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登録タグ オカルト・サスペンス 事件 危険度2 悲劇 日本 未解決事件 真実 謎 1994年に福島県原町市で起きた未解決事件の一つ、増山ひとみさん失踪事件がヒットする。 増山さんは職場を退社した後、行方不明になった。 尚、退社した3週間後に結婚を控え、この日が最後の出勤だったらしい。 乗用車は同市内に放置されており、所持品が全て車内に残されていたほか、車体に中傷の落書きがあった。 婚約が決まってから自宅に無言電話が相次いでおり、失踪当日には職場に女性の声で不審な電話があったそうだ。 失踪した翌年に、増山さんの実家に中年女性から「お姉ちゃんだよ〜」という電話がかかったという。 この電話は公衆電話からかかったものであり、この電話の主が犯人ではないかということが伺える。 分類:真実、謎、オカルト・サスペンス 危険度:2 コメント お姉ちゃんだよー、って… -- U X (2018-03-31 18 48 06) だよ〜とか軽い口調ではない・・・ -- 名無しさん (2018-07-10 19 09 23) 婚約者の親戚が怪しいなぁ -- 銀麦 (2018-08-14 09 27 16) 三角関係こわいな〜とづまりすとこ -- 名無しさん (2018-12-23 21 03 41) この事件の考察で、「電話をかけてきた女性は被害者の彼氏の浮気相手。彼氏と浮気相手が被害者を殺害して、浮気相手が挑発のために電話してきた」って言うのを見たけど違うと思う。電話かけてきたのは明らかに老人に近い中年の女の人の声。そんな年取った人とまだ若い被害者の彼氏が浮気するかなーって疑問。じゃあ、電話かけてきたのはおばさん誰だよって言う謎があるんだけど、ほんと誰なんだろ。 -- 名無しさん (2018-12-24 10 37 40) 嫌がらせにしてはかなり悪質 -- 名無しさん (2019-01-18 18 25 27) >電話かけてきたのは明らかに老人に近い中年の女の人の声。そんな年取った人とまだ若い被害者の彼氏が浮気するかなーって疑問。じゃあ、電話かけてきたのはおばさん誰だよって言う謎があるんだけど、ほんと誰なんだろ。 -- 名無しさん (2019-09-03 15 31 14) ↑憶測だけど婚約者の母親が結婚反対してたとか。でも真っ先に疑われてるはずだな -- 名無しさん (2019-09-03 15 32 00) 間違い電話説 -- 名無しさん (2019-09-11 23 40 54) こういう未解決事件は下手なホラーよりよっぽど怖い -- れいやん (2019-09-12 02 25 14) 単純に事件とは無関係の悪戯電話って可能性もあるけどな…俺も小学生の時に子供の声で「お腹が空いたよ~」って2~3回言われる電話が家電にかかってきて「え?え?なに?誰?」みたいに言ったら切れて、すげえ怖かったんだけど単純に間違い電話とかランダムにかけたって可能性もあるからな、アレ。 -- 名無しさん (2020-02-03 14 33 55) ↑「お姉ちゃんだよー」の後にそのお姉ちゃんの名前を言ってたから、間違え電話ではほぼない。悪戯電話でも相手の悪意がありすぎる。 -- ぴよこ (2020-02-03 16 17 38) みんなのお姉ちゃんだよ☆ -- 名無しさん (2020-02-03 20 39 47) 幽霊やお化けより生身の人間が怖いということ -- 名無しさん (2020-02-04 01 04 28) ↑お姉ちゃんの名前言ってたってマ?ワイ漏らしちゃったんだけど -- 名無しさん (2020-02-08 14 32 12) 福島ではこれより前に自宅から女の子が失踪する事件もありましたね(*1)) -- 名無しさん (2020-02-13 01 42 02) まあ事件知ってる近所の人間とかなら誰でも(電話番号知ってれば)できる嫌がらせだからな -- 名無しさん (2020-04-09 22 53 00) 嫌がらせにしては酷すぎる -- メタトンNEO (2020-06-14 15 31 06) 電話の人の声が何か可愛い -- さゆみ (2020-07-30 07 48 55) 声のトーンが煽って反応みてニタニタしてる感じでガチ感あるな -- 名無しさん (2020-07-30 17 59 43) 謎すぎる事件だ。 -- ゲーム太郎 (2020-10-03 20 49 25) シズル湧いてて草 -- ぶんた (2020-10-31 13 58 53) ガチの姉を名乗る不審者 -- 名無しさん (2020-11-18 17 23 43) 人によってこの声が怖いや腹立つや果てやかわいいとか言うから不思議 -- 名無しさん (2021-01-02 14 42 16) 確か同じ局内の公衆電話という解析だったような🤔 -- 名無しさん (2021-01-23 02 20 15) どうせなら「この電話番号は現在貴様のようなイエローモンキーに対しては一切使用されておりません」って言えば良かったのに -- ナイル (2021-03-27 22 46 11) ↑草 -- 何者か (2021-04-11 13 14 21) 初めて聞いた時怖々再生したら芸人の河本さんのオカンのモノマネにそっくりで思わず吹き出しちゃった -- 名無しさん (2021-04-28 21 48 45) オネエちゃんよォ〜 -- アズナブル (2021-06-23 12 49 01) あくまでも,未確認。 あるブログを開設している人が,この件に関して,ブログ書くことの許可を 警察署(メール)したら,警察署から止められた。 -- 名無しさん (2021-06-28 14 24 28) ねっとりした口調に嘲笑を感じる。 -- 名無しさん (2021-06-28 17 32 55) 本文は確か -- 名無しさん (2021-09-25 18 38 23) 本文は確か「お姉ちゃんだよ〜」「はい?」「お姉ちゃんだよ」「誰ですか?」「ひとみです」「は?」…(相手電話切る)みたいなやつだった。間がまた怖いから聞いてみて -- 名無しさん (2021-09-25 18 39 24) 人間の闇を感じる・・ -- 匿名さん (2021-12-03 14 59 03) ↑9差別用語はやめて -- 名無しさん (2021-12-14 10 48 53) ミユキサンニツイテ並みに不気味 -- 名無しさん (2021-12-14 10 49 58) 失踪当時21歳で翌年とのことだから随分舐めてる声だよな -- 名無しさん (2022-02-27 15 16 01) 危険度2にしては怖くね -- 名無しさん (2022-04-22 18 44 59) 福島ああああああああ -- HIT! (2022-05-22 12 03 14) これ地元の人間の仕業なのは間違いない。なんせかかってきた当時はメディアなんかではあんまり取り上げられてなかったそうなので。 -- 名無しさん (2022-05-31 00 44 19) なんでシズルお姉ちゃんがいるんだw -- 騎士君 (2022-06-24 21 01 02) シズルお姉ちゃんたすけて…… -- 弟くん (2022-09-25 11 54 52) 電話のお姉ちゃんはシンプルに間違い電話の可能性もあるくね?どっちにしろ失踪とラクガキは怖いけど -- 名無しさん (2022-12-21 10 14 29) 上のコメント書いた奴だけど、と思ったら「ヒトミです」って言ってたのか。こえーな -- 名無しさん (2022-12-21 10 15 48) お姉ちゃんじゃないよ・・・。 -- 怖いヨ(´;ω;`) (2022-12-22 20 00 13) 個人的にめちゃくちゃ怖い -- 名無しさん (2022-12-24 19 04 40) なんで謎分類で星1つなの?真相解明全くされてないと思うんだけど -- 名無しさん (2022-12-31 02 32 24) カアイソウより怖いかも… -- 名無しさん (2023-02-19 08 03 45) 悪戯だとしたら本当に悪質 -- 名無しさん (2023-05-09 18 03 26) 公衆電話で、「おねえちゃんだよ」って話しかけるの、こわいし、失踪する時点で怖いとおもってた、なんで、くるまに落書きする時点で、え、っと思った 以外に怖かった -- 桜子 (2023-07-25 23 01 29) え、怖すぎん??「お姉ちゃんだよー」って言葉ですら怖い -- 名無し (2023-08-04 14 29 07) 電話番号がわかっていると言うことが怖い -- 名無しさん (2023-11-06 02 05 46) 被害者宅の番号は、公衆電話のハローページか何かで調べたんじゃないかな。それともっと怖いのは、無言電話が、被害者の失踪を期にかかってこなくなったこと。 -- 名無しさん (2024-02-28 08 14 17) 名前 コメント
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187 名無しさん@お腹いっぱい。 mail sage 2011/07/26(火) 04 25 16.17 ID k6K0tlST0 唯「私は憂のお姉ちゃんだよね」 憂「うん、そうだよ」 唯「憂が生まれたときからずっと」 憂「私もずっとお姉ちゃんの妹だよ」 唯「知り合いとか友達じゃないから、それはこの先もずーっと変わらないよね」 憂「変わらないね」 唯「切っても切れないんだよ」 憂「つながってる」 唯「逆に切りたくても切れないよ?…この先何があっても」 憂「切りたくなるかもしれないかなぁ?」 唯「なりたくないけど、何があるかなんて…」 憂「違うよ、お姉ちゃん」 憂「切りたくなんてならないから、私たちはつながった絆を持って生まれてきたんだよ」 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ある日の音楽準備室 律「軽音部でライブに行くぞ!」バンッ 唯「ライブ?」 律「ああ。チケットがちょうど5枚とれたんだ」 紬「誰のライブなの?」 澪「ワマナベ。当然知ってるよな?」 律「中学から大好きなんだよなー! ずっとライブ行きたかったんだ!」 紬「その人なら私も知ってるわ! すごく有名な人じゃない!」 わいわい… 唯「……」ガクガク 梓「……」プルプル 唯「あずにゃん?」チラ 梓「唯先輩……」チラ 唯「わまなべって……知ってる?」 梓「一応、名前くらいは。でも、歌を聞いたことはないです」 唯「私は完全に初耳なんだけど……」 律「おーいゆいあず、なにコソコソしてんのー?」 唯「べつにっ!」ビクッ 梓「な、なんでもないですよ!」 律「んー……? まあいっか。ライブは1週間後だけど、来れる?」 唯「うんっ、うん。大丈夫だよ」 梓「あっ……もう。はい、私も平気です」 澪「じゃあ、今日は解散にするか」 律「へ? なんでだ?」 澪「良い時間だしさ。……ちょっと律、耳貸して。……ひそひそ」 紬「……あー、唯ちゃんたちに気を遣ったのね」 澪「……なんでムギに聞こえてるんだ?」 ―――― 帰り道 唯「じゃあムギちゃん、また明日学校で」 紬「うん、またね」 梓「さようなら、ムギ先輩」ペコ てくてく 唯「……」 梓「……あの、唯先輩」 唯「……こうしちゃいらんないね」 唯「あずにゃん。いますぐツタヤに行くよ」 梓「わまなべ……でしたね。せっかくライブ行くなら、勉強しておきたいですもんね」 唯「ちがうよ、わまなべは世界的なアーティストなんだよ? 知らないなんて恥ずかしいじゃん!」 梓「そこまでは言ってなかったような……」 唯「とにかく、このことは誰にも内緒にしないと」 唯「憂にだってばれないようにしなきゃだめなんだ」 梓「唯先輩……? あの、なんだか雲行きが良くない気が」 唯「ふふ……」ニヤッ 唯「あずにゃん家しか、ないよね?」 梓「……」 唯「断るっていうなら、あずにゃんがワマナベ大嫌いなことりっちゃん達に言ってもいいんだよ?」 梓「なっ、だからそんなことは言ってないです!」 唯「ほんとかどうかなんて関係ないのだよ、少女あずさ」サワッ 梓「なんですかそれ……別に、CDを聴くぐらいいいですけど」 唯「やった!」 梓「……それじゃ、ツタヤまで寄り道しましょう。大通りに出たところにあったはずです」 唯「あずにゃん家にはワマナベのCDないの?」 梓「どうでしょう……もしかしたら親が買ってるかもしれませんけど」 梓「無かった場合を考えると、先にツタヤに寄りたいですね」 唯「そーだね。あずにゃん家から出るのやだもん」 梓「居着く気ですか!?」 唯「……だめ?」 梓「だめじゃないですけど……」 梓「ってダメ! ダメに決まってるじゃないですか!」 唯「くう、もうちょっとだったのに!」パチン 梓「あっ、唯先輩指パッチン! できるようになったんですね!」 唯「憂にコツを教えてもらったのです」パチパチン パチパチン 梓「スゴイ、両手! それは私もできないです!」パチン パチン 唯「ほれーほれー」パチンパチンパチン 梓「くっ、つっ! 左手っ……!」スカッスカッ 唯「あずにゃん、ツタヤいくよー?」 梓「ちょっと、待ってくださ……ああっ」グイッ 唯「練習ならあずにゃん家に帰ってからやろ、ね?」 梓「ハ……イ。すみません」 唯「夢中になっちゃって可愛いなーあずにゃん」 梓「……」プイ 唯「へへぇ」 ―――― TSUTAYA 梓「ま、ま……あれ?」 唯「あずにゃん、何してるの?」 梓「マワナベ、置いてなくないですか?」 唯「ま……?」 唯「……あずにゃん。わたしたちはワマナベを探しに来たんだよ」 梓「へ? ですからマ行の棚を……」 唯「あずにゃん、ワ・マ・ナ・ベ」 梓「……わかってますよ! ワ行ですよね! あーここだここだあった!」 唯「今日のあずにゃんテンション高いねー。どしたの?」 梓「べ、別に何でもないです! その……」 梓「てぃ、ティーポイントもらっちゃいますから!」 唯「おぉー、たっぷりいただいていきなさい」 梓「……じゃ私、借りてきますね!」 唯「うん、よろしくねあずにゃん」 とてて… 唯「ふぅ」 唯「……1泊レンタルかぁ」 ―――― 中野家のマイルーム 唯「さあ、ではあずにゃん」 梓「はい! よろしくおねがいします!」 唯「ほい。まずこう指をぴんと伸ばしてくっつけるんだよ」 梓「こうですか?」 唯「そうそ。ほら見て、右手でやるときも、こうやって指曲がってないでしょ?」 梓「あ、ほんとですね。じゃあ左手でもこうしたら……」パシュ 梓「……れ?」パスッ スカ 唯「ほらほらあずにゃん、こうだよー」パチパチパチン 梓「……ゆいせんぱぁい」シュカ シュカ 唯「泣いちゃだめだよあずにゃん。指が濡れたらパッチン鳴らなくなる」 梓「……泣いてはいませんけど」グス 唯「……じゃ、CD聴いてみよっか」 梓「あ、はい。じゃあファーストアルバムからかけてみましょう」 唯「からって……あずにゃん、一体何枚借りてきたの?」 梓「とりあえずアルバム3枚と、新曲があったのでそれも」 唯「……」 唯「1泊、だよね?」 梓「あ」 唯「……あずにゃん」 梓「ご、ごめんなさい……」 梓「その、どうします?」 唯「しょうがないね……憂に電話してくるよ」 梓「へ?」 唯「このアルバム、かなり曲数入ってるみたいだし。泊まってかなきゃ聴ききれないよ」 梓「へ?」 梓「とっとと、泊まるんですかっ?」 唯「あはは、あずにゃん声うらがえってるー」 梓「あははーじゃなくてぇ!」 唯「……あずにゃん家、だめ?」 梓「……親に訊いてきますっ!」 唯「いまってあずにゃんのご両親、九州にいるんじゃないの?」 梓「あっと……そうでした。ですから……」 唯「いいよね、あずにゃん?」 梓「……ハイ。どうぞ泊まっていって下さい」 唯「えっへへー! あずにゃんとお泊りー!」ダキッ 梓「ひゃっ!?」 唯「にゃあだってー」ギュウギュウ 梓「言ってません! い、いいから憂に電話してきて下さい!」 唯「うんうん、すぐ言ってくるよ」パッ 梓「あっ……」 すたた… ガチャ バタン 梓「なんでわざわざ部屋の外に……」 梓「……」そっ 梓「……」ぴた 唯『うん……だから』 唯『だ、だいじょうぶだよ。あんまりたくさんで押しかけたら悪いし』 梓「……」 唯『あ、着替え……うん。それは助かるけど』 唯『ほんとに? ……うん、うん』 唯『うん。ありがと憂……ごめんね』 がちゃっ 梓「ひゃっ!」ドタン 唯「わ、あずにゃん!?」 唯「大丈夫? もー、そんなとこにいたらぶつけちゃうよ」 梓「す、すみません。……それで、どうでしたか?」 唯「あ、泊まっていいみたい。着替え持ってきてくれるって」 梓「え? それじゃあ、憂は」 唯「憂は学校あるからいいって。なに、3人がよかった?」 梓「……ま、まあ3人のほうがおもしろいかもしれませんけど」 梓「無理だって言うならしょうがないですね」 唯「……そっか。ひとまずさ、CDの前にごはんにしようよ」 梓「そうですね。もう7時ですし」 唯「憂のぶんも作ってあげよう!」 ―――― キッチン 梓「唯先輩、料理できるんですか?」 唯「そりゃ、少しはね。憂みたいにおいしくは作れないけど」 梓「へぇ……意外です」 唯「あんまり意外そうじゃないね」 梓「えと、まぁ、合宿の時とかきちんと包丁あつかえてましたし」 唯「よく見てるねぇ」 梓「あ、危なっかしいからです! ……でも、料理は大丈夫みたいですね」 唯「そゆこと。えへへ、まぁ任せて」 唯「あずにゃんは休んでていいよ。……あ、お風呂の準備しといてほしいかな」 梓「あ、はい。……てきぱきしてますね」 唯「だてに16年もお姉ちゃんしてないってことですよ」 梓「お姉ちゃん……」 唯「へ!?」 梓「え? いや、あの、違いますよ!? お姉ちゃんって呼んだ訳じゃ」 唯「あ、あずにゃん……」 唯「もっと言ってそれ! お姉ちゃんて!」 梓「い、いやですよ! そういうのは……」 唯「お願いあずにゃん!」 梓「……」 唯「あずにゃん?」 梓「……その、あずにゃんっていうのをやめてくれたら、いいですよ」 唯「……」 唯「じゃあ、そしたら……あずさちゃん?」 梓「はい、」 唯「いや待って! 違う……」 梓「へ? ちょっとあの、変なあだ名とか開発しないでくださいよ?」 唯「あずにゃんは私をお姉ちゃんって呼ぶんでしょ?」 梓「えっ……はい、まぁ」 唯「だったら……あずさだよ」 梓「!」キュウ 唯「私、ういのことはういって呼ぶし。だから、あずさ!」 梓「……な、なんか、新鮮ですね?」 唯「ほら、あずさ、あずさ!」 梓「えっ? ななんですか唯先輩」 唯「だからぁ、お姉ちゃんって呼んでよ!」 梓「へ……えっと……」 梓「お、お風呂沸かしてきますー!」ピュー 唯「あぁっ、逃げたなあずさー!」 ―――― 浴室 梓「はぁっ、はぁ……」 梓「あぁもう……」ゴシゴシ 梓「お姉ちゃん、か……」 梓「お姉ちゃんにするなら、澪先輩とかかなあって思ってたけど」ゴシ… 梓「……唯お姉ちゃんかぁ」 きゅ きゅ ザアアアー… 梓「お姉ちゃんっていうよりは……やっぱり、唯先輩とは」 梓「……す、すきです、唯先輩」 ザアアアァァ 梓「何言ってんだろ。……ばかな私」 梓「ぽちっと」ぴっ ジャバババ… 梓「ふぅ……」 梓「唯先輩の妹かぁ」 梓「部活の後輩より……近づけたのかな」 梓「ふつうの、親密さでいうなら……そうなんだろうけど」 梓「……」 梓「わたしは憂の立場じゃないだけマシなのかも」 梓「わかってるけど……やっぱり憂がうらやましいな」 梓「今晩だけ……今晩だけだ。唯先輩の妹になってあげよう」 梓「お姉ちゃん、お姉ちゃん……うん、よし」 梓「……憂だって、一晩くらいなら許してくれるよね」 梓「……」 ―――― リビングルーム 梓「おね」ガチャッ 梓「……ゥゲフン、ゲフン!」 憂「あ、梓ちゃん。勝手に上がっちゃってごめんね」 梓「ううん、良いよ。来るっていうのは聞いてたし」 憂「お姉ちゃんとCD聴くんだって?」 梓「うん。1泊なのにレンタルしすぎちゃって。ていうか結局話したんですね、唯先輩」 唯『へ? なーにあずにゃん?』 梓「憂にはマワナベ知らないこと内緒にしておくんじゃなかったんですか?」 唯『いやぁー、言い訳思いつかないしさ、憂ぐらいにはいいかなって』 唯『あと、ワマナベだよあずにゃん? そこしっかりしないとりっちゃん達に笑われるよー?』 梓「う……気をつけます」 憂「ふふっ」 梓「なに……」 憂「意外とお姉ちゃんに頭上がらないんだね、梓ちゃんって」 梓「ち、違うもん! いつもはこんなじゃない!」 憂「そうかな。お姉ちゃんもなんか慣れてる感じだよ?」 唯『んー、なんか今日あずにゃん、やたらテンション上がってるから扱いやすいんだよね』 梓「ひどいですっ、唯先輩まで!」 憂「あれ? 梓ちゃんにとって私よりお姉ちゃんが下なの?」 唯『あずにゃん傷つくー』 梓「な、なんなんですかもうっ! そんなわけないじゃないですか!」 憂「えへへ、冗談冗談……お泊りって楽しいもんね」 梓「……まあ、そうだね。成り行きだけど、たまにはいいかな」 憂「お姉ちゃんだったらいつでも貸したげるよ?」 唯『ういー、私の意志はー?』 憂「ごめんごめん……でも、いいでしょ?」 唯『……ふんだ!』 梓「……」 憂「怒っちゃった」 梓「私に言われても……」 憂「じゃあ梓ちゃん、お姉ちゃんをよろしくね」 梓「もう帰っちゃうの? 唯先輩、憂のごはんも用意してくれるって言ってたよ」 憂「うん、使っちゃわないといけない野菜があるから……」 梓「そう……じゃあまた明日ね」 憂「うん、バイバイ。お姉ちゃーん、私帰るねー?」 唯『おーう、じゃーねー』 とんとん ばたん 梓「……」 梓「……お姉ちゃん?」 2
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―――― 梓「……」 唯「3枚目……」 カチャッ パチッコトン 唯「あずにゃん、ちゃんと曲聞いてる?」 梓「……」ぼー 唯「……あずさ。お姉ちゃんって呼ぶだけで良いんだよ?」 カチッ ~♪ 梓「……」 唯「あーずーさっ」 梓「……いやです」 唯「ふむ、強情な」 梓「……」 ~♪ 唯「……」 唯「もう12時だねぇ」 梓「でも、聴きませんと」 唯「あずにゃん真面目……ふあぁ……」 梓「……先に寝ててもいいですよ?」 唯「いいかな? 正直もうどうでもいいんだよね……ぁく」 唯「ベッドかりまーす……」 ごそっ ごそごそ ぼすんっ 梓「……」 梓「……きれいな歌」 唯「すうぅ……くぅ、すうぅ……くぅ」 梓「……」 カチッ しーん… 梓「でも……やっぱり唯先輩のほうが」 そっ と と… 梓「……好きです、唯先輩……」 梓「今なら、私の好きにできますよね」 唯「すうぅ……くぅ、すうぅ……くぅ」 梓「……」 ゴクッ 梓「……こんなの、いけないかもしれませんけど」 梓「でも、唯先輩のほうが、よっぽど……」 梓「……いきますよ」 すっ 梓「ふぅ、ふぅっ……」 梓「ん……」 唯「うるさいよ、あずにゃん」ぐい 梓「むべるぷえうふぁお!?」 どどっどたんっ 唯「……お姉ちゃんの寝込みを襲うのは良いけど、先輩はだめだよ、あずにゃん」 梓「ぷぇ……ゆ、ゆいせんぱぁい!」 唯「……わかんない子だね」 梓「わかってますよ! それでも嫌なんです!」 梓「唯先輩が私を後輩として見るのを嫌がるのと同じで……私も唯先輩を姉のように見たくないんです!」 梓「……ふつうの恋人がいいんです」 唯「……寝込みを襲って普通の恋人になれると思った?」 梓「それはその……すみません」 唯「ごめんね。もう眠いから寝かせて、あずにゃん」 梓「……」 梓「わたし、よその部屋で寝ます……」 唯「……我慢できないから?」 梓「……そうですよっ。そういうのは言わないでください」 唯「ごめんごめん。おやすみ」 梓「はい、おやすみなさい」 とと… ガチャ バタン 梓「……」 梓「は、ぁ……」 ふらふら… 梓「唯先輩のことしか考えらんない……」 梓「なのに……唯先輩は、お姉ちゃんっていうスタンスなんだよなぁ」 梓「もう、妹でも……いっかも」 梓「ていうか、妹でだめなことなんてないよね……唯先輩、たぶんそれならさせてくれるだろうし」 梓「……」 ガチャッ 梓「……だめだよね、姉妹でなんて」 梓「唯先輩が良くても、私が許さないもん、そんなの」 梓「そう言ったら……あずにゃん真面目ーって……言ってくれるのかな」フラッ トサッ 梓「唯先輩……憂……」 梓「すぅ……」 ―――― 唯「あずにゃん、あずにゃん。起きて」 梓「……ぅ」 唯「学校遅れちゃうよ。朝ご飯食べないと」 梓「ゆい……せんぱい?」 唯「おはよ、あずにゃん」ニコ 梓「あ、あの……」 梓「……おはよう、ございます」 ぐいっ 唯「ほらほら、急がないと!」 唯「早くご飯食べて、CD返して、学校行こう?」 梓「……はい」 梓「……」 唯「じゃあ私、下に行ってるよ。早く目さましておいで」 梓「はい……あの、昨日はすみませんでした」 唯「……」 唯「お姉ちゃんは、いつでもいいんだよ?」 がちゃっ ぱたん 梓「唯先輩……」 梓「CD……プレーヤーの中に入れっぱなしだ」 ととっ 梓「よしっ、起きなきゃ」パシン 梓「マワナベの勉強はまた今度したらいいや」 梓「……返しに行こう」 梓「……」 梓「着替えよ」 ―――― TSUTAYA 唯「まだ開いてないね」 梓「そうですね、この時間は……」 ぎゅうっ 唯「あずにゃん?」 梓「……」 唯「そこの返却ポストに入れたらいいんだよ?」 梓「……ん」 唯「ん?」 梓「まだ、聴き終えてません。CD……」 唯「……そうだね。でも、いいんじゃない? いっぺん聴いたくらいじゃ覚え切れないし」 唯「ちゃんと返さないといけないよ? あずにゃん」 梓「そうなんですが……その、ライブまではまだ期間がありますし」 梓「もう少し、借りていたいです……」 唯「……ねぇ、あずさ」 唯「そんな曲、覚える必要ある? ライブに行って生の音聴けたら、それでよくない?」 梓「それは……でも、知っておいたほうがいいと思います」 唯「ほんとにそう思ってる? ……ほんとに、それだけのためにレンタル延長したいって思ってる?」 唯「そんなにわかに勉強したってさ、ライブをより楽しめるようにはならないと思うんだけど」 梓「う……で、でもっ」 唯「素直になろうよ、あずさ。お姉ちゃんは、いつでもレンタルOKだよ?」 梓「……」 梓「……いりませんっ」トコトコ がこんっ 唯「ありゃ……」 梓「学校行きますよ、『唯先輩』っ!」 ―――― 梓「……もしもし、律先輩ですか?」 梓「その、あの」 梓「今日は……部活、休ませて下さい」 梓「えっと、それとは違うんですけど」 梓「……だから男じゃないですってば」 梓「え……あ、はい。ありがとうございます」 梓「失礼します……」 ぴっ 梓「……」 梓「さてと」ゴソッ 梓「また借りに行かないと」 ―――― 唯「もしもし、澪ちゃん?」 唯「ごめん、今日部活休んでいいかな?」 唯「あ、うん、そう! 頭痛くって」 唯「えぇと……りっちゃん達には先に行っててって言ったんだけど、やっぱ無理っぽくて」 唯「澪ちゃんから伝えてくれる? うん、ありがと」 唯「えへへ、ありがと。大丈夫……」 唯「明日ね~……」 ぴっ 唯「……」 唯「さ、帰らないと」 唯「憂はお買い物してからだから、先回りできるよね」 唯「……ほんとに頭痛い気がしてきたよ」 すたすた… 唯「……あ」 和「あら、唯じゃない。軽音部行かなくていいの?」 唯「そうなんだ。今日は頭痛くって」 和「大丈夫?」 唯「うん、だいじょぶ。楽器やるのはつらいかなってくらいで」 和「……とてもそうは見えないわよ?」 唯「……そうかな?」 和「少し待ってて、唯。これ職員室に持って行ったら帰れるから、一緒に帰るわよ」 唯「あぇ、あ、うん、ありがとう和ちゃん……でも」 和「でもじゃないわよ。唯、今にも倒れそうよ」 唯「そ、そんなことないよ……」 和「いいから、ここで待ってなさい」 唯「……わかったよう」 和「うん。それじゃね、すぐ戻ってくるから」 たったっ… 唯「……そんなに顔に出てたかあ」ペタペタ 唯「でも、あずにゃんがいけないんだよね……お姉ちゃんなんて言うんだもん」 唯「……他人のくせに」 唯「もう、おさまりつかないじゃん……」 唯「……」 とっとっ… 和「……唯、待たせたわね」 唯「……」 和「いきましょ。ほら、靴履き替えなさい」 ―――― てくてく… 和「唯と一緒に帰るのもひさしぶりね」 唯「うん、そうだね」 和「中学のころは、唯……遠くに行っちゃったからね」 唯「……」 和「私、唯ががんばって勉強して、高校から一緒に行けるって聞いた時は、すごく嬉しかったのよ」 唯「うん。私も、戻ってこれるのすごく嬉しかった」 和「実際はあんまり一緒にいれる機会はないかもしれないけど……」 和「あのころに比べたら、毎日すごく充実してるわ」 唯「……ごめんね」 和「いいじゃない。唯が悪かったんじゃないわ」 和「それに、きちんと悔いているんでしょ?」 唯「クイ?」 和「反省してるってこと」 唯「あぁ、うん……」 和「……あの時は、びっくりしたわよ」 唯「ごめん……」 和「唯が転校するってことも、一人暮らしさせられるってこともだけど」 和「唯が憂を……襲ったっていうのかしら。そのことも……」 唯「ちがうよ。私たちはちゃんと愛し合ってた」 和「……そういえば、あのときのこと、唯にちゃんと聞いたことがなかったわね」 和「唯は、何で……憂と」 唯「なんでって、そんなの……今になっちゃったらもう分かんない」 唯「ただね、でもね。……憂のことは今でも好きなんだ」 和「……」 唯「だめだって分かってるから……別の人に気持ちを向けるようにしてたんだけど」 唯「……やっぱり、私のほんとの気持ちは違ったみたい」 和「……」 唯「いや……どうなのかな。憂が好きっていうより……」 唯「妹が好き、なのかも」 和「……フェチズム?」 唯「んー……」 唯「そう、かな。……和ちゃん、ちょっと私にお姉ちゃんって言ってみて?」 和「? お姉ちゃん」 唯「棒読みじゃんー」 和「そうは言っても、私は唯の妹じゃないし」 唯「だよねぇ……そうなんだよ」 唯「私の妹は憂ひとりだけなんだよねぇ」 ―――― 平沢家 和「それじゃ、しっかり休むのよ」 唯「うん、送ってくれてありがとう和ちゃん」 和「……」ひらっ すたすた… 唯「……」 ガチャッ 唯「ただいまー」 唯「ういー?」 とたとた 憂「おかえり。どうしたのお姉ちゃん?」 唯「……えへへ。ただいま憂」 憂「部活は……」 唯「休んできた。ちょっとだけ、頭が痛いからね」 憂「へ? だいじょうぶ、お姉ちゃん?」 唯「……うい」 憂「お姉ちゃん?」 唯「えへへ……ちょっと、部屋まで連れてってくれないかな」 憂「あっ、うん。ごめんね。カバンとギー太持つよ」 憂「よいしょ……っと。ひとりで歩ける?」 唯「うん、平気。ありがとね」 唯「さ、私の部屋行こっ」 ぐいぐいっ 憂「う、うん……えっと、お姉ちゃん?」 憂「そんなに押したら歩きにくいよ……」 ぐぐっ 唯「……うい」 憂「っとと……なに?」 とん とん 唯「憂は……私の妹だよね」 憂「う、うん。お姉ちゃんの妹だよ」 唯「だよね……うふふっ」 憂「変なお姉ちゃん」 とん とん がちゃっ 憂「よいしょー……うー、重たかった……」 唯「ごめんね、憂」 憂「ううん。いいよ、お姉ちゃ……」 どんっ 憂「ひゃうっ!」 ぼふん 憂「び、びっくりした……なに、お姉ちゃん?」 唯「……」 ぎしっ 唯「いいんだよね、憂」 ぎしぃっ… 憂「あ……」 憂「……うん。いいよ、お姉ちゃん」 唯「……」ニヤッ 唯「大好きだよ、憂……」 終わり 戻る
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唯『なーにー、あずさ?』 梓「……ごはんっ! いつできるかな!?」 唯『もうすぐだよ。待っててね』 梓「……」 たたっ 梓「お姉ちゃん、私も手伝うよ!」 唯「そしたら、ごはんよそってくれるかな?」 梓「うん、わかったお姉ちゃん」 唯「……ふふっ、あーずーさ」 梓「おねーちゃん。……ぷくくっ」 唯「あず……ぷふ、あははっ! やっぱ変だよこれ!」 梓「唯先輩が提案したんですよ!?」 唯「あっこら! お姉ちゃんと呼びなさい!」 梓「続けるんですか!?」 唯「もちろん! あ、でも私はあずにゃんって呼ぶよ」 梓「一方的じゃないですか……」 唯「いいじゃん、あずにゃん。お姉ちゃんって呼んでよう」 梓「……お姉ちゃん?」 唯「なぁに、あずにゃん?」 梓「フライパンくすぶってますよ」 唯「うぇええ!? ちょ、ちょっとちょちょ」カチャカチャ ブシュゥウゥ… 唯「ああぁ……」 梓「そういうお願いはもっと姉らしくなってからしてください、『唯先輩』っ!」 唯「ちくしょう!」 ―――― 唯梓「いただきますっ」 唯「ん」モグ 梓「……」パク 唯「……ふ、ふふっ」 梓「タマネギによく火が通っています」 唯「ぷくっ……ふあっはははは! ひひ、おっかしい……」 梓「なにがツボなんですか……笑い事じゃないですよ」 梓「憂に料理教わった方がいいんじゃないですか?」 唯「ふっ……ぷふっ! ちがうもん、さっきは気を抜いてて……」 唯「あずにゃんがお姉ちゃんとか言うからぁ」 梓「だから提案したのはお姉ちゃんですっ!」 梓「……うあああああっ!!」ガリガリガリ 唯「ちょっとだけしみてるねぇ。この煮物さんのように」 梓「ハァ、まったく……なに言ってるんですかほんとに」 唯「あずにゃんこそだよ」 梓「あ、いいんですか? マワナベ知らないって言いふらしますよ?」 唯「だからワマナベ……」 梓「どっちでもいいですっ!」バン 唯「はいっ」 梓「さあ、食べましょう食べましょう!」パクパク 唯「むっ、早食い対決だね!?」パクパク 唯「むひょっ、あふっ!」ビクッ 梓「大丈夫ですか!?」 唯「うっほぴょ~ん」モグモグ 梓「……あぶない、コップの水かけちゃうところでした」 唯「やめてね?」 唯「でもあずにゃん、私の料理もけっこういけるでしょ?」 梓「ん……」パク 梓「まあ、焦げてないとこはおいしいかと……」 唯「でしょ? 憂もおいしいって言ってくれるんだよー」 梓「……憂がいるときに料理する事ってあるんですか?」 唯「……そこはつっこまないで」 梓「見栄張りましたね……」 梓「でも、普通に食べられれば十分だと思いますよ」 唯「えー? 自分でおいしい料理作れないと、毎日の食事が憂鬱になるんだよ?」 梓「なんか知ってるような言い方ですね」 唯「ん……まあ」 唯「食事は大事だと思うな。うん」 梓「ですね。焦がさないようにしなきゃいけませんよ」 唯「あずにゃん手厳しい……」 梓「すみません……」 唯「……」モグモグ 唯「あずにゃんこそ、料理できるの?」 梓「できますよ。……たぶん。憂と比べられたら困りますけど」 唯「憂もがんばってあそこまで上手になったんだよ。努力しなきゃ」 梓「唯先輩もです」 唯「ふんだ!」 梓「拗ねないでくださいよ、もう」 唯「ふんっふんっ」ヒョイパク ヒョイパク 梓「ぜんぶ食べられた!?」 唯「ごちそうさま!」 梓「ごちそうさまです……」 ―――― 梓の部屋 唯「よし、お風呂も入ったことだし、CD聴こうか」 梓「はい。学校もありますから、遅くならないうちに聴き終えないといけませんしね」 唯「さっさとかけちゃお。ワマナベ1st……うわぁ、16曲もある」 ガチャ ガチガチ 唯「よいと」カチ 梓「……」 ~♪ 唯「あずにゃん、こっちこっち」 梓「あっ、はい」 ととっ 梓「失礼します……」ぴたっ 唯「……あずにゃん?」 梓「はい?」 唯「……ううん、なんでもない」 …すりっ 梓「……」 唯「きれいだね……」 梓「えっ?」 唯「この歌手さんの歌声。すごくきれいだと思う」 梓「……」 梓「そうですか? ……私は、唯先輩のほうが好きですよ」 唯「……」 梓「……う、歌声が、です」 唯「そう? うれしいな」 梓「……」 唯「……」 唯「あずにゃん」 梓「はい?」 唯「ワマナベ、どう?」 梓「うーん……印象とは違いますね」 梓「律先輩が中学から好きって言うくらいですから、もっと激しいバンドなのかと思いましたけど」 梓「なんていうか……優しいです」 唯「うん。私も優しいって思った。用語とかわかんないから、説明できないけどさ」 梓「律先輩が素直に好きって言いそうな感じじゃないですよね」 唯「澪ちゃんならわかるけどね。なんていうか、この人の歌は……」 唯「人を素直にさせる力があるのかもね」 梓「……有名になるのもわかりますね」 唯「……」 梓「……」 唯「きれいだな……いいきもち」 梓「……そう、でしょうか」 唯「プロローグだっけ、この曲は」 梓「そうですね。……ライブで聴けるかなぁ」 唯「……」 ぎゅっ 梓「どうしたんですか……急に抱き着いて」 唯「だめ?」 梓「いいですけど……」 唯「えへへ」ギュウ 梓「……」 とくん とくん… 梓「……」 唯「あずにゃん?」 梓「……」ブルッ 唯「だいじょぶ? 湯冷めしちゃった?」 梓「いえ……」 唯「じゃあどうしたの?」 ぎゅうっ 梓「……なんでもないですよ」 梓「唯先輩がいてくれたら、大丈夫ですから」 唯「……わかった。ぎゅってしててあげる」 梓「ありがとうございます……」 ―――― 梓「……」 唯「アルバム終わっちゃったね」 梓「……うん」 唯「次のCD入れてくるよ」ぱっ 梓「あ……」 カチャ ガチッガチ 唯「……」 カチャン 唯「……あずにゃん」 梓「なに、ですか? 唯先輩」 唯「そろそろ……お姉ちゃんって呼んでくれない?」 梓「……」 梓「あずさって……呼んでくれるなら」 唯「いいよ。……あずさ」 梓「おねえちゃん……」 カチッ 唯「おいで。もっと近くで聴こうよ」 ~♪ 梓「うん……」 すとっ 唯「……」ギュウウ 梓「あっ、ちょ……」 梓「……いつも憂にもこんな風に抱き着いてるんですか?」 唯「憂? うーん……」 ぐいっ 梓「……」カアアッ 唯「あずさは膝にのっけて後ろから抱っこするのが、しっくりくるね」 梓「そ、そうかな……」 唯「うん。すっごく、いい」 ぎゅううっ 梓「……」ドキドキ 唯「抱き心地もいいよ」 梓「曲……聴こうよ」 唯「……」 唯「綺麗な曲だよ。優しい曲」 梓「はい……」 梓「……」ギュッ 唯「……かわいいね」 梓「へ……」ドキンッ 唯「今のフレーズ、かわいかった」 梓「……」 唯「あずさ?」 梓「は、はいっ?」 唯「お姉ちゃんの話はちゃんと聞きなよ?」 梓「あ……ご、ごめんね、お姉ちゃん」 梓「けど、だって……ドキドキしちゃうから」 唯「あずさ……」ぎゅう ~♪ 梓「あ……い、いやですっ……」 唯「わたし、あずさのこと好きだよ?」 梓「だめですっ、ゆいせんぱい……」 唯「あずさっ」 梓「……おねえちゃん」 唯「よしよし」 なでなで 梓「……」 唯「あ、この曲」 梓「今度はなに?」 唯「さっきも流れてたよ。1stアルバムでも」 梓「……そうだったっけ?」 唯「ほら、ここ。こんな日の暮れ時~には~」 唯「淋しく誰か想~いた~い♪」 梓「あ……」 唯「なんーてね、空~がね~、透っき通るか~ら素直にな~るよ~♪」 梓「よ、よく……覚えてるね」 唯「えへへ。歌ならすぐ覚えられるんだ」 唯「わたしは今どのあ~た~り~?」 梓「……」 唯「小説としたら何ページ目あ~た~り~?」 唯「まだ~まだ~、プローロォ~グ♪」 梓「唯先輩っ!」 唯「こ……なぁに、あずさ」 梓「私、わたし……やっぱり唯先輩のほうが好きですっ」 唯「……」 梓「歌声だけじゃないです……唯先輩が好きなんです!」 梓「好きって、簡単な好きじゃないです。こ……恋なんです、この気持ちは!」 梓「おかしいですか!? わたしだって……ううむぐっ」 唯「……あずさ。お姉ちゃんの話、聞いてた?」 梓「……う、ぐむ……?」 唯「お姉ちゃんって呼んで。……そう言ってるよね?」 梓「……」 パッ 唯「あずさ」 梓「……ゆい、せんぱいっ」ケホッ 唯「……」 梓「なんでですか……どうして憂なんですかっ」 梓「わたしだって、私の方がっ、唯先輩のこと愛してます!」 梓「なのに、何で憂なんですか……? 私を私として受け止めてくれないんですか!」 唯「……」 梓「憂じゃ……やだよう……」 唯「……あずさ。そうじゃないよ」 唯「あずさのことは好き。でも、妹じゃなきゃやだよ」 梓「意味がわかんないですっ……唯先輩の妹って、憂のことじゃないですか」 唯「……」 梓「……」 梓「唯先輩っ!」 唯「お姉ちゃんって呼びなさい」 梓「いやですっ、唯先輩!」 唯「……だったらあずにゃんの気持ちには答えられないよ?」 唯「あずにゃん、私に甘えたいんじゃないの?」 梓「私を通して憂を見られるくらいなら、甘えたくなんてありません」 唯「違うんだけどなぁ」クスッ 唯「まぁいいや。私のひざ、おりてよ」 梓「……」 唯「あずにゃん、おりて」 梓「……はい」ぽすっ 唯「……」 梓「……」 唯「良い曲だねえ」 梓「……」 梓「唯先輩……訊いてもいいですか」 唯「だめ」 梓「……ですけど」 梓「ヘンですよ? 唯先輩」 唯「……自覚してるから。言わないで」 唯「ていうか、あずにゃんだって人のこと言えないけど」 梓「……」 梓「そうかもしれませんね……」 唯「……」 3
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1 2 3 梓→唯憂 2010/12/15 http //raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292423933/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る いろいろ紆余曲折してるけど結局は唯憂がお互いに好きってことだと思いましたまる -- (名無しさん) 2020-01-14 17 16 01 話の展開がよく分からん ワマナベのライブを見に行くため勉強するSSだと思った。 -- (名無しさん) 2015-01-17 11 54 02 妹フェチだから お姉ちゃんと呼んでくれる人しか愛せないって事? -- (名無しさん) 2013-02-18 11 00 05 ドユコトー -- (名無しさん) 2013-02-16 23 36 44 この唯こええよ -- (名無しさん) 2013-02-14 21 44 56 このお姉ちゃんはかっこいいな〜 -- (憂) 2013-02-13 07 15 32 妹になるなら誰でもいいのか -- (名無しさん) 2012-04-02 21 57 56 こういう黒い百合を待ってた -- (名無しさん) 2011-12-22 22 23 28 何と言うか…これは一体どういう事なんだ… -- (名無しさん) 2011-10-25 12 39 27 曲名を聞いてようやくワマナベ→和真鍋ということに気付いたw -- (名無しさん) 2010-12-31 01 13 38
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ep.まとめ【未解決事件まとめ15選】ミユキサン 長岡京 お姉ちゃんだよ 世田谷一家 三億円事件 洋子の話は信じるな 他 収録内容 「ミユキサン、カアイソウ」 「岡山地底湖行方不明事件」 「長岡京ワラビ採り殺◯事件(紹介)」 「井の頭公園バラバラ殺◯事件」 「世田谷一家殺◯事件」 「お姉ちゃんだよ事件(紹介)」 「タケノコ掘り女児行方不明事件」 「長岡京ワラビ採り殺◯事件(詳細・考察)」 「スーパーナンペイ事件」 「名古屋妊婦切り裂き殺◯事件」 「三億円事件」 「赤城神社主婦失踪事件」 「松岡信矢君行方不明事件」 「室蘭女子高生失踪事件」 「石井舞ちゃん失踪事件」 「福島女性教員宅便槽内怪◯事件」 「洋子の話は信じるな」 「お姉ちゃんだよ事件(詳細・考察 ネオホラーラジオ コウタさん)」 その他 名前 コメント すべてのコメントを見る
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戻る 実に複雑な話だな… -- (名無しさん) 2010-12-23 03 25 55 あずにゃんカワイソス -- (名無しさん) 2010-12-23 03 40 27 話の意図が見えん -- (名無しさん) 2010-12-23 03 54 16 え…… え……? あの…唯さん?梓さんはどうなるんでしょうか… -- (ウエスタン下野) 2010-12-23 04 03 12 梓ざまぁ いや、ありがとう作者 -- (名無しさん) 2010-12-23 04 29 57 なんつう話だ・・・・・。面白かったが。 -- (通りすがり) 2010-12-23 08 02 16 あずにゃん……。 何て言うか、コメントに困る作品だな……誰も悪くはないし、恋愛って全員が全員幸せになれる物でもないし。 -- (ごはんはおかず) 2010-12-23 09 58 25 これ本スレではやたら絶賛されてけど正直何が言いたいのかわからん -- (名無しさん) 2010-12-23 13 03 34 ・・・何というか、何とも言えん。 結局、何なんだってばよ? -- (柚愛) 2010-12-23 16 18 06 歪んだ愛だなぁ… 後味は悪いが面白かった が、救われないな -- (名無しさん) 2010-12-30 21 39 53 曲名を聞いてようやくワマナベ→和真鍋ということに気付いたw -- (名無しさん) 2010-12-31 01 13 38 何と言うか…これは一体どういう事なんだ… -- (名無しさん) 2011-10-25 12 39 27 こういう黒い百合を待ってた -- (名無しさん) 2011-12-22 22 23 28 妹になるなら誰でもいいのか -- (名無しさん) 2012-04-02 21 57 56 このお姉ちゃんはかっこいいな〜 -- (憂) 2013-02-13 07 15 32 この唯こええよ -- (名無しさん) 2013-02-14 21 44 56 ドユコトー -- (名無しさん) 2013-02-16 23 36 44 妹フェチだから お姉ちゃんと呼んでくれる人しか愛せないって事? -- (名無しさん) 2013-02-18 11 00 05 話の展開がよく分からん ワマナベのライブを見に行くため勉強するSSだと思った。 -- (名無しさん) 2015-01-17 11 54 02 いろいろ紆余曲折してるけど結局は唯憂がお互いに好きってことだと思いましたまる -- (名無しさん) 2020-01-14 17 16 01
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ep.SP【未解決事件】お姉ちゃんだよ事件 真相に一番近い驚愕の考察!?「福島県原町市女性失踪事件 」 ネオホラーラジオからコウタさんが登場! 放送内容 ゲスト コウタ(ネオホラーラジオ) 参加メンバー Tomo Kimura K-suke その他 名前 コメント すべてのコメントを見る
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元スレURL 愛「このひとが美里お姉ちゃんだよ!りなりー!」美里「...」璃奈「...」 概要 静かなマウント合戦勃発 タグ ^宮下愛 ^川本美里 ^天王寺璃奈 ^コメディ ^あいりな ^あいみさ 名前 コメント