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◆cj23Vc.0u.氏の短編連作「てけてけかなたさん」の特設ページです。 とにかく量が増えてきたためこちらへ移してみました。 ※完結しました 本編 てけてけかなたさん てけてけかなたさん その2・しかえし てけてけかなたさん その3・ぴこぴこ てけてけかなたさん その4・おはなし てけてけかなたさん その5・りゆう てけてけかなたさん その6・こんどはせんそうだ てけてけかなたさん その7・こわしやかなたさん てけてけかなたさん その8・いもうと てけてけかなたさん その9・へんしん てけてけかなたさん その10・おーるいんわんだー てけてけかなたさん その11・ありぢごく てけてけかなたさん その12・そうくん てけてけかなたさん その13・ともだち てけてけかなたさん その14・こえがきこえる てけてけかなたさん その15・こえをきかせて てけてけかなたさん その16・おもい てけてけかなたさん その17・みんなのいえ てけてけかなたさん その18・にちじょう てけてけかなたさん その19・ふたり てけてけかなたさん 最終話・ららばい 番外編 てけてけかなたさん おかわり その1・おねえちゃん てけてけかなたさん おかわり その2・たーんえーたーん てけてけかなたさん おかわり その3・しゃてい てけてけかなたさん おかわり その4・なまえ てけてけかなたさん おかわり その5・ふぉとぐらふ(完結) てけてけかなたさん関連の画像に関しては画像保管庫へどうぞ。 てけてけかなたさん伺か化計画に関しては下記ページへどうぞ。 http //neo-experiment.hp.infoseek.co.jp/index.html
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お盆・・・ 死者が郷里に還るといわれるこの時期・・・ 例によって霊のごとく、つーかもともと霊なんですが このヒトはまた帰ってきました。 『うふふ♪さぁ、そう君もこなたもちゃんとしてるかしら? おかあさんがちゃんとチェックいれちゃうぞ♪』 ビシィ!と人差し指を立てて、 誰にとも無く厳重チェック宣言をする。 その仕草は、不思議とこなたにそっくりな癖。 それにしてもこのかなたさん、ノリノリである。 ==============かなたさんチェックの時間================ 『あ、ふたりともこなたの部屋にいるのね・・・ また二人してゲームやって遊んでるのかしら。』 音も無く、階段を上り、こなたの自室のドアを通り抜ける。 『ほーらやっぱり♪思ったとおりゲームしtぶほぅーーーーーーー!!』 そこで画面に目をやった瞬間エクトプラズム噴いた。 こなた自室の大画面TVに映し出される あはんうふんいやんてレベルじゃねーCG。 どうみてもそれ何てエロゲです。本当にあ(ry 『な・・・・な・・・・いったい・・・ふたりとも・・・?』 「いやぁこのつる○△●が萌え萌えだにゃぁ~」 「こなたはぜんぜん分かってないなぁ。こうゆう 縞●○※■は ずらして ×◎◎□だからこそ萌えなんだよ。」 「はいはい陵辱陵辱」 こなたもそうじろうも、背後の空間に、二度目の 白いもやが立ちのぼったのに気づかなかった。 あまりにひどい会話の内容に、 かなたさんもう一回盛大に エクトプラズム噴いた。 『ちょwwwww俺のエクトプラズム返せwwwwwwwww』 なんてことはかなたさんは言わない。嘘ですごめんなさい。 『ななな、あなたたち、なに、ナニを、何のゲームをしてるんですかッ!!』 白いエクトプラズムが、ちょっぴりかなたさんの 顔にかかってそれはまるで(ry なんてこともありませんごめんなさい。 二人は難攻略の陵辱エロゲを協力の末ようやくまとめ、 達成感と充実感に満たされながら残CG回収の作業に当たっていた。 「おや、こなた、エアコン効かせたのか?」 「いんやぁ?窓開けて切ったと思うけど・・・なんだろね」 一陣の涼しい風が抜けた。 『ちょ、と、そ、そう君・・・こなたにそんな えっちぃゲームやらせて・・・っていうか このケースに18歳未満だめって書いてあるでしょ! いーかげんにしなさい! おかあさんもうおこりましたよ!ぷりぷり!』 口に出してぷりぷりとかフツー言うものでもないが、 そもそも二人には聞こえないし、 ていうか 可 愛 い か ら O K 。 「・・・なんだ?このプレッシャーは」 「どーした、こなた?」 「・・・なんでもない。なんかプレッシャーみたいなものを感じただけ」 「プレッシャー?急におかしなことをいうなぁ」 「・・ていうか、かがみんの殺気に似たものが・・・」 「ウチには誰もいないよ?ゆーちゃんも留守のはずだし」 つかつかと(足音もなく)ゲーム機の本体に歩み寄って手を添える。 冷気がこなたのノースリーブの肩をかすめた。 「あら、なんかさぶいよっ・・・。」 『もー、こーゆー教育上よくないものはこーしてあげます!』 「アレ?操作できないぞ」 「あやややや?バグッたの?」 画面が乱れる。なんだか人影のようなものが一瞬写り、 「ちょっ、画面がなんかおかs ゲームデータがありません セーブデータがありません 「「ちょwwwwwwwwwwwww」」 そのまま、二人ともOrzの姿勢のまましばらく動けなかった。 『まったく・・・そう君はともかく、まだ高校生のこなたまで 一緒になってそんなえっちぃゲームするなんていけませんっ! ふたりとも反省しなさい。』 そういえば・・・こなたのお友達にもこんなヒトがいましたね。 何かといってこなたにお説教してるつり目の女の子・・・。 でも本当はこなたのことが大好きで・・・お勉強とか いろいろ世話を焼いて、可愛がっているんですね。 くすっ・・・なんだかその子がこなたの 母親代わりみたいな・・・。 ----------母親代わり-------------? そこまで思い至ったところで、かなたさんはほんの少し、 いつものような、いつも通りの沈思にふける。 こなたがはじめて言葉を話す前に、 彼岸の彼方へ去ってしまった自分。 母のぬくもりというものを束の間にしか 与えてやれなかった、ほんの短い時間。 母のぬくもりというものを知らないまま過ごした こなたの18年という、長い歳月。 ちいさいなりにすくすくと大きくなっていく こなたを、この手に抱いて実感したかった、 それは我が侭な願いというものだろうか。 母親に可愛がられる、身の回りの子供たち。 彼ら母子の姿を横目で見るこなたは ほんとうにさみしさも疑問も感じなかったのか。 そして、若くして二人の前から立ち去った自分を責める。 数え切れないほど繰り返した、かなたさんの沈思。 また涙が溢れそうになったとき、もうひとつの思い出が かなたさんの胸に去来する。 そう、思い出しました。去年のことでしたね・・・・・・ そう君がこなたに「さびしくはないか」 そう聞いたとき・・・ 「べつにさびしくないよ」 わたしのことを覚えていないこなたは、 きっとほんとうにそうなのでしょう。 こなたが悲しむことはないであれば、 それはむしろ救いなのでしょうね。 そして・・・そう君は・・・堂々と、 「俺がかなたを世界で一番愛していた」だなんて・・・もうっ・・・ そう君がわたしを愛して・・・ こなたはそう君に愛されて・・・ こなたは不良になることもなく、 ちょっと趣味に問題あるけれども、 良いともだちにもたくさん囲まれて、 いい子に育ってくれて。 そう君は・・・ちょっとベタベタしすぎで ちょっと遊び方に問題あるけれども 好きな小説で仕事ができて、 こなたをいっぱい愛していて。 わたしの思い出もずっと大事にしていてくれて。 わたしがいない限りのこの世界で、 そう君もこなたもいっぱい、いっぱい幸せじゃないの。 だから・・・・・・それなら。 それなら、わたしも、 笑顔でいられます。 「とおさーん!!に、にに2ヶ月費やしたセーブデータがぁあああああ!!」 「回収CGも全て消えてもぉたぁあああああああああ!!夜の楽しみがぁあああああ!!」 でもそーゆーのは幸せとかには含めないですからね♪ コメントフォーム 名前 コメント このテンポのいい文章…… 流石ですね。 -- コメント職人U (2009-11-22 13 11 06) 許すぜぇーー! -- 名無しさん (2009-01-11 12 10 27) 可愛いから許すだぁー? オk! wwwwwwwwww許スwwwwwwww -- ラグ (2009-01-11 01 02 24)
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『……お母さん、どうしたの? その格好』 『うーん、お掃除をしようかなーって思って』 いや、そうは言うけどさ。 カーキ色の探検ルックでお掃除って、どこの国のお掃除衣装ですか。 ----- てけてけかなたさん その7・こわしやかなたさん ----- 『そう君のパソコン、また何かいっぱい入ってたみたいだから』 『それで、もしかして私のパソコンから侵入して消そうってこと?』 『そういうこと。ちなみに、ここに来て最初にしたのもそれだったのよ』 だから、お父さんはあの時絶叫したのか……ご飯を作り忘れるぐらいショックみたいだったし。 『でもまあ、お父さんはまだお母さんがここにいるってこと知らないんだし、それくらい は許してあげてもいーんじゃ……』 『うーん、確かにそうかもしれないけど……ちょっと、悔しいかなって思って』 おー、これが妻の夫への愛情と嫉妬ってやつですか。なんてふざけて言ってるけど、 そりゃお母さんからしたら寂しいよね、ほかの女の子のこと見てるだなんて。 『それと、こなたをこんなにした、ちょっとしたおしおき』 『……それは勘弁してあげてー。とゆーかそれ私の責任でもあるし』 お父さんごめんなさい、完全にとばっちりっぽいです。だけど私には止められません。 『んで、どうやってお父さんのパソコンに? 確かにネットワークにはつながってるけど、パスワードかかってるはずだし……』 『ああ、それなら大丈夫』 そう言いながらお母さんは次々とフォルダを開いていって『マイ ネットワーク』に たどりついて、お父さんのパソコンのアイコンへ。そしたら案の定パスワードが要求されたけど…… 『こうこう、こうで……えいっ』 うわ、すんなりとアクセスできましたよ?! 『そう君ってば、私の誕生日をパスワードにしてるんだもの。すぐわかっちゃった』 お父さんってば、どんだけお母さん思いなのさ。自分のパスにも使うだなんて……今はその愛情が裏目ですよー。 『それじゃ、行ってきまーす』 『へ?』 お母さんを手を振ると、エクスプローラーの中へ……って、えっ? なにすんの? ――かわぐちーひろしがー♪ どうくつにはーいるー♪ か~めらまんとー♪ しょーめーさんのー♪ あとにーはいるー♪』 って、なんかメディアプレイヤーが勝手に立ち上がったよ?! とゆーか嘉門達夫の声?! 『お、お母さん、そのネタはさすがの私でもわからないって!』 『そう? そう君とよく一緒に見ていたのだけど……』 お父さん、もしかして『かなたとの想い出だから』とか言って買ったDVD-BOXデスカ? とゆーかソウデスネ? 『じゃあ、この格好をしたんだから、この曲でも』 ――ちゃーちゃっちゃららっちゃー♪ ちゃーらーちゃーちゃららっちゃー♪ 『っておかーさん、これ『アトランチスの謎!!』』 『そう君とよく一緒にプレイしてたゲームなの。よく手助けしてもらって、初めてクリアしたのよ』 あー、だからその格好だったんデスカ……ということは、もしかしたら、 『それじゃあ……そう君の、ばかーっ!』 お母さんは「えろげー」と書かれたフォルダに向かって、やっぱり盛大に"手榴弾"を投げつけ始めた。 スピーカーからは盛大な爆音と、画面からは次々と壊れていくフォルダの姿。 せめてもの救いは、お仕事関係みたいなフォルダは全部避けているぐらいか。 ……打ち合わせから帰ってきたらタマシイが飛んでそうだから、今からなーむーと拝んでおこうか。 『そう君のっ! すけべーっ!!』 完 てけてけかなたさん その8・いもうとへ続く コメントフォーム 名前 コメント
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「さーて、今日も積みゲの消化といきますか」 学校から帰ってすぐに、パソコンスイッチオン。 今日は何のゲームからやるかなー。あ、その前に着替えて楽になろっと。 いつものよーにタンクトップと短パンにして……ん、これでいっか。 まだ起動まで時間がかかるし、麦茶とせんべいでも持ってこようかね。 「たっだいまー」 さてさて、これであとはゲームに集中集中……って、あれ? なんかデスクトップの アイコンが減ってる?! 「ちょ、おま、えっ、えーっ?!」 私なんもしてないのに、今朝はもっといっぱいあったのに! ……まさか、お父さんがいじったとかじゃないよね。 「ちょっと、おとー――」 「んぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!! 俺のエロゲ全部消えてるぅぅぅぅぅぅ!!」 うおーい! お父さんもっと酷いじゃん!! まさか、新手のウイルス? いやいや、ここ最近アブナイとこにはつっこんでないし、 そーゆーのを立ち上げるなんてもっての他だし、んじゃあ一体何が……って、また少なくなってるし?! 「ま、まさか全部アンインスコ? そ、それはさすがに勘弁願いたいところなんだけど……」 って、今なんか動いたような? 画面をじーっと見てると、右のほうからちっこいキャラが出てきて、アイコンをかついで、あっ、ゴミ箱にぽいっと投げた。 そのちびキャラは左側に消えていって……なんか、私にそっくりだったよーな。いや、アホ毛が 無かったってことは、まさか?! と思ってたら、いきなりメモ帳が開いて、 『えっちなのはいけないとおもいます』 「ちょーーーーーーーー!!!!! おかーさーーーーーーーーん?!?!」 てけてけかなたさん その2・しかえしへ続く ※下記添付ファイルに243氏によるCGあり コメントフォーム 名前 コメント
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「こなた~起きて!!もう9時よ~」 休日の朝、いつも通りに母の声がかかる。 「……うにゅ~あと30分~」 これまたいつも通りに執行猶予を求めて2度寝へと入って行く。 幽霊であるかなたはこなたの身体を揺すって起こすという事が出来ないので スヌーズ機能のついた目覚まし時計と変わらないのだ。 変わらない筈だった。 「しょうがないわね~」 そう言うとトトトトと歩いてくる足音が聞こえてくる。 (ん~足音?) 半分寝て半分起きてるこなたの耳に誰かの近づいてくる足音が聞こえる。 (……お母さん?でも足音なんかしないはずだし……) そうこうしてるうちに肩口をゆさゆさと揺さぶられる。 「ほら、起きてこなた!!」 「え?あ?あ~もう~わかったってば」 観念して起きたこなたの目に飛び込んできた物は…… 「!!!!!!お母さん……これまた…… さらに小さく幼くなってるじゃん!! ゆーちゃんよりも確実に一回り小さいよね? 130cmないんじゃない?」 隣りに並んでみる。 明らかに目線よりもかなたの頭頂部が下だ。 「こ、これは!! お母さん、お父さんはこの事実知ってるの?」 「そう君はまだ寝てるから知らないわ」 いたずらっぽく笑う。 その笑ってる姿自体がすでに妖精かなにかのように異様にかわいい。 「あああああああああ萌えるぅ~」 反射的にこなたが抱きしめてしまう。 「あははは、こなた苦しいってば!!」 こなたの腕のなかできゃっきゃっとかなたがもがく。 とりあえず正気に戻ったこなたがかなたをリリースする。 「はぁはぁはぁ…こいつはヤバいって。なんでまた小学生低学年レベルまで 若返った状態で実体化するかねぇ~」 若干こなたの鼻息が荒い。 「さぁ~?でも、ま、いいじゃない!!幽霊さんよりは100倍ましよ こうしてこなたにもふれることができるんだし、お母さんは全然大丈夫よ」 自身の容姿に関してはあまり気にしてないようだ。 「サイズがこんなんなのは、そう君がもってた抱き枕に馮依しちゃったみたいだからなのよね」 へへっとにっこり微笑む。 「抱き枕に馮依って……どこからどう見ても人間ですよ? 」 いまいち納得の行かないこなたが不思議そうに尋ねる。 「え~~っと……そのね…… お母さん幽霊で実体がなかったでしょ? それでね、一緒に寝たいっていうそう君の考えでね 抱き枕にぴったり重なるようにしてたの。 抱き枕がちょっと短くて、足の部分が足りなかったんだけど そこら辺はたいした問題じゃなかったし……」 そこまで言って何かを思い出したのかすぅーと顔が赤くなる。 「ええ~っとなんで赤くなるのかな?」 なにやらスケベなことになってるんだろうなという予測は付くのだが あえて質問を飛ばしてみる。 「…………」 案の定かなたが真っ赤になって黙り込んでしまう。 湯気でもでそうな勢いだ。 「…気になるなぁ~~お母さん!!大丈夫、私ももう18だよ?子供じゃないって」 なんとか聞き出そうと必死だ。 「……そ、そうね……いつかはこなたもお母さんになるわけですし……」 こなたの台詞にかなたが話だす。 「……それをやりだしたらね、そう君のあそこが大きくなりっぱなしで…… でも私じゃどうにもしてあげられないし……なんとかして上げたい!!って 思ってたら、今朝実体化できてたの…」 かなたがそこまで語るとゆでだこのように真っ赤になる。 「あららら……それはなんとも……」 こなたも軽く赤面するが、なんか気の毒なような感覚にもとらわれる。 なんと言っても二人は男女の仲なのだ。 何も出来ないなんておあずけ状態、辛過ぎる。 「……よかったね、実体化できて…… でも、そこまで子供状態だとさすがに……その……ほ、本番は……無理なんじゃ…… は、入らないというか……その……ね……」 さすがのこなたでも引くというか言ってて自分でも恥ずかしくなって来る。 「!!!!ちょっと……いや……そ、その…ね…… 多分、言う通りだと……思うんだけど……手でも、口でもできる訳だし…… って、い、いや~~!!なに言ってるの私ってば!!!」 あまりの恥ずかしさにその場でへなへなと座り込んでしまった。 「いやいやいや、お母さん、大丈夫だから起きて起きて」 こなたが抱き上げるようにかなたを起き上がらせる。 「そ、そういうことなら、アレですよ。 今日はゆーちゃんお泊まりで居ないし私もバイトだし 昼間っから二人で…そのね?」 少し赤面しながらもこなたが切り出す。 「へ?べ、別に、そこまで気を使ってくれなくても……」 かなたが最後まで言い切る前にこなたが遮る。 「いいからいいから、今日は夫婦水入らずで楽しんでって。 お母さんも、もう少し自分の為に楽しんでもバチは当らないと思うよ? そんじゃ、着替えたら御飯食べにいくからお父さんでも起こして来なよ、 どういうリアクションするか想像も付かないけどさ」 ニヤリと笑うとパジャマを脱ぎ捨て着替えをし始めた。 ちゃっちゃと着替えて髪をブラッシングしながら 「……やっぱり御飯はいいや、このままバイト先に行っちゃうね。 早めに行って向こうで賄い食べてからバイトに入るからさ」 「…そ、それじゃ、お言葉に甘えまして……」 部屋から出て行く去り際に 「こなた…ありがとう」 ふふっと微笑むとそうじろうの寝室へと階段を登っていった。 「んじゃ、言って来まーす」 階段の上に向かってこなたが声を掛け 「いってらっしゃーい」 かなたの返事を聞き届けながらこなたが出発していった。 「さて…と」 遮光されていて9時過ぎだというのに薄暗い部屋に入り ぐーすかと何も知らずに幸せそうに寝ているそうじろうの前に立ち 「そう君!!朝よ~!!起きろ~!!」 とりあえずいつも通りに声をかけてみる。 「…うにゅ~~~……あと30分~」 「まったく…父娘そろって同じ事を言うだなんて…… 本人否定してるけど、やっぱりそう君にそっくり」 ちょっとにやけてしまっている自分に気がつく。 声だけじゃやはり起きないので こなたの時と同じ様にゆさゆさと身体を揺さぶりつつ 起きろー!! と声をかける。 「……ああ~ん、かなたぁ~もうちょっとだけ~」 甘えた声で返答するも (あれ?) といった面持ちで重いまぶたを片方だけ開けてかなたの声のする方を確認する。 こなたとペアでいるのかと予測していたが そこにはかなた一人しか居なかった。 (おん?) とりあえず誰が今、自分の事を揺さぶったのか? どう考えてもこなたしか居ない現実に 死角にでも隠れてるのか? と、娘のいたずら行為にやれやれと思いつつも かまってもらえる嬉しさがこみ上げてくる。 「しょうがねーなーもう、お父さんかなただと思って甘えてしまったじゃないか お父さん起きるからこなたも隠れてないで出てこいよ」 寝ぼけまなこながらムックリ上半身を起こして辺りを見回す。 「残念、わたししかいないわよ~」 悪戯っぽくかなたが答える。 「……あれ?そうなのか?でも今、確かに揺さぶられたような……」 半開きの目で辺りを見回す。 確かにかなた以外だれも居なそうだ。 そしてふたたびかなたに焦点を合わす。 「?気のせいか?」 寝ぼけている自分にはさっきのが夢なのか現実なのかこれっぽっちも自信がない。 「ま、いいか。さてとせっかくだから起きるとするか」 そのままかなたの横に並んではたと気がつく。 「…?あれ?かなた小さくなってないか?」 そして思わずかなたの頭に手を載せる。 載らない筈の手がポムッと載っかる。 「な!!!!!!」 一気に目が覚める。 「へへへへへ、またまた実体化できちゃいましたって所ね」 天使の笑顔が炸裂する。 「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!マジか?!」 「そう君の抱き枕に馮依出来たみたい」 そう言われてベットを見ればいつも有る筈の抱き枕が見当たらない。 「たしかに枕が消えてるな……そうは言っても、どう見ても人間じゃないか?」 とそこまで言ってからかなたの異変にはっきりと気がつく。 「しかしどう見ても明らかに小さいな。あの抱き枕は長さ130cm程度だったんだが どうやらそのサイズになっちまったようだな。 ご丁寧に服ごとダウンサイジングされてるから、遠目だと気がつかんなこりゃ」 ムグーっと伸びをして、おもむろにかなたをギューと抱きしめる。 「いや~いいわ~。やっぱ本物は違うな~。 小さいとはいえかなたはかなただしなぁ~」 ひとしきり抱きしめた後すっと離す。 そして、寝起きで朝立ち気味だった息子は気がつけばフルドライブになっていた。 一回り小さくなったかなたにしてみればまさしく目と鼻の先にある堅い棒。 手で思わず服の上からさすってみる。 「あはっ!!スマンスマン、ついついまた勃起させてしまったな 気にしないでおくれ、放っておけばすぐ落ち着くさ」 朝っぱらからはさすがに気恥ずかしいのか、どうにか落ち着かせようとする。 「こんな所こなたに見られたらさすがに不味いだろうし」 はははと流し居間の方へと行こうとする。 そんなそうじろうのいまだに硬度を保ったままの息子を握り直し 「…こなたはもうバイトに出かけたから居ないわよ? ゆーちゃんも明日までお泊まりに出て帰ってこないし こなたも夜遅くまでバイトで帰って来ないって…… 今は二人しかいないから大丈夫よ?」 握ったまま上目遣いでそうじろうを見つめる。 ほほの辺りがほんのり赤くなって目が若干うるんでいる。 そんなかなたを見て、そうじろうのなかで迷いが崩れ去る。 無言でかなたをお姫様だっこすると そのまま振り返ってベットへと降ろす。 「そ、それじゃ……」 そのままかなたの口を唇で塞ぎそのままかなたの服を脱がして行く。 そしてそうじろうの指先が割れ目へと到達しようかと言う時に そうじろうの手を取り少し距離を取る。 「危ない危ない、このままいつも通りになる所だったわ…」 かなたが、ややぼうっとしながらも へ? と狐につままれているそうじろうのズボンに手をかける。 「さ、そう君も服を脱いで。今日はわたしが先にそう君を逝かせて上げる」 悪戯小悪魔のような表情でウィンクしてみせる。 「なななな!」 予想外の展開にそうじろうの動揺が止まらない。 「抱き枕で一緒に寝るようになってから、いっつもあそこ大きくさせてて、 なのに私にはなにもできなくて……だから、今日は、ね?」 そこまで言われてはそうじろうも首を縦に振るしかない。 というよりも喜んで縦に振っている。 しっぽがあればはち切れんばかり振っていることだろう。 そそくさと服を脱ぐ。 そして二人とも裸となってベットの上ですわって向かい合う。 「なんで正座してるのよ」 そうじろうの全裸でちんちんフル勃起な正座姿を見て あまりのおかしさに思わず笑いがこみ上げてくる。 「いや~~はははは、なんかしてもらうだなんて…… よろしくお願いしますって感じだからさ」 そのまま頭をさげて、はたから見れば全裸土下座という珍妙な状態になった。 「もう、雰囲気台無しじゃない」 そういうかなたもクスクスと笑いが止まらない。 「あははははは、まったくだ」 そうじろうも面を上げてはははと笑い出す。 えへっとかなたが微笑むと そのままそうじろうの隣りへとよりそうように移動し 手で軽く上下にしごき始める。 「もっと強く握っても全然大丈夫だぞ?」 そうじろうが足を崩しながらかなたに話しかける。 「へへ、口でやってみるね」 と言うが速いかそのままカプっと大きな茸状の部分に食らいつく。 そうじろうが「おおおお!!」と感動してるなか 食らいついた直後にかなたがくわえたもの離す。 「ダメ……大きすぎて口に入らない……顎が外れそう……」 そうじろうの膨張した息子を見つめたままつぶやく。 一回り小さくなってしまったのが仇になってしまったようだ。 「な!!!がーん!!!……い、いや、それは仕方がないさ、 かなたが悪い訳じゃないんだしさ……」 かなたを励まそうとポンポンと肩を叩く。 と顔を上げたかなたが 「うん、大丈夫、丸々くわえられないならくわえられないで やりようはあるから、ただそう君的にはちょっと残念なのかな?」 特にしょげているというわけではないようで一安心のそうじろうが 「残念だなんて、そんなそんな、それよりもかわりにどうするのかでもうドッキドキ」 そんなそうじろうの声を聞きつつ再びチャレンジしだす。 今度は全体的にくわえるのは諦め 裏スジの部分から頭の部分のエラ手前までをくわえるようにして 頭を手前奥に移動させることによってカリの奥部分に上唇が当ってる時には 下唇が裏スジを離れて尿道口に辺りにくるようにまた舌を可能な限り万遍なく はわすように、丁寧になめて行く。 チラチラとそうじろうの表情を伺いながら舐めていくのだが その時に唇や舌先の位置によって随分と反応の違いがあることが判って来た。 (へぇ~やっぱり感じやすい部分とそれほどでもない部分ってのは有るものなのね~) 当のそうじろうは、もはや目を開けてる余裕はなく苦悶の表情となっており吐息も荒い。 そして、だんだんとスィートスポットというか特にびくっとする反応ポイントを見つけた。 ためしに尿道口の部分を左右に舌先走らせてみる。 「はぅぅぅっ!!」 大きくビクッとなると同時にとうとう、そうじろうから声が発せられた。 (やっぱり、ここが弱いのね、クスッ。それじゃここを集中攻撃しちゃいましょう) 舌先をすぼませて尿道口の中に侵入させたりレロレロしたり どんどんエキサイトしていく。 そうじろうの口からは、ダメだ!!とかやめてくれ!!とか 聞こえてくるがおかまい無しにガンガン責めて行く。 「あああああ!!ダメだ!!!」 何度目のダメなんだろう?かなたがそう思った次の瞬間 「出る!!!!!」 とそうじろうが叫ぶと同時に息子自体がビクビクと激しく痙攣し 尿道口を押し広げていた舌先を押しのけるように熱い液体が噴出してきてそうじろうが昇天していった。 コメントフォーム 名前 コメント かなた最強説! -- チャムチロ (2012-10-08 17 03 36) んもぅ、そう君たら髪までベトベトになっちゃったじゃない・・・ってマジで俺駄目だ。GJ -- 名無しさん (2010-05-07 01 32 34) 続きが見たい -- 空我 (2010-05-02 23 31 29) DELL! -- 名無しさん (2010-05-02 09 56 40)
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そう君のパソコンから買い換えたばかりのケーブルを通って、ルータへ、そしてこなたの部屋のパソコンへ。 そう君がお仕事モードに入ったのを見届けると、私はこなたの部屋に帰ってきました。 「さてと……お掃除でもしようかしら」 私は、エプロンと三角巾を手早く身にまといました。散らかったクラスタを整頓して、要らない一時ファイルはゴミ箱へ。 こなたがこっそり集めてるえっちな絵を捨てるのも忘れません。ほんとに、あの子ったらこういう所までそう君そっくりなんだから。 パソコンを見渡して一つ頷くと、今日のお掃除は終了。こなたとゆーちゃんが帰ってくるまで、自由時間の始まりです。 ----- にせ・てけてけかなたさん やつはなにものだ ----- 電子書店で買い揃えた文庫本をいくつか取り出し、今日のお茶は洋風にダージリンのアイスティー。 お湯を沸かしている間に脚立を持ち出すと、私の背丈より高いエクスプローラの中からBGMになりそうな曲を探し始めました。 けれどもそう君譲りのラインナップでは、なかなか今の気分に合った曲が見つかりません。 と。脚立から下りようとして、私はバランスを崩しかけました。 「きゃ……!」 手を突いたエクスプローラから、ばらばらとmp3がこぼれ落ちます。 片付けなくては、と手を伸ばすより早く、あたりにノイズ交じりの声が響きました。 『私の星を助けて……私は、惑星イースクウェアの、イレーネ』 私の声……とはちょっと違う声。きょとんとしていると、勇ましい音楽にナレーションがかぶさります。 『人類が、惑星間飛行をも己が手にした未来。ある強力なテレパシーが、地球に届いた……』 どうやら、何かのゲームのサウンドトラックだったようです。ナレーションで喋っているのは、ナウシカに出ていらした声優さん。 私と声が似ているからって、そう君から何度か物まねをせがまれた事がありましたっけ。 デスクトップに落ちたmp3をつついてみると、その中のいくつかが声優さんの声をあげました。 『お願い……私の星を助けて……』 救いを求めるお姫様。 『ラウンドレーザー』 武器の名前でしょうか。 『奴らは無能だ……!』 そして、悪の親玉らしき声……って、えっ? ぎょっとしてほかのファイルを開いてみて、疑問が解けました。 どうやら、この声優さんお一人でお姫様と親玉とナレーションの3役をこなしていらっしゃるようです。 さすがに親玉さんの声は、宝塚みたいになってしまってますけど。 そういえばこなたもアルバイト先で、物まね付きでアニメのヒロインに扮していると言ってました。 お湯をポットに注ぎ入れ、お茶が出るのを待つ間。ふと、私も昔みたいに物まねをしてみようかと思い立ちます。 「泥棒はまだできないけど、きっと覚えます」 まずは、テレビで見たカリオストロの城。 「気流が乱れて上手く飛べないの!」 ナウシカはそう君とデートしたときに見ましたっけ。 「……わずかな手がかりから二つの接点を見出した人類は、最新鋭戦闘機『フリントロック』を開発し、惑星イースクウェアに向かった」 ナレーションの物まねもしてみます。 「お母さん、ただいまー」 なにか聞こえたような気がしますが、声優ごっこに夢中の私は気づきません。ファイルを突っついて開き……。 「お前達には任せておけぬ……私自らが出る!」 台詞に合わせて悪の親玉風ポーズをびしっと決めて……そのポーズのまま、こなたと目が合いました。 「もしかして……見てた?」 「……あはっ♪」 こなたの笑顔が、すべてを物語っていました。 それから何があったかについては、詳しく述べません。 ただその晩はゆーちゃんの部屋で、「かなたハウス」と書かれた段ボール箱をかぶって寝た、とだけ申し上げておきます。 うう、恥ずかしい……。(どっとはらい) コメントフォーム 名前 コメント これは こなたと そうじろうさん、盛り上がりそうだ -- 名無しさん (2011-04-28 16 47 38) 「私自らが出る!」 ……とか勇ましく言いながら、実に弱いラスボスでしたなw>『XEXEX』 -- 名無しさん (2011-02-01 20 17 09) かなたさんの中の人www -- 名無しさん (2011-02-01 00 31 29) 萌えるー -- 空我 (2010-02-02 23 31 26) つ【オトメディウス】 -- 名無しさん (2007-12-17 14 28 40)
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『"神様からのごほうび"って言ったら……信じる?』 ちょっと照れながらの、お母さんの言葉。 普通に言ったら、誰も信じないはずだけど…… 『だって、お母さんがここにいるんだもん。絶対信じるよ』 今なら、何を言われても信じられる。 ------ 「てけてけかなたさん」 その5・りゆう ------ 『ずっとそう君とかなたを見守ってきて……そのごほうびにってね』 そう言うと、画面の中のお母さんの背中にぽんっと小さな翼が現れた。ごていねいに、 頭には輪っかまであるし。 『本当ならただそばにいるだけでもよかったんだけど、それだとすぐに力が無くなっちゃうから。 それで、他の人から『無機物に依れば、力の消費が抑えられるから』って聞いて』 『……で、私のパソコンに?』 『ええ。ケーブルで繋ってるから、そうくんのパソコンにも』 ああ、だからさっきお父さんも叫んでたんだ。 『それは嬉しいんだけど……エロゲを捨てることまでしなくても』 『親としての監督責任です』 うわ、1秒で返事が来たよ! 『まったく、こなたったらネットゲーム以外はほとんど美少女ゲームなんか入れて。 そう君もそう君です。私みたいな体つきの女の子キャラだけじゃなくて、胸の大きい キャラの美少女ゲームも大好きだなんて……ぶつぶつ』 あ、あの、おかあさーん。翼でウインドウをぺちぺちしながらいじけないでー。 『というわけで、連帯責任で二人の美少女ゲームは全部捨てさせてもらいました』 『うー、まだクリアしてないゲームもあるのにー……』 『プレイしたいなら、18歳になってからです』 『あの、ついこないだ18歳になったんだけど?』 『えっ……』 ……お、お母さん? 『……ま、まあ、それはそれとして』 ちょ、おまっ! えっ、勘違いーっ!? そうツッコミを入れようとしたけど、次の言葉でキーを打つ手が止まった。 『そういうわけで、しばらくこなたのパソコンのお世話になりたいんだけど……いい?』 ……まったく、ダメなんて言うわけないじゃん。 私の、たった一人のお母さんなんだから。 『エロゲーをインストールしてもいいなら』 『ハードディスクをフォーマットしてもいいなら』 『うー、厳しいんだからー』 そう打ち込んで、私と画面の中のお母さんは思わず笑い合っていた。 ――よろしくね、お母さん。 てけてけかなたさん その6・こんどはせんそうだ コメントフォーム 名前 コメント ------ 「てけてけかなたさん」 その5・りゆう ------ 『ずっとそう君とかなたを見守ってきて……そのごほうびにってね』 ↑かなたじゃなくてこなたですよね、でも本文は勝手にいじらない方がよいと思いますのでそのままにしておきます -- 名無しさん (2009-02-12 17 12 02)
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17 36 *** Konata has joined channel #泉家 17 36 *** #泉家 = @Konata ふう、これで大丈夫かな。 色々なホームページを回って探した末に、ようやくいいチャットツールが見つかった。 「CHOCOA」ってツールで、HDDを換える前はよく使ってたんだけど……うーん、盲点。 あとは、これでお母さんが接続できればいいんだけど。 お母さんは首をかしげると、しばらくウインドウを見上げたあと、ひらめいたようにぽんと手を打った。 そして、ウインドウの中に新しい行が加わる。 17 36 *** Kanata has joined channel #泉家 よし、来れた。 これから、私とお母さんの初めての会話が始まるんだ。 ------ 「てけてけかなたさん」 その4・おはなし ------ ツールを探し始めたとき、一番言いたかったこと。 『おかえり、お母さん』 私がそれを打ち込むと、ウインドウの中のお母さんは嬉しそうに笑って、 『ただいま、こなた』 聞きたかった言葉で、返事してくれた。 『赤ちゃんだったこなたが、私そっくりになっちゃって……』 『お母さんゆずりの体つきだよー』 その言葉に、お母さんは苦笑いする。 『お母さんは、もっとちっちゃくなっちゃって』 『うう、ちっちゃいっていうのは禁句ですよー……』 『大丈夫、私もちっちゃいんだから』 どうしよう…… 『追い打ちはやめてー』 このやりとりだけでも、なんだか楽しくてたまらないや。 『お母さんってば、かわいい』 文字だけのはずなのに、ちっちゃいお母さんの姿があって、 『よく、そう君にもそう言って抱きしめられました』 『……犯罪者と被害者に間違われなかった?』 『ひ、否定できないです……』 知らないはずのお母さんの声が、聞こえてくる気がする。 今ここにいるのは、プログラムじゃない。 正真正銘、私のお母さんなんだ。 てけてけかなたさん その5・りゆうへ続く コメントフォーム 名前 コメント
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結局、パソコンの中のエロゲは全部処分されちゃったよ……うう、全年齢版のゲームも どさくさ紛れにアンインストールされちゃってるし。まあ、今はそれはそれとして…… 『じーっ……』 どう、お母さんとコミュニケーションすればいいんだろう。 ------ 「てけてけかなたさん」 その3・ぴこぴこ ------ お母さんはゲームを捨て終わると、タスクバーの上にちょこんと座って私のことを見てた。 なんとか会話したいと思ってメッセージが出てくるメモ帳をいじってみたけど、私が何か 打ち込んでもすぐお母さんの言葉に上書きされて消えていく。言葉は確かにそういうもの だけど、こうやってパソコンの中にいるんだし……お母さんと会話してることを残したいおきたい。 『ちょっと待ってね。今ちゃんと会話できるソフトを探すから』 『ごめんなさい、こんな形でおじゃましちゃったから…』 こうやって会話できるだけでも貴重なんだし、とにかくいろんなアプリを立ち上げてみよう。 私はインストールしてあるネット用のソフトを片っ端から起動してみた。 「ICQ」はもうアカウントが消されてて「MSN」「ヤフメ」は使えるのがメンバーだけ。 「AirCraft」はもうNifty-Serveが終了しちゃったから使えないし……えーい、全部ダメか。 何か探すしかないかと思いながら、IEを起動して「お気に入り」をクリックする。 確か、このあたりにチャット用ソフトのまとめを入れてたよーな? おっと、間違えた…… って、このフォルダはエロゲ関係の! 『《H○○k》《b○nbee》《Circ○s》《きみ○る》《ぶ○ばん》……このあたりにあるのね?』 あ、おかーさん! ダメ! それダメ! 読み進めちゃだめ!! ……あ、開いちゃった。 『はうっ?!』 エロゲのそーゆーシーンが目の前でデカデカと映っちゃったら、そりゃ倒れるよね…… 『こ、これは……おしおきですねー』 「お、おかーさん?」 お母さんはにっこり笑うと、ポンッという効果音と一緒に背よりも高いピコピコハンマー を出して、両手でそれを握りしめた。 すっごいヤな予感がしてきたけど、お母さんはひょこひょこと開いたままのお気に入り を昇っていって……って、ナニ振りかぶってるんですか、その巨大ピコハン。 『せーのっ』 「ちょ、ちょっと待って! それは! 新作のチェックがー!!」 ハンマーがお気に入りのメーカー名の横を引っぱたくと『ぴこんっ』っていう音と一緒に、 その部分がダルマ落としみたいにすっ飛んでいった。 「あーーーーーーーーーっ!!!!」 ごみ箱にホールインワンしてるし……うぉ、ご丁寧に完全削除まで?! 『こうなったら、徹底的にお掃除しますよー』 「自業自得だってわかってるけど、それだけは、それだけはご勘弁をー!」 画面をぱしぱし叩いても無駄みたいで、拷問みたいなダルマ落としはそのフォルダの中が 全部綺麗さっぱり消えるまで続けられた。 うー、そこまで徹底しなくたっていーじゃん!! 完 てけてけかなたさん その4・おはなしへ続く」 コメントフォーム 名前 コメント
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『今日は遅かったのね』 『んー、新しい制服とかの合わせがあって、ついでに古い制服をもらってきたんだ』 バイトが終わって、ごはんを食べ終わったら部屋のパソコンをスイッチオン。立ち上がれば すぐに、お母さんが画面の端っこから出てきて私をお出迎え。それが、私の最近の楽しみだったりする。 『制服……そういえばこなたは『めいどかふぇ』に勤めてるんだったっけ?』 勤めてからもう1年以上経って、そろそろお客さんも飽きる頃だからってことらしい。 そこそこ固定のお客さんも居ついてきたし、まだいいかなーと私は思ったんだけどね。 『そ。よかったら見てみる?』 『そうね、たまにはこなたのお仕事姿を見てみたいもの』 『おっけー。それじゃ、ちょっと待っててね』 ……それが、まさか狂宴の始まりだとは夢にも思わなかったわけで。 ---- てけてけかなたさん その9・へんしん ---- 『くふふ、どーかな? お母さん』 濃い紺色のメイド服を着て、モニターの前でくるりと回転してみる。もちろん、白い カチューシャとエプロンも忘れちゃいけない。 『わぁ……清楚な感じがして、少し大人っぽく見えるわね』 『そう? そう言ってもらえると嬉しいなー』 まさか、こうやってお母さんに働いてるときの姿を見てもらえるなんて。最近は嬉しいことばかりだよ。 『私も、そういうのを着てみたかったなぁ……』 『んー、だったら着替えてみる?』 『えっ?』 私はそう言って、頭の中に思いついたゲームのタイトルをぐぐってみた。……うん、これこれ。このキャラ。 『『夜明け前より瑠璃色な』……こ、これってえっちなゲーム?』 『ううん、プレステ2でも出てるやつ。んで、お母さん、この間アトランチスの謎のカッコを したときみたいに着替えてみなよ』 ああいう格好が出来るなら、既存のゲームの格好なら楽チンかなーと思ったわけですよ。 『うーん……や、やってみるけど、ちょっと待っててね』 そう言うと、お母さんはのミアの衣装をじーっと見たあと、ブラウザの後ろにてけてけと 隠れていった。そして、3分ぐらい経ったころ、お母さんはひょっこり現れた。 『ど、どうかしら?』 『お、おー?!』 顔を赤くしながら出てきたお母さんはちっこいメイドさん姿で、まるでマスコットみたいにかわいい。 『お母さん、かわいい! すっごくかわいいよー!』 『そ、そう? そう言ってくれると嬉しいわ』 いやー、コレ反則すぎっす! カンタンにこんな着替えが出来るなんて! とゆーか、 3頭身のおかーさんが画面の中であんな衣装やこんな衣装だって可能なわけで…… あ、やばい、妄想が…… ……ぷちんっ。 『ふっふっふっふっ』 『こ……こなた?』 『じゃーおかーさん、どんどん着替えてみよーかぁ。マブラヴにSHUFFLEにRoutesにぱすちゃCに いたじゃんRにIZUMOにもし明日にこんにゃくに果て青になないろにANGEL TYPEに幻のアリスクリムゾンに』 『ちょ、こ、こなた、18歳未満はだめーってマークがあるんだけどっ?! とゆーかソフトまでっ?!』 『気にしなーい気にしなーい! それじゃおかーさん、まずはコレからいってみよーかぁ!』 『い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』 ――一晩中ムハムハしてやった。今はDドライブをフォーマットされて反省している。 てけてけかなたさん その10・おーるいんわんだーへ続く コメントフォーム 名前 コメント 巫女にバニーにアンミラにゴスロリに甘ロリに婦警にナースにスク水にブルマに猫耳に… -- 名無しさん (2011-04-12 23 20 10)