らす お兄さんのすぃーの強烈なライトだった。 「まったく・・・これは交通違反をした天罰かね」 路肩に停車した、ボンネットから煙を上げる愛車を見ながら、お兄さんは煙草を吹かし ていた。勿論天罰ではなく、中古車にありがちの購入直後の故障ではあるのだが、お兄さ んはそのように感じていたようだ。 「結局冷静に見えて、頭に血がのぼって何も考えられなかったのは自分だったってわけ だ。ま、取りあえずJAFを呼ばないとな・・・」 本当に冷静になったお兄さん。自分の過ちを反省しながらも、JAFを呼ぶために携帯電 話を取り出すのであった。 END あとがき 最初はミニ四駆に台座つけた物(ゆっくりは操作不能)を車通りの多い道路に走らせて、 後ろから来る車に潰させるって展開を考えてましたが、車大好きお兄さんが、他人の車 が傷つく可能性のある行為をやるわけがないと思って、ストーリーを変更しました。 うちの近くにも、車通りが少ない国道がありますが、なんだかんだでそれなりに広い道 路は物語ぐらい車が通らないってことはありませんよね。 以前に書いた作品 anko2495 一番多いゆっくりは anko2498 日本を支える一大産業(本編) anko2501 胴付きになりたかったまりさ anko2503 新たなエネルギー源 anko2504 冷凍ゆっくり anko2514 新発見、ゆっくりの新しい移動法 anko2516 読書の秋
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「念願のすぃーを手に入れたぞ!」 「おねぇさん、ついにすぃーを手に入れたんだね!!」 苦節数ヶ月……やっと手に入れたすぃーなのだが……。 「あっ! たいへんなことを忘れてたよおねぇさん!」 「ど、どうしたんだちぇん!」 「免許をとってないよ!」 どこでとれるんだよ、すぃーの免許……。orz "ゆっくりきょうしゅうじょ"のSSでとれるよ! -- 名無しさん (2011-04-28 14 18 55) 名前 コメント
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・若干愛で要素があるかもしれない。 ・初投稿です。 ・駄文ナリ。 ・主人公はセリフに「」無し。 私はあるゆっくりを飼っている。 買ったというよりはもらった、といった方が良いかもしれない。 文の前にそのゆっくりについてちょっと話させてもらう。 2カ月前、友人(HENTAI)の家に行った時にそこで飼われてるぱちゅりーが、 まっちょりーになってしまっていた。 ぱ「むきゅ、おにーさん。ぱちぇは無事にまっちょりーになったわ!」 だとさ。 まっちょりーの近くにはリポビ○ンDの空き瓶が転がっていたそうだ。 まぁ、せっかく育てていたから愛着も湧いたようで、 マッチョになろうがどうなろうが、珍しいもの好きな友j(HENTAI)は、 自分がノンケじゃないからどうとかいう理由でそのまま飼っていた。 あの変態野郎。 そこから一週間後、 友(HENTAI)から一通のメールが。 From:ゆ(HENTAI) 題名:無題 早く来てくれ!見たことないゆっくりガチャ・・・ツー・・・ツー・・・ とのこと。 ・・・電話しろよ。 めんどくせぇ文面だな・・・ お前の変なオーラでまた妙なもんでも呼び寄せたんだろ・・・ と思いつつy(HENTAI)家まで車を走らせ(HENTAI)家の呼び鈴を鳴らす。 変「おぉ、よく来たよく来た。これだこれ」 ちょっと待てその前に聞きたいことがある、 あのメールはなんだ。そしてなんでお前はそんな火照ってるんだ 今度はなにをやらかs・・・ ちょうどそこでそのHENTAI家への侵入者の顔を見た。 そのゆっくりの笑顔は、まるで見るものすべてを鯉に・・・ じゃなくて 頭から生えてるコウモリのような翼、さらっと伸びたセミロングの赤髪、 さっきからまっちょりーの頭の周りをぶんぶんぶんしゃか飛んでいる・・・ 「ぱちゅりーさま!!ぱちゅりーさま!!ぱちゅりーさま!!ぱちゅりーさま!!」 k・・・こぁだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああうわぁあああああああああああああああああああんんうわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ バキッ 変「うっさい」 ごめん。 そうです私はこぁが大好きなんです。 ニコニ○動画にうpされているあの不思議な踊りを踊っているこあくまの動画をみて一瞬にしてlove at first sightそれ以来私はこあくまのことが好きで好きでうわああああああああああああああああああルイズぅぅうわあああああああああああああああああああああッっつぅうわああああああああああああああああああああああああああああああああ 変「めけーも!」 ガスッ すまん。 取り乱してすまなかったな。 んで? 変「そいつひきとってくんねえか?そういやあんた珍しいもん好きだろ?俺にはまっちょりーいるし」 正体不明なゆっくりをいきなり友人たる私に引き渡すつもりだったのかこやつは。 まぁこぁなら問答無用で引き取るが。 そういや見たとこバッジないし・・・ 野良なのか?良いのならもらってくけど・・ 変「別にいいよな~まっちょり~」 ぱ「むきゅむきゅむっきゅ~」 うわこいつ人の目の前でまっちょとイチャイチャしてやがる てかその身体でむきゅむきゅ言うな 変「ちゅっちゅっ」 うげっ・・・ 吐き気を催す前にオゲェロロロロロロロロロロロロッロロロロロロロロロロロロロロロロrrrrrr 吐いちゃったZE!(HENTAI宅にて) 退散した。 というわけで今私の家にはゆっくりこぁが居候している。 「こぁ!!」 おぉ! 「こぁ・・」 かわええ・・・ 「ここぁ?」 やばいやはりいつみてもこぁ可愛いなぁやばい鼻血が止まらない 笑みが止まらないウェヒヒヒwwロマンティックが止まらないふんいき←なぜか変換できない バタン 弟「うっせぇ!!!」 バタン ボソッ「・・・・弟に怒られてやんの・・・」 !? 今のは? 「こぁ?」 んなわけないよなぁ~ さぁて、何して遊ぶかなぁ~? そうだ! この子用にすぃーを買ってきたんだっけ。まぁ俗にいう廉価グレードだが。 こぁ。じむかーなしてあそぶか? 「こぁ?じむかな?双子?」 「マ○○○」だそれは。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ↑ スタート すぃーはしってるよな?「こぁ」 それに乗ってこの正方形にたくさん(9個)並べられたパイロンのコースを走ってみるんだ。「こあぁ」 コース取りは分岐がパイロンとパイロンの間「こぁ」の空中にモニターで出「こぁ」るから慣れたら できる「こぁ」だけ速く「こぁ」走「こぁう」っ「こぁ」て「こぁっ」み「こぁ」ような。 スタ「こぁ」「こぁ」ー「こううぁぁ」ト地「こぁ」点は「こぁ」左「こぁ」下「こぁあああああああああ」 か「こぁ」ら「こぁ」だ「こぁ」ぞ「こぁ」?・・・・・・「こぁ」・・・「こぁ」・・・・ 人の話聞いてるか? 「こぁ!!」 よし!←ばか じゃあすぃーとドッキングだ!!・・・こぁ!ぱいるだぁああおおおおおぉぉぉぉんんんんぬ! ボソッ「・・・うっせ・・・」 !? 気のせいだよな。 うんそう気のせい気のせい。あんな可愛いこぁがそんなセリフを吐くなんて・・・ ありえないよなうんうんいやこのうんうんはう○こって意味じゃないんだ相槌なんだ 相槌をつい口走っちゃっただけなんだまさかこぁが・・そう空耳だ残像だ幻想だ まぁこぁが実際そう私に言ってても別段問題はない・・・はぁはぁ・・・ ボソッ「・・・おぉ、きもいきもい・・・」 さぁ、いくのだこぁよ!! 「こぁ!!」 クキュッキュキュ・・・ タイヤを若干鳴らしながらスタート。 「こぁ~!」 おぉ、実際走ってみると速い速い。 スピンターンでちょっとばかしまごつくが結構いいぞ? 家族のゆっくりのタイムより早いんじゃないか? 私は引き出しの2番目からストップウォッチを引っぱり出してきた。 プチッ*start* 「こぁあああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」 見事なドップラー。 プチッ*goal* キキィッ・・「どうこぁ?」 37.77 おっ、なかなかだな・・・ 「こぁーい!!」 うれしいのか。そうかそうか。ちょっとほかのも見てみるか。 タイムの履歴を見る為記録用PCを立ち上げた。 ヴン・・・ おっ、更新されてる。げっ!私の記録がランク外!! 7位 バイトの先輩のまりさ 43.28 6位 友人のぱちぇ 41.21 あいつも走ってたのか・・・ってか体力少ないぱちぇでよくこのタイム出たな。 あっ、だからまっちょに進化したのか。体力がある個体だったんだな。 私のラジコンあんなのに負けたのか・・・ 5位 母のえーりん 40.69 4位 弟の友人のれてぃ39.55 3位 弟のきめぇまる 37.41 さすが幻想郷最速なだけあるな。ただあの首振りながらの運転は大丈夫なのか・・・ 脳震盪とかゲロるとか・・・まぁゆっくりだからいいのか・・・ 2位 親父のゆかりん 37.24 ゆかり速えぇなぁ・・・やはり亀の甲より歳のk※この文章はスキマ送りにされました※ この時点でこぁは4位か・・・ さぁて、1位のタイムは・・・と・・・ 1位 姉貴のぱるすぃ 26.27 っぅああん!!!? ナ・・・ナンジャゴリャァアアアア!!!!!!!(血は出てない) 差がありすぎるだろ!! 「う・・・な・・・」 ・う・・あ・ああ、・・ああ・・・そうだ、しょ・・証拠、証拠の動画を見てみよう。 クリック。 !? 姉のぱる[すぃー]をみて私はあっけにとられた。 な・・・ハナっからすぃーがぜんぜん別物じゃないか!? BOMEXやVEILSIDEなどのワイルド・スピードを彷彿とさせる超凶悪なエアロパーツ、 極限まで肉抜きされたボディ、アルミホイールはフロントに走り屋定番のボルクTE37、 リアに人気のワタナベ8スポーク、ロールバーまで!!なんと、こいつすっげぇちっさいRE01R履いてやがる・・・ ブリ○ストン、ゆっくり人気にあやかってすぃー用のこんなちっこいのも作ってたのか・・・ おそらく見えないところももっとやってあるんだろうな・・・ あの野郎(女です)、すぃーに何万かけてやがんだ・・・ あんな金、一体どこから・・・ 最近峠にも出没してるらしいから、 賭けレースとかやってんじゃないだろうな・・・ おっ、そろそろスタートか。姉の友人が外から撮っているようだ。 ぱるすぃもスパルコ社製のゆっくり専用バケットシートに 飛び乗る。姉に4点式ゆートベルトを締めてもらったところで、 一呼吸置いた後ぱるすぃの目から光が消えた。 どうやら本気モードのようだ。一見茫然自失状態やレ○プ目にも見えるが それが彼女(?)なりのスタイルなのだろう。 例えるとしたらバトル中にニヤつく仁Dのスマイリー酒井みたいなもんか。 一見するとラン○ボⅨにそっくりなすぃーが唸り声をあげる。 ぱるすぃのテンションと同調させてラ○エボⅨサウンドをトランクから流している様だ。 ヒュボンッ うおっ!火でた!! 動画の説明文によると、 マフラーにライターの圧電素子を流用して作った点火プラグに、 薄く溶いたエンジンラジコン用のオイルを吹いてるそう。 芸が細かいな姉貴・・・ 自作シグナルが点灯する。 青になった。 と、同時にパパパパパンッとアフターファイアさせながらフル加速していくぱるすぃー。 4つのタイヤ全部空転しているからおそらく4駆に改造したのだろうか。 すぃーをあんなに空転させるなんて・・・ 「余裕の音だ、馬力が違いますよ」 !? こぁ?またお前なのか? 「こぁ?」 拾ってきた時よりかは若干しゃべれるようにはなったものの、 しゃべれる単語や内容がひどい。PC使わせての勉強はやめさせよう。器用に髪や翼でキーやマウス使いおって。 お気に入りの奥深くに入れてある私のよく行くHENTAIサイトを開きかけてた時もあったからなあ・・・ んなことはどうでもいいや。走りを見よう。 1つ目のパイロンは右、一番奥まで行って右のパイロンを270°回り、回った先のパイロンを左、そして次に奥まで行って180°回りまた奥まで行って右・・・ 約26秒後・・・ う~ん・・・ 全く無駄のない動き、姉ながらあっぱれとしか・・・ あれだけのすぃーを動かせるぱるすぃの精神力もすごいな。 こぁも悔しがってるし・・・ あっ、こぁの目から涙が・・・ 泣かれると困るし・・・う~ん・・・ テクを置いてすぐ改造に頼るのはあまりいい気はしないが、あれが相手となると・・・ いまのすぃーがノーマルでさらに廉価となると仕方ないな・・・ ってかよく廉価グレードで37.77出せたよな。 あれだけこぁも十分乗りこなせてるし・・・ こぁに直接聞くか。 なぁ、 こぁはどうしたい?ただし、タイヤを動かすエンジンはこぁの思い、速くなるかどうかは気持ち次第だからな? 「それはわかってるこぁ!!・・・だけどこーなーさんですっごくすぃーがかたむくのとそこですすめっと おもうとたいやさんがからまわりしちゃうこぁ。それをできるならなくしてほしいこぁ・・・」 だからスピンターンの時あんなに姿勢が崩れてたのか・・・ サスが柔いのとタイヤの質をあげないとなぁ・・・ よし、軽くチューニングしよう。 最近給料日だったから金銭的にも余裕あるし。 何を言ってもこぁの為なら何とやらだ。 7km先のスーパーゆーとバックスにでもいけばそういうのは売ってるだろう。 じゃあひとつマイカーで走って行ってきますか・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・11分42秒・・・ やっぱあそこの信号引っかかっちゃダメだな・・・ いつもよりぜんぜん遅くなってしまう。 さぁ、買ってこようか。 ついでに隣接してるオートバックスで私のAE92用の固いエンジンオイルも買っておこう。土日に交換しとくか。 ・・・少年買物中・・・ こんなもんだな、帰るか。 ん・・・私の車のボンネットのとこになんかいる・・・ 「ゆひぃ・・・ゆひぃ・・・まだたいようさんがのぼってるときからのすっきりー!はきもちいいのぜええぇええ!!」 「いいっ!いいよ!まりさぁっ!!まりさのぺにぺにいぃ!!」 あっ、私キレるキレるキレるキレるキレるキレるキレるキレるキレそうキレそう・・・・ピキッ・・・キレた。 砂糖黍の絞り汁の塊を加工した物質が×2、昼っぱらから腰の振り合いをしやがっている フロントガラスの方を向いて盛っているのでこっちには気付いてないようだ 「れいむっ!まりさしってるよっ!!こういうのを[あお○ん]っていうのぜぇ!ゆんしょっ・・ゆんしょっ・・・」 「すごいねぇええまりさあたまいいんだねぇぇ!!!」 「ゆっへっへ~。やっぱりまりさはてんっさいなんだよ!」 「れいむのおっとがずのうめいせきでごめんねぇっ!!」 だれに謝ってんだクソ饅頭 「れいむぅ!そろそろいくんだぜぇぇ!!」 「なかでだしてねぇぇ!!」 「いわれなくてもわかっているのぜぇぇ!!うぉぉおいくのぜいくのぜぇいくn・・・おそらをt(グチャ)」 ピチューン 「まりs・・・?」 いよぉクソ饅頭・・よくも俺のクルルァの上でキモいことやってくれたなぁ? ああん? 「ゆっ、クソにんげん!」 あぁうぜぇ 「ゆっ?魔理沙はどこいったの?」 俺が爪先で蹴り飛ばして今駐車場3つ横の埃まるけの放置車両のドアに きっったねぇ花火を咲かせていることはこのゲスれいむには内緒だ。っつうか気づけよタコ 言いたいことがある。急ぎだk・・・ 「ゆっ。ゆっくりできてないじじいだねゆぷぷ」 おいゲス、今すぐそこかr 「れいむはゲスじゃないぃぃ!!」 うるせぇよいそいでそこからどけよそしてついでに死ねよ! んなことより昼っぱらからきさんら何をやってんだ!! 砂糖水垂れ流されっと洗車がめんどいんだよ!さっさと退けよ! 「ば・・・ばかなの?ここはれいむのゆっくりぷれいすなんだよ!」 こんなところが? なんで? 「わかんないの?ゆぷぷ!!ばーか!!あったかいからにきまってるでしょおぉぉお?」 今は1月。気温としては2℃。 まぁ暖かさもゆっくりにとっては必要だがボンネットの上などあったかいだけ。 屋根付き駐車場のとこに停めたから雨風は凌げるとしてエサは? 「れいむのどれいがいっつももってくるんだよ!!」 チッ、どうやら餌付けしてやがるこの辺のクソ人間がいるようだ。 いいからどけっつってんだよ!! 全握力で饅頭を引っ掴み、後ろにブン投げる。「いたいよ!いますぐやめてね!そしてれいむにあまあまを・・」 ブンッ 「ゆゆっ、おそらを・・・」 ガッガンガギンザンザグジャグッ 「ゆぎゃあぁあああザクッあああああああああザクッあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!だじゅげ・・・」 ビチュン!!! 「ゆぎっ」 どうやら屋外設置用の空調機のファンにうまい具合に巻き込まれたようだ。 殺ったね!たえちゃん! もっとゆっくりしたかったというセリフが大ッ嫌いな私はその忌々しいセリフを 耳にする前になるたけ手軽にぶち殺すことが快感だった。 クソ饅頭(ただしゲスに限る)の分際で生きるだのゆっくりだの?笑わせるゥゥ!! ふ・・ふひ・・ ふひひひゃははははは!!!!! 快感が走るぜェェ・・・(顔芸) 1分ぐらいたってようやく収まってきた。と同時に恥ずかしくなった。 さて今度こそ帰るか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ たっだいま~! 「おっかえり~!!おにいさんおっっっっっっっっそいこぁ!!」 すまん、悪いな・・・変なのに絡まれてまってなぁ。 さて、パーツもいろいろ買ってきたことだし、改造してみますか! じゃあまずはコーナーが不安定だったからサスから変えるか。そういやこのすぃーの駆動はどうなんだろう。 ふと思い、駆動方式を調べてみたらなんと廉価グレードはFFだった。 あまり車高は下げたくはないんだがFFとなると加速に不安があるなぁ。 フロントは下げ、リアは純正高のままスプリングレートを高めて、固くしていこう。 よっし、OK。 つ・ぎ・は~、 すぃーの軽量化だな。とはいったものの私の半分腐った技術で交換できそうなところは すぃーのタイヤとタイヤをつなぐ車軸しか見当たんなかったので そこだけラジコン用のカーボン素材のを切った貼ったしてなんとか装着。 タイヤとアルミホイール交換。Sタイヤだとスピンターンでうまく回らなくなるので、 適度なグリップ力のDUNLOPのDIREZZAsportZ1、アルミホイールは私個人的な趣味でマークⅠ。 次は補強。 はしなくていいや。 すぃーは、それなりに固い材質で出来てるらしいので、わざわざ補強して重くなるのは避けたい。 とりあえず補強には入らないが、もしも転倒した時のことを考慮してロールバーだけつけておいた。 そっしって~ブレーキだな。 ブレーキもこぁの気持ちと精神力次第で変わるけども、後輪だけロックさせる、 いわばサイドブレーキのようなことはすぃーではできない。 なので後ろの車軸を加工して大き目のディスクをくっつけ、その分干渉する部分のすぃーのボディを削り、 小さなクリップを流用して制作したキャリパー。これらを組み合わせてこぁの髪元にサイドブレーキレバーを 持ってきてサイドブレーキを・・・ なんてことはできないので、車椅子についているようなタイヤをじかにロックするブレーキバー、 これの仕組みを利用して後輪にじかにブレーキレバーをあてるタイプ。これなら私も作れるので採用。 その辺に落ちてたクランクでも使えばできるだろう・・・ 次に、ゆライバーシートを装着しよう。 皆の知る通りすぃーは長方形の端にタイヤがついただけの塊だ。 その上で限界走行しながら踏ん張るのはかなり酷なので、 ちょうど真ん中にゆっくり1匹入れる位+αの窪みを開けておく。 工業系大学に設置されてあるようなクソでかい機械は持ち合わせてないので、 小学校以来使ってなかった彫刻刀をあの引き出しの2番目から掘り起し十数年ぶりに使用。 「おにいさん、ゆびきらないでね・・・」 大丈夫だ、(多分)問題ない。 けれど、うん、 まぁ・・・こぁのあの一言のせいで何か嫌な予感がする。 サク ぎいいいいいいいいいいいいやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああうわあああああああああああああああああああああああああああああ やっちゃったZE★ 案の定左手のひとさし指の爪の右側(親指に近い方)をちょっとさっくり。 「ほらもう・・・」 こぁが呆れ顔でこっちを見てくる。 すまんな、あの例の引き出しの2番目からバンドエイド持ってきてくれるか? 「まって!!そのまえに・・・」 はむっ ん・・・? こぁが私の指をくわえている。 舌をねっとりと絡みつかせて傷口を愛撫するが如く・・・ あ・・・なんかざらざらしててエr・・・ ななななななな・・・ /////なにをヤッテイるのデスかあなたは!!!!!///// 「?」 ちゅぽん 「なにって・・・[しょうどく]よ?知らないのおにいさん・・」 ま・・まぁそうだけど・・・私だってまだ男の子(18)だよ! いきなり女の子(首しかないが)が私の指を咥えくぁwせdrftgyふじこlp 「[ぱそこん]さんでちゃんとそういうのをみておぼえたんだから」 ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱあー 「聴いてる?」 パシン 赤髪で頬を軽く叩かれた「父さんにも殴r(ry」 ようやくなんとか冷静になってきたようだ。 !? そういえばこぁってゆっくりだよな・・・ 唾液なんてもんがあるのか? 母さんの飼いゆのえーりんならまだしも・・・ ちょっとまて?こぁの中身っていったいなんだ? その時、指先にじわじわと、だがしっかりとした 痛みが ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 本日3度目の叫び。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ のちにわかった話だがこぁの中身はサワークリームらしい。 酸性でそれなりに酸っぱいそうだ。 どうりで指が・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 無事に消毒を"自分で"済ませ、"自分で"バンドエイドを貼った。 「いたかった?ごめんね・・・おにーさん・・・」 いいや、こぁは悪くないよ。傷つくった私が悪いんだし。むしろこぁの舌が気持ちよかっt(ry 「こぁぁ・・・キモッ」ササッ そんな逃げなくても・・・ ・・・ようやく楕円の穴が掘れた頃には10本ある指の内8本がバンドエイドまみれになっていた。 「どうやったらちょうこくとうもってるゆびをちょうこくとうでけずるのよ・・・」 レカロ製のゆっくり専用フルバケットシートをネジ止め、4点式(?)ゆートベルトを装着。 一通りジムカーナ使用にはなったかな? さてと、次はすぃーにエアロを取り付けよう。 ほとんどのパーツが元ある長方形のすぃーに鋭利な爪で引っかけて固定し、 その後勝手にすぃーに癒着するタイプのようなので取り付けに然程時間はかからなかった。 今回買ってきたのは「ゆっくりすぃー用エアロパーツ全6種:3.無限ver.」 6種あったけどやはり自分は○ンダ好きなので無限仕様に憧れてね。 封を開けた時違和感。 ん? やけにパーツがでかいな・・・ そんなこんなで2時間で完成。 これステ○プワゴンじゃねーか!!そういや駆動方式FFだったなぁこれwww 確かにホ○ダの車だし無限のエアロだけど!!なにこれ!? パッと見カー○ィのエアライドに出てくるワゴンスターにしか見えねーよ!!!!! ジムカーナには縁遠い車に早変わりしたすぃー。なんだよこれ・・・ ホイール全く似合ってねえよwww 私ってほんとばか・・・もういいや・・・(泣)これで走ろう・・・走ってやるよこんちくしょう! こぁ・・・どんな反応するかな・・・。 こぁ~!出来たぞ!!ちょっと見てくれ! 「いまいくこぁ~」 「ゆっ、おにーさん、なにこれ?」 お前のすぃーを手直ししてやったよ。 「これ?」 そう。 「・・・」 ・・・・・・ 「・・・」 ・・・・・・ やっぱまずかったか?謝ろうかな・・・ 「・・・おにーさん・・・」 やべぇめっちゃ怒ってる・・・ 「こ・・・これ・・は・・・」ワナワナ あ・・あのな、こぁ、これには深~いわけg 「かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 !? 「ななななななんですかこのかっこいいすてっぷ○ごんは!!」 あれ?お気に召した!? 「じめんぎりぎりなこのちをはうようなでざいん、みにばんにはあまりみえにくいこのえあろ、 そしてなによりこのまったくといっていいほどふいっちなまーくわんほいーる!!」 え?良いの?ホイールが? 車に全く似合ってないのに!? 「その"ぎゃっぷ"がいいのよ!わかってないわねおにーさん!」 ごめん・・ 「う~~~~ん!いいわあ!なにはともあれありがとうおにーさん!!!!!」 ぴょ~ん ガシッ うわわっ!どうしたこぁ!なんだなn ちゅ~~~~~~~~~~~っ んむむむむむむむむむむむむむむむむむ!!!!!!!!!!!!!!!! 「ありがとう!ありがとねおにーさん!!」 口が・・塞がってるのになんでしゃヴぇれるんだよ・・・ ああぁ・・・吸われる!!いろいろと吸われる!! んちゅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ う・・・あ・・い・・・息が・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その後酸欠で気絶し、驚いたこぁがショックで吐サワークリームし、飛んだサワークリームが傷口に沁み、 痛さで飛び起きた私は、こぁが吐サワークr(ryしているのに驚き、急いで冷蔵庫からオレンジジュースを こぁにぶちまけ、なんとか一命を取り留めたことは言うまでもない。 このステワゴすぃーでのジムカーナタイムは後半で・・・ あとがき 初投稿です・・・こんな感じでよかったのかなぁ・・・ 虐待は多分皆が喜ぶ虐待らしい虐待はうまく書けるかわからないですが、こんな感じでやっていきます。 どうぞよろしくお願いします。 後半は早めに書こうと思ってます。 ここまで読んでいただいてありがとうございました。それでは・・・ 「走り屋あき」でした。