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あー、むかつく! 部室に入ると、すでに有希が本を読んでいた。 ちょうど良いわ、私の話に付き合って。 ~回想シーン~ 最後の時間は教師が休みだったんで自習になった。放課後のために今は寝る時間ね! あほの谷口が壇上で何か言っているわ。 「よし、では予告どおりシングル人気投票を始める」 「まず、今回のエントリーはこのメンバーだ」 「ハルヒ、確認だがクラスでは隠しておくことで良いのか?」 うん?キョン?なにを言ってるの? 「いや、交際していると訂正しないと俺とお前もしっかりエントリーされているぞ」 キョンの話だと、あほが今回クラス内で異性のシングルを対象に人気投票を行う。 投票の際にはその理由も簡単に書くとのこと。無視ね、無視。 あー、でもせっかくだしキョンに一票入れてあげるかな。あたし以外入れる人いなさそうだし。 「かまう必要はないわ。ま、まあアンタに私の票をあげても良いわよ」 投票結果 「まずは女子だ。今回は票がきれいに分かれた結果、一位は『由良さん、5票』。」 「理由は、『眼鏡っ子萌え』『性格がいい』『ポニテ萌え』・・・」 ポニテ萌え・・・まさかね 「次は男子だ。は?まじかよ。『キョン8票』お前には明日はこないと思ったほうがいいぜ」 「理由は、『あの優しい視線で私も見て欲しい』『絶対に大切にしてくれると思う』『羨ましい』、涼宮に刺されるぞ、おまえ」 (今回、なやんだわ~)(国木田君も彼女もちだしね)(選択肢がなさすぎ)←クラスの声 え・・・こんなの信じられない! 古泉:「(携帯がなっている。閉鎖空間ができたようですね)」 ~回想おわり~ ~~~ 「こんにちはです」 部室に入るとそこにいるのは長門さん相手に熱く語る涼宮さん。なんかクラスであったようですね。今のうちに着替えておかないと。 あ、キョン君と古泉君こんにちは。お茶入れますね。そういえば、キョン君。今日何かあったの? 「あ、ハルヒですか。いろいろと・・・」 そういうことですか。キョン君もあんなに想われて少し妬けますよ。 「それで閉鎖空間があの時間にできたのですか」 「あれだけ谷口をぼこぼこにしてまだイライラしていたのか」 「普通の容姿ではあるわ。でも口は悪いし、思いやりというのものが決定的にかけてるわ」 「・・・」 「みくるちゃんにはデレデレしているし・・・」 「・・・(本が読みたい)」 今日はあたしでも長門さんの表情が読めてしまいます。 どうやら、キョン君の悪い点を必死にあげているようですね。 今回はすこしお茶は温めにしましょうか。 「涼宮さん、お茶どうぞ」 ~ 「みくるちゃんちょうど良いわ。ちょっとそこに座りなさい。」 長門さんが解放されて、朝比奈さんが涼宮さんに捕まったようです。 さて、あちらはまだ終わりそうないですし今日はオセロでもしましょうか。 「大体、『優しい視線』とか彼氏にしてもらいなさいよ。」 「『大切にして欲しい』って、それは自分の努力不足の結果じゃない。キョンになんでそんなこというの」 「えーと、そのう」 どうやら、彼に票を入れた女子に対して嫉妬しているようですね。貴方もあそこまで想われて幸せじゃないですか。 「譲る気はないぞ」 貴方がそんなことを言う日がくるとは昨年の僕には信じられないでしょうね。 「いい、みくるちゃん。キョンはあたしの彼氏なの。だからあなたもその辺を弁えてキョンに接しなさい」 「涼宮さん、怖いですぅ」 さすがに朝比奈さん泣き出しそうです。あ、今回は僕に任せてください。貴方だと火に油を注ぎかねませんから。 「涼宮さん、そのお話僕にも聞かせてもらえませんか?」 ~ 「さすがに、涼宮さん怖かったですぅ」 お疲れ様でした、朝比奈さん。 「キョンは他の女子にデレデレしすぎだわ」 「いえいえ。僕からみれば今は涼宮さん一筋にしか見えないですよ」 「そ、そう?」 「ええ。彼の視線の大半を貴女が占めていますよ」 「他の子がなんであんなにキョンを褒める訳?キョンはあたしだけのものよ」 「仰せのとおりです。涼宮さんの目利きがいいのですよ。」 「え?」 「彼の良いところにほかの人が気がついても、それは彼が貴女に対する想いですから」 よし、がんばれ! 「・・・まずいことになった。古泉一樹は誘導に失敗した」 どういうことだ、長門? 「で、キョンがね。『お前の世話なんて俺以外にはできないだろ』って言ってくれたの。どう考えてもプロポーズだわ」 「朝、あたしの髪をやさしく梳きながら『お前が愛おしいよ』って言われた時なんて。きゃぁ」 「は、はあ・・・」 まてーーーーーーーーーーい!ハルヒ、お前なに俺の恥ずかしい記憶をなにばらしているんだ。 「キョン君、いつもそんなこと言っているんですかぁ?」 朝比奈さん、顔を真っ赤にしてそんなこと聞かないでください。長門、なんだその冷たい目は。 「このままではあなたの恥ずかしい記憶がすべて赤裸々に暴露される」 結局俺が聞くことになるのか ~ 「で、結局お前は何が言いたいんだ?」 あんた、由良さんに入れたでしょ。『ポニテ萌え』ってなによ。私がポニテにしていないことへのあてつけかしら? 「ハルヒ、俺がお前以外に入れるわけがないだろ。自分の彼女以外の女性に票入れるやつだと思ってはいないだろ」 よく言うわ。まあよかったわね。あんた、モテモテじゃない 「ハルヒ以外の女性にもてても仕方ないだろ。そもそも俺がお前へ普段していることじゃないか」 そ、それは。たしかに言われてみればそうね。で、でもなにか悔しいわ。 「嫉妬するハルヒもかわいいが、ほかのみんなに当たるのはやめとけ。甘い言葉なら二人きりの時に言うから、な。」 そ・・・そうね・・・ま、まあ考えておくわ。 「はいはい」 「で、結局お前は俺になにをしてほしいのかな?」 う・・・、なにか言いくるめられてるようで悔しいわ。だめよ、キョン。そんな笑顔であたしを抱きしめられたら何でかどうでもよくなってきちゃうじゃない。ちょ・・・ちょっとキョン離しなさいよ。 「よし、ならあとで好きなだけ聞いてやるから自習の話は終わり。明日も谷口を絞めよう」 「朝比奈さん。ハルヒに新しいお茶お願いできますか?」 かくして、俺達はハルヒの語りによる閉鎖空間の発生を阻止したのであった。
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「う、ん」 自室の椅子で大きく伸びをし、かちり、ぱたん、と弄んでいた携帯に、意を決して発信ボタンを押す。 とるるるるるるる……発信音になんとなく心が折れる気がする。 けれどここで切ったら、それはただのいたずら電話だ。 そう思った瞬間に繋がった。 繋がってしまった。 『や、お久しぶり佐々木さん』 「久しぶり、岡本さん。一年ぶりくらいね。ちょっとお話したいんだけれど、時間だいじょうぶ?」 『こんな時間だもの、大丈夫よ大丈夫。それにしても随分久しぶりじゃない』 電話口に出たのは中学三年時代のクラスメイト、岡本さん。 正直言って彼女との親交は深かったとは言いがたいが、久しぶりと言いつつその口調は軽快で、いぶかしがる様子はない。 うん。なんとなく嬉しい。 『何か用? あ、聞いてるよ? 北高の涼宮さんにケンカ売ったってホント?』 「え? いや別にそんな訳じゃないわよ」 そんなんじゃないわ。それにそれはもう終わった事。 『じゃあな親友、同窓会で会おうぜ!』 背中越しに聞いた彼の声。あの春の日がフラッシュバックする。 そう、それはもう終わった事だ。 『あれ? 違ったの?』 「違う違う」 けれどやっぱりこう来るか。 だから電話なんかしたくなかったのだけれど……。 「実は今度、須藤の音頭で中学の同窓会やる事になったのよ。だから女子の間で連絡網回してるの」 『あーその件ね、オッケー大丈夫よ。聞いてる』 あれ? ああもしかして。 「須藤?」 『そうそう。女子の窓口やってくれないかって』 須藤め、なんだ話は通してたのか。それならそうと言ってくれればいいのに。 『あら聞いてなかったの? まあしょうがないわよね、須藤の奴、多分佐々木さんと話すチャンスでも狙ってるんでしょ』 「まさか」 無意識に猫のぬいぐるみを手に取っていたと気付きつつ、言下に否定する。 くく、岡本さん。きっと須藤が好きなのはキミだよ。その手に疎い僕にだってそのくらい解るさ。 『あたしの事を須藤が? ないない。ていうか佐々木さん、らしくないわね』 まあ岡目八目、当人には解らないものなのかな……、って何が私らしくないのかしら。 『だってあたし狙いなら一年も間をおいたりしないと思うわよ? けど佐々木さんなら一年、間を置く理由があるじゃない』 「それも理屈かもしれないけれど」 一年の間をおく理由? 『だってそうでしょ? 北高の涼宮さんがキョン君連れまわしてるって話が噂になってるじゃない。なら佐々木さんは? って話なのよ』 岡本さんは『そうかあ、須藤がねえ』と付け足しつつ、鼻を鳴らすように笑っている。 『あの噂ね、ウチの男子にとっては『佐々木さんがフリーになった』って話に変換されるのよ』 「う、ふふふ、そりゃ持ち上げすぎよ岡本さん」 くく、キミならともかく、僕はそんな男好きのする女子じゃなかったろ? そうさ、僕は岡本さんみたいな女性らしい女性じゃなかった……それは僕が望んだことだったけれど……。 膝の上に乗せたぬいぐるみをなんとなくぐりぐりとやってしまう。 中学時代の岡本さん、新体操部の彼女を思い出す。 やぼったい制服の上からでも解るくらい彼女の発育は著しかった。 おまけに目が悪くて、誰にでも顔を近づけてしゃべるくせがあったから、男はみんなメロメロだったんだよなあ……キョンでさえも。 『相変わらずねえ佐々木さんは』 「そりゃそう簡単には変わらないわよ。人の中身なんてのはね」 『うふ、そういう妙に小難しいとこもね』 お褒め頂き恐縮だよ。 『褒めてないんだけどなあ』 「あら? そうなの?」 『……彼と別れちゃったのも、その小難しいとこが原因でしょ?』 彼とは誰の事かな、とは敢えて言わない。この年頃の少女のくいつきの良さは折り紙つきだ。そんな韜晦は効かないだろうから。 元々彼とは付き合ってなんかいないさ。そう、僕とキョンとはただの友達だよ。 そう言ってやると、電話口の笑い声がいよいよ爆発しそうになった。 『あはははは、そういう意地っ張りなトコが可愛いのよ。佐々木さんは』 「か」 同じ年齢の少女に言われる言葉じゃないぞ、おかげでぬいぐるみを落としてしまったじゃないか。 岡本、まったくキミって奴は。 『なんていうのかなあ、そんな風に口じゃクールを装ってるくせに、彼の隣じゃいつも幸せそうに笑っててさ。丸わかりよ?』 「丸わかりって」 そんなはずはないだろ。だいたいそれなら 『それでも落ちなかったんだから、彼は鈍感っていうか一種の悲観主義者っていうか、……うん、やっぱ変人よね彼も』 「そこは否定しないけれど」 きっとキョン当人は全力で否定するだろうがね。 『あたしは佐々木さんほど頭良くないからちょっと言葉にしにくいんだけどさ、そういうトコよ。 なんていうかさあ、普段、周囲に丸わかりな壁を作って踏み込ませないくせにさ、それをなんていうの? 溶け込んだ?』 「溶け込む?」 『そう、あなたの壁に溶け込んだキョン君と一緒にいた時、傍目にもすっごい幸せそうだったのよ。あなた。 だからきっとウチのクラスの男どもなら誰でも一度は思ったんじゃないのかな。俺もあんな風になれたらいいよな、ってね』 聞き流しつつ理論武装を固めた僕に、ふと岡本さんが思い出したように言った。 そう、唐突に。 『あーそうそう、そうよ、これだ。佐々木さんって結構解り易いのよ』 「え?」 僕の思考が一旦ロールバックする。 『踏み込むなってオーラがね、あからさまなのよ。そのくせ彼の隣だと妙に幸せそうでさ? あんなの見てたら嫌でも覚えてるものよ』 「……そんなものかしらね」 『どうかしらね? でも佐々木さん、自分が目立ってたことくらいは解ってたでしょ?』 「そりゃあね」 『だからよ。目立つから尚更あからさまなの』 電話口の向う、岡本さんが笑いを堪えている気配がする。 ああ、彼女はこんな人だったかな? どうも僕の記憶とだんだんズレが生じてきている気がするよ。 そんなに僕は解りやすかったのかい? ああそうとも、確かに単に男子と没交渉であるだけなら「私」でもよかった。 なのに「僕」なんてキャラ付けをしてたのは、私が注目されたがっていたからなんだろう。……あの小学生の頃に見た、太陽のような少女のようにね。 なら、ああそうだ、なら「解りやすい」のも当然なのかもしれない。 私が注目されたがっていたなら、注目されていたなら、その心の動きもまた自然と見透かされるものだろう。 そうさ。みんな馬鹿でも、物語のモブでもない。 みんな私と同じ青少年なのだから。 『う、ふふ。そうやってあからさまだから皆聞き耳立てちゃうのよ。ちょっとだけ羨ましくなっちゃうしね』 「そんな風に言われたって困るわ」 『でしょうけどね?』 けれど、と続けて彼女は言う。 そうやって目立っていたから、皆が私たちに聞き耳を立てていたこと。 そうやって聞き耳を立てていたから、皆が知ってて、私が知らなかった事を彼女は当たり前のように言った。 『あたしだって彼みたいになりたいなって思ったことあるもの』 「え?」 思考硬直。え? 何? これ何宣言? そういえば岡本が行った高校は確か女子高で、ええと。 『あ、いやいや違うのよ?』 電話切っちゃおうかな。 『だから待ってって。根本的な勘違いを指摘させなさい! あたしが思ったのは、えと、あんな風に誰かに認められたいってことよ!』 「ええと?」 くるくると手の上でぬいぐるみが廻る。 僕の目のようにぬいぐるみがくるくると回っている。 『あ。じゃ、やっぱりこれも自覚ないんだ』 「何がかしら?」 くすくす笑いが返ってくる。 『あなた、いつだって彼の事を褒めてあげてたでしょ?』 「そんなつもりはないけれど」 そんなつもりなんかない。僕はいつだってキョンの事を客観的に評価してきたつもりだし いつだって、彼に対してただ率直に思うところを述べただけだ。 何より、彼は彼自身を冷笑しているような節さえあったから。 だから、私は率直に言ってやっただけだ。 あなたは決して無力じゃないって。 『あはは、やっぱり自覚ないのね。けどテスト前とか模試の前、受験前、いっつもそうだったよ?』 「私は」 そんなつもりはない。 仮に傍目にそう見えたとしたら、それは彼を低く見積もりすぎだって事だ。 キョン自身にもその傾向があるけれど、彼は自分が考えているよりもずっと能力がある。僕はそう信じている。 『岡目八目』 「む」 ぼそりと電話口から聞こえたと思ったら、また笑い声に変わった。 『きっと誰よりも彼自身がそう思ってたと思うわよ? よっぽどの自信家じゃなけりゃ自分自身は過小評価するものだもん』 「岡本さん、過小評価と過大評価の境目ってどこにあるのかしら?」 『どこかしら? けど佐々木さんはただ思ったことを口にしてただけのつもりなんでしょ? それくらい傍で聞いてたって解るわよ。 だから彼も聞き入れたんじゃない? 普通は誰かに褒められるなんて照れくさいけどね……』 『なんて言うのかな、あたしだって新体操の時は悩むもの。これでいいのかってさ。 けど縮こまったら出来る事も出来なくなるでしょ? だから誰かが自分を信じてくれるって、とても力強いことだって解るよ。ああ、こういうのなんて言うのかな』 言葉を費やして、費やして、彼女が何かを探してくれているのがわかる。 解るから、私はしばらく沈思黙考して言葉を待っていた。すると、やおら、ぽん、とひざを叩く音が聞こえる。 『自分を信じられない時、あなたは大丈夫だって言ってくれる人がいるのって、とても嬉しいものよ。……それはとても羨ましいとあたしは思う』 ……それは否定はしないよ。 否定は、しない。 『そっか』 頷く気配からしばらく、また笑いが零れ始めた。 いかにも、とても、楽しそうに。 『ああそう、そっか、やっぱりアレって素だったんだ。あはははははははははは』 思わず頬を膨らませていたと自覚するまでたっぷり一分。 その間も彼女はずっと笑っていた。 『あ、はは。キャラ作ってる割にね、ひねくれてんだぞって主張とか色々あからさまなのよ。普通はもっとひそやかにやるものでしょ』 「ひそやかにと言われてもね」 『だって、あたしだってそうだったし?』 言いかけた僕に、再び岡本さんが爆弾を落とす。 え? なんだって? 『あら? 気付かなかった? あなたみたいに『近付くな』ってオーラ出す子もいれば、逆に、誰にでも均等に近付いて壁を作る娘もいるってこと』 電話の向うでくすくすと彼女は笑っている。いたずらが成功した子供がよくやるような笑い方だった。 『当たり前でしょ? 誰だって異性が気になるお年頃なのよ』 「なるほど。それはそうかもね」 とりあえずの返事をした僕に、岡本さんは今度は説教でもするように言う。 ああ、確かに僕は観察眼が足りなかったのかもしれない。 『自分だけが特別だ、なんて思っちゃダメよ?』 「ごもっとも」 と、言う他無い。 そうとも。岡本さんは一見、男子に対してもとても近い距離感を持っていた。 けれど、むしろそんな彼女だからこそ男子は余計に遠巻きに見ていた。その為の行動だったのだ。 キョンだってそうだ。岡本さんがそうやって誰にでも近付くからこそ、彼は余計に『勘違いしちゃいけない』と自分を戒めていた。 彼女は他の女子と違い、どの男子とも距離感が近かったから……だから男子も遠巻きに見ていたのだ。 あの態度だって、僕の態度と相通じていたのだ。 ああそうとも。 僕だの理性だのと気取って『異性を寄せ付けない自分』を確立できていたつもりでも、周囲に女としか見られていなかったように。 中学時代ですらそうだ。だって『女』と見られていたからこそ『キョンと付き合っている』と噂されたんじゃないか? 僕はいつでも『女と見るな』とやってきて、けれど女と見られていた。 なのに自分じゃ『うまくやっている』と思っていたから…………実際キョンはそう受け取ってくれたのだし……… だから、たった一ヶ月ほど前、高校で実際に告白されてしまった時も動転してしまった。 僕は結局、いつも『女』としか見られていなかった事に気付いていなかった。 結局のところ、僕は観察者「気取り」だったのかもしれない。 観察者を気取っているつもりで、けど本当は自分の事ばかり見てた。僕は驚くほど周りを見ていなかった。 だからいつも驚いてきたし、冷静な振りしてきたんだ。 ただ『恋愛対象と見るな』ってアピールするだけならいくらでも冴えた手はあるんだ。岡本さんもそうだったようにね。 異性との距離感に悩むなんて、誰だって同じ悩みを持っているのだ。 僕だけが決して特別なんかじゃないんだよ。 ……そうだろキョン? 『う、ふふ』 「なにかしら岡本さん」 『今、彼の事思い出してたでしょ?』 「彼って?」 『さあ、誰かしら?』 意図してツンドラの声を出してみたが、あちらの笑いはどう聞いてもラテン気質である。 『そういうところが皆可愛いなって思ってたし、彼の隣の時のあなたはいつもそうだったのよ。難解気取りしてたくせにさ』 初耳だよ。というかそういう事ならあんまり聞きたくないな。 一体どういう風に思われていたのだろう。 ……けれど僕は、今まで「どういう風に思われているのか」は割と考えてきた方だと思う。 社会と向き合うための仮面、ペルソナ、その為に必要な事だったから。 でもそれは、どのくらい周りに筒抜けだったのだろう……。 『つまるところはね』 『つまるところ、誰かと一緒に居るからってだけであんな風に笑えたら素敵だってあたしは思うけどね。彼を取り返すなら力貸すから? 何時でも言いなさい』 はいはいと聞き流すと、今度は「くーっ!」と気合いを入れる声。 ああもう岡本さん、一体どうしたの。 『いいわ、ああもうこんな楽しみな同窓会とか初めて! じゃ、連絡網回しとくからね!』 「はいはい、お願いしますよ」 我ながら雑な対応をしてしまう。 あれ? 彼女とはこんな距離感だったろうか。 たった数分の会話のはずが、すっかり彼女との関係が変わってしまった気がする。 ああそうとも、そんな簡単に変わるものなのだ。 変える事が出来るものなんだ。 で、あるなら…… 『しかし案外解んないもんなんでしょうね。特別扱いしてる側も、されてる側もさ』 ……いや、だからね。岡本。僕はキョンを特別扱いしてたつもりは 『あ、ササッキー』 「え?」 『佐々木さんだからササッキー。いいでしょ?』 「いやそれは」 なにそれ。あだ名? あだ名なの岡本さん? そんな呼ばれ方なんて 『そうよ。あたしがあなたを特別扱いしてるって意思表示。うふ、あたしはちゃんと自覚してんだから』 「あ、あ、そう」 ありがとうというべきなのか。 言うべきなのよ、ね。 『じゃササッキー。頑張ってね?』 何を? と聞き返す前に電話は切れた。なんとも鮮やかな去り際だ。 やるじゃないか岡本さん、今後はキミも僕の脳内リストに警戒対象として刻んでおく事にしよう。 ……ついでに友達リストのランクも上げておくことにもしておこう。 一旦、かちりと閉じた携帯を、なんとなく開きなおす。 携帯も、アドレス帳の「岡本」という名前も、通話前のそれと同じもののはずなのに、今度はまったく別のものに見えた。 温かい何かを感じて、僕は再び携帯を閉じる。 『こんな楽しみな同窓会なんて初めて!』 「……うん、楽しみだよ」 リフレインする岡本さんの声に、そっと返事を返した。 それから、そっと。 「ねえ、キョン?」 続きは胸の中でだけ告げる。 今は彼にけっして届かないと知っている言葉を。……いつか必ず、彼に届けたい言葉を。 )終わり 「……でも岡本さん、なんでそんな風に言ってくれるの?」 それからしばらくのこと。そう尋ねた私に驚いたように、彼女はくすくすと笑って言った。 「そういうところがササッキーの損なところね」 「そうかな」 「そうよ」 大爆笑を堪えるのに精一杯だ! とでも言いたげに目を細めて笑っている。 ううん、私、そんなに変なこと聞いたかな。 「理由なんて考えることないわよ。結局、なんだって主観でしかないんだから」 「でもね岡本さん、考えるべきところは考えなきゃ」 「そう? ならあたしは『考えるべきところ』だと思わない。って答えて上げましょう」 「えええ?」 こんなに能天気だったかしら。 そう小首を傾げると、再び楽しそうに笑い出した。 「そうやって考えてばっかだから雁字搦めになるのよ。けど」 「けど?」 「そういうとこがササッキーのいいとこなのよね」 ん。褒められている気はしない……ってどこかで聞いたような感想だな。 「別にけなしてはないけどね」 「そうかしら」 「だってそうでしょ? ササッキーはそうやっていつでも一生懸命だから、だから応援したくなっちゃうのよ」 そう言った彼女は、何人もの男子をとりこにしたあの頃と同じ、いやもっと輝く笑顔で笑っていた。 「誰だって、一生懸命な人くらい判るわよ。だから」 顎に手をやり、ちょっと考え込む。 それから、言った。 「だから笑ってて欲しいと思うのよ。がんばった人が報われて欲しい、だなんて当たり前の事じゃない?」 顎に当てていた指をピストルのように向けて笑う。 至極当然だ。そう言いたげな笑顔で。 その笑顔を見て、誰かが味方でいてくれるというのはとても幸せなことだと改めて思う。 ……ねえ、キョン。じゃあキミはどんな風に「僕」の事を感じてくれたかな。 少しは希望を込めてもいいのかな。 二人で唇に手をあて、くすくすと笑う。 きっと今、キミの周りにもこんな時間が流れているんだろう。……なら、いつか。いつか、同じ時間に溶け込めるだろうか。 そっと呟いてみると、それを見つけた岡本さんに指を差して笑われてしまった。 ああまったく、やれやれだね。キョン。 )終わり 「ところでササッキー」 「何かしら」 「……あなたからはあだ名とか貰えない、のかな?」 「…………………ごめん。あんまり慣れてなくて」 「いやいや」 こんな風に自分を晒すのにはまだ慣れない。そう思わず俯きかける私の背中を軽く叩いて彼女は笑う。 笑ってくれる。……その気持ちに報いたいと思う。 「ふふ、ならシンキングタイム、って事にしときましょう」 「……ありがと」 )終わり 関連?67-846「二人きりでって訳じゃないんだろ?」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5442.html
あー、むかつく! 部室に入ると、すでに有希が本を読んでいた。 ちょうど良いわ、私の話に付き合って。 ~回想シーン~ 最後の時間は教師が休みだったんで自習になった。放課後のために今は寝る時間ね! あほの谷口が壇上で何か言っているわ。 「よし、では予告どおりシングル人気投票を始める」 「まず、今回のエントリーはこのメンバーだ」 「ハルヒ、確認だがクラスでは隠しておくことで良いのか?」 うん?キョン?なにを言ってるの? 「いや、交際していると訂正しないと俺とお前もしっかりエントリーされているぞ」 キョンの話だと、あほが今回クラス内で異性のシングルを対象に人気投票を行う。 投票の際にはその理由も簡単に書くとのこと。無視ね、無視。 あー、でもせっかくだしキョンに一票入れてあげるかな。あたし以外入れる人いなさそうだし。 「かまう必要はないわ。ま、まあアンタに私の票をあげても良いわよ」 投票結果 「まずは女子だ。今回は票がきれいに分かれた結果、一位は『由良さん、5票』。」 「理由は、『眼鏡っ子萌え』『性格がいい』『ポニテ萌え』・・・」 ポニテ萌え・・・まさかね 「次は男子だ。は?まじかよ。『キョン8票』お前には明日はこないと思ったほうがいいぜ」 「理由は、『あの優しい視線で私も見て欲しい』『絶対に大切にしてくれると思う』『羨ましい』、涼宮に刺されるぞ、おまえ」 (今回、なやんだわ~)(国木田君も彼女もちだしね)(選択肢がなさすぎ)←クラスの声 え・・・こんなの信じられない! 古泉:「(携帯がなっている。閉鎖空間ができたようですね)」 ~回想おわり~ ~~~ 「こんにちはです」 部室に入るとそこにいるのは長門さん相手に熱く語る涼宮さん。なんかクラスであったようですね。今のうちに着替えておかないと。 あ、キョン君と古泉君こんにちは。お茶入れますね。そういえば、キョン君。今日何かあったの? 「あ、ハルヒですか。いろいろと・・・」 そういうことですか。キョン君もあんなに想われて少し妬けますよ。 「それで閉鎖空間があの時間にできたのですか」 「あれだけ谷口をぼこぼこにしてまだイライラしていたのか」 「普通の容姿ではあるわ。でも口は悪いし、思いやりというのものが決定的にかけてるわ」 「・・・」 「みくるちゃんにはデレデレしているし・・・」 「・・・(本が読みたい)」 今日はあたしでも長門さんの表情が読めてしまいます。 どうやら、キョン君の悪い点を必死にあげているようですね。 今回はすこしお茶は温めにしましょうか。 「涼宮さん、お茶どうぞ」 ~ 「みくるちゃんちょうど良いわ。ちょっとそこに座りなさい。」 長門さんが解放されて、朝比奈さんが涼宮さんに捕まったようです。 さて、あちらはまだ終わりそうないですし今日はオセロでもしましょうか。 「大体、『優しい視線』とか彼氏にしてもらいなさいよ。」 「『大切にして欲しい』って、それは自分の努力不足の結果じゃない。キョンになんでそんなこというの」 「えーと、そのう」 どうやら、彼に票を入れた女子に対して嫉妬しているようですね。貴方もあそこまで想われて幸せじゃないですか。 「譲る気はないぞ」 貴方がそんなことを言う日がくるとは昨年の僕には信じられないでしょうね。 「いい、みくるちゃん。キョンはあたしの彼氏なの。だからあなたもその辺を弁えてキョンに接しなさい」 「涼宮さん、怖いですぅ」 さすがに朝比奈さん泣き出しそうです。あ、今回は僕に任せてください。貴方だと火に油を注ぎかねませんから。 「涼宮さん、そのお話僕にも聞かせてもらえませんか?」 ~ 「さすがに、涼宮さん怖かったですぅ」 お疲れ様でした、朝比奈さん。 「キョンは他の女子にデレデレしすぎだわ」 「いえいえ。僕からみれば今は涼宮さん一筋にしか見えないですよ」 「そ、そう?」 「ええ。彼の視線の大半を貴女が占めていますよ」 「他の子がなんであんなにキョンを褒める訳?キョンはあたしだけのものよ」 「仰せのとおりです。涼宮さんの目利きがいいのですよ。」 「え?」 「彼の良いところにほかの人が気がついても、それは彼が貴女に対する想いですから」 よし、がんばれ! 「・・・まずいことになった。古泉一樹は誘導に失敗した」 どういうことだ、長門? 「で、キョンがね。『お前の世話なんて俺以外にはできないだろ』って言ってくれたの。どう考えてもプロポーズだわ」 「朝、あたしの髪をやさしく梳きながら『お前が愛おしいよ』って言われた時なんて。きゃぁ」 「は、はあ・・・」 まてーーーーーーーーーーい!ハルヒ、お前なに俺の恥ずかしい記憶をなにばらしているんだ。 「キョン君、いつもそんなこと言っているんですかぁ?」 朝比奈さん、顔を真っ赤にしてそんなこと聞かないでください。長門、なんだその冷たい目は。 「このままではあなたの恥ずかしい記憶がすべて赤裸々に暴露される」 結局俺が聞くことになるのか ~ 「で、結局お前は何が言いたいんだ?」 あんた、由良さんに入れたでしょ。『ポニテ萌え』ってなによ。私がポニテにしていないことへのあてつけかしら? 「ハルヒ、俺がお前以外に入れるわけがないだろ。自分の彼女以外の女性に票入れるやつだと思ってはいないだろ」 よく言うわ。まあよかったわね。あんた、モテモテじゃない 「ハルヒ以外の女性にもてても仕方ないだろ。そもそも俺がお前へ普段していることじゃないか」 そ、それは。たしかに言われてみればそうね。で、でもなにか悔しいわ。 「嫉妬するハルヒもかわいいが、ほかのみんなに当たるのはやめとけ。甘い言葉なら二人きりの時に言うから、な。」 そ・・・そうね・・・ま、まあ考えておくわ。 「はいはい」 「で、結局お前は俺になにをしてほしいのかな?」 う・・・、なにか言いくるめられてるようで悔しいわ。だめよ、キョン。そんな笑顔であたしを抱きしめられたら何でかどうでもよくなってきちゃうじゃない。ちょ・・・ちょっとキョン離しなさいよ。 「よし、ならあとで好きなだけ聞いてやるから自習の話は終わり。明日も谷口を絞めよう」 「朝比奈さん。ハルヒに新しいお茶お願いできますか?」 かくして、俺達はハルヒの語りによる閉鎖空間の発生を阻止したのであった。
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026 あたしは殺しだってやってやる◆BEQBTq4Ltk タツミは状況をいち早く理解した。 「俺は殺し合いをさせられている……!」 当然である。 自分の帝具であるインクルシオが手元にない。 完全に後手に回っている。あの広川と名乗った男はどうやらデキる人間らしい。 裏の世界に踏み込み経験を積んできたタツミでも拉致には気づかなかった。 名簿を見るとアカメも参加させられているようだ。 任務の可能性もあったが流石に聞かされているだろう。 他にもエスデスを始めとするイェーガーズの名前も乗っていた。 彼女達の名前が在ることに疑問を覚えるが気にしていても仕方が無い。 悪である広川を斬りこの場から脱出することが大切だ。 その過程イェーガーズ達と衝突する可能性もあるが遅かれ早かれなことに変わりない。 最も正義を振り翳す彼女達とは運が良ければ協力出来るかもしれない。 彼女達も巻き込まれているのか、それともナイトレイドを狩るための作戦なのか。 だどしたら何故自分とアカメだけなのか、イェーガーズは全戦力を注ぎ込まないのか。 帝具を押収している時点で自分達を殺せるのではないか。 読めない。全く以って広川の考えを読むことが出来ない。 自分が置かれている状況と現時点の情報を噛み合わせる。 アカメとの合流を考えるべきだが何処に居るかが解らない。 広川を殺すべきだが何処に居るかが解らない。 「……とりあえず歩くか」 方針は定まるが過程に対して明確な答えは出ない、出るはずがない。 今出来る事は足を動かすことだけだ。 危険人物に遭う可能性もあるがそれは仕方が無い。 ナイトレイドとイェーガーズが参加しているのだ、他の参加者も碌でもない人間なのだろう。 決して天国には招かれない闇の住人が蔓延っていると考えれば……殺す側の気持ちも少しは楽になる。 殺す側の気持ち。 創られた顔で真実を隠すように、隠すように、隠すように。 「ねぇ、私はどうすればいいと思う……思いますか?」 前方に現れた少女は尋ねてきた。 蒼い髪と鎧に白いマントは正義の戦士を連想させる。 それに似合わない程の黒い表情が気になるが。 タツミは質問の中身に戸惑いながらも取り敢えず返した。 「どうすればって……どうしたい?」 「願いを叶えるにはどうすればいいの」 少女の顔は暗い。 見た目から察するに年はまだ十代。そんな少女が尋ねてきたのだ、願いを叶える方法を。 本来ならば努力だの何なの答えるべきだろうが一つの言葉が脳裏をよぎる。 最後の一人になれば願いが叶う――広川が言った言葉だ。 信じればそのとおりだろうが――まさか。 タツミの表情が変わる。この少女はもしかすると――乗っている。 「あたしはさ、ただ治って欲しかった。もう一度バイオリンを演奏出来るようになってもらえばよかったの」 少女は一人空を見上げ、円を描くように歩き独吐を始めた。 「願いは叶った、でもその代わりあたしは絶望にドーン……って堕ちたの。 恭介は仁美とで、あたしは死なないように魔女を狩る、でもこの身体は死んでいるの……わかる?」 「いや、解らない……君が願いを叶えたことも絶望に堕ちたことも俺は知らない」 「はは……だよねー。それでさ、願いを叶えるチャンスがもう一度巡ってきたの」 足を止めて振り返る少女。 その瞳には若干の潤いを灯しており、先程まで泣いていたことが伺える。 彼女がどんな人生を送ってきたかは知らないがそれなりの惨劇があったのか。 だがそれを考慮しても彼女の思考は許せはしないだろう。 仮に違ったとしても彼女は願いのために人を殺そうとしている。 「願いを叶えるために人を殺すってのか?」 「待っていれば警察が来るかもしれない。そうしたら広川は逮捕される。 でも人間に出来るのはそれまででしょ? あたしが何人か殺しても証明する証拠がないワケ。 だから責任は全部広川に取って貰うの。願いが叶うのは嘘かもしれないけどあたしは一度奇跡を体験してるからね、信じる」 確定だ。 目の前の少女は殺し合いを肯定した。 それも責任を総て他人に押し付け自分を正当化した悪党が行う外道の道を歩むつもりだ。 ならばどうする。 普通なら止めるだろう。 青臭い言葉を投げて相手の感性に訴えかける。 道を踏み外す前に正当な光が当たる世界へ再び引き摺り込もうとするだろう。 「そうか……なら、俺はお前が誰かを殺す前に殺すッ!」 「――!?」 巨大な斧を取り出したタツミはそのまま少女の元へ駆ける。 優しい言葉ではなく強く決意の籠もった言葉は死刑宣告と変わらない。 彼は多くの人間を殺してきた。 それは世界のため、謂わば平和のために、弱者のために戦ってきた。 「お前みたいな奴は誰かを不幸にする! その前に俺が引導を渡してやる!」 「信じられないッ……ちょっとは慰めてもさッ!」 それは修羅の道。 美化される話ではなく人殺しが罪なのは変わりなくタツミも自覚している。 自分は死ねば天国へは行かず碌でもない地獄に堕ちることも受け入れているのだ。 今更一人の少女――悪人を殺したところで何も変わらない。 跳躍し切断せんと斧を振るうタツミ。 その行動と現実に毒を吐きながらも少女は応戦する。 美樹さやかは魔法で剣を精製すると上空から迫る斧の一撃を防ぐため横に構えた。 振り下ろされた一撃を受け止めるさやかだが細い剣では限界が生じる。 数秒も経たずに斧は剣を斬り裂き大地に突き刺さった。 冷や汗をかくさやかだが黙っているわけにも行かず、後退し体勢を整える。 再度剣を精製しタツミを睨む。 「あたしを殺すつもりなんだ」 「お前を放置していたら誰かを殺す……タツミって男はそんな奴を見逃す程甘くねえ」 タツミに揺さぶりを掛けてみたが意味は無いようだ。 揺れる天秤のように曖昧な心情なら隙を作れると思ったが彼の精神は完成しているらしい。 自分のような脆い心とは違い……剣を握る手に力を込める。 タツミは腰を落とし斧を力強く握ると一歩踏み出し腕を振るった。 「オラァ!!」 全力で投擲された斧は大きく風を切る音を響かせた。 螺旋のように回転を重ね対象へ――美樹さやかを殺すために迫っている。 之に対し防ぐことを諦めたさやかは剣を一度下し斧を見つめる。 一度深く呼吸を行い、間を開けた後、目を見開き己の身体を動かす。 自ら斧に近づくとそれを掻い潜るように重心を下へずらし更に足を踏み出す。 彼女の耳元を斧が通り過ぎ美しい蒼い髪が宙を舞う。 しかし彼女自身に傷はなく、斧は明後日の方向へ飛んでいってしまった。 本来の彼女の動体視力では斧を躱すことは不可能である。 それを可能にするのが魔法であり彼女達魔法少女の特権だ。 動体視力を魔力によって強化した彼女の能力は人間を超える。 斧が無いタツミは無防備であり斬るには障害が無い。 この手で人を殺すには躊躇いが有るがそうは言っていられなのだ。 このままではソウルジェムが濁りやがては魔女になってしまう。 自分が死んでしまう。その前に願いを叶え元の少女へ戻る、それが美樹さやかの願いだ。 叶えるためには甘さを捨てる。その一歩がタツミを殺すこと。 走りだした思いは誰にも止められない/止めてくれない。 剣を構え首を刎ねるように振るおうとするさやかだがタツミは微動だにしない。 違和感を覚えるが死を前に動けなくなったのだろう。 ならば構っている必要もなく瞳を閉じる。 人を殺す瞬間は見たくない。 甘さを捨てるつもりだがどうも現実を受け入れる覚悟が追いついていないようだ。 その甘さが彼女であり、死を招く結果となる。 そのまま剣を振るっていればタツミは死んでいただろう。 少しの躊躇いが勝敗を決定付けたのだ、甘さを捨てれば勝っていたものを。 気付けば美樹さやかの背中には斧が刺さっている。 前にタツミが投擲した斧である。 「な、なんで……?」 斧は躱した、後ろへ飛んで行った、近くには誰もいない、斧を投げる人間は存在しない。 何故自分に斧が飛んできたのか、理解が出来ない。 大地に倒れこんださやかは痛みに顔を歪めながらタツミを見上げた。 「二挺大斧ベルヴァーク……投げた後は勢いが死なない限り相手を追尾する帝具だ。 躱して油断したお前が悪い、それが敗因だ。願いを夢見てそのまま眠っていやがれ」 二挺大斧ベルヴァーク。 美樹さやかは知らないだろうが斧の帝具である。 能力はタツミが言った通り投擲されれば勢いが死ぬまで相手を追尾する地獄の大斧。 二つに分離することも可能であり、単純な力技で絶大な力を発揮する帝具である。 タツミは嘗てこの帝具に苦しめられていた。 何の因果か彼に支給されたのは広川の嫌がらせなのだろうか。 初めは舌打ちをし、怒りに震えていたが結果として武器が手に入ったことは喜ぶべきだろう。 現に美樹さやかを倒すことに成功した。武器がなければ殺されていたのは自分だ。 「そ、んなの……しらな……っ…………」 最後の言葉は呆気無い。 創作のように誰もが劇的に、ドラマチックに死ねる訳ではない。 美樹さやかは己の人生の終幕に何の感想も得ずに息を引き取ったとタツミは認識した。 美樹さやかの背中に突き刺さるベルヴァークを回収する。 彼女の身体に触れると暖かく、少し前まで生を授かっていた事を実感する。 呼吸はしておらず絶命している。死因は斧であり犯人はタツミだ。 しかし今更一人殺した程度で彼の信念は揺らがない。 悪を殺す。 彼は斧をバッグに仕舞い込み、歩き出す。 この世総ての悪を殺すまで彼に平穏は訪れない。 【G-8/一日目/深夜】 【タツミ@アカメが斬る!】 [状態]:健康 [装備]:二挺大斧ベルヴァーク@アカメが斬る! [道具]:基本支給品一式 [思考] 基本:悪を殺して帰還する。 1:アカメと合流する。 2:悪を斬る。 3:信頼出来る仲間を集める。 [備考] ※参戦時期は不明。 ※美樹さやかを殺したと思っています。 【二挺大斧ベルヴァーク@アカメが斬る!】 巨大な斧の帝具。一度投げられれば勢いが死ぬまで相手を追尾し続ける。 二つに分離することも可能。タツミはさやか戦では分離した状態で扱っていた。 魔法少女とは少女が憧れる夢のような存在だ。 キラキラでるんるんでフリフリでキュアキュアな魔法少女。 悪を倒し人々に平和を与え希望を振り撒く正義の味方。 魔法少女とは人々に不幸をばら撒く可哀想な存在だ。 願いを叶えたが故に絶望をその身に引き受ける残念な存在。 美樹さやかは愛する人の幸福を祈った。 けれど彼女が手に入れたのは絶望だった。 「あたしは……死ねない……」 魔法少女の身体は外付けのような物。 本体とも呼べる魂の拠り所はソウルジェムにある。 宝石が砕けない限り彼女達はゾンビのように死ねずに戦う。 「あたしは……死なない……」 死ねない、死なない、死ぬわけにはいかない。 美樹さやかはもう一度普通の少女に戻り日常を取り戻す。 その為にはこんなところで死ねる筈がないのだ。 血反吐を吐きながら大地を這い蹲る。 醜くてもいい、生きてやる、生きていれば先がある。 掴め、この手で幸せを勝ち取ってやる、主役はあたしだ。 もう一度願いを叶えるチャンスがあるってんなら、あたしは殺しだってやってやる。 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:背中に裂傷(再生中) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ソウルジェム(穢:中)、グリーフシード×3@魔法少女まどか☆マギカ [思考] 基本:どんな手を使ってでも願いを叶える。 0:願いを叶えて普通の少女へ戻る。 1:傷を回復する。 2:出会った弱い人間は殺す。強い人間には協力する素振りを見せる。 [備考] ※参戦時期は魔女化前。 時系列順で読む Back 宴のはじまり Next 出会いはある時突然に… 投下順で読む Back 宴のはじまり Next 偽りの悪評 GAME START タツミ 064 ジレンマ 美樹さやか 035 隠者の考察
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あたしにとってキョンは何なんだろう? 放課後、文芸部部室で皆が皆何時もどうりに過ごしているのを団長席から眺めながらそう自分に問いかけてみる。 北高2年5組の男子生徒でクラスメイト。 ごくごく平凡で特徴の無い友人。 SOS団の団員その一かつ雑用係。 それから…。 「涼宮さん。」 「ありがと、みくるちゃん。」 みくるちゃんから受け取ったお茶から嗅ぎ慣れない香りがした。 「変わった香りね。これ何茶?」 「カモミール・ティーです。なんでもこれを飲むとリラックスできるそうですよ。」 「へえー。」 「カモミール。学名“Matricaria recutitia”キク科1種耐寒性一年草。ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされており、今から4000年前のバビロニアですでに薬草として使用されていたと言われている。」 「昔は健胃剤・発汗剤・消炎剤・婦人病の薬などに用いられていたそうですが、 今は安眠の薬と言われていますね。」 「詳しいな。」 「長門さんも古泉くんもさすがですね。」 本当、二人とも詳しいわね。…おっといけない、いけない思考が逸れたわね。 あたしにとってキョンは…。 「はい、キョンくん、古泉くん。」 「どうも。」 「ありがとうございます。」 バカ。 間抜け面。 みくるちゃんをや有希ばっか見てるやつ。 「…なんだよ。」 「別に…。」 他の女の子と仲良くしてるのを見たくない奴。 「みくるちゃんおかわり。」 「あっ。はーい。」 しかし、自分の事ながらキョンと”他の女の子が仲良くしてるの見たくない” という考えには理解しがたいものがある。 キョンは別にカッコイイわけじゃないし。スポーツができるとか頭がいいとか金持ちでもない。 まして宇宙人、未来人、異世界人、超能力者なんかであるはずが無い。 普通に考えればあたしがキョンに固執する理由は無いはず、…無いはずなのだ。 なのに、あたしはこのどこからどう見てもただの一般市民に何かしら特別な感情を抱いていて、その結果、あいつが他の女の子と仲良くしているのを見ると嫉妬してしまう。 理解できないのにもかかわらず、ごく自然に。 ここまで考えて、あたしは一度考えるのを止めた。 このまま考え続けると思考が無限ループに陥ることが予測できたからだ。 何でそんなことがわかるかって? 答えは簡単。悪夢を見た5月以降キョンのことを考えることはや1年、これ以降思考が進んだことがないからだ。 それにしても1年も同じ事を考え続けるなんて、あたしって…、いや敢えて言うのはよそう、自分が惨めに感じられるだけだ。 はあ…、一体全体あたしはあいつのことをどう認識しているのだろう。 それ以降も、あたしはキョンのことを考え続けていたわけだけど、いくらか時間がたった時に、どういうわけか、突然今までの思い出が頭の中を駆け巡り始めた。 始業式に始まり、キョンとの朝の会話、SOS団結成、始めての不思議探索、夏合宿に映画撮影。 それ以降も現在までの思い出がめまぐるしく駆け巡り、これで終わりかしらと思っていると、今度はキョンと相合傘して帰った日に記憶が戻り、その次はジョンとあった時にまで戻った。 ちょっと戻りすぎじゃない?しかもキョン関係ないじゃん。 そんなあたしの突込みをよそに思い出シアター(命名あたし)は続き、最後には実際にあった事ですらないあの5月の末に見た悪夢を上映し終わり告げた。 そして、それが終わるとともにあたしにキョンに対する答えが天啓のように舞い降りた。 そうか、あたしにとってキョンは――。 「おい、ハルヒ。」 「?」 「…ハルヒ!」 「へっ?」 「やっと、起きたか。」 起きた? あれいつの間にか皆いなくなってるし、外も暗くなってる。 「ひょっとして寝てた?」 「ああ。ぐっすり熟睡だったぜ。おかげでもう閉門時間だ。たくっ、カモミール・ティーあんなにがぶ飲みするからだぞ。」 そっか、あたし考え事したまま寝ちゃったんだ。 「皆は?」 「先に返した。」 そう、よかった。 「あんたは何で残ったのよ。」 「寝ている奴を一人置いて行くわけにいかんだろ。それに何時ぞやの借りもあるしな。」 「ふーん。」 それにしても、あたし寝る前に何考えてたんだっけ? 「とりあえず早く帰ろうぜ。腹減っちまった。」 「わかってるわよ。」 あたしはパソコンの電源を落として鞄を手に取った。 「ああっ!!」 「何だよ。」 思い出した。あたしが寝る前に何を考えていたのか。あたしは”キョンがあたしにとって何なのか”ってことを考えていたのだ。 そして夢の中でそれの結論が出たときに起こされたんだけど…、あれ?起こされた拍子に導き出した結論を忘れちゃった。 「あんた、何であたしを起こしたのよ!」 「はあ?」 「もうちょっとだったのに。もうちょっとで結論が出せたのに。」 「結論って、何の?」 「それは、あたしがあんたのことを…。」 「俺のことを?」 しまった。 「なっ、なんでもない!」 「おい、待てよ。」 あたしのバカ。キョンに何言おうとしてるのよ。 「急がないと門閉まっちゃうわよ。」 「それはわかってる。それよりお前さっk…。」 「何も言ってない!」 「嘘付け。確かに何か言いかけたろ。」 「うっ…。うるさい!そんなことよりさっさと行くわよ!ほら駆け足!」 ああ、今日はついてないわ。せっかくキョンがあたしにとって何なのかって問いに答えを見つけられたと思ったのに忘れちゃったし、しかもキョンに変なこと言って墓穴掘るし。 「はあ、はあ。たくっ、いくら閉門時間が迫ってるからって走ることは無いだろ。」 「走りたい気分だったのよ。」 「…そうかい。」 不思議ね、この間抜け面を見てるとキョンがあたしにとって何なのかなんてどうでも良くなってきたわ。 「これくらいでばてちゃってだらしないわね。」 「悪かったな。」 もう考えるのは止めた!所詮キョンはキョンであってキョンでしかないのよ。 トートロジー?知ったこっちゃ無いわ。今のあたしにはそれで十分よ。それに…、 「なあ、ハルヒ。」 「何よ。」 今のあたしにはそれより先に考えなくちゃなら事があるしね。 「お前部室で何か言いかけただろ。あれなんて言おうとしたんだ?」 そう、さっきの失態を誤魔化す方法を考えないと。 「あれはね…。」 「あれは?」 さて、何て言ってやろうかしら?
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1 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 04 05.49 ID E5hXWt92 [18] どうぞ http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2892923.jpg 2 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 05 49.52 ID E5hXWt92 [18] 前スレです http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1335090889/ 3 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 08 29.13 ID LCsk3tGY [1] いちおつ 虚カス、アホ!(笑) 4 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 10 22.03 ID BgAq1mCm [4] いちおつ たしだなきわ 5 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 12 57.56 ID 56viozd9 [5] 虚カスってなんでおかしいやつが多いのかww まるでチームの弱さを反映しているかのようだw 6 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 14 44.17 ID E5hXWt92 [18] 5 ドームランを見過ぎて強いと勘違いした 7 :くっそわろたwwww :2012/04/23(月) 01 15 59.67 ID dihS3akn [1] 999 どうですか解説の名無しさん sage 2012/04/23(月) 01 15 17.00 ID mzlkFxJd [27/27] 1000なら巨人1000連覇 1000 どうですか解説の名無しさん sage 2012/04/23(月) 01 15 22.86 ID ySqRbThI [6/6] 1000なら今シーズン虚カス涙目発狂 8 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 16 05.63 ID pt68Oszg [2] いちもつ 1000 :どうですか解説の名無しさん:2012/04/23(月) 01 15 22.86 ID ySqRbThI 1000なら今シーズン虚カス涙目発狂 GJ! 9 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 16 44.05 ID H//1MuqE [1] 1000連覇wwwwwwwwwwwwww 10 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 17 06.92 ID BgAq1mCm [4] たしだなきわ最後の最後までやらかしたのかwww これは伝説になるwww 11 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 17 12.77 ID uutLGy5F [4] もうわざとやってるとしかw ほんまアホすなあ、たしだなきわ君 12 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 17 34.36 ID I27dQxOA [8] 7 たしだなきわ君すげぇなwwwwwwww 13 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 18 49.33 ID ySqRbThI [10] たしだなきわ君ぶざまっすなぁwwwwwwwwwwww 14 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 21 24.40 ID ySqRbThI [10] 515 名前:どうですか解説の名無しさん 投稿日:2012/04/22(日) 22 33 19.40 ID RremyBEw 502 2歩下がって全文読んだがもういい加減疲れてきた。 基本的にもうお前はムシ。 凄い狂っていたお前の勝ちだ。 でも、お前は縦読みに釣られ過ぎたな。 さてと、それはさておき… ネット麻雀待機させてるからもう帰るわ。 ↓ 518 名前:どうですか解説の名無しさん 投稿日:2012/04/22(日) 22 35 15.69 ID Fj586X2S 515 たしだなきわ 縦読みはねぇなwwww勝負してないけどオレの勝ちwwwwwwww ざまぁwwww 二度と姿を現すなwwwwwwww 15 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 22 07.37 ID 1uKKbmH8 [2] 絶対ワザとだろww 16 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 22 57.33 ID QrfXl3bm [7] 519 どうですか解説の名無しさん 2012/04/22(日) 22 35 45.30 ID +jdtHflJ 515 き ム ち た お る 520 どうですか解説の名無しさん 2012/04/22(日) 22 37 14.29 ID +jdtHflJ 518 515は後ろから二つ目の文字でしたー。残念!ww 17 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 26 14.48 ID 56viozd9 [5] 発狂すんのって虚カスだけだろ? 18 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 26 47.41 ID FIUXJNF/ [2] 999 どうですか解説の名無しさん sage New! 2012/04/23(月) 01 15 17.00 ID mzlkFxJd 1000なら巨人1000連覇 1000 どうですか解説の名無しさん sage New! 2012/04/23(月) 01 15 22.86 ID ySqRbThI 1000なら今シーズン虚カス涙目発狂 やってしまいましたなぁ 19 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 27 15.58 ID Z/jxQCgA [1] たしだ なきわ君へ 虚塵虚塵言ってすまんかった 最弱なのは今だけで、夏には優勝するんでしょ? やっぱり戦力が違うからそう思うわけ? こんなんでムキにならずにどっしり構えてたらいいのに ボロが出だす前に早く寝れば? 20 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 27 19.31 ID I27dQxOA [8] たしだなきわ 野球chの伝説として語られるな… 21 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 29 47.88 ID rk/dGaaA [1] いんちきドームランがないと本当に雑魚だな 22 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 30 20.03 ID q6w5Hxvf [22] きむちたおるwww 23 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 32 02.66 ID I27dQxOA [8] ID RremyBEw こいつが縦読みで煽ったからたしだなきわ君が生まれたんだな 24 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 34 53.84 ID pt68Oszg [2] ボウカー 064 山本昌 0.69 赤川 0.95 野村 1.00 前田 1.24 杉内 1.27 和田 .324 巨人 .316 坂本 .312 バレンティン .309 川端 .308 長野 .301 25 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 35 53.72 ID q6w5Hxvf [22] ボウカーは0.064だなw 26 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 37 24.39 ID Opk0Dztm [1] こうまで弱いと哀れすぎて煽りづらいな 27 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 39 41.74 ID 1uKKbmH8 [2] たしだなきわくんとHARAの共通点はすぐに動きすぎるとこにあると思うんだな 落合もそうしてくれた方が楽だと言っていたしねぇ 28 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 41 05.60 ID 56viozd9 [5] 昌の防御率より低いとかボウカーすごすぎるw でもいーらないw 29 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 41 28.51 ID q6w5Hxvf [22] たしだなきわwwwwww 30 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 45 02.73 ID uutLGy5F [4] たしだなきわ君おやすみー 31 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 46 00.24 ID q6w5Hxvf [22] 749 どうですか解説の名無しさん sage 2012/04/23(月) 00 01 23.97 ID Fj586X2S たしだなきわたしだなきわうるせぇよwwww 一人いじめて楽しいか?wwww 虚ち~ん(笑) 32 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 46 37.92 ID s4SOZFgj [2] いい虚カスは死んだ虚カスだけ 33 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 48 59.41 ID s4SOZFgj [2] 虚カスは巨人勝てないと野球全体語り出すから手に負えない 34 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 50 34.21 ID QrfXl3bm [7] 345 どうですか解説の名無しさん 2012/04/22(日) 21 13 25.47 ID RremyBEw よかったじゃないか雑魚の5球団共よ! われらが巨人軍はハンデをあげてるんだわw すまないが、夏には巨人が優勝を決めているよ! ぎゃーぎゃー喚いている5球団の悲鳴が心地いいわ♪ よく聞け、お前ら雑魚球団はこれから巨人に抜かれるんだよ! みんな巨人の快進撃があると信じているしな、楽しみ! うん、夏になれば我々がバカにしてやるぞ!雑魚球団弱すぎるぅ! リードしている今を勝手に喜んでおけ、ばかばっかりw 353 どうですか解説の名無しさん sage 2012/04/22(日) 21 16 07.96 ID Fj586X2S 345 お前はわかっている 我が巨人軍は最強だからな!! 35 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 50 49.34 ID QrfXl3bm [7] 365 どうですか解説の名無しさん 2012/04/22(日) 21 20 38.06 ID RremyBEw 358 345を書いたけど… その縦読み、二行目のwを消さない方がいい 記号の一つ前を読むと… 36 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 54 12.12 ID YbehwvUf [1] Part2www クッソワロタwww 37 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 01 59 32.41 ID dNvmsSIt [1] また負けたんかよw 38 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 02 03 33.07 ID q6w5Hxvf [22] 538 どうですか解説の名無しさん 2012/04/22(日) 22 43 55.04 ID Fj586X2S 533 ワザと釣られてやったんだよwwww 騙したと思ってるお前が低脳wwwwwwww 39 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 02 08 00.79 ID rQUO9hos [2] ゴガギーン ドッカン m ドッカン =====) )) ☆ ∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこいたしだなきわ 「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________ | /  ̄ | |/ 「 \ | | | | || || /\\ | | | | | へ//| | | | | | | ロ|ロ |/,へ \| | | | | ∧ | | | |/ \ / ( ) | | | |〈 | | | | / / / / | / | 〈| | | / / / / | | || | | / / / / =-----=-------- | | 40 :どうですか解説の名無しさん :2012/04/23(月) 02 08 46.85 ID OvMrR0iW [1] \\♪ニーダーコリアンツ- 汚らわしい男たちよ~ ニーダーコリアンツ- キムチ臭い男たちよ~♪ // ♪ ♪ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ♪ ♪ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ♪ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ ♪ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ∧ ∧ `∀´ ♪ ─♪── `∀´ | ∪ `∀´ | ∪ `∀´ | ∪ `∀´ | ∪ `∀´ | ∪ `∀´ | ∪ ─♪── | ∪ | | ∪| | | ∪ | | | ∪.| | | ∪| | | ∪. | |~♪ // ♪ 独島の大地はウリのもの~ ハイ!ハイ!ハイ!ハイ! ♪ \\ ♪
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「ふう…今日も疲れたな…」 俺はSOS団の活動を終え、風呂に入っていた。 「しっかし、風呂は気持ちいいなぁ…ここで朝日奈さんでも入ってきてくれたら…」 ガラッ。 「え!?」 「バァッ!」 そこにはタオルで身を包んだ妹が立っていた。 「な、おい!俺がまだ入ってるんだから入ってくるな!」 「キョンくん…」 「な…なんだよ…」 バッ。妹はタオルを取った。そこにはまだまだだか、ちゃんと女らしい体付きになった妹の姿があった。 「な!バカ!やめろ!」 「キョンくん…あたしのこと…女の人って思ってくれる…?」 「何言ってるんだ!早くタオル巻け!」 「あたしキョンくんとエッチしたい」 「な…に?待て…お前今なんて…」 「だからあたしはキョンくんとエッチしたいの!」 「理由は…?」 「キョンくんが好きだから…」 「待て…妹となんて…」 「妹となんて出来ないっていうの!?あたしだって、決心して言ったのに…ヒドいよ…グスッ…」 「あー、分かった分かった…泣くな泣くな…今日はまだ俺も決心出来ないから一緒に風呂入るくらいならいいぞ」 「ほんと!?やったぁ!キョンくんありがとっ!」 チュッ。…妹にキスされた。妹…に。 「アハッ!キョンくん…好き…」 直に妹の胸が当たる。コレハヤバイゾ。 「ねぇ…キョンくん…」 また妹が寄ってきた。さらに胸が当たる。こいついつこんな高等テクを覚えたんだ。 「な…なんだよ…」 「男の人ってさ、エッチになるとおちんちんが固くなるんでしょ?」 「あ…あぁ…」 「じゃあ、えいっ!」 と、妹。妹が俺の手を掴み、胸を触らせやがった。ぷに。 「なっ…ちょっ…お前!」 「えっへへー…これでキョンくんのおちんちんも固くなるかな?」 「な…なるわけ…」 「なるわけ?」 「…なるよ…」 「ほんと!?じゃあ見せて見せてー!ほらほら」 また胸を触らせてくる。ぷにゅ、ぷにゅ。 「おいっ!やめっ…」 ビクッ。ヤバ…反応してきた… 「あれれぇー?なんでキョンくんもぞもぞしてるのぉー?あ!もしかして固くなってきたんだ!見せてー!」 「ち…ちげーよ!ただこれは…何でもねーって!うわっ」 俺は隠していた手を不意に妹にどかされ…見られた。 「あ!なんか立ってるー!おちんちん立ってるよぉー?固くなって立つんだぁ…すごいねー…」 「はぁ…見られた…」 「じゃあさ、キョンくんも見せてくれたからあたしのも見ていいよ!はいっ!」 「え…?おいっ!あっ…」 妹は立ち上がると俺の顔の前に股を近付けた。 「あ…」 言い忘れたが、まずなんで妹とやるのを反対したかというと、妹とだからというのもあるが、実は俺は童貞だったからだ。だから無論、女のあそこなんぞ触ったことないし、胸だって初めてだ。 「女のあそこって…こんなんだったんだな…」 「どう?キョンくん!」 「すごい…よ…なぁ…舐めて…いいか?」 「えっ!?…うん…いいよ…」 ペロッ。 「あっ!なんか…変な感じがするよぉ…」 「お前も感じるんだな…」 ペロッペロッ。 「あぁっ!なんか…すごい!気持ちいい…これが…エッチ…?もっとやってキョンくんっ」 「気持ちいいか…そうか…」 ペロペロペロ。 「あっあん…いっ…あぁー…気持ちいいよキョンく…んっ!」 なんだか俺も欲情が抑え切れなくなってきた。俺の頭の中では欲情のが勝っているようだ。 …試しに…舌入れてみるか… ん… 「あっ!?な…キョンくん…何したの…?すごい…気持ちいいよ…」 「ん?舌入れたんだ。」 「舌…すごいいいよ…キョンくん…」 「じゃあ次は指だ」 ぬ… 「あぁっ!す…ごい…エッチ…って…こんなに…すごいんだ…」 ぬるっ… 「あ…なんか…液体が出てきたぞ…?」 「えっ…?あ…なんか…ぬるぬるする…」 チュパッ… 「な…何吸ってるの!?」 「いやぁ…うまいなぁ…ってさ」 「え…あたしも飲んでみたい…」 「じゃあ口移しな…ん…ほら…」 チューッ… 「おいしいかなぁ…?」 「俺はおいしいと思うね」 「そっかぁ…ね、なんかあたしばっかり気持ちよくなってきてるけどキョンくんは気持ちよくなってないんでしょ?だから今度はあたしが気持ちよくしてあげる!」 「ん…あぁ…頼む…」 「どうすればいいの?」 「俺のチンコをしゃぶってくれ…」 「おちんちんを…?分かった!はい…はむぅ…」 「あっ…舐めたりも…してくれるか…?」 「うんっ、こう?」 ペロッ… 「あぁっ…いい…もっと…やってくれ…」 チューッ…ペロッ…シュコシュコ… 「あっ…はぁ!…っふぅ…う…ヤバい…で…る…」 「え?何が…?」 ドピュッ、ドピュッ。 「え…んっ…んーっ!ん…?ゴクン。キョンくん今の何ー?おいしかった!」 「え…お前飲んだのか…?」 「うん!おいしかったから飲んじゃった!」 「今のは精子だよ…」 「えっ!?今のがっ!?精子っておいしいんだねー!」 妹に射精するなんてな…もう…やるしか…ないな… 「おい、もっと気持ちよくなりたいか?」 「え?もっと気持ちよくなれるの?なりたいなりたい!」 「よし…じゃ…また…股をこっちに出せ」 「えっ…?こう…?」 ぷりっとおしりを出して顔をこっちに向ける姿には、妹ということを忘れてしまいそうになるね。 「よし…いくぞ…」 「うんっ!」 ぐぐっ… 「えっ!?いっ…いた…い…キョンくんいたいよ!」 「いいから!もうちょっと我慢するんだ!」 妹のまだ小さい穴の中に俺の物が入っていく。 「あ…っ…いっ…いたいっ!」 「あとちょっとだ!我慢しろ!」 ぐぐぐっ。ぶしゃっ。処女膜が破れ、血が吹き出た。 「え…?あ…」 完全に挿入された。 「よし…動くからな…」 ぐっぐっぐっ… 「あっ…えっ…うそっ…すっ…ごい…きも…ちい…あぁんっ!」 「う…しまる…すごい…気持ちいいよ…お前の中…」 ぐっ…ぐっ…ぐっ… 「あぁっ!ダメ!キョンくん!すごいよ!もう…ダメっ!」 「はぁ…はぁ…もっと…早く動かすからな…」 パンパンパンパン… 「あっ…いやっ!もう…もうっ!ダメー!いやっ…あっ…」 「う…お…俺も…出そう…だっ…」 「あっ…もうっ…ダメっ…あぁぁぁぁぁぁぁ!」 「俺も…うわぁぁぁぁぁ!」 ドピュッ…ピュッ…ドクッ…ドクッ… 妹に…中出ししてしまった。 「あっ…はぁ…す…ごかったよ…キョン…くん…」 「お前…も…すごかった…ぞ…」 「はぁ…キョン…くん…好き…」 「俺もだ…」 そして口を重ね、舌を絡めた。 チュッ… 「ん…」 「んっ…」 「キョンくん…あたし…キョン…大好きだよ…」 「お前は…最高の妹だよ…」 そしてそれから俺と妹は毎日エッチをするようになった。 完
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「ふう…今日も疲れたな…」 俺はSOS団の活動を終え、風呂に入っていた。 「しっかし、風呂は気持ちいいなぁ…ここで朝日奈さんでも入ってきてくれたら…」 ガラッ。 「え!?」 「バァッ!」 そこにはタオルで身を包んだ妹が立っていた。 「な、おい!俺がまだ入ってるんだから入ってくるな!」 「キョンくん…」 「な…なんだよ…」 バッ。妹はタオルを取った。そこにはまだまだだか、ちゃんと女らしい体付きになった妹の姿があった。 「な!バカ!やめろ!」 「キョンくん…あたしのこと…女の人って思ってくれる…?」 「何言ってるんだ!早くタオル巻け!」 「あたしキョンくんとエッチしたい」 「な…に?待て…お前今なんて…」 「だからあたしはキョンくんとエッチしたいの!」 「理由は…?」 「キョンくんが好きだから…」 「待て…妹となんて…」 「妹となんて出来ないっていうの!?あたしだって、決心して言ったのに…ヒドいよ…グスッ…」 「あー、分かった分かった…泣くな泣くな…今日はまだ俺も決心出来ないから一緒に風呂入るくらいならいいぞ」 「ほんと!?やったぁ!キョンくんありがとっ!」 チュッ。…妹にキスされた。妹…に。 「アハッ!キョンくん…好き…」 直に妹の胸が当たる。コレハヤバイゾ。 「ねぇ…キョンくん…」 また妹が寄ってきた。さらに胸が当たる。こいついつこんな高等テクを覚えたんだ。 「な…なんだよ…」 「男の人ってさ、エッチになるとおちんちんが固くなるんでしょ?」 「あ…あぁ…」 「じゃあ、えいっ!」 と、妹。妹が俺の手を掴み、胸を触らせやがった。ぷに。 「なっ…ちょっ…お前!」 「えっへへー…これでキョンくんのおちんちんも固くなるかな?」 「な…なるわけ…」 「なるわけ?」 「…なるよ…」 「ほんと!?じゃあ見せて見せてー!ほらほら」 また胸を触らせてくる。ぷにゅ、ぷにゅ。 「おいっ!やめっ…」 ビクッ。ヤバ…反応してきた… 「あれれぇー?なんでキョンくんもぞもぞしてるのぉー?あ!もしかして固くなってきたんだ!見せてー!」 「ち…ちげーよ!ただこれは…何でもねーって!うわっ」 俺は隠していた手を不意に妹にどかされ…見られた。 「あ!なんか立ってるー!おちんちん立ってるよぉー?固くなって立つんだぁ…すごいねー…」 「はぁ…見られた…」 「じゃあさ、キョンくんも見せてくれたからあたしのも見ていいよ!はいっ!」 「え…?おいっ!あっ…」 妹は立ち上がると俺の顔の前に股を近付けた。 「あ…」 言い忘れたが、まずなんで妹とやるのを反対したかというと、妹とだからというのもあるが、実は俺は童貞だったからだ。だから無論、女のあそこなんぞ触ったことないし、胸だって初めてだ。 「女のあそこって…こんなんだったんだな…」 「どう?キョンくん!」 「すごい…よ…なぁ…舐めて…いいか?」 「えっ!?…うん…いいよ…」 ペロッ。 「あっ!なんか…変な感じがするよぉ…」 「お前も感じるんだな…」 ペロッペロッ。 「あぁっ!なんか…すごい!気持ちいい…これが…エッチ…?もっとやってキョンくんっ」 「気持ちいいか…そうか…」 ペロペロペロ。 「あっあん…いっ…あぁー…気持ちいいよキョンく…んっ!」 なんだか俺も欲情が抑え切れなくなってきた。俺の頭の中では欲情のが勝っているようだ。 …試しに…舌入れてみるか… ん… 「あっ!?な…キョンくん…何したの…?すごい…気持ちいいよ…」 「ん?舌入れたんだ。」 「舌…すごいいいよ…キョンくん…」 「じゃあ次は指だ」 ぬ… 「あぁっ!す…ごい…エッチ…って…こんなに…すごいんだ…」 ぬるっ… 「あ…なんか…液体が出てきたぞ…?」 「えっ…?あ…なんか…ぬるぬるする…」 チュパッ… 「な…何吸ってるの!?」 「いやぁ…うまいなぁ…ってさ」 「え…あたしも飲んでみたい…」 「じゃあ口移しな…ん…ほら…」 チューッ… 「おいしいかなぁ…?」 「俺はおいしいと思うね」 「そっかぁ…ね、なんかあたしばっかり気持ちよくなってきてるけどキョンくんは気持ちよくなってないんでしょ?だから今度はあたしが気持ちよくしてあげる!」 「ん…あぁ…頼む…」 「どうすればいいの?」 「俺のチンコをしゃぶってくれ…」 「おちんちんを…?分かった!はい…はむぅ…」 「あっ…舐めたりも…してくれるか…?」 「うんっ、こう?」 ペロッ… 「あぁっ…いい…もっと…やってくれ…」 チューッ…ペロッ…シュコシュコ… 「あっ…はぁ!…っふぅ…う…ヤバい…で…る…」 「え?何が…?」 ドピュッ、ドピュッ。 「え…んっ…んーっ!ん…?ゴクン。キョンくん今の何ー?おいしかった!」 「え…お前飲んだのか…?」 「うん!おいしかったから飲んじゃった!」 「今のは精子だよ…」 「えっ!?今のがっ!?精子っておいしいんだねー!」 妹に射精するなんてな…もう…やるしか…ないな… 「おい、もっと気持ちよくなりたいか?」 「え?もっと気持ちよくなれるの?なりたいなりたい!」 「よし…じゃ…また…股をこっちに出せ」 「えっ…?こう…?」 ぷりっとおしりを出して顔をこっちに向ける姿には、妹ということを忘れてしまいそうになるね。 「よし…いくぞ…」 「うんっ!」 ぐぐっ… 「えっ!?いっ…いた…い…キョンくんいたいよ!」 「いいから!もうちょっと我慢するんだ!」 妹のまだ小さい穴の中に俺の物が入っていく。 「あ…っ…いっ…いたいっ!」 「あとちょっとだ!我慢しろ!」 ぐぐぐっ。ぶしゃっ。処女膜が破れ、血が吹き出た。 「え…?あ…」 完全に挿入された。 「よし…動くからな…」 ぐっぐっぐっ… 「あっ…えっ…うそっ…すっ…ごい…きも…ちい…あぁんっ!」 「う…しまる…すごい…気持ちいいよ…お前の中…」 ぐっ…ぐっ…ぐっ… 「あぁっ!ダメ!キョンくん!すごいよ!もう…ダメっ!」 「はぁ…はぁ…もっと…早く動かすからな…」 パンパンパンパン… 「あっ…いやっ!もう…もうっ!ダメー!いやっ…あっ…」 「う…お…俺も…出そう…だっ…」 「あっ…もうっ…ダメっ…あぁぁぁぁぁぁぁ!」 「俺も…うわぁぁぁぁぁ!」 ドピュッ…ピュッ…ドクッ…ドクッ… 妹に…中出ししてしまった。 「あっ…はぁ…す…ごかったよ…キョン…くん…」 「お前…も…すごかった…ぞ…」 「はぁ…キョン…くん…好き…」 「俺もだ…」 そして口を重ね、舌を絡めた。 チュッ… 「ん…」 「んっ…」 「キョンくん…あたし…キョン…大好きだよ…」 「お前は…最高の妹だよ…」 そしてそれから俺と妹は毎日エッチをするようになった。 完
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『黒佐々木』 「それ、だれ?」 ついに最後に来るどころか遅刻までしてきたキョンにあたしは存分に説教をぶちまけてやった。 普段普通に話せないフラストレーションから開放されるのを感じる。 そこまではよかった。キョンの隣にいる人を見なければ。 女だ。やけに漂ってくる親しげな雰囲気。 少なくとも逆ナンやキャッチセールスなんて軽い関係じゃないのはわかる。 あたしだってキョンの交友関係を全て把握しているわけじゃないけど、キョンとこんな親しげな雰囲気を出せる女がSOS団外にいるなんて 認めたくなかった。 だから口から出た言葉は・・・・・・キョンに言わせればいつものことなのかもしれないけど・・・・・・辛らつなものになっていた。 「ああ、こいつは俺の・・・・・・」 俺の?俺の何? 最初に「俺の」なんて言葉がつくくらいの関係なの? 「親友」 それを言ったのはキョンじゃなかった。この女だ。 「は?」 あたしは思わず変な声を出してしまった。 いくらなんでもキョンと「親友」なんて関係の奴をあたしが知らないわけが無い、それが女ならなおさらよ。 「といっても中学時代の、それも三年のときだけれどね。 でもね、キョンのこの2年分の行動全てと、今日着ている下着の色や男性的欲求の解消回数やそのための小道具の種類 その他諸々全て知っている上に1年ぶりの相互認識ですぐに会話を始められるっていうのは、充分親友に値すると思うんだよ。 僕にとってはキョン、君がそうなのさ」 ・・・・・・なに、この人。 そっと後ろを振り向くと団員全員がドン引きしている。 いや、一人だけ違った。 キョンだけは妙に納得したような顔を浮かべたあと懐かしそうな顔でこの女をみている。 「佐々木です。あなたが涼宮さんですね。お名前はかねがね」 聞き様によってはあたしの活動が実を結んだ結果の一端にも聞こえるけれど先のセリフで意味が大分変わってくる。 あたしはそっとキョンに目配せした、「この人、なんなの?」という意味を込めて。 しかしキョンは何を勘違いしたのか。 「お前の悪行をこいつに言ったことは無いぜ。佐々木、何でお前はハルヒを知ってる?」 等と言い出した。 違う。 あたしが言いたいのはそういうことじゃない。 というかキョンはこの女の行動をおかしいとは思わないの? 「そりゃずっと君を見てるんだし、君の周りの人はすぐ目にするさ。 仕掛けた場所はキョン、君の家だけじゃない」 間違いない、この女・・・・・・ストーカーだ。 でもキョンはなんで普通にしているの? 前々から鈍い鈍いとは思っていたけれどここまで露骨なストーキングに気づかず、あまつさえ親友発言に異論が無いなんて。 アタシを普段から悩ますキョンの鈍感はこの女にとってはプラスに働いているようだ。 その証拠に目の前で行われているキョンとこの女の会話は至って普通、それどころか変な信頼感まで感じる。 「北高ではキョンが世話になっていますね。改めてよろしく」 そういってこの女はあたしに手を差し出した。 すごい目でこっちを見ている。 それでもあたしはゆっくりとその手を握り返し。 なんとかヨロシクとだけ言った。 ・・・・・・この人、怖い。
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あたしは、今、SOS団室にいる。 周りを見ると、みくるちゃんはお茶入れ 有希は、本読み そして… キョンは、あたしの許可も無く寝てる 古泉君は、用事あるため、いない… ………暇だ、取りあえず…みくるちゃんと有希に言ってみる 「ねぇ、みくるちゃん、有希…何が話題無い?」 みくる「話題ですか?えーと…」 長門「……キョンの事」 …はい? 長門「…どう思ってるの?」 え!?ちょ…なんで、この話に!? みくる「気になりますね…どう思ってますか?」 ……くっ… 「み、みくるちゃんと有希はどう思ってるのよ!?」 みくる「えっ!?わ、私ですか!?」 長門「……」 こうなったら… 「はい!みくるちゃん、言ってみなさい!」 みくる「ふ、ふえぇ~…」 みくるサイド わ、私ですか~?え?「早く言え」っても~… 分かりました!言います… 私は、初めてあった時は、優しい男だなと思いました… キョン君は…っと、キョン君の本名は何ですか?え?誰も知らないんですか~ キョン君は、いつも私を守ってくれる時期ありました…あっ、ハルヒさん!怒らないで下さいよ~ 私とキョン君は恋人関係では無いですから安心して下さい~… え?分かってくれましたか?では、続き言います…ある日キョン君からこう言われました… キョン「俺さ、SOS団に入って本当に良かったんですよ…楽しいですし…あなたはどうなんですか?」 と言われました…ハルヒさん、ふてくされないで下さいよ…あの人はもしかしたら、ツンデレだと思います 話を戻しますね…私は、こう言いました… 「私は、キョン君やハルヒさん達がいるから、楽しいですよ…あのSOS団は好きです」と !?ハ、ハルヒさん!?な、撫でないで下さぁい~もぅ、髪がくちゃくちゃになりそうでしたよ? とにかく…キョン君は私にとって可愛い後輩って事かな? みくるサイド終了 「なるほどなるほど…みくるちゃんってそう思ったのね」 みくる「そうですよ」 …恋心抱いて無かったんだ…よかった… 「んじゃ、有希!あんた…キョンの事どう思ってるの? 長門「……話す」 おまけ 谷口「やぁ、そこの女の子!俺と付き合わないかぃ?」 ???「ホントですか?」 谷口「男は二言無い!」 古泉「ははははは…引っかかりましたね!!さぁ、あなたのアナル頂きますっ!」 谷口「けぇっ!古泉!?」 古泉「さぁ、頂きます!」 谷口「アナルだけは!アナルだけはぁぁぁぁぁっ!?」 きゃああああああああああああああ… 国木田「今日も平和ですね…」 長門サイド …私は、初めて彼にあった… ……彼は私を見て不思議がってた… 彼は、多分…この人一人ぼっちなのかな?と思ってたかもしれない… …それで、私に優しい言葉で言ってくれた…私は、嬉しかったかもしれない… 私は私…周りは鏡だらけ…私は何者だろうか…それが分からなかった… それなのに、彼は鏡を割って救ってくれた…そんな感じがする… 私は、彼に感謝してる…私は孤独は嫌なのではないかと疑問に思った時期あった… 今は、仲間がいるから、こんなに嬉しい事は無い… ありがとう、涼宮ハルヒ… ありがとう、朝比奈みくる… ありがとう、古泉一樹… ありがとう…キョン… 彼は、私にとって…大切な友達… 私は、今、とても嬉しい… 長門サイド終了 「…有希、何言ってんの!!あたしだって、仲間だよ!」 よかった…あの有希が…そう思ってたのね… 長門「…さて」 みくる「行きますか?」 えっ?えっ?何? 長門「…あなたの番」 みくる「誤魔化さないで言って下さいね」 !? 涼宮ハルヒは逃げられない! …何、今のナレーションは… … 「わ、分かったわよ!話せばいいでしょ!話せば!」 おまけ 谷口「うわぁぁぁぁぁ…たーぢーけーてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」 古泉「谷口さーん、LOVE!」 谷口「いぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 国木田「さて、帰ろうか…ふぅ、暑いなぁ…(遠目」 ハルヒ サイド あー…うー…どこから始めたらいいかな? 初めてキョンにあった時は、何か違和感感じたの…どこがで会ったような気がする でも、しばらくキョンと話したけど…キョンって優しいなぁと思ったの… こ、こら!みくるちゃん!有希!そんな目で見ないで!恥ずかしいんだから… それで、SOS団を作ってキョンも誘ってやった…っても、強制的だったけど、あたしは悪かったなと思ってる… それでも、キョンは断らない…理由は分かんないけどね… あり何ヶ月経ったかしら、ある日の夜…夢見たの…キョンと二人きりだった…そして…そして… あぁ!な、何でもない!何でもなぁい!…… あたしは、やっと分かったの…キョンの事が好き…大好きなの… それなのに、告白する勇気が無いあたしがいた…いつも、キョンを迷惑かけてる… だから、あたしは怖い…嫌われるんじゃないかと…それでも…それでも… 大好きなの!! ハルヒ サイド終了 「ま、これで終わったわよ」 みくる「ハルヒさんって、そういう所が可愛いですね」 「ちょ…それどういう事よ!」 長門「……」 キョン サイド ヤバイ…俺の事聞いてしまった… 朝比奈さん、ありがとうございます…でも、そんなに可愛くないですよ 長門…ありがとな… ハルヒ、そう思ってたのか……俺は… えぇい!そんな事より…どうする俺よ!どうやって、この状況から抜け出せる!? ライブセレクション発動!! 1.今すぐ落ちる 2.まだ寝る 3.寝癖を悪くする 4.倒れて、激痛するふりで起きる どれだ!! 4に決定だ! ズル… ガラガガラガターンビューインガターン… くお、痛っ…ってか、何だ!?ビームが発射した音が聞こえたぞ!? そんな事より、起きるか… 「くおぉ…イテェ…ん?何だ…いたのか…」 ハルヒ「あ、あんた…大丈夫?激しく倒れたけど」 大丈夫だとも、しかし、今のビームが発射した音が気になるけどな みくる「大丈夫ですか?」 あぁ、大丈夫ですよ 長門「……演技、下手(ホゾッ」 …長門だけ、バレたのね… さて、どうしたものかな? と、時計を見ると…18時、ヤベ!帰る時間だ 「おぃ、18時になったから帰ろうぜ」 ハルヒ「そ、そうね…解散!」 ふぃー…やれやれ… ハルヒ「ねぇ、キョン…一緒に帰ろう」 ん?ハルヒが珍しく誘われたな… 「あぁ」 何でだろうな…ハルヒと一緒に下校してる訳だが… ……どこへ行くんだろうか… ――――― ここは…確か…活動する時の集合場所…公園である。 ハルヒ、何でこんな所へ… ハルヒ「キョン…」 「ん?何…」 今、信じられない事起こったね!ニュースアナウンサーになって言いたい気分だね そう、抱き締められた… ハルヒ「ねぇ、キョン…」 「な、何だ?」 ハルヒ「あたしの事…どう思ってる?」 ハルヒ… ハルヒ「お願い…聞かせて…」 「…分かった」 キョン サイド 初めて、ハルヒにあった時は可愛いと思ったね…って、おい…お前が真っ赤になるなよ!俺だって恥ずかしいぞ! 話したいなと思って、話しかけたのは本当だ…姿は完璧で、中身は問題あるけど…可愛いと見た… あの夢も忘れやしない… 俺は… ――ハルヒは可愛い。 だが、すぐ怒る。 天上天下唯我独尊だし気が強い。 おまけにツンデレで 成績も中の上。 言い訳が得意。 口癖は「バカキョン」 座右の銘は「変わりたい」 オレたちは、恋していく。 生きて行く。―― ハルヒは…俺にとって…大切な彼女だ…どんな事あろうと守りたい! キョンサイド終了 「キョン…」 キョン「と、言う訳だ…好きだよ、ハルヒ」 「キョン…」 やっと、通じ合えた…あたしの思い…通じ合えたよ… 「うん!あたしも好きだよ!」 …やっと、告白出来た…キョン… 「キョン…キ、キスしてくれる…かな?」 キョン「勿論だとも」 ――キョンは優しい。 だが、ツッコミたがる。 ちょいツンデレだし気は普通。 おまけにあたしを心配してくれるし 成績は中の中。 歴史だけは得意。 口癖は「やれやれ…」 座右の銘は「ハルヒを守りたい」 あたしたちは、恋していく。 生きていく。―― エピローグ あの日から1週間後… あたしたちは恋人同士になった… 「ねぇ、キョン!明日、デートしたいよ」 キョン「んー?明日の天気、晴れか?」 「うん、晴れみたい」 キョン「じゃあ、明日、映画観に行くか」 「分かったよ!」 ありがとう、キョン…お疲れ、キョン… 完 おまけ 谷口「来るな!」 古泉「はははは…アナル頂きますよ?」 谷口「ちっ…喰らえ!椅子投げ!」 古泉「(ピキン!)なんとーっ!」 谷口「さ…避けられた!?」 古泉「私はニュータイプですよ…ふふっ、お逝きなさい!ファンネルミサイル!」 谷口「ファンネルミサイル!?って、チョークかよ!?うわぁぁぁっ!?」 古泉「これで良し、さて…アナル頂きますね…」 谷口「うわ…ちょ…待て…や、やめ…」 古泉「古泉!行きまーすっ!」 谷口「う、うわぁぁぁぁ!アナルだけは!アナルだけは!」 きゃああああああああああああああ… キョン「谷口の声だ…まぁいいか、どれする?ハルヒ」 ハルヒ「これがいいわね!「サイレントヒル」観ようよ!」 キョン「分かった分かった」 国木田「谷口、哀れな人…骨は僕が拾ってやるよ…」 谷口、死亡確認