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お姫さまの袴 入手法/作り方 瑞華、わける、うんと ギンガのスパッツ(赤)+ふわふわ粉、熱する、かなり 作成アイテム 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 お姫様のブラウス お姫さまの袴 熱する かなり 天女のアンダードレス 腐ったお姫様のブラウス GREAT 腐り復活 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 腐った上トレイ - 作り方 時間 SUCCESS × GREAT 名前 コメント
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塔の上のお姫さま Prologue ずうっと北の、森の奥。 高い、高い、塔の上。 そこには、ひとりのお姫さまがいました。 Chapter One お姫さまは独りで、白いページを見つめています。 ひざの上に厚い本をのせ、絨毯の上に座っています。 手には羽根ペンを握っていますが、それを動かす気配はありません。傍らに置かれたインク壺に、紅く燃えさかる暖炉の炎が、ゆらゆらと映っています。 お姫さまはため息をつくと、ようやく二言、三言書きつけて、ぱたりと本を閉じました。ぱちぱちと、薪のはぜる音が響きます。 お姫さまは閉じた本を胸に抱えて、暖炉の炎を見つめていました。ガラスのような瞳に想いが現れることはなく、ただ紅い炎が揺れています。 お姫さまが抱えているのは、お姫さまの日記です。革の装丁に金箔を押した、ずいぶんと分厚く、立派な本です。お姫さまは一ページずつ、毎日白いページを埋めていかなければならないのです。 お姫さまは、塔の上で独りぼっち。 ここから出ることもできないし、誰かが訪ねてくることもありません。 明かり採りの窓が天井近くに開いていますが、あまりに遠くて、辛うじて空の色を窺えるだけです。 天気がいい時は、白い雲が旅をしていきます。 でももちろん、雲がお姫さまを気にしてくれることはありません。あまりに遠いから、お姫さまがいても分からないのでしょう。お姫さまは、いつか気づいてくれますようにと、そっと手を振ってみます。 雨降りの時は、空が憂鬱なため息をつきます。 お姫さまは、空が自分と同じ気持らしいのが嬉しくて微笑みます。そして、空が降らせる雫を手招きします。でも、雨粒が飛び込んでくることはありません。 晴れた夜には、星がそっと覗きこんできます。 星はちらちらと瞬きながら、気の毒そうな顔をします。お姫さまは、大丈夫よ、という気持ちを込めて、知っている限りの歌を歌います。そして、知らないうちに眠りにつきます。 でもやっぱり、お姫さまは独りぼっち。 Chapter Two 独りぼっちのお姫さまには、何にもすることがありません。 お姫さまがいるのは、円い塔の一番上。高い高い石の塔のてっぺんです。お姫さまは、自分がいる部屋より下が、どうなっているのか知りません。 お姫さまがいる部屋は、半円形をしています。床には毛の長い絨毯が敷きつめられ、カーブを描いた壁の真ん中に、大きな石組みの暖炉が造りつけられています。 そして他の部分は、ぐるりと木の本棚が並んでいます。あまりに背が高いので、どこまで続いているのかはよく見えません。お姫さまの手が届かないことだけは確かです。ぎっしりと本が詰め込まれていますが、それでも足りずに、本は、床の上にも積まれています。本は全て、お姫さまの日記です。 床の上には他に、幾つかクッションが転がっています。お姫さまが眠るときには、それらが役に立つのです。ベッドはありません。家具といえば、装飾を施された衣装箱が一つだけ。その中には、インク壺と羽根ペン、書きかけの日記が入っています。 暖炉には、いつも炎が入っています。隣には大きな薪入れがあって、いつでも薪がたっぷり入っています。使っても使っても、減ることがありません。それは、インクも同じです。 出入り口は、ありません。 ただ、塔の中心に当たるであろう、まっすぐな壁の中央には、本棚がなくて、石の壁がむき出しになっていました。石と石の間には、僅かに隙間がありますが、向こう側を覗くことはできません。 お姫さまは、よくそこにもたれかかって、明かり採りから空を見上げていました。 そう、お姫さまは退屈でした。 お姫さまには、何にもすることがないのです。 Chapter Three お姫さまは、もう長いこと、塔の中で独りです。 いつからこうしているのか、また、なぜこうしているのか、お姫さまは知りません。気づいた時には、塔の中で、白いページを埋めていました。 淡々とした時間の流れは、お姫さまの記憶を、少しずつ溶かしていきます。昨日と今日は曖昧にくっつきあい、尽きることのない明日へ続いていきます。 お姫さまの姿は、どれだけの時が流れようと――お姫さまには、どれほど経ったのかもう分かりませんでしたが――変わることがありません。長い金の髪を結い上げ、幼い身体に白いドレスを纏っています。ドレスには、ふんだんにレースとフリルがあしらわれ、透明な飾り玉がついています。襟元と腰には、大きなリボン。 ですが、どれほど愛らしい姿をしていようと、何の意味もありません。見る人が、いないからです。 お姫さまにとって、世界とはこの部屋の中。比べるものが何もないので、お姫さまにとってもやはり、こんな金の髪も銀の瞳も白いドレスも、意味がありませんでした。 白い雲を見上げて、手を振ってみます。 でも、この仕草は、いったい誰に教わったのでしょう。 涙ぐむ空に、微笑みかけてみます。 でも、お姫さまは、誰の笑顔も、自分の笑顔さえ、知らないのです。 宙に舞う雨を、手招きしてみます。 でも、お姫さま自身が、誰かに手招きされたことがあったでしょうか。 囁く星たちに、歌を聴かせてみます。 でも、声を合わせて歌ってくれる人はいません。 けれど、お姫さまが、それらを疑問に思うことはありませんでした。 お姫さまが、何かを想うことは、ありませんでした。 (One) とある古い伝承が残っている。 北の森のずっと奥には、古い石の塔があった。それは、竜の住処だった。 人々は、竜の塔の存在は知っていたものの、深い森の奥にあるため、それを目にすることはなかった。 ある夏のこと。王国に、土砂降りの雨が降り続けた。雨はいつまでも止むことがなく、川は溢れ、作物は水に浸かり、多くの人が濁流に呑まれた。 王は祈った。どうかこの雨を止めてくれ、そのためには何でもするから、と。 すると、滝のような雨を突っ切り、厚く雲の垂れこめた空を渡り、王の前に竜が現れてこう言った。 我は塔に囚われし者。時の流れぬ北の果ての塔で、『時』を守り続けている。 我の代わりに塔に囚われ、『時』を守る者を差し出せば、この雨を止めてみせようと。 それを聞いた、王女が言った。 私が貴方の代わりになると。 王が口をひらく間もなく、竜は王女を抱えて飛び去った。そして、塔のてっぺんに王女を残し、再び空に舞い戻った。 人々はふと、あたりが明るくなってきていることに気づいた。雨が、止んでいた。 そして北の果ての塔の上に、王女はひとり残された。 そして今でも、『時』を守り続けているという話。 Chapter Four ある日のことです。 お姫さまはいつものように、本棚と本棚の狭間にもたれて、空を見上げていました。雲一つない、よく晴れた日でした。 お姫さまが空を見上げたまままどろんでいると、聞いたことのない音が聞こえてきたのです。 かん、かん、かん、と、規則正しい高い音が、どこかずっと遠くの方で響いています。 お姫さまは、さっと目を覚ましました。これはいったい、どういうことなのでしょう。 心臓の音が急に大きく聞こえてきます。高鳴る胸を無意識のうちにぎゅっと押さえて、お姫さまは壁の穴に耳を当てました。 確かに、確かに聞こえてきます。 (これは……足音?) 音が少しずつ大きくなってきました。たまに、一休み、とでも言うように止まりながら、音は、すぐそばまでやってきました。 ざっ。ざっ。音のリズムが変わります。 「ここで行き止まりか」 それは、初めて聞く音――誰かの声でした。 お姫さまは、思わず声を上げました。 「誰か、いるんですか?」 それは、壁の向こうにも届くようにと、大きな声ではありましたが、今にも消え入りそうに震えていました。 壁の向こうは、急に静まり返りました。お姫さまは泣きそうな顔で、必死に耳を澄ませます。 ずいぶんと、長い時間が経った気がしました。 「誰か、いるのか?」 声は、お姫さまと同じ言葉を返してきました。 お姫さまの瞳から、ドレスの飾り玉のように透明な雫が、ぱたぱたと零れ落ちました。 「はい」 「僕は、いいって言われるまで、この塔のてっぺんで待っていなきゃならないんだ」 「そうなんですか」 「君は? 君はいつからここにいるの?」 「ごめんなさい。分かりません」 しばらく間が空きました。 「君はここで、何をしているの?」 「日記を、書いています」 お姫さまは部屋の中の様子を、たどたどしく説明しました。声はうんうんと相槌を打ちながら、優しく聴いてくれました。 「あなたは、どんなところにいるのですか」 「こっち? こっちには何もないよ」 声は、それしか言いませんでした。 星がまた、部屋の中を覗きこんできました。 「そろそろ夜になったかい?」 「はい。星が、今日は一段とたくさん見えます」 「そうか。じゃあ、そろそろ寝るとしよう。おやすみ」 「『おやすみ』? それはどのような意味でしょう」 「あなたがぐっすり眠れますように、ってこと。寝る前には、こう言うんだ」 「そうなのですか。では、おやすみなさいませ」 「うん、おやすみ」 おやすみと言われたからには、眠らなければなりません。でも、どうしてでしょう。とても眠る気にはなれないのです。 揺れる暖炉の炎に照らされて、お姫さまは飛ぶようにペンを動かしました。初めて、ページを埋めることを、易しいと思いました。 それからお姫さまは、弾んだ声で、小さく歌を歌いました。相変わらず、鼓動は大きいままでした。 (Two) 「なあ、塔の上の姫の話、知ってるか」 「そりゃあもちろん、知っているが。そんなおとぎ話が、何だっていうんだ?」 「あの話には、続きがあるんだと」 「へえ? 王子でも現れるのか?」 「いや、その類の後日談ってわけじゃない。続き、と言っていいものか……裏話、みたいなもんだ」 「で、それがどうしたって?」 「ああ。その姫が『時』を守るのをやめるとだな――」 「へえ」 「だから、もしこのおとぎ話が本当だとすると、今でも北の森には塔があって、そこには当時の姿のままの姫がいるはずなんだ」 「おい……お前、本気で言っているのか?」 「まさか。でもな、北の森の奥には実際、古い塔が建ってるんだよ」 「嘘だろ?」 「本当さ。今度、上ってみようと思ってる」 「は。なら相当籠っていないとな。お前がずっと塔の上にいれば、その間は、お前も年を取らないんだろう? 次に会った時にもお前がその顔のままだったら、信じてやってもいい」 「そうか、本当だな? 本当に信じるな?」 「冗談はよせ」 Chapter Five 「おはよう。……起きてるかい?」 「はい、起きています。『おはよう』というのは何でしょうか」 「朝、起きた時に言う言葉だよ」 「そうなのですか」 また、新しいことを知りました。お姫さまの顔は、ひとりでに綻びます。 「では、おはようございます」 少し間が空きました。 「君は『おやすみ』も『おはよう』も知らないのに、ちゃんと丁寧に『おやすみなさい』『おはようございます』と言うんだね」 言われて、お姫さまは首を傾げました。 「そう……言われてみると、少し変な気もいたします。わたしは、この言葉を知っていたのでしょうか」 「そうかもしれないね」 声は、ゆっくりとそう言いました。何か考えこんでいるようでした。 「今日もまた、良い天気です。でも、昨日よりは雲があります」 「そうか」 「あなたは、雲に手を振ることがありますか?」 「雲に手を振る?」 声は面食らったように応えました。 「いや、ないよ」 「そうなのですか。では、きっとそれが本当なのでしょうね」 「でも、良いと思うよ。雲に手を振ったって、さ。雲だってきっと喜ぶよ」 「でも、雲はこちらに気づいてくれません」 「恥ずかしがって知らんふりしてるのさ」 「そうなのですか?」 お姫さまは目をまるくしました。 「知りませんでした。では、これからも振っていたら、いつかこちらを見て下さるでしょうか」 「ああ、きっと雲の方が根負けするよ」 お姫さまは嬉しくなって、声を立てて笑いました。なぜか、ふわふわとくすぐったいような気持ちがしました。 Chapter Six 「昨日の夜から雲が出てきたと思っていましたが、とうとう雨が降り出しました」 「日記が濡れてしまうんじゃないかい?」 声が心配そうに尋ねます。お姫さまはかぶりを振りました。 「いいえ。雨が吹き込んでくることはないのです」 「そうか、それは安心だ」 「安心、ですか? わたしは少し寂しいです。きっと雨は、わたしに会うのが嫌なのです」 「どうして?」 声はびっくりした様子です。 「だって、わたしに会いたいと思うひとは、ひとりもいないんですもの。一番わたしを気に掛けてくれるのは星ですが、星も、気の毒そうに見下ろすばかりで」 「雨はね、君に会いたくないんじゃないんだ。ただ、君の世界を汚したり、君に寒い思いをさせたりしたくないんだよ」 「本当に、そうでしょうか」 お姫さまは、恐る恐る訊きました。 「もちろん」 声は揺るぎなく答えました。お姫さまは自分のひざを抱きしめて、心底嬉しそうに微笑みました。じんわりと、身体の奥が温かくなりました。 「空が橙色になってきました。そろそろ今日も終わりです」 「時が流れるのは、ずいぶんゆっくりだな」 「そうですか? わたしにはあっという間です。……あなたが来てから」 声は笑いました。 「そりゃあ、独りぼっちと比べれば、違うだろうね。話し相手がいるっていうのは」 「違います、それだけじゃなくて」 「どう違うんだい?」 お姫さまは口をとがらせましたが、どうしてそんな表情をしたのか、自分でもよくは分かりませんでした。 「違うものは違うのです」 駄々をこねるように言います。声は、不思議そうにしています。 窓から視線を落としたお姫さまは、見慣れない物を見つけました。 暖炉の上に、一人の人形が座っているのです。 「何でしょう……?」 お姫さまは暖炉に近寄ると、人形を抱き上げました。両腕にしっくりくる重さです。 「どうしたんだい?」 声が尋ねました。何故なのかは分かりません。お姫さまは思わず、こう答えていました。 「いえ、何でもありません」 言いながら、ぎゅっと人形を抱きしめました。胸の奥がざわついていました。 夜。お姫さまは暖炉の炎を頼りに、人形を見つめます。人形は、ガラスの瞳でお姫さまを見つめ返します。 まるで、かつてのお姫さまのような瞳で。 どこも、おかしなところはありません。飴色の髪が腰まで波打ち、かわいらしいドレスを纏った人形です。 それでも、何かが引っ掛かるのです。 お姫さまは怖くなって、人形を暖炉の上に戻しました。 (目を逸らした隙に、いなくなってくれればいいのに) お姫さまはそう願いましたが、人形は空ろな眼差しで、お姫さまを見つめ続けます。 結局どうにも気になってしまい、お姫さまは、眠ることができませんでした。 Chapter Seven 太陽の光が射し込んできました。お姫さまはとうとう立ち上がって、再び人形を抱き上げました。 (きっと、いきなりこの人形が現れたから、それで気になって仕方がないのね) そう、自分を納得させます。 「おはよう」 「おはようございます」 お姫さまは、ふりむいて答えました。今日もまた、話ができる。それだけのことが、心を浮き立たせます。 「今日の天気はどうだい?」 「今日は雲が多いですが、青空も覗いています」 「そうか。じゃあ、今日もせっせと手を振らなきゃな」 「はい」 威勢良く答えたお姫さまですが、人形を抱えたまま、雲に手を振ろうとはしませんでした。 ただ、本棚の間の壁にぴったりとくっついて、壁の向こうに耳を傾けていました。 お姫さまは少しずつ、人形に馴染みはじめました。ずっと抱いてるうちに、愛着も湧いてきました。 お姫さまはどんな時も、壁の向こうに耳を傾けていました。もちろん、会話が途切れることも多くありましたが、そんな時でも、何か聞き洩らすことのないように、ちゃんと注意していました。 日記のページには、毎日びっしりと言葉が並ぶようになりました。 お姫さまは、もうずっと、こんな毎日を過ごしてきたような気がしはじめました。 人形を抱いて眠り、壁を隔てて言葉を交わす。眠る前と目覚めた時には、相手の存在を確かめ合う。たったそれだけの、幸せな毎日を。 Chapter Eight 「ねえ、君は閉じ込められているのかい?」 「え?」 お姫さまは目を瞬きました。 「閉じ込められている、ですか?」 「ああ。もう長いこと、ここから出してもらえないのだろう? 君は囚われの身なんじゃないのかい?」 「出してもらえない……」 お姫さまは口の中で呟きました。その言葉はつまり、お姫さまを塔に入れたものの存在を示しています。 お姫さまは、今更に気がつきました。お姫さまが、扉のない塔の上で日記を書き続けているのは、誰かに命じられたからに他ならないと。 ですが、いったい、誰がそんなことをするのでしょう? 「わたしは、なぜここにいるのでしょうか……」 ただ生き続ける。ここから出ることも叶わず、塔の中、たった独りで。 それが自分なのだと、お姫さまはようやく気づきました。 そしてもう一つ。 このまま塔の上で過ごしていたら、決して、この人に会うことはできないのです。 きつく人形を抱きしめます。どんなに退屈な時も浮かばなかった想いが、口をついて出ました。 「ここから、出たい」 あなたに会うために。 唱えているだけではどうにもならないと、お姫さまにも分かっていました。 けれど、お姫さまに何ができるでしょう? 一度口に出してしまったら、もう、気づかないふりはできません。 お姫さまは、泣きたいようなもどかしい気持ちで、人形を抱きしめました。 (Three) 彼は、ようやく気がついた。 塔の上で無為に時を過ごしても、何の意味もないことに。 不老不死を、手に入れることの愚かさに。 壁の向こうでは、少女が眠りについている。彼女を裏切ることには、少しだけ、心が痛んだ。 少女は何も覚えていなかった。自分が王女であることも、王国のために犠牲になったことも、ここで時を重ねる意味も。 「ごめんなあ。でも、僕はそろそろ、自分の道に戻らなくちゃ」 彼は足音を忍ばせて、そっと、塔を下りはじめた。 Chapter Nine 今にも降り出しそうに、重く雲が垂れこめた朝でした。 「おはようございます」 いつも先に言ってくれるはずなのに、いつまで経っても声が聞こえてこないので、お姫さまは待ちきれずに声を掛けました。 返事は、返ってきませんでした。 思わず壁に片手をついてから、お姫さまは、自分が倒れかけたことに気づきました。 「ねえ、どうなさったんですか? お願いです、答えて下さい」 あまりにも動悸が激しくて、気持ちが悪くなりそうです。いえ、実際、お姫さまは気分が悪くなってきました。 壁の向こうは冷たく静まり返っています。かつて、そうだったように。 銀の双眸から、ぼろぼろと涙が溢れ出しました。 お姫さまの、何がいけなかったのでしょうか。何を間違えてしまったのでしょうか。確かなことは、もう、壁の向こうには誰もいないということです。 訴えかけたくても、声はのどに引っ掛かって出てきません。名前を呼びたくても、お姫さまはその名を知りません。 歯をくいしばって、いつも寄りかかっていた壁に額を押しつけます。全身を苛む絶望が、言葉になることはありません。 ただ、涙がとめどなく溢れてきます。 気づいた時には、嗚咽を上げることすら難しいほど疲れ切っていました。お姫さまは、まだ人形を抱いていました。 歪んだ視界に、人形が映ります。ガラスの瞳は、お姫さまを見つめることはなく、どこか遠くを見ているようです。 お姫さまは、ふらりと立ち上がりました。頭の奥はじんと痺れていて、心は何も感じていません。 一歩踏み出すごとに、一粒涙が零れます。お姫さまは悲痛な顔で、ゆっくりと、暖炉の前に立ちました。 そして、紅く揺らめく炎の中に、人形を放り込みました。 ばちばちと爆ぜながら、艶やかな飴色の髪が、ふくらんだドレスが、そして人形自身が燃えていきます。けれどもお姫さまは、その様子を見守ろうとはしませんでした。 手近なところにある日記を、次々と、炎に投げ入れはじめたのです。 炎は大きく燃え上がります。お姫さまが塔の中で積み重ねてきた時間が、ごうごうと燃えていきます。 暖炉の外にまで手を伸ばしはじめた、紅の炎の前で、お姫さまは、深く息をつきました。 (Four) 「ああ。その姫が『時』を守るのをやめるとだな、国が、滅ぶらしい」 Epilogue ずうっと北の、森の奥。 高い、高い、塔の上。 そこには、ひとりのお姫さまがいました。 今はもう、いません。 王国も、ありません。
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お姫さまデビュー 簡易紹介 タッチペンでダンスを描く!お姫さま体験・ダンスアクション&アドベンチャー 実際のプロダンサーからモーションキャプチャを採用して、本物の美しいダンスを再現。 タッチパネルを使った新しい操作性、バラエティ豊かなドレス、 ハイクオリティなダンスBGMで、簡単にダンスを楽しむことができます。 (製品情報から引用) データ 公式サイト あり、製品情報 発売元 ケイブ 開発元 ジャンル お姫さまたいけん・ダンスアクション&アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS 発売日 2008年6月19日 価格(税込) 5040円 廉価版 なし キャラクターデザイン シナリオライター 音声量 恋愛要素 主人公 固定女主人公 攻略対象 備考 乙女@一般ゲーム総合スレッド その4 485 名前:名無しって呼んでいいか? :08/06/22 23 12 38 ID ??? お姫さまデビューを妹が買ってきたw 1時間くらい貸してもらって遊んだけどなにこれww 他に遊んでる人っている? パートナーになる基準がワカンネ くるくるプリンセスの劣化版ぽい
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『監獄のお姫さま』 出演者情報 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 若井 ふたば 満島ひかり 36 162 75 60.5 89 2010/02/17 勝田 千夏 菅野美穂 44 160 42 81 54 82 2012/10/26 板橋 晴海 乙葉 40 157 89 59 85 F 2009/10/06 田中 幸子 あびる優 35 156 83 57 82 2009/10/14 ゲスト 第2話(2017/10/24)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 押切もえ 押切もえ 41 169 45 82 56 84 2009/09/25 第6話(2017/11/21)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 足立の再婚相手 末永みゆ 26 160 73 58 81 C 2018/12/04
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TBS系火曜ドラマ 監獄のお姫さま 共通事項 基本の放送時間…火曜22 00~22 54 固定スポンサー 2017年10月17日 第1話(新・22 00~23 09) 1’30”…Kao※ 1’00”…NISSAN※(0’30”=番組コラボCM)、AJINOMOTO※ 0’30”…小林製薬、宝くじ、meiji 明治、アコム
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おひめさまげーむ【登録タグ NexTone管理曲 お 奏音69 巡音ルカ 曲】 作詞:奏音69 作曲:奏音69 編曲:奏音69 唄:巡音ルカ 曲紹介 奏音69氏 の9作目。 ボカロコンピアルバム『Shape of Love』収録曲。 歌詞 Step1 甘い声の罠で男心引き寄せて Step2 顔を近づけたら思わせプリティスマイル Step3 悩み打ち明けたら「こんな話初めて」でも Step4 一線(LINE)越えてきたら「そんな気じゃなかったのに」 そうよ これはただのゲーム どこで堕ちるか試してる どうせあの男もはやくヤリたいだけでしょ? 狼たちが私だけを愛してくれる環(わ)の中へ 世界で一番可愛いのはだあれ? カガミヨカガミ さぁ手の鳴るほうへ毒林檎を食しにいらして 苦い密がまだ足りないの 白濁(しろ)い雪を降らせて ねぇ女に成ったカラダと子供のままの無垢なココロで お姫さまを演じさせてよ キスじゃ覚醒(めざ)めないけど アヤもレナもアスカさえも話してくれなくなったけど いつも支えてくれるのは7人のこいびと どうしてすぐに壊れちゃうの 友達でいたいだけなのに 争わないで みんな私のせいかな 狼たちは苦手だけど貴方にだけは平気なの 世界で一番可哀想なのはだあれ? ソレハアタシデショ さぁ目を閉じてGood Night 独りきりじゃ冴えない私も この輪に囲われている時は可愛い姫になれるの でも愛してくれる人には愛してあげたいと思うから いつもNoとは言えないままで心流されていく いつか白馬の王子様が来てくれはしない ハートは罠をかけて奪うもの さぁ手の鳴るほうへ毒林檎を食しにいらして 苦い密がまだ足りないの 白濁(しろ)い雪を降らせて ねぇ女に成ったカラダと 子供のままの無垢なココロで お姫さまゲームの女王をずっと演じさせてよ 「今夜、帰りたくない……」 (Someday my prince won't come.) コメント お姫様がお姉様に見えた -- 名無しさん (2014-08-06 20 36 26) 狼たちだとおもう、狼だけのところ。 -- 名無しさん (2014-08-07 01 29 58) 奏音69の新曲、キタ━(゚∀゚)━!キタ━(゚∀゚)━!キタ━(゚∀゚)━!テーマは遂に、ルカも初の悪女役ですね。あと、MVのモチーフは、白雪姫でルカの友達のアヤ、アスカ、レナの役の人は、鏡音リンと初音ミクとGumiちゃんですか? -- のざりん@ざっきー@ヲタ@ショタ♂顔(*´ω`*)大好き (2014-08-07 17 48 31) ×狼だけが私だけを愛してくれる環(あ)の中へ 〇狼たちが私だけを愛してくれる環(わ)の中へ ×どうしてすぐ壊れちゃうの 〇どうしてすぐに壊れちゃうの ですよー。曲もPVもオサレでめっちゃ大好き!全部がツボ!(*´ω`*) -- 名無しさん (2014-09-04 17 46 37) さいごの笑みがいいね! -- 雪乃 (2015-06-21 16 37 06) 奏音69さんの作詞作曲がイケメンすぎます、さすがです。 -- ちぇりぃ (2015-08-18 12 09 29) サビがかっこいい‼好きだなぁ -- 69 (2017-04-06 13 11 25) 名前 コメント
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amazonで探す @楽天で #監獄のお姫さま を探す! 火22TBS 2017.10.17~2017.12.19 7.7% 公式HP wikipedia 前 カンナさーん! 次 きみが心に棲みついた Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 最強美女軍団VSイケメン社長!?因縁の対決が今夜始まる 2017/10/17 9.6% 2 新入り女囚VSカリスマ女囚!イケメン社長誘拐の真相 2017/10/24 9.6% 3 爆笑ヨーグルト姫の秘密…涙の天城越え 2017/10/31 6.5% 4 彼女たちの事情…裏切り男の面会室 2017/11/07 7.8% 5 この子を守りたい!女囚たちの育児日記 2017/11/14 8.0% 6 決意と結束 2017/11/21 7.9% 7 ハニートラップ!? 2017/11/28 5.5% 8 大好きだから、もう会いたくないの… 2017/12/05 6.6% 9 やっぱり私が、犯人です…衝撃の最終章開幕!! 2017/12/12 8.2% 10 おばさん達の最後の勇気とお節介でっせ! 2017/12/19 7.1%
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イラスト展示 毎月二名が一枚ずつイラストを掲載していく予定です。 卓球!(初投稿) 初カラー 戦士 パンプキン
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瑞川らいちが書いたイラストが置いてあります。 小説の挿絵のまとめもあります。
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同名アイドル [だだっ子お姫さま]双葉杏(特訓前)データ プロフィール セリフ集 [だだっ子お姫さま]双葉杏+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 [部分編集] 同名アイドル 双葉杏 [だらだら妖精]双葉杏 [CDデビュー]双葉杏 [ハロウィンぷちデビル]双葉杏 [新春の甘姫]双葉杏 [部分編集] [だだっ子お姫さま]双葉杏(特訓前) データ [だだっ子お姫さま]双葉杏 属性 キュート レア度 Sレア Lv上限 60 親愛上限 40 Lv1攻撃値 4540(1コスト比267.1) Lv1守備値 2880(1コスト比169.4) 最大攻撃値 11918(1コスト比701.1) 最大守備値 7560(1コスト比444.7) コスト 17 移籍金 10,850マニー 特技 甘やかせ(全タイプの守 特大ダウン) 入手 だだっ子お姫さま5STEPガチャ(2013/03/08~2013/03/14)福袋チャンスガチャ(2013/12/31~2014/01/08) [部分編集] プロフィール アイドル名 [だだっ子お姫さま]双葉杏 フリガナ ふたばあんず 年齢 17 身長 139cm 体重 30kg B-W-H ?-?-? 誕生日 9月2日 星座 花も恥らう乙女座 血液型 B型 利き手 右 出身地 北海道 趣味 なし CV 五十嵐裕美 [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 ガチャ所属時コメント 「杏は褒められて育つ子なんだよ? 若い芽を摘んだらいけないってことで、もっと甘やかすといいよ!」 ガチャ所属時コメント 「」 ガチャ所属時コメント 「」 プロフィールコメント 「今日は改まって話があるんだ!ちょっとソコ座って!…あー、あられうまー…でね、プロデューサー最近杏に冷たいよ!もっと優しくしてよ!…ん、ひし餅うまー…あっ、でね?ドコまで話したっけ?」 親愛度UPコメント 表示 「仕事しかくれない○○プロデューサーなんて嫌いだ!(チラッ)」 親愛度MAXコメント 表示 「この厳しい芸能界、トップを目指すなら○○プロデューサーは本気を出すべきだよ!杏の力を借りる時期はもう卒業だね!」 リーダーコメント 「よっこらセット…セットだけに」 あいさつ 「ボリボリ…あられうまー!」 あいさつ 「きらりがお菓子とか服をくれるんだ…誰かと違って優しいなー」 あいさつ 「杏は褒められて育つ子なんだよ」 あいさつ 「もっと優しくしていいんだよ?」 あいさつ 表示 「○○プロデューサー、もっと杏を甘やかしてもいいんだよ!」 仕事終了時 「○○プロデューサー、最初はもっと優しかったような…」 仕事終了時 「時期が悪いし来月から本気出す」 仕事終了時 「ふわぁ…春眠暁を覚えず、だよ」 仕事終了時 「まだまだ冬眠したい…ねむねむ」 仕事終了時 表示 「そろそろ○○プロデューサーも杏離れする時期なのかもね!」 [部分編集] [だだっ子お姫さま]双葉杏+(特訓後) データ [だだっ子お姫さま]双葉杏+ 属性 キュート レア度 Sレア+ Lv上限 70 親愛上限 300 Lv1攻撃値 5448(1コスト比320.5) Lv1守備値 3456(1コスト比203.3) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 7832(1コスト比460.7) Lv1守備値(MAX特訓時) 4968(1コスト比292.2) 最大攻撃値 18047(1コスト比1061.6) 最大守備値 11448(1コスト比673.4) コスト 17 移籍金 16,275マニー 特技 甘やかせ(全タイプの守 極大ダウン) [部分編集] プロフィール アイドル名 [だだっ子お姫さま]双葉杏+ フリガナ ふたばあんず 年齢 17 身長 139cm 体重 30kg B-W-H ?-?-? 誕生日 9月2日 星座 花も恥らう乙女座 血液型 B型 利き手 右 出身地 北海道 趣味 なし CV 五十嵐裕美 [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「春だねー…あっ、今日はファンの皆に報告があります!杏、CDも出したし!LIVEもいっぱいしたし!結構楽しいアイドル生活だったけど!印税貯まったから!杏、アイドル卒業します!」 親愛度UPコメント 表示 「あれ…実は…○○プロデューサーって優しかったんじゃ…?」 親愛度MAXコメント 表示 「ね、ねぇ○○プロデューサー?杏……………や、やっぱりもう一回アイドルやってあげなくもなくなくなくないよ!どやっ☆」 リーダーコメント 「ふっふっふ…作戦通り」 あいさつ 「言ったはいいけど…どうしよ…」 あいさつ 「アイドルやめたら、きらりがお家で養ってくれるって言ったんだ!」 あいさつ 「杏は褒められて育つ子なんだよ」 あいさつ 「もっと優しくしていいんだよ?」 あいさつ 表示 「きらりんハウスで飼われるなら事務所の方がまだマシだったよ!」 仕事終了時 「○○プロデューサー、きらりんハウス…想像以上にヤバかった…」 仕事終了時 「アイドル…意外と楽しかったな…」 仕事終了時 「ふわぁ…春眠暁を覚えず、だよ」 仕事終了時 「まだまだ冬眠したい…ねむねむ」 仕事終了時 表示 「やっぱりプロデューサーには杏が必要だと思うんだよ!」