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こちらは売れっ子スーパーアイドルの小神あきら様をメインキャラのSS作品です。 作品 1-850 3-161 3-529 4-473 4-568 5-842 5-849 5-857 7-240 7-245 8-394 8-404 8-417 9-615 10-519 13-164 14-263 14-642 16-503 17-108 18-680 ページ最上部へ メニューへ
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撮影が終わり、室内に残ったのは二人だけになったその瞬間、あきらは机に突っ伏した。 もう一秒とカメラに向かっていられない。 冷えたテーブルに熱を持った額を押し付ける。 冷たくて気持ちいい。体内に籠った熱が吸い取られていくようだ。 「あきら様、大丈夫ですか? あきら様!」 みのるの声が脳味噌に直接打撃を与える。 あきらは机に触れている部分を額から左の頬にずらした。 あきらの直ぐ横で机に両手を置き、それに顎を乗せてみのるがこちらを覗き込んでいた。 みのるの目許に怠さにぼんやりとしたあきらの目線がぶつかる。 「あの、あきら様、こんな所で寝たら余計風邪が悪化するかと……」 真面目な声を出すな息を吹き掛けるな顔が近いんだよ気色悪い、 と本編でテレカになっていた人物のように言いたかったが、 マスクの下の口は酷い有様で機能停止も同然だった。 本編。なんて嫌な響きなんだろう。 全く情けない。始めの頃あんなに偉そうにアイドルの心得を説いたというのに、 体調管理すらまともに出来ず、後輩一人に番組を任せるなんてアイドル失格もいいところだ。 「そんなに気を落とさないで下さい……次がありますよ」 みのるに悪気が無いのは解っているし、 他の関係者が全て出て行っても一向に動こうとしないあきらを心配して残ってくれているのも承知しているが、 そう慰められてしまうと自分の失態とそれに依る不利益をまざまざと見せつけられているように感じてしまう。 一言もまともに喋っていないどころか、咳き込んでいただけのあきらが言いたいことを正しく理解し、 代弁してくれたみのるには助けられたが、それとこれとは話が別だ。身勝手な考えではあるが。 あきらは一層強く咳込むと、たっぷり余った袖の下の手を机に這わせ、 みのるの手を鈍い動きで上から押さえた。 「……あきら様?」 意図が読めないあきらの行動に、みのるははてなマークを頭上に浮かべて首を傾げる。 それに構わずあきらは、やはりゆっくりとした動作でみのるの手を掴み、 手の平が上になるようにひっくり返した。 そこに人差し指で『の』の字を書く。 「の?」 次にあきらは、やはりのろのろと『ど』を書いた。 再びみのるは書かれた一文字をはてなマーク付きで口にする。 「ど?」 『あ』 「あ…」 『め』 「め……ああ!」 あきらの言いたいことがやっと解り、みのるは彼女に向かって勢い良く頷いた。 「解りました、のどあめですね。近くに薬局があるんで、一っ走りして買ってきます!」 みのるとは対照的なスピードであきらは彼の手から指を離した。 「直ぐ帰ってくるんで、ちょっと待ってて下さいね」 椅子から立上がるみのるに、あきらは重たい頭を一回だけ横に振った。 一旦席を外して欲しくてお使いを頼んだのだ。 のどあめ位で調子が良くなるとは思えないし、むしろ遅くなってくれた方が有り難い。 机を巡回してあきらの目の前までやって来たみのるは、 彼女が首を横に振ったのを見ていた筈だというのに、 目線を合わせる為に机に手を置いて顔の位置を下げた。 「だって、体調の悪い時は誰でもいいから側に人がいた方が安心するもんですから」 元気付ける為に底抜けに明るく笑って去るみのるの背中に、 あんたは五月蠅過ぎんのよ、とあきらは毒を吐こうにも喉の痛みが邪魔をして吐けなかった。 「………」 が、しかし。 みのるが退室してからものの数分であきらは、病からか妙に独りでいるのが心細くなっていた。 認めたくないが、閉じた扉が向こう側から開かれるのをさっきからずっと待っている。 認めたくない、認めたくはないが、事実だ。 あきらは一つ大きく溜息をついた。 認めたくないだなんて、何を意固地になっているのだろう。 病気なのだし、その上今は一人きりだ。 強気な自分とは暫しの間おさらばしよう。 人が来れば平気な演技をすれば良い。 大丈夫、出来る。女優なのだから。今回はちょっとうっかりしてしまっただけだ。 と自分に言い聞かせるあきらの頭の中を、みのるの言葉が反復する。 誰でもいいから側にいて欲しい。本当に誰でもいい。 誰でもいいのだけれど、その人が薬局のビニール袋に入ったのどあめを持って来るのだったら、 少しだけ、ほんの少しだけ余分に安心出来そうだ。 早く帰ってこないかな。 おしまい コメントフォーム 名前 コメント
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\ {ヽ / \ ヽ \ヽ\ } } __ ... - ー≠  ̄ ̄ > 、 l ノ , イ / \/ / __/ / /^/`ー―rv \ /-‐ / / / / / | | ヽ / / 斗メ、/ l│ j ヽ ハ / / /|/ | / T7ヽ、 | } / , イ / / .ィ=ミ / |∧ | , | | / | | /〃ィ心 / V | | ∨ |/ | | ハ |v 爿 _ V | | \ ∠Ⅵ/( } 込V 三ミx | j ム ヽ / ァ^). . . . ヾ | ∧ / \ 「 /´  ̄ ̄7´_.ィ个 、 ー ーr . . . . j/-j; ヽ / / } } レ />.、 ー <「 |\ ヽ ハ. ′ ムー | , -=≦厂´ 「ヽ |∧| \ |\} } ヽ | ムイ / / \ ヽj | ○ー‐、」 /{ Vハ / / ヽ | ○ | { 〉Vハ . / ィ≦二二ハ { ー 、 ヽ ノ ヽ Vハ│/ // __」 |  ̄ {{_ Vハ|/ //, ィ≦ノ⌒ー} | ヽ{_V_j_//イノ´ | ヽ /{ /. . .`ー< ̄{ | / / / / /7^ー--=rヽ ヽ ヽ / , ィ/ / / // | | | | , ハ ,イ / / / 十7メ、_ | | | | ハ | / / / ∧| { 7⌒! 7 | | | / | | / ィ≠ミ / ィzxハ | │ | ∨ ,ィ| ,ィ / /仍 ィzxヾ|/| │ | \ ,ィ| / | ム 代;ソ {i 爿 ㍉| ∧ | ヽ \ | /イv | } =ー . 弋ソ 〃! / | ! ハ | ィ Ⅵ {. . . . ー ーァ `=彡 | /^ヽ|/ \- 、j / / 、 ∨ } . . . . j/__ノ j ヽ \ / , - 〃{> 、ー __ , . <´|\ 「\} , - 、 {/ / V ィ≦厂 {≧x ∧ ! \_ | , ― 、 / \ / { / ヽ| ヽ \;j / ,/ \ / | / \ / , } ヽ /ヾ\ | ./ / 、 / , ,ィ=≠ミx、 ____ {ヽ i{ / ヽヽ ` 、 ` . 、ヽ ヽ|ハ } } , . ―≧ | |_ | ノ , イ > 、 / /-‐/ / / / / / /7ヽ____ ヽ / __ / , イ/ / ,イ ハ // / / /メ / / / l / | | <| /| / {/ヽ-/ / | /! | | |/ |/l.圷≧ァ /\j/│ / l ∨ ≦二 { } 込ソ x、/ヽ | / / \ / _ _ ノ. . . . {rf≧x j/| /、 「  ̄ ̄`ーヽ ´ ̄ ̄ム┴く \ | . イ「「 ̄\ fヽ. . . . . / \ ヽ|> / く_{{ { /≧ー――/ ヽハ / /ム .ヽ //, ィニニ/ }V / }ー Vハ/ィ≦.__ノ7 j /ー― , -≠≦ヽ=≠ ノ / { / / /. . . r―. . . ハ ̄ ̄ く 〉 ∧ __ ,  ̄ ̄ ̄ ̄ /. . . . . .{. . . . . . . .} ー/ | / ヽ>′ /. . . .__ 人. . . . . /_ ... - ― 7 |/ //. . / ヽ. . .j r ―┐ { ノ _ \ ´ l l \\ ヾ 、 ノノ _\\ヽ-.─.─.-.、_ / /- ‐ `´.、 ,. ‐ ´ , / /,──┬、 , ヽ / _/ , l / l l ヽ ハ 、 ヽ /-‐ ´ / / l /│ │、」 ハ l l / l Aイ´l l V-ヽ lヽ l l /l l ハ∟」 l ‐ユz、、 l Lヽl l /│ l / / O`l ん `lzヽ l l ` ヽ、 / l l ヘ〈 {ん l { しヽlヾl l ト、 、‐` ,/l A F.l 辷リ 辷リ l ∧ l \ ヽ ´ V‐ V ‐l V _〉 、 ヽl //// ̄ヽ、 ` ` /`lヽ ヽヽ / l‐. .、_ イ ´ l∧l \、 l ` / l lト ´┘ └ `、_」 l `ヾl / l lヘl / ヽ、 ` ト、l ○l ハl / _ ,≦ |│ ` l / //´ ┤ /. l l l / // /、_,┤ l l ○ ,-┬┬ V/´ /ニノ l l l /l`‐、ヽ`_ /┌´ノ l l V´ l`/ ̄l l ̄\ l l ___ / ´ ̄ `ヾ、 { }} / ⌒ヽ _ ヽ _ノノ___ | , / `ヽ _ /´ _ ` l l / , _,> `´ `丶、l l / / ` > ´ / _;丶、 \ ! l / / / ! | ヽ-\ ヽ ∧. lZ / / / / l | ヽ _\ト、_ ヘ l_>/ / / / l ∨| _ て心 Y⌒ , `ー / j/| ./| ヽ .小f心 弋_;ソ ,、/ /`> ―────-- 、 | ハ `トヘ弋.;) , ;// ノ リ ヽ .| /ゝ . ー ’ イ`_/ ____,,, ´ \|/ レヘ了ア,> ´ { /´ ̄ / ヽ、 ( ,、-< \ `ー‐=ァ7⌒{_} ヘ ___ノ\ \ // / \ `で ̄ ̄入 `丶_ ) /⌒7イ  ̄ `ヽ /ヽ \  ̄ ヽ\ / ノノ 、___ \__┛┗ー ¨~ ̄ ̄`く.  ̄ ̄> ┓┏ ヽ \ / \ ヽ / 爪 \_ ヽ イ/./ / / | ヽヽ \_> ⊥、. / イ l ト、 _}_ト、 l l \ . \. //│ | ∧∨ / l\ | |_ \ . . r ⌒ l/ | | | }r イ__ ∨ | ) ̄ ̄ \ l ∧l 「≦ ̄ 〃 \ ├く \ \厂 リ } 〈 ∠≧、 . \| \ N |/ヽ| Wv\ ト、 ト、 \ | レ/ ̄´┘ レイ\| \l^\| ∨/ニ二厂〉 | ̄\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | フィギュア化 | | 黙ってあたしに票入れとけ /⌒ヽ /⌒\ な? / ヽ / ヽ / ヽ / 〉 / ヽ |.| // !| _,...------、,,,_ / / .| ,. -‐ ´ ```、/ / ゙  ̄ ̄` ヽ 、 / , 、 __``ヽ、 / /i |、r、ィii.| , ヽ  ̄ `ヽ ./ | ./ | .| | .| ヽ, f | / | | | | , 、 .| | | ../ .|| | ハ .| ヽ .| | | ./ | | | | ト、 ヽ |/ | .| / ` ハ | .| ヽ, i / / | /| / / |.| | `ヽ, | / _,,.ィ/ | / .レ \ / / ミ|ハ .| ヽ /// ./⌒| / ,,,,,,,,,,,,_,,, ---i ) `` , .| ´// | .| /. 、,___, ’ ==| 弋-ヘ.|> . /// 弋_| ./ ヾ彡. ,.ノ ヽ, リ ./ / _,.ィ<|.へィ‐‐、 __,。ィ ゙ | / /_,,ィ ゙√,\〉/ ヾ ァ‐--‐ ゙、_ ヽ,゙゙ ‐ ,, | / /‐ ゙ / ゙V ノノ `i 〉、\i ``ヽ、,,| レ . { .| .r‐ ゙ ´ヽ | ./ /.)、 ` ` | .| |\、\ 、 | / / /.ィ r┴---┤ |λヽ、ヽi .レ ゙/../- ゙ ヘ、__ | _,,,,,,,,,,,| | `iヽヽ iレ ゙/ノ / .
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先生「お~し、来月は体育祭だ~!今日はフォークダンスをやるぞ~」 (・∀・)え~マジかよ~ニヤニヤ 先生「始めるぞ~」 こな「あ…男、○○さんと近いなぁ…っ!?」 先生「おいっ!どうした!」 こな「ちょっと!男!近いうえに何、ニヤニヤしてるのよ!」 こな「女!あんたもいい加減にしなさいよ!」 男「おいっ!こなt」 かがみ「ちょっと、こなた~落ちつきなさいよ」 こな「うるさいっ!」 ドンッ かがみ「きゃっ」 つかさ「おねぇちゃん!?」つかさ「よくも…よくも…」 ~保健室~ つかさ「おねぇちゃん大丈夫?」 かがみ「大丈夫よ、ちょっとすりむいただけじゃない心配しすぎよ」 つかさ「許さない…」ボソッ かがみ「ぇ…?」 つかさ「おねぇちゃんの綺麗な足が…綺麗な足が…許さない…許さない…」 ガラッ 男「あ…さっきは、こなたがゴメンよ…」 かがみ「大丈夫よ~。で、そのこなたと女さんは?」 男「今ちょっと職員室に呼ばれてるよ…あいつおかしくなったよな…」 教師「おいっ!やめないか!?」 こな「こいつが…!?こいつが!!!」 女「や、やめt…きゃ!?」 ガシャーン 教師「なんであんなことをやったんだ」 こな「私と男の間に何度も入ろうとしてきたから…」 教師「ふざけるなっ!?」 教師「…お前最近いじめられてないか?」 こな「いやだなぁ~www愛があるからあんな些細なこと関係ないんですよ~wwww」 教師「お前…もう遅い。相手の親も忙しく話し合うのは後日だそうな。今日は帰って良いぞ」 こな「あ…教室の電気がついてる。男が待ってくれてるのかな~wwwww」 男「いい加減、こなたいじめるのやめろよ」 こな「おwww愛と正義のヒーロー!まさに私の王子様だねぇwwwww」 つかさ「ねぇ…ちょっといいかなぁ…」 こな「あ…ぁぁあ…ああぁぁあああっ!!痛い…痛い…男ぉ…助けてぇ…」 つかさ「おねぇちゃんに怪我させて…」 つかさ「綺麗な足が…綺麗な足が…綺麗な足が…っ!?おねぇちゃんの!綺麗な足をよくもぉぉ!」 かがみ「ちょっと!遅いわよ!早く帰って…ぇ…?なに…これ」 つかさ「あ、おねぇちゃん」ニコ つかさ「私ね、おねぇちゃんのためにね」もじもじ つかさ「あっ!おねぇちゃん!?待ってよ~」 かがみ「ひ…ぇぐ…なんなのよ…なにが起きたのよ…」 かがみ「ひっ!?」 男「あ…ゴメン…こんなところでどうしたの?あ、こなた見なかった?職員室行っても今出たって…」 つかさ「おねぇちゃ~ん?どこ~?帰ろうよ~」 かがみ「ひっ…!?」 つかさ「あ!おねぇちゃん」にこ つかさ「あ、男さんも…おねぇちゃん泣いてるの?」 つかさ「ねぇ…なんでおねぇちゃん泣いてるの男さん…男さんも……っ!?」 ドッ こな「ふんっ…!ふぐぅんん…!?男に…男になにを…する…気…!?」 かがみ「きゃぁああぁぁぁ~…」バタッン みゆき「って、みんなの夢を昨日見たのよ」 かがみ「あんた、こっわい夢見るわねぇ!」 つかさ「あ、こなちゃん。ちょっといいかなぁ~」 かがみ「ねぇ…なんであの子、カッターなんか持ってるの!?…つかさ!!?」 きゃあぁぁああ~ かがみ「つかさっ!なにやってるの!つかさぁ!」 つかさ「エヘッ」 かがみ「エヘッってあんた…」 ~下校~ 男「大変だな…」 かがみ「そうね…」 男「こなたの傷は浅くて、傷跡も残らないだろうって…」 かがみ「なんであんなことになっちゃったんだろね」 かがみ「うっ…ひぐ…」 男「おいっ大丈夫か?」 男「ウチ近いし少し休むか…?」 男「リビングで待っ…てて…」 こな「あ、男帰ってきおったな!あまりにも男に会いたいから病院抜け出してきたんだ!テーブルの上のチョココロネをはいただいて…」 こな「ねぇ…なんで、かがみがいるの」 こな「ねぇ…なんで、かがみの肩を支えてるね」 こな「ねぇ…なんで!?」 こな「ねぇ…なんでよっ!?」 男「おいっバカ!包丁で何するつもりだ!?」 こな「だって…別に私じゃなくたって良いんでしょ…だから今かがみを…」 こな「そっか…かがみもいなくなれば良いのか…」 「あぶなぁ~い!」 ガシャーン 男「お前は…!?」 「間に合ったようだな」 みのる「さぁ、包丁を離すんだ」 こな「あんたも邪魔をするっていうの…?」 こな「あんたも…」 みのる「離すんだっ!!」 みのる「最近おかしいぞ、お前ら」 みのる「男もだ」 かがみ「ぇ…ぇぐ…」 みのる「こなたもつかさも愛してるから故の行動だったんだろう…」 みのる「このままじゃ良い方向に行かないってのは分かってただろ?」 男「ぁぁ…」 こな「ふ~っ!ふぅ~っ!!」 みのる「いいから包丁を置けっ!」 バンッ かがみ「びくっ」 みのる「もう少しで、みゆきさんが病院の人を連れてくる…」 みのる「なんで…なんでこうなっちまったんだ!?」 こな「やっ!やめて!私ここに残る!男のそばにいたいの!ねぇ…なんで…なんで分かってくれないの!?」 医師「激しい興奮状態だ。この際縛りつけてでも病院に連れて行くんだ!」 こな「離してっ!離してよ!男!助けてよ!私連れてかれちゃうよ!」 男「お願い…します…」 こな「!?…離して!離してよぉ!」 男「なんだっていうんだ…!?」 みのる「落ち着け。お前が落ち着かなかったら周りまで余計崩れてしまう…」 みのる「さぁ…もう外も暗い、かがみさんを送って行こう…」 男「なぁみのる!俺は…俺はどうしてたら良かったのかなぁ!??みのるぅ!」 ガタッ 「ピーッ本日、17、時、20、分、のメッセージ、1、件を再生します」 「やっほ~?携帯また忘れてる?つながらないぞwww今○○病院なんだけど会いたくなったから今から行くね~wwww」 「やっほ~?携帯」 「やっほ~?」 「やっほ~?」 「やっほ~?」 あれから2ヶ月。 つかさもこなたも「成長期にある感情の不安定」ということで片付けられとっくに退院した。 変わったことと言えば学校にカウンセラーがついたくらいだ。 こなたは学校に来てるようだが教室には来ない。 つかさは休みがちだが学校に来て、かがみにくっついている。 かがみはつかさと同じ日にたまに休むことが増えた。 これで良かったのだろうか… みのる「良くはないさ…」 みのる「良くはない…結果的にバラバラになっちまった…おかしいって気付いた時にもっと早く行動していれば…」 男「すまん…」 みのる「お前のせいじゃないって!んあ~腹減ったなぁ~飯食おうぜwww」 男「お前なぁ…分かった。ちょっと手洗ってくる」 みのる「おう!豪快に洗ってこいや~wwww」 ジャー… 男「もっと早く行動してれば…くそっ!」 男「ん…こな…た…」 こな「!?」 男「おいっ!?こなた待て!待てって!」 みゆき「たぶん私を見て逃げたのでしょう…」 男「みゆきさん…」 みゆき「病院に無理矢理連れて行く際に一緒にいたのは私ですから、その時のことを思い出すのでしょう…」 男「…」 みのる「お?おかえり~随分丁寧に手洗ったなぁ~wwww遅いぞ!…ったくなに暗い顔してんだよ!折角カウンセラーが学校にいるんだ。男行って来いよ」 男「ああ…」 みのる「カウンセラーの人、若い女性らしいぞ。男子生徒に人気あるそうな」 男「お前が行きたいだけじゃないのか?」 みのる「見てはみたいな」 男「…」 みのる「ここか…前まで空き教室で溜まり場になってたのにな。ま、溜まり場にはかわりないがっと…失礼しまぁ~す!」 ガララッ 男子生徒1「先生ぇ~俺の悩み聞いてよぅ~www」 男子生徒2「先生可愛いなぁ~www」 「もぉ~みんなそろそろ昼休み終わるわよ?」 みのる「あ…きら様!?」 あきら「あんたも暇潰しにきたわけ?あ?」 みのる「い、いえそんなわけではありませんよ!はい。…男のカウンセリングをしてもらいたいんです」 男「…お願いします」 男「 172の頃には戻れないんでしょうか…」 あきら「あなたが…そう導いてあげれば良いじゃない?今は離ればなれかもしれないけど親友なんだからなんとかなるわよ」 みのる「あきら様がまともなこと言ってる…」 あきら「ああ!?」 みのる「ごめんなさいぃ!」 あきら「あなたが強くなくちゃどうするのよ。みゆきさんだってガンバってるのよ。いつも一緒にいた人がバラバラになり、自分のせいではなくとも避けられ…」 「せんせぇ~」 ガラッ 男「あ」 みのる「あ」 あきら「あ」 こな「あ」 ガタンッ 男「待てっ!」 男「はぁ…はぁ…」 こな「ハァ…ハァ…離して…」 男「離さ…ハァ…ない!」 こな「離して!」 男「離すもんか!また…俺の前から消えるつもりか!?やめてくれよ…寂しいじゃないか…好きだって言ってくれた時は嬉しかった!一緒にいられるのも嬉しかった!みんなと話して笑っていられるのも!それを見ているのも嬉しかった…」 こな「だけどもう…」 男「終わったわけじゃないんだ!こうなった今もお前のことが好きなんだ!お前がくれた愛情は異常だったかもしれない!だけど…それでも嬉しかったんだ…」 こな「…」 こな「私のこと好きなら…一緒に…一緒に死んでくれる…?」 男「お前…何を言ってるんだ?」 こな「だって…だって!?戻れる気がしないんだもん!みんなに迷惑かけてバラバラになって、また一緒に…一緒に過ごすなんて…」 つかさ「じゃあこなちゃん…私も一緒に…」 つかさ「大好きな人に殺されて一緒に逝くなら私良いよ。あの時はゴメンね」にこ かがみ「なにあんたたちだけで話進めてんのよ…」 みゆき「みんな一緒にいられるなら」 みのる「こんなに想ってくれてるのに死ぬってのかい?」 こな「ふ…ふぇぇ…なんで…なんでそんな優しいのさぁ…」 何事もなかったわけじゃない。 今は前以上に親しく、楽しく過ごしている。 かがみ「結局こなたたちのノロケに付き合った気がしなくないわね」 こな「えへへ~」 つかさ「あ、おねぇちゃん口になにかついてる!取ってあげるね」 かがみ「あ、ありがと…//」 みのる「ああ!お前口にご飯つぶついてるぞ!俺がかわりに食ってやる…くの!くの!」 男「ちょぉ!なんで唇を奪う勢いなんだ!?」 みゆき「あらあら」 あははははっ~ そんなわけで、今日もこのクラスは平和です。 みのる あきら「なんであんたが締めてんの?私の出番は?」 みのる「え、あ…すみません」
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ラジオ番組というのは案外疲れるなものだ テレビと違い、音声のみで様々な事を伝えなければならない 滑舌や声質の調整はもちろん、声の高低、イントネーション、アクセントなどを使って『パーソナリティ』を演じなければならない その分小さなミスも許されない仕事だ それ故に 「…あきら様?ペットショップの前で何を?」 ストレスも溜まる 「…なんだあんたか」 少女と呼ぶにも幼い彼女が若干呆れたような、安心したような表情で振り替える 「なにって見りゃ分かんでしょ?」 「はあ、犬ですね。飼うんですか?」 「白石、あんたは馬鹿か。あたしみたいな超多忙売れっ子アイドルがペットなんて飼える訳ないでしょうが」 「言われてみればそうですねー…では一体何を?」 「るっさいなあ。見てただけだよ」 「…見てただけ、ですか」 「何よ文句でもあんの?」 「いえそんな滅相も無いっ!!」 機嫌を損ねてはマズイと慌てて首を振り、ふと疑問を抱いた (あきら様…なんか元気ない?) あきらは案の定ため息を付きながらガラスに指を当て、寂しげに笑う 「…あたしもね、たまーにだけどさ」 「はい」 「寂しかったりすんのよ、これが」 「はあ…」 「なんつーの?アイドルってだけで周りが勝手に引いちゃうって言うかさ…」 「そうなんですか」 「ぶっちゃけ友達とかいない訳。売れっ子アイドルの宿命ってやつ?」 「なるほどー」 「…あんた、話聞いてないでしょ」 「ぐふぉっ!?」 ズドン、と足を踏み潰され奇声を上げる 幸いな事に人通りは少なかったが、痛いものは痛い 「いたた…いえ、ちゃんと聞いてはいるんですが」 「ですが、なによ?」 「イマイチよくわからなくて」 「なにが?また下らない事言ったらはっ倒すわよ」 「その、あきら様はなんで寂しいのかなって思いまして」 「…はあ?そりゃいくら超多忙売れっ子アイドルあきらちゃんでも一人は寂しい時があるに決まってんでしょうが」 あきらは(ああコイツは馬鹿だったな)と鼻で笑いかけて 「いえですから。居るじゃないですか」 「…なにがよ?」 「あきら様の行く所には、いつも僕が居るじゃないですか」 「―っ!?」 「だからあきら様は一人なんかじゃ…どうかしましたか?お顔が赤いですがはっ!!」 「調子に乗るな若造がっ!!」 「痛い痛いですあきら様連打はダメです連打がはあっ!!」 「…ったく。もう帰るわ」 「うぅ、お疲れさまですー」 「なに言ってんの。送りなさいよ」 ほら、と挿し出される、袖に半分隠れた小さな手 三秒程その手を眺め、赤くなったあきらの顔を見て、もう一度その小さな手を見て 「この白石みのる、全身全霊で送らせて頂きますっ!!」 「…ばか。行くわよ」 壊れないようにそっと、手の先を繋いだ コメントフォーム 名前 コメント
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小神あきら・志村妙 自己紹介かぁ…なんだろうねぇ…。 表の「あきら様」は、冒険一筋で頑張っております。 冒険しか頑張りどころを見つけられない……(笑)。 目標は、発見物コンプリート&博物学者になることです。 キャラ名は、「らき☆すた」の「らっきー☆ちゃんねる」に出てくる「小神あきら」からです。 あの黒と白のギャップが大好きでwww 実際の私がどうなのか……。 それはみなさんで判断して下さいw 裏の「お妙さん」は、海事専門キャラ。 zuoさんとこのネルさんみたいに、純粋に海事をしようと思っております。 目標とゆー目標は無いですが…。 まぁとりあえず、ちょっとやそっとじゃ沈まないようになりたいなーって。 キャラ名は、「銀魂」の「志村妙」お姉さまからです。 アニメのお妙さんは「かわいそうな玉子焼き」しか作れませんが(笑)、実際の私は、ちゃんと玉子焼き作れますよ(笑)。 他の商会員からの紹介 この人の紹介文を書く ユスティニア あきら様。でも別にあのあきら様ほど怖くない。いや、実は商会の姿は猫かぶってるバージョンなの・・・か?商チャの話題をちゃんと毎回拾ってくれる優しいお姉さん、ってかんじです。ものすごく親身に話を聞いてくれるので頼りになります。姐御と呼ばせてください! サラ リアルフレ。最初は船で移動するのも面倒くさがってたから、こんなにはまると思わなかったw今じゃ冒険LV抜かれてるし・・・・(´・ェ・`)主婦仲間で、よく晩御飯のメニューとか昼間に決めている。もうすぐママ仲間になるから、あんまりINできなくなっちゃうだろうなあ。 私とは微妙にジャンルが違うけど、腐女子仲間!!Σd(ゝω・o)イェイ☆ ぎぶそんさん ツッコミが最近強烈になってまいりました。手を広げて頬を掴み )゚o゚( みたいな顔を作らされるわけですが、徐々に力が増してきているというか。手加減がなくなってきたというか。昔ゲーセンで握力20なくて、ほえ~って思ってたのが夢のようです。今は普通に30台に見え・・・ゲフンゲフン。
https://w.atwiki.jp/wiki6_680/pages/52.html
SECRET WING 「ファントム無頼」を題材にしたショートショートの羅列です。 ほぼ女性向けの内容となります。 あと、あらゆる描写及び表現はフィクションです。念のため。 丁度書いていたのは2004年末から2007年初頭にかけて。楽しかったなぁ。 賛否両論あるかとは思いますが、神×栗←伊達 な嗜好の方には楽しんでもらえるかと思います。色々倫理上ダメそうなのは省いた(念のため)。 自衛隊マニアには楽しめませんよ(念のため)。 二世問題 Lock on, Fire! Winter Comes Around...? Because I Love You...... I d Start a Fire Love the Island... THE RECON FRIGHT They Say All s fair in love and war. The Begining Place 10 Years Winding Road Misty Night 大掃除 LAT43°N LAT43°N DISTANCE~千歳~ DISTANCE~百里~ DISTANCE~百里2~ DISTANCE~千歳~2 A Wet Nightmare His Phantom 平行回路 One Night Stand ISOSCELES TRIANGLE Take a Look at Me Now THE DESTINY そこにあった運命 運命の予感 運命と呼ぶには 運命の糸車 You are my destiny. (完結) 冬物語 One Night Celebration 桜花思惟 携帯電話 Close to You -Sensual Satisfaction- 願い ファントム無頼@A.D.2005 LAST FLIGHT IF YOU WISH 空の王様 再会 ~A Hundred Miles~ CROSSROAD イニシアティブの居場所 勝手にしやがれ DRASTIC BETTER HALF イニシアティブの居場所2 Cross over the Line 1 2 3 4 Secret Base Fragile Eternal 優しい気持ち Pinup Girlのアヤマチ Next Day 朝が来るまで 夏の日 伊達をフィーチャーw、一つにまとめてあります。伊達マニアの方はこちらからどうぞw。 FIRST CONTACT 昔語り 桜の花の咲く頃に・・・ モーニング・ムーン 衝動 -The Winter Moment- 桜の花の咲く頃に・・・2 Missing Destinations 愛のカタチ POWER BALANCE キミの居る場所 今も昔も・・・ 感想とかありましたら、コメント欄にて。 ふざけんな(#゚Д゚)ゴルァ!!てのも真摯に受け止めめますそ…。 年を経るごとに伊達好きになっているのでw伊達フィーチャーとても嬉しいです。伊達っち頑張れ。 -- 桃次 (2012-10-21 20 30 50) はじめして。あの神×栗で伊達もプラスのショートショートが読めるなんて、素敵過ぎます(T▽T) 末永く続けてくださいませ♪ -- めい (2012-10-27 21 57 00) 「はじめまして」だった、すみません(^^;) -- めい (2012-10-27 22 00 46) 名前 コメント
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ユスティニア あきら様。でも別にあのあきら様ほど怖くない。いや、実は商会の姿は猫かぶってるバージョンなの・・・か?商チャの話題をちゃんと毎回拾ってくれる優しいお姉さん、ってかんじです。ものすごく親身に話を聞いてくれるので頼りになります。姐御と呼ばせてください! サラ リアルフレ。最初は船で移動するのも面倒くさがってたから、こんなにはまると思わなかったw今じゃ冒険LV抜かれてるし・・・・(´・ェ・`)主婦仲間で、よく晩御飯のメニューとか昼間に決めている。もうすぐママ仲間になるから、あんまりINできなくなっちゃうだろうなあ。 私とは微妙にジャンルが違うけど、腐女子仲間!!Σd(ゝω・o)イェイ☆ ぎぶそんさん ツッコミが最近強烈になってまいりました。手を広げて頬を掴み )゚o゚( みたいな顔を作らされるわけですが、徐々に力が増してきているというか。手加減がなくなってきたというか。昔ゲーセンで握力20なくて、ほえ~って思ってたのが夢のようです。今は普通に30台に見え・・・ゲフンゲフン。
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「あきらちゃん、今日このあとちょっと付き合わない?」 なんて。 ふざけたことを口にしたスーツの男を思わず見つめてしまう。 収録も終わり、がやがやとした喧騒から抜け出しだるい体を癒すためゆっくり休もうと思った矢先の誘い。 この男は誰だろう。あまり見ない顔だが、見たことが無いわけでもなさそうだ。 思い出そうと半眼で凝視していたのをなにやら勘違いしたらしいそいつは、 「あぁ、大丈夫。君に迷惑はかけないよ。それで、いい店があるんだけど」 はぁ?あんた何様?この空前絶後の超がつく美少女小神あきらさまがあんたみたいなショボそーな男にほいほいついてくとでも思ってんの? むしろ誘うだけで迷惑だってことに気づいてないワケ?余程浮かれた頭なわけね氏ねじゃなくて死ねダボ。 半ば反射的に出そうとしてしまったこのセリフを喉元でこらえ、プロ根性よろしく猫撫で声で対応する。 「あ~っ。ごめんなさい…。あきら今日はちょっと用事入っちゃってて…」 「いや、ちょっと付き合ってくれるだけでいいんだ。そう、1時間くらいでいいからさ」 夜にそんな時間ないわよ。あたしは早く帰って寝たい。 大体明らかに酔わせちまえばこっちのモンてきなオーラ放ってる下半身至上主義みたいな奴についてく女は底が知れてるっつーの。 「えぇ、でもぉ…」 こんなときにも自動で返事をする長年染み付いた猫。 最近はあいつの前でだけ何故かコントロールが聞かなくなってるけど。 「じゃあ、先約があるのかな?それなら仕方ないけど、誰だい?」 用事と言えばすぐに男に持っていくこいつがたまらなくうざい。色魔め。 しょうがない、適当な誰かに協力してもらうか…。 っていっても、こんなこと頼める奴なんて一人しかいないんだけど。 「今日は白石くんと仕事について話すから…ごめんなさぁい」 少し離れたところでADと談笑してるあいつを呼ぶ。 甘ったるい声で、しらいしく~ん、と声をかけることでなにかを勘付いたらしく、少し落ち着かない様子。 近寄ってきたところを目で脅す。 あんたはとにかくほいほい頷きなさい。はい、わかりましたあきらさま! よし、コミュニケーションは完了。この間僅か1秒。 「へぇ、こいつと?…夜にまで仕事なんか良くないよ」 明らかに白石を見下している視線。まぁそうよね。ぽっと出の新参のくせになぜかあたしと組んでレギュラーまで持ってるし。 頭の硬い奴らはは妬みこそすれよく思うことはない。 「そもそもこいつは本番でもミスだらけだし、顔も平凡だ。君のパートナーとしてつりあってるとは思えないよ」 …こいつは自分が相応しいとでも思ってんの?思い上がりも甚だしい。 「こんなさえない奴と一緒にいないでさ、僕に付き合ってよ。絶対に気持ちよくさせてあげるから。テクには自信があるんだ」 ついに本音が出てきた。やりたいだけなのが丸出しで、品性の欠片も無いじゃない、こいつ。 今はまだ「え~、あきら何のこと言ってるかわかんなーい」でいけるが、もう怒りが臨界点を突破しそう。 そこで初めて白石が口を開いた。 「あきら様。行きましょう」 手を握られ、引かれる。一瞬びっくりして、すぐに握り返す。 やっぱり、あれだけ言われてなんとも思ってないはずはない。 「ちょっと、お前?彼女は僕と行くって言ってるんだから、さっさと手を離せよ」 言ってないし、離さなくてもいい。殺意が芽生えるのと怒りゲージが振り切れるのを感じ、叫ぼうとしたところで、また白石が口を開く。 「それは出来ません。僕はあきら様を離したくないんで、あなたに渡しもしません」 「な”っ…」 「それじゃあ。行きましょう、あきら様」 呆然とする名も知らぬ彼を尻目にあたしを連れてずんずん進む白石。 勿論あたしも呆然としていた。 外に出て、外気が肌を刺して、それからやっと外に出たと気がついた。 繋がれた手から熱が伝わってきて、そこからだんだんと体に暖かさが伝わってゆく。 「…あの、あきら様?さっきのことなんですけど…」 ばかじゃないの、と思った。 いまどきそんなクサイ台詞で女が喜ぶとでも思ってんのか。 「あきら様?顔が赤いですよ?風邪ですか?」 「…うるさい。あんたさっきの意味わかってて言ってるんでしょうね」 「あ、はい!僕はあきら様のことが好きです」 真っ直ぐにこっちを見据えた白石のその言葉に、また頬が紅潮するのを感じる。 くそ。白石ごときにやり込められるなんて、あたしのプライドが許さない。 「…じゃあ、疲れたから家までおんぶして」 「え?」 「さっさとしなさいよ。何?あたしをおぶるのは嫌なわけ?」 「い、いえ、滅相もありません!ではっ!」 よいしょ、と背中におぶさる。 頼りなさそうな白石の背中は意外と広くて、暖かかった。 「…好き」 「え?何か言いました?」 「何でもないわよ。ちゃっちゃと進みなさい、ちゃっちゃと」 「は、はいっ!」 ぼーっとしながら思う。こいつ、このまま送り狼になるんじゃないの? …こいつにそんな甲斐性があるわけないか。まず、何期待してんのよあたし。 ああ。やっぱり、こいつに調子を狂わされっぱなし。 女の子の感触が嬉しいのか顔をにやけさせながら歩いてる白石の髪を袖から余った指先で引っ張り、八つ当たりをした。 コメントフォーム 名前 コメント いいね -- 774 (2011-03-28 19 02 33) ww -- こきんとん (2009-05-20 17 51 31)
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part14-116 ◆Ftc6.YoghEさんの作品です。 バカ「そういえばこの学校にアイドルがいるらしいぜ」 昼時、国木田と谷口と一緒に飯を食っているとそんな話になった。 国木田「へぇそうなんだ」 キョン「めずらしいな、こんな普通の学校にいるなんて」 バカ改め谷口「だろっ? ただな~、まだ確認できてないんだ。アイドルやってくるくらいだからAA+以上だろうな」 キョン「お前の基準は分からんが容姿は悪くないだろうな」 なんてバカな会話をして放課後になった。 部室に行くため廊下の角を曲がった瞬間誰かにぶつかった。俺は倒れなかったが腹部にダメージを負い、相手はドスンと音を立ててしりもちをついたようだ。 キョン「悪い大丈夫か?」 俺は手を差し伸べた。相手は女生徒なんだが、小学生かと思ってしまった。ウチの学校は飛び級制度でもあるのかね。 ???「いったいわね! どこに目ぇつけてんのよ」 恐ろしくドスの効いた声でとても想像できない声で言った。」 キョン「いやここについてるが」 ???「私はアイドルなのよっ! 怪我したら責任取れんのっ!」 キョン「いやまぁ俺に出来ることならするが。そうかお前が噂の」 噂って言っても谷口から聞いただけだがな。自称アイドルは俺の手を払い一人で起き上がった。 ???「ふふん、やっぱり私の認知度は広いのね」 キョン「いやさっき知った」 ???「なぁっ! 小神あきらっつったら全世界で知らない人はいないのよっ!」 キョン「さすがにそれは。にしても……なるほど可愛いしアイドルと言われれば納得するな」 まぁ朝比奈さんもアイドルだったら間違いなく俺はファンクラブに入るがな。 あきら「な、何言ってんのよ。ア、アイドルにこ、ここ、告白なんて百年早いわよっ!」 キョン「告白? というか百年後は生きてないと思うけどな。それで。怪我とかないか?」 あきら「そうよ怪我したら責任取んなさいよ」 キョン「いやだから」 あきら「足くじいたみたいだから……その保健室までおぶってよ」 キョン「おぶっ……まぁその方が手っ取り早いか。ほら」 あきら「う、うん……」 見た目どおり軽いやつでまるで妹を背負ってる感じだ。もしかすると妹の方が重いかもしれん。 キョン「ついたぞ」 あきら「そうね」 キョン「……いや降りてくれ」 あきら「分かってるわよっ」 耳元で怒鳴られ鼓膜が破れるかと思ったぜ。 あきら「アンタ名前は。私をこんな目にあわせたんだから忘れないようにするんだから」 キョン「いや、悪いと思うが、名前には良い思い出がなくてな。同じ学校なんだからまた会うこともあるだろう。じゃあな」 あきら「あっ……何なのよこの気持ち……」 白石「あきら様、今日のラッキー☆チャンネルはどんな内容なんですか?」 あきら「…………」 白石「あの、あきら様?」 あきら「……はぁ」 白石「ちょ、プロデューサー! あきら様の様子がっ!」 あきら「(結局あの人のこと分かんなかったわね……)」 白石「えっ? 何とかしろって? 番組も始まるっ? そ、そんな~」 あきら「……白石」 白石「あ、あきら様気付かれましたか?」 あきら「アンタ学校で男友達多い?」 白石「え、まぁ少ない方ではないと思いますけど」 あきら「じゃあ背が普通よりちょっと高くて、顔は普通でどこか疲れてるっぽい人に心当たりある?」 白石「え~、ちょっと分かりませんね。いつも女性のことばかり考えてる人なら知ってますけど」 あきら「はぁ……」 白石「えっ、もう始まるっ!? 5、4、3、あきら様始まる始まるっ!」